JP2002259887A - リスクマネジメント支援装置 - Google Patents

リスクマネジメント支援装置

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JP2002259887A
JP2002259887A JP2001055424A JP2001055424A JP2002259887A JP 2002259887 A JP2002259887 A JP 2002259887A JP 2001055424 A JP2001055424 A JP 2001055424A JP 2001055424 A JP2001055424 A JP 2001055424A JP 2002259887 A JP2002259887 A JP 2002259887A
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JP2001055424A
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English (en)
Inventor
Masashi Taniai
正史 谷合
Masatake Nagano
正武 長能
Junichi Ikeda
潤一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINKOUKAI
Takenaka Komuten Co Ltd
NTT Data Group Corp
Original Assignee
JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINKOUKAI
NTT Data Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運用コンサルタント側の負担を軽減すること
ができるリスクマネジメント支援装置を提供する。 【解決手段】 記憶装置30は、局面の推移に応じて、
次に実行する局面に含まれるイベントを局面に関連づけ
て記憶する。制御装置10は、リスクに関する事象を再
現する場合に、実行中の局面に関連づけられたイベント
を記憶装置30から読み出し、読み出したイベントを次
に実行するイベントの候補として出力部26によって出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、企業や行政体な
どの組織における業務に関わる地震災害、企業脅迫等に
関するシナリオに沿ってシミュレーションを行うリスク
マネジメント支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンサルタント側に設けられ
た災害模擬体験装置と被験者側に設けられた外部装置と
が通信回線を介して接続された構成における災害模擬体
験装置がある。この災害模擬体験装置は、被験者がおか
れている地震などの災害に関する情報を災害模擬体験装
置から外部装置に送信するとともに、各場面に応じた判
断の入力を促すような質問を表示させる情報を災害模擬
体験装置から外部の被験者端末に送信する。そして、被
験者端末から送信される被験者の判断結果を受信し、受
信した被験者の判断結果に応じて、次の状況場面を提示
する情報を被験者端末に送信し、被験者の災害に対する
対応力を向上させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た災害模擬体験装置において、被験者の判断結果に応じ
てシナリオを展開するにあたって、コンサルタントは、
被験者の判断結果に応じた次の状況場面を被験者に対し
て提示する場合、過去の事例のデータを検索し、次の状
況場面にふさわしいシナリオを考案する必要があった。
すなわち、シナリオの進捗状況に応じて、逐次シナリオ
を組み立てる必要があった。
【0004】このように、過去の事例のデータを利用し
て被験者の判断結果に応じてシナリオの展開推移に反映
することは、コンサルタントの知識、経験、技能に依存
されているため、コンサルタント側の負担が大きくなる
という問題点があった。また、シナリオの展開推移がコ
ンサルタントの知識、経験、技能に依存されているため
に、知識、経験、技能を有する特定のコンサルタントし
か災害模擬体験装置を操作することができず、操作者が
限られてしまっていた。
【0005】また、コンサルタントが次の状況場面を想
定できたとしても、被験者端末に送信すべきデータを検
索する場合、膨大な量のデータベースから所望のデータ
を検索しなければならなかったので、データを探し当て
る時間がかかってしまってしまっていた。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、運用コンサルタント側の負担を軽
減することができるリスクマネジメント支援装置を提供
することにある。また、本発明は、知識、経験、技能を
有しなくとも被験者の判断結果に応じてシナリオの展開
推移に反映することができるリスクマネジメント支援装
置を提供することにある。また、本発明は、操作者が次
のシナリオ展開に関する情報を探す時間を短縮すること
ができるリスクマネジメント支援装置を提供することに
ある。また、本発明は、地震などの自然災害だけではな
く、リスク全般を含むリスク事象に対する被験者の対応
力を向上させることができるリスクマネジメント支援装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被験者端末(例えば、実施形態における
被験者端末2)とコンサルタント側に設けられるリスク
マネジメント支援装置(例えば、実施形態におけるリス
クマネジメント支援装置)とが通信回線を介して接続さ
れ、被験者に対してリスクに関する事象を模擬的に体験
させるリスクマネジメント支援システム(例えば、実施
形態におけるリスクマネジメント支援システム)におけ
るリスクマネジメント支援装置であって、前記リスクに
関する事象を構成する場面をイベント(例えば、実施形
態におけるイベント)として記憶するとともに、前記イ
ベントをイベントの内容に応じて局面(例えば、実施形
態における局面)として類別して記憶する記憶手段(例
えば、実施形態における記憶装置30)と、前記記憶手
段に記憶された局面を組み合わせて前記リスクに関する
事象を再現する制御手段(例えば、実施形態における制
御装置10)と、前記制御手段の指示に応じた出力を行
う出力手段(例えば、実施形態における出力部26)と
を有し、前記記憶手段はさらに、前記局面の推移に応じ
て、次に実行する局面に含まれるイベントを前記局面に
関連づけて記憶し、前記制御手段は、前記リスクに関す
る事象を再現する場合に、実行中の局面に関連づけられ
たイベントを前記記憶手段から読み出し、読み出したイ
ベントを次に実行するイベントの候補として前記出力手
段によって出力することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、上述したリスクマネジメ
ント支援装置において、前記記憶手段は、過去に発生し
たリスク事象に関する情報である事例情報(例えば、実
施形態における事例情報)と、前記被験者の環境に関す
る情報に基づいて前記被験者に対して発生が予想される
リスク事象に関する情報である解析情報(例えば、実施
形態における解析情報)とのうち少なくともいずれか一
方を記憶していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
リスクマネジメント支援装置を図面を参照して説明す
る。図1は、この発明の一実施形態によるリスクマネジ
メント支援装置を適用したリスクマネジメント支援シス
テムの構成を示す概略ブロック図である。この図におい
て、リスクマネジメント支援システムは、リスクマネジ
メント装置1と被験者端末2とが通信回線3を介して接
続される。この通信回線3は、無線またはネットワー
ク、公衆回線網などの有線が用いられるものであり、例
えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)によって
接続される。リスクマネジメント支援装置1は、例え
ば、コンサルタント側に設けられ、被験者端末2は、リ
スクに関する事象を模擬的に体験する被験者側に設けら
れる。
【0010】次に、リスクマネジメント装置1について
図2を用いて詳細に説明する。図2は、リスクマネジメ
ント装置1の構成を示す概略ブロック図である。この図
に示すように、リスクマネジメント装置1は、制御装置
10を備えており、制御装置10はリスクマネジメント
装置1全体の制御、所定プログラムの実行、各種演算等
を行うCPU(中央処理装置)12、後述する出力部2
6の制御を行う出力制御部14、及びCPU12におい
て実行されるプログラムの記憶や該プログラムを実行す
る際のワーキング領域等として使用される内部メモリ1
6を含んで構成されており、CPU12、出力制御部1
4、及び内部メモリ16は入出力インタフェース18に
よって互いに双方向に通信可能な状態に接続されてい
る。
【0011】記憶装置30に記憶された局面を組み合わ
せてリスクに関する事象を再現する。すなわち、制御装
置10は、実行イベントを監視し、局面の推移に基づ
き、現在実行中のイベントの局面に応じて、次に実行す
る候補となり得るイベントの候補を出力部26に出力す
る制御を行う。
【0012】通信部40は、通信回線3を介し、被験者
端末2に対して各種データの送受信を行う。
【0013】入出力インタフェース18には各種情報の
制御装置10への入力を行う際に用いられるキーボード
22及びマウス24を含んで構成された入力装置20、
上記出力制御部14により制御されて各種情報の表示、
放音を行う出力部26、及び各種データベースの記憶領
域等として使用される記憶装置30が接続される。
【0014】次に、本実施形態において記憶装置30に
記憶される各種データベースについて説明する。ここ
で、図2における「DB」は、データベースを示すもの
とする。
【0015】リスク事例データベース30Aは、例え
ば、リスクが震災の場合、地震被害調査資料に基づい
て、過去の被害地震リスト、地震の特性(マグニチュー
ド、震度分布等)、構造物の被害、火災、津波被害、死
傷被害、機能障害等の事象のイメージ(写真、ビデオ画
像等)や地震災害時に行われた通信内容(音声、文字情
報等)、更に、過去に発生した企業脅迫や製品不良など
のリスク諸事象に関する情報等を事例情報として記憶す
る。
【0016】例えば、構造物の被害の場合、地盤条件や
構造物の特性(構造種別、建設年等)、推定地震入力強
さ等に基づいて、被害との因果の関連性を整理してデー
タベース化する。データベース化された情報は、地震
名、被害種別、地震強さ等のキーワードによって検索で
きる。ここでは、地震や津波などの天災、企業脅迫など
の人為的な災難等を含めて災害と称する。
【0017】また、リスク事例データベース30Aは、
シナリオデータベース30F(詳細は後述する)に記憶
されているシナリオのイベントと次に実行するイベント
となる事例情報を関連づけて記憶する。例えば、この関
連づけは、図3に示すように、リスク事例データベース
30Aに記憶された複数の事例情報(図3符号130)
のうち、関連づけする対象となる事例情報(図3符号1
31)が、「発災直後の帰宅」(図3符号132)のイ
ベントに対して関連づけされる。
【0018】イベントストリームデータベース30B
は、上記リスク事例データベース30Aに記憶された過
去の複数の地震災害、企業脅迫等の諸リスクによる被害
現象の流れを、時間経過を考慮して組み合わせてデータ
ベース化したものである。
【0019】例えば、地震災害の場合、種々の被害が組
み合わされた複合被害である。例えば、暖房器具が地震
による揺れで転倒して出火し、家屋火災となり、さらに
延焼拡大して市街地火災に至る場合がある。しかしなが
ら、常にこのように状況が推移するとは限らず、初期消
火の失敗、風向き・風速等の気象条件や消火用水の不足
等の諸条件を考慮する必要がある。このような地震災害
のような複合災害の状況を模擬的に再現するためには、
過去の地震災害の被害状況を個別にデータベース化する
だけでは不十分であり、上述したようなイベントストリ
ームデータベース30Bを構築して利用することによっ
て、複数の被害を組み合わせた、より現実的な被災状況
を再現することができる。
【0020】クライアント特性データベース30Cは、
本リスクマネジメント装置1を使用して訓練(模擬体
験)を行うクライアント(企業、組織等)の立地環境条
件、建物の耐震、防火特性や設備の整備状況、防災計
画、マニュアル整備状況等を事前にリスク模擬体験装置
との対話形式で入力させ、入力された内容を分析・評価
して、この結果をデータベース化したものである。
【0021】被験者特性データベース30Dは、訓練を
行う被験者の危機管理意識や災害の経験、災害知識、役
割認識等を事前にリスクマネジメント装置1との対話形
式で入力させ、入力された内容を分析・評価して、この
結果をデータベース化したものである。危機管理は個人
的な資質に依存する要素が大きい。従って、このように
被験者に関する情報をデータベース化しておき、後述す
るシナリオデータベース30Fを構築する際に利用する
ことによって、効果的な訓練を行うことができる。
【0022】技術情報データベース30Eは、例えば耐
震診断、耐震補強、免震構造等のハード的な技術や、防
災教育カリキュラム事例等のソフト的な技術の概要、性
能、期待される効果、予想コスト情報等をデータベース
化したものである。
【0023】シナリオデータベース30Fは、クライア
ント特性データベース30C及び被験者特性データベー
ス30Dの内容に基づいて、被験者のおかれている環境
に類似したリスク事例データベース30A及びイベント
ストリームデータベース30Bを選択し組み合わせてデ
ータベース化したものであり、このシナリオデータベー
ス30Fに基づいて実際の模擬体験シミュレーションが
行われる。
【0024】このシナリオは、局面、ストリーム、イベ
ントによって構成されている。ここでは、個々の事象を
イベント、このイベントを時間経過を考慮して組み合わ
されたのものをストリーム、このストリームをさらに、
時間経過を考慮して組み合わされたものを局面、この局
面を時間の流れに応じて組み合わせ、始まりから終わり
までの全体的な一つの話の流れをシナリオというものと
する。
【0025】次に、このシナリオ、局面、ストリーム、
イベントの関係について図4を用いて説明する。図4
(a)に示すように、シナリオは、「事業保全のための
緊急対応」、「周辺地域における緊急支援対応」など、
複数の種類が記憶されており、これら各シナリオは、複
数の局面によって構成される。例えば、シナリオ「事業
保全のための緊急対応」は、図4(b)に示すように
「発災」、「通勤途上」、…、「被災地との連携」な
ど、複数の局面によって構成される。さらに、これらの
局面は、図4(c)に示すように、複数のストリームに
よって構成される。例えば、局面「初動」は、図4
(c)に示すように、複数のストリームの組み合わせに
よって構成されている。ここでは、複数のストリームが
属性毎に分類され、局面が構成されている。さらに、ス
トリームは、図4(d)に示すように、複数のイベント
が時系列に組み合わされ、構成されている。
【0026】また、シナリオデータベース30Fは、各
局面と次に実行するイベントとを対応づけて記憶する。
例えば、図5に示すように、局面「初動」には、「計算
センターの被害確認」が関連づけられ、局面「社員の確
保」には、「発災直後の帰宅1」と「発災直後の帰宅
2」とが関連づけられている。また、発災、緊急避難、
…、2次災害防止、…等の局面についても、それぞれイ
ベントが関連づけられる。
【0027】次に、図2に戻り、シミュレーション結果
データベース30Gは、模擬体験シミュレーションを行
った際の被験者の対応状況をデータベースとして記録す
る。
【0028】外部環境データベース30Iは、クライア
ント特性データベース30Cに記録された、クライアン
トの環境に関する情報に基づいて、クライアントの環境
において災害等が発生した場合における予想される被害
状況を解析情報として記憶する。例えば、震度6の地震
が発生した場合における建物の被害状況がクライアント
の建物の耐震に関する情報に基づいて、解析された結果
を記憶する。
【0029】また、外部環境データベース30Iは、シ
ナリオデータベース30Fに記憶されているシナリオの
イベントと次に実行するイベントとなる解析情報を関連
づけて記憶する。例えば、この関連づけは、図6に示す
ように、外部環境データベース30Iに記憶された解析
結果「計算センター周辺被害想定結果」(図6符号11
1)が、「計算センターの被害確認」(図6符号11
0)というイベントに対して関連づけされる。上述した
リスク事例データベース30A、シナリオデータベース
30F、外部環境データベース30Iのイベントの関連
づけは、過去に発生した災害や、これから発生が予想さ
れる災害、予想される被験者の判断結果を予め考慮して
関連づけされている。
【0030】次に、上述した構成におけるリスクマネジ
メント支援装置1を適用したリスクマネジメント支援シ
ステムを用いて模擬体験シミュレーションを行う場合の
全体的な手順について説明する。なお、この模擬体験シ
ミュレーションを行う前に、上述したリスク事例データ
ベース30A、イベントストリームデータベース30
B、及び技術情報データベース30Eを事前に構築して
おく。
【0031】まず、対象とするクライアント及び被験者
の調査・分析を行い、上述したクライアント特性データ
ベース30C及び被験者特性データベース30Dを構築
する。これによって、被験者に対して震災におけるリス
クを認識させることができると共に、震災の危険度を分
析することができる。
【0032】次に、クライアント特性データベース30
C及び被験者特性データベース30Dの内容に基づい
て、被験者がおかれている状態に類似したリスク事例デ
ータベース30A、イベントストリームデータベース3
0B、外部環境データベース30Iを選択して組み合わ
せることによってシナリオデータベース30Fを構築す
る。そして、次に、模擬体験シミュレーションを実施す
る。この模擬体験シミュレーションの具体的な実施例に
ついては後述する。なお、模擬体験シミュレーションの
際には、状況の推移と被験者の判断結果を順次シミュレ
ーション結果データベース30Gとして記憶装置30の
所定領域に記憶する。
【0033】次に、作成されたシミュレーション結果デ
ータベース30Gを参照すると共に、リスク事例データ
ベース30Aとイベントストリームデータベース30B
と外部環境データベース30Iとに基づいて、被験者の
判断結果に対する評価を行って該評価結果を被験者に提
示する。そして、該評価結果と上述した技術情報データ
ベース30Eとに基づいて今後の課題と防災力を向上す
るための方策案を分析レポートとして被験者に提示す
る。なお、この際の被験者の判断結果に対する評価は、
各判断毎に判断結果が適切であった場合は良好とし、不
適切であった場合は問題ありとして、問題があった場合
には、良好な判断は何であったのか等を被験者に提示す
る。そして、提示された評価結果及び分析レポートに基
づいて、対象とするクライアントの防災対策を実施す
る。
【0034】次に、模擬体験シミュレーションを行う場
合におけるリスクマネジメント支援装置1の動作につい
て、図7〜図20を参照して説明する。ここでは、勤務
中に地震が発生し、社員から帰宅したいとの要望を受け
た場合のシナリオを実行する場合について説明する。ま
た、ここでは、図7に示すように、シナリオを構成する
局面が、発災(図7符号151)、緊急避難(図7符号
152)、震災評価(図7符号153)の順に実行され
た後、初動・社員の安全確保・2次災害防止(図7符号
154)の局面がシナリオの進捗状況に応じて実行さ
れ、支援体制(図7符号155)の局面が実行される場
合について説明する。
【0035】まず、構築されたシナリオデータベース3
0Fのシナリオが実行されると、リスクマネジメント支
援装置1の制御装置10は、発災の局面を実行する(図
7符号151)。すなわち、被験者の勤務地周辺におい
て地震が発生した状況を示す映像、音声を記憶装置30
から読み出し、被験者端末2に送信する。被験者端末2
は、リスクマネジメント支援装置1から送信される地震
が発生した状況を示す映像、音声を出力装置に出力す
る。
【0036】そして、制御装置10は、緊急避難、震災
評価の局面を実行し、これらの局面に応じた状況を示す
映像、文字、音声等のデータを被験者端末2に送信する
(図7符号152、符号153)。これにより、被験者
端末2の出力装置に緊急避難、震災評価の局面に応じた
状況を示す映像、音声が出力される。
【0037】次に、震災評価の局面が終了した後、制御
装置10によって、局面「社員の安全確保」のイベント
「2次災害防止」が実行され、このイベントに応じた状
況を示す映像、文字、音声等のデータが被験者端末2に
送信され、被験者端末2にこれらのデータが表示され
る。さらに、制御装置10は、イベント「2次災害防
止」に関連づけられた、次に実行するイベントの候補を
シナリオデータベース30Fから読み出し、読み出した
イベントの候補を出力部26に出力する(図8ステップ
S1)。このとき、出力部26には、例えば、図9に示
すような表示がなされる。
【0038】次に、コンサルタントによって「発災直後
の帰宅」(図9符号200)が指示されると、リスクマ
ネジメント支援装置1は、局面「社員の安全確保」のイ
ベント「発災直後の帰宅1」を実行する(図7符号15
4)。このとき、制御装置10は、イベント「発災直後
の帰宅1」に関する映像、文字、音声等のデータを記憶
装置30から読み出し、読み出したデータを被験者端末
2に送信する。さらに、制御装置10は、イベント「発
災直後の帰宅」に関連づけられた、次に実行するイベン
トの候補をシナリオデータベース30Fから読み出し、
読み出したイベントの候補を出力部26に出力する(図
8ステップS3)。このとき、出力部26には、例え
ば、図10符号210に示すようなイベントの候補が表
示される。
【0039】さらに、制御装置10は、リスク事例デー
タベース30Aと外部環境データベース30Iとに基づ
いて、イベント「発災直後の帰宅」に関連づけられた事
例情報または解析情報があるか否かを検出する。イベン
ト「発災直後の帰宅」に関連づけられた事例情報がある
場合、制御装置10は、このイベントに関連づけされた
事例情報をリスク事例データベース30Aから読み出
し、読み出した事例情報を出力部26に出力する(図8
ステップS4)。このとき、出力部26には、例えば、
図11に示すような事例情報が表示される。
【0040】一方、被験者端末2は、リスクマネジメン
ト支援装置1から送信されたイベント「発災直後の帰宅
1」に関するデータを受信し、受信したデータを出力装
置に出力する(図8ステップS5)。このとき、被験者
端末2の出力装置には、例えば、受信したデータに「発
災直後、帰宅を希望する社員が多数います。どうします
か?」という文字データと映像が出力される(図1
2)。そして、被験者端末2は、被験者によってこの文
字データが確認された後に入力装置を介して入力され
る、上述した文字データに対する回答となる回答情報
(例えば、「帰宅を許可する」)をリスクマネジメント
支援装置1に送信する(図8ステップS6、図13)。
【0041】次に、リスクマネジメント支援装置1は、
被験者端末2から送信される回答情報を受信して出力部
26に出力する(図10符号211)。そして、出力さ
れた回答情報がコンサルタントによって確認された後、
コンサルタントによって、入力装置20を介してイベン
ト候補の中から、回答情報に応じた次に実行すべきイベ
ントが指示されると(図8ステップS7)、制御装置1
0は、選択されたイベントに対応する映像、文字、音声
などのデータをシナリオデータベース30Fから読み出
し、読み出したデータを被験者端末2に送信する。例え
ば、イベントの候補のうち、局面「社員の安全確保」の
イベント「困難な発災直後の帰宅」(図10符号21
2)が指示された場合、このイベントの映像、文字、音
声などのデータがシナリオデータベース30Fから読み
出され、送信される。
【0042】次いで、制御装置10は、指示されたイベ
ント「困難な発災直後の帰宅」に関連づけられた、次に
実行するイベントの候補をシナリオデータベース30F
から読みだし、読み出したイベントの候補を出力部26
に出力する(図8ステップS8)。このとき、出力部2
6には、例えば、図14に示すような事例情報が表示さ
れる。さらに、制御装置10は、指示されたイベント
「困難な発災直後の帰宅」に関連づけられた事例情報ま
たは解析情報があるか否かを記憶装置30の中から検出
するが、関連づけられたデータがない場合、次の処理に
移行する。
【0043】一方、被験者端末2は、リスクマネジメン
ト支援装置1から送信されたイベント「発災直後の帰宅
2」の映像、文字、音声などのデータを受信すると、受
信したデータを出力装置に出力する(図8ステップS
9)。このとき、被験者端末2の出力装置には、例え
ば、「帰宅は困難を極めます」という文字データととも
に、道路が分断された状況を示す映像が出力される(図
15)。なお、コンサルタントは、回答情報「帰宅を許
可する」の内容を確認した後、次に実行するイベントの
選択を行う前に、必要に応じて、出力部26に出力され
た事例情報(図11)を被験者端末2に送信し、被験者
に複数の事例情報を閲覧させるようにしてもよい(図8
ステップS10)。
【0044】次に、被験者端末2は、被験者によってこ
れらの映像、文字データが確認された後に入力装置を介
して入力される、上述した文字データに対する回答情報
(例えば、「被害確認を行う」)をリスクマネジメント
支援装置1に送信する(図8ステップS11)。
【0045】被験者端末2から送信される回答情報を受
信すると、リスクマネジメント支援装置1は、受信した
回答情報を出力部26に出力する。そして、リスクマネ
ジメント支援装置1は、入力装置20を介して回答情報
を確認したコンサルタントによって、図8ステップS8
において出力部26に出力されたイベント候補の中から
指示される、次に実行するイベントに関する映像、文
字、音声などのデータをシナリオデータベース30Fか
ら読み出して被験者端末2に送信する(図8ステップS
11)。例えば、局面「初動」のイベント「被害確認」
が指示された場合(図14符号230)、イベント「被
害確認」に関するデータが読み出され、送信される。
【0046】さらに、制御装置10は、イベント「被害
確認」に関連づけられた、次に実行するイベントの候補
をシナリオデータベース30Fから読み出し、読み出し
たイベントの候補を出力部26に出力する(図8ステッ
プS13、図16符号250)。次いで、制御装置10
は、イベント「被害確認」に関連づけられた事例情報ま
たは解析情報があるか否かを記憶装置30の中から検索
し、解析情報がイベント「被害確認」に関連づけられて
いる場合、被験者が勤務している計算センターの建物の
被害状況や、この計算センターにおける通信回線の被害
状況等が読み出し、出力装置に出力する(図8ステップ
S13、図17)。
【0047】一方、被験者端末2は、リスクマネジメン
ト支援装置1から送信されたイベント「被害確認」に関
するデータを受信し、出力装置に出力する。例えば、
「被害を確認します。何処を急ぎますか?」という文字
データが出力される(図8ステップS16、図18)。
なお、コンサルタントは、回答情報「被害確認」の内容
を確認した後、次に実行するイベントの選択を行う前
に、必要に応じて、出力部26に出力された解析情報を
被験者端末2に送信し、被験者に複数の解析情報を閲覧
させるようにしてもよい(図8ステップS15)。次
に、被験者端末2は、文字データを確認した被験者か
ら、入力装置を介して入力される回答情報をリスクマネ
ジメント支援装置1に送信する(図8ステップS17、
図19)。例えば、入力装置から入力される「計算セン
ターの被害確認を行う」という回答情報がリスクマネジ
メント支援装置1に送信される。
【0048】リスクマネジメント支援装置1は、被験者
端末2から送信される回答情報を受信すると、受信した
回答情報を出力部26に出力する(図16符号25
1)。そして、リスクマネジメント支援装置1は、コン
サルタントによって回答情報が確認された後、図8ステ
ップS12において出力されたイベント候補の中から、
コンサルタントによって次のイベントが指示されると
(図8ステップS18、図16符号252)、指示され
たイベントに関する映像、文字、音声のデータを読み出
して被験者端末2に送信する。例えば、イベント「計算
センター業務停止」が送信される。
【0049】被験者端末2は、リスクマネジメント支援
装置1から送信されたイベント「計算センター業務停
止」に関する情報を出力装置に出力する(図8ステップ
S18)。例えば、計算センターの建物の被害状況を示
す映像が出力されるとともに、「計算センターは業務を
停止しました。」の文字データが出力される(図2
0)。以下、シナリオデータベース30Fに記憶された
シナリオに従って、局面「支援体制」(図7符号15
5)が実行される。
【0050】上述した実施形態によれば、次に実行する
イベントの候補を出力するようにしたので、コンサルタ
ントは、シナリオの進捗状況に応じた次のイベントをデ
ータベースに記憶されたデータの中から検索する手間を
省くことができる。
【0051】なお、イベント候補の一覧を出力する場合
において(例えば、図8ステップS1)、現在実行され
ている「現在の局面」(図9符号201)以外に、入力
装置20を介してコンサルタント側からの入力される指
示に応じて「前の局面」(図9符号202)、「次の局
面」(図9符号203)を選択できるようにし、選択さ
れた局面に合致した次のイベントを次に実行するイベン
ト候補として出力するようにしてもよい。
【0052】また、事例情報を出力する場合として、図
8ステップS4においては、1つの事例情報が出力され
る場合について説明したが、1つの局面に複数の事例情
報が関連づけされている場合、関連づけされている事例
情報の一覧を出力するようにしてもよい(図21符号3
00)。この場合、入力装置20から入力される指示に
応じて、詳細な事例情報が出力される(図21符号30
1)。また、解析情報を出力する場合についても同様
に、1つの局面に複数のイベントが関連づけされている
場合、解析情報の一覧を出力するようにしてもよい。
【0053】なお、上述したイベント候補データベース
30Hは、現在進行しているイベントにリスク事例デー
タベース30Aに記憶されている情報と外部環境データ
ベース30Iに記憶されている情報とが関連づけられた
場合について説明したが、イベント以外に、シナリオ、
局面、ストリーム等に関連づけるようにしてもよい。
【0054】次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態においては、外部環境データベース30
Iに記憶された解析情報とイベントとが対応づけられた
場合について説明したが、この実施形態においては、外
部環境データベース30Iに記憶された解析情報とイベ
ントと対応づけするためのキーワードを設定する場合に
ついて説明する。ここでは、キーワードを設けて関連づ
けを行う一例として、図22に示すように、外部環境デ
ータベース30Iに記憶された「想定地震における計算
センターの被害」という解析情報をイベント「被害確
認」に関連づけする場合について説明する。この図22
符号100に示す解析情報は、イベントとして、局面で
ある「初動」(図22符号101)にキーワード「自社
被害(資産)」(図22符号102)が設定されて関連
づけられ、さらに、キーワード「自社資産」(図22符
号103)が設定され、関連づけがなされる。
【0055】次に、第2の実施形態におけるリスクマネ
ジメント支援装置1の動作について図23を用いて説明
する。第1の実施形態と同様に、各局面が実行された
後、イベント「被害確認」が実行されると、リスクマネ
ジメント支援装置1は、イベント「被害確認」に関連づ
けされた解析結果のキーワード一覧を出力部26に出力
する(図23符号350)。そして、コンサルタントに
よって、このキーワード一覧の中から「自社被害」が指
示されると、さらに「自社被害」に関連づけられたキー
ワードの一覧を出力部26に出力する(図23符号35
1)。次いで、コンサルタントによって、このキーワー
ド一覧の中から「計算センター」が指示されると、「計
算センター」に関連づけられた解析情報「想定地震にお
ける計算センターの被害」を出力部26に出力する(図
23符号351)。
【0056】上述した実施形態によれば、シナリオが進
行し解析情報が必要である場合に、キーワードによって
所望の解析情報を得ることができるので、コンサルタン
トは、データベースに記憶された膨大なデータの中から
必要な情報を検索する手間を省くことができる。
【0057】なお、このイベント「被害確認」にキーワ
ードがキーワードが設定されない状態で関連づけられた
解析情報についても、図23符号352に示すように、
一覧が出力され、必要に応じて、解析情報の詳細が出力
される(図23符号353)。
【0058】また、上述した第2の実施形態において
は、外部環境データベース30Iに記憶された解析情報
とイベントとをキーワードによって対応づける場合につ
いて説明したが、リスク事例データベース30Aに記憶
された事例情報とイベントとをキーワードを設定して対
応づけるようにしてもよい。
【0059】さらに、イベントにキーワードを設定して
シナリオデータベース30Fに記憶しておき、イベント
を実行する際に、必要に応じて次に実行するイベントを
コンサルタントが検索するようにしてもよい。この場
合、例えば、図24に示すように、次に実行するイベン
トとキーワードとが関連づけられて記憶される。
【0060】また、上述した第1および第2の実施形態
において、リスクに関する事象が自然災害によるリスク
である場合について説明したが、企業脅迫等、人為的な
災害をリスクに関する事象として適用してもよい。これ
により、リスク全般を含むリスク事象に対する被験者の
対応力を向上させることができる。
【0061】また、上述した第1および第2の実施形態
において、図1におけるリスクマネジメント装置の機能
を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行す
ることにより施工管理を行ってもよい。なお、ここでい
う「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等の
ハードウェアを含むものとする。
【0062】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0063】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気
ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピ
ュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装
置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な
記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電
話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合
の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保
持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコ
ンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定
時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する
ためのものであっても良く、さらに前述した機能をコン
ピュータシステムにすでに記録されているプログラムと
の組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0064】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、局面の推移に応じて、次に実行する局面に含まれる
イベントを局面に関連づけて記憶手段に記憶しておき、
リスクに関する事象を再現する場合に、実行中の局面に
関連づけられたイベントを記憶手段から読み出し、読み
出したイベントを次に実行するイベントの候補として出
力手段によって出力するようにしたので、知識、経験、
技能を有しなくとも被験者の判断結果に応じてリスクに
関する事象の展開推移に反映することができるととも
に、運用コンサルタント側にとって、次のシナリオ展開
に関する情報を探す時間を短縮することができ、これに
より、運用コンサルタント側の負担を軽減することがで
きる効果が得られる。
【0066】また、次のシナリオ展開に関する情報を探
す時間を短縮し、知識、経験、技能を有しなくとも被験
者の判断結果に応じてリスクに関する事象の展開推移に
反映することができるので、被験者側に対して災害に対
する訓練の効果を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるリスクマネジメ
ント装置を適用したリスクマネジメント支援システムの
構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 リスクマネジメント装置1の構成を示す概略
ブロック図である。
【図3】 リスク事例データベース30Aに記憶された
事例情報をイベントに対して関連づけする場合について
説明するための図面である。
【図4】 シナリオ、局面、ストリーム、イベントの関
係について説明するための図面である。
【図5】 局面とイベントの関係を説明するための図面
である。
【図6】 外部環境データベース30Iに記憶された解
析情報をイベントに対して関連づけする場合について説
明するための図面である。
【図7】 局面の推移を示す図面である。
【図8】 リスクマネジメント支援装置1の動作につい
て説明するためのフローチャートである。
【図9】 出力部26にイベント候補の一覧が出力され
た場合の一例を示す図面である。
【図10】 出力部26にイベント候補の一覧が出力さ
れた場合の一例を示す図面である。
【図11】 出力部26に事例情報が出力された場合の
一例を示す図面である。
【図12】 被験者端末2の出力装置に出力される画面
の一例を示す図面である。
【図13】 被験者端末2の出力装置に出力される画面
の一例を示す図面である。
【図14】 出力部26にイベント候補の一覧が出力さ
れた場合の一例を示す図面である。
【図15】 被験者端末2の出力装置に出力される画面
の一例を示す図面である。
【図16】 出力部26にイベント候補の一覧が出力さ
れた場合の一例を示す図面である。
【図17】 出力部26に解析情報が出力された場合の
一例を示す図面である。
【図18】 被験者端末2の出力装置に出力される画面
の一例を示す図面である。
【図19】 被験者端末2の出力装置に出力される画面
の一例を示す図面である。
【図20】 被験者端末2の出力装置に出力される画面
の一例を示す図面である。
【図21】 1つの局面に複数の事例情報が関連づけさ
れている事例情報について説明するための図面である。
【図22】 外部環境データベース30Iにキーワード
を設けて解析情報を関連づける場合について説明するた
めの図面である。
【図23】 第2の実施形態におけるリスクマネジメン
ト支援装置1の動作について説明するための図面であ
る。
【図24】 シナリオデータベース30において、次に
実行するイベントとキーワードとが関連づけられて記憶
される場合について説明するための図面である。
【符号の説明】
1 リスクマネジメント支援装置 2 被験者
端末 3 通信回線 10 制御
装置 30 記憶装置 30A リ
スク事例データベース 30B イベントストリームデータベース 30F シナリオデータベース 30I 外
部環境データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷合 正史 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 長能 正武 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 池田 潤一 東京都千代田区猿楽町1−5−18 財団法 人地震予知総合研究振興会内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者端末とコンサルタント側に設けら
    れるリスクマネジメント支援装置とが通信回線を介して
    接続され、被験者に対してリスクに関する事象を模擬的
    に体験させるリスクマネジメント支援システムにおける
    リスクマネジメント支援装置であって、 前記リスクに関する事象を構成する場面をイベントとし
    て記憶するとともに、前記イベントをイベントの内容に
    応じて局面として類別して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された局面を組み合わせて前記リス
    クに関する事象を再現する制御手段と、 前記制御手段の指示に応じた出力を行う出力手段とを有
    し、 前記記憶手段はさらに、前記局面の推移に応じて、次に
    実行する局面に含まれるイベントを前記局面に関連づけ
    て記憶し、 前記制御手段は、前記リスクに関する事象を再現する場
    合に、実行中の局面に関連づけられたイベントを前記記
    憶手段から読み出し、読み出したイベントを次に実行す
    るイベントの候補として前記出力手段によって出力する
    ことを特徴とするリスクマネジメント支援装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、過去に発生したリスク
    事象に関する情報である事例情報と、前記被験者の環境
    に関する情報に基づいて前記被験者に対して発生が予想
    されるリスク事象に関する情報である解析情報とのうち
    少なくともいずれか一方を記憶していることを特徴とす
    る請求項1記載のリスクマネジメント支援装置。
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