JP2002259430A - コンテンツ選択受信装置、コンテンツ選択受信方法及びコンテンツ選択受信プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信されるコンテンツをフィルタリングして
選択的にダウンロードすることにより、ユーザが必要と
するコンテンツをダウンロードすると共に、不要なコン
テンツのダウンロードを抑制することができるコンテン
ツ選択受信装置、コンテンツ選択受信方法及びコンテン
ツ選択受信プログラムを提供すること。 【解決手段】 ユーザが受信するコンテンツの属性を設
定する第１フィルタと、ユーザのコンテンツ利用状況を
記録したログからユーザの好まないコンテンツの属性を
推定し、当該属性を有するコンテンツの受信を行わない
ようにする第２フィルタを設置する。そして、コンテン
ツの配信を受けるときに、コンテンツの属性を第１フィ
ルタでフィルタリングした後、更に第２フィルタでフィ
ルタリングする。第１フィルタと第２フィルタの双方を
通過したコンテンツをキャッシュする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ選択受
信装置、コンテンツ選択受信方法及びコンテンツ選択受
信プログラムに関し、例えば、ネットワークを介して配
信されるコンテンツを選択的に受信するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの普及、及びブロ
ードバンド化やデジタル衛星放送の開始に伴い、映画、
音楽、ゲーム、アプリケーションソフトウェアなどの電
子化されたコンテンツの一斉配信が行われるようになっ
てきた。ユーザは、パーソナルコンピュータ（以下Ｐ
Ｃ）やデジタルテレビを用いてこれらのコンテンツの配
信を受け、様々な用途に使用することができる。

【０００３】例えば、ユーザが夜間を利用してＰＣにコ
ンテンツの配信を受ける場合は、夜間にＰＣをインター
ネットに接続しておき、マルチキャスト（配信）されて
いる一連のコンテンツのダウンロードを行う。ダウンロ
ードされたコンテンツは自動的にハードディスクなどの
記憶装置に蓄えられるようになっている。ユーザは、ダ
ウンロードされたコンテンツの中から自分が使用するコ
ンテンツを検索して使用する。

【０００４】ユーザがデジタルテレビで映画や音楽など
のコンテンツの配信を受ける場合、コンテンツの受信
は、デジタルテレビに設置されたＳＴＢ（セットトップ
ボックス）に蓄積される。ＳＴＢは、放送衛星などを介
して行われる放送電波や、ケーブルテレビ局などから送
信されてくるコンテンツを受信するための装置であり、
デジタル化されたコンテンツは、一端ＳＴＢでデコード
などの処理を行われた後にデジタルテレビに表示され
る。

【０００５】ＳＴＢには、ハードディスクを内蔵したも
のがあり、ブロードキャスト（配信）されたコンテンツ
はこのハードディスクに記憶される。ユーザは、メニュ
ー画面（これもコンテンツとして配信される）をデジタ
ルテレビの画面上に表示し、視聴を希望するコンテンツ
を検索し、選択するようになっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、一斉配信によ
って送られたコンテンツは大容量となり、また、ＰＣや
ＳＴＢの記憶容量には限度があるため、配信されるコン
テンツを全て記憶することができない場合がある。この
ため、記憶したデータの容量がある一定量を超えると、
先に記憶したコンテンツを消去し、あとから配信される
コンテンツを記憶するようになっているＰＣやＳＴＢが
ある。

【０００７】そして、ユーザがダウンロードしたコンテ
ンツを利用するときに、目的のコンテンツが消去されて
いる場合は、再度ダウンロードを行わなくてはならな
い。このように、従来のシステムでは、コンテンツ使用
時に、目的のコンテンツが記憶装置に記憶されている確
率が低くなり、ユーザの利便性が損なわれるという問題
があった。また、ダウンロードするコンテンツを選別す
るある種のフィルタをＰＣやＳＴＢに設置し、ユーザが
このフィルタを通過できるコンテンツの種類などを設定
する場合、ユーザが選択できるコンテンツの範囲を必要
以上に狭めてしまい、フィルタによって選択されなかっ
たコンテンツの中にユーザの目的とするものがある場合
がある。

【０００８】そこで、本発明の目的は、配信されるコン
テンツを適切にフィルタリングして選択的にダウンロー
ドすることにより、ユーザが必要とするコンテンツをダ
ウンロードすると共に、不要なコンテンツのダウンロー
ドを抑制することができるコンテンツ選択受信装置、コ
ンテンツ選択受信方法及びコンテンツ選択受信プログラ
ムを提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、配信されるコンテンツと前記コンテンツ
に付加された各コンテンツの属性情報とを受信する受信
手段と、前記受信手段にて受信されたコンテンツを蓄積
する蓄積手段と、前記属性情報を基に当該コンテンツが
ユーザに利用される可能性が高いか低いかを予測する予
測手段と、前記受信手段にて受信したコンテンツに付加
された属性情報が前記予測手段にてユーザに利用される
可能性が低いと予測された属性情報を含むか否かを判断
する判断手段と、前記受信手段と前記蓄積手段の間に設
けられ、前記判断手段にて、前記受信手段で受信された
属性情報が前記予測手段で予測された属性情報を含むと
判断された場合は、前記受信手段で受信されたコンテン
ツを前記蓄積手段の方へ伝達せず、前記受信手段で受信
された属性情報が前記予測手段で予測された属性情報を
含まないと判断された場合は、前記受信手段で受信され
たコンテンツを前記蓄積手段の方へ伝達するコンテンツ
フィルタと、を具備したことを特徴とするコンテンツ選
択受信装置を提供する（第１の構成）。

【００１０】また、第１の構成は、ユーザにより設定さ
れたコンテンツの属性情報を取得するユーザ設定属性情
報取得手段と、前記受信手段と前記蓄積手段の間に設け
られ、前記ユーザ設定属性情報取得手段にて取得した属
性情報と前記受信手段にて受信した属性情報を比較し、
前記受信手段にて受信したコンテンツを前記蓄積手段の
方へ伝達するか否かを判断するユーザ設定コンテンツフ
ィルタと、を更に具備するように構成することができる
（第２の構成）。更に、第２の構成は、前記ユーザ設定
コンテンツフィルタにて前記蓄積手段の方へ伝達すると
判断されたコンテンツの属性情報を、更に、前記判断手
段にてユーザに利用される可能性が低いと予測された属
性情報を含むか否かを判断し、前記判断手段の結果に基
づき、前記ユーザ設定コンテンツフィルタから伝達され
てきたコンテンツを前記コンテンツフィルタが前記蓄積
装置の方へ伝達するか又は伝達しないように構成するこ
とができる（第３の構成）。即ち、ユーザ設定コンテン
ツフィルタにてフィルタリングしたコンテンツを更にコ
ンテンツフィルタにてフィルタリングするのである。ま
た、第１の構成、第２の構成、又は第３の構成の何れか
の１の構成の前記予測手段は、ユーザにより選択可能で
あって選択されなかったコンテンツに共通の属性情報を
取得する非選択属性取得手段を備え、前記予測手段は、
前記非選択属性取得手段にて取得された属性情報をユー
ザにより利用される可能性の低いコンテンツの属性情報
であると予測するように構成することができる（第４の
構成）。

【００１１】更に、本発明は、前記目的を達成するため
に、配信されるコンテンツと前記コンテンツに付加され
た各コンテンツの属性情報を受信する第１のステップ
と、前記属性情報を基に当該コンテンツがユーザに利用
される可能性が高いか低いかを予測する第２のステップ
と、前記第１のステップにて受信したコンテンツの属性
情報が前記第２のステップにてユーザに利用される可能
性が低いと予測された属性情報を含むか否かを判断する
第３のステップと、前記第３のステップにて、前記第１
のステップで受信された属性情報が前記第２のステップ
で予測された属性情報を含むと判断された場合は、前記
第１のステップで受信されたコンテンツをコンテンツ蓄
積手段の方へ伝達せず、前記第１のステップで受信され
た属性情報が前記第２のステップで予測された属性情報
を含まないと判断された場合は、前記第１のステップで
受信されたコンテンツを前記コンテンツ蓄積手段の方へ
伝達する第４のステップと、から構成されたことを特徴
とするコンテンツ選択受信方法を提供する。

【００１２】更に、本発明は、前記目的を達成するため
に、配信されるコンテンツと前記コンテンツに付加され
た各コンテンツの属性情報を受信する受信機能と、前記
受信機能にて受信されたコンテンツを蓄積する蓄積機能
と、前記属性情報を基に当該コンテンツがユーザに利用
される可能性が高いか低いかを予測する予測機能と、前
記受信機能にて受信したコンテンツの属性情報が前記予
測機能にてユーザに利用される可能性が低いと予測され
た属性情報を含むか否かを判断する判断機能と、前記受
信機能と前記蓄積機能の間に設けられ、前記判断機能に
て、前記受信機能で受信された属性情報が前記予測機能
で予測された属性情報を含むと判断された場合は、前記
受信機能で受信されたコンテンツを前記蓄積機能の方へ
伝達せず、前記受信機能で受信された属性情報が前記予
測機能で予測された属性情報を含まないと判断された場
合は、前記受信機能で受信されたコンテンツを前記蓄積
機能の方へ伝達するコンテンツフィルタ機能と、を具備
したことを特徴とするコンテンツ選択受信プログラム、
又は当該コンテンツ選択受信プログラムを記録したコン
ピュータに読取可能な記憶媒体を提供する。

【００１３】

【発明の実施の形態】本実施の形態の概要は以下の通り
である。本実施の形態は、一斉配信されるコンテンツを
選択してダウンロードするための第１フィルタと第２フ
ィルタをクライアント端末装置に備えたものである。配
信されるコンテンツはヘッダ情報を基に第１フィルタ、
第２フィルタの順でフィルタリングされる。第１フィル
タのフィルタリング条件は、ユーザが設定し、第２フィ
ルタのフィルタリング条件は、フィルタシステムが、ユ
ーザの過去のコンテンツの操作記録から、ユーザが好ま
ないコンテンツを推測して設定するようになっている。
第１フィルタ、第２フィルタを通過したコンテンツが、
蓄積装置、例えばローカルのハードディスクや不揮発性
のメモリなどの記憶装置にキャッシュ（記憶）され蓄積
される。第１のフィルタのみ通過したコンテンツは、ヘ
ッダ情報のみがコンテンツの記憶蓄積装置、例えばハー
ドディスクにキャッシュされるようになっている。

【００１４】以下、本発明の好適な実施の形態につい
て、図１から図６を参照して詳細に説明する。図１は、
本実施の形態でコンテンツが配信されるコンテンツ配信
システム１の一例を示した図である。ユーザに配信され
るコンテンツは、コンテンツ配信業者５のコンテンツサ
ーバ６に記憶されている。これらのコンテンツは、例え
ば、ゲーム、映画、音楽、ソフト（アプリケーションソ
フトウェア）、などの電子化されたデータである。

【００１５】コンテンツサーバ６に蓄えられているコン
テンツは、人工衛星２又はインターネット７を介してユ
ーザに配信される。コンテンツが人工衛星２を介して配
信される場合は、コンテンツはコンテンツサーバ６から
地上局３へ例えば光ファイバなどを介して送信される。
コンテンツは地上局３内の図示しない記憶装置に記憶さ
れ、エンコーディングなどの処理を経た後パラボラアン
テナから人工衛星２にアップリンクされる。

【００１６】人工衛星２は、トランスポンダ（電波中継
機）を搭載しており、アップリンクされた電波を増幅す
ると共に周波数を変換し、地上局４へダウンリンクす
る。地上局４は、人工衛星２から受信した信号をデコー
ドした後、例えば光ファイバなどで構成されたケーブル
１０を介してユーザ端末装置（本実施の形態ではＰＣ
９）に配信する。

【００１７】このコンテンツ配信は、例えばデータカル
ーセル方式によって行われている。即ち、地上局３は、
複数のコンテンツを、例えば数分から数十分の周期で繰
り返しエンドレスに配信する。ユーザは、希望するコン
テンツを受信しなかった場合は、次回に当該コンテンツ
が配信されるときに受信することができる。なお、一般
的に、ユーザ端末装置設置部８、８、・・・及びＰＣ
９、９、・・・は複数存在するが、本実施の形態では、
そのうちの１つのＰＣ９を例にとって説明する。

【００１８】また、コンテンツサーバ６に記憶されてい
るコンテンツはインターネット７を介してＰＣ９に配信
される場合もある。インターネット７を介したコンテン
ツ配信はマルチキャストによって行われている。また、
本実施の形態では、コンテンツサーバ６は１つとして説
明するが、これに限定するものではなく、複数のコンテ
ンツサーバ６、６、６・・・がＰＣ９、９、９、・・・
にコンテンツを配信することができるように構成しても
良い。

【００１９】図２は、ユーザ端末装置として使用される
ＰＣ９のハードウェアの構成の一例を示した図である。
ＰＣ９では、中央処理部１２、記憶装置２６、入出力部
１３、通信制御部１４、ハードディスク２２などが、バ
スライン１８によって接続されている。

【００２０】中央処理部１２は、所定のプログラムに従
ってＰＣ９の各部分を制御したり演算を行ったりするＣ
ＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉ
ｔ）、ＰＣ９を動作させるための基本的なプログラムや
各種パラメータが記憶された読取専用のメモリであるＲ
ＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）及びＣＰＵ
にワーキングメモリを提供したり、各種プログラムをロ
ードする際に使用される読書き可能なメモリであるＲＡ
Ｍ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）など
で構成されている。

【００２１】ハードディスク２２には、後に説明するコ
ンテンツ選択受信プログラムやその他の各種のプログラ
ム１６及び各種データベース１７が記憶されている。Ｐ
Ｃ９は、コンテンツ選択受信プログラムを中央制御部１
２にロードして実行することにより、コンテンツ選択受
信装置として機能することができる。記憶装置２６は、
例えば、ハードディスクやその他の不揮発性メモリなど
によって構成されており、通信制御部１４を介してダウ
ンロードしたコンテンツを記憶及び蓄積する。

【００２２】入出力部１３は、例えば、ディスプレイ、
キーボード、マウス、フロッピー（登録商標）ディスク
ドラブ、ＣＤ−ＲＯＭドラブなどと接続しており、ユー
ザとＰＣ９とのユーザインターフェースや、ＰＣ９外部
とのデータのやり取りのインターフェースを提供してい
る。通信制御部１４は、例えばモデムやターミナルアダ
プタなどであり、通信制御部１４を介してＰＣ９は、イ
ンターネット７などのネットワークに接続している。通
信制御部１４は、ＰＣ９とインターネット７などとの通
信を制御している。

【００２３】図３は、コンテンツ選択受信システム２１
を示した図である。本実施の形態では、コンテンツ選択
受信システム２１の各機能部は、コンテンツ選択受信プ
ログラムがＣＰＵにロードされて実行されることにより
ソフトウェア上で実現される。また、これはコンテンツ
選択受信プログラムをソフトウェアで実現することに限
定するものではなく、各機能部をハードウェア的に実現
しても良い。

【００２４】図３中破線より左側はＰＣ９内を示してお
り、右側はコンテンツサーバ側を示している。なお、図
３では、簡略化のためインターネット７などを省略して
ある。コンテンツ選択受信システム２１は、フィルタシ
ステム部３４を有している。フィルタシステム部３４は
コンテンツサーバ６から配信されるコンテンツをフィル
タリングすることにより選別する機能を提供する部分で
ある。

【００２５】コンテンツサーバ６は、コンテンツ配信業
者５が設置したものであり、インターネット７などを介
してユーザにコンテンツの配信を行う。このコンテンツ
サーバ６は、コンテンツデータベース３９、属性データ
ベース４０を備えている。コンテンツデータベース３
９、属性データベース４０は、物理的には、例えばハー
ドディスクなどの記憶装置から構成されている。コンテ
ンツデータベース３９には、様々なコンテンツ、コンテ
ンツ１、コンテンツ２、コンテンツ３、・・・が記憶さ
れている。属性データベースには、後に説明するコンテ
ンツの属性を表す属性情報、属性１、属性２、属性３、
・・が記憶されている。

【００２６】これらのコンテンツと属性情報はあらかじ
め関連付けられており、コンテンツデータベース３９と
属性データベース４０は、リレーショナルデータベース
を構成している。そして、コンテンツサーバ６は、コン
テンツを配信するときに、当該コンテンツに関連付けら
れた属性情報を属性データベース４０から読出し、これ
をヘッダ情報に付加して配信するようになっている。

【００２７】属性情報が表す属性としては、例えば、タ
イトル、カテゴリ、タイプ、性別、年齢層、などがあ
る。タイトルは、コンテンツのタイトルを表す。カテゴ
リは、音楽、映画、スポーツ、ゲーム、フトウェア、文
書ファイルなどのコンテンツの属するカテゴリを表す。
タイプは、コンテンツがゲームならロールプレイングゲ
ーム、シューティングなどを、また、コンテンツが音楽
ならポップミュージック、クラシック、演歌などを表
す。性別は、男性向けのコンテンツ、女性向のコンテン
ツなど、コンテンツの利用対象となる性別を表す。年齢
層は、幼児向けコンテンツ、若年層向けコンテンツ、中
高年向けコンテンツなど、コンテンツの利用対象となる
年齢層を表す。以上の属性は一例であり、この他にも種
々の属性を設定することができる。

【００２８】フィルタシステム部３４は、フィルタ生成
部３１、ユーザ設定情報部４１、操作記録部２９、コン
テンツ受信部３２、コンテンツリスト部３７、コンテン
ツ消去部３０、スケジューラ３３、及び第１フィルタ３
５、第２フィルタ３６から構成されている。なお、本実
施の形態では、ユーザ入出力部２７、フィルタシステム
部３４及び後に説明するコンテンツ再生部２４、入出力
部２５は、ソフトウェアによって実現されている。即
ち、これらの部分の機能はコンテンツ選択受信プログラ
ムに記述されている。そして、当該プログラムが中央処
理１２のＲAＭにロードされた後、ＣＰＵがロードされ
た当該プログラムを実行してこれらの部分の機能を実現
するものである。

【００２９】ユーザ設定情報部４１には、ユーザが設定
した、第１フィルタ３５においてフィルタを通過するこ
とのできるコンテンツの属性を保持している。操作記録
部２９には、受信したコンテンツに対してユーザが行っ
た操作などが記録されている。ユーザがコンテンツを利
用する場合、ＰＣ９は、ユーザにコンテンツのリストを
提示して、その中からユーザが利用するコンテンツを選
択するわけであるが、操作記録部２９には、ＰＣ９がユ
ーザにどのようなコンテンツを提示し、ユーザがそのう
ちどれを選択したかといった情報がコンテンツの属性と
共にログファイルとして記録されるようになっている。

【００３０】フィルタ生成部３１は、ユーザ設定情報４
１に保持されているデータから第１フィルタ３５を通過
できるコンテンツの属性を設定する。第１フィルタは、
ユーザが設定した属性情報を用いてコンテンツサーバ６
から配信されるコンテンツをフィルタリングする。例え
ば、ユーザが、カテゴリの属性としてゲーム、音楽、映
画を設定したとすると、第１フィルタ３５は、コンテン
ツサーバ６が配信するコンテンツの内、ゲーム、音楽、
映画コンテンツを通過させ、他のカテゴリーの属性を有
するコンテンツが受信されないようにする。

【００３１】また、ユーザが、カテゴリの属性として音
楽、タイプの属性としてクラシックを設定したとする
と、第１フィルタ３５は、サーバ６が配信するコンテン
ツの内、音楽コンテンツのしかもクラシックの属性を有
するコンテンツを通過させ、他の、例えば映画コンテン
ツなどの他のカテゴリーの属性を有するコンテンツや、
音楽コンテンツでもロックや演歌の属性を有するものが
受信されないようにする。

【００３２】更に、フィルタ生成部３１は、操作記録部
２９のログファイルを解析し、第２フィルタ３６を通過
できるコンテンツの属性を設定する。フィルタ生成部３
１は、後に詳細に説明するが、ユーザが選択しなかった
コンテンツに共通な属性をログファイルから抽出し、当
該属性を有するコンテンツを通過させないように第２フ
ィルタ３６を設定する。なお、第２フィルタの通過条件
を満たさなかったコンテンツは、属性情報のみ受信さ
れ、コンテンツは受信されないようになっている。これ
は、後に説明するように、ユーザに第１フィルタを通過
して第２フィルタを通過しなかったコンテンツを受信す
る機会を与えるためである。

【００３３】即ち、第１フィルタ３５、第２フィルタ３
６の双方を通過したコンテンツは、属性情報、コンテン
ツデータの双方が受信され、第１フィルタ３５のみを通
過したコンテンツは、属性情報が受信されてコンテンツ
データは受信されない。そして、第１フィルタ３５を通
過しなかったコンテンツは、属性情報、コンテンツ情報
のいずれも受信されない。

【００３４】コンテンツ受信部３２は、第１フィルタ３
５を通過し、第２フィルタ３６を通過しなかったコンテ
ンツについては、属性情報をコンテンツリスト部３７に
登録する。また、第１フィルタ３５、第２フィルタ３６
の双方を通過したコンテンツに関しては、属性情報をコ
ンテンツリスト部３７に登録すると共に、コンテンツデ
ータを入出力部２５に送出する。

【００３５】コンテンツリスト部３７は、受信したコン
テンツの属性などを記録したデータベースである。図３
のコンテンツリスト部３７では、タイトルと属性を分け
ているが、タイトルも属性の１つである。コンテンツリ
スト部３７には、第１フィルタ３５、第２フィルタ３６
を通過したコンテンツ、及び第１フィルタ３５を通過
し、第２フィルタ３６を通過しなかったコンテンツの属
性情報がタイトルごとに記録されている。

【００３６】コンテンツリスト部３７記録されているコ
ンテンツの内、コンテンツデータが記憶装置２６に記録
（キャッシュ）されているものは、第１フィルタ３５、
第２フィルタ３６の双方を通過したコンテンツで、コン
テンツリスト部３７には、当該コンテンツが記憶装置２
６に記録されているか否かも記録されている。図中「Ｈ
Ｄ」の欄が「Ｙ」のものは、記憶装置２６に記録されて
いることを表し、「Ｎ」のものは、記憶装置２６に記録
されていないことを表わしている。

【００３７】コンテンツ消去部３０は、古いコンテンツ
を記憶装置２６、コンテンツリスト部３７から消去す
る。コンテンツ消去部３０は、コンテンツリスト部３７
に登録されているコンテンツの内、ユーザに利用された
ものは、例えば４８時間後に、ユーザに利用されなかっ
たものについては１２時間後に消去するというように、
コンテンツの利用実績に応じて個別にコンテンツを消去
する。また、図示しないがユーザ端末２３からのユーザ
の操作により、所定のコンテンツを消去することもでき
る。

【００３８】コンテンツ消去部３０は、第１フィルタ３
５、第２フィルタ３６の双方を通過したものについて
は、入出力部２５を介して記憶装置２６に記録されたコ
ンテンツデータと、コンテンツリスト部３７に記録され
た属性などのデータを消去する。そして、消去記録を操
作記録部２９に出力し、記録する。また、コンテンツ消
去部３０は、第１フィルタ３５を通過して第２フィルタ
３６を通過しなかったコンテンツに関しては、コンテン
ツリスト部３７の記録された属性などのデータを消去し
た後、操作記録部２９に消去記録を出力する。

【００３９】スケジューラ３３は、フィルタシステム部
３４の各部の動作を所定の時間に作動させるように管理
する。これは、常時、全ての機能を作動させておくとＰ
Ｃ９に過大な負担が掛かり、例えば、ＰＣ９の処理能力
が低下するなどの不都合が生じる場合があるので、スケ
ジューラ３３によって、所定の時間にのみフィルタシス
テム部３４を動作させてＰＣ９の負担を軽減するもので
ある。スケジューラ３３は、例えば、コンテンツ消去部
３０を１時間おきに作動させ、フィルタ生成部３１を夜
間に作動させるように動作する。なお、スケジューラ３
３のスケジューリング内容はユーザが設定できるように
なっており、また、フィルタ生成部３１が作動しない間
は、コンテンツ受信部３２は、コンテンツデータ、属性
情報の受信が行えないようになっている。

【００４０】ユーザ端末２３は、例えば、ディスプレ
イ、キーボード、マウス、スピーカ、ジョイスティッ
ク、マイク、などから構成されており、ユーザインター
フェースを提供する部分である。ユーザは、ユーザ端末
２３のディスプレイに表示される情報をキーボードやマ
ウスなどによって操作して、第１フィルタのフィルタリ
ングする属性を設定したり、記憶装置２６にダウンロー
ドしたコンテンツを視聴したりなどすることができる。

【００４１】ユーザ入出力部２７は、ユーザ端末２３、
フィルタシステム部３４及びコンテンツ再生部２４のイ
ンターフェースを提供する部分である。ユーザ入出力部
２７は、コンテンツリストブラウザ２８を備えており、
コンテンツリスト３７に登録されている情報をユーザ端
末２３に提示することができる。ユーザは、ユーザ端末
装置２３に提示されたリストから利用するコンテンツを
選択することができるようになっている。

【００４２】ユーザが選択したコンテンツが、第１フィ
ルタ３５、第２フィルタ３６の双方を通過し、記憶装置
２６に記憶されているものである場合は、ユーザ入出力
部２７はコンテンツ再生部２４を立ち上げる。コンテン
ツ再生部２４は、記憶装置２６に記録されたコンテンツ
を再生してユーザがユーザ端末２３から利用できるよう
にする。

【００４３】ユーザが選択したコンテンツが、第１フィ
ルタ３５を通過し、第２フィルタ３６を通過しなかった
ものである場合は、ユーザ入出力部２７は、一時的に第
１フィルタ３５と第２フィルタ３６の設定を変更し、ユ
ーザが選択したコンテンツをコンテンツサーバ６から受
信して記憶装置２６記録されるようにする。当該コンテ
ンツをダウンロードした後、コンテンツ再生部２４は、
当該コンテンツをユーザが利用できるようにする。ま
た、ユーザ入出力部２７は、ユーザが行った操作を操作
記録部２９に記録する。

【００４４】コンテンツ再生部２４は、例えば、コンテ
ンツブラウザなどで構成されており、ユーザ入出力部２
７によって立ち上げられる。即ち、ユーザが、コンテン
ツリストブラウザ２８でコンテンツを選択すると、ユー
ザ入出力部２７は、コンテンツ再生部２４を立ち上げ、
コンテンツ再生部２４がコンテンツを再生してユーザの
利用に供する。コンテンツ再生部２４は、コンテンツが
音楽コンテンツであるときは音楽を再生し、コンテンツ
が映画コンテンツであるときは映画を再生し、ゲームコ
ンテンツであるときはゲームを再生するといったように
コンテンツの属性に応じて各コンテンツを再生するよう
になっている。

【００４５】更に具体的には、例えば、記憶装置２６内
に仮想的なＣＤ−ＲＯＭドライブを生成して制御する機
能を以下に説明する入出力部２５に持たせて受信したコ
ンテンツを当該ＣＤ−ＲＯＭに記録するようにする。そ
して、仮想的なＣＤ−ＲＯＭに記憶した音楽や映画など
のコンテンツをコンテンツ再生部２４にて再生するよう
にすることができる。即ち入出力部２５に記憶装置２６
内に生成したＣＤ−ＲＯＭドライブをエミュレートする
機能を持たせるのである。

【００４６】入出力部２５は、記憶装置２６の入出力を
行う部分である。入出力部２５は、コンテンツ消去部３
０からの指示によって記憶装置２６内のコンテンツを消
去したり、コンテンツ再生部２４の指示に従ってハード
ディスク内から所定のコンテンツを読み出してコンテン
ツ再生部２４に送出したり、また、コンテンツ受信部３
２から送信されてくるコンテンツを記憶装置２６に書き
込んだりする。

【００４７】記憶装置２６には、第１フィルタ３５及び
第２フィルタ３６の双方を通過したコンテンツが記録さ
れており、ユーザの選択によって所定のコンテンツをコ
ンテンツ再生部２４に提供したりなどする。なお、本実
施の形態では、コンテンツサーバ６からヘッダを付加さ
れたコンテンツが送信されるものとしたが、これに限定
するものではなく、例えば、１つのコンテンツをいくつ
かのセグメントに分割し、各セグメントにコンテンツの
属性や何番目のセグメントかといった情報を含むヘッダ
を付加したものをコンテンツサーバ６が配信するように
しても良い。この場合は、記憶装置２６には、各セグメ
ントが記憶され、コンテンツ再生部２４にコンテンツを
送出する際に、入出力部２５で、各セグメントを組み立
てて１つのコンテンツとして再生するように構成するこ
ともできる。

【００４８】図４は、フィルタ生成部３１の構成を説明
するための図である。フィルタ生成部３１は、第１フィ
ルタ生成部４６を備えている。第１フィルタ生成部は、
ユーザが設定した属性情報をユーザ設定情報部４１が受
け取り、当該属性情報を有するコンテンツのみ通過でき
るように第１フィルタ３５を設定する。例えば、ユーザ
が、通過できるコンテンツの属性情報として、カテゴリ
ーを「ゲーム」、タイプを「シューティング」として設
定したとすると、第１フィルタ３５は、配信されるコン
テンツの内、カテゴリーが「ゲーム」、タイプが「シュ
ーティング」なる属性情報を有するコンテンツを通過さ
せる。

【００４９】フィルタ生成部３１は、更に、推測部４５
と第２フィルタ生成部４７を備えている。推測部４５
は、ユーザが選択しなかったコンテンツに共通の属性を
抽出する。例えば、ユーザがユーザ入出力部２７を介し
てコンテンツリストから「無人島サバイバル」というゲ
ームコンテンツを選択したとする。ユーザの行ったこれ
らの操作の記録は操作記録部２９のログに逐一記録さ
れ、推測部４５は、操作記録部２９のログを解析してユ
ーザの好まない属性を推測する。例えば、「無人島サバ
イバル」と他の選択されなかったコンテンツの属性情報
を比較すると、選択されなかったコンテンツの属性３は
「□」であるのに対して「無人島サバイバル」の属性３
は「×」であることが分かる。ただし、ここでは、属性
情報を□や×などの記号で抽象的に表している。

【００５０】推測部４５は、このような情報を操作記録
部２９のログから得、ユーザは属性３が「□」であるコ
ンテンツは好まない傾向があると推測する。そして、推
測情報を第２フィルタ生成部４７に送信する。第２フィ
ルタ生成部４７は、推測部４５から受信した推測情報か
ら属性３が「□」であるコンテンツは通過させないよう
に第２フィルタ３６を設定する。第２フィルタ３６は、
配信されるコンテンツの属性情報の属性３が「□」であ
るものは、属性情報を通過させ、コンテンツは通過させ
ない。

【００５１】このように、ユーザが好まないと過去のユ
ーザの操作記録から推測されるコンテンツ、換言すれ
ば、ユーザが選択する確率が低いコンテンツは、属性情
報のみ受信し、コンテンツデータをダウンロードしない
ことにより、記憶装置２６の容量を有効利用することが
できる。また、ユーザが好まないと推測されるコンテン
ツは、コンテンツデータはダウンロードしな一方、属性
情報は受信するので、コンテンツリストに登録すること
ができ、そのため、ユーザが該コンテンツを選択できる
余地を残しておくことができる。それゆえ、ユーザのコ
ンテンツ選択の幅を狭め過ぎることがない。

【００５２】なお、推測部４５の推測方法は、上に説明
したものに限定するものではなく、過去のユーザの操作
記録をログから取得し、統計処理などの所定のアルゴリ
ズムにしたがって、ユーザが好まない、換言すれば、選
択する可能性が低いと推測される属性を予測しても良
い。

【００５３】図５は、コンテンツ受信部３２の構成を説
明するための図である。コンテンツ受信部３２は、属性
登録部５１、属性分離部５２を含んでいる。今、コンテ
ンツ１、コンテンツ２、コンテンツ３がコンテンツサー
バ６から配信されたとする。コンテンツ１は、第１フィ
ルタ３５で受信を拒否されたので、コンテンツデータ、
属性情報の両方とも受信されない。コンテンツ２は、第
１フィルタ３５を通過したが、第２フィルタ３６で通過
できなかったとする。すると、コンテンツ２のコンテン
ツデータの受信は拒否され、属性情報が属性登録部５１
で受信される。属性登録部５１は、受信した属性情報を
コンテンツリスト部３７に登録する。

【００５４】コンテンツ３のように、第１フィルタ３
５、第２フィルタ３６の双方を通過したものは、属性分
離部５２に送信され、属性分離部５２で属性情報がコン
テンツから分離される。属性分離部５２は、分離した属
性情報をコンテンツリストに登録すると共に、分離され
たコンテンツデータを入出力部２５に送出する。入出力
部２５は、受信したコンテンツデータを記憶装置２６に
書き込む。

【００５５】図６は、キャッシュ対象数、即ち、記憶装
置２６にダウンロードされるコンテンツの数がユーザの
操作回数、即ちユーザのコンテンツ利用回数と共に減少
する様子を示したグラフである。ユーザがコンテンツを
利用するにつれ、ユーザが好まないコンテンツの属性が
推測部４５により推測されるので、ユーザの操作回数と
共にダウンロードされるコンテンツは曲線６２のように
減少してくる。換言するならは、フィルタシステム部３
４は、ユーザの操作からユーザの嗜好を学習し、ユーザ
が選択する可能性が低いコンテンツを受信しないように
する。

【００５６】以上のように構成されたフィルタシステム
部３４は、以下のように動作する。まず、スケジューラ
によって所定の時間になるとフィルタ生成部３１が作動
され、コンテンツサーバ６からの配信の受信を開始す
る。フィルタ生成部３１は、ユーザが設定した属性情報
から第１フィルタ３５を設定し、ユーザの過去の操作記
録からユーザが選択する可能性が低いと予測される属性
を推測し、第２フィルタ３６を設定する。一方、コンテ
ンツサーバ６は、コンテンツに属性を付したヘッダを付
加してＰＣ９にコンテンツを配信する。

【００５７】コンテンツサーバ６から配信されるコンテ
ンツの内、第１フィルタ３５で受信を拒否されたもの
は、全く受信されない。第１フィルタ３５を通過し、第
２フィルタ３６で受信を拒否されたものは、属性情報が
コンテンツ受信部３２に送られる。コンテンツ受信部３
２は、当該属性情報をコンテンツリスト３７に登録す
る。第１フィルタ３５、第２フィルタ３６の双方を通過
したものは、コンテンツデータ、属性情報の双方がコン
テンツ受信部３２に送られる。コンテンツ受信部３２
は、当該属性情報をコンテンツリスト部３７に登録する
と共に、当該コンテンツデータを入出力部２５を介して
記憶装置２６にキャッシュする。

【００５８】ユーザは、コンテンツリストブラウザ２８
を介してコンテンツリスト３７に登録されたコンテンツ
を参照することができ、利用したいコンテンツを選択す
る。ユーザの選択したコンテンツが記憶装置２６にキャ
ッシュされている場合は、ユーザ入出力部２７がコンテ
ンツ再生部２４を立ち上げ、当該コンテンツをユーザが
利用できるようにする。また、ユーザの選択したコンテ
ンツが記憶装置２６にキャッシュされていない場合は、
ユーザ入出力部２７は、当該コンテンツをコンテンツサ
ーバ６からダウンロードして記憶装置２６にキャッシュ
した後コンテンツ再生部２４を立ち上げ、当該コンテン
ツをユーザが利用できるようにする。これらの一連のユ
ーザの操作は、操作記録部２９にログファイルとして逐
一記録される。

【００５９】スケジューラは、所定の時間になると、記
憶装置２６にキャッシュされているコンテンツ、及びコ
ンテンツリスト３７に登録されている属性情報の内、古
いものを消去する。

【００６０】本実施の形態では、以下のような効果を得
ることができる。フィルタシステム部３４は、第１フィ
ルタ３５で、ユーザの選択した属性により配信されるコ
ンテンツをフィルタリングし、フィルタリングされたも
のから、ユーザが好まないと推定されるものを第２フィ
ルタ３６でフィルタリングする。また、第２フィルタ３
６で受信を拒否されたコンテンツに関しては、属性情報
のみ受信し、ユーザに選択の余地を与える。そのため、
記憶装置２６に記憶するコンテンツ、即ちキャッシュ対
象を減らすことができると共に、過度にキャッシュ対象
を減らすことを防ぐことができる。

【００６１】本実施の形態は、配信されるクライアント
装置としてＰＣ９を用いたが、これに限定するものでは
なく、デジタルテレビのＳＴＢを用いることもできる。
この場合、ユーザ端末２３は、デジタルテレビ及びデジ
タルテレビのリモコン装置などになる。ＳＴＢにフィル
タシステム部３４を設け、第１フィルタ３５、第２フィ
ルタ３６を通過したコンテンツをＳＴＢ内臓のハードデ
ィスクにコンテンツをキャッシュするようにする。コン
テンツリストブラウザ２８を用いて、デジタルテレビの
画面からリモコン操作などでコンテンツを選択して再生
できるようにする。

【００６２】本実施の形態では、ネットワークの一例と
してインターネット７と人工衛星２を用いた衛星回線を
用いたがこれに限定するものではなく、例えば、ＬAＮ
（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）やＷＡＮ
（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）を用いたもの
でも良い。

【００６３】

【発明の効果】本発明によれば、ユーザの設定したフィ
ルタとユーザのコンテンツ選択の傾向を学習するファイ
ルタの２つのフィルタを用いることにより、ユーザが必
要とするコンテンツをダウンロードすると共に、不要な
コンテンツのダウンロードを抑制することができるコン
テンツ選択受信装置、コンテンツ選択受信方法及びコン
テンツ選択受信プログラムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】コンテンツ配信システムを示した図である。

【図２】ＰＣのハードウェアの一例を構成を示した図で
ある。

【図３】コンテンツ選択受信システムの一例を示した図
である。

【図４】フィルタ生成部の構成を説明するための図であ
る。

【図５】コンテンツ受信部３２の構成を説明するための
図である。

【図６】キャッシュ対象数とユーザの操作回数の関係を
示した図である。

【符号の説明】

１ コンテンツ配信システム ２ 人工衛星 ３ 地上局 ４ 地上局 ５ コンテンツ配信業者 ６ コンテンツサーバ ７ インターネット ８ ユーザ端末装置設置部 ９ ＰＣ １０ ケーブル １２ 中央処理部 １３ 入出力部 １４ 通信制御部 １６ プログラム １７ データベース ２１ コンテンツ選択受信システム ２２ ハードディスク ２３ ユーザ端末 ２４ コンテンツ再生部 ２５ 入出力部 ２６ 記憶装置 ２７ ユーザ入出力部 ２８ コンテンツリストブラウザ ２９ 操作記録部 ３０ コンテンツ消去部 ３１ フィルタ生成部 ３２ コンテンツ受信部 ３３ スケジューラ ３４ フィルタシステム部 ３５ 第１フィルタ ３６ 第２フィルタ ３８ コンテンツサーバ ３９ コンテンツデータベース ４０ 属性データベース ４１ ユーザ設定情報部 ４５ 推測部 ４６ 第１フィルタ生成部 ４７ 第２フィルタ生成部 ４８ 抽出された属性 ５１ 属登録離部 ５２ 属性分離部 ６１ グラフ ６２ 曲線

フロントページの続き (72)発明者 上條 智 東京都世田谷区三軒茶屋２−11−22 サン タワーズセンタービル18階 スター・アル ファ株式会社内 Ｆターム(参考） 5B075 KK07 KK13 ND16 PP02 PP12 PP22 PQ05 PQ20 PR08 UU40

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配信されるコンテンツと前記コンテンツ
   に付加された各コンテンツの属性情報とを受信する受信
   手段と、 前記受信手段にて受信されたコンテンツを蓄積する蓄積
   手段と、 前記属性情報を基に当該コンテンツがユーザに利用され
   る可能性が高いか低いかを予測する予測手段と、 前記受信手段にて受信したコンテンツに付加された属性
   情報が前記予測手段にてユーザに利用される可能性が低
   いと予測された属性情報を含むか否かを判断する判断手
   段と、 前記受信手段と前記蓄積手段の間に設けられ、前記判断
   手段にて、前記受信手段で受信された属性情報が前記予
   測手段で予測された属性情報を含むと判断された場合
   は、前記受信手段で受信されたコンテンツを前記蓄積手
   段の方へ伝達せず、前記受信手段で受信された属性情報
   が前記予測手段で予測された属性情報を含まないと判断
   された場合は、前記受信手段で受信されたコンテンツを
   前記蓄積手段の方へ伝達するコンテンツフィルタと、 を具備したことを特徴とするコンテンツ選択受信装置。
2. 【請求項２】 ユーザにより設定されたコンテンツの属
   性情報を取得するユーザ設定属性情報取得手段と、 前記受信手段と前記蓄積手段の間に設けられ、前記ユー
   ザ設定属性情報取得手段にて取得した属性情報と前記受
   信手段にて受信した属性情報を比較し、前記受信手段に
   て受信したコンテンツを前記蓄積手段の方へ伝達するか
   否かを判断するユーザ設定コンテンツフィルタと、 を更に具備したことを特徴とする請求項１に記載のコン
   テンツ選択受信装置。
3. 【請求項３】 前記ユーザ設定コンテンツフィルタにて
   前記蓄積手段の方へ伝達すると判断されたコンテンツの
   属性情報を、更に、前記判断手段にてユーザに利用され
   る可能性が低いと予測された属性情報を含むか否かを判
   断し、前記判断手段の結果に基づき、前記ユーザ設定コ
   ンテンツフィルタから伝達されてきたコンテンツを前記
   コンテンツフィルタが前記蓄積装置の方へ伝達するか又
   は伝達しないことを特徴とする請求項２に記載のコンテ
   ンツ選択受信装置。
4. 【請求項４】 前記予測手段は、ユーザにより選択可能
   であって選択されなかったコンテンツに共通の属性情報
   を取得する非選択属性取得手段を備え、 前記予測手段は、前記非選択属性取得手段にて取得され
   た属性情報をユーザにより利用される可能性の低いコン
   テンツの属性情報であると予測することを特徴とする請
   求項１、請求項２又は請求項３の内の何れかの１項に記
   載のコンテンツ選択受信装置。
5. 【請求項５】 配信されるコンテンツと前記コンテンツ
   に付加された各コンテンツの属性情報を受信する第１の
   ステップと、 前記属性情報を基に当該コンテンツがユーザに利用され
   る可能性が高いか低いかを予測する第２のステップと、 前記第１のステップにて受信したコンテンツの属性情報
   が前記第２のステップにてユーザに利用される可能性が
   低いと予測された属性情報を含むか否かを判断する第３
   のステップと、 前記第３のステップにて、前記第１のステップで受信さ
   れた属性情報が前記第２のステップで予測された属性情
   報を含むと判断された場合は、前記第１のステップで受
   信されたコンテンツをコンテンツ蓄積手段の方へ伝達せ
   ず、前記第１のステップで受信された属性情報が前記第
   ２のステップで予測された属性情報を含まないと判断さ
   れた場合は、前記第１のステップで受信されたコンテン
   ツを前記コンテンツ蓄積手段の方へ伝達する第４のステ
   ップと、 から構成されたことを特徴とするコンテンツ選択受信方
   法。
6. 【請求項６】 配信されるコンテンツと前記コンテンツ
   に付加された各コンテンツの属性情報を受信する受信機
   能と、 前記受信機能にて受信されたコンテンツを蓄積する蓄積
   機能と、 前記属性情報を基に当該コンテンツがユーザに利用され
   る可能性が高いか低いかを予測する予測機能と、 前記受信機能にて受信したコンテンツの属性情報が前記
   予測機能にてユーザに利用される可能性が低いと予測さ
   れた属性情報を含むか否かを判断する判断機能と、 前記受信機能と前記蓄積機能の間に設けられ、前記判断
   機能にて、前記受信機能で受信された属性情報が前記予
   測機能で予測された属性情報を含むと判断された場合
   は、前記受信機能で受信されたコンテンツを前記蓄積機
   能の方へ伝達せず、前記受信機能で受信された属性情報
   が前記予測機能で予測された属性情報を含まないと判断
   された場合は、前記受信機能で受信されたコンテンツを
   前記蓄積機能の方へ伝達するコンテンツフィルタ機能
   と、 を具備したことを特徴とするコンテンツ選択受信プログ
   ラム。