JP2002252589A - 送信電力制御方法及びこれを用いた基地局装置 - Google Patents

送信電力制御方法及びこれを用いた基地局装置

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JP2002252589A JP2001051087A JP2001051087A JP2002252589A JP 2002252589 A JP2002252589 A JP 2002252589A JP 2001051087 A JP2001051087 A JP 2001051087A JP 2001051087 A JP2001051087 A JP 2001051087A JP 2002252589 A JP2002252589 A JP 2002252589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リソース元と等しい送信電力値でリソース切替
ができる送信電力制御方法を提供する。 【解決手段】受信選択部10は、制御CH受信シンボル
を複数のベースバンドリソース部30に供給する。送信
選択部20は、複数のベースバンドリソース部30から
受け取った制御CH送信シンボルを選択する。ベースバ
ンドリソース部30は、制御CH受信シンボルとリソー
ス切替制御部40から通知された制御信号により割り当
てられたリソース元で閉ループ電力制御を行う。リソー
ス切替制御部40は、外部からのリソース切替要求に基
づいてリソースの割り当ておよび切り替えを行うととも
に、送信電力値のリソース部間の授受やタイミング設定
の制御を行い、ソース元およびソース先の送信電力値が
等しくなった時点でリソース切替を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(符号分
割多元接続)無線基地局装置におけるリソース切替時の
送信電力制御方法に関し、特にリソース先がリソース元
と等しい送信電力値でのリソース切替を可能とする送信
電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA無線基地局装置においては、各
ユーザへの様々なサービス形態に応えるために、多様な
伝送レートを必要とし、その伝送レートに見合った最適
なベースバンドリソースを割り当てることが要求されて
いる。
【0003】また、一方では他のユーザに対する干渉を
できる限り小さくし、端末での通信品質を高く保つ送信
電力制御を行うことも要求されている。
【0004】従来のベースバンドリソース切替時の送信
電力制御方法は、リソース先がリソース元の送信電力値
をあるタイミングで通知され、リソース切替タイミング
までその送信電力値を保持し、リソース切替タイミング
後に保持した送信電力値に基づいて閉ループ電力制御を
行っていた。したがって、リソース先の送信電力値は、
ソース元から通知された送信電力値に依存し、リソース
切替タイミングでのリソース元の送信電力値とは異なる
ため、場合によっては送信電力値の過度な増減を伴い、
通信品質を保つことができないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の送信電
力制御方法は、リソース切替を行う場合には、リソース
元から引き継いだ送信電力値とリソース切替タイミング
でのリソース元の送信電力値とが異なるため、場合によ
り送信電力値の過度な増減を伴い、通信品質を保つこと
ができないという欠点がある。
【0006】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去するため、リソース先がリソース元と同じ制御CH
受信シンボルを受信し、リソース先が閉ループ電力制御
を開始したときのリソース元の送信電力値を受け取り双
方の送信電力値の差分を求めて補正することにより、リ
ソース元の送信電力値と等しい状態でリソース切替がで
きる送信電力制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の送信電力制御方
法は、CDMA(符号分割多元接続)無線基地局装置に
おけるリソース切替時の送信電力制御方法であって、リ
ソース先がリソース元と同じ制御CH受信シンボルを受
信し、閉ループ電力制御を開始したときの送信電力値と
前記閉ループ電力制御を開始した時の前記リソース元の
送信電力値との差から補正値を算出し、リソース切替時
点までに前記リソース元と等しくなるよう前記閉ループ
電力制御中の送信電力値を前記補正値により制御するこ
とを特徴としている。
【0008】また、本発明の送信電力制御方法は、CD
MA(符号分割多元接続)無線基地局装置におけるリソ
ース切替時の送信電力制御方法であって、リソース先が
リソース元と同じ制御CH受信シンボルの受信を開始し
て同期を確立し、閉ループ電力制御を開始する前に通知
された前記リソース元の第1の送信電力値を記憶すると
ともに送信電力初期値として前記閉ループ電力制御を開
始し、前記閉ループ電力制御を開始したときの前記リソ
ース元の第2の送信電力値を通知され、前記第1の送信
電力値と前記第2の送信電力値との差から補正値を算出
し、リソース切替時点までに前記リソース元と等しくな
るよう前記閉ループ電力制御中の送信電力値に前記補正
値を加算する制御を行うことを特徴としている。
【0009】また、本発明の基地局装置は、CDMA
(符号分割多元接続)無線基地局装置であって、制御C
H受信シンボルを複数のリソース部に供給する受信選択
部と、前記複数のリソース部から受け取った制御CH送
信シンボルを選択する送信選択部と、前記制御CH受信
シンボルとリソース切替制御部から通知された制御信号
により閉ループ電力制御を行う前記複数のリソース部
と、外部からのリソース切替要求に基づいてリソースの
割り当ておよび切り替えを行うとともに、送信電力値の
前記リソース部間の授受やタイミング設定の制御を行う
リソース切替制御部と、より構成されることを特徴とし
ている。
【0010】また、前記リソース部は、前記制御CH受
信シンボルを用いて同期確立を判定する同期確立判定部
と、前記制御CH受信シンボルの受信TPC(Tran
smission Power Control)ビッ
トに基づいて送信電力値設定部に送信電力値の増減の命
令を出すTPC判定部と、前記閉ループ電力制御を行う
送信電力値設定部と、前記送信電力値の推移を記憶する
送信電力値プロファイル部と、前記送信電力値を前記リ
ソース部間で受け渡すタイミングを前記リソース切替制
御部との間で設定するタイミング設定部と、前記送信電
力値設定部に対して送信電力初期値の設定あるいは電力
値オフセットを計算する電力値オフセット計算部と、前
記送信電力値設定部から出力される信号に従って制御C
H送信シンボルを前記送信選択部へ出力する送信部と、
より構成されることを特徴としている。
【0011】また、前記リソース切替制御部は、複数の
前記リソース部をリソース元あるいはリソース先として
割り当て、外部からの前記リソース切替要求を受け付け
たとき、前記受信選択部に対して前記制御CH受信シン
ボルを前記リソース先への転送を指示し、前記リソース
元に対して設定した第1のタイミングにおける第1の送
信電力値を受け取り、前記リソース先に対して前記閉ル
ープ電力制御を開始する送信電力初期値として通知し、
前記リソース先が前記閉ループ電力制御を開始する第2
のタイミングを受け取って前記リソース元へ通知し、前
記第2のタイミングにおける前記リソース元の第2の送
信電力値を前記リソース先へ受け渡し、リソース切替の
第4のタイミングを設定して前記受信選択部、前記送信
選択部および前記複数のリソース部へ通知し、リソース
切替を実行した後前記リソース元を開放する制御を行う
ことを特徴としている。
【0012】また、前記リソース元となる前記リソース
部は、前記リソース切替制御部に対して、設定された前
記第1のタイミングにおける前記第1の送信電力値を通
知し、通知された前記第2のタイミングにおける前記第
2の送信電力値を通知することを特徴としている。
【0013】さらに、前記リソース先となる前記リソー
ス部は、前記受信選択部から前記制御CH受信シンボル
を受け取って回線を確立し、前記リソース切替制御部に
対して、前記受信TPCビットに基づく前記閉ループ電
力制御を開始する前記第2のタイミングを通知し、前記
第1の送信電力値を送信電力初期値として前記閉ループ
電力制御を開始し、通知された前記第2の送信電力値と
前記第1の送信電力値との差から補正値を算出し、リソ
ース切替の前記第4のタイミング前に前記リソース元と
等しくなるよう第3のタイミングで前記閉ループ電力制
御中の送信電力値に前記補正値を加算する制御を行うこ
とを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の送信電力
制御方法の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0015】図1に示す本実施の形態は、制御CH受信
シンボルを複数のベースバンドリソース部30に供給す
る受信選択部10と、複数のベースバンドリソース部3
0から受け取った制御CH送信シンボルを選択する送信
選択部20と、制御CH受信シンボルとリソース切替制
御部40から通知された制御信号により閉ループ電力制
御を行う複数のベースバンドリソース部30と、外部か
らのリソース切替要求に基づいてリソースの割り当てお
よび切り替えを行うとともに、送信電力値のベースバン
ドリソース部30間の授受やタイミング設定の制御を行
うリソース切替制御部40とより構成されている。
【0016】また、ベースバンドリソース部30は、説
明を簡単にするため、リソース元に対応するベースバン
ドリソース部30aとリソース先に対応するベースバン
ドリソース部30bとを示している。
【0017】ベースバンドリソース部30a、30bは
同一構成および同一機能であり、受信選択部10より供
給された制御CH受信シンボルを用いて同期確立を判定
する同期確立判定部31a、31bと、制御CH受信シ
ンボルの受信TPC(Transmission Po
wer Control)ビットに基づいて送信電力値
設定部33a、33bに送信電力値の増減の命令を出す
TPC判定部32a、32bと、閉ループ電力制御を行
う送信電力値設定部33a,33bと、送信電力値の推
移を記憶する送信電力値プロファイル部34a、34b
と、送信電力値をベースバンドリソース部30間で受け
渡すタイミングをリソース切替制御部40との間で設定
するタイミング設定部35a、35bと、送信電力値設
定部33a、33bに対して送信電力初期値の設定ある
いは電力オフセットを計算する電力値オフセット計算部
36a、36bと、送信電力値設定部33a、33bか
ら出力される信号に従って制御CH送信シンボルを送信
選択部20へ出力する送信部37a,37bとより構成
されている。
【0018】次に、本実施の形態の送信電力制御方法の
動作を図1を参照して詳細に説明する。
【0019】図1において、リソース元をベースバンド
リソース部30a、リソース先をベースバンドリソース
部30bとして以下の説明を行う。
【0020】受信選択部10は、リソース元であるベー
スバンドリソース部30aに対して、制御CH受信シン
ボルを供給する。
【0021】ベースバンドリソース部30aの同期確立
判定部31aは、受信選択部10から受け取った制御C
H受信シンボルを用いて同期確立を判定する。
【0022】TPC判定部32aは、制御CH受信シン
ボルの受信TPCビットに基づき、送信電力を上げるか
否かの判定を行い、送信電力値設定部33aに対して送
信電力値の増減の命令を出す。
【0023】送信電力値設定部33aは、閉ループ電力
制御を行う。
【0024】送信電力値プロファイル部34aは、その
送信電力値の推移を記憶する。
【0025】タイミング設定部35aは、送信電力値を
ベースバンドリソース部30bとの間で受け渡すタイミ
ングをリソース切替制御部40との間で設定する。
【0026】電力値オフセット計算部36aは、送信電
力値設定部33aに対して送信電力初期値の設定や電力
値オフセットを計算する。
【0027】送信部37aは、送信電力値設定部33a
から出力される信号に従って制御CH送信シンボルを送
信選択部20へ出力する。
【0028】リソース切替制御部40は、複数のベース
バンドリソース部30a、30bをリソース元あるいは
リソース先に割り当てるとともに、外部から入力された
ベースバンドリソース切替要求を受け付けたとき、送信
電力値のリソース間授受およびタイミング設定、そして
ベースバンドリソースの切り替え、を次の手順により制
御する。
【0029】リソース切替制御部40は、まず、ベース
バンドリソース切替要求を受け取ると、受信選択部10
に対して、制御CH受信シンボルをリソース先にも転送
する指示と、リソース先に対して制御CH受信シンボル
を受け取るよう通知する。次に、リソース元に対して任
意のタイミングT1を設定し、そのタイミングT1での
送信電力値P1を受け取り、リソース先に対して閉ルー
プ電力制御を開始する送信電力初期値として通知する。
続いて、リソース先が閉ループ電力制御を開始するタイ
ミングT2を受け取ってリソース元へ通知し、そのタイ
ミングT2での送信電力値P2を受け取り、折り返しリ
ソース先へ通知する。
【0030】これより、リソース先は、閉ループ電力制
御を開始したときの送信電力値P1と、閉ループ電力制
御を開始したタイミングT2時点のリソース元の送信電
力値P2との差から補正値を算出し、タイミングT2以
降のタイミングT3でリソース元の送信電力値と等しく
なるよう閉ループ電力制御中の送信電力値に補正値を加
算する。
【0031】次に、リソース切替制御部40は、ベース
バンドリソース切替タイミングT4を設定し、受信選択
部10、送信選択部20およびベースバンドリソース部
30a、30bに対して通知し、ベースバンドリソース
切替を実行した後、リソース元を開放する制御を行う。
【0032】送信選択部20は、リソース先から受け取
った制御CH送信シンボルを選択する。
【0033】次に、本実施の形態のベースバンドリソー
ス切替動作の流れについて、図1および図2を用いて説
明する。図2は、図1に示す送信電力値プロファイル部
の動作状態を示すタイミングチャートである。
【0034】図2において、送信選択部20は、受信選
択部10より受け取る受信TPCビットに基づいて閉ル
ープ送信電力制御を行っているリソース元であるベース
バンドリソース部30a出力を選択して送信している状
態とする。また、受信TPCビットによる閉ループ電力
制御の電力値増減量をΔPtpcとする。
【0035】まず、リソース切替制御部40は、外部か
らベースバンドリソース切替要求を受け取ると、受信選
択部10に対して、制御チャネル受信シンボルをリソー
ス先であるベースバンドリソース部30bにも転送する
よう指示するとともに、リソース先に対して制御CH受
信シンボルを受け取るように通知する。
【0036】次に、リソース切替制御部40は、リソー
ス元のタイミング設定部35aに対して任意のタイミン
グT1を設定し、送信電力値プロファイル部34aから
タイミングT1時の送信電力値P1を受け取る。続い
て、リソース元から受け取った送信電力値P1を、リソ
ース先の送信電力値設定部33bに対して、送信電力制
御の初期値として設定するように通知する。
【0037】したがって、T1は、リソース先が送信電
力制御を開始するときの送信電力初期値としてリソース
元から送信電力値P1を取得するタイミングである。ま
た、ΔT1は、リソース先が送信電力値設定部33b
で、送信電力初期値P1を設定するまでの遅延量であ
る。
【0038】次に、リソース先は、同期確立判定部31
bにて同期が確立しTPC判定部32b、送信電力値設
定部33bで閉ループ電力制御を開始するタイミングT
2を設定し、リソース切替制御部40へ通知する。
【0039】リソース切替制御部40は、リソース先の
タイミング設定部35bから受け取った閉ループ電力制
御を開始するタイミングT2をリソース元のタイミング
設定部35aへ通知し、送信電力値プロファイル部34
aからタイミングT2での送信電力値P2を受け取る。
【0040】したがって、T2は、リソース先が閉ルー
プ電力制御を開始するタイミングであり、この時の送信
電力初期値はリソース元から取得したT1時点の送信電
力P1である。しかし、リソース先が閉ループ電力制御
を開始しても、送信選択部20はソース元の送信部37
a出力を選択して送信している状態のままである。
【0041】次に、リソース切替制御部40は、リソー
ス元から受け取った送信電力値P2をリソース先の電力
値オフセット計算部36bに通知する。
【0042】リソース先の電力値オフセット計算部36
bは、閉ループ電力制御を開始するタイミングT2時点
で設定した送信電力初期値P1と、今回受け取った閉ル
ープ電力制御を開始するタイミングT2時点でのソース
元の送信電力値P2との差から補正値ΔP21=P2−
P1を算出し、送信電力値設定部33bに電力値オフセ
ットとして設定する。続いて、リソース先は、補正値Δ
P21と受信TPCビットの電力値増減量ΔPtpcに
基づいて、閉ループ電力制御中の送信電力値をタイミン
グT3時点で補正する。
【0043】したがって、T3は、リソース先が閉ルー
プ電力制御をしているT3直前の送信電力値に、オフセ
ット量ΔP21と受信TPCビットの電力増減量ΔPt
pcとを加えた送信電力値を加算するタイミングであ
り、この時点でリソース先の送信電力値をリソース元の
送信電力値に一致させることができる。この過程は、図
2に示すように、タイミングT2からタイミングT3ま
での区間において、リソース先の送信電力値を示す実線
とリソース元の送信電力値を示す点線とで示している。
【0044】また、ΔT2は、リソース先がリソース元
へ通知したT2時点のリソース元の送信電力値P2を折
り返し受け取り、電力値オフセット計算部36bでΔP
21=P2−P1を算出し、送信電力値設定部33bで
設定するタイミングT3までの遅延量である。
【0045】次に、リソース切替制御部40は、ベース
バンドリソースを切り替えるT4時点を設定し、受信選
択部10、送信選択部20、リソース元およびリソース
先のベースバンドリソース部30a、30bそれぞれに
切替タイミングT4を通知する。そして、ベースバンド
リソース切替タイミングT4で、受信選択部10と送信
選択部20とは、接続先をリソース元からリソース先に
切り換え、リソース元を解放することでベースバンドリ
ソースの切替が終了する。
【0046】このように、リソース先が閉ループ電力制
御を開始するタイミングT2以降は、リソース元および
リソース先で同じ受信TPCビットを用いることによ
り、それぞれの送信電力値が等しく遷移し、T2時点に
おけるリソース先とリソース元との送信電力値の差から
補正値、すなわちオフセット量ΔP21=P2−P1を
求めて、ベースバンドリソース切替タイミングT4まで
の任意のタイミングT3に、閉ループ電力制御中のリソ
ース先の送信電力値を補正するため、ベースバンドリソ
ース切替タイミングT4でリソース先がリソース元の送
信電力値P4と同じ送信電力値で送信を開始することが
できる。
【0047】以上のように、本実施の形態によれば、リ
ソース切替を行う場合に、リソース元から引き継いだ送
信電力値とリソース切替タイミングでのリソース元の送
信電力値とが異なるため、送信電力値の過度な増減を伴
い、通信品質が劣化するような問題を取り除くことがで
きる。
【0048】また、本実施の形態はベースバンドリソー
ス切替時の送信電力制御に限らず、一般的なリソース、
更には、閉ループ電力制御を必要とする無線装置全般に
応用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の送信電力
制御方法によれば、リソース先がリソース元と同じ制御
CH受信シンボルを受信し、リソース先が閉ループ電力
制御を開始する時点で、リソース先とリソース元との送
信電力値の差分を求め、リソース先の送信電力値に補正
を加えることにより、切り替え時において、リソース先
がリソース元と同じく最適な送信電力値で送信を開始す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信電力制御方法の一つの実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示す送信電力値プロファイル部
の動作状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 受信選択部 20 送信選択部 30a、30b ベースバンドリソース部 40 リソース切替制御部 31a、31b 同期確立判定部 32a、32b TPC判定部 33a、33b 送信電力値設定部 34a、34b 送信電力値プロファイル部 35a、35b タイミング設定部 36a、36b 電力値オフセット計算部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA(符号分割多元接続)無線基地
    局装置におけるリソース切替時の送信電力制御方法であ
    って、リソース先がリソース元と同じ制御CH受信シン
    ボルを受信し、閉ループ電力制御を開始したときの送信
    電力値と前記閉ループ電力制御を開始した時の前記リソ
    ース元の送信電力値との差から補正値を算出し、リソー
    ス切替時点までに前記リソース元と等しくなるよう前記
    閉ループ電力制御中の送信電力値を前記補正値により制
    御することを特徴とする送信電力制御方法。
  2. 【請求項2】 CDMA(符号分割多元接続)無線基地
    局装置におけるリソース切替時の送信電力制御方法であ
    って、リソース先がリソース元と同じ制御CH受信シン
    ボルの受信を開始して同期を確立し、閉ループ電力制御
    を開始する前に通知された前記リソース元の第1の送信
    電力値を記憶するとともに送信電力初期値として前記閉
    ループ電力制御を開始し、前記閉ループ電力制御を開始
    したときの前記リソース元の第2の送信電力値を通知さ
    れ、前記第1の送信電力値と前記第2の送信電力値との
    差から補正値を算出し、リソース切替時点までに前記リ
    ソース元と等しくなるよう前記閉ループ電力制御中の送
    信電力値に前記補正値を加算する制御を行うことを特徴
    とする送信電力制御方法。
  3. 【請求項3】 CDMA(符号分割多元接続)無線基地
    局装置であって、制御CH受信シンボルを複数のリソー
    ス部に供給する受信選択部と、前記複数のリソース部か
    ら受け取った制御CH送信シンボルを選択する送信選択
    部と、前記制御CH受信シンボルとリソース切替制御部
    から通知された制御信号により閉ループ電力制御を行う
    前記複数のリソース部と、外部からのリソース切替要求
    に基づいてリソースの割り当ておよび切り替えを行うと
    ともに、送信電力値の前記リソース部間の授受やタイミ
    ング設定の制御を行うリソース切替制御部と、より構成
    されることを特徴とする基地局装置。
  4. 【請求項4】 前記リソース部は、前記制御CH受信シ
    ンボルを用いて同期確立を判定する同期確立判定部と、
    前記制御CH受信シンボルの受信TPC(Transm
    ission Power Control)ビットに
    基づいて送信電力値設定部に送信電力値の増減の命令を
    出すTPC判定部と、前記閉ループ電力制御を行う送信
    電力値設定部と、前記送信電力値の推移を記憶する送信
    電力値プロファイル部と、前記送信電力値を前記リソー
    ス部間で受け渡すタイミングを前記リソース切替制御部
    との間で設定するタイミング設定部と、前記送信電力値
    設定部に対して送信電力初期値の設定あるいは電力値オ
    フセットを計算する電力値オフセット計算部と、前記送
    信電力値設定部から出力される信号に従って制御CH送
    信シンボルを前記送信選択部へ出力する送信部と、より
    構成されることを特徴とする請求項3記載の基地局装
    置。
  5. 【請求項5】 前記リソース切替制御部は、複数の前記
    リソース部をリソース元あるいはリソース先として割り
    当て、外部からの前記リソース切替要求を受け付けたと
    き、前記受信選択部に対して前記制御CH受信シンボル
    を前記リソース先への転送を指示し、前記リソース元に
    対して設定した第1のタイミングにおける第1の送信電
    力値を受け取り、前記リソース先に対して前記閉ループ
    電力制御を開始する送信電力初期値として通知し、前記
    リソース先が前記閉ループ電力制御を開始する第2のタ
    イミングを受け取って前記リソース元へ通知し、前記第
    2のタイミングにおける前記リソース元の第2の送信電
    力値を前記リソース先へ受け渡し、リソース切替の第4
    のタイミングを設定して前記受信選択部、前記送信選択
    部および前記複数のリソース部へ通知し、リソース切替
    を実行した後前記リソース元を開放する制御を行うこと
    を特徴とする請求項3又は4記載の基地局装置。
  6. 【請求項6】 前記リソース元となる前記リソース部
    は、前記リソース切替制御部に対して、設定された前記
    第1のタイミングにおける前記第1の送信電力値を通知
    し、通知された前記第2のタイミングにおける前記第2
    の送信電力値を通知することを特徴とする請求項3、4
    又は5記載の基地局装置。
  7. 【請求項7】 前記リソース先となる前記リソース部
    は、前記受信選択部から前記制御CH受信シンボルを受
    け取って回線を確立し、前記リソース切替制御部に対し
    て、前記受信TPCビットに基づく前記閉ループ電力制
    御を開始する前記第2のタイミングを通知し、前記第1
    の送信電力値を送信電力初期値として前記閉ループ電力
    制御を開始し、通知された前記第2の送信電力値と前記
    第1の送信電力値との差から補正値を算出し、リソース
    切替の前記第4のタイミング前に前記リソース元と等し
    くなるよう第3のタイミングで前記閉ループ電力制御中
    の送信電力値に前記補正値を加算する制御を行うことを
    特徴とする請求項3、4、5又は6記載の基地局装置。
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