JP2002251311A - コンテキストデータ生成・利用方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

コンテキストデータ生成・利用方法、プログラム及び記録媒体

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JP2002251311A
JP2002251311A JP2001047134A JP2001047134A JP2002251311A JP 2002251311 A JP2002251311 A JP 2002251311A JP 2001047134 A JP2001047134 A JP 2001047134A JP 2001047134 A JP2001047134 A JP 2001047134A JP 2002251311 A JP2002251311 A JP 2002251311A
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Japan
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content
computer
network
contents
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JP2001047134A
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Hiroyuki Sato
宏之 佐藤
Kenji Otomo
健治 大友
Takeshi Masuo
剛 増尾
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツ間の関係を表現するコンテキスト
データを生成して、生成したコンテキストデータを複数
のユーザが共有できるようにする。 【解決手段】 コンピュータ1−1〜1−3は、ユーザ
が複数のコンテンツに関わる処理をした際、コンテンツ
間の関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ毎
に生成したり、コンテンツとユーザとの関係を表現する
コンテキストデータをコンテンツ毎に生成したり、オペ
レーティングシステム又はアプリケーションソフトウェ
アが管理しているコンテンツ間のリンク関係又は階層構
造関係を参照して、コンテキストデータをコンテンツ毎
に生成したりして、生成したコンテキストデータをネッ
トワーク上のサーバ2−1〜2−3に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワーク上での複数のユーザ間での情報、知識の共有手
段を提供するネットワークサービスシステムに係り、よ
り具体的には、映像コンテンツや音楽コンテンツ、イン
ターネット上のホームページ、電子的なドキュメント等
のコンテンツ間の関係を表現するコンテキストデータを
ユーザの複数のコンテンツにまたがる活動などから簡易
に生成して、生成したコンテキストデータをネットワー
クを介して流通させ、複数のユーザがコンテキストデー
タを共有できるようにしたコンテキストデータ生成・利
用方法、記録媒体及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワールド・ワイド・ウエブ(Worl
d Wide Web)に代表されるように、コンピュータで管理
される例えば映像コンテンツや音楽コンテンツなどをコ
ンピュータネットワークの利用により複数のユーザでネ
ットワークを介して参照する仕組みが知られている。ま
た、コンピュータを利用している個人のユーザや小グル
ープにおいて、利用している複数のコンテンツ間のリン
クを表わすデータを、コンテンツとは別の情報媒体や情
報媒体の別の記憶領域に記述して管理することが知られ
ている。
【0003】例えば、ワールド・ワイド・ウエブ・コン
ソーシアム(World Wide Web Consortium:W3C)で規定
されているエックスリンク(XML Linking Language:XL
ink)などの仕様に従うと、コンテンツとは独立した別
の文書に、あるコンテンツ(改変不可能なCD−ROM
内に記録されている文書ファイルなどを含む)に対する
注釈という関係で、メモを記述した別のコンテンツが存
在していることを記述することができる。
【0004】また、その文書をエックスリンク対応のハ
イパーテキストブラウザに読み込ませることによって、
コンテンツ自身にリンク情報が記述されていなくても、
ユーザはコンテンツのブラウジング中に、コンテンツと
メモとの関係を知ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術により、大
量のコンテンツをコンピュータネットワークの利用によ
って複数のユーザが共有することができるが、ユーザが
自分の必要とするコンテンツを効率良く探すためには、
他のコンテンツとの関連性などについて記述された、コ
ンテンツの背景を示すデータが探索の出発点となるコン
テンツと併せて提示されることが必要である。
【0006】しかしながら、従来の技術では、コンテン
ツの背景を示すデータを簡易に生成する手段がなく、こ
のようなデータをテキストエディタなどによって記述し
ていたのでは時間がかかり、大量のコンテンツ間の関係
を表現するデータを生成することが難しいという問題点
があった。
【0007】また、1つのコンテンツに対して、各ユー
ザや小グループ毎にそれぞれ別々にコンテンツ間の関係
を表現するデータを管理している場合、あるユーザや小
グループで管理されているデータを別のユーザや小グル
ープが利用することは容易ではなく、1つのコンテンツ
からこのコンテンツに関係する、複数の個人やグループ
で管理されているデータを自動的、かつ連続的に検索す
ることは容易ではない。したがって、従来の技術では、
複数のコンテンツ間の関係を記述したデータを、コンピ
ュータネットワークを介してユーザが簡単な操作で参照
することが難しいという問題点があった。
【0008】本発明は、上述したような従来システムで
考慮が欠如されていた点に鑑みてなされたもので、コン
テンツ間の関係を表現するコンテキストデータをユーザ
の複数のコンテンツにまたがる活動などから簡易に生成
して、コンピュータネットワークを介して大量に流通さ
せ、複数のユーザが簡易に情報探索などのさまざまな用
途に効率よく活用できるようにしたコンテキストデータ
生成・利用方法、記録媒体及びプログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコンテキストデ
ータ生成・利用方法は、ネットワークと接続されたコン
ピュータ(1−1〜1−3)において、ユーザがコンピ
ュータ上で動作するアプリケーションソフトウェアを用
いて、コンピュータ内やコンピュータネットワーク上に
存在するコンテンツを利用しているところにおいて、ユ
ーザが複数のコンテンツに関わる処理をした際、前記複
数のコンテンツ間の関係を表現するコンテキストデータ
をコンテンツ毎に前記コンピュータで生成して、生成し
たコンテキストデータをコンテンツとは独立した状態
で、前記ネットワーク上の蓄積手段(2−1〜2−3)
に蓄積するようにしたものである。ユーザがコンピュー
タを用いて複数のコンテンツに関わる処理をした際、コ
ンテキストデータは、主対象コンテンツの格納先を示す
アドレス(E1)と、主対象コンテンツと関係のある関
連コンテンツのアドレス(E31,E32)と、主対象
コンテンツと関連コンテンツとの関係を示す関係情報
(E21,E22)とを主な要素として、コンテンツ毎
に生成される。コンテキストデータの格納は、コンテキ
ストデータを蓄積・管理する蓄積手段に対して、コンテ
キストデータを生成したコンピュータがネットワークを
介して通信することにより行われる。蓄積手段は、同一
のクライアントアプリケーションの操作に関わるコンテ
キストデータをまとめて管理したり、同一のコンピュー
タ内の複数のクライアントアプリケーションの操作に関
わるコンテキストデータをまとめて管理したりする。
【0010】また、本発明のコンテキストデータ生成・
利用方法は、ネットワークと接続されたコンピュータ
(1−1〜1−3)において、ユーザが前記コンピュー
タを用いてコンテンツに関わる処理をした際、このコン
テンツと前記ユーザとの関係を表現するコンテキストデ
ータをコンテンツ毎に前記コンピュータで生成して、生
成したコンテキストデータをコンテンツとは独立した状
態で、前記ネットワーク上の蓄積手段(2−1〜2−
3)に蓄積するようにしたものである。ユーザとコンテ
ンツとの関係を示すときは、そのコンテンツにつながり
のある複数のコンテンツのアドレスの要素に、コンテン
ツと関係のあるユーザを特定するためのメールアドレス
などの情報を格納した、コンテキストデータを生成し、
コンピュータネットワーク上の蓄積手段にまとめて格納
する。
【0011】また、本発明のコンテキストデータ生成・
利用方法は、ネットワークと接続されたコンピュータ
(1−1〜1−3)において、オペレーティングシステ
ム又はアプリケーションソフトウェアが管理しているコ
ンテンツ間のリンク関係又は階層構造関係を参照して、
前記コンテンツ間の関係を表現するコンテキストデータ
をコンテンツ毎に前記コンピュータで生成して、生成し
たコンテキストデータを前記ネットワーク上の蓄積手段
(2−1〜2−3)に蓄積するようにしたものである。
この場合に生成されるコンテキストデータは、主対象コ
ンテンツのアドレス(E1)と、主対象コンテンツとリ
ンク関係あるいは階層構造の親子関係にある関連コンテ
ンツのアドレス(E31,E32)と、主対象コンテン
ツと関連コンテンツとの関係(例えば、階層構造の上位
と下位にある親子関係)を示す関係情報(E21,E2
2)とを要素として構成されており、前記と同様に各コ
ンテンツ毎に生成される。
【0012】また、本発明のコンテキストデータ生成・
利用方法の1構成例は、前記コンピュータからネットワ
ーク上に配置された少なくとも1つの前記蓄積手段にア
クセスして、ユーザによって指定された注目コンテンツ
に対応する少なくとも1つの前記コンテキストデータを
前記蓄積手段から取得することにより、前記注目コンテ
ンツと直接的あるいは間接的に関係する少なくとも1つ
のコンテンツを探索するようにしたものである。ユーザ
は、コンピュータを通じてネットワーク上の蓄積手段と
通信を行い、蓄積手段に格納されているコンテキストデ
ータの内容をコンピュータに取り込んで参照したり、蓄
積手段の機能を操作することが可能である。蓄積手段
は、ネットワークを介して蓄積手段同士で互いに通信す
ることができる。複数のコンテキストデータがコンピュ
ータネットワーク上の複数のコンピュータによって生成
され複数の蓄積手段によって蓄積・管理されていると
き、ユーザは、コンピュータを通じて蓄積手段にアクセ
スすることにより、選択した注目コンテンツと関係する
1つ又は複数の関連コンテンツを探索することが可能で
ある。コンピュータは、蓄積手段にアクセスして、注目
コンテンツに対応するコンテキストデータ内のコンテン
ツのアドレスなどの要素データを参照して、注目コンテ
ンツと関係のある関連コンテンツのアドレスを調べる。
さらに、蓄積手段から別の蓄積手段に通信して、注目コ
ンテンツ又は関連コンテンツに対応するコンテキストデ
ータが存在するかどうかを参照する。コンテキストデー
タがある場合は、それをネットワーク越しに取得する。
コンピュータは、通信した蓄積手段を経由してさらに別
の蓄積手段に通信して、注目コンテンツ又は関連コンテ
ンツに対応するコンテキストデータが存在するかどうか
を参照するというように、ネットワーク上で分散配置さ
れた蓄積手段を参照して、コンテキストデータを取得す
ることで、選択された注目コンテンツと関係する関連コ
ンテンツを連鎖的に探索することが可能となる。
【0013】また、本発明のコンテキストデータ生成・
利用方法の1構成例は、複数のコンテンツを前記注目コ
ンテンツとして前記探索を行った結果、複数の注目コン
テンツ間に生じた新たな関係を表現するコンテキストデ
ータを前記コンピュータで生成して、生成したコンテキ
ストデータを前記ネットワーク上の蓄積手段に蓄積する
ようにしたものである。すなわち、ユーザが2つ以上の
コンテンツにまたがって探索を行った際に、探索の結果
コンテンツ間に生じた新たなリンク関係をコンテキスト
データに追加して、生成したコンテキストデータをネッ
トワーク上の蓄積手段に蓄積する。また、本発明のコン
テキストデータ生成・利用方法の1構成例は、前記取得
した複数のコンテキストデータを基に前記注目コンテン
ツに対応するコンテキストデータを編集し、編集後のコ
ンテキストデータを前記ネットワーク上の蓄積手段に蓄
積するようにしたものである。すなわち、探索の過程
で、複数の蓄積手段で管理されていたコンテキストデー
タが1つの場所に集められたときに、複数のコンテキス
トデータにおける共通の要素をまとめたりすることによ
って、コンテキストデータを編集する。また、本発明の
コンテキストデータ生成・利用方法の1構成例は、前記
取得したコンテキストデータを基に前記注目コンテンツ
と前記探索したコンテンツとの関係を視覚化して、前記
コンピュータ上で表示するようにしたものである。コン
ピュータは、ユーザによって注目コンテンツが選択さ
れ、この注目コンテンツに関係する関連コンテンツの探
査をユーザから指示された場合、注目コンテンツと直接
的あるいは間接的に対応するコンテキストデータをコン
ピュータネットワーク上に分散配置された複数の蓄積手
段から連鎖的に取得して、取得したコンテキストデータ
を基に、注目コンテンツを中心とする各コンテンツ間の
関係を構造化及び視覚化し、表示装置の画面に表示す
る。
【0014】また、本発明のコンテキストデータ生成・
利用プログラムは、ネットワークと接続されたコンピュ
ータにおいて、ユーザが前記コンピュータを用いて複数
のコンテンツに関わる処理をした際、前記複数のコンテ
ンツ間の関係を表現するコンテキストデータをコンテン
ツ毎に生成して、生成したコンテキストデータを前記ネ
ットワーク上の蓄積手段に蓄積する手順を前記コンピュ
ータに実行させるようにしたものである。また、本発明
のコンテキストデータ生成・利用プログラムは、ネット
ワークと接続されたコンピュータにおいて、ユーザが前
記コンピュータを用いてコンテンツに関わる処理をした
際、このコンテンツと前記ユーザとの関係を表現するコ
ンテキストデータをコンテンツ毎に生成して、生成した
コンテキストデータを前記ネットワーク上の蓄積手段に
蓄積する手順を前記コンピュータに実行させるようにし
たものである。また、本発明のコンテキストデータ生成
・利用プログラムは、ネットワークと接続されたコンピ
ュータにおいて、オペレーティングシステム又はアプリ
ケーションソフトウェアが管理しているコンテンツ間の
リンク関係又は階層構造関係を参照して、前記コンテン
ツ間の関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ
毎に生成して、生成したコンテキストデータを前記ネッ
トワーク上の蓄積手段に蓄積する手順を前記コンピュー
タに実行させるようにしたものである。
【0015】また、本発明のコンテキストデータ生成・
利用プログラムの1構成例は、ネットワーク上に配置さ
れた少なくとも1つの前記蓄積手段にアクセスして、ユ
ーザによって指定された注目コンテンツに対応する少な
くとも1つの前記コンテキストデータを前記蓄積手段か
ら取得することにより、前記注目コンテンツと直接的あ
るいは間接的に関係する少なくとも1つのコンテンツを
探索する手順を前記コンピュータに実行させるようにし
たものである。また、本発明のコンテキストデータ生成
・利用プログラムの1構成例は、複数のコンテンツを前
記注目コンテンツとして前記探索を行った結果、複数の
注目コンテンツ間に生じた新たな関係を表現するコンテ
キストデータを生成して、生成したコンテキストデータ
を前記ネットワーク上の蓄積手段に蓄積する手順を前記
コンピュータに実行させるようにしたものである。ま
た、本発明のコンテキストデータ生成・利用プログラム
の1構成例は、前記取得した複数のコンテキストデータ
を基に前記注目コンテンツに対応するコンテキストデー
タを編集し、編集後のコンテキストデータを前記ネット
ワーク上の蓄積手段に蓄積する手順を前記コンピュータ
に実行させるようにしたものである。また、本発明のコ
ンテキストデータ生成・利用プログラムの1構成例は、
前記取得したコンテキストデータを基に前記注目コンテ
ンツと前記探索したコンテンツとの関係を視覚化して表
示する手順を前記コンピュータに実行させるようにした
ものである。また、本発明の記録媒体は、コンテキスト
データ生成・利用プログラムを記録したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態となるコンピュータネットワークシステムの構
成を示すブロック図である。本発明のコンテキストデー
タ生成・利用方法は、例えば「ナレッジマネジメントシ
ステム」、「文書検索システム」、「電子図書館システ
ム」、「電子商店街(サイバーモール)システム」など
のコンピュータネットワークシステムに適用することが
できる。
【0017】コンピュータ1−1,1−2,1−3及び
サーバ2−1,2−2,2−3は、図示しないコンピュ
ータネットワークによって相互に接続され、コンピュー
タネットワークを介して通信を行うことができるように
なっている。図1において、C1,C2,C31,C3
2,C33は、コンピュータネットワークを介した通信
を示す。また、M1,M2,M3,M41,M42,M
43は、後述するコンテキストデータの移動を示す。
【0018】コンピュータ1−1〜1−3は、CPU、
記憶装置及びインタフェースを備えたハードウェア資源
とこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによ
って実現することができる。クライアントアプリケーシ
ョン11,12、Webブラウザ13は、それぞれコン
ピュータ1−1,1−2,1−3の記憶装置に格納さ
れ、基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)上
で稼働するソフトウェアである。
【0019】クライアントアプリケーション11,12
は、文書やプレゼンテーションファイルを作成・保存す
る既存のアプリケーションや、コンピュータファイルを
操作をする既存のアプリケーションに、例えば映像コン
テンツや音楽コンテンツ、インターネット上のホームペ
ージ、電子的なドキュメント(文書ファイル、プレゼン
テーション資料ファイル等の複数のコンテンツの間の関
係を表現するデータ(以下、コンテキストデータとい
う)を生成する機能と、サーバ2−1〜2−3と通信す
る機能とが追加されたものである。
【0020】ユーザは、クライアントアプリケーション
11、12を通じてコンピュータ1−1〜1−3あるい
はサーバ2−1〜2−3に格納されているコンテンツを
利用することができる。
【0021】クライアントアプリケーション11,12
は、ユーザがクライアントアプリケーション11,12
を用いて複数のコンテンツに関わる処理をしたとき、こ
の複数のコンテンツ間の関係を表現するコンテキストデ
ータをコンテンツ毎に生成する。コンテキストデータ
は、XML(eXtensible Markup Language)などで記述
されており、クライアントアプリケーション11,12
が容易に生成可能なデータとなっている。
【0022】コンテキストデータがどのようなタイミン
グで生成されるかを図2に示す。図2において、PC1
はクライアントアプリケーション11が起動しているコ
ンピュータ1−1の表示装置の画面の1例である。コン
ピュータ1−1のユーザは、クライアントアプリケーシ
ョン11を通じて2つのファイルシステムA1,A2を
操作している。
【0023】図2の例は、ユーザがコンピュータ1−1
に接続されているマウスを操作して、ファイルシステム
A2で管理されている、インターネットのWebサービ
スを行うためのディレクトリにあるコンテンツBをファ
イルシステムA1で管理されているディレクトリにドラ
ッグ&ドロップ(D1)でコピーした様子を表してい
る。コピー先のコンテンツはAという名称になってい
る。
【0024】クライアントアプリケーション11は、こ
のように2つのコンテンツA,Bに関わる処理をユーザ
から指示されたとき、コンテンツA、Bの各々に対応す
るコンテキストデータを生成する。
【0025】コンテキストデータの構造を図3に示す。
主たる対象をコンテンツAとしたコンテキストデータ
は、主対象コンテンツAの格納先を示すアドレスE1
と、主対象コンテンツAと関係のある関連コンテンツB
のアドレスE31と、主対象コンテンツAと関連コンテ
ンツBとの関係を示す関係情報E21とを主な要素とし
て構成される。主たる対象をコンテンツBとしたコンテ
キストデータの構造も同様である。
【0026】図2の例では、コンテンツAと関係する関
連コンテンツはBだけであるが、関連コンテンツが新た
に生じた場合には、この関連コンテンツのアドレスE3
2とこの関連コンテンツと主対象コンテンツとの関係を
示す関係情報E22とがコンテキストデータに新たに追
加される。図3のP1,P2で示すように、アドレスE
31,E32と関係情報E21,E22とは一組になっ
て追加される。なお、追加の個数は自由である。
【0027】主対象コンテンツのアドレスE1又は関連
コンテンツのアドレスE31,E32としては、Web
のURL(Uniform Resource Locator)や、ファイルシ
ステムのパスなどが格納される。関係情報E21,E2
2としては、例えば「コピー」や「被引用」などといっ
た、主対象コンテンツと関連コンテンツとの関係が生ま
れる元となった操作を示す情報と、この操作を行ったユ
ーザを示す情報とを含む属性データが格納される。
【0028】図4にコンテキストデータの具体例を示
す。図4に示したコンテキストデータによれば、主対象
コンテンツのアドレスがURL「http://aaa/ 」、主対
象コンテンツと関係のある一方の関連コンテンツのアド
レスがURL「http://bbb/ 」であることが分かる。そ
して、主対象コンテンツは、ユーザαによるURLが
「http://bbb/ 」の関連コンテンツからのコピー操作に
よって生成されたことが分かる。
【0029】同様に、図4に示したコンテキストデータ
によれば、主対象コンテンツと関係のある他方の関連コ
ンテンツのアドレスがURL「http://ccc/ 」であるこ
とが分かる。そして、主対象コンテンツは、ユーザβに
よりURLが「http://ccc/」の関連コンテンツで引用
されたことが分かる。
【0030】図4から分かるように、コンテキストデー
タは、ユーザとコンテンツとの関係をも表現している。
クライアントアプリケーション11,12は、ユーザが
クライアントアプリケーション11,12を用いてコン
テンツに関わる処理をしたとき、該当コンテンツに対応
するコンテキストデータ(該当コンテンツのアドレスを
E1,E31,E32内に有するコンテキストデータ)
の関係情報E21,E22として、ユーザを特定するた
めのメールアドレス等の属性データを格納する。これに
より、ユーザとコンテンツとの関係をコンテキストデー
タに格納することができる。
【0031】また、クライアントアプリケーション1
1,12は、ユーザがクライアントアプリケーション1
1,12を用いてコンテンツに関わる処理をしたか否か
に関係なく、自装置(コンピュータ)のオペレーティン
グシステムや自装置のアプリケーションソフトウェアが
管理しているコンテンツ間のリンク関係や階層構造関係
を参照して、コンテキストデータを生成することもでき
る。
【0032】この場合に生成されるコンテキストデータ
は、主対象コンテンツのアドレスE1と、主対象コンテ
ンツとリンク関係あるいは階層構造の親子関係にある関
連コンテンツのアドレスE31,E32と、主対象コン
テンツと関連コンテンツとの関係(例えば、階層構造の
上位と下位にある親子関係)を示す関係情報E21,E
22とを要素として構成されており、前記と同様に各コ
ンテンツ毎に生成される。
【0033】コンテキストデータの格納は、コンテキス
トデータを蓄積・管理するサーバ2−1,2−2,2−
3に対して、コンテキストデータを生成したクライアン
トアプリケーション11,12がコンピュータネットワ
ークを介して通信することにより行われる。
【0034】例えば、図1のC1で示すようにクライア
ントアプリケーション11とサーバ2−1は、コンピュ
ータネットワークを介して通信を行い、クライアントア
プリケーション11は、生成したコンテキストデータを
サーバ2−1に送信する(M1)。
【0035】こうして、コンテキストデータは、対応す
るコンテンツとは独立した状態で、コンピュータネット
ワーク上の蓄積手段であるサーバ2−1,2−2,2−
3に蓄積される。サーバ2−1,2−2,2−3は、同
一のクライアントアプリケーションの操作に関わるコン
テキストデータをまとめて管理したり、同一のコンピュ
ータ内の複数のクライアントアプリケーションの操作に
関わるコンテキストデータをまとめて管理したりする。
【0036】ユーザは、コンピュータ1−1のクライア
ントアプリケーション11を通じてサーバ2−1と通信
を行い(C1)、サーバ2−1に格納されているコンテ
キストデータの内容をクライアントアプリケーション1
1に取り込んで参照したり(M2)、サーバ2−1の機
能を操作することが可能である。
【0037】各サーバ2−1,2−2,2−3は、互い
に通信することができる(C31,C32,C33)。
このようなサーバ同士の通信は、ピア・ツー・ピア(pe
er to peer)型のプロトコルによって行われる。
【0038】複数のコンテキストデータがコンピュータ
ネットワーク上の複数のコンピュータ1−1,1−2,
1−3によって生成され複数のサーバ2−1,2−2,
2−3によって蓄積・管理されているとき、ユーザは、
クライアントアプリケーション11を通じてサーバ2−
1にアクセスすることにより(C1)、選択したコンテ
ンツ(以下、注目コンテンツと呼ぶ)と関係する1つ又
は複数の関連コンテンツを探索することが可能である。
【0039】すなわち、クライアントアプリケーション
11は、ユーザから注目コンテンツと関係する関連コン
テンツを探索するよう指示されると、サーバ2−1にア
クセスし、ユーザが選択した注目コンテンツAのアドレ
スをキーとして、注目コンテンツAに対応するコンテキ
ストデータ(注目コンテンツAのアドレスをE1,E3
1,E32内に有するコンテキストデータ、以下、コン
テキストデータT1と呼ぶ)がサーバ2−1に蓄積され
ているかどうかを調べ、コンテキストデータT1が蓄積
されている場合には、このコンテキストデータT1をサ
ーバ2−1から取得する(M2)。
【0040】続いて、クライアントアプリケーション1
1は、サーバ2−1を介して他のサーバ2−2と通信し
(C31)、注目コンテンツAのアドレスをキーとし
て、注目コンテンツAに対応するコンテキストデータ
(以下、コンテキストデータT2と呼ぶ)がサーバ2−
2に蓄積されているかどうかを調べ、コンテキストデー
タT2が蓄積されている場合には、このコンテキストデ
ータT2をサーバ2−2から取得する(M41)。
【0041】さらに、クライアントアプリケーション1
1は、サーバ2−1,2−2を介して他のサーバ2−3
と通信し(C33)、注目コンテンツAのアドレスをキ
ーとして、注目コンテンツAに対応するコンテキストデ
ータ(以下、コンテキストデータT3と呼ぶ)がサーバ
2−3に蓄積されているかどうかを調べ、コンテキスト
データT3が蓄積されている場合には、このコンテキス
トデータT3をサーバ2−3から取得する(M43)。
以上により、注目コンテンツAと直接的に関係する関連
コンテンツを探索することが可能になる。ここでは、関
連コンテンツとしてB,Cが見つかったものとする。
【0042】次に、クライアントアプリケーション11
は、取得したコンテキストデータT1〜T3に含まれる
関連コンテンツBのアドレスをキーとして、この関連コ
ンテンツBに対応するコンテキストデータ(関連コンテ
ンツBのアドレスをE1,E31,E32内に有するコ
ンテキストデータ、以下、コンテキストデータT4と呼
ぶ)がサーバ2−1に蓄積されているかどうかを調べ、
コンテキストデータT4が蓄積されている場合には、こ
のコンテキストデータT4をサーバ2−1から取得す
る。
【0043】また、クライアントアプリケーション11
は、関連コンテンツBのアドレスをキーとして、この関
連コンテンツBに対応するコンテキストデータ(以下、
コンテキストデータT5と呼ぶ)がサーバ2−2に蓄積
されているかどうかを調べ、コンテキストデータT5が
蓄積されている場合には、このコンテキストデータT5
をサーバ2−2から取得する。
【0044】さらに、クライアントアプリケーション1
1は、関連コンテンツBのアドレスをキーとして、この
関連コンテンツBに対応するコンテキストデータ(以
下、コンテキストデータT6と呼ぶ)がサーバ2−3に
蓄積されているかどうかを調べ、コンテキストデータT
6が蓄積されている場合には、このコンテキストデータ
T6をサーバ2−3から取得する。以上により、コンテ
ンツBと関係する関連コンテンツ(コンテンツBを介し
て注目コンテンツAと間接的に関係する関連コンテン
ツ)を探索することが可能になる。
【0045】同様に、クライアントアプリケーション1
1は、取得したコンテキストデータT1〜T3に含まれ
る関連コンテンツCのアドレスをキーとして、この関連
コンテンツCに対応するコンテキストデータ(以下、コ
ンテキストデータT7と呼ぶ)がサーバ2−1に蓄積さ
れているかどうかを調べ、コンテキストデータT7が蓄
積されている場合には、このコンテキストデータT7を
サーバ2−1から取得する。
【0046】また、クライアントアプリケーション11
は、関連コンテンツCのアドレスをキーとして、この関
連コンテンツCに対応するコンテキストデータ(以下、
コンテキストデータT8と呼ぶ)がサーバ2−2に蓄積
されているかどうかを調べ、コンテキストデータT8が
蓄積されている場合には、このコンテキストデータT8
をサーバ2−2から取得する。
【0047】さらに、クライアントアプリケーション1
1は、関連コンテンツCのアドレスをキーとして、この
関連コンテンツCに対応するコンテキストデータ(以
下、コンテキストデータT9と呼ぶ)がサーバ2−3に
蓄積されているかどうかを調べ、コンテキストデータT
9が蓄積されている場合には、このコンテキストデータ
T9をサーバ2−3から取得する。以上により、コンテ
ンツCと関係する関連コンテンツ(コンテンツCを介し
て注目コンテンツAと間接的に関係する関連コンテン
ツ)を探索することが可能になる。
【0048】また、クライアントアプリケーション11
は、注目コンテンツAと直接的な関係はないが、関連コ
ンテンツB又はCと関係する関連コンテンツD(注目コ
ンテンツAとの関係がコンテキストデータで定義されて
いないコンテンツ)をコンテンツテキストデータT1〜
T9の中から見つけた場合、この関連コンテンツDのア
ドレスをキーとして、関連コンテンツB,Cと同様の探
索を行う。
【0049】さらに、注目コンテンツAと直接的な関係
はないが、関連コンテンツDと関係する関連コンテンツ
Eをコンテキストデータから新たに見つけた場合、この
関連コンテンツEのアドレスをキーとして同様の探索を
行うことも可能である。以上により、注目コンテンツA
と間接的に関係するコンテンツD,Eを探索することが
可能になる。直接的又は間接的に関係するコンテンツの
探索を何段階にわたって行うかは、予めユーザから指定
することができる。
【0050】以上のように、注目コンテンツと直接的あ
るいは間接的に対応するコンテキストデータをコンピュ
ータネットワーク上に分散配置された複数のサーバ2−
1,2−2,2−3から連鎖的に取得して、取得したコ
ンテキストデータの内容をクライアントアプリケーショ
ン11を使って見ることにより、注目コンテンツと直接
的あるいは間接的に関係する1つ又は複数の関連コンテ
ンツを連続して探索することが可能になる。
【0051】なお、探索の過程で、複数のサーバ2−
1,2−2,2−3で管理されていた、注目コンテンツ
に対応するコンテキストデータが1つのクライアントア
プリケーション11に集められるので、クライアントア
プリケーション11は、これらのコンテキストデータに
含まれる共通の要素をまとめることによって、注目コン
テンツに対応するコンテキストデータを編集し、この編
集したコンテキストデータを例えばサーバ2−1に蓄積
させることもできる。
【0052】クライアントアプリケーション11は、図
2に示すように、ユーザがコンテンツを利用したり編集
したりするためのユーザインタフェースを提供する。ま
た、クライアントアプリケーション11は、ユーザによ
って注目コンテンツが選択され、この注目コンテンツに
関係する関連コンテンツの探査をユーザから指示された
場合、前述のように注目コンテンツと直接的あるいは間
接的に対応するコンテキストデータをコンピュータネッ
トワーク上に分散配置された複数のサーバ2−1,2−
2,2−3から連鎖的に取得して、取得したコンテキス
トデータを基に、注目コンテンツを中心とする各コンテ
ンツ間の関係を構造化及び視覚化し、コンピュータ1−
1の画面に表示する。
【0053】図5は、図4の例に示されたコンテキスト
データを取得したクライアントアプリケーション11が
各コンテンツ間の関係を構造化及び視覚化して、コンピ
ュータ1−1の表示装置の画面に表示した様子を示す図
である。図5において、PC2はクライアントアプリケ
ーション11が起動しているコンピュータ1−1の表示
装置の画面である。
【0054】図5の例では、注目コンテンツAとこれに
関係する関連コンテンツB,Cとをノードとして表示し
ている。ノードとして表示されたコンテンツA,B,C
のいずれかをユーザがコンピュータ1−1に接続されて
いるマウスを用いてクリックし選択すると、クライアン
トアプリケーション11は、選択されたコンテンツに対
応するコンテキストデータに含まれるアドレスを基に、
選択されたコンテンツのデータを取得して再生する。こ
うして、ユーザは、選択したコンテンツを視聴すること
ができる。
【0055】また、図5の例では、各コンテンツ間の関
係を矢印で表示している。クライアントアプリケーショ
ン11は、各コンテンツ間の関係を対応するコンテキス
トデータの関係情報中の属性データを基に調べ、コンテ
ンツ間の関係を説明する内容を前記矢印に対応させてポ
ップアップウィンドウなどで画面上に表示する(P1,
P2)。なお、図5の例では、クライアントアプリケー
ション11が表示を行うとしているが、Webブラウザ
(又はXMLブラウザ)を用いて表示を行ってもよい。
【0056】また、ユーザは、注目コンテンツAと直接
的あるいは間接的に関係する関連コンテンツを探索した
後、この探索によって得られた関連コンテンツ(例え
ば、Fとする)を注目コンテンツに指定して、同様の探
索をクライアントアプリケーション11に実行させるこ
とができる。これにより、ユーザがコンテンツA,Fの
両方に興味を持ち、コンテンツA,Fを注目コンテンツ
として探索を行ったという新たなリンク関係がコンテン
ツA,Fの間に生じたことになる。
【0057】クライアントアプリケーション11は、探
索の過程で、コンテンツA,Fの間に新たなリンク関係
が生じた場合、コンテンツA,Fに対応する既存のコン
テキストデータにコンテンツA,Fのリンク関係を示す
関係情報を追加してコンテンツテキストデータを編集
し、この編集したコンテキストデータを例えばサーバ2
−1に蓄積させることもできる。
【0058】なお、コンピュータ1−1〜1−3は、中
央処理装置(CPU)、リードオンリメモリ(RO
M)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、表示装置や
キーボードあるいは外部記憶装置とのインタフェースを
とるための回路などを備えた本体と、表示装置とからな
る周知の構成のものでよい。
【0059】CPUは、ROM若しくはRAMに記憶さ
れたプログラム、又はキーボードから入力されたコマン
ドに従って処理を実行する。また、CPUは、外部記憶
装置にデータを書き込んだり、外部記憶装置からデータ
を読み出したりすることができる。
【0060】このようなコンピュータにおいて、本発明
のコンテキストデータ生成・利用方法を実現させるため
のプログラムは、フレキシブルディスク、CD−RO
M、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記
録された状態で提供される。この記録媒体を外部記憶装
置に挿入すると、記録媒体に書き込まれたプログラムが
読み取られ、コンピュータに転送される。そして、CP
Uは、読み込んだプログラムをRAM等に書き込む。こ
うして、CPUは、前述のクライアントアプリケーショ
ンの処理を実行する。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワークと接続さ
れたコンピュータにおいて、ユーザがコンピュータを用
いて複数のコンテンツに関わる処理をした際、複数のコ
ンテンツ間の関係を表現するコンテキストデータをコン
テンツ毎にコンピュータで生成したり、ユーザがコンピ
ュータを用いてコンテンツに関わる処理をした際、この
コンテンツとユーザとの関係を表現するコンテキストデ
ータをコンテンツ毎にコンピュータで生成したり、オペ
レーティングシステム又はアプリケーションソフトウェ
アが管理しているコンテンツ間のリンク関係又は階層構
造関係を参照して、コンテンツ間の関係を表現するコン
テキストデータをコンテンツ毎にコンピュータで生成し
たりして、生成したコンテキストデータをネットワーク
上の蓄積手段に蓄積することにより、任意のコンテンツ
の背景にある情報を、大量に、ユーザが作成することを
特に意識しなくても簡単に、コンテキストデータとして
生成して、コンピュータネットワーク上に格納すること
ができる。これにより、ユーザは、別のユーザや小グル
ープの単位で管理されていたコンテキストデータをネッ
トワークを介して参照することが容易となる。また、コ
ンテキストデータはコンテンツとユーザとの関係を表現
しているので、ユーザは、コンテキストデータを参照す
ることで、コンテンツに関係するユーザを容易に特定す
ることができる。また、従来は別のユーザや小グループ
で管理されていたコンテキストデータを取得する場合、
交渉などのデータの受け渡しにかかる時間やコストがか
かったが、本発明によれば、コンテキストデータのフォ
ーマットを定めてネットワーク上の蓄積手段に格納する
ことにより、ユーザが必要なときにネットワークを介し
てコンテキストデータを取得できるので、通信量や、受
け渡しにかかる時間及びコストを削減することができ
る。
【0062】また、コンピュータからネットワーク上に
配置された少なくとも1つの蓄積手段にアクセスして、
ユーザによって指定された注目コンテンツに対応する少
なくとも1つのコンテキストデータを蓄積手段から取得
することにより、注目コンテンツと直接的あるいは間接
的に関係する少なくとも1つのコンテンツを探索するこ
とにより、従来は個人ユーザや小グループの単位で管理
されていたコンテキストデータが流通し易くなり、ユー
ザや小グループの枠を越えてコンテキストデータを参照
することができ、指定した注目コンテンツに関係する関
連コンテンツを容易に探索することができ、ユーザが探
索の結果得られたコンテンツに興味を持つと、ネットワ
ーク上のさまざまなコンテンツの活用が促進されるとい
う効果が得られる。
【0063】また、複数のコンテンツを注目コンテンツ
として探索を行った結果、複数の注目コンテンツ間に生
じた新たな関係を表現するコンテキストデータをコンピ
ュータで生成して、生成したコンテキストデータをネッ
トワーク上の蓄積手段に蓄積することにより、コンテキ
ストデータを簡易に拡充することができる。
【0064】また、取得した複数のコンテキストデータ
を基に注目コンテンツに対応するコンテキストデータを
編集し、編集後のコンテキストデータをネットワーク上
の蓄積手段に蓄積することにより、コンテキストデータ
を簡易に拡充することができる。
【0065】また、取得したコンテキストデータを基に
注目コンテンツと探索したコンテンツとの関係を視覚化
して、コンピュータ上で表示することにより、ユーザ
は、ネットワーク上に分散している複数のコンテンツ間
のユーザ行動に基づく関係やコンテンツ間の配置に基づ
く関係を視覚的に見ることができる。また、ネットワー
ク上に分散している複数のコンテンツ間のユーザ行動に
基づく関係やコンテンツ間の配置に基づく関係を視覚的
に見ることができるため、このような関係を見たユーザ
がコンテンツに興味を持つと、ネットワーク上のさまざ
まなコンテンツの活用が促進されるという効果が得られ
る。また、ユーザは、ネットワーク上に散在するコンテ
ンツ間の関係を把握しつつ、興味のある関係を辿って情
報探索できるため、情報探索の効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となるコンピュータネッ
トワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 コンテキストデータが生成されるクライアン
トアプリケーションの操作画面を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態におけるコンテキストデ
ータの構造を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態におけるコンテキストデ
ータの具体例を示す図である。
【図5】 取得したコンテキストデータを基に各コンテ
ンツ間の関係を視覚化してコンピュータの画面に表示し
た様子を示す図である。
【符号の説明】
1−1、1−2、1−3…コンピュータ、2−1、2−
2、2−3…サーバ、11、12…クライアントアプリ
ケーション、13…Webブラウザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 220 G06F 17/30 220B 419 419B (72)発明者 増尾 剛 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND03 ND35 ND36 NS10 PQ02 5B082 EA07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークと接続されたコンピュータ
    において、ユーザが前記コンピュータを用いて複数のコ
    ンテンツに関わる処理をした際、前記複数のコンテンツ
    間の関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ毎
    に前記コンピュータで生成して、生成したコンテキスト
    データを前記ネットワーク上の蓄積手段に蓄積すること
    を特徴とするコンテキストデータ生成・利用方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークと接続されたコンピュータ
    において、ユーザが前記コンピュータを用いてコンテン
    ツに関わる処理をした際、このコンテンツと前記ユーザ
    との関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ毎
    に前記コンピュータで生成して、生成したコンテキスト
    データを前記ネットワーク上の蓄積手段に蓄積すること
    を特徴とするコンテキストデータ生成・利用方法。
  3. 【請求項3】 ネットワークと接続されたコンピュータ
    において、オペレーティングシステム又はアプリケーシ
    ョンソフトウェアが管理しているコンテンツ間のリンク
    関係又は階層構造関係を参照して、前記コンテンツ間の
    関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ毎に前
    記コンピュータで生成して、生成したコンテキストデー
    タを前記ネットワーク上の蓄積手段に蓄積することを特
    徴とするコンテキストデータ生成・利用方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のコンテキスト
    データ生成・利用方法において、 前記コンピュータからネットワーク上に配置された少な
    くとも1つの前記蓄積手段にアクセスして、ユーザによ
    って指定された注目コンテンツに対応する少なくとも1
    つの前記コンテキストデータを前記蓄積手段から取得す
    ることにより、前記注目コンテンツと直接的あるいは間
    接的に関係する少なくとも1つのコンテンツを探索する
    ことを特徴とするコンテキストデータ生成・利用方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンテキストデータ生成
    ・利用方法において、 複数のコンテンツを前記注目コンテンツとして前記探索
    を行った結果、複数の注目コンテンツ間に生じた新たな
    関係を表現するコンテキストデータを前記コンピュータ
    で生成して、生成したコンテキストデータを前記ネット
    ワーク上の蓄積手段に蓄積することを特徴とするコンテ
    キストデータ生成・利用方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のコンテキストデータ生成
    ・利用方法において、 前記取得した複数のコンテキストデータを基に前記注目
    コンテンツに対応するコンテキストデータを編集し、編
    集後のコンテキストデータを前記ネットワーク上の蓄積
    手段に蓄積することを特徴とするコンテキストデータ生
    成・利用方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のコンテキストデータ生成
    ・利用方法において、 前記取得したコンテキストデータを基に前記注目コンテ
    ンツと前記探索したコンテンツとの関係を視覚化して、
    前記コンピュータ上で表示することを特徴とするコンテ
    キストデータ生成・利用方法。
  8. 【請求項8】 ネットワークと接続されたコンピュータ
    において、ユーザが前記コンピュータを用いて複数のコ
    ンテンツに関わる処理をした際、前記複数のコンテンツ
    間の関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ毎
    に生成して、生成したコンテキストデータを前記ネット
    ワーク上の蓄積手段に蓄積する手順を前記コンピュータ
    に実行させるためのコンテキストデータ生成・利用プロ
    グラム。
  9. 【請求項9】 ネットワークと接続されたコンピュータ
    において、ユーザが前記コンピュータを用いてコンテン
    ツに関わる処理をした際、このコンテンツと前記ユーザ
    との関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ毎
    に生成して、生成したコンテキストデータを前記ネット
    ワーク上の蓄積手段に蓄積する手順を前記コンピュータ
    に実行させるためのコンテキストデータ生成・利用プロ
    グラム。
  10. 【請求項10】 ネットワークと接続されたコンピュー
    タにおいて、オペレーティングシステム又はアプリケー
    ションソフトウェアが管理しているコンテンツ間のリン
    ク関係又は階層構造関係を参照して、前記コンテンツ間
    の関係を表現するコンテキストデータをコンテンツ毎に
    生成して、生成したコンテキストデータを前記ネットワ
    ーク上の蓄積手段に蓄積する手順を前記コンピュータに
    実行させるためのコンテキストデータ生成・利用プログ
    ラム。
  11. 【請求項11】 請求項8、9又は10記載のコンテキ
    ストデータ生成・利用プログラムにおいて、 ネットワーク上に配置された少なくとも1つの前記蓄積
    手段にアクセスして、ユーザによって指定された注目コ
    ンテンツに対応する少なくとも1つの前記コンテキスト
    データを前記蓄積手段から取得することにより、前記注
    目コンテンツと直接的あるいは間接的に関係する少なく
    とも1つのコンテンツを探索する手順を前記コンピュー
    タに実行させるためのコンテキストデータ生成・利用プ
    ログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のコンテキストデータ
    生成・利用プログラムにおいて、 複数のコンテンツを前記注目コンテンツとして前記探索
    を行った結果、複数の注目コンテンツ間に生じた新たな
    関係を表現するコンテキストデータを生成して、生成し
    たコンテキストデータを前記ネットワーク上の蓄積手段
    に蓄積する手順を前記コンピュータに実行させるための
    コンテキストデータ生成・利用プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のコンテキストデータ
    生成・利用プログラムにおいて、 前記取得した複数のコンテキストデータを基に前記注目
    コンテンツに対応するコンテキストデータを編集し、編
    集後のコンテキストデータを前記ネットワーク上の蓄積
    手段に蓄積する手順を前記コンピュータに実行させるた
    めのコンテキストデータ生成・利用プログラム。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のコンテキストデータ
    生成・利用プログラムにおいて、 前記取得したコンテキストデータを基に前記注目コンテ
    ンツと前記探索したコンテンツとの関係を視覚化して表
    示する手順を前記コンピュータに実行させるためのコン
    テキストデータ生成・利用プログラム。
  15. 【請求項15】 請求項8−14のいずれかに記載のコ
    ンテキストデータ生成・利用プログラムを記録したこと
    を特徴とする記録媒体。
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