JP2002247109A - 情報中継装置 - Google Patents

情報中継装置

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JP2002247109A
JP2002247109A JP2001046763A JP2001046763A JP2002247109A JP 2002247109 A JP2002247109 A JP 2002247109A JP 2001046763 A JP2001046763 A JP 2001046763A JP 2001046763 A JP2001046763 A JP 2001046763A JP 2002247109 A JP2002247109 A JP 2002247109A
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catv
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router
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relay
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JP2001046763A
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English (en)
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Masayuki Satake
正行 佐竹
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Publication date
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LAN側に複数の端末装置が接続可能であっ
て、ユーザが設定内容を変更して不正使用するのを防止
でき、また、外部ネットワークの管理会社における設定
変更作業の負担を軽減できる情報中継装置(ルータ)を
提供する。 【解決手段】 実施例のCATVルータ10は、CAT
V会社のセンタ装置にてオペレータが設定変更処理を実
行することでCATV網から送信される設定変更指令に
よって、データ中継状態(アクセスポイント、NAT、
IPマスカレード)が変更可能に構成されている。この
ため、CATV会社は、遠隔操作によってデータ中継状
態を適切な状態に変更修正することができ、ユーザによ
る不正使用を防止することができる。また、CATV会
社は、CATVルータ10のデータ中継状態を設定変更
するためにユーザ宅を訪問するという大きな労力を費や
す必要が無くなり、設定変更作業の負担が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部ネットワーク
とローカルエリアネットワークとの間で送受信されるデ
ータを相互に中継するための情報中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば家庭内等のローカルエ
リアネットワーク(Local Area Network(LAN):構
内通信網)と外部ネットワーク(Wide Area Network
(WAN):広域通信網)とを接続して、相互にデータ
(パケット)を中継するためのルータ(情報中継装置)
が知られている。
【0003】そして、ルータとしては、例えば、CAT
V会社が管理するCATV網を介してインターネットに
接続する超高速インターネット接続(以下「CATVイ
ンターネット接続」ともいう)を実現するために、LA
NとCATV網とを接続するためのCATVルータがあ
る。
【0004】また、ルータには、HUB(集線装置)お
よび複数のLAN側インターフェースを備えて、LAN
側において複数の端末装置(パソコンなど)を接続可能
に構成されたものがある。そして、このようにLAN側
において複数の端末装置と接続可能なルータでは、WA
N側とLAN側との間で送受信されるデータのデータ中
継状態を様々に設定できるものがあり、データ中継状態
としては、例えば次のような3態様が挙げられる。
【0005】まず、第1のデータ中継状態は、複数の端
末装置のうち固定された1つの端末装置(以下、特定端
末装置ともいう)のみとWANとの間でのデータの中継
を行う中継状態である。つまり、この第1中継状態に設
定されたCATVルータを用いる場合には、固定された
1台の特定端末装置のみがCATVインターネット接続
が可能である。なお、第1中継状態の具体例としては、
所謂アクセスポイントが挙げられる。
【0006】次に、第2のデータ中継状態は、複数の端
末装置と外部ネットワークとの間でデータの中継を行う
中継状態であり、同時期に外部ネットワークと接続可能
な端末装置の台数が、WAN側のインターフェース(入
出力部)に割り当てられたグローバルアドレスの個数と
同じとなるようにデータの中継を行う中継状態である。
ここで、グローバルアドレスとは、インターネットやイ
ントラネットなどのIPネットワークに接続された複数
の機器(コンピュータ等)をそれぞれ識別可能とするた
めに、各機器にそれぞれ一意に割り振られた識別番号
(IPアドレス)のことである。
【0007】そして、割り当てられたグローバルアドレ
スが1個であるルータを、この第2中継状態に設定した
場合には、ルータに接続されたすべての端末装置におい
てCATVインターネット接続が可能であるが、同時期
にCATVインターネット接続ができるのは、1台の端
末装置に限定される。また、同時期に複数の端末装置で
CATVインターネット接続を実現するには、同時期に
接続する台数と同じ個数のグローバルアドレスが割り当
てられたルータを使用することになる。
【0008】なお、第2中継状態の具体例としては、所
謂NAT(Network Address Translation )が挙げられ
る。さらに、第3の中継状態は、複数の端末装置と外部
ネットワークとの間でデータの中継を行う中継状態であ
り、同時期に外部ネットワークと接続可能な端末装置の
台数が、WAN側のインターフェース(入出力部)に割
り当てられたグローバルアドレスの個数以上となるよう
に、データの中継を行う中継状態である。この第3中継
状態に設定されたCATVルータを用いる場合には、割
り当てられたグローバルアドレスが1個であっても、ル
ータに接続された複数の端末装置において同時期にCA
TVインターネット接続が可能となる。
【0009】この第3中継状態においては、同時期にC
ATVインターネット接続が可能な端末装置の台数は、
ルータ内部に設定されている。このため、割り当てられ
たグローバルアドレスが1個であるルータであっても、
第3中継状態に設定すると共に、全ての端末装置が同時
期にCATVインターネット接続が可能となるようにル
ータ内部の設定を変更することで、ルータに接続された
すべての端末装置が同時期にCATVインターネット接
続することが可能となる。
【0010】なお、第3中継状態の具体例としては、所
謂IPマスカレード(Internet Protocol Masquerade)
が挙げられる。そして、CATVルータは、CATVイ
ンターネット接続を利用するユーザとCATVインター
ネット接続を提供するCATV会社との契約内容に応じ
て中継状態が設定されており、すなわち、契約内容に応
じてCATVインターネット接続が可能な端末装置の台
数が設定されている。なお、従来のルータにおける接続
可能な端末装置の台数の設定作業は、LAN側インター
フェースに接続された端末装置を用いて行うことが一般
的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の端末
装置が接続可能なCATVルータを用いてCATVイン
ターネット接続を実現する場合、ユーザが、CATVル
ータに設定されているデータ中継状態を不正に変更し
て、契約内容で定められる台数よりも多い端末装置を不
正使用できてしまうという問題がある。
【0012】つまり、例えば、1台の端末装置を接続す
るという内容の契約をCATV会社と締結してCATV
インターネット接続を開始した後、ユーザが、LAN側
インターフェースに接続した端末装置(パソコンなど)
を用いて、CATV会社に無断でルータに設定されてい
るデータ中継状態をIPマスカレードに変更して、複数
の端末装置でCATVインターネット接続を実現すると
いう場合である。
【0013】この場合、CATV会社は、作業員が実際
にユーザ宅を訪問しない限りCATVルータの設定内容
を知ることはできず、ユーザが不正に複数台の端末装置
を接続しているのを発見することは現実的には難しいた
め、ユーザの不正使用を放置することになってしまう。
【0014】他方、CATVルータの設定内容を変更す
る場合には、CATV会社は、LAN側インターフェー
スに端末装置を接続するために、作業員が実際にユーザ
宅を訪問して設定変更作業を行う必要がある。このた
め、CATV会社は、契約内容の変更がある毎に設定変
更作業を行うためにユーザ宅を訪問する必要があり、設
定変更作業に関するCATV会社の負担が大きいという
問題もある。
【0015】そこで、本発明は上記問題に鑑みなされた
ものであり、LAN側に複数の端末装置を接続可能な情
報中継装置(ルータ)において、ユーザが設定内容を変
更して不正使用するのを防止でき、また、外部ネットワ
ークの管理会社における設定変更作業の負担を軽減でき
る情報中継装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、外部ネットワーク
と複数の端末装置との間で送受信されるデータを相互に
中継するデータ中継手段を備える情報中継装置であっ
て、データ中継手段が、少なくともデータのデータ中継
状態を変更可能に構成されており、設定状態変更手段
が、外部ネットワークからの設定変更指令に基づき、デ
ータ中継手段におけるデータ中継状態を変更することを
特徴とする。
【0017】なお、この情報中継装置は、外部ネットワ
ークと接続される第1入出力部と、ローカルエリアネッ
トワークに備えられる複数の端末装置と接続される複数
の第2入出力部とを備えており、データ中継手段は、第
1入出力部と第2入出力部との間の信号伝送経路上に設
けられている。
【0018】つまり、本発明(請求項1)の情報中継装
置は、外部ネットワークからの設定変更指令によって、
データ中継手段におけるデータ中継状態が変更可能に構
成されている。このため、ユーザが情報中継装置のデー
タ中継状態を不適切な状態(例えば、契約に違反する状
態)に変更設定した場合でも、外部ネットワークの管理
会社は、遠隔操作によってデータ中継状態を適正な状態
に変更修正することができ、ユーザによる不正使用を防
止することができる。
【0019】また、外部ネットワークの管理会社は、情
報中継装置のデータ中継状態を変更する場合に、ユーザ
宅を訪問することなく、外部ネットワークから情報中継
装置に対して設定変更指令を送ることで、データ中継状
態を適切な状態に変更設定することができる。これによ
り、外部ネットワークの管理会社は、ユーザ宅を訪問す
るという大きな労力を費やす必要が無くなるため、設定
変更作業の負担が軽減される。
【0020】したがって、本発明(請求項1)の情報中
継装置は、ユーザによる不正使用を防止することがで
き、また、外部ネットワークの管理会社における設定変
更作業の負担を軽減できるという効果を奏する。そし
て、上述(請求項1)の情報中継装置においては、請求
項2に記載のように、データ中継手段におけるデータ中
継状態が、複数の端末装置のうち固定された1つの端末
装置のみと外部ネットワークとの間でデータの中継を行
う第1中継状態と、複数の端末装置と外部ネットワーク
との間でデータの中継を行う中継状態であり、同時期に
外部ネットワークと接続可能な端末装置の台数が、第1
入出力部に割り当てられたグローバルアドレスの個数と
同じとなるようにデータの中継を行う第2中継状態と、
複数の端末装置と外部ネットワークとの間でデータの中
継を行う中継状態であり、同時期に外部ネットワークと
接続可能な端末装置の台数が、第1入出力部に割り当て
られたグローバルアドレスの個数以上となるように、デ
ータの中継を行う第3中継状態と、のいずれかに設定さ
れるとよい。
【0021】このように、データ中継状態を上記3種類
のいずれかに設定可能な情報中継装置は、外部ネットワ
ークとの間でデータの送受信を行う端末装置の台数を1
台に限定する場合にも複数台とする場合にも使用するこ
とができる。つまり、1台の端末装置のみを外部ネット
ワークに接続する場合には、データ中継状態を第1中継
状態に設定し、また、複数の端末装置を外部ネットワー
クに接続する場合には、データ中継状態を第2中継状態
あるいは第3中継状態に設定して、情報中継装置を使用
するのである。なお、複数の端末装置を外部ネットワー
クに接続するにあたり、1個のグローバルアドレスが割
り当てられた際に、同時期に複数の端末装置を外部ネッ
トワークに接続可能とする場合には、第3中継状態に設
定するとよい。
【0022】そして、この情報中継装置を用いることに
より、外部ネットワークの管理会社は、遠隔操作で迅速
にデータ中継状態を第1中継状態に設定変更して、外部
ネットワークに接続可能な端末装置を1台に制限するこ
とができ、ユーザが不正に複数の端末装置を外部ネット
ワークに接続するのを防止することができる。
【0023】よって、本発明(請求項2)の情報中継装
置によれば、データ中継状態を適宜選択して設定するこ
とで、外部ネットワークと接続可能な端末装置の台数を
単数に制限することができ、ユーザによる不正使用を防
止することができる。ところで、データ中継状態を第3
中継状態に設定する際には、第2入出力部に接続される
複数の端末装置のうち、すべての端末装置に対して外部
ネットワークへの接続を許可するのではなく、例えば、
契約で定められた所定台数の端末装置に対してのみ外部
ネットワークへの接続を許可する場合がある。
【0024】そこで、上述(請求項2)の情報中継装置
は、請求項3に記載のように、データ中継状態を第3中
継状態に設定する場合に、外部ネットワークからの接続
台数指令に基づき、外部ネットワークに接続可能な端末
装置の台数を設定する接続台数設定手段を備えるとよ
い。
【0025】つまり、接続台数設定手段を用いて、外部
ネットワークに接続可能な端末装置の台数を設定するこ
とにより、複数の第2入出力部に接続された全ての端末
装置ではなく、契約で定められた所定台数の端末装置の
みが外部ネットワークに接続できるように制限すること
ができる。
【0026】よって、本発明(請求項3)の情報中継装
置によれば、外部ネットワークと接続可能な端末装置の
台数を、複数に維持しつつ一定台数以下に制限すること
ができ、より複雑な設定が可能となると共に、管理会社
とユーザとの間で多様な契約が可能となる。
【0027】ここで、情報中継装置は、例えば、CAT
V会社が管理するCATV網を介した超高速インターネ
ット接続(以下「CATVインターネット接続」ともい
う)を実現するために、ローカルネットワーク(LA
N)とCATV網とを接続するために使用される。そし
て、CATVインターネット接続に用いる情報中継装置
(ルータ)のデータ中継状態は、CATV会社とユーザ
との契約に基づき定められており、CATVインターネ
ット接続が可能な端末装置、すなわち外部ネットワーク
に接続可能な端末装置の台数は、契約内容によって異な
ることになる。
【0028】このため、CATV網に接続される情報中
継装置は、契約内容の変更に対応するためにデータ中継
状態の設定が変更可能に構成されている必要があり、ま
た、ユーザによる不正使用の防止やCATV会社による
設定変更作業の簡略化の要求が高い用途である。
【0029】よって、上述(請求項1から請求項3)の
情報中継装置は、請求項4に記載のように、第1入出力
部が接続される外部ネットワークがCATV網である情
報中継装置として用いることで、ユーザによる不正使用
の防止やCATV会社による設定変更作業の簡略化を実
現でき、その効果をより発揮することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面を
用いて説明する。図1は、本発明が適用されたCATV
ルータ10の概略構成、及びそのCATVルータ10を
情報中継装置として、ローカルエリアネットワーク(L
AN)とインターネットとを接続した宅内情報通信シス
テムを示す説明図である。なお、CATVルータ10
は、CATV網を介してインターネットと接続されてお
り、図1に示す宅内情報通信システムは、CATVイン
ターネット接続により、LANとインターネットとを接
続している。
【0031】図1に示すように、本実施例のCATVル
ータ10は、送受信データのデータ中継処理を含む装置
全体の統括的制御(詳細は後述)を行うためのCPU1
3と、WAN側イーサネット(登録商標)MAC15
と、LAN側イーサネットMAC16と、HUB17
と、WAN側イーサネットポートWP1と、8個のLA
NポートLP1〜LP8と、を備えている。
【0032】まず、インターネットやCATV網等の外
部ネットワーク(WAN)に接続するためのインターフ
ェースとして備えられるWAN側イーサネットポートW
P1は、WAN側イーサネットケーブルWL1を通じて
ケーブルモデム20に接続されている。そして、ケーブ
ルモデム20がCATV網と接続され、CATV網がイ
ンターネットに接続されることから、CATVルータ1
0のWAN側イーサネットポートWP1は、ケーブルモ
デム20を介してCATV網に接続され、さらにインタ
ーネットに接続されている。
【0033】なお、ケーブルモデム20は、LANに備
えられるパソコン等の端末装置から、CATV網を使っ
てインターネットに接続する際に、CATVルータ10
とCATV網との間で相互に伝送される信号の信号形態
を変換するための信号変換装置である。
【0034】また、CATVルータ10において、外部
接続用インターフェースであるWAN側イーサネットポ
ートWP1とは別に、内部接続用インターフェースとし
て備えられる8個のLANポートLP1〜LP8は、そ
れぞれLAN側イーサネットケーブルLL1〜LL8を
通じて、端末装置であるパソコンPC1〜PC8に直接
接続されている。なお、LANポートLP1〜LP8
は、パソコン等の端末装置の他に、ハブ、ブリッジ等の
LAN機器を接続することもできることから、このLA
NポートLP1〜LP8に接続された各種機器により、
複数のLANを構成することができる。
【0035】次に、WAN側イーサネットMAC15
は、CATV網からWAN側イーサネットポートWP1
を介して入力されるイーサネット受信データを取り込
み、イーサネット受信データ中のMACアドレスに基づ
き、LAN側へ送出すべきデータ(自分宛のデータ)で
あるか、それともLAN側へ送出すべきでない、本CA
TVルータ10とは別の他のネットワーク宛のデータで
あるかを判断する。そして、自分宛のデータであると判
断した場合にのみ、そのイーサネット受信データをLA
N側(つまりCPU13側)へ送出する。
【0036】また、WAN側イーサネットMAC15
は、各LANポートLP1〜LP8から入力され、CP
U13を経て自身に入力された送信データに対して、外
部へ適切に送信するための所定の処理(例えば送信デー
タに送信タイミング情報としてのプリアンブルを付加す
る等)を施した後、該送信データをWAN側イーサネッ
トポートWP1へ出力する。
【0037】尚、MACアドレスとは、OSI基本参照
モデルでいうデータリンク層の下位副層であるMAC
(媒体アクセス制御)層に付与されるアドレスであり、
パソコンやLAN機器のLAN接続ボードのROM上に
書き込まれている。そして、データ送信の際には、送信
元及び送信先の各MACアドレスが送信データ(フレー
ム形式)に格納される。そのため、WAN側イーサネッ
トMAC15では、データに含まれるMACアドレスを
見ることにより、自分宛のデータであるか否かを判断す
ることができる。
【0038】そして、LAN側イーサネットMAC16
は、WAN側イーサネットMAC15と同様、パソコン
PC1〜PC8から各LANポートLP1〜LP8およ
びHUB17を介して入力された送信データを取り込
み、その送信データ中のMACアドレスをみて、外部の
WAN側へ送出すべきデータであるか、それともLAN
内の他のパソコンへ送信すべきデータであるかを判断す
る。そして、外部のWAN側へ送出すべきデータである
と判断した場合のみ、その送信データをWAN側(CP
U13側)へ送出する。
【0039】これに加え、LAN側イーサネットMAC
16は、外部WAN側から受信しCPU13を経て入力
された受信データ(イーサネット受信データ)に対し、
その受信データを送出すべきLAN側のパソコンのMA
Cアドレスを設定する機能、所謂ARP(Address Reso
lution Protocol )機能を備えており、受信データに含
まれるIPアドレスに基づいて、送信すべきパソコンの
MACアドレスを得る。尚、IPアドレスとは、TCP
/IP環境で送信元ホストと宛先ホストを指定するため
のアドレスであり、受信データを構成するIPパケット
のヘッダ部に収容されている。
【0040】また、HUB17は、LAN側イーサネッ
トMAC16とLAN側の各パソコンPC1〜PC8と
を接続すると共に、各受信データを所望のLANポート
LP1〜LP8へ出力する、リピータ・ハブとしての機
能を備えた集線装置である。そして、CPU13は、W
AN側イーサネットMAC15とLAN側イーサネット
MAC16との間の信号伝送経路上に設けられ、CAT
V網とLAN(詳細には、パソコンPC1〜PC8)と
の間で送受信される送受信データのデータ中継処理を含
む装置全体の統括的制御を行っている。
【0041】次に、本実施例のCATVルータ10を用
いて、LANとWAN(インターネット)とを接続した
際の、LAN側から伝送されてきた送信データを受信し
た場合と、WAN側から伝送されてきた受信データを受
信した場合とのそれぞれにおいて、CATVルータ10
の内部におけるデータの流れについて説明する。
【0042】まず、LAN側から伝送されてきた送信デ
ータを受信した場合の、CATVルータ10の内部にお
けるデータの流れについて説明する。ユーザの操作によ
ってLAN側のいずれかのパソコンからデータ(送信デ
ータ)が送信されると、その送信データはLAN側イー
サネットケーブルLL1〜LL8のいずれか、LANポ
ートLP1〜LP8のいずれかおよびHUB17を介し
てLAN側イーサネットMAC16へ入力される。そし
て、LAN側イーサネットMAC16は、入力された送
信データがWAN側へ送信すべきデータであると判断し
た場合に、この送信データをCPU13へ出力する。
【0043】なお、入力された送信データがLAN内の
他のパソコン宛てのデータであると判断した場合には、
LAN側イーサネットMAC16は、この送信データを
CPU13へは出力せず、HUB17および各LANポ
ートLP1〜LP8から各LAN側イーサネットケーブ
ルLL1〜LL8を介して各パソコンPC1〜PC8へ
送信する。そして、複数のパソコンのうち、その送信デ
ータの宛て先MACアドレスに対応した所定のパソコン
のみがそのデータを受信する。
【0044】一方、LAN側イーサネットMAC16か
らCPU13へ送信データが出力された場合、CPU1
3は、自身の内部のルーティング設定テーブルに設定さ
れたデータ中継状態に基づき、その送信データのデータ
中継処理を行う。そして、データ中継処理後の送信デー
タは、CPU13からWAN側イーサネットMAC15
へ出力され、さらにWAN側イーサネットMAC15か
らWAN側イーサネットポートWP1を介して外部に送
出される。
【0045】なお、CPU13で行うデータ中継処理の
内容は、ルーティング設定テーブルに設定されたデータ
中継状態により異なっており、詳細については後述す
る。次に、WAN側から伝送されてきた受信データを受
信した場合の、CATVルータ10の内部におけるデー
タの流れについて説明する。
【0046】まず、イーサネット受信データが、インタ
ーネットからCATV網、ケーブルモデム20、WAN
側イーサネットケーブルWL1を通してWAN側イーサ
ネットポートWP1へ入力されると、WAN側イーサネ
ットMAC15は、上述したように、MACアドレスに
基づいてそのイーサネット受信データが自分宛のデータ
であるか否かを判断する。そして、WAN側イーサネッ
トMAC15は、その受信データが自分宛のデータであ
ると判断したときのみ、そのイーサネット受信データを
CPU13へ送出する。
【0047】そして、CPU13では、IPアドレスに
基づいて、イーサネット受信データがLAN側へ送出す
べきデータ(自分宛のデータ)であるか否かを判定する
いわゆるルーティング処理が行われる。即ち、CPU1
3は、イーサネット受信データのIPパケットに格納さ
れている送信先IPアドレスをみて自分宛のデータであ
るか否かを判断し、自分宛のデータである場合のみ受信
データを受け取る。その後、CPU13は、ルーティン
グ設定テーブルに設定されたデータ中継状態に基づき、
イーサネット受信データのデータ中継処理を行い、デー
タ中継処理後のイーサネット受信データをLAN側イー
サネットMAC16へ出力する。
【0048】なお、CPU13は、IPアドレスに基づ
いて、自分宛ではないデータ(他のネットワーク宛ての
データ)であると判断したイーサネット受信データにつ
いては、受け取ることなく破棄する。そして、LAN側
イーサネットMAC16は、イーサネット受信データに
含まれるIPアドレスに基づき、送信すべきパソコンの
MACアドレスをイーサネット受信データに設定すると
共に、このイーサネット受信データをパソコンへ出力す
るための所定のデータフレーム形式に変換した上で、H
UB17に対して出力する。
【0049】ここで、本実施例のCATVルータ10
は、CATV網とLANとの間で送受信されるデータの
データ中継状態を、3種類のデータ中継状態(アクセス
ポイント、NAT、IPマスカレード)のいずれかに設
定でき、このデータ中継状態は、CPU13の内部に備
えられるルーティング設定テーブルに設定(記録)され
ている。そこで、3種類のデータ中継状態について、図
2を用いて説明する。
【0050】まず、図2(a)は、データ中継状態がア
クセスポイントに設定された場合のCATVルータ10
の概略接続図であり、CATVルータ10に接続される
LAN側の端末装置は1台のパソコンPC1のみであ
る。そして、データ中継状態がアクセスポイントに設定
された場合、CPU13は、CATV網とLANとの間
で送受信されるデータに関して、この送受信データのI
Pパケットに格納されている送信先IPアドレスを書き
換える処理は行わずに、送受信データを中継する処理を
行う。このため、LAN側に接続されるパソコンPC1
は、自身のIPアドレスとして、CATVルータ10の
WAN側のIPアドレスとして設定されたルータ用グロ
ーバルアドレスGAを設定することで、CATV網との
データの送受信ができるようになり、CATVインター
ネット接続が可能となる。
【0051】なお、LAN側に備えられる複数の端末装
置に、同一のIPアドレスを重複して設定することは不
可能であり、ルータ用グローバルアドレスGAをIPア
ドレスとして設定できる端末装置は1台であるため、ア
クセスポイント設定時に、CATVインターネット接続
ができる端末装置は1台に制限される。
【0052】次に、図2(b)は、データ中継状態がN
AT(Network Address Translation )に設定された場
合のCATVルータ10の概略接続図であり、CATV
ルータ10のLAN側には、複数の端末装置(図2
(b)では、第1パソコンPC1〜第8パソコンPC8
の8台のパソコン)が接続されている。そして、図2
(b)に示すCATVルータ10においては、WAN側
インターフェースに2個のグローバルアドレス(第1グ
ローバルアドレスGA1と第2グローバルアドレスGA
2)が割り当てられている。また、LAN側に備えられ
る8台の第1パソコンPC1〜第8パソコンPC8は、
WANで運用するIPアドレス(いわゆるグローバルア
ドレス)ではなく、LAN内のみで運用するIPアドレ
ス(いわゆるプライベートアドレス)である第1プライ
ベートアドレスPA1〜第8プライベートアドレスPA
8がそれぞれ設定されている。
【0053】そして、データ中継状態がNATに設定さ
れた場合、CPU13は、LANからCATV網に伝送
される送信データに関して、この送信データのIPパケ
ットに格納されているIPアドレス情報を取り出す。こ
のあと、CPU13は、IPアドレス情報をWAN側へ
の送信データとして適したIPアドレス情報に変更する
ために、CPU13の内部に予め設定しておいたアドレ
ス変換テーブルを基にして、IPアドレス情報内の送信
元アドレスを、プライベートアドレスからCATVルー
タ10に割り当てられた第1グローバルアドレスGA1
または第2グローバルアドレスGA2に変換する。そし
て、IPアドレス情報が変換された送信データは、CP
U13からWAN側イーサネットMAC15へ出力され
て、さらにWAN側イーサネットMAC15からWAN
側イーサネットポートWP1を介して外部に送出され
る。
【0054】また、データ中継状態がNATに設定され
た場合、CPU13は、CATV網からLANに伝送さ
れる受信データに関して、この受信データのIPパケッ
トに格納されている送信先IPアドレスに基づいて、イ
ーサネット受信データがLAN側へ送出すべきデータ
(自分宛のデータ)であるか否かを判定するいわゆるル
ーティング処理を行う。即ち、CPU13は、イーサネ
ット受信データのIPパケットに格納されている送信先
IPアドレスをみて自分宛のデータであるか否かを判断
し、自分宛のデータである場合(本実施例では、送信先
IPアドレスが第1グローバルアドレスGA1または第
2グローバルアドレスGA2である場合)のみ受信デー
タを受け取る。
【0055】その後、CPU13は、そのイーサネット
受信データの送信先IPアドレス(CATVルータ10
に割り当てられた第1グローバルアドレスGA1または
第2グローバルアドレスGA2)を、予め設定しておい
たアドレス変換テーブルに基づいて、LAN側の送信先
に対応した、LAN内のみで運用するIPアドレス(い
わゆるプライベートアドレス)に変換して、イーサネッ
ト受信データをLAN側イーサネットMAC16へ出力
する。なお、IPアドレスに基づき、自分宛ではない他
のネットワーク宛てのデータであると判断した場合は、
CPU13は、そのイーサネット受信データを破棄す
る。
【0056】つまり、NATに設定された場合、CPU
13は、CATV網とLANとの間で送受信されるデー
タを中継する際に、予め設定しておいたアドレス変換テ
ーブルを基にして、データのIPアドレス情報に関して
プライベートアドレスとグローバルアドレスとを相互に
変換した上で、データ中継処理を行う。このため、LA
N側に備えられる8台の第1パソコンPC1〜第8パソ
コンPC8は、WANで運用するグローバルアドレスと
は異なる第1プライベートアドレスPA1〜第8プライ
ベートアドレスPA8が設定された状態であっても、C
ATVルータ10が送受信データのIPアドレス情報を
変換することで、CATVインターネット接続が可能と
なる。
【0057】ただし、割り当てられたグローバルアドレ
スが1個の場合に、データ中継状態がNATに設定され
たCATVルータにおいては、同時期にデータ中継処理
を行うことができるパソコンが1台に限定されることか
ら、1台のパソコンに対するデータ中継処理を実行して
いる時間帯においては、その他のパソコンに対するデー
タ中継処理を行うことができない。つまり、割り当てら
れたグローバルアドレスが1個であり、データ中継状態
がNATに設定された場合には、同時期にCATV網
(外部ネットワーク)と接続可能なパソコンが1台とな
る制約があり、接続する時間帯をずらすことで、複数の
パソコンでのCATVインターネット接続を実現してい
る。
【0058】そして、NATに設定する場合に、同時期
にCATV網(外部ネットワーク)と接続可能なパソコ
ンの台数を複数にするためには、同時期に接続するパソ
コンの台数に応じた複数のグローバルアドレスをCAT
Vルータに割り当てることにより、複数のパソコンで同
時期にCATVインターネット接続が可能となる。
【0059】なお、図2(b)は、グローバルアドレス
を2個付与した場合の例であり、実線で示した第1パソ
コンPC1および第2パソコンPC2がCATVインタ
ーネット接続が可能であり、破線で示したその他のパソ
コン(PC3〜PC8)はCATVインターネット接続
ができない状態を表している。
【0060】続いて、図2(c)は、データ中継状態が
IPマスカレード(Internet Protocol Masquerade)に
設定された場合のCATVルータ10の概略接続図であ
り、CATVルータ10のLAN側には、複数の端末装
置(図2(c)では8台のパソコンPC1〜PC8)が
接続されている。なお、LAN側に備えられる8台の第
1パソコンPC1〜第8パソコンPC8は、NATの場
合と同様に、LAN内のみで運用するIPアドレス(い
わゆるプライベートアドレス)である第1プライベート
アドレスPA1〜第8プライベートアドレスPA8がそ
れぞれ設定されている。
【0061】そして、データ中継状態がIPマスカレー
ドに設定された場合、CPU13は、NATに設定され
た場合と同様に、CATV網とLANとの間で送受信さ
れるデータを中継する際に、予め設定しておいたアドレ
ス変換テーブルを基にして、データのIPアドレス情報
に関してプライベートアドレスとグローバルアドレスと
を相互に変換した上で、データ中継処理を行う。よっ
て、NATの場合と同様に、LAN側に備えられる8台
のパソコンPC1〜PC8は、グローバルアドレスとは
異なるプライベートアドレスPA1〜PA8が設定され
た状態であっても、CATVルータ10が送受信データ
のIPアドレス情報を変換することで、CATVインタ
ーネット接続が可能となる。
【0062】ここで、IPマスカレードの場合には、N
ATの場合とは異なり、割り当てられたグローバルアド
レスが1個であっても、同時期にCATV網(外部ネッ
トワーク)と接続可能なパソコンが1台に制限されるこ
とはない。このため、図2(c)に示すCATVルータ
10は、割り当てられているグローバルアドレスが1個
のルータ用グローバルアドレスGAのみではあるが、8
台のパソコンがそれぞれ同時にCATVインターネット
接続を行うことができる。
【0063】ところで、本実施例のCATVルータ10
においては、CPU13のルーティング設定テーブルに
おけるデータ中継状態の設定は、CATV会社に備えら
れるセンタ装置(図1では図示省略)からの遠隔操作に
よって変更可能であり、CATV会社のオペレータの操
作により変更される。なお、センタ装置は、CATV網
を通じてユーザとの間で送受信するデータを、各ユーザ
毎に統括管理するための装置である。
【0064】以下、CATV会社のセンタ装置からの遠
隔操作により、CATVルータ10におけるデータ中継
状態の設定を変更する設定変更処理について説明する。
図3は、CATV会社のセンタ装置において実行される
設定変更処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0065】まず、あるユーザのCATVルータ10の
データ中継状態を設定するために、CATV会社のオペ
レータの操作によりセンタ装置において設定変更処理が
起動されると、まず、S110(Sはステップを表す)
では、センタ装置内に保存されているユーザ管理情報テ
ーブルに基づき、設定対象のユーザとの契約内容を確認
し、契約に応じたデータ中継状態(以下、中継モードと
もいう)を確認する。これにより、対象となるユーザの
CATVルータ10に設定すべき中継モードを確認す
る。なお、契約内容に変更がある場合には、オペレータ
が中継モードを入力して、変更後の中継モードを設定す
ることも可能である。
【0066】次に、S120では、S110で確認した
中継モードが、複数台のパソコンの使用が許可される中
継モードであるか否かを判定しており、肯定判定される
場合にはS130に移行し、否定判定される場合にはS
140に移行する。なお、複数台のパソコンの使用が許
可される中継モードとは、上述のNATおよびIPマス
カレードである。
【0067】そして、S120で否定判定されてS14
0に移行すると、S140では、センタ装置の内部に保
存される設定情報のうち、当該ユーザに対するルータ機
能を「アクセスポイント」に設定する。続くS150で
は、TELNETでセンタ装置から対象となるユーザの
CATVルータ10にログオンする。なお、CATV網
側からCATVルータにログオンする際には、CATV
会社のオペレータのみが使用する非公開のオペレータ用
パスワードの入力が必要であり、第3者が不正にCAT
Vルータ10にログオンするのを防止している。
【0068】そして、次のS160では、TELNET
を用いてアクセスポイント設定変更指令をCATVルー
タ10に送信することにより、CATVルータ10の内
部処理であるアクセスポイント設定処理を起動し、アク
セスポイント設定処理に処理を移行する。
【0069】ここで、図4(a)に、CATVルータ1
0で実行されるアクセスポイント設定処理の処理内容を
表すフローチャートを示す。アクセスポイント設定処理
が起動されると、S410にて、CPU13のルーティ
ング設定テーブルにおけるデータ中継状態(中継モー
ド)の設定を、アクセスポイントに設定変更する処理を
実行する。そして、S410の処理が終了すると、アク
セスポイント設定処理は終了し、再びセンタ装置での設
定変更処理に処理が移行する。
【0070】なお、アクセスポイント設定処理が終了し
た後、CATVルータ10(詳細にはCPU13)は、
変更後のルーティング設定テーブルの設定内容に従い、
上述したアクセスポイントの処理を実行する。そして、
アクセスポイント設定処理の終了後、センタ装置での設
定変更処理に処理が移行してS160の処理が終了する
と、S250に移行し、このS250では、TELNE
TによるCATVルータからのログオフ処理を行う。
【0071】また、設定変更処理のS120において肯
定判定されてS130に移行すると、S130では、L
AN側において、1個のグローバルアドレスに対して接
続可能な端末台数に制限がある中継モードであるか否か
を判定しており、肯定判定される場合にはS170に移
行し、否定判定される場合にはS210に移行する。な
お、本実施例のCATVルータ10においては、1個の
グローバルアドレスに対して接続可能な端末台数に制限
がある中継モードはNATであり、制限がない中継モー
ドはIPマスカレードである。
【0072】そして、S130で肯定判定されてS17
0に移行すると、S170では、センタ装置の内部に保
存される設定情報のうち、当該ユーザに対するルータ機
能を「NAT」に設定する。続くS180では、TEL
NETでセンタ装置から対象となるユーザのCATVル
ータ10にログオンする。なお、このとき、S150の
場合と同様に、CATV網側からCATVルータにログ
オンする際には、CATV会社のオペレータのみが使用
する非公開のオペレータ用パスワードの入力が必要であ
り、第3者が不正にCATVルータ10にログオンする
のを防止している。
【0073】そして、次のS190では、TELNET
を用いてNAT設定変更指令をCATVルータ10に送
信することにより、CATVルータ10の内部処理であ
るNAT設定処理を起動し、NAT設定処理に処理を移
行する。ここで、図4(b)に、CATVルータ10で
実行されるNAT設定処理の処理内容を表すフローチャ
ートを示す。NAT設定処理が起動されると、S510
にて、CPU13のルーティング設定テーブルにおける
データ中継状態(中継モード)の設定を、NATに設定
変更する。そして、S510の処理が終了すると、NA
T設定処理は終了し、再びセンタ装置での設定変更処理
に処理が移行する。
【0074】そして、NAT設定処理の終了後、センタ
装置での設定変更処理に処理が移行してS190の処理
が終了すると、続くS200では、S110で確認した
契約内容に基づいて、契約台数分のグローバルアドレス
をCATVルータ10に付与する。つまり、CATVル
ータ10の内部に設定されているグローバルアドレスに
関する情報を遠隔操作で変更して、CATVルータ10
に対して契約台数分のグローバルアドレスを割り当てる
と共に、CATVルータ10のCPU13に備えられる
設定情報テーブルに設定される接続可能台数を契約台数
と同じ台数に変更する。
【0075】なお、S200の処理が終了した後のCA
TVルータ10(詳細にはCPU13)は、変更後のル
ーティング設定テーブルの設定内容に従い、上述したN
ATの処理を実行する。そして、CPU13は、データ
中継状態がNATに設定された場合には、LAN側の8
台のパソコンのうち、割り当てられたグローバルアドレ
スの個数に応じた台数のパソコンのみが、同時期にCA
TVインターネット接続が可能となるように、データ中
継処理を行う。
【0076】そして、S200の処理が終了すると、S
250に移行し、このS250では、TELNETによ
るCATVルータからのログオフ処理を行う。また、設
定変更処理のS130において否定判定されてS210
に移行すると、S210では、センタ装置の内部に保存
される設定情報のうち、当該ユーザに対するルータ機能
を「IPマスカレード」に設定する。
【0077】次のS220では、LAN側に接続される
複数の端末装置(パソコンPC)のうちCATVインタ
ーネット接続が可能な台数(PC接続台数)の入力操作
に関する処理を行う。つまり、オペレータからのPC接
続台数の入力操作を受け付けて、センタ装置の内部に保
存する処理を行うのである。なお、本実施例のCATV
ルータ10は、オペレータからの入力操作によって接続
可能台数を設定する構成であるが、S110で確認した
契約内容に基づいて接続可能台数を設定する構成として
も良い。
【0078】続くS230では、TELNETでセンタ
装置から対象となるユーザのCATVルータ10にログ
オンする。なお、このとき、S150の場合と同様に、
CATV網側からCATVルータにログオンする際に
は、CATV会社のオペレータのみが使用する非公開の
オペレータ用パスワードの入力が必要であり、第3者が
不正にCATVルータ10にログオンするのを防止して
いる。
【0079】そして、次のS240では、TELNET
を用いてIPマスカレード設定変更指令をCATVルー
タ10に送信することにより、CATVルータ10の内
部処理であるIPマスカレード設定処理を起動し、IP
マスカレード設定処理に処理を移行する。
【0080】ここで、図4(c)に、CATVルータ1
0で実行されるIPマスカレード設定処理の処理内容を
表すフローチャートを示す。IPマスカレード設定処理
が起動されると、S610にて、CPU13のルーティ
ング設定テーブルにおけるデータ中継状態(中継モー
ド)の設定を、IPマスカレードに設定変更する。続く
S620では、S220で入力されたPC接続台数を、
CATVルータ10のCPU13に備えられる設定情報
テーブルに、接続可能台数として設定する。そして、S
620の処理が終了すると、IPマスカレード設定処理
は終了し、再びセンタ装置での設定変更処理に処理が移
行する。
【0081】なお、IPマスカレード設定処理が終了し
た後、CATVルータ10(詳細にはCPU13)は、
変更後のルーティング設定テーブルの設定内容に従い、
上述したIPマスカレードの処理を実行する。そして、
IPマスカレード設定処理の終了後、センタ装置での設
定変更処理に処理が移行し、S240の処理が終了する
とS250に移行し、このS250では、TELNET
によるCATVルータからのログオフ処理を行う。
【0082】このようにしてS250での処理が終了す
ると、センタ装置における設定変更処理が終了する。以
上、説明したように設定変更処理が実行されることによ
り、CPU13におけるデータ中継状態(中継モード)
の設定が、CATV会社に備えられるセンタ装置からの
遠隔操作によって変更される。
【0083】このように、本実施例のCATVルータ1
0は、外部ネットワークであるCATV網からのオペレ
ータによる設定変更指令によって、データ中継状態(中
継モード)が変更可能に構成されている。このため、ユ
ーザがCATVルータのデータ中継状態(中継モード)
を不適切な状態(例えば、契約に違反する状態)に変更
設定した場合でも、CATV会社は、遠隔操作によって
データ中継状態を適切な状態に変更修正することがで
き、ユーザによる不正使用を防止することができる。な
お、本実施例における設定変更指令とは、CATV会社
のセンタ装置からCATVルータ10に対して送信され
る指令であるアクセスポイント設定変更指令、NAT設
定変更指令、IPマスカレード設定変更指令のことであ
る。
【0084】また、本実施例のCATVルータ10を用
いることで、CATV管理会社は、CATVルータ10
に設定されたデータ中継状態を変更する場合に、ユーザ
宅を訪問することなく、CATV会社のセンタ装置から
の遠隔操作により、CATVルータ10のデータ中継状
態を適切な状態に変更設定することができる。これによ
り、CATV会社は、CATVルータ10のデータ中継
状態を設定変更するためにユーザ宅を訪問するという大
きな労力を費やす必要が無くなるため、設定変更作業の
負担が軽減される。
【0085】したがって、本実施例のCATVルータ1
0は、ユーザによる不正使用を防止することができ、ま
た、CATV会社における設定変更作業の負担を軽減で
きるという効果を奏する。また、本実施例のCATVル
ータ10は、データ中継状態を、アクセスポイント設定
処理、NAT設定処理およびIPマスカレード設定処理
の3種類のいずれかに設定することができることから、
CATV網との間でデータの送受信を行う端末装置(パ
ソコン)の台数を1台に限定する場合にも複数台とする
場合にも使用することができる。つまり、1台の端末装
置(パソコン)のみをCATV網に接続する場合には、
データ中継状態をアクセスポイントに設定し、また、複
数の端末装置(パソコン)をCATV網に接続する場合
には、データ中継状態をNATあるいはIPマスカレー
ドに設定して、CATVルータ10を使用するのであ
る。なお、複数の端末装置(パソコン)をCATV網に
接続するにあたり、同時期に複数の端末装置(パソコ
ン)をCATV網に接続可能とする場合には、IPマス
カレードに設定するとよく、あるいは、NATに設定す
ると共に複数のグローバルアドレスを割り当てるように
しても良い。
【0086】そして、このCATVルータ10を用いる
ことにより、CATV会社は、遠隔操作で迅速にデータ
中継状態をアクセスポイントに設定変更して、CATV
網に接続可能な端末装置(パソコン)を1台に制限する
ことができ、ユーザが不正に複数の端末装置(パソコ
ン)をCATV網に接続するのを防止できる。
【0087】よって、本実施例のCATVルータ10に
よれば、データ中継状態を適宜選択して設定すること
で、CATV網と接続可能な端末装置(パソコン)の台
数を制限することができ、ユーザによる不正使用を防止
することができる。さらに、本実施例のCATVルータ
10は、データ中継状態をIPマスカレードに設定する
際にCATV網に接続可能な端末装置(パソコン)の台
数を設定可能に構成されていることから、LANに接続
された全ての端末装置(パソコン)ではなく、契約で定
められた所定台数の端末装置(パソコン)のみがCAT
V網に接続できるように制限することができる。
【0088】よって、本実施例のCATVルータ10に
よれば、CATV網と接続可能な端末装置(パソコン)
の台数を、複数に維持しつつ一定台数以下に制限するこ
とができ、より複雑な設定が可能となると共に、CAT
V会社とユーザとの間で多様な契約が可能となる。
【0089】なお、本実施例のCATVルータにおいて
は、WAN側イーサネットポートWP1が、特許請求の
範囲に記載の第1入出力部に相当し、LANポートLP
1〜LP8が第2入出力部に相当し、CPU13がデー
タ中継手段に相当し、CPU13の3つの内部処理(ア
クセスポイント設定処理、NAT設定処理、IPマスカ
レード設定処理)が設定状態変更手段に相当し、IPマ
スカレード設定処理におけるS620が接続台数設定手
段に相当する。
【0090】ところで、本実施例のCATVルータ10
は、WAN側イーサネットポートWP1について、使用
可能・使用不可の設定変更が可能に構成されており、
「使用可能」設定の場合にはWAN側イーサネットポー
トWP1を通じてのデータの送受信が行われるが、「使
用不可」設定の場合にはWAN側イーサネットポートW
P1を通じてのデータの送受信が行われない。
【0091】そして、本実施例のCATVルータ10
は、WAN側イーサネットポートWP1の使用可能・使
用不可の設定変更作業が、CATV会社のセンタ装置か
らのオペレータによる遠隔操作により実行可能に構成さ
れている。すなわち、CATV会社のオペレータは、セ
ンタ装置からCATVルータ10に対してTELNET
でログオンし、WAN側イーサネットポートWP1の設
定を「使用可能」設定から「使用不可」設定への設定変
更作業を行うコマンドを入力することで、設定変更作業
を行うことができる。
【0092】なお、オペレータがCATVルータ10に
ログオンする際には、CATV会社のオペレータのみが
使用する非公開のオペレータ用パスワードの入力が必要
であり、第3者が不正にCATVルータ10にログオン
するのを防止している。これにより、ユーザが不正使用
を行った場合の対策手段の一つとして、CATV会社
は、遠隔操作でWAN側イーサネットポートWP1の設
定を「使用不可」設定に変更することで、CATVルー
タ10がWAN側イーサネットポートWP1を介してデ
ータの送受信を行うことができないようにし、ユーザか
らCATV網への接続を拒絶することができる。この結
果、ユーザはCATV網への接続が不可能となり、CA
TV会社は、ユーザの不正使用を防止することができ
る。特に、集合住宅(マンション)などで固定設置され
たCATVルータにおいては、未契約の住人がそのCA
TVルータを介して不正にCATV網に接続するのを防
止する手段として、WAN側イーサネットポートWP1
の設定を「使用不可」設定に変更する手段が有効であ
る。
【0093】また、例えば、CATV会社と契約を締結
していたユーザの転居(転出)等の理由により、当該C
ATVルータのWAN側イーサネットポートWP1の設
定を「使用不可」設定に変更する場合には、CATV会
社は、センタ装置からの遠隔操作でWAN側イーサネッ
トポートWP1の設定変更作業を実行することができ
る。このため、CATV会社は、設定変更作業を行うに
あたり、ユーザ宅を訪問する労力を省略することができ
る。
【0094】なお、当該CATVルータ10は、出荷時
点にはWAN側イーサネットポートWP1を「使用不
可」設定としてもよい。この場合、WAN側イーサネッ
トポートWP1の設定変更作業は、ユーザにも1回のみ
実行可能とし、CATVルータ10の出荷直後における
「使用不可」設定から「使用可能」設定への変更作業
は、ユーザが行うようにする。ただし、ユーザがこの変
更作業を行う際には、契約後にCATV会社から通知さ
れるユーザ用パスワードを入力する必要があり、これに
より第3者が不正に設定変更を行うことを防止する。
【0095】また、CATV会社が、WAN側イーサネ
ットポートWP1の設定を「使用不可」設定から「使用
可能」設定に変更する際には、LANポートLP1〜L
P8のいずれかに操作用端末を接続して、設定変更作業
を行うことになる。なお、このとき、不正に設定変更が
行われるのを防止するために、CATV会社のみが使用
する非公開のオペレータ用パスワードを入力する必要が
ある。
【0096】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、LAN側のイン
ターフェースとして備えられるLANポートは8個に限
らず、HUBの増設などにより、さらにLANポートを
増設してもよい。
【0097】また、CATV網への接続に加えてISD
N回線への接続も可能に構成されたデュアルルータにお
いて、本発明を適用して、CATV会社のオペレータに
よる遠隔操作で、データ中継状態を設定変更可能に構成
しても良い。なお、デュアルルータは、WAN側インタ
ーフェースとして、ISDN接続用のデジタルポートと
CATV網接続用のイーサネットポートとを備えてお
り、ユーザが、必要に応じてそのWAN側インターフェ
ースを容易に切り換えることができるよう構成されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のCATVルータ10の概略構成、及
びそのCATVルータ10を情報中継装置として、ロー
カルエリアネットワーク(LAN)とインターネットと
を接続した宅内情報通信システムを示す説明図である。
【図2】 (a)は、データ中継状態がアクセスポイン
トに設定された場合のCATVルータ10の概略接続図
であり、(b)は、データ中継状態がNATに設定され
た場合のCATVルータ10の概略接続図であり、
(c)は、データ中継状態がIPマスカレードに設定さ
れた場合のCATVルータ10の概略接続図である。
【図3】 CATV会社のセンタ装置において実行され
る設定変更処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図4】 (a)は、CATVルータ10で実行される
アクセスポイント設定処理の処理内容を表すフローチャ
ートであり、(b)は、CATVルータ10で実行され
るNAT設定処理の処理内容を表すフローチャートであ
り、(c)は、CATVルータ10で実行されるIPマ
スカレード設定処理の処理内容を表すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10…CATVルータ、13…CPU、15…WAN側
イーサネットMAC、16…LAN側イーサネットMA
C、20…ケーブルモデム、LL1…LAN側イーサネ
ットケーブル、LP1…LANポート、PC1〜PC8
…パソコン、WL1…WAN側イーサネットケーブル、
WP1…WAN側イーサネットポート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ネットワークと接続される第1入出
    力部と、 ローカルエリアネットワークに備えられる複数の端末装
    置と接続される複数の第2入出力部と、 前記第1入出力部と前記第2入出力部との間の信号伝送
    経路上に設けられ、前記外部ネットワークと前記複数の
    端末装置との間で送受信されるデータを相互に中継する
    データ中継手段と、 を備える情報中継装置であって、 前記データ中継手段は、少なくとも前記データのデータ
    中継状態を変更可能に構成されており、 前記外部ネットワークからの設定変更指令に基づき、前
    記データ中継手段における前記データ中継状態を変更す
    る設定状態変更手段、を備えること、 を特徴とする情報中継装置。
  2. 【請求項2】 前記データ中継手段における前記データ
    中継状態が、 前記複数の端末装置のうち固定された1つの端末装置の
    みと前記外部ネットワークとの間で前記データの中継を
    行う第1中継状態と、 前記複数の端末装置と前記外部ネットワークとの間で前
    記データの中継を行う中継状態であり、同時期に前記外
    部ネットワークと接続可能な前記端末装置の台数が、前
    記第1入出力部に割り当てられたグローバルアドレスの
    個数と同じとなるように、前記データの中継を行う第2
    中継状態と、 前記複数の端末装置と前記外部ネットワークとの間で前
    記データの中継を行う中継状態であり、同時期に前記外
    部ネットワークと接続可能な前記端末装置の台数が、前
    記第1入出力部に割り当てられたグローバルアドレスの
    個数以上となるように、前記データの中継を行う第3中
    継状態と、のいずれかに設定されること、 を特徴とする請求項1に記載の情報中継装置。
  3. 【請求項3】 前記データ中継手段における前記データ
    中継状態を前記第3中継状態に設定する際に、前記外部
    ネットワークからの接続台数指令に基づき、前記外部ネ
    ットワークに接続可能な前記端末装置の台数を設定する
    接続台数設定手段、を備えること、 を特徴とする請求項2に記載の情報中継装置。
  4. 【請求項4】 前記第1入出力部が接続される前記外部
    ネットワークが、CATV網であること、 を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    情報中継装置。
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