JP2002245153A - 格付け情報公開システム - Google Patents

格付け情報公開システム

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JP2002245153A
JP2002245153A JP2001038176A JP2001038176A JP2002245153A JP 2002245153 A JP2002245153 A JP 2002245153A JP 2001038176 A JP2001038176 A JP 2001038176A JP 2001038176 A JP2001038176 A JP 2001038176A JP 2002245153 A JP2002245153 A JP 2002245153A
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JP
Japan
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mark
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viewer
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Application number
JP2001038176A
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English (en)
Inventor
Seiichi Suzaki
誠一 洲崎
Tsukasa Saito
司 斎藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to CN01140747A priority patent/CN1371072A/zh
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

Abstract

(57)【要約】 【課題】 WWWシステムを用いて公開された格付け対
象者の評価結果が、格付け実行者の評価に基づいた有効
なものであるか否かを、格付け閲覧者が簡単に確認でき
るようにする。 【解決手段】 投資家・取引相手120(格付け閲覧者装
置)は、Webページ送付要求を個人事業者・企業110
(格付け対象者装置)に送る(S600)。当該要求を受け
取った個人事業者・企業110は、要求されたWebペー
ジを投資家・取引相手120に返送する(S602)。Web
ページを受け取った投資家・取引相手120は、Webペ
ージに付加された格付けマークの有効性を確認する(S6
04、S605)。さらに、投資家・取引相手120は、企業格
付け会社100(格付け実行者装置)に対して格付けマー
クの有効性検証を依頼したのち(S606)、必要であれ
ば、当該個人事業者・企業110の詳細企業情報を入手
する(S611〜S614)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して情報を公開するシステムに関し、特に、WWW(Wo
rld Wide Web)システム等を利用して格付け情報を公開
するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットのようなオープン
なネットワークを使って、複数のユーザに情報を開示・
伝達する手段として、ワールド・ワイド・ウェッブ(W
WW:World Wide Web)システムが普及している。
【0003】WWWシステムは、Webサーバ(サーバ
プログラム)とWebクライアント(ブラウザプログラ
ム)とによって構成され、操作性に優れたグラフィカル
ユーザインタフェース(GUI)を提供するとともに、
関連性のある様々な情報をハイパーリンクでつなげるこ
とで簡単に参照できるようにすることができる等、ユー
ザの利便性にも優れている。今日のこれほどまで急速な
インターネットの発展は、このWWWシステムによると
ころが大である。
【0004】また、最近になって、WWWシステムを単
なる情報伝達手段としてだけでなく、ビジネスに利用し
ようという動きが顕著である。たとえば、WWWシステ
ムを商品情報の公開や決済に利用するいわゆる電子商取
引システムなどはそのようなビジネス利用の代表例であ
る。このような電子商取引システムの概要については、
たとえば「情報処理 第38巻 第9号」(発行人:飯
塚 浩司、発行所:社団法人 情報処理学会)p.752-81
0に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターネ
ットのようなバーチャルな世界ではない現実の世界にお
いて、商取引を行う個人事業者や企業は、投資家等から
事業資金を調達している。投資家等は、個人事業者や企
業を評価し、その結果に基づいて資金を提供するかどう
かを判断しているが、その判断材料の一つとして企業格
付け会社が行った評価結果を利用する場合がある。
【0006】図7は、現実の世界における、企業格付け
会社、個人事業者等、投資家等の3者の間の関係を示す
図である。
【0007】企業格付け会社100は、個人事業者・企
業110を様々な角度から調査・評価し、投資家や消費
者、企業等に対して詳細企業情報を販売する。投資家1
20は、企業格付け会社100から購入した詳細企業情
報を利用して、個人事業者・企業110を評価し、その
結果に基づいて資金を提供するかどうかを判断する。
【0008】企業格付け会社は、主に、投資家や消費
者、企業等に対して詳細企業情報を販売することによっ
て収益を上げているが、その一方で、詳細企業情報その
ものではなく、例えば、ある評価対象企業が10段階評
価でどのランクに位置付けられるかといったことのみを
示す格付け情報を無料で開示する場合がある。これは、
例えば、企業格付け会社が販売する詳細企業情報の権威
や信頼性を高めるために行われている。
【0009】個人事業者や企業、特に、格付け評価の高
い個人事業者や企業にとって、このような企業格付け会
社の格付け情報は、自分をアピールする上での重要なポ
イントの一つとなる。そのため、WWWシステム等を用
いて格付け情報をネットワーク上で自ら公開し、投資家
や自己の取引相手(消費者や他の企業)に広く知っても
らうことは、個人事業者や企業にとって事業を展開して
いく上で極めて有益である。
【0010】しかし、格付け情報を、従来のWWWシス
テムを用いてネットワーク上で公開する場合、次のよう
な問題がある。
【0011】すなわち、ブラウザプログラムを用いて、
公開された格付け情報を閲覧した投資家等にとって、そ
の格付け情報が確かに企業格付け会社の評価に基づくも
のであるかどうかといったことや、内容に不正な改ざん
が加えられていないかどうかといったことなどを容易に
確認する手段がないことである。閲覧した格付け情報が
有効なものであるか否かがわからない場合、投資家にと
って、事業資金を提供するかどうか判断するための材料
にならない。また、消費者や他の企業などといった取引
相手にとっても、当該企業がどのくらい信頼できる企業
であるのか(取引相手として適切かどうか)判断するた
めの材料にならない。その結果、個人事業者や企業にと
っても格付け情報を公開するメリットがないことになっ
てしまう。
【0012】また、企業格付け会社にとって、個人事業
者や企業が格付け情報を積極的に活用するようになる
と、これまで、主に詳細企業情報を販売するための道具
として利用されていた格付け情報を、個人事業者や企業
に対して販売することができるようになるといったメリ
ットがある。しかし、その一方で、偽造された格付け情
報が出回るようになると、収益源である詳細企業情報の
権威や信頼性も損なわれ、ビジネスが立ち行かなくなっ
てしまう恐れがある。
【0013】上記課題は、企業格付け会社が個人事業者
や企業を格付けする場合だけではなく、様々な評価・格
付けシステムをネットワーク上で実現しようとした場合
に共通の問題である。そこで、以下、一般化するため、
なんらかの評価・格付けを行うエンティティ(自然人、
法人等)を格付け実行者、格付け実行者の評価・格付け
対象となるエンティティを格付け対象者、格付け対象者
の評価情報・格付け情報を閲覧するエンティティを格付
け閲覧者と呼ぶ。
【0014】本発明の目的は、WWWシステム等を用い
てネットワーク上で広く公開された格付け情報の有効性
を、格付け閲覧者が簡単に確認することができる格付け
情報公開システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る格付け情報
公開システムは、通信網を介して相互に接続された格付
け閲覧者装置と、格付け対象者装置と、格付け実行者装
置とを備えた格付け情報公開システムである。
【0016】そして、第1の格付け情報公開システムに
おいては、前記格付け実行者装置は、格付け対象者用の
格付けマークを生成する手段と、生成された格付けマー
クを管理するための格付けマーク管理データベースと、
前記格付け対象者装置から格付けマークの取得申し込み
を受け付ける手段と、前記取得申し込みを受けた場合
に、該当する格付けマークを格付け対象者装置に送付す
る手段とを備える。また、前記格付け対象者装置は、前
記格付け実行者装置に対して格付けマークの取得申し込
みを送る手段と、前記格付け実行者装置から格付けマー
クを受け取る手段と、前記格付け閲覧者装置からアクセ
ス可能な状態で、前記格付けマーク付きWebページを
保持するWebページデータベースと、前記格付け閲覧
者装置から前記格付けマーク付きWebページの取得要
求を受け付ける手段と、前記取得要求を受けた場合に、
前記Webページデータベースを参照して、前記格付け
マーク付きWebページを前記格付け閲覧者に送付する
手段とを備える。また、前記格付け閲覧者装置は、前記
格付け対象者装置に対して格付けマーク付きWebペー
ジの取得要求を送付する手段と、前記格付け対象者装置
から前記格付けマーク付きWebページを受け取る手段
と、前記格付けマーク付きWebページに含まれる格付
けマークの有効性を検証する検証手段と、前記格付けマ
ーク付きWebページと検証結果を表示する手段とを備
える。
【0017】この場合において、前記格付け実行者装置
は、更に、格付けマーク管理データベースに管理された
格付けマークに関する状態情報を変更するための手段
と、前記格付け閲覧者装置から格付けマークの検証依頼
を受け付ける手段と、前記検証依頼を受けた場合に、前
記格付けマーク管理データベースを参照して、前記格付
けマークの有効性を確認し、その結果を前記格付け閲覧
者装置に送付する手段とを備え、前記格付け閲覧者装置
は、更に、格付けマークの有効性に関する検証依頼を前
記格付け実行者装置に送付する手段と、前記格付け実行
者装置から前記検証依頼の結果を受け取る手段とを備え
るようにしてもよい。
【0018】また、第2の格付け情報公開システムにお
いては、前記格付け実行者装置は、格付けマークを管理
するための格付けマーク管理データベースと、前記格付
け閲覧者装置から格付けマークの検証依頼を受け付ける
手段と、前記検証依頼を受けた場合に、前記格付けマー
ク管理データベースを参照して、格付けマークの有効性
を確認し、その結果を前記格付け閲覧者装置に送付する
手段とを備える。また、前記格付け対象者装置は、前記
格付け閲覧者装置からアクセス可能な状態で、前記格付
けマーク付きWebページを保持するWebページデー
タベースと、前記格付け閲覧者装置から格付けマーク付
きWebページの取得要求を受け付ける手段と、前記取
得要求を受けた場合に、前記Webページデータベース
を参照して、前記格付けマーク付きWebページを格付
け閲覧者に送付する手段とを備える。また、前記格付け
閲覧者装置は、格付け対象者装置に対して格付けマーク
付きWebページの取得要求を送付する手段と、格付け
対象者から前記格付けマーク付きWebページを受け取
る手段と、前記格付けマーク付きWebページに含まれ
る格付けマークの有効性を検証する検証手段と、格付け
マークの有効性に関する検証依頼を前記格付け実行者装
置に送付する手段と、前記格付け実行者装置から前記検
証依頼の結果を受け取る手段と、前記格付けマーク付き
Webページと検証結果を表示する手段とを備える。
【0019】この場合において、前記格付け実行者装置
は、更に、前記格付け対象者装置から格付けマークの取
得申し込みを受け付ける手段と、前記取得申し込みに基
づいて、格付け対象者用の格付けマークを生成する手段
と、生成した格付けマークを前記格付けマーク管理デー
タベースに登録する手段と、生成した格付けマークを、
取得申し込みをした格付け対象者装置に送付する手段と
を備え、前記格付け対象者装置は、更に、前記格付け実
行者装置に対して格付けマークの取得申し込みを送る手
段と、前記格付け実行者装置から格付けマークを受け取
る手段とを備えるようにしてもよい。
【0020】また、上記第1及び第2の格付け情報公開
システムにおいて、前記格付け実行者装置は、更に、格
付けマークを取得可能であることを前記格付け対象者装
置に対して通知する手段を備え、前記格付け対象者装置
は、更に、前記格付け実行者装置より前記通知を受け取
る手段を備えるようにしてもよい。
【0021】また、前記格付けマーク管理データベース
は、格付け対象者の詳細情報を保持し、前記格付け実行
者装置は、更に、前記格付け閲覧者装置から前記詳細情
報の取得申し込みを受け付ける手段と、前記詳細情報の
取得申し込みを受けた場合に、前記格付けマーク管理デ
ータベースを参照して、該当する詳細情報を格付け閲覧
者に送付する手段とを備え、格付け閲覧者装置は、更
に、格付け対象者の詳細情報の取得申し込みを前記格付
け実行者装置に送付する手段と、前記格付け実行者装置
から前記詳細情報を受け取る手段とを備えるようにして
もよい。
【0022】また、前記検証手段は、例えば、ディジタ
ル署名技術と電子透かし技術とを利用する。
【0023】本発明に係る格付け情報公開方法において
は、格付け実行者は、格付け対象者を調査した結果に基
づいて、前記格付け対象者の評価を示している格付けマ
ークを生成して当該格付け対象者に渡し、前記格付け対
象者は、前記格付け実行者から取得した格付けマークを
貼付したWebページを公開し、格付け閲覧者は、前記
格付けマーク付きのWebページを取得し、当該格付け
マークの有効性を、格付けマークの有効性確認手段を用
いて検証することを特徴とする。
【0024】この場合において、前記格付け実行者は、
自己が生成した格付けマークの状態情報を管理してお
り、格付け対象者に格付けマークを渡した後に、当該格
付け対象者の評価を変更する場合には、前記状態情報を
変更することで格付けマークを無効化し、前記格付け閲
覧者は、前記格付け対象者が公開している格付けマーク
付きのWebページの格付けマークの有効性の確認を、
前記格付け実行者に依頼し、前記格付け実行者は、前記
格付け閲覧者から格付けマークの有効性確認依頼を受け
た場合に、当該格付けマークの状態情報を参照して、有
効あるか否かを格付け閲覧者に通知するようにしてもよ
い。
【0025】また、以上の場合において、前記格付け実
行者は、格付け対象者の詳細情報を管理しており、前記
格付け閲覧者は、前記格付け対象者の詳細情報の提供
を、前記格付け実行者に依頼し、前記格付け実行者は、
前記格付け閲覧者より、格付け対象者の詳細情報の提供
依頼を受けた場合に、当該詳細情報を格付け閲覧者に渡
すようにしてもよい。
【0026】また、前記有効性確認手段は、ディジタル
署名技術と電子透かし技術とを利用していてもよいし、
WWWシステムのハイパーリンク技術を利用していても
よい。
【0027】本発明に係る格付け閲覧者装置は、Web
ページの取得を格付け対象者装置に依頼する手段と、取
得したWebページを解析し、表示を行う手段と、取得
したWebページに格付けマークが含まれていた場合
に、格付けマークの有効性の確認を行う格付けマーク検
証手段とを備えることを特徴とする。
【0028】この場合において、前記格付けマーク検証
手段は、前記格付けマークに含まれている情報と、前記
取得したWebページに関する情報とに基づいて、有効
性の確認を行うようにしてもよい。前記格付けマーク検
証手段は、更に、前記格付けマークの管理を行っている
格付け実行者装置に、当該格付けマークの有効性の確認
を依頼し、前記格付け実行者装置からの確認結果に基づ
いて、前記格付けマークの有効性の確認を行うようにし
てもよい。
【0029】本発明に係る格付け実行者装置は、格付け
マークの管理を行うための格付けマーク管理データベー
スと、格付けマークの有効性の確認の依頼を受け付ける
手段と、当該依頼を受け付けると、前記格付けマーク管
理データベースを検索して、前記格付けマークの状態を
判別する状態判別手段と、前記判別結果を、依頼元へ送
信する手段とを備えることを特徴とする。
【0030】この場合において、格付けマークの取得申
し込みを受けると、当該格付けマークを貼付するWeb
ページに関する情報と、格付けを表す画像データとに基
づいて、格付けマークを生成する格付けマーク発行手段
を更に備えるようにしてもよい。
【0031】本発明に係る記録媒体は、格付け閲覧者装
置によって実行される格付けマーク検証プログラムが記
録された記録媒体である。そして、前記格付けマーク検
証プログラムは、前記格付け閲覧者装置が取得したWe
bページに格付けマークが含まれていた場合に、前記格
付けマークに含まれている情報と、前記Webページに
関する情報とに基づいて、前記格付けマークの有効性の
確認を行うステップと、前記格付けマークの管理を行っ
ている格付け実行者装置に、当該格付けマークの有効性
の確認を依頼するステップと、前記格付け実行者装置か
らの確認結果に基づいて、前記格付けマークの有効性の
確認を行うステップとを備えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明が適用された企業格付け情
報公開システムを利用するエンティティ間の関係を示す
図である。
【0034】同図に示すように、本実施形態の企業格付
け情報公開システムは、企業格付け会社100と、個人
事業者・企業110と、投資家・取引相手(消費者や他
の企業)120とが利用するシステムである。同図にお
いて、点線は、図7に示した現実世界での場合と同じ手
順を示しており、実線は、本実施形態の企業格付け情報
公開システムにおいて追加又は変更される手順を示して
いる。
【0035】同図に示すように、本実施形態において
は、格付けマークの販売、開示、検証の手順が追加され
る。また、本実施形態では、従来、オフラインでやり取
りされていた詳細企業情報を、オンラインでやり取りす
る場合があるので、図1では、詳細企業情報の販売に関
する手順を実線に変更している。
【0036】企業格付け会社100は、個人事業者・企
業110を調査、評価し、その結果に基づく格付けマー
クを個人事業者・企業110に販売する。格付けマーク
とは、視認性があり、有効性確認手段を備えた画像デー
タである。格付けマークの詳細については後述する。
【0037】そして、企業格付け会社100は、投資家
・取引相手120から格付けマークの検証依頼を受けた
ときに、格付けマークの有効性を検証し、検証結果を通
知する。また、投資家・取引相手120に対して個人事
業者・企業110の詳細企業情報を直接販売する。
【0038】個人事業者・企業110は、企業格付け会
社100から購入した自己の格付けマークを、WWWシ
ステムを用いて、投資家・取引相手120に対して公開
する。
【0039】投資家・取引相手120は、個人事業者・
企業110によって公開された格付けマークを参照し、
格付けマークの有効性を企業格付け会社100に検証し
てもらう。そして、個人事業者・企業110に対する評
価結果を確認し、その個人事業者・企業110への資金
提供や商品購入を行うか否かを判断する。
【0040】図2は、本実施形態の企業格付け情報公開
システムのシステム構成を示す図である。
【0041】同図に示すように、本実施形態の企業格付
け情報公開システムは、投資家・取引相手120が使用
する格付け閲覧者装置200と、個人事業者・企業11
0が使用する格付け対象者装置210と、企業格付け会
社100が使用する格付け実行者装置220とが、イン
ターネットのような通信網230を介して、互いに接続
されて構成されている。
【0042】格付け閲覧者装置200は、例えば、通常
のパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーショ
ン(WS)によって構成され、投資家・取引相手120
に文書データや画像データなどを表示する表示装置20
1と、投資家・取引相手120がデータや命令などを入
力するための入力装置202a及び202bを備えてい
る。投資家・取引相手120は、格付け閲覧者装置20
0を使用し、通信網230を介して、企業格付け会社1
00や個人事業者・企業110とデータのやり取りを行
う。
【0043】格付け対象者装置210は、例えば、通常
のPCやWSによって構成され、個人事業者・企業11
0が、自己のWebページを作成したり、企業格付け会
社100や投資家・取引相手120と、通信網230を
介して、データのやり取りを行ったりするために使用さ
れる。
【0044】格付け対象者装置210は、また、WWW
サーバプログラムが動作するサーバであり、Webペー
ジデータベース(DB)211を備え、格付け閲覧者装
置200からリクエスト(GETリクエスト等)があっ
た場合に、WebページDB211に格納されたWeb
ページを送信する。送信されたWebページは格付け閲
覧者装置200の表示装置201に表示される。
【0045】格付け実行者装置220は、例えば、通常
のPCやWSによって構成され、格付けマーク管理デー
タベース(DB)221を備える。そして、企業格付け
会社100が、個人事業者・企業110からの要求に応
じて格付けマークを販売、送付したり、投資家・取引相
手120からの要求に応じて、格付けマーク管理DB2
21を参照して要求時点での格付けマークの有効性を検
証し、その結果を投資家・取引相手120に返送したり
するために使用される。
【0046】次に、格付け閲覧者装置200、格付け対
象者装置210及び格付け実行者装置220の詳細につ
いて説明する。
【0047】図3は、格付け閲覧者装置200、格付け
対象者装置210および格付け実行者装置220のハー
ドウェア構成を示す図である。ここでは、格付け閲覧者
装置200、格付け対象者装置210および格付け実行
者装置220は、すべて同様の構成を備えるものとす
る。
【0048】同図に示すように、格付け閲覧者装置20
0、格付け対象者装置210および格付け実行者装置2
20は、それぞれ、表示装置201と、入力装置202
と、通信網インタフェース301と、記憶装置302
と、中央処理装置(CPU)303と、メモリ304と
を備え、構成要素は、バス300によって互いに接続さ
れている。
【0049】表示装置201は、利用者にメッセージな
どを表示するために用いられるものであり、例えば、C
RTや液晶ディスプレイなどで構成される。
【0050】入力装置202は、利用者がデータやコマ
ンドなどを入力するために用いられるものであり、例え
ば、キーボードやマウスなどで構成される。
【0051】通信網インタフェース301は、通信網2
30を介して他の装置との間でデータのやり取りを行う
ために用いられるものである。
【0052】記憶装置302は、各装置200、21
0、220で使用されるプログラムやデータなどを記憶
するために用いられる不揮発性の記憶装置であり、例え
ば、ハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク
などで構成される。格付け対象者装置210の記憶装置
302は、WebページDB211を含んでおり、格付
け実行者装置220の記憶装置302は、格付けマーク
管理DB221を含んでいる。
【0053】中央処理装置(CPU)303は、格付け
閲覧者装置200、格付け対象者装置210又は格付け
実行者装置220を構成する各部を統括的に制御した
り、様々な演算を行ったりする。
【0054】メモリ304は、CPU303が上記の処
理を実行するために必要なプログラムやデータなどを一
時的に記憶するために用いられるものである。
【0055】図4は、格付け閲覧者装置200、格付け
対象者装置210および格付け実行者装置220のソフ
トウェア構成を示す図である。
【0056】同図(a)に示すように、格付け閲覧者装
置200のソフトウェア構成は、オペレーティングシス
テム(OS)400と、通信プログラム401と、ブラ
ウザプログラム402と、格付けマーク検証プログラム
A403と、詳細企業情報取得プログラム404とから
なる。
【0057】また、同図(b)に示すように、格付け対
象者装置210のソフトウェア構成は、OS400と、
通信プログラム401と、WWWサーバプログラム40
5と、Webページ作成プログラム406と、格付けマ
ーク取得プログラム407とからなる。
【0058】また、同図(c)に示すように、格付け実
行者装置220のソフトウェア構成は、OS400と、
通信プログラム401と、格付けマーク発行プログラム
408と、格付けマーク検証プログラムB409と、詳
細企業情報送付プログラム410とからなる。
【0059】格付け閲覧者装置200、格付け対象者装
置210及び格付け実行者装置220がそれぞれ備える
OS400は、各装置において全体の制御を行うため
に、ファイル管理(DB管理も含む)やプロセス管理、
あるいはデバイス管理といった機能を実現するための基
本プログラムである。
【0060】また、通信プログラム401は、他の装置
との間でデータのやり取りを行うためのプログラムであ
る。
【0061】格付け閲覧者装置200が備えるブラウザ
プログラム402は、格付け対象者装置210が備える
WWWサーバプログラム405と通信し、Webページ
DB211に格納されたWebページをダウンロードし
て閲覧するためのプログラムである。
【0062】また、格付けマーク検証プログラムA40
3は、格付け対象者装置210からダウンロードしたW
ebページに付加された格付けマークの有効性の検証に
伴う各種処理を行うためのプログラムである。
【0063】また、詳細企業情報取得プログラム404
は、格付け実行者装置220が備える詳細企業情報送付
プログラム410と通信し、個人事業者・企業110の
詳細企業情報を取得するためのプログラムである。
【0064】格付け対象者装置210が備えるWWWサ
ーバプログラム405は、格付け閲覧者装置200が備
えるブラウザプログラム402からリクエストがあった
場合に、WebページDB211に格納されている要求
されたWebページを送信する処理を行うためのプログ
ラムである。
【0065】また、Webページ作成プログラム406
は、利用者がWebページを作成する処理と、作成した
WebページをWebページDB211に格納する処理
とを行うためのプログラムである。
【0066】また、格付けマーク取得プログラム407
は、格付け実行者装置220が備える格付けマーク発行
プログラム408と通信し、Webページに付加する格
付けマークを取得するためのプログラムである。
【0067】格付け実行者装置220が備える格付けマ
ーク発行プログラム408は、格付け対象者装置210
が備える格付けマーク取得プログラム407と通信し、
Webページに付加する格付けマークを生成、発行、管
理するためのプログラムである。
【0068】また、格付けマーク検証プログラムB40
9は、格付け閲覧者装置200が備える格付けマーク検
証プログラムA403から依頼される格付けマークの有
効性検証に伴う各種処理を行うためのプログラムであ
る。
【0069】また、詳細企業情報送付プログラム410
は、格付け閲覧者装置200が備える詳細企業情報取得
プログラム404と通信し、要求のあった個人事業者・
企業110の詳細企業情報を送付するためのプログラム
である。
【0070】なお、前記プログラム400〜410は、
例えば、CD−ROM等の可搬記録媒体やネットワーク
を介して頒布され、各装置のハードディスク装置等にイ
ンストールされる。そして、メモリ304にロードされ
て、CPU303によって実行される。
【0071】次に、本実施形態の企業格付け情報公開シ
ステムの動作について説明する。
【0072】図5は、個人事業者・企業110が企業格
付け会社100から格付けマークを購入し、その格付け
マークを自己のWebサイトにあるWebページに貼り
付けて公開するまでの動作を説明するための図である。
【0073】同図において、企業格付け会社100が行
う処理には格付け実行者装置220が使用され、個人事
業者・企業110が行う処理には格付け対象者装置21
0が使用される。
【0074】企業格付け会社100は、格付けマークを
販売するに先立って、個々の個人事業者・企業110を
調査、評価し、どの個人事業者・企業110がどの格付
けランクに値するのかということを決定しておく(S5
00)。
【0075】この評価作業をどれくらいの時間間隔で行
うのかといったことや、格付けをいくつのランクに区分
するかといったこと、また、各ランクに値するかどうか
の判断条件をどうするかといったこと、などは、企業格
付け会社100がそれぞれのポリシーに従って独自に定
める。
【0076】次に、企業格付け会社100は、各個人事
業者・企業110に対して、それぞれ個別に格付け情報
を通知し、対応する格付けマークが入手可能である旨を
通知する(S501)。個人事業者・企業100は、当
該通知を受けると(S502)、通知された格付け情報
等に基づいて、格付けマークの購入を申し込むか否かを
検討する。ステップS501およびS502は、格付け
マークを各個人事業者・企業110に販売するための宣
伝を主たる目的とした手順である。
【0077】検討の結果、格付けマークの購入を希望す
る個人事業者・企業110は、企業格付け会社100に
対して格付けマークの購入を申し込む(S503)。
【0078】企業格付け会社100は、個人事業者・企
業110から格付けマークの購入の申し込みを受けると
(S504)、当該個人事業者・企業110の評価など
に基づき、当該個人事業者・企業110用の格付けマー
クを生成する(S505)。
【0079】格付けマークは、所定のデザインを有し、
格付け情報に関して視認性があり、かつ、有効性確認手
段を備えた画像データである。そのような画像データの
生成・検証方法については、例えば、特開平11−23
9129号「情報の認証方法、および認証システム」に
開示されている方法が利用できる。本文献に記載された
方法では、マークの元画像やWebページを公開するW
ebサイトのアドレス情報(URL等)などにディジタ
ル署名を施した証拠データを、電子透かし技術などによ
り、マークと一纏めにすることによって、閲覧者による
マークの有効性確認を可能としている。本実施形態で
は、格付けマークの生成及び検証には、前記文献記載の
生成・検証方法を利用するものとする。
【0080】この場合、個人事業者・企業110からの
購入の申し込みの際(ステップS503)、格付けマー
クの発行に必要な情報として、Webページを公開する
WebサイトのURLなどが、企業格付け会社100に
送られる。
【0081】なお、格付けマークは、視認性があり、か
つ有効性確認手段を備えた画像データであれば、別の方
法によって生成されたものでもよい。たとえば、格付け
マークとしては、該当する格付け情報を表す通常の画像
データを使い、個人事業者・企業110がWebページ
を作成する際に、格付けマークに対して企業格付け会社
100へのリンク情報を設定しておき、リンク先のWe
bページにて格付けマークの有効性の確認ができるよう
にしておいてもよい。
【0082】企業格付け会社100は、以上のようにし
て生成した格付けマークを、個人事業者・企業110の
識別情報(例えば、名前等)と関連付けて格付けマーク
管理DBに登録するとともに(S506)、個人事業者
・企業110に送付する(S507)。
【0083】個人事業者・企業110は、企業格付け会
社100から格付けマークを受け取ると(S508)、
自己のWebページを作成し、それに格付けマークを付
加する(S509)。そして、当該Webページを投資
家・取引相手120からアクセス可能な状態でWebペ
ージDB211に格納し(S510)、Webページを
公開する(S511)。
【0084】なお、個人事業者・企業110から企業格
付け会社100への格付けマークの対価の支払いは、適
当な方法(例えば、口座振込みや電子マネー等)によっ
て行われる。
【0085】図6は、個人事業者・企業110が公開し
ているWebページを投資家・取引相手120が閲覧
し、格付けマークの有効性を検証した後、企業格付け会
社100から詳細企業情報を入手する場合の動作を説明
するための図である。
【0086】同図において、企業格付け会社100が行
う処理には格付け実行者装置220が使用され、個人事
業者・企業110が行う処理には格付け対象者装置21
0が使用され、投資家・取引相手120が行う処理に
は、格付け閲覧者装置200が使用される。
【0087】投資家・取引相手120は、資金提供や商
品取引を検討している個人事業者・企業110のWeb
サイトに対して、判断材料となる格付けマークを含んだ
Webページの送付要求を送る(S600)。
【0088】個人事業者・企業110は、当該要求を受
け取ると(S601)、WebページDB211を検索
し、該当するWebページを投資家・取引相手120に
返送する(S602)。
【0089】投資家・取引相手120は、要求したWe
bページを受け取ると(S603)、まず、格付けマー
クと一纏めになった署名付き元画像を検証することで、
受け取ったWebページに付加された格付けマーク自体
が本物であるか否かを確認する(S604)。また、格
付けマークと一纏めになったWebサイトの署名付きア
ドレス情報を検証することで、当該Webサイトにある
Webページに当該格付けマークを貼り付けているとい
う事実が、企業格付け会社100に認められたものであ
るか否かを確認する。同様に、格付けマークと一纏めに
なった署名付き属性情報(有効期限等)を検証すること
で、格付けマークの有効性を確認する(S605)。
【0090】ここで、格付けマークの検証は、格付けマ
ーク付きのWebページを受け取ったときに自動的に行
うようにしてもよいし、利用者が格付けマークをクリッ
クしたときに行うようにしてもよい。また、格付けマー
クをクリックしたときには、メニュー画面を表示し、表
示されたメニュー画面から「検証」処理が選択されたと
きに検証処理を実行するようにしてもよい。
【0091】なお、これら検証手順の中で、格付けマー
クが有効なものでないことが判明した場合には、その旨
が画面に表示等され、投資家・取引相手120に通知さ
れる。
【0092】格付けマークが有効であることが確認でき
ると、次に、投資家・取引相手120は、企業格付け会
社100に対して、格付けマークの有効性の検証を依頼
する(S606)。ここでの有効性の検証とは、たとえ
ば、様々な事情に基づく格付けランクの有効期限内での
変更など、格付けマーク発行時にはわかりえなかった事
象に対応するためのものである。
【0093】格付けマークの有効性検証依頼は、例え
ば、格付けマークをクリックすることによって表示され
るメニュー画面から「検証依頼」処理を選択することに
よって実行される。なお、企業格付け会社100のWe
bサイトに別途アクセスし、必要な情報(例えば、格付
けマークが貼られたWebページのURL等)を入力し
て確認するようにしてもよい。
【0094】企業格付け会社100は、格付けマークの
有効性の検証依頼を受け取ると(S607)、格付けマ
ーク管理DB221を参照して、当該格付けマークのス
テータス(有効/無効)に関する情報を確認し(S60
8)、その結果を投資家・取引相手120に返送する
(S609)。
【0095】なお、企業格付け会社100は、格付けマ
ーク管理DB221において、発行した格付けマークが
有効であるか無効であるかを管理しており、例えば、格
付けランクの有効期限内での変更などがあった場合、対
応する格付けマークのステータスを有効から無効に変更
する。
【0096】投資家・取引相手120は、企業格付け会
社100から格付けマークの検証結果を受け取ると(S
610)、格付けマークが無効になっていないかを判別
する。その結果、格付けマークが無効なものになってい
ることが判明した場合には、その旨が画面に表示等さ
れ、投資家・取引相手120に通知される。
【0097】上記手順において、投資家・取引相手12
0による格付けマークの有効性の確認は、たとえば、図
2に示すように表示装置201に「本物です(にせもの
です/期限切れです)」といった吹き出しが表示され、
投資家・取引相手120がこの吹き出しを見ることによ
って行われる。なお、これ以外の方法、例えば、音声な
どを用いて行ってもよい。
【0098】有効性が確認できた格付けマークの表す格
付け情報等を検討の結果、その個人事業者・企業110
に関して、更なる情報(詳細企業情報)の入手を希望す
る場合、投資家・取引相手120は、詳細企業情報の購
入申し込みを企業格付け会社100に送る(S61
1)。
【0099】ここで、詳細企業情報の購入申し込みは、
たとえば、格付けマークをクリックすることによって表
示されるメニュー画面から「詳細情報購入」処理を選択
することによって実行される。なお、他の方法、例え
ば、企業格付け会社100のWebサイトに別途アクセ
スし、必要な情報を入力して購入を申し込むようにして
もよい。
【0100】企業格付け会社100は、当該購入申し込
みを受け取ると(S612)、該当する詳細企業情報を
検索し、要求された詳細企業情報を投資家・取引相手1
20に送付する(S613)。個人事業者・企業110
の詳細企業情報は、例えば、格付けマーク管理DB22
1によって管理されている。
【0101】投資家・取引相手120は、当該詳細企業
情報を受け取ると(S614)、当該詳細企業情報等に
基づいて、個人事業者・企業110に対する資金提供
や、個人事業者・企業110との商品取引を行うか否か
を検討する。
【0102】なお、投資家・取引相手120から企業格
付け会社100に対する詳細企業情報の対価の支払い
は、適当な方法(例えば、口座振込みや電子マネー等)
によって行われる。
【0103】そして、検討の結果、投資家・取引相手1
20が資金提供や商品取引を行うことを決定すると、個
人事業者・企業110と資本家・取引相手120との間
で、資金提供や商品取引が行われる(S615、S61
6)。
【0104】上述したように、本実施形態では、格付け
マークと呼ぶ視認性のある画像データと、格付けマーク
を用いて自己の評価結果を公開する格付け対象者とを関
連付け、格付け閲覧者は、それらを利用して有効性確認
を行うようにしている。更に、格付け実行者も、格付け
マークの有効性を保証するようにしている。
【0105】したがって、本実施形態によれば、WWW
システムを用いてネットワーク上で広く公開された格付
け対象者の評価結果が、当該格付け実行者の評価に基づ
いた有効なものであるか否か、すなわち、格付けマーク
自体が本物であるか否か、さらには、格付け対象者のW
ebサイトにあるWebページに当該格付けマークが貼
り付けてあるという事実が、その格付けマークを発行、
管理する格付け実行者に認められたものであるか否か等
を格付け閲覧者が簡単に確認することができる。
【0106】さらに、格付けマークの偽造をディジタル
署名技術を用いて防いでいるため、格付け実行者が、信
用を失うことなく、自己に対する評価結果を積極的に活
用しようとする格付け対象者に対して、評価結果を明示
する格付けマークを販売することが可能になる。
【0107】なお、本実施形態では、有効性確認の結果
に依らずWebページを表示するようにしているが、有
効なものであると確認された場合にのみ、当該Webペ
ージを表示するようにしてもよい。
【0108】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、WWWシステムを用いてネットワーク上で広く公
開された格付け情報の有効性を、格付け閲覧者が簡単に
確認することが可能になる。
【0109】そのため、格付け実行者は、詳細企業情報
の権威や信頼性を損なうことなく、格付け対象者に対し
て格付けマークを販売することが可能になる。
【0110】また、格付け対象者は、格付けマークを用
いて投資家や取引相手に自分をアピールすることができ
るようになる。
【0111】また、格付け閲覧者は、格付けマークを、
投資や商取引を行うか否かの判断材料として安心して利
用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された企業格付け情報公開シス
テムを利用するエンティティ間の関係を示す図である。
【図2】 本発明が適用された企業格付け情報公開シス
テムのシステム構成を示す図である。
【図3】 格付け閲覧者装置、格付け対象者装置、およ
び格付け実行者装置のハードウェア構成を示す図であ
る。
【図4】 格付け閲覧者装置、格付け対象者装置、およ
び格付け実行者装置のソフトウェア構成を示す図であ
る。
【図5】 個人事業者・企業110が企業格付け会社1
00から格付けマークを購入し、格付けマークを自己の
WebサイトにあるWebページに貼り付けて公開する
までの動作を説明するためのフロー図である。
【図6】 個人事業者・企業110が公開しているWe
bページを投資家・取引相手120が閲覧し、格付けマ
ークの有効性を検証した後、企業格付け会社100から
詳細企業情報を入手する場合の動作を説明するためのフ
ロー図である。
【図7】 従来の現実世界におけるエンティティ間の関
係を示す図である。
【符号の説明】 100 企業格付け会社 110 個人事業者・企業 120 投資家・取引相手 200 格付け閲覧者装置 201 表示装置 202 入力装置 210 格付け対象者装置 211 WebページDB 220 格付け実行者装置 221 格付けマーク管理DB 230 通信網 300 バス 301 通信網インタフェース 302 記憶装置 303 中央処理装置(CPU) 304 メモリ 400 オペレーティングシステム(OS) 401 通信プログラム 402 ブラウザプログラム 403 格付けマーク検証プログラムA 404 詳細企業情報取得プログラム 405 WWWサーバプログラム 406 Webページ作成プログラム 407 格付けマーク取得プログラム 408 格付けマーク発行プログラム 409 格付けマーク検証プログラムB 410 詳細企業情報送付プログラム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介して相互に接続された格付け
    閲覧者装置と、格付け対象者装置と、格付け実行者装置
    とを備えた格付け情報公開システムであって、 前記格付け実行者装置は、 格付け対象者用の格付けマークを生成する手段と、 生成された格付けマークを管理するための格付けマーク
    管理データベースと、 前記格付け対象者装置から格付けマークの取得申し込み
    を受け付ける手段と、 前記取得申し込みを受けた場合に、該当する格付けマー
    クを格付け対象者装置に送付する手段とを備え、 前記格付け対象者装置は、 前記格付け実行者装置に対して格付けマークの取得申し
    込みを送る手段と、 前記格付け実行者装置から格付けマークを受け取る手段
    と、 前記格付け閲覧者装置からアクセス可能な状態で、前記
    格付けマーク付きWebページを保持するWebページ
    データベースと、 前記格付け閲覧者装置から前記格付けマーク付きWeb
    ページの取得要求を受け付ける手段と、 前記取得要求を受けた場合に、前記Webページデータ
    ベースを参照して、前記格付けマーク付きWebページ
    を前記格付け閲覧者に送付する手段とを備え、 前記格付け閲覧者装置は、 前記格付け対象者装置に対して格付けマーク付きWeb
    ページの取得要求を送付する手段と、 前記格付け対象者装置から前記格付けマーク付きWeb
    ページを受け取る手段と、 前記格付けマーク付きWebページに含まれる格付けマ
    ークの有効性を検証する検証手段と、 前記格付けマーク付きWebページと検証結果を表示す
    る手段とを備えることを特徴とする格付け情報公開シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記格付け実行者装置は、更に、 前記格付けマーク管理データベースに管理された格付け
    マークに関する状態情報を変更するための手段と、 前記格付け閲覧者装置から格付けマークの検証依頼を受
    け付ける手段と、 前記検証依頼を受けた場合に、前記格付けマーク管理デ
    ータベースを参照して、前記格付けマークの有効性を確
    認し、その結果を前記格付け閲覧者装置に送付する手段
    とを備え、 前記格付け閲覧者装置は、更に、 格付けマークの有効性に関する検証依頼を前記格付け実
    行者装置に送付する手段と、 前記格付け実行者装置から前記検証依頼の結果を受け取
    る手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の格
    付け情報公開システム。
  3. 【請求項3】 通信網を介して相互に接続された格付け
    閲覧者装置と、格付け対象者装置と、格付け実行者装置
    とを備えた格付け情報公開システムであって、 前記格付け実行者装置は、 格付けマークを管理するための格付けマーク管理データ
    ベースと、 前記格付け閲覧者装置から格付けマークの検証依頼を受
    け付ける手段と、 前記検証依頼を受けた場合に、前記格付けマーク管理デ
    ータベースを参照して、格付けマークの有効性を確認
    し、その結果を前記格付け閲覧者装置に送付する手段と
    を備え、 前記格付け対象者装置は、 前記格付け閲覧者装置からアクセス可能な状態で、前記
    格付けマーク付きWebページを保持するWebページ
    データベースと、 前記格付け閲覧者装置から格付けマーク付きWebペー
    ジの取得要求を受け付ける手段と、 前記取得要求を受けた場合に、前記Webページデータ
    ベースを参照して、前記格付けマーク付きWebページ
    を格付け閲覧者に送付する手段とを備え、 前記格付け閲覧者装置は、 格付け対象者装置に対して格付けマーク付きWebペー
    ジの取得要求を送付する手段と、 格付け対象者から前記格付けマーク付きWebページを
    受け取る手段と、 前記格付けマーク付きWebページに含まれる格付けマ
    ークの有効性を検証する検証手段と、 格付けマークの有効性に関する検証依頼を前記格付け実
    行者装置に送付する手段と、 前記格付け実行者装置から前記検証依頼の結果を受け取
    る手段と、 前記格付けマーク付きWebページと検証結果を表示す
    る手段とを備えることを特徴とする格付け情報公開シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記格付け実行者装置は、更に、 前記格付け対象者装置から格付けマークの取得申し込み
    を受け付ける手段と、 前記取得申し込みに基づいて、格付け対象者用の格付け
    マークを生成する手段と、 生成した格付けマークを前記格付けマーク管理データベ
    ースに登録する手段と、 生成した格付けマークを、取得申し込みをした格付け対
    象者装置に送付する手段とを備え、 前記格付け対象者装置は、更に、 前記格付け実行者装置に対して格付けマークの取得申し
    込みを送る手段と、 前記格付け実行者装置から格付けマークを受け取る手段
    とを備えることを特徴とする請求項3に記載の格付け情
    報公開システム。
  5. 【請求項5】 前記格付け実行者装置は、更に、格付け
    マークを取得可能であることを前記格付け対象者装置に
    対して通知する手段を備え、 前記格付け対象者装置は、更に、前記格付け実行者装置
    より前記通知を受け取る手段を備えることを特徴とする
    請求項1、2又は4に記載の格付け情報公開システム。
  6. 【請求項6】 前記格付けマーク管理データベースは、
    格付け対象者の詳細情報を保持し、 前記格付け実行者装置は、更に、 前記格付け閲覧者装置から前記詳細情報の取得申し込み
    を受け付ける手段と、 前記詳細情報の取得申し込みを受けた場合に、前記格付
    けマーク管理データベースを参照して、該当する詳細情
    報を格付け閲覧者に送付する手段とを備え、 格付け閲覧者装置は、更に、 格付け対象者の詳細情報の取得申し込みを前記格付け実
    行者装置に送付する手段と、 前記格付け実行者装置から前記詳細情報を受け取る手段
    とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一
    項に記載の格付け情報公開システム。
  7. 【請求項7】 前記検証手段は、ディジタル署名技術と
    電子透かし技術とを利用していることを特徴とする請求
    項1〜請求項6のいずれか一項に記載の格付け情報公開
    システム。
  8. 【請求項8】 格付け実行者は、格付け対象者を調査し
    た結果に基づいて、前記格付け対象者の評価を示してい
    る格付けマークを生成して当該格付け対象者に渡し、 前記格付け対象者は、前記格付け実行者から取得した格
    付けマークを貼付したWebページを公開し、 格付け閲覧者は、前記格付けマーク付きのWebページ
    を取得し、当該格付けマークの有効性を、格付けマーク
    の有効性確認手段を用いて検証することを特徴とする格
    付け情報公開方法。
  9. 【請求項9】 前記格付け実行者は、自己が生成した格
    付けマークの状態情報を管理しており、格付け対象者に
    格付けマークを渡した後に、当該格付け対象者の評価を
    変更する場合には、前記状態情報を変更することで格付
    けマークを無効化し、 前記格付け閲覧者は、前記格付け対象者が公開している
    格付けマーク付きのWebページの格付けマークの有効
    性の確認を、前記格付け実行者に依頼し、 前記格付け実行者は、前記格付け閲覧者から格付けマー
    クの有効性確認依頼を受けた場合に、当該格付けマーク
    の状態情報を参照して、有効あるか否かを格付け閲覧者
    に通知することを特徴とする請求項8に記載の格付け情
    報公開方法。
  10. 【請求項10】 前記格付け実行者は、格付け対象者の
    詳細情報を管理しており、 前記格付け閲覧者は、前記格付け対象者の詳細情報の提
    供を、前記格付け実行者に依頼し、 前記格付け実行者は、前記格付け閲覧者より、格付け対
    象者の詳細情報の提供依頼を受けた場合に、当該詳細情
    報を格付け閲覧者に渡すことを特徴とする請求項8又は
    請求項9に記載の格付け情報公開方法。
  11. 【請求項11】 前記有効性確認手段は、ディジタル署
    名技術と電子透かし技術とを利用していることを特徴と
    する請求項8〜請求項10のいずれか一項に記載の格付
    け情報公開方法。
  12. 【請求項12】 前記有効性確認手段は、WWWシステ
    ムのハイパーリンク技術を利用していることを特徴とす
    る請求項8〜請求項10のいずれか一項に記載の格付け
    情報公開方法。
  13. 【請求項13】 Webページの取得を格付け対象者装
    置に依頼する手段と、 取得したWebページを解析し、表示を行う手段と、 取得したWebページに格付けマークが含まれていた場
    合に、格付けマークの有効性の確認を行う格付けマーク
    検証手段とを備えることを特徴とする格付け閲覧者装
    置。
  14. 【請求項14】 前記格付けマーク検証手段は、前記格
    付けマークに含まれている情報と、前記取得したWeb
    ページに関する情報とに基づいて、有効性の確認を行う
    ことを特徴とする請求項13に記載の格付け閲覧者装
    置。
  15. 【請求項15】 前記格付けマーク検証手段は、更に、
    前記格付けマークの管理を行っている格付け実行者装置
    に、当該格付けマークの有効性の確認を依頼し、 前記格付け実行者装置からの確認結果に基づいて、前記
    格付けマークの有効性の確認を行うことを特徴とする請
    求項14に記載の格付け閲覧者装置。
  16. 【請求項16】 格付けマークの管理を行うための格付
    けマーク管理データベースと、 格付けマークの有効性の確認の依頼を受け付ける手段
    と、 当該依頼を受け付けると、前記格付けマーク管理データ
    ベースを検索して、前記格付けマークの状態を判別する
    状態判別手段と、 前記判別結果を、依頼元へ送信する手段とを備えること
    を特徴とする格付け実行者装置。
  17. 【請求項17】 格付けマークの取得申し込みを受ける
    と、当該格付けマークを貼付するWebページに関する
    情報と、格付けを表す画像データとに基づいて、格付け
    マークを生成する格付けマーク発行手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の格付け実行者装置。
  18. 【請求項18】 格付け閲覧者装置によって実行される
    格付けマーク検証プログラムが記録された記録媒体であ
    って、 前記格付けマーク検証プログラムは、 前記格付け閲覧者装置が取得したWebページに格付け
    マークが含まれていた場合に、前記格付けマークに含ま
    れている情報と、前記Webページに関する情報とに基
    づいて、前記格付けマークの有効性の確認を行うステッ
    プと、 前記格付けマークの管理を行っている格付け実行者装置
    に、当該格付けマークの有効性の確認を依頼するステッ
    プと、 前記格付け実行者装置からの確認結果に基づいて、前記
    格付けマークの有効性の確認を行うステップとを備える
    ことを特徴とする記録媒体。
JP2001038176A 2001-02-15 2001-02-15 格付け情報公開システム Pending JP2002245153A (ja)

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