JP2002244880A - データ二重化バックアップ方法、システム及び情報処理装置、バックアップ処理プログラム、検出切替プログラム、バックアップ処理プログラムを記録した記録媒体並びに検出切替プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ二重化バックアップ方法、システム及び情報処理装置、バックアップ処理プログラム、検出切替プログラム、バックアップ処理プログラムを記録した記録媒体並びに検出切替プログラムを記録した記録媒体

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JP2002244880A
JP2002244880A JP2001043073A JP2001043073A JP2002244880A JP 2002244880 A JP2002244880 A JP 2002244880A JP 2001043073 A JP2001043073 A JP 2001043073A JP 2001043073 A JP2001043073 A JP 2001043073A JP 2002244880 A JP2002244880 A JP 2002244880A
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Satoshi Sunaga
聡 須永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信・情報処理手段に不具合が生じた場合でも
通信・情報処理を停止することのないデータ二重化バッ
クアップ方法、システム及び情報処理装置、バックアッ
プ処理プログラム、検出切替プログラム、バックアップ
処理プログラムを記録した記録媒体並びに検出切替プロ
グラムを記録した記録媒体の提供。 【解決手段】平常時には、現用系の処理プロセス部C1
におけるバックアップ対象データ部a1のデータをプロ
セス間通信により、一定の時間毎に、データ状態の遷移
毎に又は処理プロセスのイベント毎に他方の予備系の処
理プロセス部C2のバックアップ対象データ部a2に転
送してバックアップデータとして保持させておき、現用
系の処理プロセス部C1のプロセス異常時には、予備系
の処理プロセス部C2を新現用系に切替させて運転さ
せ、当該異常前に現用系として動作していた処理プロセ
ス部C1を新予備系に切替させて再開運転させて平常時
の状態に戻す手法の採用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリが二重化さ
れダイレクトメモリアクセス機能を持つ特殊なハードウ
ェアではなく、一般の市販されているワークステーショ
ン、パソコンで構成される複数又は単一の装置で、メモ
リ上にデータをプロセス間通信によりバックアップして
データを二重化して保有することにより、その情報処理
が正常に行われなくなった際に、そのバックアップした
データを基にして情報処理を行い、情報処理の停止を回
避可能とする、データ二重化バックアップ方法、システ
ム及び情報処理装置、バックアップ処理プログラム、検
出切替プログラム、バックアップ処理プログラムを記録
した記録媒体並びに検出切替プログラムを記録した記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリが二重化されているような特殊な
ハードウェアを持たない通信・情報処理システムにおい
て、ハードディスク(外部記憶装置)にバックアップを
とっておき、故障時又は不具合時などの異常自体が発生
した場合にはそのバックアップしたバックアップファイ
ルから復旧する方法が、従来用いられている。
【0003】従来の形態の内、複数の通信・情報処理シ
ステムで構成されている場合には、そのバックアップの
仕方は、通信・情報処理システムそれぞれのハードディ
スクへそれぞれのメモリ上にロードされたデータを一定
時間毎にバックアップファイルとして書き込み保持する
手法と、各々通信・情報処理システムとは別に共有のハ
ードディスクを接続し、そこへ各々の通信・情報処理シ
ステムが有するメモリ上にロードされたデータを一定時
間毎にバックアップファイルとして書き込んで保持する
手法とがある。
【0004】従来の形態の内、単数の通信・情報処理シ
ステムで構成されている場合には、その情報・通信処理
システム内のハードディスクへメモリ上にロードされた
データを一定時間毎にバックアップファイルとして書き
込んで保持する手法である。
【0005】これらの形態では、故障時等にはハードデ
ィスクのバックアップファイルから再びメモリにロード
して運転を再開する手法であった。
【0006】尚、高信頼化のために特殊なハードウェア
構成の通信・情報処理システムでは、一つの通信・情報
処理システム内にメモリを二つ具備(物理メモリの二重
化構成)し、両者が持っているデータを同期させて常に
同じデータを別々のメモリに保持する手法もあり、この
様な特殊なハードウェアにおいては、片方が現用系、他
方が予備系として動作しており、故障時には故障してい
ない系を現用系として、故障した系を予備系として動作
させる様に指示して運転を復旧する手法であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このバックア
ップの仕方及び復旧の仕方では、通信・情報システムの
メモリ上のデータをディスクに書き込む負荷の高い処理
を実行する必要があり、バックアップの頻度を高くする
ことはできないという制約がある。それ故に、バックア
ップされるデータは常に最新のデータでないことにな
る。
【0008】仮にバックアップの精度を高くすると通信
・情報処理システムの処理負荷が高くなり本来行うべき
処理の実行を妨げることになるから、バックアップの頻
度を高くすることはできず、従ってバックアップされた
データは最新データとはならないので、バックアップさ
れたデータから復旧しても元の最新データで回復するこ
とは期待できない。
【0009】更に、故障時の復旧には、ディスクからメ
モリへファイルロードし直すため、運転が再開するまで
時間がかかるという問題がある。
【0010】尚、通信・情報処理システムを初めからメ
モリを二重化して具備する特殊なハードウェア構成によ
って前述の問題を解決することはできても、このような
二重化構成の特殊なハードウェアを実現するには、メモ
リ二重化構造のハードウェアを特注して開発製造するの
で、一般の市販製品より多くのコストがかかり、開発期
間も長くなるという別の問題を生じさせる。
【0011】ここにおいて、本発明は以上の様な問題を
解決することを目的としており、本発明の解決すべき主
要な目的を列挙すると以下の通りである。
【0012】本発明の第1の目的は、メモリ(主記憶装
置)上に現用系のプロセスのデータを予備系プロセスの
データとしてバックアップしデータを二重化して持って
おき、現用系プロセスに故障、不具合が生じた際には、
その故障等を検出して、現用系プロセスと予備系プロセ
スを切替えることにより、バックアップしたデータか
ら、運転を直ぐに復旧できる、データ二重化バックアッ
プ方法、システム及び情報処理装置、バックアップ処理
プログラム、検出切替プログラム、バックアップ処理プ
ログラムを記録した記録媒体並びに検出切替プログラム
を記録した記録媒体を提供することにある。
【0013】本発明の第2の目的は、特殊なハードウェ
アを想定しない、データ二重化バックアップ方法、シス
テム及び情報処理装置、バックアップ処理プログラム、
検出切替プログラム、バックアップ処理プログラムを記
録した記録媒体並びに検出切替プログラムを記録した記
録媒体を提供することにある。
【0014】本発明の第3の目的は、市販のワークステ
ーション、パソコンなどでも利用でき、汎用性に富む、
データ二重化バックアップ方法、システム及び情報処理
装置、バックアップ処理プログラム、検出切替プログラ
ム、バックアップ処理プログラムを記録した記録媒体並
びに検出切替プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことにある。
【0015】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記課題
の解決に当たり、(i)同一の中央演算処理装置及び主
記憶装置を個別に有した複数の通信・情報処理手段を組
合せ、平常時には、一方の現用系の通信・情報処理手段
の主記憶装置にロードされるデータをプロセス間通信に
より、所定の機会毎に他方の予備系の通信・情報処理手
段の主記憶装置に転送してバックアップデータとして保
持させておき、現用系の通信・情報処理手段が故障した
場合には、予備系の通信・情報処理手段を新現用系の通
信・情報処理手段に切替させて運転させ、当該故障前に
現用系として動作していた現用系の通信・情報処理手段
を新予備系の通信・情報処理手段に切替させて再開運転
させて、平常時の状態に戻す特徴的構成手法、又は(i
i)中央演算処理装置及び主記憶装置を有する単一の通
信・情報処理手段において、同一の複数の処理プロセス
を併行実行させておき、平常時には、一方の現用系の処
理プロセス部にロードされるデータをプロセス間通信に
より、所定の機会毎に他方の予備系の処理プロセス部に
転送してバックアップデータとして保持させておき、現
用系の処理プロセス部に異常が生じた場合には、予備系
の処理プロセス部を新現用系の処理プロセス部に切替さ
せて運転させ、当該異常前に現用系として動作していた
現用系の処理プロセス部を新予備系の処理プロセス部に
切替させて再開運転させて、平常時の状態に戻す特徴的
構成手法の何れかを講じる。
【0017】本発明システムは、上記課題の解決に当た
り、相互に接続され、同一機能構成である複数の通信・
情報処理装置の内一装置を現用系、残りの装置を予備系
とし、各通信・情報処理装置が、現用系の場合にバック
アップしたいデータを格納しかつ予備系の場合に他の現
用系の通信・情報処理装置のバックアップ処理手段によ
り当該バックアップするデータをプロセス間通信により
転送を受けるバックアップ対象データ部と、現用系の場
合に当該バックアップ対象データ部のデータを、所定の
機会毎に予備系の他の通信・情報処理装置におけるバッ
クアップ対象データ部にプロセス間通信により転送する
当該バックアップ処理手段と、自己の状態が現用系及び
予備系であるかの状態を管理しつつ、予備系の場合であ
って現用系の他の通信・情報処理装置の故障を検出する
と、自己の状態を予備系から現用系に直ちに変更し、当
該故障した他の現用系の通信・情報処理装置を予備系に
変更する指示を当該故障した他の現用系の通信・情報処
理装置に指示する一方で、現用系の場合で故障した場合
には予備系の他の通信・情報処理装置の検出切替手段か
らの当該指示を受けて復旧して運転を始めると予備系に
状態変更する当該検出切替手段と、を具備する特徴的構
成手立を講じる。
【0018】本発明装置は、上記課題の解決に当たり、
(i)別の処理装置と同一の機能を具備して現用系にも
予備系にもなる処理装置で、現用系の場合にバックアッ
プしたいデータを格納しかつ予備系の場合に他の現用系
の処理装置のバックアップ処理手段により当該バックア
ップするデータをプロセス間通信により転送を受けるバ
ックアップ対象データ部と、現用系の場合に当該バック
アップ対象データ部のデータを、所定の機会毎に予備系
の他の処理装置におけるバックアップ対象データ部にプ
ロセス間通信により転送する当該バックアップ処理手段
と、自己の状態が現用系及び予備系であるかの状態を管
理しつつ、予備系の場合であって現用系の他の処理装置
の故障を検出すると、自己の状態を予備系から現用系に
直ちに変更し、当該故障した他の現用系の処理装置を予
備系に変更する指示を当該故障した他の現用系の処理装
置に指示する一方で、現用系の場合で故障した場合には
予備系の他の処理装置の検出切替手段からの当該指示を
受けて復旧して運転を始めると予備系に状態変更する当
該検出切替手段と、を具備する特徴的構成手段、又は
(ii)同一の処理プロセス部を複数有して、その内一
つを現用系とし、残りを予備系とする処理装置で、各処
理プロセス部が、現用系の場合にバックアップしたいデ
ータを格納しかつ予備系の場合に他の現用系の処理プロ
セス部のバックアップ処理手段により当該バックアップ
するデータをプロセス間通信により転送を受けるバック
アップ対象データ部と、現用系の場合に当該バックアッ
プ対象データ部のデータを、所定の機会毎に予備系の他
の処理プロセス部におけるバックアップ対象データ部に
プロセス間通信により転送する当該バックアップ処理手
段と、自己の状態が現用系及び予備系であるかの状態を
管理しつつ、予備系の場合であって現用系の他の処理プ
ロセス部のプロセス異常を検出すると、自己の状態を予
備系から現用系に直ちに変更し、当該プロセス異常を生
じた他の現用系の処理プロセス部を予備系に変更する指
示を当該故障した他の現用系の処理プロセス部に指示す
る一方で、現用系の場合で故障した場合には予備系の他
の処理プロセス部の検出切替手段からの当該指示を受け
て復旧して運転を始めると予備系に状態変更する当該検
出切替手段と、を具備する特徴的構成手段の何れかを講
じる。
【0019】本発明プログラムは、通信・情報処理に関
してバックアップ対象データ部を有する主記憶装置に記
憶されて利用に供されるプログラムであって、(i)平
常時には、現用系のバックアップ対象データ部のデータ
を、所定の機会毎に予備系のバックアップ対象データ部
にプロセス間通信により転送する特徴的構成手段、(i
i)現用系及び予備系の通信・情報処理手段の状態を管
理しつつ、予備系の場合に現用系の通信・情報処理手段
の故障を検出すると、自己の予備系の通信・情報処理手
段を現用系に変更し、当該故障した通信・情報処理手段
を予備系に変更する指示を当該故障した通信・情報処理
手段に指示する一方、当該通信・情報処理手段が現用系
で故障すると当該指示を受けて復旧して運転を始めた通
信・情報処理手段を予備系に状態変更する特徴的構成手
段、(iii)現用系及び予備系の処理プロセス手段の
状態を管理しつつ、当該処理プロセス手段が予備系の場
合に現用系の処理プロセス手段の異常を検出すると、自
己の予備系の処理プロセス手段を現用系に変更し、当該
故障した処理プロセス手段を予備系に変更する指示を当
該故障した処理プロセス手段に指示する一方、当該処理
プロセス手段が現用系で故障すると当該指示を受けて復
旧して運転を始めた処理プロセス手段を予備系に変更す
る特徴的構成手順の、何れかを講じる。
【0020】本発明記録媒体は、上記課題の解決に当た
り、前記本発明プログラムを記録媒体に実録する特徴的
構成手続を講じる。
【0021】更に、具体的詳細に述べると、上記課題の
解決は、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法、
手立、手段、手順又は手続の採用により、上記目的を達
成するように為される。
【0022】本発明方法の第1の特徴は、同一の中央演
算処理装置及び主記憶装置を個別に有した複数の通信・
情報処理手段を組合せて当該主記憶装置上のデータをバ
ックアップする方法であって、平常時には、一方の現用
系の通信・情報処理手段の主記憶装置にロードされるデ
ータをプロセス間通信により、所定の機会毎に他方の予
備系の通信・情報処理手段の主記憶装置に転送してバッ
クアップデータとして保持させておき、現用系の通信・
情報処理手段が故障した場合には、予備系の通信・情報
処理手段を新現用系の通信・情報処理手段に切替させて
運転させ、当該故障前に現用系として動作していた現用
系の通信・情報処理手段を新予備系の通信・情報処理手
段に切替させて再開運転させて、平常時の状態に戻して
なる、データ二重化バックアップ方法の構成採用にあ
る。
【0023】本発明方法の第2の特徴は、中央演算処理
装置及び主記憶装置を有する単一の通信・情報処理手段
において、同一の複数の処理プロセスを並行して実行さ
せておいて主記憶装置上のデータをバックアップする方
法であって、平常時には、一方の現用系の処理プロセス
部にロードされるデータをプロセス間通信により、所定
の機会毎に他方の予備系の処理プロセス部に転送してバ
ックアップデータとして保持させておき、現用系の処理
プロセス部に異常が生じた場合には、予備系の処理プロ
セス部を新現用系の処理プロセス部に切替させて運転さ
せ、当該異常前に現用系として動作していた現用系の処
理プロセス部を新予備系の処理プロセス部に切替させて
再開運転させて、平常時の状態に戻してなる、データ二
重化バックアップ方法の構成採用にある。
【0024】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記所定の機会毎が、
一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセスのイ
ベント毎の何れかである、データ二重化バックアップ方
法の構成採用にある。
【0025】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴における前記通信・情報
処理手段が、汎用性である、データ二重化バックアップ
方法の構成採用にある。
【0026】本発明システムの第1の特徴は、相互に接
続され、同一機能構成である複数の通信・情報処理装置
の内一装置を現用系、残りの装置を予備系とし、各通信
・情報処理装置が、現用系の場合にバックアップしたい
データを格納しかつ予備系の場合に他の現用系の通信・
情報処理装置のバックアップ処理手段により当該バック
アップするデータをプロセス間通信により転送を受ける
バックアップ対象データ部と、現用系の場合に当該バッ
クアップ対象データ部のデータを、所定の機会毎に予備
系の他の通信・情報処理装置におけるバックアップ対象
データ部にプロセス間通信により転送する前記バックア
ップ処理手段と、自己の状態が現用系及び予備系である
かの状態を管理しつつ、予備系の場合であって現用系の
他の通信・情報処理装置の故障を検出すると、自己の状
態を予備系から現用系に直ちに変更し、当該故障した他
の現用系の通信・情報処理装置を予備系に変更する指示
を当該故障した他の現用系の通信・情報処理装置に指示
する一方で、現用系の場合で故障した場合には予備系の
他の通信・情報処理装置の検出切替手段からの当該指示
を受けて復旧して運転を始めると予備系に状態変更する
当該検出切替手段と、を具備してなる、データ二重化バ
ックアップシステムの構成採用にある。
【0027】本発明システムの第2の特徴は、上記本発
明システムの第1の特徴における前記所定の機会毎が、
一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセスのイ
ベント毎の何れかである、データ二重化バックアップシ
ステムの構成採用にある。
【0028】本発明装置の第1の特徴は、別の処理装置
と同一の機能を具備して現用系にも予備系にもなる処理
装置であって、現用系の場合にバックアップしたいデー
タを格納しかつ予備系の場合に他の現用系の処理装置の
バックアップ処理手段により当該バックアップするデー
タをプロセス間通信により転送を受けるバックアップ対
象データ部と、現用系の場合に当該バックアップ対象デ
ータ部のデータを、所定の機会毎に予備系の他の処理装
置におけるバックアップ対象データ部にプロセス間通信
により転送する前記バックアップ処理手段と、自己の状
態が現用系及び予備系であるかの状態を管理しつつ、予
備系の場合であって現用系の他の処理装置の故障を検出
すると、自己の状態を予備系から現用系に直ちに変更
し、当該故障した他の現用系の処理装置を予備系に変更
する指示を当該故障した他の現用系の処理装置に指示す
る一方で、現用系の場合で故障した場合には予備系の他
の処理装置の検出切替手段からの当該指示を受けて復旧
して運転を始めると予備系に状態変更する検出切替手段
と、を具備してなる、データ二重化バックアップ情報処
理装置の構成採用にある。
【0029】本発明装置の第2の特徴は、同一の処理プ
ロセス部を複数有して、その内一つを現用系とし、残り
を予備系とする処理装置であって、各処理プロセス部
が、現用系の場合にバックアップしたいデータを格納し
かつ予備系の場合に他の現用系の処理プロセス部のバッ
クアップ処理手段により当該バックアップするデータを
プロセス間通信により転送を受けるバックアップ対象デ
ータ部と、現用系の場合に当該バックアップ対象データ
部のデータを、所定の機会毎に予備系の他の処理プロセ
ス部におけるバックアップ対象データ部にプロセス間通
信により転送する前記バックアップ処理手段と、自己の
状態が現用系及び予備系であるかの状態を管理しつつ、
予備系の場合であって現用系の他の処理プロセス部のプ
ロセス異常を検出すると、自己の状態を予備系から現用
系に直ちに変更し、当該プロセス異常を生じた他の現用
系の処理プロセス部を予備系に変更する指示を当該故障
した他の現用系の処理プロセス部に指示する一方で、現
用系の場合で故障した場合には予備系の他の処理プロセ
ス部の検出切替手段からの当該指示を受けて復旧して運
転を始めると予備系に状態変更する検出切替手段と、を
具備してなる、データ二重化バックアップ情報処理装置
の構成採用にある。
【0030】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第1又は第2の特徴における前記所定の機会毎が、
一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセスのイ
ベント毎の何れかである、データ二重化バックアップ情
報処理装置の構成採用にある。
【0031】本発明プログラムの第1の特徴は、通信・
情報処理に関してバックアップ対象データ部を有する主
記憶装置に記憶されて利用に供されるプログラムであっ
て、平常時には、現用系のバックアップ対象データ部の
データを、所定の機会毎に予備系のバックアップ対象デ
ータ部にプロセス間通信により転送実行する手順を含ん
でなる、バックアップ処理プログラムの構成採用にあ
る。
【0032】本発明プログラムの第2の特徴は、上記本
発明プログラムの第1の特徴における前記所定の機会毎
が、一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセス
のイベント毎の何れかである、バックアップ処理プログ
ラムの構成採用にある。
【0033】本発明プログラムの第3の特徴は、通信・
情報処理に関してバックアップ対象データ部を有する主
記憶装置に記憶されて利用に供されるプログラムであっ
て、現用系及び予備系の通信・情報処理手段の状態を管
理する手順と、これと同時並行して、予備系の場合に現
用系の通信・情報処理手段の故障を検出すると、自己の
予備系の通信・情報処理手段を現用系に変更する手順
と、当該故障した通信・情報処理手段を予備系に変更す
る指示を当該故障した通信・情報処理手段に指示する手
順と、当該通信・情報処理手段が現用系で故障すると当
該指示を受けて復旧して運転を始めた通信・情報処理手
段を予備系に状態変更する手順と、を有してなる、検出
切替プログラムの構成採用にある。
【0034】本発明プログラムの第4の特徴は、通信・
情報処理に関してバックアップ対象データ部を有する主
記憶装置に記憶されて利用に供されるプログラムであっ
て、現用系及び予備系の処理プロセス手段の状態を管理
する手順と、これと同時並行して、当該処理プロセス手
段が予備系の場合に現用系の処理プロセス手段の異常を
検出すると、自己の予備系の処理プロセス手段を現用系
に変更する手順と、当該故障した処理プロセス手段を予
備系に変更する指示を当該故障した処理プロセス手段に
指示する手順と、当該処理プロセス手段が現用系で故障
すると当該指示を受けて復旧して運転を始めた処理プロ
セス手段を予備系に変更する手順と、を有してなる、検
出切替プログラムの構成採用にある。
【0035】本発明記録媒体の第1の特徴は、上記本発
明プログラムの第1又は第2の特徴を有したプログラム
による一連の手続を実録してなるバックアップ処理プロ
グラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0036】本発明記録媒体の第2の特徴は、上記本発
明プログラムの第3又は第4の特徴を有したプログラム
による一連の手続を実録してなる検出切替プログラムを
記録した記録媒体の構成採用にある。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0038】(システム例、装置例1)図1は、本発明
の一実施形態であるシステム例及び装置例1の構築及び
構成ブロック図である。当該図では、本発明の説明上必
要となる各部のみ明記しており、通常具備されるべき物
(例えば、通信・情報処理装置A1、A2内の中央演算
処理装置など)は省略してある。また、通信・情報処理
装置は図示した二装置の場合に限定されるべきものでは
なく、三以上の装置構成であっても構わないが、発明の
実施の形態における説明は、二装置の場合を想定する。
【0039】図中、αはデータ二重化バックアップシス
テム、A1、A2は同一機能、構成の情報・通信処理装
置、B1、B2は複数の機能プログラムから構成された
ソフトウェアプログラムが存在する主記憶装置(外部記
憶装置、補助記憶装置に対する装置で、内部記憶装置等
の別名でも可。本明細書中において同様。)、C1、C
2はそのソフトウェアプログラムにおける処理プロセス
部である。
【0040】a1、a2はプログラマーがバックアップ
したいところのデータのエリアとサイズをプログラムに
予め指定している領域のデータ部分(バックアップ対象
データ部)、b1、b2は同一のバックアップ処理プロ
グラム部(本発明プログラム例1の内のバックアップ処
理プログラムが格納される)、c1、c2は同一の故障
検出及び現用系予備系切替プログラム部である検出切替
プログラム部(本発明プログラム例1の内の検出切替プ
ログラムが格納される)、Lは接続ネットワークであ
る。
【0041】本システムは、通信・情報処理装置A1、
A2を接続ネットワークLで接続構成され、一方の現用
系の通信・情報処理装置A1(又はA2)の持つデータ
を他方の予備系の通信・情報処理装置A2(又はA1)
へ所定の機会毎(一定の時間毎、データ状態の遷移毎、
処理プロセスのイベント毎の何れか)に、プロセス間通
信により転送して保持しておき、現用系の通信・情報処
理装置A1(又はA2)に何らかの故障が生じた場合
に、予備系である通信・情報処理装置A2(又はA1)
を現用系に切替えることにより、情報処理を停止するこ
となく、継続する様に構成される。
【0042】尚、主記憶装置B1、B2上のバックアッ
プ処理の契機は、本システムの要求に応じて為される
が、バックアップ処理の頻度が高ければ、最新により近
いデータをバックアップすることができるものの、その
分バックアップ処理による負荷が高くなるので、処理能
力を考慮して、適切なバックアップ処理の頻度を選択す
ることが重要となる。
【0043】(プログラム例1及び記録媒体例1)本発
明の一実施形態である記録媒体例は、本発明の一実施形
態であるプログラム例であるところの、バックアップ処
理プログラム部b1、b2に格納されるバックアップ処
理プログラム、検出切替プログラム部c1、c2に格納
される検出切替プログラムによる完結手続をそれぞれ実
録した記録媒体である。
【0044】バックアップ処理プログラムは、現用系の
バックアップ対象データ部a1(又はa2)のデータ
を、所定の機会毎(一定の時間毎、データ状態の遷移
毎、処理プロセスのイベント毎の何れか毎)に予備系の
バックアップ対象データ部a2(又はa1)にプロセス
間通信により転送する手順の処理プログラムである。
【0045】検出切替プログラムは、通信・情報処理装
置A1(又はA2)(処理プロセス部C1(又はC2)
でも可)の状態、即ち、格納された通信・処理装置A1
(又はA2)(処理プロセス部C1(又はC2))の状
態を管理しつつ、他の現用系の通信・情報処理装置A1
(又はA2)の故障を検出すると、自己の予備系の通信
・情報処理装置A2(又はA1)を現用系に直ちに変更
し、当該故障した通信・情報処理装置A1(又はA2)
を予備系に変更する指示を当該故障した通信・情報処理
装置A1(又はA2)に指示する一方で、当該故障した
通信・情報処理装置A1(又はA2)が当該指示を受け
て、復旧して運転を始めた場合に予備系に変更する一貫
手順のプログラムである。
【0046】(装置例2)図2は、本発明の一実施形態
である装置例2の構成ブロック図である。当該図では、
本発明の説明上必要となる各部のみ明記しており、通常
具備されるべき物(例えば、通信・情報処理装置A内の
中央演算処理装置など)は省略してある。
【0047】図中、Aは情報・通信処理装置、Bはソフ
トウェアプログラムが存在する主記憶装置(ここでの意
味は装置例1と同様)、C1、C2はソフトウェアプロ
グラムにおけるそれぞれの処理プロセス部、a1、a2
はプログラマーがバックアップしたいところのデータの
エリアとサイズをプログラムに予め指定している領域の
データ部分(単に、バックアップ対象データ部とする)
である。
【0048】b1、b2は同一のバックアップ対象プロ
グラム部(本発明プログラム例2の内のバックアップ処
理プログラムが格納される)、c1、c2は同一の異常
検出及び現用系予備系切替プログラム部である検出切替
プログラム部(本発明プログラム例2の内の検出切替プ
ログラムが格納される)である。
【0049】(プログラム例2及び記録媒体例2)本発
明の一実施形態である記録媒体例は、本発明の一実施形
態であるプログラム例であるところの、バックアップ処
理プログラム部b1、b2に格納されるバックアップ処
理プログラム、検出切替プログラム部c1、c2に格納
される検出切替プログラムによる完結手続を実録した記
録媒体である。
【0050】バックアップ処理プログラムは、現用系の
バックアップ対象データ部a1(又はa2)のデータ
を、所定の機会毎(一定の時間毎、データ状態の遷移
毎、処理プロセスのイベント毎の何れか毎)に予備系の
バックアップ対象データ部a2(又はa1)にプロセス
間通信により転送する手順の処理プログラムである。
【0051】尚、バックアップ処理の契機は、本装置の
要求に応じて為されるが、バックアップ処理の頻度が高
ければ、最新により近いデータをバックアップすること
ができるものの、その分バックアップ処理による負荷が
高くなるので、処理能力を考慮して、適切なバックアッ
プ処理の頻度を選択することが重要となる。
【0052】検出切替プログラムは、処理プロセス部C
1(又はC2)の状態、即ち、格納された処理プロセス
部C1(又はC2)の状態を管理しつつ、他の現用系の
処理プロセス部C1(又はC2)のプロセス異常を検出
すると、自己の予備系の処理プロセス部C2(又はC
1)を現用系に直ちに変更し、当該異常が発生した処理
プロセス部C1(又はC2)を予備系に変更する指示を
当該異常が発生した処理プロセス部C1(又はC2)に
指示する一方で、当該異常が生じた処理プロセス部C1
(又はC2)が当該指示を受けて、復旧して運転を始め
た場合に予備系に変更する一貫手順のプログラムであ
る。
【0053】(方法例1)以下、本発明の一実施形態で
ある方法例を、システム例、装置例1の動作処理フロー
チャート図3及び図1を参照して説明する。前提とし
て、本方法例では、通信・情報処理装置A1、A2にお
ける処理プロセス部C1、C2は、システムを起動した
際に同時に実施が開始する様に構成される。
【0054】任意の時点において、通信・情報処理装置
A1(又はA2)を現用系、通信・情報処理装置A2
(又はA1)を予備系とすると、平常時においては、処
理プロセス部C1(又はC2)は、バックアップ対象デ
ータ部a1(又はa2)のデータは、通信・情報処理が
行われる(S111)。
【0055】すると、バックアップ処理プログラム部b
1(又はb2)によってプロセス間通信により予備系の
通信・情報処理装置A2(又はA1)のバックアップ対
象データ部a2(又はa1)に転送され(S112)、
通信・情報処理装置A2(又はA1)においては、この
転送されたデータを主記憶装置B2(又はB2)に保持
される(S122)。
【0056】尚、図3は、通信・情報処理装置A1が現
用系の場合であって、処理プロセス部C1、C2は同時
に処理されるので、S111での処理時に同時に同一の
内容であるS121の処理、S113での処理時に同時
に同一の内容であるS123の処理が行われる。
【0057】次に、現用系の通信・情報処理装置に故障
が発生した場合について説明をする。任意の時点にて通
信・情報処理装置A1(又はA2)が現用系、通信・情
報処理装置A2(又はA1)が予備系とすると、通信・
情報処理(S114、S124)後、通信・情報処理装
置A1(又はA2)に故障が発生すると(S115)、
処理プロセス部C2(又はC1)の検出切替プログラム
部c2(又はc1)における現用系/予備系の通信・情
報処理装置の状態管理機能及び現用系/予備系の切替機
能により通信・情報処理装置A1(又はA2)の状態を
監視しているので、S115の故障を検知する(S12
5)。
【0058】そして、先ず予備系の状態である通信・情
報処理装置A2(又はA1)を直ちに現用系の状態に変
更し(S126)、その後、通信・情報処理装置A1
(又はA2)に予備系になる様に、通信・情報処理装置
A1(又はA2)(検出切替プログラム部c1(又はc
2))に指示を出す(S127)。
【0059】他方、通信・情報処理装置A1(又はA
2)は、故障から復旧し再度運転を開始して(S11
6)、S127の指示を受取ると、予備系に状態を変更
する(S117)。この様にして、新現用系となった通
信・情報処理装置A2(又はA1)が通信・情報処理を
し続け(S128)、切替により新予備系となった通信
・情報処理装置A1(又はA2)が今度は通信・情報処
理装置A2(又はA1)の故障に備える(S118)事
になり、通信・情報処理の停止を避けることにより所定
のサービスの継続をなすことができる。
【0060】ここで、サービスの継続とは、トランザク
ションを継続するというレベルのものではなく、例えば
このシステムがWebのコンテンツサーバであれば、閲
覧の要求に対して継続して応じることができる、サーバ
が停止しないという意味である。かようにして、バック
アップ処理と現用系/予備系の状態切替処理により、シ
ステムが故障しても、情報処理を継続し続け、サービス
の提供を継続できる。
【0061】(方法例2)以下、本発明の一実施形態で
ある方法例2を、装置例2の動作処理フローチャート図
4及び図2を参照して説明する。
【0062】前提として、本方法例は、通信・情報処理
装置(外部と通信接続しない様な情報処理装置でも可)
Aにおける処理プロセス部C1、C2は、同装置(又は
メインプログラム)を起動した際に同時に実施を開始す
る様に構成される。
【0063】任意の時点にて処理プロセス部C1(又は
C2)を現用系、処理プロセス部C2(又はC1)を予
備系とすると、平常時においては、処理プロセス部C1
(又はC2)は、バックアップ対象データ部a1(又は
a2)のデータが、通信・情報処理が行われる(S21
1)。
【0064】すると、バックアップ処理プログラム部b
1(又はb2)によってプロセス間通信により予備系の
処理プロセス部C2(又はC1)のバックアップ対象デ
ータ部a2(又はa1)に転送され(S212)、処理
プロセス部C2(又はC1)においては、この転送され
たデータを保持する(S222)。
【0065】尚、図4は、処理プロセス部C1が現用系
の場合であって、処理プロセス部C1、C2は同時に同
様の処理されるので、S211での処理時に同時に同様
のS221の処理、S213での処理時に同時に同様の
S223の処理が行われる。
【0066】次に、現用系の処理プロセス部に異常発生
した場合について説明をする。任意の時点にて処理プロ
セス部C1(又はC2)が現用系、処理プロセス部C2
(又はC1)が予備系とすると、通信・情報処理(S2
14、S224)後、処理プロセス部C1(又はC2)
にプロセス異常が発生すると(S215)、処理プロセ
ス部C2(又はC1)の検出切替プログラム部c2(又
はc1)における現用系/予備系の処理プロセス部の状
態管理機能及び現用系/予備系の切替機能により、処理
プロセス部C1(又はC2)の状態を監視しているの
で、S215のプロセス異常を検知する(S225)。
【0067】そして、先ず予備系の状態である処理プロ
セス部C2(又はC1)を直ちに現用系の状態に変更し
(S226)、その後、処理プロセス部C1(又はC
2)に予備系になる様に、処理プロセス部C1(又はC
2)に指示を出し(S227)、平常時の通信・情報処
理を行う(S228)。
【0068】他方、処理プロセス部C1(又はC2)は
プロセス異常から復旧し再度運転を開始すると(S21
6)、S227の指示を受取り、予備系に状態を変更し
(S217)、予備系として平常時の通信・情報処理を
行う(S218)。
【0069】この様にして、現用系となった処理プロセ
ス部C2(又はC1)が通信・情報処理をし続け、切替
により予備系となった処理プロセス部C1(又はC2)
が今度は処理プロセス部C2(又はC1)の故障に備え
ることにより、情報処理を続けることができ所定のサー
ビスの継続を行うことができる。
【0070】ここでのサービスの継続とは、トランザク
ションを継続するというレベルのものではなく、例え
ば、このシステムがWebのコンテンツサーバであれ
ば、閲覧の要求に対して継続して応じることができる、
サーバが停止しないという意味である。かようにして、
バックアップ処理と現用系/予備系の状態切替処理によ
り、プロセス故障時にも、情報処理を継続し続け、結果
としてサービスの停止を回避できる。
【0071】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、必ずしも上記した事項に限定されるものでは
なく、本発明の目的を達し下記する効果を奏する範囲に
おいて、適宜変更実施可能である。
【0072】
【発明の効果】かくして、本発明は、上記構成を採用す
ることにより、通信・情報処理システム、通信・情報処
理装置又は情報処理装置が運転中に、異常等が生じても
データが新しいままでサービスを提供し続けることがで
き(サービスの停止を回避でき)、これにより、通信・
情報処理システム、通信・情報処理装置又は情報処理装
置の高信頼性を得られ、又、通常の汎用性のある装置
(ワークステーション、パソコンなど)での使用を前提
とするので、特殊な装置開発が不要となり、その効果は
大きい。
【0073】特に、通信・情報処理システムにおいて
は、接続された通信・情報処理装置において、それぞ
れ、同一の動作原理でバックアップ処理等が行え、しか
も同一の動作原理により相互に切替えることができると
いうメリットがある。また、単一の情報・情報処理装置
においては、内部の複数の処理プロセス部において、そ
れぞれ、同一の動作原理でバックアップ処理等が行え、
しかも同一の動作原理により相互に切替えることができ
るというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデータ二重化バック
アップシステム例及びデータ二重化バックアップ装置例
の構築及び構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態である別のデータ二重化バ
ックアップ装置例の構成ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態であるデータ二重化バック
アップ方法例で、(a)は平常時処理の(b)は故障発
生時の、フローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態である別のデータ二重化バ
ックアップ方法例で、(a)は平常時処理の(b)はプ
ロセス異常発生時の、フローチャートである。
【符号の説明】
α…データ二重化バックアップシステム A、A1、A2…通信・情報処理装置 B、B1、B2…主記憶装置 C1、C2…処理プロセス部 L…接続ネットワーク a1、a2…バックアップ対象データ部 b1、b2…バックアップ処理プログラム部 c1、c2…検出切替プログラム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 データ二重化バックアップ方法、システム及び情報処理装置、バックアップ処理プログラム、検 出切替プログラム、バックアップ処理プログラムを記録した記録媒体並びに検出切替プログラム を記録した記録媒体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の中央演算処理装置及び主記憶装置を
    個別に有した複数の通信・情報処理手段を組合せて当該
    主記憶装置上のデータをバックアップする方法であっ
    て、 平常時には、一方の現用系の通信・情報処理手段の主記
    憶装置にロードされるデータをプロセス間通信により、
    所定の機会毎に他方の予備系の通信・情報処理手段の主
    記憶装置に転送してバックアップデータとして保持させ
    ておき、 現用系の通信・情報処理手段が故障した場合には、予備
    系の通信・情報処理手段を新現用系の通信・情報処理手
    段に切替させて運転させ、当該故障前に現用系として動
    作していた現用系の通信・情報処理手段を新予備系の通
    信・情報処理手段に切替させて再開運転させて、平常時
    の状態に戻す、 ことを特徴とするデータ二重化バックアップ方法。
  2. 【請求項2】中央演算処理装置及び主記憶装置を有する
    単一の通信・情報処理手段において、同一の複数の処理
    プロセスを並行して実行させておいて主記憶装置上のデ
    ータをバックアップする方法であって、 平常時には、一方の現用系の処理プロセス部にロードさ
    れるデータをプロセス間通信により、所定の機会毎に他
    方の予備系の処理プロセス部に転送してバックアップデ
    ータとして保持させておき、 現用系の処理プロセス部に異常が生じた場合には、予備
    系の処理プロセス部を新現用系の処理プロセス部に切替
    させて運転させ、当該異常前に現用系として動作してい
    た現用系の処理プロセス部を新予備系の処理プロセス部
    に切替させて再開運転させて、平常時の状態に戻す、 ことを特徴とするデータ二重化バックアップ方法。
  3. 【請求項3】前記所定の機会毎は、 一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセスのイ
    ベント毎の何れかである、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ二重化
    バックアップ方法。
  4. 【請求項4】前記通信・情報処理手段は、 汎用性である、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のデータ二
    重化バックアップ方法。
  5. 【請求項5】相互に接続され、同一機能構成である複数
    の通信・情報処理装置の内一装置を現用系、残りの装置
    を予備系とし、 各通信・情報処理装置が、 現用系の場合にバックアップしたいデータを格納しかつ
    予備系の場合に他の現用系の通信・情報処理装置のバッ
    クアップ処理手段により当該バックアップするデータを
    プロセス間通信により転送を受けるバックアップ対象デ
    ータ部と、 現用系の場合に当該バックアップ対象データ部のデータ
    を、所定の機会毎に予備系の他の通信・情報処理装置に
    おけるバックアップ対象データ部にプロセス間通信によ
    り転送する前記バックアップ処理手段と、 自己の状態が現用系及び予備系であるかの状態を管理し
    つつ、予備系の場合であって現用系の他の通信・情報処
    理装置の故障を検出すると、自己の状態を予備系から現
    用系に直ちに変更し、当該故障した他の現用系の通信・
    情報処理装置を予備系に変更する指示を当該故障した他
    の現用系の通信・情報処理装置に指示する一方で、現用
    系の場合で故障した場合には予備系の他の通信・情報処
    理装置の検出切替手段からの当該指示を受けて復旧して
    運転を始めると予備系に状態変更する当該検出切替手段
    と、 を具備する、 ことを特徴とするデータ二重化バックアップシステム。
  6. 【請求項6】前記所定の機会毎は、 一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセスのイ
    ベント毎の何れかである、 ことを特徴とする請求項5に記載のデータ二重化バック
    アップシステム。
  7. 【請求項7】別の処理装置と同一の機能を具備して現用
    系にも予備系にもなる処理装置であって、 現用系の場合にバックアップしたいデータを格納しかつ
    予備系の場合に他の現用系の処理装置のバックアップ処
    理手段により当該バックアップするデータをプロセス間
    通信により転送を受けるバックアップ対象データ部と、 現用系の場合に当該バックアップ対象データ部のデータ
    を、所定の機会毎に予備系の他の処理装置におけるバッ
    クアップ対象データ部にプロセス間通信により転送する
    前記バックアップ処理手段と、 自己の状態が現用系及び予備系であるかの状態を管理し
    つつ、予備系の場合であって現用系の他の処理装置の故
    障を検出すると、自己の状態を予備系から現用系に直ち
    に変更し、当該故障した他の現用系の処理装置を予備系
    に変更する指示を当該故障した他の現用系の処理装置に
    指示する一方で、現用系の場合で故障した場合には予備
    系の他の処理装置の検出切替手段からの当該指示を受け
    て復旧して運転を始めると予備系に状態変更する検出切
    替手段と、 を具備する、 ことを特徴とするデータ二重化バックアップ情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】同一の処理プロセス部を複数有して、その
    内一つを現用系とし、残りを予備系とする処理装置であ
    って、 各処理プロセス部が、 現用系の場合にバックアップしたいデータを格納しかつ
    予備系の場合に他の現用系の処理プロセス部のバックア
    ップ処理手段により当該バックアップするデータをプロ
    セス間通信により転送を受けるバックアップ対象データ
    部と、 現用系の場合に当該バックアップ対象データ部のデータ
    を、所定の機会毎に予備系の他の処理プロセス部におけ
    るバックアップ対象データ部にプロセス間通信により転
    送する前記バックアップ処理手段と、 自己の状態が現用系及び予備系であるかの状態を管理し
    つつ、予備系の場合であって現用系の他の処理プロセス
    部のプロセス異常を検出すると、自己の状態を予備系か
    ら現用系に直ちに変更し、当該プロセス異常を生じた他
    の現用系の処理プロセス部を予備系に変更する指示を当
    該故障した他の現用系の処理プロセス部に指示する一方
    で、現用系の場合で故障した場合には予備系の他の処理
    プロセス部の検出切替手段からの当該指示を受けて復旧
    して運転を始めると予備系に状態変更する検出切替手段
    と、 を具備する、 ことを特徴とするデータ二重化バックアップ情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】前記所定の機会毎は、 一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセスのイ
    ベント毎の何れかである、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載のデータ二重化
    バックアップ情報処理装置。
  10. 【請求項10】通信・情報処理に関してバックアップ対
    象データ部を有する主記憶装置に記憶されて利用に供さ
    れるプログラムであって、 平常時には、現用系のバックアップ対象データ部のデー
    タを、所定の機会毎に予備系のバックアップ対象データ
    部にプロセス間通信により転送実行する手順を含む、 ことを特徴とするバックアップ処理プログラム。
  11. 【請求項11】前記所定の機会毎は、 一定の時間毎、データ状態の遷移毎、処理プロセスのイ
    ベント毎の何れかである、 ことを特徴とする請求項10に記載のバックアップ処理
    プログラム。
  12. 【請求項12】通信・情報処理に関してバックアップ対
    象データ部を有する主記憶装置に記憶されて利用に供さ
    れるプログラムであって、 現用系及び予備系の通信・情報処理手段の状態を管理す
    る手順と、 これと同時並行して、予備系の場合に現用系の通信・情
    報処理手段の故障を検出すると、自己の予備系の通信・
    情報処理手段を現用系に変更する手順と、 当該故障した通信・情報処理手段を予備系に変更する指
    示を当該故障した通信・情報処理手段に指示する手順
    と、 当該通信・情報処理手段が現用系で故障すると当該指示
    を受けて復旧して運転を始めた通信・情報処理手段を予
    備系に状態変更する手順と、を有する、 ことを特徴とする検出切替プログラム。
  13. 【請求項13】通信・情報処理に関してバックアップ対
    象データ部を有する主記憶装置に記憶されて利用に供さ
    れるプログラムであって、 現用系及び予備系の処理プロセス手段の状態を管理する
    手順と、 これと同時並行して、当該処理プロセス手段が予備系の
    場合に現用系の処理プロセス手段の異常を検出すると、
    自己の予備系の処理プロセス手段を現用系に変更する手
    順と、 当該故障した処理プロセス手段を予備系に変更する指示
    を当該故障した処理プロセス手段に指示する手順と、 当該処理プロセス手段が現用系で故障すると当該指示を
    受けて復旧して運転を始めた処理プロセス手段を予備系
    に変更する手順と、を有する、 ことを特徴とする検出切替プログラム。
  14. 【請求項14】請求項10又は11に記載のプログラム
    による一連の手続を実録した、 ことを特徴とするバックアップ処理プログラムを記録し
    た記録媒体。
  15. 【請求項15】請求項12又は13に記載のプログラム
    による一連の手続を実録した、 ことを特徴とする検出切替プログラムを記録した記録媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1300688C (zh) * 2003-08-29 2007-02-14 国际商业机器公司 调整数据传输速率的装置和方法
CN100377100C (zh) * 2004-09-13 2008-03-26 日本电气英富醍株式会社 电源故障后双数据系统的恢复

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