JP2002236599A - リモート診断保守方式,方法,およびプログラム - Google Patents

リモート診断保守方式,方法,およびプログラム

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JP2002236599A
JP2002236599A JP2001032370A JP2001032370A JP2002236599A JP 2002236599 A JP2002236599 A JP 2002236599A JP 2001032370 A JP2001032370 A JP 2001032370A JP 2001032370 A JP2001032370 A JP 2001032370A JP 2002236599 A JP2002236599 A JP 2002236599A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発生が予測される障害の理論値およびその実績
値に基いて、障害の処置を行う判断基準となるしきい値
を変動させ、適切な予防保守を行う。 【解決手段】リモートセンタシステム200は、コンピ
ュータシステムが通報してくる障害情報を障害履歴とし
て蓄積する障害履歴データファイル1と、コンピュータ
システムを構成する装置ごとの設計障害率をあらかじめ
保持する設計障害率データファイル3と、前記障害履歴
データファイルおよび前記設計障害率データファイルを
定期的に参照し装置ごとのエラーレートを設定し保持す
るエラーレートマスタファイル4と、コンピュータシス
テムを構成する装置の装置情報を保持するユーザ装置構
成データファイル2と、前記ユーザ装置構成データファ
イルに基き前記エラーレートマスタファイルを参照し前
記コンピュータシステムを構成する装置ごとのエラーレ
ートを抽出し前記コンピュータシステムに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモート診断保守方
式,方法,およびプログラムに関し、特にコンピュータ
システムを構成する装置ごとに設定したエラーレートを
基準にして保守の処置を判断するリモート診断保守方
式,方法,およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在のコンピュータシステムでは障害発
生時のシステムの停止を防止し運用に支障を与えないた
めに、リトライ機能が各装置に実装されている。すなわ
ち、リトライ機能によってシステム運用の継続をはかる
ことができる。
【0003】しかしながら、リトライ機能によりシステ
ムの停止が救済された場合でもリトライの回数や障害内
容によっては装置の交換が必要となる。交換の判断基準
は、装置毎に存在する。判断基準、すなわち、しきい値
はOSや診断装置に設定することができる。
【0004】従来、上記のしきい値の設定方法は明確で
なく、固定の値を長期間にわたって管理されずに使用し
ている場合も多い。すなわち、その基準は装置の出荷時
期や使用素子によって変化するものであり、したがっ
て、装置交換の是非は作業者が個別に判断しなければな
らない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
リトライ機能を利用したシステム保守管理では、障害の
処置を行う判断の基準があいまいであり、結局、システ
ムごとに保守を担当している作業者の経験と勘に頼って
個別に判断せざるを得ないという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、上記のような欠点を改善
するために、発生が予測される障害の理論値及びその実
績値に基いて、障害の処置を行う判断基準となるしきい
値を変動させるようにして適切な予防保守を行うことが
できるリモート診断保守方式,方法,およびプログラム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリモート診断保
守方式は、自システムを構成する装置ごとのエラーレー
トを保持し,障害が発生したときその障害が発生した装
置のエラーレートを参照して前記装置の処置を示すコメ
ントを生成し,それを前記障害の障害情報とともに通報
するコンピュータシステムと、前記コンピュータシステ
ムが通報してくる障害情報を障害履歴として蓄積し,前
記コンピュータシステムを構成する装置ごとの設計障害
率をあらかじめ保持し,前記障害履歴および前記設計障
害率を定期的に参照し該当の装置のエラーレートを設定
しそれを前記コンピュータシステムに送信し,前記コン
ピュータシステムが通報してくるコメントを表示し前記
障害に対する処置を促すリモートセンタシステムと、前
記コンピュータシステムおよび前記リモートセンタシス
テムを接続する通信回線とを有することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明のリモート診断保守方式に
おいて、前記リモートセンタシステムは、コンピュータ
システムが通報してくる障害情報を障害履歴として蓄積
する障害履歴データファイルと、コンピュータシステム
を構成する装置ごとの設計障害率をあらかじめ保持する
設計障害率データファイルと、前記障害履歴データファ
イルおよび前記設計障害率データファイルを定期的に参
照し装置ごとのエラーレートを設定しそれを保持するエ
ラーレートマスタファイルと、コンピュータシステムを
構成する装置の装置情報を保持するユーザ装置構成デー
タファイルと、前記ユーザ装置構成データファイルに基
いて前記エラーレートマスタファイルを参照し前記コン
ピュータシステムを構成する装置ごとのエラーレートを
抽出しそれを前記コンピュータシステムに送信する手段
と、コンピュータシステムが送信してくる通報データを
取込みそれに含まれる障害情報を前記障害履歴データフ
ァイルに書込む手段とを具備することを特徴とする。
【0009】さらに、本発明のリモート診断保守方式に
おいて、前記コンピュータシステムは、自システムを構
成する装置ごとのエラーレートを前記リモートセンタシ
ステムから受信しそれを保持するシステムエラーレート
テーブルと,自システムに発生した障害の障害情報を保
持するエラーログファイルと,前記障害情報を前記リモ
ートセンタシステムに送信する手段とを備える保守プロ
セッサと、前記システムエラーレートテーブルから演算
系装置のエラーレートを取込み演算系装置エラーレート
テーブルを作成して保持し,前記演算系装置に障害が発
生したときには前記演算系装置エラーレートテーブルを
参照し該当の装置の障害の処置を示すコメントを生成し
それを前記エラーログファイルに書込む診断プロセッサ
と、前記システムエラーレートテーブルから入出力系装
置のエラーレートを取込み入出力系装置エラーレートテ
ーブルを作成して保持し,前記入出力系装置に障害が発
生したときには前記入出力系装置エラーレートテーブル
を参照し該当の装置の障害の処置を示すコメントを生成
しそれを前記エラーログファイルに書込むOSとを具備
することを特徴とする。
【0010】また、本発明のリモート診断保守方法は、
運用中に発生した障害を検知し通報するコンピュータシ
ステムと前記コンピュータシステムに通信回線で接続さ
れ前記コンピュータシステムの障害状況を監視するリモ
ートセンタシステムとを含むシステムにおいて、前記コ
ンピュータシステムを構成する装置ごとのエラーレート
を保持し、障害が発生したときその障害が発生した装置
のエラーレートを参照して前記装置の処置を示すコメン
トを生成し、前記コメントを前記障害の障害情報ととも
に前記リモートセンタシステムに通報し、前記コンピュ
ータシステムが通報してくる障害情報を障害履歴として
蓄積し、前記コンピュータシステムを構成する装置ごと
の設計障害率をあらかじめ保持し、前記障害履歴および
前記設計障害率を定期的に参照し該当の装置のエラーレ
ートを設定しそれを前記コンピュータシステムに送信
し、前記コンピュータシステムが通報してくるコメント
を表示し前記障害に対する処置を促すことを特徴とす
る。
【0011】また、本発明のリモート診断保守プログラ
ムは、運用中に発生した障害を検知し通報するコンピュ
ータシステムと前記コンピュータシステムに通信回線で
接続され前記コンピュータシステムの障害状況を監視す
るリモートセンタシステムとを含むシステムにおいて、
前記コンピュータシステムを構成する装置ごとのエラー
レートを保持するステップと、障害が発生したときその
障害が発生した装置のエラーレートを参照して前記装置
の処置を示すコメントを生成するステップと、前記コメ
ントを前記障害の障害情報とともに前記リモートセンタ
システムに通報するステップと、前記コンピュータシス
テムが通報してくる障害情報を障害履歴として蓄積する
ステップと、前記コンピュータシステムを構成する装置
ごとの設計障害率をあらかじめ保持するステップと、前
記障害履歴および前記設計障害率を定期的に参照し該当
の装置のエラーレートを設定しそれを前記コンピュータ
システムに送信するステップと、前記コンピュータシス
テムが通報してくるコメントを表示し前記障害に対する
処置を促すステップとを含むことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明のリモート診断保守プログ
ラムにおいて、前記リモートセンタシステムは、前記コ
ンピュータシステムが通報してくる障害情報を障害履歴
として障害履歴データファイルに蓄積するステップと、
コンピュータシステムを構成する装置ごとの設計障害率
を設計障害率データファイルにあらかじめ保持するステ
ップと、前記障害履歴データファイルおよび前記設計障
害率データファイルを定期的に参照し装置ごとのエラー
レートを設定しそれをエラーレートマスタファイルに保
持するステップと、コンピュータシステムを構成する装
置の装置情報をユーザ装置構成データファイルに保持す
るステップと、前記ユーザ装置構成データファイルに基
いて前記エラーレートマスタファイルを参照し前記コン
ピュータシステムを構成する装置ごとのエラーレートを
抽出しそれを前記コンピュータシステムに送信するステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明のリモート診断保守プログ
ラムにおいて、前記コンピュータシステムは、自システ
ムを構成する装置ごとのエラーレートを前記リモートセ
ンタシステムから受信しそれをシステムエラーレートテ
ーブルに保持するステップと、自システムに発生した障
害の障害情報をエラーログファイルに保持するステップ
と、前記障害情報を前記リモートセンタシステムに送信
するステップと、前記システムエラーレートテーブルか
ら演算系装置のエラーレートを取込み演算系装置エラー
レートテーブルを作成して保持するステップと、前記演
算系装置に障害が発生したときには前記演算系装置エラ
ーレートテーブルを参照し該当の装置の障害の処置を示
すコメントを生成しそれを前記エラーログファイルに書
込むステップと、前記システムエラーレートテーブルか
ら入出力系装置のエラーレートを取込み入出力系装置エ
ラーレートテーブルを作成して保持するステップと、前
記入出力系装置に障害が発生したときには前記入出力系
装置エラーレートテーブルを参照し該当の装置の障害の
処置を示すコメントを生成しそれを前記エラーログファ
イルに書込むステップとを含むことを特徴とする。
【0014】従来、コンピュータシステムには障害救済
や障害の早期発見機能として (1)CPUのRAMチップ訂正機能 (2)DISKのリトライエラーのしきい値機能 がある。訂正可能エラーやリトライエラーのような障害
が発生した場合、障害箇所の部品を交換する処置基準
が、現在は固定であったり未設定である。
【0015】本発明では、この処置基準として (1)回路設計時の故障率(理論値) (2)リモートセンタの自動通報統計値(実測値) を比較し算出した実エラーレートをリモートセンタシス
テムからタイムリにユーザーコンピュータシステムに設
定し、訂正可能エラーやリトライエラーのような障害が
発生した場合の処置を的確なものにする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1は本発明の実施の一形態を示す説明図
である。同図において、本発明によるリモート診断保守
方式は、自システムを構成する装置ごとのエラーレート
を保持し,障害が発生したときその障害が発生した装置
のエラーレートを参照して前記装置の処置を示すコメン
トを生成し,それを前記障害の障害情報とともに通報す
るコンピュータシステム100と、前記コンピュータシ
ステムが通報してくる障害情報を障害履歴として蓄積
し,前記コンピュータシステムを構成する装置ごとの設
計障害率をあらかじめ保持し,前記障害履歴および前記
設計障害率を定期的に参照し該当の装置のエラーレート
を設定しそれを前記コンピュータシステムに送信し,前
記コンピュータシステムが通報してくるコメントを表示
し前記障害に対する処置を促すリモートセンタシステム
200と、前記コンピュータシステムおよび前記リモー
トセンタシステムを接続する通信回線300とを有す
る。
【0018】上記のリモートセンタシステム200は、
コンピュータシステムが通報してくる障害情報を障害履
歴として蓄積する障害履歴データファイル1と、コンピ
ュータシステムを構成する装置ごとの設計障害率をあら
かじめ保持する設計障害率データファイル3と、前記障
害履歴データファイルおよび前記設計障害率データファ
イルを定期的に参照し装置ごとのエラーレートを設定し
それを保持するエラーレートマスタファイル4と、コン
ピュータシステムを構成する装置の装置情報を保持する
ユーザ装置構成データファイル2と、前記ユーザ装置構
成データファイルに基いて前記エラーレートマスタファ
イルを参照し前記コンピュータシステムを構成する装置
ごとのエラーレートを抽出しそれを前記コンピュータシ
ステムに送信する手段と、コンピュータシステムが送信
してくる通報データを取込みそれに含まれる障害情報を
前記障害履歴データファイルに書込む障害受信部5とを
具備する。
【0019】すなわち、リモートセンタシステム200
は障害履歴データファイル1,ユーザ装置構成データフ
ァイル2,設計障害率データファイル3,エラーレート
マスタファイル4,および障害受信部5より構成されて
いる。
【0020】障害受信部5は、コンピュータシステム1
00の保守プロセッサから通信回線300を介して転送
されるデータ(以下、通報データとよぶ)を一時蓄え、
障害履歴データファイル1へ送付する。なお、通報デー
タには、ユーザ名,装置名,および障害内容を含む。
【0021】障害履歴データファイル1は、障害受信部
5より送付された通報データを蓄積し保有する。
【0022】ユーザ装置構成データファイル2は、コン
ピュータシステム100の装置構成情報を蓄積したユー
ザー装置構成データを保有する。
【0023】設計障害率データファイル3は、装置開発
時の障害率を蓄積したデータを保有する。
【0024】エラーレートマスタファイル4は、障害履
歴データファイル1と設計障害率データファイル3とを
元に設定された装置毎のエラーレートデータを保有す
る。
【0025】図2は上記のコンピュータシステム100
の構成を示す説明図である。同図において、コンピュー
タシステム100は、自システムを構成する装置ごとの
エラーレートを前記リモートセンタシステムから受信し
それを保持するシステムエラーレートテーブル14と,
自システムに発生した障害の障害情報を保持するエラー
ログファイル13と,前記障害情報を前記リモートセン
タシステムに送信する手段とを備える保守プロセッサ6
と、前記システムエラーレートテーブルから演算系装置
8のエラーレートを取込み演算系装置エラーレートテー
ブル15を作成して保持し,前記演算系装置に障害が発
生したときには前記演算系装置エラーレートテーブルを
参照し該当の装置の障害の処置を示すコメントを生成し
それを前記エラーログファイルに書込む診断プロセッサ
7と、前記システムエラーレートテーブルから入出力系
装置9のエラーレートを取込み入出力系装置エラーレー
トテーブル16を作成して保持し,前記入出力系装置に
障害が発生したときには前記入出力系装置エラーレート
テーブルを参照し該当の装置の障害の処置を示すコメン
トを生成しそれを前記エラーログファイルに書込むOS
12とを具備する。
【0026】上記の入出力系装置9は、磁気ディスク等
10および通信装置等11を含む。
【0027】すなわち、コンピュータシステム100
は、ユーザ業務の処理を受け持つ磁気ディスク装置およ
び通信装置を含む入出力系装置9,演算系装置8,OS
12,それらを管理するための診断プロセッサ7および
保守プロセッサ6から構成されている。
【0028】保守プロセッサ6は、エラーレート管理を
する全装置のシステムエラーレートテーブル14および
障害情報を格納するエラーログファイル13を有する。
システムエラーレートテーブル14には演算系装置8や
入出力系装置9の各装置ごとに、基準となる時間に対す
る障害発生の許容回数を格納している。
【0029】診断プロセッサ7は演算系装置エラーレー
トテーブル15を保有し、OS12は入出力系装置エラ
ーレートテーブル16を保有する。
【0030】ここで、障害の内容は、CPUのRAMチ
ップ訂正などの救済可能障害や、磁気ディスクのリトラ
イエラーのしきい値機能などにより早期発見可能な障害
である。
【0031】図3,図4,および図5は上記のリモート
診断保守方式の動作を示す流れ図である。次に、これら
の図面を参照しながら本発明の動作を説明する。
【0032】まず、コンピュータシステム100は、発
生した障害の障害情報を保守プロセッサのエラーログフ
ァイル13に格納する(ステップA1)。そして、格納
した障害データをリモートセンタシステム200へ通信
回線を介して送信する(ステップA2)。
【0033】リモートセンタシステム200は、受信し
た通報データを障害受信部5を介して障害履歴データフ
ァイル1に蓄積する(ステップA3,A4)。そして、
リモートセンタシステム200は決められた周期で障害
履歴データファイル1を参照して装置個別の一定期間の
障害発生率を算出する(ステップA5)。
【0034】なお、リモートセンタシステム200は、
装置開発時の理論障害率を元に、装置個別の障害率デー
タを蓄積した設計障害率データファイル3を作成してい
る(ステップA6,A7)。
【0035】次に、リモートセンタシステム200は、
決められた周期で実際の障害発生率と理論障害率とを比
較し、発生頻度の高い数値を演算系装置8や入出力系装
置9の実エラーレートとして装置毎にエラーレートマス
タファイル4に格納する(ステップA8,A9)。
【0036】次に、リモートセンタシステム200は、
決められた周期で格納された装置毎のエラーレートマス
ターファイル4およびユーザ装置構成データファイル2
を元に、コンピュータシステム100の演算系装置8お
よび入出力系装置9の装置毎の実エラーレートを抽出す
る(ステップB1)。そして、抽出したユーザ個別の実
エラーレートをコンピュータシステム100の保守プロ
セッサ6に送信する(ステップB2)。
【0037】保守プロセッサ6は、受信した演算系装置
8および入出力系装置9の装置毎の実エラーレートをシ
ステムエラーレートテーブル14に格納する(ステップ
B3)。
【0038】さらに、保守プロセッサ6は、コンピュー
タシステム100を立ち上げる際に演算系装置8の実エ
ラーレートをシステムエラーレートテーブル14から診
断プロセッサ7に送信し、診断プロセッサ7はそれを演
算系装置エラーレートテーブル15に格納し管理する。
同時に保守プロセッサ6は、入出力系装置9の実エラー
レートをOS12へ送信し、OS12はそれを入出力系
装置エラーレートテーブル16に格納し管理する(ステ
ップB4,B5)。
【0039】実エラーレートを格納後にコンピュータシ
ステム100に障害が発生すると、診断プロセッサ7お
よびOS12は実エラーレートを参照し、障害がエラー
レート以上か未満か、すなわち、基準となる時間に対す
る障害発生の許容回数を越えていないかをチェックする
(ステップC1,C2)。
【0040】そして、診断プロセッサ7およびOS12
は、エラーレート以上ならば交換処置が必要である旨の
コメントを付加し、障害情報を保守プロセッサ6に送信
する(ステップC3)。エラーレート未満の場合には処
置不要のコメントを付加し、障害情報を保守プロセッサ
6に送信する(ステップC4)。
【0041】保守プロセッサ6は、障害がエラーレート
以上である場合および未満である場合のいずれの場合
も、障害情報とコメントをリモートセンタシステム20
0へ送信し、エラーログファイル13に障害情報を格納
する(ステップC5)。
【0042】リモートセンタシステム200では、受信
した障害情報とコメントを元に、障害の処置の判断をす
る(ステップC6)。
【0043】なお、上記のリモート診断保守方式は、コ
ンピュータシステム100およびリモートセンタシステ
ム200の各主記憶(図示していない。)に保持された
プログラムを実行することにより動作する。このプログ
ラムは、通常、ハードディスクなどの二次記憶に格納さ
れており、システムの運用時に主記憶にロードされて実
行される。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、装置の設計時に想定される設計障害率および実
際の障害発生率に基いて定期的に見直したエラーレート
を障害処置の判断基準に取込んでいるので、保守担当者
の経験や勘に頼ることなく、コンピュータシステムの予
防保守を的確に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す説明図。
【図2】保守対象のコンピュータシステムを示す説明
図。
【図3】本発明の動作を示す流れ図(1)。
【図4】本発明の動作を示す流れ図(2)。
【図5】本発明の動作を示す流れ図(3)。
【符号の説明】
1 障害履歴データファイル 2 ユーザ装置構成データファイル 3 設計障害率データファイル 4 エラーレートマスターファイル 5 障害受信部 6 保守プロセッサ 7 診断プロセッサ 8 演算系装置 9 入出力系装置 10 磁気ディスク等 11 通信装置等 12 OS 13 エラーログファイル 14 システムエラーレートテーブル 15 演算系装置エラーレートテーブル 16 入出力系装置エラーレートテーブル 100 コンピュータシステム 200 リモートセンタシステム 300 通信回線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自システムを構成する装置ごとのエラー
    レートを保持し,障害が発生したときその障害が発生し
    た装置のエラーレートを参照して前記装置の処置を示す
    コメントを生成し,それを前記障害の障害情報とともに
    通報するコンピュータシステムと、前記コンピュータシ
    ステムが通報してくる障害情報を障害履歴として蓄積
    し,前記コンピュータシステムを構成する装置ごとの設
    計障害率をあらかじめ保持し,前記障害履歴および前記
    設計障害率を定期的に参照し該当の装置のエラーレート
    を設定しそれを前記コンピュータシステムに送信し,前
    記コンピュータシステムが通報してくるコメントを表示
    し前記障害に対する処置を促すリモートセンタシステム
    と、前記コンピュータシステムおよび前記リモートセン
    タシステムを接続する通信回線とを有することを特徴と
    するリモート診断保守方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリモート診断保守方式に
    おいて、前記リモートセンタシステムは、コンピュータ
    システムが通報してくる障害情報を障害履歴として蓄積
    する障害履歴データファイルと、コンピュータシステム
    を構成する装置ごとの設計障害率をあらかじめ保持する
    設計障害率データファイルと、前記障害履歴データファ
    イルおよび前記設計障害率データファイルを定期的に参
    照し装置ごとのエラーレートを設定しそれを保持するエ
    ラーレートマスタファイルと、コンピュータシステムを
    構成する装置の装置情報を保持するユーザ装置構成デー
    タファイルと、前記ユーザ装置構成データファイルに基
    いて前記エラーレートマスタファイルを参照し前記コン
    ピュータシステムを構成する装置ごとのエラーレートを
    抽出しそれを前記コンピュータシステムに送信する手段
    と、コンピュータシステムが送信してくる通報データを
    取込みそれに含まれる障害情報を前記障害履歴データフ
    ァイルに書込む手段とを具備することを特徴とするリモ
    ート診断保守方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のリモート診断保
    守方式において、前記コンピュータシステムは、自シス
    テムを構成する装置ごとのエラーレートを前記リモート
    センタシステムから受信しそれを保持するシステムエラ
    ーレートテーブルと,自システムに発生した障害の障害
    情報を保持するエラーログファイルと,前記障害情報を
    前記リモートセンタシステムに送信する手段とを備える
    保守プロセッサと、前記システムエラーレートテーブル
    から演算系装置のエラーレートを取込み演算系装置エラ
    ーレートテーブルを作成して保持し,前記演算系装置に
    障害が発生したときには前記演算系装置エラーレートテ
    ーブルを参照し該当の装置の障害の処置を示すコメント
    を生成しそれを前記エラーログファイルに書込む診断プ
    ロセッサと、前記システムエラーレートテーブルから入
    出力系装置のエラーレートを取込み入出力系装置エラー
    レートテーブルを作成して保持し,前記入出力系装置に
    障害が発生したときには前記入出力系装置エラーレート
    テーブルを参照し該当の装置の障害の処置を示すコメン
    トを生成しそれを前記エラーログファイルに書込むOS
    とを具備することを特徴とするリモート診断保守方式。
  4. 【請求項4】 運用中に発生した障害を検知し通報する
    コンピュータシステムと前記コンピュータシステムに通
    信回線で接続され前記コンピュータシステムの障害状況
    を監視するリモートセンタシステムとを含むシステムに
    おいて、前記コンピュータシステムを構成する装置ごと
    のエラーレートを保持し、障害が発生したときその障害
    が発生した装置のエラーレートを参照して前記装置の処
    置を示すコメントを生成し、前記コメントを前記障害の
    障害情報とともに前記リモートセンタシステムに通報
    し、前記コンピュータシステムが通報してくる障害情報
    を障害履歴として蓄積し、前記コンピュータシステムを
    構成する装置ごとの設計障害率をあらかじめ保持し、前
    記障害履歴および前記設計障害率を定期的に参照し該当
    の装置のエラーレートを設定しそれを前記コンピュータ
    システムに送信し、前記コンピュータシステムが通報し
    てくるコメントを表示し前記障害に対する処置を促すこ
    とを特徴とするリモート診断保守方法。
  5. 【請求項5】 運用中に発生した障害を検知し通報する
    コンピュータシステムと前記コンピュータシステムに通
    信回線で接続され前記コンピュータシステムの障害状況
    を監視するリモートセンタシステムとを含むシステムに
    おいて、前記コンピュータシステムを構成する装置ごと
    のエラーレートを保持するステップと、障害が発生した
    ときその障害が発生した装置のエラーレートを参照して
    前記装置の処置を示すコメントを生成するステップと、
    前記コメントを前記障害の障害情報とともに前記リモー
    トセンタシステムに通報するステップと、前記コンピュ
    ータシステムが通報してくる障害情報を障害履歴として
    蓄積するステップと、前記コンピュータシステムを構成
    する装置ごとの設計障害率をあらかじめ保持するステッ
    プと、前記障害履歴および前記設計障害率を定期的に参
    照し該当の装置のエラーレートを設定しそれを前記コン
    ピュータシステムに送信するステップと、前記コンピュ
    ータシステムが通報してくるコメントを表示し前記障害
    に対する処置を促すステップとを含むことを特徴とする
    リモート診断保守プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のリモート診断保守プログ
    ラムにおいて、前記リモートセンタシステムは、前記コ
    ンピュータシステムが通報してくる障害情報を障害履歴
    として障害履歴データファイルに蓄積するステップと、
    コンピュータシステムを構成する装置ごとの設計障害率
    を設計障害率データファイルにあらかじめ保持するステ
    ップと、前記障害履歴データファイルおよび前記設計障
    害率データファイルを定期的に参照し装置ごとのエラー
    レートを設定しそれをエラーレートマスタファイルに保
    持するステップと、コンピュータシステムを構成する装
    置の装置情報をユーザ装置構成データファイルに保持す
    るステップと、前記ユーザ装置構成データファイルに基
    いて前記エラーレートマスタファイルを参照し前記コン
    ピュータシステムを構成する装置ごとのエラーレートを
    抽出しそれを前記コンピュータシステムに送信するステ
    ップとを含むことを特徴とするリモート診断保守プログ
    ラム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のリモート診断保
    守プログラムにおいて、前記コンピュータシステムは、
    自システムを構成する装置ごとのエラーレートを前記リ
    モートセンタシステムから受信しそれをシステムエラー
    レートテーブルに保持するステップと、自システムに発
    生した障害の障害情報をエラーログファイルに保持する
    ステップと、前記障害情報を前記リモートセンタシステ
    ムに送信するステップと、前記システムエラーレートテ
    ーブルから演算系装置のエラーレートを取込み演算系装
    置エラーレートテーブルを作成して保持するステップ
    と、前記演算系装置に障害が発生したときには前記演算
    系装置エラーレートテーブルを参照し該当の装置の障害
    の処置を示すコメントを生成しそれを前記エラーログフ
    ァイルに書込むステップと、前記システムエラーレート
    テーブルから入出力系装置のエラーレートを取込み入出
    力系装置エラーレートテーブルを作成して保持するステ
    ップと、前記入出力系装置に障害が発生したときには前
    記入出力系装置エラーレートテーブルを参照し該当の装
    置の障害の処置を示すコメントを生成しそれを前記エラ
    ーログファイルに書込むステップとを含むことを特徴と
    するリモート診断保守プログラム。
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