JP2002226390A - 竹酢顆粒の製造方法及び竹酢顆粒並びにそれを用いた医療用粘着シート - Google Patents

竹酢顆粒の製造方法及び竹酢顆粒並びにそれを用いた医療用粘着シート

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JP2002226390A
JP2002226390A JP2001022511A JP2001022511A JP2002226390A JP 2002226390 A JP2002226390 A JP 2002226390A JP 2001022511 A JP2001022511 A JP 2001022511A JP 2001022511 A JP2001022511 A JP 2001022511A JP 2002226390 A JP2002226390 A JP 2002226390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベンズピレン等の有害物質を有さず、竹酢液
に含まれる有効成分を損なうことなく、アロエやビワの
葉が有する有効成分等を含有した竹酢顆粒の製造方法及
び竹酢顆粒並びに医療用粘着シートを提供する。 【解決手段】 竹材を加熱炉内に入れ、200〜350
℃で加熱して竹酢液を取り出す竹酢液回収工程と、前記
竹酢液回収工程で得られた竹酢液100重量部に対し、
濃縮ミネラル液0.05〜5重量部と、竹酢液中にアロ
エ、ビワの葉を浸漬させ抽出したアロエ、ビワの葉の植
物エキスに水を加えた水溶液を添加する添加工程と、サ
イクロデキストリン,マルトース,デキストリンの内い
ずれか1種以上の造粒剤100重量部に対し、前記添加
工程で得られた竹酢水溶液20〜100重量部を混合す
る混合工程と、前記混合工程で得られた竹酢混合液をス
プレードライ法等により微粉化する乾燥工程と、前記乾
燥工程で微粉化した粉末を造粒機により顆粒化する造粒
工程と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹酢液にアロエ、
ビワの葉の抽出エキス、濃縮ミネラル液、精油を配合し
た竹酢顆粒の製造方法及び竹酢顆粒並びにそれを用いた
医療用粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、竹には多くの有益な成分が含
有されていることは知られており、特に漢方では咳、喉
の炎症、肺炎、止血、かぶれ、湿疹、水虫等に使用され
ている。竹酢液は、竹炭を製造する際に、釜内に発生す
る酢酸を主成分とする揮発分を収集し凝縮して得られる
副産物で、酢酸、アルコール、フェノールを主成分に2
00種類の有効成分が含まれる透明性の褐色液体であ
る。竹酢液は、殺菌、消炎作用、抗ヒスタミン作用、止
痒作用、皮膚表面の角質の軟化、収れん作用、皮膚細胞
の活性化、自然治癒力の向上等の効用がある。このた
め、医薬用原料、工業用原料、脱臭剤原料、飼料添加
剤、媒染剤、木材防腐剤原料、減農薬剤、土壌改良補助
剤等、広範囲に利用されており、竹酢液の製造方法や竹
酢液を用いた商品等が種々開発されている。例えば、 a.特開平8−310962号公報(以下、イ号公報と
いう。)には、「木酢液を有効成分として含有する湿布
剤」が開示されている。 b.特開平2−145524号公報(以下、ロ号公報と
いう。)には、「木酢液を加熱し、98度から103度
の範囲での蒸発ガスを採取し、これを冷却して液化した
木酢液より得られる医薬品原料の製造方法」が開示され
ている。 c.特開平6−23027号公報(以下、ハ号公報とい
う。)には、「木酢液を乾燥粉末にした木酢原粉を不織
布と不織布の間にはさみ、不織布と不織布が部分的にヒ
ートシールで接着された消臭シート」が開示されてい
る。 d.特開平1−216935号公報(以下、ニ号公報と
いう。)には、「イオン鉱石及び人工イオンを、袋状の
物に入れ薄く平らにしたイオンヘルス」が開示されてい
る。 e.実公昭46−5360号公報(以下、ホ号公報とい
う。)には、「多数の小孔を有する合成樹脂フィルムと
薄葉紙とを貼合せた材料からなる袋状の外被の中に薬品
を収容しかつ扁平に圧縮してあるパップ剤」が開示され
ている。また、竹酢液の製造方法としては、例えば、 f.特開平5−95769号公報(以下、ヘ号公報とい
う。)には、「竹粉を加熱することにより竹粉活性炭を
製造する工程中に生じた湿気を帯びた排煙を、冷却工程
に導き、この冷却工程においてタール分とアルコール分
を含んだ竹酢液として採取し、このタール分とアルコー
ル分を含んだ竹酢液を濾過してタール分を除去し、さら
に、このタール分の除去された竹酢液を蒸留してアルコ
ール分をも除去するようにした竹酢精製液の製造方法」
が開示されている。 g.特開2000−160165号公報(以下、ト号公
報という。)には、「竹乾留液から蒸留により竹酢液を
製造するに際し、あらかじめ竹乾留液のpHを9〜11
のアルカリ性に調整した後、炭酸ガスによりpHが6.
5〜7の中性になるまで曝気して疎水性タール分を除去
し、当初の竹乾留液の約半分程度まで蒸留濃縮して低沸
点有機物を留去し、該濃縮液のpHを2.5〜3の酸性
に調整した後、さらに蒸留乾固まで蒸留して、酢酸を主
成分とする竹酢液留分と蒸留残渣を分離取得する竹酢液
の製造方法」が開示されている。 h.特開2000−53973号公報(以下、チ号公報
という。)には、「竹炭を製造する際に得られた竹酢液
の原液を蒸留釜に入れ、原液を液温40〜50℃に加熱
して揮発したホルムアルデヒド及びアセトンをアスピレ
ータで吸引して除去した後、原液の液温を上げ、60℃
を超える揮発分を蒸留及び凝縮して竹酢液を得る竹酢液
の処理方法」が開示されている。一方、アロエには、ア
ポエバラン、多糖体、糖たんぱく質、アロイン、ビタミ
ンB群、ビタミンC、アロエウルシン、アロエシン等の
有効成分があり、糖尿病、肝臓病、便秘、高血圧、胃潰
瘍、肩こり、腰痛、喘息、アトピー性皮膚炎等に効果を
有することが知られている。また、ビワの葉には、サポ
ニン、アミグダリン、ビタミン類、タンニン等の有効成
分があり、鎮咳、去たん、利尿、健胃効果等を有するこ
とが知られている。更に、近年、植物から抽出された精
油(エッセンシャルオイル)を用いて心や体をリラック
スさせ、美容と健康に役立てる芳香療法であるアロマテ
ラピーが注目されている。精油は芳香植物(ハーブ)が
もつ有効成分が濃縮されて作られる、純度の高い物質で
あり、芳香は嗅覚を通じて脳に働きかけ、心身の不調和
を癒す効果がある。アロマテラピーの方法には、芳香浴
(吸入)、アロマバス、湿布やアロママッサージ等があ
り、それぞれの目的に応じて行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の竹酢液及び竹酢液の製造方法並びにそれを用いた医
療用粘着シートは、以下の課題を有していた。 (1)イ号公報の湿布剤は、広葉樹、針葉樹等を原料と
する木酢液を用いたもので、木酢液の約28〜40倍の
消毒、殺菌及び消炎効果を有する竹酢液と比較して、そ
の薬効効果は著しく劣るものであり、また、該湿布剤は
木酢液を水又はアルコールで希釈して基材に含浸させた
構成を有するため、取り扱い性に欠けるという問題点を
有していた。 (2)ロ号公報の木酢液より得られる医薬品原料の製造
方法は、ベンズピレン等の発ガン性物質を除去するの
に、製造された木酢液をさらに所定温度で加熱し、これ
を冷却して液化する工程を行わなければならず、有害成
分を除去した木酢液を得るのにかなりの手間と時間がか
かり、作業性、量産性に欠けるという問題点を有してい
た。 (3)ハ号公報の消臭シートは、木酢液を乾燥粉末にし
た木酢原粉を用いたものであり、その取り扱い性が困難
であり、十分な消臭効果が得られないという問題点を有
していた。 (4)ニ号公報のイオンヘルスは、イオン鉱石及び人工
イオンを袋状の物に入れて薄く平らに加工して浴槽内に
入れて使用する点では問題はないが、身体に貼り付ける
場合には、違和感があり長時間使用しにくいという問題
点を有していた。 (5)ホ号公報のパップ剤は、筒状の外被の中に収納さ
せる薬品は糊状のものに限られ利便性に欠けるととも
に、外被の上から一対のローラー間において糊状の薬品
を扁平に圧縮しなければならず製造作業性に欠け、さら
には、パップ剤を患部に使用する際には、その表面上に
油紙等の防水性のフィルムを置き、フィルムとともにパ
ップ剤を保持しなければならず煩雑であるばかりか、パ
ップ剤が患部から脱落しやすいという問題点を有してい
た。 (6)ヘ号公報の竹酢精製液の製造方法は、冷却工程に
おいて採取された竹酢液をさらに濾過して1,2−ベン
ズピレン、ジベンズアントラセン、メチルコランスレン
等を含有するタール分を除去しなければならず、有害成
分を除去した竹酢液を得るのにかなりの手間と時間がか
かり作業性に欠けるという問題点を有していた。 (7)ト号公報の竹酢液の製造方法は、発ガン性物質を
含有するタール分を除去するのに、各工程でpHを調整
しなければならず、量産性に欠けるという問題点を有し
ていた。 (8)チ号公報の竹酢液の処理方法は、原液を所定温度
で加熱して揮発したホルムアルデヒド及びアセトンをア
スピレータで吸引して除去し、さらに液温を上げ揮発分
を蒸留、凝縮しなければならず、有害成分を除去するの
にかなりの工程と時間がかかり、作業性、量産性に欠け
るという問題点を有していた。 (9)竹酢液は各種の効用を有するが、竹酢液を単独で
使用するものは、既に種々開発されており、竹酢液の有
効成分の機能を損なわないで他の天然成分を配合し更に
効果を持たせたいという要求を充たしていないという問
題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ベンズピレン等の有害物質を有さず、竹酢液に含ま
れる有効成分を損なうことなく、アロエやビワの葉が有
する有効成分を含有し、アロマテラピーで用いられる精
油の芳香効果を有する竹酢顆粒の製造方法の提供、及び
各種の効用を有し、利用性を高めた竹酢顆粒の提供、並
びに種々の薬効を備えた医療用粘着シートを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の竹酢溶液の製造方法は、竹材を加熱炉内に入れ、20
0〜350℃で加熱して竹酢液を取り出す竹酢液回収工
程と、前記竹酢液回収工程で得られた竹酢液100重量
部に対し、濃縮ミネラル液0.05〜5重量部と、竹酢
液中にアロエ、ビワの葉を浸漬させ抽出したアロエ、ビ
ワの葉の植物エキスに水を加えた水溶液を添加する添加
工程と、サイクロデキストリン,マルトース,デキスト
リンの内いずれか1種以上の造粒剤100重量部に対
し、前記添加工程で得られた竹酢水溶液20〜100重
量部を混合する混合工程と、前記混合工程で得られた竹
酢混合液をスプレードライ法等により微粉化する乾燥工
程と、前記乾燥工程で微粉化した粉末を造粒機により顆
粒化する造粒工程と、を備える構成を有している。
【0006】これにより、以下のような作用を有する。 (1)発ガン性物質である1,2−ベンズピレン、ジベ
ンズアントラセン、メチルコランスレン等を含有するタ
ール分の混入を防止することができ、安全性の高い竹酢
顆粒を得ることができるという作用を有する。 (2)竹酢液に含まれるタール含有量が極めて低く、竹
酢液を精製する必要がなく、竹酢液が有する有効成分が
そのまま含有された薬効性の高い竹酢液を得ることがで
き、略全量の竹酢液を無駄なく利用できるという作用を
有する。 (3)竹酢液の種々の効果を損なうことなく、ミネラル
液、アロエ、ビワの葉の植物エキスの有効成分を更に加
えた竹酢顆粒を得ることができるという作用を有する。 (4)竹酢液にミネラル分が添加されるので、カルシウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、
ヨウ素等が含有され、健康促進を図ることができるとい
う作用を有する。 (5)竹酢液にアロエの植物エキスが添加されるので、
アロエの有するアポエバラン、多糖体、糖たんぱく質、
アロイン、ビタミンB群、ビタミンC、アロエウルシ
ン、アロエシン等の有効成分が加わり、糖尿病、肝臓
病、便秘、高血圧、胃潰瘍、肩こり、腰痛、喘息、アト
ピー性皮膚炎等に効果を発揮するという作用を有する。 (6)竹酢液にビワの葉の植物エキスが添加されるの
で、ビワの葉が有するサポニン、アミグダリン、ビタミ
ン類、タンニン等の有効成分が加わり、鎮咳、去たん、
利尿、健胃効果等に優れる作用を有する。 (7)竹酢水溶液を顆粒化することにより、長期間保存
可能となり利用し易くなるとともに、医療用粘着シー
ト、入浴剤、医薬品原料、化粧品等、あらゆる用途に利
用することができるという作用を有する。 (8)サイクロデキストリン、マルトース、デキストリ
ンが含まれるので、竹酢水溶液を容易に粉末化でき、安
定した竹酢顆粒を得ることができるという作用を有す
る。 (9)サイクロデキストリンの乳化作用により、乳化剤
を別途添加することなく混合し造粒することができると
いう作用を有する。 (10)マルトースを使用したことにより、入手し易
く、製造コストの低減を図ることができるという作用を
有する。
【0007】ここで、乾留工程における温度は、200
〜350℃が好ましい。200℃より低いと熱分解によ
る有機成分の含有率が低くなる傾向がみられ、350℃
より高いとタールが発生する傾向がみられるので、いず
れも好ましくない。濃縮ミネラル液として、カルシウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、
ヨウ素等の各種の有効成分が含有されたものが好まし
い。濃縮ミネラル液は、海水を透析し、食塩を除いたも
の(例えば、(株)ヴィジョン製、「深海の恵」等)等
が用いられる。濃縮ミネラル液は竹酢液100重量部に
対し、0.05〜5重量部添加させるのが好ましい。
0.05重量部より少ないとカルシウム、ナトリウム、
カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、ヨウ素等の有効な
ミネラル成分の含有量が少なくなる傾向がみられ、5重
量部より多いと竹酢液、アロエ、ビワの葉の植物エキス
等とのバランス性に欠ける傾向がみられるので、いずれ
も好ましくない。アロエ、ビワの葉の植物エキスは竹酢
液100重量部に対し、3〜5重量部添加させるのが好
ましい。3重量部より少ないとアロエ、ビワの葉が有す
る有効成分の含有量が少なくなり、十分な効能が発揮さ
れなくなる傾向がみられ、5重量部より多いと竹酢液等
とのバランスに欠ける傾向がみられるので、いずれも好
ましくない。アロエ、ビワの葉を竹酢液に浸漬させる期
間は、室温で1〜4週間が好ましい。1週間より短い
と、含有成分溶出度が低くなる傾向がみられ、4週間よ
り長いと、溶出限界を超え生産性が低下する傾向がみら
れるので、いずれも好ましくない。
【0008】サイクロデキストリン、マルトース、デキ
ストリンの全量100重量部に対し、竹酢水溶液20〜
100重量部混合するのが好ましい。竹酢水溶液が20
重量部より少ないとpHが中性に近くなり、且つ有機成
分の含有率が少なくなり十分な効果を発揮できなくなる
傾向がみられ、100重量部より多いと強酸性となる傾
向がみられるので、いずれも好ましくない。サイクロデ
キストリンは、6〜12個のグルコースがα−1,4−
グルコシド結合により環状に結合した非還元性のマルト
オリゴ糖である。サイクロデキストリンは、環状構造を
とっているが、その環の外周は親水性であり、空洞内が
疎水性であるという極めて特異な両性物質であって、そ
の疎水性空洞に各種親油性物質の分子等を安定に包み込
み、疎水結合的に包接化合物を形成する機能を有してい
る。このため、不安定な物質の安定化、香料、香辛料等
の揮発性物質の不揮発化、難溶性、不溶性物質の可溶
化、粘着性物質の粉末化、魚臭、獣臭などの不快臭や柑
橘類の苦みのマスキング、乳化促進、色、味等の物理化
学的性質や反応性を変化させることが可能である。
【0009】竹材として、いずれの竹を用いてもよい
が、孟宗竹を用いるのが好ましく、一定期間自然乾燥さ
せたものが有機成分の回収率が高くなる点で、好まし
い。孟宗竹を自然乾燥する期間は、特に限定されるもの
ではないが、約3ヶ月〜6ヶ月が好ましい。ここで、3
ヶ月より短いと含有率が多く回収率が希薄となる傾向が
みられ、6ヶ月より長いと乾燥度が進みすぎ回収率が低
下する傾向がみられるので、いずれも好ましくない。自
然乾燥された孟宗竹は、分割して使用するのが好ましい
が、その大きさは特に限定されるものではない。灯油、
重油等の熱源からの不純物の混入を回避するため、加熱
炉の燃料はクリーン度の高いLPG,ELNGを使用す
ることが好ましい。乾燥工程で用いられる乾燥方法とし
ては、スプレードライ法(噴霧乾燥法)の他、気流乾燥
法等が用いられる。造粒方法としては、転動式造粒、流
動層造粒等が用いられる。
【0010】本発明の請求項2に記載の竹酢顆粒の製造
方法は、請求項1において、前記乾燥工程において、前
記混合工程で得られた竹酢混合液100重量部に対し、
濃縮ミネラル液0.05〜5重量部と、精油0.01〜
5重量部とを添加し、混合、攪拌した後、スプレードラ
イ法等により微粉化する構成を有している。
【0011】これにより、請求項1の作用に加え、以下
のような作用を有する。 (1)精油が含有されているので、精油が有する種々の
効果を加えた竹酢顆粒を得ることができるという作用を
有する。 (2)サイクロデキストリンの特性により、粉末内に精
油を閉じ込めることができ、粉末が体温と湿度で溶解す
ると精油が溶出し、皮膚から身体に浸透し、精油の作用
により心と体をリラックス等することができるという作
用を有する。 (3)ミネラル分が添加されるので、カルシウム、ナト
リウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、ヨウ素等
が含有され、健康促進を図ることができるという作用を
有する。 (4)アロママッサージにおいて、他の植物油(キャリ
アオイル)で薄めて使用する必要がなく、直接肌につけ
ることができるという作用を有する。
【0012】ここで、濃縮ミネラル液とは、深海水から
NaClだけを除き濃縮させたものであり、約30〜5
0%がミネラル成分の液体のものが使用される。濃縮ミ
ネラル液としては、前述のものが好適に用いられる精油
は芳香植物から抽出された、天然のものが使用される。
精油は竹酢混合液100重量部に対し、0.01〜5重
量部添加させるのが好ましい。0.01重量部より少な
いと精油に含まれる各有効成分の効果が発揮されない傾
向がみられ、5重量部より多いと芳香が強すぎる傾向が
みられるので、いずれも好ましくない。使用される精油
には、イランイラン、クラリセージ、サイプレス、サン
ダルウッド(白壇)、ジュニパーベリー、スイートオレ
ンジ、ゼラニウム、ティートリー、ネロリ、ペパーミン
ト、ベルガモット、マージョラム、ユーカリ、ラベンダ
ー、レモン、レモングラス、レモンバーベナ、ローズ、
ローズウッド、ローズマリー、ローマンカモミール、安
息香(ベンゾイン)、キャロットシード、グレープフル
ーツ、クローブ、月桂樹(ローレル)、コリアンダー、
シダーウッド、シトロネラ、シナモン、ジャスミン、ス
パイクラベンダー、スペアミント、セージ、乳香(フラ
ンキンセンス)、パイン、バジル、バーチ、パチュリ
ー、ヒソップ、フェンネル、プチグレン、ブラックペッ
パー、ベチバー、マンダリン、メリッサ、没薬(ミネ
ラ)、ヤロウ、ライム、ラバンジン、リンデン、アーモ
ンド、青森ヒバ、アニス、オールスパイス、オレガノ、
シダーリーフ、タラゴン、チュベローズ、ティートウリ
ー、ナツメグ、ニアウリ、バイオレットリーフ、バニ
ラ、バニサム、パインニードル、ビターオレンジ、フェ
ンネルスイート、ベイ、ペニーローヤル、ホホバオイ
ル、シトラスアウランティウム、シネンシス、シトラス
パラディシ、シトラスメディカ、カリピアン、メリッ
サ、シトラスリメッタ、ユーカリプタスグローブルス、
ユーカリプタスシトリオードラ、ミルラ、フランケンセ
ンス、プティグレン、ミルラ、フランキンセンス、ユー
カリラディアッタ、スパイシー、タイム、ウッディー、
メラルーカ系のラベンサーラ、ナイアオリ、グランドフ
ァー、ウィンターローズ、ウィンターバイオレット等の
1種又は2種以上を用いることができる。
【0013】本発明の請求項3に記載の竹酢顆粒の製造
方法は、請求項2において、前記精油が、クローブ、シ
ナモン、タイム、スペアミント、ペパーミントのうち1
種又は2種以上選択されたブレンド及び/又はクラリー
セージである構成を有している。
【0014】これにより、請求項2の作用に加え、以下
のような作用を有する。 (1)クローブ、シナモン、タイム、スペアミント、ペ
パーミントのうち1種又は2種以上選択されたブレンド
が含まれるので、スパイシーで暖かくなる香りを得るこ
とができるという作用を有する。 (2)クローブ、シナモン、タイム、スペアミント、ペ
パーミントのうち1種又は2種以上選択されたブレンド
を用いてアロママッサージ、アロマバスを行うことによ
り、ストレスで胃腸が弱っている人、低血圧の人、冷え
性の人等に効果があるという作用を有する。 (3)クラリーセージが含まれるので、女性本来のリズ
ムを調整することができるとともに、ホルモン分泌を調
整することができるという作用を有する。 (4)クラリーセージが含まれるので、ストレスや不安
な時、神経の緊張を和らげ、感情の高まりを鎮める作用
を有する。
【0015】ここで、クローブ:シナモン:タイム:ス
ペアミント:ペパーミントの比率はいずれであってもよ
く、特に限定されるものではない。クローブは、フトモ
モ科に属し、スパイシーな強い香りを有し、伝染病の感
染を防ぎ、香りを頻繁に蒸散させると細菌に対する抵抗
力を強める作用があり、更に痛みを和らげる効果もあ
り、歯痛や緊張から起こる頭痛を鎮めることができる。
シナモンは、クスノキ科に属し、スパイシーで鋭く、ほ
のかに甘い香りを有する古くから存在するスパイスであ
る。疲れたときや、衰弱しているときに役立ち、また消
化不良や腰痛に効果があり、肌へはマイルドな収れん作
用がある。タイムは、シソ科に属し、スパイシーな香り
を有し、風邪気味のときに効果があり、更に記憶力、集
中力を向上させる作用がある。スペアミントは、シソ科
に属し、ペパーミントより少し甘い香りで、落ち込んで
いるときに、こころを刺激して元気づけてくれる作用を
有する。また、胃の筋肉をリラックスさせる働きがあ
り、しゃっくりや吐き気を止めるのに効果的である。ペ
パーミントは、シソ科に属し、軽く透き通った香りは、
体とこころに働きかけ、精神的な疲労や偏頭痛を和らげ
る作用を有する。特に、消化不良、胸やけ、下痢、便
秘、乗り物酔い等に有効であり、発熱時や鼻づまりにも
効果的である。また、歯痛、リウマチ、筋肉痛等の痛み
を和らげる作用も有する。クラリセージは、シソ科に属
し、ストレスや不安に襲われたときや、神経の緊張を和
らげて感情の高まりを静める作用を有する。また、筋肉
のこりや痛み、頭痛を緩和させたり、病後の体力回復に
も効果がある。更に、ホルモンのバランスを調整する作
用も有する。
【0016】本発明の請求項4に記載の竹酢顆粒の製造
方法は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前記
造粒工程において、粒子の平均粒径が180〜250μ
mである構成を有している。
【0017】これにより、請求項1乃至3の内いずれか
1の作用に加え、以下のような作用を有する。 (1)医療用粘着シートに封入した際、粒径が小さいの
で、違和感なく使用することができ、その他各種の用途
に利用できるという作用を有する。
【0018】ここで、竹酢顆粒の平均粒径は180〜2
50μmが好ましい。平均粒径が180μmより小さい
と、通気性シートより粉漏れが多くなる傾向がみられ、
250μmより大きいと皮膚に違和感を生じる傾向がみ
られるので、いずれも好ましくない。
【0019】本発明の請求項5に記載の竹酢顆粒は、請
求項1乃至4の内いずれか1に記載の竹酢顆粒の製造方
法で得られた構成を有している。
【0020】これにより、以下のような作用を有する。 (1)発ガン性物質である1,2−ベンズピレン、ジベ
ンズアントラセン、メチルコランスレン等を含有するタ
ール分の混入を防止することができ、安全性の高い竹酢
顆粒を得ることができるという作用を有する。 (2)竹酢液が有する有効成分を損なうことなく、ミネ
ラル分、アロエ、ビワの葉に含まれる有効成分を加え、
更に精油の有する有効成分をも加えた、健康を促進する
上で、有効利用性の高い竹酢顆粒を得ることができると
いう作用を有する。 (3)入浴剤にも利用され、アトピー性皮膚炎を代表と
される皮膚病に効果を発揮するばかりか、肝臓病、胃腸
病、高血圧、低血圧等、あらゆる治療に用いられるとい
う作用を有する。 (4)サイクロデキストリンの特性により、竹酢顆粒内
に精油を閉じ込めることができ、アロマバスやアロママ
ッサージに利用することができ、竹酢顆粒が溶解すると
精油が溶出し、皮膚から身体に浸透し、精油の作用によ
り心と体をリラックスさせることができるという作用を
有する。 (5)殺菌剤、抗菌剤、脱臭剤等にも利用され、利用性
の高い竹酢顆粒を得ることができるという作用を有す
る。 (6)医薬用原料、化粧品原料、工業用原料、脱臭剤原
料、飼料添加剤、媒染剤、木材防腐剤原料、減農薬剤、
土壌改良補助剤等、広範囲に利用されるという作用を有
する。 (7)アロママッサージにおいて、他の植物油(キャリ
アオイル)で薄めて使用する必要がなく、直接肌につけ
ることができ、安全性に優れるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項6に記載の医療用粘着シー
トは、基材と、前記基材の表面に重畳された請求項5に
記載の竹酢顆粒と、前記竹酢顆粒及び前記基材の上面に
覆設された通気性シートと、前記通気性シートの表面の
略全体に粘着層を介して貼着された剥離性保護シート
と、を備えた構成を有している。
【0022】これにより、請求項5の作用に加え、以下
のような作用を有する。 (1)発ガン性物質である1,2−ベンズピレン、ジベ
ンズアントラセン、メチルコランスレン等を含有するタ
ール分が混入されない竹酢顆粒を封入した、安全性の高
い医療用粘着シートを得ることができるという作用を有
する。 (2)腰、肩、ひじ、ひざ等に貼り付けることにより、
腰痛や肩凝り、ひじ痛、ひざ痛等の神経痛や筋肉痛の消
炎鎮痛効果を得ることができるという作用を有する。 (3)竹酢顆粒に含まれる種々の有効成分が皮膚表面か
ら浸透し、有効成分を効果的に経皮投与できるという作
用を有する。 (4)皮膚への浸透性が強く、解熱、鎮痛、消炎等の即
効性に優れるという作用を有する。 (5)高齢化社会において、腰痛、肩痛、ひじ痛、ひざ
痛等の症状を訴える人が増加しており、このような人々
に効果があるという作用を有する。
【0023】ここで、基材の材質は、不織布、織布、メ
リヤスの他、伸縮性不織布、合成樹脂、アルミ蒸着フィ
ルム等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
く、通気性を有しても有しなくてもよい。通気性シート
の材質は、不織布、織布、紙、布、紙と有孔プラスチッ
クフィルムの積層体、不織布と有孔プラスチックフィル
ムの積層体等からなり、全面もしくは部分的に酸素透過
性を有し、袋体内の竹酢顆粒を漏らさない通気性を有す
る材質が好適に用いられる。布、織布の材質としては、
綿、アセテート、レーヨン、麻、絹あるいはこれらに合
成繊維を混紡したもの等が好適に用いられる。不織布の
材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリウレタ
ン、シリコン樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ナイロン、ポ
リカーボネート、ポリイミド、ポリアミド等が用いられ
る。剥離性保護シートの材質は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン、ナイロン等の合成樹脂、シリ
コン加工紙、アルミ箔、アルミ蒸着フィルム等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。剥離性保護
シートに切れ目を入れ剥離し易くするのが好ましく、切
れ目の位置は中央付近、一側部付近等いずれであっても
よい。粘着層は、アクリル系、ゴム系、シリコーン系、
酢酸ビニル系等の有機溶剤型または水性型の非転着性粘
着剤等が好適に用いられる。竹酢顆粒の平均粒径は、1
80〜250μmが好ましい。平均粒径が180μmよ
り小さいと、通気性シートより粉漏れが多くなる傾向が
みられ、250μmより大きいと皮膚に違和感を生じる
傾向がみられるので、いずれも好ましくない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、更に具体化した実施例につ
いて説明する。 (実施例1)孟宗竹を伐採し、約3ヶ月間自然乾燥した
後、定尺に切り分割し、加熱炉内に入れ、200〜35
0℃で加熱して竹酢液を回収した。その組成は、有機物
8.19%、水分91.81%であった。有機物質中の
酸含有率45.01%、竹酢液中の酸含有率3.69%
であった。黄褐色の透明溶液で、pHは2.11、比重
は1.013であった。また、有機物質中の主な化合物
は、主成分としての酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸
類、メタノール、エタノール等のアルコール類、フェノ
ール、o−,m−,p−クレゾール、キシレノール等のフ
ェノール類、アセトン等のケトン類、フルフラール、ア
セチルフラン等のフラン類、シリンゴール等のシリンゴ
ール類、グアイコール等のグアイコール、T−ブチロラ
クトン、シクロテン、安息香酸であった。次に、竹酢液
中にアロエ、ビワの葉を約1週間〜4週間浸漬させてア
ロエ、ビワの葉のエキスを抽出した。上記で回収された
竹酢液100重量部に対し、濃縮ミネラル液0.5重量
部と、上記で抽出された植物エキス3〜5重量部を添加
し、水を加えて水溶液にし竹酢水溶液を得た。尚、濃縮
ミネラル液は、カルシウム7.5mg/100g、ナト
リウム2.34g/100g、カリウム1.82g/1
00g、マグネシウム5.49g/100g、銅27μ
g/100g、亜鉛194μg/100g、ヨウ素1.
2mg/100gであった。その後、サイクロデキスト
リン,マルトース,デキストリン100重量部に対し、
上記で得られた竹酢水溶液20〜100重量部を混合し
た。得られた竹酢混合液をスプレードライ法により微粉
化し乾燥させ、次いで、造粒機で顆粒化し、平均粒径1
80〜250μmに造粒した。
【0025】(実施例2)孟宗竹を伐採し、約3ヶ月間
自然乾燥した後、定尺に切り分割し、加熱炉内に入れ、
200〜350℃で加熱して竹酢液を回収した。その組
成は、有機物8.19%、水分91.81%であった。
有機物質中の酸含有率45.01%、竹酢液中の酸含有
率3.69%であった。黄褐色の透明溶液で、pHは
2.11、比重は1.013であった。また、有機物質
中の主な化合物は、主成分としての酢酸、プロピオン酸
等のカルボン酸類、メタノール、エタノール等のアルコ
ール類、フェノール、o−,m−,p−クレゾール、キシ
レノール等のフェノール類、アセトン等のケトン類、フ
ルフラール、アセチルフラン等のフラン類、シリンゴー
ル等のシリンゴール類、グアイコール等のグアイコー
ル、T−ブチロラクトン、シクロテン、安息香酸であっ
た。次に、竹酢液中にアロエ、ビワの葉を約1週間〜4
週間浸漬させてアロエ、ビワの葉のエキスを抽出した。
上記で回収された竹酢液100重量部に対し、濃縮ミネ
ラル液0.5重量部と、上記で抽出された植物エキス3
〜5重量部を添加し、水を加えて水溶液にし竹酢水溶液
を得た。尚、濃縮ミネラル液は、カルシウム7.5mg
/100g、ナトリウム2.34g/100g、カリウ
ム1.82g/100g、マグネシウム5.49g/1
00g、銅27μg/100g、亜鉛194μg/10
0g、ヨウ素1.2mg/100gであった。その後、
サイクロデキストリン,マルトース,デキストリン10
0重量部に対し、上記で得られた竹酢水溶液20〜10
0重量部を混合した。得られた竹酢水溶液100重量部
に対し、濃縮ミネラル液0.5重量部と、クローブ、シ
ナモン、タイム、スペアミント、ペパーミントのブレン
ド及びクラリセージ0.5重量部を混合し攪拌した後、
スプレードライ法により微粉化し乾燥させ、次いで、造
粒機で顆粒化し、平均粒径180〜250μmに造粒し
た。以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しながら
説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形態
1における医療用粘着シートの斜視図であり、図2は本
発明の実施の形態1における医療用粘着シートの断面図
である。図1及び図2において、1は本発明の実施の形
態1における医療用粘着シート、2は竹酢顆粒を漏らさ
ない通気性を有する不織布からなる基材、3は基材2の
表面に重畳された、加熱炉で竹材を200〜350℃で
加熱して得られた竹酢液、濃縮ミネラル液、アロエ、ビ
ワの葉の植物エキス、精油(クローブ、シナモン、タイ
ム、スペアミント、ペパーミント及びクラリーセージの
ブレンド)から得られた、平均粒径150〜200μm
の竹酢顆粒、4は竹酢顆粒3及び基材2の上面に覆設さ
れた、全面もしくは部分的に酸素透過性を有し、袋体内
の竹酢顆粒を漏らさない紙・レーヨン製の通気性シー
ト、5は通気性シート4表面に形成されたアクリル系の
粘着剤からなる粘着層、6は粘着層5を介して通気性シ
ート5の表面の略全体に貼着されたポリプロピレン製の
剥離性保護シート、7は接着、縫合、融合等で接合され
た接合部である。剥離性保護シート6に切れ目を入れ剥
離し易くするのが好ましく、切れ目の位置は中央付近、
一側部付近等いずれであってもよい。
【0027】ここで、基材2の材質は、不織布、織布、
メリヤスの他、伸縮性不織布、合成樹脂、アルミ蒸着フ
ィルム等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
なく、通気性を有するものであっても、通気性を有しな
くてもよい。通気性シート4の材質は、不織布、織布、
紙、布、紙と有孔プラスチックフィルムの積層体、不織
布と有孔プラスチックフィルムの積層体等からなり、全
面もしくは部分的に酸素透過性を有し、袋体内の竹酢顆
粒を漏らさない通気性を有する材質が好適に用いられ
る。布、織布の材質としては、綿、麻、絹、アセテー
ト、レーヨンあるいはこれらに合成繊維を混紡したもの
等が好適に用いられる。不織布の材質としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリウレタン、シリコン樹脂、塩化
ビニリデン樹脂、ナイロン、ポリカーボネート、ポリイ
ミド、ポリアミド等が用いられる。剥離性保護シート6
の材質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、
ポリスチレン等の合成樹脂、シリコン加工紙、アルミ
箔、アルミ蒸着フィルム等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。粘着層5は、アクリル系、ゴム
系、シリコーン系、酢酸ビニル系等の有機溶剤型または
水性型の非転着性粘着剤等が好適に用いられる。
【0028】以上のように本実施の形態の医療用粘着シ
ート1は構成されているので、以下の作用を有する。 1)発ガン性物質である1,2−ベンズピレン、ジベン
ズアントラセン、メチルコランスレン等を含有するター
ル分が混入されていない竹酢顆粒3を封入した、安全性
の高い医療用粘着シート1を得ることができる。 2)竹酢液が有する有効成分を損なうことなく、ミネラ
ル分、アロエ、ビワの葉に含まれる有効成分を加え、更
に精油の有する有効成分をも加えた、健康を促進する上
で、有効利用性の高い医療用粘着シート1を得ることが
できる。 3)竹酢液にミネラル分が添加されるので、カルシウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、
ヨウ素等が含有され、健康促進を図ることができる。 4)竹酢液にアロエの植物エキスが添加されるので、ア
ロエの有するアポエバラン、多糖体、糖たんぱく質、ア
ロイン、ビタミンB群、ビタミンC、アロエウルシン、
アロエシン等の有効成分が加わり、糖尿病、肝臓病、便
秘、高血圧、胃潰瘍、肩こり、腰痛、喘息、アトピー性
皮膚炎等に効果を発揮する。 5)竹酢液にビワの葉の植物エキスが添加されるので、
ビワの葉が有するサポニン、アミグダリン、ビタミン
類、タンニン等の有効成分が加わり、鎮咳、去たん、利
尿、健胃効果等に優れる。 6)腰、肩、ひじ、ひざ等に貼り付けることにより、腰
痛や肩凝り、ひじ痛、ひざ痛等の神経痛や筋肉痛の消炎
鎮痛効果を得ることができる。 7)竹酢顆粒3に含まれる種々の有効成分が皮膚表面か
ら浸透し、有効成分を効果的に経皮投与できる。 8)皮膚への浸透性が強く、解熱、鎮痛、消炎等の即効
性に優れる。 9)高齢化社会において、腰痛、肩痛、ひじ痛、ひざ痛
等の症状を訴える人が増加しており、このような人々に
効果がある。 10)剥離性保護シート6の一側部に切れ目が形成され
るので、高齢者でも容易に剥離保護シート6を分離し剥
離することができる。 以上、本発明の実施の形態を図面により説明したが、本
発明は本実施の形態に限られるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の設計の変更が可能
である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば以下の有
利な効果を奏することができる。請求項1に記載の発明
によれば、 (1)発ガン性物質である1,2−ベンズピレン、ジベ
ンズアントラセン、メチルコランスレン等を含有するタ
ール分の混入を防止することができ、安全性に優れる竹
酢顆粒の製造方法を提供することができる。 (2)竹酢液にタール分が含有されていないため、竹酢
液を精製する必要がなく、竹酢液が有する有効成分がそ
のまま含有された薬効性の高い竹酢液を得ることがで
き、略全量の竹酢液を無駄なく利用でき利用性に優れる
竹酢顆粒の製造方法を提供することができる。 (3)竹酢液の種々の効果を損なうことなく、濃縮ミネ
ラル液、アロエ、ビワの葉の植物エキスの有効成分を更
に加えた竹酢顆粒を得ることができ有効利用性に優れる
竹酢顆粒の製造方法を提供することができる。 (4)竹酢液にミネラル分が添加されるので、カルシウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、
ヨウ素等が含有され、健康促進性に優れる竹酢顆粒の製
造方法を提供することができる。 (5)竹酢液にアロエの植物エキスが添加されるので、
アロエの有するアポエバラン、多糖体、糖たんぱく質、
アロイン、ビタミンB群、ビタミンC、アロエウルシ
ン、アロエシン等の有効成分が加わり、糖尿病、肝臓
病、便秘、高血圧、胃潰瘍、肩こりに効果を発揮し有効
性に優れる竹酢顆粒の製造方法を提供することができ
る。 (6)竹酢液にビワの葉の植物エキスが添加されるの
で、ビワの葉が有するサポニン、アミグダリン、ビタミ
ン類、タンニン等の有効成分が加わり、鎮咳、去たん、
利尿、健胃効果等に優れる竹酢顆粒の製造方法を提供す
ることができる (7)竹酢水溶液を顆粒化することにより、長期間保存
可能となり利用し易くなるとともに、医療用粘着シー
ト、入浴剤、医薬品原料、化粧品等、あらゆる用途に利
用することができ利用性に優れる竹酢顆粒の製造方法を
提供することができる。 (8)サイクロデキストリン、マルトース、デキストリ
ンが含まれるので、竹酢水溶液を容易に粉末化でき、安
定した竹酢顆粒を得ることができ安定性に優れる竹酢顆
粒の製造方法を提供することができる。 (9)サイクロデキストリンの乳化作用により、乳化剤
を別途添加することなく混合し造粒することができる利
便性に優れる竹酢顆粒の製造方法を提供することができ
る。 (10)マルトースを使用したことにより、入手し易
く、製造コストの低減を図ることができ経済性に優れる
竹酢顆粒の製造方法を提供することができる。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加え、 (1)精油が含有されているので、精油が有する種々の
効果を加えた竹酢顆粒を得ることができ有効性に優れる
竹酢顆粒の製造方法を提供することができる。 (2)サイクロデキストリンの特性により、粉末内に精
油を閉じ込めることができ、粉末が体温と湿度で溶解す
ると精油が溶出し、皮膚から身体に浸透し、精油の作用
により心と体をリラックス等することができ利用性に優
れる竹酢顆粒の製造方法を提供することができる。 (3)ミネラル分が添加されるので、カルシウム、ナト
リウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、ヨウ素等
が含有され、健康促進性に優れる竹酢顆粒の製造方法を
提供することができる。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加え、 (1)クローブ、シナモン、タイム、スペアミント、ペ
パーミントのうち1種又は2種以上選択されたブレンド
が含まれるので、スパイシーで暖かくなる香りを得るこ
とができ有効性に優れる竹酢顆粒の製造方法を提供する
ことができる。 (2)クローブ、シナモン、タイム、スペアミント、ペ
パーミントのうち1種又は2種以上選択されたブレンド
を用いてアロママッサージ、アロマバスを行うことによ
り、ストレスで胃腸が弱っている人、低血圧の人、冷え
性の人等に効果があり有効性に優れる竹酢顆粒の製造方
法を提供することができる。 (3)クラリーセージが含まれるので、女性本来のリズ
ムを調整することができるとともに、ホルモン分泌を調
整することができバランス性に優れる竹酢顆粒の製造方
法を提供することができる。 (4)クラリーセージが含まれるので、ストレスや不安
な時、神経の緊張を和らげ、感情の高まりを鎮めリラッ
クス性に優れる竹酢顆粒の製造方法を提供することがで
きる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の内いずれか1に記載の発明の効果に加え、 (1)医療用粘着シートに封入した際、粒径が小さいの
で、違和感なく使用することができ、他の各種の用途に
利用でき利用性に優れる竹酢顆粒の製造方法を提供する
ことができる。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4の内いずれか1に記載の発明の効果に加え、 (1)発ガン性物質である1,2−ベンズピレン、ジベ
ンズアントラセン、メチルコランスレン等を含有するタ
ール分の混入を防止することができ、安全性に優れる竹
酢顆粒を提供することができる。 (2)竹酢液が有する有効成分を損なうことなく、ミネ
ラル分、アロエ、ビワの葉に含まれる有効成分を加え、
更に精油の有する有効成分をも加えた、健康を促進する
上で、有効利用性に優れる竹酢顆粒を提供することがで
きる。 (3)入浴剤にも利用され、アトピー性皮膚炎を代表と
される皮膚病に効果を発揮するばかりか、肝臓病、胃腸
病、高血圧、低血圧等、あらゆる治療に用いられ利用性
に優れる竹酢顆粒を提供することができる。 (4)サイクロデキストリンの特性により、竹酢顆粒内
に精油を閉じ込めることができ、アロマバスやアロママ
ッサージに利用することができ、竹酢顆粒が溶解すると
精油が溶出し、皮膚から身体に浸透し、精油の作用によ
り心と体をリラックスさせることができリラックス性に
優れる竹酢顆粒を提供することができる。 (5)殺菌剤、抗菌剤、脱臭剤等にも利用され、利用性
に優れる竹酢顆粒を提供することができる。 (6)医薬用原料、化粧品原料、工業用原料、脱臭剤原
料、飼料添加剤、媒染剤、木材防腐剤原料、減農薬剤、
土壌改良補助剤等、広範囲に利用され利用性に優れる竹
酢顆粒を提供することができる。 (7)アロママッサージにおいて、他の植物油(キャリ
アオイル)で薄めて使用する必要がなく、直接肌につけ
ることができ、安全性に優れる竹酢顆粒を提供すること
ができる。
【0034】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
の発明の効果に加え、 (1)発ガン性物質である1,2−ベンズピレン、ジベ
ンズアントラセン、メチルコランスレン等を含有するタ
ール分が混入されない竹酢顆粒を封入した、安全性に優
れる医療用粘着シートを提供することができる。 (2)腰、肩、ひじ、ひざ等に貼り付けることにより、
腰痛や肩凝り、ひじ痛、ひざ痛等の神経痛や筋肉痛の消
炎鎮痛効果性に優れる医療用粘着シートを提供すること
ができる。 (3)竹酢顆粒に含まれる種々の有効成分が皮膚表面か
ら浸透し、有効成分を効果的に経皮投与でき薬効性に優
れる医療用粘着シートを提供することができる。 (4)皮膚への浸透性が強く、解熱、鎮痛、消炎等の即
効性に優れる医療用粘着シートを提供することができ
る。 (5)高齢化社会において、腰痛、肩痛、ひじ痛、ひざ
痛等の症状を訴える人が増加しており、このような人々
に効果があり利用性に優れる医療用粘着シートを提供す
ることができる。
【0035】以上説明した通り、本発明はベンズピレン
等の有害物質を有さず、竹酢液に含まれる有効成分を損
なうことなく、アロエやビワの葉が有する有効成分を含
有し、アロマテラピーで用いられる精油の芳香効果を有
する竹酢顆粒の製造方法の提供、及び各種の効用を有
し、利用性を高めた竹酢顆粒の提供、並びに種々の薬効
を備えた医療用粘着シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における医療用粘着シー
トの斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における医療用粘着シー
トの断面図
【符号の説明】
1 医療用粘着シート 2 基材 3 竹酢顆粒 4 通気性シート 5 粘着層 6 剥離性保護シート 7 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/36 A61K 47/36 47/44 47/44 47/46 47/46 A61P 1/04 A61P 1/04 1/10 1/10 1/16 1/16 3/10 3/10 7/00 7/00 9/12 9/12 11/10 11/10 11/14 11/14 29/00 29/00 Fターム(参考) 4C076 AA31 AA72 BB31 CC11 CC15 CC16 CC17 CC18 CC21 DD67 EE30 EE39 EE53 FF63 FF67 GG09 GG12 4C088 AB01 AB51 AB86 AC02 AC05 BA08 CA15 MA07 MA32 MA41 MA63 NA07 ZA08 ZA42 ZA60 ZA62 ZA63 ZA68 ZA72 ZA75 ZA83 ZA89 ZA94 ZC35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹材を加熱炉内に入れ、200〜350
    ℃で加熱して竹酢液を取り出す竹酢液回収工程と、前記
    竹酢液回収工程で得られた竹酢液100重量部に対し、
    濃縮ミネラル液0.05〜5重量部と、竹酢液中にアロ
    エ、ビワの葉を浸漬させ抽出したアロエ、ビワの葉の植
    物エキスを添加する添加工程と、サイクロデキストリ
    ン,マルトース,デキストリンの内いずれか1種以上の
    造粒剤100重量部に対し、前記添加工程で得られた竹
    酢水溶液20〜100重量部を混合する混合工程と、前
    記混合工程で得られた竹酢混合液をスプレードライ法等
    により微粉化する乾燥工程と、前記乾燥工程で微粉化し
    た粉末を造粒機により顆粒化する造粒工程と、を備える
    ことを特徴とする竹酢顆粒の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥工程において、前記混合工程で
    得られた竹酢混合液100重量部に対し、濃縮ミネラル
    液0.05〜5重量部と、精油0.01〜5重量部とを
    添加し、混合、攪拌した後、スプレードライ法等により
    微粉化することを特徴とする請求項1に記載の竹酢顆粒
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記精油が、クローブ、シナモン、タイ
    ム、スペアミント、ペパーミントのうち1種又は2種以
    上選択されたブレンド及び/又はクラリーセージである
    ことを特徴とする請求項2に記載の竹酢顆粒の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記造粒工程において得られる、粒子の
    平均粒径が180〜250μmであることを特徴とする
    請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の竹酢顆粒の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の内いずれか1に記載の
    竹酢顆粒の製造方法で得られたことを特徴とする竹酢顆
    粒。
  6. 【請求項6】 基材と、前記基材の表面に重畳された請
    求項5に記載の竹酢顆粒と、前記竹酢顆粒及び前記基材
    の上面に覆設された通気性シートと、前記通気性シート
    の表面の略全体に粘着層を介して貼着された剥離性保護
    シートと、を備えたことを特徴とする医療用粘着シー
    ト。
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