JP2002223461A - 光クロス・コネクト装置、光送信装置及び光受信装置 - Google Patents

光クロス・コネクト装置、光送信装置及び光受信装置

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JP2002223461A
JP2002223461A JP2001020378A JP2001020378A JP2002223461A JP 2002223461 A JP2002223461 A JP 2002223461A JP 2001020378 A JP2001020378 A JP 2001020378A JP 2001020378 A JP2001020378 A JP 2001020378A JP 2002223461 A JP2002223461 A JP 2002223461A
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optical
wavelength
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wave
pilot
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Application number
JP2001020378A
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Shigeo Oaku
茂雄 大阿久
Shinya Takemura
伸也 竹村
Kiyoshi Nakagawa
清 中川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光波長多重通信システムに適用される光送信
装置、光受信装置及び光クロス・コネクト装置に関し、
波長変換を行なわずに光クロス・コネクト装置において
方路変換を行なうことが可能な光クロス・コネクト装
置、光送信装置及び光受信装置を提供する。 【解決手段】 光クロス・コネクト装置は、通信すべき
情報によって変調を受けた複数の方路から到達する情報
波の方路変換を行なう光クロス・コネクト装置であっ
て、全ての入方路から該情報波と共に伝送されてくるパ
イロット波から該データを抽出して全て多重化して該パ
イロット波を中継し、該パイロット波と方路変換された
情報波を全ての出方路に送出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長多重通信シ
ステムに適用される光クロス・コネクト装置、光送信装
置及び光受信装置に係り、特に、波長変換を行なわずに
光クロス・コネクト装置において方路変換を行なうこと
が可能な光クロス・コネクト装置、光送信装置及び光受
信装置に関する。
【0002】光通信システムの実用化は、特に低損失な
光ファイバと安定且つ高出力なレーザ・ダイオードの開
発を契機として、当時の電電公社や電力会社などによっ
て精力的に進められた。
【0003】そして、小規模なシステムではあったが、
光通信システムを最初に実験段階から実用段階に移行さ
せたのは電力会社であった。これは、電磁雑音が大きい
という使用環境の中で符号誤り特性が良好であることが
トリガになったためだと考えられる。
【0004】一方、電話情報中心の通信ネットワークか
らマルチメディア・ネットワークへの移行が始まると共
にデジタル技術によって通信ネットワークを一新させた
電電公社は、大容量光通信ネットワークを全国に張りめ
ぐらせた。これで実質的な光通信時代の幕が切って落と
されたといってよい。
【0005】その後、通信事業の自由化や電電公社の民
営化などを経て、通信事業者同士の競争が激しくなる中
で、マルチメディア化の更なる進展、特にインタネット
の急激な普及に伴って光通信ネットワークの容量を即時
的に増強する必要が生じてきた。
【0006】容量増強は、 (1)伝送速度の高速化 (2)光伝送路の増設 によってなされ得るが、いずれも時間と膨大な経費を必
要とすることが難点である。しかも、光伝送路は全国に
張りめぐらされている。
【0007】このような状況下、既設の光伝送路を使用
することが可能で、光通信ネットワークの容量を格段に
増強することができる方式として、光波長多重通信シス
テムが脚光を浴びることとなった。これは、単にわが国
に止まらず、欧米諸国でも同様である。
【0008】更に、光信号から電気信号に変換せずに方
路変換を行なうために、光スイッチ技術及び光クロス・
コネクト技術の開発が進められ、実用化の段階に到って
いる。
【0009】本発明は、かかる背景の下に、光クロス・
コネクトを多段に行なっても通信品質の劣化が少ない光
波長多重通信システムを提供するためになされたもの
で、波長変換を行なわずに光クロス・コネクト装置にお
いて方路変換を行なうことが可能な光クロス・コネクト
装置、光送信装置及び光受信装置を提供せんとするもの
である。
【0010】
【従来の技術】図7は、光波長多重通信システムの概略
構成と波長変換を説明する図である。
【0011】図7において、5は、第一の光端局、6
は、第二の光端局、7は、光クロス・コネクト装置、8
は、第一の光端局5、第二の光端局6及び光クロス・コ
ネクト装置7を含むネットワークの接続管理及び監視を
行なうネットワーク・マネジメント・システム(図で
は、「NMS」と略記している。これは、Network Mana
gement System の頭文字をとった略語である。以降も、
図では同様に標記する。)である。
【0012】そして、第一の光端局5側から第二の光端
局6側への伝送方向を上りとし、第二の光端局6側から
第一の光端局5側への伝送方向を下りとする。
【0013】又、第一の光端局5は、光送信部5−1及
び光受信部5−2を備えている。尚、第一の光端局5に
おいて、光送信装置及び光受信装置は単一でなければな
らない必然性はないが、ここでは図の簡略化のために単
一であるものとして図示している。
【0014】又、第二の光端局6は、光送信部6−1及
び光受信部6−2を備えている。尚、第二の光端局6に
おいても、光送信装置及び光受信装置は単一でなければ
ならない必然性はないが、ここでは単一であるものとし
て図示している。
【0015】更に、光クロス・コネクト装置7は、波長
分離部7−1、波長変換部7−2、光スイッチ7−3、
波長多重部7−4、波長分離部7−1a、波長変換部7
−2a、光スイッチ7−3a、波長多重部7−4aを備
えている。先の定義に従えば、波長分離部7−1、波長
変換部7−2、光スイッチ7−3及び波長多重部7−4
は光クロス・コネクト装置7の上り側を構成し、波長分
離部7−1a、波長変換部7−2a、光スイッチ7−3
a及び波長多重部7−4aは光クロス・コネクト装置7
の下り側を構成する。
【0016】そして、上り側の波長分離部7−1には、
光送信部5−1が接続される伝送路と、方路Aの上り側
の伝送路が接続され、上り側の波長多重部7−4には、
光受信部6−2に接続される伝送路と、方路Bの上り側
の伝送路が接続されている。同様に、下り側の波長分離
部7−1aには、光送信部6−1が接続される伝送路
と、方路Bの下り側の伝送路が接続され、下り側の波長
多重部7−4aには、光受信部5−2が接続される伝送
路と、方路Aの下り側の伝送路が接続されている。
【0017】尚、方路A及び方路Bの伝送路には光端局
が接続されていてもよいし、光クロス・コネクト装置が
接続されていてもよいが、全国ネットワークのような長
距離ネットワークを想定するなら、光クロス・コネクト
装置が接続されていると考えるのが一般的である。
【0018】第一の光端局5及び第二の光端局6は、自
らが送信する光信号の波長及び送信先の光端局の情報を
ネットワーク・マネジメント・システム8に通知する。
【0019】このようにして、ネットワーク・マネジメ
ント・システム8は、ネットワーク内の全ての接続情報
及び使用波長を把握しており、第一の光端局5及び第二
の光端局6には受信すべき波長を通知し、光クロス・コ
ネクト装置7には光スイッチ7−3及び光スイッチ7−
3aが閉じるべきクロス・ポイントの情報を通知する。
【0020】今、第一の光端局5の光送信部5−1が波
長λ1 で方路Bに向けて送信を開始し、当該波長λ1
方路Bへの伝送路上で既に使用されている時に、光送信
部5−1が送信する波長λ1 の光信号を単に方路Bの伝
送路に載せるように光スイッチ7−3を制御すれば、方
路Bの伝送路上で波長λ1 の帯域上で異なる2つの情報
が衝突することになり、該2つの情報は正しく伝送され
なくなる。
【0021】同一方路の伝送路上で複数の同一波長の光
信号を伝送しないようにして上記の事態を避けるため
に、光スイッチの前段に波長変換部を配置して波長変換
を行なう。
【0022】又、光送信部5−1及び光送信部6−1が
接続される光伝送路上、方路A及び方路Bの光伝送路上
では複数の波長の光信号が波長多重されているのが一般
的であるので、波長変換部の前段に波長分離部を配置し
て一旦単独の波長の光信号に分離してから波長変換を行
ない、方路変換をする光スイッチの後段に波長多重部を
配置して方路毎に波長多重してから送出する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】さて、波長変換技術に
は、(1)一旦光信号を電気変換した後で異なる波長の
光を使用して光変換を行なう光−電気−光変換技術、
(2)相互利得変調方式、位相変調を干渉計で強度変調
に変換する方式、相互吸収変調方式などの光ゲート技
術、(3)四波混合方式、差周波生成方式などの光波ミ
キサ技術、(4)光ファイバ中の自己位相変調効果を利
用したスペクトル拡散技術などがある。しかし、各々に
は複数の問題点があり、波長変換による通信品質の劣化
を免れることができない。
【0024】ところで、光クロス・コネクト装置におい
て波長変換を必要としないケースもあり、この場合には
通信品質が劣化するという問題は生じない。しかし、波
長変換の要否によって波長変換部を通過させるかバイパ
スさせるかを制御しようとすると、クロス・コネクト目
的の光スイッチの他に上記制御のための光スイッチを設
ける必要が生じて、光クロス・コネクト装置の構成が複
雑且つ大規模になる。
【0025】従って、実用上は波長変換の要否とは無関
係に全ての光信号を波長変換部に導かねばならず、結
局、波長変換部における通信品質の劣化を免れることは
不可能である。しかも、先にも記載したように、光通信
システムによって全国ネットワークを構築しているの
で、特に長距離通信の場合に極めて多段の光クロス・コ
ネクト装置で方路変換を受ける必要があり、通信品質劣
化が累積されることになる。
【0026】このため、通信システムをして社会システ
ムたらしめたデータ伝送の信頼度の信頼度を確保するた
めには再送を行なう必要性が高くなるために、データ転
送に長時間を要することになると共に、再送によりネッ
トワークが輻輳することになって、通信の利用者が享受
できるサービス品質が著しく劣化する恐れが生じてく
る。
【0027】本発明は、かかる問題点に鑑み、光波長多
重通信システムに適用される光クロス・コネクト装置、
光送信装置及び光受信装置に係り、特に、光クロス・コ
ネクト装置において波長変換を行なわずに方路変換を行
なうことが可能な光クロス・コネクト装置、光送信装置
及び光受信装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、通信すべ
き情報によって変調を受けて複数の方路から到達する異
なる波長の光信号である情報波の方路変換を行なう光ク
ロス・コネクト装置であって、全ての入方路から該情報
波と共に伝送されてくる、該情報波が使用している波長
を示すデータによって変調を受けた特定波長の光信号で
あるパイロット波から該データを抽出し、全て多重化し
て該パイロット波を中継し、該パイロット波と方路変換
された情報波を全ての出方路に送出する光クロス・コネ
クト装置である。
【0029】第一の発明によれば、光クロス・コネクト
装置は、該情報波の方路変換を行なうと共に、全ての入
方路から該情報波と共に伝送されてくる該パイロット波
から該データを抽出して全て多重化してパイロット波を
中継し、該パイロット波と方路変換された情報波を出方
路に送出する。
【0030】従って、該パイロット波は該光クロス・コ
ネクト装置が属するネットワークにおいて情報波に使用
されている全ての波長を示すデータによって変調されて
おり、且つ、該パイロット波は当該ネットワークに属す
る全ての光端局に伝送されるので、当該ネットワークに
属する全ての光端局は受信した該パイロット波から情報
波に使用されていない波長を認識して選択することがで
きる結果、当該ネットワークに属する光端局が新たに情
報を送信する時には当該ネットワーク上で使用されてい
ない波長によって送信を行なうことができる。
【0031】このため、光クロス・コネクト装置におい
て方路変換を行なう際に使用波長の重複をさけるための
波長変換を行なう必要がなくなり、波長変換に伴う通信
品質の劣化を回避することが可能になる。
【0032】第二の発明は、通信すべき情報によって変
調を受けた異なる波長の情報波を波長多重して送信する
光送信装置であって、自らが新たに情報を送信する時
に、当該光送信装置と対の光受信装置が受信した上記パ
イロット波を復調した上記データから全ての情報波の中
の空き波長を選択し、選択した波長の光を送信情報によ
って変調し、当該光送信装置が属するネットワークを管
理するネットワーク・マネジメント・システムに該選択
した波長及び該送信情報の宛先を通知し、該選択した波
長が空き波長でなくなった旨更新した該データによって
該パイロット波を変調すると共に、該パイロット波と全
ての情報波を波長多重して送信する光送信装置である。
【0033】第二の発明によれば、光送信装置は、自ら
が新たに情報を送信する時に、受信側の伝送路から受信
した該パイロット波から全ての情報波の中の空き波長を
認識して選択し、選択した波長の光を送信情報によって
変調し、当該光送信装置が属するネットワークを管理す
るネットワーク・マネジメント・システムに該選択した
波長及び該送信情報の宛先を通知し、該選択した波長が
空き波長でなくなった旨更新したデータによって該パイ
ロット波を生成すると共に、該パイロット波と全ての情
報波と波長多重して送信する。
【0034】従って、光クロス・コネクト装置の入方路
に到達する情報波は全て異なる波長であるために、光ク
ロス・コネクト装置において波長変換を行なう必要性が
なくなり、波長変換による通信品質の劣化を回避するこ
とが可能になる。
【0035】第三の発明は、自らが受信すべき情報波を
選択して受信し、該情報波から情報を復調する光受信装
置であって、受信側の伝送路から受信した上記パイロッ
ト波を復調して当該光受信装置が属するネットワーク上
における各々の情報波の使用状態を表わすデータを再生
し、該データを当該光受信装置と対になる光送信装置が
送信する時に使用波長を選択するための情報として供給
する光受信装置である。
【0036】第三の発明によれば、光受信装置は、受信
側の伝送路から受信したパイロット波を復調して当該光
受信装置が属するネットワーク上における各々の情報波
の使用状態を表わすデータを再生し、該データを当該光
受信装置と対の光送信装置が送信する時に使用波長を選
択するための情報として供給する。
【0037】該データから当該光受信装置が属するネッ
トワークにおいて情報波に使用されている全ての波長を
知ることができるので、当該光受信装置と対の光送信装
置は該ネットワークにおいて情報波に使用されていない
波長を使用して情報を送信することができる。
【0038】従って、光クロス・コネクト装置の入方路
に到達する情報波は全て異なる波長であるために、光ク
ロス・コネクト装置において波長変換を行なう必要性が
なくなり、波長変換による通信品質の劣化を回避するこ
とが可能になる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した光波長
多重通信システムの構成(その1)である。
【0040】図1において、1は、第一の光端局、2
は、第二の光端局、3は、光クロス・コネクト装置、4
は、第一の光端局1、第二の光端局2及び光クロス・コ
ネクト装置3を含むネットワークの接続管理及び監視を
行なうネットワーク・マネジメント・システムである。
【0041】そして、第一の光端局1側から第二の光端
局2側への伝送方向を上りとし、第二の光端局2側から
第一の光端局1側への伝送方向を下りとする。
【0042】又、第一の光端局1において、1−1は、
第一の光端局1内の制御を行なう制御部で、制御部1−
1は第一の光端局1の光送信装置と光受信装置に共通な
構成要素である。
【0043】1−2は、制御部1−1の制御信号に対応
する特定の波長の光を発振し、送信情報によって変調し
て情報波として送信する情報波送信部(図では、「OS
(S)」と略記している。以降も、図では同様に標記す
る。)、1−3は、制御部1−1から供給される情報波
の使用状態を示すデータによって全ての情報波の波長と
は異なる波長の光を変調してパイロット波として送信す
るパイロット波送信部(図では、「OS(P)」と略記
している。以降も、図では同様に標記する。)、1−4
は、パイロット波送信部1−3からのパイロット波より
該データを復調するパイロット波受信部(図では「OR
(P)と略記している。以降も、図では同様に標記す
る。)、1−4a乃至1−4bは、第一の光端局1内の
他のパイロット波送信部(図示を省略している。)から
のパイロット波より該データを復調するパイロット波受
信部、1−5は、パイロット波受信部1−4乃至1−4
cが復調した該データを多重化する多重化部、1−6
は、多重化部1−5の出力によって全ての情報波の波長
とは異なる波長の光を変調してパイロット波として送信
するパイロット波送信部、1−7は、情報波送信部1−
2が送信する情報波と、第一の光端局1内の他の情報波
送信部(図示を省略している。)からの情報波と、パイ
ロット波送信部1−6が送信するパイロット波を波長多
重して送信する波長多重部で、情報波送信部1−2以降
波長多重部1−7までの構成要素と図示を省略している
情報波送信部及びパイロット波送信部は第一の光端局の
光送信装置の構成要素である。尚、多重化部1−5、パ
イロット波送信部1−6は全てのパイロット波送信部に
共通であり、波長多重部1−7は全ての情報波送信部及
びパイロット波送信部に共通である。
【0044】1−8は、第一の光端局1が受信すべき情
報波とパイロット波を波長多重した受信光信号を分岐す
るカプラ、1−9は、該受信光信号から制御部1−1が
指示する波長の情報波とパイロット波を抽出する波長分
離部、1−10は、波長分離部1−9が出力する情報波
より情報を復調する情報波受信部(図では、「OR
(S)と略記している。以降も、図では同様に標記す
る。)、1−11は、波長分離部1−9が出力するパイ
ロット波より上記データを復調するパイロット波受信部
(図では、「OR(P)と略記している。以降も、図で
は同様に標記する。)である。
【0045】尚、カプラ1−8で分岐されたもう一方の
受信光信号は、図示を省略している他の波長分離部を介
して他の情報波受信部に導かれる。そして、カプラ1−
8以降パイロット波受信部1−11までの構成要素と、
図示を省略している情報波受信部は第一の光端局の光受
信装置の構成要素であり、パイロット波受信部1−11
は該光受信装置に1つ設置すればよい。
【0046】又、制御部1−1は、第一の光端局1を構
成する全ての情報波送信部、パイロット波送信部及び波
長分離部を制御する。一方、パイロット波受信部1−1
1が復調したデータは制御部1−1に供給され、これを
元に制御部1−1は情報波に使用されていない波長を選
択して、情報波送信部1−2の発振波長を制御すると共
に、パイロット波送信部1−3に対して当該波長が使用
される旨のデータを供給する。
【0047】又、第二の光端局2において、2−1は、
第二の光端局2内の制御を行なう制御部で、制御部2−
1は第二の光端局の光送信装置及び光受信装置に共通な
構成要素である。
【0048】2−2は、制御部2−1の制御信号に対応
する特定の波長の光を発振し、送信情報によって変調し
て情報波として送信する情報波送信部、2−3は、制御
部2−1から供給される情報波の使用状態を示すデータ
によって全ての情報波の波長とは異なる波長の光を変調
してパイロット波として送信するパイロット波送信部、
2−4は、パイロット波送信部2−3からのパイロット
波より該データを復調するパイロット波受信部、2−4
a乃至2−4bは、第二の光端局2内の他のパイロット
波送信部(図示を省略している。)からのパイロット波
より該データを復調するパイロット波受信部、2−5
は、パイロット波受信部2−4乃至2−4cが復調した
該データを多重化する多重化部、2−6は、多重化部2
−5の出力によって全ての情報波の波長とは異なる波長
の光を変調してパイロット波として送信するパイロット
波送信部、2−7は、情報波送信部2−2が送信する情
報波と、第二の光端局2内の他の情報波送信部(図示を
省略している。)からの情報波と、パイロット波送信部
2−6が送信するパイロット波を波長多重して送信する
波長多重部で、情報波送信部2−2以降波長多重部2−
7までの構成要素と図示を省略している情報波送信部及
びパイロット波送信部は第二の光端局2の光送信装置の
構成要素である。尚、多重化部2−5、パイロット波送
信部2−6は全てのパイロット波送信部に共通であり、
波長多重部2−7は全ての情報波送信部及びパイロット
波送信部に共通である。
【0049】2−8は、第二の光端局2が受信すべき情
報波とパイロット波を波長多重した受信光信号を分岐す
るカプラ、2−9は、該受信光信号から制御部2−1が
指示する波長の情報波とパイロット波を抽出する波長分
離部、2−10は、波長分離部2−9が出力する情報波
より情報を復調する情報波受信部(図では、「OR
(S)と略記している。以降も、図では同様に標記す
る。)、2−11は、波長分離部2−9が出力するパイ
ロット波より上記データを復調するパイロット波受信部
(図では、「OR(P)と略記している。以降も、図で
は同様に標記する。)である。
【0050】尚、カプラ2−8で分岐されたもう一方の
受信光信号は、図示を省略している他の波長分離部を介
して他の情報波受信部に導かれる。そして、カプラ2−
8以降パイロット波受信部2−11までの構成要素と、
図示を省略している情報波受信部は第二の光端局2の光
受信装置の構成要素であり、パイロット波受信部2−1
1は該光受信装置に1つ設置すればよい。
【0051】又、制御部2−1は、第二の光端局2を構
成する全ての情報波送信部、パイロット波送信部及び波
長分離部を制御する。一方、パイロット波受信部2−1
1が復調したデータは制御部2−1に供給され、これを
元に制御部2−1は情報波に使用されていない波長を選
択して、情報波送信部2−2の発振波長を制御すると共
に、パイロット波送信部2−3に対して当該波長が使用
される旨のデータを供給する。
【0052】更に、光クロス・コネクト装置3におい
て、3−1は、光スイッチ制御部(図では「光SW制御
部」と略記している。以降も、図では同様に標記す
る。)であり、光スイッチ制御部3−1は光クロス・コ
ネクト装置3の上り側装置及び下り側装置に共通な構成
要素である。
【0053】3−2及び3−2aは、各方路からの波長
多重された光信号を情報波とパイロット波に分離する波
長分離部、3−3は、波長分離部3−2及び3−2aに
て波長分離された情報波を収容して方路変換をする光ス
イッチ(図では、「光SW」と略記している。以降も、
図では同様に標記する。)、3−4及び3−4aは、波
長分離部3−2及び3−2aによって波長分離されたパ
イロット波よりデータを復調するパイロット波受信部、
3−5は、パイロット波受信部3−4及び3−4aが復
調した該データを多重化する多重化部、3−6は、多重
化部3−5が出力するデータによって全ての情報波とは
波長が異なる光を変調してパイロット波として送信する
パイロット波送信部、3−7及び3−7aは、光スイッ
チ3−3が方路変換した情報波とパイロット波送信部3
−6が送信するパイロット波とを波長多重する波長多重
部で、波長分離部3−2以降波長多重部3−7aまでの
構成要素は光クロス・コネクト装置3の上り側装置が構
成要素である。
【0054】3−2b及び3−2cは、各方路からの波
長多重された光信号を情報波とパイロット波に分離する
波長分離部、3−3aは、波長分離部3−2b及び3−
2cにて波長分離された情報波を収容して方路変換をす
る光スイッチ、3−4b及び3−4cは、波長分離部3
−2b及び3−2cによって波長分離されたパイロット
波よりデータを復調するパイロット波受信部、3−5a
は、パイロット波受信部3−4b及び3−4cが復調し
た該データを多重化する多重化部、3−6aは、多重化
部3−5aが出力するデータによって全ての情報波とは
波長が異なる光を変調してパイロット波として送信する
パイロット波送信部、3−7b及び3−7cは、光スイ
ッチ3−3aが方路変換した情報波とパイロット波送信
部3−6aが送信するパイロット波とを波長多重する波
長多重部で、波長分離部3−2b以降波長多重部3−7
cまでの構成要素は光クロス・コネクト装置3の下り側
装置の構成要素である。
【0055】尚、方路A及び方路Bの伝送路には光端局
が接続されていてもよいし、光クロス・コネクト装置が
接続されていてもよいが、全国ネットワークのような長
距離ネットワークを想定するなら、光クロス・コネクト
装置が接続されていると考えるのが一般的である。
【0056】光クロス・コネクト装置3の構成の最大の
特徴は、上り方向でも下り方向でも、全ての入方路に接
続されている波長分離部が波長分離した全てのパイロッ
ト波より該データを復調して再多重化し、再多重化した
データによって全ての情報波とは波長が異なる特定の波
長の光を変調してパイロット波として全ての出方路に波
長多重して送信する点にある。
【0057】これにより、上記再多重化したデータはネ
ットワーク内の使用可能な波長の使用状態を表わし得る
ものとなる。該データが全ての光端局に転送されるの
で、新たに情報を送信しようとする光端局は未使用波長
を選択して送信することができる。従って、上記構成の
光波長多重通信システムにおいては、光クロス・コネク
ト装置で方路変換する際に波長変換をする必要性がな
く、このため、波長変換に伴う通信品質の劣化を回避で
きる光波長多重通信システムを構成することが可能にな
る。
【0058】最後に、全ての光端局の構成要素である制
御部は、当該光端局から情報を送信する際にネットワー
ク・マネジメント・システム4に対して使用波長と該情
報の送信先となる光端局を通知し、ネットワーク・マネ
ジメント・システム4は送信先となる光端局の制御部に
使用波長を通知すると共に、全ての光クロス・コネクト
装置の光スイッチ制御部に対して使用波長と送信元光端
局及び送信先光端局を通知する。これにより、光クロス
・コネクト装置の光スイッチ制御部は、光スイッチを制
御して情報波を所望の方路に向けて方路変換できる。
【0059】図6は、パイロット波に多重化するフレー
ム・フォーマットの例である。
【0060】図6において、Fはフレーム・パルスで、
複数のフレームにわたって特定のパターンになるように
パルスを設定すれば、パイロット波より復調した信号の
同期をとることができる。
【0061】又、pj (jは1乃至nの正の整数)は情
報波として使用可能な波長λ1 からλn の波長の使用状
態を表わすフラグで、例えばpj の論理レベルが“1”
の時に当該波長が使用されていることを示し、pj の論
理レベルが“0”の時に当該波長が使用されていないこ
とを示す。
【0062】図2は、光送信装置における送信処理の手
順である。以降、図2の符号に沿って説明する。
【0063】S1.制御部は、送信要求があったか否か
監視している。
【0064】送信要求がなかった場合(No)には、上
記監視を継続する。
【0065】S2.ステップS1で、送信要求があった
場合(Yes)には、受信したパイロット波(図では
「受信λp 」と略記している。以降も、図では同様に標
記する。)より復調されたデータによって空き波長があ
るか否か判定する。
【0066】空き波長がないと判定した場合(No)に
は、空き波長が生ずるのを待機する。
【0067】S3.ステップS2で、空き波長があると
判定した場合(Yes)には、受信したパイロット波よ
り復調したデータから空き波長を選択し、 S4.送信に使用する波長を選択した波長に制御する。
【0068】具体的には、制御部が選択した波長に固有
の符号を情報波送信部に送り、情報波送信部が該符号に
応じてレーザ・ダイオードの発振波長をロックするとい
う処理及び動作によって実現できる。
【0069】S5.パイロット波に使用される波長上に
多重化するデータを、上記選択した波長が空き波長でな
くなった旨更新する。
【0070】S6.ネットワーク・マネジメント・シス
テムに対して、情報の送信先の光端局と使用波長を通知
する。
【0071】S7.選択した波長にロックされた光を情
報によって変調して送信する。
【0072】そして、送信が終了した時点で一連の処理
を終了する。
【0073】図3は、ネットワーク・マネジメント・シ
ステムの処理手順である。以降、図3の符号に沿って説
明する。
【0074】S11.ネットワーク・マネジメント・シ
ステムは、光端局から使用波長と送信先となる光端局の
通知がきたか否か監視している。
【0075】使用波長と送信先となる光端局の通知がこ
ない場合(No)には、上記監視を継続する。
【0076】S12.ステップS11で、使用波長と送
信先となる光端局の通知がきた場合(Yes)には、光
端局からの通知を受信する。
【0077】つまり、このステップは図2のステップS
6に連なるステップである。
【0078】S13.光端局からの通知を解読する。
【0079】これは、ネットワーク・マネジメント・シ
ステムを示すアドレスに続くデータを読んで、送信元の
光端局と送信先の光端局と使用波長を認識すればよい。
【0080】S14.送信先光端局に対して使用波長と
送信元光端局を通知する電文を作成する。
【0081】S15.送信元光端局と送信先光端局の間
に入る光クロス・コネクト装置(図では、「Xコネクト
装置」と略記している。以降も、図では同様に標記す
る。)に対して送信元光端局と送信先光端局と使用波長
を通知する電文を作成する。
【0082】S16.送信先光端局と、送信先光端局と
送信元光端局の間に入る光クロス・コネクト装置に対す
る通知を送信して一連の処理を終了する。
【0083】これによって、光クロス・コネクト装置は
光スイッチの制御情報を取得でき、送信先光端局は送信
元光端局と使用波長を取得できるので、送信元光端局と
送信先光端局の間の光伝送路の設定が可能になる。
【0084】図4は、光受信装置における受信処理の手
順である。以降、図4の符号に沿って説明する。
【0085】S21.光受信装置は、ネットワーク・マ
ネジメント・システムからの通知があったか否か監視し
ている。
【0086】ネットワーク・マネジメント・システムか
らの通知がない場合(No)には、上記監視を継続す
る。
【0087】S22.ステップS21で、ネットワーク
・マネジメント・システムからの通知があった場合(Y
es)には、ネットワーク・マネジメント・システムか
らの通知を受信する。
【0088】つまり、このステップは、図3のステップ
S16に連なるステップである。
【0089】S23.ネットワーク・マネジメント・シ
ステムからの通知を解読する。
【0090】S24.受信波長を認識して、 S25.情報波の中から認識した波長の情報波を抽出
し、 S26.抽出した情報波を復調して、送信された情報を
再生する。
【0091】S27.パイロット波受信部は、パイロッ
ト波に多重化されているデータを復調し、 S28.該データを制御部に転送して、一連の処理を終
了する。
【0092】該データを制御部に転送することによっ
て、当該光受信装置の対となる光送信装置が情報を送信
する時に使用波長を選択することができる。
【0093】ここで、図1の構成は、光送信装置の中で
パイロット波の伝送を光によって行なうことを想定した
ものであるが、パイロット波に多重化されているデータ
は低速であるので、光送信装置の中でパイロット波の伝
送を光によって行なわなければならない必然性は少な
い。
【0094】図5は、本発明を適用した光波長多重通信
システムの構成(その2)で、光送信装置の中でパイロ
ット波の伝送を電気で行なうことを想定したものであ
る。
【0095】図5において、1aは、第一の光端局、2
aは、第二の光端局、3は、光クロス・コネクト装置、
4は、第一の光端局1a、第二の光端局2a及び光クロ
ス・コネクト装置3を含むネットワークの接続管理及び
監視を行なうネットワーク・マネジメント・システムで
ある。
【0096】第一の光端局1aにおいて、1−1は、第
一の光端局1a内の制御を行なう制御部で、制御部1−
1は第一の光端局1aの光送信装置と光受信装置に共通
な構成要素である。
【0097】1−2は、制御部1−1の制御信号に対応
する特定の波長の光を発振し、送信情報によって変調し
て情報波として送信する情報波送信部、1−5は、当該
光端局が使用している波長を示すデータを多重化する多
重化部、1−6は、多重化部1−5の出力によって全て
の情報波の波長とは異なる波長の光を変調してパイロッ
ト波として送信するパイロット波送信部、1−7は、情
報波送信部1−2が送信する情報波と、第一の光端局1
a内の他の情報波送信部(図示を省略している。)から
の情報波と、パイロット波送信部1−6が送信するパイ
ロット波を波長多重して送信する波長多重部で、上記の
構成要素と図示を省略している情報波送信部及びパイロ
ット波送信部は第一の光端局1aの光送信装置の構成要
素である。
【0098】1−8は、第一の光端局1aが受信すべき
情報波とパイロット波を波長多重した受信光信号を分岐
するカプラ、1−9は、該受信光信号から制御部1−1
が指示する波長の情報波とパイロット波を抽出する波長
分離部、1−10は、波長分離部1−9が出力する情報
波より情報を復調する情報波受信部、1−11は、波長
分離部1−9が出力するパイロット波より上記データを
復調するパイロット波受信部である。
【0099】尚、カプラ1−8で分岐されたもう一方の
受信光信号は、図示を省略している他の波長分離部を介
して他の情報波受信部に導かれる。そして、カプラ1−
8以降パイロット波受信部1−11までの構成要素と、
図示を省略している情報波受信部は第一の光端局1aの
光受信装置の構成要素であり、パイロット波受信部1−
11は該光受信装置に1つ設置すればよい。
【0100】又、制御部1−1は、第一の光端局1を構
成する全ての情報波送信部、パイロット波送信部及び波
長分離部を制御する。一方、パイロット波受信部1−1
1が復調したデータは制御部1−1に供給され、これを
元に制御部1−1は情報波に使用されていない波長を選
択して、情報波送信部1−2の発振波長を制御すると共
に、多重化部1−5に対して当該波長が使用される旨の
データを供給する。
【0101】第二の光端局2aの構成は第一の光端局1
aの構成と同じである。既に図1の説明において第一の
光端局1と第二の光端局2の構成が同じであることを詳
細に説明しており、図5の説明にて第一の光端局1aの
構成を詳細に説明しているので、第二の光端局2aの構
成の説明は割愛する。
【0102】光クロス・コネクト装置3の構成は、図1
における光クロス・コネクト装置3の構成と全く同じで
あるので、ここでは説明を省略する。
【0103】即ち、図5の構成は、図1の構成における
パイロット波送信部1−3、パイロット波受信部1−4
乃至1−4c、パイロット波送信部2−3及びパイロッ
ト波受信部2−4乃至2−4cを削除したものである。
【0104】従って、図5の構成の動作は図1の構成の
動作と全く同じであるので、図5の構成の動作の説明も
割愛したい。
【0105】さて、上記の如く光通信ネットワーク内で
情報波として使用されている波長を認識して、新たに通
信を開始する時には使用されていない波長を選択するよ
うにすると、光通信ネットワークの中で特定の波長は1
つの通信にだけ割り当てられることになる。このため、
例えば全国ネットワークのような大規模ネットワークに
おいては空き波長がないために新たな通信を実質的に開
始できないということも起こり得る。
【0106】これを避けるためには、大規模ネットワー
クを適切な大きさのエリアに分割して1つのエリアの中
だけで上記技術を適用し、エリアをまたがって方路変換
する場合だけ波長変換を行なうことにすれば、光通信ネ
ットワーク内で行なわなければならない波長変換の回数
を削減することができ、且つ、上記技術を適用しやすく
なる。
【0107】本発明は、上記の如く適切な大きさに分割
されたエリア内で情報波として使用されている波長を認
識して、新たに通信を開始する時には使用されていない
波長を選択するようにするという範囲まで当然包含する
ものである。
【0108】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明により、光波
長多重通信システムに適用される光クロス・コネクト装
置、光送信装置及び光受信装置に関し、特に、波長変換
を行なわずに光クロス・コネクト装置において方路変換
を行なうことを可能とする光クロス・コネクト装置、光
送信装置及び光受信装置が提供され、波長変換に伴う通
信品質の劣化を回避できる光波長多重通信システムの実
現が可能になる。
【0109】即ち、第一の発明によれば、光クロス・コ
ネクト装置は、該情報波の方路変換を行なうと共に、全
ての入方路から該情報波と共に伝送されてくる該パイロ
ット波から該データを抽出して全て多重化してパイロッ
ト波を中継し、該パイロット波と方路変換された情報波
を出方路に送出する。
【0110】従って、該パイロット波は該光クロス・コ
ネクト装置が属するネットワークにおいて情報波に使用
されている全ての波長を示すデータによって変調されて
おり、且つ、該パイロット波は当該ネットワークに属す
る全ての光端局に伝送されるので、当該ネットワークに
属する全ての光端局は受信した該パイロット波から情報
波に使用されていない波長を認識して選択することがで
きる結果、当該ネットワークに属する光端局が新たに情
報を送信する時には当該ネットワーク上で使用されてい
ない波長によって送信を行なうことができる。
【0111】このため、光クロス・コネクト装置におい
て方路変換を行なう際に使用波長の重複をさけるための
波長変換を行なう必要がなくなり、波長変換に伴う通信
品質の劣化を回避することが可能になる。
【0112】又、第二の発明によれば、光送信装置は、
自らが新たに情報を送信する時に、受信側の伝送路から
受信した該パイロット波から全ての情報波の中の空き波
長を認識して選択し、選択した波長の光を送信情報によ
って変調し、当該光送信装置が属するネットワークを管
理するネットワーク・マネジメント・システムに該選択
した波長及び該送信情報の宛先を通知し、該選択した波
長が空き波長でなくなった旨更新したデータによって該
パイロット波を生成すると共に、該パイロット波と全て
の情報波と波長多重して送信する。
【0113】従って、光クロス・コネクト装置の入方路
に到達する情報波は全て異なる波長であるために、光ク
ロス・コネクト装置において波長変換を行なう必要性が
なくなり、波長変換による通信品質の劣化を回避するこ
とが可能になる。
【0114】更に、第三の発明によれば、光受信装置
は、受信側の伝送路から受信したパイロット波を復調し
て当該光受信装置が属するネットワーク上における各々
の情報波の使用状態を表わすデータを再生し、該データ
を当該光受信装置と対の光送信装置が送信する時に使用
波長を選択するための情報として供給する。
【0115】該データから当該光受信装置が属するネッ
トワークにおいて情報波に使用されている全ての波長を
知ることができるので、当該光受信装置と対の光送信装
置は該ネットワークにおいて情報波に使用されていない
波長を使用して情報を送信することができる。
【0116】従って、光クロス・コネクト装置の入方路
に到達する情報波は全て異なる波長であるために、光ク
ロス・コネクト装置において波長変換を行なう必要性が
なくなり、波長変換による通信品質の劣化を回避するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した光波長多重通信システムの
構成(その1)。
【図2】 光送信装置における送信処理の手順。
【図3】 ネットワーク・マネジメント・システムの処
理手順。
【図4】 光受信装置における受信処理の手順。
【図5】 本発明を適用した光波長多重通信システムの
構成(その2)。
【図6】 パイロット波に多重化するフレーム・フォー
マットの例。
【図7】 光波長多重通信システムの概略構成と波長変
換を説明する図。
【符号の説明】
1、1a 第一の光端局 2、2a 第二の光端局 3 光クロス・コネクト装置 4 ネットワーク・マネジメント・システム 5 第一の光端局 6 第二の光端局 7 光クロス・コネクト装置 8 ネットワーク・マネジメント・システム 1−1 制御部 1−2 情報波送信部(OS(S)) 1−3 パイロット波送信部(OS(P)) 1−4、1−4a、1−4b、1−4c パイロット波
受信部(OR(P)) 1−5 多重化部 1−6 パイロット波送信部(OS(P)) 1−7 波長多重部 1−8 カプラ 1−9 波長分離部 1−10 情報波受信部(OR(S)) 1−11 パイロット波受信部(OR(P)) 2−1 制御部 2−2 情報波送信部(OS(S)) 2−3 パイロット波送信部(OS(P)) 2−4、2−4a、2−4b、2−4c パイロット波
受信部(OR(P)) 2−5 多重化部 2−6 パイロット波送信部(OS(P)) 2−7 波長多重部 2−8 カプラ 2−9 波長分離部 2−10 情報波受信部(OR(S)) 2−11 パイロット波受信部(OR(P)) 3−1 光スイッチ制御部(光SW制御部) 3−2、3−2a、3−2b、3−2c 波長分離部 3−3、3−3a 光スイッチ(光SW) 3−4、3−4a、3−4b、3−4c パイロット波
受信部(OR(P)) 3−5、3−5a 多重化部 3−6 3−6a パイロット波送信部(OS(P)) 3−7、3−7a、3−7b、3−7c 波長多重部 5−1 光送信部 5−2 光受信部 6−1 光送信部 6−2 光受信部 7−1、7−1a 波長分離部 7−2、7−2a 波長変換部 7−3、7−3a 光スイッチ(光SW) 7−4、7−4a 波長多重部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 清 神奈川県川崎市高津区坂戸1丁目17番3号 富士通電装株式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA01 AA03 BA06 DA02 DA13 5K069 BA09 CB10 DB33 EA19 EA24 EA25 FA26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信すべき情報によって変調を受けて複
    数の方路から到達する異なる波長の光信号である情報波
    の方路変換を行なう光クロス・コネクト装置であって、 全ての入方路から該情報波と共に伝送されてくる、該情
    報波が使用している波長を示すデータによって変調を受
    けた特定波長の光信号であるパイロット波から該データ
    を抽出し、該データを全て多重化して該パイロット波を
    中継し、 該パイロット波と方路変換された情報波を全ての出方路
    に送出することを特徴とする光クロス・コネクト装置。
  2. 【請求項2】 通信すべき情報によって変調を受けた異
    なる波長の情報波を波長多重して送信する光送信装置で
    あって、 自らが新たに情報を送信する時に、当該光送信装置と対
    をなす光受信装置が受信した上記パイロット波を復調し
    た上記データから全ての情報波の中の空き波長を選択
    し、 選択した波長の光を通信情報によって変調し、 当該光送信装置が属するネットワークを管理するネット
    ワーク・マネジメント・システムに該選択した波長及び
    該通信情報の宛先を通知し、 該選択した波長が空き波長でなくなった旨更新した該デ
    ータによって該パイロット波を変調すると共に、 該パイロット波と全ての情報波を波長多重して送信する
    ことを特徴とする光送信装置。
  3. 【請求項3】 自らが受信すべき情報波を選択して受信
    し、該情報波から情報を復調する光受信装置であって、 受信側の伝送路から受信した上記パイロット波を復調し
    て当該光受信装置が属するネットワーク上における各々
    の情報波の使用状態を表わすデータを再生し、 当該光受信装置と対をなす光送信装置が送信する時に使
    用波長を選択するための情報として該データを供給する
    ことを特徴とする光受信装置。
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