JP2002221592A - 除染設備 - Google Patents

除染設備

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JP2002221592A
JP2002221592A JP2001019822A JP2001019822A JP2002221592A JP 2002221592 A JP2002221592 A JP 2002221592A JP 2001019822 A JP2001019822 A JP 2001019822A JP 2001019822 A JP2001019822 A JP 2001019822A JP 2002221592 A JP2002221592 A JP 2002221592A
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decontamination
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Nagaitsu Sato
長逸 佐藤
Toshinao Omori
利直 大森
Takashi Nakamaru
仲丸  孝
Takayuki Kodama
高之 児玉
Masayuki Itabane
昌之 板羽
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NIPPON KANKYO CHOSA KENKYUSHO
NIPPON KANKYO CHOSA KENKYUSHO KK
Taiheiyo Cement Corp
Taiheiyo Engineering Corp
Original Assignee
NIPPON KANKYO CHOSA KENKYUSHO
NIPPON KANKYO CHOSA KENKYUSHO KK
Taiheiyo Cement Corp
Taiheiyo Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に移動できて敷地の有効利用等を図るこ
とができ、事故等による突発的な汚染区域の変更にも迅
速に対応することができ、除染設備内の汚染空気が一般
区域に漏れ出すことがなく、作業終了後の衣服の除染等
と、汚染物の拡散防止を確実に行うことのできる除染設
備を提供する。 【解決手段】 汚染区域及び一般区域との出入口14、
13と、移動手段30とを備え、周囲が密閉されたボッ
クス50と、ボックス50内に、一般区域との出入口1
3に連続し、保護具類を脱着するための保護具類脱着室
2と、保護具類脱着室2と出入り可能に仕切られるとと
もに、汚染区域との出入口14に連続し、汚染区域から
持ち込まれた汚染物質を除去するための除染室1とを有
する除染設備100。一般区域との出入口13と保護具
類脱着室2との間に準備室3を設けても良く、ボックス
50全体を車両30の荷台31等に設置することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除染設備に関し、
特に、ダイオキシン類を含むダスト等の汚染物質を効率
的かつ汚染区域を広げずに除去する除染設備に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ごみ焼却場等ダイオキシン類等に
汚染されているとされる作業場においては、平成11年
12月2日付基発第688号労働省労働基準局長発「ダ
イオキシン類による健康障害防止のための対策」に基づ
いて保守・点検・修理作業を行っている。
【0003】また、解体作業については、平成12年9
月7日付基発第561号労働省労働基準局長発「廃棄物
焼却施設解体工事におけるダイオキシン類による健康障
害防止について」に基づいて実施することになってい
る。
【0004】これらの通達のなかで共通して重要な項目
は、作業終了後の衣服の除染と、汚染物の拡散防止であ
り、汚染区域に入る場合には、ダスト等が付着しにくい
保護衣を着用し、作業終了後はエアシャワー等により除
染し、保護衣は専用の部屋で脱着することとされてい
る。
【0005】従来、このような設備は放射線防護設備と
して用いられてきた。ところが、放射線発生施設では管
理区域が固定されており、除染設備も固定型のものであ
った。
【0006】また、最近、焼却場等においても除染のた
めの設備が用いられ始めたが、いずれも固定型であり、
個々の設備、例えばエアシャワー室等をクレーン車で移
動するものであった。
【0007】この方法では、汚染場所が複数存在する場
合には、夫々に除染設備を設けるかまたは都度移動しな
ければならず、費用が嵩むとともに、除染設備を簡単に
移動することができないため、ただでさえ狭い敷地の有
効利用ができない場合が多い。また、個々の設備が夫々
独立しているため、益々、多くの敷地を必要とするもの
となっている。さらに、何らかの事由による急な汚染区
域の変更に対応することもできない。
【0008】上記問題を解決するため、特開平1−16
5843号公報には、除塵ユニット設備をユニット化
し、移動可能とした作業者出入口設備が提案されてい
る。この作業者出入口設備では、出入口、更衣室、温水
シャワー室、エアシャワー室、通路及び建物入口に連結
する連結通路を一体的に形成し、トレーラまたはトラッ
ク等の移動手段に積載可能とすることにより、作業雰囲
気の空気の清浄化を達成することができるとともに、除
去作業が効率的になるという効果を奏する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の作業者出入口設備では、設備をユニット化してある
ため、汚染場所が複数存在しても、夫々に除染設備を設
ける必要はなく、除染設備を簡単に移動することができ
るため、敷地の有効利用を図ることができるが、各室へ
の通路が共通であり、通路の雰囲気はすべて同じである
ため、除染設備内の汚染空気が一般区域に漏れ出すおそ
れがあるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は上記従来の除染設備にお
ける問題点に鑑みてなされたものであって、除染設備を
簡単に移動することができて敷地の有効利用等を図るこ
とができるとともに、除染設備内の汚染空気が一般区域
に漏れ出すことがなく、作業終了後の衣服の除染等と、
汚染物の拡散防止を確実に行うことのできる除染設備を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、除染設備であって、汚染
区域及び一般区域との出入口と、移動手段とを備え、周
囲が密閉されたボックスと、該ボックス内に、前記一般
区域との出入口に連続し、保護具類を脱着するための保
護具類脱着室と、該保護具類脱着室と出入り可能に仕切
られるとともに、前記汚染区域との出入口に連続し、前
記汚染区域から持ち込まれた汚染物質を除去するための
除染室とを有することを特徴とする。
【0012】そして、請求項1に記載の発明によれば、
ごみ焼却場等で汚染区域から一般区域へ、また逆に一般
区域から汚染区域に移動する際の除染設備をユニット化
するとともに、移動可能としているため、汚染源が複数
の場所であっても迅速に対応することができる。また、
事故等の突発事項による汚染区域の変更にも迅速に対応
することができる。
【0013】さらに、ボックス内において、保護具類脱
着室と除染室とを出入り可能に仕切ってあるため、汚染
区域から持ち込まれたダイオキシン類等の汚染物質が一
般区域に漏洩することもなく、一般区域と汚染区域とを
行き来する際に除染をスムースかつ効率的に行うことが
できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、除染設備であっ
て、汚染区域及び一般区域との出入口と、移動手段とを
備え、周囲が密閉されたボックスと、該ボックス内に、
前記一般区域との出入口に連続し、一般区域用作業服を
汚染区域用作業服に、または汚染区域用作業服を一般区
域用作業服に着替えるための準備室と、該準備室と出入
り可能に仕切られるとともに、保護具類を脱着するため
の保護具類脱着室と、該保護具類脱着室と出入り可能に
仕切られるとともに、前記汚染区域との出入口に連続
し、前記汚染区域から持ち込まれた汚染物質を除去する
ための除染室とを有することを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の構成に加え、一般区域との出入口と保護
具類脱着室との間に準備室を設けてあるため、一般区域
用作業服を汚染区域用作業服に、または汚染区域用作業
服を一般区域用作業服に着替える必要がある場合にも、
汚染区域から持ち込まれた汚染物質の一般区域への漏洩
を防止しながら、一般区域と汚染区域とを行き来する際
にスムースかつ効率的に除染を行うことができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の除染設備の好ましい一形態として、前記ボッ
クス全体を車両の荷台に設置したことを特徴とする。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項
1、2または3に記載の除染設備において、前記ボック
ス内の空気の流れを、前記保護具類脱着室から前記除染
室に向かうようにまたは、前記準備室から前記保護具類
脱着室を経て前記除染室に向かうように制御するととも
に、前記除染室からの排気を集塵機にて吸引したことを
特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、ボックス
内の空気を一般区域から汚染区域側に向かって流してい
るため、汚染物質の一般区域への漏洩をより確実に防止
することができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の除染設備において、汚染区域から持
ち込まれた汚染物質を除去するための設備の好ましい一
形態として除染室に圧縮空気噴出手段を設けたことを特
徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれかに記載の除染設備において、除染室内部を水
密構造とするとともに、該除染室内部に水洗設備を設け
たことを特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、汚染区域
から多量の汚染物質が持ち込まれたような場合でも、水
洗設備によって汚染物質を洗い流すことができるため、
汚染物質の一般区域への漏洩をより確実に防止すること
ができる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の除染設備において、除染室内部に工
具類を仮置きする台を設けたことを特徴とする。これに
よって、工具類を汚染区域に持ち込んだ場合でも、工具
類に付着した汚染物質を容易に除染することができる。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の除染設備において、前記除染室内部
または前記保護具類脱着室との間の空間に靴底除染設備
を設けたことを特徴とする。これによって、靴底に付着
した汚染物質を容易に除染することができる。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれかに記載の除染設備において、前記汚染区域と
の出入口の外部に、汚染作業場まで隔離された通路の敷
設を可能とする蛇腹式通路部材を付設したこと特徴とす
る。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、蛇腹式通
路部材を使用することによって、除染設備から汚染作業
場までにある程度距離がある場合でも、隔離された通路
の敷設が可能となり、汚染物質の一般区域への漏洩を確
実に防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0027】図1及び図2は、本発明にかかる除染設備
の第1実施例を示し、この除染設備100は、トラック
30の荷台31に設備され、一般区域との出入口13及
び汚染区域との出入口14を備え、周囲が密閉されたボ
ックス50と、このボックス50内に、準備室3と、こ
の準備室3と仕切り戸16を介して出入り可能に仕切ら
れた保護具類脱着室2と、保護具類脱着室2と仕切り戸
17を介して出入り可能に仕切られた除染室1とを有す
る。
【0028】準備室3は、一般区域用作業服を汚染区域
用作業服に、または汚染区域用作業服を一般区域用作業
服に着替えるため等の目的で設けられる。この準備室3
内には、未使用保護具入れ7と、椅子8と、皮膚に汚染
物質が付着した場合に汚染物質を洗い流すための水また
は温水シャワー設備9と、一般区域用保護具を身に付け
るための一般区域用下足室10とが配置される。
【0029】保護具類脱着室2は、保護具類を脱着する
ために設けられる。この保護具類脱着室2は、準備室3
と仕切り戸16を介して出入り可能に仕切られるととも
に、後段の除染室1とも仕切り戸17を介して出入り可
能に仕切られる。保護具類脱着室2内には、汚染区域用
保護具箱11と、汚染区域用保護具掛け12とが配置さ
れる。
【0030】除染室1は、汚染区域から持ち込まれた汚
染物質を除去するために設けられる。この除染室1内に
は、圧縮空気噴出手段として、コンプレッサー5からの
圧縮空気を用いたエアーガンまたはエアシャワーが設け
られる。また、この除染室1の内部は、水密構造に形成
され、図示しない水洗設備を備える。また、除染室1内
には、工具類を仮置きする棚(台)6と、靴底除染設備
としての泥落しマット15が配置される。泥落しマット
15には、水を浸したマットあるいは水槽上にスノコ等
を置いたもの等を用いることができる。
【0031】ボックス50内の空気の流れは、準備室3
から保護具類脱着室2を経て除染室1に向かうように設
計され、除染室1、保護具類脱着室2及び準備室3の各
々には、部屋の圧力を調整するための差圧ダンパーを設
置して空気の逆流を防ぐ。また、除染室1からの排気
は、集塵機4にて吸引されるように構成する。尚、室内
における風速すなわち制御風速は0.1〜1m/sが適
当である。
【0032】次に、上記構成を有する除染設備100の
使用方法について詳細に説明する。ダイオキシン類等を
含むダスト等の汚染物質に汚染された可能性のある区域
で、この汚染物質により身体が汚染される可能性がある
作業を行う場合には、防護服、エアラインマスク、防護
手袋、防護靴等を着用する。その際、まず、一般区域か
ら一般の作業服・保護具(ヘルメット、安全靴等)等を
着用した状態で一般区域出入口13から除染設備100
に入る。
【0033】まず、一般区域出入口13において一般区
域用下足、ヘルメット等を脱ぐ。次に、準備室3におい
て、必要に応じて汚染区域内作業用作業服に着替える。
その足で、仕切り戸16を通って保護具類脱着室2に入
る。保護具類脱着室2では、必要な汚染区域用保護具類
(防護服、エアラインマスク、防護手袋、防護靴等)を
装着する。そして、仕切り戸17を通って除染室1に入
り、汚染区域出入口14から作業現場に入る。
【0034】作業が終了して汚染区域から一般区域へ出
る場合には、まず、汚染区域出入口14から除染室1に
入る。汚染区域出入口14を閉じ、コンプレッサー5か
らの圧縮空気を使用して、身体についたダスト等の汚染
物質をエアーガン等を使用して払い落とす。その際、集
塵装置4を作動させ、外部に汚染物質が漏れないように
する。同時に、除染室1内の空気が保護具類脱着室2や
準備室3に漏れないよう、空気が一般区域から、準備室
3、保護具類脱着室2、除染室1、集塵機4の順に流れ
るように、すなわち、汚染されていない区域から汚染度
が高い区域へ空気が流れるように制御する。使用した手
工具類(例えば、ハンマー、スパナ、アセチレンガス溶
接道具等)は、除染室1に備えた棚(台)6に置いた
後、エアーを吹き付けて除塵する。除染終了後、泥落し
マット15に乗って靴底の汚染物質を落とす。
【0035】次に、仕切り戸17を通ってそのまま保護
具類脱着室2に入る。保護具類脱着室2では、汚染区域
用保護具類(防護服、エアラインマスク、防護手袋、防
護靴等)を脱ぎ、使い捨てのものは所定の場所に棄て、
再利用するものは夫々所定の場所に保管する。
【0036】さらに、仕切り戸16を通って準備室3に
入り、必要に応じて汚染区域内作業用作業服を一般区域
用作業服に着替える。一般区域用下足室10にて一般区
域用保護具を身に付け、一般区域用出入口13から一般
区域に出る。尚、皮膚に汚染物質等が付着した場合に
は、一般区域に出る前にシャワー設備9を利用して汚染
物質を洗い流す。
【0037】以上説明したように、ごみ焼却場等では、
焼却炉、集塵機等ダイオキシン類等の汚染物質に汚染さ
れる可能性がある場所が複数ある場合には、汚染区域を
広げないために各装置が設置されている区域毎に除染設
備を設けることが望ましいが、本発明にかかる除染設備
は、ユニット化することにより移動可能に構成されてい
るため、一つのユニットで複数の場所での作業に対応す
ることができる。また、事故等によって汚染物質が突発
的に発生したような場合等による汚染区域の変更にも迅
速に対応することができる。
【0038】図3は、本発明にかかる除染設備の第2実
施例を示し、この除染設備101は、ボックス50がト
レーラ40の荷台41に設備されている。連結部42を
介して自動車やトラックによってトレーラ40上のボッ
クス50を移動させることができ、第1実施例の場合と
同様の効果を奏する。
【0039】また、図4は、本発明にかかる除染設備の
第3実施例を示し、この除染設備102は、設備全体を
小ユニットに分割して4台の小型のトラックまたは軽自
動車等に配置したものであって、一般区域出入口13を
備えた準備室車63と、保護具類脱着室を備えた保護具
室車62と、汚染区域出入口14及び除染室を備えた除
染室車61と、集塵機と、コンプレッサーと、電源等を
備えた機械車64とを有し、準備室車63と保護具室車
62及び保護具室車62と除染室車61とを各々仮設通
路65、66で連結することにより、除染設備を構成し
ている。このように構成することにより、トラックやト
レーラを使用することなく、小型のトラック等のみで容
易に除染設備を移動させることができ、第1実施例及び
第2実施例と同様の効果を奏する。
【0040】図5は、本発明にかかる除染設備の第4実
施例として、除染設備に蛇腹式通路部材を付設した場合
を示す。
【0041】この蛇腹式通路部材72はドーム状に形成
され、除染設備を搭載した車両70と汚染された作業場
所71との間が離れている場合に使用する。図5(a)
に示すように、蛇腹式通路部材72は、汚染区域出入り
口14の外側に設置し、車両70の移動時は、折り畳ん
でコンパクトに収納することができ、作業時には、図5
(b)に示すように、作業場所まで延設することによ
り、隔離された通路を容易に敷設することができる。こ
れにより、汚染区域での作業を容易に開始することがで
き、汚染物質の一般区域への拡散を完全に防止すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
除染設備を簡単に移動することができて敷地の有効利用
等を図ることができるとともに、事故等の突発事項によ
る汚染区域の変更にも迅速に対応することができ、か
つ、除染設備内の汚染空気が一般区域に漏れ出すことが
なく、作業終了後の衣服の除染等と、汚染物の拡散防止
を確実に行うこと等が可能な除染設備を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる除染設備の第1実施例として、
除染設備をトラックの荷台部分に設備した状態を示す平
面図である。
【図2】図1の除染設備の概略側面図である。
【図3】本発明にかかる除染設備の第2実施例として、
除染設備をトレーラー式にした場合を示す概略側面図で
ある。
【図4】本発明にかかる除染設備の第3実施例として、
除染設備を小ユニット化し、小型のトラックまたは軽自
動車等4台に分散して設備した状態を示す平面図であ
る。
【図5】本発明にかかる除染設備の第4実施例として、
除染設備に蛇腹式通路部材を付設した状態を示す図であ
って、(a)は通路収納時、(b)は通路敷設時を示
す。
【符号の説明】
1 除染室 2 保護具類脱着室 3 準備室 4 集塵機 5 コンプレッサー 6 棚(台) 7 未使用保護具入れ 8 椅子 9 シャワー設備 10 一般区域用下足室 11 汚染区域用保護具箱 12 汚染区域用保護具掛け 13 一般区域出入口 14 汚染区域出入口 15 泥落しマット 16 仕切り戸 17 仕切り戸 30 トラック 31 荷台 40 トレーラ 41 荷台 42 連結部 50 ボックス 61 除染室車 62 保護具室車 63 準備室車 64 機械車 65 仮設通路 66 仮設通路 70 車両 71 汚染された作業場所 72 蛇腹式通路部材 100 除染設備 101 除染設備 102 除染設備
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 長逸 東京都江東区清澄1−2−23 太平洋エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 大森 利直 東京都江東区清澄1−2−23 太平洋エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 仲丸 孝 東京都江東区清澄1−2−23 太平洋エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 児玉 高之 東京都新宿区西新宿7丁目8番13号 株式 会社日本環境調査研究所 (72)発明者 板羽 昌之 東京都新宿区西新宿7丁目8番13号 株式 会社日本環境調査研究所

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染区域及び一般区域との出入口と、移
    動手段とを備え、周囲が密閉されたボックスと、該ボッ
    クス内に、 前記一般区域との出入口に連続し、保護具類を脱着する
    ための保護具類脱着室と、 該保護具類脱着室と出入り可能に仕切られるとともに、
    前記汚染区域との出入口に連続し、前記汚染区域から持
    ち込まれた汚染物質を除去するための除染室とを有する
    ことを特徴とする除染設備。
  2. 【請求項2】 汚染区域及び一般区域との出入口と、移
    動手段とを備え、周囲が密閉されたボックスと、該ボッ
    クス内に、 前記一般区域との出入口に連続し、一般区域用作業服を
    汚染区域用作業服に、または汚染区域用作業服を一般区
    域用作業服に着替えるための準備室と、 該準備室と出入り可能に仕切られるとともに、保護具類
    を脱着するための保護具類脱着室と、 該保護具類脱着室と出入り可能に仕切られるとともに、
    前記汚染区域との出入口に連続し、前記汚染区域から持
    ち込まれた汚染物質を除去するための除染室とを有する
    ことを特徴とする除染設備。
  3. 【請求項3】 前記ボックス全体を車両の荷台に設置し
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の除染設
    備。
  4. 【請求項4】 前記ボックス内の空気の流れを、前記保
    護具類脱着室から前記除染室に向かうようにまたは、前
    記準備室から前記保護具類脱着室を経て前記除染室に向
    かうように制御するとともに、前記除染室からの排気を
    集塵機にて吸引したことを特徴とする請求項1、2また
    は3に記載の除染設備。
  5. 【請求項5】 前記除染室に圧縮空気噴出手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の除
    染設備。
  6. 【請求項6】 前記除染室内部を水密構造とするととも
    に、該除染室内部に水洗設備を設けたことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の除染設備。
  7. 【請求項7】 前記除染室内部に工具類を仮置きする台
    を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の除染設備。
  8. 【請求項8】 前記除染室内部または前記保護具類脱着
    室との間の空間に靴底除染設備を設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至7のいずれかに記載の除染設備。
  9. 【請求項9】 前記汚染区域との出入口の外部に、汚染
    作業場まで隔離された通路の敷設を可能とする蛇腹式通
    路部材を付設したことを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれかに記載の除染設備。
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