JP2002212546A - 籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻を着色した融雪剤 - Google Patents
籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻を着色した融雪剤Info
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- JP2002212546A JP2002212546A JP2001049420A JP2001049420A JP2002212546A JP 2002212546 A JP2002212546 A JP 2002212546A JP 2001049420 A JP2001049420 A JP 2001049420A JP 2001049420 A JP2001049420 A JP 2001049420A JP 2002212546 A JP2002212546 A JP 2002212546A
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、安全で軽く、散布しやすく、
安定供給でき、優れた融雪効果のある本発明の融雪剤を
提供することにある。 【解決手段】本発明は安全で軽く、入手が容易な籾殻、
藁、麦の実の殻、落花生の殻を墨汁で着色した融雪剤を
提供することで解決する。
安定供給でき、優れた融雪効果のある本発明の融雪剤を
提供することにある。 【解決手段】本発明は安全で軽く、入手が容易な籾殻、
藁、麦の実の殻、落花生の殻を墨汁で着色した融雪剤を
提供することで解決する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、藁、籾殻、麦の
実の殻、落花生の殻に着色して融雪剤として利用するも
のであり、その目的は農場やゴルフ場等で散布し、融雪
を促進し、しかも安全で散布し易い融雪剤を提供するこ
とにある。
実の殻、落花生の殻に着色して融雪剤として利用するも
のであり、その目的は農場やゴルフ場等で散布し、融雪
を促進し、しかも安全で散布し易い融雪剤を提供するこ
とにある。
【０００２】
【従来の技術】従来の融雪剤は、木炭、燃焼灰、墨汁等
であった。特に、雪の多い地域やゴルフ場は複数回、広
範囲に散布しており、中でも木炭は、重量があり、散布
しにくく重労働であった。例えば融雪後のゴルフ場に行
くと芝の中に木炭を見つけることができ、一面に散布さ
れているのを見ると、広大な面積であるからかなりの木
炭の量であり、大変な散布作業であることがわかる。散
布の容易さ、芝への影響を考慮して安心である墨汁を散
布するゴルフ場もあるが、液体で散布するため散布者や
散布後、ゴルフプレーヤーの衣類を汚してしまうことが
ある。また、農家では高齢者や婦人も散布作業をするこ
とが少なくない。木炭では重いし重量に対して散布でき
る面積が狭い。また、木炭、燃焼灰は需要と供給のバラ
ンスが取りにくく、雪が多い年で需要が多くても製品化
に手間がかかり供給が追いつかず価格の高騰が著しいた
め、費用がかさみ必要量を散布できない。
であった。特に、雪の多い地域やゴルフ場は複数回、広
範囲に散布しており、中でも木炭は、重量があり、散布
しにくく重労働であった。例えば融雪後のゴルフ場に行
くと芝の中に木炭を見つけることができ、一面に散布さ
れているのを見ると、広大な面積であるからかなりの木
炭の量であり、大変な散布作業であることがわかる。散
布の容易さ、芝への影響を考慮して安心である墨汁を散
布するゴルフ場もあるが、液体で散布するため散布者や
散布後、ゴルフプレーヤーの衣類を汚してしまうことが
ある。また、農家では高齢者や婦人も散布作業をするこ
とが少なくない。木炭では重いし重量に対して散布でき
る面積が狭い。また、木炭、燃焼灰は需要と供給のバラ
ンスが取りにくく、雪が多い年で需要が多くても製品化
に手間がかかり供給が追いつかず価格の高騰が著しいた
め、費用がかさみ必要量を散布できない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、安全で、
軽く、散布しやすく、安定した供給がされ、優れた融雪
効果のある融雪剤が要望されていた。本発明の目的は、
こうした要望に答えるために発明された、籾殻、藁、麦
の実の殻、落花生の殻を墨汁で着色した融雪剤を提供す
ることにある。
軽く、散布しやすく、安定した供給がされ、優れた融雪
効果のある融雪剤が要望されていた。本発明の目的は、
こうした要望に答えるために発明された、籾殻、藁、麦
の実の殻、落花生の殻を墨汁で着色した融雪剤を提供す
ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、安全で軽く、
入手が容易な籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻に墨汁
で着色したことを特徴とする融雪剤である。よって、上
記の課題を解決できる。
入手が容易な籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻に墨汁
で着色したことを特徴とする融雪剤である。よって、上
記の課題を解決できる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の融雪剤は主原料に籾殻、藁、麦の
実の殻、落花生の殻を使用する。本発明に使用する藁と
は稲と麦の茎のことである。稲も麦もイネ科の植物で、
古くより食料として栽培され、籾殻はリンゴの緩衝材や
燃料に、藁は縄やむしろ、蓑、わらじなどに加工され、
また、落花生も実が食料とて栽培されているなど、生活
に密着している植物であるから、安全性に問題はなく、
重さは、木炭、燃焼灰と比較しても非常に軽い。現在
は、落花生の殻は使用されず、また、籾殻、藁は代用品
の普及によって焼却、廃棄することも多いため入手が安
易で、原料にすることで廃物利用にもつながる。なお、
藁は切断することにより散布しやすくなる。
て説明する。本発明の融雪剤は主原料に籾殻、藁、麦の
実の殻、落花生の殻を使用する。本発明に使用する藁と
は稲と麦の茎のことである。稲も麦もイネ科の植物で、
古くより食料として栽培され、籾殻はリンゴの緩衝材や
燃料に、藁は縄やむしろ、蓑、わらじなどに加工され、
また、落花生も実が食料とて栽培されているなど、生活
に密着している植物であるから、安全性に問題はなく、
重さは、木炭、燃焼灰と比較しても非常に軽い。現在
は、落花生の殻は使用されず、また、籾殻、藁は代用品
の普及によって焼却、廃棄することも多いため入手が安
易で、原料にすることで廃物利用にもつながる。なお、
藁は切断することにより散布しやすくなる。
【０００６】本発明の着色とは集熱、吸熱効果の向上を
促すためで、その着色剤には、水性塗料、油性塗料、顔
料、染料、墨汁等あるが、散布区域、散布者、植物の安
全を考慮し、墨汁メーカーより主原料はカーボンであり
農作物、芝共に安全であるとの確認ができたのと、凝集
力の強さから墨汁に限定されている。
促すためで、その着色剤には、水性塗料、油性塗料、顔
料、染料、墨汁等あるが、散布区域、散布者、植物の安
全を考慮し、墨汁メーカーより主原料はカーボンであり
農作物、芝共に安全であるとの確認ができたのと、凝集
力の強さから墨汁に限定されている。
【０００７】
【実施例１】本発明は籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の
殻を着色した融雪剤であるが、融雪効果の実験は、日陰
で降雪三日後に採取した表面が固い雪の上に、３倍に希
釈した市販の墨汁で着色した籾殻と、２０ミリメートル
に切断した稲の藁、落花生の殻を乾燥させ、指に墨汁が
付着しないのを確認してから、散布し日光に当て観察し
た。３０分経過後、本発明者が観察すると本発明の融雪
剤が雪の表面より落ち込んでいるのが確認され融雪効果
が証明された。また、籾殻、麦の実の殻、落花生の殻に
おいては内側が大きくえぐられた形をしており体積に対
して表面積が大きいので集熱、吸熱効果は増す。その
後、本融雪剤を雪中より取り出し、指でこすると指に墨
汁が付着し、乾燥した墨汁は水分により凝集力の低下が
認められるが、本来の融雪効果が減少するものではな
い。麦の藁、麦の実の殻も同様の結果が得られるのは容
易に想像がつく。
殻を着色した融雪剤であるが、融雪効果の実験は、日陰
で降雪三日後に採取した表面が固い雪の上に、３倍に希
釈した市販の墨汁で着色した籾殻と、２０ミリメートル
に切断した稲の藁、落花生の殻を乾燥させ、指に墨汁が
付着しないのを確認してから、散布し日光に当て観察し
た。３０分経過後、本発明者が観察すると本発明の融雪
剤が雪の表面より落ち込んでいるのが確認され融雪効果
が証明された。また、籾殻、麦の実の殻、落花生の殻に
おいては内側が大きくえぐられた形をしており体積に対
して表面積が大きいので集熱、吸熱効果は増す。その
後、本融雪剤を雪中より取り出し、指でこすると指に墨
汁が付着し、乾燥した墨汁は水分により凝集力の低下が
認められるが、本来の融雪効果が減少するものではな
い。麦の藁、麦の実の殻も同様の結果が得られるのは容
易に想像がつく。
【０００８】
【実施例２】実施例１の実験で本発明の融雪剤が、水分
による墨汁の凝集力の低下が認められたが、次の実験を
し、凝集力の低下を減少させる方法を発見した。実験は
実施例１と同じ条件で作成した融雪剤の少量を金属の器
に移し、ガスコンロにかけ中火で約３０秒燻蒸し冷ま
し、実施例１と同じ条件で観察し同様の融雪効果を確認
した後、本実験の融雪剤を雪中より取り出し指でこする
が指に墨汁の確認はできず、本発明の融雪剤は燻蒸によ
り、水分に対する凝集力の低下が減少することを確認し
た。麦の藁、麦の実の殻も同様の結果が得られるのは容
易に想像がつく。
による墨汁の凝集力の低下が認められたが、次の実験を
し、凝集力の低下を減少させる方法を発見した。実験は
実施例１と同じ条件で作成した融雪剤の少量を金属の器
に移し、ガスコンロにかけ中火で約３０秒燻蒸し冷ま
し、実施例１と同じ条件で観察し同様の融雪効果を確認
した後、本実験の融雪剤を雪中より取り出し指でこする
が指に墨汁の確認はできず、本発明の融雪剤は燻蒸によ
り、水分に対する凝集力の低下が減少することを確認し
た。麦の藁、麦の実の殻も同様の結果が得られるのは容
易に想像がつく。
【０００９】
【発明の効果】請求項１、請求項２の本発明の融雪剤は
共に、籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻に着色した融
雪剤であるから、今まで融雪剤として散布していた木
炭、燃焼灰、墨汁と比較して、運搬、散布作業の労力が
軽減されるのは明確で、かつ、価格の著しい高騰により
散布できなかった必要量の融雪剤が、製品化の容易さか
ら安定供給されるものである。また、籾殻、藁、麦の実
の殻、落花生の殻を使用することで廃物利用に貢献する
と同時に、焼却せずに本発明の融雪剤の原料にすること
で、地球温暖化現象の歯止めになる。さらに、請求項２
の本発明の融雪剤は製造工程が増えるが凝集力が低下し
にくい特徴があり、例えばゴルフ場や観光地など人が集
まる場所の融雪剤として提供できる。請求項１、請求項
２の本発明の融雪剤は散布場所で使い分ける事ができ
る。
共に、籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻に着色した融
雪剤であるから、今まで融雪剤として散布していた木
炭、燃焼灰、墨汁と比較して、運搬、散布作業の労力が
軽減されるのは明確で、かつ、価格の著しい高騰により
散布できなかった必要量の融雪剤が、製品化の容易さか
ら安定供給されるものである。また、籾殻、藁、麦の実
の殻、落花生の殻を使用することで廃物利用に貢献する
と同時に、焼却せずに本発明の融雪剤の原料にすること
で、地球温暖化現象の歯止めになる。さらに、請求項２
の本発明の融雪剤は製造工程が増えるが凝集力が低下し
にくい特徴があり、例えばゴルフ場や観光地など人が集
まる場所の融雪剤として提供できる。請求項１、請求項
２の本発明の融雪剤は散布場所で使い分ける事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】着色前の籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図２】着色後の籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻を
示した平面図である。
示した平面図である。
１ 籾殻 ２ 藁 ３ 麦の実の殻 ４ 落花生の殻
Claims (2)
- 【請求項１】 籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻
から成る群のうち少なくともいずれか一つを墨汁で噴霧
又は浸漬して着色したことを特徴とする融雪剤 - 【請求項２】 籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻
から成る群のうち少なくともいずれか一つを墨汁で噴霧
又は浸漬して着色した後、燻蒸させたことを特徴とする
融雪剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001049420A JP2002212546A (ja) | 2001-01-20 | 2001-01-20 | 籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻を着色した融雪剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001049420A JP2002212546A (ja) | 2001-01-20 | 2001-01-20 | 籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻を着色した融雪剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002212546A true JP2002212546A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18910527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001049420A Pending JP2002212546A (ja) | 2001-01-20 | 2001-01-20 | 籾殻、藁、麦の実の殻、落花生の殻を着色した融雪剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002212546A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110951461A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-03 | 辽宁大学 | 一种以醋酸废液与秸秆灰为原料的环保融雪剂及其制备方法和应用 |
| CN112322369A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-05 | 中国船舶重工集团公司第七一一研究所 | 一种改善生物质秸秆燃烧结渣的方法 |
-
2001
- 2001-01-20 JP JP2001049420A patent/JP2002212546A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110951461A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-03 | 辽宁大学 | 一种以醋酸废液与秸秆灰为原料的环保融雪剂及其制备方法和应用 |
| CN112322369A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-05 | 中国船舶重工集团公司第七一一研究所 | 一种改善生物质秸秆燃烧结渣的方法 |
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