JP2002211581A - 袋 体 - Google Patents

袋 体

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JP2002211581A
JP2002211581A JP2001354099A JP2001354099A JP2002211581A JP 2002211581 A JP2002211581 A JP 2002211581A JP 2001354099 A JP2001354099 A JP 2001354099A JP 2001354099 A JP2001354099 A JP 2001354099A JP 2002211581 A JP2002211581 A JP 2002211581A
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JP2001354099A
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Kazutaka Konishi
一敬 小西
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KONISHI SHIGYO KK
Original Assignee
KONISHI SHIGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流通段階では従来と何等変わることなく取り扱
うことができ、更に一般消費者側では、流通に際して使
用される袋体のままで保管し、且つ自立袋として使用す
ることのできる袋体を提供する。 【解決手段】底面を備えた袋体1であって、該底面2は
袋体の内側に折り込まれ、且つ常には展開する事のない
ように接着されて全体として平袋の形態をなし、当該接
着部分12を剥離することにより底面2が出現して自立可
能となる袋体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自立可能な袋体に
関し、特に穀物の他、各種粉体、流体、液体等を収容す
るのに最適な袋体に関する。
【0002】
【従来技術】米、麦等の穀物は、5kgや10kg等所定量づ
つ袋体に分別包装した上で供給されており、この袋体と
しては各種合成樹脂シートを用いて形成されたものが使
用されている。
【0003】そして袋体に収容された穀物は、様々な取
引者を経て流通し、最終的には一般消費者に提供され
る。従来、この袋体に収容された穀物の流通・保管は、
運搬時の容易性などの観点から、複数の袋体を平積みし
た状態で行われている。そのため、従前に於いて穀物を
収容するために使用される袋体としては、平積みしやす
いように平袋が使用されている。この平袋は、恰も二枚
のシート体を貼り合わせた如き形状を有しており、四方
を接着したものや、筒状に形成すると共に上下端部を閉
塞したものが使用されている。
【0004】かかる平袋は製造が容易であることから低
コストであり、また材質にも依るが一般には十分な強度
を有し、穀物の搬送や搬送に際しての保管には最適なも
のとなっている。
【0005】しかしながら、このような平袋は、近年の
消費者側に於ける米等穀物の保管方法には沿うものとは
なっていない。
【0006】即ち、従来は、米を大量に消費することか
ら、平袋で流通する米を購入しても、これを一旦米櫃な
どに移し替えて保管していた。このため、流通に際して
使用される平袋は、必ずしも消費者側に於ける保管方法
までは考慮する必要はなかった。
【0007】しかしながら近年では、一般家庭に於ける
米の消費量も減少傾向にあることから、必ずしも米櫃等
に備蓄する必要はなく、むしろ流通に際して使用されて
いる袋体のままで保管されることが多くなっている。従
って近年では、流通に際して使用される袋体(又は容
器)であっても、消費者側での保管にも対応できる形態
を有することが望ましい。このような状況下、近年で
は、米の収容用容器として、合成樹脂を用いてなる2リ
ットル容積のボトル等も使用されている。
【0008】しかしながら、このように消費生活が変化
しても、米などの穀物の取引では、取引者側に於ける保
管方法(平積み)が既に確立していることから、未だ従
前の平袋に収容されているのが実情である。これは、穀
物を収容する為の袋体(又は容器)の形態が変化する
と、内容物の袋詰めの仕方や、保管方法の変化をもたら
し、更に袋詰めを行うための装置や保管するための施設
の変更なども伴う虞がある為である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】依って本発明は上記課
題を解決し、流通段階では、従来と何等変わることなく
取り扱うことができ、更に一般消費者側では、流通に際
して使用される袋体のままで保管し、且つ自立袋として
使用することのできる袋体を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の袋体は、流通に
際しては平袋の状態でありながらも、使用に際しては自
立可能となり得ることを特徴とする。
【0011】即ち、本発明の袋体は、底面を備えた袋体
であって、該底面は袋体の内側に折り込まれ、且つ常に
は展開する事のないように接着されて、全体として平袋
の形態をなし、当該接着部分を剥離することにより底面
が出現して自立可能となることを特徴とする。
【0012】また本発明の袋体は、1又は複数のシート
体を用いて形成された袋体であって、その底面は袋体の
内側に折り込まれ、且つ、該袋体底面の周縁は、正面側
と背面側とで閉塞していることを特徴とする。該袋体底
面の正面側と背面側とでの閉塞は、袋体の底面周縁の当
該両側を分離可能なものとして接着することによって行
うことができる。この様に形成された袋体は、底面周縁
の正面側と背面側とを分離することによって、袋体の内
側に折り込まれた底面が展開し、これにより袋体の底面
が出現することとなる。
【0013】従って、袋体の底面を袋体内に折り込むこ
とにより平袋となり、これによって、流通段階に於ける
保管が容易となる。そして消費者側において、流通に際
して使用される袋体のままで使用する場合には、底面周
縁の正面側と背面側とを分離させて底面を展開・出現さ
せれば、この底面によって自立可能となる袋体が実現す
る。
【0014】底面周縁の正面側と背面側との接着は、両
者の分離を可能とする接着剤、即ち、両者を接着した後
に於いても、任意に当該接着状態を解除できる程度の接
着強度を有する接着剤により行うことができる。また底
面の周縁と前記袋体周面の裾部とを底面の周方向に沿っ
て環状に接着し、この環状に接着された部分を、袋体の
正面側と背面側とで分離可能なように接着することによ
っても行うことができる。さらに、この環状に接着され
た部分の裾部だけを袋体の正面側と背面側とで接着し、
この接着部分を切除することにより、袋体底面を展開可
能とすることもできる。この場合、切除する部分には、
予め、脆弱な切取線を設けることが望ましい。
【0015】また、本発明に係る袋体は、底面と対向し
て存在する上部が開閉自在に形成されていることが望ま
しい。これにより再密閉が容易に行え、また内容物がこ
ぼれ出ることがなく、更に繰り返しの使用にも耐えられ
る袋体が実現する。袋体上部を開閉自在とする構造とし
ては、該袋体の上部内面に開閉自在のファスナーを設け
るか、或いは開口した袋口を閉じるための紐体を設ける
など、各種袋体に於いて袋口を閉じるために使用されて
いる公知の構造を採用することができる。
【0016】特に、本発明の如く自立させることができ
る袋体に於いて、その袋口を開閉自在に形成すれば、そ
の保管及び袋体内に収容された物の取り出しに際して有
利となる。また、この袋体が穀物を収容するものとして
形成されており、少なくとも袋体の内外に於ける換気を
可能等する通気構造を具備する場合には、穀物の保管及
び取り出しに有利な袋体が実現する。
【0017】袋体内外の換気を可能等する通気構造とし
ては、小虫や埃等の異物の侵入を阻止できる程度の微細
な小孔を複数設ける他、袋体に通気性を有するメッシュ
状のリボン(帯体)を設けることもできる。
【0018】また従来、穀物を収容する為の袋体は、複
数の袋体を帯状に繋げ、これをロール状に捲いたものと
しても提供されている。このようにロール状に捲いた場
合、仮に巻取り方向の左右両側の厚さが異なるとする
と、厚い側の内径が大きくなってしまい、結果として巻
き取ったものが円錐台などの形状となってしまう虞もあ
る。従って、袋体をロール状に巻き取る為には、巻取り
方向の左右両側の厚さを等しくすることが望ましい。
【0019】本発明では、底面側を袋体内に折り畳むこ
とから底面側が厚くなるが、他端側(即ち上部)にファ
スナーを設けることにより、巻取り方向(即ち、袋体の
側縁と直交する向き)の左右両側の厚さを均等に保つこ
とができ、その結果、ロール状に捲くことに関しても何
等支障を来すことはない。これにより、従前と何等変わ
らない方法により、本発明の袋体を使用することができ
る。
【0020】従って、上記の如く立脚するための底面を
袋体内に折り畳んでなる袋体では、上部には開閉自在の
ファスナーを設けることが望ましく、これにより複数繋
がった袋体をロール状に巻き取ることができる。
【0021】上記のように繋がった袋体をロール状に巻
き取る場合、底面側とファスナー側とは、巻取り方向の
左右両側に存在し、複数繋がった袋体はファスナーの延
伸方向に巻き取られる事になる。従って相互に繋がる袋
体同士は、各袋体の側縁で繋がることになる。この場
合、ロール状とされたものから切り出される袋体は、そ
の何れか一方の側縁に開口を設け、当該開口から収容物
を充填することが望ましい。袋体の側縁に開口を設けれ
ば、前記ファスナーの開閉を確実なものとすることがで
きる。即ち、側縁に開口を設けておけば、予めファスナ
ーの継合状態を維持したままで収容物の充填を行うこと
ができる。この開口は、例えばシート体同士を溶着(ま
たは接着)しないことにより形成することができる。ま
た、袋体の底面が袋体内に折り込まれて、常には展開す
ることがない様に接着されている場合には、収容物の充
填時に於いても底面が展開することはなく、従前の平袋
と同じようにして充填操作を行うことができる為、作業
上望ましいものとなる。即ち、袋体底面に於いて本発明
の如き処理が施されていない場合には、充填時に底面が
展開することにより変形してしまうことから、袋体を保
持する手段等、新たな設備が必要となってしまうからで
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき、本発明を説明する。
【0023】図1は本発明の一の実施形態に於ける袋体
を示す正面図である。この図に示す袋体1は、長尺状に
形成されたシート体を、短手方向に沿って「W」字状に
折り曲げて、底面2となり得る部分を袋体1内に折り込
み、そして袋体の側縁3、下縁14及び上部4を貼り合わせ
て閉塞している。これにより、袋体の底面2は図2aの袋
体底部の断面図に示すように袋体内に折り込まれてい
る。なお同様の袋体は、対向するシート体間に、別途、
曲折させたフィルムシートを襠のようにして挟み込むこ
とによっても形成することができる。図1中、符号15
は、この袋体を持つための取手を示す。この取手15に
より、当該袋体1の運搬や保持が容易となる。
【0024】また、この袋体に於いては、シート体同士
の溶着部分(又は接着部分)には適宜小物を収容可能な
小物収容部としてポケット16を設けることもできる。
例えば、図11に示すように袋体の底面を形成する際に
四角に出現する余分な部分にポケット16を形成するこ
とができる。このポケット16は、例えば景品などを入
れるのに使用することができる。また、図11に示すよ
うに、この袋体内に培養土などを収容した場合には、当
該ポケットには種や球根を収容することもできる。この
場合、本発明に係る袋体は自立することができるため、
この袋体自体を植木鉢として使用することもできる。袋
体の自立性を高めるためには、袋体の周面には支柱17
を設けることが望ましい。
【0025】袋体の下縁14は、袋体内に折り込まれた底
面2と、袋体の正面7及び背面8とがそれぞれ溶着されて
いる。そして袋体の下縁14に存在する底面2と正面7、及
び底面2と背面8の接着部分12同士は、それぞれ接着剤6
等によって分離可能なものとして貼り合わされている。
両者の貼り合わせは、袋体内に穀物等を収容した場合で
あっても、簡単に底面が展開しないように接着の強度や
面積などが調整されていることが望ましい。
【0026】なお、袋体内に折り込まれた底面2の裾部5
も、袋体の正面側と背面側とを接着剤等で貼り合わせる
こともできる。
【0027】これにより、本発明に係る袋体1は、平袋
と同一の形態を具備することができ(図3)、流通段階
に於いては、穀物を収容した複数の袋体を平積みするこ
とができる。依って、保管施設や袋詰め機械などの変更
を伴うことなく、従来同様の流通・保管方法に於いても
好適に使用することができる。なお、本発明に於ける貼
り合わせは、接着剤や糊を用いて行う他、シート体を溶
着する、或いはファスナー状のものを使用する等によっ
ても行うことができる。
【0028】そして、この接着部分12同士の貼り合わせ
や、底面2に於ける袋体正面7側と背面8側との接着を意
図的に剥がすことにより、図2bに示すように袋体の底
面は展開・露出する。袋体内に折り込まれた底面2を袋
体正面7側と背面8側とで接着する場合、その全体に亘っ
て行う他、底面の裾部5を含んで、適宜接着することが
できる。
【0029】また、この袋体の底面周縁に於いて、正面
側と背面側とを閉塞するに際しては、図10に示すよう
に、接着部分12同士を接着剤6等で貼り合わせると共
に、袋体の下縁14同士を溶着することもできる。
【0030】なお、袋体1内に折り込まれた底面2を展開
する方法としては、接着部分12の貼り合わせ箇所を切除
することによっても行うことができる。この場合、貼り
合わせ箇所を切除した後に於いても、底面側に於ける袋
体1の閉塞は確実に維持できるように形成する必要があ
る。このように形成した袋体では、接着部分12の貼り合
わせ箇所を切除すれば袋体底面を展開することができる
ことから、接着部分12同士の貼り合わせの強度を調整す
る必要はなくなる。
【0031】また、この実施の形態に示す袋体1の上部4
は、開閉自在に形成されている。特にこの実施の形態に
示す袋体1では、袋体の内周面に周方向に沿って設けら
れた一条の樹脂レールを、これと対向する内周面に設け
られた2本の樹脂レールで挟持することにより袋口を閉
塞し得るもの(所謂ファスナー9)が設けられている。
これにより、一旦袋口を開けたとしても再度密閉するこ
とができ、更に自立させて保管することにより、この袋
体1をそのまま使用して穀物等を保管することができ
る。特に、米などの穀物を収容する場合には、袋体内外
に於ける換気を可能にする為に、周面(即ち、正面7及
び背面8)には複数の貫通孔を設ける事が望ましい。
【0032】本実施の形態に示す袋体1に於いて、図2b
に示すように底面を正面及び背面側に展開することによ
り、図4に示すような自立可能な袋体となる。
【0033】袋体1内に折り込まれた底面2は、展開した
際に袋体の自立を可能とし得る形状とすることが望まし
い。例えば、本実施の形態に示す袋体1では、その底面2
は、袋体1の正面7下方及び袋体の背面8下方と、それぞ
れ袋体側縁3から下方中央方向に向かって窄む様に傾斜
させて貼り合わせており、その結果、展開した際には、
図4に示すような平坦部分を有する底面2が出現する。
また、袋体1内に折り込まれる底面2は、これを展開して
自立性袋体とした場合の安定性を考慮し、できるだけ幅
広くすることが望ましい。
【0034】この底面2の形状に関しては、更に図5〜
7に示すような態様とすることができる。
【0035】即ち、この図5に示す袋体1'は、長尺状の
シート体を長手方向に2つ折りにすると共に、この折り
曲げた部分が袋体の内側に存在する如く折り返して底面
2'とし(図6)、更にこの底面2'と、正面7'及び背面8'
とをそれぞれ弧状に溶着することにより形成されてい
る。但し、底面2'と、正面7'及び背面8'とは、直線状の
他、各種形状に溶着することができる。そして、底面2'
と正面7'、及び底面2'と背面8'の接着部分12'、即ち、
底面2'の正面側10と背面側11とを、その裾部5で帯状に
貼り合わせることにより平袋とすることができる。この
場合、袋体1'内に折り込まれた底面2'は、貼り合わせた
接着部分同士12'-12'を意図的に剥がさない限り露出す
ることは無い為、使用者の意志に応じて任意に平袋の態
様を保つことができる。袋体1'内に折り込まれた底面2'
は、正面7''側と背面8'側とにおける接着部分12'を剥が
すことにより露出・展開し、図6に示すような湾曲した
流線形となる。
【0036】この袋体1'も、底面2'を袋体1'内に折り込
み、且つその裾部5'の開口を溶着や接着或いはファスナ
ー状のシールによって閉じることにより(図7)、恰も
従前の平袋と同様の形態となる。従って、流通・保管に
際しては平袋の形態でありながら、一般消費者が保管す
る際には、自立可能な袋体1'となる。この袋体1'を使用
することにより、流通・保管手段の変更を伴うことな
く、且つ一般消費者に於いては保管場所、使用利便性を
向上させることができる。
【0037】なお、この図5〜7に示す袋体1'の様に、
袋体内に折り込まれた底面2'と、正面7'及び背面8'とを
それぞれ弧状に溶着し、更にこの接着部分12'を、袋体
の正面7'側と背面8'側とで貼り合わせた袋体では、この
接着部分12'を長めに形成しておき、且つ接着部分同士1
2'-12'の貼り合わせ部分を切除することで底面2'を露出
させることもできる。図8は、この貼り合わせ部分を切
除する態様の袋体を示し、貼り合わせ部分の近傍に示さ
れる鎖線は切取線13を示す。
【0038】また、図5〜8中、符号4'は袋口となる袋
体の上部、符号9'は袋口の開閉を可能にするファスナー
を示す。
【0039】更に、本発明に於ける袋体では、その底面
2"の形状は、図9に示すように菱形とすることもでき
る。即ち、本発明の袋体の底面は、流通段階に於いて袋
体内に折り込むことができ、且つ必要に応じて展開し、
袋体の自立を果たすものであれば適宜採用することがで
きる。
【0040】上記本実施の形態に示す袋体は、例えば図
12に示す手順により、その内側に収容されるもの(収
容物)を充填することができる。
【0041】即ち、図12(a)に示す如く、複数の袋
体の側縁同士を繋げたものをロール状に捲いた半加工品
20を準備する。この半加工品20は、少なくとも底面
21を折り畳んだ部分とその反対側に存在する上部(即
ちファスナー22が形成される側)で貼り合わされてお
り、袋体とした時に側縁となる部分は閉じられることな
く開放したままで形成されている。この態様に示した袋
体では、底面が形成された側と反対側(即ち上部)にフ
ァスナー22が形成されていることから、ロール状の半
加工品20とする際、巻取り方向の左右両側の厚さが同
じになり、その結果、より確実に当該半加工品20を円
柱状に巻き取ることができる。
【0042】そして、袋体24に収容物23を充填する
際、または充填した後に、袋体24はこのロール状の半
加工品20から切断され、且つ開口25が閉塞される。
開口25が形成されない側縁は、少なくとも収容物23
を充填する前に閉塞される必要があり、半加工品20を
形成する際に、上部などと共に予め閉じておいても良
く、或いはロール状の半加工品20から袋体24を切り
出す際に閉じても良い。図12において、鎖線は切断部
分を示している。
【0043】特に図12(b)では、ロール状の半加工
品20から袋体24を切断する際に、開口25が形成さ
れない側縁が閉じられ、切断された袋体24には収容物
23が充填されることになる。特に本発明に係る袋体2
4では、底面21となる部分が袋体の内側に折り込ま
れ、且つこの底面21は意図せず露出することはないこ
とから、収容物の充填に際して、この底面が露出してし
まうことはない。従って従来頻繁に使用されている通常
の平袋と同様にして収容物を充填することができる。
【0044】収容物が充填された後には、図12(c)
に示すように、通常の平袋と同じように開口は溶着又は
接着などにより閉じられることとなる。
【0045】上記実施の形態に示した袋体は、穀物その
他の粒状物を収容する為、培土や小麦粉その他の紛状物
を収容する為、シャンプーその他の液状物(半流動体の
ものを含む)を収容する為、或いはやレトルト製品その
他の液体と固体の混合物を収容する為に使用することが
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明の袋体は、穀物等を収容して流通
する際には平袋の態様とすることができることから、従
来の流通過程と同様に平積みした状態で保管・運搬を行
うことができる。そして一般消費者がこの袋体に収容さ
れた商品(例えば米などの穀物)を購入した場合には、
底面を露出させることで自立性の袋体となり、これによ
り一般家庭に於ける収納・保管が容易となる。
【0047】更に、袋体の上部、即ち袋口を開閉自在と
することにより、内容物の取り出しと密閉を繰り返して
行うことができる。
【0048】特に、この袋体が内外の換気を可能とする
通気構造を備える場合には、穀物収容袋として使用する
ことができ、特に米を収容する場合でも、頻繁な取り出
し及び閉塞に対応可能な袋体が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一の実施態様の袋体を示す正面図
【図2】図1に示す袋体の要部断面図であり、(a)と
(b)とは底面の展開の前後をそれぞれ示す。
【図3】図1に示す袋体を平袋とした斜視図
【図4】図1に示す袋体に於いて底面を展開した状態を
示す要部斜視図
【図5】他の実施態様の袋体を示す正面図
【図6】図5に示す袋体に於いて底面を展開した状態を
示す要部斜視図
【図7】図5に示す袋体の要部断面斜視図
【図8】図5に示す袋体で他の実施態様の袋体を示す正
面図
【図9】更に他の実施態様の袋体を示す斜視図
【図10】更に他の実施態様の袋体を示す斜視図
【図11】更に他の実施態様の袋体を示す斜視図
【図12】袋体内への収容物の充填手順を示す略図。
【符号の説明】
1 袋体 2 (袋体の)底面 7 (袋体の)正面 8 (袋体の)背面 9 ファスナー 12 接着部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 33/25 B65D 33/25 A 81/26 81/26 C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面を備えた袋体であって、該底面は袋体
    の内側に折り込まれ、且つ常には展開する事のないよう
    に接着されて全体として平袋の形態をなし、当該接着部
    分を剥離することにより底面が出現して自立可能となる
    ことを特徴とする袋体。
  2. 【請求項2】1又は複数のシート体を用いて形成された
    袋体であって、その底面は、袋体の内側に折り込まれ、
    且つ、該袋体底面の周縁は、正面側と背面側とで閉塞さ
    れていることを特徴とする袋体。
  3. 【請求項3】1又は複数のシート体を用いて形成された
    袋体であって、その底面は、袋体の内側に折り込まれ、
    且つ、該底面周縁の正面側と背面側とは、剥離可能なも
    のとして接着されていることを特徴とする袋体。
  4. 【請求項4】前記袋体の内側に折り込まれた底面は、前
    記底面周縁の正面側と背面側とを分離することによって
    展開し、袋体の底面を形成する請求項1〜3の何れか一
    項記載の袋体。
  5. 【請求項5】前記底面周縁の正面側と背面側との閉塞又
    は接着は、両者の分離を可能とする接着剤により行われ
    ている請求項1〜4の何れか一項記載の袋体。
  6. 【請求項6】前記底面の周縁と前記袋体周面の裾部と
    は、底面の周方向に沿って環状に接着されており、この
    環状に接着された部分は、袋体の正面側と背面側とで接
    着されている請求項1〜5の何れか一項記載の袋体。
  7. 【請求項7】前記環状に接着された部分は、その裾部に
    於いて袋体の正面側と背面側とが接着されており、当該
    環状に接着された部分同士の接着部分を切除することに
    より、袋体底面を展開可能とした請求項6記載の袋体。
  8. 【請求項8】前記袋体は、前記底面と対向して存在する
    上部が開閉自在に形成されている請求項1〜7の何れか
    一項記載の袋体。
  9. 【請求項9】前記底面と対向して存在する上部は、開閉
    自在のファスナーを備えている請求項1〜7の何れか一
    項記載の袋体。
  10. 【請求項10】前記袋体は、穀物を収容するものとして
    形成されており、少なくとも袋体の内外に於ける換気を
    可能とする通気構造を具備する請求項1〜9の何れか一
    項記載の袋体。
  11. 【請求項11】前記袋体底面の四角に存在する余剰な部
    分は、その何れか又は全てが小物収容部として形成され
    ており、当該小物収容部は袋体内部空間から区画されて
    いる請求項1〜10の何れか一項記載の袋体。
  12. 【請求項12】立脚するための底面を備えた袋体に対す
    る収容物の充填方法であって、 当該袋体の底面は、袋体内に折り畳まれて常には展開す
    る事のないように接着されると共に、袋体の上部には開
    閉自在のファスナーが設けられており、当該袋体の何れ
    か一方の側縁には開口が設けられ、前記収容物は当該開
    口から充填されることを特徴とする、袋体に対する収容
    物の充填方法。
  13. 【請求項13】前記袋体は、複数の袋体が側縁同士で繋
    がり且つ側縁と交差する向きにロール状に捲かれてなる
    半加工品から裁断して形成される請求項12記載の充填
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013235A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Dainippon Printing Co Ltd 自立性袋とその製造方法及び無菌充填方法
JP2009292524A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Itami Sangyo Co Ltd 米袋

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