JP2002209220A - 動画像情報の圧縮方法およびそのシステム - Google Patents

動画像情報の圧縮方法およびそのシステム

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JP2002209220A JP2001356287A JP2001356287A JP2002209220A JP 2002209220 A JP2002209220 A JP 2002209220A JP 2001356287 A JP2001356287 A JP 2001356287A JP 2001356287 A JP2001356287 A JP 2001356287A JP 2002209220 A JP2002209220 A JP 2002209220A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報の予測符号が可能なデータを高い圧
縮率で且つ高速で圧縮処理できると同時に、画質の向上
をも図ることのできる動画像情報の圧縮方法およびその
システムを提供する。 【解決手段】 空間的に隣接したフレーム内における画
素同士又は時間的に隣接したフレーム間における画素同
士を互いに比較してピクセル要素の差分情報を出力さ
せ、出力された差分情報が与えられたパラメータよりも
大きい部分であるか又はそれ以外の部分であるかを、ビ
ット・マップへ保存し、該ビット・マップへ保存された
パラメータよりも大きい部分の情報の圧縮処理を行な
う。そして、前記フレーム間における2×2ブロックの
ピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,b,c,
dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−D,c=
A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A≒a+b
+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=A+3B
−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+D,3D
≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号化データ
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報の予測符
号が可能なデータを高い圧縮率で且つ高速で圧縮処理で
きると同時に、画質の向上をも図ることのできる動画像
情報の圧縮方法およびそのシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来においては、画像信号を一旦別の信
号に変換し、次にその変換された信号の統計的な性質を
利用して、適当な符号を割り当てて符号化伝送を行なう
のが通例である。この場合、1フレーム内の冗長度、例
えば、規則正しい模様の画像や平坦な画像では、隣接す
る画素の間の相関が強いので既に符号化された画素の値
から次に符号化すべき画素の値をある程度予測でき、予
測できなかった成分だけを抽出して符号化することによ
り大幅な情報圧縮を行なわせる、所謂予測符号化が行な
われている。
【0003】また、例えば、テレビ電話等の動画像で
は、相続くフレームの画像が非常に似ており時間的な変
化が限られていることが多く、このような時間的な冗長
度はフレームにまたがる予測を用いたフレーム間予測符
号化により除去できるものとされている。このとき、一
般的には1個のシンボルに1個の符号語を割り当てるブ
ロック符号を採用し、1フレームをそれより小さな画素
ブロックに分割し、それぞれのブロック内では輝度の差
が小さくなる性質を利用して情報圧縮に利用する、所謂
ブロック符号化処理を採用している。
【0004】さらに、変換信号に効率の良い符号を割り
当ててデータ圧縮を実現させる、所謂エントロピー符号
化と、効率的な符号作成方法としてハフマン符号化法が
知られている。その代表的なものとして算術符号があ
り、これはシンボル系列の出現確率に応じて確率数直線
を区分分割し、分割された区間内の位置を示す2進小数
値をその系列に対する符号とするものであり、符号語を
算術演算により逐次的に構成していくものである。
【0005】加えて、従来においては、画像信号を効率
的に符号化する3ステップのブロック符号化システム
は、サンプリング、変換および定量化よりなっている。
このときの画像信号の平面的な解像度および高周波成分
を保持するためには、通常その周波数の最も高い周波数
成分の2倍の速度でサンプリングする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像信号情報圧縮方式では、煩雑なブロック符号化法を
使用しているため、画像情報、音声情報等の予測符号が
可能なデータを高い圧縮率で且つ高速で圧縮処理を行な
うことが困難であった。
【0007】また、動画像圧縮処理において、通常差分
情報を圧縮する場合、すなわち、A1とA2とが近い値
と予想され且つA2の情報以前にA1の値を知り得る場
合において、A2−A1を0近傍の生起確率が高いと見
なして従来のハフマン符号や算術符号等を使い圧縮する
方法が採られているため、A1、A2の取り得る値が0
〜nとすると、差分A2−A1の取り得る範囲は2n+
1通りとなり、2n+1通りのハフマン符号語を準備し
なければならない。しかし、実際にA2の取り得る値は
n通りであり、n通りの符号は局所的に見ると使用され
ず、そのためそれだけ冗長な符号となる。さらに、フレ
ーム間の差分を大きく採ると画質の劣化が激しくなり、
良質な画像が得られない等の問題点を有していた。
【0008】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創出されたもので、画像情報、音声情報等
の予測符号が可能なデータを、高い圧縮率で且つ高速で
圧縮処理できると同時に、画質の低下の低減をも図るこ
とのできる動画像情報の圧縮方法およびそのシステムを
提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明における動画像情
報の圧縮方法においては、空間的に隣接したフレーム内
における画素同士又は時間的に隣接したフレーム間にお
ける画素同士を互いに比較してピクセル要素の差分情報
を出力させ、出力された差分情報が与えられたパラメー
タよりも大きい部分であるか又はそれ以外の部分である
かを、ビット・マップへ保存し、該ビット・マップへ保
存されたパラメータよりも大きい部分の情報の圧縮処理
を行なうことで、上述した課題を解決した。
【0010】また、フレーム間におけるn×m画素
(n、mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱っ
たそれぞれの画素同士を比較して出力された差分を差分
情報として用いることで、同じく上述した課題を解決し
た。
【0011】そして、前記フレーム間における2×2ブ
ロックのピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,
b,c,dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−
D,c=A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A
≒a+b+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=
A+3B−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+
D,3D≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号
化データが得られることで、同じく上述した課題を解決
した。
【0012】また、前記フレーム内の差分有無情報は、
フレーム内の2×2ブロックに対応したビット・マップ
情報であり、前記フレーム間の差分の有無は、エンコー
ダ入力データ(3つの)の二乗平均誤差、√{(A−
A’)(A−A’)+(B−B’)(B−B’)+(C
−C’)(C−C’)}をパラメータと比較し、「差あ
り」と判定されれば、これをフレーム内の差分情報とし
て該当するビットを立てることで、同じく上述した課題
を解決した。
【0013】一方、本発明における動画像情報の圧縮シ
ステムにおいては、空間的に隣接したフレーム内におけ
る画素同士又は時間的に隣接したフレーム間における画
素同士を互いに比較してピクセル要素の差分情報を出力
させ、出力された差分情報が与えられたパラメータより
も大きい部分であるか又はそれ以外の部分であるかを、
ビット・マップへ保存するビット・マップ情報記録手段
と、該ビット・マップ情報記録手段によって保存された
パラメータよりも大きい部分の情報を圧縮処理する情報
圧縮手段を含むことで、上述した課題を解決した。
【0014】また、フレーム間におけるn×m画素
(n、mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱っ
たそれぞれの画素同士を比較して出力された差分を差分
情報として用いることで、同じく上述した課題を解決し
た。
【0015】さらに、前記フレーム間における2×2ブ
ロックのピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,
b,c,dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−
D,c=A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A
≒a+b+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=
A+3B−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+
D,3D≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号
化データが得られることで、同じく上述した課題を解決
した。
【0016】また、前記フレーム内の差分有無情報は、
フレーム内の2×2ブロックに対応したビット・マップ
情報であり、前記フレーム間の差分の有無は、エンコー
ダ入力データ(3つの)の二乗平均誤差、√{(A−
A’)(A−A’)+(B−B’)(B−B’)+(C
−C’)(C−C’)}をパラメータと比較し、「差あ
り」と判定されれば、これをフレーム内の差分情報とし
て該当するビットを立てることで、同じく上述した課題
を解決した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
一実施の形態を説明する。
【0018】本発明における動画像情報の圧縮方法は、
空間的に隣接したフレーム内における画素同士又は時間
的に隣接したフレーム間における画素同士を互いに比較
してピクセル要素の差分情報を出力させ、出力された差
分情報が与えられたパラメータPよりも大きい部分であ
るか又はそれ以外の部分であるかを、ビット・マップへ
保存し、該ビット・マップへ保存されたパラメータPよ
りも大きい部分の情報の圧縮処理を行なうことで冗長な
情報を削減するものである。
【0019】また、空間的に隣接したフレーム内におけ
る画素同士又は時間的に隣接したフレーム間における画
素同士を互いに比較してピクセル要素の差分情報を出力
させ、出力された差分情報が与えられたパラメータPよ
りも大きい部分であるか又はそれ以外の部分であるか
を、ビット・マップへ保存し、該ビット・マップへ保存
されたパラメータPよりも大きい部分の情報の圧縮処理
を行なうことでフレーム間について冗長な情報を削減す
るものである。
【0020】ここで「ピクセル要素」とは、広く画素の
有する属性を示す成分を意味し、例えば、輝度、色相、
色差等である。
【0021】さらに、ビット・マップへ保存されたパラ
メータPよりも大きくない部分の情報は、変化の無い画
素として処理(削除)するものである。
【0022】また、ビット・マップに保存された情報
は、ランレングス、修正READ(MR、MMR)、修
正ハフマン(MH)及びJBIG方式からなる群から選
択される少なくとも1つの2値画像符号化方法によって
情報圧縮されるものである。
【0023】加えて、パラメータPよりも大きい部分の
情報は、予測情報数のハフマンテーブルを有する適応ハ
フマン符号化処理により情報圧縮されるものである。
【0024】また、エントロピー符号化によって、フレ
ーム間について冗長な情報をさらに削減するものであ
る。
【0025】この他、エントロピー符号化は、予測情報
数のハフマンテーブルを有し、その中から予測情報に基
づいて選択された1つのテーブルを用いて符号化する適
応ハフマン符号化処理又は予測情報数の算術テーブルを
有し、その中から予測情報に基づいて選択された1つの
テーブルを使用して符号化する適応算術符号化処理によ
って行なわれるものである。
【0026】また、本発明においては、ピクセル要素の
差分情報を用いるものである。
【0027】この差分情報は、フレーム間における画素
tと画素t−1とを比較して出力された差分である。
【0028】さらに、フレーム間におけるn×m画素
(n、mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱っ
たそれぞれの画素同士を比較して出力された差分を差分
情報として用いるものである。
【0029】また、フレーム内におけるn×m画素
(n、mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱
い、前記フレーム間における画素tと画素t−1とを比
較して出力された差分を差分情報として用いるものであ
る。
【0030】加えて、前記フレーム間におけるn×m画
素が、2×2画素、2×4画素、4×4画素のいずれか
のものであることが好ましい。
【0031】そして、前記フレーム間における2×2ブ
ロックのピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,
b,c,dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−
D,c=A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A
≒a+b+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=
A+3B−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+
D,3D≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号
化データが得られるものである。
【0032】また、前記フレーム内の差分有無情報は、
フレーム内の2×2ブロックに対応したビット・マップ
情報であり、前記フレーム間の差分の有無は、エンコー
ダ入力データ(3つの)の二乗平均誤差、√{(A−
A’)(A−A’)+(B−B’)(B−B’)+(C
−C’)(C−C’)}をパラメータPと比較し、「差
あり」と判定されれば、これをフレーム内の差分情報と
して該当するビットを立てるものとする。
【0033】この他、フレーム間圧縮の前にフレーム内
圧縮を行なうものである。
【0034】一方、本発明における動画像情報の圧縮シ
ステムは、空間的に隣接したフレーム内における画素同
士又は時間的に隣接したフレーム間における画素同士を
互いに比較してピクセル要素の差分情報を出力させ、出
力された差分情報が与えられたパラメータPよりも大き
い部分であるか又はそれ以外の部分であるかを、ビット
・マップへ保存するビット・マップ情報記録手段4と、
該ビット・マップ情報記録手段4によって保存されたパ
ラメータPよりも大きい部分の情報を圧縮処理する情報
圧縮手段5を含むものである。
【0035】また、前記情報圧縮手段5が、ビット・マ
ップ情報記録手段4によって保存されたパラメータPよ
りも大きくない部分の情報をフレーム間に変化の無い画
素として処理(削除)するものである。
【0036】そして、フレーム間について冗長な情報を
さらに削減するエントロピー符号化手段6を含むもので
ある。
【0037】また、フレーム間圧縮の前にフレーム内圧
縮を行なうものである。
【0038】さらに、フレーム間におけるn×m画素
(n、mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱っ
たそれぞれの画素同士を比較して出力された差分を差分
情報として用いるものである。
【0039】また、前記フレーム間における2×2ブロ
ックのピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,
b,c,dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−
D,c=A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A
≒a+b+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=
A+3B−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+
D,3D≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号
化データが得られるものである。
【0040】加えて、前記フレーム内の差分有無情報
は、フレーム内の2×2ブロックに対応したビット・マ
ップ情報であり、前記フレーム間の差分の有無は、エン
コーダ入力データ(3つの)の二乗平均誤差、√{(A
−A’)(A−A’)+(B−B’)(B−B’)+
(C−C’)(C−C’)}をパラメータPと比較し、
「差あり」と判定されれば、これをフレーム内の差分情
報として該当するビットを立てるものとする。
【0041】本発明における動画像情報の圧縮システム
は、前述した動画像情報の圧縮方法と同様の特徴及び基
本構造を備えている。そして、動画像情報の圧縮方法に
おいて好ましい実施の形態は、圧縮システムにおいても
同様に好ましいものである。
【0042】図1は、動画像情報の圧縮経路の概略を示
したブロック図である。例えば、ビデオカメラ、ディス
クプレーヤあるいはビデオカセットプレーヤーのような
NTSC方式の装置から出力されたコンポジットのアナ
ログ信号がアナログ−デジタル変換機1でデジタル信号
に変換され、ビデオフレームの1本のラインを表わすも
のとしてデジタル出力され、バッファ2に蓄積される。
【0043】尚、NTSC方式の装置から出力されたア
ナログ信号がアナログ−デジタル変換機1でデジタル信
号に変換され、デジタル出力されてバッファ2に蓄積さ
れる旨が前述されているが、本発明はこれに何等限定さ
れるものではない。すなわち、本発明は、所定の装置か
ら出力される一般的な映像信号を含む全ての映像信号
を、効率良く圧縮するものである。
【0044】また、図1に示すように、エンコーダ圧縮
器3は、フレーム間における画素tと、画素t−1とを
順次比較し、その差分の絶対値が与えられた閾値である
パラメータPよりも大きい部分であるか又はそれ以外の
部分であるかを1ビットのビット・マップへ保存するた
めのビット・マップ情報記録手段4を備えている。
【0045】この画素tと、画素t−1との比較は、ピ
クセル要素(輝度、色相、色差等)によって行なう。こ
こで、tは時間を意味しており、現在tのフレームの画
素(画素t)と、これに(フレーム内の位置において)
対応する時間的に直前のt−1のフレームの画素(画素
t−1)とを比較するものである。しかも、ビット・マ
ップ情報記録手段4により保存された両画素t,t−1
の差分がパラメータPよりも大きい部分の情報は、圧縮
処理を行ない、それ以外の部分の情報は、フレーム間で
変化の無い画素として処理(削除)する。
【0046】パラメータPよりも大きい部分の情報は、
例えば、予測情報数のハフマンテーブルを有する適応ハ
フマン符号化処理による情報圧縮手段5によって圧縮処
理される。そして、エンコーダ圧縮器3は、空間的、時
間的に隣接した画素を比較し、差分情報を出力させるこ
とでフレーム間について冗長な情報を削減するための、
例えば、予測情報数の算術テーブルから予測情報をもと
に選択される1つの算術テーブルを用いて符号化する適
応算術符号化処理を行なうエントロピー符号化手段6を
備えている。
【0047】ブロックのサイズと形状はn×m画素で、
n、mは2以上の整数であれば任意であるが、本実施の
形態の説明においては、便宜上、2×2画素を1ブロッ
クとして取り扱うものとする。そして、エンコーダ圧縮
器3により、入力データをA,B,C,Dとしたときの
出力データのa,b,c,dを求め(a=A+B+C+
D,b=A−B+C−D,c=A+B−C−D,d=a
−4D)、エントロピー符号化手段6においてこれを記
録又は送信する。
【0048】一方、後述する復号化手段による復号化デ
ータは、3A≒a+b+c=3A+B+C−D,3B≒
a−b+c=A+3B−C+D,3C≒a+b−c=A
−B+3C+D,3D≒a−b−c=−A+B+C+3
Dとなる。これにより、原画に対して以下のようなフィ
ルタを適用したのと同等な画像が、3/4のデータ量で
復元できる。
【0049】例えば、入力データA(3,1,1,−
1)の場合、これは、平滑フィルタ(1,1,1,1)
と、エッジ抽出フィルタ(4,−1,−1,−1)の中
間(平滑寄り)の効果が期待でき、1/4の誤差が全体
に拡散している状態といえる。また、符号化された出力
データ(a,b,c,d)に対する誤差も2×2ブロッ
ク全体に広がり、画像の急激な劣化を低減できる。
【0050】図2は、ビット・マップ情報記録手段4に
記録されている情報の比較経路の概略を示したブロック
図である。
【0051】この図2に示すように、符号化(エンコー
ディング)の後、フレーム毎のブロックデータはビット
・マップ情報記録手段4のメモリ10に送られ、ここで
1フレーム時間遅延されて直前のフレームとして存在
し、次いで、時間変数インパルス応答フィルタであるテ
ンポラルフィルタ11でフィルタされる。フィルタの
後、現在のフレームデータ13と直前のフレームデータ
14とは、圧縮器によりフレーム間の冗長性について調
べられその差が計算される。すなわち、比較手段12に
より符号化された各ブロックは、直前のフレームの対応
するブロックと比較される。各ブロックはそれが変化の
あるブロックであるか、それとも直前のブロックに対し
て変化の無いブロックであるかを定義する単一ビットの
マークを付される。この過程によりブロック当たり1ビ
ットのフレームビット・マップが作られる。このとき、
フレーム毎のビット・マップは、フレーム間の比較によ
り区別される。
【0052】本実施の形態におけるフレーム間の差分の
有無は、ピクセル要素の3つのデータ(A,B,C)の
二乗平均誤差、√{(A−A’)(A−A’)+(B−
B’)(B−B’)+(C−C’)(C−C’)}を閾
値と比較し、「差あり」と判定されれば、これをフレー
ム内差分情報として該当するビットを立てる(1にす
る)。このとき、フレーム内差分有無情報は、フレーム
内の2×2ブロックに対応したビット・マップ情報であ
り、例えば、後述するランレングス符号化等の既存の圧
縮方式を適用して圧縮する。そして、出力データ(a,
b,c,d)の、例えば、b、cについても閾値処理を
行なう。すなわち、差の絶対値が、与えられた閾値であ
るパラメータPよりも大きくない場合には、これを0
(差なし)と見なす処理を行なうものである。
【0053】また、前記ビット・マップ情報記録手段4
により保存された1画素当たり1ビットからなるビット
・マップ情報は、ランレングス、修正READ(MR、
MMR)、修正ハフマン(MH)及びJBIG等の方式
からなる群から選択される少なくとも1つの2値画像符
号化方法によって情報圧縮される。
【0054】具体的には、ランレングス符号化の場合に
は、一般にファクシミリ等で取り扱う2値の文書画像は
白画素あるいは黒画素がある程度固まって出現する場合
が多く、1次元方向に白あるいは黒の連続する画素の塊
である、所謂ランを符号化の単位とし、その連続した画
素数の長さをラン長として符号化するものである。例え
ば、公衆電話網利用のデジタルファクシミリでは、ラン
レングスモデルに対して白黒別々に構成した修正ハフマ
ン符号を用いるのが通例である。
【0055】さらに、修正ハフマン符号化(MH)の場
合には、例えば、画像密度8画素/mmで読み取り、1
走査線当たり1728画素の白黒画素情報を得るファク
シミリ伝送用1次元符号化方式として採用されており、
MH符号とはこの連続した白画素の塊(白ラン)又は黒
画素の塊(黒ラン)の長さであるランレングスを表現し
たもので、ある長さの白ラン、黒ランの発生確率には統
計的偏りがあることを利用して可変長符号を割り付ける
ことをデータ量圧縮の原理としているものである。
【0056】また、修正READ(MR、MMR)の場
合には、例えば、1次元符号化方式に加えて2次元符号
化方式の標準として採用されるもので、MRの場合に
は、1次元符号化した後に、標準解像度で最大1本、高
解像度で最大3本までの連続する走査線を2次元符号化
するものであり、MMRの場合では、MR符号化方式を
標準解像度、高解像度共に無限大に設定したものであ
る。
【0057】本発明における動画像情報の圧縮方法およ
びそのシステムでは、図2に示すように、フレーム間に
おける画素tと、画素t−1とを順次比較し、その差分
の絶対値が与えられた閾値であるパラメータPよりも大
きい部分であるか又はそれ以外の部分であるかを1画素
当たり1ビットのビット・マップ情報として記録させ
る。そして、エントロピー符号化手段6は、フレーム
内、フレーム間の夫々について出現する符号を予測し、
予測からの僅かなズレを出力することで冗長な情報を削
減する。このとき、符号化割り当てを行なって符号化伝
送するときは、1画素当たりの平均符号長は平均情報量
(エントロピー)以下にならないことは周知である。
【0058】以下に、適応ハフマン符号化法のアルゴリ
ズムについて説明する。適応ハフマン符号化は、差分情
報生成とハフマン符号化という一連予測符号化処理を一
括して行なうことで、符号語生成の効率化を図るもので
ある。従来のハフマン符号化処理では、通常1つのハフ
マンテーブルを用いて符号語を生成し、動的ハフマン符
号化処理では、1語符号化するたびにハフマンテーブル
を更新したりする。これに対し、適応ハフマン符号化で
は、予測情報数のハフマンテーブル(符号表)を有し、
複数のテーブルから予測情報をもとにテーブルセレクタ
により1つのテーブルを選択し、これを用いて符号化を
行なう。これにより、画像情報、音声情報等の予測符号
が可能なデータを効率的に圧縮できるのである。
【0059】次に、適応算術符号化法のアルゴリズムに
ついて説明する。適応算術符号化は、差分情報生成と算
術符号化という一連予測符号化処理を一括で処理するこ
とによって、符号語生成の効率化を図るものである。従
来の算術符号化処理では、通常1つの生起確率テーブル
を用いて符号語を生成し、動的算術符号では、1語符号
化するたびに生起確率テーブルを更新したりする。これ
に対し、適応算術符号化では、予測情報数の算術テーブ
ル(復号表)を有し、複数のテーブルから予測情報をも
とにテーブルセレクタにより1つのテーブルを選択し、
これを用いて符号化する。これにより、画像情報の予測
符号が可能なデータを効率的に圧縮できるのである。
【0060】動画に対する適応変換符号化としては、伝
送路バッファメモリの充足度を用いたフィードバック制
御により変換係数をスケーリングした後に符号化する方
法が採られる。この場合、代表的な画像に対する変換係
数のヒストグラムを基に符号化しない無意係数を決める
閾値、無意係数の連続性を符号化するランレングス符号
並びに有意係数を符号化する適応ハフマン符号化テーブ
ルを求め、これに基づいて符号化する方法が採られてい
る。
【0061】具体的な予測符号化回路の構成は、図3に
示すように、アナログ−デジタル変換された画像入力デ
ータは途中で遅延され、前のデータ(最適な遅延をかけ
られたデータ)の値がテーブルセレクタに送られて符号
化されると同時に、画像入力データを直接に符号化器に
伝送させたものと比較されて差分が採られる。テーブル
セレクタでは画像入力データに応じて、予測情報を基に
符号表が選択されて符号化器へ送られ、そこで画像入力
データを情報圧縮させることにより、調整された符号語
とする。
【0062】そして、具体的な予測復号化回路の構成
は、図4に示すように、符号語は復号器へ伝送されると
同時に、直接に送られた符号語を一旦テーブルセレクタ
に送りそこで予測情報をもとに復号表が選択されて前記
復号器へ送られ、すでに復号化された画素の値との差分
を採ることにより、調整された画像出力データとなる。
【0063】
【発明の効果】本発明における動画像情報の圧縮方法お
よびそのシステムによれば、ブロック変換を削除させる
ことにより、画像情報の予測符号が可能なデータを高い
圧縮率で且つ高速で圧縮処理を行なうことができ、画質
・音質の劣化の軽減を図っている。特に、従来において
は、フレーム間の差分を大きく採ると、画質が激しく劣
化していたが、本発明のように、例えば、2×2画素を
1ブロックとして取り扱うことにより、画質の劣化を軽
減できるのである。すなわち、本発明によれば、ブロッ
ク内閾値に対して画質が急激に悪化せず、画質にリニア
な変化を与えることができる。これにより、画質を悪化
させずに通信ビットレートを容易に調整することがで
き、しかも、圧縮率においても、見た目では同様な画質
を得ながら、約−20%〜50%程度の改善が可能とな
った。
【0064】また、適応ハフマン圧縮処理や適応算術圧
縮処理は、従来の差分情報生成とハフマン符号化又は差
分情報生成と算術符号化という一連予測符号化処理を一
括で処理し、符号語生成の効率化を図ることができ、動
画像情報の予測符号が可能なデータを効率的に圧縮でき
る。
【0065】さらに、本発明によれば、圧縮する情報を
限定することによって、動画像情報の効率的な圧縮が達
成でき、同時に質の高い画像や音声を得ることができ
る。
【0066】また、保存されたビット・マップ情報が、
ランレングス、修正READ(MR、MMR)、修正ハ
フマン(MH)及びJBIG等の方式からなる群から選
択される少なくとも1つ2値画像符号化法によって情報
圧縮される場合には、画像情報の予測符号が可能なデー
タを効率的に圧縮でき、例えば、公衆電話網利用のデジ
タルファクシミリ等において画質の向上を図ることがで
きる。
【0067】そして、フレーム間における2×2ブロッ
クのピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,b,
c,dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−D,
c=A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A≒a
+b+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=A+
3B−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+D,
3D≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号化デ
ータが得られるので、原画に対して従来の平滑フィルタ
とエッジ抽出フィルタとの中間(平滑寄り)の効果が期
待でき、1/4の誤差が全体に広がり、従来のようなフ
ィルタを適用したのと同等な画像が3/4のデータ量で
もって復元することができる。
【0068】この他、フレーム内の差分有無情報は、フ
レーム内の2×2ブロックに対応したビット・マップ情
報であり、前記フレーム間の差分の有無は、エンコーダ
入力データ(3つの)の二乗平均誤差、√{(A−
A’)(A−A’)+(B−B’)(B−B’)+(C
−C’)(C−C’)}をパラメータPと比較し、「差
あり」と判定されれば、これをフレーム内の差分情報と
して該当するビットを立てるものとするので、画質はブ
ロック内閾値に対して急激に悪化せず、リニアな変化を
画質に与えることができる。これにより、画質を悪化さ
せずに通信ビットレートを調整することも容易に行な
え、しかも、圧縮率においても、見た目では同様な画質
を得ながら約−20%〜50%程度の改善が可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】動画像情報の圧縮経路の概略を示したブロック
図である。
【図2】ビット・マップ情報記録手段に記録されている
情報の比較経路の概略を示したブロック図である。
【図3】符号化経路の概略を示した説明図である。
【図4】復号化経路の概略を示した説明図である。
【符号の説明】
1…アナログ・デジタル変換機 2…バッファ 3…エンコーダ圧縮器 4…ビット・マ
ップ情報記録手段 5…情報圧縮手段 6…エントロピ
ー符号化手段 10…メモリ 11…テンポラ
ルフィルタ 12…比較手段 13…現在のフ
レームデータ 14…直前のフレームデータ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間的に隣接したフレーム内における画
    素同士又は時間的に隣接したフレーム間における画素同
    士を互いに比較してピクセル要素の差分情報を出力さ
    せ、出力された差分情報が与えられたパラメータよりも
    大きい部分であるか又はそれ以外の部分であるかを、ビ
    ット・マップへ保存し、該ビット・マップへ保存された
    パラメータよりも大きい部分の情報の圧縮処理を行なう
    ことで冗長な情報を削減することを特徴とする動画像情
    報の圧縮方法。
  2. 【請求項2】 空間的に隣接したフレーム内における画
    素同士又は時間的に隣接したフレーム間における画素同
    士を互いに比較してピクセル要素の差分情報を出力さ
    せ、出力された差分情報が与えられたパラメータよりも
    大きい部分であるか又はそれ以外の部分であるかを、ビ
    ット・マップへ保存し、該ビット・マップへ保存された
    パラメータよりも大きい部分の情報の圧縮処理を行なう
    ことでフレーム間について冗長な情報を削減することを
    特徴とする動画像情報の圧縮方法。
  3. 【請求項3】 ビット・マップへ保存されたパラメータ
    よりも大きくない部分の情報は、変化の無い画素として
    処理(削除)する請求項1又は2記載の動画像情報の圧
    縮方法。
  4. 【請求項4】 ビット・マップに保存された情報は、ラ
    ンレングス、修正READ(MR、MMR)、修正ハフ
    マン(MH)及びJBIG方式からなる群から選択され
    る少なくとも1つの2値画像符号化方法によって情報圧
    縮される請求項1乃至3のいずれか記載の動画像情報の
    圧縮方法。
  5. 【請求項5】 パラメータよりも大きい部分の情報は、
    予測情報数のハフマンテーブルを有する適応ハフマン符
    号化処理により情報圧縮される請求項1乃至4のいずれ
    か記載の動画像情報の圧縮方法。
  6. 【請求項6】 エントロピー符号化によって、フレーム
    間について冗長な情報をさらに削減する請求項1乃至5
    のいずれか記載の動画像情報の圧縮方法。
  7. 【請求項7】 エントロピー符号化は、予測情報数のハ
    フマンテーブルを有し、その中から予測情報に基づいて
    選択された1つのテーブルを用いて符号化する適応ハフ
    マン符号化処理又は予測情報数の算術テーブルを有し、
    その中から予測情報に基づいて選択された1つのテーブ
    ルを使用して符号化する適応算術符号化処理によって行
    なわれる請求項6記載の動画像情報の圧縮方法。
  8. 【請求項8】 ピクセル要素の差分情報を用いる請求項
    1乃至7のいずれか記載の動画像情報の圧縮方法。
  9. 【請求項9】 差分情報は、フレーム間における画素t
    と画素t−1とを比較して出力された差分である請求項
    1乃至8のいずれか記載の動画像情報の圧縮方法。
  10. 【請求項10】 フレーム間におけるn×m画素(n、
    mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱ったそれ
    ぞれの画素同士を比較して出力された差分を差分情報と
    して用いる請求項1乃至9のいずれか記載の動画像情報
    の圧縮方法。
  11. 【請求項11】 フレーム内におけるn×m画素(n、
    mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱い、前記
    フレーム間における画素tと画素t−1とを比較して出
    力された差分を差分情報として用いる請求項1乃至10
    のいずれか記載の動画像情報の圧縮方法。
  12. 【請求項12】 前記フレーム間におけるn×m画素
    が、2×2画素、2×4画素、4×4画素のいずれかで
    ある請求項1乃至11のいずれか記載の動画像情報の圧
    縮方法。
  13. 【請求項13】 前記フレーム間における2×2ブロッ
    クのピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,b,
    c,dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−D,
    c=A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A≒a
    +b+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=A+
    3B−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+D,
    3D≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号化デ
    ータが得られる請求項1乃至12のいずれか記載の動画
    像情報の圧縮方法。
  14. 【請求項14】 前記フレーム内の差分有無情報は、フ
    レーム内の2×2ブロックに対応したビット・マップ情
    報であり、前記フレーム間の差分の有無は、エンコーダ
    入力データ(3つの)の二乗平均誤差、√{(A−
    A’)(A−A’)+(B−B’)(B−B’)+(C
    −C’)(C−C’)}をパラメータと比較し、「差あ
    り」と判定されれば、これをフレーム内の差分情報とし
    て該当するビットを立てるものとする請求項1乃至13
    のいずれか記載の動画像情報の圧縮方法。
  15. 【請求項15】 フレーム間圧縮の前にフレーム内圧縮
    を行なう請求項1乃至14のいずれか記載の動画像情報
    の圧縮方法。
  16. 【請求項16】 空間的に隣接したフレーム内における
    画素同士又は時間的に隣接したフレーム間における画素
    同士を互いに比較してピクセル要素の差分情報を出力さ
    せ、出力された差分情報が与えられたパラメータよりも
    大きい部分であるか又はそれ以外の部分であるかを、ビ
    ット・マップへ保存するビット・マップ情報記録手段
    と、該ビット・マップ情報記録手段によって保存された
    パラメータよりも大きい部分の情報を圧縮処理する情報
    圧縮手段を含むことを特徴とする動画像情報の圧縮シス
    テム。
  17. 【請求項17】 前記情報圧縮手段が、ビット・マップ
    情報記録手段によって保存されたパラメータよりも大き
    くない部分の情報をフレーム間に変化の無い画素として
    処理(削除)する請求項16記載の動画像情報の圧縮シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 フレーム間について冗長な情報をさら
    に削減するエントロピー符号化手段を含む請求項16又
    は17記載の動画像情報の圧縮システム。
  19. 【請求項19】 フレーム間圧縮の前にフレーム内圧縮
    を行なう請求項16乃至18のいずれか記載の動画像情
    報の圧縮システム。
  20. 【請求項20】 フレーム間におけるn×m画素(n、
    mは2以上の整数)を1ブロックとして取り扱ったそれ
    ぞれの画素同士を比較して出力された差分を差分情報と
    して用いる請求項16乃至19のいずれか記載の動画像
    情報の圧縮システム。
  21. 【請求項21】 前記フレーム間における2×2ブロッ
    クのピクセル要素をA,B,C,Dとしたときa,b,
    c,dを、a=A+B+C+D,b=A−B+C−D,
    c=A+B−C−D,d=a−4Dとすると、3A≒a
    +b+c=3A+B+C−D,3B≒a−b+c=A+
    3B−C+D,3C≒a+b−c=A−B+3C+D,
    3D≒a−b−c=−A+B+C+3Dとなる復号化デ
    ータが得られる請求項16乃至20のいずれか記載の動
    画像情報の圧縮システム。
  22. 【請求項22】 前記フレーム内の差分有無情報は、フ
    レーム内の2×2ブロックに対応したビット・マップ情
    報であり、前記フレーム間の差分の有無は、エンコーダ
    入力データ(3つの)の二乗平均誤差、√{(A−
    A’)(A−A’)+(B−B’)(B−B’)+(C
    −C’)(C−C’)}をパラメータと比較し、「差あ
    り」と判定されれば、これをフレーム内の差分情報とし
    て該当するビットを立てるものとする請求項16乃至2
    1のいずれか記載の動画像情報の圧縮システム。
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