JP2002204170A - 構成要素値によって分類される信号構成要素の多段符号化 - Google Patents
構成要素値によって分類される信号構成要素の多段符号化Info
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- JP2002204170A JP2002204170A JP2001330881A JP2001330881A JP2002204170A JP 2002204170 A JP2002204170 A JP 2002204170A JP 2001330881 A JP2001330881 A JP 2001330881A JP 2001330881 A JP2001330881 A JP 2001330881A JP 2002204170 A JP2002204170 A JP 2002204170A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M7/00—Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
- H03M7/30—Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
- H03M7/40—Conversion to or from variable length codes, e.g. Shannon-Fano code, Huffman code, Morse code
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 低計算コストで高レベル圧縮を実現する。
【解決手段】 圧縮すべき情報の高精度かつ予備限定さ
れた確率分布関数を要しない低計算コストを有する損失
のない多段符号化プロセスを用いることによってオーデ
ィオおよび符号化システムにおいて高度な圧縮が達成さ
れ得る。多段符号化プロセスは、信号構成要素値により
幾つかの種別の1つ内に圧縮されるべき信号構成要素を
分類する。より高いレベルの種別内に配置されるべき信
号構成要素は、より低いレベルの種別内の印によって表
される。符号化プロセスの各段は信号構成要素のグルー
プを形成し、それらのグループに多次元符号化プロセス
を用いる。符号化プロセスの次元はそれが用いられるグ
ループのサイズと等しくかつ圧縮性能に対して符号化プ
ロセスの計算要件をバランスさせるように選ばれる。
れた確率分布関数を要しない低計算コストを有する損失
のない多段符号化プロセスを用いることによってオーデ
ィオおよび符号化システムにおいて高度な圧縮が達成さ
れ得る。多段符号化プロセスは、信号構成要素値により
幾つかの種別の1つ内に圧縮されるべき信号構成要素を
分類する。より高いレベルの種別内に配置されるべき信
号構成要素は、より低いレベルの種別内の印によって表
される。符号化プロセスの各段は信号構成要素のグルー
プを形成し、それらのグループに多次元符号化プロセス
を用いる。符号化プロセスの次元はそれが用いられるグ
ループのサイズと等しくかつ圧縮性能に対して符号化プ
ロセスの計算要件をバランスさせるように選ばれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は概してオーディオ・画像
符号化システム及び方法に関し、特に、圧縮されるべき
情報の確率分布関数を高精度で予め限定することを要せ
ずに低計算コストで高レベル圧縮を与えるためにオーデ
ィオ・画像符号化システムで用い得る損失のない圧縮技
術に関する。
符号化システム及び方法に関し、特に、圧縮されるべき
情報の確率分布関数を高精度で予め限定することを要せ
ずに低計算コストで高レベル圧縮を与えるためにオーデ
ィオ・画像符号化システムで用い得る損失のない圧縮技
術に関する。
【0002】
【発明の背景】オーディオ及び画像信号処理分野の間に
は信号品質の知覚可能な損失なしにオーディオ及び画像
信号を表わすのに要する情報量を低減させることにつき
かなりの興味がある。そのような信号を表わすのに要す
る情報量を低減させることによって、通信路及び記憶媒
体に対して課される当該表現の情報容量要件はより低下
する。
は信号品質の知覚可能な損失なしにオーディオ及び画像
信号を表わすのに要する情報量を低減させることにつき
かなりの興味がある。そのような信号を表わすのに要す
る情報量を低減させることによって、通信路及び記憶媒
体に対して課される当該表現の情報容量要件はより低下
する。
【0003】情報容量要件は2種類のデータ圧縮技術の
一方又は双方を用いることによって低減され得る。時に
は「損失のある」圧縮と呼ばれる一形式は、元信号の完
全な回復は保証せず、概して幾分それを妨げるように情
報容量要件を低減させる。時には「損失のない」圧縮と
呼ばれる他の形式は、元信号の完全な回復を可能にする
ように情報容量要件を低減させる。
一方又は双方を用いることによって低減され得る。時に
は「損失のある」圧縮と呼ばれる一形式は、元信号の完
全な回復は保証せず、概して幾分それを妨げるように情
報容量要件を低減させる。時には「損失のない」圧縮と
呼ばれる他の形式は、元信号の完全な回復を可能にする
ように情報容量要件を低減させる。
【0004】損失のある圧縮 量子化は周知の損失のある一デジタル圧縮技術である。
量子化は、デジタル信号の各サンプルを表わすのに用い
られるビット数を低減させることによって情報容量要件
を低減させ得るが、それによってデジタル信号表現の精
度が低下する。低下した精度又は量子化誤差は雑音(ノ
イズ)として現され、それゆえに量子化はノイズを信号
内に注入するプロセスのように考えられ得る。もし量子
化誤差がかなりの大きさならば量子化ノイズは知覚さ
れ、符号化された信号の本質的品質を劣化させるであろ
う。
量子化は、デジタル信号の各サンプルを表わすのに用い
られるビット数を低減させることによって情報容量要件
を低減させ得るが、それによってデジタル信号表現の精
度が低下する。低下した精度又は量子化誤差は雑音(ノ
イズ)として現され、それゆえに量子化はノイズを信号
内に注入するプロセスのように考えられ得る。もし量子
化誤差がかなりの大きさならば量子化ノイズは知覚さ
れ、符号化された信号の本質的品質を劣化させるであろ
う。
【0005】知覚符号化システムは、知覚できないか又
は知覚できる信号品質に無関係な情報構成要素を除去す
ることによって全く知覚できる劣化なしに損失のある圧
縮技術を入力信号に用いることを試みるものである。相
補的復号技術は、除去される構成要素(成分)が真に無
関係であることを前提として入力信号とは知覚的に区別
できる入力信号のレプリカ(複製)を回復し得る。
は知覚できる信号品質に無関係な情報構成要素を除去す
ることによって全く知覚できる劣化なしに損失のある圧
縮技術を入力信号に用いることを試みるものである。相
補的復号技術は、除去される構成要素(成分)が真に無
関係であることを前提として入力信号とは知覚的に区別
できる入力信号のレプリカ(複製)を回復し得る。
【0006】いわゆる分割帯域符号化技術はしばしば知
覚符号化システムで用いられる。それは同技術が、入力
信号に関連する部分を識別するために入力信号の分析を
容易にさせ得るからである。分割帯域エンコーダーは入
力信号を幾つかの狭帯域信号に分割し、無関係と考えら
れる部分を識別するために狭帯域信号を分析し、これら
の部分を除去するように各狭帯域信号を適応的に量子化
する。
覚符号化システムで用いられる。それは同技術が、入力
信号に関連する部分を識別するために入力信号の分析を
容易にさせ得るからである。分割帯域エンコーダーは入
力信号を幾つかの狭帯域信号に分割し、無関係と考えら
れる部分を識別するために狭帯域信号を分析し、これら
の部分を除去するように各狭帯域信号を適応的に量子化
する。
【0007】分割帯域オーディオ符号化は、オーディオ
信号を幾つかのサブバンド信号に分割してその各々がい
わゆる人の聴覚(感)系の臨界帯域幅と比例する帯域幅
を有するようにするために、しばしば順方向又は分析フ
ィルタバンクを用いることを含む。各サブバンド信号は
丁度十分なビットを用いて量子化され、各サブバンドの
量子化ノイズが当該サブバンド及び隣接サブバンドのス
ペクトル構成要素によって隠蔽されることを保証するよ
うにされる。分割帯域オーディオ復号は、逆又は合成フ
ィルタバンクを用いて原信号のレプリカを再構成するこ
とから成る。もしフィルタバンクのフィルタ帯域幅及び
サブバンド信号の量子化精度が適切に選択されるなら
ば、再構成されたレプリカは原信号と知覚的に区別され
得ない。
信号を幾つかのサブバンド信号に分割してその各々がい
わゆる人の聴覚(感)系の臨界帯域幅と比例する帯域幅
を有するようにするために、しばしば順方向又は分析フ
ィルタバンクを用いることを含む。各サブバンド信号は
丁度十分なビットを用いて量子化され、各サブバンドの
量子化ノイズが当該サブバンド及び隣接サブバンドのス
ペクトル構成要素によって隠蔽されることを保証するよ
うにされる。分割帯域オーディオ復号は、逆又は合成フ
ィルタバンクを用いて原信号のレプリカを再構成するこ
とから成る。もしフィルタバンクのフィルタ帯域幅及び
サブバンド信号の量子化精度が適切に選択されるなら
ば、再構成されたレプリカは原信号と知覚的に区別され
得ない。
【0008】2つのこのような符号化技術はサブバンド
符号化及び変換符号化である。サブバンド符号化はフィ
ルタバンクを実施するために各種のアナログ、デジタル
濾波技術を用い得る。変換符号化はフィルタバンクを実
施するために各種の時間領域対周波数領域変換を用い
る。隣接周波数領域変換係数は、個々の変換係数帯域幅
の合計である有効帯域幅を有する「サブバンド」を限定
するためにグループ化され得る。
符号化及び変換符号化である。サブバンド符号化はフィ
ルタバンクを実施するために各種のアナログ、デジタル
濾波技術を用い得る。変換符号化はフィルタバンクを実
施するために各種の時間領域対周波数領域変換を用い
る。隣接周波数領域変換係数は、個々の変換係数帯域幅
の合計である有効帯域幅を有する「サブバンド」を限定
するためにグループ化され得る。
【0009】以下の記載全体を通して「分割帯域符号
化」等の用語は、有用な信号帯域幅部分で作動するサブ
バンド符号化及び復号、変換符号化及び復号並びに他の
符号化及び復号技術を指す。
化」等の用語は、有用な信号帯域幅部分で作動するサブ
バンド符号化及び復号、変換符号化及び復号並びに他の
符号化及び復号技術を指す。
【0010】「サブバンド」の用語は、真のサブバンド
コーダ、変換コーダ又は他の技術により実施されるかど
うかにかかわらず、有用な信号帯域幅部分を指す。「サ
ブバンド信号」の用語は、それぞれのサブバンド内で分
割帯域濾波された信号を指す。
コーダ、変換コーダ又は他の技術により実施されるかど
うかにかかわらず、有用な信号帯域幅部分を指す。「サ
ブバンド信号」の用語は、それぞれのサブバンド内で分
割帯域濾波された信号を指す。
【0011】他の損失のある圧縮技術はスケーリングと
呼ばれる。多くの符号化技術は、限られた数のビットで
表わされる符号化された情報のダイナミックレンジを拡
張するために尺度化(換算)された表現を用いる分割帯
域符号化伝達信号を含む。換算された表現は、符号化さ
れた信号要素に対応する「換算された値」に関連する1
つ又はそれ以上の 「スケーリングファクタ(換算係
数)」を含む。換算された表現には多くの形式が知られ
ている。換算された値の精度をある程度犠牲にすること
によって、「ブロック換算された表現」を用いる情報を
伝えるためにより少ないビットさえ用いられ得る。ブロ
ック換算された表現は共通換算係数と関連する一グルー
プ又はブロックの換算された値を含む。
呼ばれる。多くの符号化技術は、限られた数のビットで
表わされる符号化された情報のダイナミックレンジを拡
張するために尺度化(換算)された表現を用いる分割帯
域符号化伝達信号を含む。換算された表現は、符号化さ
れた信号要素に対応する「換算された値」に関連する1
つ又はそれ以上の 「スケーリングファクタ(換算係
数)」を含む。換算された表現には多くの形式が知られ
ている。換算された値の精度をある程度犠牲にすること
によって、「ブロック換算された表現」を用いる情報を
伝えるためにより少ないビットさえ用いられ得る。ブロ
ック換算された表現は共通換算係数と関連する一グルー
プ又はブロックの換算された値を含む。
【0012】損失のないハイブリッド圧縮 損失のない圧縮技術は、冗長な信号構成要素を低減させ
るか又は除去することによって劣化なしに信号の情報容
量要件を低下させる。相補的復元(反圧縮)技術は、圧
縮中除去された冗長構成要素を与えることによって原信
号を完全に回復し得る。損失のない圧縮の例には、ラン
レングス符号化、適応及び非適応形差動符号化、線形予
測符号化、変換符号化及びハフマン符号化のようないわ
ゆるエントロピー符号化形式が含まれる。これらの圧縮
技術の変形、組合せ及び適応形式もまた知られている。
るか又は除去することによって劣化なしに信号の情報容
量要件を低下させる。相補的復元(反圧縮)技術は、圧
縮中除去された冗長構成要素を与えることによって原信
号を完全に回復し得る。損失のない圧縮の例には、ラン
レングス符号化、適応及び非適応形差動符号化、線形予
測符号化、変換符号化及びハフマン符号化のようないわ
ゆるエントロピー符号化形式が含まれる。これらの圧縮
技術の変形、組合せ及び適応形式もまた知られている。
【0013】概して、最高圧縮レベルは損失のない圧縮
と損失のある圧縮技術とを組合わせるハイブリッド(混
成)技術によって達成される。2つの型のハイブリッド
技術につき以下に述べる。
と損失のある圧縮技術とを組合わせるハイブリッド(混
成)技術によって達成される。2つの型のハイブリッド
技術につき以下に述べる。
【0014】第1ハイブリッド型の例では、変換係数を
量子化するために損失のない変換符号化と損失のあるベ
クトル量子化とを組合わせる。ベクトル量子化では、N
次元ベクトル空間内の量子化された値のコードブック
(一覧表)を用い、各ソースベクトルを最も近いコード
ブックベクトルと関連づけられる値に量子化する。最も
近いベクトルを見出すために要するプロセスに関する計
算上の複雑さはコードブック空間の次元が増加するに連
れて幾何学的に増加する。原則として、ベクトル量子化
は、Gersho及びGray の「ベクトル量子化及び信号圧
縮」(Prentice Hall、1992)で論じられるように、レ
ートひずみ理論に従って最適符号化を与える。しかし、
最適性能は、ベクトル空間が無限大に近づくに連れて非
対称的にのみ達成される。その結果として、最適に近い
符号化性能は、遥かに高い計算コストを負うことと引換
えにおいてのみ達成され得る。
量子化するために損失のない変換符号化と損失のあるベ
クトル量子化とを組合わせる。ベクトル量子化では、N
次元ベクトル空間内の量子化された値のコードブック
(一覧表)を用い、各ソースベクトルを最も近いコード
ブックベクトルと関連づけられる値に量子化する。最も
近いベクトルを見出すために要するプロセスに関する計
算上の複雑さはコードブック空間の次元が増加するに連
れて幾何学的に増加する。原則として、ベクトル量子化
は、Gersho及びGray の「ベクトル量子化及び信号圧
縮」(Prentice Hall、1992)で論じられるように、レ
ートひずみ理論に従って最適符号化を与える。しかし、
最適性能は、ベクトル空間が無限大に近づくに連れて非
対称的にのみ達成される。その結果として、最適に近い
符号化性能は、遥かに高い計算コストを負うことと引換
えにおいてのみ達成され得る。
【0015】Iwakami他の「変換領域荷重インターリー
ブベクトル量子化(TWIN-VQ)使用による64kb/s未
満における高品質オーディオ符号化」(IEEE Proc. of
ICASSP, 1995, pp. 3095-98)及びCadel他の「高品質オ
ーディオ圧縮用ピラミッドベクトル符号化」(IEEE Pro
c. of ICASSP, 1996)に記載される、変換荷重インター
リーブベクトル量子化及びピラミッドベクトル符号化の
ような代わりの量子化方法が、計算上の複雑さを低減さ
せるために用いられ得る。不幸にしてこれらの方法の計
算コストでさえも非常に高い。
ブベクトル量子化(TWIN-VQ)使用による64kb/s未
満における高品質オーディオ符号化」(IEEE Proc. of
ICASSP, 1995, pp. 3095-98)及びCadel他の「高品質オ
ーディオ圧縮用ピラミッドベクトル符号化」(IEEE Pro
c. of ICASSP, 1996)に記載される、変換荷重インター
リーブベクトル量子化及びピラミッドベクトル符号化の
ような代わりの量子化方法が、計算上の複雑さを低減さ
せるために用いられ得る。不幸にしてこれらの方法の計
算コストでさえも非常に高い。
【0016】第2ハイブリッド型の一例では損失のない
変換符号化を、変換係数の損失のある一様な量子化及
び、例えば、ハフマン符号化を用いる符号された係数の
後続する損失のない符号化と組合せる。ハフマン符号化
技術は、予め決められた入力値の確率分布関数(PDF)
に基づくと共により短い長さのコードをより頻繁に起こ
る値と関連づけるコードブックを用いる。スカラーハフ
マン符号化及び多次元ベクトルハフマン符号化の双方が
可能である。第2ハイブリッド型のこの特殊な例は、入
力値の想定されたPDFが符号化されるべき実際の分布値
に適度に近いならば適度にうまく作動し得る。しかし、
もし想定されたPDFが実際値分布の不充分なモデルであ
るならばハフマン符号化は現実に情報容量要件を増大さ
せ得る。
変換符号化を、変換係数の損失のある一様な量子化及
び、例えば、ハフマン符号化を用いる符号された係数の
後続する損失のない符号化と組合せる。ハフマン符号化
技術は、予め決められた入力値の確率分布関数(PDF)
に基づくと共により短い長さのコードをより頻繁に起こ
る値と関連づけるコードブックを用いる。スカラーハフ
マン符号化及び多次元ベクトルハフマン符号化の双方が
可能である。第2ハイブリッド型のこの特殊な例は、入
力値の想定されたPDFが符号化されるべき実際の分布値
に適度に近いならば適度にうまく作動し得る。しかし、
もし想定されたPDFが実際値分布の不充分なモデルであ
るならばハフマン符号化は現実に情報容量要件を増大さ
せ得る。
【0017】他の損失のない符号化技術は、「換算可能
なオーディオコーダ及びデコーダ」と題する国際出願第
WO99/62253で論じられる。「Tunstall」符号化
と呼ばれるこの技術は、それが入力値の可変長ストリン
グ (一連のもの) を表わす固定長コードワードを用いる
ので二重ハフマン符号化である。この技術はパラメトリ
ック(助変数)PDFモデルを用いことが可能で、従って
多様な確率統計値を表わすモデルセットから一モデルを
選択し得る。パラメトリックモデルを用いて、ハフマン
符号化のように、多くの異なったPDFを作り得るがこ
の技術の性能はPDFの精度に依存する。
なオーディオコーダ及びデコーダ」と題する国際出願第
WO99/62253で論じられる。「Tunstall」符号化
と呼ばれるこの技術は、それが入力値の可変長ストリン
グ (一連のもの) を表わす固定長コードワードを用いる
ので二重ハフマン符号化である。この技術はパラメトリ
ック(助変数)PDFモデルを用いことが可能で、従って
多様な確率統計値を表わすモデルセットから一モデルを
選択し得る。パラメトリックモデルを用いて、ハフマン
符号化のように、多くの異なったPDFを作り得るがこ
の技術の性能はPDFの精度に依存する。
【0018】ビットスライスされた (Bit-Sliced)計算
符号化として知られるさらに他の損失のない符号化技術
は、MPEG4標準文書ISO/IEC WD14496-3: 1997 v4.0(E)
w 1745tf “T/F Core Description," Section 2.12, p
p 60-63で論じされる。この技術は、JPEG画像符号化標
準で用いられる圧縮技術と類似し、初めに二進数で表わ
される量子化された変換係数を整列させ、ビットベクト
ルを形成するために同一重要性を有する各係数のビット
を鎖状につなぎ、次いで結果的に生じるベクトルを算法
的に符号化する。例えば、各係数の最下位ビット(LS
B)の連鎖から一ベクトルが形成され、各係数の次のLSB
から他のベクトルが形成され、以下同様に行われる。不
幸にして、この技術は知覚符号化システムでは非常にう
まくは作動しない。それは各係数が同一数のビットで量
子化されていることによる。各種の係数につき有意のビ
ット数がバンドを横切って又はその中で変化すると、例
えば、単なる符号拡張ビットである、ある係数を持つよ
り有意なビットが不必要に符号化される。
符号化として知られるさらに他の損失のない符号化技術
は、MPEG4標準文書ISO/IEC WD14496-3: 1997 v4.0(E)
w 1745tf “T/F Core Description," Section 2.12, p
p 60-63で論じされる。この技術は、JPEG画像符号化標
準で用いられる圧縮技術と類似し、初めに二進数で表わ
される量子化された変換係数を整列させ、ビットベクト
ルを形成するために同一重要性を有する各係数のビット
を鎖状につなぎ、次いで結果的に生じるベクトルを算法
的に符号化する。例えば、各係数の最下位ビット(LS
B)の連鎖から一ベクトルが形成され、各係数の次のLSB
から他のベクトルが形成され、以下同様に行われる。不
幸にして、この技術は知覚符号化システムでは非常にう
まくは作動しない。それは各係数が同一数のビットで量
子化されていることによる。各種の係数につき有意のビ
ット数がバンドを横切って又はその中で変化すると、例
えば、単なる符号拡張ビットである、ある係数を持つよ
り有意なビットが不必要に符号化される。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、例え
ば、符号化されるべき値の正確な予備限定された確率分
布を要することなくかつ高計算コストを課すことなく高
レベルの損失のない圧縮を与えるために、知覚オーディ
オ及び画像符号化システムのような符号化システムで用
いられ得る符号化及び復号技術を与えることである。
ば、符号化されるべき値の正確な予備限定された確率分
布を要することなくかつ高計算コストを課すことなく高
レベルの損失のない圧縮を与えるために、知覚オーディ
オ及び画像符号化システムのような符号化システムで用
いられ得る符号化及び復号技術を与えることである。
【0020】本発明の一面によると、信号構成要素値に
従って該信号構成要素の各々を複数の種別の1つに配置
することによって信号が符号化され、各種別は種別に関
連するある範囲の値を表す順位を有し、それぞれの種別
に関して、信号構成要素を1つ又はそれ以上のグループ
にアセンブルし、各グループが該それぞれの種別の順位
と逆比に変化する構成要素を符号化する一群の構成要素
を有し、該グループの各々に符号化プロセスを作用さ
せ、そこではそれぞれのグループに作用させられる該符
号化プロセスが該それぞれのグループの該一群の構成要
素に比例する次元を有する。
従って該信号構成要素の各々を複数の種別の1つに配置
することによって信号が符号化され、各種別は種別に関
連するある範囲の値を表す順位を有し、それぞれの種別
に関して、信号構成要素を1つ又はそれ以上のグループ
にアセンブルし、各グループが該それぞれの種別の順位
と逆比に変化する構成要素を符号化する一群の構成要素
を有し、該グループの各々に符号化プロセスを作用さ
せ、そこではそれぞれのグループに作用させられる該符
号化プロセスが該それぞれのグループの該一群の構成要
素に比例する次元を有する。
【0021】本発明の他の面によると、信号構成要素値
に従って該信号構成要素のいくつかを第1種別内に配置
することによって信号が符号化され、該第1種別内に配
置された該信号構成要素を、おのおのが第1数と等しい
数の要素を有する1つ又はそれ以上の第1グループにア
センブルし、該第1グループの各々に符号化プロセスを
作用させ、そこでは該符号化プロセスが該第1数に比例
する次元を有し、該第1種別内に配置されてない該信号
構成要素の少なくともいくつかを信号構成要素値に従っ
て第2種別内に配置し、該第2に配置される該信号構成
要素を各々が第2数と等しい数の要素を有する1つ又は
それ以上の第2グループにアセンブルし、そこでは該第
2数が該第1数とは異なり、該第2グループの各々に符
号化プロセスを作用させ、そこでは該符号化プロセスは
第2数に比例する次元を有する。
に従って該信号構成要素のいくつかを第1種別内に配置
することによって信号が符号化され、該第1種別内に配
置された該信号構成要素を、おのおのが第1数と等しい
数の要素を有する1つ又はそれ以上の第1グループにア
センブルし、該第1グループの各々に符号化プロセスを
作用させ、そこでは該符号化プロセスが該第1数に比例
する次元を有し、該第1種別内に配置されてない該信号
構成要素の少なくともいくつかを信号構成要素値に従っ
て第2種別内に配置し、該第2に配置される該信号構成
要素を各々が第2数と等しい数の要素を有する1つ又は
それ以上の第2グループにアセンブルし、そこでは該第
2数が該第1数とは異なり、該第2グループの各々に符
号化プロセスを作用させ、そこでは該符号化プロセスは
第2数に比例する次元を有する。
【0022】本発明のさらなる面によると、信号構成要
素値に従って該信号構成要素を複数の種別の1つ内に配
置された1つ又はそれ以上の信号構成要素を表すコード
を受信することによって符号化された信号を複合し、そ
こでは各種別がある範囲の値と関連付けられると共に関
連する範囲の値の全長を表す順位を有し、各それぞれの
コードにつき、該それぞれのコードで表される該信号構
成要素の該それぞれのコードを識別し、一群の要素を得
るために該それぞれのコードに復号プロセスを作用さ
せ、該グループは該それぞれの種別の該順位と逆比的に
変化するいくつかの要素を有し、そこでは該それぞれの
コードに用いられる該符号化プロセスが、該要素グルー
プの該いくつかの要素に比例する次元を有し、該要素グ
ループから該1つ又はそれ以上の信号構成要素を入手す
る。
素値に従って該信号構成要素を複数の種別の1つ内に配
置された1つ又はそれ以上の信号構成要素を表すコード
を受信することによって符号化された信号を複合し、そ
こでは各種別がある範囲の値と関連付けられると共に関
連する範囲の値の全長を表す順位を有し、各それぞれの
コードにつき、該それぞれのコードで表される該信号構
成要素の該それぞれのコードを識別し、一群の要素を得
るために該それぞれのコードに復号プロセスを作用さ
せ、該グループは該それぞれの種別の該順位と逆比的に
変化するいくつかの要素を有し、そこでは該それぞれの
コードに用いられる該符号化プロセスが、該要素グルー
プの該いくつかの要素に比例する次元を有し、該要素グ
ループから該1つ又はそれ以上の信号構成要素を入手す
る。
【0023】本発明のさらに別の面によると、第1数の
要素を有する第1グループを得るために第1コードに復
号プロセスを作用させることによって符号化された信号
を復号し、そこでは該復号プロセスが該第1数に比例す
る次元を有し、該第1グループから第1種別内に配置さ
れかつ該第1種別に関連する範囲の値以内の値を有する
1つ又はそれ以上の信号構成要素を入手し、第2数の要
素を有するそれぞれの第2グループを得るために第2コ
ードに復号プロセスを作用させ、そこでは該復号プロセ
スが該第2数に比例する次元を有し、該第2グループか
ら第2種別内に配置されかつ該第2種別に関連する範囲
の値以内の値を有する1つ又はそれ以上の信号構成要素
を入手する。
要素を有する第1グループを得るために第1コードに復
号プロセスを作用させることによって符号化された信号
を復号し、そこでは該復号プロセスが該第1数に比例す
る次元を有し、該第1グループから第1種別内に配置さ
れかつ該第1種別に関連する範囲の値以内の値を有する
1つ又はそれ以上の信号構成要素を入手し、第2数の要
素を有するそれぞれの第2グループを得るために第2コ
ードに復号プロセスを作用させ、そこでは該復号プロセ
スが該第2数に比例する次元を有し、該第2グループか
ら第2種別内に配置されかつ該第2種別に関連する範囲
の値以内の値を有する1つ又はそれ以上の信号構成要素
を入手する。
【0024】本発明の各種の特徴及びその望ましい実施
形態は、以下の記載及び幾つかの図面で同一要素は同一
参照番号で示された添付図を参照することによってより
よく理解し得る。下記論議の内容及び図面は例としての
み説明されたものであり本発明の範囲を限定するものと
理解すべきではない。
形態は、以下の記載及び幾つかの図面で同一要素は同一
参照番号で示された添付図を参照することによってより
よく理解し得る。下記論議の内容及び図面は例としての
み説明されたものであり本発明の範囲を限定するものと
理解すべきではない。
【0025】
【実施形態】A.符号化装置 図1は、本発明により信号を符号化する装置の主要構成
要素を例示する構成図である。信号路1は、例えば、聴
感又は視覚情報のような人の知覚を意図する情報を伝え
る入力信号を受信する。信号分析器10は入力信号を表
す信号構成要素を発生させるために入力信号を処理し、
多段エンコーダー20はこれらの信号構成要素圧縮す
る。フォーマッタ30は、圧縮された信号構成要素を伝
送又は記憶に適する形式を有する符号化された信号にア
センブルし、この信号を路39に沿って通す。
要素を例示する構成図である。信号路1は、例えば、聴
感又は視覚情報のような人の知覚を意図する情報を伝え
る入力信号を受信する。信号分析器10は入力信号を表
す信号構成要素を発生させるために入力信号を処理し、
多段エンコーダー20はこれらの信号構成要素圧縮す
る。フォーマッタ30は、圧縮された信号構成要素を伝
送又は記憶に適する形式を有する符号化された信号にア
センブルし、この信号を路39に沿って通す。
【0026】例えば、フォーマッタ30は圧縮された信
号構成要素をビットストリーム内に多重送信すると共に
伝送のためにビットストリーム誤り訂正符号(コー
ド)、フレーム同期パターンにアセンブルするか若しく
は記憶装置から検索するために情報を識別する。符号化
された信号は、超可聴から紫外周波数を含むスペクトル
全体にわたるベースバンド又は変調された通信路を用い
て伝送され得る。符号化された信号はまた記憶装置40
に記録され得る。同記憶装置は本質的にあらゆる情報記
録技術を用いる任意の媒体であり得る。一般的な例とし
て磁気テープ、磁気ディスク、光学ディスクおよび非揮
発性ソリッドステート記憶装置がある。
号構成要素をビットストリーム内に多重送信すると共に
伝送のためにビットストリーム誤り訂正符号(コー
ド)、フレーム同期パターンにアセンブルするか若しく
は記憶装置から検索するために情報を識別する。符号化
された信号は、超可聴から紫外周波数を含むスペクトル
全体にわたるベースバンド又は変調された通信路を用い
て伝送され得る。符号化された信号はまた記憶装置40
に記録され得る。同記憶装置は本質的にあらゆる情報記
録技術を用いる任意の媒体であり得る。一般的な例とし
て磁気テープ、磁気ディスク、光学ディスクおよび非揮
発性ソリッドステート記憶装置がある。
【0027】1.信号分析 図2は、心理知覚原理による入力信号を符号化するため
に用いられ得る分割帯域符号化装置の構成図である。こ
れらの原理は、例えば、人の聴感又は人の視覚器官
(系)の知覚特性を説明する。以下の論議は心理音響原
理によるオーディオ信号符号化に関するが、本発明にと
って心理知覚原理を用いることは核心的ではない。
に用いられ得る分割帯域符号化装置の構成図である。こ
れらの原理は、例えば、人の聴感又は人の視覚器官
(系)の知覚特性を説明する。以下の論議は心理音響原
理によるオーディオ信号符号化に関するが、本発明にと
って心理知覚原理を用いることは核心的ではない。
【0028】図2を参照すると、分析フィルタバンク1
1は入力信号を複数のサブバンド信号に分割し、量子化
器13、14および15の各々につき量子化ステップ
(段)サイズを制御する制御信号を与えるためにモデル
12は入力信号の心理音響特性を評価する。「順方向適
応」システムとして知られるこの例では、モデル12は
入力信号から直接その評価を行い、符号化された信号に
含めるために量子化段サイズの明示的指示をフォーマッ
タ30に通す。図示されていない「逆方向適応」システ
ムと呼ばれる代わりの実施例では、モデル12は符号化
された信号に含めるためにその後フォーマッタ30に通
されるサブバンド信号から得られる情報からその評価を
行う。順方向適応システムでは、量子化情報は符号化さ
れた信号に明示的に通される。逆方向適応システムで
は、量子化情報は符号化された信号に暗示的に通され
る。
1は入力信号を複数のサブバンド信号に分割し、量子化
器13、14および15の各々につき量子化ステップ
(段)サイズを制御する制御信号を与えるためにモデル
12は入力信号の心理音響特性を評価する。「順方向適
応」システムとして知られるこの例では、モデル12は
入力信号から直接その評価を行い、符号化された信号に
含めるために量子化段サイズの明示的指示をフォーマッ
タ30に通す。図示されていない「逆方向適応」システ
ムと呼ばれる代わりの実施例では、モデル12は符号化
された信号に含めるためにその後フォーマッタ30に通
されるサブバンド信号から得られる情報からその評価を
行う。順方向適応システムでは、量子化情報は符号化さ
れた信号に明示的に通される。逆方向適応システムで
は、量子化情報は符号化された信号に暗示的に通され
る。
【0029】分析フィルタバンク11は、回帰的、非回
帰的および格子状デジタルフィルタ、1つ又はそれ以上
の離散変換および小波変換等広く多様な方法で実施され
得る。本発明にとって重要な特殊の実施例はない。一実
施例における分析フィルタバンク11は、Princen及びB
radleyの「時間領域エイリアシング相殺に基づく分析・
合成フィルタバンク」(IEEE Trans. on Acoust., Spee
ch, Signal Proc. Vol.ASSP-34, 1986,pp. 1153-1161)
に開示された技術による修正離散余弦変換及び修正離散
正弦変換によって実施される。他の実施例における分析
フィルタバンクは、Princen, Johnson及びBradleyの
「時間領域エイリアシング相殺に基づくフィルタバンク
デザインを用いるサブバンド・変換符号化」(ICASSP 19
87,pp.2161-64)に開示された技術による別の修正離散
余弦変換によって実施される。
帰的および格子状デジタルフィルタ、1つ又はそれ以上
の離散変換および小波変換等広く多様な方法で実施され
得る。本発明にとって重要な特殊の実施例はない。一実
施例における分析フィルタバンク11は、Princen及びB
radleyの「時間領域エイリアシング相殺に基づく分析・
合成フィルタバンク」(IEEE Trans. on Acoust., Spee
ch, Signal Proc. Vol.ASSP-34, 1986,pp. 1153-1161)
に開示された技術による修正離散余弦変換及び修正離散
正弦変換によって実施される。他の実施例における分析
フィルタバンクは、Princen, Johnson及びBradleyの
「時間領域エイリアシング相殺に基づくフィルタバンク
デザインを用いるサブバンド・変換符号化」(ICASSP 19
87,pp.2161-64)に開示された技術による別の修正離散
余弦変換によって実施される。
【0030】論議を簡単にするために以下の例における
分析フィルタバンク11は、信号構成要素として変換係
数を与える1つ又はそれ以上の離散時間領域対周波数領
域変換によって実施されると仮定する。もし、一組の方
形ミラーフィルタ(QMF)又は多相フィルタバンクのよ
うな実施例がその代わりに用いられるならば、それでは
分析フィルタバンク11はサブバンド信号サンプルの形
で信号構成要素を与える。
分析フィルタバンク11は、信号構成要素として変換係
数を与える1つ又はそれ以上の離散時間領域対周波数領
域変換によって実施されると仮定する。もし、一組の方
形ミラーフィルタ(QMF)又は多相フィルタバンクのよ
うな実施例がその代わりに用いられるならば、それでは
分析フィルタバンク11はサブバンド信号サンプルの形
で信号構成要素を与える。
【0031】再び図2を参照すると、量子化器13は分
析フィルタバンク11から1つ又はそれ以上の変換係数
を受取り、モデル12から受信した制御信号に応答して
改変された量子化ステップサイズを用いて1つ又はそれ
以上の変換係数を量子化し、これらの量子化された変換
係数を多段エンコーダー20へ通す。同様に、量子化器
14および15はモデル12から受信した制御信号に応
答して改変されたそれぞれの量子化ステップサイズを用
いて1つ又はそれ以上の変換係数を受取ってそれを量子
化する。この例では、信号分析器10は3つのサブバン
ドにグループ化される量子化された変換係数を与える。
概して、実際的実施例は20又はそれ以上のサブバンド
にグループ化される量子化された変換係数を与えるが、
サブバンドの数は決定的ではない。多段エンコーダー2
0によって行なわれる符号化プロセスを単純化するため
に各サブバンド内で一様な量子化を用いるのが望ましい
が、一様な量子化は必要ではない。
析フィルタバンク11から1つ又はそれ以上の変換係数
を受取り、モデル12から受信した制御信号に応答して
改変された量子化ステップサイズを用いて1つ又はそれ
以上の変換係数を量子化し、これらの量子化された変換
係数を多段エンコーダー20へ通す。同様に、量子化器
14および15はモデル12から受信した制御信号に応
答して改変されたそれぞれの量子化ステップサイズを用
いて1つ又はそれ以上の変換係数を受取ってそれを量子
化する。この例では、信号分析器10は3つのサブバン
ドにグループ化される量子化された変換係数を与える。
概して、実際的実施例は20又はそれ以上のサブバンド
にグループ化される量子化された変換係数を与えるが、
サブバンドの数は決定的ではない。多段エンコーダー2
0によって行なわれる符号化プロセスを単純化するため
に各サブバンド内で一様な量子化を用いるのが望ましい
が、一様な量子化は必要ではない。
【0032】2.信号構成要素符号化 図3および4は多段エンコーダー20の2つの異なった
実施例の構成図を例示する。図3を参照すると、構成要
素分類器21は信号分析器10から信号構成要素を受取
り、信号構成要素の値により複数の種別の1つ内に各信
号構成要素を配置する。第1種別内に置かれた各信号構
成要素はエンコーダー22に通され、第2種別内に置か
れた各信号構成要素はエンコーダー23に通され、第3
種別内に置かれた各信号構成要素はエンコーダー24に
通される。この例では各信号構成要素は3つの種別の1
つ内に配置されるが、原則として2以上の任意の整数の
種別が用いられ得る。種別の数は、データ記憶要件およ
び計算コストに対して符号化能率をバランスさせるよう
に選択すべきである。
実施例の構成図を例示する。図3を参照すると、構成要
素分類器21は信号分析器10から信号構成要素を受取
り、信号構成要素の値により複数の種別の1つ内に各信
号構成要素を配置する。第1種別内に置かれた各信号構
成要素はエンコーダー22に通され、第2種別内に置か
れた各信号構成要素はエンコーダー23に通され、第3
種別内に置かれた各信号構成要素はエンコーダー24に
通される。この例では各信号構成要素は3つの種別の1
つ内に配置されるが、原則として2以上の任意の整数の
種別が用いられ得る。種別の数は、データ記憶要件およ
び計算コストに対して符号化能率をバランスさせるよう
に選択すべきである。
【0033】a)分類及び順位 望ましい実施形態では、各種別は一組の非重複範囲内の
値の範囲と独特に関連付けられ、一構成要素が当該構成
要素の大きさを含む値の範囲に関連する種別内に配置さ
れる。例えば、信号構成要素が-128乃至+127の
間隔内の整数値を有し得る一8ビットシステムは、各種
別に関連する以下の範囲による3つの種別の1つ内に配
置される。
値の範囲と独特に関連付けられ、一構成要素が当該構成
要素の大きさを含む値の範囲に関連する種別内に配置さ
れる。例えば、信号構成要素が-128乃至+127の
間隔内の整数値を有し得る一8ビットシステムは、各種
別に関連する以下の範囲による3つの種別の1つ内に配
置される。
【0034】 この特殊の例は以下の論議および添付図全体にわたって
用いられる。以下の論議は、エンコーダー22、23お
よび24がそれぞれ種別1、2および3内に配置される
信号構成要素を受取る。
用いられる。以下の論議は、エンコーダー22、23お
よび24がそれぞれ種別1、2および3内に配置される
信号構成要素を受取る。
【0035】各種別は関連する範囲の全長を表す「順
位」を有する。本例では、種別1、2および3はそれぞ
れ7、54および196と等しい。
位」を有する。本例では、種別1、2および3はそれぞ
れ7、54および196と等しい。
【0036】b)符号化次元 エンコーダー22、23および24はそれぞれ信号構成
要素が配置される種別(分類)の順位と逆比に変化する
「要素」の数を有するグループにアセンブルされる。各
グループにアセンブルされる要素の数は対応する順位に
おおよそ逆比例するのが望ましい。一「要素」は一信号
構成要素を表すと共にその値を表すか又は以下に述べる
特殊の印(象徴)であり得る。
要素が配置される種別(分類)の順位と逆比に変化する
「要素」の数を有するグループにアセンブルされる。各
グループにアセンブルされる要素の数は対応する順位に
おおよそ逆比例するのが望ましい。一「要素」は一信号
構成要素を表すと共にその値を表すか又は以下に述べる
特殊の印(象徴)であり得る。
【0037】エンコーダー22、23および24はまた
各グループに符号化プロセスを用いる、即ち、作用させ
る。符号化プロセスは、グループの要素数と等しい次元
を有する。言い換えると、一グループはN次元空間の一
点を表し、そこではNがグループの要素数と等しい。エ
ンコーダー22、23および24によって用いられる符
号化プロセスはコード上にN次元空間の各点を独特にマ
ップする(写す)。
各グループに符号化プロセスを用いる、即ち、作用させ
る。符号化プロセスは、グループの要素数と等しい次元
を有する。言い換えると、一グループはN次元空間の一
点を表し、そこではNがグループの要素数と等しい。エ
ンコーダー22、23および24によって用いられる符
号化プロセスはコード上にN次元空間の各点を独特にマ
ップする(写す)。
【0038】望ましい実施例では、エンコーダー22、
23および24は量子化された信号構成要素に損失のな
い算法符号化プロセスを用いる。算法符号化プロセス
は、符号化されるべき「シンボル(象徴)」によって伝
えられる情報から冗長性を除去することによって圧縮プ
ロセスを達成する。
23および24は量子化された信号構成要素に損失のな
い算法符号化プロセスを用いる。算法符号化プロセス
は、符号化されるべき「シンボル(象徴)」によって伝
えられる情報から冗長性を除去することによって圧縮プ
ロセスを達成する。
【0039】一次元算法符号化プロセスは実ライン区分
0.0乃至1.0上の非重複間隔にシンボルを割当て、
各間隔の長さが対応するシンボルの発生確立と等しくな
るようにさせる。シンボルは、適切な間隔で存在する任
意の実数によって一致して表され得る。圧縮は、シンボ
ルそれ自体を表すのに要するより少ないビットで表され
得る間隔以内の数を選ぶことによって達成される。定理
では、Pが特殊シンボルの発生確率であり、「x」がx
と等しいか又はそれより大きい最少整数に戻る関数を示
すとき、その数の二進表現が「logP」を超えるビッ
トを要しないように適切な間隔以内の数が見出され得る
ことを保証する。これらのシンボルは符号化されるべき
信号構成要素の値に対応する。
0.0乃至1.0上の非重複間隔にシンボルを割当て、
各間隔の長さが対応するシンボルの発生確立と等しくな
るようにさせる。シンボルは、適切な間隔で存在する任
意の実数によって一致して表され得る。圧縮は、シンボ
ルそれ自体を表すのに要するより少ないビットで表され
得る間隔以内の数を選ぶことによって達成される。定理
では、Pが特殊シンボルの発生確率であり、「x」がx
と等しいか又はそれより大きい最少整数に戻る関数を示
すとき、その数の二進表現が「logP」を超えるビッ
トを要しないように適切な間隔以内の数が見出され得る
ことを保証する。これらのシンボルは符号化されるべき
信号構成要素の値に対応する。
【0040】N次元算法符号化プロセスは、各次元につ
き単位長軸によって限定されるN次元空間の非重複領域
に各シンボルを割当て、各領域の範囲が対応するシンボ
ルの発生確率と等しくなるようにされる。圧縮は、一次
元符号化につき上記したものと類似の方法で達成され
る。
き単位長軸によって限定されるN次元空間の非重複領域
に各シンボルを割当て、各領域の範囲が対応するシンボ
ルの発生確率と等しくなるようにされる。圧縮は、一次
元符号化につき上記したものと類似の方法で達成され
る。
【0041】算法符号化はそれが適応的なので魅力があ
る。同プロセスは、符号化に用いられる確率モデルを初
期化するために「シード(種)」確率分布関数(PD
F)で開始される。同プロセス中符号化されるシンボル
の実際の確率統計を反映させるために確率モデルが更新
される。さらに詳しい情報についてはThomas及びCover
の「情報理論の要素」(Chapter 2, Prentice-Hall, 19
91)並びにWitten,Neal及びClearlyの「データ圧縮用算
法符号化」(Communications of the ACM, vol.30, no.
6, June 1978, pp. 520-540)を参照せよ。同文献は共
に参照により本明細書に含まれる。
る。同プロセスは、符号化に用いられる確率モデルを初
期化するために「シード(種)」確率分布関数(PD
F)で開始される。同プロセス中符号化されるシンボル
の実際の確率統計を反映させるために確率モデルが更新
される。さらに詳しい情報についてはThomas及びCover
の「情報理論の要素」(Chapter 2, Prentice-Hall, 19
91)並びにWitten,Neal及びClearlyの「データ圧縮用算
法符号化」(Communications of the ACM, vol.30, no.
6, June 1978, pp. 520-540)を参照せよ。同文献は共
に参照により本明細書に含まれる。
【0042】c)信号構成要素及び印 エンコーダー22、23および24によってアセンブル
されたグループは、N次元空間の点を集合的に限定する
各値を有するN要素を含む。一要素は、一信号構成要素
を表すと共に信号構成要素の値を表すか若しくは信号構
成要素の一種の位置保有器(ホールダ)である特殊の印
(象徴)である。上記例を継続すると、エンコーダー2
2、23および24によってアセンブルされたグループ
は、それぞれ第1、第2および第3種別内に配置された
信号構成要素の各値を表す値を有する各要素を含む。こ
れらのグループはまたそれぞれの種別に配置されていな
い信号構成要素を表す印である各要素をも含む。いくつ
かの実施例が以下に論じられる。
されたグループは、N次元空間の点を集合的に限定する
各値を有するN要素を含む。一要素は、一信号構成要素
を表すと共に信号構成要素の値を表すか若しくは信号構
成要素の一種の位置保有器(ホールダ)である特殊の印
(象徴)である。上記例を継続すると、エンコーダー2
2、23および24によってアセンブルされたグループ
は、それぞれ第1、第2および第3種別内に配置された
信号構成要素の各値を表す値を有する各要素を含む。こ
れらのグループはまたそれぞれの種別に配置されていな
い信号構成要素を表す印である各要素をも含む。いくつ
かの実施例が以下に論じられる。
【0043】1)底から頂への符号化 一実施例は最低種別レベルのすべての信号構成要素表す
と共に概して次第により高い種別レベルに減少する各信
号構成要素の数を表す。
と共に概して次第により高い種別レベルに減少する各信
号構成要素の数を表す。
【0044】図5は、一組の16仮想信号構成要素又は
変換係数C0乃至C15を例示し、それらはその値によ
り異なった各種別内へ配置され、次いで多段エをンコー
ダ20の異なった段で符号化される。信号構成要素の各
々は垂直線で表され、その長さは信号構成要素の大きさ
に対応する。水平軸に沿ったラインの位置は信号構成要
素の周波数を表す。
変換係数C0乃至C15を例示し、それらはその値によ
り異なった各種別内へ配置され、次いで多段エをンコー
ダ20の異なった段で符号化される。信号構成要素の各
々は垂直線で表され、その長さは信号構成要素の大きさ
に対応する。水平軸に沿ったラインの位置は信号構成要
素の周波数を表す。
【0045】図示された例では、信号構成要素は0乃至
15の値有する。構成要素分類器21は、上記式1、2
および3に示す3つの範囲による構成要素値によってこ
れらの信号構成要素を3つの種別の1つ内に配置する。
信号構成要素値C4およびC 5は閾値T2を超える値を
有し、それは30の値を有し、従ってこれらの構成要素
は種別3内へ配置される。信号構成要素C1、C8およ
びC11は、3の値を有する閾値T1を超える値を有す
るが閾値T2は超えない。これらの構成要素は種別2内
へ配置される。他の構成要素はすべて閾値T1未満の値
を有し、従ってこれらの構成要素は種別1内へ配置され
る。
15の値有する。構成要素分類器21は、上記式1、2
および3に示す3つの範囲による構成要素値によってこ
れらの信号構成要素を3つの種別の1つ内に配置する。
信号構成要素値C4およびC 5は閾値T2を超える値を
有し、それは30の値を有し、従ってこれらの構成要素
は種別3内へ配置される。信号構成要素C1、C8およ
びC11は、3の値を有する閾値T1を超える値を有す
るが閾値T2は超えない。これらの構成要素は種別2内
へ配置される。他の構成要素はすべて閾値T1未満の値
を有し、従ってこれらの構成要素は種別1内へ配置され
る。
【0046】図5を参照すると、種別1内へ配置されて
ない信号構成要素は、頂端に小さい円を有するラインに
よって表される。多段エンコーダー20の第1段で符号
化される値の種別1内へ配置される信号構成要素は、頂
端に小さい「x」を有するラインで表される。
ない信号構成要素は、頂端に小さい円を有するラインに
よって表される。多段エンコーダー20の第1段で符号
化される値の種別1内へ配置される信号構成要素は、頂
端に小さい「x」を有するラインで表される。
【0047】この例のエンコーダー22は、信号構成要
素C0乃至C15のすべてを表す要素をそれぞれ4要素
ずつグループG1,1乃至G1,4にアセンブルする。
例えば、グループG1,1は信号構成要素C0乃至C3
を表し、4つの要素E1,0乃至E1,3を含み、そこ
では要素E1,0、E1,2およびE1,3はそれぞれ
信号構成要素C0、C2およびC3を表し、要素E
1,1は、信号構成要素C 1が種別1内に配置されてい
ないことを示す特殊の印である。図面全体にわたり、短
い垂直ラインは信号構成要素の値を表す要素を示し、円
は印要素を表す。グループG1,2は4つの要素E
1,4乃至E1,7を含み、そこでは要素E1, 6およ
びE1,7はそれぞれ信号構成要素C6およびC7を表
し、要素E1,4およびE1,5は、それぞれ信号構成
要素C4およびC5が種別1内に配置されていないこと
を示す特殊の印である。グループG1,3は4つの要素
E1,8乃至E1,11を含み、そこでは要素E1,9
およびE1,10はそれぞれ信号構成要素C9およびC
10を表し、要素E1,8およびE1,11は、それぞ
れ信号構成要素C8およびC11が種別1内に配置され
ていないことを示す特殊の印である。エンコーダー22
はグループに4次元符号化処理を用い、それは4つの要
素の各グループを適切なコードにマップする。
素C0乃至C15のすべてを表す要素をそれぞれ4要素
ずつグループG1,1乃至G1,4にアセンブルする。
例えば、グループG1,1は信号構成要素C0乃至C3
を表し、4つの要素E1,0乃至E1,3を含み、そこ
では要素E1,0、E1,2およびE1,3はそれぞれ
信号構成要素C0、C2およびC3を表し、要素E
1,1は、信号構成要素C 1が種別1内に配置されてい
ないことを示す特殊の印である。図面全体にわたり、短
い垂直ラインは信号構成要素の値を表す要素を示し、円
は印要素を表す。グループG1,2は4つの要素E
1,4乃至E1,7を含み、そこでは要素E1, 6およ
びE1,7はそれぞれ信号構成要素C6およびC7を表
し、要素E1,4およびE1,5は、それぞれ信号構成
要素C4およびC5が種別1内に配置されていないこと
を示す特殊の印である。グループG1,3は4つの要素
E1,8乃至E1,11を含み、そこでは要素E1,9
およびE1,10はそれぞれ信号構成要素C9およびC
10を表し、要素E1,8およびE1,11は、それぞ
れ信号構成要素C8およびC11が種別1内に配置され
ていないことを示す特殊の印である。エンコーダー22
はグループに4次元符号化処理を用い、それは4つの要
素の各グループを適切なコードにマップする。
【0048】図6を参照すると、種別1又は2内に配置
されていない信号構成要素は頂端に小さな円を有するラ
インによって表される。多段エンコーダー20の第2段
で符号化される値の種別2内へ配置される信号構成要素
は、頂端に小さい「x」を有するラインで表される。
されていない信号構成要素は頂端に小さな円を有するラ
インによって表される。多段エンコーダー20の第2段
で符号化される値の種別2内へ配置される信号構成要素
は、頂端に小さい「x」を有するラインで表される。
【0049】エンコーダー23は、種別1内へ配置され
ていない信号構成要素を表す要素を、各々が2つの要素
からなるグループG2,1、G2,2およびG2,3に
アセンブルする。グループG2,1では要素E
2,1は、信号構成要素C1の値を表し、要素E2,2
は信号構成要素C4が種別2内に配置されていないこと
を示す印である。グループG2,2は要素E2,3およ
び要素E2,4を含み、そこではE2,3は信号構成要
素C5が種別2内に配置されていないことを示す印であ
り、要素E2,4は信号構成要素C8の値を表す。グル
ープG2,3は要素E2 ,5および要素E2,6を含
み、そこではE2,5は信号構成要素C11の値を表
し、要素E2,6は信号構成要素を表さない単なる位置
保有器である。ダイヤモンド状シンボルは要素E2,6
のこの特性を示す。E2,6の値は所望の通り任意に設
定され得るが、符号化されるとき、最低可能情報要件を
有するコードにマップするグループG2,2の一対の要
素を得るように選択されるのが望ましい。エンコーダー
23はグループに2次元符号化プロセスを用い、それは
2要素の各グループを適切なコードにマップする。
ていない信号構成要素を表す要素を、各々が2つの要素
からなるグループG2,1、G2,2およびG2,3に
アセンブルする。グループG2,1では要素E
2,1は、信号構成要素C1の値を表し、要素E2,2
は信号構成要素C4が種別2内に配置されていないこと
を示す印である。グループG2,2は要素E2,3およ
び要素E2,4を含み、そこではE2,3は信号構成要
素C5が種別2内に配置されていないことを示す印であ
り、要素E2,4は信号構成要素C8の値を表す。グル
ープG2,3は要素E2 ,5および要素E2,6を含
み、そこではE2,5は信号構成要素C11の値を表
し、要素E2,6は信号構成要素を表さない単なる位置
保有器である。ダイヤモンド状シンボルは要素E2,6
のこの特性を示す。E2,6の値は所望の通り任意に設
定され得るが、符号化されるとき、最低可能情報要件を
有するコードにマップするグループG2,2の一対の要
素を得るように選択されるのが望ましい。エンコーダー
23はグループに2次元符号化プロセスを用い、それは
2要素の各グループを適切なコードにマップする。
【0050】図7を参照すると、多段エンコーダー20
の第3段で符号化される値の種別3内へ配置される信号
構成要素は、頂端に小さい「x」を有するラインで表さ
れる。
の第3段で符号化される値の種別3内へ配置される信号
構成要素は、頂端に小さい「x」を有するラインで表さ
れる。
【0051】エンコーダー24は種別3内へ配置される
信号構成要素を表す要素を、各々が1つの要素からなる
グループG3,1およびG3,2にアセンブルする。グ
ループG3,1では要素E3,1は信号構成要素C4の
値を表す。グループG3,2では要素E3,2は信号構
成要素C5の値を表す。エンコーダー24は当該グルー
プに1次元符号化プロセスを用い、それは各要素を適切
なコードにマップする。
信号構成要素を表す要素を、各々が1つの要素からなる
グループG3,1およびG3,2にアセンブルする。グ
ループG3,1では要素E3,1は信号構成要素C4の
値を表す。グループG3,2では要素E3,2は信号構
成要素C5の値を表す。エンコーダー24は当該グルー
プに1次元符号化プロセスを用い、それは各要素を適切
なコードにマップする。
【0052】2)頂から底への符号化 他の実施例は最高種別レベルのすべての信号構成要素表
すと共に概して次第により低い種別レベルに減少する各
信号構成要素の数を表す。上記底〜頂への符号化実施例
の単純な変形であるこの実施例では、構成要素分類器2
1は信号構成要素C0乃至C15を上記と同一種別内に
配置する。
すと共に概して次第により低い種別レベルに減少する各
信号構成要素の数を表す。上記底〜頂への符号化実施例
の単純な変形であるこの実施例では、構成要素分類器2
1は信号構成要素C0乃至C15を上記と同一種別内に
配置する。
【0053】エンコーダー24は信号構成要素C0乃至
C15のすべてを表す要素を各々が1つの要素からなる
グループにアセンブルする。各要素は種別3内へ配置さ
れたそれぞれの信号構成要素の値を表すか又はそれはそ
れぞれの信号構成要素が種別3内へ配置されていないこ
とを示す印(象徴)のいずれかである。エンコーダー24
はグループの各々に1次元符号化処理を用いる。
C15のすべてを表す要素を各々が1つの要素からなる
グループにアセンブルする。各要素は種別3内へ配置さ
れたそれぞれの信号構成要素の値を表すか又はそれはそ
れぞれの信号構成要素が種別3内へ配置されていないこ
とを示す印(象徴)のいずれかである。エンコーダー24
はグループの各々に1次元符号化処理を用いる。
【0054】エンコーダー23は、種別3内へ配置され
ていない信号構成要素を表す要素を各々が2つの要素か
らなるグループにアセンブルする。各要素は種別2内へ
配置されたそれぞれの信号構成要素の値を表すか又はそ
れはそれぞれの信号構成要素が種別3又は種別2内へ配
置されていないことを示す印のいずれかである。エンコ
ーダー23はグループの各々に2次元符号化処理を用い
る。
ていない信号構成要素を表す要素を各々が2つの要素か
らなるグループにアセンブルする。各要素は種別2内へ
配置されたそれぞれの信号構成要素の値を表すか又はそ
れはそれぞれの信号構成要素が種別3又は種別2内へ配
置されていないことを示す印のいずれかである。エンコ
ーダー23はグループの各々に2次元符号化処理を用い
る。
【0055】エンコーダー22は、種別1内へ配置され
た信号構成要素を表す要素を各々が4つの要素からなる
グループにアセンブルする。各要素は種別1内に配置さ
れたそれぞれの信号構成要素の値を表す。エンコーダー
22もまたグループの各々に4次元符号化プロセスを用
いる。
た信号構成要素を表す要素を各々が4つの要素からなる
グループにアセンブルする。各要素は種別1内に配置さ
れたそれぞれの信号構成要素の値を表す。エンコーダー
22もまたグループの各々に4次元符号化プロセスを用
いる。
【0056】3)印なしの符号化 上記印は、信号構成要素用の位置保有器として作動す
る。例えば、底〜頂への実施例では種別1に関するグル
ープの各印は、種別2に関するグループの1つのそれぞ
れの要素に対応する。同様に、種別2に関するグループ
の各印は、種別3に関するグループの1つのそれぞれの
要素に対応する。この対応は、信号構成要素の完全なセ
ット(組)を正確に再構成するために符号化された情報が
どのように合体(併合)されるべきかを制御するように
相補デコーダーデ用いられ得る。
る。例えば、底〜頂への実施例では種別1に関するグル
ープの各印は、種別2に関するグループの1つのそれぞ
れの要素に対応する。同様に、種別2に関するグループ
の各印は、種別3に関するグループの1つのそれぞれの
要素に対応する。この対応は、信号構成要素の完全なセ
ット(組)を正確に再構成するために符号化された情報が
どのように合体(併合)されるべきかを制御するように
相補デコーダーデ用いられ得る。
【0057】各信号構成要素につき種別を識別する何ら
かの他の形の情報が与えられるならば、グループは印な
しにアセンブルされ得る。例えば、構成要素分類器21
は、各信号構成要素につき種別の指示を備える制御信号
を与えることができる。この制御情報は符号化された信
号に含ませるためにフォーマッタ30へ通される。この
実施例を用いて、エンコーダー22は種別1内へ配置さ
れた信号構成要素のみを表す4つの要素のグループをア
センブルし、エンコーダー23は種別2内へ配置された
信号構成要素のみを表す2つの要素のグループをアセン
ブルし、エンコーダー24は種別3内へ配置された信号
構成要素のみを表す1つの要素のグループをアセンブル
する。この代わりの実施例は、もし符号化された信号の
情報要件が少ないか又はもし符号化プロセスの計算的複
雑性が低減されるならば魅力があり得る。
かの他の形の情報が与えられるならば、グループは印な
しにアセンブルされ得る。例えば、構成要素分類器21
は、各信号構成要素につき種別の指示を備える制御信号
を与えることができる。この制御情報は符号化された信
号に含ませるためにフォーマッタ30へ通される。この
実施例を用いて、エンコーダー22は種別1内へ配置さ
れた信号構成要素のみを表す4つの要素のグループをア
センブルし、エンコーダー23は種別2内へ配置された
信号構成要素のみを表す2つの要素のグループをアセン
ブルし、エンコーダー24は種別3内へ配置された信号
構成要素のみを表す1つの要素のグループをアセンブル
する。この代わりの実施例は、もし符号化された信号の
情報要件が少ないか又はもし符号化プロセスの計算的複
雑性が低減されるならば魅力があり得る。
【0058】d)分配される分類 図4は多段エンコーダー20の代わりの実施例を例示す
る。この実施例では信号構成要素種別および符号化が3
つの符号化構成要素間に分配される。
る。この実施例では信号構成要素種別および符号化が3
つの符号化構成要素間に分配される。
【0059】エンコーダー25は信号分析器10から信
号構成要素を受取り、構成要素値により信号構成要素を
種別1内へ配置する。エンコーダー25は各々が4つの
要素からなるグループをアセンブルし、そこでは各要素
は種別1内に配置される信号構成要素の値を表すか又は
種別1内へ配置されてない信号構成要素を表す印であ
る。エンコーダー25は種別1内に配置されてない信号
構成要素をエンコーダー26に通し、それがアセンブル
したグループに4次元符号化プロセスを用いる。
号構成要素を受取り、構成要素値により信号構成要素を
種別1内へ配置する。エンコーダー25は各々が4つの
要素からなるグループをアセンブルし、そこでは各要素
は種別1内に配置される信号構成要素の値を表すか又は
種別1内へ配置されてない信号構成要素を表す印であ
る。エンコーダー25は種別1内に配置されてない信号
構成要素をエンコーダー26に通し、それがアセンブル
したグループに4次元符号化プロセスを用いる。
【0060】エンコーダー26はエンコーダー25から
信号構成要素を受取り、構成要素値に応じて信号構成要
素を種別2内へ配置する。エンコーダー26は各々が2
つの要素からなるグループをアセンブルし、そこでは各
要素は、種別2内へ配置される信号構成要素の値を表す
か又は種別1又は2内へ配置されていない信号構成要素
を表す印である。エンコーダー26は種別1又は種別2
内に配置されてない信号構成要素をエンコーダー27に
通し、それがアセンブルしたグループに2次元符号化プ
ロセスを用いる。
信号構成要素を受取り、構成要素値に応じて信号構成要
素を種別2内へ配置する。エンコーダー26は各々が2
つの要素からなるグループをアセンブルし、そこでは各
要素は、種別2内へ配置される信号構成要素の値を表す
か又は種別1又は2内へ配置されていない信号構成要素
を表す印である。エンコーダー26は種別1又は種別2
内に配置されてない信号構成要素をエンコーダー27に
通し、それがアセンブルしたグループに2次元符号化プ
ロセスを用いる。
【0061】エンコーダー27はエンコーダー26から
信号構成要素を受取り、構成要素値に応じて信号構成要
素を種別3内へ配置する。エンコーダー27は各々が1
つの要素からなるグループをアセンブルし、そこでは要
素は、種別3内へ配置される信号構成要素の値を表すと
共にそれがアセンブルしたグループに1次元符号化プロ
セスを用いる。
信号構成要素を受取り、構成要素値に応じて信号構成要
素を種別3内へ配置する。エンコーダー27は各々が1
つの要素からなるグループをアセンブルし、そこでは要
素は、種別3内へ配置される信号構成要素の値を表すと
共にそれがアセンブルしたグループに1次元符号化プロ
セスを用いる。
【0062】今記載したこの分配された種別(分類)実
施例は上記の底〜頂への符号化に関する実施例に類似す
る。分配された種別はまた、頂〜底への符号化および印
のない符号化に関する実施例に類似する各実施例でも用
いられ得る。
施例は上記の底〜頂への符号化に関する実施例に類似す
る。分配された種別はまた、頂〜底への符号化および印
のない符号化に関する実施例に類似する各実施例でも用
いられ得る。
【0063】e)付加的特徴 実際的問題として、各要素を記憶するのに要する記憶装
置の容量および符号化プロセスに要する各種のテーブル
は、当該各要素に信号構成要素値と分類に関連する範囲
のより低い境界との間の差を表すようにさせることによ
って低減され得る。エンコーダー24、27および種別
3に関する上記例では、種別3の範囲に関する下方境界
であるR3Lを3と等しいとすると、信号構成要素Ck
の値を表す各要素E3、Jは差(Ck- R3L)と等し
いと設定されるであろう。
置の容量および符号化プロセスに要する各種のテーブル
は、当該各要素に信号構成要素値と分類に関連する範囲
のより低い境界との間の差を表すようにさせることによ
って低減され得る。エンコーダー24、27および種別
3に関する上記例では、種別3の範囲に関する下方境界
であるR3Lを3と等しいとすると、信号構成要素Ck
の値を表す各要素E3、Jは差(Ck- R3L)と等し
いと設定されるであろう。
【0064】何らかのシステムでは、符号化性能および
計算性能間の兼合いは、本発明の各面をいくつかの信号
構成要素のみに関して用いることによって改良され得
る。例えば、分割帯域オーディオ符号化システムでは、
本発明は低周波信号構成要素で最も有利に用いられ得る
ことが予期される。従って、本発明の用途を選択された
サブバンドに限定することによって総合性能を改良する
ことが可能であろう。
計算性能間の兼合いは、本発明の各面をいくつかの信号
構成要素のみに関して用いることによって改良され得
る。例えば、分割帯域オーディオ符号化システムでは、
本発明は低周波信号構成要素で最も有利に用いられ得る
ことが予期される。従って、本発明の用途を選択された
サブバンドに限定することによって総合性能を改良する
ことが可能であろう。
【0065】多段階エンコーダー20のいろいろな段で
異なった符号化プロセスを用いることによって性能面で
追加の改良を得ることも可能であろう。この特徴はオー
ディオ符号化用途につき以下の例で説明され、それはま
た既に述べた何らかの他の考察を例示する。この例で
は、信号構成要素は-8192乃至8191の値を有し
得る14ビット変換係数である。
異なった符号化プロセスを用いることによって性能面で
追加の改良を得ることも可能であろう。この特徴はオー
ディオ符号化用途につき以下の例で説明され、それはま
た既に述べた何らかの他の考察を例示する。この例で
は、信号構成要素は-8192乃至8191の値を有し
得る14ビット変換係数である。
【0066】特殊の符号化プロセスを一組の信号構成要
素の直接用いることで、その特殊のプロセスにつき可能
な最高レベルの圧縮が与えられる。しかし、信号構成要
素の可能な値をすべて表すために16,384シンボル
の一大セットを要するので、この符号化効率を達成する
には大きな計算コストがかかる。本明細書記載の多段プ
ロセスはこの効率のいくらかを犠牲にはするが、それは
また計算コストの著しい低減を実現する。各分類に関す
る種別の数および各値の範囲は、符号化効率および計算
効率間の兼合いをバランスさせるように選択され得る。
素の直接用いることで、その特殊のプロセスにつき可能
な最高レベルの圧縮が与えられる。しかし、信号構成要
素の可能な値をすべて表すために16,384シンボル
の一大セットを要するので、この符号化効率を達成する
には大きな計算コストがかかる。本明細書記載の多段プ
ロセスはこの効率のいくらかを犠牲にはするが、それは
また計算コストの著しい低減を実現する。各分類に関す
る種別の数および各値の範囲は、符号化効率および計算
効率間の兼合いをバランスさせるように選択され得る。
【0067】この例ではシング構成要素は下記範囲に応
じた4つの種別内に配置される。
じた4つの種別内に配置される。
【0068】 種別1: 0 ≦ │x│≦1 4) 種別2: ‐9 ≦ │x│<-1 及び 1<x<9 5) 種別3:-136 ≦ │x│<‐9 及び 9≦x≦136 6) 種別4: 136 < │x│≦8192 7)
【0069】種別1内に配置される信号構成要素は、閉
じた間隔[-1,1]以内の3整数のいずれかをとり得
る。その結果として、種別1のグループにアセンブルさ
れる各要素は4つのシンボルの任意の1つによって表し
得る。即ち、3つのシンボルがそれぞれの信号構成要素
値に対応すると共に第4シンボルは種別1内に配置され
ていない信号構成要素を表すのに用いられる印である。
1グループの4要素はシンボルの可能な組合せ44=2
56の任意の1つをとり得る。それは、256点の4次
元空間として表され得る。この分類の符号化プロセス
は、本質的に空間内の各点を独特なコードにマップする
関数である。望ましい実施例では種別1には算法符号化
プロセスが用いられる。
じた間隔[-1,1]以内の3整数のいずれかをとり得
る。その結果として、種別1のグループにアセンブルさ
れる各要素は4つのシンボルの任意の1つによって表し
得る。即ち、3つのシンボルがそれぞれの信号構成要素
値に対応すると共に第4シンボルは種別1内に配置され
ていない信号構成要素を表すのに用いられる印である。
1グループの4要素はシンボルの可能な組合せ44=2
56の任意の1つをとり得る。それは、256点の4次
元空間として表され得る。この分類の符号化プロセス
は、本質的に空間内の各点を独特なコードにマップする
関数である。望ましい実施例では種別1には算法符号化
プロセスが用いられる。
【0070】ゼロのような何らかの予備限定された値を
有する一連の信号構成要素を頻繁に符号化する用途で
は、該一連の信号構成要素を表す追加のシンボルを用い
ることによって符号化効率は増加され得る。信号構成要
素が変換係数でありかつ一連の最高周波数係数がしばし
ばゼロである一例では、符号化されているすべてのゼロ
でない係数を指示することによって一区分の符号化され
たビットストリームを終結させるために追加のシンボル
が用いられ得る。
有する一連の信号構成要素を頻繁に符号化する用途で
は、該一連の信号構成要素を表す追加のシンボルを用い
ることによって符号化効率は増加され得る。信号構成要
素が変換係数でありかつ一連の最高周波数係数がしばし
ばゼロである一例では、符号化されているすべてのゼロ
でない係数を指示することによって一区分の符号化され
たビットストリームを終結させるために追加のシンボル
が用いられ得る。
【0071】種別2内に配置される信号構成要素は、間
隔(-9,-1)および(9,1)以内の15の整数の何
れかをとり得る。その結果、種別2のグループにアセン
ブルされる各要素は16のシンボルの任意の1つで表さ
れ得る。即ち、15のシンボルがそれぞれの信号構成要
素値に対応しかつ16番目のシンボルが種別2内へ配置
されていない信号構成要素を表すのに用いられる印であ
る。1グループの2つの要素は162=256の可能な
シンボルの組合せの任意の1つを有することが可能で、
それは256点の2次元空間として表され得る。望まし
い実施例では、種別2に関する2次元空間の各点を特殊
のコードにマップするのに算法符号化プロセスが用いら
れる。
隔(-9,-1)および(9,1)以内の15の整数の何
れかをとり得る。その結果、種別2のグループにアセン
ブルされる各要素は16のシンボルの任意の1つで表さ
れ得る。即ち、15のシンボルがそれぞれの信号構成要
素値に対応しかつ16番目のシンボルが種別2内へ配置
されていない信号構成要素を表すのに用いられる印であ
る。1グループの2つの要素は162=256の可能な
シンボルの組合せの任意の1つを有することが可能で、
それは256点の2次元空間として表され得る。望まし
い実施例では、種別2に関する2次元空間の各点を特殊
のコードにマップするのに算法符号化プロセスが用いら
れる。
【0072】種別3内へ配置される信号構成要素は、間
隔(-136,-9)および(9,136)以内の255
の整数の何れかをとり得る。その結果、種別3のグルー
プにアセンブルされる各要素は256のシンボルの任意
の1つで表され得る。即ち、255のシンボルがそれぞ
れの信号構成要素値に対応しかつ256番目のシンボル
が種別3内へ配置されていない信号構成要素を表すのに
用いられる印である。1グループの2つの要素は256
点の1次元空間として表され得る。望ましい実施例で
は、種別3に関する1次元空間の各点を特殊のコードに
マップするのに算法符号化プロセスが用いられる。
隔(-136,-9)および(9,136)以内の255
の整数の何れかをとり得る。その結果、種別3のグルー
プにアセンブルされる各要素は256のシンボルの任意
の1つで表され得る。即ち、255のシンボルがそれぞ
れの信号構成要素値に対応しかつ256番目のシンボル
が種別3内へ配置されていない信号構成要素を表すのに
用いられる印である。1グループの2つの要素は256
点の1次元空間として表され得る。望ましい実施例で
は、種別3に関する1次元空間の各点を特殊のコードに
マップするのに算法符号化プロセスが用いられる。
【0073】種別4内へ配置される信号構成要素は1
6,111の値のうち任意の1つを持ち得る。より小さ
い大きなの値についてなされるのと類似の方法でこれら
の値を処理するために、1つ又はそれ以上の段の分類お
よび符号化を用いることが可能であるが、圧縮の利益が
低くかつ算法コストが高いので大抵のオーディオ符号化
用途で魅力がない。この例による望ましい実施例では、
種別4内へ配置される信号構成要素は、心理知覚原理に
より決定される量子化サイズを用いて一様な量子化を受
けるのみである。特殊のコード又は他の制御情報は、こ
れらの信号構成要素を伝送するのに用いられるビット数
を指示するのに用いられ得る。
6,111の値のうち任意の1つを持ち得る。より小さ
い大きなの値についてなされるのと類似の方法でこれら
の値を処理するために、1つ又はそれ以上の段の分類お
よび符号化を用いることが可能であるが、圧縮の利益が
低くかつ算法コストが高いので大抵のオーディオ符号化
用途で魅力がない。この例による望ましい実施例では、
種別4内へ配置される信号構成要素は、心理知覚原理に
より決定される量子化サイズを用いて一様な量子化を受
けるのみである。特殊のコード又は他の制御情報は、こ
れらの信号構成要素を伝送するのに用いられるビット数
を指示するのに用いられ得る。
【0074】B.復号装置 図8は、本発明により符号化された信号を復号する装置
の主要な構成要素を例示する。信号路41は、例えば、
聴感又は視覚情報のような、人の知覚を意図した情報の
符号化された情報を伝える符号化された信号を受信す
る。デフォーマッタ50は符号化された信号からコード
の形で符号化された情報を入手し、そのコードを多段デ
コーダー60へ通す。多段デコーダー60は、信号合成
器70を通して原入力信号のレプリカである出力信号に
合成し得る信号構成要素に同コードを脱圧縮(デコンプ
レス)する。
の主要な構成要素を例示する。信号路41は、例えば、
聴感又は視覚情報のような、人の知覚を意図した情報の
符号化された情報を伝える符号化された信号を受信す
る。デフォーマッタ50は符号化された信号からコード
の形で符号化された情報を入手し、そのコードを多段デ
コーダー60へ通す。多段デコーダー60は、信号合成
器70を通して原入力信号のレプリカである出力信号に
合成し得る信号構成要素に同コードを脱圧縮(デコンプ
レス)する。
【0075】1.信号合成 図9は、心理知覚原理により符号化された符号化信号を
復号するのに用い得る分割帯域復号装置の構成図であ
る。以下の論議は心理知覚原理によるオーディオ信号符
号化に関するが、本発明にとって心理音響原理又は他の
心理知覚原理を用いることは本質的ではない。
復号するのに用い得る分割帯域復号装置の構成図であ
る。以下の論議は心理知覚原理によるオーディオ信号符
号化に関するが、本発明にとって心理音響原理又は他の
心理知覚原理を用いることは本質的ではない。
【0076】図9を参照すると、は多段デコーダー60
から復号された信号構成要素を受取り、そこでそれらを
合成フィルタバンク71で用いられ得る形に逆量子化す
る。図示の順方向適応システムでは、デフォーマッタ5
0によって符号化された信号から得られる制御信号に応
答して、モデル72は逆量子化器73、74および75
につき逆量子化段サイズを制御する。図示されていない
代わりの逆方向適応実施例においてはモデル72が、符
号化された情報から得られる情報から原入力信号の心理
音響特性を評価することによって逆量子化段サイズを得
る。
から復号された信号構成要素を受取り、そこでそれらを
合成フィルタバンク71で用いられ得る形に逆量子化す
る。図示の順方向適応システムでは、デフォーマッタ5
0によって符号化された信号から得られる制御信号に応
答して、モデル72は逆量子化器73、74および75
につき逆量子化段サイズを制御する。図示されていない
代わりの逆方向適応実施例においてはモデル72が、符
号化された情報から得られる情報から原入力信号の心理
音響特性を評価することによって逆量子化段サイズを得
る。
【0077】合成フィルタバンク71は、路79に沿っ
て、原入力信号のレプリカである、出力信号を合成する
ために逆量子化された信号構成要素を処理する。知覚符
号化システムでは、合成されたレプリカは概して原入力
信号と同一ではないが理想的には原入力信号との知覚的
区別はできない。合成フィルタバンク71は、分析フィ
ルタバンクが関連する符号化装置で実施されるのと相補
である広範な各種の方法で実施され得る。
て、原入力信号のレプリカである、出力信号を合成する
ために逆量子化された信号構成要素を処理する。知覚符
号化システムでは、合成されたレプリカは概して原入力
信号と同一ではないが理想的には原入力信号との知覚的
区別はできない。合成フィルタバンク71は、分析フィ
ルタバンクが関連する符号化装置で実施されるのと相補
である広範な各種の方法で実施され得る。
【0078】2.信号構成要素復号 図10および11は、多段デコーダー60の2つの異な
った実施例の構成図を例示する。図10を参照すると、
復号のとき第1種別内に配置される信号構成要素に対応
する要素グループを回復させるためにデフォーマッタ5
0から受取ったコードに復号プロセスを用いる。デコー
ダー63および64は、符号化のときにそれぞれ第2お
よび第3種別内に配置された信号構成要素に対応するグ
ループの要素を回復するために、デフォーマッタ50か
ら受取ったコードにそれぞれの復号プロセスを用いる。
この例では第3種別用のデコーダーが示されるが、あら
ゆる特殊の符号化システムで用いられる種別の数は、デ
ータ記憶要件および計算コストに対する符号化効率をバ
ランスさせるように選択すべきである。
った実施例の構成図を例示する。図10を参照すると、
復号のとき第1種別内に配置される信号構成要素に対応
する要素グループを回復させるためにデフォーマッタ5
0から受取ったコードに復号プロセスを用いる。デコー
ダー63および64は、符号化のときにそれぞれ第2お
よび第3種別内に配置された信号構成要素に対応するグ
ループの要素を回復するために、デフォーマッタ50か
ら受取ったコードにそれぞれの復号プロセスを用いる。
この例では第3種別用のデコーダーが示されるが、あら
ゆる特殊の符号化システムで用いられる種別の数は、デ
ータ記憶要件および計算コストに対する符号化効率をバ
ランスさせるように選択すべきである。
【0079】a)復号次元 デコーダー62、63および64の各々によって用いら
れる復号プロセスは、コードを発生させるために用いら
れかつそれが回復させるグループの要素数と等しい次元
を有するそれぞれの符号化プロセスに対する逆プロセス
である。言い換えると、各復号プロセスは要素の数を限
定するN次元空間の適切な点へコードをマップすること
によって一グループの要素を回復させ、そこではNがそ
のグループの要素数と等しい。上記説明の通り、グルー
プの各要素は信号構成要素値又は特殊の印の何れかを表
す。
れる復号プロセスは、コードを発生させるために用いら
れかつそれが回復させるグループの要素数と等しい次元
を有するそれぞれの符号化プロセスに対する逆プロセス
である。言い換えると、各復号プロセスは要素の数を限
定するN次元空間の適切な点へコードをマップすること
によって一グループの要素を回復させ、そこではNがそ
のグループの要素数と等しい。上記説明の通り、グルー
プの各要素は信号構成要素値又は特殊の印の何れかを表
す。
【0080】コードを発生させるために算法符号化が用
いられる符号化システムの望ましい実施例では、符号化
プロセスによって符号化された要素グループを損失なく
回復させるために、デコーダー62、63および64は
おのおの適切な算法復号プロセスをそのコードに用い
る。追加の情報は上記引用されたThomas他およびWitten
他の文献から入手し得る。
いられる符号化システムの望ましい実施例では、符号化
プロセスによって符号化された要素グループを損失なく
回復させるために、デコーダー62、63および64は
おのおの適切な算法復号プロセスをそのコードに用い
る。追加の情報は上記引用されたThomas他およびWitten
他の文献から入手し得る。
【0081】論議された上記例を継続して多段デコーダ
ー60の幾つかの実施例につき以下に説明する。
ー60の幾つかの実施例につき以下に説明する。
【0082】1)底〜頂への復号 多段デコーダー60の一実施例は、既に述べた上記多段
エンコーダー20の底〜頂への実施例に相補的である。
この実施例では、すべての信号構成要素は最低分類レベ
ルに関して回復された各グループの1つに対応する要素
を有し、概して信号構成要素の減少する数は次第により
高い分類レベルに関して回復された各グループの対応す
る要素を有する。
エンコーダー20の底〜頂への実施例に相補的である。
この実施例では、すべての信号構成要素は最低分類レベ
ルに関して回復された各グループの1つに対応する要素
を有し、概して信号構成要素の減少する数は次第により
高い分類レベルに関して回復された各グループの対応す
る要素を有する。
【0083】デコーダー62は、各要素の第1グループ
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別1内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
か又は種別1内に配置されていない信号構成要素に関す
る位置保有器の何れかを表す。これらの要素の第2グル
ープは多重送信機61へ通される。
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別1内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
か又は種別1内に配置されていない信号構成要素に関す
る位置保有器の何れかを表す。これらの要素の第2グル
ープは多重送信機61へ通される。
【0084】デコーダー63は、各要素の第2グループ
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別2内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
か又は種別1又は種別2内に配置されていない信号構成
要素に関する位置保有器の何れかを表す。これらの要素
の第2グループは多重送信機61へ通される。
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別2内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
か又は種別1又は種別2内に配置されていない信号構成
要素に関する位置保有器の何れかを表す。これらの要素
の第2グループは多重送信機61へ通される。
【0085】デコーダー64は、各要素の第3グループ
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別3内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
を表す。これらの要素の第3グループは多重送信機61
へ通される。
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別3内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
を表す。これらの要素の第3グループは多重送信機61
へ通される。
【0086】多重送信機61は、信号合成器70へ通す
のに適する信号構成要素の完全なセットを得るために第
1、第2および第3グループの要素内でそれが受取る各
要素を合体する。これは第2グループの印要素を第3グ
ループからの適切な要素と置き換え、次いで第1グルー
プの印要素を第2グループの適切な要素と置き換えるこ
とによって達成され得る。この合体(併合)プロセスは
既に述べた上記および図5乃至7に例示された例を参照
して以下に説明する。
のに適する信号構成要素の完全なセットを得るために第
1、第2および第3グループの要素内でそれが受取る各
要素を合体する。これは第2グループの印要素を第3グ
ループからの適切な要素と置き換え、次いで第1グルー
プの印要素を第2グループの適切な要素と置き換えるこ
とによって達成され得る。この合体(併合)プロセスは
既に述べた上記および図5乃至7に例示された例を参照
して以下に説明する。
【0087】図6および7を参照すると、第2グループ
G2,1およびG2,3の印要素は、第3グループG
3,1およびG3,2の対応する要素によって置換えら
れる。グループG2,1の要素E2,2は、信号構成要
素C4が種別2内へ配置されていないことを示す印であ
り、グループG3,1の要素E3,1が信号構成要素C
4の値を表す。グループG2,2の要素E2,3は、信
号構成要素C5が種別2内へ配置されていないことを示
す印であり、グループG3,1の要素E3,1が信号構
成要素C5の値を表す。多重送信機61は、グループG
2,1の要素E2 ,2をグループG3,1の要素E
3,1に置換え、またグループG2,2の要素E2,3
をグループG3,1の要素E3,1に置換える。グルー
プG2,3の要素E2,6は何らの信号構成要素も表さ
ない位置保有器であり、従ってこの要素に関しては置換
はなされない。要素E2,6の位置保有状態は、もし要
素E2, 6がこの目的のために保留された特殊の値を持
つか又は第3グループには対応する要素がないことによ
って推論され得るならば理解され得る。
G2,1およびG2,3の印要素は、第3グループG
3,1およびG3,2の対応する要素によって置換えら
れる。グループG2,1の要素E2,2は、信号構成要
素C4が種別2内へ配置されていないことを示す印であ
り、グループG3,1の要素E3,1が信号構成要素C
4の値を表す。グループG2,2の要素E2,3は、信
号構成要素C5が種別2内へ配置されていないことを示
す印であり、グループG3,1の要素E3,1が信号構
成要素C5の値を表す。多重送信機61は、グループG
2,1の要素E2 ,2をグループG3,1の要素E
3,1に置換え、またグループG2,2の要素E2,3
をグループG3,1の要素E3,1に置換える。グルー
プG2,3の要素E2,6は何らの信号構成要素も表さ
ない位置保有器であり、従ってこの要素に関しては置換
はなされない。要素E2,6の位置保有状態は、もし要
素E2, 6がこの目的のために保留された特殊の値を持
つか又は第3グループには対応する要素がないことによ
って推論され得るならば理解され得る。
【0088】合体プロセスのこの時点で、第1グループ
G2,1乃至G1,4のすべての印要素はそれぞれの信
号構成要素の値を表す第2グループG2,1乃至G
2,3の対応する要素を有する。グループG1,1の要
素E1,1、グループG1,2の要素E1,4およびE
1,5並びにグループG1,3の要素E1,8およびE
1 ,11は、それぞれ信号構成要素C1、C4、C5、
C8およびC11を示す印であり、種別1内へは配置さ
れない。第2グループG2,1乃至G2,3の要素E
2,1、E2,2、E2,3、E2,4およびE2,5
はそれぞれ信号構成要素C1、C4、C5、C8および
C11を表す。多重送信機61は、第1グループの各印
を第2グループの対応する要素に置換えることによって
合体プロセスを完了する。このプロセスの終端では、第
1レベルグループが信号構成要素C0乃至C15の値を
表す要素を含む。この信号構成要素のセットは信号合成
器70に通され、それは原入力信号のレプリカである出
力信号を合成する。
G2,1乃至G1,4のすべての印要素はそれぞれの信
号構成要素の値を表す第2グループG2,1乃至G
2,3の対応する要素を有する。グループG1,1の要
素E1,1、グループG1,2の要素E1,4およびE
1,5並びにグループG1,3の要素E1,8およびE
1 ,11は、それぞれ信号構成要素C1、C4、C5、
C8およびC11を示す印であり、種別1内へは配置さ
れない。第2グループG2,1乃至G2,3の要素E
2,1、E2,2、E2,3、E2,4およびE2,5
はそれぞれ信号構成要素C1、C4、C5、C8および
C11を表す。多重送信機61は、第1グループの各印
を第2グループの対応する要素に置換えることによって
合体プロセスを完了する。このプロセスの終端では、第
1レベルグループが信号構成要素C0乃至C15の値を
表す要素を含む。この信号構成要素のセットは信号合成
器70に通され、それは原入力信号のレプリカである出
力信号を合成する。
【0089】2)頂〜底への復号 多段デコーダー60の他の実施例は多段エンコーダー2
0の頂〜底への実施例に相補的である。この実施例で
は、すべての信号構成要素は最高分類レベルに関して回
復された各グループの1つに対応する要素を有し、概し
て信号構成要素の減少する数は次第により低い分類レベ
ルに関して回復された各グループの対応する要素を有す
る。
0の頂〜底への実施例に相補的である。この実施例で
は、すべての信号構成要素は最高分類レベルに関して回
復された各グループの1つに対応する要素を有し、概し
て信号構成要素の減少する数は次第により低い分類レベ
ルに関して回復された各グループの対応する要素を有す
る。
【0090】この実施例では、デコーダー64は、各要
素の第1グループを発生させるためにそれがデフォーマ
ッタ50から受取る各コードに復号プロセスを用いる。
そこでは一要素は、種別3内に配置されたそれぞれの信
号構成要素の値か又は種別3内に配置されていない信号
構成要素に関する位置保有器の何れかを表す。これらの
要素の第1グループは多重送信機61へ通される。
素の第1グループを発生させるためにそれがデフォーマ
ッタ50から受取る各コードに復号プロセスを用いる。
そこでは一要素は、種別3内に配置されたそれぞれの信
号構成要素の値か又は種別3内に配置されていない信号
構成要素に関する位置保有器の何れかを表す。これらの
要素の第1グループは多重送信機61へ通される。
【0091】デコーダー63は、各要素の第2グループ
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別2内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
か又は種別2又は種別3内に配置されていない信号構成
要素に関する位置保有器の何れかを表す。これらの要素
の第2グループは多重送信機61へ通される。
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別2内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
か又は種別2又は種別3内に配置されていない信号構成
要素に関する位置保有器の何れかを表す。これらの要素
の第2グループは多重送信機61へ通される。
【0092】デコーダー62は、各要素の第3グループ
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別1内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
を表す。これらの要素の第3グループは多重送信機61
へ通される。
を発生させるためにそれがデフォーマッタ50から受取
る各コードに復号プロセスを用いる。そこでは一要素
は、種別1内に配置されたそれぞれの信号構成要素の値
を表す。これらの要素の第3グループは多重送信機61
へ通される。
【0093】多重送信機61は、信号合成器70へ通す
のに適する信号構成要素の完全なセットを得るために第
1、第2および第3グループの要素内でそれが受取る各
要素を合体する。これは底〜頂への実施例につき述べた
上記のものと類似の方法で達成され得る。
のに適する信号構成要素の完全なセットを得るために第
1、第2および第3グループの要素内でそれが受取る各
要素を合体する。これは底〜頂への実施例につき述べた
上記のものと類似の方法で達成され得る。
【0094】頂〜底への実施例は換算可能な符号化用途
で有利に用いられ得る。最低品質再生はエンコーダー6
4によって回復された情報のみを合成することによって
与えられ得る。適度な品質の生成はエンコーダー64お
よび63によって回復された情報を合成することによっ
て与えられ得る。最高品質再生はエンコーダー64、6
3および62によって回復された情報を合成することに
よって与えられ得る。最低又は適度な再生品質のみを与
える符号化用途では、より低い種別内へ配置される信号
構成要素に関して合成された置換値が備えられる。
で有利に用いられ得る。最低品質再生はエンコーダー6
4によって回復された情報のみを合成することによって
与えられ得る。適度な品質の生成はエンコーダー64お
よび63によって回復された情報を合成することによっ
て与えられ得る。最高品質再生はエンコーダー64、6
3および62によって回復された情報を合成することに
よって与えられ得る。最低又は適度な再生品質のみを与
える符号化用途では、より低い種別内へ配置される信号
構成要素に関して合成された置換値が備えられる。
【0095】3)印なしの復号 印を用いない実施例では、多重送信機61はデフォーマ
ッタ50によって符号化された信号から得られる制御情
報により合体プロセスを実行する。一実施例では、制御
情報が各信号構成要素の分類を示す情報を制御する。こ
の分類情報は、それぞれの信号構成要素の各々につきデ
コーダー62、63および64のどれがそのそれぞれの
信号構成要素の値を表す要素を有するグループを回復す
るかを明示的に示す。多重送信機61は、合体プロセス
中各種のグループから適切な要素を選択するためにこの
制御情報を利用する。
ッタ50によって符号化された信号から得られる制御情
報により合体プロセスを実行する。一実施例では、制御
情報が各信号構成要素の分類を示す情報を制御する。こ
の分類情報は、それぞれの信号構成要素の各々につきデ
コーダー62、63および64のどれがそのそれぞれの
信号構成要素の値を表す要素を有するグループを回復す
るかを明示的に示す。多重送信機61は、合体プロセス
中各種のグループから適切な要素を選択するためにこの
制御情報を利用する。
【0096】b)分配される多重送信 図11は多段デコーダー60の代わりの実施例を例示す
る。この実施例では多重送信および復号信号構成要素は
3つの復号構成要素間に分配される。
る。この実施例では多重送信および復号信号構成要素は
3つの復号構成要素間に分配される。
【0097】デコーダー67はデフォーマッタ50から
コードを受け取り、種別3内に配置される信号構成要素
値を表す要素の第3グループを得るためにこれらのコー
ドに復号処理を用いる。これらの第3要素グループはデ
コーダー66の通される。
コードを受け取り、種別3内に配置される信号構成要素
値を表す要素の第3グループを得るためにこれらのコー
ドに復号処理を用いる。これらの第3要素グループはデ
コーダー66の通される。
【0098】デコーダー66はデフォーマッタ50から
コードを受け取り、種別2内に配置される信号構成要素
値を表すか又は種別3内へ配置される構成要素を表す印
であるかのいずれかの要素の第2グループを得るために
符号化プロセスをコードに用いる。デコーダー66は種
別3内に配置される信号構成要素の値を表す要素をデコ
ーダー67から受け取り、これらの要素を要素の第2グ
ループの印と置換する。
コードを受け取り、種別2内に配置される信号構成要素
値を表すか又は種別3内へ配置される構成要素を表す印
であるかのいずれかの要素の第2グループを得るために
符号化プロセスをコードに用いる。デコーダー66は種
別3内に配置される信号構成要素の値を表す要素をデコ
ーダー67から受け取り、これらの要素を要素の第2グ
ループの印と置換する。
【0099】デコーダー65はデフォーマッタ50から
コードを受け取り、種別1内に配置される信号構成要素
値を表すか又は種別1内へ配置される構成要素を表す印
であるかのいずれかの要素の第2グループを得るために
符号化プロセスをコードに用いる。デコーダー65は種
別2および3内に配置される信号構成要素の値を表す要
素をデコーダー66から受け取り、これらの要素を要素
の第1グループの印と置換する。
コードを受け取り、種別1内に配置される信号構成要素
値を表すか又は種別1内へ配置される構成要素を表す印
であるかのいずれかの要素の第2グループを得るために
符号化プロセスをコードに用いる。デコーダー65は種
別2および3内に配置される信号構成要素の値を表す要
素をデコーダー66から受け取り、これらの要素を要素
の第1グループの印と置換する。
【0100】このプロセスの終結時点で、デコーダー6
5はすべての信号構成要素の値を表す要素のグループを
入手している。信号構成要素のこのセット(一組)は、
原入力信号のレプリカである出力信号を合成する信号合
成器70に通される。
5はすべての信号構成要素の値を表す要素のグループを
入手している。信号構成要素のこのセット(一組)は、
原入力信号のレプリカである出力信号を合成する信号合
成器70に通される。
【0101】今説明したこの配分された多重送信実施例
は既に論じた上記底〜頂への復号の実施例と類似してい
る。配分された多重送信は、頂〜底への復号および印の
ない復号の実施例に類似している。
は既に論じた上記底〜頂への復号の実施例と類似してい
る。配分された多重送信は、頂〜底への復号および印の
ない復号の実施例に類似している。
【0102】c)付加的特徴 もし要素のグループがそれぞれの信号構成要素につき何
らかの異なった値を表すならば、信号構成要素の実際の
値は各差に適切な量を加えることによって入手し得る。
上記差動符合化例と相補的なデコーダーは、復号処理に
よって回復される値にある種別に関連する範囲の下方境
界を加える。種別3に関するデコーダー64、67で
は、例えば、E3、Jが対応する要素でありかつR3L
が3と等しいとき、種別3の範囲に関する下方境界であ
る信号構成要素Ckは和(E3、J+R3L)から得ら
れであろう。
らかの異なった値を表すならば、信号構成要素の実際の
値は各差に適切な量を加えることによって入手し得る。
上記差動符合化例と相補的なデコーダーは、復号処理に
よって回復される値にある種別に関連する範囲の下方境
界を加える。種別3に関するデコーダー64、67で
は、例えば、E3、Jが対応する要素でありかつR3L
が3と等しいとき、種別3の範囲に関する下方境界であ
る信号構成要素Ckは和(E3、J+R3L)から得ら
れであろう。
【0103】多段デコーダー60は、符号化された信号
を発生させるために用いられた符合化プロセスに相補的
になるのが適切であるように各種の段に異なった復号プ
ロセスを用い得る。
を発生させるために用いられた符合化プロセスに相補的
になるのが適切であるように各種の段に異なった復号プ
ロセスを用い得る。
【図1】本発明により信号を符号化する装置の主要構成
要素の構成図である。
要素の構成図である。
【図2】心理知覚原理により入力信号を符号化するのに
用い得る分割帯域符号化装置の構成図である。
用い得る分割帯域符号化装置の構成図である。
【図3】多段エンコーダーの構成図である。
【図4】多段エンコーダーの構成図である。
【図5】種別内に配置されかつ多段エンコーダーの異な
った段で符号化された仮想的信号構成要素セットのグラ
フ表現である。
った段で符号化された仮想的信号構成要素セットのグラ
フ表現である。
【図6】種別内に配置されかつ多段エンコーダーの異な
った段で符号化された仮想的信号構成要素セットのグラ
フ表現である。
った段で符号化された仮想的信号構成要素セットのグラ
フ表現である。
【図7】種別内に配置されかつ多段エンコーダーの異な
った段で符号化された仮想的信号構成要素セットのグラ
フ表現である。
った段で符号化された仮想的信号構成要素セットのグラ
フ表現である。
【図8】本発明により符号化された信号を復号する装置
の主要構成要素構成図である。
の主要構成要素構成図である。
【図9】心理知覚原理により符号化された符号化信号を
復号するために用いられ得る分割復号装置の構成図であ
る。
復号するために用いられ得る分割復号装置の構成図であ
る。
【図10】多段デコーダの構成図である。
【図11】多段デコーダの構成図である。
フロントページの続き (72)発明者 アニル・ワマンラオ・ウベル アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94539、フレモント、ウッドクリーク・テ ラス 360 Fターム(参考) 5C059 KK15 MA41 MC11 ME11 SS30 TD13 UA02 UA15 5C078 BA21 CA01 DA01 DA02 DB11 5J064 AA02 BA13 BA16 BC02 BC12 BC16 BD02 BD03
Claims (84)
- 【請求項1】 人が知覚する情報を伝える入力信号を表
す信号構成要素を符号化する方法であって、 信号構成要素値に従って該信号構成要素の各々を複数の
種別の1つ内に配置し、そこでは各種別はある範囲の値
に関連づけられると共に該関連数値範囲の全長を表す順
位を有し、またそこではそれぞれの信号構成要素は該そ
れぞれの信号構成要素値を含む該範囲の値に関連する種
別内に配置され、 それぞれの種別に関して、 信号構成要素を1つ又はそれ以上のグループにアセンブ
ルし、各グループが該それぞれの種別の順位と逆比に変
化する構成要素を符号化する一群の構成要素を有し、 該グループの各々に符号化プロセスを用い、そこではそ
れぞれのグループに用いられる該符号化プロセスが該そ
れぞれのグループの該一群の要素に比例する次元を有す
ることから成る信号構成要素符号化方法。 - 【請求項2】 グループの各要素は、該それぞれの種別
内に配置されるそれぞれの信号構成要素である、請求項
1の方法。 - 【請求項3】 グループの各要素は、該それぞれの種別
内に配置されるそれぞれの信号構成要素であるか又は該
それぞれの種別内に配置されてないそれぞれの信号構成
要素を表す象徴である、請求項1の方法。 - 【請求項4】 該象徴は、該それぞれの種別の該関連範
囲より高い関連範囲を有する他の種別内に配置される該
信号構成要素のみを表す、請求項3の方法。 - 【請求項5】 該象徴は、該それぞれの種別の該関連範
囲より低い関連範囲を有する他の種別内に配置される該
信号構成要素のみを表す、請求項3の方法。 - 【請求項6】 該信号構成要素は該入力信号のスペクト
ル構成要素を表し、該方法は、 該入力信号に1つ又はそれ以上のフィルタを作用させる
か又は1つ又はそれ以上の変換を作用させることによっ
て該信号構成要素を入手し、 心理知覚原理に従って確立された量子化段サイズで該信
号構成要素を量子化することから成る、請求項1の方
法。 - 【請求項7】 該入力信号は聴感情報を伝え、該信号構
成要素は該人の聴感システムの聴覚原理に従って量子化
される、請求項6の方法。 - 【請求項8】 該入力信号は視覚情報を伝え、該信号構
成要素は該人の視覚システムの聴覚原理に従って量子化
される、請求項6の方法。 - 【請求項9】 各信号構成要素は信号構成要素大きさに
従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項1の方
法。 - 【請求項10】 各種別は一組の範囲内の一範囲の信号
値と独特に関づけられる、請求項1の方法。 - 【請求項11】 該符号化プロセスは損失のない計算符
号化プロセスである、請求項1の方法。 - 【請求項12】 1つ又はそれ以上の該種別につき該範
囲を適応的に決定するために該信号構成要素を分析する
ことを含む、請求項1の方法。 - 【請求項13】 人が知覚する情報を伝える入力信号を
表す信号構成要素を符号化する方法であって、 信号構成要素値に従って該信号構成要素のいくつかを第
1種別内に配置し、 該第1種別内に配置された該信号構成要素を、おのおの
が第1数と等しい数の要素を有する1つ又はそれ以上の
第1グループにアセンブルし、 該第1グループの各々に符号化プロセスを作用させ、そ
こでは該符号化プロセスが該第1数に比例する次元を有
し、 該第1種別内に配置されてない該信号構成要素の少なく
ともいくつかを信号構成要素値に従って第2種別内に配
置し、 該第2に配置される該信号構成要素を各々が第2数と等
しい数の要素を有する1つ又はそれ以上の第2グループ
にアセンブルし、そこでは該第2数が該第1数とは異な
り、 該第2グループの各々に符号化プロセスを作用させ、そ
こでは該符号化プロセスは第2数に比例する次元を有す
ることから成る信号構成要素符号化方法。 - 【請求項14】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素であり、第2グル
ープの各要素は該第2種別内に配置されたそれぞれの信
号構成要素である、請求項13の方法。 - 【請求項15】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素か又は該第1種別
内に配置されてないそれぞれの信号構成要素を表す象徴
である、請求項13の方法。 - 【請求項16】 該第1種別又は該第2種別内へ配置さ
れてない該信号構成要素の少なくともいくつかを、信号
構成要素値に従って第3種別内に配置し、 該第3種別内に配置された該信号構成要素を第3数と等
しい数の要素を有する1つ又はそれ以上の第3グループ
にアセンブルし、そこでは該第3数は該第1又は第2数
とは異なり、 該第3グループの各々に符号化プロセスを作用させ、そ
こでは該符号化プロセスは該第3数に比例する次元を有
し、 またそこでは第2グループの各要素が該第2種別内に配
置されたそれぞれの信号構成要素であるか又は該第1種
別又は該第2種別内に配置されてないそれぞれの信号構
成要素を表す象徴であることを含む、請求項15の方
法。 - 【請求項17】 該信号構成要素が該入力信号のスペク
トル構成要素を表し、該方法が、 該入力信号に1つ又はそれ以上のフィルタ又は1つ又は
それ以上の変換を作用させることによって該信号構成要
素を入手し、 心理知覚原理に従って確立された量子化段で該信号構成
要素を量子化することを含む、請求項13の方法。 - 【請求項18】 該入力信号は聴感情報を伝え、該信号
構成要素は該人の聴感システムの聴覚原理に従って量子
化される、請求項17の方法。 - 【請求項19】 該入力信号は視覚情報を伝え、該信号
構成要素は該人の視覚システムの聴覚原理に従って量子
化される、請求項17の方法。 - 【請求項20】 各信号構成要素は信号構成要素大きさ
に従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項13の
方法。 - 【請求項21】 損失のない計算符号化プロセスが該第
1および第2グループに作用させられる、請求項13の
方法。 - 【請求項22】 信号構成要素値に従って該信号構成要
素を配置するのに用いる値の範囲を適応的に決めるため
に該信号構成要素を分析することを含む、請求項13の
方法。 - 【請求項23】 人の知覚に関する情報を伝える出力信
号を表す信号構成要素を得るためにコードを復号する方
法であって、 該コードを受信し、そこでは各コードは、信号構成要素
値に従って該信号構成要素を複数の種別の1つ内に配置
された1つ又はそれ以上の信号構成要素を表し、そこで
は各種別がある範囲の値と関連付けられると共に関連す
る範囲の値の全長を表す順位を有し、またそこではそれ
ぞれの種別に関連する値の該範囲が該それぞれの種別に
配置された1つ又はそれ以上の信号構成要素の該値を含
み、 各それぞれのコードにつき、 該それぞれのコードで表される該信号構成要素の該それ
ぞれのコードを識別し、 一群の要素を得るために該それぞれのコードに復号プロ
セスを作用させ、該グループは該それぞれの種別の該順
位と逆比的に変化するいくつかの要素を有し、そこでは
該それぞれのコードに作用させられる該符号化プロセス
が、該要素グループの該いくつかの要素に比例する次元
を有し、 該要素グループから該1つ又はそれ以上の信号構成要素
を入手することから成るコード復号方法。 - 【請求項24】 グループの各要素は該それぞれの種別
内に配置されたそれぞれの信号構成要素である、請求項
23の方法。 - 【請求項25】 グループの各要素は該それぞれの種別
内に配置されたそれぞれの信号構成要素か又は該それぞ
れの種別内に配置されてない信号構成要素を表す象徴で
ある、請求項23の方法。 - 【請求項26】 該象徴は、該それぞれの種別の関連範
囲より高い関連範囲を有する他の種別内に配置される該
信号構成要素のみを表す、請求項25の方法。 - 【請求項27】 該象徴は、該それぞれの種別の関連範
囲より低い関連範囲を有する他の種別内に配置される該
信号構成要素のみを表す、請求項25の方法。 - 【請求項28】 該信号構成要素は該出力信号のスペク
トル構成要素を表し、該方法が、 心理聴覚原理に従って確立された量子化段で該信号構成
要素を逆量子化し、 該逆量子化された信号構成要素に1つ又はそれ以上のフ
ィルタ又は1つ又はそれ以上の変換を用いるによって該
出力信号を得ることを含む、請求項23の方法。 - 【請求項29】 該出力信号は聴感情報を伝え、該信号
構成要素は該人の聴感システムの聴覚原理に従って逆量
子化される、請求項28の方法。 - 【請求項30】 該出力信号は視覚情報を伝え、該信号
構成要素は該人の視覚システムの聴覚原理に従って逆量
子化される、請求項28の方法。 - 【請求項31】 各信号構成要素は信号構成要素大きさ
に従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項23の
方法。 - 【請求項32】 各種別は一組の範囲内の一範囲の信号
値と独特に関づけられる、請求項23の方法。 - 【請求項33】 該復号プロセスは損失のない計算復号
プロセスである、請求項23の方法。 - 【請求項34】 人の知覚に関する情報を伝える出力信
号を表す信号構成要素を得るためにコードを復号する方
法であって、 第1数の要素を有する第1グループを得るために第1コ
ードに復号プロセスを用い、そこでは該復号プロセスが
該第1数に比例する次元を有し、 該第1グループから第1種別内に配置されかつ該第1種
別に関連する範囲の値以内の値を有する1つ又はそれ以
上の信号構成要素を入手し、 第2数の要素を有するそれぞれの第2グループを得るた
めに第2コードに復号プロセスを作用させ、そこでは該
復号プロセスが該第2数に比例する次元を有し、 該第2グループから第2種別内に配置されかつ該第2種
別に関連する範囲の値以内の値を有する1つ又はそれ以
上の信号構成要素を入手することから成るコード復号方
法。 - 【請求項35】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素であり、第2グル
ープの各要素は該第2種別内に配置されたそれぞれの信
号構成要素である、請求項34の方法。 - 【請求項36】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素か又は該第1種別
内に配置されてないそれぞれの信号構成要素を表す象徴
である、請求項34の方法。 - 【請求項37】 第3数の要素を有する第3グループを
得るために第3コードに復号処理を作用させ、そこでは
該復号処理が該第3数に比例する次元を有し、 該第3種別に関連する値範囲内の値を有する第3種別内
に配置される1つ又はそれ以上の信号構成要素を該第3
グループから入手し、 そこでは第2グループの各要素は、該第2種別内に配置
されたそれぞれの信号構成要素であるか又は該第1種別
又は該第2種別内に配置されてないそれぞれの信号構成
要素を表す象徴のいずれかである、請求項36の方法。 - 【請求項38】 該信号構成要素は該出力信号のスペク
トル構成要素を表し、該方法は、 心理知覚原理に従って確立された逆量子化段サイズで該
信号構成要素を逆量子化し、 該逆量子化された信号構成要素に1つ又はそれ以上のフ
ィルタ若しくは1つ又はそれ以上の逆変換を作用させる
ことによって該出力信号を入手することを含む、請求項
34の方法。 - 【請求項39】 該出力信号は聴感情報を伝え、該信号
構成要素は人の聴感システムの知覚原理に従って逆量子
化される、請求項38の方法。 - 【請求項40】 該出力信号は視覚情報を伝え、該信号
構成要素は人の視覚システムの知覚原理に従って逆量子
化される、請求項38の方法。 - 【請求項41】 各信号構成要素は信号構成要素大きさ
に従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項34の
方法。 - 【請求項42】 損失のない計算復号プロセスが該第1
および第2グループに作用させられる、請求項34の方
法。 - 【請求項43】 人の聴覚に関する情報を伝える入力信
号を表す信号構成要素を符号化する装置であって、 情報記憶装置と、 該情報記憶装置と結合された信号処理回路要素であっ
て、該信号構成要素を受取る入力および該信号構成要素
の符号化された表現を与える出力を有する信号処理回路
要素とから成り、そこでは該信号処理回路要素が以下の
段、即ち、 信号構成要素値に従って該信号構成要素を複数の種別の
1つ内に配置し、そこでは各種別がある範囲の値と関連
付けられると共に関連する範囲の値の全長を表す順位を
有し、またそこではそれぞれの信号構成要素はそれぞれ
の信号構成要素値を含む値の範囲に関連する該種別内に
配置され、 それぞれの種別につき信号構成要素を1つ又はそれ以上
のグループにアセンブルし、各グループが該それぞれの
種別の該順位と逆比的に変化する要素を符号化するため
にいくつかの要素を有し、該グループの各々に符号化プ
ロセスを作用させることによってコードを発生させ、そ
こではそれぞれのグループに作用させられる該符号化プ
ロセスがそれぞれのグループの要素数に比例する次元を
有し、 該コードを該符号化された表現にアセンブルすることに
よって該信号を処理するようにされる信号構成要素符号
化装置。 - 【請求項44】 グループの各要素は該それぞれの種別
内に配置されたそれぞれの信号構成要素である、請求項
43の装置。 - 【請求項45】 グループの各要素は該それぞれの種別
内に配置されたそれぞれの信号構成要素であるか又は該
それぞれの種別内に配置されてないそれぞれの信号構成
要素を表す象徴である、請求項43の装置。 - 【請求項46】 該象徴は、該それぞれの種別の該関連
範囲より高い関連範囲を有する他の種別内に配置される
該信号構成要素のみを表す、請求項45の装置。 - 【請求項47】 該象徴は、該それぞれの種別の該関連
範囲より低い関連範囲を有する他の種別内に配置される
該信号構成要素のみを表す、請求項45の装置。 - 【請求項48】 該信号構成要素は該入力信号のスペク
トル構成要素を表し、該信号処理回路要素は、 該入力信号に1つ又はそれ以上のフィルタを作用させる
か又は1つ又はそれ以上の変換を作用させることによっ
て該信号構成要素を入手し、 心理知覚原理に従って確立された量子化段サイズで該信
号構成要素を量子化することによって該信号構成要素を
処理するようにされる、請求項43の装置。 - 【請求項49】 該入力信号は聴感情報を伝え、該信号
構成要素は該人の聴感システムの聴覚原理に従って量子
化される、請求項48の装置。 - 【請求項50】 該入力信号は視覚情報を伝え、該信号
構成要素は該人の視覚システムの聴覚原理に従って量子
化される、請求項48の装置。 - 【請求項51】 各信号構成要素は信号構成要素大きさ
に従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項43の
装置。 - 【請求項52】 各種別は一組の範囲内の一範囲の信号
値と独特に関づけられる、請求項43の装置。 - 【請求項53】 該符号化プロセスは損失のない計算符
号化プロセスである、請求項43の装置。 - 【請求項54】 1つ又はそれ以上の該種別につき該範
囲を適応的に決定するために該信号構成要素を分析する
ことを含む、請求項43の装置。 - 【請求項55】 人が知覚する情報を伝える入力信号を
表す信号構成要素を符号化する装置であって、 情報記憶装置と、 該情報記憶装置と連結されると共に該信号構成要素を受
信する入力及び該信号構成要素の符号化された表現を与
える出力を有する信号処理回路要素とから成り、そこで
は該信号処理回路要素が、 信号構成要素値に従って該信号構成要素のいくつかを第
1種別内に配置し、 該第1種別内に配置された該信号構成要素を、おのおの
が第1数と等しい数の要素を有する1つ又はそれ以上の
第1グループにアセンブルし、 該第1グループの各々に符号化プロセスを作用させ、そ
こでは該符号化プロセスが該第1数に比例する次元を有
し、 該第1種別内に配置されてない該信号構成要素の少なく
ともいくつかを信号構成要素値に従って第2種別内に配
置し、 該第2に配置される該信号構成要素を各々が第2数と等
しい数の要素を有する1つ又はそれ以上の第2グループ
にアセンブルし、そこでは該第2数が該第1数とは異な
り、 該第2グループの各々に符号化プロセスを作用させるこ
とによってコードを発生させ、そこでは該符号化プロセ
スが第2数に比例する次元を有し、 該コードを該符号化された表現にアセンブルすることに
よって該信号構成要素を処理するようにされる信号構成
要素符号化装置。 - 【請求項56】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素であり、第2グル
ープの各要素は該第2種別内に配置されたそれぞれの信
号構成要素である、請求項55の装置。 - 【請求項57】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素か又は該第1種別
内に配置されてないそれぞれの信号構成要素を表す象徴
である、請求項55の装置。 - 【請求項58】 該第1種別又は該第2種別内へ配置さ
れてない該信号構成要素の少なくともいくつかを、信号
構成要素値に従って第3種別内に配置し、 該第3種別内に配置された該信号構成要素を第3数と等
しい数の要素を有する1つ又はそれ以上の第3グループ
にアセンブルし、そこでは該第3数は該第1又は第2数
とは異なり、 該第3グループの各々に符号化プロセスを作用させ、そ
こでは該符号化プロセスは該第3数に比例する次元を有
し、 またそこでは第2グループの各要素が該第2種別内に配
置されたそれぞれの信号構成要素であるか又は該第1種
別又は該第2種別内に配置されてないそれぞれの信号構
成要素を表す象徴であることを含む、請求項57の装
置。 - 【請求項59】 該信号構成要素が該入力信号のスペク
トル構成要素を表し、該信号処理回路要素は、 該入力信号に1つ又はそれ以上のフィルタ又は1つ又は
それ以上の変換を作用させることによって該信号構成要
素を入手し、 心理知覚原理に従って確立された量子化段で該信号構成
要素を量子化することによって該信号構成要素を処理す
るようにされる、請求項55の装置。 - 【請求項60】 該入力信号は聴感情報を伝え、該信号
構成要素は該人の聴感システムの聴覚原理に従って量子
化される、請求項59の装置。 - 【請求項61】 該入力信号は視覚情報を伝え、該信号
構成要素は該人の視覚システムの聴覚原理に従って量子
化される、請求項59の装置。 - 【請求項62】 各信号構成要素は信号構成要素大きさ
に従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項55の
装置。 - 【請求項63】 損失のない計算符号化プロセスが該第
1および第2グループに作用させられる、請求項55の
装置。 - 【請求項64】 信号構成要素値に従って該信号構成要
素を配置するのに用いる値の範囲を適応的に決めるため
に該信号構成要素を分析することを含む、請求項55の
装置。 - 【請求項65】 人の知覚に関する情報を伝える出力信
号を表す信号構成要素を得るためにコードを復号する装
置であって、 情報記憶装置と、 該情報記憶装置と結合された信号処理回路要素であっ
て、該信号構成要素を受取る入力および出力信号を与え
る出力を有する信号処理回路要素とから成り、そこでは
該信号処理回路要素が以下の段、即ち、 該コードを受信し、そこでは各コードは、信号構成要素
値に従って該信号構成要素を複数の種別の1つ内に配置
された1つ又はそれ以上の信号構成要素を表し、そこで
は各種別がある範囲の値と関連付けられると共に関連す
る範囲の値の全長を表す順位を有し、またそこではそれ
ぞれの種別に関連する値の該範囲が該それぞれの種別に
配置された1つ又はそれ以上の信号構成要素の該値を含
み、 各それぞれのコードにつき、該それぞれのコードで表さ
れる該信号構成要素の該それぞれのコードを識別し、一
群の要素を得るために該それぞれのコードに復号プロセ
スを作用させ、該グループは該それぞれの種別の該順位
と逆比的に変化するいくつかの要素を有し、そこでは該
それぞれのコードに作用させられる該符号化プロセス
が、該要素グループの該いくつかの要素に比例する次元
を有し、 該要素グループから該1つ又はそれ以上の信号構成要素
を入手することによって該コードを処理するようにされ
るコード復号装置。 - 【請求項66】 グループの各要素は該それぞれの種別
内に配置されたそれぞれの信号構成要素である、請求項
65の装置。 - 【請求項67】 グループの各要素は該それぞれの種別
内に配置されたそれぞれの信号構成要素であるか又は該
それぞれの種別内に配置されてないそれぞれの信号構成
要素を表す象徴である、請求項65の装置。 - 【請求項68】 該象徴は、該それぞれの種別の該関連
範囲より高い関連範囲を有する他の種別内に配置される
該信号構成要素のみを表す、請求項67の装置。 - 【請求項69】 該象徴は、該それぞれの種別の該関連
範囲より低い関連範囲を有する他の種別内に配置される
該信号構成要素のみを表す、請求項67の装置。 - 【請求項70】 該信号構成要素は該入力信号のスペク
トル構成要素を表し、そこでは該信号処理回路要素は下
記、即ち、 心理知覚原理に従って確立された量子化段サイズで該信
号構成要素を逆量子化し、 該逆量子化された信号構成要素に1つ又はそれ以上のフ
ィルタ又は1つ又はそれ以上の逆変換を作用させること
によって該コードを処理するようにされる、請求項65
の装置。 - 【請求項71】 該入力信号は聴感情報を伝え、該信号
構成要素は該人の聴感システムの聴覚原理に従って逆量
子化される、請求項70の装置。 - 【請求項72】 該入力信号は視覚情報を伝え、該信号
構成要素は該人の視覚システムの聴覚原理に従って逆量
子化される、請求項70の装置。 - 【請求項73】 各信号構成要素は信号構成要素大きさ
に従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項65の
装置。 - 【請求項74】 各種別は1セットの範囲内の信号値範
囲と独特に関連付けられる、請求項65の装置。 - 【請求項75】 該復号プロセスは損失のない計算復号
プロセスである、請求項65の装置。 - 【請求項76】 人の知覚に関する情報を伝える出力信
号を表す信号構成要素を得るためにコードを復号する装
置であって、 情報記憶装置と、 該情報記憶装置と結合された信号処理回路要素であっ
て、該信号構成要素を受取る入力および出力信号を与え
る出力を有する信号処理回路要素とから成り、そこでは
該信号処理回路要素以が下の段、即ち、 第1数の要素を有する第1グループを得るために第1コ
ードに復号プロセスを作用させ、そこでは該復号プロセ
スが該第1数に比例する次元を有し、 該第1グループから第1種別内に配置されかつ該第1種
別に関連する範囲の値以内の値を有する1つ又はそれ以
上の信号構成要素を入手し、 第2数の要素を有するそれぞれの第2グループを得るた
めに第2コードに復号プロセスを作用させ、そこでは該
復号プロセスが該第2数に比例する次元を有し、 該第2グループから第2種別内に配置されかつ該第2種
別に関連する範囲の値以内の値を有する1つ又はそれ以
上の信号構成要素を入手することによって該コードを処
理するようにされるコード復号装置。 - 【請求項77】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素であり、第2グル
ープの各要素は該第2種別内に配置されたそれぞれの信
号構成要素である、請求項76の装置。 - 【請求項78】 第1グループの各要素は該第1種別内
に配置されたそれぞれの信号構成要素か又は該第1種別
内に配置されてないそれぞれの信号構成要素を表す象徴
である、請求項76の装置。 - 【請求項79】 第3数の要素を有する第3グループを
得るために第3コードに復号処理を作用させ、そこでは
該復号プロセスが該第3数に比例する次元を有し、 該第3種別に関連する値範囲内の値を有する第3種別内
に配置される1つ又はそれ以上の信号構成要素を該第3
グループから入手し、 そこでは第2グループの各要素は、該第2種別内に配置
されたそれぞれの信号構成要素であるか又は該第1種別
又は該第2種別内に配置されてないそれぞれの信号構成
要素を表す象徴のいずれかである、請求項78の装置。 - 【請求項80】 該信号構成要素は該出力信号のスペク
トル構成要素を表し、該装置は、 心理知覚原理に従って確立された逆量子化段サイズで該
信号構成要素を逆量子化し、 該逆量子化された信号構成要素に1つ又はそれ以上のフ
ィルタ若しくは1つ又はそれ以上の逆変換を作用させる
ことによって該出力信号を得ることを含む、請求項76
の装置。 - 【請求項81】 該出力信号は聴感情報を伝え、該信号
構成要素は人の聴感システムの知覚原理に従って逆量子
化される、請求項80の装置。 - 【請求項82】 該出力信号は視覚情報を伝え、該信号
構成要素は人の知覚システムの視覚原理に従って逆量子
化される、請求項80の装置。 - 【請求項83】 各信号構成要素は信号構成要素大きさ
に従ってそれぞれの種別内に配置される、請求項76の
装置。 - 【請求項84】 損失のない計算復号プロセスが該第1
および第2グループに作用させられる、請求項76の装
置。
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Cited By (13)
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---|---|---|---|---|
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