JP2002203292A - 運行管理システムおよび車載装置 - Google Patents

運行管理システムおよび車載装置

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JP2002203292A
JP2002203292A JP2000399803A JP2000399803A JP2002203292A JP 2002203292 A JP2002203292 A JP 2002203292A JP 2000399803 A JP2000399803 A JP 2000399803A JP 2000399803 A JP2000399803 A JP 2000399803A JP 2002203292 A JP2002203292 A JP 2002203292A
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vehicle
measuring
operation management
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recording unit
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JP2000399803A
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English (en)
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Yasuyuki Nakanishi
保之 中西
Ichiro Asano
一朗 浅野
Hiroji Kamisaka
博二 上坂
Tokihiro Tsukamoto
時弘 塚本
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事業者が有効な自主管理計画を作成し、
その実施において効果を正確に把握できる運行管理シス
テムを提供する。 【解決手段】 ディーゼルエンジン2aの回転数Rを測
定する回転数測定部14と、NOX の排出濃度CNOX
リアルタイムに測定するガス分析計15(15a)と、
車両2から排出しているNOX の排出濃度を少なくとも
回転数Rと共に運行管理データDとして記録する記録部
9とを有する車載装置5、および、前記記録部9に記録
された運行管理データDを解析して求めた車両2による
NOX の排出量を出力する情報処理装置4を有する管理
センタ3からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運行管理システムおよ
び車載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題が高まり、自動車な
どの車両から排出される排ガスもより厳しく規制される
傾向にある。NOX を初めとするCO、THC(Total
HydroCarbon)、スス(ダスト)などの排ガス中の有害
物質(本明細書では環境負荷物質と表現する)は地球環
境に対する負荷(環境負荷)を低減するために、その使
用量を削減することが検討されている。これに伴って、
車両の製造メーカは前記環境負荷の排出量をより少なく
した車両を開発しており、ある程度の成果を収めてい
る。
【0003】さらに、車両の操作者(乗務員)に対して
は、環境負荷を低減するような運転を心掛ける点で注意
が喚起されており、これに応じた良心的な乗務員はアイ
ドリングストップを励行し、急発進、急ブレーキを避け
ている。また、これに関連して、車両の運行事業者は各
乗務員の運行業務を管理するための運行管理システムを
設けることにより、各乗務員による運転内容を記録し
て、安全性、経済性の高い運転を心掛けるように指導し
ている。
【0004】一方、各地の自治体では環境負荷を抑える
ために、所定の地域内で放出可能である環境負荷物質の
排出量の上限を定めて、これを規制することも検討され
ている。例えば、自動車から排出される環境負荷を削減
するために、特定地域において使用する自動車が所定代
数以上の事業者は、自動車管理計画を作成し、行動計画
に基づいて環境負荷の排出量を削減する必要が課せられ
ている。
【0005】そして、前記環境負荷物質の排出量は車両
の型式と、走行した時間によって下記の式(1)または
式(2)に示すような計算によって算出することが検討
されている。 環境負荷物質の排出量≒K1 ×走行距離 … 式(1) 環境負荷物質の排出量≒K2 ×走行時間 … 式(2) 但し、K1 は車両の仕様によって定められた係数で、所
定の走行パターンに従って走行したときの単位距離あた
りの環境負荷物質の排出量、K2 は車両の仕様によって
定められた係数で、所定の走行パターンに従って走行し
たときの単位時間あたりの環境負荷物質の排出量を示し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の計算方法では各車両による正確な環境負
荷物質の排出量を求めることは到底できなかった。すな
わち、同じ走行距離であっても、あるいは、同じ時間走
行していても乗務員が急発進、急ブレーキを常習的に行
っていたり、長時間停車するときにもアイドリングを止
めない場合や、車両の整備が不十分である場合には、前
記式(1),(2)によって算出した量よりも環境負荷
物質を大量に放出していた。逆に、高速道路をほゞ一定
速度で走行する場合に放出される環境負荷物質は、前記
式(1)によって算出した量よりもはるかに少なくな
る。
【0007】つまり、前記式(1),(2)に示すよう
な従来の計算方法は車両の整備状況や運転状況とは無関
係に車両の年式と走行時間または走行距離のみで環境負
荷の排出量を計算しているので、例えば、スムーズに走
行できるルートと混雑したルートでも距離が同じであれ
ば、環境負荷の排出量は同じと計算されてしまうことに
なり、実際の環境負荷状況とはかけ離れた実態にそぐわ
ないものとなっていた。また、所定の地域を走行した距
離や時間を積算するのは煩わしい作業であった。
【0008】一方、環境負荷の排出量を正確に測定する
ために複数成分の環境負荷物質をそれぞれリアルタイム
に測定可能とする複数のガス分析計を組み合わせてなる
車載型の分析システムを用いることがあった。ところ
が、この分析システムは大掛かりで複雑な装置であるか
ら高価にならざるを得ないだけでなく、分析システムに
よって多くのスペースが占領されるので、事業者が所有
する各車両に常時装着するのに適したものではなかっ
た。なお、多成分分析を行なうガス分析計はリアルタイ
ムの測定を行うことができないので、これを車載しても
運転状況との関連性を見いだすことができなかった。
【0009】つまり、現状では事業者には実際の走行に
おいて各車両が排出している環境負荷成分の排出量を正
確に知る手段がないので、事業者はアイドリングストッ
プや急加速・急ブレーキの排除など適正運転の励行を乗
務員に指導したとしても環境負荷の排出量が各乗務員の
運転によってどの程度変わるかといった具体的なデータ
を得ることができなかった。また、車両の定期的な整備
点検が環境負荷低減にどの程度の効果があるのかを知る
ことができなかった。
【0010】本発明は、上述の事柄を考慮に入れてなさ
れたものであって、事業者が有効な自主管理計画を作成
し、その実施において効果を正確に把握できる運行管理
システムおよび車載装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明の運行管理システムは、エンジンの回転数
を測定する回転数測定部と、環境負荷物質の排出濃度を
リアルタイムに測定するガス分析計と、車両から排出し
ている環境負荷物質の排出濃度を少なくとも回転数と共
に運行管理データとして記録する記録部とを有する車載
装置、および、前記記録部に記録された運行管理データ
を解析して車両による環境負荷の排出量を算出する情報
処理装置を有する管理センタからなることを特徴として
いる。
【0012】第2発明の運行管理システムは、エンジン
の回転数を測定する回転数測定部と、環境負荷物質とし
てNOX の排出濃度をリアルタイムに測定するNOX
析計と、車両から排出しているNOX の排出濃度を少な
くとも回転数と共に運行管理データとして記録する記録
部とを有する車載装置、および、前記記録部に記録され
た運行管理データを解析し、車両による環境負荷として
NOX の排出量を算出する情報処理装置を有する管理セ
ンタからなることを特徴としている。
【0013】第1,2発明の何れにおいても、上記構成
要素のうち、エンジンの回転数測定部,記録部,情報処
理装置は、本来の運行管理システムの構成に含まれるも
のであり、エンジン回転数などは運行管理データとして
記録部に記録されて、この記録部に記録された運行管理
データは情報処理装置によって演算処理されるものであ
る。したがって、分析計によって測定された環境負荷物
質の排出濃度を、既にある記録部に運行管理データとし
て記録する構成は極めて簡素であるにも係わらず、情報
処理装置はエンジン回転数と環境負荷物質の排出濃度の
関係を用いて車両からの環境負荷の排出量を実用可能な
程度でほぼ正確に算出することができる。
【0014】とりわけ、ディーゼルエンジンの場合、エ
ンジンが1回転するときに排出される排気ガスの流量
は、その排気量によってほゞ正確に求めることができ
る。従って、情報処理装置はエンジンが1回転するとき
に排出される排気ガスの流量をエンジン回転数に乗算す
ることにより、排気流量を算出することができ、この排
気流量と環境負荷成分の濃度を乗算することにより、環
境負荷の排出量の瞬時値をほぼ正確に算出することがで
きる。そして、この環境負荷の排出量の瞬時値を積算す
ると、ある期間中に排出した環境負荷の総量を算出する
ことができる。
【0015】すなわち、乗務員は一連の業務を終了した
時点で、情報処理装置が算出した環境負荷の排出量を知
ることができ、自らの運転によってどの程度の環境負荷
をもたらしているのかを認識することができる。また、
事業者は各乗務員の運転によって生じている環境負荷の
大きさを知ることができ、環境負荷低減のための教育や
指導を行うことができる。
【0016】前記車載装置がエンジンに供給される空気
の加給圧を測定する圧力センサと、前記空気の温度を測
定する温度センサとを有すると共に、前記記録部に加給
圧および温度を記録可能とし、前記情報処理装置が記録
部に記録された加給圧および温度を用いて環境負荷の排
出量を補正する場合には、エンジンに過給機が取り付け
られている場合においても、エンジンが1回転する間に
排出される環境負荷の量を正確に求めることができる。
【0017】前記前記車載装置がCO2 の排出濃度をリ
アルタイムに測定するCO2 濃度測定部を有すると共
に、前記記録部にCO2 の排出濃度を記録可能とし、前
記情報処理装置が記録部に記録されたCO2 の排出濃度
を用いて算出された二酸化炭素の排出量を出力可能とす
る場合には、CO2 の排出量も正確に算出することが可
能となる。
【0018】前記車載装置が車両の空燃比を測定する空
燃比測定部を有すると共に、前記記録部に空燃比を記録
可能とし、前記情報処理装置が記録部に記録された空燃
比を用いて燃費を算出可能とする場合には、燃料消費量
も同時に算出することが可能となり、事業者は各乗務員
に燃料消費量を控えた運転を行うように指導することに
より、ランニングコストの引下げを行うことができる。
【0019】第3発明の車載装置は、エンジンの回転数
を測定する回転数測定部と、環境負荷物質の排出濃度を
リアルタイムに測定するガス分析計と、車両から排出し
ている環境負荷物質の排出濃度を少なくとも回転数と共
に運行管理データとして記録する記録部と、運行管理デ
ータを解析して車両による環境負荷の排出量を演算する
演算処理部とを有することを特徴としている。
【0020】第4発明の車載装置は、エンジンの回転数
を測定する回転数測定部と、環境負荷物質としてNOX
の排出濃度をリアルタイムに測定するNOX 分析計と、
車両から排出しているNOX の排出濃度を少なくとも回
転数と共に運行管理データとして記録する記録部と、運
行管理データを解析して車両による環境負荷の排出量を
演算する演算処理部とを有することを特徴としている。
【0021】第3,4発明の車載装置は、環境負荷の排
出量を車載装置においてリアルタイムに求めることがで
き、これを積分することにより環境負荷の総排出量をよ
り正確に求めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の環境負荷低減
システム1の構成の一例を示す全体図である図1におい
て、2は運送作業を行うための車両、3は例えば複数の
車両2を有して運送業を営む運送業者によって管理され
る管理センタ、4は各車両2による運行管理を行うため
の情報処理装置(以下、運行管理サーバという)、5は
各車両2に搭載された運行管理車載装置である。
【0023】そして、前記運行管理サーバ4と運行管理
車載装置5とにより運行管理システム6を構成する。な
お、3a,3bは各車両2の運行管理車載装置5と通信
して運行管理データDの送受信を行う無線通信部(図
外)のアンテナである。
【0024】また、前記運行管理サーバ4は各車両2の
運行管理車載装置5に対する指示や監視を行うことによ
り、より効率的な運送を可能とするための管理プログラ
ムを実行するものである。管理プログラムは各運行管理
装置5によって蓄積される運行管理データDを集計して
各種データベースDBを作成する。特に、本発明では事
業者が所有する全車両2および乗務員に分けられて各種
情報を集めてなるデータベースDBを蓄積している。
【0025】一方、本例に示す運行管理車載装置5は、
例えば乗務員による作業内容の入力が行われるハンディ
ーターミナル7と、このハンディーターミナル7に接続
されて車両2に関する様々な測定結果を入力するセンサ
ボックス8と、センサボックス8を介して入力される様
々な測定結果を収集する車載装置本体9と、車両2の現
在位置を人工衛星S1 との通信によって測定するGPS
(Groval PositioningSystem) レシーバなどの位置測定
部10と、管理センタ3の運行管理サーバ4と通信する
ための無線通信部11と、前記位置測定部10に接続さ
れて各乗務員が配送する道順などの案内を行う車載ナビ
ゲーションシステム12とを有している。
【0026】本例では位置測定部としてGPSレシーバ
10を用いる例を開示しているが、これは本発明を限定
するものではない。すなわち、ジャイロセンサや地磁気
や加速度センサを用いた位置測定部やこれらの組み合わ
せなど様々な構成が考えられる。
【0027】また、前記センサボックス8には、例えば
前記GPSレシーバ10に加えて、車両2のディーゼル
エンジン2aに吸気される空気の温度Tおよび圧力Pを
測定する温度測定部13tおよび圧力センサ13p、デ
ィーゼルエンジン2aの回転数を検出する回転数測定部
14、および排気管2bを介して外部に排出される排気
ガスに含まれるNOX の濃度を検出するガス分析計15
が接続されている。
【0028】なお、本例における説明では理解しやすい
ようにセンサボックス8、NOX 分析計15、GPS受
信機10などを別途図示しているが、本発明はこれらの
機器を別部材で形成することに限定されるものではな
い。すなわち、本例の場合は運行管理車載装置5のハン
ディーターミナル7がキーボードや表示部などの基本的
な入出力装置を有するので、本来NOX 分析計15に備
えつけられた表示部や入出力装置などを介して行なうべ
き表示や設定入力をハンディーターミナル7を介して行
うことが可能となる。つまり、それだけ運行管理車載装
置5を小型化することが可能となる。
【0029】また、本例の回転数測定部14は車載コン
ピュータ2cからエンジン回転数Rを示す信号を取出す
接続部の例を示すが、本発明はこの構成を限定するもの
ではない。すなわち、前記回転数測定部14はエンジン
に取り付けられたロータリーエンコーダのような部材に
よって形成されていてもよい。さらに、本例では車載コ
ンピュータ2cから取出す信号によって車速Vを求めて
いる。
【0030】前記車載装置本体9は運行管理車載装置5
によって測定される運行管理データDを記録する記録部
として例えばメモリカード9aを有しており、このメモ
リカード9aは車両2の出庫時に管理センタ3から受け
取って、車載装置本体9にセットされるものである。ま
た、9bは前記メモリカード9aのカードリーダであっ
て、このカードリーダ9bが前記運行管理サーバ4に接
続されることにより、車両2の帰庫時にはこのカードリ
ーダ9bを介してメモリカード9aに記録された1日分
の(一連の集配業を行った後の)運行管理データDを取
得可能としている。
【0031】なお、運行管理データDとして記録される
データには、例えば、GPSレシーバ10によって測定
される現在位置Lと、前記温度測定部13によって測定
される温度Tと、前記回転数計測部14によって測定さ
れるエンジン回転数Rと、前記ガス分析計15によって
測定されるNOX の測定濃度CNOX が、車両2の車速な
どのその他の走行情報と共に記録されている。
【0032】また、図1にはその図示を省略するが、本
例の運行管理車載装置5ではセンサボックス8を介して
入力される測定結果を解析して走行時に排出される環境
負荷の経時変化を算出する演算処理部を例えば車載装置
本体9内に有している。この演算処理部による演算は、
例えば、次の式(3)に示すように行われる。 環境負荷=CNOX ×R×273÷T×α … 式(3) 但し、CNOX はNOX ガスの濃度、Rはエンジン回転
数、Tは絶対温度、αはエンジンの排気量によって異な
るエンジン2a固有の定数である。
【0033】なお、本例では環境負荷の一例としてNO
X ガスを測定する例を示しているので、前記式(3)に
は環境負荷の排出濃度としてCNOX を求める例を示して
いるが、本発明はこれに限られるものではない。すなわ
ち、CO2 の濃度を求めるセンサを取り付けた場合にお
いては、この濃度をCCO2 として前記NOX ガスの濃度
NOX の代わりに前記式(3)に代入することにより、
環境負荷としてのCO 2 の排出量を求めることができ
る。したがって、以下の説明では環境負荷物質の排出濃
度を単に濃度Cと表現する。
【0034】すなわち、運送用車両2の動力源として用
いられるディーゼルエンジン2aの場合、エンジンが1
回転するときに排出される排気ガスの量は吸気するとき
の空気の温度Tと、エンジン2aの排気量によってほぼ
正確に求めることができる。従って、エンジン回転数R
とNOX ガスの濃度をこれに乗算することにより、環境
負荷(NOX ガス)の排出量の瞬時値をリアルタイムに
算出することができる。
【0035】また、前記各測定値C,L,R,V,T,
Pおよび前記車載装置本体9内の演算処理部によって求
められたNOX の排出量は例えば0.5秒毎に時系列的
にメモリカード9aに記録されることにより、各時点に
おけるNOX の排出濃度の経時変化が記録されている。
【0036】さらに、本例のように車載装置本体9内の
演算処理部によって環境負荷の排出量が求められる構成
にした場合には、前記メモリカード9aに記録する環境
負荷の排出量を所定間隔(本例の場合0.5秒)毎に積
算して記録することができるので、たとえ記録する間隔
が長い場合であっても、より正確な環境負荷の排出量を
求めることができる。しかしながら、本発明は運行管理
車載装置5が環境負荷の排出量を算出するための演算処
理部を有することに限定されるものではない。同様に、
メモリカード9aに記録する間隔も任意に選択可能であ
ることはいうまもない。
【0037】なお、空気の温度Tは温度による気体の膨
張に起因する排ガスの排出量の違いを考慮に入れた演算
を行うために測定しているが、それほどの精度を要求し
ない場合には省略することが可能である。逆に、前記エ
ンジン2aに過給機を搭載する場合には加給圧を測定す
る圧力センサを取り付けて、この加給圧を前記式(3)
に乗算することが必要である。
【0038】また、ディーゼルエンジン2aの場合に
は、NOX の濃度測定を行うことができれば、その他の
環境負荷成分すなわちCO2 、スス(粉塵)などの排出
量もおよそ求めることができるが、これらの濃度分析を
リアルタイムに行うことができる分析計を前記運行管理
車載装置5に取り付けてもよいことは言うまでもない。
しかしながら、NOX の濃度を検出するガス分析計15
はそのセンサ部15aを排気管2aに取付けるだけで、
リアルタイムの濃度分析を行うことができるので、その
構成を簡素にすることができる。
【0039】前記センサ部15aは、例えば、ジルコニ
ア固体電解質を利用したNOX センサを用いることがで
きる。つまり、小型のノンサンプリング計測が可能な直
挿型ジルコニア式NOX 分析計は、リアルタイムの濃度
分析を行うことができると共に、測定部が小型で低価格
であるので、各車両2に容易に取り付けることができ
る。また、ジルコニア素子を利用した当該センサは、構
造上、測定値が振動によって影響を受けることが少な
く、耐震性に優れ、車載に適している。
【0040】なお、本例の運行管理システム1の場合、
前記NOX の濃度を検出するジルコニア式NOX センサ
15aに加えて、空燃比を測定する空燃比測定部として
例えばO2 センサ15bを取り付けている。そして、前
記ガス分析計15はO2 センサ15bの出力から空燃費
を求めこれをメモリカード9aに記録する。また、前記
運行管理サーバ4はメモリカード9aに記録されている
空燃比を用いて燃費を算出可能としている。
【0041】前記無線通信部11は、例えば管理センタ
3と地上波による無線通信を行う無線機11aと、人工
衛星S2 を介する衛星中継によって管理センタ3と交信
する無線機11bとを有する。また、本例ではこの無線
通信部11に接続されて、管理センタ3からの指示など
を出力するファックスプリンタ11cとを有する。な
お、無線通信部11が地上波による通信を行なう無線機
11aを有することによりランニングコストを抑えた通
信を可能としているが、衛星中継による通信を行なう無
線機11bを有することにより、確実な高速通信を可能
としている。しかしながら、本発明は両方の通信機11
a,11bを備えることに限定されるものではない。ま
た、無線通信部11を省略することも可能である。
【0042】上記構成の環境負荷低減システム1を用い
て一連の業務を終えると、各乗務員は前記車載装置本体
9からメモリカード9aを抜き取ってこれを前記カード
リーダ9bに挿入する。これによって、メモリカード9
aに蓄積された運行管理データDは、車両2の入庫時に
メモリカード9aを介して運行管理サーバ4に転送され
る。そして運行管理サーバ4は受け取った運行管理デー
タDを分析して車両2による環境負荷の排出量を算出す
る。
【0043】このとき、求められる環境負荷の排出量は
その他の運行管理データDと共に、時系列に並べて記憶
されているので、これを用いて各乗務員の行動パターン
(特に運転の癖など)がどのように環境負荷の増減に影
響を与えているのかを分析することができる。なお、本
例の場合、運行管理車載装置5が運行管理データDを解
析して環境負荷の排出量を算出する演算処理部を有する
例を挙げているので、運行管理サーバ4側において、環
境負荷の排出量を再び算出する必要はなく、これを省略
することが可能である。
【0044】何れの場合においても、一連の業務を終え
た時点では、各乗務員が運行管理データDを解析して求
めた車両による環境負荷の排出量を知ることができ、そ
の善し悪しを判断し、環境負荷の更なる低減や燃料消費
量の更なる削減を目指して努力することができる。ま
た、事業者は各乗務員に適切な教育を施すことや、各車
両2のメンテナンスを適切に行って、環境負荷の低減に
貢献し、諸経費の削減を達成することが可能となる。
【0045】図2〜5は運行管理サーバ4によって分析
された結果の一例を示す図である。図2は管理サーバ4
によって纏められた各乗務員の運行日報の表示画面16
を示す図である。この表示画面16には例えば、走行記
録17として、車両2の速度17a、NOX ガスの排出
濃度17b、運転状態17c、作業内容17dを示すデ
ータをそれぞれ時間軸を合わせるように並べて表示して
いる。したがって、乗務員はこの運行日報16を見るこ
とにより、この一連の業務における自らの運転を評価す
ることができる。そして、どの時点でNOX の排出濃度
が上がっているのかを判断でき、以後の業務に役立てる
ことができる。
【0046】図3は管理サーバ4によって纏められた乗
務員別の記録を示す一覧表18を示す図である。この一
覧表18に示すように管理サーバ4は運行管理データD
を各乗務員別に纏めることにより、乗務員名18aと、
NOX の排出量18bとの関係を知ることができる。し
たがって、各乗務員はこの一覧表18を見ることによ
り、自分が他の人に比べてどの程度の環境負荷を出して
いるのかを判断することができ、これによって自らの運
転を改めることができる。
【0047】また、事業者はこの一覧表18を見ること
により、NOX を多く排出している乗務員を割り出すこ
とができ、適切な指導を行うことが可能となる。さら
に、乗務員を指導した後の状況を確認することにより、
どの程度の成果が得られているのかを判断することがで
きる。
【0048】図4は、管理サーバ4によって纏められた
乗務員別の記録を示すグラフ19を示す図である。この
グラフ19に示すように管理サーバ4は運行管理データ
Dを各乗務員別に纏めることにより、各乗務員の運転法
による特性を示す折れ線20と、社内および一般の平均
値を示す折れ線21を表示している。すなわち、各乗務
員は自分の運転法を示す折れ線20と平均値をしめす折
れ線21を比較することにより、自らの運転の癖をより
明白に知ることができ、より良い運転技術を身に付ける
ように励まされる。
【0049】また、事業者はこのグラフ19を見ること
により、各乗務員にどのように指導するべきかを明確に
理解でき、より適切な乗務員教育を施すことができる。
そして、各乗務員が環境負荷の少ない運転法を身につけ
ることにより、燃費も抑えることができ、経済的効果を
得ることが可能となる。
【0050】図5は、管理サーバ4によって纏められた
車両毎の記録を示す一覧表22を示す図である。この一
覧表22に示すように管理サーバ4は運行管理データD
を各車両別に纏めることにより、車両番号22aと、N
X の排出量22bとの関係を知ることができる。
【0051】従って、事業者はこの一覧表22を見るこ
とによって、各車両2の状態を知ることができ、エンジ
ン故障などの原因によって環境負荷の増大が生じている
車両を早急に見つけてこれをメンテナンスする事が可能
となる。すなわち、事業者は各車両2の適切なメンテナ
ンス次期を逸することがないので、それだけ環境負荷の
増大を抑えることができるだけでなく、燃費の悪化も効
果的に抑えることができ、それだけ経済的効果を得るこ
とができる。
【0052】なお、上述の例では管理サーバ4が各車両
2から得た運行管理データDを車両2毎、乗務員毎に分
析して出力する例を示しているが、これに加えて走行道
順毎の環境負荷の排出量を分析するようにしてもよいこ
とはいうまでもない。この場合、次回の配達道順を選択
するときの参考にすることが可能となる。さらに、図示
は省略するハンディーターミナル7の表示部、運行管理
車載装置本体9の表示部または車載ナビゲーションシス
テム12の表示部において、環境負荷の排出量を表示
し、乗務員に常時注意を促すこともできる。
【0053】環境負荷の排出量は、例えば、当日の運行
開始から現在までの排出量を具体的な数値やバーグラフ
を用いて表示することができる。また、この当日の排出
量と共にまたはこの排出量に代えて、乗車中の車両が当
該週で若しくは当該月に排出している排出量を表示する
こともできる。この表示は、車載装置の演算処理部にお
いて、リアルタイムに算出された排出量を常時その演算
処理部で積算していくことにより可能である。また、管
理センタの情報処理装置において、リアルタイムに算出
された排出量を、前記無線通信部を介して受信し表示す
ることも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の環境負荷
低減システムによれば、比較的安価に提供される運行管
理計に環境負荷物質の排出濃度をリアルタイムに測定す
るガス分析計を組み合わせることで、運行管理計が既に
有している運行管理に必要なデータの採取機能を環境負
荷の排出量の計算に利用することができる。したがっ
て、乗務員は運転終了後に、自動車管理計画を作成し実
施する上で有用な、車両毎、乗務員毎、または走行道順
毎のNOX 排出量を簡単に求めることができる。
【0055】すなわち、各乗務員は環境負荷断面で自己
の運転法の善し悪しを確認し、環境負荷を増大させる原
因となる運転法を認識することができるので、次回から
の運行においては運転法を改めて環境負荷の少ない運転
法を身につけることで改善を図ることができる。一方、
事業者はこれを、乗務員教育に反映させることができ
る。
【0056】例えば、当日の運行開始から現在の時点ま
での排出量を、数値やバーグラフ等によって表示するこ
とも可能であり、併せて又は、それとは別に、週単位、
月単位での現在乗車中の車両の環境負荷排出量を表示す
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運行管理システムの全体構成を示す図
である。
【図2】前記運行管理システムによって分析された結果
を示す図である。
【図3】前記分析結果の別の例を示す図である。
【図4】前記分析結果の別の例を示す図である。
【図5】前記分析結果の別の例を示す図である。
【符号の説明】
1…運行管理システム、2…車両、2a…エンジン、3
…運行管理センタ、4…情報処理装置、5…車載装置、
9…記録部、10…位置測定部、13p…圧力センサ、
13t…温度センサ、14…回転数測定部、15…ガス
分析計(NOX分析計)、15a…NOX センサ、15
b…空燃費測定部、CNOX …環境負荷物質の排出濃度
(NOX の排出濃度)、D…運行管理データ、L…位
置、R…エンジン回転数、T…吸気空気の温度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 376 F02D 45/00 376H (72)発明者 上坂 博二 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 塚本 時弘 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 Fターム(参考) 3G084 AA01 BA33 DA02 DA10 DA14 DA27 EA03 EB06 FA02 FA12 FA26 FA28 FA33 3G093 AA01 AB01 BA19 BA20 BA24 BA27 DA01 DA02 DA03 DA04 DA11 DB00 EA00 EC01 EC04 FA01 FA03 FA11 5H180 AA01 BB04 BB12 CC12 EE02 FF04 FF05 FF10 FF21 FF27 FF32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転数を測定する回転数測定
    部と、環境負荷物質の排出濃度をリアルタイムに測定す
    るガス分析計と、車両から排出している環境負荷物質の
    排出濃度を少なくとも回転数と共に運行管理データとし
    て記録する記録部とを有する車載装置、および、前記記
    録部に記録された運行管理データを解析して求めた車両
    による環境負荷の排出量を出力する情報処理装置を有す
    る管理センタからなることを特徴とする運行管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 エンジンの回転数を測定する回転数測定
    部と、環境負荷物質としてNOX の排出濃度をリアルタ
    イムに測定するNOX 分析計と、車両から排出している
    NOX の排出濃度を少なくとも回転数と共に運行管理デ
    ータとして記録する記録部とを有する車載装置、およ
    び、前記記録部に記録された運行管理データを解析し、
    車両による環境負荷としてNOX の排出量を算出する情
    報処理装置を有する管理センタからなることを特徴とす
    る運行管理システム
  3. 【請求項3】 前記車載装置がエンジンに供給される空
    気の加給圧を測定する圧力センサと、前記空気の温度を
    測定する温度センサとを有すると共に、前記記録部に加
    給圧および温度を記録可能とし、前記情報処理装置が記
    録部に記録された加給圧および温度を用いて環境負荷の
    排出量を補正する請求項1または2に記載の運行管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記車載装置がCO2 の排出濃度をリア
    ルタイムに測定するCO2 濃度測定部を有すると共に、
    前記記録部にCO2 の排出濃度を記録可能とし、前記情
    報処理装置が記録部に記録されたCO2 の排出濃度を用
    いて算出された二酸化炭素の排出量を出力可能とする請
    求項1〜3の何れかに記載の運行管理システム。
  5. 【請求項5】 前記車載装置が車両の空燃比を測定する
    空燃比測定部を有すると共に、前記記録部に空燃比を記
    録可能とし、前記情報処理装置が記録部に記録された空
    燃比を用いて算出された燃費を出力可能とする請求項1
    〜4の何れかに記載の運行管理システム。
  6. 【請求項6】 エンジンの回転数を測定する回転数測定
    部と、環境負荷物質の排出濃度をリアルタイムに測定す
    るガス分析計と、車両から排出している環境負荷物質の
    排出濃度を少なくとも回転数と共に運行管理データとし
    て記録する記録部と、運行管理データを解析して車両に
    よる環境負荷の排出量を演算する演算処理部とを有する
    ことを特徴とする車載装置。
  7. 【請求項7】 エンジンの回転数を測定する回転数測定
    部と、環境負荷物質としてNOX の排出濃度をリアルタ
    イムに測定するNOX 分析計と、車両から排出している
    NOX の排出濃度を少なくとも回転数と共に運行管理デ
    ータとして記録する記録部と、運行管理データを解析し
    て車両による環境負荷の排出量を演算する演算処理部と
    を有することを特徴とする車載装置。
  8. 【請求項8】 エンジンに供給される空気の加給圧を測
    定する圧力センサと、前記空気の温度を測定する温度セ
    ンサとを有すると共に、前記記録部に加給圧および温度
    を記録可能とし、前記演算処理部が記録部に記録された
    加給圧および温度を用いて環境負荷の排出量を補正する
    請求項6または7に記載の車載装置。
  9. 【請求項9】 CO2 の排出濃度をリアルタイムに測定
    するCO2 濃度測定部を有すると共に、前記記録部にC
    2 の排出濃度を記録可能とし、前記演算処理部が記録
    部に記録されたCO2 の排出濃度を用いて算出された二
    酸化炭素の排出量を出力可能とする請求項6〜8の何れ
    かに記載の車載装置。
  10. 【請求項10】 車両の空燃比を測定する空燃比測定部
    を有すると共に、前記記録部に空燃比を記録可能とし、
    前記演算処理部が記録部に記録された空燃比を用いて算
    出された燃費を出力可能とする請求項6〜9の何れかに
    記載の車載装置。
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