JP2002182907A - アプリケーション開発システムおよびアプリケーション開発プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

アプリケーション開発システムおよびアプリケーション開発プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002182907A
JP2002182907A JP2000378488A JP2000378488A JP2002182907A JP 2002182907 A JP2002182907 A JP 2002182907A JP 2000378488 A JP2000378488 A JP 2000378488A JP 2000378488 A JP2000378488 A JP 2000378488A JP 2002182907 A JP2002182907 A JP 2002182907A
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Yukihiko Goshi
由木彦 郷司
Yasuji Kuno
泰次 久野
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ALPHA INTERNATIONAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの要求に迅速に対応でき、汎用性に優
れるアプリケーションを構築できるアプリケーション開
発システムおよびアプリケーション開発プログラムを記
憶した記憶媒体を提供することを課題とする。 【解決手段】 入力手段(キーボード、マウス)CK,
CMと電子計算機(パソコン本体)CPとを備え、ユー
ザがプログラミングを直接行うことなくアプリケーショ
ンを構築できるアプリケーション開発システム(健康情
報管理システム開発実行ツール)1であって、アプリケ
ーションの構成要素を各種パラメータとして設定するパ
ラメータファイル10と、ユーザによる入力手段CK,
CMからの入力操作に従ってパラメータを編集し、パラ
メータに基づいてアプリケーションを構築するエディタ
部(エディタ)3とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザがプログラ
ミングを直接行うことなくアプリケーションを構築でき
るアプリケーション開発システムおよびアプリケーショ
ン開発プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下、パソコ
ンと記載する)の普及に伴って、パソコン上で動作する
多種多様のアプリケーション用のソフトウエアが提供さ
れている。そして、このソフトウエアを利用してアプリ
ケーションシステムを構築する場合、ソフトウエアメー
カで開発されたアプリケーション用のソフトウエアを、
ユーザが使用しているクライアントサーバシステムや単
体のパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステム
に組み込むことによって構築することができる。例え
ば、アプリケーションシステムとしては、紙データとし
て管理されていた個人毎の健康診断結果等の健康に関す
る情報を電子データとしてデータ管理し、このデータを
ユーザの仕様や要求に応じて処理する健康情報管理シス
テム等の業務アプリケーションシステムがある。この健
康情報管理システムでは、健康診断結果を電子データ化
することによって、個人データを家族、地域、会社、年
齢等を単位としてデータを整理できるとともに、この整
理されたデータから個人データを検索できる。さらに、
健康情報管理システムでは、健康診断結果に基づいて自
動判定ロジックによって個人の健康状態を判定でき、こ
の判定データも電子データとして管理する。また、健康
情報管理システムは、電子化されたデータを介護保健シ
ステムや医療情報システム等に提供することによって、
総合的に健康診断結果を活用することができる。ちなみ
に、この健康情報管理システムは、同一の健康情報管理
システム用のソフトウエアによって、コンピュータシス
テムを備える各種病院、保健所、フィットネスセンター
等の様々な施設で構築される。
【0003】また、健康情報管理システム用のソフトウ
エアは、コンピュータシステムに組み込まれているオペ
レーティングシステム(以下、OSと記載する)に対応
したプログラミング言語で作成され、そのOS上で実行
可能な実行ファイルの形式でユーザに提供される。例え
ば、パソコンのOSをWindows(登録商標)とし
た場合、プログラミング言語としてVisual Ba
sic(以下、VBと記載する)(登録商標)を用いる
ことによって、WindowsのGUI(Graphi
cal User Interface)環境下でプロ
グラミングを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ユーザに提
供されるアプリケーション用のソフトウエアは、実行フ
ァイルがOSに依存したプログラミング言語で作成され
ているため、その依存したOS上で動作させないと、正
常に動作しなくなったり、全く起動しない。そのため、
ユーザがOSをバージョンアップあるいは他のOSに変
更した場合、アプリケーション用のソフトウエアを、変
更したOSに対応するプログラミング言語で再作成する
必要がある。つまり、ユーザ側でOSを変更すると、ユ
ーザ側ではアプリケーション用のソフトウエアの買い替
えあるいはバージョンアップが必要となり、メーカ側で
はアプリケーション用のソフトウエアの再作成が必要と
なる。
【0005】また、健康情報管理システムの場合、ユー
ザ側の施設、業務形態等の違いによって、取り扱う健康
診断内容、データ管理する単位、自動判定ロジック等が
異なる。そのため、メーカ側では、ユーザ側の仕様に合
わせた健康情報管理システム用のソフトウエアを作成す
る必要がある。また、ユーザが、ユーザ側の様々な条件
の変更に対応して健康診断内容の変更、個人データを管
理する単位の変更あるいは自動判定ロジックの変更等を
要求する場合がある。この場合も、メーカ側では、ユー
ザ側の要求に応じて健康情報管理システム用のソフトウ
エアを再作成する必要がある。したがって、アプリケー
ションシステムの中でもユーザ側の仕様や要求に応じな
ければならない業務アプリケーションシステムの場合、
ユーザ側でもメーカ側でも負担が増大する。つまり、ユ
ーザ側では、仕様や要求に応じた業務アプリケーション
のソフトウエアを提供してもらうためのコストが増大
し、そのソフトウエアが提供されるまで業務アプリケー
ションを行うことができない。また、メーカ側では、ユ
ーザ毎に業務アプリケーションのソフトウエア開発が必
要となり、開発工数が増大する。
【0006】さらに、アプリケーションシステムにデー
タベースを構成し、アプリケーションがデータベースと
アクセスする場合がある。この場合も、ユーザに提供さ
れるアプリケーションのソフトウエアは、データベース
がOSに依存したデータベース言語で構築されているた
め、その依存したOS上で動作させないと、正常に動作
しなくなったり、全く起動しない。また、他のデータベ
ースに変更する場合、変更したデータベースに応じたデ
ータベース言語でデータベースを再構築するためのソフ
トウエア開発が必要となる。さらに、アプリケーション
に必要なデータが複数のデータベースに跨って蓄積され
ている場合、複数のデータベースに接続するためのソフ
トウエア開発が必要となる。しかも、データベースに関
するソフトウエア開発やデータベースシステムの構築に
は非常に高度な専門知識を要するため、限られた開発者
でしかデータベースシステムを構築することができな
い。
【0007】そこで、本発明の課題は、ユーザの要求に
迅速に対応でき、汎用性に優れるアプリケーションを構
築できるアプリケーション開発システムおよびアプリケ
ーション開発プログラムを記憶した記憶媒体を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係るアプリケーション開発システムは、入力手段と
電子計算機とを備え、ユーザがプログラミングを直接行
うことなくアプリケーションを構築できるアプリケーシ
ョン開発システムであって、前記アプリケーションの構
成要素を各種パラメータとして設定するパラメータファ
イルと、前記ユーザによる前記入力手段からの入力操作
に従って前記パラメータを編集し、前記パラメータに基
づいて前記アプリケーションを構築するエディタ部とを
備えることを特徴とする。このアプリケーション開発シ
ステムによれば、アプリケーションを構築する上で必要
な要素を全てパラメータとして定義し、パラメータファ
イルに設定する。そして、アプリケーション開発システ
ムでは、エディタ部がユーザによるパラメータ編集に従
ってアプリケーションを構築する。つまり、ユーザは、
プログラミングすることなく、アプリケーションの新規
作成、変更、修正、追加等を行うことができる。
【0009】また、前記アプリケーション開発システム
において、前記パラメータファイルは、前記アプリケー
ションで必要な項目を定義する混合レコード定義ファイ
ルを含み、前記混合レコード定義ファイルは、前記定義
した項目に対して、前記定義した項目のデータを格納す
るデータベースを関連付けして設定することを特徴とす
る。このアプリケーション開発システムによれば、アプ
リケーションを作成する場合に参照する混合レコード定
義ファイルを設定すれば、作成するアプリケーションに
必要な項目のデータを格納したデータベースにリンクす
る。したがって、アプリケーション開発システムでは、
混合レコード定義ファイルにアプリケーションに必要な
項目に関する情報を設定することによって、簡単にデー
タベースと接続できる。
【0010】さらに、前記アプリケーション開発システ
ムにおいて、前記パラメータファイルは、テキストファ
イルであることを特徴とする。このアプリケーション開
発システムによれば、パラメータファイルをテキストフ
ァイルで構成することにより、電子計算機に組み込まれ
ているOSに関係なく、このパラメータファイルによっ
てアプリケーションを構築することができる。
【0011】しかも、前記アプリケーション開発システ
ムにおいて、前記パラメータファイルを参照し、前記電
子計算機上で、前記パラメータに基づいて構築したアプ
リケーションを実行する実行部を備えることを特徴とす
る。このアプリケーション開発システムによれば、実行
部によって、各種パラメータによって構築されるアプリ
ケーションを実行することができる。
【0012】前記課題を解決した本発明に係るアプリケ
ーション開発プログラムを記憶した記憶媒体は、ユーザ
がプログラミングを直接行うことなくアプリケーション
を構築するためのアプリケーション開発プログラムを記
憶した記憶媒体であって、前記アプリケーション開発プ
ログラムは、前記アプリケーションの構成要素を各種パ
ラメータとして設定するパラメータファイルと、前記ユ
ーザによる入力手段からの入力操作に従って前記パラメ
ータを編集し、前記パラメータに基づいて前記アプリケ
ーションを構築するためのエディタプログラムとを含む
ことを特徴とする。このアプリケーション開発プログラ
ムを記憶した記憶媒体によれば、アプリケーションを構
築する上で必要な要素が全てパラメータとして定義さ
れ、パラメータファイルに設定されている。そして、電
子計算機上でこのアプリケーション開発プログラムを動
作させると、エディタ部によって、ユーザによるパラメ
ータ編集に従ってアプリケーションを構築することがで
きる。つまり、ユーザは、プログラミングすることな
く、アプリケーションの新規作成、変更、修正、追加等
を行うことができる。
【0013】また、前記アプリケーション開発プログラ
ムを記憶した記憶媒体において、前記パラメータファイ
ルは、前記アプリケーションで必要な項目を定義する混
合レコード定義ファイルを含み、前記混合レコード定義
ファイルは、前記定義した項目に対して、前記定義した
項目のデータを格納するデータベースを関連付けして設
定することを特徴とする。このアプリケーション開発プ
ログラムを記憶した記憶媒体によれば、アプリケーショ
ンを作成する場合に参照する混合レコード定義ファイル
を設定すれば、作成するアプリケーションに必要な項目
のデータを格納したデータベースにリンクする。したが
って、混合レコード定義ファイルにアプリケーションに
必要な項目に関する情報を設定することによって、簡単
にデータベースにアクセスできる。
【0014】さらに、前記アプリケーション開発プログ
ラムを記憶した記憶媒体において、前記パラメータファ
イルは、テキストファイルであることを特徴とする。こ
のアプリケーション開発プログラムを記憶した記憶媒体
によれば、パラメータファイルをテキストファイルで構
成することにより、電子計算機上でこのアプリケーショ
ン開発プログラムを動作させると、OSに関係なく、こ
のパラメータファイルによってアプリケーションを構築
することができる。
【0015】しかも、前記アプリケーション開発プログ
ラムを記憶した記憶媒体において、前記アプリケーショ
ン開発プログラムは、前記パラメータファイルを参照
し、電子計算機上で、前記パラメータに基づいて構築し
たアプリケーションを実行するための実行プログラムを
含むことを特徴とする。このアプリケーション開発プロ
グラムを記憶した記憶媒体によれば、電子計算機上でこ
のアプリケーション開発プログラムを動作させると、実
行プログラムによって、各種パラメータによって構築さ
れるアプリケーションを実行することができる。
【0016】なお、パラメータは、アプリケーションを
構成する上で必要な要素であり、変数、データ、関数や
オブジェクト等として構成され、エディタ部で設定され
る。また、ユーザは、アプリケーション開発プログラム
を使用する全てが対象であり、エンドユーザ、アプリケ
ーション開発プログラムの販売会社、ベンダー等であ
る。なお、ユーザには、アプリケーション開発プログラ
ムの開発者(開発会社)も含む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係るアプリケーション開発システムおよびアプリケーシ
ョン開発プログラムを記憶した記憶媒体の実施の形態に
ついて説明する。
【0018】本発明に係るアプリケーション開発システ
ムは、アプリケーションを構築する上で必要な要素が各
種パラメータとして定義され、パラメータファイルとし
て設定される。そして、このアプリケーション開発シス
テムは、エディタ部によって、ユーザがパラメータを編
集するだけでアプリケーションを構築することができ
る。特に、このアプリケーション開発システムは、混合
レコード定義情報でデータベースとアプリケーションに
必要な項目とを関連付けることによって、データベース
との接続を簡単化する。さらに、アプリケーション開発
システムは、実行部により、パラメータによって構築さ
れたアプリケーションを実行することができる。また、
本発明に係るアプリケーション開発プログラムを記憶し
た記憶媒体は、電子計算機内にこの記憶媒体を介してア
プリケーション開発プログラムがロードされて実行され
ることによって、本発明に係るアプリケーション開発シ
ステムを構成することができる。なお、パラメータファ
イルは、OSに依存しない形式で構成され、テキスト形
式やバイナリ形式等で構成される。また、記憶媒体は、
アプリケーション開発プログラムを記憶でき、電子計算
機内にアプリケーション開発プログラムをロードするこ
とができる媒体であり、例えば、フロッピディスク、光
磁気ディスク、ハードディスク等である。ちなみに、本
発明に係るアプリケーション開発システムは、特に、特
定の業務に対応して開発された業務アプリケーションシ
ステムの開発に適したシステムであり、各ユーザの仕様
や要求に応じた業務アプリケーションを開発できる。
【0019】本実施の形態では、業務アプリケーション
システムである健康情報管理システムを開発するツール
に、本発明に係るアプリケーション開発システムを適用
する。なお、健康情報管理システムは、個人毎の健康診
断結果等の健康に関する情報を電子データとして管理す
るシステムであり、画面による業務、帳票による業務、
自動判定ロジックによる健康状態判定等を行う。ちなみ
に、画面による業務は、個人基本情報登録、受付登録、
結果入力等のデータ入力画面による入力業務、各種帳票
出力の印刷範囲の指定画面による業務等である。また、
帳票による出力は、個人基本情報一覧表、項目別予約/
受付一覧表、問診表、健康診断結果報告書等の印刷物を
印刷するための業務等である。そして、本実施の形態で
は、複数台のクライアントパソコンとそれを束ねるサー
バパソコンで構成する分散処理型のクライアントサーバ
システムに健康情報管理システム開発プログラムおよび
健康情報管理開発システム実行プログラムを組み込み、
健康情報管理システム開発実行ツールを構成する。この
健康情報管理システム開発実行ツールは、健康情報管理
システムを開発するためのエディタと、開発した健康情
報管理システムを実行するための実行エンジンとを備え
る。なお、健康情報管理システム開発プログラムおよび
健康情報管理システム実行プログラムは、CD−ROM
に記憶され、CD−ROMドライバ(ディスクドライブ
装置)によって読み出され、クライアントサーバシステ
ム内の各パソコンにインストールされる。
【0020】まず、図1および図2を参照して、健康情
報管理システム開発実行ツール1の構成について説明す
る。健康情報管理システム開発実行ツール1は、クライ
アントサーバシステムCSSに健康情報管理システム開
発プログラム2aおよび健康情報管理システム実行プロ
グラム2bが組み込まれて構成される。
【0021】ここで、図2を参照して、クライアントサ
ーバシステムCSSの構成について説明する。クライア
ントサーバシステムCSSは、サーバパソコン(以下、
サーバと記載する)S、複数のクライアントパソコン
(以下、クライアントと記載する)C,・・・を備え、
LAN(Local Area Network)ケー
ブルCBを介してLAN接続される。さらに、クライア
ントサーバシステムCSSには、プリンタCPRがプリ
ンタサーバ(図示せず)を介してLANケーブルCBに
接続される。
【0022】サーバSは、サーバパソコン本体(以下、
サーバ本体と記載する)SPに大容量のハードディスク
を備え、このハードディスク上に健康情報管理システム
用のデータベースDBを構築する。さらに、サーバS
は、このハードディスクにOS、ネットワークOSや健
康情報管理システム開発プログラム2aおよび健康情報
管理システム実行プログラム2b等がインストールされ
る。また、サーバSは、サーバ本体SPにフロッピディ
スク、CD−ROMやDVD等の記憶媒体とアクセスす
るためのディスクドライブ装置を備え、各種記憶媒体を
読み書きできる。そして、サーバSは、データベースD
Bを管理し、クライアントC,・・・とデータベースD
Bとのアクセスをサービスする。
【0023】クライアントC,・・・は、各パソコン本
体CP,・・・にハードディスクを備え、OS、ネット
ワークOSや健康情報管理システム開発プログラム2a
および健康情報管理システム実行プログラム2b等がイ
ンストールされる。また、クライアントC,・・・は、
各パソコン本体CP,・・・には必要に応じてフロッピ
ディスク、CD−ROMやDVD等の記憶媒体とアクセ
スするためのディスクドライブ装置を備える。さらに、
クラインアントパソコンC,・・・には、必要に応じて
健康診断機器等の装置(図示せず)が接続され、この装
置から診断データを取り込むことができる。
【0024】クライアントサーバシステムCSSでは、
サーバSおよび全クライアントC,・・・に健康情報管
理システム開発プログラム2aおよび健康情報管理シス
テム実行プログラム2bが各々インストールされ、健康
情報管理システム開発実行ツール1が構成される。した
がって、健康情報管理システム開発実行ツール1では、
サーバSおよび全クライアントC,・・・から健康情報
管理システム(各業務アプリケーション)の開発および
健康情報管理システム(各業務アプリケーション)の実
行が可能である。また、健康情報管理システム開発実行
ツール1では、任意のクライアントCで健康情報管理シ
ステム(各業務アプリケーション)を開発した場合に
は、その開発情報がサーバSで管理され、その開発情報
が他のクライアントサーバC,・・・にも反映される。
つまり、任意のクライアントCで開発した健康情報管理
システム(各業務アプリケーション)を、他のクライア
ントC,・・・で実行することができる。
【0025】それでは、図1を参照して、健康情報管理
システム開発実行ツール1の構成について説明する。な
お、図1には、任意のクライアントCに健康情報管理シ
ステム開発プログラム2aおよび健康情報管理システム
実行プログラム2bを組み込んだ構成を示しているが、
他のクライアントC,・・・やサーバSも同様に構成さ
れる。しかし、データベースDBについては、サーバS
に構築されるため、各クライアントC,・・・はサーバ
Sを介してデータベースDBとアクセスする。
【0026】クライアントCは、CD−ROMドライバ
(ディスクドライブ装置)CDによってCR−ROMに
記憶された健康情報管理システム開発プログラム2aお
よび健康情報管理システム実行プログラム2bを読み出
し、パソコン本体CPのハードディスク(図示せず)に
健康情報管理システム開発プログラム2aおよび健康情
報管理システム実行プログラム2bを記憶する。そし
て、クライアントCでは、ユーザによって健康情報管理
システム開発プログラム2aあるいは健康情報管理シス
テム実行プログラム2bが実行されると、パソコン本体
CPのRAM(図示せず)上に健康情報管理システム開
発プログラム2aあるいは健康情報管理システム実行プ
ログラム2bをロードし、中央処理装置(図示せず)に
よって実行する。
【0027】健康情報管理システム開発プログラム2a
は、パラメータファイル10およびエディタプログラム
20で構成される。また、健康情報管理システム実行プ
ログラム2bは、実行プログラム30で構成される。な
お、本実施の形態では、健康情報管理システム開発プロ
グラム2aおよび健康情報管理システム実行プログラム
2bが特許請求の範囲に記載のアプリケーション開発プ
ログラムに相当し、パラメータファイル10が特許請求
の範囲に記載のパラメータファイルに相当し、エディタ
プログラム20が特許請求の範囲に記載のエディタプロ
グラムに相当し、実行プログラム30が特許請求の範囲
に記載の実行プログラムに相当する。
【0028】パラメータファイル10は、パラメータを
格納した複数の情報で構成され、初期情報定義情報1
1、アクセスオブジェクト情報12、変換定義情報1
3、セッション定義情報14、検索処理定義情報15、
画面定義情報16、帳票定義情報17、自動判定定義情
報18等を有する。そして、パラメータファイル10
は、デフォルトデータが予め設定されている場合がある
が、主に、ユーザによってエディタ3で編集される。な
お、パラメータは、健康情報管理システムを構成する上
で必要な全ての要素が定義されたものであり、変数、デ
ータ、オブジェクトや関数等である。したがって、ユー
ザは、パラメータを定義し、変数やデータ等を設定する
ことによって、健康情報管理システムの各業務アプリケ
ーションを構築することができる。なお、パラメータフ
ァイル10は、各クライアントCのパソコン本体CPに
インストールしてもよいし、サーバSのサーバ本体SP
にのみインストールしてもよい。
【0029】エディタプログラム20は、クライアント
Cで実行されると、エディタ3をクライアントC上に構
成する。エディタプログラム20は、パラメータファイ
ル10を設定でき、健康情報管理システムの各業務アプ
リケーションを構築するための複数のパラメータ設定機
能で構成され、初期情報定義機能21、アクセスオブジ
ェクト設定機能22、変換定義機能23、セッション定
義機能24、検索画面作成機能25、業務画面作成機能
26、帳票作成機能27、自動判定パラメータ設定機能
28等を有する。なお、初期情報定義機能21は、シス
テムプロパティ定義機能、共通フォント定義機能、DB
接続定義機能、用紙定義機能、メッセージ定義機能、項
目定義機能および帳票マーク定義機能を有する。また、
アクセスオブジェクト設定機能22は、DBレコード定
義機能、ファイルレコード定義機能、ローカルマスタ定
義機能、混合レコード定義機能およびCOMポート定義
機能を有する。なお、本実施の形態では、エディタ3が
特許請求の範囲に記載のエディタ部に相当する。
【0030】エディタ3は、ユーザによるキーボードC
Kからの入力操作およびディスプレイCDに対するマウ
スCMからの入力操作等に従って、パラメータファイル
10を編集し、この編集によって健康情報管理システム
の各業務アプリケーションを構築する。なお、エディタ
3は、ユーザによって健康情報管理システム開発プログ
ラム2aがクライアントCにインストールされた後にエ
ディタプログラム20が起動されると、エディタプログ
ラム20がパソコン本体CPで実行され、処理を開始す
る。まず、エディタ3は、ディスプレイCD上に図3に
示す初期画面29を表示する。初期画面29は、ユーザ
がエディタ3で編集できるパラメータファイル10中の
いずれかの情報を選択でき、編集を開始する画面であ
る。
【0031】ちなみに、初期画面29には、健康情報管
理システムフォルダ29aに、リソースフォルダ29b
とセッションフォルダ29cが格納される。セッション
フォルダ29c中には、ユーザが作成したセッション定
義情報14が格納される(図5参照)。リソースフォル
ダ29bには、変換定義フォルダ29d、帳票マークフ
ォルダ29e、帳票定義フォルダ29l、画面定義フォ
ルダ29m、検索処理定義フォルダ29nおよび自動判
定定義フォルダ29oが格納され、この各フォルダ29
d,29e,29l,29m.29n,29o中にユー
ザが作成した変換定義情報13、帳票マーク定義情報1
1g、帳票定義情報17、画面定義情報16、検索処理
定義情報15および自動判定定義情報18が格納される
(図5参照)。さらに、リソースフォルダ29bには、
アクセスオブジェクトフォルダ29fが格納される。そ
して、アクセスオブジェクトフォルダ29fには、DB
レコードフォルダ定義フォルダ29g、ファイルレコー
ド定義フォルダ29h、ローカルマスタ定義フォルダ2
9i、混合レコード定義フォルダ29jおよびCOMポ
ート定義フォルダ29kが格納され、この各フォルダ2
9g,29h,29i,29j,29k中にユーザが作
成したがDBレコードフォルダ定義情報12a、ファイ
ルレコード定義情報12b、ローカルマスタ定義情報1
2c、混合レコード定義情報12dおよびCOMポート
定義情報12eが格納される(図5参照)。さらに、リ
ソースフォルダ29bには、システムプロパティ定義情
報11a、共通フォント定義情報11b、DB接続定義
情報11c、用紙定義情報11d、項目定義情報11
f、メッセージ定義情報11e、表領域定義情報19お
よび共通関数情報40が格納される。
【0032】そして、ユーザは、初期画面29に対し
て、これらのパラメータ群(パラメータファイル10)
のいずれかのパラメータ(情報)の選択操作あるいは新
規作成操作を行う。すると、エディタ3は、選択操作あ
るいは新規作成操作されたパラメータ(情報)に対する
編集を行うために、編集するパラメータ(情報)に対応
するパラメータ設定機能をパソコン本体CPで実行す
る。例えば、ユーザが初期画面29からシステムプロパ
ティ定義情報11aを選択した場合、エディタプログラ
ム20の初期情報定義機能21のシステムプロパティ定
義機能が実行される。そして、エディタ3は、ディスプ
レイCD上に各編集画面を表示し、ユーザに編集できる
環境を提供する。
【0033】実行プログラム30は、クライアントCで
実行されると、実行エンジン4をクライアントC上に構
成する。実行プログラム30は、エディタ3で開発され
た健康情報管理システムの各業務アプリケーションを実
行するための複数の実行機能で構成され、画面出力機能
31、帳票出力機能32、自動判定機能33、データベ
ース管理機能34、検索処理機能35等を有する。な
お、本実施の形態では、実行エンジン4が特許請求の範
囲に記載の実行部に相当する。
【0034】実行エンジン4は、パラメータファイル1
0に設定されている健康情報管理システムの各業務アプ
リケーションのパラメータに従って、ユーザが構築した
各業務アプリケーションを実行する。なお、実行エンジ
ン4は、ユーザによって健康情報管理システム実行プロ
グラム2bがクライアントCにインストールされた後に
実行プログラム30が起動されると、実行プログラム3
0がパソコン本体CPで実行され、処理を開始する。ま
ず、実行エンジン4は、ディスプレイCD上に図4に示
す初期画面35を表示する。初期画面35は、ユーザが
実行エンジン4で実行できる業務アプリケーションを選
択でき、業務アプリケーションの実行を開始する画面で
ある。
【0035】ちなみに、初期画面35には、基本情報管
理等の各フォルダ35a〜35oを備え、この各フォル
ダ35a〜35o中にユーザが構築した業務アプリケー
ションファイルが格納される。例えば、基本情報管理フ
ォルダ35aには、個人基本情報登録等の各業務アプリ
ケーション35p〜35tが格納される。
【0036】そして、ユーザは、初期画面35に対し
て、これらの業務アプリケーションのいずれかの業務ア
プリケーションの選択および実行操作を行う。すると、
実行エンジン4は、実行操作された業務アプリケーショ
ンを実行する。そして、実行エンジン4は、実行する業
務アプリケーションのセッション定義情報14に従っ
て、検索処理定義情報15、画面定義情報16、帳票定
義情報17、自動判定定義情報18中のいずれかの情報
を呼び出し、呼び出された情報に設定されたパラメータ
に従って業務アプリケーションを実行する。例えば、ユ
ーザが初期画面35から個人基本情報登録アプリケーシ
ョン35pを実行した場合、実行エンジン4は個人基本
情報登録用のセッション定義情報14を参照して個人基
本情報登録用の画面定義情報16を呼び出す。そして、
実行エンジン4は、画面出力機能31を実行して、ディ
スプレイCD上に個人基本情報登録用の業務画面70を
表示し(図28参照)、ユーザに個人基本情報登録でき
る環境を提供する。なお、実行エンジン4は、画面出力
機能31、帳票出力機能32、検索処理機能35あるい
は自動判定機能33等を実行すると、設定されたパラメ
ータに従ってクライアントCのOSが提供するAPI
(Application Program Inte
rface)を呼び出し、ディスプレイCDへの画面出
力、プリンタCPRからの帳票出力あるいは自動判定を
行う。また、実行エンジン4は、ユーザが各業務アプリ
ケーションでデータを入力、削除あるいは変更すると、
データベース管理機能34を実行し、データベースDB
のデータを書き換える。ちなみに、実行エンジン4は、
データベースDBに対して、SQL(Structur
edQuery Language)等の国際標準のイ
ンタフェース言語を用いて、最適化した命令を発行す
る。
【0037】データベースDBは、健康情報管理システ
ムの各業務アプリケーションで登録したデータ等を格納
するリレーショナルデータベースである。データベース
DBは、サーバSで管理され、サーバSを介して各クラ
イアントC,・・・とアクセスする。また、データベー
スDBは、パラメータファイル10のDB接続定義情報
11cで定義されたデータベースが各クライアントC,
・・・とのアクセスが可能となり、パラメータファイル
10の表領域定義情報19に定義された領域にデータを
格納する(図5参照)。そして、データベースDBは、
DBレコード定義情報12aに定義されたデータベース
レコードでリレーショナルデータベースを構築し、健康
情報管理システム開発実行ツール1で構築した各業務ア
プリケーションで登録したデータをリレーショナルデー
タベースに格納する。例えば、データベースDBには、
個人基本情報登録用の業務画面70で登録された個人基
本情報等を格納する(図28参照)。
【0038】外部ファイルFは、健康情報管理システム
開発実行ツール1におけるデータの入力あるいはデータ
の出力等を行う際に使用される。外部ファイルFは、各
クライアントCにおいて、パソコン本体CPに備えられ
るフロッピディスクドライブ装置等を介してアクセスさ
れる。また、各種機器Eは、健康情報管理システム開発
実行ツール1に接続される検査装置や測定機器であり、
例えば、自動身長・体重計測器、血液分析器等である。
【0039】次に、図1および図5を参照して、パラメ
ータファイル10の構成について詳細に説明する。パラ
メータファイル10は、主に、初期情報定義情報11、
アクセスオブジェクト情報12、変換定義情報13、セ
ッション定義情報14、検索処理定義情報15、画面定
義情報16、帳票定義情報17および自動判定定義情報
18を備える。さらに、パラメータファイル10は、表
領域定義情報19を備える。
【0040】初期情報定義情報11は、健康情報管理シ
ステム(全業務アプリケーション)のシステム全般に必
要な構成要素がパラメータとして定義される。そのため
に、初期情報定義情報11は、システムプロパティ定義
情報11a、共通フォント定義情報11b、DB接続定
義情報11c、用紙定義情報11d、メッセージ定義情
報11e、項目定義情報11fおよび帳票マーク定義情
報11gを備える。
【0041】システムプロパティ定義情報11aは、健
康情報管理システムの基本情報をパラメータとして定義
する情報である。定義するパラメータは、システムコー
ド、システムの名称、起動画面の情報、バージョン、デ
バッグ情報等である。なお、システムプロパティ定義情
報11aは、パラメータファイル10に一つ存在する。
【0042】共通フォント定義情報11bは、健康情報
管理システムの画面および帳票で使用する全てのフォン
ト属性をパラメータとして定義する情報である。定義す
るパラメータは、フォントコード、フォント名称(健康
情報管理システムでのフォント名称)、フォント名(O
Sでのフォント名称)、フォントサイズ等である。な
お、共通フォント定義情報11bは、画面定義情報16
または帳票定義情報17を編集する時に参照される。ま
た、共通フォント定義情報11bは、パラメータファイ
ル10に一つ存在する。
【0043】DB接続定義情報11cは、健康情報管理
システムで接続する全てのデータベースDBに対する接
続設定をパラメータとして定義する情報である。定義す
るパラメータは、データベースコード、データベース名
称、格納されるデータソース名、ユーザ名、パスワード
等である。なお、ユーザ名とパスワードによって、デー
タベースDBへのアクセスする権限が定義される。ま
た、DB接続定義情報11cは、アクセスオブジェクト
情報12を編集する時に参照される。また、DB接続定
義情報11cは、パラメータファイル10に一つ存在す
る。
【0044】用紙定義情報11dは、健康情報管理シス
テムの帳票で使用する用紙情報をパラメータとして定義
する情報である。定義するパラメータは、用紙コード、
用紙名称、用紙サイズ、用紙方向等である。なお、用紙
定義情報11dは、帳票定義情報17を編集する時に参
照される。また、用紙定義情報11dは、パラメータフ
ァイル10に一つ存在する。
【0045】メッセージ定義情報11eは、健康情報管
理システムの各業務アプリケーション実行時に表示する
メッセージボックスに記述されるメッセージをパラメー
タとして定義する情報である。定義するパラメータは、
メッセージコード、表示するメッセージ、メッセージの
種類等である。なお、メッセージ定義情報11eは、セ
ッション定義情報14で定義されている業務アプリケー
ションが実行された時に参照される。また、メッセージ
定義情報11eは、パラメータファイル10に一つ存在
する。
【0046】項目定義情報11fは、健康情報管理シス
テムで使用される全ての値(項目)の属性をパラメータ
として定義する情報である。ちなみに、項目とは、健康
情報管理システムの各業務アプリケーションで扱われる
事項であり、氏名、住所、性別、年齢等である。定義す
るパラメータは、項目コード、項目の名称、項目のデー
タタイプ、項目のデータサイズおよび小数点サイズ、配
置等である。なお、項目定義情報11fは、アクセスオ
ブジェクト情報12を編集する時に参照される。また、
項目定義情報11fは、パラメータファイル10に一つ
存在する。
【0047】帳票マーク定義情報11gは、健康情報管
理システムの帳票で印字できるマークのイメージをパラ
メータとして定義する。定義するパラメータは、帳票マ
ークコード、帳票マークの名称、帳票マークのイメージ
データ等である。なお、帳票マーク定義情報11gは、
帳票定義情報17が編集される時に参照される。また、
帳票マーク定義情報11gは、健康情報管理システムの
帳票で印字する各マークに対応してパラメータファイル
10に複数または一つ存在する。
【0048】アクセスオブジェクト情報12は、健康情
報管理システム内で使用する全てのデータ入出力に対し
て、業務アプリケーション毎に使用する項目、検索条
件、抽出順や処理内容をパラメータとして定義する情報
である。また、アクセスオブジェクト情報12は、業務
アプリケーション毎に使用する項目に対するデータベー
スDBを定義し、データベースDBと接続するための情
報である。そのために、アクセスオブジェクト情報12
は、DBレコード定義情報12a、ファイルレコード定
義情報12b、ローカルマスタ定義情報12c、混合レ
コード定義情報12d、COMポート定義情報12eを
備える。なお、本実施の形態では、混合レコード定義情
報12dが特許請求の範囲に記載の混合レコード定義フ
ァイルに相当する。
【0049】DBレコード定義情報12aは、健康情報
管理システムに接続されるデータベースDBのデータベ
ースレコード情報をパラメータとして定義する情報であ
る。定義するパラメータとしては、データベースコー
ド、データベースの名称、データベースに格納される項
目の属性(コード、名称等)、データベースのインデッ
クス情報、データベースのキーパターン情報、データベ
ースのオーダ情報等である。なお、DBレコード定義情
報12aは、混合レコード定義情報12dを編集する時
に参照される。また、DBレコード定義情報12aは、
健康情報管理システムで必要な各データベースに対応し
てパラメータファイル10に複数または一つ存在する。
【0050】ファイルレコード定義情報12bは、健康
情報管理システム内で使用されるローカル情報の情報を
パラメータとして定義する情報である。ちなみに、ロー
カルファイルは、外部ファイルFやクライアントCに接
続される健康診断機器等の装置からのデータファイル等
である。定義するパラメータは、ローカルファイルコー
ド、ローカルファイルの名称、ローカルファイルに格納
されている項目の属性(コード、名称等)等である。な
お、ファイルレコード定義情報12bは、混合レコード
定義情報12dを編集する時に参照される。また、ファ
イルレコード定義情報12bは、健康情報管理システム
で必要な各ローカルファイルに対応してパラメータファ
イル10に複数または一つ存在する。
【0051】ローカルマスタ定義情報12cは、各クラ
イアントCで処理されるローカルマスタの情報をパラメ
ータとして定義する情報である。ちなみに、ローカルマ
スタは、各クライアントCで処理されるデータファイル
等であり、例えば、アンケートテーブル等である。定義
するパラメータは、ローカルマスタコード、ローカルマ
スタの名称、ローカルマスタに格納されている項目の属
性(コード、名称等)等である。なお、ローカルマスタ
定義情報12cは、混合レコード定義情報12dを編集
する時に参照される。また、ローカルマスタ定義情報1
2cは、健康情報管理システムで必要な各ローカルマス
タに対応してパラメータファイル10に複数または一つ
存在する。
【0052】混合レコード定義情報12dは、健康情報
管理システムの各業務アプリケーションに必要な全ての
項目(すなわち、混合レコード)の情報をパラメータと
して定義する情報である。定義するパラメータは、混合
レコードコード、混合レコードの名称、混合レコードに
登録される項目属性(コード、名称、参照するデータベ
ース等)、混合レコードのキーパターン情報、混合レコ
ードのオーダ情報等である。なお、混合レコード定義情
報12dは、各業務アプリケーションに必要な項目が全
て定義され、この定義された各項目のデータを参照する
ためのデータベースDBが関連付けられる。また、混合
レコード定義情報12dは、健康情報管理システムの各
業務アプリケーションに対応してパラメータファイル1
0に複数または一つ存在する。
【0053】COMポート定義情報12eは、健康情報
管理システムのCOMポートの情報をパラメータとして
定義する情報である。ちなみに、COMポートは、各ク
ライアントCと健康診断機器等の装置とのシリアル通信
のインターフェースである。定義するパラメータは、C
OMポートコード、COMポートの名称、シリアル通信
の項目属性(コード、名称等)等である。なお、COM
ポート定義情報12eは、健康情報管理システムで必要
な各COMポートに対応してパラメータファイル10に
複数または一つ存在する。
【0054】変換定義情報13は、健康情報管理システ
ムで扱われる項目と関連付けして、その値をどのように
して表示または印字するかをパラメータとして定義した
情報である。定義するパラメータは、変換コード、変換
の名称、変換種別コード、各変換種別コードに対して表
示または印字する文字等である。なお、変換定義情報1
3は、項目定義情報11fを編集する時に参照される。
変換定義情報13は、健康情報管理システムで必要な各
変換項目に対応してパラメータファイル10に複数また
は一つ存在する。
【0055】セッション定義情報14は、健康情報管理
システムの各業務アプリケーションの処理をパラメータ
として定義する情報であり、他のパラメータファイタを
用いて1つの業務アプリケーションとしてまとめるため
の情報である。定義するパラメータは、セッションコー
ド、セッションの名称(すなわち、業務アプリケーショ
ンの名称)、処理の種類、メイン画面のコード、メイン
関数のコード等である。なお、セッション定義情報14
は、健康情報管理システムの各業務アプリケーションに
対応してパラメータファイル10に複数または一つ存在
する。
【0056】検索処理定義情報15は、アクセスオブジ
ェクト情報12で定義されている内容に基づいて、統一
的なユーザインターフェースで検索できる検索処理画面
をパラメータとして定義する情報である。定義するパラ
メータは、検索処理コード、検索処理の名称、参照する
混合レコード定義情報12dのコード、検索条件の情
報、検索した項目に対する出力項目の情報、出力項目の
オーダ情報等である。なお、検索処理定義情報15は、
セッション定義情報14を編集する時に参照される。ま
た、検索処理定義情報15は、健康情報管理システムの
各検索処理画面に対応してパラメータファイル10に複
数存在する。
【0057】画面定義情報16は、アクセスオブジェク
ト情報12で定義されている内容に基づいて、健康情報
管理システムで使用する業務画面のレイアウトおよび処
理内容をパラメータとして定義する情報である。定義す
るパラメータは、画面コード、画面の名称、参照する混
合レコード定義情報12dのコード、画面のレイアウト
(枠、ボタン、テキストボックス、コンボボックス、文
字等のレイアウト)の情報、画面に表示される項目情
報、画面に入力する項目情報、処理情報等である。な
お、画面定義情報16は、セッション定義情報14を編
集する時に参照される。また、画面定義情報16は、健
康情報管理システムの各業務画面に対応してパラメータ
ファイル10に複数存在する。
【0058】帳票定義情報17は、アクセスオブジェク
ト情報12で定義されている内容に基づいて、健康情報
管理システムで使用する帳票のレイアウトをパラメータ
として定義する情報である。定義するパラメータは、帳
票コード、帳票の名称、参照する混合レコード定義情報
12dのコード、帳票内で有効なフォント情報、帳票の
レイアウト(枠、文字等のレイアウト)の情報等であ
る。なお、帳票定義情報17は、セッション定義情報1
4を編集する時に参照される。また、帳票定義情報17
は、健康情報管理システムの各帳票に対応してパラメー
タファイル10に複数存在する。
【0059】自動判定定義情報18は、アクセスオブジ
ェクト情報12で定義されている内容に基づいて、健康
情報管理システムで収集されたデータ群に対して判定を
行い、結果を出力するためのロジックをパラメータとし
て定義する情報である。定義するパラメータは、自動判
定名称、自動判定を行うための健康診断結果に対する判
定ロジック情報等である。なお、自動判定定義情報18
は、セッション定義情報14を編集する時に参照され
る。また、自動判定定義情報18は、健康情報管理シス
テムの各自動判定処理に対応してパラメータファイル1
0に複数存在する。
【0060】表領域定義情報19は、健康情報管理シス
テムで接続されるデータベースの表領域をパラメータと
して定義する情報である。定義するパラメータは、表領
域コード、表領域の名称、表領域情報等である。なお、
表領域定義情報19は、アクセスオブジェクト情報12
を編集する時に参照される。また、表領域定義情報19
は、健康情報管理システムで接続されるデータベースに
対応してパラメータファイル10に複数または一つ存在
する。
【0061】ちなみに、図3に示される共通関数情報4
0は、健康情報管理システム開発実行ツール1で扱われ
るスクリプト言語の関数が格納される情報である。関数
としては、画面および検索処理のイベントハンドラ、ア
クセスオブジェクトのメソッド、セッションの関数等で
ある。なお、共通関数情報40は、帳票を作成、業務画
面を作成、検索画面を作成およびセッションを設定する
時に参照される。
【0062】次に、図1、図3および図5乃至図29を
参照して、エディタ3による健康情報管理システムの開
発手順について説明する。エディタ3による開発では、
基本的に、ユーザがディスプレイCD上に表示されるパ
ラメータファイル10に対する編集画面でパラメータを
編集することによって、健康情報管理システムおよび各
業務アプリケーションを構築する。また、エディタ3に
よる開発では、ユーザがスクリプト言語によるプログラ
ミングによっても、業務アプリケーションの特殊な処理
等をコーディングすることができる。
【0063】図6を参照して、エディタ3による開発手
順の概要を説明する。まず、エディタ3による開発で
は、初期情報定義としてシステムプロパティ定義、共通
フォント定義、DB接続定義、用紙定義、メッセージ定
義、項目定義、帳票マーク定義を行い、健康情報管理シ
ステムのシステム全般に必要な構成要素をパラメータと
して定義する。次に、エディタ3による開発では、アク
セスオブジェクト設定としてDBレコード定義、ファイ
ルレコード定義、ローカルマスタ定義、混合レコード定
義、COMポート定義を行い、業務アプリケーション毎
に必要な全ての項目を定義し、この項目とこの項目のデ
ータを格納するデータベースDB等とを関連付けする。
さらに、エディタ3による開発では、変換定義を行い、
定義した項目の表示および印字の変換情報を定義する。
ここまでの開発が、健康情報管理システムの基本設定お
よび各業務アプリケーションに対する準備設定である。
【0064】続いて、エディタ3による開発では、各業
務アプリケーションの構築に移る。まず、エディタ3に
よる開発では、セッション定義を行い、各業務アプリケ
ーションの処理を定義する。続いて、エディタ3による
開発では、検索画面作成によって業務アプリケーション
として検索処理画面を構築、業務画面作成によって業務
アプリケーションとして業務画面を構築、あるいは帳票
作成によって業務アプリケーションとして帳票画面を構
築する。また、エディタ3による開発では、自動判定パ
ラメータ設定を行い、業務アプリケーションとして自動
判定処理画面を構築する。なお、エディタ3による開発
では、基本的には前記した順序で開発を進めるが、各業
務アプリケーションを構築する上で初期情報定義、アク
セスオブジェクト設定、変換定義が必要になった場合に
は、必要に応じて初期情報定義、アクセスオブジェクト
設定、変換定義に戻る。
【0065】図1、図3、図5および図7を参照して、
システムプロパティ定義について説明する。システムプ
ロパティ定義では、健康情報管理システム全体の基本情
報を定義し、システムプロパティ定義情報11aに設定
する。エディタ3は、ユーザが初期画面29でシステム
プロパティ定義情報11aを選択すると、システムプロ
パティ定義機能を実行する。そして、エディタ3は、デ
ィスプレイCD上にシステムプロパティ定義編集画面5
0を表示する。システムプロパティ定義編集画面50で
は、システムコード50a、見出し(システム名称)5
0b、システムのバージョン50c、システムのタイト
ルビットマップ(タイトル画面のデータを格納したファ
イル名)50d、デバッグ用各種情報50e,・・・等
をテキストで編集する。すると、エディタ3は、編集さ
れたテキストデータをシステムプロパティ定義情報11
aに書き込む。
【0066】図1、図3、図5および図8を参照して、
共通フォント定義について説明する。共通フォント定義
では、健康情報管理システムで使用する全てのフォント
属性を定義し、共通フォント定義情報11bに設定す
る。エディタ3は、ユーザが初期画面29で共通フォン
ト定義情報11bを選択すると、共通フォント定義機能
を実行する。そして、エディタ3は、ディスプレイCD
上に共通フォント定義編集画面51を表示する。共通フ
ォント定義編集画面51では、各フォントのコード51
a、各フォントの見出し(健康情報管理システムでのフ
ォント名称)51b、各フォントのフォント名(OSで
のフォント名称)51c、各フォントのサイズ51d等
を各フォントに対応する列にテキストで編集する。する
と、エディタ3は、編集されたテキストデータを共通フ
ォント定義情報11bに書き込む。
【0067】図1、図3、図5および図9を参照して、
DB接続定義について説明する。DB接続定義では、健
康情報管理システムに接続される全てのデータベースD
Bを定義し、DB接続定義情報11cに設定する。エデ
ィタ3は、ユーザが初期画面29でDB接続定義情報1
1cを選択すると、DB接続定義機能を実行する。そし
て、エディタ3は、ディスプレイCD上にDB接続定義
編集画面52を表示する。DB接続定義編集画面52で
は、各データベースのコード52a、各データベースの
見出し(健康情報管理システムでのデータベース名称)
52b、各データベースのデータソース名52c、各デ
ータベースのユーザ名52dおよびパスワード52e等
を各データベースに対応する列にテキストで編集する。
すると、エディタ3は、編集されたテキストデータをD
B接続定義情報11cに書き込む。なお、ユーザ名52
dおよびパスワード52eに設定されたユーザ名とパス
ワードによって、データベースへのアクセス権を設定し
ている。また、DB接続定義情報11cにデバッグ用の
データベースを設定し、構築した健康情報管理システム
をデバッグ用の簡易なデータベースによって動作確認す
ることができる。さらに、DB接続定義情報11cに複
数のデータベースを設定し、クライアントC,・・・毎
にデータベースを接続することも可能である。
【0068】図1、図3、図5および図10を参照し
て、用紙定義について説明する。用紙定義では、健康情
報管理システムで使用する全ての用紙属性を定義し、用
紙定義情報11dに設定する。エディタ3は、ユーザが
初期画面29で用紙定義情報11dを選択すると、用紙
定義機能を実行する。そして、エディタ3は、ディスプ
レイCD上に用紙定義編集画面53を表示する。用紙定
義編集画面53では、各用紙のコード53a、各用紙の
見出し(健康情報管理システムでの用紙名称)53b、
各用紙のサイズ53c、各用紙の方向53d等を各用紙
に対応する列にテキストで編集する。すると、エディタ
3は、編集されたテキストデータを用紙定義情報11d
に書き込む。
【0069】図1、図3、図5および図11を参照し
て、メッセージ定義について説明する。メッセージ定義
では、健康情報管理システムで表示する全てのメッセー
ジを定義し、メッセージ定義情報11eに設定する。エ
ディタ3は、ユーザが初期画面29でメッセージ定義情
報11eを選択すると、メッセージ定義機能を実行す
る。そして、エディタ3は、ディスプレイCD上にメッ
セージ定義編集画面54を表示する。メッセージ定義編
集画面54では、各メッセージのコード54a、各メッ
セージ(すなわち、表示内容)54b、各メッセージの
種類54c等を各メッセージに対応した列にテキストで
編集する。すると、エディタ3は、編集されたテキスト
データをメッセージ定義情報11eに書き込む。なお、
メッセージの種類において、「エラー」の場合にはエラ
ーメッセージのみ表示し、「はい、いいえ」の場合には
メッセージおよび「はい」と「いいえ」の選択ボタンも
表示する。
【0070】図1、図3、図5および図12を参照し
て、項目定義について説明する。項目定義では、健康情
報管理システムで使用する全ての項目の属性を定義し、
項目定義情報11fに設定する。エディタ3は、ユーザ
が初期画面29で項目定義情報11fを選択すると、項
目定義機能を実行する。そして、エディタ3は、ディス
プレイCD上に項目定義編集画面55を表示する。項目
定義編集画面55では、各項目のコード55a、各項目
の見出し(各項目名)55b、各項目のデータタイプ5
5c、各項目のデータサイズ55dおよび小数点サイズ
55e、各項目の配置55f等を各項目に対応した列に
テキストで編集する。すると、エディタ3は、編集され
たテキストデータを項目定義情報11fに書き込む。
【0071】図1、図3および図5を参照して、帳票マ
ーク定義について説明する。帳票マーク定義では、健康
情報管理システムで使用する全ての帳票マークの属性を
定義し、帳票マーク定義情報11gに設定する。エディ
タ3は、ユーザが初期画面29で帳票マークフォルダ2
9eから帳票マーク定義情報11gを選択すると、帳票
マーク定義機能を実行する。そして、エディタ3は、デ
ィスプレイCD上に帳票マーク定義編集画面(図示せ
ず)を表示する。帳票マーク定義編集画面では、各帳票
マークのコード、各帳票マークの名称、各帳票マークの
イメージデータを格納したファイル名等をテキストで編
集する。すると、エディタ3は、編集されたテキストデ
ータを帳票マーク定義情報11gに書き込む。
【0072】図1、図3、図5および図13を参照し
て、DBレコード定義について説明する。DBレコード
定義では、健康情報管理システムに接続される各データ
ベースDBでのデータベースレコード情報を定義し、D
Bレコード定義情報12aに設定する。エディタ3は、
ユーザが初期画面29でDBレコード定義フォルダ29
gからDBレコード定義情報12aを選択するかあるい
は新規に作成すると、DBレコード定義機能を実行す
る。そして、エディタ3は、ディスプレイCD上にDB
レコード定義編集画面56を表示する。なお、図13に
は、個人基本情報用のDBレコード定義編集画面56を
示す。DBレコード定義編集画面56では、第1ウィン
ドウ56aでデータベースの基本情報としてデータベー
スのコード56b、名称56c等をテキストで編集す
る。さらに、DBレコード定義編集画面56では、第2
ウィンドウ56dでデータベースに格納する各レコード
情報として項目コード56e、見出し(各項目名)56
f等を各項目に対応した列にテキストで編集する。さら
に、DBレコード定義編集画面56では、第3ウィンド
ウ56gでデータベースでの検索用のインデックス情報
として各インデックスのコード56h、見出し(名称)
56i、タイプ56jおよび各インデックスに含まれる
検索対象の項目のコード56k等を各インデックスに対
応した列にテキストで編集する。さらに、DBレコード
定義編集画面56では、第4ウィンドウ56lで検索用
のキーパターン情報として各キーパターンのコード56
m、見出し(名称)56n、接続詞56o、項目コード
56p、見出し(項目名称)56q等を各キーパターン
に対応した列にテキストで編集する。さらに、DBレコ
ード定義編集画面56では、第5ウィンドウ56rでデ
ータベースに格納する各レコードの並び順情報として各
オーダのコード56s、見出し(オーダ名称)56t、
オーダ対象の項目コード56u、ソート方向56v等を
各オーダに対応した列にテキストで編集する。すると、
エディタ3は、編集されたテキストデータをDBレコー
ド定義情報12aに書き込む。なお、DBレコード定義
で各データベースのレコード情報が定義されると、この
情報に基づいて各データベースの表領域が設定され、テ
キストデータで表領域定義情報19に書き込まれる。
【0073】図1、図3、図5および図14を参照し
て、ファイルレコード定義について説明する。ファイル
レコード定義では、健康情報管理システムで扱われるフ
ァイルレコード情報を定義し、ファイルレコード定義情
報12bに設定する。エディタ3は、ユーザが初期画面
29でファイルレコード定義フォルダ29hからファイ
ルレコード定義情報12bを選択するかあるいは新規作
成すると、ファイルレコード定義機能を実行する。そし
て、エディタ3は、ディスプレイCD上にファイルレコ
ード定義編集画面57を表示する。なお、図14には、
尿分析器結果取込用のファイルレコード定義編集画面5
7を示す。ファイルレコード定義編集画面57では、第
1ウィンドウ57aでローカルファイルの基本情報とし
てローカルファイルのコード57b、名称57c等をテ
キストで編集する。さらに、ファイルレコード定義編集
画面57では、第2ウィンドウ57dでローカルファイ
ルに含まれる各項目情報として項目コード57e、見出
し(各項目名)57f等を各項目に対応した列にテキス
トで編集する。すると、エディタ3は、編集されたテキ
ストデータをファイルレコード定義情報12bに書き込
む。
【0074】図1、図3、図5および図15を参照し
て、ローカルマスタ定義について説明する。ローカルマ
スタ定義では、健康情報管理システムで扱われるローカ
ルマスタ情報を定義し、ローカルマスタ定義情報12c
に設定する。エディタ3は、ユーザが初期画面29でロ
ーカルマスタ定義フォルダ29iからローカルマスタ定
義情報12cを選択するかあるいは新規に作成すると、
ローカルマスタ定義機能を実行する。そして、エディタ
3は、ディスプレイCD上にローカルマスタ定義編集画
面58を表示する。なお、図15には、アンケートテー
ブル用のローカルマスタ定義編集画面58を示す。ロー
カルマスタ定義編集画面58では、第1ウィンドウ58
aでローカルマスタの基本情報としてローカルマスタの
コード58b、名称58c等をテキストで編集する。さ
らに、ローカルマスタ定義編集画面58では、第2ウィ
ンドウ58dでローカルマスタで扱われる各項目情報と
して項目コード58e、見出し(各項目名)58f等を
各項目に対応した列にテキストで編集する。すると、エ
ディタ3は、編集されたテキストデータをローカルマス
タ定義情報12cに書き込む。
【0075】図1、図3、図5および図16を参照し
て、混合レコード定義について説明する。混合レコード
定義では、健康情報管理システムの各業務アプリケーシ
ョンで扱われる全ての項目情報をデータベース情報等と
関連付けて定義し、混合レコード定義情報12dに設定
する。エディタ3は、ユーザが初期画面29で混合レコ
ード定義フォルダ29jから混合レコード定義情報12
dを選択するかあるいは新規に作成すると、混合レコー
ド定義機能を実行する。そして、エディタ3は、ディス
プレイCD上に混合レコード定義編集画面59を表示す
る。なお、図16には、個人基本情報用の混合レコード
定義編集画面59を示す。混合レコード定義編集画面5
9では、第1ウィンドウ59aで混合レコードの基本情
報として混合レコードのコード59b、名称59c等を
テキストで編集する。さらに、混合レコード定義編集画
面59では、第2ウィンドウ59dで各業務アプリケー
ションで必要な全ての項目の各情報として項目コード5
9e、見出し(各項目名)59f等を各項目に対応した
列にテキストで編集する。さらに、混合レコード定義編
集画面59では、第3ウィンドウ59gで第2ウィンド
ウ59dで設定した項目のデータを格納するデータベー
ス(または、ローカルファイル、ローカルマスタ)を項
目一覧とともに表示する。すなわち、第3ウィンドウ5
9gには、データベース(または、ローカルファイル、
ローカルマスタ)のコード59hおよび見出し(名称)
59i、このデータベース(または、ローカルファイ
ル、ローカルマスタ)に含まれる全ての項目の項目コー
ド59jおよび項目名59k、さらに、接続先項目コー
ド59l等が各データベース(さらに、各データベース
に含まれる各項目)に対応した列に表示される。つま
り、第2ウィンドウ59dで設定された項目のデータを
格納する全てのデータベース(または、ローカルファイ
ル、ローカルマスタ)情報が第3ウィンドウ59gに表
示される。ちなみに、項目のデータは、複数のデータベ
ース(または、ローカルファイル、ローカルマスタ)に
格納されている場合がある。そして、ユーザは、第2ウ
ィンドウ59dで1つの項目を選択し、さらに第3ウィ
ンドウ59gで選択した項目のデータを格納するデータ
ベース(または、ローカルファイル、ローカルマスタ)
を選択する。すると、第3ウィンドウ59gでは、選択
したデータベース(または、ローカルファイル、ローカ
ルマスタ)の選択した項目に対応する接続先項目コード
59lに項目コード59eの項目コードが表示される。
すなわち、第2ウィンドウ59dで設定した項目にデー
タベース(または、ローカルファイル、ローカルマス
タ)が関連付けられ、この項目に対するデータの格納/
参照先が設定される。さらに、混合レコード定義編集画
面59では、第4ウィンドウ59mで検索用のキーパタ
ーン情報として各キーパターンのコード59n、見出し
(名称)59o、接続詞59p、項目コード59q、見
出し(項目名称)59r等を各キーパターンに対応した
列にテキストで編集する。さらに、混合レコード定義編
集画面59では、第5ウィンドウ59sで混合レコード
に格納する各項目の並び順情報として各オーダコード5
9t、見出し(オーダ名称)59u、接続オブジェクト
コード59v等を各オーダに対応する列にテキストで編
集する。すると、エディタ3は、編集されたテキストデ
ータを混合レコード定義情報12dに書き込む。
【0076】図1、図3、図5および図17を参照し
て、COMポート定義について説明する。COMポート
定義では、健康情報管理システムで扱われるCOMポー
ト情報を定義し、COMポート定義情報12eに設定す
る。エディタ3は、ユーザが初期画面29でCOMポー
ト定義フォルダ29kからCOMポート定義情報12e
を選択するかあるいは新規に作成すると、COMポート
定義機能を実行する。そして、エディタ3は、ディスプ
レイCD上にCOMポート定義編集画面60を表示す
る。なお、図17には、尿検査器用のCOMポート定義
編集画面60を示す。COMポート定義編集画面60で
は、第1ウィンドウ60aでCOMポートの基本情報と
してCOMポートのコード60b、名称60c等をテキ
ストで編集する。さらに、COMポート定義編集画面6
0では、第2ウィンドウ60dでCOMポートで扱われ
る各項目情報として項目コード60e、見出し(各項目
名)60f等を各項目に対応した列にテキストで編集す
る。すると、エディタ3は、編集されたテキストデータ
をCOMポート定義情報12eに書き込む。
【0077】図1、図3、図5および図18を参照し
て、変換定義について説明する。変換定義では、定義し
た項目に対して表示または印字が複数存在する場合の変
換情報を定義し、変換定義情報13に設定する。エディ
タ3は、ユーザが初期画面29で変換定義フォルダ29
dから変換定義情報13を選択するかあるいは新規に作
成すると、変換定義機能23を実行する。そして、エデ
ィタ3は、ディスプレイCD上に変換定義編集画面6
1,62を表示する。なお、図18には、(a)に分類
コード用の変換定義編集画面61を示し、(b)に性別
用の変換定義編集画面62を示す。変換定義編集画面6
1,62では、第1ウィンドウ61a,62aで各項目
に対する変換の基本情報としてコード61b,62b、
名称61c,62c等をテキストで編集する。さらに、
変換定義編集画面61,62では、第2ウィンドウ61
d,62dで各項目に対する変換コード61e,62
e、見出し(各項目の表示または印字する文字)61
f,62f等を各変換情報に対応した列にテキストで編
集する。すると、エディタ3は、編集されたテキストデ
ータを変換定義情報13に書き込む。例えば、図18の
(b)図に示すように、項目「性別」の場合、表示ある
いは印字に対して3つの変換が設定されている。つま
り、変換コードが「DEFAULT」の場合には「男
性」と[女性」であり、変換コードが「SUB」の場合
には「男」と[女」であり、変換コードが「ORDE
R」の場合には「両方」「男性」と[女性」である。
【0078】図1、図3、図5および図19を参照し
て、セッション定義について説明する。セッション定義
では、健康情報管理システムの各業務アプリケーション
の情報を定義し、セッション定義情報14に設定する。
エディタ3は、ユーザが初期画面29でセッションフォ
ルダ29cからセッション定義情報14を選択するかあ
るいは新規作成すると、セッション定義機能24を実行
する。そして、エディタ3は、ディスプレイCD上にセ
ッション定義編集画面63,64を表示する。なお、図
19には、(a)に個人基本情報登録用のセッション定
義編集画面63を示し、(b)に項目別予約/受付一覧
用のセッション定義編集画面64を示す。セッション定
義編集画面63,64では、業務アプリケーションのコ
ード63a,64a、見出し(名称)63b,64b、
処理の種類63c,64c、メイン画面63d,64
d、メインアクセスオブジェクト63e,64e等をテ
キストで編集する。すると、エディタ3は、編集された
テキストデータをセッション定義情報14に書き込む。
なお、処理の種類63c,64cでは、画面処理、帳票
出力バッチ処理、検索処理、自動判定処理等を選択す
る。また、メイン画面63d,64dでは、検索画面作
成、業務画面作成、帳票作成、自動判定パラメータ設定
で設定された各業務アプリケーションに対するコードが
設定される。例えば、図19の(a)図のメイン画面6
3dには、図21の業務画面作成画面66におけるコー
ド66bに設定された「FF00F000」が設定され
る。また、メインアクセスオブジェクト63e,64e
では、混合レコードに対するコードが設定される。例え
ば、図19の(a)図のメインアクセスオブジェクト6
3eには、図16の混合レコード定義画面59における
コード59bに設定された「A0_FF0F000」が
設定される。
【0079】図1、図3、図5、図20および図27を
参照して、検索画面作成について説明する。検索画面作
成では、健康情報管理システムの業務アプリケーション
として検索処理用の画面情報を定義し、検索処理定義情
報15に設定する。エディタ3は、ユーザが初期画面2
9で検索処理定義フォルダ29nから検索処理定義情報
15を選択するかあるいは新規に作成すると、検索画面
作成機能25を実行する。そして、エディタ3は、ディ
スプレイCD上に検索画面作成画面65を表示する。な
お、図20には、予約・受付の予約者検索用の検索画面
作成画面65を示す。さらに、図27には、検索画面作
成画面65で設定した検索処理定義情報15のパラメー
タに基づいて構築された予約・受付の予約者検索用の検
索画面69を示す。検索画面作成画面65では、第1ウ
ィンドウ65aで検索画面の基本情報として検索画面の
コード65b、名称65c、アクセスオブジェクトコー
ド65d等をテキストで編集する。なお、アクセスオブ
ジェクトコード65dでは、混合レコードに対するコー
ドが設定される。さらに、検索画面作成画面65では、
第2ウィンドウ65eで検索条件の項目情報としてキー
パターンコード65f、使用キー項目(検索対象の項目
のコード)65g等を各検索対象項目に対応した列にテ
キストで編集する。なお、検索処理では第2ウィンドウ
65eで設定された項目に基づいて検索され、検索画面
69では検索条件ウィンドウ69aに示すように「受診
予定日」、「健診区分」、「コース」が検索対象項目と
して表示される。さらに、検索画面作成画面65では、
第3ウィンドウ65hで検索された情報の中で表示する
項目情報としてリスト項目コード65i等をテキストで
編集する。なお、検索処理では第3ウィンドウ65hで
設定された項目が情報として表示され、検索画面69で
は検索結果ウィンドウ69bに示すように「受診予定
日」、「受診番号」、「コース」、「時間」、「漢字氏
名」、「個人登録番号」が表示される。さらに、検索画
面作成画面65では、第4ウィンドウ65jで検索され
た情報の並び順情報としてオーダコード65k、オーダ
名称65lを各オーダに対応した列にテキストで編集す
る。さらに、検索画面作成画面65では、第5ウィンド
ウ65mで作成した検索画面を使用するセッションのコ
ード65m、名称65oを各セッションに対応した列に
テキストで編集する。すると、エディタ3は、編集され
たテキストデータを検索処理定義情報15に書き込む。
【0080】そして、検索処理定義情報15に必要なパ
ラメータが全て設定されると、検索画面による検索業務
アプリケーションが構築され、実行エンジン4により検
索処理を行うことができる。なお、実行エンジン4で
は、検索処理機能35により検索処理定義情報15に設
定されたパラメータに基づいてAPIコマンドを発行
し、検索画面を表示し、検索処理を行う。例えば、図2
7に示す予約・受付の予約者検索用の検索画面69で
は、検索条件ウィンドウ69aに「受診予定日」、「健
診区分」、「コース」を入力して検索すると、検索結果
ウィンドウ69bに検索結果を表示する。ちなみに、パ
ラメータとして設定された各項目のデータは、第1ウィ
ンドウ65aのアクセスオブジェクトコード65dで設
定した混合レコードに基づいて各項目のデータを格納す
るデータベースにアクセスできるため、各データベース
からの呼び出しが可能となる。
【0081】図1、図3、図5、図21および図28を
参照して、業務画面作成について説明する。業務画面作
成では、健康情報管理システムの業務アプリケーション
として情報登録用等の業務画面情報を定義し、画面定義
情報16に設定する。エディタ3は、ユーザが初期画面
29で画面定義フォルダ29mから画面定義情報16を
選択するかあるいは新規に作成すると、業務画面作成機
能26を実行する。そして、エディタ3は、ディスプレ
イCD上に業務画面作成画面66を表示する。なお、図
21には、個人基本情報登録用の業務画面作成画面66
を示す。さらに、図28には、業務画面作成画面66で
設定した画面定義情報16のパラメータに基づいて構築
された個人基本情報登録用の業務画面70を示す。業務
画面作成画面66では、第1ウィンドウ66aで業務画
面の基本情報として業務画面のコード66b、名称66
c、アクセスオブジェクトコード66d等をテキストで
編集する。なお、アクセスオブジェクトコード66dで
は、混合レコードに対するコードが設定される。次に、
業務画面作成画面66では、作成領域66eに業務画面
66hが実際に作成され、第2ウィンドウ66gに作成
中の業務画面66hのデータをテキストデータで表示す
る。具体的には、業務画面作成画面66では、部品メニ
ュー欄66fから画面枠、テキストボックス、コンボボ
ックス、処理ボタン、選択ボタン等の画面作成用の部品
をマウスCMでクリックして選択する。そして、部品を
クリックした状態で作成領域66eに移動し、マウスC
Mによって位置と大きさを規定し、部品を貼り付ける。
さらに、アクセスオブジェクトコード66dに設定した
混合レコードに含まれる項目を指定し作成中の業務画面
66hに貼り付けていく。なお、業務画面作成画面66
では、第2ウィンドウ66gに業務画面66hのデータ
としてコード66i(前記した部品のコード、混合レコ
ードに含まれる項目のコード)、貼り付けた部品や項目
のX座標66j、Y座標66k、横幅66l、高さ(図
示せず)、スタイル(図示せず)、業務画面66hに表
示される見出し(図示せず)、初期値(図示せず)等を
各部品や項目に対応した列にテキストで表示、またはテ
キストで編集する。すると、エディタ3は、このテキス
トデータを画面定義情報16に書き込む。
【0082】そして、画面定義情報16に必要なパラメ
ータが全て設定されると、情報登録等の業務画面による
業務アプリケーションが構築され、実行エンジン4によ
り画面による各種業務を行うことができる。なお、実行
エンジン4では、画面出力機能31により画面定義情報
16に設定されたパラメータに基づいてAPIコマンド
を発行し、業務画面を表示し、画面による各種業務処理
を行う。例えば、業務画面作成画面66によって画面定
義情報16に必要な全てのパラメータが設定されると、
実行エンジン4では、ディスプレイCD上に個人基本情
報登録用の業務画面70を表示し(図28参照)、個人
基本情報の登録業務を行うことができる。ちなみに、パ
ラメータとして設定された各項目のデータは、第1ウィ
ンドウ66aのアクセスオブジェクトコード66dで設
定した混合レコードに基づいて各項目のデータを格納す
るデータベースにアクセスできるため、各データベース
からの呼び出しが可能となる。なお、業務画面作成画面
66では、メニューのデバッグ66mを選択することに
よって、作成中の業務画面66hでデバッグを行うこと
ができる。
【0083】図1、図3、図5、図22、図23、図2
4、図25および図29を参照して、帳票作成について
説明する。帳票作成では、健康情報管理システムの業務
アプリケーションとして帳票情報を定義し、帳票定義情
報17に設定する。エディタ3は、ユーザが初期画面2
9で帳票定義フォルダ29lから帳票定義情報17を選
択するかあるいは新規に作成すると、帳票作成機能27
を実行する。そして、エディタ3は、ディスプレイCD
上に帳票作成画面67を表示する。なお、図22には、
項目別予約/受付一覧表用の帳票作成画面67を示す。
さらに、図29には、帳票作成画面67で設定した帳票
定義情報17のパラメータに基づいて構築された項目別
予約/受付一覧表用の帳票画面71を示す。帳票作成画
面67では、第1ウィンドウ67aで帳票の基本情報と
して帳票画面のコード67b、名称67c、帳票スタイ
ル67d、アクセスオブジェクトコード67e等をテキ
ストで編集する。なお、アクセスオブジェクトコード6
7eでは、混合レコードに対するコードが設定される。
さらに、帳票作成画面67では、第2ウィンドウ67f
で帳票作成画面67で作成する帳票でのみ有効なフォン
ト属性として、各フォントのコード67g、各フォント
の見出し(作成する帳票でのフォント名称)67h、各
フォントのフォント名(共通フォント定義情報11bに
定義してあるフォントのコード)67i等を各フォント
に対応した列にテキストで編集する。次に、帳票作成画
面67では、作成領域67jに帳票画面67kが実際に
作成され、第3ウィンドウ67lに作成中の帳票画面6
7kのデータをテキストデータで表示する。具体的に
は、帳票作成画面67では、部品メニュー欄67mから
画面枠、テキストボックス、コンボボックス、処理ボタ
ン、選択ボタン等の画面作成用の部品をマウスCMでク
リックして選択する。そして、部品をクリックした状態
で作成領域67jに移動し、マウスCMによって位置と
大きさを規定し、部品を貼り付ける。さらに、アクセス
オブジェクトコード67eに設定した混合レコードに含
まれる項目を指定し作成中の帳票画面67kに貼り付け
ていく。なお、帳票作成画面67では、第3ウィンドウ
67lに帳票画面67kのデータとしてコード(前記し
た部品のコード、混合レコードに含まれる項目のコー
ド)67n、貼り付けた部品や項目のX座標67o、Y
座標67p、横幅67q、高さ67r、描画色67s、
印字文字列67t、スタイル67u等を各部品や項目に
対応した列にテキストで表示、またはテキストで編集す
る。すると、エディタ3は、このテキストデータを帳票
定義情報17に書き込む。
【0084】そして、帳票定義情報17に必要なパラメ
ータが全て設定されると、帳票画面による帳票出力の業
務アプリケーションが構築され、実行エンジン4により
帳票出力を行うことができる。なお、実行エンジン4で
は、帳票出力機能32により帳票定義情報17に設定さ
れたパラメータに基づいてAPIコマンドを発行し、帳
票画面を表示し、帳票出力を行う。例えば、帳票作成画
面67によって帳票定義情報17に必要な全てのパラメ
ータが設定されると、実行エンジン4では、ディスプレ
イCD上に項目別予約/受付一覧表用の帳票画面71を
表示し(図29参照)、項目別予約/受付一覧表を帳票
出力することができる。ちなみに、パラメータとして設
定された各項目のデータは、第1ウィンドウ67aのア
クセスオブジェクトコード67eで設定した混合レコー
ドに基づいて各項目のデータを格納するデータベースに
アクセスできるため、各データベースからの呼び出しが
可能となる。
【0085】図1、図3、図5および図26を参照し
て、自動判定パラメータ設定について説明する。自動判
定パラメータ設定では、健康情報管理システムの業務ア
プリケーションとして自動判定処理情報を定義し、自動
判定定義情報18に設定する。エディタ3は、ユーザが
初期画面29で自動判定定義フォルダ29oから自動判
定定義情報18を選択するかあるいは新規に作成する
と、自動判定パラメータ設定機能28を実行する。そし
て、エディタ3は、ディスプレイCD上に自動判定パラ
メータ設定画面68を表示する。自動判定パラメータ設
定画面68では、第1ウィンドウ68aで自動判定パラ
メータをテキストで編集する。なお、第1ウィンドウ6
8aには、血圧判定用の自動判定パラメータ設定ウィン
ドウを示す。なお、健康情報管理システム開発実行ツー
ル1では、自動判定パラメータ設定画面68の第2ウィ
ンドウ68bに示す変動率、血圧判定、心電図判定、糖
尿判定、・・・等の自動判定処理に対する自動判定定義
情報18が用意され、デフォルトのパラメータも設定さ
れている。そこで、自動判定パラメータ設定では、予め
用意された自動判定定義情報18を編集したり、新規に
自動判定処理を追加することもできる。そして、エディ
タ3は、編集されたテキストデータを自動判定定義情報
18に書き込む。
【0086】そして、自動判定定義情報18に必要なパ
ラメータが全て設定されると、自動判定画面による自動
判定処理の業務アプリケーションが構築され、実行エン
ジン4により自動判定処理を行うことができる。なお、
実行エンジン4では、自動判定機能33により自動判定
定義情報18に設定されたパラメータに基づいてAPI
コマンドを発行し、自動判定画面を表示し、自動判定処
理を行う。
【0087】この健康情報管理システム開発実行ツール
1によれば、業務アプリケーションを構築する上で必要
な全ての構成要素をパラメータファイル10に定義し、
パラメータファイル10に各種パラメータをテキストで
設定した。そのため、この健康情報管理システム開発実
行ツール1では、エディタ3によってパラメータファイ
ル10のパラメータに基づいてOSが提供するAPIを
使用して業務アプリケーションを構築するので、OSに
依存することなく業務アプリケーションを構築すること
ができる。また、この健康情報管理システム開発実行ツ
ール1は、エディタ3によってパラメータファイル10
の編集画面でパラメータを編集するだけで業務アプリケ
ーション(健康情報管理システム)を構築できるので、
プログラミング言語によるプログラミングが不要であ
る。また、健康情報管理システム開発実行ツール1は、
実行エンジン4によってパラメータファイル10のパラ
メータに基づいてOSが提供するAPIを使用して業務
アプリケーションを実行するので、OSに依存すること
なく業務アプリケーションを実行できる。
【0088】さらに、健康情報管理システム開発実行ツ
ール1は、混合レコード定義情報12dに、業務アプリ
ケーションに必要な全ての項目を定義するとともに、こ
の項目とデータベースとを関連付けして定義する。ま
た、健康情報管理システム開発実行ツール1は、セッシ
ョン定義情報14および検索処理定義情報15、画面定
義情報16、帳票定義情報17に混合レコード定義情報
12dを関連付けして定義する。その結果、健康情報管
理システム開発実行ツール1は、業務アプリケーション
とデータベースとを簡単に接続し、業務アプリケーショ
ンの各項目のデータをデータベースから呼び出すことが
できる。さらに、健康情報管理システム開発実行ツール
1は、DB接続定義情報11cに接続するデータベース
を全て設定できるので、デバック用のデータベース等に
簡単に切り換えることができる。
【0089】以上、本発明は、前記の実施の形態に限定
されることなく、様々な形態で実施される。例えば、健
康情報管理システム開発実行ツール1にはスクリプト言
語も用意されているので、ユーザがパラメータ定義に加
えてプログラミングにより業務アプリケーションを構築
することもできる。また、本実施の形態では健康情報管
理システム開発プログラム2aのパラメータファイル1
0をクライアントC,・・・にインストールしたが、サ
ーバSのみにインストールし、サーバSでパラメータフ
ァイル10を更新して各クライアントC,・・・に提供
サービスするように構成してもよい。また、本実施の形
態では健康情報管理システムを開発するシステムに本発
明を適用したが、医療情報システム、介護情報システ
ム、受注管理システム、勤怠管理システム等の業務アプ
リケーションシステム等の他の開発システムにも適用可
能である。
【0090】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るアプリケーショ
ン開発システムは、エディタ部によってパラメータファ
イルにアプリケーションを構築する上で必要な要素を全
てパラメータとして定義するだけでアプリケーションを
構築できるので、プログラミングすることなく、アプリ
ケーションの新規作成、変更、修正、追加等を行うこと
ができる。そのため、アプリケーションを開発するため
にプログラミング能力を必要としないので、ユーザが簡
単にアプリケーションを新規開発できる。その結果、ア
プリケーション開発システムは、ユーザの要望を満たし
たアプリケーションを迅速に開発でき、開発工数も低減
できる。さらに、パラメータを変更するだけで簡単にア
プリケーションの仕様を変更できるので、構築したアプ
リケーションは非常に汎用性に優れる。
【0091】本発明の請求項2に係るアプリケーション
開発システムは、混合レコード定義ファイルにアプリケ
ーションに必要な項目とデータベースとを関連付けて設
定するので、簡単にデータベースと接続できる。
【0092】本発明の請求項3に係るアプリケーション
開発システムは、パラメータファイルをテキストファイ
ルで構成することにより、電子計算機に組み込まれてい
るOSに関係なく、このパラメータファイルによってア
プリケーションを構築することができる。
【0093】本発明の請求項4に係るアプリケーション
開発システムは、実行部によって、各種パラメータによ
って構築されるアプリケーションを実行することができ
る。
【0094】本発明の請求項5に係るアプリケーション
開発プログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上で
アプリケーション開発プログラムを動作させると、エデ
ィタプログラムによって、パラメータファイルにアプリ
ケーションを構築する上で必要な要素を全てパラメータ
として定義するだけでアプリケーションを構築できるの
で、プログラミングすることなく、アプリケーションの
新規作成、変更、修正、追加等を行うことができる。そ
のため、アプリケーションを開発するためにプログラミ
ング能力を必要としないので、ユーザが簡単にアプリケ
ーションを新規開発できる。その結果、ユーザの要望を
満たしたアプリケーションを迅速に開発でき、開発工数
も低減できる。さらに、パラメータを変更するだけで簡
単にアプリケーションの仕様を変更できるので、構築し
たアプリケーションは非常に汎用性に優れる。
【0095】本発明の請求項6に係るアプリケーション
開発プログラムを記憶した記憶媒体は、混合レコード定
義ファイルにアプリケーションに必要な項目とデータベ
ースとを関連付けて設定するので、簡単にデータベース
にアクセスできる。
【0096】本発明の請求項7に係るアプリケーション
開発プログラムを記憶した記憶媒体は、パラメータファ
イルをテキストファイルで構成することにより、電子計
算機に組み込まれているOSに関係なく、このパラメー
タファイルによってアプリケーションを構築することが
できる。
【0097】本発明の請求項8に係るアプリケーション
開発プログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上で
このアプリケーション開発プログラムを動作させると、
実行プログラムによって、各種パラメータによって構築
されるアプリケーションを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る健康情報管理システム開発
実行ツールの構成図である。
【図2】本実施の形態に係るクライアントサーバシステ
ムの構成図である。
【図3】本実施の形態に係るエディタの初期画面であ
る。
【図4】本実施の形態に係る実行エンジンの初期画面で
ある。
【図5】本実施の形態に係るパラメータファイルの関係
図である。
【図6】本実施の形態に係るエディタによる健康情報管
理システムの開発手順図である。
【図7】本実施の形態に係るシステムプロパティ定義編
集画面である。
【図8】本実施の形態に係る共通フォント定義編集画面
である。
【図9】本実施の形態に係るDB接続定義編集画面であ
る。
【図10】本実施の形態に係る用紙定義編集画面であ
る。
【図11】本実施の形態に係るメッセージ定義編集画面
である。
【図12】本実施の形態に係る項目定義編集画面であ
る。
【図13】本実施の形態に係るDB定義編集画面(個人
基本情報用)である。
【図14】本実施の形態に係るファイルレコード定義編
集画面(尿分析器結果取込用)である。
【図15】本実施の形態に係るローカルマスタ定義編集
画面(アンケートテーブル用)である。
【図16】本実施の形態に係る混合レコード定義編集画
面(個人基本情報用)である。
【図17】本実施の形態に係るCOMポート定義編集画
面(尿分析器用)である。
【図18】本実施の形態に係る変換定義編集画面であ
り、(a)は分類コード用であり、(b)は性別用であ
る。
【図19】本実施の形態に係るセッション定義編集画面
であり、(a)は個人基本情報登録用であり、(b)は
項目別予約/受付一覧用である。
【図20】本実施の形態に係る検索画面作成画面(予約
・受付 予約者検索用)である。
【図21】本実施の形態に係る業務画面作成画面(個人
基本情報登録用)である。
【図22】本実施の形態に係る帳票作成画面(項目別予
約/受付一覧表用)である。
【図23】図22の帳票作成画面の第1ウィンドウであ
る。
【図24】図22の帳票作成画面の第2ウィンドウであ
る。
【図25】図22の帳票作成画面の第3ウィンドウであ
る。
【図26】本実施の形態に係る自動判定パラメータ設定
画面である。
【図27】本実施の形態に係る検索画面(予約・受付の
予約者検索用)である。
【図28】本実施の形態に係る業務画面(個人基本情報
登録用)である。
【図29】本実施の形態に係る帳票画面(項目別予約/
受付一覧表用)である。
【符号の説明】
1・・・健康情報管理システム開発実行ツール(アプリ
ケーション開発システム) 2a・・・健康情報管理システム開発プログラム(アプ
リケーション開発プログラム) 2b・・・健康情報管理システム実行プログラム(アプ
リケーション開発プログラム) 3・・・エディタ(エディタ部) 4・・・実行エンジン(実行部) 10・・・パラメータファイル 11・・・初期情報定義情報 11a・・・システムプロパティ定義情報 11b・・・共通フォント定義情報 11c・・・DB接続定義情報 11d・・・用紙定義情報 11e・・・メッセージ定義情報 11f・・・項目定義情報 11g・・・帳票マーク定義情報 12・・・アクセスオブジェクト情報 12a・・・DBレコード定義情報 12b・・・ファイルレコード定義情報 12c・・・ローカルレコード定義情報 12d・・・混合レコード定義情報 12e・・・COMポート定義情報 13・・・変換定義情報 14・・・セッション定義情報 15・・・検索処理定義情報 16・・・画面定義情報 17・・・帳票定義情報 18・・・自動判定定義情報 19・・・表領域定義情報 20・・・エディタプログラム 30・・・実行プログラム CSS・・・クライアントサーバシステム C・・・クライアントパソコン S・・・サーバパソコン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段と電子計算機とを備え、ユーザ
    がプログラミングを直接行うことなくアプリケーション
    を構築できるアプリケーション開発システムであって、 前記アプリケーションの構成要素を各種パラメータとし
    て設定するパラメータファイルと、 前記ユーザによる前記入力手段からの入力操作に従って
    前記パラメータを編集し、前記パラメータに基づいて前
    記アプリケーションを構築するエディタ部と、 を備えることを特徴とするアプリケーション開発システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記パラメータファイルは、前記アプリ
    ケーションで必要な項目を定義する混合レコード定義フ
    ァイルを含み、 前記混合レコード定義ファイルは、前記定義した項目に
    対して、前記定義した項目のデータを格納するデータベ
    ースを関連付けして設定することを特徴とする請求項1
    に記載のアプリケーション開発システム。
  3. 【請求項3】 前記パラメータファイルは、テキストフ
    ァイルであることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のアプリケーション開発システム。
  4. 【請求項4】 前記パラメータファイルを参照し、前記
    電子計算機上で、前記パラメータに基づいて構築したア
    プリケーションを実行する実行部を備えることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のアプ
    リケーション開発システム。
  5. 【請求項5】 ユーザがプログラミングを直接行うこと
    なくアプリケーションを構築するためのアプリケーショ
    ン開発プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記アプリケーション開発プログラムは、 前記アプリケーションの構成要素を各種パラメータとし
    て設定するパラメータファイルと、 前記ユーザによる入力手段からの入力操作に従って前記
    パラメータを編集し、前記パラメータに基づいて前記ア
    プリケーションを構築するためのエディタプログラム
    と、 を含むことを特徴とするアプリケーション開発プログラ
    ムを記憶した記憶媒体。
  6. 【請求項6】 前記パラメータファイルは、前記アプリ
    ケーションで必要な項目を定義する混合レコード定義フ
    ァイルを含み、 前記混合レコード定義ファイルは、前記定義した項目に
    対して、前記定義した項目のデータを格納するデータベ
    ースを関連付けして設定することを特徴とする請求項5
    に記載のアプリケーション開発プログラムを記憶した記
    憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記パラメータファイルは、テキストフ
    ァイルであることを特徴とする請求項5または請求項6
    に記載のアプリケーション開発プログラムを記憶した記
    憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記アプリケーション開発プログラム
    は、前記パラメータファイルを参照し、電子計算機上
    で、前記パラメータに基づいて構築したアプリケーショ
    ンを実行するための実行プログラムを含むことを特徴と
    する請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のアプ
    リケーション開発プログラムを記憶した記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330896A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Nittetsu Hitachi Systems Engineering Inc 携帯端末用アプリケーション作成支援システム
KR101085720B1 (ko) 2003-06-19 2011-11-21 마이크로소프트 코포레이션 모듈러 웹 애플리케이션을 생성하는 프레임워크

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