JP2002182895A - 対話方法、情報提供サーバでの対話方法、情報提供サーバ、記憶媒体及びコンピュータプログラム - Google Patents

対話方法、情報提供サーバでの対話方法、情報提供サーバ、記憶媒体及びコンピュータプログラム

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JP2002182895A
JP2002182895A JP2000379855A JP2000379855A JP2002182895A JP 2002182895 A JP2002182895 A JP 2002182895A JP 2000379855 A JP2000379855 A JP 2000379855A JP 2000379855 A JP2000379855 A JP 2000379855A JP 2002182895 A JP2002182895 A JP 2002182895A
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Yoshihisa Fujiwara
敬久 藤原
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報提供サーバと通信端末との間で対話形式
による処理を進めるに際し、通信端末での入力操作の容
易化を図り、通信端末での入力内容の多様化を許容し、
通信端末で選択可能な選択肢の範囲を広げる。 【解決手段】 通信端末101で参照される提供情報に
含まれる質問に対して通信端末101での音声による返
答を許容し、こうして音声入力された音声信号形式の返
答情報を音声認識し情報提供サーバ102が認識可能な
データ形式の返答情報に変換する。情報提供サーバにお
いては、変換された返答情報に基づいて次の段階の質問
又は回答を導き出し、これらの情報を含む提供情報を生
成する。これにより、情報提供サーバ102と通信端末
101との間での対話形式による処理が可能となり、こ
の際、通信端末101では質問に対する返答を音声入力
によって行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供サーバと
通信端末との間で対話形式により処理を進め回答を求め
る技術に係り、そのような技術に用いられる対話方法、
情報提供サーバでの対話方法、情報提供サーバ、記憶媒
体及びコンピュータプログラム製品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばインターネットを利用し、
情報提供者側のサーバコンピュータである情報提供サー
バとユーザが使用するパーソナルコンピュータや携帯電
話等の通信端末との間で、インタラクティブ形式、すな
わち対話形式で処理を進めるような対話方法の技術が広
く実施されるようになってきている。
【0003】その一例としては、ある商品やサービスの
価格を見積もるために、情報提供サーバは通信端末でブ
ラウズ可能な質問を用意し、これをブラウズする通信端
末の操作者がその質問に対して応答を送信すると、情報
提供サーバは次の質問を送信し、これに通信端末の操作
者が更に応答する、というような処理の繰り返しによっ
て情報提供サーバ側で回答である見積価格を算出し、こ
れを通信端末に送信する、という内容の技術がある。こ
のような技術は、各種保険などのようなオーダーメイド
もしくはセミオーダーメイドの商品やサービスの分野で
利用価値があり、販売促進を図る上でも有益なツールで
あるといえる。
【0004】情報提供サーバと通信端末との間で対話形
式によって処理を進める技術においては、一般的に、情
報提供サーバは通信端末でブラウズ可能な質問、返答欄
及び送信ボタンを含むブラウズ画面を通信端末に提供す
る。通信端末は、そのブラウズ画面に用意された返答欄
に質問に対する返答を入力して送信ボタンをクリックす
る。このクリックは、通信端末がパーソナルコンピュー
タである場合には、例えばマウス等のポインティングデ
ィバイスを用いて行われ、通信端末が携帯電話である場
合には、例えばディスプレイ表示と操作ボタンとの組み
合わせによって行われるのが一般的である。ブラウズ画
面に用意された送信ボタンは、そのブラウズ画面の返答
欄の情報を情報提供サーバに送信するコマンドをアンカ
ーとしているため、送信ボタンのクリックによって質問
に対する返答が含まれた情報が情報提供サーバに送信さ
れることになる。そこで、情報提供サーバでは、その返
答に応じて回答又は次の質問を用意し、これを通信端末
に送信する。こうして、情報提供サーバと通信端末との
間で、対話形式による処理が進められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】情報提供サーバと通信
端末との間での対話形式による処理では、通信端末側に
おいて、専ら、通信端末が備えるキーボードやマウス、
操作ボタン等の手入力による入力ディバイスによって入
力操作を行うのが一般的である。このため、操作性が良
好ではなく、情報の入力作業が煩雑であるという問題が
ある。特に、通信端末として携帯電話が用いられる場合
には、操作ボタンが小さく、また、一つの操作ボタンで
複数の操作機能を兼ねているため、その操作性は極めて
劣悪である。
【0006】しかも、情報提供サーバが提供する質問
は、通信端末からの返答情報を考慮すると択一式にせざ
るを得ず、通信端末による自由な返答が許容されないと
いう問題もある。
【0007】加えて、特に、携帯電話を通信端末として
用いる場合の問題であるが、携帯電話等のような表示エ
リアが狭いディスプレイを用いる場合、質問である択一
選択肢をあまり多く設けることができないという問題も
ある。
【0008】なお、特開平7−222248号公報に
は、情報提供サーバと通信端末との間で、通信端末から
音声によって情報提供サーバに情報を提供する技術が開
示されている。しかし、この公報に記載された技術は、
質問に対する返答のような求められる情報を音声で入力
するわけではなく、単に、通信端末の操作者が望む情報
を音声情報として情報提供サーバに送信し、その音声情
報を文字化した文字情報を情報提供サーバが通信端末に
返信するに過ぎない。したがって、特開平7−2222
48号公報に記載された技術は、情報提供サーバと通信
端末との間で、質問とその返答という内容の対話形式に
よって処理を進め、回答を得るような対話方法に対して
は、何の解決策も提供しない。
【0009】本発明の目的は、情報提供サーバと通信端
末との間で対話形式による処理を進めるに際し、通信端
末での入力操作の容易化を図ることである。
【0010】本発明の目的は、情報提供サーバと通信端
末との間で対話形式による処理を進めるに際し、通信端
末での入力内容の多様化を許容することである。
【0011】本発明の目的は、情報提供サーバと通信端
末との間で対話形式による処理を進めるに際し、通信端
末で選択可能な選択肢の範囲を広げることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声入力機能
を有する通信端末と情報提供サーバとの間で、前記情報
提供サーバから前記通信端末への提供情報の送信と前記
通信端末から前記情報提供サーバへの返答情報の送信と
を実行するための通信回線の接続を確立する通信回線確
立ステップと、前記情報提供サーバから前記通信端末に
向けて、接続が確立された前記通信回線を介し、前記情
報提供サーバが生成する回答を導き出すための質問又は
回答を含む前記提供情報を送信する情報提供ステップ
と、前記通信端末から前記情報提供サーバに向けて、接
続が確立された前記通信回線を介し、前記通信端末で音
声入力された質問に対する返答を含む返答情報を送信す
る返信ステップと、前記通信端末で音声信号形式で入力
された返答情報を音声認識し、その返答情報を前記情報
提供サーバが認識可能なデータ形式の返答情報に変換す
るデータ変換ステップと、前記情報提供サーバにおい
て、前記データ変換ステップで変換された返答情報に基
づいて、次の段階の質問又は回答を導き出す導出ステッ
プと、前記情報提供サーバにおいて、前記導出ステップ
で導き出された次の段階の質問又は回答を含む前記提供
情報を生成する提供情報生成ステップと、を具備する。
【0013】したがって、通信端末と情報提供サーバと
の間で通信回線の接続が確立された状態では(通信回線
確立ステップ)、通信端末は、情報提供サーバが生成し
た回答を導き出すための質問又は回答を含む提供情報を
参照し(情報提供ステップ)、質問に対する返答を含む
返答情報を音声入力することができる。そこで、通信端
末によって音声入力された返答情報が送信されるに際し
(返信ステップ)、その返答情報が音声認識されて情報
提供サーバで認識可能なデータ形式の返答情報に変換さ
れる(データ変換ステップ)。すると、こうしてデータ
変換ステップで変換された返答情報に基づいて次の段階
の質問又は回答が導き出され(導出ステップ)、導き出
された次の段階の質問又は回答を含む提供情報が生成さ
れ(提供情報生成ステップ)、生成された提供情報は接
続が確立された通信回線を介して情報提供サーバから通
信端末に向けて送信される(情報提供ステップ)。こう
して、通信端末と情報提供サーバとの間で質問とその返
答とが繰り返され、通信端末と情報提供サーバとの間で
の対話が行われる。そして、最終的には、回答を含む提
供情報が生成され(提供情報生成ステップ)、生成され
た回答を含む提供情報は接続が確立された通信回線を介
して情報提供サーバから通信端末に向けて送信され(情
報提供ステップ)、通信端末の操作者に回答が与えられ
る。
【0014】ここで、前記通信回線確立ステップの実行
の際、又は、前記通信回線確立ステップの実行の後、前
記通信端末から前記情報提供サーバに対して通信端末識
別情報を送出することで、前記情報提供サーバは、その
通信端末識別情報を用いて前記通信端末の識別を行なう
ことが可能となる。
【0015】一例として、前記提供情報の少なくとも一
部は、前記情報提供サーバの音声合成機能によって、前
記通信端末の音声再生機能によって再生可能な音声信号
形式で生成され送信される。これにより、通信端末で
は、その音声再生機能を利用することで、提供情報を音
声信号として再生可能である。一例として、このような
音声信号形式で生成され送信される前記提供情報の少な
くとも一部は、回答を導き出すための質問である。
【0016】また、前記提供情報のうちの回答は、前記
通信端末のブラウズ機能によってブラウズ可能なデータ
形式で生成され送信されても良い。これにより、通信端
末において、回答が視覚的に確認可能となる。
【0017】また、一例として、前記情報提供ステップ
は、接続が確立された前記通信回線を介して前記通信端
末から送信されたユーザ登録情報を前記情報提供サーバ
が受信し受け付けた後に実行されるようにしても良い。
【0018】ここで、データ変換ステップは、情報提供
サーバで実行される構成であっても、通信端末で実行さ
れる構成であっても良い。データ変換ステップが情報提
供サーバで実行される場合には、返答情報は音声信号形
式で通信端末から情報提供サーバに送信される。そこ
で、この場合には、通信端末と情報提供サーバとの間で
接続が確立される通信回線は、一例として、データ送信
用と音声送信用との2回線であることが好適であるが、
1回線であることを妨げるわけではない。また、データ
変換ステップが通信端末で実行される場合には、返答情
報は情報提供サーバが認識可能なデータ形式で送信され
る。
【0019】一例として、回答は試算保険料であり、質
問は試算保険料の算出に必要な基礎情報を問う事項であ
り、質問に対する返答は試算保険料の算出に必要な基礎
情報である。
【0020】さらに、本発明は、通信端末との間で情報
を送受信する情報提供サーバでの対話方法、情報提供サ
ーバ、情報提供サーバにインストールされる通信端末と
の対話プログラムを記憶する記憶媒体又はそのような対
話プログラムについてのコンピュータプログラム製品と
して規定することもでき、この場合には、情報提供サー
バでデータ変換ステップが実行される。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態は、自動
車保険の保険料の試算額、つまり自動車保険の試算保険
料をユーザに提示するために行われる対話方法、情報提
供サーバでの対話方法、情報提供サーバ、プログラムを
記憶する記憶媒体及びプログラム製品への適用例であ
る。
【0022】ここで、本実施の形態の処理は、マイクロ
プロセッサとメモリとを備え、例えばハードディスクの
ような情報記憶媒体に格納されたプログラムに従いマイ
クロプロセッサがメモリのワークエリアを利用しながら
各種の処理を実行していくコンピュータによって提供さ
れる。ハードディスクに格納されたプログラムの全部又
は一部は、コンピュータの立ち上げ時やそのプログラム
の立ち上げ時にメモリ中のRAM領域にコピーされ、マ
イクロプロセッサは、RAMとの間でのシステムバスを
介しての情報の送受信によってプログラムにしたがった
処理を実行する。
【0023】ここで、プログラムは、一般的にはハード
ディスクに記憶され、その使用時、必要に応じてRAM
にコピーされて使用されるが、実施に当たっては、別の
用いられ方をしても良い。例えば、ROMに予め記憶さ
れていたり、EPROM又はEEPROM等の書き換え
可能な記憶領域に記憶保存されていたりしても良い。ま
た、必要に応じてCD−ROM、CD−R、DVD、M
D等の光メディアに記憶されていても良い。さらに、ハ
ードディスクに格納される前の段階として、例えばパッ
ケージソフト等のコンピュータプログラム製品の形態で
流通することも可能である。この場合のプログラム記憶
媒体としては、例えば、CD−ROMが一般的に想定で
きるが、他の光メディアやFD等の磁気記憶メディア
等、各種の情報記憶媒体を用いることができる。
【0024】本実施の形態の発明を説明する上で、図2
及び図3に機能ブロック図を用いるが、これらの機能ブ
ロック図は、プログラムに従いマイクロプロセッサがメ
モリ領域を用いながら実行する処理を機能として捉え、
この機能をブロック化した図である。この機能を実現す
るための処理については、必要に応じて図4及び図5に
フローチャートとして示す。
【0025】もっとも、本実施の形態における機能ブロ
ック図中の各機能ブロックは、マイクロプロセッサがメ
モリ領域を用いながら実行する処理のみを意図している
わけではなく、マイクロプロセッサ及びメモリから構成
されるマイクロコンピュータという基本的なハードウェ
ア資源の他、特有のハードウェア資源を含んでいる場合
もある。例えば、本実施の形態では、音声合成機能を有
する機能ブロックが含まれるが(図2参照)、この場
合、その機能ブロックは、マイクロコンピュータという
プログラム処理を実行するハードウェア資源の他、音声
合成LSIという特有のハードウェア資源をも含んでい
る。
【0026】なお、本実施の形態で用いられるコンピュ
ータそのものについては、一般的に普及しているコンピ
ュータと異なる点が無いため、その図示や詳細な説明を
省略する。
【0027】図1は、システム全体の概略模式図であ
る。本実施の形態の対話方法を実現する対話システム
は、通信端末としての携帯電話101と、保険会社に設
置される情報提供サーバ102とによって構成され、こ
れらの携帯電話101と情報提供サーバ102との間で
の通信を可能にする通信回線103を利用する。
【0028】通信回線103は、携帯電話用の基地局1
04を介して携帯電話101と情報提供サーバ102と
の間の接続を確立する。このような通信回線103とし
て、本実施の形態では、公衆電話局105を含む電話回
線網106とインターネット回線網107との両者が利
用される。
【0029】携帯電話101は、音声入力機能及び音声
再生機能という携帯電話本来の機能の他、ブラウズ機能
を有している。つまり、本実施の形態で用いられる携帯
電話101は、特定のウェブサイトに通信回線103中
のインターネット回線網107を介して接続を確立した
場合、ブラウズ機能を用いてそのウェブサイトが提供す
る情報をブラウズし、ブラウズした情報をディスプレイ
108に表示可能である。また、携帯電話101は、図
1に示すように、その本来的な音声入力機能及び音声再
生機能を支援するために、テンキー109、回線接続キ
ー110、回線切断キー111及び操作ボタン112を
備える。
【0030】情報提供サーバ102は、音声応答サーバ
113とウェブサーバ114とを含む。音声応答サーバ
113は、図示しない通信インターフェースを用い、通
信回線103中の電話回線網106を介して携帯電話1
01と音声信号による対話を実行する機能を有する。ま
た、ウェブサーバ114は、ウェブサイトを有し、図示
しない通信インターフェースを用い、通信回線103中
のインターネット回線網107を介してウェブサイトを
携帯電話101に提供する機能を有する。また、ウェブ
サーバ114が提供するウェブサイトには、携帯電話1
01の側からの入力を許容する情報が含まれている。一
例として、そのウェブサイトには、携帯電話101から
情報提供サーバ102に電話回線網106を介して電話
をかけるための通話アンカーが表示され、この通話アン
カーには、一例としてiモード(登録商標)用のHTM
L(Hyper Text Markup Langu
age)コンテンツであれば、<A href=”te
l:電話番号”>というタグが付与されている。なお、
上記タグ中で「電話番号」とされている部分は、実際に
は電話回線網106を介して音声通信を行なうべき相手
局の電話番号である所定桁の数字が記入される。そこ
で、携帯電話101においてディスプレイ108に表示
される通話タグを操作ボタン112で指定し、その通話
タグのクリック動作を操作ボタン112で指定すること
により、インターネット回線網107を介して情報提供
サーバ102のウェブサーバ114が提供するウェブサ
イトをブラウズしている携帯電話101と情報提供サー
バ102の音声応答サーバ113との間で、電話回線網
106による接続を確立することが可能である。
【0031】図2は、情報提供サーバ102の一部を構
成する音声応答サーバ113の一例を示す機能ブロック
図である。音声応答サーバ113は、音声合成機能と音
声認識機能とを有する。
【0032】音声認識機能は、音声応答サーバ113に
入力された音声信号を音声認識し、音声応答サーバ11
3で認識可能なデータ形式に変換する機能である。この
ような音声認識機能を実現する機能ブロックとして、音
声応答サーバ113は、音声解析部201、音声認識部
202及び音声認識用データベース203を備える。音
声解析部201は、まず、電話回線網106によって音
声応答サーバ113と接続が確立されている携帯電話1
01から音声入力された音声信号を取り込み、その認識
区間を決定するワードスポッティングを行う。そして、
その認識区間における音声信号を標本化し量子化し符号
化する。つまり、ここでは、音声信号が有するスペクト
ル包絡を抽出して音声信号の特徴抽出を行う。その後、
音声解析部201は、特徴抽出が実行された音声情報を
音声認識部202に送信する。音声認識部202は、音
声認識用データベース203を参照しながら、例えばD
Pマッチング等のような公知の手法を用いて音声信号に
含まれていた言葉を見出す。この際、連続DP法や形態
素解析等のような公知の手法を用いて入力音声から単語
や音節等の単位を探し出し、音声認識用データベース2
03に登録されている単語と入力音声に含まれている単
語との類似性を判定する。その結果、ある程度の類似性
が認められる単語が検索された場合には、その単語はメ
モリ領域である一時記憶部204に記憶され、通信イン
ターフェース機能を有するデータ送信部205によって
ウェブサーバ114に送信出力される。
【0033】音声合成機能は、音声を合成する機能であ
り、合成した音声は電話回線網106を介して接続が確
立されている携帯電話101に送信される。このような
音声合成機能を実現する機能ブロックとして、音声応答
サーバ113は、応答メッセージ生成部206と応答メ
ッセージデータベース207とを備える。応答メッセー
ジデータベース207は、複数の応答パターンの音声情
報をデジタル情報の形式で記憶しており、応答メッセー
ジ生成部206は、応答メッセージデータベース207
を検索して得られた所望のデジタル音声情報を図示しな
い音声合成LSIを用いて音声合成し、音声合成された
応答メッセージを出力する。この場合の出力は、電話回
線網106によって音声応答サーバ113と接続が確立
されている携帯電話101に向けて行われる。これによ
り、携帯電話101では、その音声再生機能によって応
答メッセージを聴覚可能な応答メッセージとして再生す
る。
【0034】ここで、応答メッセージ生成部206が生
成する音声メッセージは、音声解析部201から送信さ
れる情報に応じて適宜選択される。つまり、前述したよ
うに、ウェブサーバ114が提供するウェブサイトに
は、携帯電話101から情報提供サーバ102に電話回
線網106を介して電話をかけるための通話アンカーが
表示されている。そこで、携帯電話101において操作
ボタン112によりその通信アンカーがクリックされた
場合、その携帯電話101と音声応答サーバ113との
間の接続が確立される。この際、携帯電話101から
は、電話回線網106を介してその携帯電話101の発
呼者番号が送信通知されるため、音声応答サーバ113
では、その発呼者番号が発呼者番号認識部208で認識
され、一時記憶部204に一時記憶される。こうして新
しい発呼者番号が一時記憶部204に記憶されると、応
答メッセージ生成部206は最初の応答メッセージを応
答メッセージデータベース207から検索し、その応答
メッセージを音声合成し、対応する発呼者番号の携帯電
話101に向けて音声合成された応答メッセージを出力
する。
【0035】本実施の形態の発明では、自動車保険の試
算保険料を見積もってユーザに提示することを目的とし
ているため、応答メッセージは、試算保険料を見積もる
ために必要な各種の見積り条件に関する質問である。し
たがって、携帯電話101のユーザは、音声応答サーバ
113から応答メッセージとして送信された質問に対し
て、音声によって返答をする。この音声信号は、電話回
線網106を介して音声応答サーバ113に伝達され、
その音声認識機能によって音声認識される。つまり、音
声解析部201及び音声認識部202は、音声認識用デ
ータベース203を用いつつ、対応する発呼者番号の携
帯電話101から送信された質問に対する返答としての
音声信号を音声認識する。そして、音声解析部201
は、認識した音声情報を応答メッセージ生成部206に
も提供する。そこで、応答メッセージ生成部206は、
提供された音声情報に応じて次の質問の応答メッセージ
を用意し、これを応答メッセージデータベース207か
ら検索し、その応答メッセージを音声合成し、対応する
発呼者番号の携帯電話101に向けて出力する。こうし
て、本実施の形態では、携帯電話101のユーザと音声
応答サーバ113との間での対話が行われる。
【0036】図3は、情報提供サーバ102の一部を構
成するウェブサーバ114の一例を示す機能ブロック図
である。ウェブサーバ114は、HTML生成部301
を備え、このHTML生成部301でウェブページを生
成し、インターネット回線網107を介してアクセス可
能なウェブ領域にそのウェブページを提供する。これに
より、ウェブサーバ114で生成されて提供されるウェ
ブページは、そのウェブサイトにインターネット回線網
107を介して接続を確立した携帯電話101のブラウ
ズ機能によってブラウズ可能となっている。また、HT
ML生成部301は、複数のウェブページを有してお
り、インターネット回線網107を介して接続を確立し
ている携帯電話101に対して、その都度最適なウェブ
ページを提供する機能も有している。この機能について
は後述する。
【0037】ウェブサーバ114は、発呼者番号認識部
302を有している。この発呼者番号認識部302は、
ウェブサーバ114が提供するウェブページにインター
ネット回線網107を介してアクセスする携帯電話10
1から送信される発呼者番号を認識し、その認識結果で
ある携帯電話101の電話番号は一時記憶部303に記
憶される。そこで、情報提供サーバ102では、ウェブ
サーバ114の一時記憶部303に一時記憶されている
発呼者番号と音声応答サーバ113の一時記憶部204
に一時記憶されている発呼者番号とを照合することで、
異なる回線である電話回線網106とインターネット回
線網107とを介して情報提供サーバ102との間で接
続を確立している一つの携帯電話101に対して、ウェ
ブサーバ114との間での情報の送受信と音声応答サー
バ113との間での情報の送受信とのマッチングをとる
ことが可能となっている。
【0038】ウェブサーバ114は、更に、保険料試算
部304を備えている。この保険料試算部304は、試
算用データベース305に蓄えられた保険料試算用の基
礎データを参照しながら、音声応答サーバ113で携帯
電話101のユーザとの間で行われた保険料試算のため
の対話によって得られたユーザ情報に基づいて保険料を
試算し、試算保険料を求める処理を実行する。そのため
に、ウェブサーバ114は、音声応答サーバ113のデ
ータ送信部205から送信される、携帯電話101のユ
ーザが音声入力して音声応答サーバ113が音声認識し
た後の返答データを受信する解析部306を備えてい
る。この解析部306には、音声応答サーバ113の応
答メッセージ生成部206で生成されユーザに送信され
た応答メッセージに含まれるユーザに対する質問とこの
質問に対するユーザの返答情報とが音声応答サーバ11
3から提供される。そこで、解析部306は、それらの
情報を解析し、音声応答サーバ113からの質問に対し
てユーザがどのような返答をしたかを認識する。つま
り、解析部306は、音声応答サーバ113からの質問
とこの質問に対するユーザからの返答とをウェブサーバ
114で扱うことができるデータ形式に変換するという
機能を有する。このような解析部306での認識結果
は、チェック部307でチェックされた後、一時記憶部
303に一時記憶される。そして、そのユーザの全ての
返答情報が一時記憶部303に記憶されたなら、保険料
試算部304が一時記憶部303にアクセスし、試算用
データベース305に蓄えられた保険料試算用の基礎デ
ータを参照しながら、その全ての返答情報に基づいて保
険料を試算する。そして、その試算結果である試算保険
料を含むウェブページがHTML生成部301で生成さ
れ、生成されたウェブページは対応するユーザの携帯電
話101に対してのみ提供される。
【0039】図4はウェブサーバ114での処理の流れ
を示すフローチャート、図5は音声応答サーバ113で
の処理の流れを示すフローチャート、図6は携帯電話1
01におけるディスプレイ表示の遷移例を示す模式図で
ある。
【0040】図4に示すように、ウェブサーバ114
は、そのウェブページとして、初期画面表示を提供する
(ステップS101)。図6(a)は、インターネット
回線網107を介してウェブサーバ114との間の接続
を確立した携帯電話101のディスプレイ108に表示
される初期画面表示例を示している。
【0041】次いで、インターネット回線網107を介
してウェブサーバ114との間で携帯電話101が接続
を確立した場合には(通信回線確立ステップ)、携帯電
話101から送信される発呼者番号を受信し確認すると
いう処理が実行される(ステップS102)。受信した
発呼者番号は、発呼者番号認識部302で認識されて一
時記憶部303に一時記憶される。
【0042】この際、携帯電話101から発呼者番号が
送信されない場合(ステップS103のN)、ウェブサ
ーバ114はその携帯電話101に提供するウェブペー
ジを非通知用画面表示に切り替え(ステップS10
4)、処理を終了する。これにより、携帯電話101の
ディスプレイ108には、図6(b)に例示するような
非通知用画面表示が表示される。
【0043】これに対し、携帯電話101から送信され
た発呼者番号が発呼者番号認識部302で認識された場
合には、確認画面表示に移行する処理が実行される(ス
テップS105)。つまり、このステップS105の処
理では、図6(a)に示す「入る」というタグが携帯電
話101の操作ボタン112によってクリックされた場
合に、そのことを示す情報がウェブサーバ114に提供
される。そこで、この場合、ウェブサーバ114は、そ
の携帯電話101に提供するウェブページを確認画面表
示に切り替える。これにより、携帯電話101のディス
プレイ108には、図6(c)に例示するような確認画
面表示が表示される。
【0044】確認画面表示は、図6(c)に例示するよ
うに、「ご利用の自動車は以下の条件に当てはまります
か?」という質問と、その質問中の条件と、質問に対す
る択一式の返答とを提供する。これは、容易に保険料試
算ができない自動車、例えば、あまりに年式が古いと
か、車両料率クラスが不適当であるような自動車を排除
する趣旨である。そこで、ステップS105の処理で
は、携帯電話101の操作ボタン112の操作によって
「当てはまる」と「当てはまらない」とを選択すること
ができ、「当てはまらない」が選択指示された場合に
は、図4のフローチャートには示さないが、ウェブサー
バ114はその携帯電話101に提供するウェブページ
を切り替え、処理を終了する。これにより、携帯電話1
01のディスプレイ108には、図6(d)に例示する
ような「本サイトでの保険料試算はできませんので、お
電話で直接お問い合わせ下さい。」というメッセージを
表示する画面が表示される。そして、この画面中には、
メッセージで指摘する電話の電話番号にリンクするアン
カー401が表示される。このアンカー401には、 <A href=”tel:電話番号”> というタグが付与されている。ここでの「電話番号」
は、例えば、図6(a)に例示するポニー損保のコール
センタにつながる電話番号である。
【0045】これに対し、ステップS105の処理で、
携帯電話101の操作ボタン112の操作によって「当
てはまる」が選択指示された場合には、ウェブサーバ1
14はその携帯電話101に提供するウェブページを音
声サイト案内画面表示に切り替える(ステップS10
6)。これにより、携帯電話101のディスプレイ10
8には、図6(e)に例示するような「試算条件入力の
ために、次の電話番号に電話をかけて、指示に従って音
声で答えて下さい。」というメッセージを表示する画面
が表示される。そして、この画面中には、メッセージで
指摘する電話番号にリンクするアンカー402が表示さ
れる。このアンカー402には、 <A href=”tel:電話番号”> というタグが付与されている。ここでの「電話番号」
は、音声応答サーバ113にダイヤルアップする電話番
号である。そこで、携帯電話101の操作ボタン112
によってそのアンカー402が選択指示された場合に
は、その電話番号が呼び出され、電話回線網106を介
して音声応答サーバ113との接続が確立される(通信
回線確立ステップ)。
【0046】そこで、電話回線網106を介して携帯電
話101と音声応答サーバ113との間の接続が確立さ
れた場合、ウェブサーバ114は、データ到着に待機す
る(ステップS107)。つまり、ウェブサーバ114
は、音声応答サーバ113のデータ送信部205からウ
ェブサーバ114の解析部306に対するデータ送信に
待機する。
【0047】一方、音声応答サーバ113は、図5に示
すように、電話回線網106を介して携帯電話101と
の間で接続が確立された場合、その携帯電話101から
送信される発呼者番号を確認し(ステップS201)、
その結果を一時記憶部204に一時記憶する。そして、
応答メッセージ生成部206において応答メッセージを
選択し、応答メッセージデータベース207を検索して
音声合成により選択した応答メッセージを生成し(ステ
ップS203)、電話回線網106を介して生成した応
答メッセージを携帯電話101に通知する(ステップS
204、情報提供ステップ、情報提供手段、情報提供機
能)。ここでの応答メッセージは、ウェブサーバ114
の保険料試算部304で保険料試算処理を実行するため
に必要な条件を得るための質問、つまり、試算保険料の
算出に必要な基礎情報を問う事項である。
【0048】その後、音声応答サーバ113は、携帯電
話101からの音声入力の有無の判定に待機する(ステ
ップS205)。そこで、携帯電話101のユーザは、
音声応答サーバ113からの応答メッセージに対し、試
算保険料の算出に必要な基礎情報を音声で応答する。こ
の応答は、音声信号の形式で、電話回線網106を介し
て音声応答サーバに送信される(返信ステップ)。これ
により、音声応答サーバ113は携帯電話101から音
声入力があったと判定し(ステップS205のY)、受
信した音声信号に対して音声解析部201及び音声認識
部202による音声認識処理を実行する(ステップS2
06、データ変換ステップ、データ変換手段、データ変
換機能)。そして、その結果を一時記憶部204に一時
記憶し、全ての応答メッセージが終了するまで、ステッ
プS203からステップS207までの処理を繰り返す
(ステップS208)。
【0049】この際、音声応答サーバ113の応答メッ
セージ生成部206は、音声解析部201及び音声認識
部202による音声認識処理の結果を参照し、応答メッ
セージデータベース207から次の質問となる応答メッ
セージを検索し、この応答メッセージを音声合成して携
帯電話101に送信する(データ変換ステップ、データ
変換手段、データ変換機能)。
【0050】音声応答サーバ113は、保険料試算に必
要な全ての応答メッセージについてユーザとの対話が終
了すると(ステップS208のY)、一時記憶部204
に一時記憶する情報、つまり、携帯電話101のユーザ
から音声信号として送信されて音声認識された音声入力
情報をデータ送信部205によってウェブサーバ114
に送信する(ステップS209)。この際、音声入力情
報には発呼者番号が付帯される。
【0051】これにより、ウェブサーバ114は、図4
のステップS107において、データ到着ありと判定し
(ステップS107のY)、送信された音声入力データ
を解析部306で解析し(データ変換ステップ、データ
変換手段、データ変換機能)、チェック部307でチェ
ックし(ステップS108)、一時記憶部303に一時
記憶する(ステップS109)。そして、携帯電話10
1から音声入力終了を指示する音声入力終了コマンドが
送信されているかどうかを判定する(ステップS11
0)。この音声入力終了コマンドは、携帯電話101の
ディスプレイ108に表示される「音声入力終了」とい
うアンカー403に対応するタグに割り付けられている
コマンドである(図6(e)参照)。そこで、そのアン
カー403が操作ボタン112によって操作指定される
と、そのアンカー403に対応するタグに割り付けられ
ている音声入力終了コマンドが携帯電話101からイン
ターネット回線網107を介してウェブサーバ114に
送信され、その一時記憶部303に格納される。そこ
で、ステップS110では、一時記憶部303に音声入
力終了コマンドが一時記憶されているかどうかを判定
し、一時記憶されている場合には発呼者番号確認処理が
実行される(ステップS111)。この発呼者番号確認
処理は、音声応答サーバ113から送信されたユーザの
音声入力情報に付帯している発呼者番号に対応する発呼
者番号を一時記憶部303から検索する処理である。
【0052】その後、ウェブサーバ114は、ステップ
S108において解析部306で解析した音声入力デー
タに基づいて試算用データベース305を参照しながら
保険料試算部304で保険料試算処理を実行する(ステ
ップS112、導出ステップ、導出手段、導出機能)。
そして、この処理によって試算された保険料は、音声応
答サーバ113と携帯電話101との間で質問と返答と
いう形で繰り返された対話の回答である試算保険料とし
て、ステップS111で検索した発呼者番号を有する携
帯電話101がブラウズしているウェブページに提供さ
れる(ステップS113、提供情報生成ステップ、情報
生成手段、情報生成機能)。これにより、携帯電話10
1のディスプレイ108には、図6(f)に例示するよ
うな画面表示が表示される。
【0053】以上説明したように、本実施の形態では、
音声応答サーバ113と携帯電話101との間で、保険
料試算に関する質問とその返答とを音声によって実行す
ることができる。そして、ウェブサーバ114では、そ
のような対話結果から回答である試算保険料を算出し、
これを携帯電話101にウェブ画面として提供すること
が可能である。したがって、本実施の形態では、携帯電
話101での音声入力を利用するため、携帯電話101
での入力操作の容易化が図られ、携帯電話101での入
力内容の多様化が許容され、携帯電話101で選択可能
な選択肢の範囲を広げることができる。
【0054】本発明の第2の実施の形態を図7及び図8
に基づいて説明する。第1の実施の形態と同一部分は同
一符号で示し説明も省略する。図7は音声応答サーバ1
13の一例を示すブロック図、図8はウェブサーバ11
4の一例を示すブロック図である。
【0055】本実施の形態では、音声応答サーバ113
及びウェブサーバ114において、発呼者番号認識部2
08、302が設けられていない。ここで、第1の実施
の形態においては、音声応答サーバ113及びウェブサ
ーバ114に設けられた発呼者番号認識部208、30
2は、インターネット回線網107を介してウェブサー
バ114と接続を確立している携帯電話101と電話回
線網106を介して音声応答サーバ113と接続を確立
している携帯電話101とをマッチングさせるために設
けられている(図4中のステップS111参照)。これ
に対し、本実施の形態では、同一の目的を達成するため
に、ウェブサーバ114にのみ顧客番号発行部501が
設けられている。この顧客番号発行部501は、インタ
ーネット回線網107を介してユーザが携帯電話101
でブラウズするウェブサーバ114のウェブページに対
するユーザ入力に基づいて顧客番号を発行する機能を有
する。
【0056】そこで、本実施の形態では、ウェブサーバ
114が提供する例えば図6(a)に示すようなウェブ
ページにユーザが携帯電話101でアクセスした際、ユ
ーザに、例えば住所、氏名、メールアドレス等のような
そのユーザを特定できる程度のユーザ登録情報の入力を
求める。これに対応してユーザがユーザ登録情報を入力
した場合、ウェブサーバ114は、顧客番号発行部50
1によってそのユーザの顧客番号を発行し、この顧客番
号を一時記憶部303に一時記憶すると共に、その顧客
番号をそのユーザの携帯電話101のブラウズ画面に提
供する。
【0057】そして、音声応答サーバ113では、ステ
ップS209のデータ送信を実行する前のいずれかのタ
イミングで、そのユーザに発行した顧客番号の携帯電話
101での音声入力を求める。これにより、その音声入
力された顧客番号も音声入力され、ステップS209の
処理により、携帯電話101のユーザから音声信号とし
て送信されて音声認識された音声入力情報をデータ送信
部205によってウェブサーバ114に送信するに際
し、その音声入力情報に顧客番号を付帯させることが可
能となる。
【0058】そこで、ウェブサーバ114は、ステップ
S111の発呼者番号確認処理に相当する処理として、
音声応答サーバ113から送信されたユーザの音声入力
情報に付帯している顧客番号に対応する顧客番号を一時
記憶部303から検索することで、インターネット回線
網107を介してウェブサーバ114と接続を確立して
いる携帯電話101と電話回線網106を介して音声応
答サーバ113と接続を確立している携帯電話101と
をマッチングすることが可能となる。
【0059】ここで、インターネット回線網107を介
してウェブサーバ114と接続を確立している携帯電話
101と電話回線網106を介して音声応答サーバ11
3と接続を確立している携帯電話101とのマッチング
は、ウェブサーバ114が提供するウェブページのブラ
ウズと音声応答サーバ113との間での音声による対話
とをインターネット回線網107と電話回線網106と
いう異なる回線によって行っているために必要となる処
理である。そこで、ウェブサーバ114が提供するウェ
ブページのブラウズと音声応答サーバ113との間での
音声による対話とを同一の回線によって実行する場合に
は、そのようなマッチングのための処理を省略すること
が可能となる。
【0060】また、別の可能性として、上述した各実施
の形態では、音声応答サーバ113において音声認識処
理を実行するようにしたが、携帯電話101において音
声認識処理を実行するようにしてもよい。この場合に
は、携帯電話101でのユーザによる情報入力手法とし
て音声入力を利用しつつ、携帯電話101からのユーザ
の返答情報の送信をよりデータ量が少ないデジタルデー
タの形式で実現することができる。ここでのデジタルデ
ータというのは、返答情報そのものがデジタルデータで
あることを意味しており、そのデータの送信形態がデジ
タル搬送であることを意味しているわけではない。この
ように、携帯電話101において音声認識処理を実行
し、携帯電話101からのユーザの返答情報の送信をデ
ジタルデータの形式とする方式は、転送データ量が少な
いため、ウェブサーバ114が提供するウェブページの
ブラウズと音声応答サーバ113との間での音声による
対話とを同一の回線によって実行する方式との親和性が
高い。
【0061】
【発明の効果】本発明は、情報提供サーバから通信回線
の接続が確立された通信端末への提供情報の送信と、情
報提供サーバから送信された提供情報の通信端末での参
照と、通信端末で音声入力された返答情報の情報提供サ
ーバへの送信と、音声信号形式の返答情報のデータ変換
と、データ変換された返答情報に基づいて次の段階の質
問又は回答の導出と、導出された次の段階の質問又は回
答を含む提供情報の生成とを実行するので、通信端末は
情報提供サーバからの提供情報を参照し、情報提供サー
バは通信端末で音声入力された返答情報を認識すること
で、情報提供サーバと通信端末との間で対話形式によっ
て回答を求める処理を進めることができ、したがって、
通信端末での入力操作の容易化を図り、通信端末での入
力内容の多様化を許容し、通信端末で選択可能な選択肢
の範囲を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すシステム全体の概
略模式図である。
【図2】情報提供サーバの一部を構成する音声応答サー
バの一例を示す機能ブロック図である。
【図3】情報提供サーバの一部を構成するウェブサーバ
の一例を示す機能ブロック図である。
【図4】ウェブサーバでの処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図5】音声応答サーバでの処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】通信端末である携帯電話におけるディスプレイ
表示の遷移例を示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す情報提供サー
バの一部を構成する音声応答サーバの一例を示すブロッ
ク図である。
【図8】情報提供サーバの一部を構成するウェブサーバ
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 通信端末(携帯電話) 102 情報提供サーバ 103 通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/00 G10L 3/00 551A 15/22 571T

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入力機能を有する通信端末と情報提
    供サーバとの間で、前記情報提供サーバから前記通信端
    末への提供情報の送信と前記通信端末から前記情報提供
    サーバへの返答情報の送信とを実行するための通信回線
    の接続を確立する通信回線確立ステップと、 前記情報提供サーバから前記通信端末に向けて、接続が
    確立された前記通信回線を介し、前記情報提供サーバが
    生成する回答を導き出すための質問又は回答を含む前記
    提供情報を送信する情報提供ステップと、 前記通信端末から前記情報提供サーバに向けて、接続が
    確立された前記通信回線を介し、前記通信端末で音声入
    力された質問に対する返答を含む前記返答情報を送信す
    る返信ステップと、 前記通信端末で音声信号形式で入力された返答情報を音
    声認識し、その返答情報を前記情報提供サーバが認識可
    能なデータ形式の返答情報に変換するデータ変換ステッ
    プと、 前記情報提供サーバにおいて、前記データ変換ステップ
    で変換された前記返答情報に基づいて、次の段階の質問
    又は回答を導き出す導出ステップと、 前記情報提供サーバにおいて、前記導出ステップで導き
    出された次の段階の質問又は回答を含む前記提供情報を
    生成する提供情報生成ステップと、を具備する対話方
    法。
  2. 【請求項2】 前記通信回線確立ステップの実行の際、
    又は、前記通信回線確立ステップの実行の後、前記通信
    端末から前記情報提供サーバに対して通信端末識別情報
    を送出し、前記情報提供サーバは、その通信端末識別情
    報を用いて前記通信端末の識別を行なう請求項1記載の
    対話方法。
  3. 【請求項3】 前記提供情報の少なくとも一部は、前記
    情報提供サーバの音声合成機能によって、前記通信端末
    の音声再生機能により再生可能な音声信号形式で生成さ
    れ送信される請求項1記載の対話方法。
  4. 【請求項4】 音声信号形式で生成され送信される前記
    提供情報の少なくとも一部は、回答を導き出すための質
    問である請求項3記載の対話方法。
  5. 【請求項5】 前記提供情報のうちの回答は、前記通信
    端末のブラウズ機能によってブラウズ可能なデータ形式
    で生成され送信される請求項1記載の対話方法。
  6. 【請求項6】 前記情報提供ステップは、接続が確立さ
    れた前記通信回線を介して前記通信端末から送信された
    ユーザ登録情報を前記情報提供サーバが受信し受け付け
    た後に実行される請求項1記載の対話方法。
  7. 【請求項7】 前記データ変換ステップは、前記情報提
    供サーバで実行される請求項1記載の対話方法。
  8. 【請求項8】 前記データ変換ステップは、前記通信端
    末で実行される請求項1記載の対話方法。
  9. 【請求項9】 回答は試算保険料であり、質問は試算保
    険料の算出に必要な基礎情報を問う事項であり、質問に
    対する返答は試算保険料の算出に必要な基礎情報である
    請求項1記載の対話方法。
  10. 【請求項10】 音声入力機能を有する通信端末に提供
    情報を送信し前記通信端末から送信された返答情報を受
    信可能なように前記通信端末との間で接続が確立された
    通信回線を介し、生成した回答を導き出すための質問又
    は回答を含む前記提供情報を前記通信端末に送信する情
    報提供ステップと、 接続が確立された前記通信回線を介して前記通信端末か
    ら送信された質問に対する返答を含む音声信号形式での
    返答情報を音声認識し、その返答情報を認識可能なデー
    タ形式の返答情報に変換するデータ変換ステップと、 前記データ変換ステップで変換された返答情報に基づい
    て、次の段階の質問又は回答を導き出す導出ステップ
    と、 前記導出ステップで導き出した次の段階の質問又は回答
    を含む前記提供情報を生成する提供情報生成ステップ
    と、を具備する情報提供サーバでの対話方法。
  11. 【請求項11】 前記提供情報の少なくとも一部は、前
    記情報提供サーバの音声合成機能によって、前記通信端
    末の音声再生機能によって再生可能な音声信号形式で生
    成され送信される請求項10記載の情報提供サーバでの
    対話方法。
  12. 【請求項12】 音声信号形式で生成され送信される前
    記提供情報の少なくとも一部は、回答を導き出すための
    質問である請求項11記載の情報提供サーバでの対話方
    法。
  13. 【請求項13】 前記提供情報のうちの回答は、前記通
    信端末のブラウズ機能によってブラウズ可能なデータ形
    式で生成され送信される請求項10記載の情報提供サー
    バでの対話方法。
  14. 【請求項14】 前記情報提供ステップは、接続が確立
    された前記通信回線を介して前記通信端末から送信され
    たユーザ登録情報を受信し受け付けた後に実行される請
    求項10記載の情報提供サーバでの対話方法。
  15. 【請求項15】 回答は試算保険料であり、質問は試算
    保険料の算出に必要な基礎情報を問う事項であり、質問
    に対する返答は試算保険料の算出に必要な基礎情報であ
    る請求項10記載の情報提供サーバでの対話方法。
  16. 【請求項16】 音声入力機能を有する通信端末との間
    で通信回線の接続を確立し、前記通信端末に提供情報を
    送信し前記通信端末から送信される返答情報を受信する
    通信インターフェースと、 接続が確立された前記通信回線を介して、生成した回答
    を導き出すための質問又は回答を含む前記提供情報を前
    記通信端末に送信する情報提供手段と、 接続が確立された前記通信回線を介して前記通信端末か
    ら送信された質問に対する返答を含む音声信号形式での
    返答情報を音声認識し、その返答情報を認識可能なデー
    タ形式の返答情報に変換するデータ変換手段と、 前記データ変換手段によって変換された返答情報に基づ
    いて、次の段階の質問又は回答を導き出す導出手段と、 前記導出手段によって導き出された次の段階の質問又は
    回答を含む前記提供情報を生成する情報生成手段と、を
    具備する情報提供サーバ。
  17. 【請求項17】 音声合成機能を有し、前記提供情報の
    少なくとも一部は音声合成機能を用いて前記通信端末の
    音声再生機能によって再生可能な音声信号形式で生成し
    送信する請求項16記載の情報提供サーバ。
  18. 【請求項18】 音声信号形式で生成し送信する前記提
    供情報の少なくとも一部は、回答を導き出すための質問
    である請求項17記載の情報提供サーバ。
  19. 【請求項19】 前記提供情報のうちの回答は、前記通
    信端末のブラウズ機能によってブラウズ可能なデータ形
    式で生成し送信する請求項16記載の情報提供サーバ。
  20. 【請求項20】 前記情報提供手段の機能は、接続が確
    立された前記通信回線を介して前記通信端末から送信さ
    れたユーザ登録情報を受信し受け付けた後に実行される
    請求項16記載の情報提供サーバ。
  21. 【請求項21】 回答は試算保険料であり、質問は試算
    保険料の算出に必要な基礎情報を問う事項であり、質問
    に対する返答は試算保険料の算出に必要な基礎情報であ
    る請求項16記載の情報提供サーバ。
  22. 【請求項22】 音声入力機能を有する通信端末との間
    で通信回線の接続を確立し、前記通信端末へ提供情報を
    送信し前記通信端末から送信される返答情報を受信する
    情報提供サーバにインストールされ、前記情報提供サー
    バに、 接続が確立された前記通信回線を介して、生成した回答
    を導き出すための質問又は回答を含む前記提供情報を前
    記通信端末に送信する情報提供機能と、 接続が確立された前記通信回線を介して前記通信端末か
    ら送信された質問に対する返答を含む音声信号形式での
    返答情報を音声認識し、その返答情報を認識可能なデー
    タ形式の返答情報に変換するデータ変換機能と、 前記データ変換手段によって変換された返答情報に基づ
    いて、次の段階の質問又は回答を導き出す導出機能と、 前記導出手段によって導き出された次の段階の質問又は
    回答を含む前記提供情報を生成する情報生成機能と、を
    実行させるプログラムを格納する記憶媒体。
  23. 【請求項23】 音声入力機能を有する通信端末との間
    で通信回線の接続を確立し、前記通信端末へ提供情報を
    送信し前記通信端末から送信される返答情報を受信する
    情報提供サーバにインストールされ、前記情報提供サー
    バに、 接続が確立された前記通信回線を介して、生成した回答
    を導き出すための質問又は回答を含む前記提供情報を前
    記通信端末に送信する情報提供機能と、 接続が確立された前記通信回線を介して前記通信端末か
    ら送信された質問に対する返答を含む音声信号形式での
    返答情報を音声認識し、その返答情報を認識可能なデー
    タ形式の返答情報に変換するデータ変換機能と、 前記データ変換手段によって変換された返答情報に基づ
    いて、次の段階の質問又は回答を導き出す導出機能と、 前記導出手段によって導き出された次の段階の質問又は
    回答を含む前記提供情報を生成する情報生成機能と、を
    実行させるコンピュータプログラム。
JP2000379855A 2000-12-14 2000-12-14 対話方法、情報提供サーバでの対話方法、情報提供サーバ、記憶媒体及びコンピュータプログラム Pending JP2002182895A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020194184A (ja) * 2012-08-10 2020-12-03 エイディシーテクノロジー株式会社 音声応答装置、及び音声応答システム

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