JP2002172611A - 泥漿鋳型のメンテナンス方法 - Google Patents

泥漿鋳型のメンテナンス方法

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JP2002172611A JP2000369379A JP2000369379A JP2002172611A JP 2002172611 A JP2002172611 A JP 2002172611A JP 2000369379 A JP2000369379 A JP 2000369379A JP 2000369379 A JP2000369379 A JP 2000369379A JP 2002172611 A JP2002172611 A JP 2002172611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返しの成形で生じる着肉不良、脱型不良
等の欠点を回避することである泥漿鋳型のメンテナンス
方法の提供。 【解決手段】 エポキシ等の樹脂を主体にして形成した
連続気孔多孔質層を備え、この連続気孔多孔質層の内部
若しくは外接して液体や気体が通る中空路を形成してな
る泥漿鋳型において、液体または液体及び気体を前記中
空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給し、前記連続
気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出することを特徴とす
る泥漿鋳型のメンテナンス方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泥漿鋳込み成形に
より成形体を得るための泥漿鋳型のメンテナンスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エポキシ等の樹脂を主体にして連
続気孔多孔質層を形成し、この連続気孔多孔質層の内部
若しくは外接して液体や気体が通る中空路を形成してな
る泥漿鋳型を用いて成形体を得るためには、図1に示す
ように、まず、成形面を形成する上型1と下型2とを型
組み、プレスして成形鋳込み空間6を形成し、同成形鋳
込み空間6内に送泥管9から泥漿を、場合によっては加
圧して注入し、更には泥漿を加圧若しくは中空路5から
減圧して、上型1と下型2の連続気孔多孔質層4によっ
て泥漿中の水分のみを透過排出し、所定の着肉完了後
に、余剰泥漿を排泥管8から排出し、更に所定時間経過
後に下型2の中空路5から加圧空気を送りながら上型1
から下型2を離した後に、搬送後、上型1の中空路5か
ら加圧空気を送り、脱型することで得られている。成形
を繰り返し行う場合は、上型1と下型2との型組、プレ
スから同様に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形を
繰り返し行っていくと、泥漿中の原料微粒子が連続気孔
多孔質層内の細孔に入り込んだり、泥漿水分中に可溶し
ている無機イオンが細孔内で固化したり、泥漿水分中に
可溶している添加剤が細孔内でゲル化若しくは固化した
り、黴、菌の繁殖により細孔が閉塞されたりして、部分
的若しくは全体的に泥漿の水分を透過する能力及び多孔
質層から水分を排出する能力が劣り、着肉不良、脱型不
良等の欠点が発生する場合がある。本発明は、上記課題
を解決するためになされたもので、本発明の目的は繰り
返しの成形で生じる着肉不良、脱型不良等の欠点を回避
することである泥漿鋳型のメンテナンス方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の泥漿鋳型のメンテナンス方法は、エポキシ等
の樹脂を主体にして形成した連続気孔多孔質層を備え、
この連続気孔多孔質層の内部若しくは外接して液体や気
体が通る中空路を形成してなる泥漿鋳型において、液体
または液体及び気体を前記中空路を通して前記連続気孔
多孔質層に供給し、前記連続気孔多孔質層の泥漿着肉面
から排出することを特徴とする。上記方法によって、繰
り返しの成形において連続気孔多孔質層内若しくは表面
の細孔に目詰まった成分である泥漿中の微粒原料や、泥
漿水分中に可溶している無機イオンが固化したものや、
泥漿水分中に可溶している添加剤がゲル化若しくは固化
したものや、黴、菌若しくはその死骸が、液体や気体に
よる流体によって、物理的に、液体の種類によっては化
学的に連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出すること
ができ、多孔質層の通気・通水物性が回復し、着肉不
良、脱型不良等の欠点を回避することができる。
【0005】また、本発明の泥漿鋳型のメンテナンス方
法は、エポキシ等の樹脂を主体にして形成した連続気孔
多孔質層を備え、この連続気孔多孔質層の内部若しくは
外接して液体や気体が通る中空路を形成してなる泥漿鋳
型において、前記連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から液
体を含浸させた後に、該中空路に液体または液体及び気
体を供給し、前記泥漿着肉面から排出することを特徴と
する。上記方法において、予め泥漿着肉面から液体を連
続気孔多孔質層内に含浸させるため、連続気孔多孔質層
内若しくは表面の細孔に目詰まった成分である泥漿中の
微粒原料や、泥漿水分中に可溶している無機イオンが固
化したものや、泥漿水分中に可溶している添加剤がゲル
化若しくは固化したものや、黴、菌若しくはその死骸に
対しての親和性が高まり、その後の連続気孔多孔質層内
部からの液体や気体による流体によって、物理的に、液
体の種類によっては化学的に連続気孔多孔質層の泥漿着
肉面から排出することができ、連続気孔多孔質層の通気
・通水物性が回復し、着肉不良、脱型不良等の欠点を回
避することができる。液体を含浸させる部位は、通水・
通気性の悪くなった部位のみでも良く、泥漿着肉面全体
でも良い。液体を含浸させる方法としは、スプレー塗
布、刷毛塗り、流れ掛け等、泥漿着肉面から液体が多孔
質層内部に浸透することができる方法であれば良く、泥
漿鋳型のフレーム及びバックアップ材に影響が無い物で
あれば、泥漿鋳型ごと液体に浸漬させても構わない。液
体を含浸させておく時間は、特に限定はしないが、でき
るだけ長く含浸させることが好ましく、液体の特性を考
慮した上で設定することが望ましい。
【0006】また、本発明の泥漿鋳型のメンテナンス方
法は、エポキシ等の樹脂を主体にして形成した連続気孔
多孔質層を備え、この連続気孔多孔質層の内部若しくは
外接して液体や気体が通る中空路を形成してなる泥漿鋳
型において、前記連続気孔多孔質層を乾燥させた後に、
液体または液体及び気体を前記中空路を通して前記連続
気孔多孔質層に供給し、前記連続気孔多孔質層の泥漿着
肉面から排出することを特徴とする。連続気孔多孔質層
を乾燥させることで、連続気孔多孔質層内若しくは表面
の細孔に目詰まった成分である泥漿中の微粒原料や、泥
漿水分中に可溶している無機イオンが固化したものや、
泥漿水分中に可溶している添加剤がゲル化若しくは固化
したものや、黴、菌若しくはその死骸が乾燥収縮を起こ
し、細孔径よりも小さいものとなり、その後の連続気孔
多孔質層内部からの液体や気体による流体によって、物
理的に、液体の種類によっては化学的に多孔質層の泥漿
着肉面から排出することができ、連続気孔多孔質層の通
気・通水物性が回復し、着肉不良、脱型不良等の欠点を
回避することができる。乾燥は、連続気孔多孔質層並び
に泥漿鋳型を構成する材質が変形及び亀裂などの破損が
生じない温度、雰囲気で行われることが望ましく、更に
は、目詰まり成分の乾燥収縮を大きくし、細孔内からの
排出を容易に行うために、好ましくは35℃以上80℃
以下で、より好ましくは40℃以上60℃以下の温度で
行うことが良い。
【0007】本発明の好ましい態様においては、前記中
空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給する液体と気
体とを交互に供給するさせるようにする。液体を連続気
孔多孔質層内の細孔に浸透させ、目詰まり成分との親和
性を高めた後に、気体を流通させることにより、液体と
共に目詰まり成分を多孔質外へ排出することができ、更
には、通水性能と通気性能とのバランスを確保すること
ができる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、前記中
空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給する液体、気
体、液体及び気体を0.05MPa〜0.7MPaの圧
力に加圧して供給するようにする。液体、気体、液体及
び気体を加圧することにより、連続気孔多孔質層内の細
孔への浸透がよくなり、高圧にする程、細孔径の小さい
細孔へ浸透しやすくなる。また、物理的に目詰まり成分
を連続気孔多孔質層外へ排出する能力が高くなり、効率
的に連続気孔多孔質層の通気・通水物性を回復させるこ
とができ、着肉不良、脱型不良等の欠点を回避すること
ができる。加圧の圧力が高くすぎると、連続気孔多孔質
層の破損を生じやすくなり、低くすぎると、連続気孔多
孔質層内の細孔への浸透が悪くなるため、加圧する圧力
としては0.05MPa〜0.7MPaにすることが好
ましい。
【0009】本発明の好ましい態様においては、前記中
空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給する気体とし
て空気、液体として水を用いるようにする。そうするこ
とにより安価で且つ容易に加圧された流体を作製でき
る。加圧流体の作製においては、エアーコンプレッサ
ー、ポンプ等が利用でき、連続気孔多孔質層の目詰まり
防止のため、前記中空路に導入するまでに、オイルミス
ト、粒状物等を除去することが好ましい。
【0010】本発明の好ましい態様においては、前記中
空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給する前記液体
が、下記の(A)〜(E)の条件のうち少なくとも一つ
以上を満たすものとする。 (A)水よりも表面張力が小さい液体 (B)アルカリ性塩を溶解する液体 (C)酸性を示す液体 (D)殺菌性、漂白性がある液体 (E)エポキシ樹脂を溶解する液体 水よりも表面張力が小さい液体を用いることで、連続気
孔多孔質層内の細孔への浸透性が高くなり、容易に細孔
内へ浸透するとともに、目詰まり成分との親和性が高く
なり、流体によって容易に目詰まり成分を連続気孔多孔
質層外へ排出することができる。水よりも表面張力が小
さい液体として、界面活性剤及びその水溶液、溶剤希釈
液や、有機化合物及びその水溶液、溶剤希釈液等が挙げ
られる。
【0011】アルカリ性塩を溶解する液体を用いること
で、泥漿水分中に可溶している無機イオンが細孔内で固
化したもの、具体的には、CaやMgからなる塩、若し
くは、泥漿中の微粒子原料、具体的には、粘土質原料な
どを溶解若しくは微粒化することができるため、中空路
からの流体若しくは泥漿着肉面からの含浸及びその後の
中空路からの流体によって、前記該当する目詰まり成分
を多孔質層外に排出することができる。アルカリ性塩を
溶解する液体の具体的な例として、塩酸、硝酸、硫酸及
びそれらの水溶液等が挙げられる。
【0012】酸性を示す液体を用いることで、泥漿水分
中に可溶している添加剤がゲル化若しくは固化したも
の、具体的には、粘性調整剤として用いられる水ガラス
(アルカリ珪酸塩)等や、泥漿水分中に可溶している無
機イオン同士が結合してゲル化若しくは固化したもの、
具体的には、珪酸イオンとアルカリイオンによって生成
されたアルカリ珪酸塩等を溶解若しくは液状化若しくは
微粒化することができるため、中空路からの流体若しく
は泥漿着肉面からの含浸及びその後の中空路からの流体
によって、前記該当する目詰まり成分を連続気孔多孔質
層外に排出することができる。酸性を示す液体として有
機酸、無機酸及びそれらの水溶液や、イオン交換、イオ
ン電解した酸性水等が挙げられる。
【0013】殺菌性、漂白性がある液体を用いること
で、黴、菌の繁殖を抑制できるため、中空路からの流体
若しくは泥漿着肉面からの含浸及びその後の中空路から
の流体によって、黴、菌の繁殖からくる目詰まり成分を
連続気孔多孔質層外に排出することができる。殺菌性、
漂白性がある液体の具体的な例として過炭酸ナトリウ
ム、過硼酸ナトリウム、過酸化水素等の酸素系漂白剤及
びその水溶液や、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カ
ルシウム、イソシアヌール酸等の塩素系漂白剤及びその
水溶液や、ハイドロサルファイト、シュウ酸、二酸化チ
オ尿素等の還元型漂白剤及びその水溶液や、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニ
ウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のカチ
オン系界面活性剤殺菌剤及びその水溶液や、ヘキサクロ
ロフェン、トリクロサン、トリクロカルバン等の有機塩
素系殺菌剤及びその水溶液や、ジクロロイソシアヌール
酸カリウム、ジクロロイソシアヌール酸ナトリウム等の
無機塩素系殺菌剤及びその水溶液が挙げられる。
【0014】エポキシ樹脂を溶解する液体を用いること
で、連続気孔多孔質層を構成する樹脂層表面を溶解する
ことができ、連続気孔多孔質層内の細孔内で樹脂層表面
と結合した目詰まり成分を離脱させることができ、更に
は、細孔径を広げることとなるため、中空路からの流体
若しくは泥漿着肉面からの含浸及びその後の中空路から
の流体によって、目詰まり成分を多孔質層外に排出する
ことができる。エポキシ樹脂を溶解する液体の具体的な
例として塩酸、王水、過塩素酸、クロム酸、クロムスル
ホン酸、次亜塩素酸、臭化水素酸、硝酸、フッ化水素
酸、無水フッ酸、硫酸等の無機酸及びその水溶液や、水
酸化ナトリウム、ヒドラジン等の無機アルカリ及びその
水溶液や、アクリル酸ブチル、アセトン、アニリン、ア
ミルアルコール、イソプロピルアルコール、エチルアル
コール、エチルベンゼン、エチレンオキサイド、塩化エ
チル、塩化ベンジル、塩化メチル、塩素系溶剤、蟻酸、
キシレン、クレゾール、クロロアセトン、クロロトルエ
ン、クロロホルム、酢酸、酢酸イソプロピル、酢酸エチ
ル、酢酸セロソルブ、酢酸ブチル、酢酸プロピル、酢酸
メチル、ジイソプロピルケトン、ジエチルエーテル、シ
クロヘキサン、ジクロロベンゼン、ジブチルエーテル、
ジベンジルエーテル、ジメチルホルムアルデヒド、スチ
レン、石炭酸、セロソルブ、テトラヒドロフラン、テト
ラリン、トリクロロエチレン、トルエン、二塩化エチレ
ン、二塩化メチレン、ニトロベンゼン、乳酸、パークロ
ロエチレン、ピクリン酸、ブチルアルコール、ブチルセ
ロルブ、フルフラール、フロロベンゼン、ベンジルアル
コール、ベンズアルデヒド、ベンゼン、無水酢酸、メタ
クリル酸メチル、メチルアルコール、メチルイソブチル
ケトン、メチルエチルケトン、モノクロル酢酸、モノク
ロロベンゼン等の有機溶剤及びその水溶液、溶剤希釈液
が挙げられる。
【0015】前記(A)〜(E)の条件のうち、最低一
つの条件を満たせば、目詰まり成分を効率的に排出する
することができるが、目詰まり成分は、前述のように多
岐成分で存在するため、前記(A)〜(E)の条件のう
ち、複数の条件を満たす液体を用いることが好ましい。
これにより、連続気孔多孔質層の通気・通水物性が回復
し、着肉不良、脱型不良等の欠点を回避することができ
る。
【0016】本発明の好ましい態様においては、前記中
空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給する前記液体
が予め加温されているようにする。そうすることによ
り、連続気孔多孔質層内の細孔への浸透性が高くなり、
容易に細孔内へ浸透するとともに、目詰まり成分との親
和性若しくは反応性若しくは溶解性が高くなり、中空路
からの流体若しくは泥漿着肉面からの含浸及びその後の
中空路からの流体によって、容易に目詰まり成分を多孔
質層外へ排出することができる。加温する温度は、連続
気孔多孔質層並びに泥漿鋳型を構成する材質が変形及び
亀裂などの破損が生じないよう、30℃以上60℃以下
とすることが好ましい。
【0017】本発明の好ましい態様においては、前記中
空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給する前記液体
が連続的に超音波により振動されたものであるようにす
る。そうすることにより、連続気孔多孔質層内の細孔へ
浸透した液体により、目詰まり成分を細孔内壁から離脱
させやすくなり、中空路からの流体若しくは泥漿着肉面
からの含浸及びその後の中空路からの流体によって、容
易に目詰まり成分を連続気孔多孔質層外へ排出すること
ができる。
【0018】本発明の好ましい態様においては、前記泥
漿鋳型が泥漿鋳込み成形を行うための成形機に搭載され
た状態でメンテナンスが行われるようにする。そうする
ことにより、泥漿鋳型を成形機から降ろさずに済み、連
続的に成形を繰り返す生産においては、その時間分の減
産を免れることとなる。成形機に搭載された状態でメン
テナンスを行うためには、前記中空路に連結された外部
からの導入路に液体及び気体の切替弁を設け、それに液
体及び気体の送流ができるものを接続すれば良く、更に
は、送流と切替弁とが同時に制御できるものがあれば良
い。
【0019】本発明においては、請求項1〜請求項11
記載の泥漿鋳型は陶磁器製造用とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明における具体的な第一の形
態として、図1は泥漿鋳型17示す。泥漿鋳型17は、
エポキシ等の樹脂を主体に形成した連続気孔多孔質層
4、4と、この連続気孔多孔質層4、4をバックアップ
するための型材バックアップ層3、3を備えている。ま
た、連続気孔多孔質層4、4内に液体や気体が通る中空
路5、5を形成し、この中空路5、5は外部と連絡する
ために送管7、7と連絡している。図2は中空路5、5
に液体、気体を供給するための流体路を示す簡易図であ
る。前記流体路は液体を溜めるためのタンク16と、そ
れを加圧して送るための液送ポンプ15と、粒状物を除
去するための濾過器13と、圧力を調整するための減圧
弁11からなる液流体路と、気体を加圧するためのコン
プレッサー14と、油分及び粒状物を除去するための濾
過器12と、圧力を調整するための減圧弁11からなる
気流体路と、液流体と気流体を切り替えるための切替弁
10から構成されている。
【0021】連続気孔多孔質層4、4内を通す流体は、
気体として空気を用い、液体として、水若しくは下記の
(A)〜(E)の条件のうち少なくとも一つ以上を満た
すものを用いる。 (A)水よりも表面張力が小さい液体 (B)アルカリ性塩を溶解する液体 (C)酸性を示す液体 (D)殺菌性、漂白性がある液体 (E)エポキシ樹脂を溶解する液体
【0022】液体は、予め、30℃以上60℃以下の温
度に加温及びまたは連続的に超音波振動を与えても良
く、0.05MPa〜0.7MPaに加圧・調整して、
送管7、7から中空路5、5に供給し、連続気孔多孔質
層4、4内を通し、泥漿着肉面4a、4aから排出させ
る。適度な時間、液体を排出した後、切替弁10を気流
体側に切り替え、気体を連続気孔多孔質層4,4内に通
し、泥漿着肉面4a、4aから排出させる。液体と気体
を交互に適度供給し、その後、水以外の液体を用いた場
合は、液体を水、気体を空気として、それらを交互に適
度供給し、連続気孔多孔質層4、4内を適度な含水状態
とする。
【0023】本発明における具体的な第二の形態とし
て、図1に示すような泥漿鋳型17に、図2に示すよう
な液体及び気体の流体路を接続し、前記(A)〜(E)
の条件のうち少なくとも一つ以上を満たす液体を、泥漿
着肉面4a、4aから連続気孔多孔質層4、4内へ含浸
させ、その後第一の形態と同様に、液体及び気体を連続
気孔多孔質層4、4内に通し、泥漿着肉面4a、4aか
ら排出させる。水以外の液体を用いた場合は、その後、
液体を水、気体を空気として、それらを交互に適度供給
し、連続気孔多孔質層4、4内を適度な含水状態とす
る。
【0024】本発明における具体的な第三の形態とし
て、図1に示すような泥漿鋳型17を、連続気孔多孔質
層4、4が乾燥するよう、好ましくは35℃以上80℃
以下で、より好ましくは40℃以上60℃以下の温度で
乾燥させる。乾燥させる場合は、上型1と下型2を型ば
らしした状態で行なう。その後第一の形態と同様に、液
体及び気体を連続気孔多孔質層4、4内に通し、泥漿着
肉面4a、4aから排出させる。水以外の液体を用いた
場合は、その後、液体を水、気体を空気として、それら
を交互に適度供給し、連続気孔多孔質層4、4内を適度
な含水状態とする。
【0025】
【実施例】以下に具体的な実施例を示す。 (実施例1)衛生陶器である水洗用タンクの蓋を製造す
るための、エポキシ樹脂を主体として形成した連続気孔
多孔質層を備えた泥漿鋳型の未成形状態の通気・通水物
性は、通気量130〜150ml/min、通水量2.
2〜2.6ml/minであった。この泥漿鋳型を使用
して、加圧泥漿鋳込み成形を4000回程繰り替えした
段階で、成形品の脱型時に脱型不良が発生した。このと
きの通気量は、50〜70ml/minであった。この
泥漿鋳型を成形装置に搭載したまま、図2に示すような
液体及び気体の流体路を泥漿鋳型の中空路に連結された
外部からの導入路(送管)に接続し、0.35MPaに
加圧調整された45℃の温水を3分間通し、連続気孔多
孔質層の泥漿着肉面から排出させる。その後、0.35
MPaに加圧調整された空気を7分間通し、連続気孔多
孔質層の泥漿着肉面から排出させる。この通液・通気の
サイクルを15サイクル行った。このときの通気量は、
70〜90ml/min、通水量は、1.2〜1.6m
l/minであり、通気・通水物性の回復がみられ、そ
の後の成形においても脱型不良の発生は無かった。
【0026】(通気・通水物性測定) (1)通気量測定 中空路に連結された外部からの導入路(送管)から、
0.25MPaに加圧調整された空気を通し、連続気孔
多孔質層の泥漿着肉面から排出させる。フローメーター
に通じる配管の先に取り付けられた2cm2の穴の開い
たゴム栓を、泥漿着肉面に押しつけ、その部位から排出
された空気量を、フローメーターで読み取り、通気量と
する。 (2)通水量測定 中空路に連結された外部からの導入路(送管)から、
0.25MPaに加圧調整された水を通し、連続気孔多
孔質層の泥漿着肉面から排出させる。2cm2の穴の開
いたゴム栓のその穴部に吸水性及び保水性の高いスポン
ジをはめ込んだものを用意し、そのゴム栓の質量を測定
後、1分間泥漿着肉面に押しつけ、排出される水をゴム
栓穴部のスポンジに吸わせ、ゴム栓の質量を測定する。
増えた質量により、通水量とする
【0027】(実施例2)衛生陶器である洗面器を製造
するための、エポキシ樹脂を主体とした泥漿鋳型の未成
形状態の通気・通水物性は、通気量120〜140ml
/min、通水量2.0〜2.4ml/minであっ
た。この泥漿鋳型を使用して、加圧泥漿鋳込み成形を3
000回程繰り替えした段階で、成形品の脱型時に脱型
不良が発生した。このときの通気量は、50〜70ml
/minであった。この泥漿鋳型を成形機に搭載したま
ま、図2に示すような液体及び気体の流体路を泥漿鋳型
の中空路に連結された外部からの導入路に接続し、0.
40MPaに加圧調整し連続的に超音波振動された30
℃の水を5分間通し、多孔質層の泥漿着肉面から排出さ
せる。その後、0.50MPaに加圧調整された空気を
10分間通し、多孔質層の泥漿着肉面から排出させる。
この通液・通気のサイクルを15サイクル行った。この
ときの通気量は、70〜90ml/min、通水量は、
1.2〜1.6ml/minであり、通気・通水物性の
回復がみられ、その後の成形においても脱型不良の発生
は無かった。
【0028】(実施例3)衛生陶器である水洗用のタン
クを製造するための、エポキシ樹脂を主体として形成し
た連続気孔多孔質層を備えた泥漿鋳型の未成形状態の通
気・通水物性は、通気量110〜140ml/min、
通水量1.8〜2.5ml/minであった。この泥漿
鋳型を使用して、加圧泥漿鋳込み成形を7500回程繰
り替えした段階で、成形品の脱型時に脱型不良が発生し
た。このときの通気量は、40〜60ml/minであ
った。この泥漿鋳型を成形装置に搭載したまま、図2に
示すような液体及び気体の流体路を泥漿鋳型の中空路に
連結された外部からの導入路(送管)に接続し、0.2
5MPaに加圧調整したpH4の酢酸水溶液を5分間通
し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出させる。そ
の後、0.25MPaに加圧調整された空気を10分間
通し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出させる。
この通液・通気のサイクルを15サイクル行った。その
後、酢酸水溶液を水に替えて、通水・通気のサイクルを
7サイクル行った。このときの通気量は、80〜90m
l/min、通水量は、1.4〜1.6ml/minで
あり、通気・通水物性の回復がみられ、その後の成形に
おいても脱型不良の発生は無かった。
【0029】(実施例4)衛生陶器である腰掛け便器を
製造するための、エポキシ樹脂を主体として形成した連
続気孔多孔質層を備えた泥漿鋳型の未成形状態の通気・
通水物性は、通気量110〜140ml/min、通水
量1.8〜2.5ml/minであった。この泥漿鋳型
を使用して、加圧泥漿鋳込み成形を5000回程繰り替
えした段階で、成形品の脱型時に脱型不良が発生した。
このときの通気量は、45〜60ml/minであっ
た。この泥漿鋳型を成形機から降ろし、図2に示すよう
な液体及び気体の流体路を泥漿鋳型の中空路に連結され
た外部からの導入路(送管)に接続し、0.20MPa
に加圧調整した1%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を1
5分間通し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出さ
せる。1時間放置後、0.30MPaに加圧調整された
空気を10分間通し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面か
ら排出させる。この通液4分間・通気10分間のサイク
ルを12サイクル行った。その後、次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液を水に替えて、通水・通気のサイクルを6サイ
クル行った。このときの通気量は、70〜90ml/m
in、通水量は、1.3〜1.6ml/minであり、
通気・通水物性の回復がみられ、その後の成形において
も脱型不良の発生は無かった。
【0030】(実施例5)衛生陶器である手洗器を製造
するための、エポキシ樹脂を主体として形成した連続気
孔多孔質層を備えた泥漿鋳型の未成形状態の通気・通水
物性は、通気量110〜130ml/min、通水量
1.8〜2.3ml/minであった。この泥漿鋳型を
使用して、加圧泥漿鋳込み成形を6500回程繰り替え
した段階で、成形品の脱型時に脱型不良が発生した。こ
のときの通気量は、40〜55ml/minであった。
この泥漿鋳型を成形装置から降ろし、連続気孔多孔質層
の泥漿着肉面から1%塩酸水溶液を適量含浸させ、2時
間程放置する。そして、図2に示すような液体及び気体
の流体路を泥漿鋳型の中空路に連結された外部からの導
入路(送管)に接続し、0.25MPaに加圧調整され
た水を3分間通し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から
排出させる。その後、0.35MPaに加圧調整された
空気を7分間通し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から
排出させる。この通液・通気のサイクルを12サイクル
行った。このときの通気量は、70〜90ml/mi
n、通水量は、1.2〜1.6ml/minであり、通
気・通水物性の回復がみられ、その後の成形においても
脱型不良の発生は無かった。
【0031】(実施例6)衛生陶器である腰掛け便器を
製造するための、エポキシ樹脂を主体として形成した連
続気孔多孔質層を備えた泥漿鋳型の未成形状態の通気・
通水物性は、通気量110〜140ml/min、通水
量1.8〜2.5ml/minであった。この泥漿鋳型
を使用して、加圧泥漿鋳込み成形を9500回程繰り替
えした段階で、成形品の脱型時に脱型不良が発生した。
このときの通気量は、20〜50ml/minであっ
た。この泥漿鋳型を成形装置から降ろし、図2に示すよ
うな液体及び気体の流体路を泥漿鋳型の中空路に連結さ
れた外部からの導入路(送管)に接続し、0.25MP
aに加圧調整された水を7分間通し、連続気孔多孔質層
の泥漿着肉面から排出させる。その後、液体及び気体の
流体路を取り外し、泥漿鋳型を55℃に温調された乾燥
室内に3日間放置し、泥漿鋳型の連続気孔多孔質層を乾
燥させた。その後、再度図2に示すような液体及び気体
の流体路を接続し、0.35MPaに加圧調整された水
を5分間通し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出
させる。その後、0.40MPaに加圧調整された空気
を7分間通し、連続気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出
させる。この通液・通気のサイクルを10サイクル行っ
た。このときの通気量は、100〜110ml/mi
n、通水量は、1.7〜2.1ml/minであり、通
気・通水物性の回復がみられ、その後の成形においても
脱型不良の発生は無かった。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、繰り返しの成形で生じ
る着肉不良、脱型不良等の欠点を回避することである泥
漿鋳型のメンテナンス方法を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の泥漿鋳型を示す構成図である。
【図2】本発明の液体及び気体の流体路を示す簡易図で
ある。
【符号の説明】
1…上型 2…下型 3…型材バックアップ層 4、4…連続気孔多孔質層 4a、4a…泥漿着肉面 5、5…中空路 6…成形鋳込み空間 7…送管 8…排泥管 9…送泥管 10…切替弁 11…減圧弁 12…濾過器 13…濾過器 14…コンプレッサー 15…液送ポンプ 16…タンク 17…泥漿鋳型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三澄 欣史 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 林 浩一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 友松 和人 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 4G052 CB01 CC05 CC24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ等の樹脂を主体にして形成した
    連続気孔多孔質層を備え、この連続気孔多孔質層の内部
    若しくは外接して液体や気体が通る中空路を形成してな
    る泥漿鋳型において、液体または液体及び気体を前記中
    空路を通して前記連続気孔多孔質層に供給し、前記連続
    気孔多孔質層の泥漿着肉面から排出することを特徴とす
    る泥漿鋳型のメンテナンス方法。
  2. 【請求項2】 エポキシ等の樹脂を主体にして形成した
    連続気孔多孔質層を備え、この連続気孔多孔質層の内部
    若しくは外接して液体や気体が通る中空路を形成してな
    る泥漿鋳型において、前記連続気孔多孔質層の泥漿着肉
    面から液体を含浸させた後に、該中空路に液体または液
    体及び気体を供給し、前記泥漿着肉面から排出すること
    を特徴とする泥漿鋳型のメンテナンス方法。
  3. 【請求項3】 エポキシ等の樹脂を主体にして形成した
    連続気孔多孔質層を備え、この連続気孔多孔質層の内部
    若しくは外接して液体や気体が通る中空路を形成してな
    る泥漿鋳型において、前記連続気孔多孔質層を乾燥させ
    た後に、液体または液体及び気体を前記中空路を通して
    前記連続気孔多孔質層に供給し、前記連続気孔多孔質層
    の泥漿着肉面から排出することを特徴とする泥漿鋳型の
    メンテナンス方法。
  4. 【請求項4】 前記中空路を通して前記連続気孔多孔質
    層に供給する液体と気体とを交互に供給することを特徴
    とする請求項1〜請求項3記載の泥漿鋳型のメンテナン
    ス方法。
  5. 【請求項5】 前記中空路を通して前記連続気孔多孔質
    層に供給する液体、気体、液体及び気体を0.05MP
    a〜0.7MPaの圧力に加圧して供給することを特徴
    とする請求項1〜請求項4記載の泥漿鋳型のメンテナン
    ス方法。
  6. 【請求項6】 前記中空路を通して前記連続気孔多孔質
    層に供給する前記気体が空気であることを特徴とする請
    求項1〜請求項5記載の泥漿鋳型のメンテナンス方法。
  7. 【請求項7】 前記中空路を通して前記連続気孔多孔質
    層に供給する前記液体が水であることを特徴とする請求
    項1〜請求項5記載の泥漿鋳型のメンテナンス方法。
  8. 【請求項8】 前記中空路を通して前記連続気孔多孔質
    層に供給する前記液体が、下記の(A)〜(E)の条件
    のうち少なくとも一つ以上を満たすことを特徴とする請
    求項1〜請求項5記載の泥漿鋳型のメンテナンス方法。 (A)水よりも表面張力が小さい液体 (B)アルカリ性塩を溶解する液体 (C)酸性を示す液体 (D)殺菌性、漂白性がある液体 (E)エポキシ樹脂を溶解する液体
  9. 【請求項9】 前記中空路を通して前記連続気孔多孔質
    層に供給する前記液体が予め加温されていることを特徴
    とする請求項1〜請求項8記載の泥漿鋳型のメンテナン
    ス方法。
  10. 【請求項10】 前記中空路を通して前記連続気孔多孔
    質層に供給する前記液体が連続的に超音波により振動さ
    れたものであることを特徴とする請求項1〜請求項9記
    載の泥漿鋳型のメンテナンス方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項2、請求項4〜請求
    項10記載の泥漿鋳型のメンテナンスは、前記泥漿鋳型
    が泥漿鋳込み成形を行うための成形装置に搭載された状
    態で行われることを特徴とする泥漿鋳型のメンテナンス
    方法。
  12. 【請求項12】 前記泥漿鋳型は陶磁器製造用であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項11記載の泥漿鋳型の
    メンテナンス方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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