JP2002165275A - 基地局間非同期システム及びそれに用いるセル配置手法 - Google Patents

基地局間非同期システム及びそれに用いるセル配置手法

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JP2002165275A
JP2002165275A JP2000362054A JP2000362054A JP2002165275A JP 2002165275 A JP2002165275 A JP 2002165275A JP 2000362054 A JP2000362054 A JP 2000362054A JP 2000362054 A JP2000362054 A JP 2000362054A JP 2002165275 A JP2002165275 A JP 2002165275A
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cell
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JP2000362054A
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Hitoshi Takemura
仁志 竹村
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NEC Corp
MX Mobiling Ltd
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NEC Corp
MX Mobiling Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム同期タイミングの検出時間及び在圏
セル情報の取得時間が削減可能な基地局間非同期システ
ムを提供する。 【解決手段】 基地局(セル)に割り当てる拡散符号系
列の番号、拡散符号系列のグループ番号を隣接セル/セ
クタ間の拡散符号系列のグループ番号が全ての組み合わ
せで異なるように配置し、また隣接セル/セクタを飛び
超えて同一の拡散符号系列のグループ番号が見えないよ
うに基地局側の送信電力を制御する。また、セクタ間の
拡散符号系列のグループ番号が分けられない場合、セク
タ間で拡散符号系列の番号が全ての組み合わせで異なる
ように配置し、また隣接セル/セクタを飛び超えて同一
の拡散符号系列の番号が見えないように基地局側の送信
電力を制御する。このセル配置において、セクタ間送信
タイミングオフセット値を0とし、セル検出精度及びセ
ル検出速度の向上を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基地局間非同期シス
テム及びそれに用いるセル配置手法に関し、特にDS−
CDMA(Direct Sequence−Code
Devision Multiple Acces
s)基地局間非同期セルラ方式におけるセル配置手法に
関する。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA方式は次世代移動通信方
式に用いる無線アクセス方式の一つとして検討されてお
り、全基地局間のクロック同期を厳密に行う基地局間同
期システムと、全基地局間のクロック同期を行わない基
地局間非同期システムとがある。基地局間同期システム
では基地局間の同期を確立するためにGPS(Glob
al Positioning System)等の他
のシステムを利用するのに対し、基地局間非同期システ
ムでは上記のような他のシステムに依存しない。
【0003】この基地局間非同期システムでは、基地局
(セル)を識別するために各基地局毎に異なる拡散符号
系列が割り当てられており、移動局では通信すべき基地
局との同期を確立する際に、拡散符号系列のタイミング
検出に加えて、拡散符号系列の同定を行わなければなら
ない。上記の基地局間非同期システムに用いられる方式
としてはDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DS−CDMA基地局
間非同期セルラ方式においては、移動局が基地局とのク
ロック同期を確立する前に拡散符号系列の同期を確立
し、在圏セル(基地局)情報を取得する必要がある。
【0005】また、DS−CDMA基地局間非同期セル
ラ方式では、クロック同期が確立した後であっても、移
動局と基地局との間のクロックドリフトの影響が必ずし
も0にはならない。
【0006】さらに、DS−CDMA基地局間非同期セ
ルラ方式では、クロックドリフトによる影響は拡散符号
系列の同期はずれを起こすため、クロックドリフトの影
響の範囲内のなるべく短い時間の間に在圏セル情報を取
得しなければならない。特に、ハンドオーバ時の周辺セ
ル情報の取得においては、クロックドリフトの影響のみ
ならず、許容されるハンドオーバ制御遅延時間内という
制限も付加される。
【0007】在圏セル情報を取得するには拡散符号系列
の番号(Primary scrambling co
de番号)及びフレーム同期タイミングを検出し、在圏
セル情報がマッピングされている無線チャネルを同期検
波する必要がある。
【0008】このうち、在圏セル情報取得時間で最も大
きな部分はフレーム同期タイミングを検出する部分と、
同期検波の部分とである。これらの所要時間の占める割
合が大きくなると、在圏セル情報を取得できなくなるお
それがある。
【0009】従来の方法としては、例えば特開2000
−152316号公報に開示された方法がある。この方
法では拡散符号系列の番号及びフレーム同期タイミング
検出の高速化手段について言及されているが、複数セル
/セクタを検出する際の高速化アルゴリズムについては
言及されていない。
【0010】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、フレーム同期タイミングの検出時間及び在圏セル
情報の取得時間を削減することができる基地局間非同期
システム及びそれに用いるセル配置手法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による基地局間非
同期システムは、基地局間の同期を確立するために他の
システムに依存しない基地局間非同期システムであっ
て、前記基地局のセル/セクタに配置する拡散符号系列
のグループ番号及び拡散符号系列の番号を隣接セクタ間
で異なるように配置しかつフレーム同期タイミングを検
出するために使用される無線チャネルの送信タイミング
を隣接セクタ間で同一に設定するよう構成している。
【0012】本発明による基地局間非同期システムのセ
ル配置手法は、基地局間の同期を確立するために他のシ
ステムに依存しない基地局間非同期システムのセル配置
手法であって、前記基地局のセル/セクタに配置する拡
散符号系列のグループ番号及び拡散符号系列の番号を隣
接セクタ間で異なるように配置しかつフレーム同期タイ
ミングを検出するために使用される無線チャネルの送信
タイミングを隣接セクタ間で同一に設定するようにして
いる。
【0013】すなわち、本発明の基地局間非同期システ
ムは、基地局間の同期を確立するために他のシステムに
依存しないシステムであり、DS−CDMA基地局間非
同期セルラ方式を用いたディジタル自動車電話・携帯電
話システム(セルラシステム)において、特にセル検出
アルゴリズムに関するものである。
【0014】本発明の基地局間非同期システムは、「3
GPP−TSG−RAN−WG1−TS 25.214
V3.3.0 Annex C (Informat
ive):Cell search procedur
e」に記載の技術仕様書[1]のセル検出アルゴリズム
を前提とし、基地局(セル)に割り当てる拡散符号系列
の番号(Primary scrambling co
de)、拡散符号系列のグループ番号(Primary
scrambling code group)を以
下の規則にしたがって配置し、上記のセル検出アルゴリ
ズムにおけるセクタ間送信タイミングオフセット値を0
とすることによって、セル検出精度及びセル検出速度の
向上を図っている。
【0015】規則1:隣接セル/セクタ間の拡散符号系
列のグループ番号が全ての組み合わせで異なるように配
置し、また隣接セル/セクタを飛び超えて同一の拡散符
号系列のグループ番号が見えないように基地局側の送信
電力を制御する。
【0016】規則2:セクタ間の拡散符号系列のグルー
プ番号が分けられない場合、セクタ間で拡散符号系列の
番号が全ての組み合わせで異なるように配置し、また隣
接セル/セクタを飛び超えて同一の拡散符号系列の番号
が見えないように基地局側の送信電力を制御する。
【0017】上記のように、移動局の拡散符号系列の番
号を検出するアルゴリズムを改善するとともに、基地局
のセル/セクタに配置する拡散符号系列のグループ番号
及び拡散符号系列の番号を隣接セクタ間で異なるように
配置し、さらにフレーム同期タイミングを検出するため
に使用される無線チャネルの送信タイミングを隣接セク
タ間で同一に設定することで、フレーム同期タイミング
の検出時間及び在圏セル情報の取得時間が削減可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る移動局の構成を示すブロック図である。図1において
は、CDMA(Code Devision Mult
iple Access:符号分割多重アクセス)方式
を用いたディジタル自動車電話・携帯電話システム(セ
ルラシステム)に適用した移動局の例を示している。
【0019】図1において、移動局1はアンテナ11
と、送受信増幅部(AMP)12と、無線部(TRX)
13と、ベースバンド信号処理部(BB)14と、制御
部(MS−CONT)15と、端末インタフェース部
(TERM−INT)16とから構成されている。
【0020】アンテナ11は送受信増幅部12で増幅さ
れた上りRF信号を送信し、また基地局(図示せず)か
らの下りRF信号を受信して送受信増幅部12に接続す
る。送受信増幅部12は送信RF信号を増幅する送信ア
ンプと受信RF信号を増幅する低雑音アンプとを装備
し、RF送信信号とRF受信信号とを多重分離し、アン
テナ11に接続する。
【0021】無線部13はベースバンド信号処理部14
でベースバンド拡散された送信信号をD/A(ディジタ
ル/アナログ)変換してから直交変調によってRF信号
に変換し、また送受信増幅部12からの受信信号を準同
期検波し、A/D(アナログ/ディジタル)変換してベ
ースバンド信号処理部14に伝送する。
【0022】ベースバンド信号処理部14は送信データ
の誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調、拡散変
調、及び受信信号の逆拡散、受信パスタイミング検出、
チップ同期、Finger/Rake受信、誤り訂正復
号データの多重分離、受信レベル測定機能、受信信号の
誤り率計測機能等のベースバンド信号処理を行う。尚、
ベースバンド信号処理部14のブロック内には、受信パ
スタイミング検出及び拡散符号検出を行うセルサーチ処
理部が配設されている。
【0023】制御部15は移動局1全体の制御を行う。
端末インタフェース部16は音声、及び各種データ用ア
ダプタ機能を持ち、またハンドセットあるいは画像/デ
ータ端末とのインタフェース機能を持つ。
【0024】図2及び図3は本発明の一実施例によるセ
ル配置を説明するための図である。図2は24グループ
6セクタのモデルを示し、図3は56グループ8セクタ
のモデルを示している。これら図2及び図3を参照して
本発明の一実施例によるセル配置について説明する。
【0025】セル配置は、 規則1:隣接セル/セクタ間の拡散符号系列のグループ
番号(Primaryscrambling code
group)が全ての組み合わせで異なるように配置
し、また隣接セル/セクタを飛び超えて同一の拡散符号
系列のグループ番号が見えないように基地局側の送信電
力を制御する 規則2:セクタ間の拡散符号系列のグループ番号が分け
られない場合、セクタ間で拡散符号系列の番号(Pri
mary scrambling code)番号が全
ての組み合わせで異なるように配置し、また隣接セル/
セクタを飛び超えて同一の拡散符号系列の番号が見えな
いように基地局側の送信電力を制御するという2つの規
則に沿って行うこととする。
【0026】例えば、図2に1セルを6セクタに分割
し、24個の拡散符号系列のグループ番号を用いた場
合、図3に1セルを8セクタに分割し、56個の拡散符
号系列のグループ番号を用いた場合を示す。尚、セクタ
分割数及び拡散符号系列のグループ番号の使用数に関し
ては、基地局設計パラメータとする。
【0027】図2において、例えば「4」のセルの隣接
セルである「1」,「2」,「3」,「5」,「6」,
「16」,「17」,「18」,「19」,「20」,
「21」,「22」の各セルは拡散符号系列のグループ
番号が全ての組み合わせで異なるように配置され、
「4」のセルから見てこれらの隣接セルの外側のセルに
対しては、「4」のセルから隣接セルを飛び超えて同一
の拡散符号系列のグループ番号が見えないように、
「4」のセルの基地局側の送信電力が制御されている。
【0028】上記と同様に、図3において、例えば
「4」のセルの隣接セルである「1」,「2」,
「3」,「5」,「6」,「7」,「8」,「16」,
「17」,「18」の各セルは拡散符号系列のグループ
番号が全ての組み合わせで異なるように配置され、
「4」のセルから見てこれらの隣接セルの外側のセルに
対しては、「4」のセルから隣接セルを飛び超えて同一
の拡散符号系列のグループ番号が見えないように、
「4」のセルの基地局側の送信電力が制御されている。
【0029】次に、本発明のセル配置手法を適用した場
合の移動局の止まり木受信結果について説明する。尚、
以下の処理ステップは「3GPP−TSG−RAN−W
G1−TS 25.214 V3.3.0 Annex
C (Informative):Cell sea
rch procedure」に記載の技術仕様書
[1]における移動局の止まり木受信動作を表す。
【0030】受信したPrimary SCH(Syn
chronization Channel)をM.
F.(Matched Filter)等を用いて逆拡
散し、相関値が最も高くなっているチップタイミングを
検出する(ステップ#1)。
【0031】本発明ではセクタ間でPrimary S
CHの送信タイミングが同一であるため、同一セル内で
は1つのチップタイミングのみが検出される。複数セル
間ではセル間非同期のため、複数のチップタイミングが
検出される。つまり、このステップ#1の受信結果で現
れる相関値のピーク数=在圏セル数となる。
【0032】続いて、受信したSecondary S
CHを複素相関器等を用いて逆拡散し、Seconda
ry SCHのコードシーケンスに最もマッチしている
拡散符号系列のグループ番号及びスロット番号を検出す
る(ステップ#2)。
【0033】本発明ではセクタ間でPrimary S
CHの送信タイミングが同一であるため、この時点で複
数の拡散符号系列のグループ番号が見つかる場合があ
る。
【0034】受信したP−CPICH(Primary
−Common Pilot Channel)もしく
はP−CCPCH(Primary−Common C
ontrol Physical Channel)を
複素相関器等を用いて逆拡散し相関値が最も高くなって
いる拡散符号系列の番号を検出する(ステップ#2)。
【0035】本発明ではセクタ間でPrimary S
CHの送信タイミングが同一であり、また拡散符号系列
のグループ番号が同一の場合があるため、この時点で複
数の拡散符号系列の番号が見つかる場合がある。
【0036】図4は図1のベースバンド信号処理部14
のセクタ間タイミングオフセット値が異なる場合のセル
検出処理を示すフローチャートである。この図4を参照
してセクタ間タイミングオフセット値が異なる場合のセ
ル検出について説明する。尚、ここでいうセクタ間タイ
ミングオフセット値とは、特にセル検出用に用いられる
SCH(Primary/Secodary SCH)
の送信タイミングのことを指す。
【0037】まず、ベースバンド信号処理部14は複数
セル/セクタのPrimary SCH相関検出による
チップタイミングの検出(スロット同期:Slot S
ynchronization)を行い(図4ステップ
S1)、その後に、フレーム同期及びコードグループ識
別(Frame Synchronizationan
d code−group identificati
on)を行う(図4ステップS2)。
【0038】ベースバンド信号処理部14は複数のセル
/セクタ検出を想定する場合、Primary SCH
の相関値ランキングを作成し、上位N候補までを候補と
するステップS2で用いられるSencodary S
CHの送信タイミングがPrimary SCHの送信
タイミングと同一のため、ステップS1のチップタイミ
ングを用いて、Secodary SCH相関検出を行
い、拡散符号系列のグループ番号及びスロット番号を検
出する。
【0039】さらに、ベースバンド信号処理部14はス
クランブルコード識別(Scranbling−cod
e identification)を行い(図4ステ
ップS3)、セル検出数がNになると(図4ステップS
4)、上記の処理を終了する。また、ベースバンド信号
処理部14はセル検出数がNにならなければ(図4ステ
ップS4)、ステップS2に戻って上記の処理を繰り返
し行う。
【0040】ステップS3で用いられるP−CPICH
及びP−CCPCHの送信フレームタイミングはステッ
プS1,S2で検出されたチップタイミング/スロット
番号に相当し、拡散コードはステップS2で検出された
拡散符号系列のグループ番号内の8つの拡散符号系列の
番号のいずれかであるので、8つ全ての候補に対する相
関検出を行い、相関値が最大の拡散符号系列の番号を同
定し、セル検出数をインクリメントする。
【0041】ステップS4ではセル検出数がNと一致し
たかどうかを判定し、一致しない場合にステップS2に
戻って、セル検出数がNと一致するまで上記の検出動作
を繰り返す。
【0042】図5は図1のベースバンド信号処理部14
のセクタ間タイミングオフセット値が0の場合のセル検
出処理を示すフローチャートである。この図5を参照し
てセクタ間タイミングオフセット値が0の場合のセル検
出について説明する。
【0043】ベースバンド信号処理部14は上記と同様
に、複数セル/セクタのPrimary SCH相関検
出によるチップタイミングの検出(スロット同期:Sl
otSynchronization)を行う(図5ス
テップS11)。複数のセル/セクタ検出を想定する場
合、セクタ間タイミングオフセットは0であるため、P
rimary SCHの相関値ランキングの上位N候補
のNはそのまま在圏セル数と等しい扱いとなる。
【0044】その後、ベースバンド信号処理部14は複
数セクタの拡散符号系列のグループ番号及びスロット番
号を同時に検出する(フレーム同期及びコードグループ
識別:Frame Synchronization
and code−group identifica
tion)(図5ステップS12)。
【0045】尚、Secondary SCHの相関検
出結果を上位いくつまで検出するかは、最大値を分割セ
クタ数としてもよい。事前に報知情報としてセクタ間で
フレーム同期タイミング及び拡散符号系列のグループ番
号が同一であると分かっている場合には1番目のピーク
(1stピーク)のみを検出した時点で次段のステップ
S13へ移行してもよい。
【0046】ベースバンド信号処理部14は複数セクタ
の拡散符号系列の番号をシーケンシャルに検出し、コー
ド検出数をインクリメントする(スクランブルコード識
別:Scranbling−code identif
ication)(図5ステップS13)。
【0047】事前に報知情報としてセクタ間で拡散符号
系列のグループ番号が同一であると分かっている場合に
は、複数の拡散符号系列の番号を一度に検出する。Mの
値は最大値を分割セクタ数としてもよい。
【0048】ベースバンド信号処理部14はコード検出
数がMと一致したかどうかを判定し(図5ステップS1
4)、一致しない場合にはステップS13に戻り、コー
ド検出数がMと一致するまで上記の検出動作を繰り返
す。一致した場合には、セル検出数をインクリメントす
る。
【0049】さらに、ベースバンド信号処理部14はセ
ル検出数がNと一致したかどうかを判定し(図5ステッ
プS15)、一致しない場合にはステップS12に戻
り、セル検出数がNと一致するまで上記の検出動作を繰
り返す。
【0050】このように、移動局1の拡散符号系列の番
号を検出するアルゴリズムを改善するとともに、基地局
のセル/セクタに配置する拡散符号系列のグループ番号
及び拡散符号系列の番号を隣接セクタ間で異なるように
配置し、さらにフレーム同期タイミングを検出するため
に使用される無線チャネルの送信タイミングを隣接セク
タ間で同一に設定することで、フレーム同期タイミング
の検出時間及び在圏セル情報の取得時間を削減すること
ができる。
【0051】すなわち、本実施例ではセクタ間送信タイ
ミングオフセット値が0であるため、在圏セル内におい
て最大でセクタ分割数分のPrimary SCHの累
積効果が得られ、S/N比の劣悪な環境下でのスロット
タイミング検出精度を向上させることができる。
【0052】また、Secondary SCHの無線
チャネルへのマッピングは、スロット周期で1シンボル
のみである。Secondary SCHの相関検出に
必要となるシンボル数は仕様上、最低3シンボルである
ので、図4に示すフローチャートで複数セクタ検出を行
う場合、相関検出のための逆拡散動作時間が最低3スロ
ット×(検出数)となる。それに対して、図5に示すフ
ローで複数セクタ検出を行う場合、相関検出のための逆
拡散動作時間は最低3スロットのみとなり、セクタ検出
時間が削減される。
【0053】さらに、ハンドオーバ時の複数セル/セク
タ検出動作時に、本来取得されるべきセルが検出できな
い場合、再検出動作によるオーバヘッドの増加によっ
て、ハンドオーバに失敗したり、あるいはハンドオーバ
時通信の瞬断が起こり得るが、セル/セクタ検出時間を
削減した場合、結果としてネットワークtoネットワー
ク間のハンドオーバ制御遅延が減少し、ハンドオーバ失
敗の確率が減少する。
【0054】さらにまた、拡散符号系列の番号の検出動
作が単一セル内の複数セクタに対して連続した時間で繰
り返し行われるため、移動局と基地局との間の周波数精
度が悪い環境であってもコード検出確率を向上させるこ
とができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
地局間の同期を確立するために他のシステムに依存しな
い基地局間非同期システムにおいて、基地局のセル/セ
クタに配置する拡散符号系列のグループ番号及び拡散符
号系列の番号を隣接セクタ間で異なるように配置しかつ
フレーム同期タイミングを検出するために使用される無
線チャネルの送信タイミングを隣接セクタ間で同一に設
定することによって、フレーム同期タイミングの検出時
間及び在圏セル情報の取得時間を削減することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による移動局の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるセル配置を説明するた
めの図である。
【図3】本発明の一実施例によるセル配置を説明するた
めの図である。
【図4】図1のベースバンド信号処理部のセクタ間タイ
ミングオフセット値が異なる場合のセル検出処理を示す
フローチャートである。
【図5】図1のベースバンド信号処理部のセクタ間タイ
ミングオフセット値が0の場合のセル検出処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 移動局 11 アンテナ 12 送受信増幅部 13 無線部 14 ベースバンド信号処理部 15 制御部 16 端末インタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE13 EE36 5K047 AA02 BB01 GG34 HH01 HH15 JJ08 5K067 AA14 AA33 BB04 CC10 EE02 EE10 EE46 EE59 HH24 JJ39 JJ76

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局間の同期を確立するために他のシ
    ステムに依存しない基地局間非同期システムであって、
    前記基地局のセル/セクタに配置する拡散符号系列のグ
    ループ番号及び拡散符号系列の番号を隣接セクタ間で異
    なるように配置しかつフレーム同期タイミングを検出す
    るために使用される無線チャネルの送信タイミングを隣
    接セクタ間で同一に設定するよう構成したことを特徴と
    する基地局間非同期システム。
  2. 【請求項2】 前記フレーム同期タイミングを検出する
    ために使用される無線チャネルの送信パターンを各セク
    タ共通とするよう構成したことを特徴とする請求項1記
    載の基地局間非同期システム。
  3. 【請求項3】 前記拡散符号系列のグループ番号及び前
    記フレーム同期タイミングを検出するために使用される
    無線チャネルの送信タイミングを前記セクタ間で同一と
    し、前記セクタ間で前記拡散符号系列のグループ番号を
    異なるように配置して前記無線チャネルの検出時にまと
    めて在圏セル内の全てのセクタとの無線フレーム同期タ
    イミングの検出を行うよう構成したことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の基地局間非同期システム。
  4. 【請求項4】 前記拡散符号系列のグループ番号が同一
    の時に拡散符号系列の番号を分け、当該拡散符号系列の
    番号を検出する際に在圏セル内の全てのセクタとの無線
    フレーム同期タイミングの検出を行うよう構成したこと
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の基
    地局間非同期システム。
  5. 【請求項5】 DS−CDMA(Direct Seq
    uence−Code Devision Multi
    ple Access)基地局間非同期セルラ方式を用
    いることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    記載の基地局間非同期システム。
  6. 【請求項6】 基地局間の同期を確立するために他のシ
    ステムに依存しない基地局間非同期システムのセル配置
    手法であって、前記基地局のセル/セクタに配置する拡
    散符号系列のグループ番号及び拡散符号系列の番号を隣
    接セクタ間で異なるように配置しかつフレーム同期タイ
    ミングを検出するために使用される無線チャネルの送信
    タイミングを隣接セクタ間で同一に設定するようにした
    ことを特徴とするセル配置手法。
  7. 【請求項7】 前記フレーム同期タイミングを検出する
    ために使用される無線チャネルの送信パターンを各セク
    タ共通とするようにしたことを特徴とする請求項6記載
    のセル配置手法。
  8. 【請求項8】 前記拡散符号系列のグループ番号及び前
    記フレーム同期タイミングを検出するために使用される
    無線チャネルの送信タイミングを前記セクタ間で同一と
    し、前記セクタ間で前記拡散符号系列のグループ番号を
    異なるように配置して前記無線チャネルの検出時にまと
    めて在圏セル内の全てのセクタとの無線フレーム同期タ
    イミングの検出を行うようにしたことを特徴とする請求
    項6または請求項7記載のセル配置手法。
  9. 【請求項9】 前記拡散符号系列のグループ番号が同一
    の時に拡散符号系列の番号を分け、当該拡散符号系列の
    番号を検出する際に在圏セル内の全てのセクタとの無線
    フレーム同期タイミングの検出を行うようにしたことを
    特徴とする請求項6から請求項8のいずれか記載のセル
    配置手法。
  10. 【請求項10】 DS−CDMA(Direct Se
    quence−Code Devision Mult
    iple Access)基地局間非同期セルラ方式を
    用いることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれ
    か記載のセル配置手法。
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