JP2002163012A - スケジューリングシステム - Google Patents
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- JP2002163012A JP2002163012A JP2000358171A JP2000358171A JP2002163012A JP 2002163012 A JP2002163012 A JP 2002163012A JP 2000358171 A JP2000358171 A JP 2000358171A JP 2000358171 A JP2000358171 A JP 2000358171A JP 2002163012 A JP2002163012 A JP 2002163012A
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- simulation
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- 238000004088 simulation Methods 0.000 claims abstract description 63
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims abstract description 45
- 238000000034 method Methods 0.000 description 31
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012946 outsourcing Methods 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】工場内の様々な制約条件を考慮に入れてスケジ
ューリングを行うことのできるスケジューリングシステ
ムを提供する。 【解決手段】物を製造するために必要な情報であって工
場内の制約条件を含む情報を格納するデータベース1
0、22〜29に基づいて生成されたシミュレーション
データベース202と、このデータベース202からの
情報に基づいて、仮想工場を構成するシミュレーション
モデルを稼働させることにより物を製造するシミュレー
ションを行うバーチャルファクトリ203と、このバー
チャルファクトリによるシミュレーション結果に基づい
て日程表を出力する日程表出力システム30、とを備え
ている。
ューリングを行うことのできるスケジューリングシステ
ムを提供する。 【解決手段】物を製造するために必要な情報であって工
場内の制約条件を含む情報を格納するデータベース1
0、22〜29に基づいて生成されたシミュレーション
データベース202と、このデータベース202からの
情報に基づいて、仮想工場を構成するシミュレーション
モデルを稼働させることにより物を製造するシミュレー
ションを行うバーチャルファクトリ203と、このバー
チャルファクトリによるシミュレーション結果に基づい
て日程表を出力する日程表出力システム30、とを備え
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スケジューリング
システムに関し、特に仮想の工場内で作業場所を考慮し
てスケジューリングする技術に関する。
システムに関し、特に仮想の工場内で作業場所を考慮し
てスケジューリングする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】工場において物を製造する場合、その物
の製造に要求される工期に基づいてスケジュールが立て
られる。この場合、短納期で低コストを実現するために
は、製造現場における工程ロスを最小化する必要があ
る。しかし、複雑な形状を有する物を製造する場合は、
従来のようなスケジューリング担当者の経験と勘による
工程計画では、膨大な手順を実行管理することが困難で
あり、工程ロスの発生を避けられない。
の製造に要求される工期に基づいてスケジュールが立て
られる。この場合、短納期で低コストを実現するために
は、製造現場における工程ロスを最小化する必要があ
る。しかし、複雑な形状を有する物を製造する場合は、
従来のようなスケジューリング担当者の経験と勘による
工程計画では、膨大な手順を実行管理することが困難で
あり、工程ロスの発生を避けられない。
【0003】従来、このようなスケジューリング作業を
支援するために、コンピュータを使用したスケジューリ
ングシステムが使用されている。
支援するために、コンピュータを使用したスケジューリ
ングシステムが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
ケジューリングシステムは、単に、要求される工期に基
づく日程表を作成するだけのシステムであり、工場内の
様々な制約条件が考慮されておらず、特に、物を製造す
るための作業場所が考慮されていない。
ケジューリングシステムは、単に、要求される工期に基
づく日程表を作成するだけのシステムであり、工場内の
様々な制約条件が考慮されておらず、特に、物を製造す
るための作業場所が考慮されていない。
【0005】その結果、作業場所を確保できない等の問
題が発生し、現実の工程とはかけ離れた日程表が出来あ
がることが多かった。従って、より現実的なスケジュー
ルを立てることのできるスケジューリングシステムが望
まれている。
題が発生し、現実の工程とはかけ離れた日程表が出来あ
がることが多かった。従って、より現実的なスケジュー
ルを立てることのできるスケジューリングシステムが望
まれている。
【0006】本発明は、上述した要請に応えるためにな
されたものであり、その目的は、工場内の様々な制約条
件を考慮に入れてスケジューリングを行うことのできる
スケジューリングシステムを提供することにある。
されたものであり、その目的は、工場内の様々な制約条
件を考慮に入れてスケジューリングを行うことのできる
スケジューリングシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスケジュー
リングシステムは、上記目的を達成するために、物を製
造するために必要な情報であって工場内の制約条件を含
む情報を格納するデータベースと、該データベースから
の情報に基づいて、仮想工場を構成するシミュレーショ
ンモデルを稼働させることにより前記物を製造するシミ
ュレーションを行うシミュレータと、該シミュレータに
よるシミュレーション結果に基づいて日程表を出力する
出力手段、とを備えている。
リングシステムは、上記目的を達成するために、物を製
造するために必要な情報であって工場内の制約条件を含
む情報を格納するデータベースと、該データベースから
の情報に基づいて、仮想工場を構成するシミュレーショ
ンモデルを稼働させることにより前記物を製造するシミ
ュレーションを行うシミュレータと、該シミュレータに
よるシミュレーション結果に基づいて日程表を出力する
出力手段、とを備えている。
【0008】このスケジューリングシステムによれば、
シミュレータは、仮想工場を構成するシミュレーション
モデルを、データベースからの工場内の制約条件を表す
情報に基づいて、実工場が稼働するのと同様に稼働させ
る。そして、出力手段は、このシミュレータからのシミ
ュレーション結果に基づいて日程表を出力する。従っ
て、工場内の制約条件が考慮された日程表が出力される
ので、工場内の制約条件が考慮された正確な精度の高い
日程表が得られる。
シミュレータは、仮想工場を構成するシミュレーション
モデルを、データベースからの工場内の制約条件を表す
情報に基づいて、実工場が稼働するのと同様に稼働させ
る。そして、出力手段は、このシミュレータからのシミ
ュレーション結果に基づいて日程表を出力する。従っ
て、工場内の制約条件が考慮された日程表が出力される
ので、工場内の制約条件が考慮された正確な精度の高い
日程表が得られる。
【0009】また、本発明に係るスケジューリングシス
テムにおいては、前記シミュレータは、前記データベー
スからの前記工場内の制約条件を表す情報に基づいて前
記シミュレーションモデル上で前記物の製造に必要な作
業場所を確保し、該確保された場所を用いて前記物を製
造するシミュレーションを行うように構成できる。
テムにおいては、前記シミュレータは、前記データベー
スからの前記工場内の制約条件を表す情報に基づいて前
記シミュレーションモデル上で前記物の製造に必要な作
業場所を確保し、該確保された場所を用いて前記物を製
造するシミュレーションを行うように構成できる。
【0010】この構成によれば、物の製造に必要な作業
場所を考慮したシミュレーションが実行され、そのシミ
ュレーション結果に基づいて日程表が作成されるので、
作業場所の確保の可/不可に起因して工程が混乱するの
を避けることができる。
場所を考慮したシミュレーションが実行され、そのシミ
ュレーション結果に基づいて日程表が作成されるので、
作業場所の確保の可/不可に起因して工程が混乱するの
を避けることができる。
【0011】また、本発明に係るスケジューリングシス
テムにおいては、前記シミュレータは、前記シミュレー
ションモデル上で前記物の製造に必要な作業場所を確保
できない場合に、稼働率の最も低い作業場所を用いて前
記物を製造するシミュレーションを行うように構成でき
る。
テムにおいては、前記シミュレータは、前記シミュレー
ションモデル上で前記物の製造に必要な作業場所を確保
できない場合に、稼働率の最も低い作業場所を用いて前
記物を製造するシミュレーションを行うように構成でき
る。
【0012】この構成によれば、作業場所を確保できな
いという問題が解消されると共に、作業場所を明け渡す
のは、稼働率の最も低い作業場所であるので、工場全体
として作業効率の向上を図ることができる。
いという問題が解消されると共に、作業場所を明け渡す
のは、稼働率の最も低い作業場所であるので、工場全体
として作業効率の向上を図ることができる。
【0013】また、本発明に係るスケジューリングシス
テムは、前記製造する物の大きさを決定するための部品
サイズ決定システムを更に備え、前記シミュレータは、
該部品サイズ決定システムで決定された大きさの前記物
を前記作業場所に収容できるかどうかを調べることによ
り、前記シミュレーションモデル上で前記物の製造に必
要な作業場所を確保できるかどうかを判断するように構
成できる。
テムは、前記製造する物の大きさを決定するための部品
サイズ決定システムを更に備え、前記シミュレータは、
該部品サイズ決定システムで決定された大きさの前記物
を前記作業場所に収容できるかどうかを調べることによ
り、前記シミュレーションモデル上で前記物の製造に必
要な作業場所を確保できるかどうかを判断するように構
成できる。
【0014】この構成によれば、部品サイズ決定システ
ムにより決定された大きさの物を作業場所に収容できる
かどうかを調べることにより作業場所の確保が行われる
ので、作業場所の確保の可/不可を正確に判断できる。
ムにより決定された大きさの物を作業場所に収容できる
かどうかを調べることにより作業場所の確保が行われる
ので、作業場所の確保の可/不可を正確に判断できる。
【0015】更に、本発明に係るスケジューリングシス
テムにおいては、前記工場内の制約条件は、機械、治
具、クレーン、台車、作業者、コンベアによる制約を含
み、前記シミュレータは、該制約の下に作業場所を確保
するように構成できる。
テムにおいては、前記工場内の制約条件は、機械、治
具、クレーン、台車、作業者、コンベアによる制約を含
み、前記シミュレータは、該制約の下に作業場所を確保
するように構成できる。
【0016】この構成によれば、機械、治具、クレー
ン、台車、作業者、コンベア等のスケジュールを考慮し
て作業場所の確保が行われるので、作業場所の確保の可
/不可を、より正確に判断することができる。
ン、台車、作業者、コンベア等のスケジュールを考慮し
て作業場所の確保が行われるので、作業場所の確保の可
/不可を、より正確に判断することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。
面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】先ず、本発明の実施の形態に係るスケジュ
ーリングシステムの概略を説明する。なお、このスケジ
ューリングシステムは、『バーチャルファクトリスケジ
ューリングシステム』と呼ばれることもある。
ーリングシステムの概略を説明する。なお、このスケジ
ューリングシステムは、『バーチャルファクトリスケジ
ューリングシステム』と呼ばれることもある。
【0019】このスケジューリングシステムは、パーソ
ナルコンピュータ、ワークステーションといったコンピ
ュータ上で動作する。これらのコンピュータの構成及び
動作は周知であるので、図示及び説明は省略する。
ナルコンピュータ、ワークステーションといったコンピ
ュータ上で動作する。これらのコンピュータの構成及び
動作は周知であるので、図示及び説明は省略する。
【0020】図1及び図2は、上記コンピュータ上に形
成されるスケジューリングシステムの構成及び動作を説
明するための図である。このスケジューリングシステム
は、大きく分けると、製造情報データベースシステム1
0、生産シミュレーションシステム20及び日程表出力
システム30といったサブシステムから構成されてい
る。
成されるスケジューリングシステムの構成及び動作を説
明するための図である。このスケジューリングシステム
は、大きく分けると、製造情報データベースシステム1
0、生産シミュレーションシステム20及び日程表出力
システム30といったサブシステムから構成されてい
る。
【0021】製造情報データベースシステム10は、部
品、各部品の工程手順、使用する機械・作業者・治具・
作業場所、その他機械の制約条件、作業場所のエリアデ
ータ、治具数、作業職種、人数といった製造に関する種
々のデータを格納している。この製造情報データベース
システム10は、生産シミュレーションシステム20に
よって参照される。この製造情報データベースシステム
10には部品サイズ決定システム11が接続されてい
る。この部品サイズ決定システム11は、2D−CAD
図面及び3D−CAD図面のデータに基づいて部品サイ
ズを決定し、製造情報データベースシステム10に格納
する(詳細は後述する)。
品、各部品の工程手順、使用する機械・作業者・治具・
作業場所、その他機械の制約条件、作業場所のエリアデ
ータ、治具数、作業職種、人数といった製造に関する種
々のデータを格納している。この製造情報データベース
システム10は、生産シミュレーションシステム20に
よって参照される。この製造情報データベースシステム
10には部品サイズ決定システム11が接続されてい
る。この部品サイズ決定システム11は、2D−CAD
図面及び3D−CAD図面のデータに基づいて部品サイ
ズを決定し、製造情報データベースシステム10に格納
する(詳細は後述する)。
【0022】生産シミュレーションシステム20は、デ
ータ自動変換システム201、シミュレーションデータ
ベース202及びバーチャルファクトリ203から構成
されている。
ータ自動変換システム201、シミュレーションデータ
ベース202及びバーチャルファクトリ203から構成
されている。
【0023】データ自動変換システム201は、製造情
報データベースシステム10及びデータベース群22か
ら読み込んだデータを変換してシミュレーションデータ
ベース202を生成する。データベース群22には、シ
フトデータベース23、余裕設定データベース24、搬
送データベース25、描画データベース26、製造情報
ファイル27、バーチャルファクトリ元データベース2
8及びバーチャルファクトリマスタデータベース29が
含まれる。
報データベースシステム10及びデータベース群22か
ら読み込んだデータを変換してシミュレーションデータ
ベース202を生成する。データベース群22には、シ
フトデータベース23、余裕設定データベース24、搬
送データベース25、描画データベース26、製造情報
ファイル27、バーチャルファクトリ元データベース2
8及びバーチャルファクトリマスタデータベース29が
含まれる。
【0024】シミュレーションデータベース202は、
種々の作業手順を表すデータから構成されており、バー
チャルファクトリ203によって参照される。
種々の作業手順を表すデータから構成されており、バー
チャルファクトリ203によって参照される。
【0025】バーチャルファクトリ203はシミュレー
ション及びスケジューリングを実行するシミュレータで
ある。このバーチャルファクトリ203としては、例え
ば、構造計画研究所製のFACTOR−AIMと呼ばれ
るラインシミュレータを用いることができる。
ション及びスケジューリングを実行するシミュレータで
ある。このバーチャルファクトリ203としては、例え
ば、構造計画研究所製のFACTOR−AIMと呼ばれ
るラインシミュレータを用いることができる。
【0026】このバーチャルファクトリ203は、シミ
ュレーションデータベース202から読み込んだデータ
に基づいて、シミュレーションモデルを実工場が稼働す
るのと同様に稼働させることによりシミュレーションを
行う。そして、シミュレーション結果から日程データを
自動的に抽出し、それを実際のタイムスパンに置き換え
て日程表出力システム30に送る。また、このバーチャ
ルファクトリ203は、設備稼働率、作業者稼働率、作
業場所稼働率、作業者山積み表や、ネックとなる工程、
設備、場所等の情報を出力する。
ュレーションデータベース202から読み込んだデータ
に基づいて、シミュレーションモデルを実工場が稼働す
るのと同様に稼働させることによりシミュレーションを
行う。そして、シミュレーション結果から日程データを
自動的に抽出し、それを実際のタイムスパンに置き換え
て日程表出力システム30に送る。また、このバーチャ
ルファクトリ203は、設備稼働率、作業者稼働率、作
業場所稼働率、作業者山積み表や、ネックとなる工程、
設備、場所等の情報を出力する。
【0027】日程表出力システム30は、バーチャルフ
ァクトリ203からの日程データに基づいて日程表を生
成して出力する。この日程表には、大日程表、中日程
表、小日程表及び設備日程表が含まれる。
ァクトリ203からの日程データに基づいて日程表を生
成して出力する。この日程表には、大日程表、中日程
表、小日程表及び設備日程表が含まれる。
【0028】次に、部品サイズ決定システム11の詳細
を、図3に示した構成図を参照しながら説明する。この
部品サイズ決定システム11は、寸法線読み込み部11
0、寸法決定部111、下平面寸法再定義部112及び
高さ再定義部113から構成されている。
を、図3に示した構成図を参照しながら説明する。この
部品サイズ決定システム11は、寸法線読み込み部11
0、寸法決定部111、下平面寸法再定義部112及び
高さ再定義部113から構成されている。
【0029】寸法線読み込み部110は、2D−CAD
図面及び/又は3D−CAD図面から部品の寸法を読み
取り、寸法決定部111に送る。寸法決定部111は、
寸法線読み込み部110からの寸法を表すデータに基づ
いてx、y、Z軸の寸法を決定する。この決定された寸
法は、下平面寸法再定義部112に送られる。
図面及び/又は3D−CAD図面から部品の寸法を読み
取り、寸法決定部111に送る。寸法決定部111は、
寸法線読み込み部110からの寸法を表すデータに基づ
いてx、y、Z軸の寸法を決定する。この決定された寸
法は、下平面寸法再定義部112に送られる。
【0030】下平面寸法再定義部112は、寸法決定部
111から受け取った3種類の寸法のうち大きいもの2
つを下平面寸法と再定義する。更に、高さ再定義部11
3は、寸法決定部111から受け取った3種類の寸法の
うち下平面寸法として使用されなかった残りの1つの寸
法を高さとして再定義する。
111から受け取った3種類の寸法のうち大きいもの2
つを下平面寸法と再定義する。更に、高さ再定義部11
3は、寸法決定部111から受け取った3種類の寸法の
うち下平面寸法として使用されなかった残りの1つの寸
法を高さとして再定義する。
【0031】以上のようにして決定された、部品の寸法
は、部品サイズとして製造情報データベースシステム1
0に記憶される。以上の処理が、各工程手順毎の部品の
全てに対して行われる。
は、部品サイズとして製造情報データベースシステム1
0に記憶される。以上の処理が、各工程手順毎の部品の
全てに対して行われる。
【0032】次に、上述したデータベース群22の詳細
を説明する。シフトデータベース23は、作業者のシフ
トを定義する。例えば基本シフトとして、昼勤及び夜勤
のシフトが決められている。図4(A)は昼勤のシフト
の例を示す。時間の欄の「8時間」は通常の勤務、「9
時間」は1時間残業、「10時間」は2時間残業を示し
ている。図4(B)は夜勤のシフトの例を示す。図4
(B)中、時間の欄の「9時間」は1時間早出の場合を
示している。
を説明する。シフトデータベース23は、作業者のシフ
トを定義する。例えば基本シフトとして、昼勤及び夜勤
のシフトが決められている。図4(A)は昼勤のシフト
の例を示す。時間の欄の「8時間」は通常の勤務、「9
時間」は1時間残業、「10時間」は2時間残業を示し
ている。図4(B)は夜勤のシフトの例を示す。図4
(B)中、時間の欄の「9時間」は1時間早出の場合を
示している。
【0033】図5は、シフトデータベース23に格納さ
れるシフトマスタデータを示す。このシフトマスタデー
タは、複数種類のシフトをシフト名に対応付けて定義す
るものである。また、シフトデータベース23には、図
6(A)及び図6(B)に示す例外シフトマスタデータ
が格納されている。図6(A)は、祝日を定義するテー
ブルである。また、図6(B)は、例えば通常週休2日
であるが、或る月のみ土曜日に出勤するといったシフト
の例外を定義するテーブルである。
れるシフトマスタデータを示す。このシフトマスタデー
タは、複数種類のシフトをシフト名に対応付けて定義す
るものである。また、シフトデータベース23には、図
6(A)及び図6(B)に示す例外シフトマスタデータ
が格納されている。図6(A)は、祝日を定義するテー
ブルである。また、図6(B)は、例えば通常週休2日
であるが、或る月のみ土曜日に出勤するといったシフト
の例外を定義するテーブルである。
【0034】スケジュールを立てる際は、シフトデータ
ベース23に格納されたシフトマスタデータ及び例外シ
フトマスタデータに基づいて作業に従事する人員の計画
が立てられる。
ベース23に格納されたシフトマスタデータ及び例外シ
フトマスタデータに基づいて作業に従事する人員の計画
が立てられる。
【0035】余裕設定データベース24は、複数の工程
に対して、実際のスケジューリングを行う際に、工程間
の余裕をどの程度持たせるかを決めるためのデータを格
納する。図7は、余裕設定データベース24の一例を示
す。例えば、クラス「00A」の欄のクレーン名称「ク
レーン」は、クレーン操作者の余裕度を1.5倍に設定
することを示している。この余裕度を設定することによ
り現実に近い工数が算出される。
に対して、実際のスケジューリングを行う際に、工程間
の余裕をどの程度持たせるかを決めるためのデータを格
納する。図7は、余裕設定データベース24の一例を示
す。例えば、クラス「00A」の欄のクレーン名称「ク
レーン」は、クレーン操作者の余裕度を1.5倍に設定
することを示している。この余裕度を設定することによ
り現実に近い工数が算出される。
【0036】搬送データベース25は、工場内での物の
搬送を定義するためのデータを記憶する。図8は、搬送
データベース25の一例を示す。図8において、第1欄
目は、棟内のポイント「F」からポイント「S」までを
完了ポイント「S」に近いクレーンを使って運ぶことを
示している。なお、棟内はクレーンを使用し、棟間は台
車を使って搬送するものと予め定められている。
搬送を定義するためのデータを記憶する。図8は、搬送
データベース25の一例を示す。図8において、第1欄
目は、棟内のポイント「F」からポイント「S」までを
完了ポイント「S」に近いクレーンを使って運ぶことを
示している。なお、棟内はクレーンを使用し、棟間は台
車を使って搬送するものと予め定められている。
【0037】また、描画データベース26は、アニメー
ションとして用いられる絵を例えばビットマップデータ
として記憶している。この描画データベース26には、
工場レイアウト図、設備、部品等の絵が含まれる。設備
の絵には、機械、治具、作業場所、仕掛かり置き場、通
路、クレーン、台車、フォークリフト、トラック等の絵
が含まれる。また、部品は、各手順を表現するのに分か
り易い絵から構成されている。
ションとして用いられる絵を例えばビットマップデータ
として記憶している。この描画データベース26には、
工場レイアウト図、設備、部品等の絵が含まれる。設備
の絵には、機械、治具、作業場所、仕掛かり置き場、通
路、クレーン、台車、フォークリフト、トラック等の絵
が含まれる。また、部品は、各手順を表現するのに分か
り易い絵から構成されている。
【0038】製造情報ファイル27は、生産シミュレー
ションシステム20でシミュレーションを行うことによ
り仮想生産を行う際に必要になるオーダーデータを格納
している。この製造情報ファイル27の一例を図9に示
す。機器名称欄には、部品(機器)の名称が格納され
る。Path欄には、データベースが格納されている位
置が格納される。File名称欄には、データベースの
名称が格納される。バーチャルファクトリ(VF)機器
識別コード欄には、機器名称欄の部品(機器)に付与さ
れたコードが格納される。強制日付指定欄には、部品
(機器)の加工を開始する日付が格納される。類似機器
コード欄には、他の部品(機器)と類似しているかどう
かの情報を記憶する。例えばA2号機の類似機器コード
欄に格納されている「1」は、当該A2号機は、VF機
器識別コードが「1」、つまりA1号機と同じであるこ
とを示す。
ションシステム20でシミュレーションを行うことによ
り仮想生産を行う際に必要になるオーダーデータを格納
している。この製造情報ファイル27の一例を図9に示
す。機器名称欄には、部品(機器)の名称が格納され
る。Path欄には、データベースが格納されている位
置が格納される。File名称欄には、データベースの
名称が格納される。バーチャルファクトリ(VF)機器
識別コード欄には、機器名称欄の部品(機器)に付与さ
れたコードが格納される。強制日付指定欄には、部品
(機器)の加工を開始する日付が格納される。類似機器
コード欄には、他の部品(機器)と類似しているかどう
かの情報を記憶する。例えばA2号機の類似機器コード
欄に格納されている「1」は、当該A2号機は、VF機
器識別コードが「1」、つまりA1号機と同じであるこ
とを示す。
【0039】バーチャルファクトリ元データベース28
は、シミュレーションを行うために構築されるバーチャ
ルファクトリの土台となるデータベースである。このバ
ーチャルファクトリ元データベース28に、上述した複
数のデータベースが結合されることにより、シミュレー
ションデータベース202が構築される。
は、シミュレーションを行うために構築されるバーチャ
ルファクトリの土台となるデータベースである。このバ
ーチャルファクトリ元データベース28に、上述した複
数のデータベースが結合されることにより、シミュレー
ションデータベース202が構築される。
【0040】バーチャルファクトリマスタデータベース
29は、シミュレーションデータベース202を構築す
るために、様々な事前に作成しておいたマスターとなる
データを格納する。このバーチャルファクトリマスタデ
ータベース29を参照しながら、追加のデータベースや
テーブルが作成される。
29は、シミュレーションデータベース202を構築す
るために、様々な事前に作成しておいたマスターとなる
データを格納する。このバーチャルファクトリマスタデ
ータベース29を参照しながら、追加のデータベースや
テーブルが作成される。
【0041】上述した生産シミュレーションシステム2
0内のデータ自動変換システム21は、以上の製造情報
データベースシステム10、シフトデータベース23、
余裕設定データベース24、搬送データベース25、描
画データベース26、製造情報ファイル27、バーチャ
ルファクトリ元データベース28及びバーチャルファク
トリマスタデータベース29を取り込んで、シミュレー
ションデータベース202を生成する。このシミュレー
ションデータベース202には、製造手順のデータベー
ス、作業場所現在使用寸法、作業場所コード(作業場所
寸法)等が含まれる。
0内のデータ自動変換システム21は、以上の製造情報
データベースシステム10、シフトデータベース23、
余裕設定データベース24、搬送データベース25、描
画データベース26、製造情報ファイル27、バーチャ
ルファクトリ元データベース28及びバーチャルファク
トリマスタデータベース29を取り込んで、シミュレー
ションデータベース202を生成する。このシミュレー
ションデータベース202には、製造手順のデータベー
ス、作業場所現在使用寸法、作業場所コード(作業場所
寸法)等が含まれる。
【0042】次に、以上のように構成される本発明の実
施の形態に係るスケジューリングシステムの動作を説明
する。なお、以下では、作業場所の確保を考慮してスケ
ジューリングを行う場合の動作を中心に説明する。ま
た、各データベースの設定は完了し、データ自動変換シ
ステム21によって変換された結果がシミュレーション
データベース202に格納されているものとする。
施の形態に係るスケジューリングシステムの動作を説明
する。なお、以下では、作業場所の確保を考慮してスケ
ジューリングを行う場合の動作を中心に説明する。ま
た、各データベースの設定は完了し、データ自動変換シ
ステム21によって変換された結果がシミュレーション
データベース202に格納されているものとする。
【0043】このスケジューリングシステムが起動され
てシミュレーションが開始されると、コンピュータの画
面上に、例えば図10に示すような、工場のレイアウト
を模擬した「バーチャルファクトリ」が表示される。ユ
ーザは、この画面を見ながら対話的にシミュレーション
を実行することができる。
てシミュレーションが開始されると、コンピュータの画
面上に、例えば図10に示すような、工場のレイアウト
を模擬した「バーチャルファクトリ」が表示される。ユ
ーザは、この画面を見ながら対話的にシミュレーション
を実行することができる。
【0044】ここで、バーチャルファクトリ203で実
行される種々の処理のうち、「部品Aの使用可能作業場
所を選択する処理」を、図11及び図12に示したフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
行される種々の処理のうち、「部品Aの使用可能作業場
所を選択する処理」を、図11及び図12に示したフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0045】この処理では、先ず、使用選択できる作業
場所をN個リストアップする処理が実行される(ステッ
プS10)。この処理は、シミュレーションデータベー
ス202に含まれる作業手順のデータベースを参照する
ことにより行われる。次いで、現在の使用状況と元々の
大きさから空きスペースを計算する処理が行われる(ス
テップS11)。この処理は、シミュレーションデータ
ベース202に含まれる作業場所現在使用寸法及び作業
場所コード(作業場所寸法)を参照することにより行わ
れる。
場所をN個リストアップする処理が実行される(ステッ
プS10)。この処理は、シミュレーションデータベー
ス202に含まれる作業手順のデータベースを参照する
ことにより行われる。次いで、現在の使用状況と元々の
大きさから空きスペースを計算する処理が行われる(ス
テップS11)。この処理は、シミュレーションデータ
ベース202に含まれる作業場所現在使用寸法及び作業
場所コード(作業場所寸法)を参照することにより行わ
れる。
【0046】次いで、ステップS11で計算された空き
スペースを、使用可能な面積が大きい順にソートする処
理が行われる(ステップS12)。次いで、変数iに初
期値として「1」が設定される(ステップS13)。
スペースを、使用可能な面積が大きい順にソートする処
理が行われる(ステップS12)。次いで、変数iに初
期値として「1」が設定される(ステップS13)。
【0047】次いで、i個目の作業場所の寸法(x、
y、z軸)が取得される(ステップS14)。次いで、
部品Aの大きさ(手順の必要寸法x、y、z軸)が取得
される(ステップS15)。
y、z軸)が取得される(ステップS14)。次いで、
部品Aの大きさ(手順の必要寸法x、y、z軸)が取得
される(ステップS15)。
【0048】次いで、部品Aのx、y、z軸の寸法が全
て作業場所の寸法に入るかどうかが調べられる(ステッ
プS16)。ここで、入ることが判断されると、その作
業場所が使用可能作業場所として選択される(ステップ
S22)。これにより、部品Aの使用可能作業場所を選
択する処理が終了する。
て作業場所の寸法に入るかどうかが調べられる(ステッ
プS16)。ここで、入ることが判断されると、その作
業場所が使用可能作業場所として選択される(ステップ
S22)。これにより、部品Aの使用可能作業場所を選
択する処理が終了する。
【0049】一方、上記ステップS16で、入らないこ
とが判断されると、部品AがZ軸を中心に90度回転さ
れ、寸法が再定義される(ステップS17)。そして、
再び、部品Aのx、y、z軸の寸法が全て作業場所の寸
法に入るかどうかが調べられる(ステップS18)。こ
こで、入ることが判断されると、シーケンスはステップ
S22へ分岐し、その作業場所が使用可能場所として選
択される、部品Aの使用可能作業場所を選択する処理が
終了する。
とが判断されると、部品AがZ軸を中心に90度回転さ
れ、寸法が再定義される(ステップS17)。そして、
再び、部品Aのx、y、z軸の寸法が全て作業場所の寸
法に入るかどうかが調べられる(ステップS18)。こ
こで、入ることが判断されると、シーケンスはステップ
S22へ分岐し、その作業場所が使用可能場所として選
択される、部品Aの使用可能作業場所を選択する処理が
終了する。
【0050】上記ステップS18で、入らないことが判
断されると、変数iがN以上であるかどうかが調べられ
る(ステップS19)。ここで、N以上でないことが判
断されると、変数iがインクリメント(+1)され(ス
テップS20)、その後、シーケンスはステップS14
に戻る。以下、上述したのと同様の処理が繰り返され
る。
断されると、変数iがN以上であるかどうかが調べられ
る(ステップS19)。ここで、N以上でないことが判
断されると、変数iがインクリメント(+1)され(ス
テップS20)、その後、シーケンスはステップS14
に戻る。以下、上述したのと同様の処理が繰り返され
る。
【0051】上記繰り返し実行の過程で、ステップS1
9において、変数iがN以上になったことが判断される
と、稼働率の最も低い作業場所を使用可能場所として選
択する処理が行われ(ステップS21)、部品Aの使用
可能作業場所を選択する処理が終了する。
9において、変数iがN以上になったことが判断される
と、稼働率の最も低い作業場所を使用可能場所として選
択する処理が行われ(ステップS21)、部品Aの使用
可能作業場所を選択する処理が終了する。
【0052】以上は、バーチャルファクトリ203で行
われる処理の一部であるが、バーチャルファクトリ20
3は、その他に、作業者稼働率、作業者山積み表、設備
稼働率、作業場所稼働率や、ネックとなる工程、設備、
場所等の情報を出力する。図13は、バーチャルファク
トリ203が出力する組立作業者の稼働率を表すグラフ
の一例であり、図14は、機械職の作業者山積み表の一
例である。
われる処理の一部であるが、バーチャルファクトリ20
3は、その他に、作業者稼働率、作業者山積み表、設備
稼働率、作業場所稼働率や、ネックとなる工程、設備、
場所等の情報を出力する。図13は、バーチャルファク
トリ203が出力する組立作業者の稼働率を表すグラフ
の一例であり、図14は、機械職の作業者山積み表の一
例である。
【0053】また、バーチャルファクトリ203は、シ
ミュレーション結果に基づいて日程データを抽出し、日
程表出力システム30に送る。日程表出力システム30
は、この日程データに基づいて、図15に示すような大
日程表、図16に示すような中日程表、図17に示すよ
うな小日程表及び図18に示すような設備日程表を出力
する。
ミュレーション結果に基づいて日程データを抽出し、日
程表出力システム30に送る。日程表出力システム30
は、この日程データに基づいて、図15に示すような大
日程表、図16に示すような中日程表、図17に示すよ
うな小日程表及び図18に示すような設備日程表を出力
する。
【0054】スケジューリング担当者は、これらの日程
表を参照して、スケジューリングの最適化を行う。例え
ば、図19に示すような設備日程表が出力されたとす
る。この設備日程表からは、設備B−8及びB−9がフ
ル稼働しているために、これらを使用する後工程が設備
待ちになり遅れることが分かる。この場合、設備B−8
及びB−9を使用する加工の一部を外注にする等の対応
策により工程を短縮できる。
表を参照して、スケジューリングの最適化を行う。例え
ば、図19に示すような設備日程表が出力されたとす
る。この設備日程表からは、設備B−8及びB−9がフ
ル稼働しているために、これらを使用する後工程が設備
待ちになり遅れることが分かる。この場合、設備B−8
及びB−9を使用する加工の一部を外注にする等の対応
策により工程を短縮できる。
【0055】また、図20に示すような大日程表が出力
されたとすると、この大日程表からは、A07作業分類
にあるF(例えば内面加工機)の影響により、つまりF
(内面加工機)の待ちが発生することにより、後の号機
になるほど工程が遅延することが分かる。この場合、内
面加工を他の工場に依頼する等の対応策により工程を短
縮できる。
されたとすると、この大日程表からは、A07作業分類
にあるF(例えば内面加工機)の影響により、つまりF
(内面加工機)の待ちが発生することにより、後の号機
になるほど工程が遅延することが分かる。この場合、内
面加工を他の工場に依頼する等の対応策により工程を短
縮できる。
【0056】更に、スケジューリング担当者は、図1及
び図2に示すように、日程表に基づいてデータベースの
変更の必要性の有無を判断し、変更が必要な場合は、デ
ータベースを変更した後に、再度シミュレーションを実
行する。このシミュレーションとデータベースの変更を
繰り返すことにより、精度のよい日程表を作成できる。
び図2に示すように、日程表に基づいてデータベースの
変更の必要性の有無を判断し、変更が必要な場合は、デ
ータベースを変更した後に、再度シミュレーションを実
行する。このシミュレーションとデータベースの変更を
繰り返すことにより、精度のよい日程表を作成できる。
【0057】以上説明したように、この実施の形態に係
るスケジューリングシステムによれば、バーチャルファ
クトリと呼ばれるラインシミュレータを使用してシミュ
レーションモデルを作成し、そのモデルを実工場が稼働
するのと同様に稼働させる。そして、バーチャルファク
トリから出力されるシミュレーション結果を実際のタイ
ムスパンに置き換え、それを日程表出力システムで出力
することにより、正確な精度の高い日程表を作成でき
る。
るスケジューリングシステムによれば、バーチャルファ
クトリと呼ばれるラインシミュレータを使用してシミュ
レーションモデルを作成し、そのモデルを実工場が稼働
するのと同様に稼働させる。そして、バーチャルファク
トリから出力されるシミュレーション結果を実際のタイ
ムスパンに置き換え、それを日程表出力システムで出力
することにより、正確な精度の高い日程表を作成でき
る。
【0058】また、バーチャルファクトリを使用するこ
とによって、作業者、設備、マテハン(クレーン、フォ
ークリフト、台車、モノレール)の取り合いだけでな
く、作業場所の取り合いと治具の取り合いも考慮し、こ
れらによる遅れ等を正確に反映したスケジューリングを
行っているために非常に精度がよい日程表を作成でき
る。
とによって、作業者、設備、マテハン(クレーン、フォ
ークリフト、台車、モノレール)の取り合いだけでな
く、作業場所の取り合いと治具の取り合いも考慮し、こ
れらによる遅れ等を正確に反映したスケジューリングを
行っているために非常に精度がよい日程表を作成でき
る。
【0059】また、スケジューリングした結果を最適化
ソフトウェアを通して、データを変更することにより、
再シミュレーションを行う。このシミュレーションを行
った結果を基に、工場内の制約条件を自動的に変更し、
評価関数が最大となるように最適化を行いながらシミュ
レーションを行って出力された日程表であるので、様々
な点で、工場内の設備配置、作業場所使用計画、クレー
ン稼働計画、人員計画の合理化ができている。
ソフトウェアを通して、データを変更することにより、
再シミュレーションを行う。このシミュレーションを行
った結果を基に、工場内の制約条件を自動的に変更し、
評価関数が最大となるように最適化を行いながらシミュ
レーションを行って出力された日程表であるので、様々
な点で、工場内の設備配置、作業場所使用計画、クレー
ン稼働計画、人員計画の合理化ができている。
【0060】また、バーチャルファクトリで繰り返しシ
ミュレーションした結果を日程表作成システムで出力す
る処理を自動的に行えるので、これまで人手で作ってい
た日程表作成期間を、数週間から数時間に短縮できる。
ミュレーションした結果を日程表作成システムで出力す
る処理を自動的に行えるので、これまで人手で作ってい
た日程表作成期間を、数週間から数時間に短縮できる。
【0061】更に、部品の大きさも考慮に入れた作業場
所の使用の可/不可が決定されるので、部品の大きさを
考慮に入れ、作業スペースの有無を検討しながら、スケ
ジューリングできるため、実際の工場の工程混乱を防ぐ
ことができる。
所の使用の可/不可が決定されるので、部品の大きさを
考慮に入れ、作業スペースの有無を検討しながら、スケ
ジューリングできるため、実際の工場の工程混乱を防ぐ
ことができる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
工場内の様々な制約条件を考慮に入れてスケジューリン
グを行うことのできるスケジューリングシステムを提供
できる。
工場内の様々な制約条件を考慮に入れてスケジューリン
グを行うことのできるスケジューリングシステムを提供
できる。
【0063】更に詳しくは、本発明によれば、シミュレ
ータは、仮想工場を構成するシミュレーションモデル
を、データベースからの工場内の制約条件を表す情報に
基づいて、実工場が稼働するのと同様に稼働させ、出力
手段は、このシミュレータからのシミュレーション結果
に基づいて日程表を出力するので、工場内の制約条件が
考慮された日程表が出力されるので、工場内の制約条件
が考慮された正確な精度の高い日程表が得られる。
ータは、仮想工場を構成するシミュレーションモデル
を、データベースからの工場内の制約条件を表す情報に
基づいて、実工場が稼働するのと同様に稼働させ、出力
手段は、このシミュレータからのシミュレーション結果
に基づいて日程表を出力するので、工場内の制約条件が
考慮された日程表が出力されるので、工場内の制約条件
が考慮された正確な精度の高い日程表が得られる。
【0064】また、本発明によれば、物の製造に必要な
作業場所を考慮したシミュレーションが実行され、その
シミュレーション結果に基づいて日程表が作成されるの
で、作業場所の確保の可/不可に起因して工程が混乱す
るのを避けることができる。
作業場所を考慮したシミュレーションが実行され、その
シミュレーション結果に基づいて日程表が作成されるの
で、作業場所の確保の可/不可に起因して工程が混乱す
るのを避けることができる。
【0065】また、本発明によれば、作業場所を確保で
きないという問題が解消されると共に、作業場所を明け
渡すのは、稼働率の最も低い作業場所であるので、工場
全体として作業効率を向上させることができる。
きないという問題が解消されると共に、作業場所を明け
渡すのは、稼働率の最も低い作業場所であるので、工場
全体として作業効率を向上させることができる。
【0066】また、本発明によれば、製造する物の大き
さを決定するための部品サイズ決定システムにより決定
された大きさの物を作業場所に収容できるかどうかを調
べることにより作業場所の確保が行われるので、作業場
所の確保の可/不可を正確に判断できる。
さを決定するための部品サイズ決定システムにより決定
された大きさの物を作業場所に収容できるかどうかを調
べることにより作業場所の確保が行われるので、作業場
所の確保の可/不可を正確に判断できる。
【0067】更に、本発明によれば、前記シミュレータ
は、機械、治具、クレーン、台車、作業者、コンベア等
による制約の下に作業場所の確保が行われるので、作業
場所の確保の可/不可を、より正確に判断することがで
きる。
は、機械、治具、クレーン、台車、作業者、コンベア等
による制約の下に作業場所の確保が行われるので、作業
場所の確保の可/不可を、より正確に判断することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態に係るスケジューリングシ
ステムの構成及び動作を説明するための図(その1)で
ある。
ステムの構成及び動作を説明するための図(その1)で
ある。
【図2】本発明の実施の形態に係るスケジューリングシ
ステムの構成及び動作を説明するための図(その2)で
ある。
ステムの構成及び動作を説明するための図(その2)で
ある。
【図3】図1及び図2に示した部品サイズ決定システム
の構成及び動作を説明するための図である。
の構成及び動作を説明するための図である。
【図4】図1及び図2に示したシフトデータベースで採
用されるシフトの例を示す図である。
用されるシフトの例を示す図である。
【図5】図1及び図2に示したシフトデータベースに含
まれるシフトマスタデータの例を示す図である。
まれるシフトマスタデータの例を示す図である。
【図6】図1及び図2に示したシフトデータベースに含
まれる例外シフトマスタデータの例を示す図である。
まれる例外シフトマスタデータの例を示す図である。
【図7】図1及び図2に示した余裕設定データベースの
例を示す図である。
例を示す図である。
【図8】図1及び図2に示した搬送データベースの例を
示す図である。
示す図である。
【図9】図1及び図2に示した製造情報ファイルの例を
示す図である。
示す図である。
【図10】図1及び図2に示したバーチャルファクトリ
の動作時の表示画面の例を示す図である。
の動作時の表示画面の例を示す図である。
【図11】図1及び図2に示したバーチャルファクトリ
で実行される「部品Aの使用可能作業場所を選択する処
理」を示すフローチャート(その1)である。
で実行される「部品Aの使用可能作業場所を選択する処
理」を示すフローチャート(その1)である。
【図12】図1及び図2に示したバーチャルファクトリ
で実行される「部品Aの使用可能作業場所を選択する処
理」を示すフローチャート(その2)である。
で実行される「部品Aの使用可能作業場所を選択する処
理」を示すフローチャート(その2)である。
【図13】図1及び図2に示したバーチャルファクトリ
から出力される組立作業者の稼働率を表すグラフの一例
を示す図である。
から出力される組立作業者の稼働率を表すグラフの一例
を示す図である。
【図14】図1及び図2に示したバーチャルファクトリ
から出力される機械職の作業者山積み表の一例を示す図
である。
から出力される機械職の作業者山積み表の一例を示す図
である。
【図15】図1及び図2に示した日程表出力システムか
ら出力される大日程表の一例を示す図である。
ら出力される大日程表の一例を示す図である。
【図16】図1及び図2に示した日程表出力システムか
ら出力される中日程表の一例を示す図である。
ら出力される中日程表の一例を示す図である。
【図17】図1及び図2に示した日程表出力システムか
ら出力される小日程表の一例を示す図である。
ら出力される小日程表の一例を示す図である。
【図18】図1及び図2に示した日程表出力システムか
ら出力される設備日程表の一例を示す図である。
ら出力される設備日程表の一例を示す図である。
【図19】図1及び図2に示した日程表出力システムか
ら出力される設備日程表を用いてスケジュールを検討す
る例を説明するための図である。
ら出力される設備日程表を用いてスケジュールを検討す
る例を説明するための図である。
【図20】図1及び図2に示した日程表出力システムか
ら出力される大日程表を用いてスケジュールを検討する
例を説明するための図である。
ら出力される大日程表を用いてスケジュールを検討する
例を説明するための図である。
10 製造情報データベースシステム 11 部品サイズ決定システム 20 生産シミュレーションシステム 22 データベース群 23 シフトデータベース 24 余裕設定データベース 25 搬送データベース 26 描画データベース 27 製造情報ファイル 28 バーチャルファクトリ元データベース 29 バーチャルファクトリマスタデータベース 30 日程表出力システム 201 データ自動変換システム 202 シミュレーションデータベース 203 バーチャルファクトリ
フロントページの続き (72)発明者 下楠 善昭 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 殿本 勝次 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3C100 AA05 AA18 AA68 BB11 BB17 BB19 BB21
Claims (5)
- 【請求項1】 物を製造するために必要な情報であって
工場内の制約条件を含む情報を格納するデータベース
と、 該データベースからの情報に基づいて、仮想工場を構成
するシミュレーションモデルを稼働させることにより前
記物を製造するシミュレーションを行うシミュレータ
と、 該シミュレータによるシミュレーション結果に基づいて
日程表を出力する出力手段、とを備えたスケジューリン
グシステム。 - 【請求項2】 前記シミュレータは、前記データベース
からの前記工場内の制約条件を表す情報に基づいて前記
シミュレーションモデル上で前記物の製造に必要な作業
場所を確保し、該確保された場所を用いて前記物を製造
するシミュレーションを行う、請求項1に記載のスケジ
ューリングシステム。 - 【請求項3】 前記シミュレータは、前記シミュレーシ
ョンモデル上で前記物の製造に必要な作業場所を確保で
きない場合に、稼働率の最も低い作業場所を用いて前記
物を製造するシミュレーションを行う、請求項2に記載
のスケジューリングシステム。 - 【請求項4】 前記製造する物の大きさを決定するため
の部品サイズ決定システムを更に備え、 前記シミュレータは、該部品サイズ決定システムで決定
された大きさの前記物を前記作業場所に収容できるかど
うかを調べることにより、前記シミュレーションモデル
上で前記物の製造に必要な作業場所を確保できるかどう
かを判断する、請求項3に記載のスケジューリングシス
テム。 - 【請求項5】 前記工場内の制約条件は、機械、治具、
クレーン、台車、作業者、コンベアによる制約を含み、
前記シミュレータは、該制約の下に作業場所を確保す
る、請求項4に記載のスケジューリングシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000358171A JP2002163012A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スケジューリングシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000358171A JP2002163012A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スケジューリングシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002163012A true JP2002163012A (ja) | 2002-06-07 |
Family
ID=18830122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000358171A Withdrawn JP2002163012A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スケジューリングシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002163012A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009020728A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Toshiba Corp | 工程管理システム及び方法 |
JP2010176388A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 作業スケジュール計画装置及び作業スケジュール計画方法ならびにそのプログラム |
JP2014170469A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 作業場所計画装置、作業場所計画プログラム、及び作業場所計画方法 |
CN115611181A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-01-17 | 杭州未名信科科技有限公司 | 智慧工地塔群调度控制系统及方法 |
-
2000
- 2000-11-24 JP JP2000358171A patent/JP2002163012A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010176388A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 作業スケジュール計画装置及び作業スケジュール計画方法ならびにそのプログラム |
JP2014170469A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 作業場所計画装置、作業場所計画プログラム、及び作業場所計画方法 |
CN115611181A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-01-17 | 杭州未名信科科技有限公司 | 智慧工地塔群调度控制系统及方法 |
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