JP2002162954A - 色再現方法,装置および色再現プログラム記録媒体 - Google Patents

色再現方法,装置および色再現プログラム記録媒体

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JP2002162954A
JP2002162954A JP2000357203A JP2000357203A JP2002162954A JP 2002162954 A JP2002162954 A JP 2002162954A JP 2000357203 A JP2000357203 A JP 2000357203A JP 2000357203 A JP2000357203 A JP 2000357203A JP 2002162954 A JP2002162954 A JP 2002162954A
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JP2000357203A
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Ryuji Yamamoto
隆二 山本
Yoshihiro Ochiai
慶広 落合
Masashi Morimoto
正志 森本
Haruhiko Kojima
治彦 児島
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像表示機器や照明等の視環境に応じ
て変化する色を,簡単な操作で実物と同じ色に見えるよ
うに補正することを可能にする。 【解決手段】 視環境に応じたカラー画像表示機器の色
ずれ具合を,そのカラー画像表示機器に表示した電子色
票と,基準となるRGBなどの表色系において規定され
た既知の色データの集まりを印刷した色票との照合によ
って利用者に調整させ,その調整情報を入力し,調整後
の色データを作成する(108) 。電子色票の色データと調
整後の色データとから,神経回路網モデルに学習させる
ことにより色変換フィルタを作成し(109) ,その色変換
フィルタを用いて,表示対象となるカラー画像の色変換
処理を行う(110) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,カラー画像を様々
な視環境の利用者のカラー画像表示機器に表示させるた
めの表示方法に関わり,特に,CRTディスプレイ,液
晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ等のカラー画像
を表示する機器の違いや,その表示機器の色温度等の設
定の違い,さらにその表示機器を照らすための蛍光灯,
電球等の照明の違いなど,複数の色ずれ要因により,同
一のカラー画像を表示しても利用者側の視環境が異なれ
ば色の見え方も異なるという,カラー画像の色再現特性
を推定および補正し,異なった環境においても同一のカ
ラー画像を表示した場合には,ほぼ同じ色に見えるよう
にする色再現方法の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,インターネットをはじめとするネ
ットワーク環境の発達に伴い,ネットワークを利用した
様々なサービスが展開されるようになってきた。その中
でも,消費者がネットワーク上で商品の画像を閲覧し,
気に入った商品があれば直ちに購入手続きまで行えるオ
ンラインショッピングが注目されている。
【0003】このようなオンラインショッピングにおい
ては,消費者は商品を購入する前に,実際の商品を直か
に見たり触れたりすることができないので,できるだけ
閲覧する商品の画像が実物と同じに見えるようにしなけ
ればならない。しかしながら,一般に消費者が商品の画
像を閲覧する視環境は消費者ごとに異なるため,送信側
で同じカラー画像情報を与えても,受信側で画像を表示
する環境によって閲覧する商品の画像の色合いが実際の
色合いと違って見えてしまうことがある。これは,例え
ばカラー画像の表示機器として,液晶ディスプレイ,C
RTディスプレイ,プラズマディスプレイ等,様々な表
示機器があり,それらの表示機器ごとにカラー画像の色
再現性能が異なることや,消費者ごとにそれら表示機器
の色温度等の設定が異なること,表示機器を設置した部
屋の照明の種類が異なること等に起因している。
【0004】そこで,そのような問題点を解決するため
に,従来技術の第一の方法として,規格化された色票な
どの色を表す数値データ(真の色データ)が既知である
カラー画像をカラー画像表示機器で表示し,その表示さ
れた色票の色を測定して色データを出力する測定器(以
下,測色器と呼ぶ)で測定し,真の色データと測色器に
より測定された色データとの対応関係に基づいてカラー
画像表示機器の色再現特性を推定し,さらに推定された
色再現特性の逆の特性を求め,色データをその色再現特
性と逆の特性の色変換器で変換し,変換された色データ
を表示することにより,表示機器特有の色再現特性を補
正していた。
【0005】さらに,従来技術の第二の方法として,学
習装置では,まず,マンセル色票等を測色用入力機器か
ら画像として取込み,この画像の色と色票値から測色用
入力機器逆モデルを作成し,次に,電子色票をカラー画
像表示機器で表示した画像を測色用入力機器により取込
み,先ほどの測色用入力機器逆モデルを用いて入力機器
による色ずれを補正した画像を作成し,この画像から各
色票の測色値を計測し,この測色値と色票値を用いて,
カラー画像表示機器順モデル,測色用入力機器順モデル
を作成し,さらに,このモデルを用いてカラー画像表示
機器逆モデルを作成し,色補正装置では,任意の画像を
読み込み,カラー画像表示機器逆モデルを用いて色ずれ
等の補正処理を行い,色再現を行う技術が提案されてい
る(特願平11−149176号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来技
術の第一の方法では,カラー画像表示機器に表示された
色票の色を測定するために測色器等の特殊で高価な測定
器が必要であるという問題があった。また,測定器によ
り機械的に色データを測定しているため,照明光等の観
察条件の違いにより生じる人の視覚特性の変化に起因す
る人の目に写る色の見え方の微妙な違いを考慮すること
ができないという問題があった。
【0007】測色用入力機器を使う従来技術の第二の方
法では,前記カラー画像表示機器に表示された色票の色
を測定して色データを出力する測色器の代わりに,予め
色票等を用いて色再現特性を推定した測色用入力機器を
用いることにより,測色器等の特殊で高価な測定器を必
要としない。しかしながら,この場合も前記測定器を用
いた場合と同様に,測色用入力機器により機械的に色デ
ータを推定しているため,照明光等の観察条件の違いに
よる人の目に写る色の見え方の微妙な違いを考慮するこ
とができないという問題があった。
【0008】さらに,前述のようにインターネット等の
ネットワークを介したオンラインショッピングなどのサ
ービスにおいて,上記色再現技術を提供するためには,
不特定多数の利用者端末各々について,視環境が変わる
度に上記作業を行う必要があり,この作業を一般家庭で
行うのは時間面,労力面,費用面において非現実的であ
るという問題があった。
【0009】本発明は,このような実情に鑑みてなされ
たものであり,カラー画像表示機器の色再現のために特
殊で高価な測色器が不要であり,照明光等の観察条件の
違いによる人の目に写る色の見え方の微妙な違いを考慮
することができるカラー画像表示機器の色再現方法,特
に,該色再現技術をネットワークサービスに適用した場
合に,利用者端末側での操作が容易で,かつ色再現が短
時間に実行可能なカラー画像表示機器の色再現方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに,本発明は,基準となるRGBなどの表色系におい
て規定された既知の色データの集まりである電子色票を
印刷する色票印刷手段と,視環境に応じたカラー画像表
示機器の色ずれ具合を調整する色ずれ調整手段と,色再
現を実現するための色変換フィルタを作成する色変換フ
ィルタ作成手段と,該色変換フィルタから表示対象とな
るカラー画像の色変換処理を行う色変換手段とを備え,
カラー画像表示機器に表示されている電子色票の色が,
該電子色票を印刷した色票の色と同じに見えるように,
利用者が電子色票の色データを調整し,その調整後の色
データと電子色票の色データとから対応関係を神経回路
網モデルに学習させることにより色変換フィルタを作成
することを特徴とする。
【0011】また,例えば利用者端末とサービスセンタ
とをネットワークを介して接続し,利用者端末側に,利
用者の視環境に応じたカラー画像表示機器の色ずれ具合
を調整する色ずれ調整手段と,色変換フィルタにより表
示対象となるカラー画像の色変換処理を行う色変換手段
とを備え,サービスセンタ側に,利用者の視環境に応じ
た色再現を実現するための色変換フィルタを作成する色
変換フィルタ作成手段を備え,利用者が色ずれ調整手段
により利用者端末のカラー画像表示機器の色ずれ具合を
調整し,調整後の色データをサービスセンタに送信し,
サービスセンタ側では,該調整後の色データと電子色票
の色データから,対応関係を神経回路網モデルに学習さ
せることにより利用者の視環境に応じた色変換フィルタ
を作成し,該色変換フィルタを利用者端末に送信し,利
用者端末側では,該色変換フィルタを用いて色変換手段
により色再現を実現することを特徴とする。
【0012】本発明の作用は,以下のとおりである。本
発明では,基準となるRGBなどの表色系において規定
された既知の色データの集まりである電子色票を印刷す
る色票印刷手段(なお,電子色票は他の装置で印刷して
もよい)と,視環境に応じたカラー画像表示機器の色ず
れ具合を調整する色ずれ調整手段と,色再現を実現する
ための色変換フィルタを作成する色変換フィルタ作成手
段を有し,カラー画像表示機器に表示されている電子色
票の色が該電子色票を印刷した色票の色と同じに見える
ように,利用者がカラー画像表示機器に表示されている
電子色票の色データを調整し,その調整後の色データと
電子色票の色データから,対応関係を神経回路網モデル
に学習させることにより利用者の視環境に応じた色変換
フィルタを作成することが可能であるため,本発明の目
的である,色再現のための特殊で高価な測色器が不要で
あり,照明光等の観察条件の違いによる人の目に写る色
の見え方の微妙な違いを考慮した色再現を行うことがで
きる。
【0013】また,ネットワークサービスへ適用する場
合においても,色ずれ調整手段により利用者が簡易な操
作で利用者端末の色ずれ具合を調整し,調整後の色デー
タをサービスセンタに送信し,サービスセンタ側では,
該調整後の色データと電子色票の色データから,対応関
係を神経回路網モデルに学習させることにより利用者の
視環境に応じた色変換フィルタを作成し,該色変換フィ
ルタを利用者端末に送信し,利用者端末側では,該色変
換フィルタを用いて色変換手段により,短時間に色再現
を実現することが可能であるため,本発明の目的であ
る,利用者端末側での操作が容易で,且つ色再現が短時
間に実行可能なカラー画像表示機器の色再現を行うこと
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の第1の
実施の形態として,ローカルなシステム環境における本
発明の色再現方法について図を用いて詳細に説明する。
【0015】(全体の構成)図1は,本実施の形態の構
成を示すブロック図である。この図において,100は
色再現特性が未知の液晶ディスプレイ,CRTディスプ
レイ,プラズマディスプレイ等のカラー画像表示機器,
101はコマンドやデータ入力に用いるキーボードやマ
ウス等の入力装置,102は基準となるRGBなどの表
色系において規定された既知の色データの集まりである
電子色票の印刷に用いるカラープリンタ等の出力装置,
103は該電子色票を印刷した色票,104はCPU等
のデータ処理装置,105はプログラムやデータを格納
するデータ記憶装置,106はこれら各装置を接続する
バスである。
【0016】ここで,データ処理装置104上には,色
票印刷手段107と色ずれ調整手段108と色変換フィ
ルタ作成手段109と色変換手段110がそれぞれプロ
グラムおよびCPUの内部メモリ等を用いて構成され,
データ記憶装置105上には,電子色票の色データ11
1と調整後の色データ112と色変換フィルタ113が
格納される。なお,電子色票の色データ111は予め格
納されるが,調整後の色データ112と色変換フィルタ
113は,色ずれ調整手段108および色変換フィルタ
作成手段109によりそれぞれ作成されて格納されるも
のである。
【0017】(動作の説明)以下,図2から図8を用い
て本実施の形態の動作を説明する。図2は,本実施の形
態の全体の流れを示す図である。
【0018】まず,データ記憶装置105にアクセス
し,カラー画像表示機器100のための色変換フィルタ
113が既に作成済みであるかどうかを確認し,まだ色
変換フィルタが作成されていなければ,以下の色票印刷
手段107,色ずれ調整手段108,色変換フィルタ作
成手段109によりカラー画像表示機器の色変換フィル
タを作成する。既に作成済みの場合は,これらの処理を
スキップして,色変換手段110による色変換処理を行
う(ステップ200)。
【0019】色票印刷手段107では,データ記憶装置
105に格納されている電子色票の色データ111を読
込み,出力装置102を用いて色票103を印刷する。
ここで,電子色票の色データはマンセル色票などの色票
値に基づいて予め作成し,データ記憶装置105に格納
しておく。電子色票の色データは,例えば図5に示すよ
うに,色番号iとそれに対応する(Ri,i,i )の色
票値からなるデータの集まりである。また,出力装置1
02の色再現性能が良くない場合には,出力装置102
の色補正を行ってから色票103を印刷することも考え
られる。出力装置102の色補正方法は,例えば,前述
の出力機器の色再現方法(特願平11−149176
号)を用いることにより実現できる。
【0020】色ずれ調整手段108では,データ記憶装
置105に格納されている電子色票の色データ111と
色票印刷手段107により印刷された色票103を用い
て,カラー画像表示機器100の色ずれを利用者が調整
し,調整後の色データ112を出力する。
【0021】図3を用いて色ずれ調整手段108の動作
を詳細に説明する。まず,電子色票の色データ111を
データ記憶装置105から読み出す(ステップ30
0)。次に,読み出した電子色票の色データ111をカ
ラー画像表示機器100に表示する(ステップ30
1)。ここで,色データのカラー画像表示機器100へ
の表示方法としては,電子色票の色データが複数存在す
るため,色番号iの順番に(R i,i,i )を1つずつ
選択し,その選び出した色データを表示しても良いし,
カラー画像表示機器100にすべての電子色票の色デー
タを一度に表示してもよい。本例では,以下,電子色票
の色データ111をカラー画像表示機器100に一度に
表示した場合について説明する。色データの表示ととも
に,色データ調整用のツマミなどの調整用操作手段も併
せて表示する。
【0022】次に,ステップ301でカラー画像表示機
器に表示された電子色票の色が色票印刷手段107によ
り印刷された色票の色と同じに見えるように,色データ
調整用のツマミの操作によって利用者に色ずれを調整さ
せ(ステップ302),その調整情報をもとに調整後の
色データ112をデータ記憶装置105へ保存する(ス
テップ303)。
【0023】ここで,ステップ302の色ずれの調整方
法およびステップ303の調整後の色データ112の保
存方法について,図4を用いて詳細に説明する。図4に
おいて,100は液晶ディスプレイ,CRTディスプレ
イ,プラズマディスプレイ等のカラー画像表示機器,1
01はマウス等の入力装置,103は色票印刷手段10
7により印刷された色票,400は蛍光灯,電球等のカ
ラー画像表示機器100を照らすための照明,401は
カラー画像表示機器100の利用者,402はカラー画
像表示機器100に表示された電子色票の色,403は
色調整のためのボタンを示す。ここで,カラー画像表示
機器に表示する電子色票の色402は,図のように色番
号毎に複数のブロックに表示されるものとする。また,
同様に色票印刷手段107により印刷される色票103
も,図のように電子色票の色402と対応するように色
番号毎に複数のブロックに印刷されるものとする。
【0024】まず,色ずれ調整手段108は,利用者4
01に,カラー画像表示機器100に表示されている複
数の色のブロックの内の1つを入力装置101を用いて
選択させる。ここでは,利用者401が,真中の色デー
タ(Ri,i,i )(図4の矢印1が指すブロック)を
選択したものとする。
【0025】利用者401は,選択したブロック(図4
の矢印1が指すブロック)と,それと対応する色票10
3でのブロック(図4の矢印2が指すブロック)に注目
し,2つのブロックの色を見比べる。このとき,一般
に,この2つのブロックの色は,カラー画像表示機器1
00による色ずれおよび照明400等の影響により,微
妙に異なって見える。
【0026】カラー画像表示機器100に表示されてい
る注目ブロックの色と,色票103の注目ブロックの色
を見比べながら,入力装置101を用いて,調整のため
のボタン403を操作することにより,カラー画像表示
機器100に表示されている注目ブロック(図4の矢印
1が指すブロック)の色データの入力値を少しずつ変
え,カラー画像表示機器100に表示されている注目ブ
ロックの色が,それと対応する色票103の注目ブロッ
クの色と同じに見えるようにカラー画像表示機器100
に表示する電子色票の色402の値を調整する。カラー
画像表示機器100に表示されている注目ブロックの色
が,それと対応する色票103の注目ブロックの色と同
じに見えたところで,入力装置101を用いて,注目ブ
ロックをもう一度選択することにより,色データ(ri,
i,i )を確定する。
【0027】色ずれ調整手段108は,上記処理により
調整された色データ(ri,i,i)を,調整後の色デ
ータ112として,データ記憶装置105に保存する。
【0028】以下,カラー画像表示機器100に表示さ
れた色データの選択から調整後の色データ112の保存
までの処理を,カラー画像表示機器100に表示された
電子色票の色データ402のすべてに対して実行する。
これにより,電子色票の色データ111に対応する調整
後の色データ112が作成される。図6に,調整後の色
データの一例を示す。ここで,図5の色番号と図6の色
番号とは,それぞれ対応しているものとする。
【0029】また,ここでは,カラー画像表示機器10
0に表示されている電子色票の色データ111の色を1
つずつ選択し,色ずれを調整していく方法を説明した
が,その他にも各行毎に色データを調整していく方法や
各列毎に色データを調整していく方法などが考えられ
る。
【0030】色変換フィルタ作成手段109では,電子
色票の色データ111と色ずれ調整手段108により作
成した調整後の色データ112を入力とし,視環境に応
じた色再現を実現するための色変換フィルタ113を出
力する。
【0031】図7を用いて色変換フィルタ作成手段10
9の動作を詳細に説明する。まず,電子色票の色データ
111と調整後の色データ112を,それぞれデータ記
憶装置105からデータ処理装置104へ読込む(ステ
ップ700,ステップ701)。
【0032】次に,電子色票の色データ111と調整後
の色データ112の対応関係を神経回路網モデルに学習
させて,視環境に応じた色再現を実現するための色変換
フィルタ113を作成する(ステップ702)。ここ
で,神経回路網モデルの一例を図8に示す。以下,神経
回路網モデルについて説明する(参考文献:茨木,福
島,“最適化の手法”,共立出版,1993)。
【0033】図8に示すように,神経回路網モデルは,
複数の節点が入力層,中間層,出力層というように層状
に配置され,層と層の間が図のようなデータ伝達経路で
接続されているものである。入力層の各節点j=1,
2,3は入力信号xj を受け取るとそれを中間層の各節
点i=1,2,…,nに伝達する。その際,節点jと節
点iの結合係数をvijとすると,中間層の節点i(符号
800)への入力の総和は,「Σj=1 3 ijj 」とな
る。節点iはこの入力を適当な出力関数Gを用いて, yi =G(Σj=1 3 ijj ) …(式1) に変換し,それを出力層の各節点に伝達する。例えば,
中間層の節点iと出力層の節点1(符号801)の結合
係数をw1iとすれば,出力層の節点1への入力は,「Σ
i=1 n 1ii 」となる。出力層の節点1はこれを, z1 =G(Σi=1 n 1ii ) …(式2) と変換して,神経回路網の出力とする。その他の出力z
2 ,z3 も同様に求められる。
【0034】以上のような神経回路網モデルの学習法と
して,一般に誤差逆伝播法(バックプロバケーション
法)と呼ばれる結合係数を少しずつ変えながら反復する
方法が用いられる。以下,誤差逆伝播法の学習方法につ
いて説明する。
【0035】いま,識別すべきN個のパターンベクトル
をxs =(xs 1 ,xs 2 ,xs 3)(s=1,2,
…,N)とし,その各々に対して神経回路網が出すべき
望ましい出力ds (s=1,2,…,N)が与えられて
いるとする。また,神経回路網の結合係数をv=
(v11,v12,…,vn3),w=(w11,w12,…,w
3n)とすると,誤差逆伝播法における神経回路網の学習
手順は,以下の通りである。
【0036】(ステップa)結合係数の適当な初期値
(v(0) ,w(0) )を定める。
【0037】(ステップb)第k反復では,結合係数を
現在の値(v(k) ,w(k) )に固定して,N個のパター
ンベクトルを神経回路網に入力し,次式により目的関数
E(v,w)≡Σs=1 N s (v,w)の勾配ベクトル
∇E(v(k) ,w(k) )を求める。
【0038】 ∇E(v,w)=Σs=1 N ∇es (v,w) …(式3) es (v,w)=(zs (v,w)−ds 2/2 …(式4) (ステップc)次に,適当なステップ幅t(k) >0を用
いて,以下の式により結合係数を更新する。
【0039】 vij (k+1) ←vij (k) −t(k) (∂E(v(k) ,w(k) )/∂vij) (i=1,2,…,n;j=1,2,3 ) …(式5) wli (k+1) ←wli (k) −t(k) (∂E(v(k) ,w(k) )/∂wli) (l=1,2,3 ;i=1,2,…,n ) …(式6) (ステップd)目的関数の勾配ベクトル∇E(v,w)
が十分0に近づくまで,ステップb,ステップcの処理
を順次繰り返す。
【0040】なお,ステップ幅は目的関数に対する直線
探索によって定めることもできるが,適当な固定ステッ
プ幅をあらかじめ決めておき,すべての反復でその値を
用いるという簡便な方法が通常用いられる。
【0041】ここで,電子色票の色データ111(Ri,
i,i )を色再現すべきカラー画像表示機器100に
表示した際,表示された電子色票の色が色票印刷手段1
07により印刷された色票103の色と同じに見えるよ
うに調整した色データが,調整後の色データ112(r
i,i,i )であるから,図8の神経回路網モデルの入
力1,入力2,入力3にそれぞれRi,i,i を入れた
とき,出力1,出力2,出力3がそれぞれri,i,i
に近い値になるように,神経回路網モデルを前記誤差逆
伝播法を用いて学習し,神経回路網の結合係数v=(v
11,v12,…,vn3),w=(w11,w12,…,w3n
を求めることにより,この神経回路網モデルを用いてカ
ラー画像表示機器100の色再現を実現することができ
る。この神経回路網の結合係数が色変換フィルタ113
のパラメータとなる。
【0042】最後に,ステップ702で求めた神経回路
網の結合係数を,色変換フィルタ113のパラメータと
して,データ記憶装置105に保存する(ステップ70
3)。
【0043】本実施の形態において,神経回路網モデル
の学習法として誤差逆伝播法を用いたが,この他にも高
速な学習法として,一括学習型のKick Out法(K.Ochia
i,etc.,"Kick-Out Learning algorithm to reduce the
oscillation of weights",Neural Networks,Vo1.7,No.
5,pp.797-807,1994 ),逐次学習型のSequential KickO
ut 法(特願平6−307312)などを用いることが
考えられる。これらの学習方法について簡単に説明す
る。これらの高速学習法では,以下の(式7)〜(式1
1)により重みを更新する。
【0044】[Kick Out法]ここで,学習の反復回数を
k,重みをW=(W0 ,W1 ,W2 ,…,Wn ),重み
の差より求まる慣性項をΔWk =Wk −Wk-1 ,目的関
数Eの一次偏微分をg=(∂E/∂W1 ,∂E/∂
2 ,…,Wmnum),勾配の差より求まる勾配の差分を
Δgk =gk −gk-1 で表わし,学習率をη,慣性率を
α,慣性項の係数をγk =−ΔWk-1 T Δgk /2‖Δ
k 2 とする。ただし,目的関数のモデル変数の数を
mnumとする。 if Δgk T Δgk-1 >0 Wk+1 =Wk −ηk k +αΔWk +γk Δgk if Δgk T Δgk-1 ≦0 Wk+1 =Wk −ηk k +αΔWk …(式7) また,学習率は次式(Delta-Bar-Delta-Bar 則)により
更新する。ただし,δ=(δ1 ,δ2 ,…,δmnum
は,平滑化微分を,θは,その重み付け係数を表わす。 if δk,i ・δk-1,i >0 ηk,i =ηk-1,i +κ if δk,i ・δk-1,i <0 ηk,i =ηk-1,i ・φ if δk,i ・δk-1,i =0 ηk,i =ηk-1,i δk =(1−θ)・gk +θ・δk-1 ただし,δ1 =0 …(式8) [Sequential Kick Out 法] if Δgk T Δgk-1 >0 Wk+1 =Wk −diag(ηk )gk +αΔWk +diag(γk )Δgk if Δgk T Δgk-1 ≦0 Wk+1 =Wk −diag(ηk )gk +αΔWk …(式9) また,学習率は次の(式10)の(Delta-Bar-Delta-Ba
r 則)により,補正係数は(式11)により更新する。
ただし,δ=(δ1 ,δ2 ,…,δmnum)は平滑化微分
を,θは,その重み付け係数を表わす。
【0045】 学習率ηk の更新則 if δk,i ・δk-1,i >0 ηk,i =ηk-1,i +κ if δk,i ・δk-1,i <0 ηk,i =ηk-1,i ・φ if δk,i ・δk-1,i =0 ηk,i =ηk-1,i …(式10) 補正係数γk の更新則 if δk,i ・gk-1,i >0 γk,i =γk-1,i +κ if δk,i ・gk-1,i <0 γk,i =γk-1,i ・φ if δk,i ・gk-1,i =0 γk,i =γk-1,i δk =(1−θ)・gk +θ・δk-1 ただし,δ1 =0 …(式11) 色変換手段110では,カラー画像表示機器100に表
示するカラー画像の画像情報201と色変換フィルタ作
成手段109で作成された色変換フィルタ113を入力
とし,カラー画像表示機器100に色再現画像を表示す
る(ステップ202)。ここで,色再現画像とは,色再
現を行うカラー画像表示機器100において,カラー画
像の色が本来の色に再現して表示されるように,カラー
画像を色変換手段110で色変換した画像を示す。
【0046】図9を用いて色変換手段110の動作を詳
細に説明する。まず,色変換フィルタ113をデータ記
憶装置105からデータ処理装置104へ読込む(ステ
ップ900)。
【0047】次に,カラー画像表示機器100に表示す
るカラー画像の画像情報201をデータ処理装置104
へ入力する(ステップ901)。カラー画像の画像情報
は,予めデータ記憶装置105に格納しておいても良い
し,ディジタルカメラ等の外部装置から,一旦,データ
記憶装置105に格納し,その後,データ処理装置10
4に読込んでも良い。
【0048】次に,ステップ901で読込んだカラー画
像の全画素の色データ(Rpj,Gpj,Bpj)(j=1,
2,…,M;Mはカラー画像の画素数)を,色変換フィ
ルタ113を用いて,色再現画像の色データ(rpj,g
pj,bpj)に変換する(ステップ902)。具体的に
は,色変換フィルタ113のパラメータである学習済み
の神経回路網モデルの結合係数を用いて,(式1)およ
び(式2)から入力を(Rpj,Gpj,Bpj)とし,出力
(rpj,gpj,bpj)を得る。
【0049】また,本実施の形態において,色変換に
(式1)および(式2)を用いる方法について説明した
が,このほかにも,神経回路網モデルにより学習した色
空間を適当な単位立方体で分割した粗い格子点上でのみ
記憶するルックアップテーブル(以下,LUTと呼ぶ)
と,このLUT出力値を補間して精密な出力値を生成す
る補間器を用いて高速に色変換する方法も考えられる
(参考文献:日本色彩学会,“新編 色彩科学ハンドブ
ック(第2版)”,東京大学出版会,1998)。
【0050】この方法について以下で簡単に説明する。
まず,RGB空間を均等に分割した格子点上の点の値を
学習した神経回路網モデルに与えて,色変換後の値をL
UTに記憶する。次に,以下の補間式を用いて任意の色
の値について色変換を行う。以下,ベクトルxを↑xと
表記する。ここで,↑p=[r,g,b]は入力色ベク
トル,f(↑p)は求める色変換値ベクトル,f(↑p
0 )〜f(↑p7 )は点↑pを取り巻く8つの格子点↑
0 〜↑p7での色変換値ベクトル,Δr,Δg,Δb
はそれぞれ変位ベクトルを表す。 f(↑p)=(1−Δr)(1−Δg)(1−Δb)f(↑p0 )+Δr(1− Δg)(1−Δb)(f(↑p1 )+ΔrΔg)(1−Δb)f(↑p2 )+( 1−Δr)Δg(1−Δb)f(↑p3 )+(1−Δr)(1−Δg)Δbf( ↑p4 )+Δr(1−Δg)Δbf(↑p5 )+ΔrΔgΔbf(↑p6 )+( 1−Δr)ΔgΔbf(↑p7 ) …(式12) 最後に,変換後の色データ(rpj,gpj,bpj)を色再
現すべきカラー画像表示機器100に入力し,表示す
る。これにより,色再現されたカラー画像を表示するこ
とができる。
【0051】以上,本実施の形態において,色データが
RGB表色系の場合について説明を行ったが,RGB表
色系に限らず,その他の表色系についても同様にして色
再現を実施することができる。
【0052】[実施の形態2]本発明の第2の実施の形
態として,インターネット等のネットワークを介した本
発明の色再現方法について図を用いて詳細に説明する。
【0053】(全体の構成)図10は,本実施の形態の
構成を示すブロック図である。この図において,100
0は利用者端末,1001はネットワーク,1002は
サービスセンタを表す。利用者端末1000とサービス
センタ1002とは,ネットワーク1001を介して接
続される。利用者端末1000は,色票1003,色ず
れ調整手段1004,入出力制御手段1005,色変換
手段1006,カラー画像表示手段(カラー画像表示機
器)1007により構成される。ここで,色票1003
は,本実施の形態において,予めサービスセンタ100
2側から配布,もしくは利用者端末1000側でサービ
スセンタ1002からダウンロードしてきた電子色票の
色データ1010をもとに印刷して取得されているもの
とする。
【0054】サービスセンタ1002は,電子色票の色
データ1010,入出力制御手段1011,色変換フィ
ルタ作成手段1012,画像データベース1013によ
り構成される。ここで,電子色票の色データ1010
は,予めハードディスク等の記憶装置に格納されてお
り,必要なときにすぐに取り出せるものとする。
【0055】また,調整後の色データ1008,色変換
フィルタ1009は,それぞれ利用者端末1000およ
びサービスセンタ1002にて作成され,利用者端末1
000からサービスセンタ1002,サービスセンタ1
002から利用者端末1000へネットワーク1001
を介して送信される。
【0056】(動作の説明)以下,図11,図12を用
いて本実施の形態の動作を説明する。
【0057】図11は,本実施の形態において,利用者
がその端末の視環境に適応した色変換フィルタを取得す
るまでの動作の流れを示した図である。図11に示す動
作を詳細に説明する。まず,利用者端末1000側にお
いて,色票1003および,色ずれ調整手段1004に
より,利用者が,利用者端末1000の視環境を考慮し
た調整後の色データ1008を作成する(ステップ11
00)。ここで,色ずれ調整手段1004は,実施の形
態1で既に説明したものと同様のものを用いる。
【0058】次に,利用者端末1000側で色ずれ調整
手段1004により作成した調整後の色データ1008
をサービスセンタ1002に送信する(ステップ110
1)。
【0059】サービスセンタ1002側では,調整後の
色データ1008を受信し(ステップ1102),送ら
れてきた調整後の色データ1008と電子色票の色デー
タ1010から色変換フィルタ作成手段1012によ
り,色変換フィルタ1009を作成する(ステップ11
03)。ここで,色変換フィルタ作成手段1012は,
実施の形態1で既に説明したものと同様のものを用い
る。
【0060】次に,サービスセンタ1002側で色変換
フィルタ作成手段1012により作成した色変換フィル
タ1009を利用者端末1000に送信する(ステップ
1104)。
【0061】利用者端末1000側では,サービスセン
タ1002から送られてきた色変換フィルタ1009を
受信し(ステップ1105),利用者端末1000のハ
ードディスク等の記憶装置に保存する(ステップ110
6)。
【0062】以上,ステップ1100からステップ11
06までの処理により,利用者はその端末の視環境に適
応した色変換フィルタ1009を取得することができ
る。また,利用者端末1000の視環境が変わらなけれ
ば,これらの処理はただ一度行えばよく,後は利用者端
末1000の記憶装置に保存された色変換フィルタ10
09のみを用いて色再現を実現できる。
【0063】図12は,本実施の形態において,利用者
が要求した画像を利用者端末1000のカラー画像表示
機器において色再現して表示するまでの動作の流れを示
した図である。以下,図12の動作を詳細に説明する。
【0064】まず,利用者端末1000側から,利用者
端末1000のカラー画像表示手段1007において,
色再現して表示したい画像をサービスセンタ1002に
要求する(ステップ1200)。サービスセンタ100
2側では,利用者端末1000からの画像要求を受信し
(ステップ1201),要求された画像を画像データベ
ース1013から読出し(ステップ1202),その画
像情報を利用者端末1000に送信する(ステップ12
03)。
【0065】次に,利用者端末1000側では,ステッ
プ1200で要求した画像の画像情報を受信し(ステッ
プ1204),色再現のために予めステップ1100か
らステップ1106までの処理を行い取得した色変換フ
ィルタ1009を利用者端末1000の記憶装置から読
出し(ステップ1205),これら画像情報と色変換フ
ィルタ1009を入力として,色変換手段1006によ
り利用者端末1000の視環境における色再現画像を生
成し(ステップ1206),カラー画像表示手段100
7に色再現画像を表示する(ステップ1207)。ここ
で,色変換手段1006は,実施の形態1で既に説明し
たものと同様のものを用いる。
【0066】以上説明した実施の形態1,実施の形態2
の各処理手段は,コンピュータとソフトウェアプログラ
ムによって実現することができ,そのプログラムはコン
ピュータが読み取り可能な可搬媒体メモリ,半導体メモ
リ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納するこ
とができる。そのソフトウェアプログラムを,それが格
納された記録媒体または通信回線を介してコンピュータ
に導入しインストールすることにより,本発明を実施す
ることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
電子色票の色データを印刷した色票を基準として,利用
者がカラー画像表示機器の色ずれ具合を調整し,その色
ずれ具合を利用して色再現を行うことができるため,特
殊で高価な測色器,もしくはそれに代わる測定器が不要
であるという効果がある。
【0068】また,カラー画像表示機器に表示されてい
る電子色票の色が,電子色票を印刷した色票の色と同じ
に見えるように,利用者が電子色票の色データを調整
し,その調整後の色データと電子色票の色データから,
対応関係を神経回路網モデルに学習させることにより色
変換フィルタを作成するため,照明光等の観察条件の違
いによる人の目に写る色の見え方の微妙な違いを考慮し
た色補正を実現できるという効果がある。
【0069】また,ネットワークサービスへ適用する場
合においても,利用者端末のカラー画像表示機器の色再
現を実現するために,利用者が行う操作は,色ずれ調整
手段により簡易な操作で利用者端末の視環境における色
表示特性を推定するのみであるから,利用者から見た色
再現のための操作が容易であるという効果がある。
【0070】また,利用者端末側では,一度サービスセ
ンタからカラー画像表示機器の視環境に応じた色変換フ
ィルタ取得しておけば,それ以降はサービスセンタ側か
ら送られてきた画像情報を自動で瞬時に色変換すること
が可能なため,リアルタイムに実行可能な色再現を実現
できるという効果がある。
【0071】また,印刷された色票を基準とするため,
遠隔地にある複数のカラー画像表示機器の色再現を行う
場合に,配布の際のコストが低い,持ち運びが便利など
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るローカルなシステ
ム環境における全体の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るローカルなシステ
ム環境における全体の処理の流れを示す図である。
【図3】色ずれ調整手段の詳細な処理の流れを示す図で
ある。
【図4】色ずれ調整手段による色ずれ調整方法を説明す
るための図である。
【図5】データ記憶装置が記憶する電子色票の色データ
構造の一例を示す図である。
【図6】データ記憶装置が記憶する調整後の色データ構
造の一例を示す図である。
【図7】色変換フィルタ作成手段の詳細な処理の流れを
示す図である。
【図8】色変換フィルタを作成するための神経回路網モ
デルを説明するための図である。
【図9】色変換手段の詳細な処理の流れを示す図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態2に係るネットワークを
介したシステム環境における全体の構成を示す図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態2に係るネットワークを
介したシステム環境におけるサービスセンタから利用者
が色再現のための色変換フィルタを取得する処理の流れ
を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係るネットワークを
介したシステム環境における利用者端末のカラー画像表
示機器に色再現画像を表示する処理の流れを示す図であ
る。
【符号の説明】
100 カラー画像表示機器 101 入力装置 102 出力装置 103 色票 104 データ処理装置 105 データ記憶装置 106 バス 107 色票印刷手段 108 色ずれ調整手段 109 色変換フィルタ作成手段 110 色変換手段 111 電子色票の色データ 112 調整後の色データ 113 色変換フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/46 1/46 Z (72)発明者 森本 正志 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 児島 治彦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE06 CE17 5C077 LL11 LL19 MM27 MP08 PP31 PP32 PP37 PQ15 SS05 SS06 5C079 HB01 LA02 LA24 LB01 MA10 MA11 MA17 MA19 NA03 NA13 NA17 NA25 PA05 5C082 AA01 AA13 AA32 BA12 BA34 BA35 BB51 CA12 CA85 DA71 DA87 MM01 MM10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像表示機器に表示されるカラー
    画像の色を,カラー画像中に写された被写体の実物の色
    と同様になるように色再現する方法において,カラー画
    像表示機器に電子色票を表示し,その電子色票の色が,
    基準となる表色系において規定された既知の色データの
    集まりを印刷した色票の色と同じに見えるように,カラ
    ー画像表示機器の色ずれ具合を利用者に調整させ,その
    調整情報を入力する過程と,入力した調整情報に基づ
    き,色再現を実現するための色変換フィルタを作成する
    過程と,該色変換フィルタから表示対象となるカラー画
    像の色変換処理を行う過程とを有することを特徴とする
    色再現方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の色再現方法において,前
    記色変換フィルタを作成する過程では,前記電子色票の
    色データと前記入力した調整情報により調整された調整
    後の色データとから,対応関係を神経回路網モデルに学
    習させることにより,任意の色に対して色再現を実現す
    るための色変換フィルタを作成することを特徴とする色
    再現方法。
  3. 【請求項3】 カラー画像表示機器に表示されるカラー
    画像の色を,カラー画像中に写された被写体の実物の色
    と同様になるように色再現する装置において,カラー画
    像表示機器に表示された電子色票の色が,基準となる表
    色系において規定された既知の色データの集まりを印刷
    した色票の色と同じに見えるように,カラー画像表示機
    器の色ずれ具合を利用者に調整させ,その調整情報を入
    力する色ずれ調整手段と,入力した調整情報に基づき,
    色再現を実現するための色変換フィルタを作成する色変
    換フィルタ作成手段と,該色変換フィルタから表示対象
    となるカラー画像の色変換処理を行う色変換手段とを備
    えたことを特徴とする色再現装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の色再現装置において,前
    記色変換フィルタ作成手段は,前記電子色票の色データ
    と前記色ずれ調整手段により調整された調整後の色デー
    タとから,対応関係を神経回路網モデルに学習させるこ
    とにより,任意の色に対して色再現を実現するための色
    変換フィルタを作成することを特徴とする色再現装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の色再現方
    法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
    したことを特徴とする色再現プログラム記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091281A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 電子色見本出力方法及び電子色見本出力装置
WO2010055992A2 (ko) * 2008-11-17 2010-05-20 한국항공우주연구원 신경 회로망을 이용한 위성 영상 보정 방법 및 장치
KR101394429B1 (ko) 2006-03-02 2014-05-14 삼성전자 주식회사 출력 예측을 이용한 영상 재현 방법 및 장치

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KR100991146B1 (ko) 2008-11-17 2010-11-01 한국항공우주연구원 신경 회로망을 이용한 위성 영상 보정 방법 및 장치

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