JP2002157936A - マットスイッチ - Google Patents
マットスイッチInfo
- Publication number
- JP2002157936A JP2002157936A JP2000354333A JP2000354333A JP2002157936A JP 2002157936 A JP2002157936 A JP 2002157936A JP 2000354333 A JP2000354333 A JP 2000354333A JP 2000354333 A JP2000354333 A JP 2000354333A JP 2002157936 A JP2002157936 A JP 2002157936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat switch
- switch
- cat
- human
- dog
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 人間と犬猫等の動物とを明確に識別できるマ
ットスイッチを提供する。 【解決手段】 本発明のマットスイッチ100は、マッ
トスイッチ本体10上に人間若しくは犬猫等の動物が載
ったことによりON状態となっているスイッチ11の個
数を、制御装置20のカウント部21によって所定の時
間間隔ごとにカウントするとともに、カウントしたスイ
ッチの個数が設定した閾値よりも大きいことを判別部2
3が判別すると、信号出力部25が検出信号を出力す
る。これにより、人間と犬猫等の動物とでは足の大きさ
が異なること、および2本足の人間と4つ足の犬猫等の
動物とではマットスイッチ本体10上を歩くときに一本
の足がマットスイッチ本体10上に載っている時間が異
なることに基づき、マットスイッチ本体10上に人間が
いるのか犬猫等の動物がいるのかを明確に識別できる。
ットスイッチを提供する。 【解決手段】 本発明のマットスイッチ100は、マッ
トスイッチ本体10上に人間若しくは犬猫等の動物が載
ったことによりON状態となっているスイッチ11の個
数を、制御装置20のカウント部21によって所定の時
間間隔ごとにカウントするとともに、カウントしたスイ
ッチの個数が設定した閾値よりも大きいことを判別部2
3が判別すると、信号出力部25が検出信号を出力す
る。これにより、人間と犬猫等の動物とでは足の大きさ
が異なること、および2本足の人間と4つ足の犬猫等の
動物とではマットスイッチ本体10上を歩くときに一本
の足がマットスイッチ本体10上に載っている時間が異
なることに基づき、マットスイッチ本体10上に人間が
いるのか犬猫等の動物がいるのかを明確に識別できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面上に敷設され
るとともに人間がその上に載ったことを検出して検出信
号を出力するマットスイッチに関し、より詳しくは、犬
猫等の動物がその上に載っても検出信号を出力しないよ
うに検出精度を大幅に高めたマットスイッチに関する。
るとともに人間がその上に載ったことを検出して検出信
号を出力するマットスイッチに関し、より詳しくは、犬
猫等の動物がその上に載っても検出信号を出力しないよ
うに検出精度を大幅に高めたマットスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定のエリア内に人間が入ったこ
とを赤外線センサを用いて検出する防犯警報装置が実用
化されているが、赤外センサは人間のみならず犬猫等の
動物をも検出するため、防犯警報の精度が低いという問
題を有している。そこで、例えば入口ドアの前方の床面
上にマットスイッチを敷設するとともに、このマットス
イッチが出力する検出信号を併用した防犯警報装置が開
発されている。
とを赤外線センサを用いて検出する防犯警報装置が実用
化されているが、赤外センサは人間のみならず犬猫等の
動物をも検出するため、防犯警報の精度が低いという問
題を有している。そこで、例えば入口ドアの前方の床面
上にマットスイッチを敷設するとともに、このマットス
イッチが出力する検出信号を併用した防犯警報装置が開
発されている。
【0003】このようなマットスイッチは、人間と犬猫
等の動物との体重差を検出するものと、人間と犬猫等の
動物との足の大きさの違いを検出するものとに大別され
る。
等の動物との体重差を検出するものと、人間と犬猫等の
動物との足の大きさの違いを検出するものとに大別され
る。
【0004】例えば、特開平9−17272号公報に記
載された「マットスイッチ」においては、一対の基板間
に介装した絶縁弾性体の材質、厚み、寸法、配列等を選
定することによりスイッチONとなる荷重を設定し、人
間がその上に載ったときにのみ検出信号を出力するよう
になっている。
載された「マットスイッチ」においては、一対の基板間
に介装した絶縁弾性体の材質、厚み、寸法、配列等を選
定することによりスイッチONとなる荷重を設定し、人
間がその上に載ったときにのみ検出信号を出力するよう
になっている。
【0005】また、特開平11−66442号公報に記
載された「和室内侵入警報装置」のマットスイッチにお
いては、一対の電極板間の剛性や間隔を選定することに
より、ある程度の体重を有する人間がその上に乗るとス
イッチONとなるようにしている。
載された「和室内侵入警報装置」のマットスイッチにお
いては、一対の電極板間の剛性や間隔を選定することに
より、ある程度の体重を有する人間がその上に乗るとス
イッチONとなるようにしている。
【0006】これに対して、実開平5−97024号公
報に記載された「マットスイッチ」においては、複数の
テープスイッチを所定の間隔を開けてマット内に並設す
るとともに、隣接する一対のテープスイッチが同時にO
Nとなったときに警報信号を出力するようにし、犬猫等
の足の小さな動物がマットスイッチを踏んでも動作しな
いようにしている。
報に記載された「マットスイッチ」においては、複数の
テープスイッチを所定の間隔を開けてマット内に並設す
るとともに、隣接する一対のテープスイッチが同時にO
Nとなったときに警報信号を出力するようにし、犬猫等
の足の小さな動物がマットスイッチを踏んでも動作しな
いようにしている。
【0007】同様に、特開2000−21262号公報
に記載された「踏圧マット」においては、一対の加圧通
電部材を同時に踏圧したときにのみON状態となる踏圧
スイッチユニットを所定間隔を開けて多数並設し、犬猫
等の動物の小さな足によっては一対の加圧通電部材を同
時に踏むことができないようにしている。
に記載された「踏圧マット」においては、一対の加圧通
電部材を同時に踏圧したときにのみON状態となる踏圧
スイッチユニットを所定間隔を開けて多数並設し、犬猫
等の動物の小さな足によっては一対の加圧通電部材を同
時に踏むことができないようにしている。
【0008】一方、特開平11−132871号公報に
記載された「検出装置およびそれを用いたシステム」に
は、流体を封入した嚢袋内の圧力変化を圧力センサを用
いて検出するとともに、この圧力センサの出力変化が所
定の閾値を超えたときに信号を出力する検出装置が記載
されている。
記載された「検出装置およびそれを用いたシステム」に
は、流体を封入した嚢袋内の圧力変化を圧力センサを用
いて検出するとともに、この圧力センサの出力変化が所
定の閾値を超えたときに信号を出力する検出装置が記載
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人間と
犬猫等の動物との体重差を検出するマットスイッチにお
いては、スイッチONとなる荷重の値を正確に設定しづ
らいことに加え、スイッチONとなる荷重の値を必要に
応じて変化させることができない。さらに、人間の足に
よって繰り返し踏まれていると永久変形し若しくは破損
が生じ、検出精度が低下するという耐久性上の問題もあ
る。
犬猫等の動物との体重差を検出するマットスイッチにお
いては、スイッチONとなる荷重の値を正確に設定しづ
らいことに加え、スイッチONとなる荷重の値を必要に
応じて変化させることができない。さらに、人間の足に
よって繰り返し踏まれていると永久変形し若しくは破損
が生じ、検出精度が低下するという耐久性上の問題もあ
る。
【0010】また、人間と犬猫等の動物の足の大きさの
違いを検出するマットスイッチにおいては、隣接する一
対のスイッチを犬猫等の動物が左右の前足で同時に踏ん
でも動作するため、検出精度が低いという問題がある。
違いを検出するマットスイッチにおいては、隣接する一
対のスイッチを犬猫等の動物が左右の前足で同時に踏ん
でも動作するため、検出精度が低いという問題がある。
【0011】さらに、流体を封入した嚢袋内の圧力変化
を検出する装置においては、人間の足によって繰り返し
て踏まれていると嚢体が破損して封入した流体が漏れ出
る等、耐久性上の問題がある。
を検出する装置においては、人間の足によって繰り返し
て踏まれていると嚢体が破損して封入した流体が漏れ出
る等、耐久性上の問題がある。
【0012】そこで本発明の目的は、上述した従来技術
が有する問題点を解消し、人間と犬猫等の動物とを明確
に識別できるとともに、耐久性に優れ、かつ使用条件に
応じて最適状態に設定可能なマットスイッチを提供する
ことにある。
が有する問題点を解消し、人間と犬猫等の動物とを明確
に識別できるとともに、耐久性に優れ、かつ使用条件に
応じて最適状態に設定可能なマットスイッチを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の手段は、床面上に敷設されるとともにその
上に人間が載ると検出信号を出力するマットスイッチで
あって、所定面積の踏面を有するとともに踏まれるとO
N状態となる複数のスイッチを所定間隔で並設したスイ
ッチ手段と、ON状態となっているスイッチの個数を所
定の時間間隔毎にカウントするカウント手段と、このカ
ウント手段から得られるON状態となっているスイッチ
の個数が所定の閾値を上回ったことを判別して検出信号
を出力する検出信号出力手段と、を備えることを特徴と
する。
項1に記載の手段は、床面上に敷設されるとともにその
上に人間が載ると検出信号を出力するマットスイッチで
あって、所定面積の踏面を有するとともに踏まれるとO
N状態となる複数のスイッチを所定間隔で並設したスイ
ッチ手段と、ON状態となっているスイッチの個数を所
定の時間間隔毎にカウントするカウント手段と、このカ
ウント手段から得られるON状態となっているスイッチ
の個数が所定の閾値を上回ったことを判別して検出信号
を出力する検出信号出力手段と、を備えることを特徴と
する。
【0014】また、上記課題を解決する請求項2に記載
の手段は、請求項1に記載のマットスイッチに、前記閾
値を設定する閾値設定手段をさらに備えさせたことを特
徴とする。
の手段は、請求項1に記載のマットスイッチに、前記閾
値を設定する閾値設定手段をさらに備えさせたことを特
徴とする。
【0015】すなわち、人間と犬猫等の動物とでは足の
大きさが異なるから、本発明のマットスイッチ上に載っ
たときにその足によって踏まれるスイッチの個数が異な
る。また、2本足の人間と4つ足の犬猫等の動物とで
は、本発明のマットスイッチ上を歩くときに一本の足が
スイッチを踏んでいる時間が異なる。したがって、人間
若しくは犬猫等の動物の足によって踏まれてON状態と
なっているスイッチの個数を所定の時間間隔ごとにカウ
ントするとともに、カウントした値が所定の閾値を上回
ったときに検出信号を出力することにより、人間と犬猫
等の動物とを明確に識別することができる。
大きさが異なるから、本発明のマットスイッチ上に載っ
たときにその足によって踏まれるスイッチの個数が異な
る。また、2本足の人間と4つ足の犬猫等の動物とで
は、本発明のマットスイッチ上を歩くときに一本の足が
スイッチを踏んでいる時間が異なる。したがって、人間
若しくは犬猫等の動物の足によって踏まれてON状態と
なっているスイッチの個数を所定の時間間隔ごとにカウ
ントするとともに、カウントした値が所定の閾値を上回
ったときに検出信号を出力することにより、人間と犬猫
等の動物とを明確に識別することができる。
【0016】このとき本発明のマットスイッチは、踏み
つけられた荷重の大きさに応じてON/OFF動作する
ものではなく、例えば小さな猫の足によって踏まれても
ON状態となるスイッチを用いる。これにより、ON/
OFF動作の境界となる荷重値を各スイッチ毎に設定す
ることの困難さを回避することができる。
つけられた荷重の大きさに応じてON/OFF動作する
ものではなく、例えば小さな猫の足によって踏まれても
ON状態となるスイッチを用いる。これにより、ON/
OFF動作の境界となる荷重値を各スイッチ毎に設定す
ることの困難さを回避することができる。
【0017】さらに所定の閾値の大きさ、すなわちON
状態となっているスイッチの個数がいくつになれば検出
信号を出力するかについては、閾値設定手段を用いて任
意の値に容易に調節できるから、本発明のマットスイッ
チの作動条件をその使用条件に応じて最適に設定するこ
とができる。
状態となっているスイッチの個数がいくつになれば検出
信号を出力するかについては、閾値設定手段を用いて任
意の値に容易に調節できるから、本発明のマットスイッ
チの作動条件をその使用条件に応じて最適に設定するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマットスイッ
チの一実施形態を、図1乃至図7を参照して詳細に説明
する。なお、以下の説明においては、同一部分には同一
の符号を用いてその説明を省略するとともに、鉛直方向
を上下方向と言う。
チの一実施形態を、図1乃至図7を参照して詳細に説明
する。なお、以下の説明においては、同一部分には同一
の符号を用いてその説明を省略するとともに、鉛直方向
を上下方向と言う。
【0019】図1に示した本実施形態のマットスイッチ
100は、例えば入口ドア1の斜め上方に設けた赤外線
センサ2によって不審人物3の接近を検出する警報シス
テム4と併用されるもので、入口ドア1の前方床面上に
敷設されたマットスイッチ本体10と制御装置20との
組み合わせからなり、マットスイッチ本体10上に載っ
ているのが人間であると識別すると警報システム4に検
出信号を送出する。
100は、例えば入口ドア1の斜め上方に設けた赤外線
センサ2によって不審人物3の接近を検出する警報シス
テム4と併用されるもので、入口ドア1の前方床面上に
敷設されたマットスイッチ本体10と制御装置20との
組み合わせからなり、マットスイッチ本体10上に載っ
ているのが人間であると識別すると警報システム4に検
出信号を送出する。
【0020】マットスイッチ本体10は、図2に詳しく
示したように、所定面積の踏面を有するとともに所定間
隔で並設された多数のスイッチ(スイッチ手段)11を
有している。
示したように、所定面積の踏面を有するとともに所定間
隔で並設された多数のスイッチ(スイッチ手段)11を
有している。
【0021】各スイッチ11は、図3に示したように、
絶縁樹脂材料製の板状ベース12の上面に各収納凹部1
2aを凹設して各コイルばね13を収納するとともに、
これらのコイルばね13によって絶縁樹脂材料製の可動
子14を上方に付勢したものである。各コイルばね13
のばね定数は小さく、例えば体重4キログラム程度の小
さな猫の足によって踏まれても可動子14が降下するよ
うになっている。
絶縁樹脂材料製の板状ベース12の上面に各収納凹部1
2aを凹設して各コイルばね13を収納するとともに、
これらのコイルばね13によって絶縁樹脂材料製の可動
子14を上方に付勢したものである。各コイルばね13
のばね定数は小さく、例えば体重4キログラム程度の小
さな猫の足によって踏まれても可動子14が降下するよ
うになっている。
【0022】可動子14は、図2に示したように平面視
で正方形状の踏面14aを有しているが、その大きさは
本実施形態においては26ミリメートル×26ミリメー
トルであり、かつ4ミリメートルずつの隙間14bを開
けて碁盤目状に並設されている。また、これらの可動子
14には保護表皮15が被せられ、マットスイッチ本体
10内に埃等が侵入することを防止しているが、この保
護表皮15は各スイッチ11の個別の動作を妨げること
がない。
で正方形状の踏面14aを有しているが、その大きさは
本実施形態においては26ミリメートル×26ミリメー
トルであり、かつ4ミリメートルずつの隙間14bを開
けて碁盤目状に並設されている。また、これらの可動子
14には保護表皮15が被せられ、マットスイッチ本体
10内に埃等が侵入することを防止しているが、この保
護表皮15は各スイッチ11の個別の動作を妨げること
がない。
【0023】各可動子14に設けた環状電極16と板状
ベース12に対向して設けた各環状電極17とは、図3
の右側半分に示したように可動子14が踏まれて降下す
ると互いに接触し、図示されないフレキシブルプリント
配線によって各スイッチ11毎に構成された電気回路を
閉じる。すると、各スイッチ11毎に個別に配設される
配線18を介して接続された制御装置20内のCPU
は、各スイッチ11に個別に対応するRAMにそのスイ
ッチ11が踏まれてON状態にあることを示すフラグを
書き込む。これに対して、可動子14が上昇して可動子
14側の環状電極16と板状ベース12側の環状電極1
7とが離間すると、CPUは対応するRAMに書き込ん
だフラグを消去する。
ベース12に対向して設けた各環状電極17とは、図3
の右側半分に示したように可動子14が踏まれて降下す
ると互いに接触し、図示されないフレキシブルプリント
配線によって各スイッチ11毎に構成された電気回路を
閉じる。すると、各スイッチ11毎に個別に配設される
配線18を介して接続された制御装置20内のCPU
は、各スイッチ11に個別に対応するRAMにそのスイ
ッチ11が踏まれてON状態にあることを示すフラグを
書き込む。これに対して、可動子14が上昇して可動子
14側の環状電極16と板状ベース12側の環状電極1
7とが離間すると、CPUは対応するRAMに書き込ん
だフラグを消去する。
【0024】制御装置20には、踏まれてON状態とな
っているスイッチ11の個数をカウントするカウント部
21が設けられている。このカウント部21は、タイマ
22から所定の時間間隔、例えば0.2秒ごとに送出さ
れるカウントパルス信号を受け取る毎にRAMに書き込
まれているフラグの個数をカウントし、判別部23に送
出する。なお、タイマ22が送出するカウントパルス信
号の時間間隔は、時間間隔設定手段を設けて任意の値に
設定することもできる。
っているスイッチ11の個数をカウントするカウント部
21が設けられている。このカウント部21は、タイマ
22から所定の時間間隔、例えば0.2秒ごとに送出さ
れるカウントパルス信号を受け取る毎にRAMに書き込
まれているフラグの個数をカウントし、判別部23に送
出する。なお、タイマ22が送出するカウントパルス信
号の時間間隔は、時間間隔設定手段を設けて任意の値に
設定することもできる。
【0025】判別部23は、カウント部21から送出さ
れた踏まれてON状態となっているスイッチ11の個数
を、閾値設定部24によって設定された閾値と比較し、
その判別結果を信号出力部25に送出する。信号出力部
25は、判別部23から送出された判別結果がYESの
場合、すなわち踏まれてON状態となっているスイッチ
11の個数が閾値を上回っている場合に、マットスイッ
チ本体10上に人間が載っていることを表す信号を警報
システム4に送出する。すると警報システム4は、入口
ドア1の前に不審人物3が存在することを表す警報を発
する。
れた踏まれてON状態となっているスイッチ11の個数
を、閾値設定部24によって設定された閾値と比較し、
その判別結果を信号出力部25に送出する。信号出力部
25は、判別部23から送出された判別結果がYESの
場合、すなわち踏まれてON状態となっているスイッチ
11の個数が閾値を上回っている場合に、マットスイッ
チ本体10上に人間が載っていることを表す信号を警報
システム4に送出する。すると警報システム4は、入口
ドア1の前に不審人物3が存在することを表す警報を発
する。
【0026】次に、上述した構成を有する本実施形態の
マットスイッチ100の作動について、図4および図5
を参照して説明する。
マットスイッチ100の作動について、図4および図5
を参照して説明する。
【0027】図4に示したように、例えば靴のサイズが
25センチの成人男子がマットスイッチ本体10上に静
止したときには、踏まれてON状態となるスイッチ11
の個数は片足で約34個、両足で約68個である。これ
に対して図5に示したように、例えば体重が4〜10キ
ログラム程度の犬猫がマットスイッチ本体10上に載っ
たときには、踏まれてON状態となるスイッチ11の個
数は約16個である。
25センチの成人男子がマットスイッチ本体10上に静
止したときには、踏まれてON状態となるスイッチ11
の個数は片足で約34個、両足で約68個である。これ
に対して図5に示したように、例えば体重が4〜10キ
ログラム程度の犬猫がマットスイッチ本体10上に載っ
たときには、踏まれてON状態となるスイッチ11の個
数は約16個である。
【0028】このように、踏まれてON状態となるスイ
ッチ11の個数は、人間や犬猫等の動物の足の大きさに
も依存するが、上述の例の場合には人間が載ったときに
68個、犬猫等の動物が載ったときには16個であり、
両者の値は大幅に異なる。したがって、例えば閾値を2
5個に設定すれば、制御装置20の判別部23は、マッ
トスイッチ本体10上に人間が載っているのか犬猫等の
動物が載っているのかを容易にかつ確実に識別すること
ができる。
ッチ11の個数は、人間や犬猫等の動物の足の大きさに
も依存するが、上述の例の場合には人間が載ったときに
68個、犬猫等の動物が載ったときには16個であり、
両者の値は大幅に異なる。したがって、例えば閾値を2
5個に設定すれば、制御装置20の判別部23は、マッ
トスイッチ本体10上に人間が載っているのか犬猫等の
動物が載っているのかを容易にかつ確実に識別すること
ができる。
【0029】次に、人間や犬猫等の動物がマットスイッ
チ本体10上を歩く場合について、図6および図7に示
したヒストグラムを用いて説明する。
チ本体10上を歩く場合について、図6および図7に示
したヒストグラムを用いて説明する。
【0030】図6に示したヒストグラムは、制御装置2
0のカウント部21がカウントした踏まれてON状態と
なっているスイッチ11の個数の時間的な変化を、人間
がマットスイッチ本体10上を歩いた場合について示し
ている。すなわち、踏まれてON状態となるスイッチ1
1の個数は、例えば左足の踵がマットスイッチ本体10
上に載った瞬間から増加し始め、左足の足の裏が完全に
接した瞬間にピークを迎え、足が離れるにつれて減少す
る。このとき、踏まれてON状態となるスイッチ11の
個数は、図4に示したように最大で約34個である。次
いで、右足がマットスイッチ本体10上に載るとほぼ同
様の変化が生じ、踏まれてON状態となるスイッチ11
の個数の最大値は、やはり約34個である。
0のカウント部21がカウントした踏まれてON状態と
なっているスイッチ11の個数の時間的な変化を、人間
がマットスイッチ本体10上を歩いた場合について示し
ている。すなわち、踏まれてON状態となるスイッチ1
1の個数は、例えば左足の踵がマットスイッチ本体10
上に載った瞬間から増加し始め、左足の足の裏が完全に
接した瞬間にピークを迎え、足が離れるにつれて減少す
る。このとき、踏まれてON状態となるスイッチ11の
個数は、図4に示したように最大で約34個である。次
いで、右足がマットスイッチ本体10上に載るとほぼ同
様の変化が生じ、踏まれてON状態となるスイッチ11
の個数の最大値は、やはり約34個である。
【0031】これに対して図7に示したように、犬猫等
の動物がマットスイッチ本体10上を歩く場合には、4
本の足のうち3本の足がほぼ同時にマットスイッチ本体
10上に載るから、踏まれてON状態となるスイッチ1
1の個数は最大で約12個、瞬間的には約16個であ
る。
の動物がマットスイッチ本体10上を歩く場合には、4
本の足のうち3本の足がほぼ同時にマットスイッチ本体
10上に載るから、踏まれてON状態となるスイッチ1
1の個数は最大で約12個、瞬間的には約16個であ
る。
【0032】このように、踏まれてON状態となるスイ
ッチ11の個数は、人間や犬猫等の動物の足の大きさや
歩き方にも依存するが、マットスイッチ本体10上を人
間が歩いた場合には最大で約34個、犬猫等の動物が歩
いた場合には最大で約16個であり、両者の値は大幅に
異なる。したがって、例えば閾値を25個に設定してお
けば、制御装置20の判別部23は、マットスイッチ本
体10上を人間が歩いているのか犬猫等の動物が歩いて
いるのかを容易にかつ確実に識別することができる。
ッチ11の個数は、人間や犬猫等の動物の足の大きさや
歩き方にも依存するが、マットスイッチ本体10上を人
間が歩いた場合には最大で約34個、犬猫等の動物が歩
いた場合には最大で約16個であり、両者の値は大幅に
異なる。したがって、例えば閾値を25個に設定してお
けば、制御装置20の判別部23は、マットスイッチ本
体10上を人間が歩いているのか犬猫等の動物が歩いて
いるのかを容易にかつ確実に識別することができる。
【0033】すなわち、本実施形態のマットスイッチ1
00は、踏まれるとON状態になるスイッチ11の踏面
14aの寸法を26ミリメートル×26ミリメートルと
するとともに、4ミリメートルの間隔を開けてスイッチ
11を碁盤目状に並設したから、マットスイッチ本体1
0上に人間が載り若しくは歩いていることを確実に識別
することができる。また、スイッチ11は、踏まれると
環状電極16,17を介して板状ベース12上に密着す
る構造であるから、容易に摩耗することも無く、優れた
耐久性を有する。さらには、制御装置20に閾値設定部
24を設けたから、マットスイッチ100の使用状態に
応じて判別部23が判別に用いる閾値の値を最適に設定
できる。
00は、踏まれるとON状態になるスイッチ11の踏面
14aの寸法を26ミリメートル×26ミリメートルと
するとともに、4ミリメートルの間隔を開けてスイッチ
11を碁盤目状に並設したから、マットスイッチ本体1
0上に人間が載り若しくは歩いていることを確実に識別
することができる。また、スイッチ11は、踏まれると
環状電極16,17を介して板状ベース12上に密着す
る構造であるから、容易に摩耗することも無く、優れた
耐久性を有する。さらには、制御装置20に閾値設定部
24を設けたから、マットスイッチ100の使用状態に
応じて判別部23が判別に用いる閾値の値を最適に設定
できる。
【0034】以上、本発明に係るマットスイッチの一実
施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施
形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可
能であることは言うまでもない。例えば、上述した実施
形態においては、踏まれると可動子14が降下してON
状態となるスイッチ11を用いたが、マットスイッチ本
体10上に人間若しくは犬猫等の動物が載ったことによ
り反応する、可動部分を全く持たない静電容量形等の非
接触スイッチを用いることもできる。また、上述した実
施形態においては、防犯警報システムと併用した場合に
ついて説明したが、例えば暗い通路を照らす照明を自動
的に点灯させるために本発明のマットスイッチを用いる
こともできる。
施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施
形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可
能であることは言うまでもない。例えば、上述した実施
形態においては、踏まれると可動子14が降下してON
状態となるスイッチ11を用いたが、マットスイッチ本
体10上に人間若しくは犬猫等の動物が載ったことによ
り反応する、可動部分を全く持たない静電容量形等の非
接触スイッチを用いることもできる。また、上述した実
施形態においては、防犯警報システムと併用した場合に
ついて説明したが、例えば暗い通路を照らす照明を自動
的に点灯させるために本発明のマットスイッチを用いる
こともできる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のマットスイッチは、その上に人間若しくは犬猫等の動
物が載ったことにより踏まれてON状態となっているス
イッチの個数を所定の時間間隔ごとにカウントするとと
もに、カウントしたスイッチの個数が設定した閾値より
も大きいことを判別すると検出信号を出力するものであ
る。これにより、人間と犬猫等の動物とでは足の大きさ
が異なること、および2本足の人間と4つ足の犬猫等の
動物とでは本発明のマットスイッチ上を歩くときに一本
の足がマットスイッチを踏む時間が異なることに基づい
て、マットスイッチ上に人間がいるのか犬猫等の動物が
いるのかを明確に識別することができる。また、本発明
のマットスイッチは、踏みつけられる荷重の大きさに応
じてON/OFF動作するものではないから、ON/O
FF動作の境界となる荷重値を各スイッチ毎に等しく設
定することの困難さを回避することができる。さらに本
発明のマットスイッチは、閾値の大きさ、すなわちON
状態となっているスイッチの個数がいくつになれば検出
信号を出力するかについて、閾値設定手段を用いて任意
の値に調節できるから、その使用条件に応じて作動条件
を最適に設定することができる。
のマットスイッチは、その上に人間若しくは犬猫等の動
物が載ったことにより踏まれてON状態となっているス
イッチの個数を所定の時間間隔ごとにカウントするとと
もに、カウントしたスイッチの個数が設定した閾値より
も大きいことを判別すると検出信号を出力するものであ
る。これにより、人間と犬猫等の動物とでは足の大きさ
が異なること、および2本足の人間と4つ足の犬猫等の
動物とでは本発明のマットスイッチ上を歩くときに一本
の足がマットスイッチを踏む時間が異なることに基づい
て、マットスイッチ上に人間がいるのか犬猫等の動物が
いるのかを明確に識別することができる。また、本発明
のマットスイッチは、踏みつけられる荷重の大きさに応
じてON/OFF動作するものではないから、ON/O
FF動作の境界となる荷重値を各スイッチ毎に等しく設
定することの困難さを回避することができる。さらに本
発明のマットスイッチは、閾値の大きさ、すなわちON
状態となっているスイッチの個数がいくつになれば検出
信号を出力するかについて、閾値設定手段を用いて任意
の値に調節できるから、その使用条件に応じて作動条件
を最適に設定することができる。
【図1】本発明に係る一実施形態のマットスイッチを模
式的に示す図。
式的に示す図。
【図2】図1に示したマットスイッチ本体の平面図。
【図3】図1に示したマットスイッチ本体の要部拡大断
面図。
面図。
【図4】人間の足がマットスイッチ本体上に載った状態
を模式的に示す平面図。
を模式的に示す平面図。
【図5】犬猫等の動物の足がマットスイッチ本体上に載
った状態を模式的に示す平面図。
った状態を模式的に示す平面図。
【図6】人間の足がマットスイッチ本体上を歩いたとき
にカウントされるON状態のスイッチの個数の時間的な
変化を示すヒストグラム。
にカウントされるON状態のスイッチの個数の時間的な
変化を示すヒストグラム。
【図7】犬猫等の動物の足がマットスイッチ本体上を歩
いたときにカウントされるON状態のスイッチの個数の
時間的な変化を示すヒストグラム。
いたときにカウントされるON状態のスイッチの個数の
時間的な変化を示すヒストグラム。
1 入口ドア 2 赤外線センサ 3 不審人物 4 警報システム 10 マットスイッチ本体 11 スイッチ 12 板状ベース 13 コイルばね 14 可動子 14a 踏面 15 保護表皮 16、17 環状電極 18 配線 20 制御装置 21 カウント部 22 タイマ 23 判別部 24 閾値設定部 25 信号出力部 100 本発明に係る一実施形態のマットスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】床面上に敷設されるとともにその上に人間
が載ると検出信号を出力するマットスイッチであって、 所定面積の踏面を有するとともに踏まれるとON状態と
なる複数のスイッチを所定間隔で並設したスイッチ手段
と、 ON状態となっているスイッチの個数を所定の時間間隔
毎にカウントするカウント手段と、 このカウント手段から得られるON状態となっているス
イッチの個数が所定の閾値を上回ったことを判別して検
出信号を出力する検出信号出力手段と、を備えることを
特徴とするマットスイッチ。 - 【請求項2】前記閾値を設定する閾値設定手段をさらに
備えることを特徴とする請求項1に記載のマツトスイッ
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000354333A JP2002157936A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | マットスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000354333A JP2002157936A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | マットスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002157936A true JP2002157936A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18826934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000354333A Pending JP2002157936A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | マットスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002157936A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102339513A (zh) * | 2010-07-16 | 2012-02-01 | 重庆工商大学 | 防宠物踩踏式报警器及其轮廓法测量面积区分脚型的方法 |
CN102339512A (zh) * | 2010-07-16 | 2012-02-01 | 重庆工商大学 | 防宠物踩踏式报警器及其测量区域长度区分脚型的方法 |
JP2015186024A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | Kddi株式会社 | コンテンツ提供システムおよびプログラム |
JP2022003203A (ja) * | 2020-06-23 | 2022-01-11 | トヨタホーム株式会社 | 建物の施解錠システム |
-
2000
- 2000-11-21 JP JP2000354333A patent/JP2002157936A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102339513A (zh) * | 2010-07-16 | 2012-02-01 | 重庆工商大学 | 防宠物踩踏式报警器及其轮廓法测量面积区分脚型的方法 |
CN102339512A (zh) * | 2010-07-16 | 2012-02-01 | 重庆工商大学 | 防宠物踩踏式报警器及其测量区域长度区分脚型的方法 |
CN102339512B (zh) * | 2010-07-16 | 2016-07-06 | 重庆工商大学 | 防宠物踩踏式报警器及其测量区域长度区分脚型的方法 |
JP2015186024A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | Kddi株式会社 | コンテンツ提供システムおよびプログラム |
JP2022003203A (ja) * | 2020-06-23 | 2022-01-11 | トヨタホーム株式会社 | 建物の施解錠システム |
JP7349412B2 (ja) | 2020-06-23 | 2023-09-22 | トヨタホーム株式会社 | 建物の施解錠システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210353005A1 (en) | Foot presence signal processing using velocity | |
JP4333603B2 (ja) | 転倒管理サーバ、プログラム、及び履物 | |
US9847006B2 (en) | Fall detector and alert system | |
KR102110305B1 (ko) | 운동량 체크를 위한 스마트 헬스케어 시스템 | |
US7916035B2 (en) | Device for a bed alarm | |
US20160007887A1 (en) | Bed-leaving sensor and bed-leaving detection method | |
KR20140075677A (ko) | 개선된 바닥 덮개 | |
US11026481B2 (en) | Foot presence signal processing using velocity | |
JP3378540B2 (ja) | 異常判断装置およびプログラム記録媒体 | |
Tanaka et al. | A smart carpet design for monitoring people with dementia | |
KR20220053913A (ko) | 레이더 센서 및 포토센서를 이용한 낙상 예측 시스템 및 낙상 예측 방법 | |
JP2002157936A (ja) | マットスイッチ | |
US6965311B1 (en) | Medical alert mat with remoter pager | |
KR20190131515A (ko) | 속도를 이용하는 발 존재 신호 처리 | |
CN207979089U (zh) | 一种智能盲人避障靴子 | |
CN114767076A (zh) | 一种基于5g的智慧社区用老人监护系统 | |
JP2002119485A (ja) | 状態情報収集システム、状態情報収集装置、装着可能端末装置、状態情報収集方法、個人特性情報収集システム、媒体、および情報集合体 | |
CN203058493U (zh) | 智能健康老年鞋 | |
KR102658184B1 (ko) | 낙상 시 부상을 방지하기 위한 바닥 시스템 | |
EP1667050A1 (en) | Intelligent laminated pressure surface | |
CN212037529U (zh) | 防跌倒智能监测垫 | |
CN206610414U (zh) | 一种老年人摔倒监测系统 | |
CN209749965U (zh) | 一种智能鞋垫 | |
CN205322335U (zh) | 一种老年人步态监测定位装置 | |
CN106934991A (zh) | 一种老年人摔倒监测系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031014 |