JP2002157436A - 文書配布方法 - Google Patents

文書配布方法

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JP2002157436A
JP2002157436A JP2000354967A JP2000354967A JP2002157436A JP 2002157436 A JP2002157436 A JP 2002157436A JP 2000354967 A JP2000354967 A JP 2000354967A JP 2000354967 A JP2000354967 A JP 2000354967A JP 2002157436 A JP2002157436 A JP 2002157436A
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Kenichi Yamashita
健一 山下
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータソフトウェアに付属するマニュ
アル等の関連文書を多数の利用者に配布する場合に、電
子化文書として利用者ごとに、各利用者に利用許可され
る権利の状態に合わせて配布する文書配布方法を提供す
る。 【解決手段】 利用者共通の文書群を配布し、文書群か
ら利用者が所望の文書を取り出すための情報として、前
記文書群の各文書の識別情報、各文書が暗号化されてい
る場合の復号方法に関する情報、各文書の保管場所に関
する保管情報を含む利用者に固有の許可証を配布する。
また、文書群から利用者が所望の文書を取り出すための
情報の許可証の情報についても、利用者共通に使用する
許可証群として、文書群と共に配布しておき、利用者個
別の情報のみ、利用者に個別に配布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コンピュ
ータソフトウェアに付属するマニュアル等の関連文書を
多数の利用者に配布する場合に、電子化文書として利用
者ごとに、各利用者に利用許可される権利の状態に合わ
せて配布する文書配布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からの一般的な文書配布方法として
は、例えば、コンピュータソフトウェアの修正に伴って
配布する必要が生ずるコンピュータソフトウェアに付属
するマニュアル等の関連文書を多数の利用者に配布する
場合、文書の提供者が、文書の利用者に提供文書を配布
する一番簡易な方法としては、すべての利用者に同一の
文書群を配布することである。
【0003】しかし、この種のコンピュータソフトウェ
アに付属するマニュアル等の関連文書について、利用者
ごとに利用する文書または利用許可される文書がそれぞ
れに異なる場合には、その文書の配布は、それぞれの利
用者の利用許可の権利の状態を考慮した方法で行うこと
が所望される。
【0004】これに対して、例えば、一つの方法とし
て、利用者ごとに異なる文書群を配布する配布方法が利
用できる。この配布方法では、文書提供者が、それぞれ
の利用者の権利に対応した文書群を利用者ごとに作成し
て配布する。
【0005】また、別の方法として、すべての利用者に
同一の文書群を配布するが、文書を利用する場合には、
それぞれの利用者には利用許可される文書ごとに異なる
鍵を必要とする状態として、配布する方法がある。この
配布方法よると、文書提供者は、すべての利用者に対し
て同一の文書群を作成して配布するとともに、利用者の
利用許可される権利に対応して、それぞれの文書を利用
するための文書鍵を配布する。
【0006】また、文書配布方法とは概念的に異なる
が、文書提供者は一律に文書を配布することは行わず、
文書利用者が文書を利用する場合にのみ、文書提供者か
ら必要とする該当文書の配布を受けて、文書を利用する
方法がある。この方法は、各利用者が利用許可される権
利の状態に合わせて文書を利用する意味(文書が配布さ
れて利用する意味)では、一部で文書配布方法と同様な
利用形態となる。この方法は、文書利用者に利用許可さ
れるそれぞれの文書を管理する上では有効な方法であ
り、それぞれの管理方法が開発されている。この文書利
用を管理する方法としては、基本的には、文書利用者に
文書の配布を行わずに、文書提供者が文書を集中的に管
理する。この方法では、文書提供者は、利用者から文書
の利用が要求されたときにのみ、利用者の権利に応じて
文書の利用を許可するかどうかを決定し、文書利用者か
らの要求を受けて文書を配布する。文書利用者には、特
別に文書が配布されないので、文書配布があったことを
利用者が知らさなければ、利用者は配布されているべき
文書の存在を知らない場合もある。
【0007】この種の公知技術として、例えば、特開2
000−132541号公報に記載されている「文書管
理システム」の技術、また、特開2000−29833
号公報に記載されている「データのアクセス方法」の技
術が挙げられる。
【0008】特開2000−132541号公報に記載
の「文書管理システム」は、インターネットまたはイン
トラネットのようなネットワークを介して文書を送受信
する場合に、コンピュータシステム上の文書情報の閲覧
および配布等における秘匿性の管理技術に関するもので
あり、これによれば、秘匿すべき文書情報の閲覧または
配布を、予め設定された取り扱い資格を満足する場合に
のみ可能として、当該秘匿文書情報の秘匿性を向上さ
せ、文書管理者側にて当該秘匿文書情報の送付先の管理
をもできる。
【0009】また、特開2000−29833号公報に
記載されている「データのアクセス方法」は、複数の人
が共用するデータを記憶するサーバ装置と、ネットワー
ク等を経由してデータを受信、蓄積または利用する端末
装置から構成されるシステムにおいて、データのアクセ
スを高速化すると同時にデータの不正利用を防止する機
能を有するアクセス方法である。
【0010】このデータのアクセス方法によれば、一度
サーバ装置にアクセスしたデータを端末装置の記憶手段
に蓄積し、蓄積されたデータの利用許可については、端
末装置からサーバに対して問い合わせを行うことによ
り、2回目以降のデータアクセスに対しては、問い合わ
せに要するデータ量が、蓄積されたデータに比較して極
めて小さいことから、ネットワークに対する通信負荷も
少なく、問い合わせに対するレスポンスも速いため、デ
ータ利用を高速化することができる。
【0011】また、受信したデータを端末装置の記憶手
段に記憶するとき、暗号化して記憶することにより、デ
ータの利用をサーバ装置が許可しない限り、記憶された
データの暗号を解くことができず、不正な利用を防止で
きる。その場合に、サーバ装置に対するデータ利用の問
い合わせに、端末装置が持つ固有の端末番号とデータの
識別番号を利用して管理することにより、データを入手
した端末装置と異なる端末装置でのデータの利用を制限
することができる。
【0012】また、更に、データの有効期限を管理する
場合に、サーバが持つ時計を基準にデータの有効期限を
管理することにより、端末装置の時計の時刻を不正に変
更して、データを不正使用することを防止できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術を、文書配布および文書の利用許可の管理を伴う文書
配布方法に適用しようとしても、更に解決すべき次のよ
うな問題がある。
【0014】例えば、利用者ごとに異なる文書群を配布
する文書配布方法においては、配布する文書を電子化し
て(文書データとして)、電子文書の形態として配布す
る場合に、同一の文書群の複製が容易にできるという電
子文書の特性を活用することができず、文書提供者側の
配布文書作成の効率の向上が難しい。また、配布された
文書群を複数の利用者が、共同で利用することができな
い。
【0015】また、すべての利用者に同一の文書群を配
布するが、文書の利用には文書ごとに異なる文書鍵を必
要とする文書配布方法では、それぞれの利用者にとって
は、利用可能な文書の数だけの文書鍵が配布されること
になるため、それぞれの利用者側にとっては、その利用
可能な文書の数だけの文書鍵の管理を行わなければなら
ず、文書鍵が多数となった場合、その文書鍵の管理に関
する負荷が大きい。
【0016】また、それぞれの文書の配布を行わずに、
文書提供者が各利用者に配布すべき文書群を集中的に管
理し、利用者からの利用要求があったときのみ該当の文
書を配布する方法では、文書提供者の計算機と利用者の
計算機とが通信回線で接続されていない場合、つまり、
ネットワーク環境が整備されてない文書配布先の利用者
にとつては、配布されるべき文書の利用が困難である。
例えば、文書利用者が必要な文書を利用するため、文書
利用者が文書提供者を訪問する必要があるなどの問題が
ある。
【0017】本発明は、このような文書配布に伴う各種
の問題点を改善するためになされたものであり、本発明
の目的は、例えば、コンピュータソフトウェアに付属す
るマニュアル等の関連文書を多数の利用者に配布する場
合に、電子化文書として利用者ごとに、各利用者に利用
許可される権利の状態に合わせて配布する文書配布方法
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明による文書配布方法は、基本的な概念
として、利用者共通の文書群を配布することとし、この
文書群から利用者が所望の文書を取り出すための情報と
して、前記文書群の各文書の識別情報、各文書が暗号化
されている場合の復号方法に関する情報、各文書の保管
場所に関する保管情報を含む利用者に固有の許可証を配
布する。
【0019】また、この場合に、更に、本発明の文書配
布方法では、文書群から利用者が所望の文書を取り出す
ための情報の許可証の情報についても、利用者共通に使
用する許可証群として、文書群と共に配布しておき、利
用者個別の情報のみ、利用者に個別に配布することとす
る。このため、利用者共通の文書群と、文書の識別情
報、復号情報および存在場所に関する情報を含む利用者
共通の許可証群である総合許可証とを配布し、個々の利
用者に対しては、利用者個別の識別子と鍵とを配布する
ので、個々の利用者に個別に配布する情報量が少なくな
る。
【0020】具体的には、本発明による文書配布方法
は、第1の特徴として、複数の利用者に、それぞれの利
用者の権利に応じた利用形態を認める各文書を配布する
文書配布方法であって、複数の利用者が利用できる全て
の文書を含む利用者共通の文書群を配布し、前記文書群
から利用者が利用できる文書を取り出すための利用者固
有の許可証情報を配布することを特徴とする。
【0021】ここでの許可証情報は、文書群の各文書を
識別する識別情報、各文書が暗号化されている場合の復
号方法に関する復号情報、各文書の保管場所に関する保
管情報を含む利用者に固有の情報である。
【0022】また、第2の特徴として、本発明による文
書配布方法は、複数の利用者に、それぞれの利用者の権
利に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布
方法であって、複数の利用者が利用できる全ての文書を
含む利用者共通の文書群と、前記文書群の各文書を識別
する識別情報、各文書が暗号化されている場合の復号方
法に関する復号情報、各文書の保管場所に関する保管情
報を含む利用者共通の許可証情報とを配布し、前記文書
群から利用者が、前記許可証情報を利用して、利用でき
る文書を取り出すための利用者固有の個別利用許可証情
報を配布することを特徴とする。
【0023】ここでの個別利用許可証情報は、利用者個
別の識別子と鍵とを含む利用者に固有の情報であり、利
用者は、個別の利用者ごとの許可証情報を取り出し、そ
の許可証情報から、利用する文書を取り出す。
【0024】また、第3の特徴として、本発明による文
書配布方法は、複数の利用者に、それぞれの利用者の権
利に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布
方法であって、複数の利用者が利用できる全ての文書を
含む利用者共通の文書群を配布し、前記文書群から利用
者が利用できる文書を取り出すための利用者固有の許可
証情報を配布し、前記許可証情報により前記文書群から
利用者が利用できる文書を取り出し表示するための文書
表示プログラムを配布することを特徴とする。
【0025】ここでの許可証情報は、文書群の各文書を
識別する識別情報、各文書が暗号化されている場合の復
号方法に関する復号情報、各文書の保管場所に関する保
管情報を含む利用者に固有の情報であり、文書表示プロ
グラムは計算機を、識別情報により識別された各文書の
文書名を取り出す文書表示名取得部と、取り出された文
書名を表示する文書名表示部と、文書名により指定され
た文書の復号情報を取り出す復号情報取得部と、文書名
により指定された文書を保管情報に従い取り出す文書取
得部と、取り出された文書が暗号化されている場合に前
記復号情報に従い復号する文書復号部と、文書復号部に
より復号された文書を表示する文書表示処理部として機
能させる各サブプログラムから構成されている。
【0026】また、第4の特徴として、本発明による文
書配布方法は、複数の利用者に、それぞれの利用者の権
利に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布
方法であって、複数の利用者が利用できる全ての文書を
含む利用者共通の文書群と、前記文書群の各文書を識別
する識別情報、各文書が暗号化されている場合の復号方
法に関する復号情報、各文書の保管場所に関する保管情
報を含む利用者共通の許可証情報とを配布し、前記文書
群から利用者が、前記許可証情報を利用して、利用でき
る文書を取り出すための利用者固有の個別利用許可証情
報を配布し、前記個別利用許可証情報により許可証情報
を取り出し、取り出した許可証情報により前記文書群か
ら利用者が利用できる文書を取り出し表示するための文
書表示プログラムを配布することを特徴とする。
【0027】この場合において、個別利用許可証情報
は、利用者個別の識別子と鍵とを含む利用者に固有の情
報であり、文書表示プログラムは計算機を、利用者個別
の識別子により利用者個別の許可証の情報を取り出す許
可証取出部と、利用者個別の鍵により許可証の情報を復
号する許可証復号部と、復号された許可証の情報の中の
識別情報により識別された各文書の文書名を取り出す文
書表示名取得部と、取り出された文書名を表示する文書
名表示部と、文書名により指定された文書の復号情報を
取り出す復号情報取得部と、文書名により指定された文
書を保管情報に従い取り出す文書取得部と、取り出され
た文書が暗号化されている場合に文書を前記復号情報に
従い復号する文書復号部と、文書復号部により復号され
た文書を表示する文書表示処理部として機能させる各サ
ブプログラムから構成されている。
【0028】このような特徴を備えることにより、本発
明の文書配布方法によれば、利用者ごとに個別に許可証
の情報を配布するので、利用可能な文書が異なる利用者
に対しても、共通に使用できる同じ文書群を配布するこ
とができ、つまり、複数の利用者が利用できる全ての文
書を含む利用者共通の文書群を配布することができ、多
数の利用者への文書の配布が容易である。また、配布す
る文書群はそれぞれの利用者で共用できるので、配布物
の量を削減することができる。
【0029】利用者は、許可証の情報により、配布され
た文書群から利用者の利用許可された形態にしたがい、
利用可能な文書を利用することができる。つまり、配布
された電子文書に対して、一つの許可証情報と文書表示
プログラムとを計算機に読み込むことにより、または、
既に文書表示プログラムが読み込まれている計算機に許
可証情報を読み込むことにより、利用可能な文書を容易
に利用することができる。その場合に、複数の利用者が
利用できる全ての文書を含む利用者共通の文書群が配布
され、利用可能な文書の保管場所の情報が許可証の情報
に含まれているので、CD−ROM等の記録媒体に格納
されて配布された文書群が計算機に読み込まれていない
場合、例えば、ネットワークを介して、その保管場所か
ら利用者が必要な文書を取り出すことができる。逆に利
用不可能な文書については、文書の名前・復号鍵・保管
場所を知ることができず、利用することができない。こ
のため、配布文書の利用を利用者に対して利用許可され
た権利に対応したものとすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施する場合の
形態について、実施例により図面を参照して具体的に説
明する。図1は、本発明の文書配布方法が一態様で実施
される場合の文書配布システムのシステム構成を示す図
である。
【0031】図1において、100はネットワーク、1
11は文書配布元となる文書提供者の居るセンタサイ
ト、112は文書提供者の計算機、113は配布対象文
書を含む文書群、114は配布する配布文書群、115
は文書利用者(文書配布先)を登録して管理している文
書利用者管理表である。121は第1の文書利用者が居
る端末サイト、122は文書利用者の計算機、123は
配布された配布文書群、124は配布文書群の文書を利
用するための許可証である。また、131は第2の文書
利用者が居る端末サイト、132は文書利用者の計算
機、133は第2の文書利用者が配布文書群の文書を利
用するための許可証であり、141は配布された配布文
書群を蓄積している別の端末サイト、142は配布文書
群の文書保管および保管された配布文書群から文書を取
り出すための計算機、143は配布された配布文書群で
ある。
【0032】図1に示す文書配布システムにおいては、
文書配布元となる文書提供者の居るセンタサイト11
1、第1の文書利用者が居る端末サイト121、第2の
文書利用者が居る端末サイト131、配布された配布文
書群を蓄積している別の端末サイト141などが、ネッ
トワーク100を介して接続されており、このネットワ
ーク環境を利用できるシステムとしている。このため、
ネットワーク環境を利用して文書が配布するものとして
も良いが、文書提供者は、配布する文書群を電子化した
電子文書として、その配布文書群を予めCD−ROMな
どの記録媒体に格納して配布しておき、その後に、文書
利用者に対して、配布文書群から利用者が利用できる文
書を取り出すための利用者固有の情報である許可証12
4,133のデータを、CD−ROMなどの記録媒体に
格納して配布する。そして、配布文書群および許可証が
配布された状態において、図1に示すような文書配布シ
ステムの形態となっていればよい。
【0033】つまり、本実施例においては、文書提供者
は、配布する文書群を電子化した電子文書として、その
配布文書群を予めCD−ROMなどの記録媒体に格納し
て配布するが、その場合において、文書配布では、利用
者共通の文書群を配布することとし、この文書群から利
用者が所望の文書を取り出すための情報として、前記文
書群の各文書の識別情報、各文書が暗号化されている場
合の復号方法に関する情報、各文書の保管場所に関する
保管情報を含む利用者に固有の許可証を、CD−RO
M、フロッピー(登録商標)ディスクなどの記録媒体に
格納して配布し、または、ネットワーク環境を利用して
配布する。
【0034】文書提供者(文書配布元)の居るセンタサ
イト111には、文書群を管理し、配布する配布文書群
の作成と利用者に対する許可証の情報を保管する計算機
112と共に、配布対象文書を含む文書群113、配布
文書群114、文書利用者(文書配布先)を管理するた
めの利用者管理表115が格納された記憶装置が設けら
れている。
【0035】文書利用者(文書配布先)の端末サイト1
21には、文書提供者(文書配布元)のセンタサイト1
11の計算機112から、ネットワーク100の通信回
線またはCD−ROM等の記録媒体を利用して配布さ
れ、計算機122を介して格納された配布文書群123
と、その配布文書群の文書の利用が管理される許可証1
24が存在している。このような配布文書群123は、
文書利用者(文書配布先)の端末サイト121の計算機
122の記憶装置に保管することもできし、また、セン
タサイト111の計算機112の記憶装置に保管するこ
ともできるし、更に、また、どちらとも異なる端末サイ
ト141の計算機142の記憶装置において、配布文書
群143を保管することもできる。
【0036】したがって、文書利用者は、端末サイト1
31の計算機132の記憶装置に許可証133の情報を
保有して、配布文書群を保持していない端末サイトにお
いても、許可証133の情報にしたがって、それぞれの
利用者にとって利用可能な文書が利用できる。
【0037】図2は、文書群のデータ構造を説明する図
である。文書群211は、配布文書群を作成する元とな
る文書の集まりである。文書群211のデータ構造は、
図2に示すように、各文書を一意に識別するための識別
記号である文書識別子「D1〜Dn」を格納する文書識
別子フィールド212と、文書識別子に対応した文書本
体E(D1)〜E(Dn)を格納する文書本体フィール
ド213から構成されている。この文書群211におい
ては、各文書識別子D1〜Dnで識別される各文書本体
を、それに対応してE(D1)〜E(Dn)と表記して
いる。
【0038】図3は、配布文書群のデータ構造を説明す
る図である。配布文書群311は、文書群211の全て
ではないが、利用者に共通に配布される文書群211の
ほとんどの部分を含んで構成され、それぞれの利用者へ
配布される文書群である。利用者に配布するため文書本
体を暗号化した暗号化文書としている。この配布文書群
311のデータ構造は、図3に示すように、各文書を一
意に識別する文書識別子「D1〜Dn」を格納する文書
識別子フィールド312と、それに対応した配布される
ために暗号化された文書本体の暗号化文書本体が格納さ
れる暗号化文書本体フィールド313から構成されてい
る。図3に示す配布文書群311では、各文書識別子D
1〜Dnで識別されるそれぞれの暗号化文書本体をK
(D1)(E(D1))〜K(Dn)(E(Dn))と
表記している。つまり、暗号化文書本体は、文書識別子
Dnの識別される文書本体E(Dn)を、暗号化鍵K
(Dn)によりで暗号化したものとして、K(Dn)
(E(Dn))と表記している。
【0039】図4は、文書利用者(文書配布先)を管理
する利用者管理表のデータ構造を説明する図である。利
用者管理表411は、図4に示すように、各利用者を一
意に識別するための利用者識別子「U1〜Un」を格納
する利用者識別子フィールド412と、利用者識別子
「U1〜Un」で識別される利用者が利用可能な各文書
の文書識別子D1〜Dnを登録して管理する文書識別子
フィールド413から構成されている。この利用者管理
表411のデータにより、各利用者に対応して許可証を
作成して、作成した許可証を配布する。
【0040】図5は、許可証のデータ構造を説明する図
である。許可証511は、文書提供者から各利用者に配
布され、全ての利用者に共通に配布されている配布文書
群から利用者が許可された各文書を利用するために使用
する情報が格納されている制御データ(ディスクリプ
タ)である。このため、図5に示すように、許可証51
1のデータ構造は、許可証を一意に識別する識別情報で
ある許可証識別子Anを格納する許可証識別子フィール
ド512、利用可能な文書の文書識別子Dnを格納する
文書識別子フィールド513、文書の表示名N(Dn)
を格納する文書表示名フィールド514、文書識別子D
nで特定される暗号化文書を復号するための情報である
復号鍵K(Dn)’を格納する復号鍵フィールド51
5、暗号化文書が保管されている保管場所P(Dn)を
格納する文書保管場所フィールド516から構成されて
いる。利用者は、この許可証の情報を利用して、配布さ
れた配布文書群から希望する文書を利用する。
【0041】次に、許可証の情報を利用して、利用者が
文書を利用する場合の一例について説明する。図6は、
端末サイトにおける許可証を使用した文書の利用処理の
処理の流れを説明するブロック図である。それぞれのブ
ロックが、文書表示プログラムを構成する処理モジュー
ル(サブプログラム)のブロックまたはデータブロック
を示している。文書提供者から文書利用者に、利用者個
別の許可証と利用者共通の文書群とを配布した場合にお
ける文書表示処理を説明する。したがって、図6に示す
ブロック図においては、文書利用者611が操作する計
算機612には、許可証613と配布文書群614が配
布されて格納された状態となっている。なお、通常の場
合は、許可証613の存在する計算機612内に配布文
書群614が存在し、この配布文書群614から利用す
る文書本体を表示するようにするが、前述したように、
許可証613には、文書の保管場所の情報が登録されて
いるので、利用する文書(暗号化文書)の存在する配布
文書群614は他の計算機に存在してもよい。
【0042】計算機612に読み込まれて、それぞれの
処理機能を計算機において実現する文書表示プログラム
を構成する各処理モジュールは、図6に示すように、配
布文書制御部621を構成し、この配布文書制御部62
1は、文書識別子により識別された各文書の文書名を取
り出す文書表示名取得部624と、取り出された文書名
を表示する文書名表示部622と、文書名により指定さ
れた文書の復号鍵を取り出す復号鍵取得部625と、文
書名により指定された文書を保管場所に関する情報に従
い取り出す文書取得部627と、取り出された文書を復
号鍵に従い復号する文書復号部626と、文書復号部に
より復号された文書を表示する文書表示処理部623と
から構成されている。
【0043】図10は、許可証を利用した文書利用処理
の処理の流れを説明するフローチャートである。図10
のフローチャートと図6に示すブロック図を参照して文
書利用処理について説明する。文書を利用するため、ス
テップ1011において、利用者611が、計算機61
2の配布文書制御部621に対して、文書名表示要求6
31を行うと、要求を受け付けた配布文書制御部621
は、ステップ1012において、文書名表示部622を
起動して、文書名表示部622から文書表示名取得部6
24を介して、許可証613をアクセスし、許可証61
3からその文書表示名フィールドに登録されている全て
の文書名N(Dn)を取得する。次のステップ1013
において、文書名表示部622が、取得した文書名63
2を表示する。
【0044】これまでの処理により、利用者に利用許可
されている文書名632が出力され、計算機612に設
けられているディスプレイ装置(図示せず)の表示画面
に表示されるので、利用者611は、表示された文書名
632から利用を希望する文書の文書名、例えば、文書
名N(D11)を選択して、再び、計算機612に対し
て、文書表示要求633を行うと、ステップ1014に
おいて、配布文書制御部621は、この文書表示要求6
33を受け付ける。
【0045】配布文書制御部621は、文書名N(D1
1)が指定された文書表示要求633を受け付けると、
文書表示処理部623を起動して、その文書表示処理に
よって、指定された文書名N(D11)の文書本体の表
示処理を行うが、その場合、ステップ1015に進み、
許可証613から指定された文書識別子D11の文書
(暗号化文書)の文書保管場所P(D11)を取得し、
次のステップ1016において、文書保管場所から文書
(暗号化文書)を取得して、ステップ1017に進む。
【0046】ステップ1017からの文書表示処理で
は、文書表示処理部623が、文書復号鍵取得部625
を介して許可証613をアクセスし、許可証613から
文書D11の復号鍵K(D11)’を取得すると共に、
文書取得部627を介して許可証613をアクセスし、
保管場所P(D11)を取得して、保管場所から文書を
取得する。保管場所から取得した文書は、暗号化された
暗号化文書となっているので、次のステップ1018に
おいて、文書復号部626により、取得した復号鍵K
(D11)’を用いて暗号化文書本体K(D11)(E
(D11))を復号し、次のステップ1019におい
て、文書表示処理部623により、復号した文書本体E
(D11)を表示し、処理を終了する。
【0047】次に、本発明の別の実施例を説明する。前
述したように、それぞれの利用者に配布する許可証の情
報についても、復号鍵の情報、文書の保管場所の情報な
ど多くの情報量となることから、それぞれの利用者に対
して共通に配布され、共通に利用される総合許可証(許
可証群)として、配布文書群と共に配布しておき、個々
の利用者には、総合許可証を利用して、個別の許可証の
情報を得るためのそれぞれ利用者に個別の利用者識別子
と許可証の利用のための鍵を配布する。
【0048】すなわち、文書群から利用者が所望の文書
を取り出すための情報である許可証の情報についても、
共通に配布される総合許可証として、利用者共通の配布
文書群と共に予めCD−ROMなどの記録媒体に格納し
て配布される。利用者個別の情報のみが、利用者に個別
に配布する。すなわち、この場合において、予めCD−
ROMなどの記録媒体に格納して配布する配布物の内容
は、利用者共通の文書群と、文書の識別情報、復号情報
および存在場所に関する情報を含む利用者共通の総合許
可証(許可証群)となっており、また、個々の利用者に
対してCD−ROM、フロッピーディスクなどの記録媒
体に格納して配布する配布物は、利用者個別の許可証に
対する識別子と鍵(許可証識別子および許可証鍵)とな
る。
【0049】図7は、許可証群のデータ構造を説明する
図である。許可証群711は、利用者ごとに個別に作成
した許可証の集まりであり、文書提供者において管理さ
れる情報である。利用者に配布される総合許可証の元に
なるものである。図7に示すように、許可証群711
は、許可証識別子Anが格納される許可証識別子フィー
ルド712と、許可証本体E(An)が格納される許可
証本体フィールドから構成されている。
【0050】図8は、総合許可証のデータ構造を説明す
る図である。総合許可証811は、許可証本体が暗号化
されて利用者に配布される情報である。このため、利用
者に配布される総合許可証811は、図8に示すよう
に、許可証識別子Anが格納される許可証識別子フィー
ルド812と、その対応の暗号化許可証本体フィールド
813から構成されている。この暗号化許可証本体フィ
ールド813には、許可証識別子Anで識別される許可
証本体E(An)を、暗号化鍵L(An)で暗号化した
暗号化許可証本体L(An)(E(An))が格納され
る。
【0051】次に、総合許可証を利用して、利用者が文
書を利用する場合の文書利用処理について説明する。図
9は、端末サイトにおける総合許可証を使用した文書の
利用処理の処理の流れを説明するブロック図である。こ
の文書利用処理は、文書の提供者から文書の利用者に、
利用者共通の総合許可証と文書群、および利用者個別の
許可証を指定する許可証識別子と許可証の復号鍵が配布
された場合の処理である。図9に示すブロック図におい
ては、利用者911が操作する計算機912には、総合
許可証913と、配布文書群914とが配布されて格納
されている。ここでは、総合許可証913の存在する計
算機912内に配布文書群914が存在するので、この
配布文書群914から利用する文書を表示するようにす
るが、前述したように、総合許可証から復号される許可
証915には、文書の保管場所の情報が登録されている
ので、利用する文書の存在する配布文書群914は他の
計算機に存在してもよい。
【0052】この計算機912に読み込まれて、それぞ
れの処理機能を計算機において実現する文書表示プログ
ラムを構成する各処理モジュールは、前述した図6に示
した構成と同様であるが、図9に示すように、更に、利
用者個別の識別子により利用者個別の許可証の情報を取
り出す許可証取出部924と、利用者個別の鍵により許
可証の情報を復号する許可証復号部925とが設けられ
ている。すなわち、配布文書制御部921を構成する各
処理モジュールは、利用者個別の識別子により利用者個
別の許可証の情報を取り出す許可証取出部924と、利
用者個別の鍵により許可証の情報を復号する許可証復号
部925と、復号された許可証の情報の中の識別情報に
より識別された各文書の文書名を取り出す文書表示名取
得部926と、取り出された文書名を表示する文書名表
示部922と、文書名により指定された文書の復号情報
を取り出す復号情報取得部と、文書名により指定された
文書を保管情報に従い取り出す文書取得部と、取り出さ
れた文書が暗号化されている場合に文書を前記復号情報
に従い復号する文書復号部と、文書復号部により復号さ
れた文書を表示する文書表示処理部923から構成され
ている
【0053】図11は、総合許可証を利用した文書利用
処理の処理の流れを説明するフローチャートである。図
11のフローチャートと図9に示すブロック図を参照し
て文書利用処理について説明する。まず、ステップ11
11において、利用者911は、計算機912の配布文
書制御部921に対して、文書を利用するための文書名
表示要求931を行う。この文書名表示要求931で
は、利用者に配布された「許可証識別子と許可証復号
鍵」932を指定して、文書配布制御部921に対して
文書名表示要求を行う。許可証識別子A1と許可証復号
鍵L(A1)’が指定された文書名表示要求931を、
配布文書制御部921に対して渡すので、配布文書制御
部921では、「許可証識別子および許可証復号鍵」9
32を受け取り、次のステップ1112において、文書
名表示部922は、許可証取得部924を介して、総合
許可証913から暗号化許可証本体L(A1)(E(A
1))を取得し、次のステップ1113において、利用
者から渡された許可証復号鍵L(A1)’を使用して復
号する。
【0054】次に、ステップ1114において、文書表
示名取得部926を介して、復号化した許可証本体91
5から文書表示名N(Dn)を取得し、次のステップ1
115において、文書名表示部922が、文書名933
を表示する。この文書名933の表示に対して、ステッ
プ1116において、利用者911が、利用したい文書
の文書名N(D11)を指定して、配布文書制御部92
1に対して文書表示要求934を行うと、これに対し
て、文書表示処理部923が、文書表示要求934を受
け付けて、文書表示処理を行う。以降の文書表示の処理
は、前述した図6および図10を参照した説明のとおり
であるので、その説明は省略する。
【0055】このような本実施例による文書配布システ
ムによれば、次のような顕著な効果を期待できる。すな
わち、 (1)利用者個別の許可証を配布する文書配布方法を適
用すると、それぞれの利用者に利用可能な文書が、異な
る利用者であっても同一の配布文書群として文書を配布
することができ、文書の配布が容易となる。また、配布
される文書の配布物は、複数の利用者で共用することが
できることから、複数の文書の利用者から共用の了解を
得ることができれば、個別の利用者ごとの配布を省略で
き、配布物の量を削減することができる。 (2)利用者は、一つの許可証の情報と計算機の配布文
書制御部(配布された文書表示プログラム)とにより、
利用可能な文書を容易に利用することができる。逆に利
用不可能な文書については、文書の名前・復号鍵・保管
場所を知ることができず、利用することができない。 (3)更に、利用者共通の総合許可証を配布する文書配
布方法を適用すると、同じく、それぞれの利用者に利用
可能な文書が、異なる利用者であっても同一の配布文書
群として、つまり、異なる利用者に同一の配布文書群と
同一の総合許可証を配布することができ、文書の配布が
容易となる。このとき、利用者ごとに異なるのは、一対
の許可証識別子と許可証復号鍵である。 (4)また、この文書配布方法は、本来的には、CD−
ROM等の記録媒体に配布文書群およぴ許可証の情報を
格納して文書を配布する文書配布方法であるが、通信回
線(ネットワーク環境)を利用して、文書を配布するこ
とも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の文書配布
方法によれば、利用者ごとに個別に許可証の情報を配布
するので、利用可能な文書が異なる利用者に対しても、
共通に使用できる同じ文書群を配布することができ、複
数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通の
文書群を配布することができ、多数の利用者への文書の
配布が容易となる。配布する文書群はそれぞれの利用者
で共用できるので、配布物の量を削減することができ
る。
【0057】利用者は、許可証の情報により、配布され
た文書群から利用者の利用許可された形態にしたがい、
利用可能な文書を利用することができる。配布された電
子文書に対して、一つの許可証情報と文書表示プログラ
ムとを計算機に読み込むことにより、または、既に文書
表示プログラムが読み込まれている計算機に許可証情報
を読み込むことにより、利用可能な文書を容易に利用す
ることができる。
【0058】その場合に、複数の利用者が利用できる全
ての文書を含む利用者共通の文書群が配布され、利用可
能な文書の保管場所の情報が許可証の情報に含まれてい
るので、CD−ROM等の記録媒体に格納されて配布さ
れた文書群が計算機に読み込まれていない場合、例え
ば、ネットワークを介して、その保管場所から利用者が
必要な文書を取り出すことができる。逆に利用不可能な
文書については、文書の名前・復号鍵・保管場所を知る
ことができず、利用することができない。このため、配
布文書の利用を利用者に対して利用許可された権利に対
応したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の文書配布方法が一態様で実施される
場合の文書配布システムのシステム構成を示す図、
【図2】 文書群のデータ構造を説明する図、
【図3】 配布文書群のデータ構造を説明する図、
【図4】 文書利用者(文書配布先)を管理する利用者
管理表のデータ構造を説明する図、
【図5】 許可証のデータ構造を説明する図、
【図6】 端末サイトにおける許可証を使用した文書の
利用処理の処理の流れを説明するブロック図、
【図7】 許可証群のデータ構造を説明する図、
【図8】 総合許可証のデータ構造を説明する図、
【図9】 端末サイトにおける総合許可証を使用した文
書の利用処理の処理の流れを説明するブロック図、
【図10】 許可証を利用した文書利用処理の処理の流
れを説明するフローチャート、
【図11】 総合許可証を利用した文書利用処理の処理
の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100…ネットワーク、 111…文書提供者(文書配布元)のセンタサイト、 112…文書提供者(文書配布元)の計算機、 113…文書群、 114…配布文書群、 115…利用者管理表、 121…文書利用者(文書配布先)の端末サイト、 122…文書利用者(文書配布先)の計算機、 123…配布文書群、 124…許可証、 131…文書利用者の端末サイト、 132…文書利用者の計算機、 133…許可証、 141…端末サイト、 142…文書保管用の計算機、 143…配布文書群、 311…配布文書群、 312…文書識別子フィールド、 313…暗号化文書本体フィールド、 511…許可証、 512…許可証識別子フィールド、 513…文書識別子フィールド、 514…文書表示名フィールド、 515…文書復号鍵フィールド、 516…文書保管場所フィールド、 612…文書利用者(文書配布先)の計算機、 613…許可証、 614…配布文書群、 621…配布文書制御部、 622…文書名表示部、 623…文書表示処理部、 624…文書表示名取得部、 625…文書復号鍵取得部、 626…文書復号部、 627…文書取得部、 631…文書名表示要求、 632…文書名、 633…文書表示要求、 634…文書、 711…許可証群、 712…許可証識別子フィールド、 713…許可証本体フィールド、 811…総合許可証、 812…許可証識別子フィールド、 813…暗号化許可証本体フィールド、 912…文書利用者(文書配布先)の計算機、 913…総合許可証、 914…配布文書群、 915…復号された許可証、 921…配布文書制御部、 922…文書名表示部、 923…文書表示処理部、 924…許可証取得部、 925…許可証復号部、 926…文書表示名取得部、 931…文書名表示要求、 932…許可証識別子と許可証復号鍵、 933…文書名、 934…文書表示要求

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の利用者に、それぞれの利用者の権利
    に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布方
    法であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群を配布し、 前記文書群から利用者が利用できる文書を取り出すため
    の利用者固有の許可証の情報を配布することを特徴とす
    る文書配布方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の文書配布方法において、 前記許可証の情報は、前記文書群の各文書を識別する識
    別情報、各文書が暗号化されている場合の復号方法に関
    する復号情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含
    む利用者に固有の情報であることを特徴とする文書配布
    方法。
  3. 【請求項3】複数の利用者に、それぞれの利用者の権利
    に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布方
    法であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群と、前記文書群の各文書を識別する識別情報、
    各文書が暗号化されている場合の復号方法に関する復号
    情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含む利用者
    共通の許可証の情報とを配布し、 前記文書群から利用者が、前記許可証の情報を利用し
    て、利用できる文書を取り出すための利用者固有の個別
    利用許可証情報を配布することを特徴とする文書配布方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の文書配布方法において、 前記個別利用許可証情報は、利用者個別の識別子と鍵と
    を含む利用者に固有の情報であることを特徴とする文書
    配布方法。
  5. 【請求項5】複数の利用者に、それぞれの利用者の権利
    に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布方
    法であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群を配布し、 前記文書群から利用者が利用できる文書を取り出すため
    の利用者固有の許可証情報を配布し、 前記許可証情報により前記文書群から利用者が利用でき
    る文書を取り出し表示するための文書表示プログラムを
    配布することを特徴とする文書配布方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の文書配布方法において、 前記許可証情報は、前記文書群の各文書を識別する識別
    情報、各文書が暗号化されている場合の復号方法に関す
    る復号情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含む
    利用者に固有の情報であり、 前記文書表示プログラムは計算機を、 前記識別情報により識別された各文書の文書名を取り出
    す文書表示名取得部と、 前記取り出された文書名を表示する文書名表示部と、 前記文書名により指定された文書の復号情報を取り出す
    復号情報取得部と、 前記文書名により指定された文書を保管情報に従い取り
    出す文書取得部と、 前記取り出された文書が暗号化されている場合に文書を
    前記復号情報に従い復号する文書復号部と、 前記文書復号部により復号された文書を表示する文書表
    示処理部として機能させる各サブプログラムから構成さ
    れていることを特徴とする文書配布方法。
  7. 【請求項7】複数の利用者に、それぞれの利用者の権利
    に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布方
    法であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群と、前記文書群の各文書を識別する識別情報、
    各文書が暗号化されている場合の復号方法に関する復号
    情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含む利用者
    共通の許可証情報とを配布し、 前記文書群から利用者が、前記許可証情報を利用して、
    利用できる文書を取り出すための利用者固有の個別利用
    許可証情報を配布し、 前記個別利用許可証情報により許可証の情報を取り出
    し、取り出した許可証の情報により前記文書群から利用
    者が利用できる文書を取り出し表示するための文書表示
    プログラムを配布することを特徴とする文書配布方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の文書配布方法において、 前記個別利用許可証情報は、利用者個別の識別子と鍵と
    を含む利用者に固有の情報であり、 前記文書表示プログラムは計算機を、 利用者個別の識別子により利用者個別の許可証の情報を
    取り出す許可証取出部と、 利用者個別の鍵により許可証の情報を復号する許可証復
    号部と、 復号された許可証の情報の中の識別情報により識別され
    た各文書の文書名を取り出す文書表示名取得部と、 前記取り出された文書名を表示する文書名表示部と、 前記文書名により指定された文書の復号情報を取り出す
    復号情報取得部と、 前記文書名により指定された文書を保管情報に従い取り
    出す文書取得部と、 前記取り出された文書が暗号化されている場合に文書を
    前記復号情報に従い復号する文書復号部と、 前記文書復号部により復号された文書を表示する文書表
    示処理部として機能させる各サブプログラムから構成さ
    れていることを特徴とする文書配布方法。
  9. 【請求項9】複数の利用者に、それぞれの利用者の権利
    に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布方
    法において配布される記録媒体であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群と、 前記文書群から利用者が利用できる文書を取り出すため
    の利用者固有の許可証情報とを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の記録媒体において、 前記許可証情報は、前記文書群の各文書を識別する識別
    情報、各文書が暗号化されている場合の復号方法に関す
    る復号情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含む
    利用者に固有の情報であることを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】複数の利用者に、それぞれの利用者の権
    利に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布
    方法において配布される記録媒体であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群と、前記文書群の各文書を識別する識別情報、
    各文書が暗号化されている場合の復号方法に関する復号
    情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含む利用者
    共通の許可証情報とを配布し、 前記文書群から利用者が、前記許可証情報を利用して、
    利用できる文書を取り出すための利用者固有の個別利用
    許可証情報を配布することを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の記録媒体において、 前記個別利用許可証情報は、利用者個別の識別子と鍵と
    を含む利用者に固有の情報であることを特徴とする記録
    媒体。
  13. 【請求項13】複数の利用者に、それぞれの利用者の権
    利に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布
    方法において配布される記録媒体であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群を配布し、 前記文書群から利用者が利用できる文書を取り出すため
    の利用者固有の許可証情報を配布し、 前記許可証情報により前記文書群から利用者が利用でき
    る文書を取り出し表示するための文書表示プログラムを
    配布することを特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の記録媒体において、 前記許可証情報は、前記文書群の各文書を識別する識別
    情報、各文書が暗号化されている場合の復号方法に関す
    る復号情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含む
    利用者に固有の情報であり、 前記文書表示プログラムは計算機を、 前記識別情報により識別された各文書の文書名を取り出
    す文書表示名取得部と、 前記取り出された文書名を表示する文書名表示部と、 前記文書名により指定された文書の復号情報を取り出す
    復号情報取得部と、 前記文書名により指定された文書を保管情報に従い取り
    出す文書取得部と、 前記取り出された文書が暗号化されている場合に文書を
    前記復号情報に従い復号する文書復号部と、 前記文書復号部により復号された文書を表示する文書表
    示処理部として機能させる各サブプログラムから構成さ
    れていることを特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】複数の利用者に、それぞれの利用者の権
    利に応じた利用形態を認める各文書を配布する文書配布
    方法において配布される記録媒体であって、 複数の利用者が利用できる全ての文書を含む利用者共通
    の文書群と、前記文書群の各文書を識別する識別情報、
    各文書が暗号化されている場合の復号方法に関する復号
    情報、各文書の保管場所に関する保管情報を含む利用者
    共通の許可証情報とを配布し、 前記文書群から利用者が、前記許可証情報を利用して、
    利用できる文書を取り出すための利用者固有の個別利用
    許可証情報を配布し、 前記個別利用許可証情報により許可証情報を取り出し、
    取り出した許可証情報により前記文書群から利用者が利
    用できる文書を取り出し表示するための文書表示プログ
    ラムを配布することを特徴とする記録媒体。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の記録媒体において、 前記個別利用許可証情報は、利用者個別の識別子と鍵と
    を含む利用者に固有の情報であり、 前記文書表示プログラムは計算機を、 利用者個別の識別子により利用者個別の許可証情報を取
    り出す許可証取出部と、 利用者個別の鍵により許可証の情報を復号する許可証復
    号部と、 復号された許可証の情報の中の識別情報により識別され
    た各文書の文書名を取り出す文書表示名取得部と、 前記取り出された文書名を表示する文書名表示部と、 前記文書名により指定された文書の復号情報を取り出す
    復号情報取得部と、 前記文書名により指定された文書を保管情報に従い取り
    出す文書取得部と、 前記取り出された文書が暗号化されている場合に文書を
    前記復号情報に従い復号する文書復号部と、 前記文書復号部により復号された文書を表示する文書表
    示処理部ととして機能させる各サブプログラムから構成
    されていることを特徴とする記録媒体。
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