JP2002152807A - 周辺移動局監視装置、及び周辺移動局監視装置を備えた無線ネットワークシステム - Google Patents
周辺移動局監視装置、及び周辺移動局監視装置を備えた無線ネットワークシステムInfo
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- JP2002152807A JP2002152807A JP2000344734A JP2000344734A JP2002152807A JP 2002152807 A JP2002152807 A JP 2002152807A JP 2000344734 A JP2000344734 A JP 2000344734A JP 2000344734 A JP2000344734 A JP 2000344734A JP 2002152807 A JP2002152807 A JP 2002152807A
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動局の数や稼働エリアに囚われず、システ
ムに負荷を与えず効率よく周辺を移動する移動局の位置
を捕捉可能な周辺移動局監視装置並びに、これを用いた
無線ネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 複数個の基地局と、自局位置を測位する
ことで自局位置情報を得て、稼働エリア内に位置する基
地局に無線にて通信可能である複数個の移動可能な移動
局と、上記複数個の基地局に有線LANで接続され、上
記基地局と上記移動局とを統括的に制御する少なくとも
一つの制御局とを備えた無線ネットワークシステムにお
いて、各移動局に、その周辺の移動局より稼働エリア内
に位置する基地局へ発信された位置情報を傍受し、この
位置情報に基づいて上記周辺移動局の位置を監視する周
辺移動局監視装置を設けた構成とした。
ムに負荷を与えず効率よく周辺を移動する移動局の位置
を捕捉可能な周辺移動局監視装置並びに、これを用いた
無線ネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 複数個の基地局と、自局位置を測位する
ことで自局位置情報を得て、稼働エリア内に位置する基
地局に無線にて通信可能である複数個の移動可能な移動
局と、上記複数個の基地局に有線LANで接続され、上
記基地局と上記移動局とを統括的に制御する少なくとも
一つの制御局とを備えた無線ネットワークシステムにお
いて、各移動局に、その周辺の移動局より稼働エリア内
に位置する基地局へ発信された位置情報を傍受し、この
位置情報に基づいて上記周辺移動局の位置を監視する周
辺移動局監視装置を設けた構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線ネットワーク
システムとGPS測位技術を応用して、広域エリアで移
動する移動局(移動体)位置を集中監視するネットワー
クシステムに関し、特に、各移動局に対してその周辺の
移動局の位置情報の取得を可能とする周辺移動局監視装
置、並びに各移動局がこれを備えたネットワークシステ
ムに関する。
システムとGPS測位技術を応用して、広域エリアで移
動する移動局(移動体)位置を集中監視するネットワー
クシステムに関し、特に、各移動局に対してその周辺の
移動局の位置情報の取得を可能とする周辺移動局監視装
置、並びに各移動局がこれを備えたネットワークシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、基地局と、この基地局に無線で
接続され、自局位置を測位するGPS等の測位手段を有
する移動可能な移動局(移動体)と、上記基地局に有線
LANで接続され、この基地局と上記移動局とを統括的
に制御する制御局とを備えた無線ネットワーク制御シス
テムが知られている。
接続され、自局位置を測位するGPS等の測位手段を有
する移動可能な移動局(移動体)と、上記基地局に有線
LANで接続され、この基地局と上記移動局とを統括的
に制御する制御局とを備えた無線ネットワーク制御シス
テムが知られている。
【0003】このような従来のシステムは、制御局(も
しくは基地局)における表示装置に各移動局の位置を表
示させて、各移動局を監視することを目的としたシステ
ム運用であるため、移動局においては自局のみの位置情
報しか表示されない。一方で、例えば、目視が不可能な
状態での危険回避を行うために自局の周辺に存在する他
の移動局の動向を知りたい等の要求がある。
しくは基地局)における表示装置に各移動局の位置を表
示させて、各移動局を監視することを目的としたシステ
ム運用であるため、移動局においては自局のみの位置情
報しか表示されない。一方で、例えば、目視が不可能な
状態での危険回避を行うために自局の周辺に存在する他
の移動局の動向を知りたい等の要求がある。
【0004】このような場合、上述の方式では、その移
動局の周辺に存在する移動局(例えば、車両)の位置情
報を表示する機能(周辺車両監視機能)を持たないた
め、上記要求に応えることができないという問題があ
る。
動局の周辺に存在する移動局(例えば、車両)の位置情
報を表示する機能(周辺車両監視機能)を持たないた
め、上記要求に応えることができないという問題があ
る。
【0005】上記システムにおいて、周辺車両監視機能
を実現するためには、制御局(もしくは基地局)に設置
されている位置情報データベースに保管されている各移
動局の最新の位置情報を、制御局を介して基地局から移
動局へ下り回線を用いて通信する(ダウンロード)こと
で可能となる。
を実現するためには、制御局(もしくは基地局)に設置
されている位置情報データベースに保管されている各移
動局の最新の位置情報を、制御局を介して基地局から移
動局へ下り回線を用いて通信する(ダウンロード)こと
で可能となる。
【0006】ダウンロードのための基地局と移動局との
間の通信方式には通常ポーリング方式が利用されてい
る。
間の通信方式には通常ポーリング方式が利用されてい
る。
【0007】この方法では、第一に、移動局数に比例し
て位置情報が増大することになり、それをダウンロード
する時間が増すことになる。すなわち、運用される移動
局数に依存してリアルタイム性が損なわれることにな
る。このことは、ポーリング周期を元に規格化すると、
1移動局当たりに与えられる情報を通信する時間が減少
することを意味する。結果的に全ての情報を通信するた
めには、複数のポーリング周期を必要とし、所望とする
時間が大きくなるという問題がある。従って、移動局に
て表示されるまでの時間に遅延が生じ移動局自身と周辺
車両群との位置関係が絶対時間でなく相対時間となり、
かつ遅延が大きいほど各車両の位置表示関係がずれてく
ることを意味し、リアルタイム性を満足しなくなる。
て位置情報が増大することになり、それをダウンロード
する時間が増すことになる。すなわち、運用される移動
局数に依存してリアルタイム性が損なわれることにな
る。このことは、ポーリング周期を元に規格化すると、
1移動局当たりに与えられる情報を通信する時間が減少
することを意味する。結果的に全ての情報を通信するた
めには、複数のポーリング周期を必要とし、所望とする
時間が大きくなるという問題がある。従って、移動局に
て表示されるまでの時間に遅延が生じ移動局自身と周辺
車両群との位置関係が絶対時間でなく相対時間となり、
かつ遅延が大きいほど各車両の位置表示関係がずれてく
ることを意味し、リアルタイム性を満足しなくなる。
【0008】第二に、システム運用形態に基づくスルー
プットが低下することである。このことは、先のデータ
伝送時間を一ポーリング周期(規格化ポーリング周期)
に満足させるとした場合、例えば、ポーリングプロトコ
ルにおいて、ポーリングフェーズ(Pフェーズ)におけ
る情報交換区域でのダウンロードによって移動局ヘデー
タ配信するパケット長を、必要とされるデータ長と同等
かそれ以上にしなければならない。よって、システムに
て運用される移動局数を考慮すると、ポーリング周期が
非常に長くなり、結果的にスループットの低下を招くこ
とになる。
プットが低下することである。このことは、先のデータ
伝送時間を一ポーリング周期(規格化ポーリング周期)
に満足させるとした場合、例えば、ポーリングプロトコ
ルにおいて、ポーリングフェーズ(Pフェーズ)におけ
る情報交換区域でのダウンロードによって移動局ヘデー
タ配信するパケット長を、必要とされるデータ長と同等
かそれ以上にしなければならない。よって、システムに
て運用される移動局数を考慮すると、ポーリング周期が
非常に長くなり、結果的にスループットの低下を招くこ
とになる。
【0009】これらの問題を軽減する方法として、周辺
車両監視機能を必要とする移動局とそうでない移動局と
でパケット長を可変させる方法が考えられる。
車両監視機能を必要とする移動局とそうでない移動局と
でパケット長を可変させる方法が考えられる。
【0010】しかし、これを実現させるためには予め移
動局の識別を必要とし、例えばPフェーズの情報交換区
域でのパケットデータ長の区別を認識させ、それに関わ
る各移動局のタイマ設定等、相互の時間関係を明確化し
なければならず、複稚な処理をプログラム上に付加する
必要があり効率的でない。
動局の識別を必要とし、例えばPフェーズの情報交換区
域でのパケットデータ長の区別を認識させ、それに関わ
る各移動局のタイマ設定等、相互の時間関係を明確化し
なければならず、複稚な処理をプログラム上に付加する
必要があり効率的でない。
【0011】また、上述の問題を軽減する他の方法とし
て、所定の移動局にその周辺の移動局の位置情報を表示
する機能(周辺車両監視機能)を持たせ、基地局から各
移動局へ送信する期間内にブロードキャスト区間(基地
局から各移動局へ共通データを配信する区間)を設け、
この区間内に所定移動局へ周辺移動局位置情報を送信す
る方法が本願出願人により提案されている。
て、所定の移動局にその周辺の移動局の位置情報を表示
する機能(周辺車両監視機能)を持たせ、基地局から各
移動局へ送信する期間内にブロードキャスト区間(基地
局から各移動局へ共通データを配信する区間)を設け、
この区間内に所定移動局へ周辺移動局位置情報を送信す
る方法が本願出願人により提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た何れの無線ネットワーク方式でも、基地局(制御局)
から各移動局へ周辺移動局の位置情報を配信しているこ
とから、基地局(制御局)により一度収集した位置情報
を各移動局へ配信するための伝送時間による遅延時間が
かかってしまい、リアルタイム性の問題はいぜん解決さ
れていない。また、周辺移動局位置情報を配信している
間は、ポーリング動作を停止する必要があり、これによ
り通信スループットの劣化の問題もいぜん解決されてい
ない。
た何れの無線ネットワーク方式でも、基地局(制御局)
から各移動局へ周辺移動局の位置情報を配信しているこ
とから、基地局(制御局)により一度収集した位置情報
を各移動局へ配信するための伝送時間による遅延時間が
かかってしまい、リアルタイム性の問題はいぜん解決さ
れていない。また、周辺移動局位置情報を配信している
間は、ポーリング動作を停止する必要があり、これによ
り通信スループットの劣化の問題もいぜん解決されてい
ない。
【0013】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
無線ネットワークシステムが有する課題を解消し、従来
方式の問題点である通信スループットとリアルタイム性
の向上を目的とし、移動局数や稼働エリアに囚われず
に、システムに負荷を与えず効率よく周辺を移動する移
動局の位置を捕捉することが可能な周辺移動局監視装
置、並びにこれを利用した無線ネットワークシステムを
提供することにある。
無線ネットワークシステムが有する課題を解消し、従来
方式の問題点である通信スループットとリアルタイム性
の向上を目的とし、移動局数や稼働エリアに囚われず
に、システムに負荷を与えず効率よく周辺を移動する移
動局の位置を捕捉することが可能な周辺移動局監視装
置、並びにこれを利用した無線ネットワークシステムを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、複数個の基地局と、自局
位置を測位することで自局の位置情報を得て、該位置情
報を含む信号を稼働エリア内に位置する基地局に無線に
て通信する複数個の移動可能な移動局と、上記複数個の
基地局に有線LANで接続され、前記基地局と前記移動
局とを統括的に制御する少なくとも一つの制御局とを備
えた無線ネットワークシステムにおいて、移動局に、周
辺の移動局の位置を監視する受信専用モニター装置を設
けたことを特徴とするものである。
めに、請求項1記載の発明は、複数個の基地局と、自局
位置を測位することで自局の位置情報を得て、該位置情
報を含む信号を稼働エリア内に位置する基地局に無線に
て通信する複数個の移動可能な移動局と、上記複数個の
基地局に有線LANで接続され、前記基地局と前記移動
局とを統括的に制御する少なくとも一つの制御局とを備
えた無線ネットワークシステムにおいて、移動局に、周
辺の移動局の位置を監視する受信専用モニター装置を設
けたことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記モニター装置が、周辺移動局の
稼働エリア内に位置する基地局へ該周辺移動局から発信
された信号を傍受し、信号の一部を構成する無線フレー
ムから、前記周辺移動局の位置情報を取得することを特
徴とするものである。
載のものにおいて、前記モニター装置が、周辺移動局の
稼働エリア内に位置する基地局へ該周辺移動局から発信
された信号を傍受し、信号の一部を構成する無線フレー
ムから、前記周辺移動局の位置情報を取得することを特
徴とするものである。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載のも
のにおいて、前記無線フレームが、プリアンブルと、フ
レームパターンと、位置情報を含むデータとを順に並べ
て構成されており、該フレームパターンが基地局識別コ
ードと全基地局に対する共通コードとを順に並べて構成
されていることを特徴とするものである。
のにおいて、前記無線フレームが、プリアンブルと、フ
レームパターンと、位置情報を含むデータとを順に並べ
て構成されており、該フレームパターンが基地局識別コ
ードと全基地局に対する共通コードとを順に並べて構成
されていることを特徴とするものである。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載のも
のにおいて、前記モニター装置が、前記周辺移動局から
送信された無線フレーム中の前記共通コードを自身の照
合パターンと照合してデータの開始点を検出し、しかる
後に該データから位置情報を抽出することを特徴とする
ものである。
のにおいて、前記モニター装置が、前記周辺移動局から
送信された無線フレーム中の前記共通コードを自身の照
合パターンと照合してデータの開始点を検出し、しかる
後に該データから位置情報を抽出することを特徴とする
ものである。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載のも
のにおいて、前記照合パターンが前記共通コードと同じ
パターンからなることを特徴とするものである。
のにおいて、前記照合パターンが前記共通コードと同じ
パターンからなることを特徴とするものである。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項4記載のも
のにおいて、前記フレームパターンが、16ビットによ
り構成されており、前記基地局識別コードが4ビットか
らなり、前記共通コードが12ビットからなることを特
徴とするものである。
のにおいて、前記フレームパターンが、16ビットによ
り構成されており、前記基地局識別コードが4ビットか
らなり、前記共通コードが12ビットからなることを特
徴とするものである。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6記
載のものにおいて、各移動局がGPSにより自局の位置
を検出することを特徴とするものである。
載のものにおいて、各移動局がGPSにより自局の位置
を検出することを特徴とするものである。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7記
載のものにおいて、各移動局と各基地局との通信がスペ
クトル拡散(SS)通信によるものであることを特徴とす
るものである。
載のものにおいて、各移動局と各基地局との通信がスペ
クトル拡散(SS)通信によるものであることを特徴とす
るものである。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8記
載のものにおいて、各移動局から通信される位置情報に
移動局を識別するための識別コードが設けられているこ
とを特徴とするものである。
載のものにおいて、各移動局から通信される位置情報に
移動局を識別するための識別コードが設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0023】請求項10記載の発明は、複数個の基地局
と、自局位置を測位することで自局の位置情報を得て、
該位置情報を含む信号を稼働エリア内に位置する基地局
に無線にて通信する複数個の移動可能な移動局と、上記
複数個の基地局に有線LANで接続され、前記基地局と
前記移動局とを統括的に制御する少なくとも一つの制御
局とを備えた無線ネットワークシステムに利用される周
辺移動局監視装置であって、前記移動局からの信号を傍
受するための受信手段と、該受信手段により傍受された
信号から、各移動局から通信された信号の一部を構成
し、各基地局に共通のコードと前記位置情報とを含む無
線フレームのみを抽出するフィルタ手段と、前記フィル
タ手段より出力された無線フレーム中の前記共通コード
を照合用パターンを用いて照合する照合手段と、前記照
合手段の照合結果に応じて前記位置情報を抽出する位置
情報抽出手段とからなることを特徴とするものある。
と、自局位置を測位することで自局の位置情報を得て、
該位置情報を含む信号を稼働エリア内に位置する基地局
に無線にて通信する複数個の移動可能な移動局と、上記
複数個の基地局に有線LANで接続され、前記基地局と
前記移動局とを統括的に制御する少なくとも一つの制御
局とを備えた無線ネットワークシステムに利用される周
辺移動局監視装置であって、前記移動局からの信号を傍
受するための受信手段と、該受信手段により傍受された
信号から、各移動局から通信された信号の一部を構成
し、各基地局に共通のコードと前記位置情報とを含む無
線フレームのみを抽出するフィルタ手段と、前記フィル
タ手段より出力された無線フレーム中の前記共通コード
を照合用パターンを用いて照合する照合手段と、前記照
合手段の照合結果に応じて前記位置情報を抽出する位置
情報抽出手段とからなることを特徴とするものある。
【0024】請求項11記載の発明は、複数個の基地局
と、自局位置を測位することで自局位置情報を得て、稼
働エリア内に位置する基地局に無線にて通信可能である
複数個の移動可能な移動局と、上記複数個の基地局に有
線LANで接続され、上記基地局と上記移動局とを統括
的に制御する少なくとも一つの制御局とを備えた無線ネ
ットワークシステムにおいて、移動局に、その周辺の移
動局より稼働エリア内に位置する基地局へ発信された位
置情報を傍受し、この位置情報に基づいて上記周辺移動
局の位置を監視する周辺移動局監視装置を設けたことを
特徴とするものである。
と、自局位置を測位することで自局位置情報を得て、稼
働エリア内に位置する基地局に無線にて通信可能である
複数個の移動可能な移動局と、上記複数個の基地局に有
線LANで接続され、上記基地局と上記移動局とを統括
的に制御する少なくとも一つの制御局とを備えた無線ネ
ットワークシステムにおいて、移動局に、その周辺の移
動局より稼働エリア内に位置する基地局へ発信された位
置情報を傍受し、この位置情報に基づいて上記周辺移動
局の位置を監視する周辺移動局監視装置を設けたことを
特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
した図面を参照して説明する。
した図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本実施態様のネットワークシステ
ムの概念図であり、具体的には、各移動局が、その周辺
の移動局の位置情報の取得を可能とする周辺移動局監視
装置を備えたネットワークシステムの概念図である。
ムの概念図であり、具体的には、各移動局が、その周辺
の移動局の位置情報の取得を可能とする周辺移動局監視
装置を備えたネットワークシステムの概念図である。
【0027】以下の説明で、周辺移動局位置情報の取得
を必要とする任意の移動局を“モニター局M”と称す
る。このモニター局Mに後述する受信専用モニター装置
等の周辺移動局監視装置が備わっている。図1では、無
線基地局1の稼働エリア内に移動局1,移動局2及びモ
ニター局Mが位置しており、無線基地局2の稼働エリア
内に移動局3,移動局4及び移動局5が位置しているも
のとする。なお、無線基地局1、無線基地局2及びこれ
らの基地局を統括的に制御するネットワーク制御局は有
線LANで互いに接続されている。
を必要とする任意の移動局を“モニター局M”と称す
る。このモニター局Mに後述する受信専用モニター装置
等の周辺移動局監視装置が備わっている。図1では、無
線基地局1の稼働エリア内に移動局1,移動局2及びモ
ニター局Mが位置しており、無線基地局2の稼働エリア
内に移動局3,移動局4及び移動局5が位置しているも
のとする。なお、無線基地局1、無線基地局2及びこれ
らの基地局を統括的に制御するネットワーク制御局は有
線LANで互いに接続されている。
【0028】本実施態様では、図1で示されるネットワ
ークシステムにおいて、モニター局Mは、自局が属する
無線基地局1の稼働エリア内で稼働する移動局1,2の
みならず、自局が属さない無線基地局2内で稼働する移
動局3、4,5の位置情報をも、それらの移動局と各無
線基地局1,2との無線通信を傍受することで取得する
ことができる。具体的な通信傍受については後述する。
ークシステムにおいて、モニター局Mは、自局が属する
無線基地局1の稼働エリア内で稼働する移動局1,2の
みならず、自局が属さない無線基地局2内で稼働する移
動局3、4,5の位置情報をも、それらの移動局と各無
線基地局1,2との無線通信を傍受することで取得する
ことができる。具体的な通信傍受については後述する。
【0029】次に、本実施態様のネットワークシステム
に利用される各移動局に備えられた周辺移動局監視装置
は以下に示す3つの技術的特徴を有している。
に利用される各移動局に備えられた周辺移動局監視装置
は以下に示す3つの技術的特徴を有している。
【0030】(1)無線フレームの傍受による移動局位
置情報の取得 各移動局の周辺移動局から所属基地局へ向けて送信され
る移動局位置情報を当該移動局が傍受することで、従来
方式のような基地局(制御局)からの周辺移動局位置情
報群のダウンロードを行うことなく、周辺移動局が位置
情報を発信すると同時に当該移動局が周辺移動局位置情
報群を取得することができるので、リアルタイム性が高
くなる。
置情報の取得 各移動局の周辺移動局から所属基地局へ向けて送信され
る移動局位置情報を当該移動局が傍受することで、従来
方式のような基地局(制御局)からの周辺移動局位置情
報群のダウンロードを行うことなく、周辺移動局が位置
情報を発信すると同時に当該移動局が周辺移動局位置情
報群を取得することができるので、リアルタイム性が高
くなる。
【0031】(2)無線フレームのフレームパターン中
の共通コードを用いた受信方式を採用 基地局それぞれが放送する16ビットフレームパターン
中の12ビットに共通コードを用いることですべての通
信を受信(傍受)することが可能となる。この方式によ
り、モニター局M周辺で移動する移動局から発信される
位置情報無線パケットを、所属する基地局の識別コード
に依存することなく傍受することが可能となり、それぞ
れの基地局で稼働する移動局をモニター局M周辺の受信
可能な範囲で監視することが可能となる。
の共通コードを用いた受信方式を採用 基地局それぞれが放送する16ビットフレームパターン
中の12ビットに共通コードを用いることですべての通
信を受信(傍受)することが可能となる。この方式によ
り、モニター局M周辺で移動する移動局から発信される
位置情報無線パケットを、所属する基地局の識別コード
に依存することなく傍受することが可能となり、それぞ
れの基地局で稼働する移動局をモニター局M周辺の受信
可能な範囲で監視することが可能となる。
【0032】(3)移動局識別コードによる移動局判別 本方式で移動局から発信される位置情報に移動局を識別
するコードを使用することでモニター局Mにて傍受した
際にどのような種類の移動局(たとえば、車両)かを特
定することができる。
するコードを使用することでモニター局Mにて傍受した
際にどのような種類の移動局(たとえば、車両)かを特
定することができる。
【0033】以下に、上記3つの技術的特徴を実現する
ための具体的な構成をその動作と合わせて説明する。
ための具体的な構成をその動作と合わせて説明する。
【0034】まず、無線フレームの傍受による移動局位
置情報の取得について説明する。
置情報の取得について説明する。
【0035】一般的な無線ネットワークシステム(スペ
クトラム拡散無線ネットワークを含む)では、各移動局
によりGPS測位にて自局の位置を検出し、この位置情
報をINFフレームという無線フレームで自局が属する
基地局へ送信し、基地局がファイルサーバ上の移動局位
置管理データベースDBに格納することで移動局を集中
監視することが可能となっている。また、移動局側で周
辺を移動する移動局を監視するには、各移動局はこのD
Bから最新の移動局位置情報をブロードキャストで取得
し、これらの位置情報に基づいて周辺移動局を監視して
いる。
クトラム拡散無線ネットワークを含む)では、各移動局
によりGPS測位にて自局の位置を検出し、この位置情
報をINFフレームという無線フレームで自局が属する
基地局へ送信し、基地局がファイルサーバ上の移動局位
置管理データベースDBに格納することで移動局を集中
監視することが可能となっている。また、移動局側で周
辺を移動する移動局を監視するには、各移動局はこのD
Bから最新の移動局位置情報をブロードキャストで取得
し、これらの位置情報に基づいて周辺移動局を監視して
いる。
【0036】本実施態様では、移動局が基地局へ発信す
るINFフレーム(無線フレーム)を傍受することでリ
アルタイム性を高め、ブロードキャストによる周辺移動
局監視に替わる方式として、ブロードキャスト分の通信
容量を確保することで、スループットを高めることが可
能となる。
るINFフレーム(無線フレーム)を傍受することでリ
アルタイム性を高め、ブロードキャストによる周辺移動
局監視に替わる方式として、ブロードキャスト分の通信
容量を確保することで、スループットを高めることが可
能となる。
【0037】図2は、一般的な無線ネットワークシステ
ムと本実施態様の無線ネットワークシステムでのデータ
通信に利用されるポーリング方式の手順を示したもので
ある。
ムと本実施態様の無線ネットワークシステムでのデータ
通信に利用されるポーリング方式の手順を示したもので
ある。
【0038】図2で示されているように、各移動局1,
2はINFフレームにGPS測位により得られた自局位
置情報を格納し、それが属する基地局へポーリング方式
にて送信している。本実施態様では、モニター局Mは、
このような周辺移動局(図1では、移動局1,2,3,
4)から基地局へ送信されたINFフレーム内に格納さ
れた移動局位置情報を傍受することで、周辺移動局(図
1では、移動局1,2,3,4)の移動状態を認識する
ことが可能となる。なお、モニター局Mでは、INFフ
レーム以外のフレームを除外するフィルタ処理を行うこ
とで、INFフレームのみを取り出し、そこから位置情
報を抽出している。
2はINFフレームにGPS測位により得られた自局位
置情報を格納し、それが属する基地局へポーリング方式
にて送信している。本実施態様では、モニター局Mは、
このような周辺移動局(図1では、移動局1,2,3,
4)から基地局へ送信されたINFフレーム内に格納さ
れた移動局位置情報を傍受することで、周辺移動局(図
1では、移動局1,2,3,4)の移動状態を認識する
ことが可能となる。なお、モニター局Mでは、INFフ
レーム以外のフレームを除外するフィルタ処理を行うこ
とで、INFフレームのみを取り出し、そこから位置情
報を抽出している。
【0039】次に、無線フレームのフレームパターン中
の共通コードを用いた受信方式について説明する。
の共通コードを用いた受信方式について説明する。
【0040】図3は各移動局から基地局へ発信される無
線フレーム(INFフレーム)のフォーマットを示した
ものである。
線フレーム(INFフレーム)のフォーマットを示した
ものである。
【0041】無線フレームはプリアンブルと、フレーム
パターンと、データとからなり、特にフレームパターン
は16ビットで構成される基地局固有の識別コードとし
て使用されている。このフレームパターンはデータの開
始点検出にも用いられている。通常の無線ネットワーク
システムでは、基地局各々にこのパターンを変えている
ので、各移動局が所属する基地局以外の無線フレームを
受信することはない。しかしながら、本実施態様の無線
ネットワークシステムでは、特定の基地局ではなく、す
べての基地局に属する移動局の無線フレームを受信させ
るために、フレームパターンは上述のものと異なる工夫
がなされている。
パターンと、データとからなり、特にフレームパターン
は16ビットで構成される基地局固有の識別コードとし
て使用されている。このフレームパターンはデータの開
始点検出にも用いられている。通常の無線ネットワーク
システムでは、基地局各々にこのパターンを変えている
ので、各移動局が所属する基地局以外の無線フレームを
受信することはない。しかしながら、本実施態様の無線
ネットワークシステムでは、特定の基地局ではなく、す
べての基地局に属する移動局の無線フレームを受信させ
るために、フレームパターンは上述のものと異なる工夫
がなされている。
【0042】すなわち、フレームパターンの16ビット
のうち12ビットを各基地局共通のパターンで使用し、
残りの4ビットを各基地局毎に異なる識別コードとして
いる。従って、共通の12ビットパターンでデータの開
始点を検出できれば基地局に囚われずにすべての無線フ
レームを受信することが可能となる。
のうち12ビットを各基地局共通のパターンで使用し、
残りの4ビットを各基地局毎に異なる識別コードとして
いる。従って、共通の12ビットパターンでデータの開
始点を検出できれば基地局に囚われずにすべての無線フ
レームを受信することが可能となる。
【0043】図4は本実施態様の無線ネットワークシス
テムで使用される無線フレームのフォーマットとフレー
ムパターンの具体的な構造を示したものである。
テムで使用される無線フレームのフォーマットとフレー
ムパターンの具体的な構造を示したものである。
【0044】図4で、フレームパターンは、16ビット
のうちの上位4ビットからなる基地局識別コード(0−
15)と、残りの12ビットからなる共通コード(周辺
移動局監視装置で使用する受信フレームパターン)とか
らなる(a)。いま、ある周辺移動局から(b)で示さ
れる送信パターンが送信され、これがモニター局Mによ
り受信されたものとする。このとき、モニター局Mに備
えられた周辺移動局監視装置には(a)の共通コード同
じコード(c)が受信待ち受けパターンとして設定され
ており、これと受信された送信パターンとが照合される
ことになる。受信直後では、(b)、(c)に示される
ように送信パターンの上位12ビットと受信待ち受けパ
ターンとが異なっており、互いのパターンが照合できな
いためデータの開始点は検出されない。一方、受信開始
時点より4ビット分経過時では、(d)、(e)で示さ
れるように、送信パターンの共通コードと受信待ち受け
パターンとが一致し、これによりデータ開始点が検出さ
れ、モニター局Mの周辺移動局監視装置は、受信データ
中の位置情報を取得することができる。この位置情報を
もとに、モニター局Mは自局周辺の移動局の位置をリア
ルタイムで知ることができる。
のうちの上位4ビットからなる基地局識別コード(0−
15)と、残りの12ビットからなる共通コード(周辺
移動局監視装置で使用する受信フレームパターン)とか
らなる(a)。いま、ある周辺移動局から(b)で示さ
れる送信パターンが送信され、これがモニター局Mによ
り受信されたものとする。このとき、モニター局Mに備
えられた周辺移動局監視装置には(a)の共通コード同
じコード(c)が受信待ち受けパターンとして設定され
ており、これと受信された送信パターンとが照合される
ことになる。受信直後では、(b)、(c)に示される
ように送信パターンの上位12ビットと受信待ち受けパ
ターンとが異なっており、互いのパターンが照合できな
いためデータの開始点は検出されない。一方、受信開始
時点より4ビット分経過時では、(d)、(e)で示さ
れるように、送信パターンの共通コードと受信待ち受け
パターンとが一致し、これによりデータ開始点が検出さ
れ、モニター局Mの周辺移動局監視装置は、受信データ
中の位置情報を取得することができる。この位置情報を
もとに、モニター局Mは自局周辺の移動局の位置をリア
ルタイムで知ることができる。
【0045】なお、本実施態様の無線ネットワーク方式
にて、移動局から発信される位置情報に各移動局を識別
するコードを使用するか、又は加えた場合、モニター局
Mにて傍受した際にその周辺移動局がどのような種類
(車両)のものであるかを特定することが可能となる。
にて、移動局から発信される位置情報に各移動局を識別
するコードを使用するか、又は加えた場合、モニター局
Mにて傍受した際にその周辺移動局がどのような種類
(車両)のものであるかを特定することが可能となる。
【0046】次に、本実施態様の無線ネットワークシス
テムに利用される周辺移動局監視装置1の具体的な構成
について図5を用いて説明する。
テムに利用される周辺移動局監視装置1の具体的な構成
について図5を用いて説明する。
【0047】上述したように、周辺移動局監視装置1
は、特に、無線フレームの傍受による周辺移動局の位置
情報を取得する機能と、無線フレームのフレームパター
ン中の共通コードに基づいて受信データから位置情報を
抽出する機能とを有する必要がある。前者の機能を達成
するために、周辺移動局監視装置には、周辺移動局から
基地局へ送信されるデータを受信(傍受)するための受
信手段が設けられている。また、無線フレームのみを抽
出するために上述のフィルタ処理を行うフィルタ手段を
さらに設けてもよい。また、後者の機能を達成するため
に、周辺移動局監視装置には、周辺移動局からの送信パ
ターンと自局の受信待ち受けパターンとの照合を行う照
合手段と、データ中の位置情報を検出する位置情報抽出
手段とが設けられている。
は、特に、無線フレームの傍受による周辺移動局の位置
情報を取得する機能と、無線フレームのフレームパター
ン中の共通コードに基づいて受信データから位置情報を
抽出する機能とを有する必要がある。前者の機能を達成
するために、周辺移動局監視装置には、周辺移動局から
基地局へ送信されるデータを受信(傍受)するための受
信手段が設けられている。また、無線フレームのみを抽
出するために上述のフィルタ処理を行うフィルタ手段を
さらに設けてもよい。また、後者の機能を達成するため
に、周辺移動局監視装置には、周辺移動局からの送信パ
ターンと自局の受信待ち受けパターンとの照合を行う照
合手段と、データ中の位置情報を検出する位置情報抽出
手段とが設けられている。
【0048】図5は周辺移動局監視装置1の具体的な構
成を示したブロック図である。
成を示したブロック図である。
【0049】図5で、周辺移動局から基地局への送信デ
ータを受信手段2により受信し、フィルタ手段3により
受信信号からINFフレームのみを取得し、さらに照合
手段4により共通コードの照合によりデータの開始点を
検出し、位置情報抽出手段5によりデータ中の位置情報
を抽出する。この抽出位置情報は、モニター局Mの記憶
手段6、表示手段7等に出力され、所定の処理が行われ
ることで、モニター局Mによる周辺移動局の監視に利用
されることになる。
ータを受信手段2により受信し、フィルタ手段3により
受信信号からINFフレームのみを取得し、さらに照合
手段4により共通コードの照合によりデータの開始点を
検出し、位置情報抽出手段5によりデータ中の位置情報
を抽出する。この抽出位置情報は、モニター局Mの記憶
手段6、表示手段7等に出力され、所定の処理が行われ
ることで、モニター局Mによる周辺移動局の監視に利用
されることになる。
【0050】本発明の周辺移動局監視装置を車両等の移
動体に載置することで、移動する車両周辺の監視や自車
への危機管理に利用できるほか、固定局として設置し通
過する車両の監視等にも役立てることができる。
動体に載置することで、移動する車両周辺の監視や自車
への危機管理に利用できるほか、固定局として設置し通
過する車両の監視等にも役立てることができる。
【0051】本発明の無線ネットワークシステムにおい
て、移動局と基地局との無線通信をスペクトル拡散(S
S)通信にて行えば、ノイズがさらに低減されてより正
確な位置情報の取得が可能となる等の効果が得られる。
て、移動局と基地局との無線通信をスペクトル拡散(S
S)通信にて行えば、ノイズがさらに低減されてより正
確な位置情報の取得が可能となる等の効果が得られる。
【0052】また、本発明では無線ネットワークシステ
ムについて述べたものだが、無線ネットワークシステム
がスペクトル拡散(SS)無線ネットワークシステムで
あっても本発明が適応されることはいうまでもない。
ムについて述べたものだが、無線ネットワークシステム
がスペクトル拡散(SS)無線ネットワークシステムで
あっても本発明が適応されることはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の周辺移動
局監視装置並びにこれを利用したネットワークシステム
によれば、各移動局はGPS測位を利用して自局の現在
位置を検出し、これを位置情報として所属する基地局へ
送信する機能と、当該移動局の周辺を移動中の移動局
(周辺移動局)から発信された位置情報を傍受し、これ
に基づいて周辺移動局の位置情報(移動状況)を認識す
る機能(周辺移動局監視装置)とを有しており、位置情
報を傍受という形で取得するために基地局からのデータ
伝送に必要な伝送遅延時間がかからず、従来方式よりリ
アルタイム性に優れており、また、周辺移動局の位置情
報の取得に何ら基地局からのダウンロードを必要としな
いことから、従来方式よりスループットが向上する。
局監視装置並びにこれを利用したネットワークシステム
によれば、各移動局はGPS測位を利用して自局の現在
位置を検出し、これを位置情報として所属する基地局へ
送信する機能と、当該移動局の周辺を移動中の移動局
(周辺移動局)から発信された位置情報を傍受し、これ
に基づいて周辺移動局の位置情報(移動状況)を認識す
る機能(周辺移動局監視装置)とを有しており、位置情
報を傍受という形で取得するために基地局からのデータ
伝送に必要な伝送遅延時間がかからず、従来方式よりリ
アルタイム性に優れており、また、周辺移動局の位置情
報の取得に何ら基地局からのダウンロードを必要としな
いことから、従来方式よりスループットが向上する。
【図1】本発明のネットワークシステムの概念図であ
り、具体的には、各移動局が、周辺の移動局の位置情報
の取得を可能とする周辺移動局監視装置を備えたネット
ワークシステムの概念図である。
り、具体的には、各移動局が、周辺の移動局の位置情報
の取得を可能とする周辺移動局監視装置を備えたネット
ワークシステムの概念図である。
【図2】一般的な無線ネットワークシステムと本発明の
無線ネットワークシステムでのデータ通信に利用される
ポーリング方式の手順を示したものである。
無線ネットワークシステムでのデータ通信に利用される
ポーリング方式の手順を示したものである。
【図3】各移動局から基地局へ発信される無線フレーム
(INFフレーム)のフォーマットを示したものであ
る。
(INFフレーム)のフォーマットを示したものであ
る。
【図4】本実施態様の無線ネットワークシステムで使用
される無線フレームのフォーマットとフレームパターン
の具体的な構造を示したものである。
される無線フレームのフォーマットとフレームパターン
の具体的な構造を示したものである。
【図5】本実施態様の無線ネットワークで使用される周
辺移動局監視装置の構成を説明するためのブロック図で
ある。
辺移動局監視装置の構成を説明するためのブロック図で
ある。
1 周辺移動局監視装置 2 受信手段 3 フィルタ手段 4 照合手段 5 位置情報抽出手段 6 記憶手段 7 表示手段 M モニター局
フロントページの続き (72)発明者 田中 修一 東京都八王子市狭間町1994番地263 (72)発明者 諏訪 利和 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 内田 吉孝 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 加藤 晃一 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA00 BB05 DD01 DD02 MM05 MM08 PP11 TT05 5K033 AA02 AA03 DA01 DA05 DA18 DA19 EA06 5K042 AA01 AA06 AA08 BA10 CA13 EA15 FA06 FA11 FA15 GA01 GA11 HA11 LA09 LA13 5K067 AA13 AA14 CC10 DD17 DD19 DD57 EE02 EE10 EE16 EE22 EE71 FF03 HH22 HH24 JJ52 JJ56 LL01
Claims (11)
- 【請求項1】 複数個の基地局と、自局位置を測位する
ことで自局の位置情報を得て、該位置情報を含む信号を
稼働エリア内に位置する基地局に無線にて通信する複数
個の移動可能な移動局と、上記複数個の基地局に有線L
ANで接続され、前記基地局と前記移動局とを統括的に
制御する少なくとも一つの制御局とを備えた無線ネット
ワークシステムにおいて、 前記移動局に、周辺の移動局の位置を監視する受信専用
モニター装置を設けたことを特徴とする無線ネットワー
クシステム。 - 【請求項2】 前記モニター装置は、前記周辺移動局の
稼働エリア内に位置する基地局へ該周辺移動局から発信
された信号を傍受し、該信号の一部を構成する無線フレ
ームから、前記周辺移動局の位置情報を取得することを
特徴とする請求項1記載の無線ネットワークシステム。 - 【請求項3】 前記無線フレームは、プリアンブルと、
フレームパターンと、位置情報を含むデータとを順に並
べて構成されており、該フレームパターンは基地局識別
コードと全基地局に対する共通コードとを順に並べて構
成されていることを特徴とする請求項2記載のネットワ
ークシステム。 - 【請求項4】 前記モニター装置は、前記周辺移動局か
ら送信された無線フレーム中の前記共通コードを自身の
照合パターンと照合してデータの開始点を検出し、しか
る後に該データから位置情報を抽出することを特徴とす
る請求項3記載の無線ネットワークシステム。 - 【請求項5】 前記照合パターンは前記共通コードと同
じパターンからなることを特徴とする請求項4記載の無
線ネットワークシステム。 - 【請求項6】 前記フレームパターンは、16ビットに
より構成されており、前記基地局識別コードは4ビット
からなり、前記共通コードは12ビットからなることを
特徴とする請求項4記載の無線ネットワークシステム。 - 【請求項7】 各移動局はGPSにより自局の位置を検
出することを特徴とする請求項1乃至6記載の無線ネッ
トワークシステム。 - 【請求項8】 各移動局と各基地局との通信はスペクト
ル拡散(SS)通信によるものであることを特徴とする請
求項1乃至7記載の無線ネットワークシステム。 - 【請求項9】 各移動局から通信される位置情報に移動
局を識別するための識別コードが設けられていることを
特徴とする請求項1乃至8記載の無線ネットワークシス
テム。 - 【請求項10】 複数個の基地局と、自局位置を測位す
ることで自局の位置情報を得て、該位置情報を含む信号
を稼働エリア内に位置する基地局に無線にて通信する複
数個の移動可能な移動局と、上記複数個の基地局に有線
LANで接続され、前記基地局と前記移動局とを統括的
に制御する少なくとも一つの制御局とを備えた無線ネッ
トワークシステムに利用される周辺移動局監視装置であ
って、 前記移動局からの信号を傍受するための受信手段と、 該受信手段により傍受された信号から、各移動局から通
信された信号の一部を構成し、各基地局に共通のコード
と前記位置情報とを含む無線フレームのみを抽出するフ
ィルタ手段と、 前記フィルタ手段より出力された無線フレーム中の前記
共通コードを照合用パターンを用いて照合する照合手段
と、 前記照合手段の照合結果に応じて前記位置情報を抽出す
る位置情報抽出手段とからなることを特徴とする周辺移
動局監視装置。 - 【請求項11】 複数個の基地局と、自局位置を測位す
ることで自局位置情報を得て、稼働エリア内に位置する
基地局に無線にて通信可能である複数個の移動可能な移
動局と、上記複数個の基地局に有線LANで接続され、
上記基地局と上記移動局とを統括的に制御する少なくと
も一つの制御局とを備えた無線ネットワークシステムに
おいて、 前記移動局に、その周辺の移動局より稼働エリア内に位
置する基地局へ発信された位置情報を傍受し、この位置
情報に基づいて上記周辺移動局の位置を監視する周辺移
動局監視装置を設けたことを特徴とする無線ネットワー
クシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344734A JP2002152807A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 周辺移動局監視装置、及び周辺移動局監視装置を備えた無線ネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344734A JP2002152807A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 周辺移動局監視装置、及び周辺移動局監視装置を備えた無線ネットワークシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002152807A true JP2002152807A (ja) | 2002-05-24 |
Family
ID=18818885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000344734A Pending JP2002152807A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 周辺移動局監視装置、及び周辺移動局監視装置を備えた無線ネットワークシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002152807A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7062469B2 (en) * | 2001-01-02 | 2006-06-13 | Nokia Corporation | System and method for public wireless network access subsidized by dynamic display advertising |
-
2000
- 2000-11-13 JP JP2000344734A patent/JP2002152807A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7062469B2 (en) * | 2001-01-02 | 2006-06-13 | Nokia Corporation | System and method for public wireless network access subsidized by dynamic display advertising |
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