JP2002152252A - 経路計算装置及びそれに用いる経路計算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

経路計算装置及びそれに用いる経路計算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2002152252A
JP2002152252A JP2000339807A JP2000339807A JP2002152252A JP 2002152252 A JP2002152252 A JP 2002152252A JP 2000339807 A JP2000339807 A JP 2000339807A JP 2000339807 A JP2000339807 A JP 2000339807A JP 2002152252 A JP2002152252 A JP 2002152252A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 候補経路計算において、計算量が小さくかつ
呼損率を悪化させないような十分の数の候補経路を計算
可能な計算アルゴリズムを提供する。 【解決手段】 経路計算手段12はルーティング情報記
憶部21内のルーティング情報を用いてソースノードか
らエリア内の各宛先ノードまでの候補経路を計算する。
経路計算手段12においてはサブエリア分割手段13に
よってエリアを複数のサブエリア(ローカルサブエリア
及びリモートサブエリア)に分割し、分割された各サブ
エリア内の候補経路をサブエリア内候補経路計算手段1
4によって計算し、サブエリア内候補経路関連付け手段
15によってソースノードを含まないサブエリア内の宛
先ノードに対して、サブエリア間の境界ノードで各サブ
エリア内の候補経路の関連付けを行い、ソースノードか
らの候補経路を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経路計算装置及びそ
れに用いる経路計算方法並びにその制御プログラムを記
録した記録媒体に関し、特にソースルーティングを行う
機能を有するルーティングプロトコルにおいて、ソース
ノードから各宛先ノードまで1つあるいは複数の異なる
候補経路を計算する経路計算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の経路計算装置において
は、コネクションオリエンテッド型通信網におけるコネ
クション設定時に、要求される通信品質を満たす経路を
その都度計算する手間を省くために、予め自ノードから
各宛先ノードまで1つあるいは複数の候補経路を計算し
ておき、これらの候補経路の中から要求される通信品質
を満たす経路を検索するために用いられている。
【0003】障害回復性能やスループットの向上の観点
から、候補経路上の途中のノード及びリンクは互いに共
有されない(ディスジョイントである)ことが望まれ
る。そこで、互いにディスジョイントな複数の候補経路
を計算するアルゴリズムとして、KSP(k−Shor
test Path)アルゴリズムが用いられている。
【0004】例えば、アイ・イー・イー・イー・ジャー
ナル・オン・セレクテッド・エリアズ・イン・コミュニ
ケーションズ、第12巻、第1号、1994年1月、8
8〜99ページ(IEEE JOURNAL ON S
ELECTED AREASIN COMMUNICA
TIONS,VOL.12,NO.1,JANUARY
1994,pp.88−99)にKSPアルゴリズム
による複数ディスジョイント経路の計算方法について述
べられている。
【0005】KSPアルゴリズムでは、1,2,・・
・,(k−1)本目の候補経路上のノード及びリンクを
取り除いたサブグラフにおいて、k本目の候補経路がダ
イクストラ計算によって求められる。上記の計算は各宛
先ノードに対して別々に行われ、1つの宛先ノードまで
の最大候補経路数をkとした場合、k本の候補経路が見
つかるか、あるいはその前に互いにディスジョイントな
候補経路が見つからなくまで行われる。但し、1本目の
候補経路計算時のみ、ソースノードからの最短経路木を
計算することによって、全ての宛先ノードまでの候補経
路を同時に求めることができる。
【0006】したがって、KSPアルゴリズムでは、ダ
イクストラ計算を最大で、 1+(k−1)n 回実行する。ここで、kはある宛先までの候補経路の最
大本数であり、例えばk=4等の値が用いられる。nは
エリア内に存在する宛先ノードの数である。また、繰り
返し行われるダイクストラ計算は1回当たり最大で、 m+n(log(n)) に比例する計算量を要する。ここで、mはエリア内のノ
ード間リンクの本数である。
【0007】したがって、KSPアルゴリズムによって
ソースノードから各宛先までのk本の候補経路を求める
計算は、 (1+(k−1)n)[m+n(log(n))] に比例する計算量を必要とする。nの値が十分に大きい
時、この候補経路を求める計算は、 mn+n2 log(n) に比例する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の経路計
算装置では、KSPアルゴリズムによってソースノード
から各宛先ノードまでのk本の候補経路を求めるための
計算量が大きいという問題がある。
【0009】ルーティングプロトコルの1つであるOS
PF(Open ShortestPath Firs
t)では、1回のルーティングテーブル計算を行うため
に、 m+n(log(n)) に比例する計算量を要するが、KSPアルゴリズムによ
る計算量はこれのn倍大きい。計算量はエリアの規模が
大きくなるとともに、飛躍的に増大するため、大規模エ
リアではルーティングテーブル計算と比較して計算にか
かる時間が無視できなくなる。
【0010】また、従来の経路計算装置では、KSPア
ルゴリズムにおいて通過するノード及びリンクを互いに
共有しない候補経路を求めるため、エリアのトポロジに
よってはソースノードから宛先ノードまでの候補経路が
k本見つからないような場合もありうる。十分な数の候
補経路を見つけることができないようなトポロジにおい
ては、コネクション設定に際して要求を満たす通信品質
(残余帯域、遅延等)をもつ候補経路が存在しない確率
(呼損率)が、十分な数の候補経路が存在する場合に比
べて高くなる。
【0011】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、ソースノードから各宛先ノードまでの候補経路を
求める計算において、KSPアルゴリズムよりも計算量
の小さいアルゴリズムを実現することができる経路計算
装置及びそれに用いる経路計算方法並びにその制御プロ
グラムを記録した記録媒体提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、KSPアルゴリズム
によって十分な数の候補経路が見つからないようなトポ
ロジにおいても、十分な数の候補経路を見つけることが
でき、呼損率を悪化させないようなアルゴリズムを実現
することができる経路計算装置及びそれに用いる経路計
算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による経路計算装
置は、ルーティングプロトコルのエリア内において、あ
るソースノードから前記エリア内の各宛先ノードまでの
候補経路を計算する経路計算装置であって、前記エリア
を仮想的なサブエリアに分割してから計算するようにし
ている。
【0014】本発明による他の経路計算装置は、ルーテ
ィングプロトコルのエリア内において、あるソースノー
ドから前記エリア内の各宛先ノードまでの候補経路を計
算する経路計算装置であって、複数に分割された仮想的
なサブエリア内の候補経路を前記サブエリア間の境界ノ
ードにおいて関連付けを行って前記ソースノードから前
記各宛先ノードまでの候補経路を作成するようにしてい
る。
【0015】本発明による別の経路計算装置は、ルーテ
ィングプロトコルのエリア内において、あるソースノー
ドから前記エリア内の各宛先ノードまでの候補経路を計
算する経路計算装置であって、前記エリアを複数の仮想
的なサブエリアに分割するサブエリア分割手段と、前記
サブエリア分割手段で分割された各サブエリア内の候補
経路を計算するサブエリア内候補経路計算手段と、前記
ソースノードを含まないサブエリア内の宛先ノードに対
して前記サブエリア間の境界ノードにおいて前記各サブ
エリア内の候補経路の関連付けを行って前記ソースノー
ドから前記各宛先ノードまでの候補経路を作成するサブ
エリア内候補経路関連付け手段とを備えている。
【0016】本発明による経路計算方法は、ルーティン
グプロトコルのエリア内において、あるソースノードか
ら前記エリア内の各宛先ノードまでの候補経路を計算す
る経路計算方法であって、前記エリアを仮想的なサブエ
リアに分割するステップと、その分割された前記サブエ
リア内の候補経路を計算するステップとを備えている。
【0017】本発明による他の経路計算方法は、ルーテ
ィングプロトコルのエリア内において、あるソースノー
ドから前記エリア内の各宛先ノードまでの候補経路を計
算する経路計算方法であって、複数に分割された仮想的
なサブエリア内の候補経路を前記サブエリア間の境界ノ
ードにおいて関連付けを行って前記ソースノードから前
記各宛先ノードまでの候補経路を作成するステップを備
えている。
【0018】本発明による別の経路計算方法は、ルーテ
ィングプロトコルのエリア内において、あるソースノー
ドから前記エリア内の各宛先ノードまでの候補経路を計
算する経路計算方法であって、前記エリアを複数の仮想
的なサブエリアに分割するステップと、その分割された
各サブエリア内の候補経路を計算するステップと、前記
ソースノードを含まないサブエリア内の宛先ノードに対
して前記サブエリア間の境界ノードにおいて前記各サブ
エリア内の候補経路の関連付けを行って前記ソースノー
ドから前記各宛先ノードまでの候補経路を作成するステ
ップとを備えている。
【0019】本発明による経路計算制御プログラムを記
録した記録媒体は、ルーティングプロトコルのエリア内
において、あるソースノードから前記エリア内の各宛先
ノードまでの候補経路を計算する経路計算制御プログラ
ムを記録した記録媒体であって、前記経路計算制御プロ
グラムはコンピュータに、前記エリアを仮想的なサブエ
リアに分割してから前記候補経路を計算させている。
【0020】本発明による他の経路計算制御プログラム
を記録した記録媒体は、ルーティングプロトコルのエリ
ア内において、あるソースノードから前記エリア内の各
宛先ノードまでの候補経路を計算する経路計算制御プロ
グラムを記録した記録媒体であって、前記経路計算制御
プログラムはコンピュータに、複数に分割された仮想的
なサブエリア内の候補経路を前記サブエリア間の境界ノ
ードにおいて関連付けを行わせて前記ソースノードから
前記各宛先ノードまでの候補経路を作成させている。
【0021】本発明による別の経路計算制御プログラム
を記録した記録媒体は、ルーティングプロトコルのエリ
ア内において、あるソースノードから前記エリア内の各
宛先ノードまでの候補経路を計算する経路計算制御プロ
グラムを記録した記録媒体であって、前記経路計算制御
プログラムはコンピュータに、前記エリアを複数の仮想
的なサブエリアに分割させ、その分割させた各サブエリ
ア内の候補経路を計算させ、前記ソースノードを含まな
いサブエリア内の宛先ノードに対してサブエリア間の境
界ノードにおいて各サブエリア内候補経路の関連付けを
行わせて前記ソースノードからの候補経路を作成させて
いる。
【0022】すなわち、本発明の経路計算装置は、ソー
スノードからエリア内の各宛先ノードまでの候補経路を
計算する経路計算手段において、エリアを複数のサブエ
リア(ローカルサブエリア及びリモートサブエリア)に
分割するサブエリア分割手段と、分割された各サブエリ
ア内の候補経路を計算するサブエリア内候補経路計算手
段と、ソースノードを含まないサブエリア内の宛先ノー
ドに対してサブエリアボーダーノードにおいて各サブエ
リア内の候補経路の関連付けを行うことによってソース
ノードからの候補経路を作成するサブエリア内候補経路
関連付け手段とを有している。
【0023】上記のような構成を採用することによっ
て、ダイクストラ計算において、対象となる網規模を縮
小することが可能となるため、サブエリア分割を行わな
い場合に比べて1回のダイクストラ計算に要する計算量
を削減することが可能となる。
【0024】また、各サブエリア内の候補経路計算に用
いられる計算アルゴリズムの組合わせを工夫することに
よって、KSPアルゴリズムよりも計算回数を削減する
ことが可能となる。
【0025】したがって、全体の計算量を削減すること
が可能となり、ソースノードから各宛先ノードまでの候
補経路を求める計算において、KSPアルゴリズムより
も計算量の小さいアルゴリズムが実現される。
【0026】また、本発明の経路計算装置では、KSP
アルゴリズムによって十分な数の候補経路が見つからな
いようなトポロジにおいても、リモートサブエリア内の
候補経路に関して、各サブエリア内候補経路の関連付け
によって十分多くの候補経路を作成することが可能とな
り、呼損率を悪化させないようなアルゴリズムが実現さ
れる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態による経路計算装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、本発明の第1の実施の形態による経
路計算装置はデータ処理装置1と、記憶装置2とから構
成されている。
【0028】データ処理装置1はルーティングプロトコ
ル手段11と、経路計算手段12と、候補経路検索手段
16とから構成され、経路計算手段12はサブエリア分
割手段13と、サブエリア内候補経路計算手段14と、
サブエリア内候補経路関連付け手段15とを備えてい
る。記憶装置2はルーティング情報記憶部21と、候補
経路格納テーブル22とから構成されている。
【0029】ルーティングプロトコル手段11はOSP
F等のルーティングプロトコルを用いて、図示せぬ隣接
ルータとのエリア内ルーティング情報の交換100を行
う。ルーティングプロトコル手段11によって得られた
エリア内ルーティング情報はルーティング情報記憶部2
1に格納され、この情報を基にして経路計算手段12に
よって候補経路の計算が行われる。
【0030】経路計算手段12によって計算された候補
経路は候補経路格納テーブル22に格納される。経路計
算要求101に対しては候補経路検索手段16を介して
候補経路格納テーブル22内に要求を満たす通信品質を
持つ経路が存在すれば、その経路が経路計算応答102
として返される。
【0031】経路計算手段12はルーティングプロトコ
ルにおけるエリア[例えば、OSPFにおいて同一のR
outer−LSA(Link State Adve
rtising)がフラッディング(floodin
g)されるエリア;同一エリア内では同一のリンクステ
ート情報を保持する]において、エリア内に存在する各
宛先ノードまでの候補経路を計算する。
【0032】図2は本発明の第1の実施の形態における
エリア構成を示す図であり、図3は本発明の第1の実施
の形態による経路計算装置の動作を示すフローチャート
であり、図4は図1の候補経路格納テーブル22の構成
を示す図である。これら図1〜図4を参照して経路計算
手段12の動作について説明する。
【0033】また、以下の説明において、計算を行うノ
ード自身をソースノードと呼ぶ。宛先ノードはエリア内
に存在するノードのうち、宛先として候補経路を計算す
る必要のあるものを指すが、ここではソースノードを除
くエリア内の全ノードが宛先ノードであるとする。図2
のエリア3において候補経路の計算を行う例を用いる。
エリア3においてはノード101がソースノードであ
る。
【0034】経路計算手段12はまずサブエリア分割手
段13によって、エリアを2つのサブエリアに分割する
(図3ステップS1)。この分割はソースノードにおい
てある基準にしたがって仮想的かつ動的に行われてもよ
いし、ポリシ等を基にした設定によって静的に行われて
もよい。但し、静的な設定の場合においても、エリア内
の全ノードに同じサブエリア構成を設定する必要はな
く、あくまでもソースノードだけによる仮想的な分割の
形態をとる。
【0035】すなわち、サブエリア分割はソースノード
だけによって有効であり、別のノードがソースノードと
なる場合には、他のサブエリア分割の形態をとる。分割
によって、エリア内の各ノードはいずれかのサブエリア
に所属する。以下、分割したサブエリアのうち、ソース
ノードを含むものをローカルサブエリア(LocalS
ubarea;LS)、他方をリモートサブエリア(R
emote Subarea;RS)と呼ぶ。
【0036】サブエリア分割の例として、リンクコスト
を基準に半数のノードをLS、残りの半数をRSとする
といった基準や、グラフ理論の最小カットアルゴリズム
によってエリアを分割するといった基準等が考えられ
る。ここで、リンクコストとはホップ数やリンクメトリ
ックのような静的なものでもよいし、最大帯域値、遅延
等のような動的なパラメータから算出されてもよい。
【0037】図2に示す例はソースノード101からの
ホップ数が小さい順に半数のノードをLS31、残りの
半数をRS32としたサブエリア分割の例であり、LS
31はノード101〜105によって構成され、RS3
2はノード106〜110によって構成されている。
【0038】ステップS1で分割したLS31内のノー
ド101〜105のうち、RS32内のノード106〜
110と直接接続されているノードをサブエリアボーダ
ーノード(Subarea Border Node;
SBN)とする(図3ステップS2)。図2に示す例で
は、ノード103,104がSBNとなる。
【0039】上述した動作はエリア3内の各ノード10
1〜110がいずれかのサブエリアに所属するようなサ
ブエリア分割の例であり、リンクによってサブエリアが
分割されるが、他の方法として、ノードによってサブエ
リアを分割してもよい.すなわち、サブエリア境界上の
ノードは複数のサブエリアに所属する。この場合、SB
Nはサブエリア境界上のノードとなる。但し、本実施の
形態ではリンクによってサブエリアが分割される場合に
ついて述べる。
【0040】次に、サブエリア内候補経路計算手段14
はLS31内、RS32内の候補経路を計算する。ま
ず、サブエリア内候補経路計算手段14はLS31内の
候補経路として、ソースノード101からLS31内の
各宛先ノードまでの候補経路を計算する(図3ステップ
S3)。複数の候補経路を計算するアルゴリズムの例と
して、KSPアルゴリズム等を用いる。また、この計算
において、LS31内のリンクステート情報だけが用い
られる。例えば、図2に示すLS31の場合には、図4
に示す候補経路格納テーブル22におけるLS31に対
する候補経路リスト22aのようになる。
【0041】例えば、起点ノード101から宛先ノード
103に対しては、P3,P4,P5の3つの候補経路
がある。P*によって示される候補経路は、具体的に、
ノード間の連結によって表現される。P3がノード10
1を起点とし、ノード102を経由してノード103へ
至る候補経路であるとすると、具体的には[101→1
02→103]と表現することができるが、本実施の形
態ではこのような表現の代わりに単にP*とだけ記す。
また、各宛先ノードがSBNであるかどうかも判別でき
るようになっており、宛先ノード103,104はSB
Nであることがわかる(「Yes」で表示)。
【0042】続いて、サブエリア内候補経路計算手段1
4はRS32内の候補経路を計算する(図3ステップS
4)。RS32内の候補経路として、ステップS2で選
択された各SBNを起点とする、RS32内の各宛先ノ
ードまでの候補経路を計算する。すなわち、SBNの数
だけRS32内の各宛先ノードまでの候補経路計算が繰
り返される。
【0043】この繰り返し計算回数を削減するために、
ステップS2で選択された全てのSBNを起点ノードと
して用いずに、起点ノードとなるSBNの数を制限して
もよい。また、この計算において、起点となるSBN及
びRS32内のリンクステート情報だけが用いられる。
SBNからRS32内の各宛先ノードまでの候補経路は
1つでもよいし、複数であってもよい。1つの場合に
は、1回のダイクストラ計算で最短経路木を作成するこ
とによって、あるSBNからRS32内の全ての宛先ノ
ードまでの候補経路を1度に求めることができる。
【0044】図2に示す例の場合、図4に示す候補経路
格納テーブル22におけるRS32に対する候補経路リ
スト22bのようになる。例えば、宛先ノード106に
対する候補経路は、起点SBNがノード103であれば
P11,P12であり、起点SBNがノード104であ
ればP18である。
【0045】最後に、サブエリア内候補経路関連付け手
段15によって、ソースノードからRS32内の各宛先
ノードまでの候補経路を求める(図3ステップS5)。
ステップS3で求めたソースノードからSBNとなって
いる宛先ノードまでの候補経路に対し、各SBNにおい
て、そのSBNを起点とするRS32内の候補経路を関
連付ける。ここで、関連付けとは、例えばポインタ等を
用いて、ある候補経路から別の候補経路を参照すること
ができるようにすることである。
【0046】図2において、ソースノードから宛先ノー
ド106までの候補経路について、SBNであるノード
103を経由するものを求める場合、ノード101(ソ
ースノード)からノード103(SBN)までの3本の
候補経路{P3,P4,P5}に対してノード103か
らノード106(宛先ノード)までの2本の候補経路
{P11,P12}が関連付けられる。
【0047】すなわち、{P3,P4,P5}の3つの
候補経路は{P11,P12}の2つ候補経路を参照す
ることができ、ソースノード101から宛先ノード10
6までの候補経路として、[P3→P11],[P3→
P12],[P4→P11],[P4→P12],[P
5→P11],[P5→P12]の6本の候補経路を作
ることに相当する。この関連付けによる候補経路作成は
ポインタ等を用いることによって、新たな記憶容量をほ
とんど消費しないことも大きな特長の1つである。
【0048】上記と同様に、ノード104を経由する宛
先ノード106までの候補経路を作るために、{P6,
P7,P8}に{P18}が関連付けられる。上述した
処理によって、ソースノード101から宛先ノード10
6まで合計で3×2+3×1=9本の候補経路が作られ
る。
【0049】本実施の形態ではエリアを2つのサブエリ
アに分割し、各サブエリアに対して候補経路を計算す
る。特に、ソースノードからRS内の宛先ノードに対し
てはLS内の候補経路とRS内の候補経路との関連付け
によって候補経路を作成する。LS内の候補経路計算に
はKSPアルゴリズムが用いられ、RS内の候補経路計
算に最短経路木計算(1つのSBNに対して1回のダイ
クストラ計算が行われる)が用いられる場合、LS内の
各宛先ノードに対する候補経路計算に要するダイクスト
ラ計算の回数は、 1+(k−1)・(n/2) であり、RS内の各宛先ノードに対する候補経路計算に
要するダイクストラ計算の回数はSBNの数と同じであ
る。
【0050】この場合、(SBNの数)≧(n/2)な
ので、エリア内の各宛先ノードに対する候補経路計算に
要するダイクストラ計算の回数は、 1+k・(n/2) 以下になる。例えば、k=4の時、nの数が十分に大き
いとすると、ダイクストラ計算の回数はKSPアルゴリ
ズムの2/3以下になる。
【0051】また、各ダイクストラ計算において、エリ
ア全体の半分のリンクステート情報だけが用いられるの
で、ダイクストラ計算1回当たり最大で、 m+(n/2)log(n/2) に比例する計算量となる。
【0052】上記の処理によって、ダイクストラ計算の
計算回数と1回あたりの計算量とを削減することができ
るため、本実施の形態ではKSPアルゴリズムの計算量
を削減することが可能となる。
【0053】また、本実施の形態ではLS内の宛先ノー
ドに対して、KSPアルゴリズムと同様、最大k本の候
補経路を作成するが、RS内の宛先ノードに対しては少
なくともSBNの数だけの候補経路を作成することがで
き、各サブエリア内に複数の候補経路がある場合には各
サブエリアの候補経路間の関連付けによってさらに多く
の候補経路を作成することができる。したがって、KS
Pアルゴリズムによって十分な数の候補経路が見つから
ないようなトポロジにおいても、十分な数の候補経路を
見つけることができる。
【0054】図5は本発明の第2の実施の形態における
エリア構成を示す図であり、図6は本発明の第2の実施
の形態における動的なサブエリア分割の例を示す図であ
り、図7は本発明の第2の実施の形態による経路計算装
置の動作を示すフローチャートであり、図8は本発明の
第2の実施の形態による候補経路格納テーブルの構成を
示す図である。これら図5〜図8を参照して本発明の第
2の実施の形態について説明する。
【0055】本発明の第2の実施の形態による経路計算
装置は経路計算手段12のサブエリア分割手段13がエ
リアを複数のサブエリアに分割するようにした以外は図
1に示す本発明の第1の実施の形態による経路計算装置
と同様の構成となっているので、本発明の第2の実施の
形態についての説明でも図1に示す構成を用いるものと
する。
【0056】本発明の第1の実施の形態ではサブエリア
分割手段13がエリアを2つのサブエリアに分割してい
るが、本発明の第2の実施の形態ではこれを複数のサブ
エリアに分割するようにしている(図7ステップS1
1)。
【0057】この分割は本発明の第1の実施の形態と同
様に、ソースノードにおいてある基準にしたがって仮想
的かつ動的に行われてもよいし、ポリシ等を基にした設
定によって静的に行われてもよい。分割したサブエリア
のうち、ソースノードを含むものをローカルサブエリア
(Local Subarea;LS)、LS以外をリ
モートサブエリア(Remote Subarea;R
S)とし、複数のRSに対してRS(1),RS
(2),…と区別する。
【0058】図5に示すエリア4に対するのサブエリア
分割はポリシによる設定によって行われた静的な分割の
例を示している。ここでは、ノード111がソースノー
ドであり、ノード111〜113によって構成されるL
S41、ノード114〜116によって構成されるRS
(1)42、ノード117〜119によって構成される
RS(2)43の3つのサブエリアに分割している。
【0059】また、図6にはリンクコストを基準に動的
にサブエリアに分割する例について示している。この例
では、ソースノードから1ホップ以内にあるノードをL
S44、2ホップのノードをRS(1)45、3ホップ
以上をRS(2)46と分割する場合であり、ノード1
11〜113がLS44、ノード114,115,11
7,118がRS(1)45、ノード116,119が
RS(2)46をそれぞれ構成している。
【0060】以下、図5に示す静的なサブエリア分割の
場合について述べるが、図6に示すような動的なサブエ
リア分割の場合についても、以下の処理動作を同様に適
用することができる。
【0061】ステップS11で分割した各サブエリア内
のノードのうち、異なるサブエリア(但し、LSは除
く)内のノードに直接接続されているノードをSBNと
する(図7ステップS12)。また、各SBNがどのサ
ブエリアと直接接続されているのかも分かるようにして
おく。図5に示す例では、ノード112,118がRS
(1)42と直接接続されているSBN、ノード11
3,115がRS(2)43と直接接続されているSB
Nである。
【0062】上記のサブエリア分割において、本発明の
第1の実施の形態と同様に、リンクによってサブエリア
を分割するのではなく、ノードによってサブエリアを分
割してもよい。本実施の形態ではリンクによってサブエ
リアを分割する場合について述べる。
【0063】次に、サブエリア内候補経路計算手段14
によって、LS及び各RS内の候補経路を計算する。ま
ず、LS内の候補経路として、ソースノードからLS内
の各宛先ノードまでの候補経路を計算する(図7ステッ
プS13)。
【0064】このステップS13の動作は本発明の第1
の実施の形態と同じ動作であり、計算に際してはLS内
のリンクステート情報だけが用いられる。例えば、図5
に示すLSの場合には、図8に示す候補経路格納テーブ
ル22におけるLS41に対する候補経路リスト22c
のようになる。起点ノード111から宛先ノード112
に対してはP1,P2の2つの候補経路が存在し、さら
に宛先ノード112はRS(1)42に直接接続されて
いるSBNとなっていることが分かる。
【0065】また、各RS(1)42,RS(2)43
内の候補経路を計算する(図7ステップS14)。例え
ば、RS(1)42内の候補経路を計算する場合、他サ
ブエリア内におけるRS(1)42と直接接続されてい
るSBNを抽出する。そして各SBNを起点とするRS
(1)42内の各宛先ノードまでの候補経路を計算す
る。この動作は本発明の第1の実施の形態と同様であ
る。
【0066】この計算において、起点となるノード及び
RS(1)42内のリンクステート情報のみが用いられ
る。RSは複数存在するので、上記の計算を上記と同様
にして、RS(2),RS(3),…についても行う。
図5に示すRS(1),RS(2)の場合、作成される
候補経路リストはそれぞれ図8に示す候補経路リスト2
2d,22eのようになる。
【0067】最後に、サブエリア内候補経路計算手段1
4によって、ソースノードから各RS内の各宛先ノード
までの候補経路を求める(図7ステップS15)。ま
ず、各サブエリア同士の接続性を調べる。図5に示すエ
リア4に対しては、各サブエリア同士の接続性が図8に
示すサブエリア接続テーブル22fに示すようなツリー
構造になる。
【0068】すなわち、サブエリア接続テーブル22f
によって、LSからはノード112においてRS(1)
42と、ノード113においてRS(2)43とにそれ
ぞれ接続されており、さらにRS(1)42はノード1
15においてRS(2)43と、RS(2)43はノー
ド118においてRS(1)42とそれぞれ接続されて
いるということがわかる。
【0069】次に、このサブエリア接続テーブル22f
を用いて、各サブエリア内の候補経路を、各サブエリア
同士を接続するSBNにおいて互いに関連付けることに
よって、ソースノードから各RS内の各宛先ノードまで
の候補経路を作成する。ここでは、RS(1)42内の
候補経路を作成する場合について説明する。
【0070】サブエリア接続テーブル22fによって、
ソースノード111からRS(1)42へ至るために
は、LS41→SBN(ノード112)→RS(1)4
2、LS41→SBN(ノード113)→RS(2)4
3→SBN(ノード118)→RS(1)42の2つの
到達可能性があることがわかる。
【0071】例えば、ソースノード111からノード1
15までの候補経路は、LS41→SBN(ノード11
2)→RS(1)42に対応して、ノード111からノ
ード112までの候補経路{P1,P2}とノード11
2からノード115までの候補経路{P7,P8}との
関連付けによって作成される。これは2×2=4本の候
補経路を作ることに相当する。
【0072】また、LS41→SBN(ノード113)
→RS(2)43→SBN(ノード118)→RS
(1)42に対応して、ノード111からノード113
までの候補経路{P3,P4}、ノード113からノー
ド118までの候補経路{P14}、ノード118から
ノード115までの候補経路{P11}の関連付けによ
って作成される。これは2×1×1=2本の候補経路を
作ることに相当する。
【0073】結果として、ソースノード111からノー
ド115までの候補経路として、2×2+2×1×1=
6本の候補経路が作成される。同様の関連付けは他のR
S(1)42内の宛先ノードに対しても行われ、さらに
RS(2)43に対してもRS(1)42と同様の手順
によって候補経路の作成が行われる。
【0074】本実施の形態では、エリアを複数のサブエ
リアに分割することができる。2つのサブエリアに分割
する場合と比べて、網トポロジの特性に応じた、より柔
軟なサブエリア分割が可能であり、すなわちより柔軟な
候補経路作成が可能である。また、2つのサブエリアに
分割する場合よりも1つ当たりのサブエリア内のノード
数及びリンク数は小さいので、1回当たりのダイクスト
ラ計算の計算量を削減することができる。但し、1回当
たりの計算量と計算回数との積によって全体の計算量が
決まるので、全体の計算量を削減するためには計算回数
を大きく増やさないことが重要である。
【0075】図9は本発明の第3の実施の形態による経
路計算装置の構成を示すブロック図である。図9におい
て、本発明の第3の実施の形態による経路計算装置は、
本発明の第1及び第2の実施の形態による経路計算装置
と同様に、データ処理装置1及び記憶装置2を備え、さ
らにルーティングプロトコル手段11と経路計算手段1
2と候補経路検索手段16とで動作するプログラムを記
録した記録媒体5を備えている。この記録媒体5は磁気
ディスクや半導体メモリ、その他の記録媒体であってよ
い。
【0076】ルーティングプロトコル手段11と経路計
算手段12と候補経路検索手段16とは記録媒体5から
データ処理装置1に読込まれ、ルーティングプロトコル
手段11によって収集されたルーティング情報をルーテ
ィング情報記憶部21に記憶する。ルーティング情報記
憶部21内のルーティング情報を用いて、経路計算手段
12は上述した本発明の第1及び第2の実施の形態にお
ける処理と同一の経路計算を実行する。
【0077】経路計算手段12によって計算された経路
は候補経路格納テーブル22に格納され、候補経路検索
手段16を介して経路計算要求に対して要求を満たす候
補経路の応答を行う。
【0078】図10は本発明の一実施例における候補経
路格納テーブルを示す図である。この図10を参照して
本発明の一実施例について説明する。本実施例は本発明
の第1の実施の形態に対応するものであり、特に、本発
明の第1の実施の形態の動作において、ソースノードか
らエリア内の各宛先ノードまでの候補経路の計算方法に
ついて具体的な例を挙げて説明する。
【0079】本実施例では図2に示すエリア3におい
て、ソースノード(ノード101)からエリア3内の各
宛先ノード(ノード102〜110)までの候補経路を
計算する。
【0080】まず、エリア3において、ソースノードか
らの最小ホップ数の小さい順に半数のノードを抽出し、
それらのノードから構成される網をLSとし、さらに残
りの半数のノードから構成される網をRSとする。すな
わち、サブエリア31,32がそれぞれLS、RSとな
る。また、LS内のノードのうち、RS内のノードに直
接接続されているノードをSBNとする。ノード10
3,104がSBNとなる。
【0081】次に、ソースノードからLS内の各宛先ノ
ード(ノード102〜105)までの候補経路をKSP
アルゴリズム(k=3とする)を用いて計算する。この
候補経路計算において、LS内のリンクステート情報の
みが用いられる。候補経路計算の結果、図10に示す候
補経路格納テーブル22内の候補経路リスト22gに示
される候補経路が作成される。
【0082】さらに、各SBNからRS内の宛先ノード
(ノード106〜110)までの候補経路を最短経路木
計算によって作成する。SBNの数は2つであるため、
2回の最短経路木計算が必要となる。これは2回のダイ
クストラ計算を行うことに相当する。この候補経路計算
において、起点となるSBN及びRS内のリンクステー
ト情報のみが用いられる。候補経路計算の結果、候補経
路格納テーブル22内の候補経路リスト22hに示され
る候補経路が作成される。
【0083】最後に、ソースノードからRS内の各宛先
ノードまでの候補経路を求める。ソースノードからSB
NとなっているLS内の宛先ノードまでの候補経路に対
し、各SBNにおいて、そのSBNを起点とするRS内
の候補経路を関連付ける。
【0084】図2のエリア3においては、ノード10
3,104がSBNであるため、候補経路リスト22g
におけるノード101からノード103までの候補経路
に、候補経路リスト22hにおけるノード103からR
S内の各宛先ノードまでの候補経路が関連付けられ、さ
らに候補経路リスト22gにおけるノード101からノ
ード104までの候補経路に、候補経路リスト22hに
おけるノード104からRS内の各宛先ノードまでの候
補経路が関連付けられる。
【0085】例えば、ノード103を経由する宛先ノー
ド108までの候補経路を作るために、{[101→1
03],[101→102→103],[101→10
4→103]}に{[103→107→108]}が関
連付けられる。ノード104を経由する候補経路も同様
にして作られる。この場合、ノード101からノード1
08までの候補経路として、3×1+3×1=6本作ら
れることに相当する。
【0086】図11は本発明の他の実施例における候補
経路格納テーブルを示す図である。この図11を参照し
て本発明の他の実施例について説明する。本実施例は本
発明の第2の実施の形態に対応するものである。
【0087】本実施例では図5に示すエリア4におい
て、ソースノード(ノード111)から、エリア4内の
各宛先ノード(ノード112〜119)までの候補経路
を計算する。
【0088】まず、エリア4内のノードを3つのサブエ
リアに分割する。ポリシによる静的な設定によってノー
ド111〜113から構成されるLS41、ノード11
4〜116によって構成されるRS(1)42、ノード
117〜119によって構成されるRS(2)43の3
つに分割される。また、分割された各サブエリア内のノ
ードのうち、異なるサブエリア(ただしLSは除く)内
のノードと直接接続されているノードをSBNとする。
さらに、各SBNがどのサブエリアと直接接続されてい
るのかも分かるようにしておく。ここでは、ノード11
2,118がRS(1)42と直接接続されているSB
N、ノード113,115がRS(2)43と直接接続
されているSBNである。
【0089】次に、ソースノードからLS内の各宛先ノ
ード(ノード112,113)までの候補経路をKSP
アルゴリズム(k=3とする)を用いて計算する。この
候補経路計算において、LS内のリンクステート情報の
みが用いられる。候補経路計算の結果、図11に示す候
補経路格納テーブル22内の候補経路リスト22iに示
される候補経路が作成される。
【0090】また、各RS内の候補経路を最短経路木計
算によって計算する。ここではRS(1)42内の候補
経路を計算する場合について述べる。まず、RS(1)
42と直接接続されているSBNであるノード112,
118を抽出する。そしてノード112,118のそれ
ぞれを起点とするRS(1)42内の各宛先ノード(ノ
ード114〜116)までの最短経路木を計算し、求め
られた経路を候補経路とする。この計算において、起点
となるノード及びRS(1)42内のリンクステート情
報のみが用いられる。上記と同様の計算はRS(2)4
3についても行われる。作成されたRS(1)42,R
S(2)43内の候補経路は図11に示す候補経路格納
テーブル22内の候補経路リスト22j,22kに示さ
れるものとなる。
【0091】最後に、ソースノードから各RS内の各宛
先ノードまでの候補経路を求める。まず、各サブエリア
同士の接続性を調べる。図5に示すエリア4に対して
は、各サブエリア同士の接続性が図11に示すサブエリ
ア接続テーブル22lに示すようなツリー構造になる。
【0092】次に、このサブエリア接続テーブル22l
を用いて、各サブエリア内の候補経路を、各サブエリア
同士を接続するSBNにおいて互いに関連付けることに
よって、ソースノードから各RS内の各宛先ノードまで
の候補経路を作成する。
【0093】ここでは、RS(2)43内のノード11
9までの候補経路を作る手順について述べる。サブエリ
ア接続テーブル22lによって、ソースノードからRS
(2)43へ至るためには、LS41→SBN(ノード
113)→RS(2)43、LS41→SBN(ノード
112)→RS(1)42→SBN(ノード115)→
RS(2)43の2つの到達可能性があることがわか
る。
【0094】LS41→SBN(ノード113)→RS
(2)43に対応して、{[111→113],[11
1→112→113]},{[113→117→11
9]}が関連付けられ、LS41→SBN(ノード11
2)→RS(1)42→SBN(ノード115)→RS
(2)43に対応して、{[111→112],[11
1→113→112]},{[112→115]},
{[115→118→119]}が関連付けられる。
【0095】結果として、ソースノードからノード11
9までの候補経路として、2×1+2×1×1=4本の
候補経路を作ることに相当する。同様の関連付けは他の
RS(2)43内の他の宛先ノードに対しても行われ、
さらにRS(1)42に対しても上記のRS(2)43
と同様の手順によって候補経路の作成が行われる。
【0096】このように、候補経路計算において、分割
されたサブエリア内のリンクステート情報のみを用いて
ダイクストラ計算が行われるため、エリア全体のリンク
ステート情報を用いてダイクストラ計算を行う場合より
も1回当たりのダイクストラ計算の計算量を削減するこ
とができ、また各サブエリア内の候補経路計算に用いら
れる計算アルゴリズムの組合わせを工夫することによっ
て、KSPアルゴリズムよりも計算回数を削減すること
ができる。したがって、エリア内の各宛先ノードへの候
補経路計算に要する計算量をKSPアルゴリズムと比較
して削減することができる。
【0097】さらに、リモートサブエリア内の候補経路
に関してはサブエリアボーダーノードにおける各サブエ
リア内候補経路の関連付けによって多くの候補経路を作
成することができる。これはKSPアルゴリズムによっ
て十分な数の候補経路が見つからないようなトポロジに
おいても有効であり、結果として呼損率の低減につなが
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明の経路計算装
置によれば、候補経路計算において、分割されたサブエ
リア内のリンクステート情報のみを用いてダイクストラ
計算を行うことによって、ソースノードから各宛先ノー
ドまでの候補経路を求める計算において、KSPアルゴ
リズムよりも計算量の小さいアルゴリズムを実現するこ
とができるという効果がある。
【0099】また、本発明の他の経路計算装置によれ
ば、リモートサブエリア内の候補経路に関して、サブエ
リアボーダーノードにおける各サブエリア内候補経路の
関連付けを行うことによって、KSPアルゴリズムによ
って十分な数の候補経路が見つからないようなトポロジ
においても、十分な数の候補経路を見つけることがで
き、呼損率を悪化させないようなアルゴリズムを実現す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による経路計算装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるエリア構成
を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による経路計算装置
の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の候補経路格納テーブルの構成を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるエリア構成
を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における動的なサブ
エリア分割の例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による経路計算装置
の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態による候補経路格納
テーブルの構成を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態による経路計算装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の一実施例における候補経路格納テー
ブルを示す図である。
【図11】本発明の他の実施例における候補経路格納テ
ーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 記憶装置 3,4 エリア 5 記録媒体 11 ルーティングプロトコル手段 12 経路計算手段 13 サブエリア分割手段 14 サブエリア内候補経路計算手段 15 サブエリア内候補経路関連付け手段 16 候補経路検索手段 21 ルーティング情報記憶部 22 候補経路格納テーブル 22a〜22e,22g〜22k 候補経路リスト 22f,22l サブエリア接続テーブル 31,41,44 ローカルサブエリア 32,42,43,45,46 リモートサブエリア 101〜119 ノード 201〜229 リンク

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーティングプロトコルのエリア内にお
    いて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノー
    ドまでの候補経路を計算する経路計算装置であって、前
    記エリアを仮想的なサブエリアに分割してから前記候補
    経路を計算するようにしたことを特徴とする経路計算装
    置。
  2. 【請求項2】 ルーティングプロトコルのエリア内にお
    いて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノー
    ドまでの候補経路を計算する経路計算装置であって、複
    数に分割された仮想的なサブエリア内の候補経路を前記
    サブエリア間の境界ノードにおいて関連付けを行って前
    記ソースノードから前記各宛先ノードまでの候補経路を
    作成するようにしたことを特徴とする経路計算装置。
  3. 【請求項3】 ルーティングプロトコルのエリア内にお
    いて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノー
    ドまでの候補経路を計算する経路計算装置であって、前
    記エリアを複数の仮想的なサブエリアに分割するサブエ
    リア分割手段と、前記サブエリア分割手段で分割された
    各サブエリア内の候補経路を計算するサブエリア内候補
    経路計算手段と、前記ソースノードを含まないサブエリ
    ア内の宛先ノードに対して前記サブエリア間の境界ノー
    ドにおいて前記各サブエリア内の候補経路の関連付けを
    行って前記ソースノードから前記各宛先ノードまでの候
    補経路を作成するサブエリア内候補経路関連付け手段と
    を有することを特徴とする経路計算装置。
  4. 【請求項4】 前記サブエリア分割手段は、リンクコス
    トを基準に複数のサブエリアに分割するよう構成したこ
    とを特徴とする請求項3記載の経路計算装置。
  5. 【請求項5】 前記サブエリア分割手段は、ポリシを基
    準に複数のサブエリアに分割するよう構成したことを特
    徴とする請求項3記載の経路計算装置。
  6. 【請求項6】 前記サブエリア分割手段は、前記ソース
    ノードを含むローカルサブエリア及びそれ以外のリモー
    トサブエリアの2つのサブエリアに分割するよう構成し
    たことを特徴とする請求項3記載の経路計算装置。
  7. 【請求項7】 前記サブエリア内候補経路計算手段にお
    いて、複数の計算アルゴリズムを含み、各サブエリア毎
    の候補経路計算においてそれぞれのサブエリアに対して
    前記計算アルゴリズムを選択的に用いるようにしたこと
    を特徴とする請求項3記載の経路計算装置。
  8. 【請求項8】 前記計算アルゴリズムの1つとして、ダ
    イクストラ計算を反復的に繰り返すことで複数本のディ
    スジョイントな候補経路を求めるアルゴリズムを用いる
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載の経路計算装
    置。
  9. 【請求項9】 前記計算アルゴリズムの1つとして、1
    回のダイクストラ計算によって最短経路木を求めること
    で候補経路を作成するアルゴリズムを用いるようにした
    ことを特徴とする請求項7記載の経路計算装置。
  10. 【請求項10】 ルーティングプロトコルのエリア内に
    おいて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノ
    ードまでの候補経路を計算する経路計算方法であって、
    前記エリアを仮想的なサブエリアに分割するステップ
    と、その分割された前記サブエリア内の候補経路を計算
    するステップとを有することを特徴とする経路計算方
    法。
  11. 【請求項11】 ルーティングプロトコルのエリア内に
    おいて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノ
    ードまでの候補経路を計算する経路計算方法であって、
    複数に分割された仮想的なサブエリア内の候補経路を前
    記サブエリア間の境界ノードにおいて関連付けを行って
    前記ソースノードから前記各宛先ノードまでの候補経路
    を作成するステップを有することを特徴とする経路計算
    方法。
  12. 【請求項12】 ルーティングプロトコルのエリア内に
    おいて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノ
    ードまでの候補経路を計算する経路計算方法であって、
    前記エリアを複数の仮想的なサブエリアに分割するステ
    ップと、その分割された各サブエリア内の候補経路を計
    算するステップと、前記ソースノードを含まないサブエ
    リア内の宛先ノードに対して前記サブエリア間の境界ノ
    ードにおいて前記各サブエリア内の候補経路の関連付け
    を行って前記ソースノードから前記各宛先ノードまでの
    候補経路を作成するステップとを有することを特徴とす
    る経路計算方法。
  13. 【請求項13】 前記サブエリアに分割するステップ
    は、リンクコストを基準に複数のサブエリアに分割する
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の経路計算
    方法。
  14. 【請求項14】 前記サブエリアに分割するステップ
    は、ポリシを基準に複数のサブエリアに分割するように
    したことを特徴とする請求項12記載の経路計算方法。
  15. 【請求項15】 前記サブエリアに分割するステップ
    は、前記ソースノードを含むローカルサブエリア及びそ
    れ以外のリモートサブエリアの2つのサブエリアに分割
    するようにしたことを特徴とする請求項12記載の経路
    計算方法。
  16. 【請求項16】 前記サブエリア内の候補経路を計算す
    るステップにおいて、複数の計算アルゴリズムを含み、
    各サブエリア毎の候補経路計算においてそれぞれのサブ
    エリアに対して前記計算アルゴリズムを選択的に用いる
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の経路計算
    方法。
  17. 【請求項17】 前記計算アルゴリズムの1つとして、
    ダイクストラ計算を反復的に繰り返すことで複数本のデ
    ィスジョイントな候補経路を求めるアルゴリズムを用い
    るようにしたことを特徴とする請求項16記載の経路計
    算方法。
  18. 【請求項18】 前記計算アルゴリズムの1つとして、
    1回のダイクストラ計算によって最短経路木を求めるこ
    とで候補経路を作成するアルゴリズムを用いるようにし
    たことを特徴とする請求項16記載の経路計算方法。
  19. 【請求項19】 ルーティングプロトコルのエリア内に
    おいて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノ
    ードまでの候補経路を計算する経路計算制御プログラム
    を記録した記録媒体であって、前記経路計算制御プログ
    ラムはコンピュータに、前記エリアを仮想的なサブエリ
    アに分割してから前記候補経路を計算させることを特徴
    とする経路計算制御プログラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 ルーティングプロトコルのエリア内に
    おいて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノ
    ードまでの候補経路を計算する経路計算制御プログラム
    を記録した記録媒体であって、前記経路計算制御プログ
    ラムはコンピュータに、複数に分割された仮想的なサブ
    エリア内の候補経路を前記サブエリア間の境界ノードに
    おいて関連付けを行わせて前記ソースノードから前記各
    宛先ノードまでの候補経路を作成させることを特徴とす
    る経路計算制御プログラムを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 ルーティングプロトコルのエリア内に
    おいて、あるソースノードから前記エリア内の各宛先ノ
    ードまでの候補経路を計算する経路計算制御プログラム
    を記録した記録媒体であって、前記経路計算制御プログ
    ラムはコンピュータに、前記エリアを複数の仮想的なサ
    ブエリアに分割させ、その分割させた各サブエリア内の
    候補経路を計算させ、前記ソースノードを含まないサブ
    エリア内の宛先ノードに対してサブエリア間の境界ノー
    ドにおいて各サブエリア内候補経路の関連付けを行わせ
    て前記ソースノードからの候補経路を作成させることを
    特徴とする経路計算制御プログラムを記録した記録媒
    体。
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