JP2002136540A - 患者の眼に角膜を移植するための装置 - Google Patents
患者の眼に角膜を移植するための装置Info
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- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/14—Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
- A61F2/148—Implantation instruments specially adapted therefor
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- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/007—Methods or devices for eye surgery
- A61F9/013—Instruments for compensation of ocular refraction ; Instruments for use in cornea removal, for reshaping or performing incisions in the cornea
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 角膜の移植手術を安全に精度よく短時間で行
うこと。 【解決手段】 軸を有し、吸引ポンプ接続用のコネクタ
に連絡する環状凹部を下端面に有する吸引リングと、第
１停止手段と第２停止手段とを備えた管状ハウジング
と、前記ハウジング内に装着され、前記軸中心に回転し
て軸方向に離脱可能な管状挿入体とを備え、前記挿入体
は、第１停止手段と協働して前記挿入体の延出位置を決
定する第３停止手段と、第２停止手段と協働して前記挿
入体の後退位置を決定する第４停止手段とを有し、マイ
クロメータ雌ねじを備え、角膜に円形の切れ目を刻むた
めのナイフを有し、かつ、雌ねじと頂部に螺号するマイ
クロメータ雄ねじを有する管状ナイフホルダと、挿入体
の延出部分に切れ目の深さを予め選択するために頂部と
挿入体に形成されたスケールとマークを備える。
うこと。 【解決手段】 軸を有し、吸引ポンプ接続用のコネクタ
に連絡する環状凹部を下端面に有する吸引リングと、第
１停止手段と第２停止手段とを備えた管状ハウジング
と、前記ハウジング内に装着され、前記軸中心に回転し
て軸方向に離脱可能な管状挿入体とを備え、前記挿入体
は、第１停止手段と協働して前記挿入体の延出位置を決
定する第３停止手段と、第２停止手段と協働して前記挿
入体の後退位置を決定する第４停止手段とを有し、マイ
クロメータ雌ねじを備え、角膜に円形の切れ目を刻むた
めのナイフを有し、かつ、雌ねじと頂部に螺号するマイ
クロメータ雄ねじを有する管状ナイフホルダと、挿入体
の延出部分に切れ目の深さを予め選択するために頂部と
挿入体に形成されたスケールとマークを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者の眼に角膜
を移植するための装置に関する。
を移植するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、角膜を患者の眼に移植するに際し
て、円形移植片を用意し、患者の眼の角膜に円印をつ
け、その円に沿って特別な鋏で切断し、切断された円形
片を取り出し、その後移植片を挿入し、残存する角膜に
縫合する技術が知られている。
て、円形移植片を用意し、患者の眼の角膜に円印をつ
け、その円に沿って特別な鋏で切断し、切断された円形
片を取り出し、その後移植片を挿入し、残存する角膜に
縫合する技術が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、移植手術
の安全性および精度をさらに高め、手術時間を短縮させ
ることを課題とする。
の安全性および精度をさらに高め、手術時間を短縮させ
ることを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この装置は、軸を有し、
吸引ポンプに接続するためのコネクタと連絡する環状凹
部を備えた吸引リングを下端表面に有する管状ハウジン
グからなる。ハウジングは第１停止部材および第２停止
部材を有する。軸のまわりを回転し、軸方向に取り外し
可能な管状挿入体がハウジングに搭載される。挿入体
は、挿入体の伸張位置を決定するために第１停止部材と
協働する第３停止部材を有し、挿入体の後退位置を決定
するために第２停止部材と協働する第４停止部材を有す
る。挿入体はさらに、マイクロメータ雌ねじを有する。
角膜に円形の切れ目を切り込むためのナイフを備えた管
状ナイフホルダが挿入体に搭載される。ナイフホルダは
雌ねじおよび頂部に螺合するマイクロメータ雄ねじを有
する。頂部および挿入体上の目盛りおよびマークが挿入
体の伸張位置において、切れ目の深さを前もって選択す
るために形成される。
吸引ポンプに接続するためのコネクタと連絡する環状凹
部を備えた吸引リングを下端表面に有する管状ハウジン
グからなる。ハウジングは第１停止部材および第２停止
部材を有する。軸のまわりを回転し、軸方向に取り外し
可能な管状挿入体がハウジングに搭載される。挿入体
は、挿入体の伸張位置を決定するために第１停止部材と
協働する第３停止部材を有し、挿入体の後退位置を決定
するために第２停止部材と協働する第４停止部材を有す
る。挿入体はさらに、マイクロメータ雌ねじを有する。
角膜に円形の切れ目を切り込むためのナイフを備えた管
状ナイフホルダが挿入体に搭載される。ナイフホルダは
雌ねじおよび頂部に螺合するマイクロメータ雄ねじを有
する。頂部および挿入体上の目盛りおよびマークが挿入
体の伸張位置において、切れ目の深さを前もって選択す
るために形成される。
【０００５】つまり、この発明は、軸を有し、吸引ポン
プ接続用のコネクタに連絡する環状凹部を下端面に有す
る吸引リングと、第１停止手段と第２停止手段とを備え
た管状ハウジングと、前記ハウジング内に装着され、前
記軸を中心に回転して軸方向に離脱可能な管状挿入体と
を備え、前記挿入体は、第１停止手段と協働して前記挿
入体の延出位置を決定する第３停止手段と、第２停止手
段と協働して前記挿入体の後退位置を決定する第４停止
手段とを有し、かつ、マイクロメータ雌ねじを備え、角
膜に円形の切れ目を刻むためのナイフを有し、かつ、雌
ねじと頂部とに螺合するマイクロメータ雄ねじを有する
管状ナイフホルダと、挿入体の延出部分に切れ目の深さ
を予め選択するために頂部と挿入体に形成されたスケー
ルとマークを備える、患者の眼に角膜を移植するための
装置を提供するものである。
プ接続用のコネクタに連絡する環状凹部を下端面に有す
る吸引リングと、第１停止手段と第２停止手段とを備え
た管状ハウジングと、前記ハウジング内に装着され、前
記軸を中心に回転して軸方向に離脱可能な管状挿入体と
を備え、前記挿入体は、第１停止手段と協働して前記挿
入体の延出位置を決定する第３停止手段と、第２停止手
段と協働して前記挿入体の後退位置を決定する第４停止
手段とを有し、かつ、マイクロメータ雌ねじを備え、角
膜に円形の切れ目を刻むためのナイフを有し、かつ、雌
ねじと頂部とに螺合するマイクロメータ雄ねじを有する
管状ナイフホルダと、挿入体の延出部分に切れ目の深さ
を予め選択するために頂部と挿入体に形成されたスケー
ルとマークを備える、患者の眼に角膜を移植するための
装置を提供するものである。
【０００６】ナイフホルダは、挿入体に対する回転位置
がロック手段によりロック可能であってもよい。ナイフ
が、少なくとも槍状のダイヤモンドナイフからなるもの
であってもよい。ナイフが軸に直交する平面内に配置さ
れる円形切断刃を有する環状の金属製ナイフであっても
よい。ナイフはナイフホルダに離脱可能に装着されても
よい。切断刃の直径が異なる複数のナイフをさらに備え
てもよい。第２停止手段は、挿入体をハウジングから取
りはずすために、離脱可能であってもよい。
がロック手段によりロック可能であってもよい。ナイフ
が、少なくとも槍状のダイヤモンドナイフからなるもの
であってもよい。ナイフが軸に直交する平面内に配置さ
れる円形切断刃を有する環状の金属製ナイフであっても
よい。ナイフはナイフホルダに離脱可能に装着されても
よい。切断刃の直径が異なる複数のナイフをさらに備え
てもよい。第２停止手段は、挿入体をハウジングから取
りはずすために、離脱可能であってもよい。
【０００７】ハンドル付きのメスと、停止位置から切断
位置へ摺動可能にハンドル内に挿入されるシャフトと、
そのシャフトの前端に装着される少なくとも１つの切断
刃を有するダイヤモンドナイフと、ナイフの前端に装着
される非鋭利な座金とをさらに備え、そのナイフは、切
断位置へハンドルの前端を越えて延出し、停止位置では
ハンドルの前端内部に存在するものであってもよい。
位置へ摺動可能にハンドル内に挿入されるシャフトと、
そのシャフトの前端に装着される少なくとも１つの切断
刃を有するダイヤモンドナイフと、ナイフの前端に装着
される非鋭利な座金とをさらに備え、そのナイフは、切
断位置へハンドルの前端を越えて延出し、停止位置では
ハンドルの前端内部に存在するものであってもよい。
【０００８】また、この発明は、ハンドルと、停止位置
から切断位置へ摺動可能にハンドル内に挿入されるシャ
フトと、そのシャフトの前端に装着される少なくとも１
つの切断刃を有するダイヤモンドナイフと、ナイフの前
端に装着される非鋭利な座金とを備え、そのナイフは、
切断位置へハンドルの前端を越えて延出し、停止位置で
はハンドルの前端内部に存在するメスを提供するもので
ある。座金が円錐台形状で、その下端面の円周に沿って
端部が丸味を有してもよい。ナイフが２方向に切断を行
うための２つの向かい合う切断刃を有してもよい。
から切断位置へ摺動可能にハンドル内に挿入されるシャ
フトと、そのシャフトの前端に装着される少なくとも１
つの切断刃を有するダイヤモンドナイフと、ナイフの前
端に装着される非鋭利な座金とを備え、そのナイフは、
切断位置へハンドルの前端を越えて延出し、停止位置で
はハンドルの前端内部に存在するメスを提供するもので
ある。座金が円錐台形状で、その下端面の円周に沿って
端部が丸味を有してもよい。ナイフが２方向に切断を行
うための２つの向かい合う切断刃を有してもよい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
てこの発明の実施の形態を詳述する。これによってこの
発明が限定されるものではない。図1〜3の装置は、軸2
を有する管状ハウジング1からなる。その下端部表面に
おいて、ハウジング1は、環状凹部5によって分離された
2個の等半径の同心円接触面4を備えた吸引リング3を有
する。凹部5は吸引ポンプと接続するためのコネクタ6と
連絡している。ハウジング1は停止具を形成する平面放
射状肩部8で止まる円筒状の孔7を有する。第2停止部材9
はハウジングの片側に搭載される。これはばね11によっ
て予荷重され、軸12を支点として旋回可能なレバー10を
備える。下方レバーアーム13には、ピン14が旋回可能に
取り付けられている。ピン14はハウジング1にねじ留め
されたホルダ16の横孔15に案内される。ピン14の円筒状
前端部17は、軸2を支点に回転し、その軸にそって軸運
動をするために孔7に案内される管状挿入体25の後退位
置での停止具として機能する。
てこの発明の実施の形態を詳述する。これによってこの
発明が限定されるものではない。図1〜3の装置は、軸2
を有する管状ハウジング1からなる。その下端部表面に
おいて、ハウジング1は、環状凹部5によって分離された
2個の等半径の同心円接触面4を備えた吸引リング3を有
する。凹部5は吸引ポンプと接続するためのコネクタ6と
連絡している。ハウジング1は停止具を形成する平面放
射状肩部8で止まる円筒状の孔7を有する。第2停止部材9
はハウジングの片側に搭載される。これはばね11によっ
て予荷重され、軸12を支点として旋回可能なレバー10を
備える。下方レバーアーム13には、ピン14が旋回可能に
取り付けられている。ピン14はハウジング1にねじ留め
されたホルダ16の横孔15に案内される。ピン14の円筒状
前端部17は、軸2を支点に回転し、その軸にそって軸運
動をするために孔7に案内される管状挿入体25の後退位
置での停止具として機能する。
【００１０】挿入体25は伸張位置で表示されている。第
3停止部材を構成するその平面前端表面26は肩部8に当接
する。挿入体25の後退位置において、ピン14の端部17は
第4停止部材を構成する環状溝27に押し入れられる。挿
入体25は同軸マイクロメータ雌ねじ28を有する。この装
置の試作品では、このねじ28は1回転あたり0.5mmのピッ
チを有する。上端部において挿入体25は環状の円筒状つ
ば29を有する。
3停止部材を構成するその平面前端表面26は肩部8に当接
する。挿入体25の後退位置において、ピン14の端部17は
第4停止部材を構成する環状溝27に押し入れられる。挿
入体25は同軸マイクロメータ雌ねじ28を有する。この装
置の試作品では、このねじ28は1回転あたり0.5mmのピッ
チを有する。上端部において挿入体25は環状の円筒状つ
ば29を有する。
【００１１】ねじ28には挿入体25の円筒状の孔37に案内
される管状ナイフホルダ36の雄ねじ35が螺合する。図1
〜3の実施態様において、3個の槍状ダイヤモンドナイフ
38がホルダ36に搭載される。それらの上部において、ナ
イフ38は長方形状の横断面を有し、ホルダ36の軸2に平
行な長方形状の凹部39内に接着されている。それらの下
端において、ナイフ38はナイフ端42で接触する2つの収
束切断刃41を形成する切子面40を有する。3個すべての
ナイフ38の端部42は軸2周辺の共通する半径上にあり、
軸2に垂直な共通半径面に存在するように調整される。
される管状ナイフホルダ36の雄ねじ35が螺合する。図1
〜3の実施態様において、3個の槍状ダイヤモンドナイフ
38がホルダ36に搭載される。それらの上部において、ナ
イフ38は長方形状の横断面を有し、ホルダ36の軸2に平
行な長方形状の凹部39内に接着されている。それらの下
端において、ナイフ38はナイフ端42で接触する2つの収
束切断刃41を形成する切子面40を有する。3個すべての
ナイフ38の端部42は軸2周辺の共通する半径上にあり、
軸2に垂直な共通半径面に存在するように調整される。
【００１２】上端部には、固定ねじ47を備えた環状頂部
46がホルダ36に搭載される。頂部46は挿入体25のつば29
を取り囲むつば48を有する。つば48の円錐状下部表面49
には、マイクロメータから公知であるように、つば29の
マーク51と協同するマイクロメータ目盛り50が表されて
いる。ホルダ36に対する頂部46の回転角度位置は正確な
切断深さ、すなわちナイフ端42が挿入体25の伸張位置に
おいて接触面４を超えて延伸する距離、を正確に読み取
ることができるように調節される。遊びを避けるため、
予荷重ばね52が頂部46と挿入体25の間に取り付けられ
る。
46がホルダ36に搭載される。頂部46は挿入体25のつば29
を取り囲むつば48を有する。つば48の円錐状下部表面49
には、マイクロメータから公知であるように、つば29の
マーク51と協同するマイクロメータ目盛り50が表されて
いる。ホルダ36に対する頂部46の回転角度位置は正確な
切断深さ、すなわちナイフ端42が挿入体25の伸張位置に
おいて接触面４を超えて延伸する距離、を正確に読み取
ることができるように調節される。遊びを避けるため、
予荷重ばね52が頂部46と挿入体25の間に取り付けられ
る。
【００１３】挿入体25は半径方向のねじ孔54を有し、固
定ねじ55がその中にねじ締めされる。挿入体25に対して
頂部46を回転することによって所望の切断深さが調整さ
れると、この調整はその後ねじ55によって固定される。
操作においては、患者の角膜厚を測定し、切断深さをそ
の厚さに設定する。装置を患者の眼に設置し、吸引ポン
プのスイッチを入れる。次いでレバー10を押して挿入体
25が後退位置から図1に示す伸張位置へ降下させる。ホ
ルダ36および頂部46を備えた挿入体25は少なくとも120
°回転する。次いで吸引ポンプのスイッチを切り、装置
を取り外す。あとの操作は従来のとおりである。
定ねじ55がその中にねじ締めされる。挿入体25に対して
頂部46を回転することによって所望の切断深さが調整さ
れると、この調整はその後ねじ55によって固定される。
操作においては、患者の角膜厚を測定し、切断深さをそ
の厚さに設定する。装置を患者の眼に設置し、吸引ポン
プのスイッチを入れる。次いでレバー10を押して挿入体
25が後退位置から図1に示す伸張位置へ降下させる。ホ
ルダ36および頂部46を備えた挿入体25は少なくとも120
°回転する。次いで吸引ポンプのスイッチを切り、装置
を取り外す。あとの操作は従来のとおりである。
【００１４】角膜がその全外周において完全に切断でき
ない場合は、切断を完璧に行うために図5〜8に示す特殊
なメス58を使用する。メス58は軸部60が回転可能かつ摺
動可能に挿入される管状ハンドル59からなる。軸部60は
その後端に付勢ノブ61を有する。横方向のピン62が軸部
60に取り付けられる。ピン62はハンドル59のバヨネット
溝63に滑り込むように入る。溝63は縦長部分64および軸
方向に間隔をおいて配置された2個の周辺部分65、66を
有する。後方の周辺部分65は軸方向に沿って前方および
後方に延伸する凹部67、68で止まる。前方の周辺溝66は
軸方向に沿って後方に延伸する凹部69で止まる。軸部60
はばね(図示せず)によって後退位置に予荷重される。そ
の際ピン62は部分65または凹部67内に位置する。
ない場合は、切断を完璧に行うために図5〜8に示す特殊
なメス58を使用する。メス58は軸部60が回転可能かつ摺
動可能に挿入される管状ハンドル59からなる。軸部60は
その後端に付勢ノブ61を有する。横方向のピン62が軸部
60に取り付けられる。ピン62はハンドル59のバヨネット
溝63に滑り込むように入る。溝63は縦長部分64および軸
方向に間隔をおいて配置された2個の周辺部分65、66を
有する。後方の周辺部分65は軸方向に沿って前方および
後方に延伸する凹部67、68で止まる。前方の周辺溝66は
軸方向に沿って後方に延伸する凹部69で止まる。軸部60
はばね(図示せず)によって後退位置に予荷重される。そ
の際ピン62は部分65または凹部67内に位置する。
【００１５】前端において、小型ダイヤモンドナイフ73
が軸部60に搭載される。ナイフ73はプリズム状で、2個
の平行な側面74、2方向で切断するための2つの向かい合
う切断刃76を形成する4個の切子面75を有する。非鋭利
な座金77がナイフ73の前端部に取り付けられる。座金77
は基本的には円錐台形状で、切断刃76を越えてある程度
延伸する横方向の長い曲線状下端部78と短い曲線状端部
79を有する。座金77は縦方向の長方形状溝80を有し、そ
こへナイフ73の前端部が補強または接着される。軸部60
の後退位置において、ピン62は凹部67内で静止し、ナイ
フ73は完全にハンドルの中に入る。凹部68があるため、
ナイフ73は単にノブ61を押すだけでは偶然に伸張位置へ
移動することができない。
が軸部60に搭載される。ナイフ73はプリズム状で、2個
の平行な側面74、2方向で切断するための2つの向かい合
う切断刃76を形成する4個の切子面75を有する。非鋭利
な座金77がナイフ73の前端部に取り付けられる。座金77
は基本的には円錐台形状で、切断刃76を越えてある程度
延伸する横方向の長い曲線状下端部78と短い曲線状端部
79を有する。座金77は縦方向の長方形状溝80を有し、そ
こへナイフ73の前端部が補強または接着される。軸部60
の後退位置において、ピン62は凹部67内で静止し、ナイ
フ73は完全にハンドルの中に入る。凹部68があるため、
ナイフ73は単にノブ61を押すだけでは偶然に伸張位置へ
移動することができない。
【００１６】図4に第2の実施例による下部の縦方向断面
図を示す。この実施例の上部は図1および2のものと同様
である。図4の実施例は、主にナイフ84が管環状金属ナ
イフであり、それがナイフ84の凹部88に嵌め込まれた薄
板ばねフック87によって概略的に示されるスナップ嵌合
作用によって、ナイフホルダ36の管状孔86に固定された
管状外表面85を備えた点で前記実施態様と異なる。薄板
ばねはホルダ36に例えばスポット溶接で固定される。ナ
イフ84のホルダ36に対する回転位置は、ホルダ36に搭載
され、ナイフ84の軸スロット90に係合する横方向のピン
89によって決定される。ナイフ84の切断刃91は円形状で
軸2と共軸である。その平面は軸2に垂直である。
図を示す。この実施例の上部は図1および2のものと同様
である。図4の実施例は、主にナイフ84が管環状金属ナ
イフであり、それがナイフ84の凹部88に嵌め込まれた薄
板ばねフック87によって概略的に示されるスナップ嵌合
作用によって、ナイフホルダ36の管状孔86に固定された
管状外表面85を備えた点で前記実施態様と異なる。薄板
ばねはホルダ36に例えばスポット溶接で固定される。ナ
イフ84のホルダ36に対する回転位置は、ホルダ36に搭載
され、ナイフ84の軸スロット90に係合する横方向のピン
89によって決定される。ナイフ84の切断刃91は円形状で
軸2と共軸である。その平面は軸2に垂直である。
【００１７】この実施例において、装置は、例えば切断
刃91の直径が7mm〜9mmの間で0.25mmのインクリメントで
異なる一組のナイフ84を有することが好ましい。これに
よって、角膜の損傷部分のみ除去することが確実に行わ
れる。ナイフ84はステンレス製で、一方向使用、すなわ
ち術後は廃棄されることが好ましい。このように、完全
な無菌手術を保証することができる。取り外しの際は、
レバー10を押し、挿入体25とホルダ36を引き抜くことに
よって、挿入体25がハウジング1から取り外される。フ
ック87は例えばピンで解放され、ナイフ84が引き抜かれ
る。
刃91の直径が7mm〜9mmの間で0.25mmのインクリメントで
異なる一組のナイフ84を有することが好ましい。これに
よって、角膜の損傷部分のみ除去することが確実に行わ
れる。ナイフ84はステンレス製で、一方向使用、すなわ
ち術後は廃棄されることが好ましい。このように、完全
な無菌手術を保証することができる。取り外しの際は、
レバー10を押し、挿入体25とホルダ36を引き抜くことに
よって、挿入体25がハウジング1から取り外される。フ
ック87は例えばピンで解放され、ナイフ84が引き抜かれ
る。
【００１８】前記装置は、提供者の眼から移植片を切断
するときにも前記方法と同様に使用することができる。
切断前には通常、提供者の眼の内圧を公知方法によって
予め選択されたレベルに調整する。
するときにも前記方法と同様に使用することができる。
切断前には通常、提供者の眼の内圧を公知方法によって
予め選択されたレベルに調整する。
【００１９】
【発明の効果】この発明によれば、患者の眼に角膜を移
植する移植手術の安全性と精度を高め、手術時間を短縮
させることができる。
植する移植手術の安全性と精度を高め、手術時間を短縮
させることができる。
【図１】この発明の第1の実施例の軸方向断面図であ
る。
る。
【図２】図１に示す実施例の上端部の側面図である。
【図３】図１に示す実施例のダイヤモンドナイフの側面
図である。
図である。
【図４】この発明の第2の実施例による下端部の軸方向
断面図である。
断面図である。
【図５】この発明に係るメスの側面図である。
【図６】この発明に係るメスの側面図である。
【図７】この発明に係るメス刃部の詳細側面図である。
【図８】この発明に係るメス刃部の詳細側面図である。
１ 管状ハウジング ２ 軸 ３ 吸引リング ４ 同心円接触面 ５ 環状凹部 ６ コネクタ ７ 孔 ８ 肩部 ９ 第２停止部材 １０ レバー １１ ばね １２ 軸 １３ レバーアーム １４ ピン １５ 横孔 １６ ホルダ １７ 円筒状前端部 ２５ 管状挿入体 ２６ 平面前端表面 ２７ 環状溝 ２８ 雄ねじ ２９ つば ３５ 雄ねじ ３６ ナイフホルダ ３７ 孔 ３８ ダイヤモンドナイフ ３９ 凹部 ４０ 切子面 ４１ 収束切断刃 ４２ ナイフ端 ４６ 環状頂部 ４８ つば ４９ 下部表面 ５０ 目盛 ５１ マーク ５２ 予荷重ばね ５５ 固定ねじ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１３年９月１０日（２００１．９．１
０）
０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
フロントページの続き (71)出願人 598081768 Ｈｅｌｍｓｔｒａｓｓｅ １ ＣＨ−2560 Ｎｉｄａｕ (72)発明者 ロルフ マイア スイス、ツェーハー−2562 ビール、ベル ビヴェーク 22 Ｆターム(参考） 4C060 FF04
Claims (11)
- 【請求項１】 軸を有し、吸引ポンプ接続用のコネクタ
に連絡する環状凹部を下端面に有する吸引リングと、第
１停止手段と第２停止手段とを備えた管状ハウジング
と、 前記ハウジング内に装着され、前記軸を中心に回転して
軸方向に離脱可能な管状挿入体とを備え、 前記挿入体は、第１停止手段と協働して前記挿入体の延
出位置を決定する第３停止手段と、第２停止手段と協働
して前記挿入体の後退位置を決定する第４停止手段とを
有し、かつ、マイクロメータ雌ねじを備え、 角膜に円形の切れ目を刻むためのナイフを有し、かつ、
雌ねじと頂部とに螺合するマイクロメータ雄ねじを有す
る管状ナイフホルダと、 挿入体の延出部分に切れ目の深さを予め選択するために
頂部と挿入体に形成されたスケールとマークを備える、
患者の眼に角膜を移植するための装置。 - 【請求項２】 ナイフホルダは、挿入体に対する回転位
置がロック手段によりロック可能である請求項１記載の
装置。 - 【請求項３】 ナイフが、少なくとも槍状のダイヤモン
ドナイフからなる請求項１記載の装置。 - 【請求項４】 ナイフが軸に直交する平面内に配置され
る円形切断刃を有する環状の金属製ナイフである請求項
１記載の装置。 - 【請求項５】 ナイフはナイフホルダに離脱可能に装着
される請求項４記載の装置。 - 【請求項６】 切断刃の直径が異なる複数のナイフをさ
らに備える請求項５記載の装置。 - 【請求項７】 第２停止手段は、挿入体をハウジングか
ら取りはずすために、離脱可能である請求項４記載の装
置。 - 【請求項８】 ハンドル付きのメスと、停止位置から切
断位置へ摺動可能にハンドル内に挿入されるシャフト
と、そのシャフトの前端に装着される少なくとも１つの
切断刃を有するダイヤモンドナイフと、ナイフの前端に
装着される非鋭利な座金とをさらに備え、そのナイフ
は、切断位置へハンドルの前端を越えて延出し、停止位
置ではハンドルの前端内部に存在する請求項１記載の装
置。 - 【請求項９】 ハンドルと、停止位置から切断位置へ摺
動可能にハンドル内に挿入されるシャフトと、そのシャ
フトの前端に装着される少なくとも１つの切断刃を有す
るダイヤモンドナイフと、ナイフの前端に装着される非
鋭利な座金とを備え、そのナイフは、切断位置へハンド
ルの前端を越えて延出し、停止位置ではハンドルの前端
内部に存在するメス。 - 【請求項１０】 座金が円錐台形状で、その下端面の円
周に沿って端部が丸味を有する請求項９記載のメス。 - 【請求項１１】 ナイフが２方向に切断を行うための２
つの向かい合う切断刃を有する請求項９記載のメス。
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|---|---|---|---|
| US09/658,869 US6613061B1 (en) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | Device for transplanting a cornea on a patient's eye |
| US09/658,869 | 2000-09-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family
ID=24643047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001272313A Pending JP2002136540A (ja) | 2000-09-08 | 2001-09-07 | 患者の眼に角膜を移植するための装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6613061B1 (ja) |
| EP (1) | EP1186282B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002136540A (ja) |
| AT (1) | ATE291402T1 (ja) |
| DE (1) | DE60109538T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014187435A1 (en) | 2013-05-24 | 2014-11-27 | Pavel Stodulka | Trepan for corneal transplantation |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20040267294A1 (en) * | 2003-06-27 | 2004-12-30 | Will Brian R. | Eye fixation apparatus |
| US7144403B2 (en) * | 2003-07-29 | 2006-12-05 | Alcon, Inc. | Surgical knife |
| EP1757254B1 (de) * | 2005-08-24 | 2010-07-14 | WaveLight AG | Mikrochirurgisches Schneidinstrument für refraktive ophthalmologische Behandlungen |
| WO2016061569A1 (en) | 2014-10-17 | 2016-04-21 | The Cleveland Clinic Foundation | Image-guided delivery of ophthalmic therapeutics |
| CN106420161B (zh) * | 2016-10-17 | 2019-02-26 | 南京市第一医院 | 一种用于prk手术的多功能酒精储槽 |
| US10779990B2 (en) * | 2017-02-17 | 2020-09-22 | EyeMDengineering LLC | Ophthalmic incisional procedure instrument and method |
| CA3070471A1 (en) | 2017-08-04 | 2019-02-07 | Corneagen Inc. | Systems and methods for tissue dissection in corneal transplants |
Family Cites Families (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2838050A (en) | 1956-01-11 | 1958-06-10 | George P Pilling & Son Company | Trephine for corneal grafting |
| US3074407A (en) * | 1956-09-17 | 1963-01-22 | Marguerite Barr Moon Eye Res F | Surgical devices for keratoplasty and methods thereof |
| FR1366323A (fr) | 1963-07-31 | 1964-07-10 | Trépan notamment pour chirurgie oculaire | |
| FR2489141A1 (fr) | 1980-09-03 | 1982-03-05 | Sevifra | Appareil chirurgical pour la decoupe precise de la cornee |
| GB2113550B (en) * | 1982-01-21 | 1985-06-05 | Microsurgical Administrative S | Surgical knife |
| US4423728A (en) | 1982-02-26 | 1984-01-03 | Lieberman David M | Cam-guided trephine |
| US4730613A (en) | 1986-06-13 | 1988-03-15 | Cilco, Inc. | Surgical scalpel |
| DE3707004A1 (de) | 1987-03-05 | 1988-09-15 | Krumeich Joerg H | Schneidgeraet zum ausschneiden einer kreisrunden hornhautscheibe |
| US4947871A (en) * | 1987-08-10 | 1990-08-14 | Grieshaber & Co. Ag Schaffhausen | Process the surgical correction of ametropia of one or both eyes of living beings |
| US5063942A (en) * | 1989-12-14 | 1991-11-12 | Corneal Contouring, Inc. | Method for surgically re-profiling the cornea |
| GB9009411D0 (en) * | 1990-04-26 | 1990-06-20 | Mahmud Ahmed S | Contact lens knife for cataract surgery |
| RU2010558C1 (ru) | 1992-03-10 | 1994-04-15 | Сергей Александрович Кондратьев | Способ лечения близорукости и астигматизма и устройство для его осуществления |
| US5258002A (en) | 1992-05-04 | 1993-11-02 | Alcon Surgical, Inc. | Dual tapered surgical knife |
| US5391177A (en) | 1993-02-12 | 1995-02-21 | Schwartz; Daniel M. | Ophthalmic lance |
| US5423330A (en) | 1993-03-10 | 1995-06-13 | The University Of Miami | Capsule suction punch instrument and method of use |
| US5336236A (en) | 1993-10-12 | 1994-08-09 | Nevyas Wallace Anita S | Surgical knife and method for performing radial keratotomy enhancement surgery |
| DE19803175A1 (de) | 1998-01-28 | 1999-07-29 | Technomed Ges Fuer Med Und Med | Messer |
-
2000
- 2000-09-08 US US09/658,869 patent/US6613061B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-09-07 AT AT01810862T patent/ATE291402T1/de not_active IP Right Cessation
- 2001-09-07 JP JP2001272313A patent/JP2002136540A/ja active Pending
- 2001-09-07 EP EP01810862A patent/EP1186282B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-09-07 DE DE60109538T patent/DE60109538T2/de not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| WO2014187435A1 (en) | 2013-05-24 | 2014-11-27 | Pavel Stodulka | Trepan for corneal transplantation |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| DE60109538D1 (de) | 2005-04-28 |
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| ATE291402T1 (de) | 2005-04-15 |
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