JP2002129604A - 河川等の表流水の取水方法及び取水設備 - Google Patents

河川等の表流水の取水方法及び取水設備

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JP2002129604A
JP2002129604A JP2000325382A JP2000325382A JP2002129604A JP 2002129604 A JP2002129604 A JP 2002129604A JP 2000325382 A JP2000325382 A JP 2000325382A JP 2000325382 A JP2000325382 A JP 2000325382A JP 2002129604 A JP2002129604 A JP 2002129604A
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water
river
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intake
facility
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JP2000325382A
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Koichi Yoshida
紘一 吉田
Masanori Yamaguchi
正徳 山口
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NAIGAI ENGINEERING CO Ltd
Original Assignee
NAIGAI ENGINEERING CO Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 都市域内の河川や渓流を流れる降雨時の表流
水を取水して貯留し生活用水として供給できる取水方法
及び取水装置を提供すること。 【解決手段】 河川の低水位以上の表流水を貯留水槽3
に導入し、貯留水槽3に導入した水を浄水場や貯水タン
ク等に送水し、降雨による水位上昇分の表流水を生活用
水等として活用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川の渓流,支
川,本川から降雨時の表流水を取水して浄水場や貯水タ
ンク及び連結水槽等に供給することにより都市渇水に対
応できるようにした河川等の表流水の取水方法及び取水
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】都市居住者が安全で安定した生活を維持
していくためには、生活用水の安定した供給が不可欠で
ある。生活用水の安定供給を図るには、水資源を確保す
ることが基本的な課題であり、この課題解決のためにダ
ム開発や地下水開発が重要な役割を果たしている。この
ようなダム開発や地下水開発は、地形,地質,建設費
用,環境面等を考慮する必要があるので、開発する地域
が限定される傾向にあるのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の異常気象に起因
して都市区域では渇水が頻繁に発生するようになり、市
民生活に重大な影響を及ぼしている。しかしながら、水
資源施設の開発は前述のように地域が限定されることか
ら、各都市に安定した水の供給が十分に図られていると
はいえない。
【0004】一方、国土庁の平成12年度版「日本の水
資源」によれば、我が国の年平均降雨量は1714mm
(昭和41年〜平成7年)であり、海外諸国に比べても
降雨量は多いほうである。ダムは降雨量によって水を貯
留して水道水や農業用用水等として放流するので、降雨
を有効に利用した施設といえる。
【0005】しかしながら、蒸発や地下浸透する降雨を
除く大部分は河川に流れ込み、ほとんどが海に流下し、
水資源として有効に利用されてはいない。すなわち、降
雨はその一部がダムに貯留または農業用水として利用さ
れているだけで、都市区域での生活用水には利用されな
いままとなっているのが現状である。
【0006】そこで、本発明は、都市域内の河川や渓流
を流れる降雨時の表流水を取水して貯留し生活用水とし
て供給できる取水方法及び取水設備を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の河川等の表流水
の取水方法は、河川の低水位以上の表流水を貯留水槽に
導入し、前記貯留水槽に導入した水を浄水場や貯水タン
ク等に送水することを特徴とする。
【0008】また、本発明の河川等の表流水の取水設備
は、河川に臨み前記河川の低水位よりも上レベルに設置
される水門と、前記水門に連通する導水路と、前記導水
路に連通して配置された貯留水槽と、前記貯留水槽から
浄水場や貯水タンク等に送水する送水設備とからなるこ
とを特徴とする。
【0009】本発明によれば、降雨によって増水して低
水位以上となった表流水を取水して各施設に供給するこ
とができるので、降雨を備蓄して都市渇水に備えること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態における表流
水の取水設備を備えた河川の概略平面図である。
【0012】図において、河川は本川A,支川B,渓流
C,Dから構成された形態となっている。渓流C,Dは
それぞれ本川A及び支川Bの上流に位置している。
【0013】本川A,支川B,渓流C,Dにはそれそれ
取水設備E,F,G,Hが設置されている。これらの取
水設備E〜Hは降雨によって増水したとき低水位LWL
以上の水を取水可能な構成としたものである。
【0014】図2は取水設備Eの平面図、図3は図2の
X−X線矢視による断面図、図4は図2のY−Y線矢視
による断面図である。
【0015】取水設備Eは本川Aの湾曲した水衝部に臨
ませた水門1と、この水門1に連通させた導水路2、こ
の導水路2に連通させた貯留水槽3とから構成されてい
る。
【0016】水門1はモータ(図示せず)によって自動
開閉もしくは手動で開閉するゲート1aを備えるととも
に、図3に示すように低版1bの敷高を本川Aの低水位
LWLよりも高くなるように構成されている。導水路2
は地中に埋設されたもので水門1の低版1bに連なる低
版2aを形成するとともに連絡路2bによって貯留水槽
3に流路を接続している。貯留水槽3は地中に埋設され
連絡路2bから供給される水を貯留する。そして、貯留
した水を浄水場や貯水タンク及び連結水槽等に送り込む
ための配管3aが接続され、この配管3aには貯留水槽
3内の水を浄水場や貯水タンク等に供給するポンプ3b
が組み込まれている。なお、貯水槽3のレベルが浄水場
や貯水タンク等の施設より高い場合は、ポンプ3bによ
らず自然落下で各施設に送水するようにしてもよい。
【0017】なお、本実施の形態においては、導水路2
に雨水排水路4が接続されている。この雨水排水路4は
地表に設置された側溝であり、地表面に降った雨を回収
して導水路2に送り込む。
【0018】以上の構成において、水門1の低版1bの
レベルは低水位LWLよりも高いので、本川Aが低水位
LWLのときにはゲート1aを常時開いていても取水さ
れない。一方、降雨によって本川A内の水位が上昇する
と、ゲート1aを開いて本川Aからの水を水門1から導
水路2に導入する。この導入された水は連絡路2bによ
って流路接続された貯留水槽3に供給されて貯留され
る。貯留水槽3には水位センサ(図示せず)を設けてお
き、或るレベルに達したことを水位センサが検知する
と、ポンプ3bを作動させて貯留水槽3内の水を配管3
aから浄水場,貯水タンク,連結水槽等に供給する。こ
の貯留水槽3内から配管3a側への水の供給は、水門1
から水が流れ込む期間の間継続してもよいし、ゲート1
aを閉じて貯留水槽3を満杯にした後に空になるまで継
続する。
【0019】このように、本川Aの水位が降雨によって
上昇したときには、水門1から水を導水路2に導入する
とともに貯留水槽3内に水を溜めることができる。そし
て、貯留水槽3内に溜められた水はポンプ3bの作動に
よって浄水場等の施設に供給される。したがって、降雨
時の本川Aの水位の上昇時には本川Aの表流水を浄水
場,貯水タンク,連結水槽等に供給することができ、都
市の渇水対策に貢献できる。
【0020】図5は支川Bに設置する取水設備Fの平面
図、図6は要部の縦断面図、図7は水門の開口位置を示
すための概略図である。
【0021】取水設備Fは先の例と同様にゲート5aを
備える水門5と、この水門5に連通させた導水路6と、
この導水路6に直結した貯留水槽7とから構成されてい
る。取水設備Fは図7において一点鎖線で示すゲート5
aの開口域5a−1が本川Aの背水の影響区間内に含ま
れるように設置する。ゲート5aは先の例と同様に自動
開閉式としたもので、貯留水槽7に備える水位センサ
(図示せず)により開閉動作する。また、水門5の低版
5bは支川Bの低水位LWLよりも高いレベルに設定さ
れている。貯留水槽7には浄水場,貯水タンク,連結水
槽等の施設に水を供給するための配管7aを接続すると
ともに、この配管7aには水を圧送するためのポンプ7
bが組み込まれている。なお、貯留水槽7のレベルが各
施設よりも高い場合には、自然落下によって送水するよ
うにしてもよい。
【0022】このような構成においても、降雨時に支川
Bの水位が上昇して水門5の低版5bより上レベルとな
るとき、ゲート5aを開くことで支川Bの表流水を貯水
水槽7に導入することができる。そして、表流水を導入
しながらポンプ7bの作動によって連続的に水を浄水場
や貯水タンクまたは連結水槽に供給できるとともに、貯
留水槽7内が満杯になったときにゲート5aを閉じてか
らポンプ7bによって貯留水槽7内の水を各施設に供給
することができる。
【0023】図8は取水設備Gの平面図、図9は要部の
縦断面図である。
【0024】取水設備Gは、取水堰8とこれに一体に連
結した取水枡のような貯留水槽9とから構成されてい
る。取水堰8は下流側に越流堰8aを形成したもので、
この越流堰8aの上端は高水位HWLと同じ高さであ
り、下端側には低水放流用開口8a−1を開けている。
越流堰8aの上流側には貯留水槽9と連通する取水口8
bを設ける。この取水口8bの高さは渓流Cの低水位L
WLよりも高いものとする。貯留水槽9は浄水場等の施
設までの配管9aを備えるとともにこの配管9a中にポ
ンプ9bを組み込んだものである。
【0025】この例においても、渓流Cの増水によって
水位が取水口8bの高さを越えると水が取水口8bから
貯留水槽9に流れ込んで貯水される。貯水された水はポ
ンプ9bの作動によって配管から浄水場等の施設に送り
込まれ、降雨によって増水した渓流Cの表流水を有効に
利用できる。また、渓流Cは高レベルに位置するので、
ポンプ9bを使用しなくてもそのまま連続的に放水して
各施設に供給することができるなお、渓流Dに設置した
取水設備Hも図8及び図9に示した取水設備Gと同様の
構造を持つ。
【0026】以上のように、本発明では、各取水設備
E,F,G,Hから本川A,支川B,渓流C,Dの表流
水を回収して浄水場,貯水タンク,連結水槽等の施設に
供給することができる。このため、降雨を生活用水等と
して活用することができ、都市渇水に対して万全の態勢
をとることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明では、降雨による河川の増水時の
表流水を生活用水等として利用できるので、渇水期にお
いても生活用水等を確保することができ、安全と安心が
保たれた都市生活を営ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における表流水の取水
設備を備えた河川の概略平面図である。
【図2】 河川の本川に設置する取水設備の概略平面図
である。
【図3】 図2のX−X線矢視による要部の概略縦断面
図である。
【図4】 図2のY−Y線矢視による要部の概略縦断面
図である。
【図5】 河川の支川に設置する取水設備の概略平面図
である。
【図6】 図5の取水設備の要部を示す概略縦断面図で
ある。
【図7】 図5の取水設備における水門の開口域の配置
位置を示す概略断面図である。
【図8】 河川の渓流に設置する取水設備の概略平面図
である。
【図9】 図8の取水設備の要部を示す概略縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 水門 1a ゲート 1b 低版 2 導水路 2a 低版 2b 連絡路 3 貯留水槽 3a 配管 3b ポンプ 4 雨水排水路 5 水門 5a ゲート 5a−1 開口域 5b 低版 6 導水路 7 貯留水槽 7a 配管 7b ポンプ 8 取水堰 8a 越流堰 8a−1 低水放流用開口 8b 取水口 9 貯留水槽 9a 配管 9b ポンプ A 本川 B 支川 C,D 渓流 E,F,G,H 取水設備

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川の低水位以上の表流水を貯留水槽に
    導入し、前記貯留水槽に導入した水を浄水場や貯水タン
    ク等に送水することを特徴とする河川等の表流水の取水
    方法。
  2. 【請求項2】 河川に臨み前記河川の低水位よりも上レ
    ベルに設置される水門と、前記水門に連通する導水路
    と、前記導水路に連通して配置された貯留水槽と、前記
    貯留水槽から浄水場や貯水タンク等に送水する送水設備
    とからなることを特徴とする河川等の表流水の取水設
    備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104032794A (zh) * 2014-06-17 2014-09-10 浙江省水利水电勘测设计院 井库流量补偿式配水系统及其配水方法
KR101755235B1 (ko) * 2016-11-25 2017-07-12 (주)빅하우스 계곡수 및 지하수 혼용장치
KR101788629B1 (ko) * 2016-11-25 2017-11-15 (주)빅하우스 누수방지 기능이 향상된 간이상수도 공급 제어장치

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