JP2002112337A - 路車間通信システムおよびその移動局装置、基地局装置ならびに基地局管理装置 - Google Patents

路車間通信システムおよびその移動局装置、基地局装置ならびに基地局管理装置

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JP2002112337A
JP2002112337A JP2000297059A JP2000297059A JP2002112337A JP 2002112337 A JP2002112337 A JP 2002112337A JP 2000297059 A JP2000297059 A JP 2000297059A JP 2000297059 A JP2000297059 A JP 2000297059A JP 2002112337 A JP2002112337 A JP 2002112337A
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mobile station
road
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Shoichiro Funato
昭一郎 舟戸
Toshiyuki Sakamoto
敏幸 坂本
Takashi Komata
隆 小俣
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】路車間通信システムを利用した応用サービスを
行なう場合に、複数の基地局装置の通信領域にわたって
続けてサービスを利用するために、複数の基地局装置を
管理する基地局管理装置を設置して、認証用のデータを
やり取りして、切断、再接続することなく続けて通信を
接続したまま利用することが考えられる。この場合に、
基地局装置が変わるたびに認証を行なうと時間がかか
る。また、データIDなどを用いて簡易認証を行なうと、
不正な手段によりデータIDを取得された場合に、不正利
用を許してしまう。 【解決手段】本発明によれば、複数の基地局装置を管理
する基地局管理装置を設けた構成において、移動局装置
と基地局装置の間で認証が正常終了した後は、暗号化さ
れた利用許可IDを用いて、同じ基地局管理装置の管理下
にある基地局装置と通信するあいだは認証の簡略化を行
ない、かつ、暗号化により利用許可IDを利用しても不正
利用を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車通信システム
に係り、特に、車両に搭載される移動局と路上に設置さ
れる基地局装置とで構築する路車間通信システムでの利
用者の認証に関する。
【0002】
【従来の技術】日本において路車間通信システムに関す
る標準としては、社団法人電波産業界において定められ
た標準規格「有料道路の自動料金収受システム標準規格
ARIBSTD-T55」が知られている。その用途を自動料金収
受システムだけに限らず、路車間通信システムを利用し
たサービス一般に応用することができる。この標準規格
では基地局装置の通信領域の大きさが限られており、そ
れ以上の通信領域が必要な場合には、通信領域とその通
信領域での通信を管理する基地局装置とを複数連ねる方
法が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、移
動局が複数の通信領域を通過する際には路車間通信シス
テムは通信領域ごとに再接続をし、路車間通信システム
を利用した応用サービスも基本的には再接続を行なう。
しかし、応用サービスの性質上、複数の通信領域に渡っ
て続けて応用サービスを利用したいという要求も存在す
る。そのためには、複数の基地局装置を上位で管理する
基地局管理装置を設置して移動局が接続した一つの通信
領域を過ぎても次の通信領域への接続をそのまま継続で
きるように管理する方法が考えられる。
【0004】このようなシステムでサービスを利用する
ためには、サービスの課金や情報の守秘の為に利用者を
認証するためのシステムが必要となる。そして、接続の
たびに認証処理を行なうのは、処理に時間がかかり、ユ
ーザの使い勝手が悪くなってしまう。また、通信システ
ムを使ってデータをやり取りするので、IDデータを使っ
た簡易認証を行なう場合、なんらかの手段でデータを取
得された場合、以後不正使用を許してしまう。本発明の
目的は、路車間通信システムで応用サービスを受ける場
合に、繁雑な認証処理を減らし、かつ、不正な手段によ
る認証を防ぐ路車間通信システムおよびそれに用いられ
る通信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、少なくとも
基地局管理装置に自基地局管理装置の識別用基地局管理
装置IDを与えこれを保持する基地局管理装置ID保持手段
と、時間情報のような通信をする移動局装置毎に変化す
る情報を発生する手段、移動局装置ごとに変化する情報
を元に暗復号化キーを生成する暗復号化キー生成手段を
設け、基地局装置には、移動局装置ごとに変化する情報
を発生する手段と、移動局装置ごとに変化する情報と基
地局管理識別用IDから利用許可IDを生成する手段と、利
用許可IDを暗復号化キーによって暗復号化する手段と、
復号化した利用許可IDのチェック手段を設け、移動局装
置には基地局装置の暗復号化キーによって暗号化された
利用者IDを保持する手段を設けることで達成される。
【0006】移動局装置が応用サービスを受ける際に、
最初に基地局装置とユーザIDなどを使った認証を行なっ
て利用許可IDを受け取り、移動局装置が移動して別の基
地局装置の通信ゾーン内に移動したときは、移動局装置
は利用許可IDを基地局装置に転送する。基地局装置は、
利用許可IDを復号化し、内部の基地局管理装置IDおよび
移動局装置毎に変化する情報の正当性を検証し、正しい
情報であるならば引き続き応用サービスの利用を続けら
れ、情報に異常がある場合は基地局装置は応用サービス
の利用を切断し再度認証からの処理を移動局装置に要求
する。このように、移動局装置は毎回認証をしなくてす
むので通信手続きが簡略化できる。また、利用許可IDは
基地局管理装置IDと移動局固有の情報を持ち暗号化され
ているため、不正に取得した利用許可IDを使用した不正
アクセスを防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を説明す
る。まず本発明における路車間通信システムの構成の概
要について図1を用いて説明する。図1において、10
0は応用サービスを行なう応用システム、101は応用
システムと複数の基地局管理装置をつなぐ通信網、10
2は複数の基地局装置を管理する基地局管理装置、10
3は通信網101を通し応用システムと通信するための
網通信制御手段、104は応用サービスを利用するため
の利用者IDの発行を行なうための認証用Key制御手段、
105は基地局管理装置102の転送制御手段、106
は基地局装置と通信を行なうための網通信手段、107
は他の基地局装置群を管理する他の基地局管理装置、1
08は基地局管理装置102と複数の基地局装置群との
通信のための通信網、109は基地局管理装置107と
基地局装置112を含む基地局装置群との通信を司る通
信網、110、111は基地局管理装置102に管理さ
れる基地局装置、112は基地局管理装置107に管理
される基地局装置、113は通信網108を使って基地
局装置110、111が基地局管理装置102と通信を
行なうための網通信手段、114は転送制御手段、11
5は基地局装置110の路車間通信手段、116は基地
局装置110の路側認証実行手段、117は基地局装置
110と通信を行なっている移動局装置、118は移動
局装置117の路車間通信手段、119は移動局装置1
17の転送制御手段、120は移動局117の網通信手
段、121は移動局装置の応用プロセス、122は移動
局装置117の移動局認証実行手段である。尚、図1に
おいて基地局管理装置107、基地局装置111、11
2内の詳細を省いてあるが、構成はそれぞれ基地局管理
装置102、および、基地局装置110と同様の構成と
なっている。
【0008】移動局装置117は、基地局装置110が
作る通信ゾーン内においては、基地局装置110、およ
び、基地局管理装置102を経由して応用システム10
0との通信を行なう。移動局装置117が移動して基地
局装置111の通信ゾーン内に入ったら、基地局装置1
11、および、基地局管理装置102を経由して応用シ
ステム100と通信を行なう。同様にして、基地局装置
112の通信ゾーン内に移動局装置117が移動した場
合は、基地局装置112と基地局管理装置107を経由
して応用システム100と通信を行なう。
【0009】次に図2、図3、図4を用いて本発明の第
1の実施例詳細を説明する。本発明において、基地局管
理装置は、あらかじめ各基地局管理装置を識別するため
の固有の基地局管理装置IDが割り当ててある。図2は、
本発明における認証用キー制御手段104、図4は路側
認証実行手段116、図5は移動局認証実行手段122
の内部詳細構成図である。図2において、認証用キー制
御手段104は、前記基地局管理装置IDを保持し、要求
に応じて基地局管理装置IDを読み出す基地局管理装置ID
保持手段201、時間情報を発生する時間情報発生手段
202、時間情報に対応して暗復号化キーを作成する暗
復号化キー作成手段203、暗復号化キーおよび、基地
局管理装置IDを基地局装置に転送する情報転送手段20
4から構成される。
【0010】図3において、路側認証手段は、時間情報
を発生する時間情報発生手段301、前記基地局管理ID
と前記時間情報発生手段301によって発生した時間情
報とから利用許可IDを生成する利用許可ID生成手段30
2、データを基地局管理装置および、移動局装置への転
送の制御を行なう通信制御手段303、利用許可ID生成
手段によって生成された利用許可IDを前記暗復号化キー
を用いて暗号化する利用許可ID暗号化手段304、基地
局管理装置から転送された暗復号化キーを保持し、利用
許可ID暗号化手段および利用許可ID復号化手段へ暗復号
化キーを転送する暗復号化キー保持手段305、移動局
装置から転送された利用許可IDを復号化する利用許可ID
復号化手段306、利用許可ID復号化手段によって復号
化された利用許可IDを比較する利用許可ID比較手段30
7から構成される。
【0011】図4において移動局認証実行手段は、利用
許可IDの読み出し、書き出しを行なう利用許可ID保持手
段402から構成される。尚、図2、図3、図4におい
て、図1と同一記号で示すものは、図1と同様の機能を
有し、同様の動作を行なう。尚、移動局装置117は、
図では特に明記しないが、最初の応用システム利用開始
時に認証情報を利用した対話式認証処理を基地局装置に
対して行なう手段を持ち、認証結果がOKである場合に、
本発明の特徴である利用許可IDの生成と暗号化を行な
い、移動局装置に利用許可IDを送信する。以後、移動局
装置は利用許可IDを使って基地局装置を介して応用シス
テムの利用を行なう。
【0012】図5を用いて、移動局装置が利用許可IDを
取得する手順の処理フローを説明する。移動局装置は、
新規に応用プロセスを利用する時に図5の502におい
て基地局装置と認証処理を行なう。図5の503におい
てその結果を判定し、認証結果がOKでない(NG)場合
は、図5の504へ進み、認証失敗ということで、移動
局装置との通信を切断するなどの処理を行なう。認証処
理の結果がOKであった場合は、図5の505へ進み、基
地局装置は、図5の505において、基地局管理装置か
ら基地局管理装置IDを取得する。また、図5の506に
おいて、基地局装置は、基地局装置の時間情報発生装置
から時間情報を取得する。図5の507において、基地
局管理装置IDと前記時間情報を組み合わせたものを利用
許可IDとし生成する。この利用許可IDは、時間情報を持
つことでIDのランダム性を確保する。組み合わせ方は、
単純にIDに時間情報を付加しても良いし、何らかの式に
基づいて計算させたものを利用許可IDとしてもよい。
【0013】図5の508において、基地局管理装置は
基地局管理装置の時間情報発生手段から時間情報を取得
する。図5の509において、前記時間情報を元に基地
局管理装置内の暗復号化キー生成手段によって、暗復号
化キーを生成し、暗復号化キー保持手段に格納する。図
5の510において、暗復号化キー保持手段から暗復号
化キーを取得する。図5の511において、取得した暗
復号化キーによって前記利用許可IDを暗号化する。図5
の512において、暗号化した利用許可IDを移動局装置
へ送信し、移動局装置は利用許可ID保持手段に利用許可
IDを格納する。
【0014】次に、移動局装置が道路上を移動して認証
を行なった基地局装置の通信ゾーンから出て次の基地局
装置の通信ゾーンに入った場合に、続けて応用システム
を利用するための処理を図6によって説明する。新しい
基地局装置の通信ゾーン内に入ると、基地局装置が移動
局装置に対して認証を求める。この時、移動局装置が既
に利用許可IDの交付を受けていた場合、以下のような手
順で通信処理を行なう。図6の602において、移動局
装置内の利用許可ID保持手段に保持している利用許可ID
を基地局装置に転送する。図6の603において、暗復
号化キー保持手段に保持してある暗復号化キーを読み出
す。図6の604において、基地局装置は受け取った利
用許可IDを前記暗復号化キーによって復号化する。図6
の605において、復号化した利用許可IDの中の基地局
管理IDと移動局と通信している基地局装置を管理してい
る基地局管理装置の基地局管理IDを比較する。図6の6
06において、比較結果によって処理を分岐する。比較
結果が一致しなければ、図6の611へ進む。比較結果
がNGである場合、通信している基地局装置が所属する基
地局管理装置が、移動局が利用許可IDを得た基地局管理
装置と違っていることが考えられるので、図5のフロー
に従い認証から行ない、新しく利用許可IDを得る。基地
局管理装置IDが一致したならば、図6の607へ進み、
前記復号化された利用許可ID内に含まれる時間情報と、
基地局装置の時間管理情報発生手段によって発生された
時間情報との差分をチェックする。
【0015】図6の608において、時間情報の差分の
正当性を検証し、利用許可ID内の時間情報と現在の時間
情報との差分が一定の時間より長ければ、この利用許可
IDは本来の利用者である移動局装置以外の不正な利用者
による通信であることが考えられる。前記利用許可ID内
の時間情報は、移動局装置が最初に接続申請した場合の
時間、すなわち、接続スタート時間である。この時間の
差分のしきい値は一つの基地局管理装置内を走行する移
動局装置が次の基地局管理装置のエリア内に移動するま
での時間を平均的な走行時間から導くなどして求めたも
のを利用すればよい。このようにして、本発明における
移動局装置は、一旦認証が済んで基地局装置より受け取
った利用許可IDを用いて、網通信を行なう基地局装置が
変わるたびにこの利用許可IDを用いて応用プロセスへの
アクセスを行なう。
【0016】次に図7を用いて、本発明の第1の実施例
における通信の順序を示す。図7の701で通信が開始
され、図には示していないが、移動局装置と基地局装置
の間で認証処理が行なわれる。認証の結果がOKであった
場合、702において、路側認証手段は、基地局管理装
置内の認証用Key制御手段に基地局管理装置IDを要求す
る。認証用Key制御手段は、703において基地局管理
装置ID保持手段から基地局管理装置IDを読み出し、路側
認証手段に送信する。次に、704において路側認証手
段は、認証用Key制御手段に暗復号化キーを要求する。
認証用Key制御手段は、内部で生成した暗復号化キーを
705において路側認証手段に送信する。路側認証手段
は、基地局管理装置IDと内部で持つ時間情報とから、利
用許可IDを生成し、前記暗復号化キーで暗号化する。7
07において、暗号化された利用許可IDを移動局装置に
送信し、移動局装置内の基地局管理装置ID保持手段内に
保持する。
【0017】次に図8を用いて、利用許可ID受領済みの
移動局装置が、新たな基地局装置の通信ゾーン内に入っ
たときの通信の手順を説明する。移動局装置が新たな基
地局装置の通信ゾーン内に入って、通信を開始すると、
801において、路側認証手段から、移動局装置に利用
許可IDの要求を行なう。802において、移動局装置内
の利用許可ID保持手段より、利用許可IDを読み出し、路
側認証手段に送信する。803において路側認証手段
は、認証用Key制御手段に基地局管理装置IDの要求を行
なう。804において、基地局管理装置内の基地局管理
ID保持手段に保持してある基地局管理IDを路側認証手段
に送信する。路側認証手段は、図6のフロー図で説明し
たように、利用許可IDを復号化し、利用許可IDに含まれ
る基地局管理装置IDと基地局管理装置から送信された基
地局管理装置IDを比較する。805において比較結果を
移動局装置に送信し、結果に応じた処理を行なう。比較
結果がNGであれば、移動局装置にNGであることを通知
し、路車間通信の切断を行なう。結果がOKであれば、続
けて時間情報のチェックを行ない、正当なものであれば
引き続き移動局装置と応用システムの通信を続けること
ができる。時間情報のチェックの結果がNGであった場合
は、移動局装置に利用許可IDがNGであることを通知し、
路車間通信の切断を行なう。
【0018】以上述べてきたように、本実施例によれ
ば、移動局装置は応用システムを利用する最初のときに
認証処理を行ない、利用許可IDを受け取り、以降は認証
を行なった時の基地局管理装置の管理外になるまで、利
用許可IDを使って応用システムを続けて利用することが
できるので、基地局装置が変わるたびに認証する必要が
なく、快適な利用環境を与えることができる。また、利
用許可IDは、各移動局装置固有の暗復号化キーによって
暗号化され、また、利用許可ID中に時間情報を含むた
め、不正な利用者であることを判別でき、基地局装置
は、接続解除を行なうなどの処理を行ない、不正使用者
の排除が可能となる。
【0019】現在の時間情報との差分からこの移動局装
置が対応する基地局管理装置の管理範囲内にいた時間が
分かり、この時間が規定された時間より長い場合は接続
依頼をしてきた移動局装置が不正使用者であると判断し
ても差し支えない。本実施例中では、生成した暗復号化
キーは、路側認証手段中に保持しているが、認証用Key
制御手段に保持しておき、必要なときに路側認証装置か
ら認証用Key制御手段へ要求して利用しても同じ効果が
得られる。また、基地局管理装置IDは、認証用Key制御
手段中に保持し、路側認証手段より要求しているが、路
側認証手段中に保持していても同様の効果が得られる。
【0020】次に図9を用いて本発明の第2の実施例を
説明する。図9は、本発明の第2の実施例における路側
認証実行手段116、の内部詳細構成図である。第2の
実施例において認証用Key制御手段、および、移動局認
証手段は図2、および図4の構成と同じものとする。図
9において、路側認証手段は、基地局装置と通信した移
動局装置の台数をカウントするカウント数発生手段90
1、前記基地局管理IDと前記カウント数発生手段901
によって発生したカウント情報とから利用許可IDを生成
する利用許可ID生成手段302、データを基地局管理装
置および、移動局装置への転送の制御を行なう通信制御
手段303、利用許可ID生成手段によって生成された利
用許可IDを前記暗復号化キーを用いて暗号化する利用許
可ID暗号化手段304、基地局管理装置から転送された
暗復号化キーを保持し、利用許可ID暗号化手段および利
用許可ID復号化手段へ暗復号化キーを転送する暗復号化
キー保持手段305、移動局装置から転送された利用許
可IDを復号化する利用許可ID復号化手段306、利用許
可ID復号化手段によって復号化された利用許可IDを比較
する利用許可ID比較手段307から構成される。尚、図
9において、図1、および、図3と同一記号で示すもの
は、図1、および、図3と同様の機能を有し、同様の動
作を行なう。
【0021】次に、図10を用いて、本発明の第2の実
施例において移動局装置が利用許可IDを取得する手順の
処理フローを説明する。移動局装置は、新規に応用プロ
セスを利用する時に図10の1002において基地局装
置と認証処理を行なう。図10の1003においてその
結果を判定し、認証結果NGの場合は、図10の1004
へ進み、認証失敗ということで、移動局装置との通信を
切断するなどの処理を行なう。認証処理の結果がOKであ
った場合は、図10の1005へ進み、基地局装置は、
図10の1005において、基地局管理装置から基地局
管理装置IDを取得する。また、図10の1006におい
て、基地局装置は、基地局装置のカウント値発生装置か
らカウント値情報を取得する。図10の1007におい
て、基地局管理装置IDと前記カウント値を組み合わせた
ものを利用許可IDとし生成する。この利用許可IDは、シ
ーケンシャルなカウント値を含むのでIDが2重定義され
ることはない。図10の1008において、基地局管理
装置は基地局管理装置の時間情報発生手段から時間情報
を取得する。図10の1009において、前記時間情報
を元に基地局管理装置内の暗復号化キー生成手段によっ
て、暗復号化キーを生成し、暗復号化キー保持手段に格
納する。図10の1010において、暗復号化キー保持
手段から暗復号化キーを取得する。図10の1011に
おいて、取得した暗復号化キーによって前記利用許可ID
を暗号化する。図10の1012において、暗号化した
利用許可IDを移動局装置へ送信し、移動局装置は利用許
可ID保持手段に利用許可IDを格納する。
【0022】次に、移動局装置が道路上を移動して、認
証を行なった基地局装置の通信ゾーンから出て次の基地
局装置の通信ゾーンに入った場合に、続けて応用システ
ムを利用するための処理を図11によって説明する。新
しい基地局装置の通信ゾーン内に入ると、基地局装置が
移動局装置に対して認証を求める。この時、移動局装置
が既に利用許可IDの交付を受けていた場合、以下のよう
な手順で通信処理を行なう。図11の1102におい
て、移動局装置内の利用許可ID保持手段に保持している
利用許可IDを基地局装置に転送する。図11の1103
において、暗復号化キー保持手段に保持してある暗復号
化キーを読み出す。図11の1104において、基地局
装置は受け取った利用許可IDを前記暗復号化キーによっ
て復号化する。図11の1105において、復号化した
利用許可IDの中の基地局管理IDと移動局装置と通信して
いる基地局装置を管理している基地局管理装置の基地局
装置管理IDを比較する。図11の1106において、比
較結果によって処理を分岐する。比較結果が一致しなけ
れば、図11の1111へ進む。比較結果がNGである場
合、通信している基地局装置が所属する基地局管理装置
が、移動局装置が利用許可IDを得た基地局管理装置と違
っていることが考えられるので、図10のフローに従い
認証から行ない、新しく利用許可IDを得る。
【0023】基地局管理装置IDが一致したならば、図1
1の1107へ進み、前記復号化された利用許可ID内に
含まれるカウント値情報をチェックする。応用システム
の利用が終了した時点で、使用したカウント値を無効に
しておけば、利用許可ID内のカウント値が無効であった
場合、不正な手段で取得した利用許可IDを移動局装置が
使用していることがわかる。
【0024】図11の1108において、カウント値の
正当性を検証し、すでに抹消されたカウント値であった
場合は、正当な移動局装置以外の不正な利用者による通
信であることが考えられる。従って、図11の1110
に進み、通信を切断するなどして応用システムの不正な
利用を防ぐことができる。カウント値が正当なものであ
った場合は、図11の1109へ進み、移動局装置へ応
用システムの継続した利用を許可する。このようにし
て、本発明における移動局装置は、一旦認証が済んで基
地局装置より受け取った利用許可IDを用いて、網通信を
行なう基地局装置が変わるたびにこの利用許可IDを用い
て応用プロセスへのアクセスを行なう。
【0025】次に図12を用いて、本発明の第2の実施
例における通信の順序を示す。図12の1201で通信
が開始され、図には示していないが、移動局装置と基地
局装置の間で認証処理が行なわれる。認証の結果がOKで
あった場合、1202において、路側認証手段は、基地
局管理装置内の認証用Key制御手段に基地局管理装置ID
を要求する。認証用Key制御手段は、1203において
基地局管理装置ID保持手段から基地局管理装置IDを読み
出し、路側認証手段に送信する。次に、1204におい
て路側認証手段は、認証用Key制御手段に暗復号化キー
を要求する。認証用Key制御手段は、内部で生成した暗
復号化キーを1205において路側認証手段に送信す
る。路側認証手段は、基地局管理装置IDと内部で持つ時
間情報とから、利用許可IDを生成し、前記暗復号化キー
で暗号化する。1207において、暗号化された利用許
可IDを移動局装置に送信し、移動局装置内の基地局管理
装置ID保持手段内に保持する。
【0026】次に図13を用いて、利用許可ID受領済み
の移動局装置が、新たな基地局装置の通信ゾーン内に入
ったときの通信の手順を説明する。移動局装置が新たな
基地局装置の通信ゾーン内に入って、通信を開始する
と、1301において、路側認証手段から、移動局装置
に利用許可IDの要求を行なう。1302において、移動
局装置内の利用許可ID保持手段より、利用許可IDを読み
出し、路側認証手段に送信する。1303において路側
認証手段は、認証用Key制御手段に基地局管理装置IDの
要求を行なう。1304において、基地局管理装置内の
基地局管理ID保持手段に保持してある基地局管理IDを路
側認証手段に送信する。路側認証手段は、図11のフロ
ー図で説明したように、利用許可IDを復号化し、利用許
可IDに含まれる基地局管理装置IDと基地局管理装置から
送信された基地局管理装置IDを比較する。1305にお
いて比較結果を移動局装置に送信し、結果に応じた処理
を行なう。比較結果がNGであれば、移動局装置にNGであ
ることを通知し、路車間通信の切断を行なう。結果がOK
であれば、続けてカウント値のチェックを行ない、正当
なものであれば引き続き移動局装置と応用システムの通
信を続けることができる。カウント値のチェックの結果
がNGであった場合は、移動局装置に利用許可IDがNGであ
ることを通知し、路車間通信の切断を行なう。
【0027】以上述べてきたように、本発明の第2の実
施例によれば、移動局装置は応用システムを利用する最
初のときに認証処理を行ない、利用許可IDを受け取り、
以降は認証を行なった時の基地局管理装置の管理外にな
るまで、利用許可IDを使って応用システムを続けて利用
することができるので、基地局装置が変わるたびに認証
する必要がなく、快適な利用環境を与えることができ
る。また、利用許可IDは、各移動局装置固有の暗復号化
キーによって暗号化され、また、利用許可ID中に重複し
ないカウント値を含むため、不正な利用者であることを
判別でき、基地局装置は、接続解除を行なうなどの処理
を行ない、不正使用者の排除が可能となる。
【0028】本実施例中では、生成した暗復号化キー
は、路側認証手段中に保持しているが、認証用Key制御
手段に保持しておき、必要なときに路側認証装置から認
証用Key制御手段へ要求して利用しても同じ効果が得ら
れる。また、基地局管理装置IDは、認証用Key制御手段
中に保持し、路側認証手段より要求しているが、路側認
証手段中に保持していても同様の効果が得られる。ま
た、カウント発生手段は、基地局装置と通信した移動局
装置の台数をカウントする手段としているが、他に、例
えば、応用サービスを利用した移動局装置の台数のカウ
ントなどでも同様の効果が得られる。
【0029】次に図14を用いて本発明の第3の実施例
を説明する。図14は、本発明における認証用Key制御
手段104の内部詳細構成図である。なお、本発明の第
3の実施例において、路側認証手段、および移動局認証
手段は、図2および、図3と同じ構成とする。図14に
おいて、認証用キー制御手段104は、前記基地局管理
装置IDを保持し、要求に応じて基地局管理装置IDを読み
出す基地局管理装置ID保持手段201、応用システムの
利用台数カウント情報発生手段1401、利用台数カウ
ント情報に対応して暗復号化キーを作成する暗復号化キ
ー作成手段203、暗復号化キーおよび、基地局管理装
置IDを基地局装置に転送する情報転送手段204から構
成される。尚、図14において、図1、および、図2と
同一記号で示すものは、図1、および図2と同様の機能
を有し、同様の動作を行なう。
【0030】図15を用いて、移動局装置が利用許可ID
を取得する手順の処理フローを説明する。移動局装置
は、新規に応用プロセスを利用する時に図15の150
2において基地局装置と認証処理を行なう。図15の1
503においてその結果を判定し、認証結果NGの場合
は、図15の1504へ進み、認証失敗ということで、
移動局装置との通信を切断するなどの処理を行なう。認
証処理の結果がOKであった場合は、図15の1505へ
進み、基地局装置は、図15の1505において、基地
局管理装置から基地局管理装置IDを取得する。また、図
15の1506において、基地局装置は、基地局装置の
時間情報発生装置から時間情報を取得する。図15の1
507において、基地局管理装置IDと前記時間情報を組
み合わせたものを利用許可IDとし生成する。この利用許
可IDは、時間情報を持つことでIDのランダム性を確保す
る。組み合わせ方は、単純にIDに時間情報を付加しても
良いし、何らかの式に基づいて計算させたものを利用許
可IDとしてもよい。
【0031】図15の1508において、基地局管理装
置は基地局管理装置の利用台数カウント情報発生手段か
ら利用台数カウント情報を取得する。図15の1509
において、前利用台数カウント情報を元に基地局管理装
置内の暗復号化キー生成手段によって、暗復号化キーを
生成し、暗復号化キー保持手段に格納する。図15の1
510において、暗復号化キー保持手段から暗復号化キ
ーを取得する。図15の1511において、取得した暗
復号化キーによって前記利用許可IDを暗号化する。図1
5の1512において、暗号化した利用許可IDを移動局
装置へは送信し、移動局装置は利用許可ID保持手段に利
用許可IDを格納する。
【0032】次に、移動局装置が道路上を移動して認証
を行なった基地局装置の通信ゾーンから出て次の基地局
装置の通信ゾーンに入って、続けて応用システムを利用
する場合の処理を図16によって説明する。新しい基地
局装置の通信ゾーン内に入ると、基地局装置が移動局装
置に対して認証を求める。この時、移動局装置が既に利
用許可IDの交付を受けていた場合、以下のような手順で
通信処理を行なう。図16の1602において、移動局
装置内の利用許可ID保持手段に保持している利用許可ID
を基地局装置に転送する。図16の1603において、
暗復号化キー保持手段に保持したある暗復号化キーを読
み出さす。図16の1604において、基地局装置は受
け取った利用許可IDを前記暗復号化キーによって復号化
する。図16の1605において、復号化した利用許可
IDの中の基地局管理IDと移動局と通信している基地局装
置を管理している基地局管理装置の基地局装置管理IDを
比較する。図16の1606において、比較結果によっ
て処理を分岐する。比較結果が一致しなければ、図16
の1611へ進む。比較結果がNGである場合、通信して
いる基地局装置が所属する基地局管理装置が、移動局が
利用許可IDを得た基地局管理装置と違っていることが考
えられるので、図15のフローに従い認証から行ない、
新しく利用許可IDを得る。基地局管理装置IDが一致した
ならば、図16の1607へ進み、前記復号化された利
用許可ID内に含まれる時間情報と、基地局装置の時間管
理情報発生手段によって発生された時間情報との差分を
チェックする。
【0033】図16の1608において、時間情報の差
分の正当性を検証し、利用許可ID内の時間情報と現在の
時間情報との差分が異常に長ければ、この利用許可IDは
本来の利用者である移動局装置以外の不正な利用者によ
る通信であることが考えられる。前記利用許可ID内の時
間情報は、移動局装置が最初に接続申請した場合の時
間、すなわち、接続スタート時間である。この時間の差
分のしきい値は一つの基地局管理装置内を走行する移動
局装置が次の基地局管理装置のエリア内に移動するまで
の時間を平均的な走行時間から導くなどして求めたもの
を利用すればよい。このようにして、本発明における移
動局装置は、一旦認証が済んで基地局装置より受け取っ
た利用許可IDを用いて、網通信を行なう基地局装置が変
わるたびにこの利用許可IDを用いて応用プロセスへのア
クセスを行なう。
【0034】次に図17を用いて、本発明の第3の実施
例における通信の順序を示す。図17の1701で通信
が開始され、図には示していないが、移動局装置と基地
局装置の間で認証処理が行なわれる。認証の結果がOKで
あった場合、1702において、路側認証手段は、基地
局管理装置内の認証用Key制御手段に基地局管理装置ID
を要求する。認証用Key制御手段は、1703において
基地局管理装置ID保持手段から基地局管理装置IDを読み
出し、路側認証手段に送信する。次に、1704におい
て路側認証手段は、認証用Key制御手段に暗復号化キー
を要求する。認証用Key制御手段は、内部で生成した暗
復号化キーを1705において路側認証手段に送信す
る。路側認証手段は、基地局管理装置IDと内部で持つ時
間情報とから、利用許可IDを生成し、前記暗復号化キー
で暗号化する。1707において、暗号化された利用許
可IDを移動局装置に送信し、移動局装置内の基地局管理
装置ID保持手段内に保持する。
【0035】次に図18を用いて、利用許可ID受領済み
の移動局装置が、新たな基地局装置の通信ゾーン内に入
ったときの通信の手順を説明する。移動局装置が新たな
基地局装置の通信ゾーン内に入って、通信を開始する
と、1801において、路側認証手段から、移動局装置
に利用許可IDの要求を行なう。1802において、移動
局装置内の利用許可ID保持手段より、利用許可IDを読み
出し、路側認証手段に送信する。1803において路側
認証手段は、認証用Key制御手段に基地局管理装置IDの
要求を行なう。1804において、基地局管理装置内の
基地局管理ID保持手段に保持してある基地局管理IDを路
側認証手段に送信する。路側認証手段は、図16のフロ
ー図で説明したように、利用許可IDを復号化し、利用許
可IDに含まれる基地局管理装置IDと基地局管理装置から
送信された基地局管理装置IDを比較する。1805にお
いて比較結果を移動局装置に送信し、結果に応じた処理
を行なう。比較結果がNGであれば、移動局装置にNGであ
ることを通知し、路車間通信の切断を行なう。結果がOK
であれば、続けて時間情報のチェックを行ない、正当な
ものであれば引き続き移動局装置と応用システムの通信
を続けることができる。時間情報のチェックの結果がNG
であった場合は、移動局装置に利用許可IDがNGであるこ
とを通知し、路車間通信の切断を行なう。
【0036】以上述べてきたように、本実施例によれ
ば、移動局装置は応用システムを利用する最初のときに
認証処理を行ない、利用許可IDを受け取り、以降は認証
を行なった時の基地局管理装置の管理外になるまで、利
用許可IDを使って応用システムを続けて利用することが
できるので、基地局装置が変わるたびに認証する必要が
なく、快適な利用環境を与えることができる。また、利
用許可IDは、各移動局装置固有の暗復号化キーによって
暗号化され、また、利用許可ID中に時間情報を含むた
め、不正な利用者であることを判別でき、基地局装置
は、接続解除を行なうなどの処理を行ない、不正使用者
の排除が可能となる。
【0037】現在の時間情報との差分からこの移動局装
置が対応する基地局管理装置の管理範囲内にいた時間が
分かり、この時間が規定時間より長い場合は接続依頼を
してきた移動局装置が不正使用者であると判断しても差
し支えない。本実施例中では、生成した暗復号化キー
は、路側認証手段中に保持しているが、認証用Key制御
手段に保持しておき、必要なときに路側認証装置から認
証用Key制御手段へ要求して利用しても同じ効果が得ら
れる。また、基地局管理装置IDは、認証用Key制御手段
中に保持し、路側認証手段より要求しているが、路側認
証手段中に保持していても同様の効果が得られる。
【0038】次に本発明の第4の実施例について、図1
9を用いて説明する。図19は、本発明の第4の実施例
における路側認証実行手段116、の内部詳細構成図で
ある。第4の実施例において認証用Key制御手段、およ
び、移動局認証手段は図2、および図4の構成と同じも
のとする。図19において、路側認証手段は、利用制限
情報発生手段1901、前記基地局管理IDと前記時間情
報発生手段301によって発生した時間情報とから利用
許可IDを生成する利用許可ID生成手段302、データを
基地局管理装置および、移動局装置への転送の制御を行
なう通信制御手段303、利用許可ID生成手段によって
生成された利用許可IDを前記暗復号化キーを用いて暗号
化する利用許可ID暗号化手段304、基地局管理装置か
ら転送された暗復号化キーを保持し、利用許可ID暗号化
手段および利用許可ID復号化手段へ暗復号化キーを転送
する暗復号化キー保持手段305、移動局装置から転送
された利用許可IDを復号化する利用許可ID復号化手段3
06、利用許可ID復号化手段によって復号化された利用
許可IDを比較する利用許可ID比較手段307から構成さ
れる。尚、図19において、図1、および、図3と同一
記号で示すものは、図1、および、図3と同様の機能を
有し、同様の動作を行なう。
【0039】図19における利用制限情報発生手段と
は、例えば、プリペイド方式で仕様回数制限などを設け
たクラス情報などを利用許可IDに組み込むものである。
移動局装置が認証のときに、上記制限があるような移動
局装置である場合、利用許可ID内にその情報を組み込ん
でおき、基地局装置と通信を行なう場合に利用許可ID内
の制限情報をチェックし、制限情報によるそれ以上の利
用ができない場合には、通信の接続を切断する。また、
逆に利用回数が多いなどの移動局装置に対して、特定の
優待情報を付加することにより、前記優待情報が付加さ
れた利用許可IDを持つ場合には、利用料金の優待を行な
うなどの使い方ができる。
【0040】その他に制限情報としてグループIDを設定
すれば、例えばバス内などで複数の端末がある場合に、
グループIDを用いて、同じIDで複数の端末が応用システ
ムを利用するようなことも考えられる。図19において
は、特に示していないが利用許可ID内に時間情報やカウ
ント情報などの固有データを付加することで、実施例の
1、2、3、同様に利用許可IDのセキュリティを高める
効果がある。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、複数の基地局装置を管
理する基地局管理装置を設け、認証終了後は、同じ基地
局管理装置に管理される基地局装置と通信する間は、渡
された利用許可IDを使って簡単に応用サービスを利用す
ることができる。また、利用許可IDは時間情報などの各
移動局装置に固有のデータが含まれ、さらに利用許可ID
が暗号化されているため、利用許可IDの不正取得による
応用サービスの不正利用を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概要を示す概念図である。
【図2】 本発明の第1の実施例における認証用Key制
御手段の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施例における路側認証手段
の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施例における移動局認証手
段構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第1の実施例における利用許可ID生
成の動作を示すフロー図である。
【図6】 本発明の第1の実施例における利用許可IDを
利用した応用システム利用時の動作を示すフロー図であ
る。
【図7】 本発明の第1の実施例における利用許可ID生
成時の通信手順を示す図である。
【図8】 本発明の第1の実施例における利用許可IDを
利用した応用システム利用時の通信手順を示す図であ
る。
【図9】 本発明の第2の実施例における路側認証手段
の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第2の実施例における利用許可ID
生成の動作を示すフロー図である。
【図11】 本発明の第2の実施例における利用許可ID
を利用した応用システム利用時の動作を示すフロー図で
ある。
【図12】 本発明の第2の実施例における利用許可ID
生成時の通信手順を示す図である。
【図13】 本発明の第2の実施例における利用許可ID
を利用した応用システム利用時の通信手順を示す図であ
る。
【図14】 本発明の第3の実施例における認証用Key
生成手段の構成を示すブロック図である。
【図15】 本発明の第3の実施例における利用許可ID
生成の動作を示すフロー図である。
【図16】 本発明の第3の実施例における利用許可ID
を利用した応用システム利用時の動作を示すフロー図で
ある。
【図17】 本発明の第3の実施例における利用許可ID
生成時の通信手順を示す図である。
【図18】 本発明の第3の実施例における利用許可ID
を利用した応用システム利用時の通信手順を示す図であ
る。
【図19】 本発明の第4の実施例における路側認証手
段の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100・・・応用システム 101・・・通信網 102・・・基地局管理装置 103・・・網通信制御手段 104・・・認証用Key制御手段 105・・・転送制御手段 106・・・網通信手段 107・・・基地局管理装置 108・・・通信網 109・・・通信網 110・・・基地局装置 111・・・基地局装置 112・・・基地局装置 113・・・網通信手段 114・・・転送制御手段 115・・・路車間通信手段 116・・・路側認証実行手段 117・・・移動局装置 118・・・路車間通信手段 119・・・転送制御手段 120・・・網通信手段 121・・・応用プロセス 122・・・移動局認証実行手段 201・・・基地局管理装置ID保持手段 202・・・時間情報発生手段 203・・・暗復号化キー発生手段 204・・・情報転送手段 301・・・時間情報発生手段 302・・・利用許可ID発生手段 303・・・通信制御手段 304・・・利用許可ID暗号化手段 305・・・暗復号化キー保持手段 306・・・利用許可ID復号化手段 307・・・利用許可ID比較手段 401・・・制御手段 402・・・利用許可ID保持手段 901・・・カウント値発生手段 1401・・・利用台数カウント手段 1901・・・制限情報発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小俣 隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 BB12 CC12 EE10 FF13 5J104 AA07 AA16 EA04 EA17 KA01 KA06 KA09 NA02 PA01 5K067 AA21 BB21 DD17 EE02 EE10 EE16 FF02 HH24 HH36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路上に設置された基地局装置と車両に搭載
    された移動局装置との間で行われる路車間通信を利用し
    て移動局装置の利用者に応用システムからの応用サービ
    スを提供する路車間通信システムであって、 車両に搭載され基地局装置と通信を行なう移動局装置
    と、固定された無線通信ゾーンを形成し通信ゾーン内に
    存在する一つ以上の移動局装置との通信を行なう基地局
    装置と、一つ以上の基地局装置と通信を行なう基地局管
    理装置と、一つ以上の基地局管理装置と通信を行ない、
    応用サービスを提供する応用システムとから構成され、 基地局管理装置は、利用許可IDの暗復号化に用いる暗復
    号化キーの生成を行なう認証用Key制御手段を含み、 基地局装置は、移動局装置個別の暗復号化された利用許
    可IDを用いて移動局装置の利用者が登録された利用者で
    あることを認証する路側認証手段を含み移動局装置は、
    利用許可IDを保持し基地局装置からの要求に応じてこの
    利用許可IDを基地局装置に送信する移動局認証手段を含
    む、ことを特徴とする路車間通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の路車間通信システムにおい
    て、前記認証用Key制御手段は、 基地局管理装置固有の基地局管理装置IDを保持する基地
    局管理装置ID保持手段と、 時間情報を発生する時間情報発生手段と、 前記時間情報発生手段の情報をキーとして暗復号化キー
    を発生する暗復号化キー生成手段と、 前記基地局管理装置ID保持手段に保持されている基地局
    管理装置IDおよび暗復号化キー生成手段によって生成さ
    れた暗復号化キーを路側認証手段へ転送するための情報
    転送手段と、を含むことを特徴とする路車間通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の路車間通信システムにおい
    て、前記路側認証制御手段は、 時間情報を発生する時間情報発生手段と、 基地局管理装置IDおよび、前記時間情報発生手段が生成
    した時間情報から利用許可IDを生成する利用許可ID生成
    手段と、 前記利用許可IDを暗復号化する利用許可ID暗復号化手段
    と、 前記利用許可ID暗復号化手段により復号化された利用許
    可ID内の基地局管理装置IDおよび、利用制限情報をチェ
    ックする利用許可IDチェック手段と、 利用許可IDチェック手段の結果がOKであれば通信を継続
    しOKでなければ通信を切断するなどの制限を行なう通信
    制御手段と、を含むことを特徴とする路車間通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の路車間通信システムにおい
    て、前記認証用Key制御手段は、 基地局管理装置固有の基地局管理装置IDを保持する基地
    局管理装置ID保持手段と、 基地局装置を利用した移動局装置の台数をカウントする
    利用台数カウント手段と、 前記利用台数カウント手段の情報をキーとして暗復号化
    キーを発生する暗復号化キー生成手段と、 前記基地局管理装置ID保持手段に保持されている基地局
    管理装置IDおよび、暗復号化キー生成手段によって生成
    された暗復号化キーを路側認証手段へ転送するための情
    報転送手段と、を含むことを特徴とする路車間通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の路車間通信システムにおい
    て、前記路側認証手段は、 カウンタ情報を発生するカウント発生手段と、 基地局管理装置IDおよび、前記カウント発生手段が生成
    したカウント情報から利用許可IDを生成する利用許可ID
    生成手段と、 前記利用許可IDを暗復号化する利用許可ID暗復号化手段
    と、 前記暗復号化手段により復号化された利用許可ID内の基
    地局管理装置IDおよび、前記カウンタ情報をチェックす
    る利用許可IDチェック手段と、 利用許可IDチェック手段の結果がOKであれば通信を継続
    しOKでなければ通信を切断するなどの制限を行なう通信
    制御手段と、を含むことを特徴とする路車間通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の路車間通信システムにお
    いて、前記路側認証制御手段は、 移動局装置個別の制限情報を発生する利用制限情報発生
    手段と、 基地局管理装置IDおよび、前記利用制限情報から利用許
    可IDを生成する利用許可ID生成手段と、 前記利用許可IDを暗復号化する利用許可ID暗復号化手段
    と、 前記暗復号化手段により復号化された利用許可ID内の基
    地局管理装置IDおよび、利用制限情報をチェックする利
    用許可IDチェック手段と、 利用許可IDチェック手段の結果がOKであれば通信を継続
    しOKでなければ通信を切断するなどの制限を行なう通信
    制御手段と、を含むことを特徴とする路車間通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の路車間通信システムにお
    いて、前記移動局認証手段は、 利用許可IDを保持し、基地局装置からの要求に応じて利
    用許可IDを基地局装置に転送する利用許可ID保持手段を
    含むことを特徴とする路車間通信システム。
  8. 【請求項8】車両に搭載され路上に設置された基地局装
    置と路車間通信を行なう移動局装置と、固定された無線
    通信ゾーンを形成し通信ゾーン内に存在する一つ以上の
    移動局装置との路車間通信を行なう基地局装置と、一つ
    以上の基地局装置と通信を行なう基地局管理装置と、一
    つ以上の基地局管理装置と通信を行ない応用サービスを
    提供する応用システムとから構成される路車間通信シス
    テムに用いられる基地局管理装置において、 基地局装置は、移動局装置個別の暗復号化された利用許
    可IDを用いて移動局装置の利用者が登録された利用者で
    あることを認証する路側認証手段を含み、 移動局装置は、利用許可IDを保持し基地局装置からの要
    求に応じてこの利用許可IDを基地局装置に送信する移動
    局認証手段を含んでおり、 基地局管理装置は、利用許可IDの暗復号化に用いる暗復
    号化キーの生成を行なう認証用Key制御手段を含み、前
    記認証用Key制御手段は更に、基地局管理装置固有の基
    地局管理装置IDを保持する基地局管理装置ID保持手段
    と、時間情報を発生する時間情報発生手段と、前記時間
    情報発生手段の情報をキーとして暗復号化キーを発生す
    る暗復号化キー生成手段と、前記基地局管理装置ID保持
    手段に保持されている基地局管理装置IDおよび暗復号化
    キー生成手段によって生成された暗復号化キーを路側認
    証手段へ転送するための情報転送手段と、を含むことを
    特徴とする路車間通信システムに用いられる基地局管理
    装置。
  9. 【請求項9】車両に搭載され路上に設置された基地局装
    置と路車間通信を行なう移動局装置と、固定された無線
    通信ゾーンを形成し通信ゾーン内に存在する一つ以上の
    移動局装置との路車間通信を行なう基地局装置と、一つ
    以上の基地局装置と通信を行なう基地局管理装置と、一
    つ以上の基地局管理装置と通信を行ない応用サービスを
    提供する応用システムとから構成される路車間通信シス
    テムに用いられる基地局装置において、 基地局管理装置は、利用許可IDの暗復号化に用いる暗復
    号化キーの生成を行なう認証用Key制御手段を含み、 移動局装置は、利用許可IDを保持し基地局装置からの要
    求に応じてこの利用許可IDを基地局装置に送信する移動
    局認証手段を含んでおり、 基地局装置は、移動局装置個別の暗復号化された利用許
    可IDを用いて移動局装置の利用者が登録された利用者で
    あることを認証する路側認証手段を含み、前記路側認証
    手段は更に、時間情報を発生する時間情報発生手段と、
    基地局管理装置IDおよび前記時間情報発生手段が生成し
    た時間情報から利用許可IDを生成する利用許可ID生成手
    段と、前記利用許可IDを暗復号化する利用許可ID暗復号
    化手段と、前記利用許可ID暗復号化手段により復号化さ
    れた利用許可ID内の基地局管理装置IDおよび利用制限情
    報をチェックする利用許可IDチェック手段と、利用許可
    IDチェック手段の結果がOKであれば通信を継続しOKでな
    ければ通信を切断するなどの制限を行なう通信制御手段
    と、を含むことを特徴とする路車間通信システムに用い
    られる基地局装置。
  10. 【請求項10】車両に搭載され路上に設置された基地局
    装置と路車間通信を行なう移動局装置と、固定された無
    線通信ゾーンを形成し通信ゾーン内に存在する一つ以上
    の移動局装置との路車間通信を行なう基地局装置と、一
    つ以上の基地局装置と通信を行なう基地局管理装置と、
    一つ以上の基地局管理装置と通信を行ない応用サービス
    を提供する応用システムとから構成される路車間通信シ
    ステムに用いられる移動局装置において、 基地局管理装置は、利用許可IDの暗復号化に用いる暗復
    号化キーの生成を行なう認証用Key制御手段を含み、 基地局装置は、移動局装置個別の暗復号化された利用許
    可IDを用いて移動局装置の利用者が登録された利用者で
    あることを認証する路側認証手段を含んでおり、 移動局装置は、利用許可IDを保持し基地局装置からの要
    求に応じてこの利用許可IDを基地局装置に送信する移動
    局認証手段を含み更に、前記移動局認証手段は、利用許
    可IDを保持し基地局装置からの要求に応じて利用許可ID
    を基地局装置に転送する利用許可ID保持手段、を含むこ
    とを特徴とする路車間通信システムに用いられる移動局
    装置。
JP2000297059A 2000-09-26 2000-09-26 路車間通信システムおよびその移動局装置、基地局装置ならびに基地局管理装置 Pending JP2002112337A (ja)

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