JP2002108825A - デジタル情報配送方法 - Google Patents

デジタル情報配送方法

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JP2002108825A
JP2002108825A JP2000299150A JP2000299150A JP2002108825A JP 2002108825 A JP2002108825 A JP 2002108825A JP 2000299150 A JP2000299150 A JP 2000299150A JP 2000299150 A JP2000299150 A JP 2000299150A JP 2002108825 A JP2002108825 A JP 2002108825A
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JP2000299150A
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Migiko Yoshifuji
右子 吉藤
Noriyasu Arakawa
則泰 荒川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プライバシーの保護を図り、事前登録が不要
で、不正行為による不利益を受けない、デジタル情報配
送方法の提供。 【解決手段】情報提供者装置1が有するデジタル情報
を、利用者装置2、情報提供者装置1何れとも異なる情
報配送者装置3を介して利用者装置2へ配送される手法
で、配送制御情報送付過程(過程A)と、配送要求情報
送付過程・配送受付情報送付過程(過程B)と、配送制
御情報受取情報送付過程(過程C)と、デジタル情報送
付過程(過程D)と、デジタル情報管理過程(過程E)
と、認証過程(過程F)と、デジタル情報配送過程(過
程G)との各過程を組合せて行う特徴的構成手法の採
用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツプロバ
イダ等の情報提供者装置から委託されたデジタル情報を
利用者装置に配送するに際して、利用者のプライバシー
の保護を図り、事前登録などの処理を不要としつつ、不
正行為による不利益を被る虞のない、デジタル情報配送
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば、情報配送者
装置が利用者装置に対してデジタル情報を渡す場合、利
用者の個人情報又は利用者に対応する情報を用いて利用
者装置を特定してデジタル情報を渡す方法(従来技術
)、情報配送者装置が利用者装置に対してデジタル情
報を渡し、これに対して利用者装置から受取り証明を受
取る状況下にて、利用者装置が事前にCA又は情報提供
者装置若しくは情報配送者装置に登録した公開鍵を用い
て、受取り証明を発行したことを証明する方法(従来技
術)が、知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術例
では、利用者の個人情報を明かすことが前提であり、ま
た、利用者の個人情報を用いなくても利用者装置の情報
交換の履歴を管理でき、利用者のプライバシー保護が十
分とは言えず、更に、利用者(利用者装置)を特定する
為に何らかの事前登録等の処理を行う必要がある。ま
た、従来技術例では、公開鍵を登録する等の事前登録
処理を行う必要がある。
【0004】かようなプライバシー保護、事前登録処理
等の課題を解決することを目的とし、利用者のプライバ
シー保護を考慮しつつ、利用者の個人情報を明かさなく
とも、意図する利用者(利用者装置を含む)を特定し、
デジタル情報を渡すことができ、かつ、利用者の情報交
換の履歴を配送の際利用者を特定する為に用いられると
ころの利用者に対応する情報を用いても管理できず、か
つ、デジタル情報の配送を行う為に何らかの機関に事前
登録等の事前準備の必要のない、デジタル情報配送方法
(特願2000−206433号)がある。
【0005】一方で、情報提供者装置が情報配送者装置
を介して利用者へデジタル情報を渡す方法(特願200
0−118667号)が存在する。また、情報配送者装
置を介して、情報提供者装置が利用者装置にデジタル情
報を配送する状況下にて、利用者装置が情報配送者装置
を指定して制御し、情報配送者装置が利用者装置にデジ
タル情報を送付可能とする方法(特願2000−206
433号)が存在する。
【0006】しかし、これら(特願2000−2064
33号、特願2000−118667号)の方法では、
情報の伝達が滞った場合、どの受け渡しで情報の伝達が
滞ったかを判断できないこともある。また、情報伝達に
関わる三者のプレーヤーの内二者が結託して何らかの行
為をなしたり、行うべき行為をなさなかったことによ
り、残りの結託していないプレーヤーが不利益を被る問
題がある。
【0007】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。即ち、本発明の第1の目的
は、利用者は、配送を行う為の自己の個人情報を配送に
関わる情報配送者装置、情報提供者装置、何らかの機関
に示す必要性がない、デジタル情報配送方法を提供する
ことにある。
【0008】本発明の第2の目的は、情報提供者装置、
情報配送者装置の双方とも利用者装置の配送履歴の管理
及び個人情報の収集を共に不能とする、デジタル情報配
送方法を提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、利用者は配送を行
う為の準備行為として、情報配送者装置、情報提供者装
置、何らかの機関に登録する必要がない、デジタル情報
配送方法を提供することにある。
【0010】本発明の第4の目的は、情報配送者装置
が、情報提供者装置から配送委託されたデジタル情報
を、情報提供者装置が意図した利用者装置に配送でき
る、デジタル情報配送方法を提供することにある。
【0011】本発明の第5の目的は、情報提供者装置が
意図した利用者装置のみにデジタル情報を渡せ、第三者
が受取れない、デジタル情報配送方法を提供することに
ある。
【0012】本発明の第6の目的は、情報提供者装置が
自ら提供したデジタル情報の改竄、捏造、盗聴などの被
害を被ることなく、正しく意図した利用者の手に渡せ
る、デジタル情報配送方法を提供することにある。
【0013】本発明の第7の目的は、情報提供者装置、
情報配送者装置はデジタル情報が意図した利用者装置に
確かに届けられたことを確認できる、デジタル情報配送
方法を提供することにある。
【0014】本発明の第8の目的は、情報提供者装置が
指定した利用者に対して、情報配送者装置が正しく配送
し、また配送が完了したことを、情報配送者装置が、情
報提供者装置及び利用者装置に示せる、デジタル情報配
送方法を提供することにある。
【0015】本発明の第9の目的は、デジタル情報の情
報提供者装置、情報配送者装置を利用者装置が確認でき
る、デジタル情報配送方法を提供することにある。
【0016】本発明の第10の目的は、デジタル情報の
配送が途中で滞った場合、利用者装置、情報配送者装
置、情報提供者装置の何れのプレーヤーが不正行為を行
ったか、若しくは、何れのやり取りで情報が滞ったかを
判断でき、不正を行っていないプレーヤーが不利益を被
ることのない、デジタル情報配送方法を提供することに
ある。
【0017】本発明の第11の目的は、配送に関わる三
者のプレーヤーの内、利用者装置、情報提供者装置、情
報配送者装置の何れか二者が結託し、不正を行おうとし
たとしても、不正に関わらない他のプレーヤーが、不正
が行われたことを発見でき、防止でき、結託していない
プレーヤーが不利益を被ることのない、デジタル情報配
送方法を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決に当り、情報提供者装置が有したデジタル情報を、利
用者装置、情報提供者装置何れとも異なる情報配送者装
置を介して利用者装置へ配送するに際して、各所定の配
送制御情報送付過程、配送要求情報送付過程、配送受付
情報送付過程、配送制御情報受取情報送付過程、デジタ
ル情報送付過程、デジタル情報管理過程、認証過程、デ
ジタル情報配送過程を経て行う特徴的構成手法を講じ
る。
【0020】更に、具体的詳細に述べると、上記課題の
解決は、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法の
採用により、上記目的を達成するようになされる。
【0021】本発明の第1の特徴は、利用者装置に対し
情報提供者装置のデジタル情報を情報配送者装置を介し
配送するに当り、予め、当該利用者装置は、暗号化作成
した利用者特定情報を含む注文情報を以って前記情報提
供者装置に注文し、まず、当該情報提供者装置は、復号
解読して当該注文を受けたことを前記利用者装置に通知
するのと相前後して前記情報配送者装置に取り敢えず注
文があったことを伝えて置き、次いで、当該情報配送者
装置は、前記利用者装置の注文を前記情報提供者装置か
ら受けると、了承の通知を当該利用者装置及び当該情報
提供者装置の両者、当該情報提供者装置のみのいずれか
に連絡を取って待機し、当該情報提供者装置は、注文を
受けたデジタル情報を暗号化して配送依頼と共に前記情
報配送者装置に対し送付すると共に、当該情報配送者装
置は、受取通知を返信し、その後、当該情報配送者装置
は、依頼された前記デジタル情報を所定に加工処理して
前記利用者装置に事前に配送する旨を通知すると共に、
注文主であるかを前記利用者特定情報に基づき、認証確
認した後、当該デジタル情報を該当利用者装置に届出配
送し、更に、当該利用者装置は、当該デジタル情報の受
理通知を前記情報配送者装置、前記情報提供者装置の一
以上に連絡してから当該情報配送者装置の協力を得て、
前記デジタル情報を解釈処理するに至る、一連の手続処
理を実行してなる、デジタル情報配送方法の構成採用に
ある。
【0022】本発明の第2の特徴は、上記本発明の第1
の特徴における前記情報配送者装置による所定の加工処
理が、前記情報提供者装置からの前記デジタル情報の復
号解読処理後、更なる暗号化処理である、デジタル情報
配送方法の構成採用にある。
【0023】本発明の第3の特徴は、上記本発明の第1
又は第2の特徴における前記利用者装置による解釈処理
が、前記情報配送者装置からの前記デジタル情報の復号
化解読処理である、デジタル情報配送方法の構成採用に
ある。
【0024】本発明の第4の特徴は、利用者装置及び情
報提供者装置の何れとも異なる情報配送者装置を介し
て、利用者装置に対して情報提供者装置が有するデジタ
ル情報の配送を行う配送方法において、前記利用者装置
が、前記配送に用いられかつ自己を特定する利用者特定
情報を包含する様に配送制御情報を作成して、前記情報
提供者装置に送付する配送制御情報送付過程と、当該情
報提供者装置が、前記送付された配送制御情報を包含す
る様に配送要求情報を作成して、前記情報配送者装置へ
送付する配送要求情報送付過程と、当該情報配送者装置
が、前記配送要求情報を受付けたことを示す配送受付情
報を作成して、前記情報提供者装置に送付し、所定の規
定の場合には利用者装置にも送付する配送受付情報送付
過程と、当該情報提供者装置が、前記配送制御情報の受
取りを示す配送制御情報受取情報を作成して、前記利用
者装置に送付する配送制御情報受取情報送付過程と、前
記情報提供者装置が、前記デジタル情報を前記情報配送
者装置に送付し、当該デジタル情報の受取りを確認する
デジタル情報送付過程と、当該情報配送者装置が、当該
受取ったデジタル情報に対して、自己の協力なしには解
釈不能に加工するデジタル情報管理過程と、当該情報配
送者装置が、前記情報提供者装置から依頼された配送を
開始する準備完了を示す配送準備完了通知を、規定の場
合には前記利用者装置に渡した後に、前記配送要求情報
に包含されている利用者特定情報、当該配送要求情報、
当該配送準備完了通知の内一以上を用いて、前記情報配
送者装置が前記利用者装置を認証する認証過程と、当該
情報配送者装置が、前記認証の結果により、当該利用者
装置にデジタル情報を配送し、当該利用者装置のデジタ
ル情報の受取りを、当該情報配送者装置が、所定の規定
の場合には前記情報提供者装置も、確認した後に、当該
情報配送者装置が前記デジタル情報管理過程における加
工に関わる解釈に協力するデジタル情報配送過程と、の
各過程を組合せた過程を経て行われてなる、デジタル情
報配送方法の構成採用にある。
【0025】本発明の第5の特徴は、上記本発明の第4
の特徴における前記デジタル情報送付過程における確認
が、前記情報配送者装置により、前記送付されたデジタ
ル情報のハッシュ値を算出して、当該情報配送者装置の
公開鍵により、検証可能とする電子署名、復号可能とす
る暗号化処理の何れかの処理を行って、前記情報提供者
装置に対して当該処理済みのデジタル情報のハッシュ値
を返送し、当該情報提供者装置が当該返送済みのデジタ
ル情報のハッシュ値を確認する、一連の処理による認証
である、デジタル情報配送方法の構成採用にある。
【0026】本発明の第6の特徴は、上記本発明の第4
又は第5の特徴における前記デジタル情報配送過程にお
ける確認が、前記利用者装置へのデジタル情報の前記受
取り後に、当該利用者装置により、前記情報配送者装置
に対して、当該受取ったデジタル情報のハッシュ値を返
送して、当該返送されたハッシュ値に基づき行われてな
る、デジタル情報配送方法の構成採用にある。
【0027】本発明の第7の特徴は、上記本発明の第
4、第5又は第6の特徴における前記デジタル情報管理
過程における加工が、前記情報配送者装置が所有する鍵
による暗号化処理であり、前記デジタル情報配送過程に
おける加工に関わる解釈の協力が、前記情報配送者装置
が許可する場合に、暗号を解く当該情報配送者装置が所
有する鍵を送付することである、デジタル情報配送方法
の構成採用にある。
【0028】本発明の第8の特徴は、上記本発明の第
4、第5、第6又は第7の特徴における前記配送方法
が、前記配送制御情報送付過程において、前記配送制御
情報の送付前に、前記作成された配送制御情報を前記情
報提供者装置のみ解釈可能に、前記利用者装置が、当該
情報提供者装置の公開鍵による暗号処理で代表される加
工処理をして、当該送付として当該加工処理された配送
制御情報を送付すると共に、前記配送要求情報送付過程
において、前記配送要求情報の作成に際して、前記情報
提供者装置が現に受取ったところの前記加工処理された
配送制御情報を、当該情報提供者装置が解釈して配送制
御情報とする解釈処理を行ってなる、デジタル情報配送
方法の構成採用にある。
【0029】本発明の第9の特徴は、上記本発明の第
4、第5、第6、第7又は第8の特徴における前記配送
方法が、前記認証過程において、前記利用者装置が前記
情報配送者装置の確認も行い、当該利用者装置、当該情
報配送者装置の相互認証としてなる、デジタル情報配送
方法の構成採用にある。
【0030】本発明の第10の特徴は、上記本発明の第
4、第5、第6、第7、第8又は第9の特徴における前
記配送方法が、前記配送要求情報送付過程において、前
記配送要求情報の送付前に、前記作成された配送要求情
報が、前記情報提供者装置による作成であることを確認
可能に、当該情報提供者装置が、当該情報提供者装置の
公開鍵により、復号可能とする暗号化処理、検証可能と
するデジタル署名で代表される加工処理をして、当該送
付として当該加工処理された配送要求情報を送付すると
共に、前記配送受付情報送付過程において、前記配送受
付情報の作成に際し、前記配送要求情報の作成者を確認
する確認処理を行ってなる、デジタル情報配送方法の構
成採用にある。
【0031】本発明の第11の特徴は、上記本発明の第
4、第5、第6、第7、第8、第9又は第10の特徴に
おける前記配送方法が、前記配送受付情報送付過程にお
いて、前記配送受付情報の送付前に、前記作成された配
送受付情報に対して、前記情報配送者装置により作成さ
れたことを確認可能に、当該情報配送者装置が、当該情
報配送者装置の公開鍵により、復号可能とする暗号化処
理、検証可能なデジタル署名で代表される加工処理をし
て、当該送付として当該加工処理された配送受付情報を
送付すると共に、当該送付を受けたプレーヤーが、前記
配送受付情報の作成者を確認してなる、デジタル情報配
送方法の構成採用にある。
【0032】本発明の第12の特徴は、上記本発明の第
4、第5、第6、第7、第8、第9、第10又は第11
の特徴における前記配送方法が、前記配送制御情報受取
情報送付過程において、前記配送制御情報受取情報を送
付前に、前記作成された配送制御情報受取情報に対し
て、前記情報提供者装置により作成されたことを確認可
能に、前記情報提供者装置が、当該情報提供者装置の公
開鍵により、復号可能とする暗号化処理、検証可能とす
るデジタル署名で代表される加工処理をして、当該送付
として当該加工処理された配送制御情報受取情報を送付
すると共に、前記利用者装置が、前記配送制御情報受取
情報の作成者を確認してなる、デジタル情報配送方法の
構成採用にある。
【0033】本発明の第13の特徴は、上記本発明の第
4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11又
は第12の特徴における前記配送方法が、前記デジタル
情報送付過程において、デジタル情報の前記送付前に、
デジタル情報が前記情報提供者装置から送付されたこと
を確認可能に当該情報提供者装置が、当該情報提供者装
置の公開鍵により、復号可能とする暗号化処理、検証可
能とするデジタル署名で代表される加工処理をして、当
該送付として当該加工処理されたデジタル情報を送付す
ると共に、前記情報配送者装置が、デジタル情報が確か
に前記情報提供者装置から渡されたことを確認してな
る、デジタル情報配送方法の構成採用にある。
【0034】本発明の第14の特徴は、上記本発明の第
4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、
第12又は第13の特徴における前記配送方法が、前記
デジタル情報送付過程において、デジタル情報の前記送
付前に、前記情報提供者装置の協力なしには解釈不能に
加工する別の加工処理して、当該送付を行ってなる、デ
ジタル情報配送方法の構成採用にある。
【0035】本発明の第15の特徴は、上記本発明の第
14の特徴における前記デジタル情報の別の加工処理
が、前記情報提供者装置が所持する鍵による暗号化処理
であり、当該デジタル情報に関わる当該情報提供者装置
の協力が、当該情報提供者装置がデジタル情報の使用を
許諾する場合にのみ、当該暗号を復号する鍵を渡す行為
である、デジタル情報配送方法の構成採用にある。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、本発
明の概要、当該概要に対して追加変更した態様、実施例
の順に、該当図面を参照して説明する。
【0037】(概要)本発明の実施形態の概要は、利用
者装置に対し情報提供者装置のデジタル情報を情報配送
者装置を介し配送するに当り、予め、当該利用者装置
は、暗号化作成した利用者特定情報を含む注文情報を以
って前記情報提供者装置に注文し、まず、当該情報提供
者装置は、復号解読して当該注文を受けたことを前記利
用者装置に通知するのと相前後して前記情報配送者装置
に取り敢えず注文があったことを伝えて置き、次いで、
当該情報配送者装置は、前記利用者装置の注文を前記情
報提供者装置から受けると、了承の通知を当該利用者装
置及び当該情報提供者装置の両者、当該情報提供者装置
のみのいずれかに連絡を取って待機し、当該情報提供者
装置は、注文を受けたデジタル情報を暗号化して配送依
頼と共に前記情報配送者装置に対し送付すると共に、当
該情報配送者装置は、受取通知を返信し、その後、当該
情報配送者装置は、依頼された前記デジタル情報を所定
に加工処理(前記情報提供者装置からの前記デジタル情
報の復号解読処理後、更なる暗号化処理)して、前記利
用者装置に事前に配送する旨を通知すると共に、注文主
であるかを前記利用者特定情報に基づき、認証確認した
後、当該デジタル情報を該当利用者装置に届出配送し、
更に、当該利用者装置は、当該デジタル情報の受理通知
を前記情報配送者装置、前記情報提供者装置の1以上に
連絡してから当該情報配送者装置の協力を得て、前記デ
ジタル情報を解釈処理(前記情報配送者装置からの前記
デジタル情報の復号化解読処理)するに至る、一連の手
続処理を実行する。
【0038】更に、図1を参照して具体的詳細を述べ
る。図1は、本発明の一概要の詳細を示したシーケンス
図である。情報提供者装置1が有するデジタル情報を情
報提供者装置1、利用者装置2とも異なる情報配送者装
置3を介して利用者装置2へ配送されるデジタル情報配
送方法は、次に詳説する過程A−過程Gを経て実行され
る。各過程の順序は、後述の様に、同図の順序に限られ
るものではない。
【0039】過程Aである配送制御情報送付過程は、利
用者装置2が、デジタル情報の配送に用いられ、かつ利
用者装置2を特定する利用者特定情報(利用者のプライ
バシー情報を除外して構成され、また当の利用者の選択
に応じて利用者装置2により適宜更新作成可能であり、
所謂鍵の性質を持つ)を含んだ配送制御情報を作成する
配送制御情報作成手順(SA1)と、利用者装置2が当
該配送制御情報を情報提供者装置1に渡す配送制御情報
送付手順(SA2)とを順に経る過程である。
【0040】この過程Aにより、利用者装置2が自らを
特定する情報であるところの利用者特定情報を、デジタ
ル情報配送の要求毎に、情報提供者装置1に対して(情
報配送者装置3に対しては過程Bを経ることで)指定可
能とし、後述する過程Bと相俟って利用者特定情報を事
前に情報提供者装置1、情報配送者装置3、その他の何
らかの機関に登録する必要がなくなり、利用者特定情報
として、利用者、利用者装置2の自己のプライバシー情
報を除外して、変更自在とすることで、利用者装置2の
配送履歴を管理不能、かつ個人情報を収集不能とするこ
とができる。
【0041】過程Bの前段である配送要求情報送付過程
は、情報提供者装置1が、過程Aである配送制御情報送
付過程で渡された配送制御情報を含める様に配送要求情
報を作成する配送要求情報作成手順(SB1)と、情報
提供者装置1が当該配送要求情報を情報配送者装置3へ
渡す配送要求情報送付手順(SB2)とを順に経る過程
で、これに続く過程Bの後段である配送受付情報送付過
程は、情報配送者装置3が、SB2で配送要求情報を受
付けたこと示す配送受付情報を作成する配送受付情報作
成手順(SB3)と、情報配送者装置3が、図の様に、
情報提供者装置1、利用者装置2の双方に渡すか又は情
報提供者装置1のみに渡す配送受付情報送付手順(SB
4)とを順に経る過程である。
【0042】この過程Bにより、情報提供者装置1は、
利用者装置2が作成したところの配送制御情報を含んだ
配送要求情報を基に、意図する利用者装置2を情報配送
者装置3に対して示すことができ、また、情報配送者装
置3はデジタル情報の配送要求情報を受けたことを示す
ところの配送受付情報を情報提供者装置1、利用者装置
2の双方又は情報提供者装置1のみに示すことで、配送
要求が受付けられたことを、情報提供者装置1、利用者
装置2の双方又は情報提供者装置1が確認できる。
【0043】過程Cである配送制御情報受取情報送付過
程は、情報提供者装置1が、配送制御情報を受取ったこ
とを示すところの配送制御情報受取情報を作成する配送
制御情報受取情報作成手順(SC1)と、情報提供者装
置1が、その利用者装置2に配送制御情報受取情報を渡
す配送制御情報受取情報送付手順(SC2)とを順に経
る過程であり、これにより、情報提供者装置1が配送制
御情報を受取ったことを示すところの配送制御情報受取
情報を利用者装置2に対して示すことにより、利用者装
置2は配送制御情報の受取りが完了し、デジタル情報の
配送の受付が完了したことを確認できる。
【0044】過程Dであるデジタル情報送付過程は、情
報提供者装置1が、自己が所有するデジタル情報を情報
配送者装置3に渡すデジタル情報配送手順(SD1)
と、情報配送者装置3がそのデジタル情報を受取ったこ
とを情報提供者装置1が確認する手順(SD2)とを順
に経る過程である。
【0045】このSD2の手順として、情報配送者装置
3が、情報提供者1から受取ったデジタル情報のハッシ
ュ値を計算して、情報配送者装置3の公開鍵により、検
証可能とする電子署名、復号可能とする暗号化処理の何
れかの処理を行って、情報提供者装置1に対して当該処
理済みのデジタル情報のハッシュ値を返送する一方で、
情報提供者装置1が当該返送済みのデジタル情報のハッ
シュ値を確認することにより、情報配送者装置3のデジ
タル情報の受取りを情報提供者装置1が確認できる。
【0046】過程Eであるデジタル情報管理過程は、情
報配送者装置3が、情報提供者装置1から受取ったデジ
タル情報に対して、情報配送者装置3の協力なしには解
釈不能に加工するデジタル情報加工手順(SE1)を経
る過程である。
【0047】ここで、SE1におけるこの加工として
は、当該デジタル情報を情報配送者装置3が有する鍵
(管理鍵)による暗号化処理が挙げられ、情報配送者装
置3の許可がないと、即ち、情報配送者装置3が利用者
装置2に対して当該鍵を渡すことがないと、配送された
デジタル情報を利用者装置2が利用することを不能とす
ることにより、情報提供者装置1が意図した利用者装置
2以外の第三者がデジタル情報を受取ろうとしても、正
当な利用者装置2として情報配送者装置3に認証されな
い(過程Fの認証過程に連動)と、利用者装置2は、デ
ジタル情報は受取れないし、仮に受取ったとしてもデジ
タル情報を利用できない様にすることが可能となる。
【0048】過程Fである認証過程は、必要に応じて、
情報配送者装置3が情報提供者装置1から依頼されたデ
ジタル情報の配送を開始する準備が整ったことを示す配
送準備完了通知を、情報配送者装置3が利用者装置2に
渡す配送準備完了通知送付手順(SF1)と、情報配送
者装置3が、前記配送要求情報、配送要求情報に含まれ
た利用者特定情報、配送準備完了通知の一つ以上を用い
て(即ち実施に際して適宜組合せることも可)、情報配
送者装置3が利用者装置2を認証する認証手順(SF
2)とを順に経る過程である。
【0049】この過程Fにより、情報配送者装置3は、
利用者装置2を認証する為の情報として、情報提供者装
置1が情報配送者装置3に渡した配送要求情報に含まれ
る利用者特定情報を用いることにより、情報提供者装置
1が意図した利用者装置2を認証、即ち、情報提供者装
置1からの利用者特定情報に対応した情報の正当な権限
を有する者(手段)を利用者装置2として認識すること
が可能となる。
【0050】過程Gであるデジタル情報配送過程は、情
報配送者装置3が過程Fの認証過程の認証結果により、
デジタル情報を利用者装置2に渡すデジタル情報配送手
順(SG1)と、情報配送者装置3かつ情報提供者装置
1、又は情報配送者装置3のみが、利用者装置2のデジ
タル情報の受取りを確認する手順(SG2)と、情報配
送者装置3がデジタル情報を利用者装置2が解釈可能と
なる様に協力するデジタル情報解釈手順(SG3)とを
順に経る過程である、
【0051】このSG2としては、例えば、情報配送者
装置3は、利用者装置2に渡したデジタル情報のハッシ
ュ値を利用者装置2から返送してもらい、情報配送者装
置3かつ情報提供者装置1又は情報配送者装置3のみが
ハッシュ値を確認することで、利用者装置2にデジタル
情報が正確に渡されていることを情報配送者装置3かつ
情報提供者装置1又は情報配送者装置3は確認できる。
【0052】また、このSG3としては、前述のSE1
においてデジタル情報を情報配送者装置3の持つ鍵で暗
号化して配送された場合を例にとると、情報配送者装置
3の許可は、例えば、情報配送者装置3が利用者装置2
に対して鍵を渡すことにより実現でき、デジタル情報を
利用者装置2が情報配送者装置3の許可なくして利用で
きない様に実現できる。
【0053】ここで、配送要求情報送付過程・配送受付
情報送付過程(過程B)及び配送制御情報受取情報送付
過程(過程C)は、配送制御情報送付過程(過程A)が
終了して行われ、デジタル情報管理過程(過程E)は、
デジタル情報送付過程(過程D)が終了して行われ、認
証過程(過程F)は、配送要求情報送付過程・配送受付
情報送付過程(過程B)及び配送制御情報受取情報送付
過程(過程C)が終了して行われる。
【0054】デジタル情報配送過程(過程G)は、デジ
タル情報管理過程(過程E)及び認証過程(過程F)が
終了して行われる。尚、ここでの過程B,過程Cの順序
は問わないし、かかる順序に関した条件をクリアする組
合せの数通りの、デジタル情報配送方法がある。
【0055】過程A−過程Fの順序については、(1)
デジタル情報が情報提供者装置1から情報配送者装置3
に渡るタイミングに関して、利用者装置2から情報提
供者装置1への要求(過程A、C)、情報提供者装置1
から情報配送者装置3への配送要求(過程B)の前に、
情報提供者装置1が有するデジタル情報を一括して送付
する(過程D)場合、利用者装置2から情報提供者装
置1への要求(過程A、C)と、情報提供者装置1から
情報配送者装置3への配送要求(過程B)と同時に、利
用者装置2が配送制御情報にて指定するデジタル情報の
みを情報提供者装置1が情報配送者装置3に送付する
(過程D)場合がある。
【0056】利用者装置2から情報提供者装置1への
要求(過程A、C)、情報提供者装置1から情報配送者
装置3への配送要求(過程B)の後に、利用者装置2が
配送制御情報にて指定するデジタル情報のみを情報配送
者装置3に送付する(過程D)場合がある。
【0057】は、情報配送者装置3が所定範囲のデジ
タル情報を一括管理する形態であり、は、情報提供
者装置1が現実に格納しており、随時情報配送者装置3
に該当するデジタル情報のみを送付する形態である。
【0058】また、(2)情報提供者装置1と利用者装
置2との間での要求(過程A、C)と、情報提供者装置
1と情報配送者装置3との間の配送要求(過程B)との
時系列的関係では、情報提供者装置1と利用者装置2
間の要求(過程A及び過程C)の後、情報提供者装置1
と情報配送者装置3との間の配送要求(過程B)を行う
場合、情報提供者装置1と利用者装置2との間の要求
と、情報提供者装置1と情報配送者装置3との間の配送
要求を、同時に行う(過程Bを過程Aの後に、かつ過程
Cの前に行う)場合とがある。
【0059】また、(3)情報配送者装置3がデジタル
情報を加工するタイミングとしては、情報配送者装置
3にデジタル情報があり、利用者装置2の特定前に行う
場合、情報配送者装置3にデジタル情報があり、利用
者装置2が特定済みで、デジタル情報の配送準備が整っ
たことを利用者装置に通知する前の(例えば、情報配送
者装置3がデジタル情報を受取り、利用者装置2が特定
され、デジタル情報の配送準備完了してデジタル情報を
所定の位置に格納する際にデジタル情報は既に加工され
る)場合がある。
【0060】情報配送者装置3にデジタル情報があ
り、利用者装置2が特定され、デジタル情報の配送準備
完了を利用者装置2に通知した後の(例えば、デジタル
情報が情報配送者装置3の所定の場所に格納され、デジ
タル情報の利用者装置への配送と同時に加工)の場合が
ある。かように、各タイミングの場合の組合せが存在し
うるが、発明を実施する上で適切な組合せにて、実現さ
れることになる。
【0061】(追加変更の形態)以上が本発明の概要の
詳細であるが、これに対して、本発明を更に有効適切に
すべく、例えば、図2、3に示す様に処理を、必要に応
じて追加して別の形態とすることもできる。
【0062】図2は、別の実施形態を示したシーケンス
図の前段であり、図3は、同シーケンス図の後段であ
る。以下、当該別の形態につき、追加した処理のみを説
明する。
【0063】追加処理1(S1)として、配送制御情報
送付過程(SA1)における配送制御情報作成手順(S
A1)にて、配送制御情報を情報提供者装置1のみ解釈
できる様に利用者装置2が加工する処理も含め、当該加
工処理に呼応して、配送要求情報送付過程(SB1)に
おける配送要求情報作成手段(SB1)にて、情報提供
者装置1が受取ったところの加工された配送制御情報
を、情報提供者装置1が解釈する処理を含める様に構成
する。
【0064】ここで、当該加工する処理としては、情報
提供者装置1の公開鍵による暗号化処理があり、これに
より、利用者装置2が意図したところの情報提供者装置
1のみが、利用者装置2からの配送制御情報を解釈し、
利用者装置2に対してデジタル情報を配送する為に、情
報配送者装置3に配送要求することが可能となる。
【0065】追加処理2(S2)として、認証過程(経
過F)における認証手順(SF2)にて、利用者装置2
を認証しようと試みる情報配送者装置3が、利用者装置
2が意図した情報配送者装置3であることを、利用者装
置2が確認する処理を含める様に構成する。
【0066】これにより、情報配送者装置3が正当な情
報配送者装置3であることを利用者装置2がデジタル情
報配送時に確認でき、利用者装置2が配送を依頼したデ
ジタル情報を正当な情報配送者装置3から入手でき、ウ
ィルス等を添付されたデジタル情報が利用者装置2へ届
くこと危険を回避することが可能となる。
【0067】追加処理3(S3)として、配送要求情報
送付過程(過程B前段)における配送要求情報作成手順
(SB1)にて、必要に応じて情報提供者装置1が確か
に配送要求情報を作成したことを確認できる様、作成し
た配送要求情報を加工する処理を含め、これに呼応し
て、配送受付情報送付過程(過程B後段)における配送
受付情報作成手順(SB3)にて、確かに情報提供者装
置1が配送要求情報を作成したことを情報配送者装置3
が確認する処理を含める様に構成する。
【0068】ここで、当該加工する処理としては、例え
ば、情報提供者装置1が公開している公開鍵で復号でき
る様配送要求情報を暗号化すること、情報提供者装置1
が公開している公開鍵で検証可能にデジタル署名を配送
要求情報に施すことにより実現できる。
【0069】追加処理4(S4)として、配送受付情報
送付過程(過程B後段)における配送受付情報作成手段
(SB3)にて、配送受付情報に対して、必要に応じて
情報配送者装置3が確かに配送受付情報を作成したこと
を確認できる様に加工する処理を含め、これに呼応し
て、同過程における配送受付情報送付手順(SB4)に
て、情報提供者装置1のみ又は情報提供者装置1かつ利
用者装置2が、情報配送者装置3が確かに配送受付情報
を作成したことを確認する処理を含める様に構成する。
【0070】ここで、当該加工する処理としては、例え
ば、情報配送者装置3が公開している公開鍵で復号化で
きる様配送受付情報を暗号化すること、情報配送者装置
3が公開している公開鍵で検証できる様デジタル署名を
配送情報受付情報に施すことで実現でき、これにより、
利用者装置2は、デジタル情報の配送がどの情報配送者
装置によって受付けられたかを知り得、配送の依頼が受
付けられた時点で、どの情報配送者装置からデジタル情
報が配送されるかを確認できる。
【0071】追加処理5(S5)として、配送制御情報
受取情報送付過程(過程C)における配送制御情報受取
情報作成手順(SC1)にて、配送制御情報受取情報に
対して、必要に応じて情報提供者装置1が確かに配送制
御情報受取情報を作成したことを確認できる様に加工す
る処理を含め、これに呼応して、同過程における配送制
御情報受取情報送付手順(SC2)にて、確かに、情報
提供者装置1が配送制御情報受取情報を作成したこと
を、利用者装置2が確認する処理を含める様に構成す
る。
【0072】ここで、当該加工する処理としては、情報
提供者装置1が公開している公開鍵で復号化できる様配
送制御情報受取情報を暗号化すること、情報提供者装置
1が公開している公開鍵で検証できる様なデジタル署名
を配送制御情報受取情報に施すことで、実現でき、これ
により、利用者装置2はデジタル情報の提供者が誰であ
るかを、配送の依頼が受付けられた時点で確認できる。
【0073】追加処理6(S6)として、デジタル情報
送付過程(過程D)におけるデジタル情報送付手順(S
D1)にて、デジタル情報が確かに情報提供者装置1か
ら渡されたことを示す加工処理、及びこれに呼応する様
に、デジタル情報が確かに情報提供者装置1から渡され
たことを情報配送者装置3が確認する処理を含める様に
構成する。
【0074】ここで、当該加工処理として、例えば、情
報提供者装置1が公開している公開鍵で復号化できる様
にデジタル情報を暗号化すること、又は情報提供者装置
1が公開している公開鍵で検証できる様にデジタル署名
をデジタル情報に施すことで実現でき、これにより、利
用者装置2はデジタル情報を受取った後に、デジタル情
報の提供者が誰であったかを確認できる。
【0075】追加処理7(S7)として、過程Dである
デジタル情報送付過程におけるデジタル情報送付手順
(SD1)にて、情報提供者装置1が有するデジタル情
報を情報提供者装置1の協力なしには解釈不能にする加
工する処理を含め、これに呼応して、利用者装置2は、
かかる加工する処理に対する情報提供者装置1の協力行
為(同図には未記載)を、デジタル情報配送に係る処理
(即ち、過程A〜過程Gの何れの処理)のどの場面、前
後でも、得ることができる様に構成する。
【0076】ここで、例えば、当該加工する処理は、デ
ジタル情報を情報提供者装置1が持つ鍵で暗号化するこ
と、当該協力行為は、情報提供者装置1がデジタル情報
の使用を許可する場合のみその暗号化されたデジタル情
報を復号化する鍵を渡すことで、実現できる。
【0077】これにより、情報配送者装置3が利用者装
置2の認証を怠ったとしても、情報提供者装置1が正当
な利用者装置2であると認めない限り、デジタル情報を
利用できないことになり、配送されるデジタル情報は、
情報提供者装置1自らにより、暗号等の加工がなされて
いるので、デジタル情報の意図した一部分又は全部を改
竄したり、デジタル情報を情報配送者装置3らが盗聴し
たり、捏造することが困難であり、情報提供者装置1は
自ら提供したデジタル情報の改竄、盗聴、捏造等の被害
を被ることなく、正当に意図した利用者装置2の手に渡
すことを可能とする。
【0078】
【実施例】以上、本発明の概要に対して本発明を更に有
効かつ適切にする為の追加処理について説明したが、こ
こで、その追加処理を包含した実施例として、利用者装
置2が情報提供者装置(コンテンツプロバイダ)1から
デジタル情報を取寄せる場合についての実施例を、図
4、5を参照して説明する。
【0079】図4は、前述の場合の実施例を示したシー
ケンス図の前段、図5は、同シーケンス図の後段であ
る。
【0080】利用者装置2は、情報配送者装置3を決定
し、情報提供者装置1に対して、情報配送者装置3を指
定した上で、デジタル情報の取寄せ要求を出す(図面に
記載せず)。ここで、情報提供者装置1、情報配送者装
置3は、それぞれ公開鍵を一般に公開しており、また利
用者装置2はデジタル情報の支払い処理を完了し、支払
い完了処理時に、情報提供者装置1からデジタル情報を
開封する為のデジタル情報鍵(コンテンツ鍵)を受取っ
ているとする。尚、ここまでの処理を、ST0とする。
【0081】利用者装置2は情報提供者装置1から取寄
せるデジタル情報を選択する(ST1)。次に、利用者
装置2は、利用者特定情報を生成し、デジタル情報を配
送する情報配送者装置3を決定し、この情報配送者装置
3の公開鍵を用いて生成した利用者特定情報を暗号化す
る(ST2)。ここで生成される利用者特定情報として
は、前述した特徴に加えて、利用者装置2の公開鍵暗号
方式の公開鍵、共通鍵暗号方式の暗号鍵の性質(後述の
ST14での認証のステップ及びST18での利用者装
置2から情報配送者装置3に送付されるデジタル情報の
ハッシュ値になされた利用者装置2の署名確認の際に、
利用されることになる)を有したものである。
【0082】次に、利用者装置2は、取寄せたいデジタ
ル情報の指定情報と暗号化された利用者特定情報とを含
む配送制御情報を作成する(ST3)。このとき、配送
制御情報は、利用者装置2の意図した情報提供者装置1
のみが解釈可能な様に、情報提供者装置公開鍵での暗号
化等の加工がなされることで、この加工により、利用者
装置2の意図した情報提供者装置1以外に配送制御情報
の盗聴(窃取)、改竄を防ぐことが可能である。そし
て、利用者装置2は、加工された配送制御情報を情報提
供者装置1に送信する(ST4)。
【0083】次に、情報提供者装置1は、秘密鍵にて復
号化をして得た配送制御情報から、配送を依頼されてい
るデジタル情報と、配送を依頼する情報配送者装置3と
を特定し、配送制御情報を含む様に配送要求情報を作成
し、作成した配送要求情報に対して、情報提供者装置1
の電子署名を施し(ST5)、情報提供者装置1は、当
該特定されたところの予め暗号化(ST−1)してある
デジタル情報(=暗号化デジタル情報)と、署名付配送
要求情報とを、利用者装置2が指定した情報配送者装置
3に送信する(ST6)。
【0084】次に、情報配送者装置3は受取った配送要
求情報の署名を検証にして、正当な情報提供者装置1か
らの配送要求情報であることを確認し、秘密鍵を用いて
配送要求情報に含まれるところの暗号化された利用者特
定情報を復号化して利用者装置2を特定した上で、署名
付配送要求情報と情報提供者装置1から受取った暗号化
されたデジタル情報のハッシュ値を含む配送受付情報を
作成し、作成した配送受付情報に情報配送者装置3の電
子署名を施し(ST7)、署名付配送受付情報を情報提
供者装置1に送信する(ST8)。
【0085】次に、情報提供者装置1は、配送受付情報
に含まれるデジタル情報のハッシュ値、内容及び署名を
検証し、正当な情報配送者装置3により正しく配送受付
されたこと、及びデジタル情報が正しく情報配送者装置
3に対して送付されたことを確認し、配送制御情報受取
情報を情報提供者装置1の秘密鍵で電子署名を施し(S
T9)、情報提供者装置1は、署名付配送制御情報受取
情報を利用者装置2に送信する(ST10)。
【0086】次に、利用者装置2は、配送制御情報受取
情報の内容、及び署名を検証し、正当な情報配送者装置
3及び正当な情報提供者装置1との間でデジタル情報の
配送依頼が完了したことを確認する(ST11)。
【0087】次に、情報配送者装置3は情報提供者装置
1から受取った暗号化デジタル情報を情報配送者装置管
理鍵で自らも暗号化し、情報配送者装置3はデジタル情
報の配送準備完了を知らせる配送準備完了通知を作成し
(ST12)、情報配送者装置3は利用者装置2に作成
した配送準備完了通知を送付する(ST13)。
【0088】次に、利用者装置2は情報配送者装置3に
情報を取りにいき、情報配送者装置3は利用者装置2を
認証し、デジタル情報の受取り手であるところの正当な
利用者装置2であることを確認して(ST14)、情報
配送者装置3は利用者装置2に二重に暗号化されたデジ
タル情報(=二重暗号化デジタル情報)を配送する(S
T15)。
【0089】次に、利用者装置2はデジタル情報を受取
った後、受取ったデジタル情報のハッシュ値を計算し、
この際、デジタル情報の受取りが完了したことを示す様
に、利用者特定情報を元に、受取りと利用者装置2が確
かにハッシュ値を作成したこととを、情報配送者装置3
が確認できる様に加工処理して(例えば、利用者特定情
報の暗号鍵により、デジタル情報のハッシュ値に対して
署名する、又は、暗号化するなどの手法で)(ST1
6)、当該処理されたデジタル情報のハッシュ値を情報
配送者装置3に返送する(ST17)。
【0090】次に、情報配送者装置3は利用者装置2か
ら送られてきたデジタル情報のハッシュ値、利用者装置
2の署名等を確認して(ST18)、情報配送者装置3
は情報配送者装置管理鍵を利用者装置2に送信し(ST
19)、利用者装置2は受取った情報配送者装置管理鍵
で二重暗号化デジタル情報を復号化して暗号化デジタル
情報とし(ST20)、更に、利用者装置2は、その暗
号化デジタル情報を、デジタル情報料金の支払い時に受
取ったデジタル情報鍵(コンテンツ鍵)を用いてデジタ
ル情報に復号化し(ST21)、情報提供者装置1に注
文したデジタル情報を利用可能となる。
【0091】尚、情報提供者装置1から情報配送者装置
3へのデジタル情報の配送の仕方は、前述した様に幾多
の組み合わせがある。また、当該実施例では、情報提供
者装置1がどのデジタル情報を送付するかを、利用者装
置2からの指示により形式的に決定したが、常時、所定
範囲のデジタル情報を情報配送者装置3が管理してお
り、情報配送者装置3が利用者装置2からの指示により
形式的に決定してもよい。
【0092】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記事項に限定されることなく、本発明の目
的を達し下記する効果を奏する範囲において、適宜変更
実施可能である。尚、情報提供者装置1、利用者装置
2、情報配送者装置3の二プレーヤー間でのやり取りの
一部又は全部は、インタネット等の情報通信ネットワー
クを用いた情報配信のみならず、任意の記録媒体に当該
やり取りされる情報を格納させて郵送するとか、その他
の手段を用いてもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明により、利用者は、配送を行う為
の自己の個人情報を配送に関わる情報配送者装置、情報
提供者装置、何らかの機関に示す必要性がなく、情報提
供者装置、情報配送者装置の双方とも利用者装置の配送
履歴の管理及び個人情報の収集を共に不能とし、利用者
は配送を行う為の準備行為を行う必要がない。
【0094】また、情報配送者装置が、情報提供者装置
から配送委託されたデジタル情報を、情報提供者装置が
意図した利用者装置に配送でき、情報提供者装置が意図
した利用者装置以外の第三者にそのデジタル情報を渡す
ことがなく、情報提供者装置が自ら提供したデジタル情
報の改竄、捏造、盗聴などの被害を被ることなく、正し
く意図した利用者装置に渡せ、情報提供者装置、情報配
送者装置はデジタル情報が意図した利用者装置に確かに
届けられたこと確認でき、情報提供者装置が指定した利
用者装置に対して、情報配送者装置が正しく配送し、ま
た配送依頼が完了したことを、情報配送者装置が、情報
提供者装置及び利用者装置に示せ、利用者装置はデジタ
ル情報の提供者及び配送者が誰かを確認できる。
【0095】更に、デジタル情報の配送は途中で滞った
場合、利用者装置、情報配送者装置、情報提供者装置の
何れのプレーヤーが不正を行ったか、又はどのやり取り
にて情報を滞ったのかは、やり取りされる情報を分析
し、送付される情報に対する受取りの確認などから判断
でき、不正を行っていないプレーヤーが不利益を被らな
いようにすることが可能であり、配送に関わる三者のプ
レーヤーに各々、自らの情報の授受の正当性を自分自身
のみが証明可能な、電子署名、暗号化技術などの手段を
持たせることにより、利用者装置、情報提供者装置、情
報配送者装置の何れかの二者が結託し、不正を行ったと
しても、不正に関わらないプレーヤーが不正行為を発
見、防止でき、結託していないプレーヤーが不利益を被
らないことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要の詳細を示すシーケンス図である
【図2】本発明の一実施形態を示すシーケンス図の前段
である。
【図3】図2に続く後段である。
【図4】本発明の実施例を示すシーケンス図の前段であ
る。
【図5】図4に続く後段である。
【符号の説明】
1…情報提供者装置(コンテンツプロバイダ) 2…利用者装置 3…情報配送者装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09C 1/00 640 G09C 1/00 640B H04L 9/32 H04L 9/00 673A 673C Fターム(参考) 5B049 AA05 BB11 CC05 CC08 DD01 EE03 EE09 FF03 FF04 GG04 GG07 GG10 5B085 AE13 AE23 AE29 BE07 5J104 AA07 AA09 JA21 KA02 KA06 LA03 LA06 NA02 NA12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者装置に対し情報提供者装置のデジタ
    ル情報を情報配送者装置を介し配送するに当り、 予め、当該利用者装置は、暗号化作成した利用者特定情
    報を含む注文情報を以って前記情報提供者装置に注文
    し、 まず、当該情報提供者装置は、復号解読して当該注文を
    受けたことを前記利用者装置に通知するのと相前後して
    前記情報配送者装置に取り敢えず注文があったことを伝
    えて置き、 次いで、当該情報配送者装置は、前記利用者装置の注文
    を前記情報提供者装置から受けると、了承の通知を当該
    利用者装置及び当該情報提供者装置の両者、当該情報提
    供者装置のみのいずれかに連絡を取って待機し、 当該情報提供者装置は、注文を受けたデジタル情報を暗
    号化して配送依頼と共に前記情報配送者装置に対し送付
    すると共に、当該情報配送者装置は、受取通知を返信
    し、 その後、当該情報配送者装置は、依頼された前記デジタ
    ル情報を所定に加工処理して前記利用者装置に事前に配
    送する旨を通知すると共に、注文主であるかを前記利用
    者特定情報に基づき、認証確認した後、当該デジタル情
    報を該当利用者装置に届出配送し、 更に、当該利用者装置は、当該デジタル情報の受理通知
    を前記情報配送者装置、前記情報提供者装置の一以上に
    連絡してから当該情報配送者装置の協力を得て、前記デ
    ジタル情報を解釈処理するに至る、 一連の手続処理を実行する、 ことを特徴とするデジタル情報配送方法。
  2. 【請求項2】前記情報配送者装置による所定の加工処理
    は、 前記情報提供者装置からの前記デジタル情報の復号解読
    処理後、更なる暗号化処理である、 ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報配送方
    法。
  3. 【請求項3】前記利用者装置による解釈処理は、 前記情報配送者装置からの前記デジタル情報の復号化解
    読処理である、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル情報
    配送方法。
  4. 【請求項4】利用者装置及び情報提供者装置の何れとも
    異なる情報配送者装置を介して、利用者装置に対して情
    報提供者装置が有するデジタル情報の配送を行う配送方
    法において、 前記利用者装置が、前記配送に用いられかつ自己を特定
    する利用者特定情報を包含する様に配送制御情報を作成
    して、前記情報提供者装置に送付する配送制御情報送付
    過程と、 当該情報提供者装置が、前記送付された配送制御情報を
    包含する様に配送要求情報を作成して、前記情報配送者
    装置へ送付する配送要求情報送付過程と、 当該情報配送者装置が、前記配送要求情報を受付けたこ
    とを示す配送受付情報を作成して、前記情報提供者装置
    に送付し、所定の規定の場合には利用者装置にも送付す
    る配送受付情報送付過程と、 当該情報提供者装置が、前記配送制御情報の受取りを示
    す配送制御情報受取情報を作成して、前記利用者装置に
    送付する配送制御情報受取情報送付過程と、 前記情報提供者装置が、前記デジタル情報を前記情報配
    送者装置に送付し、当該デジタル情報の受取りを確認す
    るデジタル情報送付過程と、 当該情報配送者装置が、当該受取ったデジタル情報に対
    して、自己の協力なしには解釈不能に加工するデジタル
    情報管理過程と、 当該情報配送者装置が、前記情報提供者装置から依頼さ
    れた配送を開始する準備完了を示す配送準備完了通知
    を、規定の場合には前記利用者装置に渡した後に、前記
    配送要求情報に包含されている利用者特定情報、当該配
    送要求情報、当該配送準備完了通知の内一以上を用い
    て、前記情報配送者装置が前記利用者装置を認証する認
    証過程と、 当該情報配送者装置が、前記認証の結果により、当該利
    用者装置にデジタル情報を配送し、当該利用者装置のデ
    ジタル情報の受取りを、当該情報配送者装置が、所定の
    規定の場合には前記情報提供者装置も、確認した後に、
    当該情報配送者装置が前記デジタル情報管理過程におけ
    る加工に関わる解釈に協力するデジタル情報配送過程
    と、の各過程を組合せた過程を経て行われる、 ことを特徴とするデジタル情報配送方法。
  5. 【請求項5】前記デジタル情報送付過程における確認
    は、 前記情報配送者装置により、前記送付されたデジタル情
    報のハッシュ値を算出して、当該情報配送者装置の公開
    鍵により、検証可能とする電子署名、復号可能とする暗
    号化処理の何れかの処理を行って、前記情報提供者装置
    に対して当該処理済みのデジタル情報のハッシュ値を返
    送し、当該情報提供者装置が当該返送済みのデジタル情
    報のハッシュ値を確認する、一連の処理による認証であ
    る、ことを特徴とする請求項4に記載のデジタル情報配
    送方法。
  6. 【請求項6】前記デジタル情報配送過程における確認
    は、 前記利用者装置へのデジタル情報の前記受取り後に、 当該利用者装置により、前記情報配送者装置に対して、
    当該受取ったデジタル情報のハッシュ値を返送して、当
    該返送されたハッシュ値に基づき行われる、 ことを特徴とする請求項4又は5に記載のデジタル情報
    配送方法。
  7. 【請求項7】前記デジタル情報管理過程における加工
    は、 前記情報配送者装置が所有する鍵による暗号化処理であ
    り、 前記デジタル情報配送過程における加工に関わる解釈の
    協力は、 前記情報配送者装置が許可する場合に、暗号を解く当該
    情報配送者装置が所有する鍵を送付することである、 ことを特徴とする請求項4、5又は6に記載のデジタル
    情報配送方法。
  8. 【請求項8】前記配送方法は、前記配送制御情報送付過
    程において、前記配送制御情報の送付前に、前記作成さ
    れた配送制御情報を前記情報提供者装置のみ解釈可能
    に、前記利用者装置が、当該情報提供者装置の公開鍵に
    よる暗号処理で代表される加工処理をして、当該送付と
    して当該加工処理された配送制御情報を送付すると共
    に、 前記配送要求情報送付過程において、前記配送要求情報
    の作成に際して、前記情報提供者装置が現に受取ったと
    ころの前記加工処理された配送制御情報を、当該情報提
    供者装置が解釈して配送制御情報とする解釈処理を行
    う、 ことを特徴とする請求項4、5、6又は7に記載のデジ
    タル情報配送方法。
  9. 【請求項9】前記配送方法は、 前記認証過程において、前記利用者装置が前記情報配送
    者装置の確認も行い、当該利用者装置、当該情報配送者
    装置の相互認証とする、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7は8に記載のデ
    ジタル情報配送方法。
  10. 【請求項10】前記配送方法は、 前記配送要求情報送付過程において、前記配送要求情報
    の送付前に、前記作成された配送要求情報が、前記情報
    提供者装置による作成であることを確認可能に、当該情
    報提供者装置が、当該情報提供者装置の公開鍵により、
    復号可能とする暗号化処理、検証可能とするデジタル署
    名で代表される加工処理をして、当該送付として当該加
    工処理された配送要求情報を送付すると共に、 前記配送受付情報送付過程において、前記配送受付情報
    の作成に際し、前記配送要求情報の作成者を確認する確
    認処理を行う、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8又は9に記
    載のデジタル情報配送方法。
  11. 【請求項11】前記配送方法は、 前記配送受付情報送付過程において、前記配送受付情報
    の送付前に、前記作成された配送受付情報に対して、前
    記情報配送者装置により作成されたことを確認可能に、
    当該情報配送者装置が、当該情報配送者装置の公開鍵に
    より、復号可能とする暗号化処理、検証可能なデジタル
    署名で代表される加工処理をして、当該送付として当該
    加工処理された配送受付情報を送付すると共に、当該送
    付を受けたプレーヤーが、前記配送受付情報の作成者を
    確認する、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9又は1
    0に記載のデジタル情報配送方法。
  12. 【請求項12】前記配送方法は、 前記配送制御情報受取情報送付過程において、前記配送
    制御情報受取情報を送付前に、前記作成された配送制御
    情報受取情報に対して、前記情報提供者装置により作成
    されたことを確認可能に、前記情報提供者装置が、当該
    情報提供者装置の公開鍵により、復号可能とする暗号化
    処理、検証可能とするデジタル署名で代表される加工処
    理をして、当該送付として当該加工処理された配送制御
    情報受取情報を送付すると共に、前記利用者装置が、前
    記配送制御情報受取情報の作成者を確認する、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9、10
    又は11に記載のデジタル情報配送方法。
  13. 【請求項13】前記配送方法は、 前記デジタル情報送付過程において、デジタル情報の前
    記送付前に、デジタル情報が前記情報提供者装置から送
    付されたことを確認可能に当該情報提供者装置が、当該
    情報提供者装置の公開鍵により、復号可能とする暗号化
    処理、検証可能とするデジタル署名で代表される加工処
    理をして、当該送付として当該加工処理されたデジタル
    情報を送付すると共に、前記情報配送者装置が、デジタ
    ル情報が確かに前記情報提供者装置から渡されたことを
    確認する、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9、1
    0、11又は12に記載のデジタル情報配送方法。
  14. 【請求項14】前記配送方法は、 前記デジタル情報送付過程において、デジタル情報の前
    記送付前に、前記情報提供者装置の協力なしには解釈不
    能に加工する別の加工処理して、当該送付を行う、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12又は13に記載のデジタル情報配送方
    法。
  15. 【請求項15】前記デジタル情報の別の加工処理は、 前記情報提供者装置が所持する鍵による暗号化処理であ
    り、 当該デジタル情報に関わる当該情報提供者装置の協力
    は、 当該情報提供者装置がデジタル情報の使用を許諾する場
    合にのみ、当該暗号を復号する鍵を渡す行為である、 ことを特徴とする請求項14に記載のデジタル情報配送
    方法。
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