JP2002106015A - 水洗便器改造方法 - Google Patents

水洗便器改造方法

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JP2002106015A
JP2002106015A JP2000298321A JP2000298321A JP2002106015A JP 2002106015 A JP2002106015 A JP 2002106015A JP 2000298321 A JP2000298321 A JP 2000298321A JP 2000298321 A JP2000298321 A JP 2000298321A JP 2002106015 A JP2002106015 A JP 2002106015A
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toilet
flush toilet
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flush
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Shuho Miyahara
秀峰 宮原
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の上水利用タンク密結型水洗便器を、中
水利用水洗便器に改造する水洗便器改造方法であって、
中水の節水をも図り得る水洗便器改造方法を提供する。 【解決手段】 既設の上水利用タンク密結型水洗便器
を、中水利用水洗便器に改造する水洗便器改造方法であ
って、既設給水タンクを節水型給水源に交換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水洗便器本体に給水
タンクが密結されたタンク密結型水洗便器であって上水
利用の水洗便器を、中水利用の水洗便器に改造する水洗
便器改造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平7−60232号、特開平9−1
00556号等に、雨水や浴槽水をタンク密結型水洗便
器に供給し、上水の節水を図る中水利用システムが開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の中水利用シ
ステムは、中水の利用により上水の節水を図るものであ
るが、節水を更に進めて中水の節水をも図るものではな
かった。中水利用システムは、一般に既設の上水利用シ
ステムの一部を改造して構築されるものなので、中水利
用システムの構築に際して、既設の上水利用タンク密結
型水洗便器を中水利用節水型水洗便器に改造し、上水の
みならず中水の節水をも図るのが望ましい。本発明は上
記問題に鑑みてなされたものであり、既設の上水利用タ
ンク密結型水洗便器を、中水利用水洗便器に改造する水
洗便器改造方法であって、中水の節水をも図り得る水洗
便器改造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、既設の上水利用タンク密結型水洗
便器を、中水利用水洗便器に改造する水洗便器改造方法
であって、既設給水タンクを節水型給水源に交換するこ
とを特徴とする水洗便器改造方法を提供する。本発明に
おいては、既設給水タンクを節水型給水源に交換するこ
とにより、中水の節水を図っている。
【0005】本発明においては、既設の上水利用タンク
密結型水洗便器を、中水利用水洗便器に改造する水洗便
器改造方法であって、既設水洗便器に節水型給水源を付
加し、既設給水タンクと便器本体に形成された導水路と
の接続を遮断し、節水型給水源を便器本体の導水路に接
続することを特徴とする水洗便器改造方法を提供する。
本発明においては、既設水洗便器に節水型給水源を付加
し、節水型給水源から水洗便器に給水することにより、
中水の節水を図る。
【0006】本発明の好ましい態様においては、節水型
給水源は直圧式給水源である。ポンプとポンプから延び
る給水管とから構成される直圧式給水源は、タンク密結
型水洗便器の給水タンクよりも給水圧を高めることがで
き、吐水の瞬間流量を増加させることができ、1回の便
器洗浄に要する洗浄水の吐出量を減少させることができ
る。従って、直圧式給水源は節水型給水源たり得る。
【0007】本発明の好ましい態様においては、既設便
器の便器本体に形成されたリム導水路とジェット導水路
との連通を遮断し、直圧式給水源を流路切換弁を介して
リム導水路とジェット導水路とに接続する。リム吐水口
とジェット吐水口とを備えるタンク密結型水洗便器にお
いては、便器本体に給水タンクの排水口に連通するマニ
ホールド区画が形成され、マニホールド区画からリム導
水路とジェット導水路とが分岐して、リム吐水口とジェ
ット吐水口とに接続している。タンク密結型水洗便器に
おいては、給水タンクから排出された水は、マニホール
ド区画を通って略同時にリム導水路とジェット導水路と
へ流入し、リム吐水口とジェット吐水口とから略同時に
吐出する。リム吐水とジェット吐水とが略同時に行われ
ると、ジェット吐水の瞬間流量が少ないためにサイホン
現象の発現が遅れ、サイホン現象発現に要するジェット
吐水量が増え、1回の便器洗浄に要する水量が増える。
リム吐水とジェット吐水との間に時間差を設けると、ジ
ェット吐水の瞬間流量が増加し、サイホン現象の発現が
早まり、サイホン現象発現に要するジェット吐水量が減
少し、1回の便器洗浄に要する水量が減少する。リム吐
水口とジェット吐水口とを備える上水利用のタンク密結
型水洗便器を中水利用の水洗便器に改造する場合であっ
て、既設の給水タンクを節水型給水源である直圧式給水
源に交換し、或いは節水型給水源である直圧式給水源を
付加して、直圧式給水源から便器に給水する場合には、
既設便器の便器本体に形成されたリム導水路とジェット
導水路との連通部を閉じ、直圧式給水源を流路切換弁を
介してリム導水路とジェット導水路とに接続すれば、流
路切換弁を操作してリム吐水とジェット吐水との間に時
間差を設け、更なる中水の節水を図ることができる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、節水型
給水源は給水タンクであり、便器本体に形成された導水
路の封水面より上方の部分の容積を減少させる。タンク
密結型水洗便器においては、便器本体に形成された導水
路の封水面より上方の部分は、便器内の封水が給水タン
クへ逆流するのを防止するためのエアギャップとしての
機能を果たしている。給水タンクから排出された水はエ
アギャップ内の空気に置き代わりつつ、リム吐水口やジ
ェット吐水口から吐出する。エアギャップ内の空気が完
全に水に置き代わるまでは、リム吐水口やジェット吐水
口からの吐水には、給水タンクの水頭が十分に伝達され
ず、吐水の瞬間流量は少ない。従って、エアギャップ内
の空気が完全に水に置き代わるまでにリム吐水口やジェ
ット吐水口から吐出した水は、サイホン現象の発現に寄
与できないまま外部排出管に排出される。サイホン現象
の発現に寄与できない無駄な吐水により、1回の便器洗
浄に要する吐水量が増加する。エアギャップの容積を減
らせば、サイホン現象の発現に寄与できない無駄な吐水
が抑制され、1回の便器洗浄に要する吐水量が減少す
る。従って、上水利用のタンク密結型水洗便器を中水利
用の水洗便器に改造する場合であって、既設の給水タン
クを節水型の給水タンクに交換し、或いは節水型の給水
タンクを付加して、節水型の給水タンクから便器に給水
する場合には、便器本体に形成された導水路の封水面よ
り上方の部分の容積を減らして、更なる中水の節水を図
るのが望ましい。
【0009】本発明の好ましい態様においては、便器本
体のジェット吐水口に別体のノズルを取り付ける。便器
本体のジェット吐水口に別体のノズルを取り付けること
により、ジェット吐水の瞬間流量、吐水の方向等を最適
化して、サイホン現象の発現に要するジェット吐水量を
減少させることができ、中水の更なる節水を図ることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る水洗便
器改造方法を図1に基づいて説明する。給水タンク1が
便器本体2に密結された既設の上水利用タンク密結型水
洗便器3から、給水タンク1を取り外す。スカート4a
を履かせて設置高さを増加させた節水型給水タンク4
を、便器本体2に載置し、便器本体2の頂壁に形成され
た給水タンク1の排水穴との接続口2aに、節水型給水
タンク4の排水穴4bから延びる接続管4cの下端を接
続する。節水型給水タンク4に中水を供給し、節水型給
水タンク4から便器本体2に中水を供給する。設置位置
の高い節水型給水タンク4を使用することにより、給水
タンク1を使用する場合に比べて便器本体2への給水圧
が増加し、吐水の瞬間流量が増加し、吐水の便器洗浄力
が増加する。吐水の便器洗浄力の増加により、便器洗浄
1回当たりの中水の吐出量の低減が可能となり、中水の
節水が図られる。
【0011】本発明の第2実施例に係る水洗便器改造方
法を図2に基づいて説明する。給水タンク1が便器本体
2に密結された既設の上水利用タンク密結型水洗便器3
から、給水タンク1を取り外す。中水供給管5と中水供
給管5の途上に配設されたポンプ6とにより構成される
直圧式給水源を、便器本体2の頂壁に形成された給水タ
ンク1の排水穴との接続口2aに接続する。直圧式給水
源から便器本体2に中水を供給する。ポンプ6の吐出圧
を高めれば、給水タンク1を使用する場合に比べて便器
本体2への給水圧が増加し、吐水の瞬間流量が増加し、
吐水の便器洗浄力が増加する。吐水の便器洗浄力の増加
により、便器洗浄1回当たりの中水の吐出量の低減が可
能となり、中水の節水が図られる。
【0012】本発明の第3実施例に係る水洗便器改造方
法を図3に基づいて説明する。給水タンク1が便器本体
2に密結された既設の上水利用タンク密結型水洗便器3
の給水タンク1に隣接して、スカート7aを履かせて設
置高さを増加させた節水型給水タンク7を設置する。便
器本体2の側壁に、便器本体2に形成された導水路(便
器本体2の頂壁に形成された給水タンク1の排水穴との
接続口2aから、便器本体2のリム部や底部に形成され
た吐水口へ至る導水路)に連通する接続口2bを形成す
る。接続口2aを閉鎖する。接続口2bに節水型給水タ
ンク7の排水穴から延びる接続管7bの下端を接続す
る。節水型給水タンク7に中水を供給し、節水型給水タ
ンク7から便器本体2に中水を供給する。設置位置の高
い節水型給水タンク7を使用することにより、給水タン
ク1を使用する場合に比べて便器本体2への給水圧が増
加し、吐水の瞬間流量が増加し、吐水の便器洗浄力が増
加する。吐水の便器洗浄力の増加により、便器洗浄1回
当たりの中水の吐出量の低減が可能となり、中水の節水
が図られる。本実施例に係る改造方法によれば、上水の
供給管に接続する給水タンク1は改造後も存続するの
で、中水が不足する場合、中水供給経路に不具合が発生
し中水を供給できない場合等には、接続口2bを閉じ、
接続口2aを開いて、給水タンク1から便器本体2に上
水を供給して便器洗浄を行うことができる。
【0013】本発明の第4実施例に係る水洗便器改造方
法を図4に基づいて説明する。給水タンク1が便器本体
2に密結された既設の上水利用タンク密結型水洗便器3
の、便器本体2の側壁に、便器本体2に形成された導水
路(便器本体2の頂壁に形成された給水タンク1の排水
穴との接続口2aから、便器本体2のリム部や底部に形
成された吐水口へ至る導水路)に連通する接続口2bを
形成する。接続口2aを閉鎖する。中水供給管8と中水
供給管8の途上に配設されたポンプ9とにより構成され
る直圧式給水源を、接続口2bに接続する。直圧式給水
源から便器本体2に中水を供給する。ポンプ8の吐出圧
を高めれば、給水タンク1を使用する場合に比べて便器
本体2への給水圧が増加し、吐水の瞬間流量が増加し、
吐水の便器洗浄力が増加する。吐水の便器洗浄力の増加
により、便器洗浄1回当たりの中水の吐出量の低減が可
能となり、中水の節水が図られる。本実施例に係る改造
方法によれば、上水の供給管に接続する給水タンク1は
改造後も存続するので、中水が不足する場合、中水供給
経路に不具合が発生し中水を供給できない場合等には、
接続口2bを閉じ、接続口2aを開いて、給水タンク1
から便器本体に上水を供給して便器洗浄を行うことがで
きる。
【0014】本発明の第5実施例に係る水洗便器改造方
法を図5に基づいて説明する。第2実施例において、タ
ンク密結型水洗便器3の便器本体2に、接続口2aに直
に連通するマニホールド区画2cと、マニホールド区画
2cから分岐するリム導水路2dと、リム導水路2dの
端部に形成されたリム吐水口2eと、マニホールド区画
2cから分岐するジェット導水路2fと、ジェット導水
路2fの端部に形成されたジェット吐水口2gとが形成
されている場合、中水供給管5を、流路切換弁10を介
して、二股に分岐させる。便器本体2の頂壁に、リム導
水路2dに連通する接続口2hを形成し、マニホールド
区画2cとリム導水路2dとの連通部2iを閉じ、二股
に分岐した中水供給管5の一方を接続口2aに接続し、
他方を接続口2hに接続する。流路切換弁10を介し
て、リム導水路2dとジェット導水路2fとに、選択的
に中水を供給する。便器本体2に、給水タンク1の排水
穴との接続口2aに直に連通するマニホールド区画2c
と、マニホールド区画2cから分岐するリム導水路2d
と、リム導水路2dの端部に形成されたリム吐水口2e
と、マニホールド区画2cから分岐するジェット導水路
2fと、ジェット導水路2fの端部に形成されたジェッ
ト吐水口2gとが形成されたタンク密結型水洗便器3に
おいては、給水タンク1から排出された水は、マニホー
ルド区画2cを通って略同時にリム導水路2dとジェッ
ト導水路2fとへ流入し、リム吐水口2eとジェット吐
水口2gとから略同時に吐出する。リム吐水とジェット
吐水とが略同時に行われると、ジェット吐水の瞬間流量
が少ないために、トラップ排水路2jでのサイホン現象
の発現が遅れ、サイホン現象発現に要するジェット吐水
量が増え、1回の便器洗浄に要する水量が増える。リム
吐水とジェット吐水との間に時間差を設けると、ジェッ
ト吐水の瞬間流量が増加し、サイホン現象の発現が早ま
り、サイホン現象発現に要するジェット吐水量が減少
し、1回の便器洗浄に要する水量が減少する。便器本体
2に、給水タンク1の排水穴との接続口2aに直に連通
するマニホールド区画2cと、マニホールド区画2cか
ら分岐するリム導水路2dと、リム導水路2dの端部に
形成されたリム吐水口2eと、マニホールド区画2cか
ら分岐するジェット導水路2fと、ジェット導水路2f
の端部に形成されたジェット吐水口2gとが形成された
上水利用のタンク密結型水洗便器3を中水利用の水洗便
器に改造する場合であって、既設の給水タンク1を中水
供給管5とポンプ6とにより構成される直圧式給水源に
交換する場合には、便器本体2のリム導水路2dとジェ
ット導水路2fとの連通を遮断し、中水供給管5を、流
路切換弁10を介してリム導水路2dとジェット導水路
2fとに接続すれば、流路切換弁10を操作してリム吐
水とジェット吐水との間に時間差を設け、更なる中水の
節水を図ることができる。
【0015】本発明の第6実施例に係る水洗便器改造方
法を図6に基づいて説明する。第4実施例において、タ
ンク密結型水洗便器3の便器本体2に、給水タンク1の
排水穴との接続口2aに直に連通するマニホールド区画
2cと、マニホールド区画2cから分岐するリム導水路
2dと、リム導水路2dの端部に形成されたリム吐水口
2eと、マニホールド区画2cから分岐するジェット導
水路2fと、ジェット導水路2fの端部に形成されたジ
ェット吐水口2gとが形成されている場合、中水供給管
8を、流路切換弁11を介して、二股に分岐させる。便
器本体2の頂壁に、リム導水路2dに連通する接続口2
hを形成し、マニホールド区画2cとリム導水路2dと
の連通部2iを閉じ、二股に分岐した中水供給管8の一
方を接続口2aに接続し、他方を接続口2hに接続す
る。流路切換弁11を介して、リム導水路2dとジェッ
ト導水路2fとに、選択的に中水を供給する。本実施例
に係る水洗便器改造方法によっても、第5実施例と同
様、流路切換弁11を操作してリム吐水とジェット吐水
との間に時間差を設け、更なる中水の節水を図ることが
できる。
【0016】本発明の第7実施例に係る水洗便器改造方
法を図7に基づいて説明する。第1実施例、第3実施例
において、便器本体2に形成された導水路(便器本体2
の頂壁に形成された給水タンク1の排水穴との接続口2
aから、便器本体2のリム部や底部に形成された吐水口
へ至る導水路)の、封水面WLより上方の部分の容積
を、詰め物Cにより減少させる。タンク密結型水洗便器
3の便器本体2に、給水タンク1の排水穴との接続口2
aに直に連通するマニホールド区画2cと、マニホール
ド区画2cから分岐するリム導水路2dと、リム導水路
2dの端部に形成されたリム吐水口2eと、マニホール
ド区画2cから分岐するジェット導水路2fと、ジェッ
ト導水路2fの端部に形成されたジェット吐水口2gと
が形成されている場合には、マニホールド区画2cと、
リム導水路2dと、ジェット導水路2fとにより導水路
が形成される。上記導水路の、封水面WLより上方の部
分は、便器本体2内の封水Wが給水タンク4、7へ逆流
するのを防止するためのエアギャップとしての機能を果
たしている。給水タンク4、7から排出された水はエア
ギャップ内の空気に置き代わりつつ、リム吐水口2eや
ジェット吐水口2gから吐出する。エアギャップ内の空
気が完全に水に置き代わるまでは、リム吐水口2eやジ
ェット吐水口2gからの吐水には、給水タンク4、7の
水頭が十分に伝達されず、吐水の瞬間流量は少ない。従
って、エアギャップ内の空気が完全に水に置き代わるま
でにリム吐水口2eやジェット吐水口2gから吐出した
水は、トラップ排水路2jでのサイホン現象の発現に寄
与できないまま外部排出管へ排出される。サイホン現象
の発現に寄与できない無駄な吐水により、1回の便器洗
浄に要する吐水量が増加する。エアギャップの容積を減
らせば、サイホン現象の発現に寄与できない無駄な吐水
が抑制され、1回の便器洗浄に要する吐水量が減少す
る。従って、上水利用のタンク密結型水洗便器3を中水
利用の水洗便器に改造する場合であって、既設の給水タ
ンク1を節水型の給水タンク4に交換し、或いは節水型
の給水タンク7を付加して、節水型の給水タンク4、7
から便器本体2に給水する場合には、便器本体2に形成
された導水路の封水面WLより上方の部分の容積を減ら
して、更なる中水の節水を図るのが望ましい。
【0017】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。第5実施例〜第7実施例
において、ジェット吐水口2dに、便器本体2とは別体
のノズルを取り付けても良い。ジェット吐水口2dに、
便器本体2とは別体のノズルを取り付けることにより、
ジェット吐水の瞬間流量、吐水の方向等を最適化して、
サイホン現象の発現に要する吐水量を減少させることが
でき、中水の更なる節水を図ることができる。第1実施
例〜第4実施例においても、便器本体2にジェット吐水
口が形成されている場合には、ジェット吐水口に、便器
本体2とは別体のノズルを取り付けても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、中水利用システムの
構築に際して、既設の上水利用タンク密結型水洗便器の
給水タンクを節水型給水源に交換することにより、上水
の節水のみならず中水の節水をも実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る水洗便器改造方法を
示すタンク密結型水洗便器の外観斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る水洗便器改造方法を
示すタンク密結型水洗便器の外観斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る水洗便器改造方法を
示すタンク密結型水洗便器の外観斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る水洗便器改造方法を
示すタンク密結型水洗便器の外観斜視図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る水洗便器改造方法を
示す、タンク密結型水洗便器の便器本体の側断面図であ
る。
【図6】本発明の第6実施例に係る水洗便器改造方法を
示す、タンク密結型水洗便器の便器本体の側断面図であ
る。
【図7】本発明の第7実施例に係る水洗便器改造方法を
示す、タンク密結型水洗便器の便器本体の側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 給水タンク 2 便器本体 3 タンク密結型水洗便器 4、7 節水型給水タンク 5、8 中水供給管 6、9 ポンプ 10、11 流路切換弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の上水利用タンク密結型水洗便器
    を、中水利用水洗便器に改造する水洗便器改造方法であ
    って、既設給水タンクを節水型給水源に交換することを
    特徴とする水洗便器改造方法。
  2. 【請求項2】 既設の上水利用タンク密結型水洗便器
    を、中水利用水洗便器に改造する水洗便器改造方法であ
    って、既設水洗便器に節水型給水源を付加し、既設給水
    タンクと便器本体に形成された導水路との接続を遮断
    し、節水型給水源を便器本体の導水路に接続することを
    特徴とする水洗便器改造方法。
  3. 【請求項3】 節水型給水源は直圧式給水源であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の水洗便器改造方
    法。
  4. 【請求項4】 既設便器の便器本体に形成されたリム導
    水路とジェット導水路との連通を遮断し、直圧式給水源
    を流路切換弁を介してリム導水路とジェット導水路とに
    接続することを特徴とする請求項3に記載の水洗便器改
    造方法。
  5. 【請求項5】 節水型給水源は給水タンクであり、便器
    本体に形成された導水路の封水面より上方の部分の容積
    を減少させることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    水洗便器改造方法。
  6. 【請求項6】 便器本体のジェット吐水口に別体のノズ
    ルを取り付けることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    か1項に記載の水洗便器改造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109183921A (zh) * 2018-10-08 2019-01-11 刘明明 一种带过滤功能的马桶水箱结构

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CN109183921A (zh) * 2018-10-08 2019-01-11 刘明明 一种带过滤功能的马桶水箱结构
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