JP2002105734A - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JP2002105734A
JP2002105734A JP2000303063A JP2000303063A JP2002105734A JP 2002105734 A JP2002105734 A JP 2002105734A JP 2000303063 A JP2000303063 A JP 2000303063A JP 2000303063 A JP2000303063 A JP 2000303063A JP 2002105734 A JP2002105734 A JP 2002105734A
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JP
Japan
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helmet
magnesium
plastic
alloy
mainly composed
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000303063A
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English (en)
Inventor
Yasuo Teratani
靖夫 寺谷
Hiroyuki Sugiura
裕之 杉浦
Akira Shimoma
昌 下間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Starlite Co Ltd
Original Assignee
Starlite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い耐衝撃性を持つと共にその重量も軽くて
使用しやすく、特に、防弾用のヘルメット等として好適
に使用することができ、また再生も容易に行えるヘルメ
ットを提供する。 【解決手段】 ヘルメット本体を構成する材料に、少な
くとも、マグネシウムを主体とする合金11a や、マグネ
シウムを主体とする合金11a とプラスチック11bとを積
層させた積層材料11や、マグネシウムを主体とする合金
11a,11a 間にプラスチック11b を挟み込むように積層さ
せた積層材料11を用いるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はヘルメットに係
り、特に、軽量で耐衝撃性に優れると共に、再生にも適
したヘルメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘルメットとしては、ヘルメット
本体をプラスチックや金属で構成したものが一般に用い
られていた。
【0003】ここで、ヘルメット本体に用いる上記のプ
ラスチックとしては、一般に、ABS樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリエチレン樹脂或いはフェノール樹脂や
FRP等の熱硬化性樹脂等を単独又は複数積層させたも
のが用いられ、また金属としては、一般に、チタンやチ
タン合金、軟鉄、ステンレス、アルミニウム合金等が用
いられていた。
【0004】しかし、ヘルメット本体を上記のようなプ
ラスチック材料や金属材料で構成したヘルメットの場
合、耐衝撃性が必ずしも十分であるとはいえず、特に、
弾丸等の強い衝撃が加わる防弾用のヘルメットとして用
いる場合には、ヘルメット本体の厚みを非常に厚くする
ことが必要になり、特に、金属材料を用いたヘルメット
においては、その重量が大きくなって、非常に使用しづ
らくなる等の問題があった。
【0005】また、プラスチックを用いたヘルメットの
場合、再生時にプラスチックの分子量が低下して、その
強度等の特性が悪くなるため、再生してヘルメットとし
て使用することができない等の問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ヘルメッ
トにおける上記のような様々な問題を解決することを課
題とするものである。
【0007】すなわち、この発明においては、高い耐衝
撃性を持つと共にその重量も軽くて使用しやすく、特
に、防弾用のヘルメット等として好適に使用することが
でき、また再生も容易に行えるヘルメットを提供するこ
とを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
ヘルメットにおいては、上記のような課題を解決するた
め、ヘルメット本体を構成する材料に、少なくとも、マ
グネシウムを主体とする合金を用いるようにしたのであ
る。
【0009】ここで、この発明における第1のヘルメッ
トのように、ヘルメット本体を構成する材料に、マグネ
シウムを主体とする合金を用いると、このマグネシウム
を主体とする合金が軽量であると共に耐衝撃性に優れる
ため、軽量で耐衝撃性に優れたヘルメットが得られるよ
うになる。
【0010】また、この発明における第2のヘルメット
においては、上記のような課題を解決するため、ヘルメ
ット本体を構成する材料に、少なくとも、マグネシウム
を主体とする合金11aとプラスチック11bとを積層
させた積層材料11を用いるようにしたのである。
【0011】また、この発明における第3のヘルメット
においては、上記のような課題を解決するため、少なく
とも、マグネシウムを主体とする合金11a,11a間
にプラスチック11bを挟み込むように積層させた積層
材料11を用いるようにしたのである。
【0012】そして、第2のヘルメットのように、ヘル
メット本体を構成する材料に、マグネシウムを主体とす
る合金11aとプラスチック11bとを積層させた積層
材料11を用いると、マグネシウムを主体とする合金1
1aとプラスチック11bとの複合作用によって耐衝撃
性がより向上し、さらに第3のヘルメットのように、マ
グネシウムを主体とする合金11a,11a間にプラス
チック11bを挟み込むように積層させた積層材料11
を用いると、耐衝撃性がさらに向上し、弾丸等の強い衝
撃が加わった場合においても、ヘルメット本体10が割
れたりするのが抑制され、防弾性等に優れたヘルメット
が得られるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
ヘルメットを添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0014】ここで、この実施形態におけるヘルメット
においては、図1に示すように、ヘルメット本体10を
構成する材料に、マグネシウムを主体とする合金11a
を用いるようにしている。
【0015】ここで、マグネシウムを主体とする合金1
1aとしては、例えば、AS41B,AS21等のマグ
ネシウムを主体とするMg−Al−Si系合金、AZ9
1D,AZ61,AZ31等のマグネシウムを主体とす
るMg−Al−Zn系合金、AM60,AM50A,A
M50B,AM20等のマグネシウムを主体とするMg
−Al−Mn系合金、AE42等のマグネシウムを主体
とするMg−Al−Re−Mn系合金等を用いることが
でき、特に、耐衝撃性に優れたMg−Al−Mn系合金
を用いることが好ましい。
【0016】ここで、ヘルメット本体10を上記のよう
なマグネシウムを主体とする合金11aを用いて成型す
るにあたっては、一般に行われている成型方法を使用す
ることができ、例えば、ダイキャスト法、モールド法、
鍛造法等を使用することができ、特に、成型性のよいダ
イキャスト法を用いることが好ましい。
【0017】なお、この実施形態におけるヘルメットに
おいては、ヘルメット本体10をマグネシウムを主体と
する合金11aで構成するようにしたが、ヘルメット本
体10を、図2に示すように、マグネシウムを主体とす
る合金11aとプラスチック11bとを接着させて積層
させた積層材料11で構成するようにしたり、図3に示
すように、マグネシウムを主体とする合金11a,11
aの間にプラスチック11bを挟み込むように接着して
積層させた積層材料11で構成することも可能である。
そして、このようにマグネシウムを主体とする合金11
aとプラスチック11bとを積層させた積層材料11を
用いると、前記のようにマグネシウムを主体とする合金
11aとプラスチック11bとの複合作用によって、よ
り耐衝撃性に優れたヘルメットが得られるようになる。
【0018】ここで、上記のプラスチック11bとして
は、柔軟性や耐衝撃性に優れたものを用いることが好ま
しく、例えば、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、シリ
コーン樹脂、各種プラスチックエラストマー、ポリウレ
タン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、AB
S樹脂、フェノール樹脂やFRP等の熱硬化性樹脂等を
用いることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
ヘルメットにおいては、ヘルメット本体を構成する材料
に、少なくとも、マグネシウムを主体とする合金を用い
るようにしたため、軽量で耐衝撃性に優れたヘルメット
が得られるようになった。
【0020】また、マグネシウムを主体とする合金の場
合、溶融再生時においても、プラスチックのように硬度
等の特性が低下するということがなく、軽量で耐衝撃性
に優れるヘルメットを何度も再生して使用することがで
きるようになった。
【0021】また、マグネシウムとプラスチックを積層
した材料にあっても、プラスチック材中に金属等のマグ
ネシウムと合金を形成する物質が含まれていなければ、
マグネシウムの溶融時にプラスチックは燃焼してしま
い、再生したマグネシウムの特性に影響はない。
【0022】また、ヘルメットを構成する材料に、マグ
ネシウムを主体とする合金とプラスチックとを積層させ
た積層材料や、マグネシウムを主体とする合金間にプラ
スチックを挟み込むように積層させた積層材料を用いる
と、マグネシウムを主体とする合金とプラスチックとの
複合作用により、ヘルメットにおける耐衝撃性がさらに
向上し、弾丸等の強い衝撃が加わる場合においても、ヘ
ルメット本体が割れたりするのが抑制され、防弾性等に
優れたヘルメットが得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るヘルメットの側面図
である。
【図2】この発明の実施形態に係るヘルメットにおい
て、ヘルメット本体を構成する材料の変更例を示し、マ
グネシウムを主体とする合金とプラスチックとを積層さ
せた積層材料の概略断面図である。
【図3】この発明の実施形態に係るヘルメットにおい
て、ヘルメット本体を構成する材料の変更例を示し、マ
グネシウムを主体とする合金間にプラスチックを挟み込
むように積層させた積層材料の断面説明図である。
【符号の説明】
10 ヘルメット本体 11a マグネシウムを主体とする合金 11b プラスチック 11 積層材料
フロントページの続き (72)発明者 下間 昌 大阪府大阪市鶴見区徳庵一丁目1番71号 スターライト工業株式会社内 Fターム(参考) 3B107 AA04 BA05 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメット本体10を構成する材料に、
    少なくとも、マグネシウムを主体とする合金11aを用
    いたことを特徴とするヘルメット。
  2. 【請求項2】 ヘルメット本体10を構成する材料に、
    少なくとも、マグネシウムを主体とする合金11aとプ
    ラスチック11bとを積層させた積層材料11を用いた
    ことを特徴とするヘルメット。
  3. 【請求項3】 ヘルメット本体を構成する材料に、少な
    くとも、マグネシウムを主体とする合金11a,11a
    間にプラスチック11bを挟み込むように積層させた積
    層材料11を用いたことを特徴とするヘルメット。
JP2000303063A 2000-10-03 2000-10-03 ヘルメット Pending JP2002105734A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030176040A1 (en) * 2002-03-13 2003-09-18 Micron Technology, Inc. Evaporation of Y-Si-O films for medium-k dielectrics
JP2011214172A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Tanizawa Seisakusho Ltd 遮熱ヘルメットおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030176040A1 (en) * 2002-03-13 2003-09-18 Micron Technology, Inc. Evaporation of Y-Si-O films for medium-k dielectrics
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