JP2002099875A - バーコード処理システム、バーコード処理方法 - Google Patents

バーコード処理システム、バーコード処理方法

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JP2002099875A
JP2002099875A JP2000291992A JP2000291992A JP2002099875A JP 2002099875 A JP2002099875 A JP 2002099875A JP 2000291992 A JP2000291992 A JP 2000291992A JP 2000291992 A JP2000291992 A JP 2000291992A JP 2002099875 A JP2002099875 A JP 2002099875A
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Ichiro Shiio
一郎 椎尾
Hitoshi Natori
仁 名取
Keiichi Tamura
圭一 田村
Taro Shinto
太郎 新堂
Hiroshi Kagoshima
浩志 鹿児島
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Media Portal Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バーコードリーダからのデータとキーボードか
らのデータの誤認識に基づくコンピュータの誤作動を防
止したバーコード処理システムを提供すること 【解決手段】本発明にかかるバーコード処理システム
は、バーコードを読み取りバーコードデータを出力する
バーコードリーダ1と、キー入力に応じて発生するキー
ボードデータを出力するキーボード3と、当該バーコー
ドデータと当該キーボードデータが入力されるコンピュ
ータ2とを備え、バーコードリーダ1は、バーコードデ
ータに対して識別コードを付加する識別コード付加手段
13を有し、コンピュータ2は、入力されたデータを監
視し、入力されたデータにおいて識別コードを検出した
場合にバーコードデータであると判断し、当該バーコー
ドデータに応じた処理を実行する常駐プログラム25を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、バーコード処理シ
ステム及びバーコード処理方法に関し、特にバーコード
リーダにより読み取られたバーコード情報の処理に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バーコードは、情報システムにおける入
力手段として優れた特徴を有しており、その特性を活か
して様々な分野で利用されている。ここで、バーコード
とは、AIM(国際自動認識工業会)では、「情報を幅
が変化する平行かつ長方形のバーとスペースの配列にコ
ード化する自動認識技術」と定義され、またANSI
(米国標準規格協会)では、「長方形のバー又はスペー
スの列で予め決められたパターンになっているもの」と
定義付けられている。
【0003】このバーコードを読み取る機能を有するバ
ーコードリーダは、例えば、POS端末装置に接続され
て使用される。近年のパーソナルコンピュータ(PC)
の普及に伴い、POS端末装置としてパーソナルコンピ
ュータが使用されることが多くなっている。また、その
他の用途からもパーソナルコンピュータにバーコードリ
ーダを接続し、情報の入力手段としてバーコードリーダ
を用いることが行われている。このような理由から、バ
ーコードリーダの出力端子をパーソナルコンピュータの
端子に接続することが行われる。このとき、バーコード
リーダの出力端子をパーソナルコンピュータの端子に直
接接続することが行われる他、パーソナルコンピュータ
のキーボードに設けられた端子に接続する場合がある。
図13は、その構成を示す図である。バーコードリーダ
1により読み取られたバーコードのデータは、キーボー
ドデータに変換され、ケーブル42、キーボード3及び
ケーブル41を介してパーソナルコンピュータのキーボ
ード用端子より入力される。
【0004】また、図14に示されるようにバーコード
リーダ1とキーボード3とパーソナルコンピュータ2と
がY字型ケーブル4により接続される場合がある。この
場合にもバーコードリーダ1は、読み取ったバーコード
データをY字型ケーブル4を介してパーソナルコンピュ
ータ2のキーボード用端子に入力する。
【0005】さらに、図15に示されるようにキーボー
ド3がケーブル43を介してキーボード用端子に接続さ
れる一方で、バーコードリーダ1がケーブル44を介し
てパーソナルコンピュータ2のUSB(Universal Seri
al Bus)端子に接続される場合もある。
【0006】このような場合に、パーソナルコンピュー
タ2は、キーボード3からのデータもバーコードリーダ
1からのデータも同じに扱うため、区別することができ
ない。特に、カタログに印刷された商品のバーコードを
スキャンしてその商品の説明がされているホームページ
(URL:Universal Resource Locator)にジャンプす
るようなクライアントのシステムでは問題が生ずる。こ
のシステムを実現するためには、バーコードデータを受
けた場合に所定のサーバにジャンプするようにブラウザ
を制御する小さなプログラムが必要である。そしてその
プログラムをパーソナルコンピュータ2上に常駐させ
る。この常駐プログラムは、入力されるデータを常に監
視し、バーコードリーダ1からのデータであればブラウ
ザを制御し、キーボード3からのデータであれば、何も
しない。ここで、バーコードリーダ1からのバーコード
データとキーボード3のデータが一致することがなけれ
ば問題は生じない。
【0007】しかしながら、バーコードリーダ1からの
バーコードデータは特殊なものではなく、キーボードデ
ータと一致することは十分にあるため、バーコードデー
タと同じキーボードデータがキーボード3より出力され
た場合には、当該常駐プログラムは、バーコードデータ
と誤認識し、ブラウザを制御する。そして、そのキーボ
ードデータは、本来渡されるべきアプリケーションプロ
グラムに渡されず、アプリケーションプログラム上、誤
動作を生じさせる。逆に、常駐プログラムがバーコード
データをキーボードデータと誤認識し、当該バーコード
データをアプリケーションプログラムに渡す場合もあり
うる。
【0008】特に、バーコードリーダ専用のドライバが
コンピュータにインストールされていない場合、例え
ば、USB用のドライバでデータを処理している場合
に、バーコードリーダ1からのデータかキーボード3か
らのデータかを区別することができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
においては、バーコードリーダがパーソナルコンピュー
タ等のコンピュータに接続された場合に、バーコードリ
ーダからのデータかキーボードからのデータか判断する
ことができず、誤動作を生じさせるという問題点があっ
た。
【0010】よって、本発明の目的は、バーコードリー
ダからのデータとキーボードからのデータの誤認識に基
づくコンピュータの誤作動を防止したバーコード処理シ
ステムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるバーコー
ド処理システムは、バーコードを読み取りバーコードデ
ータを出力するバーコードリーダ(例えば、本実施の形
態におけるバーコードリーダ1)と、キー入力に応じて
キーボードデータを出力するキーボード(例えば、本実
施の形態におけるキーボード3)と、当該バーコードデ
ータと当該キーボードデータが入力されるコンピュータ
(例えば、本実施の形態におけるコンピュータ2)とを
備え、バーコードリーダは、バーコードデータに対して
識別コードを付加する識別コード付加手段(例えば、本
実施の形態における識別コード付加部13)を有し、コ
ンピュータは、入力されたデータを監視し、入力された
データにおいて識別コードを検出した場合にバーコード
データであると判断し、当該バーコードデータに応じた
処理を実行する常駐プログラム(例えば、本実施の形態
における常駐プログラム25)を有するものである。こ
のような構成により、バーコードデータとキーボードデ
ータを区別することができる。
【0012】また、識別コードとして、キーボードから
の出力されるコード以外のコードを用いることが好まし
い。これにより、キーボードデータをバーコードデータ
と誤認識する可能性を低減することができる。
【0013】さらに、識別コードとして、第1のコード
データと当該第1のコードデータの入力を打ち消す第2
のコードデータとを組み合せたデータ列を用いるとなお
良い。これにより、仮にアプリケーションプログラムに
当該データ列が渡されたとしても悪影響を生じさせな
い。
【0014】そして、識別コードとして、特殊キーに関
するコードを複数含むデータ列を用いることも可能であ
る。これにより、キーボードデータをバーコードデータ
と誤認識する可能性を低減することができる。
【0015】また、識別コードとして、複数種類の識別
コードを用い、さらに予め定められた所定のグループ毎
に異なる種類の識別コードを割り当てるようにしてもよ
い。これにより、利用されたグループを同定することが
できる。
【0016】さらに、バーコードメーカ毎に異なる種類
の識別コードを割り当てるようにすることが望ましい。
これにより、利用されたバーコードのバーコードメーカ
を同定することができる。
【0017】また、常駐プログラムは、検出した識別コ
ードを通信網を介して所定のサーバに送信するようにし
てもよい。これにより、グループ又バーコードメーカの
利用状況を調査することができる。
【0018】他方、本発明にかかるバーコード処理シス
テムは、バーコードを読み取りバーコードデータを出力
するバーコードリーダと、キー入力に応じてキーボード
データを出力するキーボードと、当該バーコードデータ
と当該キーボードデータが入力されるコンピュータとを
備え、コンピュータは、バーコードの処理に関するバー
コード用プログラムと常駐プログラムを有し、当該常駐
プログラムは、入力されたデータを監視し、入力された
データが当該バーコード用プログラムの起動時より所定
時間内に入力された場合にバーコードデータであると判
断し、当該バーコードデータに応じた処理を実行するも
のである。これにより、バーコードリーダに変更を加え
ることなく、バーコードデータとキーボードデータを区
別することができる。
【0019】また、本発明にかかるバーコード処理シス
テムは、バーコードを読み取りバーコードデータを出力
するバーコードリーダと、キー入力に応じてキーボード
データを出力するキーボードと、当該バーコードデータ
と当該キーボードデータが入力されるコンピュータとを
備え、コンピュータは、入力されたデータを監視し、キ
ーボードの予め定められたキーの入力時より所定時間内
に当該データが入力された場合にバーコードデータであ
ると判断し、当該バーコードデータに応じた処理を実行
する常駐プログラムを有するものである。これにより、
バーコードリーダに変更を加えることなく、バーコード
データとキーボードデータを区別することができる。
【0020】さらに、本発明にかかるバーコード処理シ
ステムは、バーコードを読み取りバーコードデータを出
力するバーコードリーダと、キー入力に応じてキーボー
ドデータを出力するキーボードと、当該バーコードデー
タと当該キーボードデータが入力されるコンピュータと
を備え、バーコードリーダが読み取るバーコードは、識
別コードを有し、コンピュータは、入力されたデータを
監視し、入力されたデータにおいて識別コードを検出し
た場合に前記バーコードデータであると判断し、当該バ
ーコードデータに応じた処理を実行する常駐プログラム
を有するものである。これにより、バーコードリーダに
変更を加えることなく、バーコードデータとキーボード
データを区別することができる。
【0021】他方、本発明にかかるバーコード処理方法
は、バーコードリーダから出力されたバーコードデータ
と、キーボードから出力されたキーボードデータとをコ
ンピュータにおいて区別するバーコード処理方法であっ
て、バーコードデータに対して識別コードを付加するス
テップと、コンピュータに入力されたデータを監視する
ステップと、入力されたデータにおいて識別コードを検
出した場合にバーコードデータであると判断し、当該バ
ーコードデータに応じた処理を実行するステップとを備
えたものである。このような構成により、バーコードデ
ータとキーボードデータを区別することができる。
【0022】また、識別コードとして、キーボードから
の出力されるコード以外のコードを用いることが好まし
い。これにより、キーボードデータをバーコードデータ
と誤認識する可能性を低減することができる。
【0023】さらに、識別コードとして、第1のコード
データと当該第1のコードデータの入力を打ち消す第2
のコードデータとを組み合せたデータ列を用いるとなお
良い。これにより、仮にアプリケーションプログラムに
当該データ列が渡されたとしても悪影響を生じさせな
い。
【0024】そして、識別コードとして、特殊キーに関
するコードを複数含むデータ列を用いることも可能であ
る。これにより、キーボードデータをバーコードデータ
と誤認識する可能性を低減することができる。
【0025】また、識別コードとして、複数種類の識別
コードを用い、さらに予め定められた所定のグループ毎
に異なる種類の識別コードを割り当てるようにしてもよ
い。これにより、利用されたグループを同定することが
できる。
【0026】さらに、バーコードリーダのメーカ毎に異
なる種類の識別コードを割り当てるようにすることが望
ましい。これにより、利用されたバーコードリーダのメ
ーカを同定することができる。
【0027】また、常駐プログラムは、検出した識別コ
ードを通信網を介して所定のサーバに送信するようにし
てもよい。これにより、グループ又バーコードメーカの
利用状況を調査することができる。
【0028】本発明にかかるバーコード処理方法は、コ
ンピュータにおいてバーコードの処理に関するバーコー
ド用プログラムを起動するステップと、コンピュータに
入力されたデータを監視するステップと、コンピュータ
に入力されたデータが当該バーコード用プログラムの起
動時より所定時間内に入力された場合に前記バーコード
データであると判断し、当該バーコードデータに応じた
処理を実行するステップとを有するものである。これに
より、バーコードリーダに変更を加えることなく、バー
コードデータとキーボードデータを区別することができ
る。
【0029】また、本発明にかかるバーコード処理方法
は、コンピュータに対してキーボードより予め定められ
たキーを入力するステップと、コンピュータにおいて入
力されたデータを監視するステップと、キーボードの予
め定められたキーの入力時より所定時間内に当該データ
が入力された場合にバーコードリーダからのバーコード
データであると判断し、当該バーコードデータに応じた
処理を実行するステップとを有するものである。これに
より、バーコードリーダに変更を加えることなく、バー
コードデータとキーボードデータを区別することができ
る。
【0030】さらに、本発明にかかるバーコード処理方
法は、識別コードを有するバーコードデータをバーコー
ドリーダにより読み取るステップと、コンピュータにお
いて入力されたデータを監視するステップと、入力され
たデータにおいて識別コードを検出した場合に前記バー
コードデータであると判断し、当該バーコードデータに
応じた処理を実行するステップとを有するものである。
これにより、バーコードリーダに変更を加えることな
く、バーコードデータとキーボードデータを区別するこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.この実施の
形態では、特にバーコードリーダ1が出力するバーコー
ドデータに識別用のコードを付加している。図1は、本
発明のバーコード処理システムのシステム構成図であ
る。図において、本発明のバーコード処理システムは、
バーコードリーダ1、パーソナルコンピュータ等のコン
ピュータ2、キーボード3及びバス4より構成されてい
る。これら3者の接続形態は、図13、14、15にお
いて説明したような様々な形態をとりうる。バーコード
リーダ1は、センサ11、デコード処理部12、識別コ
ード付加部13及びデータ送信部14を備えている。コ
ンピュータ2は、CPU21、通信接続装置22、メモ
リ23、アプリケーションプログラム24、常駐プログ
ラム25、インタフェース処理部26、ディスプレイ2
7を備えている。
【0032】バーコードリーダ1におけるセンサ11
は、光学的に入力されるバーコードイメージを受光し、
電気的なデータに変換する。デコード処理部12は、セ
ンサ11により出力された電気的なデータを入力し、解
析するとともにディジタル的なキャラクタデータ、即ち
バーコードデータに変換し出力する。識別コード付加部
13は、バーコードデータであることを識別するための
識別コードを当該バーコードデータに付加する。この識
別コードに関しては、後に詳述する。データ送信部14
は、データをバス4を介してコンピュータ2に送信する
機能を有する。
【0033】コンピュータ2におけるCPU21は、い
わゆる中央制御装置であり、一般のパーソナルコンピュ
ータに内蔵されているものである。通信接続装置22
は、例えばインターネット等の外部通信網との情報のや
りとりを実行する機能を有する。メモリ23は、例えば
RAM(Random Access Memory)であり、種々の情報を
記憶する。アプリケーションプログラム24は、例えば
ハードディスクに格納された応用ソフトウェアプログラ
ムであり、例えば、ワードプロセッサプログラムや表計
算プログラムがある。常駐プログラム25は、例えばハ
ードディスクに格納されたプログラムであり、常に当該
コンピュータ2に入力されるデータを監視する機能を有
する。この常駐プログラム25の詳細については後に説
明する。インタフェース回路26は、バス4を介して入
力されたデータをCPU21に伝達するためのインタフ
ェース処理を実行する回路である。ディスプレイ27
は、例えば液晶ディスプレイ、CRTであり、情報を表
示する表示手段として機能する。キーボード3は、キー
入力に応じてキーボードデータをバス4を介してコンピ
ュータ2に対し送信する機能を有する。
【0034】ここで、本実施の形態1にかかるバーコー
ド処理システムの処理動作について説明する。まず、商
品の包装等に印刷されたバーコードにバーコードリーダ
1のセンサ11を近付けることによりバーコードイメー
ジを読み取る。センサ11により読み取られたバーコー
ドイメージは、電気的信号に変換され、デコード処理部
12に出力される。デコード処理部12は、当該電気的
信号を入力し、ディジタル的なキャラクタデータ、即ち
バーコードデータに変換する。識別コード付加部13
は、識別コードを当該バーコードデータに付加する。デ
ータ送信部14は、バーコードデータと識別コードから
なるデータをバス4を介してコンピュータ2に対して送
信する。コンピュータ2は、これらのバーコードデータ
及び識別コードからなるデータをインタフェース回路2
6により受信し、CPU21に対し伝送する。この伝送
されたデータは、まず常駐プログラム25により処理さ
れる。当該常駐プログラム25は、当該データ中に識別
コードが付加されているかどうかを確認する。常駐プロ
グラム25は、入力データ中に識別コードが付加されて
いることを検出した場合には、当該入力データはバーコ
ードリーダ1により読み取られ、送信されたバーコード
データであると判断する。他方、常駐プログラム25
は、入力データ中に識別コードが付加されていることを
検出しない場合には、当該入力データはキーボード3か
ら送信されたキーボードデータであると判断する。
【0035】図2はバーコードデータに対する処理を説
明するためのデータ列を示す図である。図2(a)は、
商品等のバーコードラベル等に印字されたバーコードを
示す図である。この図には、バーコードリーダ1により
読み取られるバーコード自体と、バーコードに含まれる
情報の文字表示の「491234567890」が示さ
れている。この文字表示は、必須ではなく、存在しない
場合もある。図2(b)は、バーコードリーダ1のデコ
ード処理部12によりキャラクタデータに変換されたバ
ーコードのデータ列である。この例では、当該データ列
は、バーコードに含まれる情報である「4912345
67890」からなるキャラクタ情報を含んでいる。図
2(c)は、バーコードリーダ1の識別コード付加部1
3により識別用コードが付加された後のデータ列であ
る。この例では、識別用コードとして、バーコードデー
タの先頭に「95」(16進では「5E」)を示すコー
ドが、また、末尾に「98」(16進では「62」)を
示すコードが挿入されている。ここで、これら「95」
及び「98」を示すコードは、通常キーボードから出力
されないコードであるとして選択されている。その他、
例えば「B0」「C0」の組み合わせでもよい。
【0036】次に図3を用いて、本実施の形態1にかか
るバーコード処理システムにおける常駐プログラムの処
理フローについて説明する。パーソナルコンピュータ2
にインストールされた常駐プログラム25は、当該パー
ソナルコンピュータ2のキーボード用端子又はUSB端
子等の端子に入力されるデータを監視する(ステップS
301)。データが入力された場合には、常駐プログラ
ム25は、入力データの先頭のコードが「95」にかか
るコードであるかどうかを確認する(ステップS30
2)。入力データの先頭コードが「95」にかかるコー
ドでない場合には、入力データはキーボード3からのデ
ータであると判断し、キーボードデータとして処理をす
る(ステップS305)。例えば、アプリケーションソ
フトウェアのプログラム24に対し、当該入力データを
渡す。
【0037】入力データの先頭のコードが「95」にか
かるコードである場合(ステップS302)、当該常駐
プログラム25は、さらに当該入力データの末尾コード
が「98」にかかるコードであるかどうかを確認する
(ステップS303)。常駐プログラム25が、当該入
力データの末尾コードが「98」にかかるコードでない
と判断した場合には、入力データはキーボード3からの
データであると判断し、キーボードデータとして処理を
する(ステップS305)。
【0038】他方、常駐プログラム25が、当該入力デ
ータの末尾コードが「98」にかかるコードであると判
断した場合には、入力データをバーコードリーダ1によ
り読み取られたバーコードデータとして、当該バーコー
ドデータに応じた処理を実行する。この例では、ブラウ
ザを起動し、当該バーコード情報に示されるアドレスを
有するサーバへジャンプし、所定のWebページを読み
出す(ステップS304)。
【0039】このように、本実施の形態1にかかるバー
コード処理システムでは、バーコードリーダ1におい
て、バーコードデータに対して識別コードを付加するこ
ととしたので、パーソナルコンピュータ等のコンピュー
タ2において、入力された情報がキーボードデータでな
くバーコードデータであることを容易に認識することが
可能となる。
【0040】発明の実施の形態2.この実施の形態で
は、所定のプログラムが起動されてから所定期間内に入
力されたデータはバーコードリーダ1からのデータであ
ると判断することにより、バーコードデータとキーボー
ドデータとを区別している。
【0041】図4は、本実施の形態2にかかるバーコー
ド処理システムのシステム構成図を示している。本実施
の形態2にかかるバーコード処理システムは、図1で示
すバーコード処理システムにおいて、新たにコンピュー
タ2にバーコード用プログラム28を追加している。こ
のバーコード用プログラム28は、例えばハードディス
クに格納されたプログラムであり、バーコードに関する
処理を実行するコンピュータプログラムである。
【0042】図5は、本実施の形態2にかかるバーコー
ド処理システムにおける常駐プログラム25の処理フロ
ーを示すフローチャートである。パーソナルコンピュー
タ2のハードディスクにインストールされた常駐プログ
ラム25は、キーボード用端子又はUSB端子等の端子
に入力されるデータを監視する(ステップS501)。
データが入力された場合に、常駐プログラム25は、バ
ーコード用プログラム28が起動されているかを確認す
る(ステップS302)。バーコード用プログラム28
が起動されていない場合に、常駐プログラム25は、入
力データはキーボード3からのデータであると判断し、
キーボードデータとして処理をする(ステップS50
5)。例えば、アプリケーションプログラム24に対
し、当該入力データを渡す。
【0043】パーコード用プログラム28が起動されて
いる場合に、常駐プログラム25は、さらに当該バーコ
ード用プログラム28の起動時から所定時間内であるか
を確認する(ステップS503)。常駐プログラム25
が、所定時間内でないと判断した場合には、入力データ
はキーボード3からのデータであると判断し、キーボー
ドデータとして処理をする(ステップS505)。
【0044】他方、常駐プログラム25が、当該バーコ
ード用プログラム28の起動時から所定時間内であると
判断した場合には、入力データをバーコードリーダ1に
より読み取られたバーコードデータとして、当該バーコ
ードデータに応じた処理を実行する(ステップS50
4)。この例では、ブラウザを起動し、当該バーコード
情報に示されるアドレスを有するサーバへジャンプし、
所定のWebページを読み出す。
【0045】このように、本実施の形態2にかかるバー
コード処理システムでは、バーコードリーダ1におい
て、所定のプログラムが起動されてから所定期間内に入
力されたデータは、バーコードデータであると判断する
ようにしたので、入力されたデータがキーボードデータ
でなくバーコードデータであることを容易に認識するこ
とが可能となる。また、このシステムでは、バーコード
リーダに対して特に変更を加える必要がないため、従来
のバーコードリーダを使用することができる。
【0046】発明の実施の形態3.この実施の形態で
は、予め定められた特定のキー入力から所定期間内に入
力されたデータは、バーコードリーダ1により読み取ら
れたバーコードデータであると判断することにより、バ
ーコードデータとキーボードデータを区別するものであ
る。ここで予め定められた特定のキーとは、例えば「B
ARCODE」と入力する等であり、特にそのキーは単
数であってもよく所定の組み合わせであってもよい。
【0047】図6は、本実施の形態2にかかるバーコー
ド処理システムにおける常駐プログラム25の処理フロ
ーを示すフローチャートである。パーソナルコンピュー
タ2にインストールされた常駐プログラム25は、キー
ボード用端子又はUSB端子等の端子に入力されるデー
タを監視する(ステップS601)。データが入力され
た場合に、常駐プログラム25は、予め定められた特定
キーが入力されたかを確認する(ステップS602)。
予め定められた特定キーが入力されていない場合に、常
駐プログラム25は、入力データはキーボード3からの
データであると判断し、キーボードデータとして処理を
する(ステップS605)。例えば、アプリケーション
ソフトウェアのプログラム24に対し、当該入力データ
を渡す。
【0048】予め定められた特定キーが入力されていた
場合に、常駐プログラム25は、さらに当該特定キーの
入力時から所定時間内であるかを確認する(ステップS
603)。常駐プログラム25が、所定時間内でないと
判断した場合には、入力データはキーボード3からのデ
ータであると判断し、キーボードデータとして処理をす
る(ステップS605)。
【0049】他方、常駐プログラム25が、当該特定キ
ーの入力時から所定時間内であると判断した場合には、
入力データをバーコードリーダ1により読み取られたバ
ーコードデータとして、当該バーコードデータに応じた
処理を実行する(ステップS604)。この例では、ブ
ラウザを起動し、当該バーコード情報に示されるアドレ
スを有するサーバへジャンプし、所定のWebページを
読み出す。
【0050】このように、本実施の形態3にかかるバー
コード処理システムでは、予め定められた特定のキー入
力から所定期間内に入力されたデータはバーコードデー
タと判断するようにしたので、入力された情報がキーボ
ードデータでなくバーコードデータであることを容易に
認識することが可能となる。また、このシステムでは、
バーコードリーダに対して特に変更を加える必要がない
ため、従来のバーコードリーダを使用することができ
る。
【0051】発明の実施の形態4.この実施の形態で
は、バーコードリーダ1において、読み取ったバーコー
ドデータにアプリケーションプログラムに渡しても不都
合が生じないデータを識別コードとして付加し、コンピ
ュータ側で当該識別コードによりバーコードデータとキ
ーボードデータを区別するものである。
【0052】ここで、バーコードリーダ1において、バ
ーコードデータに付加する識別コードの例を図7に示
す。図7(a)は、「M」、「P」、「J」、「バック
スペース」、「バックスペース」、「バックスペース」
からなるコードの入力を示す。この例では、最初に入力
された「M」、「P」、「J」の3文字のコードは、
「バックスペース」のコードを3度入力することによ
り、打ち消される、即ちキャンセルされるため、これら
のコードがアプリケーションソフトに渡ったとしても問
題は生じない。図7(b)は、「3」、「5」、「バッ
クスペース」、「バックスペース」を、図7(c)は
「た」、「バックスペース」からなるコードの入力を各
々示す。これらの例は、図7(a)で示した例と同様に
最初に入力したコードが後に入力した「バックスペー
ス」にかかるコードによりキャンセルされるため、これ
らのコードがアプリケーションソフトに渡ったとしても
問題は生じない。
【0053】図7(d)は、上矢印と下矢印の組み合わ
せを、図7(e)は左矢印と右矢印の組み合わせを示
す。これらは、最初に入力したコードにより移動したカ
ーソルが次に入力したコードにより元の位置に戻るた
め、これらのコードがアプリケーションソフトに渡った
としても問題は生じない。
【0054】また、図7(f)及び図7(g)は、ペー
ジアップとページダウンの組み合わせであり、これも最
初の入力によりページ移動したカーソルが次の入力によ
り元の位置に戻るため、これらのコードがアプリケーシ
ョンソフトに渡ったとしても問題は生じない。図7
(e)は、テンキーを数字入力キーにするか又はそれ以
外の入力キーを選択する「NumLock」キーを2回
分組み合わせる例を示す。この例も、結局、最初のコー
ドを後のコードが打ち消し、最初の設定に戻るため、こ
れらのコードがアプリケーションソフトに渡ったとして
も問題は生じない。尚、図7において説明したような組
み合わせは一例であり、このような組み合わせに限定さ
れないことは言うまでもない。
【0055】続いて、図8を用いて、本実施の形態4に
かかるバーコード処理システムにおける常駐プログラム
25の処理フローについて説明する。パーソナルコンピ
ュータ2にインストールされた常駐プログラム25は、
キーボード用端子等の端子に入力されるデータを監視す
る(ステップS801)。データが入力された場合に、
常駐プログラム25は、入力データの最初が「M」にか
かるコードかを確認する(ステップS802)。入力さ
れたコードが「M」にかかるコードでない場合に、常駐
プログラム25は、入力データはキーボード3からのデ
ータであると判断し、キーボードデータとして処理をす
る(ステップS809)。例えば、アプリケーションソ
フトウェアのプログラムに対し、当該入力データを渡
す。
【0056】入力されたコードが「M」にかかるコード
の場合に、常駐プログラム25は、さらに次に入力され
たコードが「P」にかかるコードであるかを確認する
(ステップS803)。常駐プログラム25が、次に入
力されたコードが「P」でないと判断した場合には、入
力データはキーボード3からのデータであると判断し、
最初に入力された「M」にかかるコードも含めてキーボ
ードデータとして処理をする(ステップS809)。
【0057】常駐プログラム25が入力されたコードが
「P」であると判断した場合には、さらに、次のコード
が「J」かどうかを確認する(ステップS804)。常
駐プログラム25が、入力されたコードが「J」でない
と判断した場合には、入力データはキーボード3からの
データであると判断し、入力された「M」、「P」にか
かるコードも含めてキーボードデータとして処理をする
(ステップS809)。
【0058】同様にして、「バックスペース」、「バッ
クスペース」、「バックスペース」がコード入力されて
いるかを判断する(ステップS805、ステップS80
6、ステップS807)。このようなコードが入力され
ていない場合には、最初の「M」、「P」、「J」にか
かるコード含めてキーボードデータとして処理をする
(ステップS809)。
【0059】他方、予め定められた「M」、「P」、
「J」、「バックスペース」、「バックスペース」、
「バックスペース」の順で入力された場合には、その後
に続く入力データは、バーコードリーダ1により読み取
られたバーコードデータとして、当該バーコードデータ
に応じた処理を実行する(ステップS604)。この例
では、ブラウザを起動し、当該バーコード情報に示され
るアドレスを有するサーバへジャンプし、所定のWeb
ページを読み出す。
【0060】このように、本実施の形態4にかかるバー
コード処理システムでは、バーコードリーダ1におい
て、バーコードデータに対して識別コードを付加するこ
ととしたので、パーソナルコンピュータ等のコンピュー
タにおいて、入力された情報がキーボードデータでなく
バーコードデータであることを容易に認識することが可
能となる。特に、本実施の形態4では、識別コードとし
て、アプリケーションプログラムに渡されても問題とな
らないデータ列を選択したので、アプリケーションプロ
グラムにおいて誤動作を生じさせることなく、バーコー
ドデータを処理することが可能となる。
【0061】発明の実施の形態5.この実施の形態で
は、バーコードリーダ1において、読み取ったバーコー
ドデータに特殊キーにかかるコードからなるデータ列を
識別コードとして付加し、コンピュータ側で当該識別コ
ードによりバーコードデータとキーボードデータを区別
するものである。
【0062】図9に当該識別コードとして用いられる特
殊キーにかかるコードからなるデータ列の例を示す。こ
こで、この実施の形態5における特殊キーとは、他のキ
ーと同時に用いられることにより機能するキーのことを
いい、「Delete」キーや「Insert」キーは
除かれる。図9(a)は、「Shift」キーを2度繰
り返して入力することにより発生するデータ列の例であ
る。図9(b)は、「Alt」キーを3度繰り返して入
力することにより発生するデータ列の例である。図9
(c)は、「Ctrl」キーを4度繰り返して入力する
ことにより発生するデータ列の例である。図9(d)
は、「Shift」キーと「Alt」キーの組み合わせ
により発生するデータ列の例である。
【0063】このように特殊キーが複数回に亘り連続し
て入力されることは、通常のキーボード入力では殆どな
いため、キーボードからこのようなデータが入力される
可能性は極めて少ない。従って、キーボードデータを誤
ってバーコードデータと判断する可能性も極めて少な
い。そして、このような特殊キーのコードがアプリケー
ションソフトに渡されたとしても文字データを渡す場合
と異なり、アプリケーションソフトに悪影響を与えるこ
ともない。
【0064】図10は、本実施の形態5にかかるバーコ
ード処理システムにおける常駐プログラム25の処理フ
ローを示すフローチャートである。パーソナルコンピュ
ータ2にインストールされた常駐プログラム25は、キ
ーボード用端子等の端子に入力されるデータを監視する
(ステップS1001)。データが入力された場合に、
常駐プログラム25は、予め定められた特殊キーが入力
されたかを確認する(ステップS1002)。予め定め
られた特殊キーが入力されていない場合に、常駐プログ
ラム25は、入力データはキーボード3からのデータで
あると判断し、キーボードデータとして処理をする(ス
テップS1005)。例えば、アプリケーションソフト
ウェアのプログラムに対し、当該入力データを渡す。
【0065】予め定められた特殊キーが入力されていた
場合に、常駐プログラム25は、さらに次に入力された
キーが、最初に入力された特殊キーと同じかを確認する
(ステップS1003)。常駐プログラム25が、同じ
特殊キーでないと判断した場合に、入力データは、キー
ボード3からのデータであると判断し、キーボードデー
タとして処理をする(ステップS1005)。
【0066】他方、常駐プログラム25が、同じ特殊キ
ーと判断した場合には、当該特殊キーに続く入力データ
をバーコードリーダ1により読み取られたバーコードデ
ータとして、当該バーコードデータに応じた処理を実行
する(ステップS1004)。この例では、ブラウザを
起動し、当該バーコード情報に示されるアドレスを有す
るサーバへジャンプし、所定のWebページを読み出
す。
【0067】このように、本実施の形態5にかかるバー
コード処理システムでは、バーコードリーダ1におい
て、バーコードデータに対して識別コードを付加するこ
ととしたので、パーソナルコンピュータ等のコンピュー
タにおいて、入力された情報がキーボードデータでなく
バーコードデータであることを容易に認識することが可
能となる。
【0068】上述の例では、特殊キーを複数回入力する
ことにより生じるデータ列を識別コードとする例を示し
たが、1回入力することにより生じるデータ列であって
も適用可能である。
【0069】発明の実施の形態6.この実施の形態で
は、バーコードリーダ1において、読み取ったバーコー
ドデータに特殊キーにかかるコードを識別コードとして
付加し、コンピュータ側で当該識別コードによりバーコ
ードデータとキーボードデータを区別するとともに、さ
らに、予め定められた所定のグループ毎に異なる特殊キ
ーを割り当てるようにしたものである。例えば、バーコ
ードリーダのメーカ毎に異なる特殊キーを割り当てる。
そして、バーコードリーダのメーカは、自社のバーコー
ドリーダ1に、割り当てられた特殊キーからなる識別コ
ードをバーコードデータに付加して出力する機能を持た
せるようにする。パーソナルコンピュータにインストー
ルされる常駐プログラム25には、当該入力されたバー
コードデータに付加された識別コードにかかる情報を予
め用意したサイトに対して送信する機能を持たせる。例
えば、入力されたデータがバーコードデータである場合
には、ブラウザを立ち上げ、当該バーコードデータに応
じたサイトにアクセスするような機能を当該常駐プログ
ラム25に持たせるとともに、さらに特定のサイトに対
してもアクセスするようにし、その際に、読み取ったバ
ーコードデータに付加された識別コードにかかる情報も
送信するようにする。
【0070】図11は、本実施の形態6にかかるバーコ
ード処理システムにおける常駐プログラム25の処理フ
ローの一部を示すフローチャートである。基本的には、
この実施の形態にかかる常駐プログラム25は、図10
で説明した処理フローにより動作する。図10のステッ
プ1004における処理フローをさらに詳細に説明した
のが図11で示す処理フローである。
【0071】まず、常駐プログラム25は、入力された
データ列に含まれる特殊キーからなる識別コードをメモ
リの所定領域中に格納する(ステップS1101)。そ
して、ブラウザを起動し、予め定められた所定のサイト
に接続する(ステップS1102)。常駐プログラム2
5は、メモリの所定領域より識別コードを読み出し、接
続されたサイトに対して送信する(ステップS110
3)。サイト側のサーバでは、当該識別コードを受信
し、サーバのメモリに記憶する。そして、サーバでは、
このようにして受信した識別コードの受信回数を識別コ
ード毎に集計し、画面に表示し、また印刷する。当該サ
ーバに識別コードとバーコードリーダのメーカを関連付
けたテーブルを有していれば、バーコードリーダメーカ
毎に利用状況を画面表示及び印刷することが可能とな
る。これにより、バーコードリーダの利用状況を調査す
ることが可能となる。このようにして蓄積した利用状況
にかかるデータは、例えばメーカに対する報奨金の支払
いのための基礎データとして利用される。特に、バーコ
ードリーダのメーカが無償でバーコードリーダをユーザ
に配ったような場合に、システム運営者側が利用状況に
応じて報奨金を当該メーカに対して支払うというシステ
ムを組むことが可能となる。
【0072】このように、本実施の形態6にかかるバー
コード処理システムでは、バーコードデータに付加する
識別コードとして、予め定められた所定のグループ毎に
異なる特殊キーを割り当てるようにしたので、特殊キー
によりグループを同定することができるため、利用状況
調査等に用いることができる。
【0073】尚、本実施の形態6では、識別コードとし
て特殊キーを用いたがこれに限定されず、本実施の形態
1、2、3又は4で説明した識別コードを用い、予め定
められた所定のグループ毎に異なる識別コードを割り当
てるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0074】発明の実施の形態7.この実施の形態7で
は、本発明にかかるバーコード処理システムにより読み
取られたバーコードデータの処理に基づいた応用例につ
いて説明する。尚、この応用例については、特願200
0−258274に詳細に説明されている。図12は当
該応用例を説明するためのシステム構成図である。この
システムにおいては、バーコードリーダ1、コンピュー
タ2、キーボード3、バス4に加えて、バーコード−U
RL(Uniform Resource Locator)変換サーバ5、WW
W(World Wide Web)サーバ6及び通信網7を含んでい
る。
【0075】この応用例におけるバーコードリーダ1
は、マウス等のポインティングデバイスとともに用いら
れ、バーコードデータのみならず、バーコードの印字さ
れた領域の位置情報も入力する機能を有している。バー
コードリーダ1により読み取られたバーコードデータに
対しては、当該バーコードリーダ1において識別コード
が付加され、コンピュータ2にバス4を介して送信され
る。コンピュータ2では、常駐プログラム25が当該識
別コードを認識し、バーコードデータであると判断す
る、ポインティングデバイスが読み取った位置情報もコ
ンピュータ2にバス4を介して送信する。そして、コン
ピュータ2は、受信したバーコードデータと位置情報と
をバーコード−URL変換サーバ5に送信する。そし
て、バーコード−URL変換サーバ5は、当該バーコー
ドデータに関する商品等を説明するWebページのUR
Lを抽出する。バーコード−URL変換サーバ5は、抽
出したURLをコンピュータ2に送信する。コンピュー
タ2は当該URLを受信し、ブラウザを起動し、該当ペ
ージをWebサーバ6より入手し、表示する。
【0076】その他の発明の実施の形態.上述の例で
は、バーコードリーダ1に識別コード付加部を設けた
が、これに限らず、バーコード自体に識別コードを含め
てもよい。この場合には、特に、キーボードにより入力
される可能性がないか又は極めて少ないコードを識別コ
ードとすることが望ましい。このような構成にすると、
バーコードリーダ1自体には何等変更を加えることな
く、発明の効果を達成することができる。
【0077】尚、上述の例において、コンピュータのハ
ードディスクにインストールされた各種のプログラム
は、記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信
媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記
憶媒体には、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリ
バックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシ
ュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等
を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒
体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インタ
ーネットも含まれる。
【0078】
【発明の効果】本発明によりバーコードリーダからのデ
ータとキーボードからのデータの誤認識に基づくコンピ
ュータの誤作動を防止したバーコード処理システムを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるバーコード処理シ
ステムのシステム構成図である。
【図2】バーコードデータに対する処理を説明するため
のデータ列を示す図である。
【図3】本実施の形態1にかかるバーコード処理システ
ムにおける常駐プログラム25の処理フローを示すフロ
ーチャートである。
【図4】本実施の形態2にかかるバーコード処理システ
ムのシステム構成図を示している。
【図5】本実施の形態2にかかるバーコード処理システ
ムにおける常駐プログラムの処理フローを示すフローチ
ャートである。
【図6】本実施の形態2にかかるバーコード処理システ
ムにおける常駐プログラムの処理フローを示すフローチ
ャートである。
【図7】本実施の形態3にかかる識別コードの例を示す
図である。
【図8】本実施の形態3にかかるバーコード処理システ
ムにおける常駐プログラムの処理フローを示すフローチ
ャートである。
【図9】本実施の形態4にかかる識別コードの例を示す
図である。
【図10】本実施の形態4にかかるバーコード処理シス
テムにおける常駐プログラムの処理フローを示すフロー
チャートである。
【図11】本実施の形態5にかかるバーコード処理シス
テムにおける常駐プログラムの処理フローを示すフロー
チャートである。
【図12】本発明の実施の形態にかかるバーコード処理
システムの応用例に関するシステム構成図である。
【図13】バーコード処理システムのシステム構成図で
ある。
【図14】バーコード処理システムのシステム構成図で
ある。
【図15】バーコード処理システムのシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
1 バーコードリーダ 2 コンピュータ 3 キーボ
ード 4 バス 13 識別コード付加部 21 CPU 24 アプリケーションプログラム 25 常駐プログ
ラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名取 仁 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比 寿ガーデンプレイスタワー13階 メディア ポータルジャパン株式会社内 (72)発明者 田村 圭一 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比 寿ガーデンプレイスタワー13階 メディア ポータルジャパン株式会社内 (72)発明者 新堂 太郎 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比 寿ガーデンプレイスタワー13階 メディア ポータルジャパン株式会社内 (72)発明者 鹿児島 浩志 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比 寿ガーデンプレイスタワー13階 メディア ポータルジャパン株式会社内 Fターム(参考) 5B072 CC24 DD01 LL18 MM01 MM12

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコードを読み取りバーコードデータを
    出力するバーコードリーダと、キー入力に応じてキーボ
    ードデータを出力するキーボードと、当該バーコードデ
    ータと当該キーボードデータが入力されるコンピュータ
    とを備えたバーコード処理システムであって、 前記バーコードリーダは、前記バーコードデータに対し
    て識別コードを付加する識別コード付加手段を有し、 前記コンピュータは、入力されたデータを監視し、入力
    されたデータにおいて前記識別コードを検出した場合に
    前記バーコードデータであると判断し、当該バーコード
    データに応じた処理を実行する常駐プログラムを有する
    バーコード処理システム。
  2. 【請求項2】前記識別コードとして、キーボードからの
    出力されるコード以外のコードを用いたことを特徴とす
    る請求項1記載のバーコード処理システム。
  3. 【請求項3】前記識別コードとして、第1のコードデー
    タと当該第1のコードデータの入力を打ち消す第2のコ
    ードデータとを組み合せたデータ列を用いたことを特徴
    とする請求項1記載のバーコード処理システム。
  4. 【請求項4】前記識別コードとして、特殊キーに関する
    コードを複数含むデータ列を用いたことを特徴とする請
    求項1記載のバーコード処理システム。
  5. 【請求項5】前記識別コードとして、複数種類の識別コ
    ードを用い、さらに予め定められた所定のグループ毎に
    異なる種類の識別コードを割り当てるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のバーコード処理システム。
  6. 【請求項6】バーコードリーダのメーカ毎に異なる種類
    の識別コードを割り当てるようにしたことを特徴とする
    請求項5記載のバーコード処理システム。
  7. 【請求項7】前記常駐プログラムは、検出した識別コー
    ドを通信網を介して所定のサーバに送信することを特徴
    とする請求項5又は6記載のバーコード処理システム。
  8. 【請求項8】バーコードを読み取りバーコードデータを
    出力するバーコードリーダと、キー入力に応じてキーボ
    ードデータを出力するキーボードと、当該バーコードデ
    ータと当該キーボードデータが入力されるコンピュータ
    とを備えたバーコード処理システムであって、 前記コンピュータは、バーコードの処理に関するバーコ
    ード用プログラムと常駐プログラムを有し、 当該常駐プログラムは、入力されたデータを監視し、入
    力されたデータが当該バーコード用プログラムの起動時
    より所定時間内に入力された場合に前記バーコードデー
    タであると判断し、当該バーコードデータに応じた処理
    を実行するバーコード処理システム。
  9. 【請求項9】バーコードを読み取りバーコードデータを
    出力するバーコードリーダと、キー入力に応じてキーボ
    ードデータを出力するキーボードと、当該バーコードデ
    ータと当該キーボードデータが入力されるコンピュータ
    とを備えたバーコード処理システムであって、 前記コンピュータは、入力されたデータを監視し、前記
    キーボードの予め定められたキーの入力時より所定時間
    内に当該データが入力された場合に前記バーコードデー
    タであると判断し、当該バーコードデータに応じた処理
    を実行する常駐プログラムを有するバーコード処理シス
    テム。
  10. 【請求項10】バーコードを読み取りバーコードデータ
    を出力するバーコードリーダと、キー入力に応じてキー
    ボードデータを出力するキーボードと、当該バーコード
    データと当該キーボードデータが入力されるコンピュー
    タとを備えたバーコード処理システムであって、 前記バーコードリーダが読み取るバーコードは、識別コ
    ードを含み、 前記コンピュータは、入力されたデータを監視し、入力
    されたデータにおいて前記識別コードを検出した場合に
    前記バーコードデータであると判断し、当該バーコード
    データに応じた処理を実行する常駐プログラムを有する
    バーコード処理システム。
  11. 【請求項11】バーコードリーダから出力されたバーコ
    ードデータと、キーボードから出力されたキーボードデ
    ータとをコンピュータにおいて区別するバーコード処理
    方法であって、 前記バーコードデータに対して識別コードを付加するス
    テップと、 コンピュータに入力されたデータを監視するステップ
    と、 入力されたデータにおいて前記識別コードを検出した場
    合に前記バーコードデータであると判断し、当該バーコ
    ードデータに応じた処理を実行するステップとを備えた
    バーコード処理方法。
  12. 【請求項12】前記識別コードとして、キーボードから
    の出力されるコード以外のコードを用いたことを特徴と
    する請求項11記載のバーコード処理方法。
  13. 【請求項13】前記識別コードとして、第1のコードデ
    ータと当該第1のコードデータの入力を打ち消す第2の
    コードデータとを組み合せたデータ列を用いたことを特
    徴とする請求項11記載のバーコード処理方法。
  14. 【請求項14】前記識別コードとして、特殊キーに関す
    るコードを複数含むデータ列を用いたことを特徴とする
    請求項11記載のバーコード処理方法。
  15. 【請求項15】前記識別コードとして、複数種類の識別
    コードを用い、さらに予め定められた所定のグループ毎
    に異なる種類の識別コードを割り当てるようにしたこと
    を特徴とする請求項11記載のバーコード処理方法。
  16. 【請求項16】バーコードメーカリーダの毎に異なる種
    類の識別コードを割り当てるようにしたことを特徴とす
    る請求項15記載のバーコード処理方法。
  17. 【請求項17】検出した識別コードを通信網を介して所
    定のサーバに送信するステップをさらに有することを特
    徴とする請求項15又は16記載のバーコード処理方
    法。
  18. 【請求項18】コンピュータにおいてバーコードの処理
    に関するバーコード用プログラムを起動するステップ
    と、 前記コンピュータに入力されたデータを監視するステッ
    プと、 前記コンピュータに入力されたデータが当該バーコード
    用プログラムの起動時より所定時間内に入力された場合
    に前記バーコードデータであると判断し、当該バーコー
    ドデータに応じた処理を実行するステップとを有するバ
    ーコード処理方法。
  19. 【請求項19】コンピュータに対してキーボードより予
    め定められたキーを入力するステップと、 前記コンピュータにおいて入力されたデータを監視する
    ステップと、 前記キーボードの予め定められたキーの入力時より所定
    時間内に当該データが入力された場合にバーコードリー
    ダからのバーコードデータであると判断し、当該バーコ
    ードデータに応じた処理を実行するステップとを有する
    バーコード処理方法。
  20. 【請求項20】識別コードを有するバーコードデータを
    バーコードリーダにより読み取るステップと、 前記コンピュータにおいて入力されたデータを監視する
    ステップと、 入力されたデータにおいて前記識別コードを検出した場
    合に前記バーコードデータであると判断し、当該バーコ
    ードデータに応じた処理を実行するステップとを有する
    バーコード処理方法。
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JP2008117243A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Shinsedai Kk バーコードリーダ

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