JP2002092253A - 行動パターン収集システム及び行動パターン収集方法 - Google Patents

行動パターン収集システム及び行動パターン収集方法

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JP2002092253A
JP2002092253A JP2000276176A JP2000276176A JP2002092253A JP 2002092253 A JP2002092253 A JP 2002092253A JP 2000276176 A JP2000276176 A JP 2000276176A JP 2000276176 A JP2000276176 A JP 2000276176A JP 2002092253 A JP2002092253 A JP 2002092253A
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behavior
survey
subject
pattern
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JP2000276176A
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English (en)
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Mamoru Shinozaki
衛 篠崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の行動パターン収集システムでは、調査依
頼者の依頼内容に応じて、調査請負者が毎回アンケート
を作成することにより、行動パターンの収集及び集計、
平均化を行っていたため、その結果を得るために時間が
かかる。また、過去に収集した行動パターンを再利用す
る方法がないため、調査結果の精度を向上させることが
できないなどの問題があった。 【解決手段】調査請負者は調査対象者を不特定多数募集
し、継続的に行動パターンを収集、蓄積することで、調
査依頼内容に応じた調査結果を作成するまでの時間を短
縮することができる。また、位置自動検知機器を調査対
象者に携帯させることにより、詳細に確実に行動パター
ンを収集することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、個人個人の行動
パターン情報を収集し、販売するサービスに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の行動パターン情報収集
方法を図式化したものである。図11において、調査依
頼を行う調査依頼者、調査依頼者からの調査依頼に応じ
る調査請負者及び調査請負者からの依頼に応じて行動パ
ターンを提供する調査対象者がいる。
【0003】調査依頼者は、調査内容を選定し、平均的
な行動パターンの調査依頼を調査請負者に対して行う。
平均的な行動パターンとは、多数の調査対象者の行動パ
ターンを集計し、平均化した調査結果であり、何らかの
市場調査や商品販売分析に用いることができるものであ
る。例えば、「20代の女性の日曜日の行動」や「湘南
地方在住の40代が遊びに行く場所」などが該当する。
【0004】調査請負者は、調査依頼者が提示した調査
内容に従って、アンケートの対象(年齢、性別等)、場
所、時間、実施場所、項目等のアンケート内容を決定
し、アンケートを作成する。その後、調査対象者に対し
てアンケートを実施するために、アンケートの依頼・回
収を行うアンケート実施者を派遣する。
【0005】アンケート実施者が調査対象者を選別し、
アンケートの記入依頼を行う。アンケート実施者は、調
査対象者が回答したアンケートを回収し、その調査対象
者に報酬を供与する。
【0006】調査請負者は、調査依頼者の提示した調査
目的にしたがってアンケートの集計を行い、調査依頼者
に報告する。調査請負者はその代金を受領する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、以下
のような問題があった。 ・調査依頼者が調査内容を決定してから、調査請負者が
調査準備(アンケート内容の選定、アンケート作成な
ど)および調査を行う。そのため、調査依頼者が調査を
依頼した後、調査請負者からの結果を得るまでに時間が
かかる。 ・調査対象者の個人情報と行動パターンは同時に収集
し、一緒に保持している。そのため、調査依頼があるた
びごとに、過去にアンケートを実施した調査対象者にお
いても最初からアンケートを依頼し回収しなくてはなら
ない。このように、過去に収集した行動パターンを再利
用する方法がないため、効率が悪く、またアンケートの
集計に用いられる母数を増やしていくことができないた
め、集計結果の精度を向上させることができない。 ・調査の度ごとに、調査請負者が調査内容(アンケート
等)を作成し、調査対象者が回答をする。そのため、調
査対象者は、調査が発生するたびに回答をしなければな
らず、時間を要する。また、調査請負者は、調査が発生
するたびに調査内容(アンケート等)を作成する必要が
あるため、時間と費用を要する。また、調査対象者の記
憶に基づいた行動パターンが回答されるため、回答が正
確でないときもあり、収集した行動パターンの精度が問
題となる。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、以下のことを目的とする。 ・予め調査請負者が行動パターンを収集しておくこと
で、調査依頼者が調査を依頼してからその結果を得るま
での時間を短縮する。 ・調査対象者の行動パターンを一括して収集、蓄積して
いることにより、過去に収集した行動パターンを、集計
対象に含めることができる。そのことにより、アンケー
トの集計に用いられる母数を増やしていくことができる
ため、集計結果の精度を向上させる。 ・行動パターンを自動的に収集することで、調査対象者
が行動パターンを提供するための時間を不要にする。ま
た、自動的に収集することで、調査依頼のたびごとに、
調査請負者がアンケートを作成する必要がなく、さら
に、調査対象者の記入によらない行動パターンの回収が
できるため、収集した行動パターンの精度をあげる。 ・行動パターンは、場所を位置情報で保持し、複数の地
図情報と関連付けることにより、調査依頼者の調査依頼
の場所の指定に応じて位置情報を活用する。調査対象者
は、自動収集される自分の行動パターンを場所と時間帯
により制限することができる。 ・調査対象者が受け取る報酬を、提供した行動パターン
の情報量や集計対象となった行動パターンの情報量等に
応じて変動させることにより、一度行動パターンを登録
すれば、複数回の報酬を受ける可能性を持たせ、また、
行動パターンを提供すればするだけ、報酬を受け取る機
会を増加させる。 ・調査請負者が調査依頼者から受け取る代金を、調査
(集計)対象とした行動パターンの情報量、調査条件
(抽出条件)の数、集計項目の数、調査依頼を受けてか
ら報告を行うまでの時間等の組み合わせに応じて提示で
きるため、調査依頼者が調査依頼をしやすい。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る行動パタ
ーン収集システムは、場所と時間帯から構成される行動
パターンの調査に応じた対象者に携帯させた位置自動検
知機器から送信される上記行動パターンを収集する行動
パターン自動収集手段、上記対象者から収集した個人情
報を個人識別情報及び個人固有情報から構成される個人
情報ファイルに蓄積する個人情報蓄積手段、上記行動パ
ターン自動収集手段が収集した上記行動パターンを上記
個人識別情報及び上記行動パターンから構成される行動
パターンファイルに蓄積する行動パターン蓄積手段、依
頼者からの平均的な行動パターン提供依頼に応じて上記
個人情報ファイルと上記行動パターンファイルを上記個
人識別情報により関連付け、上記個人固有情報から対象
となりうる上記行動パターンを抽出し、集計及び平均化
を行う平均行動パターン作成手段を備えているものであ
る。
【0010】また、上記収集システムから接続される緯
度と経度を記憶している地図情報と上記行動パターンフ
ァイルを関連付けることにより、上記提供依頼の場所の
指定に応じて上記行動パターンを分析する地図情報手段
を備えていることを特徴とするものである。
【0011】さらに、上記対象者が自動収集されたくな
い時間帯を登録している行動パターン収集制御ファイル
を参照することにより、上記行動パターン自動収集手段
の収集を制御する収集制御手段を備えていることを特徴
とするものである。
【0012】また、上記対象者の上記行動パターンが上
記平均的な行動パターン作成に何回用いられたかを集計
し、この集計を対象者集計カウントファイルに出力する
カウント集計手段を備え、上記対象者に集計に用いた回
数に応じた報酬を支払うことを特徴とするものである。
【0013】この発明に係る行動パターン収集方法は、
対象者の行動パターンを蓄積する行動パターン蓄積手段
と、上記対象者から収集した個人情報を蓄積する個人情
報蓄積手段と、上記行動パターンの集計及び平均化を行
う平均行動パターン作成手段とを有する収集システムに
おいて、行動パターンの調査に応じた対象者の上記行動
パターンを蓄積するステップ、依頼者からの平均的な行
動パターン提供依頼に応じて、予め蓄積しておいた上記
行動パターンから対象となりうるものを抽出し、集計及
び平均化することで上記平均的な行動パターンを作成し
上記依頼者に提供するステップ、上記依頼者から上記提
供に応じた代金を受け取り、上記対象者には上記調査に
応じた報酬を支払うステップからなるものである。
【0014】また、この発明に係る行動パターン収集方
法は、対象者に携帯させた位置自動検知機器により行動
パターンを収集する行動パターン自動収集手段と、上記
対象者から収集した個人情報を蓄積する個人情報蓄積手
段と、上記行動パターン自動収集手段が収集した上記行
動パターンを蓄積する行動パターン蓄積手段と、上記行
動パターンの集計及び平均化を行う平均行動パターン作
成手段とを有する収集システムにおいて、場所と時間か
ら構成される行動パターンの調査に応じた対象者に位置
自動検知機器を携帯させることにより、上記位置自動検
知機器から送信される上記行動パターンを蓄積するステ
ップ、依頼者からの平均的な行動パターン提供依頼に応
じて、予め蓄積しておいた上記行動パターンから対象と
なりうるものを抽出し、集計及び平均化することで上記
平均的な行動パターンを作成し上記依頼者に提供するス
テップ、上記依頼者から上記提供に応じた代金を受け取
り、上記対象者には上記調査に応じた報酬を支払うステ
ップからなるものである。
【0015】さらに、場所と時間帯から構成される行動
パターンの調査に応じた対象者に位置自動検知機器を携
帯させることにより、上記位置自動検知機器から送信さ
れる上記行動パターンを蓄積するステップにおいて、上
記行動パターンを上記収集システムから接続される行動
パターンファイルに蓄積し、上記収集システムから接続
される緯度と経度を記憶している地図情報と上記行動パ
ターンファイルを関連付けることにより上記提供依頼の
場所の指定に応じて上記行動パターンを分析することを
特徴とするものである。
【0016】また、場所と時間帯から構成される行動パ
ターンの調査に応じた対象者に位置自動検知機器を携帯
させることにより、上記位置自動検知機器から送信され
る上記行動パターンを蓄積するステップにおいて、上記
収集システムから接続される行動パターン収集制御ファ
イルに上記対象者が自動収集されたくない時間帯を登録
しておくことにより上記対象者に適した上記行動パター
ンを蓄積することを特徴とするものである。
【0017】さらにまた、上記収集システムから接続さ
れる対象者集計カウントファイルに上記対象者の上記行
動パターンが上記平均的な行動パターン作成に何回用い
られたか集計することにより上記対象者に集計に用いた
回数に応じた報酬を支払うことを特徴とするものであ
る。
【0018】また、上記依頼者から上記提供に応じた代
金を受け取る前に、上記平均的な行動パターン作成に必
要な上記行動パターンの数、集計条件の難易度、上記依
頼者に提供するまでの日数の組み合わせにより代金を提
示することを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1である行動パターン収集システムを示す
システム構成図である。図1において、1は行動パター
ン収集システム、2は調査対象者の行動パターンを収集
し蓄積する行動パターン蓄積手段、3は行動パターン蓄
積手段2が行動パターンを蓄積する行動パターンファイ
ルである。行動パターンファイル3には、予め定めてい
る間隔ごとに、調査対象者ごとの行動パターンが1レコ
ードずつ蓄積される。
【0020】4は調査対象者の個人情報を蓄積する個人
情報蓄積手段、5は個人情報蓄積手段4が個人情報を蓄
積する個人情報ファイル、6は個人情報ファイル5と行
動パターンファイル3とを関連付けることにより調査依
頼者からの依頼内容に応じた平均的な行動パターンを作
成する平均行動パターン作成手段、7は平均行動パター
ン作成手段6が作成する集計平均化ファイルである。
【0021】図2は、個人情報ファイル5の一例を示す
構成図である。行動パターンファイル3と関連付けるた
めの個人ID及び名前、性別、住所、年齢、家族構成な
ど調査対象者を特定する個人情報が蓄積されている。
【0022】図3は、本実施の形態における行動パター
ン収集方法を示すフローチャートである。図3を用い
て、処理の流れを説明する。
【0023】ステップS1において、調査請負者は調査
対象者を不特定多数募集し、ステップS2で調査対象者
は応募意思を表示すると、ステップS3で調査対象者ご
とに提供しても構わないと判断した個人情報を提供す
る。
【0024】ステップS4では、行動パターン収集シス
テム1の個人情報蓄積手段4が調査対象者ごとの個人情
報を個人情報ファイル5に蓄積する。このとき、個人情
報は調査対象者ごとに異なり、例えば個人ID「00
1」の調査対象者Aが年齢は提供したくないと判断した
ときは、個人ID「001」の年齢の項目は空欄とな
り、また個人ID「002」の調査対象者Bが住所、年
齢は提供したくないと判断したときは、個人ID「00
2」の住所と年齢の項目は空欄となる。
【0025】ステップS5で調査対象者が提供した行動
パターンは、ステップS6で行動パターン収集システム
1の行動パターン蓄積手段2が収集し、行動パターンフ
ァイル3に蓄積する。収集の方法の一例としては、行動
パターン収集システム1に接続される調査請負者が提供
する端末(図示せず)から、予め定めている間隔ごと
に、調査対象者が行動パターンを入力するものとする。
また、調査対象者が入力した行動パターンは、1レコー
ドずつ蓄積されるが、行動パターンファイル3に蓄積さ
れる項目は、一例として個人ID、日にち、曜日、時
間、場所である。
【0026】ステップS7で調査請負者が報酬を供与
し、ステップS8で調査対象者がその報酬を受領する
が、調査対象者の行動パターンは継続的に収集、蓄積さ
れる。また個人情報ファイル5に蓄積されている個人情
報の提供内容も調査対象者の判断により、追加または削
除が行える。つまり、ステップS3〜ステップS8の処
理は、調査請負者と調査対象者間で継続的に行われてい
る。
【0027】次にステップS9において、調査依頼者が
調査内容を選定し、ステップS10で平均的な行動パタ
ーンの調査依頼を調査請負者に対して行う。平均的な行
動パターンとは、多数の調査対象者の行動パターンを集
計し、平均化した調査結果であり、何らかの市場調査や
商品販売分析に用いることができるものである。例え
ば、「20代の女性の日曜日の行動」や「湘南地方在住
の40代が遊びに行く場所」などが該当する。
【0028】ステップS11では、行動パターン収集シ
ステム1の平均行動パターン作成手段6が調査依頼者か
らの調査依頼内容を展開し、個人情報ファイル5に蓄積
してある個人情報から、条件が合致する個人情報を検索
し、そのレコードを選定する。一例として、「20代の
女性の日曜日の行動」という調査依頼内容であれば、個
人情報の年齢の項目が20〜29であるものを検索、選
定し、その個人IDを記憶しておく。また、「湘南地方
在住の40代が遊びに行く場所」という調査依頼内容で
あれば、個人情報の年齢の項目が40〜49であり、か
つ住所が鎌倉、藤沢、茅ヶ崎など湘南地区に属する地区
である個人情報を選定し、その個人IDを記憶してお
く。
【0029】そのときに、実際には調査対象者Aの年齢
が調査依頼内容の条件に合致したとしても、調査対象者
Aが年齢を提供したくないと判断したときは、調査対象
者Aの個人情報の年齢の項目は空欄となっているため、
調査対象者Aの個人情報は選定されない。
【0030】その後、ステップS12において個人情報
ファイル5から選定したレコードを個人IDにより行動
パターンファイル3と関連付け、さらに調査依頼内容に
合致する行動パターンを選定する。一例として、「20
代の女性の日曜日の行動」という条件であれば、個人情
報の年齢の項目が20〜29の個人IDで関連付けられ
た行動パターンから曜日の項目が日曜日のレコードを選
定する。また、「湘南地方在住の40代が遊びに行く場
所」という条件であれば、個人情報の年齢の項目が40
〜49であり、かつ住所が鎌倉、藤沢、茅ヶ崎など湘南
地区に属する地区である個人IDで関連付けされる行動
パターンを選定する。その後、選定された行動パターン
を集計し平均化することで、平均的な行動パターンを集
計平均化ファイル7に作成する。
【0031】次に、ステップS13において調査請負者
が集計平均化ファイル7を参照することにより平均的な
行動パターンの報告書を作成し、ステップS14で調査
依頼者に調査結果を報告する。
【0032】調査依頼者は、ステップS15で調査結果
を検収し、ステップS16で調査請負者に代金を支払
い、ステップS17で調査請負者は代金を受領する。ま
た、ステップS18で調査依頼者は、調査結果を活用
し、市場調査や商品販売分析を行うことができる。
【0033】以上説明したように、本実施の形態による
と、調査請負者が調査対象者の行動パターンを継続的に
収集、蓄積しておくことで、調査依頼者が調査を依頼し
てからその結果を得るまでの時間を短縮することがで
き、また一括して蓄積している行動パターンを行動パタ
ーンファイル3から調査依頼内容に応じて選定すること
ができる。
【0034】さらに、調査対象者の行動パターンを一括
して収集、蓄積していることにより、過去に収集した行
動パターンを、集計対象に含めることができる。また、
調査対象者が提供する個人情報が増加したときは、アン
ケートの集計に用いられる母数を増やしていくことがで
きるため、集計結果の精度を向上させることができる。 実施の形態2.図4は、この発明の実施の形態2である
行動パターン収集システムを示すシステム構成図であ
る。図4において、1〜7は実施の形態1で用いた図1
のシステム構成図で説明したものと同様である。11は
調査対象者に携帯させる位置自動検知機器であり、例え
ばPHSやGPSなどのように、自らの所在場所を確認
でき、その所在場所を発信できる機能を有している機器
である。12は位置自動検知機器11から送信される行
動パターンを収集する行動パターン自動収集手段であ
る。
【0035】図5は、行動パターン自動収集手段12が
収集し、行動パターン蓄積手段2が行動パターンファイ
ル3に蓄積した行動パターンである。個人ID、日に
ち、曜日、時間、場所の項目を蓄積している。これは、
位置自動検知機器11から予め定めた間隔で所在場所の
発信することで、蓄積される。
【0036】本実施の形態において特徴的なことは、調
査対象者が携帯する位置自動検知機器11及び行動パタ
ーン収集システム1の行動パターン自動収集手段12に
より、行動パターンの場所と時間帯が詳細に確実に収集
できることである。それにより、調査対象者が自分の行
動パターンを提供するために、何らかの操作を行う必要
がなく、また分単位の行動パターンでも確実に収集する
ことができるため、平均的な行動パターンを作成すると
き、その精度を向上させることができる。 実施の形態3.図6は、この発明の実施の形態3である
行動パターン収集システムを示すシステム構成図であ
る。図6において、1〜7は実施の形態1で用いた図1
のシステム構成図で説明したものと同様であり、11〜
12は実施の形態2で用いた図4のシステム構成図で説
明したものと同様である。
【0037】13は、地図情報であり建築物や特定の敷
地を緯度と経度により特定できるものである。また14
は、地図情報13と行動パターンファイル3を関連付け
ることにより調査対象者の所在場所を特定できる地図情
報手段である。
【0038】図7は、本実施の形態における行動パター
ンファイル3である。本実施の形態においては、位置自
動検知機器11から発信された所在場所の情報は緯度と
経度にて蓄積される。例えば調査対象者の所在場所が緯
度が北緯35度30分54秒、経度が東経139度47
分56秒であるとすると、行動パターンファイル3の場
所には「353054:1394756」と蓄積され
る。
【0039】図8は、地図情報13の一例を示したもの
である。建物21と公園22は、それぞれその敷地を囲
むことができる4地点以上の箇所の緯度と経度によりそ
の所在地を登録している。また、地図情報13は同じ場
所を違う観点で調査したいとき、その観点の違いにより
複数用意するものとする。例えば、娯楽施設の地図、住
宅地や商業地域など用途地域ごとの地図などが挙げられ
る。
【0040】本実施の形態において特徴的なことは、図
7に示した行動パターンファイル3と図8の地図情報1
3を緯度と経度から関連付けることのより、より詳細に
調査対象者の場所を特定することができる点である。
【0041】また、例えば「湘南地区で人気のある場
所」という調査依頼内容のときは、湘南地区が登録され
ている地図情報13を行動パターンファイル3と関連付
ければよく、地図情報13を各種用意しておくことによ
り、調査依頼内容に応じた分析を的確に行うことができ
る。 実施の形態4.図9は、この発明の実施の形態4である
行動パターン収集システムを示すシステム構成図であ
る。図9において、1〜7は実施の形態1で用いた図1
のシステム構成図で説明したものと同様であり、11〜
12は実施の形態2で用いた図4のシステム構成図で説
明したものと同様である。
【0042】15は調査対象者が行動パターンを収集さ
れたくないと判断した場所と時間帯を登録してある収集
制御ファイルであり、16は収集制御ファイル15の指
定により行動パターン自動収集手段12が収集する行動
パターンを制御する収集制御手段である。
【0043】本実施の形態によれば、調査対象者に全て
の行動パターンの提供を強要しないため、調査対象者は
応募がしやすくなり、調査対象者を増加させる効果があ
る。それにより、集計結果の精度を向上させることがで
きる。 実施の形態5.図10は、この発明の実施の形態5であ
る行動パターン収集システムを示すシステム構成図であ
る。図10において、1〜7は実施の形態1で用いた図
1のシステム構成図で説明したものと同様であり、11
〜12は実施の形態2で用いた図4のシステム構成図で
説明したものと同様である。
【0044】17は調査依頼内容に応じた平均的な行動
パターンを作成する際に、調査対象者ごとに、行動パタ
ーンが何回用いられたかをカウントするカウント集計手
段であり、18はカウント集計手段17が出力する調査
対象者ごとのカウントが登録されている対象者集計カウ
ントファイルである。
【0045】本実施の形態によると、調査対象者は行動
パターンを提供したときだけでなく、その後も報酬を受
領できる。提供した行動パターンの情報量や集計対象と
なった行動パターンの情報量に応じて報酬を受領できる
ため、調査対象者にとって、魅力的なものとなり、調査
対象者を増加させる効果がある。それにより、集計結果
の精度を向上させることができる。 実施の形態6.本実施の形態におけるシステム構成図
は、実施の形態2で用いた図4と同様である。調査請負
者が調査依頼者から調査依頼を受けたとき、調査を行う
前に、平均的な行動パターンの作成に必要な行動パター
ンの数、集計条件の難易度、調査結果を調査依頼者に提
供するまでの日数の組み合わせにより、その代金を提示
する。
【0046】本実施の形態によれば、上記組み合わせに
より、代金のバリエーションが豊富になり、調査依頼者
からの目的に応じて気楽に依頼できるという効果があ
る。
【0047】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏することがで
きる。
【0048】予め調査請負者が行動パターンを収集して
おくことで、調査依頼者が調査を依頼してからその結果
を得るまでの時間を短縮する。また、調査対象者の行動
パターンを一括して収集、蓄積していることにより、過
去に収集した行動パターンを、集計対象に含めることが
できる。そのことにより、アンケートの集計に用いられ
る母数を増やしていくことができるため、集計結果の精
度を向上させる。そのとき、個人情報と行動パターンは
別ファイルとして、保持することにより、調査依頼者に
調査対象者の個人情報が漏洩することはない。
【0049】さらに、行動パターンを自動的に収集する
ことで、調査対象者が行動パターンを提供するための時
間を不要にする。また、自動的に収集することで、調査
依頼のたびごとに、調査請負者がアンケートを作成する
必要がなく、さらに、調査対象者の記入によらない行動
パターンの回収ができるため、収集した行動パターンの
精度をあげる。また、行動パターンは、場所を位置情報
で保持し、複数の地図情報と関連付けることにより、調
査依頼者の調査依頼の場所の指定に応じて位置情報を活
用する。さらに、調査対象者は、自動収集される自分の
行動パターンを場所と時間帯により制限することができ
る。さらにまた、調査対象者が受け取る報酬を、提供し
た行動パターンの情報量や集計対象となった行動パター
ンの情報量等に応じて変動させることにより、一度行動
パターンを登録すれば、複数回の報酬を受ける可能性を
持たせ、また、行動パターンを提供すればするだけ、報
酬を受け取る機会を増加させる。また、調査請負者が調
査依頼者から受け取る代金を、調査(集計)対象とした
行動パターンの情報量、調査条件(抽出条件)の数、集
計項目の数、調査依頼を受けてから報告を行うまでの時
間等の組み合わせに応じて提示できるため、調査依頼者
が調査依頼をしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の行動パターン収集システムを示
すシステム構成図である。
【図2】実施の形態1〜実施の形態5で用いられる個人
情報ファイル5の一例を示す図である。
【図3】実施の形態1における行動パターン収集方法を
示すフローチャートである。
【図4】実施の形態2の行動パターン収集システムを示
すシステム構成図である。
【図5】実施の形態2における行動パターンファイル3
の一例を示す図である。
【図6】実施の形態3の行動パターン収集システムを示
すシステム構成図である。
【図7】実施の形態3における行動パターンファイル3
の一例を示す図である。
【図8】実施の形態3における地図情報13の一例を示
す図である。
【図9】実施の形態4の行動パターン収集システムを示
すシステム構成図である。
【図10】実施の形態5の行動パターン収集システムを
示すシステム構成図である。
【図11】従来の行動パターン情報収集方法を図式化し
たものである。
【符号の説明】
1 収集システム(行動パターン収集システム) 2 行動パターン蓄積手段 3 行動パターンファイル 4 個人情報蓄積手段 5 個人情報ファイル 6 平均行動パターン作成手段 11 位置自動検知機器 12 行動パターン自動収集手段 13 地図情報(地図情報ファイル) 14 地図情報手段 15 行動パターン収集制御ファイル(収集制御ファ
イル) 16 収集制御手段 17 カウント集計手段 18 対象者集計カウントファイル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】場所と時間帯から構成される行動パターン
    の調査に応じた対象者に携帯させた位置自動検知機器か
    ら送信される上記行動パターンを収集する行動パターン
    自動収集手段、上記対象者から収集した個人情報を個人
    識別情報及び個人固有情報から構成される個人情報ファ
    イルに蓄積する個人情報蓄積手段、上記行動パターン自
    動収集手段が収集した上記行動パターンを上記個人識別
    情報及び上記行動パターンから構成される行動パターン
    ファイルに蓄積する行動パターン蓄積手段、依頼者から
    の平均的な行動パターン提供依頼に応じて上記個人情報
    ファイルと上記行動パターンファイルを上記個人識別情
    報により関連付け、上記個人固有情報から対象となりう
    る上記行動パターンを抽出し、集計及び平均化を行う平
    均行動パターン作成手段を備えていることを特徴とする
    行動パターン収集システム。
  2. 【請求項2】上記収集システムから接続される緯度と経
    度を記憶している地図情報と上記行動パターンファイル
    を関連付けることにより、上記提供依頼の場所の指定に
    応じて上記行動パターンを分析する地図情報手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の行動パターン収
    集システム。
  3. 【請求項3】上記対象者が自動収集されたくない時間帯
    を登録している行動パターン収集制御ファイルを参照す
    ることにより、上記行動パターン自動収集手段の収集を
    制御する収集制御手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の行動パターン収集システム。
  4. 【請求項4】上記対象者の上記行動パターンが上記平均
    的な行動パターン作成に何回用いられたかを集計し、こ
    の集計を対象者集計カウントファイルに出力するカウン
    ト集計手段を備え、上記対象者に集計に用いた回数に応
    じた報酬を支払うことを特徴とする請求項1記載の行動
    パターン収集システム。
  5. 【請求項5】対象者の行動パターンを蓄積する行動パタ
    ーン蓄積手段と、上記対象者から収集した個人情報を蓄
    積する個人情報蓄積手段と、上記行動パターンの集計及
    び平均化を行う平均行動パターン作成手段とを有する収
    集システムにおいて、行動パターンの調査に応じた対象
    者の上記行動パターンを蓄積するステップ、依頼者から
    の平均的な行動パターン提供依頼に応じて、予め蓄積し
    ておいた上記行動パターンから対象となりうるものを抽
    出し、集計及び平均化することで上記平均的な行動パタ
    ーンを作成し上記依頼者に提供するステップ、上記依頼
    者から上記提供に応じた代金を受け取り、上記対象者に
    は上記調査に応じた報酬を支払うステップからなる行動
    パターン収集方法。
  6. 【請求項6】対象者に携帯させた位置自動検知機器によ
    り行動パターンを収集する行動パターン自動自動収集手
    段と、上記対象者から収集した個人情報を蓄積する個人
    情報蓄積手段と、上記行動パターン収集手段が収集した
    上記行動パターンを蓄積する行動パターン蓄積手段と、
    上記行動パターンの集計及び平均化を行う平均行動パタ
    ーン作成手段とを有する収集システムにおいて、場所と
    時間から構成される行動パターンの調査に応じた対象者
    に位置自動検知機器を携帯させることにより、上記位置
    自動検知機器から送信される上記行動パターンを蓄積す
    るステップ、依頼者からの平均的な行動パターン提供依
    頼に応じて、予め蓄積しておいた上記行動パターンから
    対象となりうるものを抽出し、集計及び平均化すること
    で上記平均的な行動パターンを作成し上記依頼者に提供
    するステップ、上記依頼者から上記提供に応じた代金を
    受け取り、上記対象者には上記調査に応じた報酬を支払
    うステップからなる行動パターン収集方法。
  7. 【請求項7】場所と時間帯から構成される行動パターン
    の調査に応じた対象者に位置自動検知機器を携帯させる
    ことにより、上記位置自動検知機器から送信される上記
    行動パターンを蓄積するステップにおいて、上記行動パ
    ターンを上記収集システムから接続される行動パターン
    ファイルに蓄積し、上記収集システムから接続される緯
    度と経度を記憶している地図情報と上記行動パターンフ
    ァイルを関連付けることにより上記提供依頼の場所の指
    定に応じて上記行動パターンを分析することを特徴とす
    る請求項6記載の行動パターン収集方法。
  8. 【請求項8】場所と時間帯から構成される行動パターン
    の調査に応じた対象者に位置自動検知機器を携帯させる
    ことにより、上記位置自動検知機器から送信される上記
    行動パターンを蓄積するステップにおいて、上記収集シ
    ステムから接続される行動パターン収集制御ファイルに
    上記対象者が自動収集されたくない時間帯を登録してお
    くことにより上記対象者に適した上記行動パターンを蓄
    積することを特徴とする請求項6記載の行動パターン収
    集方法。
  9. 【請求項9】上記収集システムから接続される対象者集
    計カウントファイルに上記対象者の上記行動パターンが
    上記平均的な行動パターン作成に何回用いられたか集計
    することにより上記対象者に集計に用いた回数に応じた
    報酬を支払うことを特徴とする請求項6記載の行動パタ
    ーン収集方法。
  10. 【請求項10】上記依頼者から上記提供に応じた代金を
    受け取る前に、上記平均的な行動パターン作成に必要な
    上記行動パターンの数、集計条件の難易度、上記依頼者
    に提供するまでの日数の組み合わせにより代金を提示す
    ることを特徴とする請求項5〜9記載の行動パターン収
    集方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009544081A (ja) * 2006-07-12 2009-12-10 アービトロン インコーポレイテッド 順守確認および奨励方法およびシステム

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JPH10111877A (ja) * 1996-10-07 1998-04-28 Casio Comput Co Ltd 行動解析システム

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