JP2002092212A - 家電製品販売保守統合システム、販売店データベース装置及びメーカーデータベース装置 - Google Patents

家電製品販売保守統合システム、販売店データベース装置及びメーカーデータベース装置

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JP2002092212A
JP2002092212A JP2000282533A JP2000282533A JP2002092212A JP 2002092212 A JP2002092212 A JP 2002092212A JP 2000282533 A JP2000282533 A JP 2000282533A JP 2000282533 A JP2000282533 A JP 2000282533A JP 2002092212 A JP2002092212 A JP 2002092212A
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service center
database device
customer
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Haruhiro Kurosawa
治弘 黒澤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守修理サービスセンターに集められる顧客
所有の電気製品の劣化度情報を販売店、家電メーカーで
も利用することにより、電気製品の有効な拡販が図れる
ようにする。 【解決手段】 保守修理サービスセンター10を核として
一般家庭(顧客)60、販売店20、メーカー30及び金融機
関40の相互間を情報ネットワーク5で結び、保守修理サ
ービスセンター10が有する顧客60の電気製品の劣化度情
報をもとにして、販売店20においては顧客ごとの効果的
な販売活動を支援し、また家電メーカー30においては製
品ごとの精度の高い製造計画、商品企画を立てるのを支
援できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電製品販売保守
統合システム、販売店データベース装置及びメーカーデ
ータベース装置に関する。
【0002】なお、本発明では、「データベース装置」
という名称で大容量のデータを所定のフォーマットで保
持している大容量記憶装置を含め、これに対してデータ
の削除、登録、編集等のデータ加工を行うコンピュー
タ、そしてデータ操作のためのキーボードその他の入力
手段とディスプレイ、プリンタ等の出力手段、さらにイ
ンターネット、LANに接続するデータ通信手段を含め
た装置をいうものとする。
【0003】
【従来の技術】家電販売店は定期的に大安売りの広告を
出したり、就職、転勤、入学シーズン等の大量購入が見
込める特別な時期をねらって不特定多数の顧客を対象に
して大安売りを実施する。そして特に大型家電販売店で
は、一度家電製品を購入した顧客の顧客情報、例えば、
住所、氏名、電話番号、年齢、性別等を保守サービスセ
ンターデータベースに登録し、後の販売戦略に利用し、
例えば、特別な大安売りの時期に販売キャンペーンを案
内するダイレクトメールを自動的に作成して送付するよ
うにしている。しかし、このような家電製品の販売店に
おける販売促進活動は、顧客が現在使用している家電製
品の劣化度等の状態には無関係なものである。
【0004】家電製品の購入は、新規購入と買い換え購
入とに大別できる。新規購入の動機は流行、好み、経済
力等種々あるが、不確定要因を多く含んでいる。これに
対して買い換え購入は、生活に必要な製品が寿命のため
に使用不能になったり、その直前になって故障が多発す
るようになったりした場合に購入動機が起こるので、そ
の購入動機は強いものである。しかし、このような強い
購買動機を持つ顧客を対象にした販売活動はほとんど行
われていない。
【0005】他方、家電メーカーは製品製造予測を次の
ようにして行う。エアコン、扇風機、石油ファンヒータ
ーなどの季節商品については、来るべき季節の長期天気
予報に基づいて製造計画を立てる。そして冷蔵庫や洗濯
機のような、いわゆる白もの商品は寿命による買い換え
情報から製造計画を立てる。さらに、テレビ・ビデオ関
連商品は、オリンピックが開催される、デジタル放送が
始まるなどのイベント情報により製造計画を立てる。ま
たさらに、パーソナルコンピュータ関連商品の場合に
は、OSが変わる、新規の高速なCPUが搭載されるな
ど、製品の高性能化が製造計画を立てるために考慮する
情報となる。しかし、これらも顧客の所有する電気製品
の劣化度とは無関係な製造計画である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の家電製品の販売活動や製造計画には、購入に確実に結
びつく強い購買動機を含むものであるにもかかわらず、
顧客が現実に所有し使用している製品の劣化度を考慮す
ることはなされていなかった。
【0007】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、保守修理サービスセンターが有する顧客
の電気製品の劣化度情報をもとにして、販売店において
は顧客ごとの効果的な販売活動を支援し、また家電メー
カーにおいては製品ごとの精度の高い製造計画、商品企
画を立てるのを支援することができる家電製品販売保守
統合システム、販売店データベース装置及びメーカーデ
ータベース装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、保守
修理サービスセンター、販売店、メーカー間を情報ネッ
トワークで接続して構成される家電製品販売保守統合シ
ステムであって、前記保守修理サービスセンターに設置
され、保守契約のあった又は修理依頼のあった顧客及び
家電製品に関連する情報を保持する保守サービスセンタ
ーデータベース装置と、前記販売店に設置され、前記保
守サービスセンターデータベース装置と前記情報ネット
ワークを通じて接続され、前記保守サービスセンターデ
ータベース装置の保持するデータ内容を加工し、顧客ご
とにその所有する家電製品ごとの寿命到来時期を示すデ
ータにして登録する販売店データベース装置と、前記メ
ーカーに設置され、前記保守サービスセンターデータベ
ース装置と前記情報ネットワークを通じて接続され、前
記保守サービスセンターデータベース装置の保持するデ
ータ内容に基づき、寿命到来により需要が見込める家電
製品台数を登録するメーカーデータベース装置とから成
るものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の家電製品販
売保守統合システムにおいて、前記保守サービスセンタ
ーデータベース装置が保守契約があった、又は修理依頼
を受けて修理した家電製品の製品名と寿命到来時期を含
む製品情報と、それを所有する顧客の氏名、住所を含む
顧客情報を登録することを特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の家電
製品販売保守統合システムにおいて、前記販売店データ
ベース装置が前記保守サービスセンターデータベース装
置の保持する前記寿命到来時期を該当する顧客の当該家
電製品の買い換え時期とみなし、顧客情報と対応させた
買い換え時期情報を登録することを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は2の家電
製品販売保守統合システムにおいて、前記メーカーデー
タベース装置が前記保守サービスセンターデータベース
装置の保持する家電製品ごとの寿命到来時期を集計し、
家電製品ごとの買い換え需要データとして登録すること
を特徴とするものである。
【0012】請求項5の発明の販売店データベース装置
は、保守契約があった、又は修理依頼を受けて修理した
家電製品の製品名と寿命到来時期を含む製品情報とそれ
を所有する顧客の氏名、住所を含む顧客情報を情報ネッ
トワークを通じて受け、前記寿命到来時期を該当する顧
客の当該家電製品の買い換え時期とみなし、顧客情報と
対応させた買い換え時期情報を登録することを特徴とす
るものである。
【0013】請求項6の発明のメーカーデータベース装
置は、保守契約があった、又は修理依頼を受けて修理し
た家電製品の製品名と寿命到来時期を含む製品情報を情
報ネットワークを通じて受けて、家電製品ごとの寿命到
来時期を集計し、家電製品ごとの買い換え需要データと
して登録することを特徴とするものである。
【0014】本発明の保守修理サービスセンター、販売
店、メーカー間を情報ネットワークで接続して構成され
る家電製品販売保守統合システムでは、保守修理サービ
スセンターに設置された保守サービスセンターデータベ
ース装置に、保守契約のあった又は修理依頼のあった顧
客及び家電製品に関連する情報を蓄積する。そして販売
店に設置された販売店データベース装置は、保守サービ
スセンターデータベース装置から情報ネットワークを通
じて顧客及び家電製品に関連する情報を受信してそのデ
ータ内容を加工し、顧客ごとにその所有する家電製品ご
との寿命到来時期を示すデータにして登録する。したが
って、販売店では、この販売店データベース装置のデー
タをもとにして買い換え購入の見込める顧客に絞り込ん
で販売活動を行うことができ、確実に売り上げに結びつ
く効果的な販売活動が行える。
【0015】他方、メーカーに設置されたメーカーデー
タベース装置は、保守修理サービスセンターの保守サー
ビスセンターデータベース装置から情報ネットワークを
通じて保守契約のあった又は修理依頼のあった家電製品
に関連する情報を受信してそのデータ内容に基づき、寿
命到来により需要が見込める家電製品台数を登録する。
したがって、メーカーでは、このメーカーデータベース
装置のデータをもとにして、イベント、天候予測等の他
の要因と共に、確実の実売に結びつく買い換え購入台数
を含めた需要予測ができるようになる。
【0016】また本発明の販売店データベース装置で
は、これを販売店に設置し、保守修理サービスセンター
に設置されている保守サービスセンターデータベース装
置と情報ネットワークによって接続し、保守サービスセ
ンターデータベース装置から顧客及び家電製品に関連す
る情報を受信するようにすれば、買い換え購入の見込め
る顧客に絞り込んで販売活動を行うのに役立てることが
できる。
【0017】また本発明のメーカーデータベース装置で
は、これをメーカーに設置し、保守修理サービスセンタ
ーに設置されている保守サービスセンターデータベース
装置と情報ネットワークによって接続し、保守サービス
センターデータベース装置から保守契約のあった又は修
理依頼のあった家電製品に関連する情報を受信するよう
にすれば、寿命到来により需要が見込める家電製品台数
を予測することができ、イベント、天候予測等の他の要
因と共に、確実の実売に結びつく買い換え購入台数を含
めた需要予測を立てるのに役立てることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の家電製品販売保守統
合システムのハードウェア構成を示している。このシス
テムは、保守修理サービスセンター10の保守サービス
センターデータベース装置1と、販売店20の販売店デ
ータベース装置2と、メーカー30のメーカーデータベ
ース装置3と、決済金融機関40の金融機関データベー
ス装置4との間を専用回線、インターネット、公衆回線
等の情報ネットワーク5で接続して構成される。
【0019】保守修理サービスセンターに設置される保
守サービスセンターデータベース装置1は、保守契約が
あった、又は修理依頼を受けて修理した家電製品の製品
名と寿命到来時期を含む製品情報と、それを所有する顧
客の氏名、住所を含む顧客情報を登録し、蓄積してい
る。
【0020】加盟販売店20それぞれに設置される販売
店データベース装置2は、各店が独自に収集した顧客情
報と共に、保守サービスセンターデータベース装置1か
ら情報ネットワーク5を通じて保守契約があった、又は
修理依頼を受けて修理した家電製品の製品名と寿命到来
時期を含む製品情報とそれを所有する顧客の氏名、住所
を含む顧客情報を受け、寿命到来時期を該当する顧客の
当該家電製品の買い換え時期とみなし、顧客情報と対応
させた買い換え時期情報を登録している。
【0021】家電メーカーに設置されるメーカーデータ
ベース装置3は、季節要因、イベント予定、その他の需
要拡大要因を加味した需要予測データと共に、保守サー
ビスセンターデータベース装置1から情報ネットワーク
5を通じて保守契約があった、又は修理依頼を受けて修
理した家電製品の製品名と寿命到来時期を含む製品情報
を受けて、家電製品ごとの製品寿命の到来する製品台数
を集計し、家電製品ごとの買い換え需要予測データとし
て登録している。
【0022】以下、上記の家電製品販売保守統合システ
ムのシステム運営について説明する。本システムは、図
2に示したように、保守修理サービスセンター10を核
にし、一般家庭(顧客)60、販売店20、製造メーカ
ー30、金融機関40を含めたシステムである。
【0023】保守修理サービスセンター10の保守サー
ビスセンターデータベース装置1は修理顧客データベー
ス11、故障・劣化診断データベース12、測定情報デ
ータベース13、修理データベース14、基準値データ
ベース15、そして劣化度データベース16を備えてい
る。そして故障診断サービスの申し込み(保守契約)を
した顧客60に対して有料で顧客家庭内の家電製品の保
守修理サービスを提供し、また保守サービスセンターデ
ータベース装置1を用いて劣化履歴閲覧サービスを提供
する。また保守修理サービスセンター10は、販売店2
0に対して、保守サービスセンターデータベース装置1
から製品劣化度情報を取り出して販売店データベース装
置2に送信し、販売店20からは販売顧客情報を受信す
る。販売店20に設置される販売店データベース装置2
は、販売顧客データベース21と販売戦略データベース
22を備えている。
【0024】保守修理サービスセンター10はまた、家
電メーカー30に対して、保守サービスセンターデータ
ベース装置1から顧客の測定情報、修理情報、劣化度情
報を取り出してメーカーデータベース装置3に送信し、
メーカー30からは電気製品の基準値情報を受信する。
このメーカー30に設置されているメーカーデータベー
ス装置3は、基準値データベース31と需要予測データ
ベース32を備えている。
【0025】さらに保守修理サービスセンター10は、
金融機関40に対して、修理に関する決済情報を送信
し、金融機関40からは引き落とし情報を受信する。こ
の金融機関40に設置されている金融機関データベース
装置4は、決済データベース41を備えている。
【0026】保守修理サービスセンター10が顧客60
に提供するサービスは、特開2000−196769号
公報に記載されている本願発明者らによる発明と同様で
あり、保守修理ホームページを公開し、これに登録した
契約者に対して行う保守修理サービスである。このサー
ビスを希望する顧客60は、ホームPC(パーソナルコ
ンピュータ)6を用い、情報ネットワーク5を通じて保
守修理ホームページで登録申し込みをする。登録内容は
顧客の郵便番号、住所、電話番号、氏名、修理費の決済
に使用するクレジットカード名、有効期限、口座番号で
ある。これらのデータが正しければ、顧客に対してI
D、パスワードを発行し、保守サービスセンターデータ
ベース装置1に登録する。なお、顧客60からの保守契
約の登録はオンラインに限らず、書面によるもの、電話
によるものであってもよい。そしてそのような場合に
は、オペレータがデータベース装置1に登録することに
なる。
【0027】図3に示す修理顧客データベース11は、
これらのデータを登録している。顧客の口座番号はSS
L(Secure Socket Layer)あるいはそれ以上の機能で
暗号化され、高い安全性を確保している。
【0028】図2〜図8は、保守サービスセンターデー
タベース装置1が備えているデータベースそれぞれを示
している。登録申し込み後、顧客が所有しているホーム
LANに接続された家電製品の各回路の各測定点の測定
データが定期的に(全家電製品が対象)、また故障発生
時に(故障した家電製品のみ対象)に収集され、一定の
データフォーマットに編集され、公衆回線あるいはIS
DN回線やインターネットの情報ネットワーク5を通じ
て保守修理サービスセンター10に送信される。
【0029】これらのデータは図5に示す測定情報デー
タベース13に格納される。そのデータ内容は、顧客I
D、測定時刻、定検/故障区分(定検:0、故障:
1)、製品ID,測定点データより成る。測定点データ
のフィールドは、登録時に顧客が所有している製品ID
を記入させてそれにより作成することもできるが、ここ
では送信データに含まれる製品IDにより自動的に作成
する方式をとっている。この方式の利点は、顧客の登録
時の手間が省けること、登録後の電気製品の追加、削除
に自動的に対応できることである。定検/故障区分が
“1”、すなわち故障情報の場合には、顧客の測定デー
タは、図8に示す基準値データベース15にある各メー
カーの品名、型式毎の基準値データと比較され故障個所
が発見される。
【0030】図5に示した測定情報データベース13の
場合では、A回路測定点2の測定値が8.3Vとあり、
基準値2の7.0〜8.0Vから外れ、これが故障個所
であると予測される。
【0031】故障した家電製品の全測定データは、保守
センターデータベース装置1において、図4に示す故障
・劣化診断データベース12を有する故障診断エキスパ
ートシステムへ入力され、故障予測個所が出力される。
故障・劣化診断データベース12は、製品IDごとの故
障診断知識データベースを有する。故障が発生すると、
図7に示す修理データベース14には、顧客ID,故障
時刻(測定情報データベースの測定時刻)、故障診断エ
キスパートシステムの出力である故障予測個所、修理I
Dが格納される。
【0032】保守修理サービスセンター10のサービス
員は、該当顧客に修理の連絡をとり、修理を行い、修理
伝票を発行する。サービス員が保守修理サービスセンタ
ー10に戻ると、図7の修理データベース14に修理年
月日、修理内容、使用部品、修理費を入力する。保守修
理サービスセンター10の保守サービスセンターデータ
ベース装置1は金融機関40に修理に関する決済情報
(図示せず)を送信する。
【0033】金融機関40においては、金融機関データ
ベース装置4が決済データベース41を参照して有し、
該当顧客60の口座より修理費を引き落とし、保守修理
サービスセンター10の口座へ入金し、保守修理サービ
スセンター10へ入金情報を送信する。また金融機関4
0の金融機関データベース装置4は、該当顧客60のメ
ールアドレスに対して引き落とし情報を送信する。な
お、この決済の仕組みは、電子商取引共通プラットフォ
ームSECE(Secure Electronic Commerce Environme
nt)に準ずる。
【0034】保守サービスセンターデータベース装置1
においては、図5に示した測定情報データベース13の
測定点データより顧客毎、製品ID毎の各回路及び総合
劣化度(1,2,3は大,中,小を表す)を算出し、図
6に示すような劣化度データベース16に格納する。こ
の劣化度の算出には、例えば、製品寿命に対する余命期
間に対して故障個所による長短調整を行い、上述した劣
化度を決定する方法があるが、別の方法であってもよ
い。
【0035】図9及び図10は、販売店データベース装
置2が備えているデータベースを示す。販売店20の販
売店データベース装置2には、サービスセンターデータ
ベース装置1から、劣化度データベース16の製品I
D、総合劣化度データ及び修理データベース14の郵便
番号、住所、電話番号、氏名データを送信する。販売店
20の販売店データベース装置2は、これらのデータよ
り図10に示す販売戦略データベース22を作成する。
ここでは劣化度は購入度と読替える。つまり、劣化度が
進めば、買い換えの可能性が高いからである。
【0036】販売店20はこの販売戦略データベース2
2により、顧客60が所有する電気製品の買い替え情報
を得る。これにより顧客60に買い替えのアナウンスを
したり、販売キャンペーン案内を送付したりするとい
う、効率的な販売活動ができる。
【0037】販売店20の販売店データベース装置2に
は図9に示す販売顧客データベース21が備えられてお
り、これにはその販売店20で購入した顧客に関連する
データが登録されている。そこで、保守修理サービスセ
ンター10は販売店20よりこの販売顧客データベース
21のデータを受信し、まだ保守修理サービスを受けて
いない顧客に対しては、上述した保守修理サービスの契
約を行うように営業活動を行うことができる。
【0038】図11及び図12は、家電メーカー30の
メーカーデータベース装置3が備えている基準値データ
ベース31、需要予測データベース32を示している。
保守修理サービスセンター10は家電メーカー30に対
して、顧客60の測定情報、修理情報、劣化度情報を送
信する。家電メーカー30はこれにより、需要予測デー
タベース32を作成する。需要予測データベース32に
は品名、型式ごとにA,B,Cのランク毎の需要予測数
が格納されている。このA,B,Cは図6に示した劣化
度データベース16の総合劣化度1,2,3に対応す
る。製造メーカー40は需要予測データベース32を基
に、製品買い換えの精度の高い製造計画を立てることが
可能となる。またこの需要予測データベース32は新製
品の企画、開発、商品化時期、販売台数、販売地域など
の検討にも使用される。さらに、測定情報、修理情報に
は故障の生データが含まれているので、これらを分析
し、製品の品質管理にも適用する。
【0039】家電メーカー30のメーカーデータベース
装置3が備えている基準値データベース31は、製品ご
とに、その製品の各回路部の電圧、電流、容量等の基準
値データを登録しているものである。この基準値データ
ベース31のデータは、保守修理サービスセンター10
に送信され、図8に示した基準値データベース15とし
て保持されることになる。そして新製品があれば、また
仕様変更、設計変更等があれば対象となる製品について
の基準値データが更新され、保守修理サービスセンター
10に送信されることになる。
【0040】なお、図1では保守サービスセンターデー
タベース装置、販売店データベース装置、メーカーデー
タベース装置、金融機関データベース装置は各1台ずつ
しか示していないが、これらのいずれもが複数箇所、複
数台で構成されることもあり、しかもそのような場合の
方が現実の市場では多い。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、保守修
理サービスセンターに集められる顧客所有の家電製品の
劣化度情報(寿命到来時期情報)を販売店、家電メーカ
ーでも利用することにより、電気製品の有効な拡販が図
れる。
【0042】また本発明のよれば、販売店が劣化度情報
から販売戦略データベースを作成し、顧客毎の効率的な
販売活動ができる。
【0043】さらに本発明によれば、家電メーカーが劣
化度情報、測定情報等から精度の高い製造計画を立てる
ことができる。また製品の品質管理にも適用することが
できる。
【0044】またさらに、本発明によれば、顧客で発生
した修理費の決済は電子商取引(SECE)に準じて行
うようにすれば、現金を扱う煩わしさが省けることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の家電製品販売保守
統合システムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】上記の実施の形態における保守修理サービスセ
ンターを核として一般家庭(顧客)、販売店、メーカー
及び金融機関の相互間のデータの流れを示す説明図。
【図3】上記の実施の形態における保守サービスセンタ
ーデータベース装置が備える修理顧客データベースのデ
ータ内容を示す説明図。
【図4】上記の実施の形態における保守サービスセンタ
ーデータベース装置が備える故障・劣化診断データベー
スのデータ内容を示す説明図。
【図5】上記の実施の形態における保守サービスセンタ
ーデータベース装置が備える測定情報データベースのデ
ータ内容を示す説明図。
【図6】上記の実施の形態における保守サービスセンタ
ーデータベース装置が備える劣化度データベースのデー
タ内容を示す説明図。
【図7】上記の実施の形態における保守サービスセンタ
ーデータベース装置が備える修理データベースのデータ
内容を示す説明図。
【図8】上記の実施の形態における保守サービスセンタ
ーデータベース装置が備える基準値データベースのデー
タ内容を示す説明図。
【図9】上記の実施の形態における販売店データベース
装置が備える販売顧客データベースのデータ内容を示す
説明図。
【図10】上記の実施の形態における販売店データベー
ス装置が備える販売戦略データベースのデータ内容を示
す説明図。
【図11】上記の実施の形態におけるメーカーデータベ
ース装置が備える基準値データベースのデータ内容を示
す説明図。
【図12】上記の実施の形態におけるメーカーデータベ
ース装置が備える需要予測データベースのデータ内容を
示す説明図。
【符号の説明】
1 保守サービスセンターデータベース装置 2 販売店データベース装置 3 メーカーデータベース装置 4 金融機関データベース装置 5 情報ネットワーク 6 パーソナルコンピュータ 10 保守修理サービスセンター 20 販売店 30 メーカー 40 金融機関 60 一般家庭(顧客)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 508 G06F 17/60 508 17/40 310 17/40 310B 320 320G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守修理サービスセンター、販売店、メ
    ーカー間を情報ネットワークで接続して構成される家電
    製品販売保守統合システムであって、 前記保守修理サービスセンターに設置され、保守契約の
    あった又は修理依頼のあった顧客及び家電製品に関連す
    る情報を保持する保守サービスセンターデータベース装
    置と、前記販売店に設置され、前記保守サービスセンタ
    ーデータベース装置と前記情報ネットワークを通じて接
    続され、前記保守サービスセンターデータベース装置の
    保持するデータ内容を加工し、顧客ごとにその所有する
    家電製品ごとの寿命到来時期を示すデータにして登録す
    る販売店データベース装置と、前記メーカーに設置さ
    れ、前記保守サービスセンターデータベース装置と前記
    情報ネットワークを通じて接続され、前記保守サービス
    センターデータベース装置の保持するデータ内容に基づ
    き、寿命到来により需要が見込める家電製品台数を登録
    するメーカーデータベース装置とから成る家電製品販売
    保守統合システム。
  2. 【請求項2】 前記保守サービスセンターデータベース
    装置は、保守契約があった、又は修理依頼を受けて修理
    した家電製品の製品名と寿命到来時期を含む製品情報
    と、それを所有する顧客の氏名、住所を含む顧客情報を
    登録することを特徴とする請求項1に記載の家電製品販
    売保守統合システム。
  3. 【請求項3】 前記販売店データベース装置は、前記保
    守サービスセンターデータベース装置の保持する前記寿
    命到来時期を該当する顧客の当該家電製品の買い換え時
    期とみなし、顧客情報と対応させた買い換え時期情報を
    登録することを特徴とする請求項1又は2に記載の家電
    製品販売保守統合システム。
  4. 【請求項4】 前記メーカーデータベース装置は、前記
    保守サービスセンターデータベース装置の保持する家電
    製品ごとの寿命到来時期を集計し、家電製品ごとの買い
    換え需要データとして登録することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の家電製品販売保守統合システム。
  5. 【請求項5】 情報ネットワークを通じて保守契約があ
    った、又は修理依頼を受けて修理した家電製品の製品名
    と寿命到来時期を含む製品情報とそれを所有する顧客の
    氏名、住所を含む顧客情報を受け、前記寿命到来時期を
    該当する顧客の当該家電製品の買い換え時期とみなし、
    顧客情報と対応させた買い換え時期情報を登録すること
    を特徴とする販売店データベース装置。
  6. 【請求項6】 情報ネットワークを通じて保守契約があ
    った、又は修理依頼を受けて修理した家電製品の製品名
    と寿命到来時期を含む製品情報を受けて、家電製品ごと
    の寿命到来時期を集計し、家電製品ごとの買い換え需要
    データとして登録することを特徴とするメーカーデータ
    ベース装置。
JP2000282533A 2000-09-18 2000-09-18 家電製品販売保守統合システム、販売店データベース装置及びメーカーデータベース装置 Pending JP2002092212A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004070699A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器管理システム

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