JP2002084552A - カラオケ用立体画像表示装置およびカラオケ用立体画像表示方法 - Google Patents

カラオケ用立体画像表示装置およびカラオケ用立体画像表示方法

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JP2002084552A
JP2002084552A JP2000271284A JP2000271284A JP2002084552A JP 2002084552 A JP2002084552 A JP 2002084552A JP 2000271284 A JP2000271284 A JP 2000271284A JP 2000271284 A JP2000271284 A JP 2000271284A JP 2002084552 A JP2002084552 A JP 2002084552A
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karaoke
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JP2000271284A
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Tsutomu Abe
勉 安部
Tetsuo Iyoda
哲男 伊與田
Osamu Nishikawa
修 西川
Haruyasu Ideshio
晴康 出塩
Douglas L Robinson
エル. ロビンソン ダグラス
Kenneth S Westort
エス. ウェストート ケネス
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Samy KK
Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
Sammy Corp
Samy KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムでの3次元画像を生成するとと
もに遊戯者(歌唱者)のみの立体画像を表示することを
可能としたカラオケ用立体画像表示装置を提供する。 【解決手段】 投影したパターンを同じ光軸で撮影した
パターンを用いて再コード化する再コード化法、あるい
は強度変調光を用いた3次元形状計測装置によって被写
体としての例えば遊戯者(歌唱者)を含む画像の3次元
データを取得するとともに、距離データに基づく特定領
域画像、すなわち歌唱者である人物画像の取り出し、あ
るいは赤外データによる人物画像の取り出しを実行し
て、遊戯者(歌唱者)のみの3次元画像を表示手段によ
り表示することにより、遊戯者(歌唱者)が空中に浮遊
したような立体画像を表示することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケボックス
等の遊戯室において遊戯者(歌唱者)の三次元画像を表
示するカラオケ用立体画像表示装置およびカラオケ用立
体画像表示方法に関する。さらに、詳細には、背景画像
等を排除して遊戯者(歌唱者)のみの三次元画像を取り
出して、あたかも歌唱者が空中に浮かんでいるように立
体表示することを可能とするカラオケ用立体画像表示装
置およびカラオケ用立体画像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲーム機等の様々なエンタティメント機
器においては、仮想現実感を与えるための画像処理技術
が様々な形で採用されている。例えば特開平10−14
9089号には、カラオケボックス等の独立した遊戯室
の壁面に大型ディスプレイを3面配置し、遊戯者自身が
特定の立体空間に存在しているような画像を各面のディ
スプレイに表示する構成が示されている。さらに、ゲー
ム機器等においては、表示画像の3次元化、すなわち、
3Dグラフィック表示を行なうことによって、ゲームの
中の映像世界をより現実に近いものとした構成が多く使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、特開平10−149089号は、歌唱
者自身の映像が3次元画像として表示されるものではな
く、歌唱者の周りに配置したディスプレイに様々な映像
を提供する構成であり、歌唱者自身の映像を3次元画像
として表示可能な構成を提供するものではなかった。ま
た、従来のゲーム機器等において使用されている3次元
画像表示は、予め準備されたアニメーション画像を3次
元化して表示する構成であり、遊戯者自身の画像を撮り
込んで遊戯者自身をリアルタイムあるいは動画の3次元
画像としてゲーム機のディスプレイ等に表示するもので
はなかった。
【0004】上述のように、遊技者自身が歌っている状
態を立体画像として表示できるものではなく、魅力に乏
しいという問題点があった。本発明は、遊技者、歌唱者
自身の映像をリアルタイムで撮り込んで、その撮り込み
画像のデータ処理により、3次元画像を生成して3次元
画像を表示することにより、遊技者及び周囲の観客によ
り魅力のある画像表示を可能とするカラオケ用立体画像
表示装置およびカラオケ用立体画像表示方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
解決するものであり、その第1の側面は、遊戯者の画像
を撮り込む撮像手段と、前記撮像手段によって撮り込ま
れた画像から背景画像と遊戯者画像とを判別し遊戯者画
像のみの画像を抽出する画像切り出し手段と、前記画像
切り出し手段によって分離された遊戯者画像を立体画像
として表示する画像表示手段と、を有することを特徴と
するカラオケ用立体画像表示装置にある。
【0006】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記撮像手段は、パターン
を測定対象に投影する投光手段と、前記投光手段の光軸
方向から投影パターンを撮影する第1の撮像手段と、前
記投光手段光軸方向と異なる方向から前記投影パターン
を撮影する第2の撮像手段とを備え、前記カラオケ用立
体画像表示装置は、さらに、前記第1の撮像手段の撮影
した投影パターン画像と、前記投光手段による投影パタ
ーンとの比較により、前記第1の撮像手段の撮影した投
影パターン画像に新たなエッジが検出された場合に、該
検出エッジに基づく新規コードを割り付け、前記新規コ
ードに基づいて第2の撮像手段による撮影パターンから
距離情報を生成する構成を有する3次元データ取得手段
を有し、前記画像切り出し手段は、前記3次元データ取
得手段によって取得された距離情報に基づいて、前記撮
像手段によって撮像された画像から、背景画像と遊戯者
画像とを判別し遊戯者画像のみの画像を抽出する処理を
実行する構成であることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記撮像手段は、所定の周
波数で強度変調された出射光を物体に向けて出射する光
出射手段と、該光出射手段から出射された出射光を所定
の方向に反射する反射部材と、前記物体からの前記反射
光と前記反射部材からの前記出射光とを受光し、それら
の合成により前記位相差が反映された合成検出信号、前
記出射光の出射によって前記物体で反射した前記反射光
を受光して反射光検出信号、および前記反射部材からの
前記出射光を受光して参照光検出信号を出力する検出手
段と、前記合成検出信号、前記反射光検出信号および前
記参照光検出信号に基づいて、前記物体表面の反射率の
違い等の外的成分を除去する補正を行って前記距離を演
算する演算部とを有し、前記画像切り出し手段は、前記
距離分布演算部によって取得される距離情報に基づい
て、前記撮像手段によって撮像された画像から、背景画
像と遊戯者画像とを判別し遊戯者画像のみの画像を抽出
する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、画像切り出し手段は、異な
る感度波長領域を有する複数の光検出装置で構成され、
物体からの透過/反射光をその強度に応じた複数画素の
出力データとして検出する光検出手段と、前記複数の光
検出装置より得られた各出力データを画素毎に相互に対
応させる出力データ対応手段と、を有する構成であるこ
とを特徴とする。
【0009】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記複数の光検出装置は、
可視光線に対して感度波長領域を有する撮像装置と、可
視光線以外の赤外線から短波長側に対して感度波長領域
を有する撮像装置とから構成されることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記画像表示手段は、第1
の画像を発生する第1の画像源と、前記第1の画像源と異
なる方向に対して画像を発生する第2の画像源と、前記
第1の画像源および第2の画像源のいずれかの画像を反射
する位置に設置された凹面鏡と、前記凹面鏡に対して、
ほぼ45度傾斜して、かつ、前記第1の画像源および前
記第2の画像源の発する画像の出力方向位置に配置さ
れ、入射された光線を2つに分けるビームスプリッタ
と、前記凹面鏡および観察者の眼との間を結ぶ光軸上に
配置され、入射された光線を偏光させる直線偏光板と、
前記凹面鏡および観察者の眼との間を結ぶ光軸上に配置
され、入射された光線の振動方向に位相差を生じさせる
1/4波長板と、から成ることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記第2の画像源は、前記
第1の画像源に対向して配置され、前記凹面鏡は、第1の
画像源および第2の画像源の対向軸に直行する位置に中
心軸を形成する位置に配置され、前記ビームスプリッタ
は、前記中心軸に対して、ほぼ45度傾斜して、かつ、
前記第1の画像源および前記第2の画像源に挟まれて配置
され、前記直線偏光板は、前記中心軸に対して直交し
て、かつ、前記凹面鏡および観察者の眼との間に配置さ
れ、前記1/4波長板は、前記中心軸に対して直交し
て、かつ、前記凹面鏡および観察者の眼との間に配置さ
れた構成を有することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記第1の画像源は、前記
凹面鏡に対向して、前記凹面鏡の焦点距離の2倍の距離
あるいは前記2倍の距離の近傍に配置され、前記ビーム
スプリッタは、前記凹面鏡と前記第1の画像源との対向
軸に対して、ほぼ45度傾斜して、前記凹面鏡と前記第
1の画像源との間に配置され、前記第2の画像源は、前
記ビームスプリッタを介して前記観察者に対向して、前
記対向軸の垂直方向に配置された構成を有し、前記第1
の画像は、前記ビームスプリッタを通過して前記凹面鏡
において前記ビームスプリッタに向かって反射し、さら
に、前記ビームスプリッタにより観察者に向かって反射
して空中に浮かんだ立体画像として表示され、前記第2
の画像は前記観察者に向かって前記ビームスプリッタを
通過し、平面画像として表示される構成を有することを
特徴とする。
【0013】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記第1の画像源および前
記第2の画像源は、CRT、液晶表示装置、プラズマデ
ィスプレイ装置、装飾ライト、あるいは実物のいずれか
であることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記1/4波長板は、前記
凹面鏡の前記反射面に貼り付けた構成であることを特徴
とする。
【0015】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記直線偏光板の表面に
は、前記光線の反射を減少するコーティングが施された
構成、あるいは、前記光線の反射を減少するフィルムを
貼り付けた構成であることを特徴とする。
【0016】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
装置の一実施態様において、前記1/4波長板の表面に
は、前記光線の反射を減少するコーティングが施された
構成、あるいは、前記光線の反射を減少するフィルムを
貼り付けた構成であることを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の第2の側面は、カラオケ
用立体画像表示方法であり、遊戯者の画像を撮像手段に
よって撮り込む撮像ステップと、前記撮像手段によって
撮り込まれた画像から背景画像と遊戯者画像とを判別し
遊戯者画像のみの画像を抽出する画像切り出しステップ
と、前記画像切り出しステップによって分離された遊戯
者画像を立体画像として表示する画像表示ステップと、
を有することを特徴とするカラオケ用立体画像表示方法
にある。
【0018】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
方法の一実施態様において、前記撮像ステップは、投光
手段を用いてパターンを測定対象に投影する投光ステッ
プと、前記投光手段の光軸方向から第1の撮像手段によ
り投影パターンを撮影する第1の撮像ステップと、前記
投光手段光軸方向と異なる方向から第2の撮像手段によ
り前記投影パターンを撮影する第2の撮像ステップとを
含み、前記カラオケ用立体画像表示方法は、さらに、前
記第1の撮像手段の撮影した投影パターン画像と、前記
投光手段による投影パターンとの比較により、前記第1
の撮像手段の撮影した投影パターン画像に新たなエッジ
が検出された場合に、該検出エッジに基づく新規コード
を割り付け、前記新規コードに基づいて第2の撮像手段
による撮影パターンから距離情報を生成する3次元デー
タ取得ステップを有し、前記画像切り出しステップは、
前記3次元データ取得ステップによって取得された距離
情報に基づいて、前記撮像手段によって撮像された画像
から、背景画像と遊戯者画像とを判別し遊戯者画像のみ
の画像を抽出する処理を実行することを特徴とする。
【0019】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
方法の一実施態様において、前記撮像ステップは、強度
変調光を被測定体に照射するステップと、被測定体から
の反射光と前記強度変調光とを受光し、それらの合成に
より位相差が反映された合成光信号を検出するステップ
と、前記反射光を受光し、反射光信号を検出するステッ
プと、前記強度変調光を受光し、参照光信号を検出する
ステップと、前記合成光信号、前記反射光信号および前
記参照光信号に基づいて、被測定体の反射率の違い等の
外的成分を除去する補正を行って被測定体各部までの距
離分布を求める距離分布演算ステップとを有し、前記画
像切り出しステップは、前記距離分布演算ステップによ
って取得される距離情報に基づいて、前記撮像手段によ
って撮像された画像から、背景画像と遊技者画像とを判
別し遊技者画像のみの画像を抽出する処理を実行するこ
とを特徴とする。
【0020】さらに、本発明のカラオケ用立体画像表示
方法の一実施態様において、画像切り出しステップは、
物体からの透過/反射光を異なる感度波長領域を有する
複数の光検出装置の強度に応じた複数画素の出力データ
として検出するステップと、前記複数の光検出装置より
得られた各出力データを画素毎に相互に対応させる出力
データ対応ステップとを含むことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明のカラオケ用立体画像表示
装置およびカラオケ用立体画像表示方法の実施例につい
て、以下、図面を参照して説明する。
【0022】本発明のカラオケ用立体画像表示装置は、
遊戯者の画像を撮り込む撮像手段と、撮像手段によって
撮り込まれた画像から背景画像と遊戯者画像とを判別し
遊戯者画像のみの画像を抽出する画像切り出し手段と、
画像切り出し手段によって分離された遊戯者画像を立体
画像として表示する画像表示手段とを構成要素とする。
【0023】撮像手段によって撮り込まれた画像に基づ
いて距離データを取得、すなわち3次元形状計測を行な
うとともに、撮り込まれた画像から背景画像と遊戯者画
像とを判別し遊戯者画像のみの画像を切出して、切り出
した画像についての立体(3次元)画像を画像表示手段
によって、表示する。以下、本発明のカラオケ用立体画
像表示装置の説明を下記の項目に従って行なう。 (1)3次元形状計測および画像切り出し構成 (1−1)再コード化による3次元形状測定手法 (1−2)強度変調光を用いた3次元形状測定手法 (1−3)反射光強度計測による画像切り出し方法 (2)画像表示処理手段
【0024】(1)3次元形状計測および画像切り出し
構成 まず、3次元形状計測および画像切り出し構成について
説明する。3次元形状を取得する手法には、アクティブ
手法(Active vision)とパッシブ手法(Passive visio
n)がある。アクティブ手法は、(1)レーザ光や超音波
等を発して、対象物からの反射光量や到達時間を計測
し、奥行き情報を抽出するレーザー手法や、(2)スリ
ット光などの特殊なパターン光源を用いて、対象表面パ
ターンの幾何学的変形等の画像情報より対象形状を推定
するパターン投影方法や、(3)光学的処理によってモア
レ縞により等高線を形成させて、3次元情報を得る方法
などがある。一方、パッシブ手法は、対象物の見え方、
光源、照明、影情報等に関する知識を利用して、一枚の
画像から3次元情報を推定する単眼立体視、三角測量原
理で各画素の奥行き情報を推定する二眼立体視等があ
る。
【0025】(1−1)再コード化による3次元形状測
定手法 まず、再コード(符号)化による3次元形状測定手法に
ついて説明する。この再コード化による3次元形状測定
手法は、上述のアクティブ手法の3次元計測方法を応用
したものであり、より正確な3次元画像を得るために必
要となる距離データと、輝度画像を同時に取得して、リ
アルタイムに3次元画像を生成して表示することを可能
とした手法である。さらに、特定の距離にある画像、例
えば背景と人物が混在した画像から人物画像のみを取り
出して表示することを可能とする手法である。
【0026】再コード化処理を用いた距離データの取得
原理について説明する。再コード化処理を用いた距離デ
ータの取得を実行する3次元画像撮像装置の構成を表す
ブロック図を図1に示す。図2に光源と撮像素子の位置
関係を示す。
【0027】図2に示すように、3次元形状測定装置
は、3台のカメラ101〜103および投光器104を
備える。各カメラの距離関係が揃うように、図示の距離
I1、I2、I3は等しくされている。カメラ3,103
と投光器104は、ビームスプリッタとしてのハーフミ
ラー105を用いて光軸が一致するように配置される。
カメラ1,101、カメラ2,102は、カメラ3,1
03と投光器104の両側に、それらと光軸が異なるよ
うに配置される。中央の光軸と両側の光軸との距離が基
線長Lである。
【0028】投光器104は、光源106と、マスクパ
ターン107と、強度パターン108と、プリズム10
9とを有する。ここで光源106は、赤外もしくは紫外
光を用いた不可視領域の光源を用いることができる。こ
の場合、各カメラは図3に示すように構成される。すな
わち、入射してきた光310は、プリズム301で2方
向に分割され、一方は不可視領域(赤外あるいは紫外)
透過フィルター302を通って撮像装置(例えばCCD
カメラ)303に入射し、他方は不可視領域(赤外と紫
外)遮断フィルター304を通って撮像装置305に入
射する。
【0029】また図2に示す光源106は、可視領域あ
るいは不可視領域に限定せず、撮像可能な波長帯の光源
を用いてもよい。この場合、カメラ3,103において
は、プログレッシブスキャンタイプのCCDカメラを用
い、カメラ1,101、カメラ2,102に関しては、
特に構成はこだわらない。ただし、カメラ3,103と
の対応を考慮すれば、同じ構成のCCDカメラが望まし
い。光源106からパターンが投影され、3台のカメラ
1〜3(101〜103)が同時に撮影を行う。そして
各カメラは、フィルター304,305(図3参照)を
通過した光を撮像装置303,305で得ることによ
り、画像の一括取得を行う。
【0030】図1を用いて3次元形状測定装置の構成を
説明する。図示のように、カメラ1,101は、撮影し
て得た輝度情報を輝度値メモリ121に記憶し、撮影パ
ターンをパターン画像メモリ122に記憶する。カメラ
2,102は、同様に、輝度情報を輝度値メモリ123
に記憶し、撮影パターンをパターン画像メモリ124に
記憶する。カメラ3,103は、輝度情報を輝度値メモ
リ125に記憶し、撮影パターンをパターン画像メモリ
126に記憶する。投光器104は、事前に作成したコ
ード化されたパターンを後に参照する為に、各スリット
を正方格子上のセルに分割してフレームメモリ127に
格納している。
【0031】この記憶保持された撮影パターンおよび輝
度情報を用いて、次のようにして3次元画像を得る。以
下の操作は、カメラ1,101とカメラ3,103の組
み合わせ、カメラ2,102とカメラ3,103の組み
合わせの双方に共通なので、ここではカメラ1,101
とカメラ3,103の組み合わせを例にとって説明す
る。
【0032】図1において、領域分割部128は、カメ
ラ3,103で撮影された撮影パターンの領域分割を行
う。そして、隣り合うスリットパターン間の強度差が閾
値以下である領域については投光器からの光が届いてな
い領域1として抽出し、スリットパターン間の強度差が
閾値以上である領域については領域2として抽出する。
再コード化部129は、抽出された領域2について、パ
ターン画像メモリ126に記憶された撮影パターンとフ
レームメモリ127に格納された投影パターンを用いて
再コード化を行う。
【0033】図4は、再コード化を行う際のフローチャ
ートである。まず、各スリットパターンをスリット幅毎
に縦方向に分割し(ステップ1001)、正方形のセル
を生成する。生成された各セルについて強度の平均値を
とり、平均値を各セルの強度とする(ステップ100
2)。画像の中心から順に、投影パターン及び撮影パタ
ーンの対応する各セル間の強度を比較し、対象物の反射
率、対象物までの距離などの要因によってパターンが変
化したためにセル間の強度が閾値以上異なるかどうかを
判断する(ステップ1003)。閾値以上異ならない場
合は、撮影されたすべてのセルについて再コード化を終
了する(ステップ1007)。
【0034】閾値以上異なる場合は、新たな強度のセル
かどうか判断する(ステップ1004)。そして、新た
な強度のセルのときは、新たなコードの生成、割り付け
を行う(ステップ1005)。また、新たな強度のセル
でないときは、他に出現している部位と識別可能とする
スリットパターンの並びを用いてコード化する(ステッ
プ1006)。これで、再コード化を終了する(ステッ
プ1007)。
【0035】図5はスリットパターンのコード化の例を
示すもので、同図(a)はスリットの並びによってコー
ド化された投影パターンであり、強度としてそれぞれ3
(強)、2(中)、1(弱)が割り当てられている。同
図(b)においては、左から3つめのセルで強度が変化
して新たなコードが出現したので、新たに0というコー
ドを割り当てている。同図(c)においては、左から3
つめ上から2つめのセルに既存のコードが出現している
ので、セルの並びから新たなコードとして、縦の並びを
[232]、横の並びを[131]という具合に再コー
ド化する。この再コード化は、対象の形状が変化に富む
部位には2次元パターンなどの複雑なパターンを投光
し、変化の少ない部位には簡単なパターンを投光してい
るのに等しい。この過程を繰り返し、全てのセルに対し
て一意なコードを割り付けることで再コード化を行う。
【0036】図6は、カメラ601〜603および投光
器604を用いて、壁605の前に配置された板606
にコード化されたパターンを投光する例を示す。ここで
コード化されたパターンは、図7に示すスリットパター
ンである。このとき、カメラ601、カメラ602で得
られる画像は、図8及び図9に示すように、それぞれ板
606の影となる領域801、901が生ずる。本例で
は、板606の表面には新たにコード化されたパターン
として、図10に示すようなスリットパターンが得られ
る。
【0037】次に図1に戻って説明する。カメラ1,1
01側のコード復号部130は、パターン画像メモリ1
22から投影パターンを抽出し、上述と同様にしてセル
に分割する。そして、先に再コード化部129で再コー
ド化されたコードを用いて各セルのコードを検出し、こ
の検出したコードに基づいて光源からのスリット角θを
算出する。図11は空間コード化における距離の算出方
法を示す図であり、各画素の属するセルのスリット角θ
とカメラ1で撮影された画像上のx座標とカメラパラメ
ータである焦点距離Fと基線長Lとから、次の式によっ
て距離Zを算出する。 Z=(F×L)/(x+F×tanθ)
【0038】この距離Zの算出は、カメラ2,102側
のコード復号部131においても、同様に行われる。ま
た、上述の領域1については次のようにして距離を算出
する。領域1では、投光されたパターンによるパターン
検出は行うことができないので、対応点探索部132に
おいて、カメラ1〜3の輝度値メモリ121、123、
125から読み出された輝度情報を用いて視差を検出
し、これに基づいて距離を算出する。領域1を除く領域
に対しては、前述の操作により距離が算出されているの
で、領域1の距離の最小値が得られ、また対応づけ可能
な画素も限定される。これらの制限を用いて、画素間の
対応づけを行い視差dを検出し、カメラパラメータであ
る画素サイズλを用いて、次の式によって距離Zを算出
する。 Z=(L×F)/(λ×d)
【0039】前述の手法でカメラ3,103とカメラ
1,101の組み合わせによって得られた距離情報で
は、図8に示す板の影となる領域801の距離情報が検
出できない。一方、カメラ3,103とカメラ2,10
2の組み合わせによって得られた距離情報では、図9に
示す板の影となる領域901の距離情報が検出できな
い。しかし、図8に示す板の影となる領域801の距離
情報が算出可能である。従って、図1の距離情報統合部
133において、カメラ3,103とカメラ1,101
の組で算出された距離情報およびカメラ3,103とカ
メラ2,102で算出された距離情報から、カメラ3の
画像(図12)のすべての画素に対する距離情報を取得
することが可能となる。以上の操作によって得られた距
離情報を、例えばカメラ3の輝度画像に対応づけて3次
元画像メモリに記憶することで3次元画像生成を行う。
【0040】なお、前述した例においては、カメラ3,
103と、カメラ1,101およびカメラ2,102の
二つの組を使用して、それぞれのカメラの組において影
となる部分を他方のカメラの組の画像で補い、死角のな
い距離画像を得るという実施例を提示したが、カメラと
被測定対象、例えばカラオケボックスにおける遊技者
(歌唱者)の距離がある程度離れていれば、遊技者によ
って影となる部分は、距離として算出されなくても遊技
者と背景を分離する作業には影響を及ぼさないため、カ
メラの組は一つであっても、人物の距離データの取得に
は十分である。複数のカメラの組を使用する構成に比べ
て、遊技者を切り出す精度は若干落ちるが、カメラの台
数、及び処理回路が低減できるためにコストダウンが可
能である。
【0041】背景画像から人物像のみを切り出す処理
は、距離データの解析を実行し、例えば背景画像に比較
して近距離にある距離データを持つ画像を人物画像とし
て特定する処理により実行可能となる。前述の再コード
化処理によって得られる距離データから、ある閾値以下
の距離を持つ画像領域のデータを人物画像として特定
し、その特定領域の対応する領域にある輝度画像を抽出
して、抽出した輝度画像と距離データにより人物のみの
3次元画像を生成することが可能となる。
【0042】輝度情報と距離情報を用いて特定の画像、
例えば遊技者(歌唱者)を切り出す手法について説明す
る。以下の実施例は、前述の距離撮像装置のカメラ3,
103とカメラ1,101(図1,2参照)の一つのカ
メラの組み合わせを使用した例として説明する。
【0043】図13は、遊技者Pを撮像したときの輝度
画像の一例を示す。なお、同図において、Paは人物画
像、Bは背景画像、Cは表示装置画像である。第1のカ
メラ3,103の輝度画像用CCDカメラで人物画像P
a、背景画像Bおよび表示装置画像Cを撮像することに
よって得た画像が輝度画像として輝度画像メモリ3,1
25に格納される。この輝度画像は、人物Pの表面から
第1のカメラ3,103の受光部に入る光の輝度を各画
素毎に分類したものである。
【0044】図14は、人物Paを撮像したときの距離
画像の一例を示す。第2のカメラ1,101の距離画像
用CCDカメラで背景および人物Paに投影された投影
パターン光の反射光を撮像することに基づく投影パター
ンの変形量から距離に応じた領域に分類し、分類された
領域毎の画素に距離コードを割り付けることにより距離
画像を形成する。この距離画像は、第2のカメラ1,1
01の受光部から対象物各点までの距離を各画素値と
し、2次元に配列したものである。同図においては人物
画像Paが紙面方向における最前に位置しており、その
後方に図13に示すCに対応する領域1404が位置
し、更にその後方に領域1401が位置し、更にその後
方に領域1402が位置し、最も後方に領域1403が
位置している。これらの距離データを画面上で表示する
距離画像表示方法として、例えば、輝度の大小で表現す
ることができ、紙面手前側の領域における輝度を大に
し、紙面奥方向に輝度が小になるように表現しても良
い。
【0045】図15は、距離画像に基づいて人物画像P
aとその他の背景部分1501を分離した画像を示し、
人物画像Paの部分の画素値を1(白)、その他の背景
部分1501の画素値を0(黒)として表示している。
距離画像を取得する際にノイズ等が重畳することによっ
て距離画像で1であるべき画素が0になることがある。
同図においては人物画像Paの部分にノイズによる画素
値0のドット1502が形成されている。
【0046】図16は、補間処理を行った距離画像を示
し、人物画像Paの部分においてノイズが重畳している
0の画素が周囲を1の画素で囲まれているとき、この0
の画素を1に変換する補間処理を行うことにより、人物
画像Paの部分に含まれるノイズ等による不良画素が補
間された2値画像データが形成される。
【0047】図17は、人物画像Paの部分画像を輝度
画像から抽出し、その他を画素値0の背景1701とし
て形成したデータを示す。このような処理によって、遊
技者である人物と、背景を分離して表示する構成、すな
わち、人物データのみの表示が可能となる。
【0048】以上の形態により、遊技者Pに投影された
投影パターン光を第1および第2のカメラ3,1で撮像す
ることによって得られる距離画像に基づいて輝度画像か
ら人物Pの画像領域を抽出するようにしたので、人物P
のみの画像を抽出することができる。また、遊技者を抽
出する際に特殊な設備や操作が不要であるので使い勝手
を向上させることができる。
【0049】(1−2)強度変調光を用いた3次元形状
測定手法 次に、強度変調光を用いた3次元形状測定手法について
説明する。本構成も、上述の再コード化法と同様、正確
な3次元画像を得るために必要となる距離データと、輝
度画像を同時に取得して、リアルタイムに3次元画像を
生成して表示することを可能とした手法である。さら
に、特定の距離にある画像、例えば背景と人物が混在し
た画像から人物画像のみを取り出して表示することを可
能とする手法である。
【0050】図18は、強度変調光を用いた3次元形状
測定を実現する三次元形状計測装置構成例を示す。この
装置1801は、変調信号を発生する変調信号発生器1
802と、変調信号発生器1802からの変調信号に基
づいて強度変調されたレーザ光からなる照明光1804
aを出射する半導体レーザ1803と、半導体レーザ1
803からの照明光1804aを対象物体1806に向
けて照射する投影レンズ1805と、対象物体1806
で反射した反射光1804bを光学フィルタ1808を
介して平面センサ1809上に結像させる結像レンズ1
807と、半導体レーザ1803からの照明光1804
aを透過させるとともに、反射させ、その反射させたレ
ーザ光を参照光1804cとして光学フィルタ1808
を介して平面センサ1809上に導くハーフミラー18
10と、対象物体1806と光学フィルタ1808との
間に配置された第1のシャッタ1811Aと、ハーフミ
ラー1810と光学フィルタ1808との間に配置され
た第2のシャッタ1811Bと、平面センサ9の出力信
号を濃淡情報として記憶する2次元の画像メモリ181
2と、画像メモリ1812に記憶された濃淡情報に基づ
いて対象物体1806の表面形状に関する距離データを
2次元的に算出する距離演算部1813と、この装置1
801の各部を制御するCPU1814とを有する。
【0051】第1および第2のシャッタ1811A,1
811Bとしては、例えば、偏光子と検光子の間に透明
電極を両端に設けた電気光学効果を有する単結晶板を配
置したものを用いることができる。なお、液晶,機械式
等を用いてもよい。また、本実施の形態では、電圧印加
(ON)によって入射光を透過するものを用いる。
【0052】図19は、平面センサ1809を構成する
1つの画素回路を示す。平面センサ1809は、振幅検
出モードと光量検出モードとを有し、2次元状に配列さ
れた複数の画素を備える。1つの画素は、フォトダイオ
ード1900と、第1のバイパス回路切り替え部190
1Aと、ハイパスフィルタ(HPF:High Pass Filter)
1902と、比較器1903a,ダイオード1903
b,コンデンサ1903cからなるピークホールド回路
1903と、電流変換回路1904と、第2のバイパス
回路切り替え部1901Bと、第1のバイパス回路切り
替え部1901Aと第2のバイパス回路切り替え部19
01Bとに接続され、HPF1902とピークホールド
回路1903をバイパスするバイパス配線1905と、
スイッチ1906と、電荷蓄積回路1907とを備え
る。
【0053】図20(a)〜(d)は、平面センサ18
09の動作を示す。第1および第2のバイパス回路切り
替え部1901A,1901BをA側に設定すると、同
図(a)に示すように、フォトダイオード1900から
信号Saが出力され、そのフォトダイオード1900の
出力信号Saは、HPF1902でDC成分V0がカッ
トされて同図(b)に示す高周波信号Sbとなり、ピー
クホールド回路1903に入力される。ピークホールド
回路1903により同図(c)に示すように振幅のピー
ク値が保持されたピーク値信号Scが出力される。この
ピーク値信号Scは非常に低電圧であり、検出が困難で
あるため、電流変換回路1904により電流に変換して
から電荷蓄積回路1907に一定時間蓄積している。電
荷蓄積回路1907の蓄積電圧Sdは、同図(d)に示
すように、直線的に増加し、レーザ光の変調周波数ω/
2πと比較して十分大きな時間T1の期間積分すると、
容易に検出可能な電圧値Vとなる。この電圧値Vは合成
光の振幅に比例することは明らかである。データ転送期
間T2に電圧値Vは距離演算部1813に転送される。
電荷蓄積回路1907からは、対象物体1806からの
強度変調光の振幅が検出され、対象物体1806までの
距離に対応した位相データを含んだ画像信号が得られ
る。放電期間T3で電荷蓄積回路1907はスイッチ1
906により接地され、蓄積された電荷は放出され、そ
の後再び蓄積が開始される。一方、第1および第2のバ
イパス回路切り替え部1901A,1901BをB側に
設定すると、フォトダイオード1900の出力信号Sa
は直接電荷蓄積回路1907に入力され、対象物体18
06からの定常光の平均輝度が検出され、対象物体6の
輝度データが得られる。これらの回路によりフォトダイ
オード1900の出力信号Saの高周波成分の振幅を電
圧の形で検出することが可能となる。
【0054】次に、本装置1801の動作を図21およ
び図22をも参照し、図23のフローチャートに従って
説明する。図21(a),(b)は、反射光1804b
の位相遅れにより合成光の振幅が変化することを計算機
シミュレーションにより表した図である。図22(a)
は、照明光1804a、参照光1804cおよび外光1
804dによる撮像状態を示し、図22(b)は、照明
光1804aおよび外光1804dによる撮像状態を示
し、図22(c)は、参照光1804cのみによる撮像
状態を示す。
【0055】(1)照明光1804a、参照光1804
cおよび外光1804dによる撮像 ここでは、図22(a)に示すように、強度変調された
照明光1804a、参照光1804c、および外光18
04dを用いた照明条件で対象物体1806を撮像する
(図23、S2301)。すなわち、CPU1814
は、変調信号発生器1802への制御信号により、半導
体レーザ1803から強度変調された照明光1804a
を発生させる。また、CPU1814は、第1および第
2のシャッタ1811A,1811Bへの制御信号によ
り、両シャッタ1811A,1811Bを開状態にし、
対象物体1806からの反射光1804b、および参照
光1804cを全て透過させる。すなわち、半導体レー
ザ1803からの照明光1804aは、投影レンズ18
05を介してハーフミラー1810に入射する。ハーフ
ミラー1810に入射した照明光1804aは、透過す
る光と反射する光に2分される。ハーフミラー1810
を透過した照明光1804aは、対象物体1806に照
射され、対象物体1806で反射した反射光1804b
は、結像レンズ1807、および第1のシャッタ181
1Aを通り、光学フィルタ1808を介して平面センサ
1809上に結像される。ハーフミラー1810で反射
した参照光1804cは、第2のシャッタ1811Bお
よび光学フィルタ1808を介して平面センサ1809
に入射する。従って、平面センサ1809には、反射光
1804bと参照光1804cとの合成光が入射する。
また、CPU1814は、平面センサ1809への制御
信号により、平面センサ1809の光検出モードを強度
変調光の振幅を検出する振幅検出モードに設定する。こ
の状態で撮像することにより、後述する式(6)で表さ
れるような反射光1804bと参照光1804cとの合
成光の振幅情報が濃淡情報(画像データAn)として画
像メモリ1812に記憶される。
【0056】(2)照明光1804aおよび外光180
4dによる撮像 ここでは、図22(b)に示すように、強度変調された
照明光1804aを照射し、参照光1804cを遮光
し、外光1804dが照射された状態で対象物体180
6を撮像する(図23、S2302)。すなわち、CP
U1814は、変調信号発生器1802への制御信号に
より半導体レーザ1803から強度変調された照明光1
804aを発生させる。また、CPU1814は、第1
および第2のシャッタ1811A,1811Bへの制御
信号により、第1のシャッタ1811Aを開状態にし、
第2のシャッタ1811Bを閉状態にして、対象物体1
806からの反射光1804bを透過させ、参照光18
04cを遮光し、また、平面センサ1809への制御信
号により、平面センサ1809の光検出モードを強度変
調光の振幅を検出する振幅検出モードに設定する。この
状態で撮像することにより、後述する式(7)で表され
るような反射光1804bの振幅情報が濃淡情報(画像
データBn)として2次元的に画像メモリ1812に記
録される。
【0057】(3)参照光1804cのみによる撮像 次に、CPU1814は、半導体レーザモニタ出力線1
814aを監視し(S2303)、レーザ出力の変動が
設定された閾値より大きい場合は、以下の撮像を行う
(S2304)。レーザ出力の変動が設定された閾値よ
り小さい場合は、撮像を終了する。但し、本装置180
1の起動時に1回だけ以下の撮像を行って得られた濃淡
情報(画像データCn)を画像メモリ1812に格納し
ておき、後述する距離データの算出に用いる。ここで
は、図22(c)に示すように、対象物体1806から
の反射光1804bを遮光し、参照光1804cのみを
撮像する。すなわち、CPU1814は、変調信号発生
器1802への制御信号により、半導体レーザ1803
から強度変調された照明光1804aを発生させる。ま
た、CPU1814は、第1および第2のシャッタ18
11A,1811Bへの制御信号により、第1のシャッ
タ1811Aを閉状態にし、第2のシャッタ1811B
を開状態にして、対象物体1806からの反射光180
4bを遮光し、参照光1804cを透過させる。また、
平面センサ1809への制御信号により、平面センサ1
809の光検出モードを強度変調光の振幅を検出する振
幅検出モードに設定する。この状態で撮像することによ
り、後述する式(8) で表されるような参照光1804
cによる振幅情報が濃淡情報(画像データCn)として
2次元的に画像メモリ1812に記録される。
【0058】(4)距離データを2次元的に算出 距離演算部1813では、このように撮像された2〜3
枚の画像データAn,Bn,Cnを基に後述する式(1
2)により距離データを2次元的に算出する(S230
5)。
【0059】以下、この算出ついて詳細に説明する。変
調の角周波数をω、振幅を2Eとすると、半導体レーザ
1803から放射される強度変調光からなる照明光18
04aは、次のように表される。 I0=E(sinωt+1)…(1)
【0060】対象物体1806までの距離が0〜2.5
mとすると、必要とされる変調周波数は30MHzとな
る。ハーフミラー1810の光透過率をa、対象物体1
806上のある点での反射係数をCn とすると、その点
が平面センサ1809上に結像された地点nに入射する
反射光1804bの強度は、外光1804dの強度をe
とすると、次の式(2)のように表される。 In=d1Cn・aE{sin(ωt+φn)+1}+e…(2)
【0061】ここで、d1は本装置1の光学系(投影系
および結像系)で決まる定数、φnは平面センサ180
9上に入射する光の光源からの飛行距離に起因する位相
遅れである。(半導体レーザ1803〜対象物体180
6)+(対象物体1806〜平面センサ1809)間の
距離をLとすると、 φn=ωL/C ただし、Cは光速
【0062】一方、ハーフミラー1810の反射率をb
とし、半導体レーザ1803から平面センサ1809ま
での光路長、および平面センサ1809の大きさが変調
波の波長と比較して十分に小さいとすると、平面センサ
1809上での参照光1804cの強度は一様となり、
平面センサ1809上の地点nでは、次の式(3)のよ
うに表される。 Rn=d2bE(sinωt+1)…(3)ここで、d2
は本装置1801の光学系(結像系)で決まる定数であ
る。
【0063】平面センサ1809上の地点nでの光の強
度Pnは、反射光1804bと参照光1804cの合成
光となり、式(2)と式(3)の加算により次の式
(4)のように表される。
【0064】
【数1】 ただし、
【0065】
【数2】
【0066】図21(a)では、対象物体1806まで
の距離が比較的小さい場合、つまり位相遅れが小さい場
合(π/4遅れ)であり、合成光の振幅は大きくなる。
図19(b)では、対象物体1806までの距離が比較
的大きい場合、つまり位相遅れが大きい場合(7π/8
遅れ)であり、合成光の振幅は小さくなる。合成光は、
上記式(4)で表されるように、DC成分 (d1Cna+d2b)E+e および、高周波成分
【0067】
【数3】
【0068】の和となる。振幅項の中に現れるd1・Cn
・aEおよびd2・bEは、強度変調しないした光を照
射したときの反射光(物体1806の表面反射率を含
む)1804bおよび参照光1804cの振幅成分であ
るので、予め次のように測定しておくことが可能であ
る。
【0069】図22(a)の撮像状態のとき、平面セン
サ1809に入射する強度変調光の振幅を2Anとする
と、Anは次の式(6)のように表される。
【0070】
【数4】
【0071】図22(b)の撮像状態のとき、平面セン
サ1809に入射する光の強度は次のように表される。
強度変調光の振幅を2Bnとすると、Bnは次のように表
わされる。 Bn=d1CnaE …(7)
【0072】図22(c)の撮像状態のとき、平面セン
サ1809に入射する光の強度は次のように表される。 Cn=d2bE …(8)
【0073】式(6),(7),(8)より、合成波の
振幅は、次の式(9)のように表される。
【0074】
【数5】
【0075】光源である半導体レーザ3と対象物体6と
の距離、および対象物体6と平面センサ9との間の距離
をL、光速をCとすると、位相遅れφnは、次の式(1
1)ように表される。 φn=ωL/C…(11)
【0076】上記式(9),(11)より距離Lは、先
に述べた3種類の画像データAn,Bn,Cnにより次
のように表される。
【0077】
【数6】
【0078】従って、対象物体1806までの距離を算
出するには、3種類の画像データAn,Bn,Cnを検
出すればよいことになる。式(12)には対象物体18
06の反射係数Cn、光学系に起因する定数d1,d2、
および外光強度eが含まれないので、どのような反射率
分布を持った物体をどのような外光4d下で撮像しても
距離情報を取得することができる。
【0079】以上が、強度変調光を用いた3次元形状測
定手法である。上述の手法によって得られる輝度情報と
距離情報を用いて特定の画像、例えば遊技者(歌唱者)
を切り出す手法については、前述の(1−1)再コード
化による3次元形状測定手法の後半部分における説明、
すなわち、図13〜図17を用いた説明と同様の手法が
適用できる。この強度変調光を用いた3次元形状測定処
理によっても、遊技者である人物と、背景を分離して表
示する構成、すなわち、人物データのみの表示が可能と
なる。
【0080】(1−3)反射光強度計測による画像切り
出し方法 次に、反射光強度計測による画像切り出し方法について
説明する。本方法の構成を適用した画像読取装置は、撮
像対象物の透過光や反射光に対して、異なる感度波長領
域での出力データが得られるように構成するもので、異
なる感度波長領域での各出力データを得て各出力データ
を画素毎に対応させることにより、切り出し等の画像処
理を容易に行うものである。異なる感度波長領域とは、
可視光領域と赤外線領域、可視光領域と紫外線領域、可
視光領域とX線領域等、撮像対象物に適したものを選択
する。例えば、自然風景及びこれを背景とした人物を撮
像対象とする場合には、可視光領域と赤外線領域に対応
する各出力データを得ることが適している。すなわち、
撮像対象物を人物、動物、植物、建造物、自然風景
(山:樹木等を除く、川、海、空)等とし、例えば、自
然風景を背景とする人物を撮像対象とした場合、可視光
領域での反射光から輝度画像(可視光線イメージ)を検
出する画像読取装置では、切り出そうとする人物像と背
景像とが同色の場合、人物像のエッジが検出できないと
いう場合がある。これは、可視光領域の反射スペクトル
が人物像と背景像とで類似していることに他ならない。
したがって、このような撮像対象物の画像を読み取る場
合、可視光以外のスペクトル帯域、例えば赤外域の反射
スペクトルを何等かのセンシングデバイスで画像データ
(赤外線イメージ)として検出すれば、人物と自然風景
での反射強度が異なるため、可視光線イメージでは区別
できない部分についても赤外線イメージでは分離するこ
とが可能になる。
【0081】さらに、人物や動物、植物などの生命体
は、建造物や自然風景などの無機物とは違い自ら温度を
発するため、これらの温度を例えば中から遠赤外領域に
感度があるセンシングデバイス(赤外線イメージセン
サ)により検出すれば、物体からの輻射熱の差により両
者の違いをさらに明確に分離することが可能となる。こ
の場合に使用されるセンシングデバイスとしての赤外線
イメージセンサは、赤外線の波長領域である略780n
m〜1mmにおいて感度を有するものであれば何でもよ
いが、特に非接触なものが適している。
【0082】具体的には、CCD等の撮像素子で可視光
領域から近赤外領域まで感度を持たせたものや、内部光
電効果型検出器や各種熱効果型検出器を使用する。内部
光電効果型検出器は、液体窒素や液体ヘリウム温度に保
った冷却型が主流を占め、高感度かつ時間応答性に優れ
ており、40〜50μm以下の波長域で広く実用化され
ている。各種熱効果型検出器は、波長200μm以上の
遠赤外からミリ波の帯域に感度を有するものであり、ボ
ロメータ(C、Ge、Si)や自由電子光電セル(n型
インジウムアンチモン)、ジョセフソン検出器等があ
る。
【0083】これら赤外線イメージセンサから得られた
赤外線イメージと、可視光領域において固体撮像素子で
あるCCDや真空管を用いた撮像管などの撮像素子で得
られた輝度画像(可視光線イメージ)とを画素毎に対応
させるようにすれば、撮像素子で得られた二次元の画像
中で、背景となる建造物や自然風景などから手前側にあ
る人物や動物あるいは植物などを切り出すことは、可視
光線イメージに対応した赤外線イメージを用いた画像処
理により容易に行うことができる。
【0084】また、固体撮像素子を利用した赤外線イメ
ージセンサから得られる赤外線イメージは、可視光線領
域に感度がある通常の固体撮像素子から得られる可視光
線イメージと同様に簡単に得られるので、データ取得の
際の時間の制約やシステムの大型化からくるコストアッ
プ等の問題も生じない。
【0085】赤外線イメージセンサから得られる赤外線
イメージは、測定対象に温度差があればデータとして区
別できるので、同質の物体の一方が加熱あるいは冷却さ
れた場合においてもその違いの検出が可能である。
【0086】さらに個体認証の分野において人物認識す
る際に、二次元の画像情報(輝度情報)のみで識別する
際の認識率の低下を防止することにも有効である。すな
わち、赤外線イメージセンサを使用すれば、人物像の顔
等からの赤外線イメージが取得できるため、赤外線イメ
ージからの人物の特徴抽出も可能となり、可視光線イメ
ージからの特徴化と併用することにより、認識率の向上
に貢献できる。また、外見を似せたマスク(お面)等で
人物認識に誤認識が発生する場合でも、赤外線イメージ
センサを使用することにより、赤外線イメージでの顔部
分における比較が可能であるため、マスク使用の有無を
判断でき誤認識を防止できる。
【0087】反射光強度計測による画像切り出し方法を
適用した画像読取装置について、図面を参照しながら説
明する。図24は、画像読取装置のブロック結線図及び
この画像読取装置により読み取られる測定対象(撮像対
象物)を示す説明図である。測定対象物には、一般的な
対象として手前側に人物や動物、樹木などの植物、これ
らの背景として建造物及び山を想定している。画像読取
装置は、撮像対象物からの自然光による反射光をその強
度に応じた複数画素の出力データとして検出する可視光
線イメージセンサ2401と、撮像対象物からの自然光
による反射光をその強度に応じた複数画素の出力データ
として検出する赤外線イメージセンサ2402と、可視
光線イメージセンサ2401及び赤外線イメージセンサ
2402より得られた各出力データを画素毎に相互に対
応させる画像処理装置(出力データ対応手段)2403
と、前記画像読取装置で得た画像情報を外部に出力する
外部出力装置2404と、から構成されている。
【0088】可視光線イメージセンサ2401は、可視
光線に対して感度波長領域を有する撮像装置であり、例
えば、固体撮像素子である二次元のCCDを用いる。モ
ノクロのCCDでは、測定対象からの可視光線の反射光
量に応じて、対象物を濃淡画像として現すことができ、
一画素ごとの輝度値としてのデータを可視光線イメージ
(出力データ)として得ることができる。また、カラー
読み取り対応のCCDを用いてもよく、その場合はRG
Bの3色のフィルターを用いて可視光線領域を3分割
し、RGBの色調ごとの輝度画像(可視光線イメージ)
を得る。
【0089】赤外線イメージセンサ2402は、赤外線
領域に感度波長領域を有する撮像装置であり、例えば、
CCDと同様な固体撮像素子を用いている。使用したC
CDは、分光感度が320nm〜1100nmである
が、可視光線領域である780nm未満の領域をフィル
タにより遮断し、780nm以上の赤外線領域のみに感
度を持たせたものである。この赤外線イメージセンサ
(固体撮像素子)によれば、CCDと同様に一画素ごと
に赤外線イメージ(出力データ)が高速に得られ、また
小型化も可能である。また、対象物を室内で撮像する場
合は、赤外線を発する光源を用いればさらに効果的に赤
外線イメージを取得できる。
【0090】画像処理装置(出力データ対応手段)24
03は、可視光線イメージセンサ2401で取り込んで
可視光線イメージと、赤外線イメージセンサ2402で
取り込んで赤外線イメージとをそれぞれ一時的にデータ
バッファ(図示せず)で格納した後、各出力データ(イ
メージデータ)を一画素毎に相互に対応させて新たな画
像データとして記憶するものである。画像処理装置24
03により一画素単位で対応づけられた可視光線イメー
ジと赤外線イメージとから成る画像データは、外部出力
装置2404からコンピュータ等の外部装置へ出力さ
れ、この画像データにより切り出し処理等の画像処理が
行われる。
【0091】画像処理装置2403において画素毎の対
応付けを行うに際しては、あらかじめ既知の大きさと輝
度値を持ちかつ既知の赤外線反射スペクトル特性や温度
分布を持つ基準物体について、可視光線イメージセンサ
2401及び赤外線イメージセンサ2402にて撮像を
行うことにより、どの画素同士が対応しているのかの校
正をとっておく必要がある。あるいは、別の方法として
は、固体撮像素子の画素数や配置が同じ可視光線イメー
ジセンサ及び赤外線イメージセンサを使用し、かつ、両
者の光軸を一致させて光路長及び画角を一致する光学系
(図示せず)を介在させ、可視光線イメージセンサ及び
赤外線イメージセンサで読み取る撮像対象物の位置がセ
ンサの画像上で同一位置となるように設定すれば、前記
したような校正をとる必要はない。
【0092】上記画像読取装置によれば、可視光線イメ
ージセンサ2401で得られた可視光線イメージ251
0は図25(a)に示すようになり、赤外線イメージセ
ンサ2402で得られた赤外線イメージ2520は図2
5(b)に示すようになる。図25(a)の可視光線イ
メージ2510は、背景画像から人物画像(切り出し対
象物)を切り出そうとする場合、右端の人物像2511
と背景の建造物2512の輝度画像が類似し、対象物の
エッジが検出できない場合を示している。すなわち、可
視光線イメージ2510では、右端の人物像2511の
頭部と背景の建造物2512との輝度値がほぼ同じ値で
あり、両者を分離できない。
【0093】一方、赤外線イメージ2520では、人物
および動物、植物は、無機物の建造物に対して反射スペ
クトル強度が違い、また高い温度を保有しているため、
図25(b)に示すような像を得ることができる。これ
によれば、可視光線イメージ2510では背景との境が
明確でなかった右端の人物像2521についても、形状
の認識が可能となり、エッジを容易に検出することがで
きる。
【0094】上記構造の画像読取装置によれば、外部出
力装置2404で出力された画像データは、可視光線イ
メージと赤外線イメージとの両方を保有しているため、
上述したような可視光線データでは背景画像と区別が困
難な人物や動物、植物の画像について、これを分離して
切り出し処理を行いたい場合、赤外線イメージでのデー
タを使用して前記人物画像等のエッジを抽出することに
より、背景画像から容易に切り出し処理を行うことが可
能となる。また、可視光線イメージセンサ2401と赤
外線イメージセンサ2402で画像を取り込むだけで、
可視光線イメージと赤外線イメージから成り画素毎に対
応付けられた画像データを得ることができるので、リア
ルタイム処理で背景画像から対象画像を容易に分離する
ことが可能となる。
【0095】図26は、本発明に係る画像読取装置の実
施の形態の他の例を示すブロック結線図である。図24
と同様の構成をとる部分については同一符号を付して詳
細な説明を省略する。この画像読取装置では、可視光線
イメージセンサ及び赤外線イメージセンサの代りに一つ
の撮像装置2405(光検出手段)を設け、この撮像装
置2405の測定対象物からの反射光入射側に光学フィ
ルタ変換部2406を設けている。
【0096】撮像装置2405にはCCDを用いてい
る。CCDの分光感度は、先に述べたように320nm
〜1100nmであるため、可視光線領域と赤外線領域
をカバーできる。そこで、撮像装置5の測定対象側方向
手前(反射光入射側)に光学フィルタ変換部2406を
配置している。光学フィルタ変換部6は、赤外線領域を
遮断するフィルタ(赤外線フィルタ)と可視光線領域を
遮断するフィルタ(可視光線フィルタ)とが備えられ、
所定のタイミングでフィルタが切り替わるように駆動さ
れる。
【0097】この画像読取装置によれば、光学フィルタ
変換部2406の動作により、一つの撮像装置2405
で可視光線イメージと赤外線イメージを得ることができ
小型化が可能になる。また、撮像装置2405で得られ
る可視光線イメージ及び赤外線イメージは、光軸を共通
として撮像対象物の同じ位置を読み取っているので、画
素毎の対応付けを行った読み取りを常に行うことがで
き、先の例で行ったような校正は必要なくなる。また、
光軸の合わせ込み等の光学系の調整や光を分岐させる装
置も不要となるので、更なる小型化を図ることができ
る。
【0098】この画像読取装置では、画像を得る手順と
して、例えば赤外線フィルタを選択して撮像装置240
5において可視光線領域の可視光線イメージを得、次に
可視光線フィルタを選択して赤外線イメージを得た後、
画像処理装置2403により両者を一画素単位で対応づ
け、可視光線イメージと赤外線イメージを合わせ持った
画像データとして記憶し、外部出力装置2404に出力
する。当然ながら、先に可視光線フィルタを選択して赤
外線イメージを得て、その後に、可視光線イメージを得
るように撮像装置2405を動作させてもよい。赤外線
フィルタと可視光線フィルタの切り替えのタイミング
は、全画素取り込みを終了した後に切り替えてもよい
し、一フレームごとに切り替えてもよい。
【0099】上記各例では、赤外線イメージセンサとし
てCCDを用いたが、代りに赤外線感光フィルムを用い
てもよい。この場合、通常のアナログカメラを用い、可
視光線をカットするフィルタあるいは可視光の青領域の
みをカットするフィルタを装着して撮像を行う。また、
フィルム上の赤外線イメージは、CD−ROMに落とす
ことでデジタル化できる。これらのデジタル画像を用い
て、可視光線イメージ及び赤外線イメージの統合を行
う。
【0100】上述した画像読取装置は、撮像対象物の反
射光(検出光)に対して、異なる感度波長領域で各出力
データが得られるように構成したが、一方又は両方の検
出光を撮像対象物の透過光とし、透過光に対して感度波
長領域を有する光検出装置を使用するものであってもよ
い。例えば、検出光を可視光(赤外線)の反射光と、X
線の透過光とし、可視領域(赤外線領域)とX線領域に
それぞれ感度波長領域を有する光検出装置を使用して得
られた各出力データを画素毎に対応させることにより、
可視光線(赤外線)イメージを使用することによりX線
で得られた画像データの認識誤差を少なくし、撮像対象
物の画像解析をより確実なものとすることができる。
【0101】本構成によれば、撮像対象物の透過光や反
射光に対して、異なる感度波長領域での出力データを取
り込むことにより、これらの出力データを画素毎に対応
させた画像を得ることができるので、データ取得の際の
時間の制約やシステムの大型化から生じるコストアップ
等の問題を生じさせることなく、リアルタイム処理で切
り出し等の画像処理を容易に行うことができる。すなわ
ち、可視光線領域と赤外線領域において感度を有する光
検出装置を設け、これらの出力データを対応させた画像
データを得ることにより、赤外線イメージを基に対応す
る可視光線イメージの輝度画像を抽出することにより、
所望の対象の輝度画像を容易に背景画像から切り出し処
理することが可能となる。
【0102】従って、前述の(1−1)再コード化によ
る3次元形状測定手法、(1−2)強度変調光を用いた
3次元形状測定手法に、本構成の(1−3)反射光強度
計測による画像切り出し方法を組み合わせて使用するこ
とにより、特定画像、例えば人物のみを取り出して、そ
の取り出した人物についての3次元画像を生成すること
が可能となる。
【0103】(2)画像表示処理手段 次に、上述の(1)3次元形状計測および画像切り出し
構成によって得られる画像データの表示手段の構成例に
ついて説明する。
【0104】図27に示されるように、画像表示処理手
段は第1の画像源、第2の画像源を有する。第1の画像
源であるCRT1は、第1の画像1aを発生する装置で
ある。第2の画像源であるCRT20は、第1の画像源
であるCRT1に対向して配置され、第2の画像を発生
する装置である。図29は、図27の構成の原理を説明
する図である。
【0105】凹面鏡2は、第1の画像源であるCRT1
および第2の画像源であるCRT20の対向軸30に直
交する中心軸31を有し、凹面の反射面2aを有する。
ビームスプリッタ4は、中心軸31に対して、ほぼ45
度傾斜して、かつ、第1の画像源であるCRT1および
第2の画像源であるCRT20に挟まれて配置され、入
射された光線を2つに分ける装置である。
【0106】直線偏光板5は、中心軸31に対して直交
して、かつ、ビームスプリッタ5および観察者32の眼
との間に配置され、入射された光線を偏光させる装置で
ある。1/4波長板3は、中心軸31に対して直交し
て、かつ、凹面鏡2およびビームスプリッタ4との間に
配置され、入射された光線の振動方向に位相差を生じさ
せる装置である。
【0107】ここで、図28に示されるように、CRT
1の画像1aからの光線(100%)は、ビームスプリ
ッタ4により、光線7(50%)として1/4波長板3
の方に反射される。光線7の残りの50%は、ビームス
プリッタ4を通過する。反射した偏光しない光線7は、
1/4波長板3を通過し、光線8(50%)となる。こ
こで、光線7は偏光していないため、1/4波長板3
は、光線7に振動方向に位相差を発生させて、回転させ
ることはない。光線8は、凹面鏡2により光線9(4
2.5%)として反射され、一点に集中し始める。偏光
しない光線9は、1/4波長板3を通過し、光線10
(42.5%)となる。次に、光線10(42.5%)
は、ビームスプリッタ4を、半分の21.25%が通過
し、光線11となる。偏光しない光線11は、直線偏光
板5を通過し、元の画像1aの約10.6%となり偏光
した光線12(10.625%)となる。光線12は、
焦点の一点に集中し、像6(10.62%)が外部空間
に形成され、観察者32は、像6を立体的に見る。
【0108】ここで、第1の画像源及び前記第2の画像
源は、CRT1,CRT20のみならず、図示されない
液晶表示装置、プラズマディスプレイ装置、装飾ライ
ト、その他一切のディスプレイ装置を含み、あるいは、
実物の場合も有る。さらに、直線偏光板5の表面には、
光線の反射を減少するコーティングが施され、あるい
は、光線の反射を減少するフィルムが貼られることが好
適である。さらに、1/4波長板3の表面には、光線の
反射を減少するコーティングが施され、あるいは、前記
光線の反射を減少するフィルムが貼られることが好適で
ある。
【0109】また、図30に示される本発明の他の実施
の形態のように、1/4波長板3は、凹面鏡2の反射面
2aに貼られる場合も有る。
【0110】また、図31に示される本発明の他の実施
の形態のように、第1の画像源と、第2の画像源とを直
交した位置に配置する構成としてもよい。
【0111】すなわち、図31に示す構成は、第1の画
像源1が、凹面鏡2に対向して、凹面鏡2の焦点距離の
2倍の距離あるいは2倍の距離の近傍に配置され、ビー
ムスプリッタ4が、凹面鏡2と第1の画像源1との対向
軸31に対して、ほぼ45度傾斜して、凹面鏡2と第1
の画像源1との間に配置され、第2の画像源20は、ビ
ームスプリッタ4を介して観察者32に対向して、対向
軸31の垂直方向に配置された構成を有する。本構成に
おいて、第1の画像源1から発生する第1の画像は、ビ
ームスプリッタ4を通過して凹面鏡2においてビームス
プリッタに4向かって反射し、さらに、ビームスプリッ
タ4により観察者32に向かって反射して空中に浮かん
だ立体画像として表示され、第2の画像源20から発生
する第2の画像は観察者32に向かってビームスプリッ
タ4を通過し、平面画像として表示される。
【0112】上記各種構成を持つ画像表示装置により、
撮影された遊技者のみの画像を第1の画像源であるCR
Tなどに表示することによって、観察者32が遊技者が
空中に浮いて歌っているように見ることができる。
【0113】前述の(1)3次元形状計測および画像切
り出し構成によって得られる画像データと、(2)画像
表示処理手段で説明した図27、あるいは図30に示す
画像表示手段構成を併せて構成したカラオケシステムの
構成を図32に示す。
【0114】図32において、遊戯者3100の画像を
撮影し、画像切り出しを実行するのが前述の(1)3次
元形状計測および画像切り出し構成において説明した遊
戯者画像抽出処理手段3101であり、遊戯者画像抽出
処理手段3101の出力する遊戯者画像を第1画像源と
し、様々な背景画像のデータベースである背景画像アー
カイブ3103から画像を指定する画像指定手段310
5によって選択された画像を出力する背景画像出力手段
3104から出力される画像を第2画像源に供給する
【0115】第1画像源と、第2画像源とから合成画像を
生成して表示する構成は、前述の(2)画像表示処理手
段で説明した図27、あるいは図30と同様の画像表示
手段3102である。例えば従来のカラオケシステムを
併せて適用する場合は、通常のカラオケで使っている画
像を図32の背景画像出力手段から第2の画像源に出力
し、撮影された遊技者のみの画像を第1の画像源から出
力する。このように構成することにより、通常のカラオ
ケで使っている画像の前面に遊技者が空中に浮いて歌っ
ている立体表示を行なうことができる。仮に立体表示を
使用しない場合は、第1の画像源を表示しなければ従来
通りのカラオケシステムを利用できる。ユーザが人物を
表示したいときのみ第1の画像源に切り出した人物像を
表示すればよい。
【0116】従来のカラオケシステムの表示画像をデジ
タル画像にして、カラオケの歌詞画像データと背景映像
データを分離可能とした場合は、背景映像データを第2
の画像源から表示し、カラオケの歌詞を第2の画像源か
ら出力することを停止し、第1の画像源から表示する構
成とする。このように構成することにより、カラオケの
歌詞画像のみが背景画像から浮き出たように表示するこ
とが可能となる。図33に、歌詞画像のみを取り出して
第1画像源に出力する構成を示す。図32の構成との差
異はデータ選択手段3106を有する点である。データ
選択手段3106は、歌詞画像データのみを分離し、画
像表示手段3102の第1画像源に出力している点であ
る。図33の構成では、カラオケの歌詞画像のみなら
ず、撮影した遊戯者の画像を併せて第1の画像源から表
示して、歌詞画像と遊戯者画像が背景映像から浮き出た
画像として表示する構成である。第1の画像からの出力
画像は、遊戯者のみ、歌詞のみ、遊戯者と歌詞の両画像
データ等、出力データに関する切り換えスイッチ構成を
設置することにより、ユーザの好みによって選択可能と
することができる。
【0117】また、第2の画像からの出力画像として
は、例えばコンサート会場の映像を表示することによ
り、第1の画像現から出力される歌っている人間の画像
が、第2の画像源から表示されるコンサート会場で歌っ
ているような表示が可能になる。また、夏をイメージし
た曲の場合は、南の島のイメージを第2の画像源からの
出力画像として用い、また、スキーなどをテーマにした
曲の場合は、スキー場のイメージなどを第2の画像源か
らの出力画像として選ぶことによって、イメージに応じ
た画像表示が可能になり、歌っている人間が、より気分
を高揚することが可能になると考えられる。
【0118】図34に画像イメージの例を示す。(a)
は、第1の画像として遊戯者画像を用い、第2の画像とな
る背景画像として砂浜のイメージを併せて構成したもの
である。遊戯者(歌唱者)の画像は砂浜を背景として浮
き出したように観察することが可能となる。(b)は、
第1の画像として遊戯者画像を用い、第2の画像となる背
景画像として劇場のランドスケープイメージを併せて構
成したものである。遊戯者(歌唱者)の画像は劇場を背
景として浮き出したように観察することが可能となる。
【0119】(c)は、第1の画像として遊戯者画像と
歌詞画像を用い、第2の画像となる背景画像として砂浜
のイメージを併せて構成したものである。遊戯者(歌唱
者)の画像と歌詞画像が砂浜を背景として浮き出したよ
うに観察することが可能となる。(d)は、第1の画像
として遊戯者画像と歌詞画像を用い、第2の画像となる
背景画像として劇場のランドスケープイメージを併せて
構成したものである。遊戯者(歌唱者)の画像と歌詞画
像が劇場を背景として浮き出したように観察することが
可能となる。
【0120】図35にカラオケスタジオに本発明のシス
テムを導入したイメージ図を示す。遊戯者3401の画
像は、カメラ3402によって撮像され、前述した
(1)3次元形状計測および画像切り出し構成に基づい
て、遊戯者の画像のみが切り出して前述した画像表示処
理手段の第1画像として供給する。また、カラオケ用の
画像から歌詞画像データのみを取り出して第1画像源に
供給する。背景画像は第2画像として供給する。この構
成により、遊戯者画像3403と、歌詞画像3404が
背景画像に対して浮き出した表示を行なうことが可能と
なる。
【0121】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0122】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカラオケ用
立体画像表示装置およびカラオケ用立体画像表示方法に
よれば、投影したパターンを同じ光軸で撮影したパター
ンを用いて再コード化する再コード化法、あるいは強度
変調光を用いた3次元形状計測装置によって被写体とし
ての例えば遊戯者(歌唱者)を含む画像の3次元データ
を取得するとともに、距離データに基づく特定領域画
像、すなわち歌唱者である人物画像の取り出し、あるい
は赤外データによる人物画像の取り出しを実行して、遊
戯者(歌唱者)のみの3次元画像を表示手段により表示
することにより、遊戯者(歌唱者)が空中に浮遊したよ
うな立体画像を表示することが可能となる。すなわち、
遊技者が歌っている姿をリアルタイムに取り込み、なお
かつ遊技者とその背景を自動的に分離し、遊技者を立体
画像として表示が可能になり、また、その遊技者が実際
に歌っているカラオケボックスやカラオケバーの様な場
所ではなくコンサート会場や屋外の曲のイメージや個人
の嗜好にあったイメージの場所を背景とする事によって
臨場感あふれる魅力あるカラオケ用立体画像表示装置が
実現される。また、遊技者がその映像を見ることによっ
て歌を歌う際の感情移入が容易になり、魅力あふれるカ
ラオケシステムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
カメラ構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
撮像構成を説明する図である。
【図4】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
処理フローを示す図である。
【図5】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
投影パターンのコード化の例を示す図である。
【図6】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
撮影構成例を示す図である。
【図7】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
投影パターン例を示す図である。
【図8】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
カメラ1で撮影されるスリットパターンの例を示す図で
ある。
【図9】本発明のカラオケ用立体画像表示装置において
使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置の
カメラ2で撮影されるスリットパターンの例を示す図で
ある。
【図10】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置
において新たにコード化されたスリットパターンの例を
示す図である。
【図11】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置
の空間コード化法による距離算出法を示す図である。
【図12】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な再コード化法を用いた3次元形状計測装置
のカメラ3で撮影されるスリットパターンの例を示す図
である。
【図13】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像切り出し手法における輝度画像の例を
示す図である。
【図14】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像切り出し手法における距離画像の例を
示す図である。
【図15】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像切り出し手法を適用した人物と背景の
分離画像の例を示す図である。
【図16】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像切り出し手法を適用した人物と背景の
分離画像の補間処理画像例を示す図である。
【図17】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像切り出し手法を適用した人物の抽出画
像例を示す図である。
【図18】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な強度変調光を用いた3次元形状計測装置の
構成を示す図である。
【図19】図18に示す平面センサを構成する画素回路
を示すブロック図である。
【図20】(a)〜(d)は図18に示す平面センサの
動作を説明するための波形図である。
【図21】(a),(b)は、反射光の位相遅れにより
合成光の振幅が変化することを計算機シミュレーション
により表した図である。
【図22】(a),(b),(c)は図18の形態に係
る3次元形状計測装置の動作を説明するための図であ
る。
【図23】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て図18の実施例に係る3次元形状計測装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図24】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な反射光強度計測による画像切り出しを実行
する画像読み取り装置(例1)のブロック図である。
【図25】図24で示す画像読み取り装置で得られる可
視光イメージと、赤外線イメージとを示す図である。
【図26】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な反射光強度計測による画像切り出しを実行
する画像読み取り装置(例2)のブロック図である。
【図27】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像表示装置(例1)の構成図である。
【図28】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像表示装置の原理を説明する図である。
【図29】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像表示装置の原理を説明する図である。
【図30】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像表示装置(例2)の構成図である。
【図31】本発明のカラオケ用立体画像表示装置におい
て使用可能な画像表示装置(例3)の構成図である。
【図32】本発明のカラオケ用立体画像表示装置のシス
テム構成例(例1)を示す図である。
【図33】本発明のカラオケ用立体画像表示装置のシス
テム構成例(例2)を示す図である。
【図34】本発明のカラオケ用立体画像表示装置のシス
テムにより表示される画像イメージを説明する図であ
る。
【図35】本発明のカラオケ用立体画像表示装置をカラ
オケスタジオに導入したイメージを示す図である。
【符号の説明】
101 カメラ1 102 カメラ2 103 カメラ3 104 投光器 105 ハーフミラー 106 光源 107 マスクパターン 108 強度パターン 109 プリズム 121,123,125 輝度値メモリ 122,124,126 パターン画像メモリ 127 フレームメモリ 128 領域分割部 129 再コード化部 130,131 コード復号部 133 距離情報の統合部 134 3次元メモリ 301 プリズム 302,304 透過フィルタ 303,305 撮像装置 601,602,603 カメラ 604 投光器 605 壁 606 板 801,901 影領域 1401〜1404 背景領域 1501 背景領域 1502 ドット 1701 背景 1801 三次元形状計測装置 1802 変調信号発生器 1803 半導体レーザ 1804a 照明光 1804b 反射光 1804c 参照光 1805 投影レンズ 1806 対象物体 1807 結像レンズ 1808 光学フィルタ 1809 平面センサ 1810 ハーフミラー 1811A,1811B シャッタ 1812 画像メモリ 1813 距離演算部 1814 CPU 1814a 半導体レーザモニタ出力線 1815 反射ミラー 1900 フォトダイオード 1901A 第1のバイパス回路切り替え部 1901B 第2のバイパス回路切り替え部 1902 ハイパスフィルタ(HPF) 1903 ピークホールド回路 1903a 比較器 1903b ダイオード 1903c コンデンサ 1904 電流変換回路 1905 バイパス配線 1906 スイッチ 1907 電荷蓄積回路 2401 可視光線イメージセンサ 2402 赤外線イメージセンサ 2403 画像処理装置 2404 外部出力装置 2405 撮像装置 2406 光学フィルタ変換部 2510 可視光線イメージ 2511 人物像 2512 建造物 2520 赤外線イメージ 2521 人物像 1 CRT 2 凹面鏡 3 1/4波長板 4 ビームスプリッタ 5 ビームスプリッタ 20 CRT 3101 遊戯者画像抽出処理手段 3102 画像表示手段 3103 背景画像アーカイブ 3104 背景画像出力手段 3105 画像指定手段 3106 データ選択手段 3401 遊戯者 3402 カメラ 3403 遊戯者画像 3404 歌詞画像
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 V (72)発明者 伊與田 哲男 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 西川 修 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 出塩 晴康 東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミ ー株式会社内 (72)発明者 ダグラス エル. ロビンソン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14901 エルマイラ、 イースト センター ス トリート 301 (72)発明者 ケネス エス. ウェストート アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14901 エルマイラ、 イースト センター ス トリート 301 Fターム(参考) 5B050 AA08 BA09 BA12 DA07 EA06 EA07 EA19 FA02 FA06 5B057 BA01 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB16 CD14 CE08 DA08 DB03 DB09 DC02 5C054 AA01 CA04 CC02 CH01 EA01 EA05 FA01 FC12 FD02 FE12 HA00 5C061 AA06 AB04 AB08 AB12 AB14 AB18 5D108 BE10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊戯者の画像を撮り込む撮像手段と、 前記撮像手段によって撮り込まれた画像から背景画像と
    遊戯者画像とを判別し遊戯者画像のみの画像を抽出する
    画像切り出し手段と、 前記画像切り出し手段によって分離された遊戯者画像を
    立体画像として表示する画像表示手段と、 を有することを特徴とするカラオケ用立体画像表示装
    置。
  2. 【請求項2】前記撮像手段は、 パターンを測定対象に投影する投光手段と、前記投光手
    段の光軸方向から投影パターンを撮影する第1の撮像手
    段と、前記投光手段光軸方向と異なる方向から前記投影
    パターンを撮影する第2の撮像手段とを備え、 前記カラオケ用立体画像表示装置は、さらに、 前記第1の撮像手段の撮影した投影パターン画像と、前
    記投光手段による投影パターンとの比較により、前記第
    1の撮像手段の撮影した投影パターン画像に新たなエッ
    ジが検出された場合に、該検出エッジに基づく新規コー
    ドを割り付け、前記新規コードに基づいて第2の撮像手
    段による撮影パターンから距離情報を生成する構成を有
    する3次元データ取得手段を有し、 前記画像切り出し手段は、 前記3次元データ取得手段によって取得された距離情報
    に基づいて、前記撮像手段によって撮像された画像か
    ら、背景画像と遊戯者画像とを判別し遊戯者画像のみの
    画像を抽出する処理を実行する構成であることを特徴と
    する請求項1に記載のカラオケ用立体画像表示装置。
  3. 【請求項3】前記カラオケ用立体画像表示装置における
    前記撮像手段は、 所定の周波数で強度変調された前記出射光を前記物体に
    向けて出射する光出射手段と、 前記光出射手段から出射された前記出射光を所定の方向
    に反射する反射部材と、 前記物体からの前記反射光と前記反射部材からの前記出
    射光とを受光し、それらの合成により前記位相差が反映
    された合成検出信号、前記出射光の出射によって前記物
    体で反射した前記反射光を受光して反射光検出信号、お
    よび前記反射部材からの前記出射光を受光して参照光検
    出信号を出力する検出手段と、 前記合成検出信号、前記反射光検出信号および前記参照
    光検出信号に基づいて、前記物体表面の反射率の違い等
    の外的成分を除去する補正を行って前記距離を演算する
    演算部と、を有し、 前記画像切り出し手段は、 前記距離分布演算部によって取得される距離情報に基づ
    いて、前記撮像手段によって撮像された画像から、背景
    画像と遊戯者画像とを判別し遊戯者画像のみの画像を抽
    出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求
    項1に記載のカラオケ用立体画像表示装置。
  4. 【請求項4】前記カラオケ用立体画像表示装置における
    画像切り出し手段は、 異なる感度波長領域を有する複数の光検出装置で構成さ
    れ、物体からの透過/反射光をその強度に応じた複数画
    素の出力データとして検出する光検出手段と、 前記複数の光検出装置より得られた各出力データを画素
    毎に相互に対応させる出力データ対応手段と、 を有する構成であることを特徴とする請求項1に記載の
    カラオケ用立体画像表示装置。
  5. 【請求項5】前記複数の光検出装置は、可視光線に対し
    て感度波長領域を有する撮像装置と、可視光線以外の赤
    外線から短波長側に対して感度波長領域を有する撮像装
    置とから構成されることを特徴とする請求項4に記載の
    カラオケ用立体画像表示装置。
  6. 【請求項6】前記画像表示手段は、 第1の画像を発生する第1の画像源と、 前記第1の画像源と異なる方向に対して画像を発生する
    第2の画像源と、 前記第1の画像源および第2の画像源のいずれかの画像を
    反射する位置に設置された凹面鏡と、 前記凹面鏡に対して、ほぼ45度傾斜して、かつ、前記
    第1の画像源および前記第2の画像源の発する画像の出力
    方向位置に配置され、入射された光線を2つに分けるビ
    ームスプリッタと、 前記凹面鏡および観察者の眼との間を結ぶ光軸上に配置
    され、入射された光線を偏光させる直線偏光板と、 前記凹面鏡および観察者の眼との間を結ぶ光軸上に配置
    され、入射された光線の振動方向に位相差を生じさせる
    1/4波長板と、から成ることを特徴とする請求項1に
    記載のカラオケ用立体画像表示装置。
  7. 【請求項7】前記第2の画像源は、前記第1の画像源に
    対向して配置され、 前記凹面鏡は、第1の画像源および第2の画像源の対向軸
    に直行する位置に中心軸を形成する位置に配置され、 前記ビームスプリッタは、前記中心軸に対して、ほぼ4
    5度傾斜して、かつ、前記第1の画像源および前記第2の
    画像源に挟まれて配置され、 前記直線偏光板は、前記中心軸に対して直交して、か
    つ、前記凹面鏡および観察者の眼との間に配置され、 前記1/4波長板は、前記中心軸に対して直交して、か
    つ、前記凹面鏡および観察者の眼との間に配置された構
    成を有することを特徴とする請求項6に記載のカラオケ
    用立体画像表示装置。
  8. 【請求項8】前記第1の画像源は、前記凹面鏡に対向し
    て、前記凹面鏡の焦点距離の2倍の距離あるいは前記2
    倍の距離の近傍に配置され、 前記ビームスプリッタは、前記凹面鏡と前記第1の画像
    源との対向軸に対して、ほぼ45度傾斜して、前記凹面
    鏡と前記第1の画像源との間に配置され、 前記第2の画像源は、前記ビームスプリッタを介して前
    記観察者に対向して、前記対向軸の垂直方向に配置され
    た構成を有し、 前記第1の画像は、前記ビームスプリッタを通過して前
    記凹面鏡において前記ビームスプリッタに向かって反射
    し、さらに、前記ビームスプリッタにより観察者に向か
    って反射して空中に浮かんだ立体画像として表示され、
    前記第2の画像は前記観察者に向かって前記ビームスプ
    リッタを通過し、平面画像として表示される構成を有す
    ることを特徴とする請求項6に記載のカラオケ用立体画
    像表示装置。
  9. 【請求項9】前記直線偏光板は、前記ビームスプリッタ
    および観察者の眼との間に配置され、 前記1/4波長板は、前記凹面鏡および前記ビームスプ
    リッタとの間に配置された構成であることを特徴とする
    請求項6に記載のカラオケ用立体画像表示装置。
  10. 【請求項10】前記第1の画像源および前記第2の画像源
    は、CRT、液晶表示装置、プラズマディスプレイ装
    置、装飾ライト、あるいは実物のいずれかであることを
    特徴とする請求項6に記載のカラオケ用立体画像表示装
    置。
  11. 【請求項11】前記1/4波長板は、前記凹面鏡の前記
    反射面に貼り付けた構成であることを特徴とする請求項
    6に記載のカラオケ用立体画像表示装置。
  12. 【請求項12】前記直線偏光板の表面には、前記光線の
    反射を減少するコーティングが施された構成、あるい
    は、前記光線の反射を減少するフィルムを貼り付けた構
    成であることを特徴とする請求項6に記載のカラオケ用
    立体画像表示装置。
  13. 【請求項13】前記1/4波長板の表面には、前記光線
    の反射を減少するコーティングが施された構成、あるい
    は、前記光線の反射を減少するフィルムを貼り付けた構
    成であることを特徴とする請求項6に記載のカラオケ用
    立体画像表示装置。
  14. 【請求項14】カラオケ用立体画像表示方法であり、 遊戯者の画像を撮像手段によって撮り込む撮像ステップ
    と、 前記撮像手段によって撮り込まれた画像から背景画像と
    遊戯者画像とを判別し遊戯者画像のみの画像を抽出する
    画像切り出しステップと、 前記画像切り出しステップによって分離された遊戯者画
    像を立体画像として表示する画像表示ステップと、 を有することを特徴とするカラオケ用立体画像表示方
    法。
  15. 【請求項15】前記撮像ステップは、 投光手段を用いてパターンを測定対象に投影する投光ス
    テップと、前記投光手段の光軸方向から第1の撮像手段
    により投影パターンを撮影する第1の撮像ステップと、
    前記投光手段光軸方向と異なる方向から第2の撮像手段
    により前記投影パターンを撮影する第2の撮像ステップ
    とを含み、 前記カラオケ用立体画像表示方法は、さらに、 前記第1の撮像手段の撮影した投影パターン画像と、前
    記投光手段による投影パターンとの比較により、前記第
    1の撮像手段の撮影した投影パターン画像に新たなエッ
    ジが検出された場合に、該検出エッジに基づく新規コー
    ドを割り付け、前記新規コードに基づいて第2の撮像手
    段による撮影パターンから距離情報を生成する3次元デ
    ータ取得ステップを有し、 前記画像切り出しステップは、 前記3次元データ取得ステップによって取得された距離
    情報に基づいて、前記撮像手段によって撮像された画像
    から、背景画像と遊戯者画像とを判別し遊戯者画像のみ
    の画像を抽出する処理を実行することを特徴とする請求
    項14に記載のカラオケ用立体画像表示方法。
  16. 【請求項16】前記撮像ステップは、 強度変調光を被測定体に照射するステップと、 被測定体からの反射光と前記強度変調光とを受光し、そ
    れらの合成により位相差が反映された合成光信号を検出
    するステップと、 前記反射光を受光し、反射光信号を検出するステップ
    と、 前記強度変調光を受光し、参照光信号を検出するステッ
    プと、 前記合成光信号、前記反射光信号および前記参照光信号
    に基づいて、被測定体の反射率の違い等の外的成分を除
    去する補正を行って被測定体各部までの距離分布を求め
    る距離分布演算ステップとを有し、 前記画像切り出しステップは、 前記距離分布演算ステップによって取得される距離情報
    に基づいて、前記撮像手段によって撮像された画像か
    ら、背景画像と遊技者画像とを判別し遊技者画像のみの
    画像を抽出処理を実行することを特徴とする請求項14
    に記載のカラオケ用立体画像表示方法.
  17. 【請求項17】前記画像切り出しステップは、 物体からの透過/反射光を異なる感度波長領域を有する
    複数の光検出装置の強度に応じた複数画素の出力データ
    として検出するステップと、 前記複数の光検出装置より得られた各出力データを画素
    毎に相互に対応させる出力データ対応ステップと、 を含むことを特徴とする請求項14に記載のカラオケ用
    立体画像表示方法。
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