JP2002084260A - 多重入力・多重出力dslシステムのための並列処理 - Google Patents

多重入力・多重出力dslシステムのための並列処理

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JP2002084260A
JP2002084260A JP2001177257A JP2001177257A JP2002084260A JP 2002084260 A JP2002084260 A JP 2002084260A JP 2001177257 A JP2001177257 A JP 2001177257A JP 2001177257 A JP2001177257 A JP 2001177257A JP 2002084260 A JP2002084260 A JP 2002084260A
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signal
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transmission
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Farrokh Rashid-Farrokhi
ファーラク・ラシド−ファーロキ
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
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    • HELECTRICITY
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  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 L個の受信器130を有する受信器プロセッ
サ103に結合された、Nの送信器125を有する送信
器プロセッサ102を有する複数入力・複数出力(MI
MO)DSL通信システム100におけるクロストーク
の効果を低減する。 【解決手段】 意図した信号及び多数の干渉信号を含む
多数の信号が各受信器により受信される。受信器により
受信された各信号は、重みで重み付けされて、多数の重
み付けされた信号を生成する。重み付けされた信号のう
ちの1つ以上が組み合わされた、1つ以上の推定された
送信信号を生成する。各干渉信号の効果が、実効的に排
除されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連出願 本出願は、2000年6月12日に出願された米国仮特
許出願No.60/210,931及び2001年6月
8日に出願された米国特許出願No.__の便益を主張
するものである。
【0002】発明の分野 本発明は、通信システムに関し、詳細には、クロストー
ク環境下での複数の並列伝送を有するディジタル加入者
回線通信システムに関する。
【0003】発明の背景 従来の電話伝送回線は、通常、電話機を最も近い電話局
に接続する1対の銅導電体、ディジタル・ループ搬送装
置、遠隔切り換え装置、又は電話局により与えられるサ
ービスの延長として働くいずれかの他の装置から成る。
この1対の銅導電体(これはまた撚線対とも呼ばれ
る。)は、チップ及びリングと名付けられたそのリード
を有する。チップ及びリングという術語は、旧式の電話
プラグの電気的接点に由来している。多数のそのような
撚線対は、全体的に一緒に同じケーブル・バインダ群内
に束ねられる。
【0004】そのような電話伝送回線を介する広帯域デ
ータ伝送に対する需要が、ディジタル加入者回線(DS
L)技術の開発を導いた。DSL技術の幾つかの変形
(一般的にxDSLと称される)が、例えば、SHDS
L(対称高ビット・レートDSL)、HDSL2(第2
世代高ビット・レートDSL)、RADSL(レート適
応DSL)、VDSL(超高ビット・レートDSL)及
びADSL(非対称DSL)のように進化しつつある。
一般的に、ディジタル加入者回線は、撚線対により互い
に結合された2つのDSLモデムから成る。DSL通信
の送信(Tx)及び受信(Rx)信号は、撚線対により
搬送される。
【0005】DSL通信は、各々が単一の受信器に(例
えば、撚線対により)結合された単一の送信器を有する
複数の独立システムに基づくことができる。同じケーブ
ル・バインダ内に一緒に束ねられた撚線対の中の異なる
並列データ・ストリーム間のクロストークは、そのよう
なシステムの容量を制限し得る。一般的に、クロストー
ク干渉は、2つのグループ、即ち近端クロストーク(N
EXT)及び遠端クロストーク(FEXT)のうちの1
つに属する。NEXTは、伝送回線の同じ端から送信さ
れた隣接回線における信号により起こされるクロストー
クであり、一方FEXTは、伝送回線の遠端から送信さ
れた隣接回線における信号により起こされたクロストー
クである。NEXTは、通常FEXTよりはるかに強
い。複数独立システムとは対照的に、複数入力・複数出
力(MIMO)システムは、そのシステムの中の異なる
並列データ・ストリーム間のクロストークにも拘わらず
容量の改善を達成することができる。しかしながら、同
じケーブル・バインダ内に一緒に束ねられた種々の撚線
対間のクロストークは、通信チャネル障害に対する主要
一因のままである。
【0006】より詳細には、DSL送信器とDSL受信
器との間で通信される各離散的データ値は、単一の配置
(コンステレーション)の中の点により表される。点に
より表されるデータを送信するため、その配置点のX及
びY格子座標が変調される。次いで、ディジタル結果
は、送信のためアナログ電圧に変換される。典型的に
は、一連のそのような配置点が連続的に送信され、それ
によりアナログ電圧が、変化する振幅のアナログ波形と
して現れる。アナログ信号の送信中に、その信号の形状
及び振幅は、雑音及びクロストーク干渉のような外部か
らの力により変えられ得る。そのようにして、受信され
たアナログ信号は、元の信号と、並びに雑音及びクロス
トークのようなものに起因した信号との両方を含む。
【0007】受信器端で、アナログ電圧は、そのディジ
タルの等価なものに戻すように変換され、そして復調さ
れて、送信されたX及びY格子座標(これは、例えば雑
音及びクロストークにより変更されている。)を得る。
これらのX及びY格子座標は、配置点に対してマップさ
れることができる。次いで、配置点により表されたデー
タを得ることができる。しかしながら、受信された雑音
が(例えばクロストーク干渉に起因して)送信された信
号配置の不適正な点に対してマップするとき、対応する
受信信号配置点は、正しくなく検出され得る。そういう
ことから、MIMO DSLシステムにおけるクロスト
ーク干渉の効果を低減することは、強固で正確な通信を
保証するため必要である。従って、クロストークの効果
を低減するMIMO通信システムに対するニーズが存在
する。
【0008】発明の概要 従来技術と関連した不利益は、クロストークを持たない
複数の並列伝送回線を用いて達成されることができる最
良の性能及び容量を得るように、クロストークを被って
いるMIMOシステムの中のDSL信号を処理する方
法、装置及びシステムを指向する本発明の実施形態によ
り克服される。本発明の原理に従って、種々の送信器か
ら送信された信号は、性能をクロストークに起因して失
うことなく、受信信号からそれら信号を抽出するため受
信器の能力を改善するように処理される。この性能を達
成するため、並列回線から受信信号の種々に重み付けさ
れたバージョンが組み合わされて、各並列伝送されたデ
ータ・ストリームに対して1つの、組み合わされ重み付
けされた信号を生成する。
【0009】本発明の一実施形態は、Nの受信器を含む
並列受信器プロセッサに結合された、Nの送信器を含む
並列伝送器プロセッサを有するDSL通信システム(こ
こで、Nは1以上の整数である)におけるクロストーク
の効果を低減する技術を提供する。Nの受信信号は、N
の受信器で受信される。受信信号の各々は、Nの各送信
器に対して1の重みの、Nの重みで重み付けされて、1
つの受信信号当たりNの重み付けされた信号を生成す
る。重み付けされた信号は組み合わされて、1つ以上の
送信器に対して1つ以上の推定された送信信号を生成す
る。訓練シークエンスは、送信器により送られた1つ以
上の送信信号に加えられ、そして最適な組み合わせにす
る重みが、訓練シークエンスと推定された送信信号との
間の平均二乗誤差を最小にすることにより計算され得
る。
【0010】送信信号間の干渉は、最強の受信信号に対
応する第1の推定された送信信号を計算することにより
連続的に相殺され得る。第1の干渉信号は、第1の推定
された送信サブストリームから発生され得る。次いで、
干渉信号は、受信信号のうちの1つ以上から差し引か
れ、そしてそのプロセスが、残りの受信信号から干渉を
相殺するため連続的に反復される。代替として、チャネ
ル応答は、信号を送信器と受信器との間で搬送する伝送
媒体のため推定し得る。チャネル応答は、並列伝送器プ
ロセッサに供給されて、送信器と受信器との間の干渉を
最小にするよう最適な送信ベクトルを計算し得る。送信
される信号は、最適な送信ベクトルにより重み付けされ
得る。
【0011】発明の詳細な記述 図1は、本発明の一実施形態に従ったDSLシステム1
00のブロック図である。DSLシステム100は、一
般的にフレーマ101、並列伝送器プロセッサ102、
並列受信器プロセッサ103及びデフレーマ104を含
む。これらの全ての構成要素は、ハードウエア、ソフト
ウエア、ファームウエア、又はこれらのある組み合わせ
で実現され得る。一例としてそして一般性を失うことな
しに、フレーマ101及び並列伝送器プロセッサ102
は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)とし
て実現され得る。同様に、並列受信器プロセッサ103
及びデフレーマ104は、1つ以上のASICとして実
現され得る。代替として、これらの構成要素は、多くの
ディジタル信号プロセッサ(DSP)上で実行する命令
として実現され得る。
【0012】概要 DSLシステム100は、クロストークを被るDSL
MIMOシステムであり得る。フレーマ101及び並列
伝送器プロセッサ102は、第1の場所(例えば、中央
局)に含まれることができ、そして並列受信器プロセッ
サ103及びデフレーマ104は、第2の場所(例え
ば、顧客の構内)に含まれ得る。第1の場所の並列伝送
器プロセッサ102は、第2の場所の並列受信器プロセ
ッサ103に伝送媒体105を介して動作的に結合され
る。伝送媒体105は、例えば、少なくともNの並列伝
送が可能である任意の適切な伝送体であり得る。例え
ば、伝送媒体105は、プラスティック又はパルプによ
り絶縁されたN以上の撚線対を有する通常の銅電話伝送
線であってよい。代替として、伝送媒体105は、1つ
以上の光ファイバ又は同軸ケーブルであってよい。
【0013】システムは、改善された性能及び能力を得
るようにクロストークを低減するよう動作する。送信さ
れたデータ信号の各々は、多数の受信器により受信され
る。特定の受信器により受信された各信号は重みを割り
当てられる。各信号のこれらの重み付けされたバージョ
ンは、組み合わされて、組み合わされた重み付けされた
信号を生成する。この組み合わされた重み付けされた信
号は、本質的に、推定された送信波形である。そういう
ものとして、各送信されたデータ信号に対して1つの推
定された送信波形がある。次いで、各推定された送信波
形は、クロストークの効果を補正するため信号処理され
得る。次いで、各処理された推定送信波形は、ビットス
トリームに変換される。本明細書で説明される技術を用
いて、順方向及び逆方向通信リンクの両方を与えること
ができることに注目されたい。
【0014】構成要素 フレーマ101はトランスポート集中層の一部である
が、該フレーマ101は、DSLモデムと外側世界との
間のインターフェースとして作用する。フレーマ101
は、1組のL個の入力データ・ストリームIN1……I
Lを受け取り、そして入力ビットをそれらの入力デー
タ・ストリームからNの出力ビットストリームB1……
Nへルート付けする。入力データ・ストリームの数L
が出力ビットストリームの数Nと異なることに注目され
たい。例えば、フレーマ101は、L個の入力データ・
ストリームIN1……INLからの選択されたサブセット
のビットを多重化して(又は多重化解除して)、Nの出
力ビットストリームB1……BNを形成し得る。フレーマ
101はまた、独特の訓練シークエンスを各出力データ
・ストリームの中に挿入して、出力ビットストリームB
1……BNを生成し得る。訓練シークエンスの位置は、送
信されたビットストリームを復号するのを容易にするた
め、対応する受信器により知られている。更に、フレー
マ101はまた、誤り訂正ビットを各出力ビットストリ
ームB1……BNに加え得る。入力データ・ストリームI
1……INLのソースは、例えば、そのネットワークの
中でDSLシステム100が一部分(例えば、T1、パ
ルス・コード変調、イーサネット(登録商標)、非同期
転送モード、又は類似のもの)である媒体アクセス制御
層又はある他の層であり得ることに注目されたい。フレ
ーマ101は、並列伝送器プロセッサ102に結合され
る。
【0015】並列伝送器プロセッサ102は、Nの並列
伝送器(TX)125を含む。並列伝送器プロセッサ1
02は、各出力ビットストリームB1……BNを信号y1
……yNに変換する。対応する送信器は、信号y1……y
Nを伝送媒体105を介して並列で送信する。並列伝送
器プロセッサ102により生成される信号y1……yN
タイプは、伝送媒体105の性質により影響を及ぼされ
得ることに注目されたい。例えば、伝送媒体105が通
常の銅電話伝送線である場合、出力ビットストリームB
1……BNはアナログ波形に変換されることができる。従
来の変調スキーム及び信号処理技術が並列伝送器プロセ
ッサ102により用いられて、信号y1……yNを生成す
ることができる。代替として、伝送媒体105が通常の
光ファイバ伝送線である場合、並列伝送器プロセッサ1
02は、信号y1……yNを1つ以上のディジタル波形の
形式で生成し得る。一般的に、並列伝送器プロセッサ1
02は、出力ビットストリームB1……BNについていず
れのコード化又は他の処理を実行して、伝送媒体105
を介するそれらの伝送(信号y1……yNとして)を容易
にし得る。
【0016】並列受信器プロセッサ103は、多くの並
列受信器(RCV)130を含む。並列受信器プロセッ
サ103に含まれる並列受信器130の数はNに等しい
か又はそれより大きいことに注目されたい。並列受信器
プロセッサ103は、並列伝送器プロセッサ102の各
送信器125に対して1つの受信器130を有し、それ
により、Nの送信器−受信器対を形成する。いずれの追
加の受信器(並列受信器130の数がNより大きいと仮
定する)は、例えば、他の位置での並列伝送器プロセッ
サ102からの送信器を有する送信器−受信器対を形成
する。Nの送信器−受信器対の各々に対して、送信器
は、受信器に、例えば撚線対又は光ファイバを介して結
合される。信号y1……yNの送信の間に、それらは、通
常、伝送媒体105と関連したチャネル応答により影響
を及ぼされる。一般的に、チャネル応答は、送信信号y
1……yNに周波数歪みを被らせる。そのようにして、各
並列受信器130は、対応する信号x1……xNを受信し
(例えば、RCV1はx1を受信し、RCV8はx8を受
信し、そしてRCV NはxNを受信する)、そこにお
いて、各受信信号xは、対応する送信された信号yの周
波数歪みを受けたバージョンである。
【0017】更に、受信信号xの各々は、元の送信され
た信号yに1つ以上の干渉信号i1……iMを加えたもの
を含む。従って、各並列受信器130は、意図した信号
の歪まされたバージョンを含む波形(例えば、RCV1
がx1を受信する。)と、多数の干渉信号(例えば、R
CV1がまたi1、i3、i8及びi11を受信する。)を
受信する。干渉信号i1……iMは、隣接の撚線対からの
クロストークを含み得る。例えば、信号y1は、(対応
する撚線対が隣接していると仮定すると、)信号x2
4及びx8上にクロストーク信号の形式で現れ得る。更
に、干渉信号i1……iMは、他のソースからのクロスト
ークを含み得る。例えば、(受信器1〜Nに加えた)別
の1つの受信器により受信される、別個のケーブル・バ
インダに含まれた撚線対を介して送信された波形は、多
数の受信信号x1……xNに現れ得る。要するに、干渉信
号は、伝送媒体105に対する強い結合を有する1つ以
上のソースからのクロストークを含み得る。干渉信号i
1……iMは更に、雑音(例えば、付加白色ガウス雑音又
は非定常雑音)を含み得る。
【0018】一般的に、並列受信器プロセッサ103
は、Nの全ての受信器の受信データを並列に処理して、
元の送信信号y1……yNを検出する。より詳細には、並
列受信器プロセッサ103は、重みベクトルを、各並列
受信器130により受信された波形に含まれる各送信信
号に割り当てる。従って、受信器には、送信信号y1
…yNの各々に対する重みベクトルがある。そのように
して、多数の重み付けされた信号は、各並列受信器13
0と関連付けられる。次いで、重み付けされた信号は、
一緒に組み合わされて、推定された送信波形を生成す
る。従って、送信信号y1……yNの各々に対して推定さ
れた送信波形がある。並列受信器プロセッサ103は、
推定された送信波形の各々について追加の信号処理を実
行して、クロストークの効果を補正する。次いで、並列
受信器プロセッサ103は、推定された送信波形の各々
を受信ビットストリームR1……RNに変換する。
【0019】並列受信器プロセッサ103はデフレーマ
104に結合されている。一般的に、デフレーマ104
は、フレーマ101に対する相補的機能を与える。より
詳細には、デフレーマ104は、Nの受信ビットストリ
ームR1……RNをNの出力ビットストリームO1……ON
に多重化解除(又は多重化)し得る。デフレーマ104
は、任意に、異なる受信ビットストリームR1……RN
わたり復号するのを実行し得る。例えば、デフレーマ1
04は、チャネル障害(例えば、入力データ・ストリー
ムがビットストリームに変換された後の背景雑音)に起
因した誤りを訂正する誤り訂正復号を実行し得る。
【0020】図2は、本発明の一実施形態に従った並列
受信器プロセッサのブロック図を示す。並列受信器プロ
セッサ103は、Nの数の並列受信器130を含む。理
解しやすいように、1つの並列受信器130だけが図2
に示されている。各並列受信器130は、一般的に、重
み発生器131、乗算器132、コンバイナ133及び
訓練シークエンス発生器135を含む。しかしながら、
並列受信器プロセッサ103の代替実施形態は、異なる
形態を採用し得る。例えば、デフレーマ104及び並列
受信器プロセッサ103の機能は、単一のモジュール又
はチップ・セットに統合化され得る。一般的に、並列受
信器プロセッサ103の構成要素は、ハードウエア、ソ
フトウエア、ファームウエア、又はこれらのある組み合
わせで実現され得る。例として且つ一般性を失うことな
しに、コンバイナ133、重み発生器131、乗算器1
32及び訓練シークエンス発生器135は、1つ以上の
ASICとして実現され得る。代替として、より多くの
これらの構成要素は、DSP上で動作する一連の命令と
して実現され得る。
【0021】並列受信器プロセッサの受信器構成要素 並列受信器130は波形を受信する。受信された波形
は、意図した信号及び多数の干渉信号を含むj個の信号
を含む。受信された波形に含まれる各信号はまた、先に
説明したように通信チャネルにより歪まされ得る。j
は、(例えば、図1に示されるように、)並列伝送され
た合計信号Nのサブセットであり得ることに注目された
い。代替として、jはNに等しい場合があり得る。重み
発生器131は、受信された波形に含まれた各信号(例
えば、x1……xj)に対する重みwを発生する。重みw
jは、波形の中に含まれるj番目の信号に対応する。j
番目の信号は、例えば、その並列受信器130に対して
意図した信号x、又はその信号xと関連した干渉信号の
うちの1つであり得る。例えば、Nの並列受信器のグル
ープに含まれる第3の並列受信器130(RCV3
は、4つの信号(換言すると、jは4に等しい。)、即
ち意図した信号及び3つの干渉信号を含む波形を受信す
る。このケースにおいては、RCV3の重み発生器13
1は、重みw1、w2、w3及びw4を発生し、これら重み
1、w2、w3及びw4は、受信された波形に含まれる意
図した信号及び干渉信号に対応する。ある干渉信号は、
Nの並列伝送のグループに含まれる隣接で送信された信
号に対応し得る一方、他の干渉信号は、干渉の外部ソー
ス(例えば、隣接ケーブル・バインダ又は並列伝送の別
の組からの送信された波形)に対応し得ることに注目さ
れたい。更に、いずれの1つの受信された波形に現れる
干渉信号の数は、通信リンクと関連した絶縁の品質及び
割り当てられた帯域幅のような多数の要因に依存するこ
とに注目されたい。
【0022】一実施形態において、受信された干渉信号
がアナログ信号である場合、対応する重みはアナログ信
号であり得る。代替として、受信された干渉信号がディ
ジタル信号である場合、対応する重みはディジタル信号
(例えば、バイナリ・シークエンス)であり得る。割り
当てられた重みの形式に拘わらず、1組の重みは、並列
伝送グループの中の送信された各信号に対して計算され
る。この1組の重みは、重みベクトルの成分と見なされ
得る。一般的に、各送信器−受信器対に対して1つの重
みベクトルがある。同様に、いずれか1つの並列受信器
130により受信された波形に含まれる1組の信号は、
受信された波形ベクトルの成分と見なされ得る。
【0023】受信された波形に含まれる各受信信号は、
乗算器132により重みw1……wjと組み合わされ、そ
れにより受信された波形に対してj個の重み付けされた
信号ws1……wsjを生成する。コンバイナ133は、
重み付けされた信号ws1……wsjを組み合わせ(例え
ば、加え)、それにより推定された送信波形を生成す
る。各送信器−受信器対(例えば、1からN)に対して
推定された送信波形があることに注目されたい。
【0024】訓練シークエンス発生器135は、特定の
信号が1を持たない場合、訓練シークエンス(di)を
加え得る。送信された各信号に対して異なる訓練シーク
エンスがある。訓練シークエンスは、並列伝送器プロセ
ッサ102及び並列受信器プロセッサ103の両方に対
して知られている数字のランダム・シークエンスの形式
であり得る。例えば、訓練シークエンス発生器135
は、並列伝送器プロセッサ102と並列受信器プロセッ
サ103との間の適切な同期を保証するため、各訓練シ
ークエンスの正確なコピーを並列伝送器プロセッサ10
2に送信するよう構成され得る。訓練シークエンス発生
器135は、並列伝送器プロセッサ102からのまさに
署名を要求して、訓練シークエンスを再生し得る。その
署名は、並列伝送器プロセッサ102に入力されるバイ
ナリ・ワードであることができる。署名は、対応する送
信器−受信器対間の通信を確立するハンドシェーク・プ
ロセスの間送信されることができるであろう。代替とし
て、訓練シークエンス全体は、並列伝送器プロセッサ1
02に配置された訓練シークエンス発生器により発生さ
れ、そして並列受信器プロセッサ103に送信され得
る。いずれのケースにおいても、重み発生器131は、
訓練シークエンスを用いて、重みw1……wjを計算し得
る。次に説明されるであろう、重みw1……wjを発生す
る幾つかの方法がある。
【0025】並列受信器130の動作は、図2及び図3
のフロー図300を同時に参照することにより最良に理
解される。ステップ302において、並列受信器130
は、j個の受信信号x1……xjの各々を搬送する波形を
受信する。受信信号x1……xjは、重み発生器131に
結合され、且つ乗算器132を経由してコンバイナ13
3に結合される。ステップ304において、重み発生器
131は、受信信号xの各々に対して重みwjを発生す
る。ステップ306において、乗算器1321……13
jは、受信信号x1……xjに対応する重みw1……wj
を乗算して、j個の重み付けされた信号ws1……wsj
を生成する。コンバイナ133は、重み付けされた信号
ws1……wsjを組み合わせ(例えば、加え)て、i番
目の送信器−受信器対に対して推定された送信波形
i’を生成する。
【0026】重みw1……wjを発生する幾つかの方法が
ある。そのような重みを発生する方法の一実施形態にお
いて、送信器の空間プロセッサ102は、伝送媒体10
5への送信信号y1……yNの送信の前に、出力ビットス
トリームB1……BNについていずれの処理も実行しな
い。例として、訓練シークエンス発生器135は、送信
されたデータ・ストリームが1を持たないケースにおい
て、各送信器に対してd iにより示された訓練シークエ
ンスを加え得る。各送信された信号yiに対する異なる
訓練シークエンスdiが存在する。訓練シークエンス発
生器135に関する前の説明がここで同様に適用され
る。重み発生器131は、訓練シークエンスd iを用い
て、重みw1……wjを計算し得る。例えば、重み発生器
131は、訓練シークエンスdiと組み合わせ出力との
間の平均二乗誤差(MMSE)を最小にすることにより
最適な組み合わせ重みベクトルwi,optを計算し得る。
【0027】
【数1】
【0028】ここで、Xは、並列受信器130により受
信された1組の受信信号x1……xjに対応するjx1
受信信号ベクトルである。ベクトルwiは、1組の重み
1……wjに対応するjx1の重みベクトルである。上
付きHは、ベクトルの共役転置を表す。最適の組み合わ
せ重みベクトルはwi,optにより表され、そしてdiはi
番目の送信器に対応する訓練シークエンスである。オペ
レーション
【0029】
【数2】
【0030】は、{}の中の量を最小にするwの値に戻
る。受信信号ベクトルXの共分散行列はΦであり、そし
て受信信号ベクトルX及び訓練シークエンスdiの交差
(cross)分散行列はpiにより表される。オペレ
ーションE{}は、中括弧内の量の期待値に戻る。最適
の組み合わせ重みベクトルwi,optは、代替として、再
帰的最小二乗(RLS)、QR分解ベースのRLS(Q
RD−RLS)又は最小平均二乗(LMS)を含むがし
かしそれらに制限されるものではない他の方法により計
算され得る。
【0031】ステップ306において、コンバイナ13
3は、受信されたベクトルXを最適な重みベクトルwi
optと組み合わせて、出力を生成する。即ち、
【0032】
【数3】
【0033】ここで、yi’は、i番目の送信器から送
信された信号yiに対応する推定された波形である。次
いで、コンバイナ133の出力は、スライシング(スラ
イスすること)、復号されること、及びマッピング解除
すること(demapping)のような、追加の信号
処理を受けて、対応する受信されたビットストリームR
iを生成し得る。本発明の一実施形態において、各コン
バイナ133からの推定された送信波形yi’は、並列
に、スライスされ、復号され、そしてマッピング解除さ
れて、1組の受信されたビットストリームR1……RN
生成し得る。
【0034】本発明の異なる実施形態において、図2に
示されるタイプの装置は、干渉を連続的に除去するた
め、連続的な干渉相殺を実行するコンバイナを含む。こ
の実施形態は、図4に示された干渉相殺装置400のブ
ロック図、及び図5に示される方法の干渉相殺フロー図
500を同時に参照することにより最良に理解される。
図4を参照すると、干渉相殺装置400は、図2の並列
受信器130の特定の例と見なし得る。干渉相殺装置4
00は、一般的に、第1のコンバイナ402、干渉推定
器404、減算器406及び第2のコンバイナ408を
備える。これらの全ての構成要素は、ハードウエア、ソ
フトウエア、ファームウエア又はこれらのある組み合わ
せで実現され得る。例として且つ一般性を失うことなし
に、第1及び第2のコンバイナ402、408、干渉推
定器404及び減算器406は、1つ以上のASICと
して実現され得る。代替として、これらの構成要素は、
DSP上で動作する一連の命令として実現され得る。
【0035】第1のコンバイナ402は加算器として動
作し得る。特に、第1のコンバイナ402は、(図2及
び図3に関して前述したように、)受信信号x1……xj
に対して発生されたj個の重み付けされた信号ws1
…wsjを受信し得る。次いで、第1のコンバイナ40
2は、j個の重み付けされた信号ws1……wsjを合計
して、推定された送信波形yi’を生成し得る。特に、
図5を参照すると、ステップ502において、組み合わ
せ重みベクトルは、最初に、前述したように、(受信さ
れた波形に含まれる)最強の受信信号に対して計算され
る。例として、最強の受信信号は、最も大きい信号対雑
音比(SNR)を有するものであり得る。代替として、
最強の受信信号は、信号の平均電力のような他のある特
性に基づいて決定され得る。y^i(注:本明細書にお
いては、記号(ここではy)^は記号(y)の上に^が
付された記号を表す。)により表された送信波形のディ
ジタル表現は、ステップ504において第1のコンバイ
ナ402により推定される。i番目の送信信号の推定値
は次式により与えられ得る。
【0036】
【数4】
【0037】ここで、例として、f(.)は、第1のコ
ンバイナ402により実行されるスライシング、復号及
びマッピング解除演算を表す。スライシング/マッピン
グ解除演算の結果が配置点であることに注目されたい。
復号は、元の送信された信号y iに対して実行されたい
ずれのコード化操作の効果を単純に逆に行うものであ
る。
【0038】干渉推定器404は、受信された波形に対
する最強の受信信号xiの干渉効果を推定する。この干
渉の効果は、減算器406により受信波形から除去され
る。例えば、ステップ508において、最強の受信信号
iに対応する干渉信号i^iが推定される。干渉信号i
iは、推定された送信信号y^iをチャネル応答ベクト
ルhiにより畳み込むことにより推定され得る。
【0039】
【数5】
【0040】チャネル応答ベクトルhiは、ステップ5
06において、例えば、最小二乗方法に限定されるもの
ではないがそのようないずれの適切な方法により推定さ
れることができる。次いで、ステップ510において、
減算器406は、受信信号ベクトルXから推定された干
渉信号i^iを減算して、補正された受信信号ベクトル
X’を生成し得る。
【0041】
【数6】
【0042】ここで、畳み込み操作は*により表されて
いる。次いで、補正された受信信号ベクトルX’は、例
えば、第2のコンバイナ408に供給され、次いでステ
ップ502から510までの手順は、所望の信号を除く
受信された全ての信号x1……xNが検出され且つそれら
の干渉が除去されるまで反復され得る。連続的な干渉相
殺は、図4に示されるタイプの一連の装置により実行さ
れ得る。
【0043】本発明の別の実施形態に従って、受信器
は、コンバイナと重み発生器との間に結合された等化器
を有し得る。そのような受信器600の単純化されたブ
ロック図が図6に示されている。受信器600は、一般
的に、重み発生器631、1組の乗算器6321……6
32M、コンバイナ633、等化器634及び訓練シー
クエンス発生器635を含む。重み発生器631、コン
バイナ633、等化器634及び訓練シークエンス発生
器635は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウ
エア、又はこれらのある組み合わせで(例えば、1つ以
上の特定用途向け集積回路として)実現され得る。乗算
器6321……632M及びコンバイナ633は、図2に
関して前述したような実質的に類似の要領で構成され得
る。乗算器6321……632Mは、受信信号x1……xM
を、重み発生器631により割り当てられた重みw1
…wMと乗算して、重み付けされた信号ws1……wsM
を形成する。コンバイナ633は、重み付けされた信号
ws1……wsMを組み合わせて、推定された波形yi
を生成する。
【0044】等化器634は、コンバイナ633の出力
と、フィードバック・ループの中の重み発生器631の
入力とに結合されている。等化器634は、送信信号に
対する伝送媒体105の効果を逆にし、そして誤差信号
iを発生する。例えば、伝送媒体105は、送信信号
iを、その信号の低周波数部分より高周波数部分を減
衰させることにより歪ませ得る。等化器は、この効果
を、低周波数部分より高周波数部分を増幅することによ
り逆にする。
【0045】重み発生器631は、誤差信号ei、受信
信号x1……xN、及び訓練シークエンスdiを受け取
る。訓練シークエンスdiは、並列伝送器プロセッサ1
02及び並列受信器プロセッサ103のうちのいずれか
又はそれら両方に配置された類似のランダム・シークエ
ンス発生器により発生され得る。受信器600は、ラン
ダム・シークエンス発生器をいずれの適切な方法により
同期化し得る。この訓練シークエンスのコピー、又は対
応する署名は、i番目の送信器に送られて、それを受信
器600と同期させ得る。代替として、訓練シークエン
スdiは、並列伝送器プロセッサ102の中の訓練シー
クエンス発生器により発生され、そして並列受信器プロ
セッサ103に送信され得る。次いで、重み発生器63
1は、重みベクトルを、例えば訓練シークエンスd
iと、等化器634により出力された誤差信号eiとの差
として更新し得る。等化器634は、訓練シークエンス
i’により訓練され得て、該訓練シークエンスdi
は、重み発生器631により受け取られた訓練シークエ
ンスdiと同じ訓練シークエンスdi、又は等化器634
に対する訓練シークエンス発生器635により発生され
た別個の訓練シークエンスであり得る。代替として、受
信器600は、等化器訓練シークエンスdi’を発生す
るため等化器に対する別個の訓練シークエンス発生器を
含み得る。この場合、更新された重み係数は、MMSE
アプローチにより計算され得る。
【0046】
【数7】
【0047】ここで、Xは異なる時間的瞬間に取られた
受信信号xiのサンプルを含むベクトルである。サンプ
ルは、受信信号xiの異なる時間的瞬間に取られ、そし
て遅延タップ・ラインにセーブされる。最適な等化器組
み合わせベクトルはwieq,minにより表され、そして重
みベクトルwiの共役転置はwi Hにより表される。最適
な等化器組み合わせベクトルwieq,minは、代替とし
て、再帰的最小二乗(RLS)、QR分解ベースのRL
S(QRD−RLS)又は最小平均二乗(LMS)を含
むがこれらに限定されるものではない他の方法により計
算され得る。等化器634は、代替として、訓練信号の
必要性なしに、ブラインド・モードで訓練され得る。ブ
ラインド等化器訓練方法は、一定モジュラス・アルゴリ
ズム(Constant Modulus Algor
ithm)(CMA)、低減された配置・アルゴリズム
(RCA)又はマルチ・モジュラス・アルゴリズム(M
MA)を含むがこれらに限定されるものではない。
【0048】図7は、一般的に線形等化器700と称さ
れる等化器634の第1のあり得る実現のブロック図を
示す。線形等化器700は、等化器重み発生器731、
1つ以上の乗算器732、加算器733、及び遅延タッ
プ・ラインに配列された1つ以上の遅延要素736を含
む。等化器重み発生器731、乗算器732、加算器7
33、及び遅延要素736は、ハードウエア、ソフトウ
エア、ファームウエア、又はこれらのある組み合わせ
で、例えば1つ以上の特定用途向け集積回路として実現
され得る。
【0049】例えば、加算器733からの、推定された
送信信号y’は、乗算器7321……732Nに遅延要素
(D)736を介して結合され得る。等化器重み発生器
731は、訓練シークエンスdi’を受け取り、そして
前述のようにM個の等化器重みweq,1……weq,Mを発生
する。等化器重みweq,1……weq,Mは乗算器732 1
…732Nに結合される。等化器重みweq,1……weq,M
はまた、前記の式(6)に記載されるように誤差信号e
iを計算し得る。各乗算器732iは、所与の等化器重み
eq,iを、推定された波形y’と乗算して、重み付けさ
れた推定送信信号ziを生成する。その結果生じた1組
の重み付けされた推定送信信号z1……z Mは、加算器7
33に結合され、該加算器733は、それらを一緒に加
算して、補正された推定送信信号y”を生成する。
【0050】代替として、等化器634は、判断フィー
ドバック等化器(DFE)として実現され得る。DFE
等化器800の例が図8に示されている。DFE等化器
800は、一般的に、加算器802を介してスライサ8
04に結合された線形等化器(LEQ)801、及びフ
ィードバック(FB)構成要素806、及び線形等化器
801及びフィードバック構成要素806に結合された
重み発生器831を備える。線形等化器801及び/又
はフィードバック構成要素806は、図7に関して前述
したタイプの線形等化器であり得る。DFE等化器80
0の上記構成要素のいずれか又は全部は、ハードウエ
ア、ソフトウエア、ファームウエア、又はこれらのある
組み合わせで、例えば1つ以上のASICとして実現さ
れ得る。代替として、これらの構成要素は、ディジタル
信号プロセッサ(DSP)上で動作する一連の命令とし
て実現され得る。線形等化器801は、式(6)に関し
て前述したように組み合わせ重みベクトル及び誤差信号
を計算する。
【0051】線形等化器801からの重み付けされた入
力と、重み付けされた前の推定シンボルとの組み合わせ
は、スライサ804の入力にフィードバックされる。ス
ライサ804は、受信信号xiを最も近い配置点と関連
付けることにより、送信された信号yiを再構成する。
スライサ804は、補正された推定受信データ・ビット
・サブストリームRiを生成する。重み発生器831
は、線形等化器801及びフィードバック構成要素80
6の両方に対する重みを計算され得る。その重みは、M
MSEにより、又は、再帰的最小二乗(RLS)、QR
分解ベースのRLS(QRD−RLS)又は最小平均二
乗(LMS)を含むがしかしこれらに限定されるもので
はない、当該技術に対して既知である他の方法により計
算され得る。次いで、重み付けされた推定送信信号波形
は、加算器802により一緒に加算され、そしてスライ
サに結合される。
【0052】本発明の別の実施形態において、順方向チ
ャネル送信器は、チャネル特性を用いて、送信された信
号y1……yNを生成し、該送信された信号y1……y
Nは、システムの合計容量を最大にするため、順方向リ
ンクの空間送信器プロセッサ102に知らされる。図9
は、このシステムの個々の送信器900のブロック図を
示す。送信器900は、一般的に、マッパー902、重
み発生器931、1つ以上の乗算器932、及び1つ以
上の加算器9401……940Nを含む。マッパー902
は、データ・ビット・サブストリームB1……BNを、例
えば、フレーマから受け取り、そしてそのデータ・ビッ
ト・サブストリームB1……BNを1組の1つ以上の配置
点CP1……CPNに変換する。例として、乗算器932
は、各グループがNの乗算器を含むNのグループに分割
され得る。i番目のグループの乗算器932は、Nの重
みwi1……wiNを重み発生器931から受け取る。各グ
ループの乗算器932は、対応する配置点に対する異な
る組の重みを受け取り得る。並列の態様で、i番目のグ
ループの乗算器932は、i番目の配置点CPiを全て
の重みwi1……wiNと乗算して、1組のNの重み付けさ
れた配置点WCPi1……WCPiNを生成する。i番目の
コンバイナ940iは、重み付けされた配置点WCPi1
……WCPiNを加算して、i番目の送信された信号yi
を得る。コンバイナ9401……940Nは、ディジタル
/アナログ(D/A)変換器を含み、重み付けされた配
置点を、送信信号y1……yNを搬送する波形に変換し得
る。
【0053】図10は、図9に示されるタイプの送信器
を利用するDSLシステム1000のブロック図を示
す。DSLシステム1000は、一般的に、伝送媒体1
005により第2の送受信器1003に結合された第1
の送受信器1002を含む。第1及び第2の送受信器1
002、1003はそれぞれ、送信器プロセッサ102
2、1032及び受信器プロセッサ1023、1033
を含む。送信器プロセッサ1022は、データ・ビット
・サブストリームB1’……BN’を、例えばフレーマ
(図示せず)から受け取る。送信器プロセッサ1022
は、図9に関して前述したのと類似の要領で、ビット・
サブストリームB1’……BN’を、送信信号y1……yN
を搬送する波形に変換する。伝送媒体1005は、送信
信号y1……yNを有する波形を第2の送受信器1003
に搬送し、そこにそれらの波形は受信信号x1……xN
して到達する。第2の送受信器1003は受信器プロセ
ッサ1033を含み、該受信器プロセッサ1033は、
図2に示されるものと類似であり得る。各受信信号は、
他のM−1の信号のうちの1つ以上のもの及び/又は他
の外部の干渉源からの干渉を含む。受信器プロセッサ1
033は、例えば、前述したように、干渉の効果を推定
するチャネル干渉推定器を含み得る。最適な重みベクト
ルは、各データ・ストリームに対する平均二乗誤差を最
小にすることに基づいて決定され得る。
【0054】この実施形態に従ったDSLシステムの動
作は、図9及び図10のブロック図及び図11のフロー
図を同時に参照することにより最良に理解される。最適
な送信重みベクトルは次のとおりに計算され得る。ステ
ップ1102において、受信器プロセッサ1033内の
チャネル干渉推定器CIE1……CIENは、干渉共分散
行列Kiを測定する。チャネル干渉推定器CIE1……C
IENはまた、送信セットの中の各送信信号yiに対する
チャネル応答行列Hを推定する。その行列Hの要素hij
は、i番目の送信信号yiの送信器とj番目の受信信号
jの受信器との間の干渉を示す(ここで、j=1……
Nである。)。
【0055】干渉共分散行列Ki及びチャネル応答行列
Hは、ステップ1104において、各リンクの中の第2
の送受信器1003により第1の送受信器1002に、
例えば送信器プロセッサ1032を介して供給される。
ステップ1106において、1組の重みwi=[wi1
…wiN]が計算される(ここで、iは1からNまでの範
囲とする整数である。)。その1組の重みwiは、重み
i1……wiNを成分として有する重みベクトルと見なし
得る。重みwi1……wiNは、送信器プロセッサに配置さ
れた重み発生器により、又は代替として受信器プロセッ
サに配置された重み発生器により計算され得る。ステッ
プ1108において、配置点CPiは、ステップ110
6で発生された重みwi=[wi1……wiN]により重み
付けされて、その重み付けされた配置点WCPi1……W
CPiNを生成する。次いで、重み付けされた配置点WC
i1……WCPiNは、一緒に加算されて、i番目の送信
信号yiを生成する。
【0056】例として、重みは、次のようにステップ1
106において計算され得る。最初に、行列式H
H(KN)H=UHΛ2Uが解かれる。なお、HHはチャネ
ル応答行列Hのエルミート形転置であり、KNは干渉分
散行列である。Uはユニタリー行列であり、そのユニタ
リー行列の各列はHH(KN)Hの固有ベクトルである。
Λは、
【0057】
【数8】
【0058】として定義される対角行列である。ここ
で、e¨1……e¨N(注:本明細書においてはe¨はe
の上に¨が付された文字記号を表す。)はHH(KN)H
の各固有値であり、そして「diag」は種々のλi
N×N行列の主対角の要素として配列されることを示
す。各送信器のための送信電力は、連立方程式
【0059】
【数9】
【0060】及び
【0061】
【数10】Σpk=P を解くことにより割り当てられる。ここで、Pは、送信
された合計電力であり、+は、その引数が負であるとき
ゼロ(0)に戻し且つ引数が正であるときその引数自身
に戻す演算子であり、そして各pkは、各重みベクトル
に対する電力を表す。新しい行列Φは、
【0062】
【数11】
【0063】として定義される。行列Φの各列は、
【0064】
【数12】Φ=[z1,……,zN] により示されるように正規化された(例えば、単位電力
に基づく)重みベクトルとして用いられる。次いで、重
みベクトル
【0065】
【数13】
【0066】は、重みベクトルに割り当てられるべき電
力に基づいて、
【0067】
【数14】
【0068】である(ここで、i及びjは1からNまで
の範囲にある整数である。)、重みベクトルの中の種々
の重みを非正規化することにより決定される。前述した
ことは本発明の好適な実施形態の完全な説明であるが、
種々の代替、修正及び均等物を用いることが可能であ
る。従って、本発明の範囲は、上記の記載を参照して決
定されるべきでなく、代わりに特許請求の範囲の均等物
の完全な範囲と共に特許請求の範囲を参照して決定され
るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に従ったDSLシ
ステムのブロック図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に従った受信器の
ブロック図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に従って複数の信
号を受信する方法を図示するフロー図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に従った連続的干
渉キャンセラのブロック図である。
【図5】図5は、本発明に従って連続的干渉相殺を実行
する方法を図示するフロー図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に従った組み合わ
された干渉キャンセラ及び等化器を用いている受信器の
ブロック図を図示する。
【図7】図7は、本発明の一実施形態に従った受信器の
等化器のブロック図である。
【図8】図8は、本発明の一実施形態に従って使用の受
信器の等化器のブロック図である。
【図9】図9は、本発明の一実施形態に従った送信器の
ブロック図である。
【図10】図10は、本発明の一実施形態に従ったDS
Lシステムのブロック図である。
【図11】図11は、本発明の一実施形態に従って送信
器の干渉相殺を実行する方法を図示するフロー図であ
る。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nの受信器を含む受信器プロセッサに結
    合された、Nの送信器を含む送信器プロセッサを備える
    MIMO DSL通信システム(ここで、Nは1以上の
    整数である)におけるクロストークの効果を低減する方
    法において、 複数の信号を受信するステップと、 前記の受信信号の各々を重みで重み付けすることによ
    り、複数の重み付けされた信号を生成するステップと、 前記の重み付けされた信号の1つ以上を組み合わせて、
    1つ以上の推定された送信信号を生成するステップとを
    備える方法。
  2. 【請求項2】 複数の信号を受信する前に、1つ以上の
    データ・ビット・ストリームからNの送信信号を生成す
    るステップと、 Nの送信信号をNの送信器からNの受信器に送信するス
    テップとを更に備える請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 1つ以上の干渉信号を1つ以上の推定さ
    れた送信信号から推定するステップを更に備える請求項
    1記載の方法。
  4. 【請求項4】 干渉信号のうちの1つ以上をNの受信信
    号から減算するステップを更に備える請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 Nの送信信号を送信する前記ステップ
    は、訓練シークエンスを前記送信信号のうちの1つ以上
    に加えるステップを含む請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 訓練シークエンスと前記推定された送信
    信号との間の平均二乗誤差を最小にすることにより最適
    な組み合わせを計算するステップを更に含む請求項5記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 重み付けされた信号の1つ以上を組み合
    わせる前記ステップは、 最強の受信信号に対応する第1の推定された送信信号を
    計算するステップと、 当該第1の送信信号から第1の干渉信号を推定するステ
    ップとを含む請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記受信信号のうちの1つ以上から干渉
    信号を減算するステップを更に備える請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 次に最強の受信信号に対応する次に推定
    された送信信号を計算するステップと、 当該次の送信信号から第2の干渉信号を推定するステッ
    プとを更に備える請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1の干渉信号は、第1の推定された
    信号を、MIMODSL通信システムと関連したチャネ
    ル応答によりたたみこみすることにより推定される請求
    項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記受信信号のうちの1つ以上を等化
    することにより誤差信号を発生するステップと、 当該誤差信号を用いてNの重みのうちの1つ以上を更新
    するステップとを更に備える請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 重み付けされた信号のうちの1つ以上
    を組み合わせる前記ステップは、 各前記送信器から各前記受信器へのチャネル応答を測定
    するステップと、 当該チャネル応答を前記送信器プロセッサに供給するス
    テップと、 1つ以上の特定の送信器と前記受信器のうちの1つ以上
    との間の干渉を最小にするため最適な送信ベクトルを計
    算するステップと、 1つ以上の送信信号を最適な送信ベクトルにより重み付
    けするステップとを含む、請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 Nの受信器に結合されたNの送信器を
    有するDSL通信システム(ここで、Nは1以上の整数
    である。)におけるクロストークを低減する装置におい
    て、 1つ以上のデータ・ストリームからNの送信信号を生成
    するフレーマと、 前記フレーマに結合され、Nの送信信号を送信するNの
    送信器と、 Nの送信器に結合され、Nの送信信号に対応するNの受
    信信号を受信するNの受信器と、 Nの受信器のうちの1つ以上に結合され、前記受信信号
    の各々を、Nの各送信器の対して1つの重みであるNの
    重みで重み付けして、1つの受信信号当たりNの重み付
    けされた信号を生成する重み発生器と、 前記重み発生器及びNの受信器のうちの1つ以上に結合
    され、前記重み付けされた信号の1つ以上を組み合わせ
    て、前記送信器のうちの1つ以上に対して1つ以上の推
    定された送信信号を生成するコンバイナとを備える装
    置。
  14. 【請求項14】 Nの受信器に結合されたデフレーマを
    更に備える請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記Nの受信器のうちの1つ以上は、
    連続した干渉キャンセラを含む請求項13記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記Nの受信器のうちの1つ以上は、
    前記コンバイナ及び前記重み発生器に結合された等化器
    を含む請求項13記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記等化器は1つ以上の線形等化器を
    含む請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記Nの送信器のうちの1つ以上と前
    記Nの受信器のうちの対応する1つ以上のものとの間に
    結合された1つ以上のチャネル応答推定器を更に備える
    請求項13記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記受信器のうちの1つ以上はエコー
    ・キャンセラを含む請求項13記載の装置。
  20. 【請求項20】 Nの受信器に接続されたNの送信器を
    含むDSL通信システム(ここで、Nは1以上の整数で
    ある)におけるクロストークの効果を低減する方法にお
    いて、 前記Nの受信器のうちの任意の1つで、複数の信号を含
    む波形を受信するステップと、 受信信号の各々を重みで重み付けすることにより複数の
    重み付けされた信号を生成するステップと、 前記の重み付けされた信号のうちの1つ以上を組み合わ
    せて、推定された送信信号を生成するステップと、 前記推定された送信信号から1つ以上の干渉信号を推定
    するステップと、 前記干渉信号のうちの1つ以上を波形から差し引くステ
    ップとを備える方法。
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