JP2002083398A - タクシー呼出しシステム - Google Patents

タクシー呼出しシステム

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JP2002083398A
JP2002083398A JP2000312677A JP2000312677A JP2002083398A JP 2002083398 A JP2002083398 A JP 2002083398A JP 2000312677 A JP2000312677 A JP 2000312677A JP 2000312677 A JP2000312677 A JP 2000312677A JP 2002083398 A JP2002083398 A JP 2002083398A
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Yoshiaki Masuno
義明 増野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】最適なタクシーを迅速に呼出す呼出しステーシ
ョンのシステムを公開する。 【構成】複数のタクシー運用会社と配車提携したタクシ
ー呼出しステーションがタクシー利用客からの配車希望
に応じて前記タクシー運用会社のうちの最適な運用会社
に配車指示を出すことを特徴とするタクシー呼出しシス
テム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は利用客がタクシーを呼出
すシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、利用客がタクシーを呼出す場合に
は各タクシー会社に利用客が直接電話をして呼出してい
た。利用客は電話で自分の現在位置と目的地とを告げる
とこの電話を受けたタクシー会社の電話受付オペレータ
はこの情報を無線で自社のタクシードライバーに知らせ
る。空車で前記現在位置に近い車がこの情報を聞きつけ
て名乗りをあげると前記オペレータはそのドライバーを
指名してその直後に前記利用客にタクシーを配車する旨
を約束する。最近では自社のタクシー全てにGPS位置
検出器を取り付けてタクシーの現在位置を正確に把握で
き、かつ、空車や実車といった営業状態についてもオペ
レータが把握できるので利用客からの問い合わせに対し
てオペレータが最適な配車を行えるようにシステムを構
築している場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タクシー呼出しシステムでは1つのタクシー会社を選択
してから電話をしなくてはならないので利用客の立場か
ら見ると選択の幅が狭まっていた。タクシー会社のA
社、B社、C社が営業している地域であってもそのうち
の一社として例えばA社に電話をした場合にはB社、C
社への問い合わせは実質的には行えなかった。利用客が
タクシーを呼びたいと思った時点でA社のタクシーはそ
の利用客から15分離れた場所にしか空車タクシーがな
く、B社は1分の距離に空車が、そしてC社は2分の距
離に空車があったとしてもA社に問い合わせるとその1
5分待ちのタクシーを依頼するしかなかった。不慣れな
土地でタクシーを利用する場合には上記のような損害を
利用客が被ることは少なくない。別の課題として出張な
どで不慣れな土地に電車や飛行機で出向いた場合にその
駅や空港から目的地までタクシーで向かおうとするとま
ず、その駅や空港に到着してからタクシー乗り場に並ぶ
ということをしなくてはならない。タクシー営業が少な
い土地ではタクシー乗り場で30分以上も並んで待つと
いうことも珍しくない。タクシー待ちで遅刻することを
防ぐために相当に余裕をもって出張しなければならなか
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のタクシー呼出し
システムは第一に、複数のタクシー運用会社と配車提携
したタクシー呼出しステーションがタクシー利用客から
の配車希望に応じて前記タクシー運用会社のうちの最適
な運用会社に配車指示を出すことを、第二に、第一の特
徴に加えてタクシー利用客が自身の位置や付帯情報を携
帯電話を使用して通知することを、第三に、第二の特徴
に加えて通知回数が複数回であることを、第四に、第一
から第三のいずれかの特徴に加えてタクシー利用客の位
置をGPS等によって検出することを、第五に、第一か
ら第四のいずれかの特徴に加えて、タクシー利用客がタ
クシーを利用して出向く目的地へ到着する時刻を希望到
着時刻として前記ステーションに連絡することを、第六
に、第一から第五のいずれかの特徴に加えて、タクシー
利用客が音声を使用せずにタクシー呼出し連絡を実施す
ることを、第七に、第一から第六のいずれかの特徴に加
えて、タクシー呼出しシステムにおいて、タクシーを利
用した場合に目的地に到着する予想時刻情報が前記呼出
しステーションから通知された後にタクシー利用客がタ
クシー利用希望の有無を前記ステーションに連絡するこ
とを、第八に第一から第七のいずれかの特徴に加えて、
前記ステーションが利用客にタクシー乗り込み場所を指
示することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明において、複数のタクシー運用会社と配
車提携したタクシー呼出しステーションがタクシー利用
客からの配車希望に応じて前記タクシー運用会社のうち
の最適な運用会社に配車指示を出すことを特徴とする第
一の特徴を備える場合には、前記呼出しステーションが
蓄積・所有する情報に基づいて最適なタクシー会社のタ
クシーを利用客に提供することができる。利用客は有線
電話や携帯電話やインターネット回線または無線機また
は郵便によって前記ステーションへ希望連絡するだけで
実質的には複数のタクシー会社の過去の実績や現在の空
車状況に応じた最適なタクシーを得ることができる。利
用客はステーションの情報量の恩恵を得ることで最適な
タクシーが確保できる。尚、ここでタクシーは広義に定
義する。本明細書でタクシーと呼ぶ場合には狭義のセダ
ンタイプまたはワゴンタイプのタクシーに加えて乗合タ
クシーやジャンボタクシーを含んでいる。身障者が乗り
やすいように改造したタクシーとして車椅子のまま乗れ
るタクシーも含んでいる。第一の特徴に加えてタクシー
利用客が自身の位置や付帯情報を携帯電話を使用して通
知することを特徴とする第二の特徴を備える場合には、
自身の位置や荷物が多い、子供を3人連れている、足が
不自由である、急いでいるといった付帯情報をステーシ
ョンに伝えることで利用客に最適なタクシーを選択して
もらえる確度がさらに向上する。第二の特徴に加えて通
知回数が複数回であることを特徴とする第三の特徴を備
える場合には、時間を経過して位置を連絡することで自
身の移動状況をステーションに通知することになる。こ
のことでその利用客がタクシーを利用したい場所と時刻
を正確に予想して希望通りの配車が行える。第一から第
三のいずれかの特徴に加えてタクシー利用客の位置をG
PS等によって検出することを特徴とする第四の特徴を
備える場合には、GPSという衛星を利用した位置認識
システムによって正確に位置情報を把握することができ
る。また、タクシーの位置認識システムもGPSを使用
する場合が多いのでタクシーと利用客が同一の位置認識
システムを使用するメリットもある。GPS信号がずれ
た場合でも利用客とタクシーとの相対位置は変わらな
い。ここでGPS等と記した理由はPHSが電波到達範
囲が狭いことを利用してPHSと交信している発信機を
特定して位置認識するタイプの位置認識システムや建物
の内部に特別に位置認識システムを構築して前記タクシ
ー利用客の位置を自動的に認識するシステムも含むから
である。第一から第四のいずれかの特徴に加えて、タク
シー利用客がタクシーを利用して出向く目的地へ到着す
る時刻を希望到着時刻として前記ステーションに連絡す
ることを特徴とする第五の特徴を備える場合には、タク
シードライバーが目的地までの道に精通している、車両
が小さいので狭い道でも通過できることで早く目的地に
到着できる、高速道路で速度が出せる車両能力を備えて
いる、ハイウェーカードや先端の料金支払いシステムに
対応しているので高速道路の通過が速い、などの特徴を
加味して利用客に最適なタクシーを提供できる。第一か
ら第五のいずれかの特徴に加えて、タクシー利用客が音
声を使用せずにタクシー呼出し連絡を実施することを特
徴とする第六の特徴を備える場合には、利用客が電話で
話をできなくてもメール情報やGPSなどの位置情報を
連絡することで最適なタクシーを提供してもらえる。第
一から第六のいずれかの特徴に加えて、タクシー呼出し
システムにおいて、タクシーを利用した場合に目的地に
到着する予想時刻情報が前記呼出しステーションから通
知された後にタクシー利用客がタクシー利用希望の有無
を前記ステーションに連絡することを特徴とする第七の
特徴を備える場合には利用客はステーションからの情報
を判断材料として利用の有無を決めることができる。複
数のステーションに問い合わせる場合にはステーション
同士が競争することで質の向上になる。第一から第七の
いずれかの特徴に加えて、前記ステーションが利用客に
タクシー乗り込み場所を指示することを特徴とする第八
の特徴を備える場合には、目的地や状況に応じて最適な
タクシー乗車位置を利用客に教えることができる。利用
客に空車タクシーが比較的発生しやすい駅で下車しても
らう、目的地までの道が混まない場所から乗車してもら
う、足が不自由ならばエレベータを備えた駅での下車を
推薦したり、階段などの段差がない駅を推薦するなどの
作用を発揮できる。
【0006】
【実施例】本発明の第一の実施例について図1を用いて
説明する。複数のタクシー運用会社と配車提携したタク
シー呼出しステーションがタクシー利用客からの配車希
望に応じて前記タクシー運用会社のうちの最適な運用会
社に配車指示を出すことを特徴とする実施例である。タ
クシーを頻繁に利用する利用客は呼出しステーションを
経営する企業と契約を結び専用無線機1を所持する。こ
の専用無線機は呼出しステーション2と交信することが
できる。専用無線機は専用周波数を用いたトランシーバ
ーの場合もあるし、携帯電話やインターネット回線とい
った公共無線を使用する場合もある。専用無線機は個別
に管理されている。その所持者の氏名と連絡先および代
金支払いのための銀行口座や保証人についての情報を管
理している。必要に応じて付帯条件も管理しておく。例
えば、通常の勤務では月曜日から金曜日の朝の8時に自
宅を出てタクシーで5分の距離の最寄駅までタクシーで
出かける。そして、電車を乗りついて会社の最寄駅から
会社までをタクシーに15分乗っていく。夕方は月末の
金曜日は定例会があるので夕方4時には会社から関連会
社までタクシーで20分かけて移動する、といった情報
である。呼出しボタン3を押すことで前記データーがス
テーションで読み取れるようにしてある。図1の例では
専用無線機を所持している東京の会社で働くタクシー利
用客がこれから出張して岡山に向かう場面を描いてい
る。新幹線に乗る直前に専用無線機からステーションに
向けて、「新幹線N号で岡山で下車して株式会社M社の
L事業所K部長とのJ時からの会議に間に合うようにタ
クシーで行きたいので手配をお願いします。」と連絡し
ておく。K部長の電話番号もステーションに連絡してお
く。この連絡を受けたステーションは岡山地区で提携し
ているタクシー会社4に連絡してL事業所にJ時に到着
できることと岡山駅で利用客を無用に待たせないことの
条件を満たすタクシー5を確保してもらう。例えばM社
が自動車生産会社の場合には配車するタクシーがM社製
であることといった細かい条件も指定して手配する。そ
のタクシーのドライバーが岡山駅からL事業所までのコ
ースを熟知しているかのチェックも行う。チェックの方
法としてはそのドライバーの過去の就業実績や講習実績
のデーターベースを使用する。ステーションでは岡山の
時間帯別の道路状況のデータを備えており、タクシー会
社の提示が妥当かのチェックも行う。このような一連の
チェックを通過後に利用客にタクシー確保の連絡をす
る。タクシーに乗り込むべき位置6等の詳細は随時連絡
する。例えば、新幹線で利用客が座っている座席位置を
把握してその位置からどのようにエスカレータを降りて
出口に向かうべきかの案内を行う。重い荷物を運ぶ場合
にはタクシードライバーに事前に連絡しておくことで、
ドライバーは駐車場にタクシーを留めて入場券を買って
駅の構内に入り、新幹線を降りた時点から荷物運搬を手
伝うというサービスも実施する。ステーションでは利用
客が2時間前に予約を入れてくれる場合にはその分だけ
割引を実施する。東京から新幹線乗車前に岡山での予約
をする場合には長時間前での予約なので割引をさらに増
やすシステムにしておく。必要に応じてステーションか
らK部長当てに到着予想時刻の案内連絡を入れることも
できる。このようにステーションは秘書センターとして
の機能も担う。
【0007】本発明の第二の実施例を図1を再び用いて
説明する。利用客は専用無線機を帯同して徒歩でオフィ
ス街を歩行中、目印になりそうな建物や交差点表示の場
所で定期的に現在位置を呼出しステーション2に連絡し
ておく。GPSを備えていない無線機であったり、GP
Sで位置認識がしにくい場所ではこのようにして現在位
置を時間経過と共に連絡していく。例えば交差点に立ち
止まって標識を読みとってステーションに連絡するとス
テーションではその利用客が交差点の4箇所ある歩道の
うちのどこかにいることが認識される。3分後に利用客
が目の前にあるビルの名称を読み上げるとその交差点か
ら徒歩3分以内に存在するビルの名称を検索してそのビ
ルの位置を確認することで利用客の現在位置が特定でき
る。利用客は「このまま同じペースでまっすぐに歩きま
す」と連絡して実行するとステーションではその利用客
がこれから1分後、2分後にどの位置に居るかを予想す
ることが出来る。このように定期的に移動状況をステー
ションに連絡することで移動する利用客の軌跡7を把握
できるので急に雨が降ってきて利用客がタクシーに乗り
たいと思った時には呼出しボタン3を押すだけでタクシ
ーを呼ぶことが出来る。ステーションではGPS衛星8
からの情報で位置認識するGPS受信機9を搭載したタ
クシーの位置を随時把握しておくことと、お天気情報を
正確に把握しておくことで、雨が降りそうだと予想され
た時点で空車状態のタクシーをなるべく前記利用客の近
くに寄せるよう指示を出せる。雨が降ったらタクシーに
乗りたいという条件をステーションに事前登録しておく
ことでステーションはより積極的にタクシーを事前に寄
せることができる。このことで空車タクシーの割合を下
げることができる。
【0008】本発明の第三の実施例を図2を用いて説明
する。車椅子使用者がGPS付き携帯電話をタクシー呼
出しの専用無線機1として利用する例である。車椅子利
用者がタクシーを利用しようとする場合にはいくつかの
問題がある。1つは使用者と車椅子を一体として乗せら
れるような専用のタクシーの台数が限られてしまうこと
である。通常のセダンタイプの車両では対応できないの
でマイクロバスをベースとしたリフト付きの車両を用意
しなければならない。そして、この車両を手配した場合
でも狭い路上では乗り込み作業が難しいので乗り込みお
よび降車場所も限られてしまう。セダンタイプのタクシ
ーでも車椅子をトランクに載せたり、もしくは牽引する
ことで対応することもできる。しかし、トランクに載せ
る場合にはその車椅子が折り畳み式でコンパクトなもの
に限られるし、牽引タイプの場合には牽引ユニットを所
有したタクシーでないといけない。このように車椅子の
種類や車椅子使用者の体調や不自由の度合いによって木
目細かく対応しないとタクシー配車が無駄になってしま
う。呼出しステーション2では車椅子使用者の不自由の
度合いや車椅子の種類を事前に登録してもらうことで配
車の無駄を省くようにデーターベースを整備しておく。
そして、かかりつけの医院の連絡先や緊急の場合の連絡
先や車椅子が壊れた場合の修理対応連絡先も把握してお
く。さらに、その車椅子使用者が過去に乗車したタクシ
ーおよびそのドライバーについての印象もアンケートで
記録しておき、前回印象が良かったタクシーを優先的に
配車するように配慮する。利用客は携帯電話である専用
無線機に備えてある携帯用GPS受信機10によって把
握した現在位置を自動的にステーションに連絡する。こ
の位置連絡は事前にモード設定しておくと10分毎や3
0分毎といった定期連絡をするようにできるので徘徊癖
のある人の場合にはステーションで位置を確認すること
もできる。前回の計測時からある一定距離以上に移動し
た場合だけ連絡するような設定であるとか、住宅の外に
出た場合だけ連絡するような設定もできる。ステーショ
ンでは徘徊と判断された移動が検出された時点で緊急連
絡先に通報するとともに近くを運行しているタクシー5
に状況を把握するように指示を出す。緊急の場合には実
車状態のタクシーにも依頼することがある。事前の契約
によっては、徘徊者を捜索してタクシーに乗せて指定場
所まで運ぶという業務もステーションで引き受けてタク
シー会社4に業務委託する。
【0009】本発明の第4の実施例を説明する。タクシ
ー利用客として呼出しステーションと契約しているAさ
んが翌日にぎりぎりの時間でB社からC社に移動しなけ
ればならないことを呼出しステーションに相談して「移
動スケジュール」の作成を依頼する。都心の場合には電
車や地下鉄に加えてタクシーをタイミングよく使用する
とタクシーだけや電車や地下鉄だけを利用した移動より
も格段に速く移動できる場合がある。道路の混雑状況等
でその最適組合せは異なってくる。呼出しステーション
では道路の混雑状況や道路工事やイベントや映画の封切
り日などの混雑に影響しそうな情報を把握しておき、道
路通過予測の精度を高めておく。加えて、電車や地下鉄
のダイヤや改札口の混雑状況、どの車両に乗ると駅でス
ムーズに降車して道路にまで出られるかを実際に実験し
たりアンケートを実施して蓄積しておく。上記豊富なデ
ーターベースを基にして前記B社からC社への移動スケ
ジュールを考案してAさんに提示する。この提示だけで
もAさんにとっては対価を支払う価値があるのでスケジ
ュールの販売も前記呼出しステーションの業務として成
り立つ。さらにそのスケジュールを実行するように依頼
を受けるとタクシーの手配や場合によると同行案内サー
ビスまでを引き受ける。これらのサービスについて具体
的に説明する。B社の出口にタクシーを待たせておいて
そのタクシーに乗りこんで最寄の地下鉄駅まで2分間タ
クシーを走らせて、後は地下鉄で10分移動してC社の
最寄駅に着き、そこの出口に待たせておいたタクシーに
乗りこんでC社に到着するというスケジュールを立てた
とする。B社の出口にタクシーを待たせておくことと、
B社出発後12分経過した時点でC社最寄駅に別のタク
シーを待たせておく手配を呼出しステーションでは引き
受ける。呼出しステーションでは提携しているタクシー
会社に指示を出して間違いなくタクシーを配車する。さ
らに同行案内サービスとしてAさんがB社からC社に移
動するのにぴったりと着いて迷わずに移動させるサービ
スも引き受ける。B社の最寄駅の地下鉄の切符を事前に
購入しておいて待つなど、少しでも移動がスムーズにな
るように補助する。このように目的地に到着する時刻に
ついて最善の補助をするサービスを実施する。
【0010】本発明の第五の実施例について説明する。
携帯電話を使用して、まったく音声による会話を使わず
にタクシーを呼ぶシステムである。携帯電話の液晶ディ
スプレィを使用して呼出しステーションがメニュー画面
を利用者の携帯電話に送信する。すると利用者は現在位
置を携帯電話に備えたGPS受信機の情報を送信するこ
とで連絡して目的地と出発時刻および到着希望時刻をキ
ー入力してステーションに連絡する。支払い方法が口座
引き落としならばそれも連絡する。定期的に通う場所と
して病院などの場合には事前に登録しておくことで呼出
しボタン1つで配車依頼が可能になる。このシステムは
言葉が不自由な人に便利である。会社がお客さんを自社
に招く場合にこのGPS付き携帯電話を事前に郵送して
おくことで、お客さんは最寄駅到着後にボタン1つの操
作で訪問する会社まで運んでくれるタクシーを呼ぶこと
ができる。
【0011】本発明の第六の実施例を説明する。タクシ
ーで目的地に何時に到着できるか、そしてその費用がど
の程度なのかを事前に呼出しステーションに問い合わせ
てから実際に配車してもらうか決められるシステムの例
である。タクシーに乗りこんだはよいが渋滞で時間には
遅刻するし費用も掛かるという不安を解消するシステム
である。提示した時間と費用についてもしも遅延した場
合には費用については割引くという対応をする場合があ
る。
【0012】本発明の第七の実施例を示す。タクシー利
用客に自宅もしくは自社を出て目的地に行くまでの全体
のスケジュールを提案する例である。車椅子使用者が自
宅を出て電車を乗り継いでデパートに買い物に行く場合
に徒歩では最短の最寄駅が階段しかなくてホームに移動
するのが大変だという場合もある。電車から別の電車へ
の乗り換えが階段で途中で立ち往生する場合もある。こ
の場合には多少遠い駅でも全体の移動がスムーズな方が
車椅子使用者に都合が良い場合がある。エレベータを備
えた駅を把握しておいて、また、乗り継ぎの不便がない
かのチェックを行った上でタクシーの配車を車椅子使用
者に提案する。この場合には車椅子使用者が最寄駅と思
っていた駅とは別の駅に運ぶことになるのでタクシー利
用客が行き先を指定して運ぶという従来の概念からは異
なる概念での運行になる。お客さんの目的であるデパー
トでの買い物について最適な行動スケジュールを提案し
てその実行の1つとしてお客さんが最寄駅と思っていな
かった駅に運ぶというビジネスのスタイルである。
【0013】本発明の第八の実施例を説明する。道路が
渋滞しないように空車タクシーの運行をコントロールす
る例である。各タクシー会社とは提携関係にある呼出し
ステーションは各会社としての利益よりも1つ大きな概
念で利益を考えることができる。道路が渋滞しないよう
にコントロールすることはその一例である。位置として
近くにあるタクシーも渋滞地区を通過しなければならな
い場合には遠くても渋滞地区を通過しなくて済むタクシ
ーを呼出す。この基準をしっかりと守ることで各タクシ
ードライバーは日頃から渋滞地区を避けるように行動す
るという波及効果も期待できる。
【0014】本発明の第九の実施例を説明する。行き先
を設定して予約をするとタクシー料金が安くなる例であ
る。タクシー利用客は夕方に乗車を希望する場合に午前
中に乗車希望位置と乗車希望時間および目的地(行き
先)を携帯電話で予約入力する。その際に、乗車希望時
刻から何分まで待つことが可能かも入力する。夕方の予
約を午前中にすることで、予約時点で300円が徴収さ
れるかわりに実際に乗車した場合には500円が戻って
くる。差し引き200円得する。前記300円の徴収は
予め指定しておいたタクシー利用客の口座から呼出しス
テーションが引き落とすことで行う。予約をした場合に
はタクシー料金を前記口座から引き落としてもらうこと
も可能である。午前中に予約をした利用客には午後の2
時に呼出しステーションから返信のメールが届く。ここ
で乗車希望時刻から5分未満に配車が可能な場合にはそ
の旨を伝えるだけであるが、例えば前記入力時の許容待
ち時間の範囲で5分以上遅い時刻に配車する場合にはそ
の遅延時間に応じて割引きを実施する。例えば5分以上
10分未満で50円、10分以上15分未満で100円
といった割引きである。相乗りを許容する場合にも割引
きを実施する。このシステムは予約した利用客の乗車位
置、時刻、行き先、道路事情を考慮して実際にタクシー
の実車及び空車状態での運行軌跡をシミュレーションし
て、少しの回り道で相乗りできないか、タクシーが行っ
た出先付近で別のお客さんを乗せることで空車時間を減
らせないか検討して、多少利用客に融通してもらうこと
でタクシーの実車効率が高まればその分を利用客にも還
元するシステムである。呼出しステーションへの加入タ
クシー会社が増えるほど、タクシー利用客の会員が増え
るほどこの予約システムの効率が向上する。バスや電車
までを取り込んだシステムの例としては、途中の渋滞す
る区域は電車で通過してもらう提案もある。自宅から最
寄駅までをタクシーAで移動して前記最寄駅から行き先
近くの最寄駅までは電車で移動してもらう。そして前記
行き先近くの最寄駅から行き先まではタクシーBで移動
する。この場合にはタクシーB乗車時の初乗り運賃は割
引きにする。
【0015】
【発明の効果】本発明のタクシー呼出しシステムを用い
ると、複数のタクシー会社から最適なタクシーを確実に
呼出してもらえる。電車や地下鉄などの公共交通手段と
の併用もできるので全体的にタクシーの無駄がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一および第二の実施例を示す構成図
である。
【図2】本発明の第三の実施例を示す構成図である。
【符号】
1は専用無線機、2は呼出しステーション、3は呼出し
ボタン、4はタクシー会社、5はタクシー、6は乗り込
むべき位置、7は軌跡、8はGPS衛星、9はGPS受
信機、10は携帯用GPS受信機である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のタクシー運用会社と配車提携したタ
    クシー呼出しステーションがタクシー利用客からの配車
    希望に応じて前記タクシー運用会社のうちの最適な運用
    会社に配車指示を出すことを特徴とするタクシー呼出し
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1のタクシー呼出しシステムにおい
    て、タクシー利用客が自身の位置や付帯情報を携帯電話
    を使用して通知することを特徴とするタクシー呼出しシ
    ステム。
  3. 【請求項3】請求項2のタクシー呼出しシステムにおい
    て、通知回数が複数回であることを特徴とするタクシー
    呼出しシステム。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかのタクシー呼出
    しシステムにおいて、タクシー利用客の位置をGPS等
    によって検出することを特徴とするタクシー呼出しシス
    テム。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかのタクシー呼出
    しシステムにおいて、タクシー利用客がタクシーを利用
    して出向く目的地へ到着する時刻を希望到着時刻として
    前記ステーションに連絡することを特徴とするタクシー
    呼出しシステム。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかのタクシー呼出
    しシステムにおいて、タクシー利用客が音声を使用せず
    にタクシー呼出し連絡を実施することを特徴とするタク
    シー呼出しシステム。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれかのタクシー呼出
    しシステムにおいて、タクシーを利用した場合に目的地
    に到着する予想時刻情報が前記呼出しステーションから
    通知された後にタクシー利用客がタクシー利用希望の有
    無を前記ステーションに連絡することを特徴とするタク
    シー呼出しシステム。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかのタクシー呼出
    しシステムにおいて、前記ステーションが利用客にタク
    シー乗り込み場所を指示することを特徴とするタクシー
    呼出しシステム。
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