JP2002082927A - 分散シミュレーション装置 - Google Patents

分散シミュレーション装置

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JP2002082927A
JP2002082927A JP2000271806A JP2000271806A JP2002082927A JP 2002082927 A JP2002082927 A JP 2002082927A JP 2000271806 A JP2000271806 A JP 2000271806A JP 2000271806 A JP2000271806 A JP 2000271806A JP 2002082927 A JP2002082927 A JP 2002082927A
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function
simulation
sleep
simulator
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JP2000271806A
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Atsunobu Tsutai
厚伸 蔦井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリープする時間をシミュレーション1ステ
ップの処理時間の変化にあわせて、動的に設定すること
によりシミュレータの処理時間を短縮できる分散シミュ
レーション装置を構築する。 【解決手段】 分散シミュレーション制御装置で制御さ
れている複数のシミュレータで構成される分散シミュレ
ーションに、シミュレータにスリープ時間を計算する機
能を持ったスリープ時間設定機を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠隔地に点在す
る複数台のシミュレータ装置を、シミュレータ装置間の
データの制御、及び上記シミュレータ装置間の時刻同期
をとることによって進行制御を行う分散シミュレーショ
ン制御装置に接続した分散シミュレーション装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】分散シミュレーション装置とは、DIS To
day(PROCEEDING OF THE IEEE, VOL.83, NO.8, AUGUST
1995)に記載されているように、大規模なシミュレーシ
ョンを実行するにあたり、実行性能を向上させるため
に、複数の計算機をネットワーク上に接続して、1つの
シミュレーションを複数台の計算機上で実行するシミュ
レーション装置である。例えば、防衛分野においては、
従来大規模な訓練を行うためには1カ所に隊員が集結す
ることが必須であったが、上記装置により遠隔地にいる
隊員同士の共同演習訓練シミュレーションが可能とな
り、コスト削減及び安全性の確保につながった。
【0003】米軍では、SIMNET THE ADVENT OF SIMULAT
OR NETWORKING(PROCEEDING OF THEIEEE, VOL83, NO.8,
AUGUST 1995)に記載されているように、1980年代
からのSIMNETの開発において、全世界の数百台の
戦車シミュレーションを接続した共同訓練を実施してい
る。また、民生品と比べて極端に生産量が少ないため、
新製品の開発設計等においては、設計段階における性能
評価等をシミュレーションによって検証する必要性があ
り、年々シミュレーションに頼る部分が大きくなってい
る。
【0004】図8は従来の分散シミュレーション装置を
示すシステムブロック図の例であって、この分散シミュ
レーション装置は、センサを用いた自動車自動運転装置
の性能を検証、解析するためのものである。図中1〜3
は、分散シミュレーション制御装置4に接続する、信号
模擬装置、センサ模擬装置、自動車自動運転模擬装置で
ある。図中5〜7はシミュレータが分散シミュレーショ
ン制御装置4に接続するための通信機である。
【0005】信号模擬装置1では、交通信号の赤、青を
模擬する。ここで、信号機の赤、青は一定間隔毎に切り
替わるものとする。今回は30分おきに切り替えること
にする。センサ模擬装置2は自動運転を行うために必要
な外界情報、ここでは、信号模擬装置1で模擬している
信号の赤、青を探知する。自動車自動模擬装置3は、セ
ンサ模擬装置2の探知結果をもとに、信号が赤なら止ま
り、青なら進むという単純な自動運転を行う自動車の模
擬を行う。分散シミュレーション制御装置4は、シミュ
レータ1〜3間のデータ制御を行うとともに、各シミュ
レータの時刻進行の制御を行う。シミュレータ間のデー
タの送受信は全て分散シミュレーション制御装置4を通
して行われる。
【0006】シミュレータの時刻進行の制御は、シミュ
レータが時刻を進行したいという意思を分散シミュレー
ション制御装置4に伝え、分散シミュレーション制御装
置4はシミュレータ間のデータの送受信に矛盾が生じな
いことを確認した後、シミュレータに時刻を進行するこ
とを許可するという形で行われる。シミュレータは時刻
を進行したいという意思を分散シミュレーション制御装
置に伝えてから、時刻の進行を許可されるまで計算機の
他の処理に処理時間を与えるため、一定時間スリープを
行う。
【0007】次に図8においての動作例を説明する。時
刻10:00において、信号模擬装置1は赤信号であ
り、自動車自動運転模擬装置3は止まっているとする。
時刻10:00の信号模擬装置1は、10:10に青信
号に変化するというデータを分散シミュレーション制御
装置4に送信した後、10:10に時刻を進行したいと
いう要求を分散シミュレーション制御装置4に送信す
る。時刻10:00のセンサ模擬装置2は、時刻10:
00で他のシミュレータからデータを受信していないた
めデータを送信せず、10:10へ時刻を進行したいと
いう要求を分散シミュレーション制御装置4に送信す
る。
【0008】時刻10:00の自動車自動運転模擬装置
3は、10:10へ時刻を進行したいという要求を分散
シミュレーション制御装置4に送信する。この時、分散
シミュレーション制御装置4は信号模擬装置1に、1
0:10以前のデータが送信されないことを確認して、
信号模擬装置1に10:10への時刻進行許可を送信す
る。
【0009】次に、分散シミュレーション制御装置4は
センサ模擬装置2に、10:10に青信号に変化すると
いうデータを送信した後、センサ模擬装置2に10:1
0以前のデータが送信されないことを確認して、センサ
模擬装置2に10:10への時刻進行許可を送信する。
次に、分散シミュレーション制御装置4は、自動車自動
運転模擬装置3に10:10以前のデータが送信されな
いことを確認して、自動車自動運転模擬装置3に10:
10への時刻進行許可を送信する。
【0010】10:10の信号模擬装置1は、青信号に
変化してから30分経過していないので信号変化のデー
タを送信せずに10:20への時刻進行要求を分散シミ
ュレーション制御装置4に送信する。10:10のセン
サ模擬装置2は、受信した10:10に青信号に変化す
るというデータから信号が青に変化したことを確認し
て、分散シミュレーション制御装置4に信号が青に変化
したことを伝えるデータを送信し、10:20への時刻
進行要求を分散シミュレーション制御装置4に送信す
る。時刻10:10の自動車自動運転模擬装置3は、1
0:20への時刻進行要求を分散シミュレーション制御
装置4に送信する。ここで、分散シミュレーション制御
装置4は信号模擬装置1に10:20以前のデータが送
信されないことを確認して、信号模擬装置1に10:2
0への時刻進行許可を送信する。
【0011】次に、分散シミュレーション制御装置4は
センサ模擬装置2に10:20以前のデータが送信され
ないことを確認して、センサ模擬装置2に10:20へ
の時刻進行許可を送信する。分散シミュレーション制御
装置4は、自動車自動運転装置3に信号が青に変化した
というデータを送信して、自動車自動運転装置3に1
0:20以前のデータが送信されないことを確認して、
自動車自動運転模擬装置3に10:20への時刻進行許
可を送信する。自動車自動運転模擬装置3は信号が青に
変化したというデータを受信して自動車を発進させる。
ここで、信号機が変化してから自動車を発進させるまで
10分要しているがこれは説明のために時刻の進行幅を
大きくしているだけで、実際には時刻の進行幅を現実に
即して設定する。
【0012】上記従来の分散シミュレーション装置で
は、シミュレータは分散シミュレーション制御装置から
のメッセージを受信するため、シミュレーション計算を
一時スリープさせ、通信機等に制御時間を与えている
が、シミュレーション実行時に新しいシミュレータの参
加があった場合や、シミュレータの脱退があった場合
に、シミュレーション1ステップの処理時間の変化が起
こっても、スリープ時間をシミュレーション1ステップ
の処理時間の変化にあわせて、動的に設定することはし
ていなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の分
散シミュレーション装置では、シミュレーション実行中
にシミュレーション1ステップの処理時間の変化が起こ
っても、不適切なスリープ時間の設定のままであり、1
ステップの処理時間に合わせて適切にスリープ時間を設
定した場合に比べて、処理時間が大きくなるという問題
があった。
【0014】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、分散シミュレーション制御装置で制
御されている複数のシミュレータで構成される分散シミ
ュレーションにおいて、スリープ時間を動的に計算する
機能を持つスリープ時間設定機を各シミュレータに持た
せることによって、処理時間の軽減をはかることを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明における分散
シミュレーション装置は、時刻進行要求を出力する機
能、ある時刻のデータを処理し出力する機能、当該時刻
進行要求送信から時刻進行許可受信までの所用時間を測
定し、当該所要時間を用いてスリープ時間を計算する機
能、当該時刻進行要求送信から当該時刻進行許可受信ま
での間に当該スリープ時間のスリープを行う機能とを有
する第1、第2、第3のシミュレータと、上記第1、第
2、第3のシミュレータからの当該時刻のデータと上記
第1、第2、第3のシミュレータの当該時刻進行要求を
受信する機能、当該時刻進行要求に対して許可をそれぞ
れの時刻進行要求先に与える機能、当該時刻進行要求の
受信から当該時刻進行許可を与える間に、受信のあった
シミュレータからの時刻データを他のシミュレータに送
信する機能とを有する。
【0016】第2の発明における分散シミュレーション
装置は、時刻進行要求を出力する機能、ある時刻のデー
タを処理し出力する機能、当該時刻進行要求送信から時
刻進行許可受信までの所用時間を測定し、当該所要時間
を蓄積し、蓄積した当該所用時間から所用時間平均を計
算し、当該所用時間平均を用いてスリープ時間を計算す
る機能、当該時刻進行要求送信から当該時刻進行許可受
信までの間に当該スリープ時間のスリープを行う機能と
を有する第1、第2、第3のシミュレータと、上記第
1、第2、第3のシミュレータからの当該時刻のデータ
と上記第1、第2、第3のシミュレータの当該時刻進行
要求を受信する機能、当該時刻進行要求に対して許可を
それぞれの時刻進行要求先に与える機能、当該時刻進行
要求の受信から当該時刻進行許可を与える間に、受信の
あったシミュレータからの時刻データを他のシミュレー
タに送信する機能とを有する。
【0017】第3の発明における分散シミュレーション
装置は、時刻進行要求を出力する機能、ある時刻のデー
タを処理し出力する機能、当該時刻進行要求送信からN
回目の時刻進行要求送信までの所用時間を測定し、当該
所要時間を用いてスリープ時間を計算する機能、当該時
刻進行要求送信から当該時刻進行許可受信までの間に当
該スリープ時間のスリープを行う機能とを有する第1、
第2、第3のシミュレータと、上記第1、第2、第3の
シミュレータからの当該時刻のデータと上記第1、第
2、第3のシミュレータの当該時刻進行要求を受信する
機能、当該時刻進行要求に対して許可をそれぞれの時刻
進行要求先に与える機能、当該時刻進行要求の受信から
当該時刻進行許可を与える間に、受信のあったシミュレ
ータからの時刻データを他のシミュレータに送信する機
能とを有する。
【0018】第4の発明における分散シミュレーション
装置は、第1〜3の発明における分散シミュレーション
装置において、さらに、第1、第2、第3のシミュレー
タがシミュレーションを脱退する際に、上記スリープ時
間をファイルに保存し、シミュレーション参加時に当該
ファイルを読み込み、スリープ時間に設定する機能を有
する。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す分散シミュレーション装置のシステ
ムブロック図の一例である。1〜3はそれぞれシミュレ
ータの信号模擬装置、センサ模擬装置、自動車自動運転
模擬装置、4は分散シミュレーション制御装置、5〜7
はシミュレータの通信機、8〜10はスリープ時間設定
機である。
【0020】スリープ時間設定機8〜10は時刻進行要
求から時刻進行許可受信までの所用時間を測定し、それ
を元にシミュレータのスリープ時間を計算する。
【0021】図2はこの発明の実施の形態1を示すシミ
ュレータの処理フロー図であり、信号模擬装置1、セン
サ模擬装置2、自動車自動運転模擬装置3は図2の処理
フロー図に従って処理を行う。ここでは、信号模擬装置
1の処理の流れを使用して、図2の処理フローを説明す
る。この時、信号模擬装置1、センサ模擬装置2、自動
車自動運転模擬装置3、分散シミュレーション制御装置
4は図3で表わされるタイムチャートの流れになるとす
る。
【0022】センサ模擬装置1は、シミュレーション計
算等(ステップ11)をした後、青信号を分散シミュレ
ーション制御装置4に送信(ステップ12)する。送信
後、スリープ時間設定機8は現在の実時刻T1を取得(ス
テップ13)する。時刻進行要求を送信(ステップ1
4)する。ここで、分散シミュレーション制御装置4に
制御を移すために、スリープ(ステップ15)を行う。
ここでのスリープ時間はステップ18で計算されたスリ
ープ時間となる。
【0023】時刻進行許可受信の確認(ステップ16)
を行った時に、時刻進行許可が受信されていれば、スリ
ープ時間設定機8が現在の実時刻T2を取得(ステップ1
7)し、受信されていなければ再びステップ15を行
う。ステップ18では、ステップ13で取得した実時刻
T1、ステップ17で取得した実時刻T2を用いて、スリ
ープ時間設定装置8がスリープ時間を計算する。スリー
プ時間はf(T2―T1)となる。ここで、fは(T2―T1)を
引数とするスリープ時間計算関数である。ステップ18
でスリープ時間を計算した後、再びシミュレーション計
算等(ステップ11)を行う。
【0024】実施の形態2.図1はこの発明の実施の形
態2を示す分散シミュレーション装置のシステムブロッ
ク図、図4はこの発明の実施の形態2を示すシミュレー
タの処理フロー図である。
【0025】信号模擬装置1、センサ模擬装置2、自動
車自動運転模擬装置3は図4の処理フロー図に従って処
理を行う。ここでは、信号模擬装置1の処理の流れを使
用して、図4の処理フローを説明する。この時、信号模
擬装置1、センサ模擬装置2、自動車自動運転模擬装置
3、分散シミュレーション制御装置4は図3で表わされ
るタイムチャートの流れになるとする。
【0026】センサ模擬装置1は、シミュレーション計
算等(ステップ19)をした後、青信号を分散シミュレ
ーション制御装置4に送信(ステップ20)する。送信
後、スリープ時間設定機8は現在の実時刻T1を取得(ス
テップ21)する。時刻進行要求を送信(ステップ2
2)する。ここで、分散シミュレーション制御装置4に
制御を移すために、スリープ(ステップ23)を行う。
ここでのスリープ時間はステップ27で計算されたスリ
ープ時間となる。時刻進行許可受信の確認(ステップ2
4)を行った時に、時刻進行許可が受信されていれば、
スリープ時間設定機8が現在の実時刻T2を取得(ステッ
プ25)し、受信されていなければ再びステップ23を
行う。
【0027】ステップ26では、時刻進行要求から時刻
進行許可までの経過時間の過去Nループ分の平均を計算
する。現在からiループ前にステップ21で取得した実
時刻をT1i、現在からiループ前にステップ25で取得し
た実時刻をT2iとすると、平均経過時間Tavrは数1とな
る。ステップ27では、スリープ時間設定装置8がスリ
ープ時間を計算する。スリープ時間はf(Tavr)となる。
ここで、fはTavrを引数とするスリープ時間計算関数で
ある。ステップ27でスリープ時間を計算した後、再び
シミュレーション計算等(ステップ19)を行う。
【0028】
【数1】
【0029】実施の形態3.図1はこの発明の実施の形
態3を示す分散シミュレーション装置のシステムブロッ
ク図、図5はこの発明の実施の形態3を示すシミュレー
タの処理フロー図である。信号模擬装置1、センサ模擬
装置2、自動車自動運転模擬装置3は図5の処理フロー
図に従って処理を行う。図5では、Nループ毎に実時刻
を取得し、Nループの所要時間からスリープ時間計算を
行う。ここでは、信号模擬装置1の処理の流れを使用し
て、図5の処理フローを説明する。この時、信号模擬装
置1、センサ模擬装置2、自動車自動運転模擬装置3、
分散シミュレーション制御装置4は図3で表わされるタ
イムチャートの流れになるとし、Nは1に設定されてい
るとする。
【0030】センサ模擬装置1は、シミュレーションに
参加後、変数iを0に設定(ステップ28)する。シミュ
レーション計算等(ステップ29)をした後、青信号を
分散シミュレーション制御装置4に送信(ステップ3
0)する。送信後、変数iが0かNかの判定(ステップ3
1)を行う。今回はiが0であるので、ステップ32でス
リープ時間設定機8が現在の実時刻Tを取得(ステップ
32)する。実時刻取得後、変数iがNであるかの判定
(ステップ33)を行う。今回は変数iが0であるので、
ステップ36で変数iに1を加える。時刻進行要求を送
信(ステップ37)する。ここで、分散シミュレーショ
ン制御装置4に制御を移すために、スリープ(ステップ
38)を行う。ここでのスリープ時間はステップ34で
計算されたスリープ時間となる。
【0031】時刻進行許可受信の確認(ステップ39)
を行った時に、時刻進行許可が受信されていれば、ステ
ップ29でシミュレーション計算等を行い、受信されて
いなければ再びステップ38を行う。ステップ29でシ
ミュレーション計算を行った後、ステップ30でデータ
送信を行うが、図3では今回は送信すべきデータがない
のでデータを送信せず、変数iが0かNの判定(ステップ
31)を行う。ここでは、i=N=1であるので、現在時刻
T取得(ステップ32)を行う。
【0032】ステップ33では、i=N=1であるので、ス
テップ34でスリープ時間の計算を行う。前回、ステッ
プ32で取得した実時刻をTprv、今回、ステップ32で
取得した実時刻をTnowとすると、スリープ時間はf(Tnow
- Tprv)となる。ここで、fはTnow- Tprvを引数とする
スリープ時間計算関数である。ステップ35では変数i
を0に設定する。ステップ36で変数iに1を加えた
後、時刻進行要求を送信(ステップ37)する。ここ
で、分散シミュレーション制御装置4に制御を移すため
に、スリープ(ステップ38)を行う。
【0033】ここでのスリープ時間はステップ34で計
算されたスリープ時間となる。時刻進行許可受信の確認
(ステップ39)を行った時に、時刻進行許可が受信さ
れていれば、ステップ29でシミュレーション計算等を
行い、受信されていなければ再びステップ38を行う。
【0034】実施の形態4.図6はスリープ時間設定機
を持つシミュレータがシミュレーションから脱退した後
に、スリープ時間をファイルに保存するための処理フロ
ーズである。図7はスリープ時間設定機を持つシミュレ
ータがシミュレーション参加前に、ファイルに保存した
スリープ時間を取得するための処理フローである。
【0035】図6において、スリープ時間設定機を持つ
シミュレータが、シミュレーション脱退(ステップ4
0)した後、シミュレーション脱退前のスリープ時間を
ファイルに保存(ステップ41)する。図7において、
スリープ時間設定機を持つシミュレータがシミュレーシ
ョン保存したファイルを読み込み(ステップ42)、ス
リープ時間を取得(ステップ43)した後、シミュレー
ションに参加(ステップ44)する。
【0036】
【発明の効果】以上のように第1、第2、第3の発明に
よれば、分散シミュレーション制御装置で制御されてい
るシミュレータに、シミュレータのスリープ時間を計算
する機能を持ったスリープ時間設定機を設けることによ
り、シミュレータの処理時間を短縮することが可能にな
る。
【0037】さらに、第4の発明によれば、シミュレー
タがシミュレーションを脱退する際に、スリープ時間を
ファイルに保存し、保存したファイルをシミュレーショ
ン参加の際に読み込み、スリープ時間を取得することに
より、シミュレータ参加時に最適なスリープ時間を取得
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜4を示す分散シミ
ュレーション装置のシステムブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すシミュレータ
の処理フロー図である。
【図3】 この発明の実施の形態1〜3を示すタイムチ
ャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すシミュレータ
の処理フロー図である。
【図5】 この発明の実施の形態3を示すシミュレータ
の処理フロー図である。
【図6】 この発明の実施の形態4を示すシミュレータ
のシミュレーション脱退後の処理フロー図である。
【図7】 この発明の実施の形態4を示すシミュレータ
のシミュレーション参加前の処理フロー図である。
【図8】 分散シミュレーション装置のシステムブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 信号模擬装置、2 センサ模擬装置、3 自動車自動
運転模擬装置、4 分散シミュレーション制御装置、5
通信機、6 通信機、7 通信機、8 スリープ時間設定
機、9 スリープ時間設定機、10 スリープ時間設定機。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻進行要求を出力する機能、ある時刻
    のデータを処理し出力する機能、当該時刻進行要求送信
    から時刻進行許可受信までの所用時間を測定し、当該所
    要時間を用いてスリープ時間を計算する機能、当該時刻
    進行要求送信から当該時刻進行許可受信までの間に当該
    スリープ時間のスリープを行う機能とを有する第1、第
    2、第3のシミュレータと、上記第1、第2、第3のシ
    ミュレータからの当該時刻のデータと上記第1、第2、
    第3のシミュレータの当該時刻進行要求を受信する機
    能、当該時刻進行要求に対して許可をそれぞれの時刻進
    行要求先に与える機能、当該時刻進行要求の受信から当
    該時刻進行許可を与える間に、受信のあったシミュレー
    タからの時刻データを他のシミュレータに送信する機能
    を有する分散シミュレーション制御装置とを具備するこ
    とを特徴とする分散シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 時刻進行要求を出力する機能、ある時刻
    のデータを処理し出力する機能、当該時刻進行要求送信
    から時刻進行許可受信までの所用時間を測定し、当該所
    要時間を蓄積し、蓄積した当該所用時間から所用時間平
    均を計算し、当該所用時間平均を用いてスリープ時間を
    計算する機能、当該時刻進行要求送信から当該時刻進行
    許可受信までの間に当該スリープ時間のスリープを行う
    機能とを有する第1、第2、第3のシミュレータと、上
    記第1、第2、第3のシミュレータからの当該時刻のデ
    ータと上記第1、第2、第3のシミュレータの当該時刻
    進行要求を受信する機能、当該時刻進行要求に対して許
    可をそれぞれの時刻進行要求先に与える機能、当該時刻
    進行要求の受信から当該時刻進行許可を与える間に、受
    信のあったシミュレータからの時刻データを他のシミュ
    レータに送信する機能を有する分散シミュレーション制
    御装置を具備することを特徴とする分散シミュレーショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 時刻進行要求を出力する機能、ある時刻
    のデータを処理し出力する機能、当該時刻進行要求送信
    からN回目の時刻進行要求送信までの所用時間を測定
    し、当該所要時間を用いてスリープ時間を計算する機
    能、当該時刻進行要求送信から当該時刻進行許可受信ま
    での間に当該スリープ時間のスリープを行う機能とを有
    する第1、第2、第3のシミュレータと、上記第1、第
    2、第3のシミュレータからの当該時刻のデータと上記
    第1、第2、第3のシミュレータの当該時刻進行要求を
    受信する機能、当該時刻進行要求に対して許可をそれぞ
    れの時刻進行要求先に与える機能、当該時刻進行要求の
    受信から当該時刻進行許可を与える間に、受信のあった
    シミュレータからの時刻データを他のシミュレータに送
    信する機能を有する分散シミュレーション制御装置を具
    備することを特徴とする分散シミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 上記第1、第2、第3のシミュレータが
    シミュレーションを脱退する際に、上記スリープ時間を
    ファイルに保存し、シミュレーション参加時に当該ファ
    イルを読み込み、スリープ時間に設定する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の分散シミ
    ュレーション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010073313A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 トヨタ自動車株式会社 車両用電子制御システム、車両用電子制御ユニット、車両用制御同期方法

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