JP2002081899A - 発光飛翔体 - Google Patents

発光飛翔体

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JP2002081899A
JP2002081899A JP2000314487A JP2000314487A JP2002081899A JP 2002081899 A JP2002081899 A JP 2002081899A JP 2000314487 A JP2000314487 A JP 2000314487A JP 2000314487 A JP2000314487 A JP 2000314487A JP 2002081899 A JP2002081899 A JP 2002081899A
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Japan
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fluid
rocket
tank
liquid
pressure
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Takeshi Matsuzaki
健 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 危険性がほとんどなく、誰でも簡単に飛翔さ
せることができ、しかも製造に手間がかからず、材料費
も安価である発光飛翔体を提供すること。 【解決手段】 耐圧性タンク112と、耐圧性タンク1
12の後端部に設けられた噴射口12と、耐圧性タンク
112の周囲部に取り付けられた複数枚の羽根部16
と、を備え、耐圧性タンク112に少なくとも液体およ
び圧縮気体を含む流体を封入し、噴射口12を開放して
流体を噴射口12から噴射させ、その流体噴射の反作用
で飛翔する流体噴射式ロケット10を利用した発光飛翔
体であって、液体が可燃性液体22および水21を含
み、流体噴射式ロケット10の飛翔時に可燃性液体22
を引火し燃焼させて発光をもたらす発光飛翔体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体噴射式ロケッ
トを利用した発光飛翔体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】花火や信号弾に代表される発光飛翔体
は、現在、広く普及している。しかしながら、花火はそ
の打ち上げに危険がつきまとうものであり、近年でも数
件の人身事故が生じている。また花火や信号弾は、材料
費がかさみ、またその製造は熟練技術者のみが可能であ
ることから製品が高価となる問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、危険性がほとんどなく、誰でも簡単に飛翔させる
ことができ、しかも製造に手間がかからず、材料費も安
価である発光飛翔体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐圧性タンク
と、前記耐圧性タンクの後端部に設けられた噴射口と、
前記耐圧性タンクの周囲部に取り付けられた複数枚の羽
根部と、を備え、前記耐圧性タンクに少なくとも液体お
よび圧縮気体を含む流体を封入し、前記噴射口を開放し
て前記流体を噴射口から噴射させ、その流体噴射の反作
用で飛翔する流体噴射式ロケットを利用した発光飛翔体
であって、前記流体が少なくとも可燃性流体を含み、前
記流体噴射式ロケットの飛翔時に前記可燃性流体を引火
し燃焼させて発光をもたらすことを特徴とする発光飛翔
体を提供するものである。また本発明は、前記発光飛翔
体からなる花火を提供するものである。また本発明は、
前記の発光飛翔体からなる信号弾を提供するものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】流体噴射式ロケットは、例えば
「日本ペットボトルクラフト協会」の提唱によるペット
ボトルロケットを利用することができる。図5は、本発
明に利用可能なペットボトルロケットを説明するための
図である。まず、ペットボトルロケット10は、飛翔方
向後方に配置された第2耐圧性タンク112を備えてい
る。第2耐圧性タンク112は、炭酸飲料水用のペット
ボトルであり、第2耐圧性タンク112の後端部には、
噴射口12が設けられている。第2耐圧性タンク112
の飛翔方向前方には、これも炭酸飲料水用のペットボト
ルを加工して作成した第1耐圧性タンク111が取付け
られている。なお、耐圧性タンクは、必要に応じて複数
個取り付けられる。ペットボトルロケット10の先端部
には、コーン17が取り付けられている。さらに第2耐
圧性タンク112の下部の周囲部には、複数枚の羽根部
16が設けられている。一般的にペットボトルロケット
10の発射は、これを適当な発射台に設置し、第2耐圧
性タンク112内に適量の水を入れ、例えば自転車用空
気入を用いて噴射口12から第2耐圧性タンク112内
に空気を10kg/cm程度圧入し、続いて噴射口1
2を開放し、噴射口12から水を噴射させることにより
行われる。水の噴射の反作用により、ペットボトルロケ
ット10が飛翔する。
【0006】図1は、本発明の発光飛翔体の一実施態様
を説明するための図である。ペットボトルロケット10
の第2耐圧性タンク112に、水21および可燃性液体
22が封入されている。一般的に水と可燃性液体では水
のほうが比重が大きいので水21の上に可燃性液体22
が存在している。これによって、ペットボトルロケット
10の発射直後には比重の大きい水21が噴射し、ある
程度飛翔した後に可燃性液体22の噴射が始まるので安
全である。可燃性液体22としては、とくに制限されな
いが、例えばガソリン、灯油、重油、ナフサ等が挙げら
れる。なお、複数の可燃性液体を併用すれば、比重の大
きい液体から順に燃焼が始まり、燃え方が多様となり用
途によっては好適である。水と可燃性液体の容量比は、
水1に対し、可燃性液体1〜2が例示される。
【0007】ロケットの飛翔時における可燃性液体の引
火方法について説明する。図2は、該引火方法の一例を
説明するための図である。図2において、第2耐圧性タ
ンク112の後端部付近1121に糸30の一端部が接
続されている。また他端部には可燃性の液体を染み込ま
せた布40が連結されている。ペットボトルロケット1
0の発射前に布40に点火する。ペットボトルロケット
10の発射とともに、点火された布40はロケット後方
を糸30に引かれながらペットボトルロケット10の本
体から一定の距離を保ちながら飛翔していく。ロケット
の発射直後、布40は比重の大きい水21の噴射を受け
るが、後端部付近1121と布40との距離を適宜設定
することにより布40の消火が防がれる。続いて、布4
0は可燃性液体22の噴射221を受け、噴射221を
引火し、結果として可燃性液体22が点火される。な
お、糸30の布40との連結点付近は燃焼による破損を
防ぐため、耐熱性の素材を使用するのがよい。
【0008】本発明の発光飛翔体は、とくに花火または
救命灯のような信号弾に用いるのが好適である。花火と
して用いる場合、安全面から海に向かって発射するのが
好ましい。この場合、本発明の発光飛翔体をリールにつ
ないでおけば、ペットボトルロケット本体を繰り返し利
用することができる。図3は、本発明の発光飛翔体を花
火として利用するとともにリールにつないだ態様を説明
するための図である。ペットボトルロケット10の第2
耐圧性タンク112の後端部付近1121に、釣糸31
の一端部が接続されている。また、釣糸の他端部は、釣
竿41に固定されたリール42に巻かれている。そして
釣糸31の途中部に、可燃性の液体を染み込ませた布4
0が連結されている。上記と同様に、ペットボトルロケ
ット10の発射前に布40に点火し、ペットボトルロケ
ット10を発射させ、布40からの引火により可燃性液
体22が点火される。釣糸31の長さは、目的や状況に
応じて適宜決定すればよいが、例えば100〜200m
である。また、釣糸31の布40との連結点付近から飛
翔方向反対側の数mから十数mは燃焼による熱にさらさ
れるため、耐熱性の素材を使用するのがよい。
【0009】また、第2耐圧性タンク112の後端部付
近1121と、釣糸31の一端部との接続方法はとくに
制限されないが、下記に一例を示す。図4は、第2耐圧
性タンク112の後端部付近1121と、釣糸31の一
端部との接続方法の一例を説明するための図である。一
般的にペットボトルロケット10の噴射口12は、炭酸
飲料水用ペットボトルの口部であり、そこには雄ネジ5
1と雄ネジ51の末端に設けられたフランジ部52が設
けられている。釣糸31の一端部は、図4のa部として
示したように、雄ネジ51のネジ山部分か、あるいはb
部として示したように、フランジ部52の内側(雄ネジ
51の反対側)できつく縛ることにより固定することが
できる。
【0010】なお、耐圧性タンクに圧縮気体を封入する
際、圧縮気体として空気の代わりに可燃性の圧縮ガスを
使用すれば可燃性液体噴射後に圧縮ガスの燃焼も行わ
れ、本発明の発光飛翔体をとくに花火または救命灯とし
て用いる場合、一層強力な発光が得られる。圧縮ガスと
しては、とくに制限されないが、水素、アセチレン、メ
タン、プロパンガスなどが挙げられるが、より赤色光を
放つものが好ましい。さらに、圧縮気体として可燃性ガ
スと酸素の混合圧縮ガスを使用すれば、可燃性液体噴射
後にペットボトルロケット本体が爆発を起こし、花火ま
たは救命灯いずれの用途においても、さらに強力な効果
が期待できる。
【0011】
【発明の効果】本発明の発光飛翔体は、具体的に次のよ
うな効果を奏する。 ・流体噴射式ロケットと可燃性液体は別々に運搬するこ
とが可能であり、例えば花火として利用した場合、通常
の火薬を用いた打ち上げ花火よりも安全であるととも
に、可燃性液体の調合比を所望に応じて容易に変化させ
ることができるので、多種多様の花火を製作することが
できる。 ・本発明の発光飛翔体は、可燃性液体の燃焼に際して空
気中の酸素を必要とするため暴発する危険が少ない。 ・本発明の発光飛翔体を救命灯として使用する場合、可
燃性液体がある限り繰り返し使用でき、さらに湿気で使
用できなくなることもない。 ・流体噴射式ロケットとしてペットボトルロケットを利
用することができ、またガソリン等の可燃性液体は安価
であるので、発光飛翔体の製作にコストがかからない。 ・流体噴射式ロケットとしてのペットボトルロケット
は、誰にでも簡単に飛翔させることができ、熟練を要し
ない。 このように、本発明によれば、危険性がほとんどなく、
誰でも簡単に飛翔させることができ、しかも製造に手間
がかからず、材料費も安価である発光飛翔体を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発光飛翔体の一実施態様を説明する
ための図である。
【図2】 引火方法の一例を説明するための図である。
【図3】 本発明の発光飛翔体を花火として利用すると
ともにリールにつないだ態様を説明するための図であ
る。
【図4】 第2耐圧性タンクの後端部付近と、釣糸の一
端部との接続方法の一例を説明するための図である。
【図5】 本発明に利用可能なペットボトルロケットを
説明するための図である。
【符号の説明】
10 ペットボトルロケット、12 噴射口、16
羽根部、21 水、22 可燃性液体、30 糸、40
布。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧性タンクと、前記耐圧性タンクの後
    端部に設けられた噴射口と、前記耐圧性タンクの周囲部
    に取り付けられた複数枚の羽根部と、を備え、前記耐圧
    性タンクに少なくとも液体および圧縮気体を含む流体を
    封入し、前記噴射口を開放して前記流体を噴射口から噴
    射させ、その流体噴射の反作用で飛翔する流体噴射式ロ
    ケットを利用した発光飛翔体であって、 前記流体が少なくとも可燃性流体を含み、前記流体噴射
    式ロケットの飛翔時に前記可燃性流体を引火し燃焼させ
    て発光をもたらすことを特徴とする発光飛翔体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発光飛翔体からなる花
    火。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発光飛翔体からなる信
    号弾。
JP2000314487A 2000-09-06 2000-09-06 発光飛翔体 Pending JP2002081899A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175235A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Atsushi Ishihara ペットボトルハイブリッドモデルロケット

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