JP2002080067A - 梱包体 - Google Patents

梱包体

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JP2002080067A
JP2002080067A JP2000275320A JP2000275320A JP2002080067A JP 2002080067 A JP2002080067 A JP 2002080067A JP 2000275320 A JP2000275320 A JP 2000275320A JP 2000275320 A JP2000275320 A JP 2000275320A JP 2002080067 A JP2002080067 A JP 2002080067A
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JP2000275320A
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Koichi Kashiwabara
弘一 柏原
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CHIYODA PACKAGING IND Ltd
CHIYODA PACKAGING INDUSTRIES Ltd
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CHIYODA PACKAGING IND Ltd
CHIYODA PACKAGING INDUSTRIES Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外形形状が異なる荷物を共通に梱包すること
ができる。 【解決手段】 ベース部1と外装部2と蓋部3と緩衝マ
ット4とを有している。ベース部1と外装部2と蓋部3
とは、組み合わされて外形形状の異なる不定形荷物5を
収納する収納空間Sを確保する。ベース部1は、収納空
間S内の荷物5を支え、外装部2は、ベース部1に装着
されてべース部1に支えられた荷物5を外装し、蓋部3
は、外装部2の開口を閉塞する。さらに緩衝マット4
は、ベース部1に支えられた荷物5の外形形状に倣って
荷物5を覆い荷物5をベース部1に定着し、荷物5に対
する外部衝撃力から荷物5を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外形形状が不定形
の荷物を共通に梱包する梱包体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】航空便,船便,宅配便等で運搬される貨
物は、荷物を包装した包装貨物であることが必要とな
る。
【0003】次に、宅配便で運搬される貨物を例にとっ
て説明する。宅配便で運搬される貨物には損害保険を掛
けることができず、宅配業者が預かった荷物が送り先に
到着する前に破損した場合には、宅配業者がその損害額
を弁償する必要があり、宅配便で運搬される貨物には運
送時の衝撃等に耐えられる梱包が施されていなければな
らない。
【0004】ところで、テレビ等の電化製品,或いはパ
ソコン等のOA機器等は、故障,不具合が発生した場合
には、メンテナンスのサービスを受けられるようになっ
ており、そのサービスを受けるためには、電化製品等を
メーカーに送り付ける必要があり、その運搬に宅配便が
用いられることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように宅配便
で運搬される貨物は、荷物を包装した包装貨物であるこ
とが必要であるため、メーカーに電化製品等を送り付け
るには、荷物に梱包を施す必要がある。
【0006】メーカーから商品が送られてくる場合に
は、商品に運送時の衝撃等に耐えられる梱包が施されて
いるため、この商品を宅配便で運搬したとしても損傷を
受けることは少ないが、商品が一旦ユーザー側に配送さ
れた場合には、ユーザーはその商品に施された梱包を廃
棄処分してしまうことが一般的であり、商品に対するメ
ンテナンスサービスを受ける場合には、その商品に適合
する梱包体が存在しないのが実状である。
【0007】したがって、ユーザーは商品に対するメー
カーのサービスを受ける場合には、段ボール箱や発泡ス
チロール等を利用して商品に梱包を施す必要があるが、
ユーザーは梱包に対して素人であり、その素人が梱包し
た商品を宅配業者が預かって運搬した場合には、その商
品を傷めてしまう場合が多い。
【0008】宅配業者にしてみれば、素人が梱包した商
品を運搬して損害が生じた場合には、その損害額を弁償
しなければならないため、宅配業者としては甚大な損害
を被ることとなる。
【0009】これを回避するためには、宅配業者は、そ
の商品の外形寸法に見合った梱包体を調達してユーザー
に代わって梱包する必要があるが、その梱包体は商品の
外形形状に合わせて個別に調達する必要があるため、梱
包の費用が高価になり、ユーザーに必要以上の負担を掛
けてしまうという問題がある。
【0010】本発明の目的は、外形形状が異なる不定形
の荷物を共通に梱包する梱包体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る梱包体は、ベース部と外装部と蓋部と
緩衝マットとを有し、不定形の荷物を梱包する梱包体で
あって、前記ベース部と前記外装部と前記蓋部とは、組
み合わされて前記不定形の荷物を収納する収納空間を確
保するものであり、前記ベース部は、前記収納空間内の
荷物を支えるものであり、前記外装部は、前記ベース部
に装着されて前記べース部に支えられた荷物を外装する
ものであり、前記蓋部は、前記外装部の開口を閉塞する
ものであり、前記緩衝マットは柔軟性を有し、前記ベー
ス部に支えられた荷物を包み込んで該荷物を前記ベース
部に定着するものである。
【0012】また前記外装部は、使用時に中空体として
組立てられ、収納時に折り畳まれるものである。
【0013】また前記外装部は、前記ベース部の内法面
積の範囲内に折り畳まれ、前記ベース部上に前記蓋部と
ともに重ねられて前記ベース部に一体に締結されるもの
である。
【0014】また前記ベース部上に滑り止め材を敷設
し、前記滑り止め材上に荷物を支えるものである。
【0015】また前記緩衝マットは、前記ベース部に紐
体で締結されるものであり、また前記紐体は、収納時及
び使用時の前記蓋部と前記外装部とを前記ベース部に締
結するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0017】図1は、本発明に係る梱包体を用いて不定
形の荷物を梱包する状態を示す分解斜視図、図2は、本
発明に係る梱包体を用いて不定形の荷物を梱包する状態
を示す斜視図、図3は、本発明に係る梱包体を用いて不
定形の荷物を梱包する状態を示す断面図、図4(a)は
滑り止め材を反転させた状態を示す斜視図、(b)はベ
ース部を示す斜視図、(c)はベース部を示す正面図、
図5は、本発明に係る梱包体の収納状態を示す分解斜視
図、図6は、本発明に係る梱包体の収納状態を示す斜視
図、図7は外装部を示す斜視図である。
【0018】電化製品としてのテレビの画面の大きさが
21インチの場合には、OA機器としてのパソコンに用
いる17インチのディスプレイとほぼ容積が近似してお
り、これらのテレビとディスプレイとを1つの箱に収め
ることは可能である。またテレビの画面の大きさが14
インチの場合には、OA機器としてのパソコンに用いる
レーザープリンタとほぼ容積が近似しており、これらの
テレビとレーザプリンタとを1つの箱に収めることは可
能である。
【0019】上述したように外形寸法が近似しているも
のであれば、それらの商品を1つの箱で共通に梱包する
ことが可能であるが、その外形形状が異なるために梱包
することができないものである。その原因は、箱と商品
との間に充填する緩衝パッドにある。すなわち、従来で
は前記緩衝パッドは商品毎に専用品として成形されてい
るため、容積が近似していても、その外形形状が異なれ
ば、緩衝パッドの形状が異なる。
【0020】具体例を用いて説明すると、14インチの
テレビの容積とレーザープリンタの容積は近似している
ものであるが、14インチのテレビの場合、その外形形
状は直方体に近いものであり、テレビに当てがう緩衝パ
ッドに抉って形成する凹部の形状は、テレビの角部を受
入れる四角形の形状となっている。
【0021】一方、レーザプリンタの場合には、レーザ
ープリンタの底部に当てがう緩衝パッドに抉って形成す
る凹部は四角形となるが、レーザープリンタの上面に当
てがう緩衝パッドに抉って形成する凹部は円形を含む異
形の形状になっている。
【0022】この場合、レーザプリンタ用のパッドを用
いて、14インチのテレビを収納した箱との隙間を充填
することは不可能であり、この場合、商品に対する外部
衝撃力を前記パッドで吸収することはできず、テレビを
運搬中に損傷させてしまうこととなる。
【0023】そこで、図1に示すように本発明に係る梱
包体は、ベース部1と外装部2と蓋部3と緩衝マット4
とを有しており、ベース部1と外装部2と蓋部3とは、
組み合わされて荷物5を収納する収納空間Sを確保し、
この収納空間Sを使って、容積が近似する荷物5であっ
て、その外形形状が異なる荷物(不定形の荷物)5を共
通に梱包するようになっている。
【0024】さらに本発明に係る梱包体は、ベース部1
に支えられた不定形荷物5の外形形状に倣って緩衝マッ
ト4で不定形荷物5を包み込み、この緩衝マット4で荷
物5をベース部1に定着することにより、1種類の緩衝
マット4を用いて、外形形状の異なる複数品種の不定形
荷物5をベース部1に定着させ、かつ外部衝撃力から荷
物5を保護するようにしたものである。
【0025】したがって本発明によれば、不定形荷物5
の外形形状に倣い緩衝マット4で不定形荷物5を包み込
んでベース部1に定着するため、1種類の緩衝マット4
で外形形状の異なる複数品種の不定形荷物5を共通にベ
ース部1に定着することができ、容積がほぼ近似した荷
物5であって、且つその外形形状が異なる荷物5であっ
ても、ベース部1と外装部2と蓋部3との組合わせによ
る収納空間S内に収納して共通に梱包することができる
ものである。
【0026】次に本発明の具体例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0027】ベース部1は図4(b),(c)に示すよ
うに、収納空間S内の荷物5を支えるものであり、外部
衝撃に耐えられ且つ軽量にするために硬質の発泡スチロ
ール等から矩形状に構成されており、荷物5をコンクリ
ートの床面に約55cmの高さから落下させても、荷物
5を外部衝撃力から保護するようになっている。なお、
ベース部1としては、外部衝撃に耐えられ且つ軽量にす
るために発泡スチロールを用いたが、外部衝撃に耐えら
れ且つ軽量なものであれば、発泡スチロール以外の素材
を用いてもよい。
【0028】またベース部1は図4(b),(c)に示
すように、底面側に足部1aを備えており、上面側に荷
物5を支える平坦な支持面1bが設けられており、この
支持面1bの外縁部分から鍔部1cが立上がっている。
この鍔部1cの内側で支持面1bから荷物5が滑落する
のを防止する。またベース部1の支持面1bには、後述
の締結用紐体6を通す孔1d、1eの対が端部に寄せて
設けられている。なお、ベース部1の支持面1bは、容
積が近似する荷物5の底面を共通に支持可能な容積に設
定している。
【0029】また必要に応じて支持面1bには逃げ部1
fを設けている。この逃げ部1fは例えばディスプレイ
を支持する場合等に使用する。すなわち、ディスプレイ
の脚部は外部衝撃力に対して比較的弱く、ディスプレイ
の脚部をベース部1の支持面1bで支えて外部衝撃力を
受けると壊れやすいため、ディスプレイを前倒し姿勢に
してディスプレイの前面を支持面1bの逃げ部1fに差
込んでディスプレイを支持する場合等に用いる。
【0030】外装部2は図1に示すように段ボール等か
らなる角型状の中空体として構成され、中空体の角部2
aが2つ折りに折り曲げ可能になっている。また図1及
び図5に示すように中空体の対向する側面2bのほぼ中
央に2つの開口2c,2dを結ぶ方向に沿う折り目2e
が設けられ、この折り目2eに沿って中空体の側面2b
を内側に2つ折りに折り込むことにより、図5に示すよ
うに外装部2を中空体の一側面の範囲に折り畳むように
なっている。なお外装部2は4角型形状の中空体として
組み上げるようにしたが、この四角型形状に限定される
ものではない。また外装部2は、収納空間S内に組込ま
れる荷物5の背の高さが低い場合には、それに相当する
高さhのものを選定し、その選定した外装部2をもって
背の低い荷物5を覆うようにしている。
【0031】また組立てられた外装部2の角型状中空体
の側面2bの面積をベース部1の内法面積(鍔部1cで
囲まれた範囲の大きさ)に設定し、図6に示すように折
り畳まれた外装部2を蓋部3とともにベース部1上に重
ねられてベース部1に一体に締結するようになってい
る。なお、外装部2は、必ずしもベース部1の範囲に折
り畳まれる大きさにする必要がなく、背の高い荷物5に
対しては、その荷物5を確実に外装可能な高さに設定す
ることも可能であり、この場合にはベース部1と別体に
管理するようにすればよいものである。
【0032】外装部2は図1に示すように、中空体の角
部2a及び折り目2eの2つ折りを開いて角型状中空体
として組み上げられ、中空体の下部開口2dにベース部
1の鍔部1cを差込み、中空体の上部開口2cの舌片2
fを内側に折り込むことにより、保型される。
【0033】また中空体の上部開口2cの舌片2fは図
7に示すように、外側に逆折りすることにより、中空体
の上部開口2cを補強するようにしてもよいものであ
る。
【0034】蓋部3は図3に示すように、外装部2の組
み上がった角型中空体の上部開口2fの口縁部にが込ま
れ、その上部開口2fを閉塞する。
【0035】緩衝マット4は図3に示すように、柔軟性
を有し、ベース部1に支えられた荷物5の外形になじん
で荷物5を包み込み、荷物5をベース部1に定着するも
のである。緩衝マット4には図1に示すように、両側に
紐体6,6が縫い付けてあり、紐体6,6はベース部1
の孔1d,1eにそれぞれ挿通してあり、紐体6,6の
端部に止具6a,6aが取付けてある。また紐体6,6
は、収納時(図6)及び使用時(図2)の蓋部3と外装
部2とをベース部1に締結するようになっている。緩衝
マット4は、ベース部1の内法面積(鍔部1cで囲まれ
た範囲の大きさ)とほぼ同じ大きさに設定されており、
単一(1種類)の緩衝マット4を用い、外形形状の異な
る複数品種の不定形荷物5を共通に覆い、荷物5に対す
る外部衝撃力から荷物5を保護するようになっている。
なお、緩衝マット4はキルティング材を用いるが、これ
に限定されるものではなく、外形形状になじんで荷物5
を包み込むことができるものであれば、いずれのものを
用いてもよいものである。
【0036】またベース部1の素材によっては、ベース
部1の支持面1bと荷物5との間の摩擦係数が小さいた
め、ベース部1上で荷物5がずれる場合がある。この場
合には図1及び図3に示すようにベース部1上に滑り止
め材7を敷設し、滑り止め材7上に荷物を支える。この
滑り止め材7は図4(a)に示すように、荷物5に当接
する上面の角部にコーナーパッド7aを設けるととも
に、コーナーパッド7a間の辺に沿ってパッド7bが設
けられており、滑り止め材7は荷物5の下面側に当てが
うようになっている。
【0037】また滑り止め材7は図4(a)に示すよう
に、下面の座7cがベース部1の鍔部1c内に嵌合して
ベース部1に固定されるようになっている。また滑り止
め材7は図4(a)に示すようにベース部1から繰出さ
れた紐体6,6を挿通する孔7d,7eが設けられてい
る。
【0038】次に本発明の梱包体を用いて荷物に梱包を
施す場合について説明する。図3に示す例では、パソコ
ン本体とディスプレイとが一体型のパソコン(不定形荷
物)5を梱包する場合を示すものである。
【0039】まず図1及び図3に示すように、図4
(a)に示すような滑り止め材7の座7cをベース部1
の鍔部1cの内側に嵌合して滑り止め材7をベース部1
に固定する。
【0040】次にパソコン5のディスプレイ5bを前方
に向けてパソコン本体5aの底部をベース部1に取付け
た滑り止め材7上に載置し、ディスプレイ5bを含むパ
ソコン本体5aをベース部1で支える。
【0041】次にパソコン本体5aとディスプレイ5b
とに渡って緩衝マット4を上方から当てがい、緩衝マッ
ト4でパソコン本体5aとディスプレイ5bとを包み込
み、緩衝マット4に括り付けた紐体6の両端を滑り止め
材7の孔7d,7e及びベース部1の孔1d,1eにそ
れぞれ通し、紐体6をベース部1から繰出す。
【0042】外装部2は図1及び図2に示すように、中
空体の角部2a及び折り目2eでの2つ折りを開いて角
型状中空体として組み上げられ、中空体の下部開口2d
にベース部1の鍔部1cを差込み、中空体の上部開口2
cの舌片2fを内側に折り込んで保型し、組み上がった
外装部2でベース部1上の荷物5を外装する。
【0043】次に外装部2の上部開口2dを蓋部3で閉
塞し、その後ベース部1に通した紐体6を外装部2に嵌
装した蓋部3に掛け渡し、紐体6の端部を止具6aで緊
締する。
【0044】緩衝マット4がパソコン(荷物)5の外形
になじんで上方から包み込み、しかも緩衝マット4の縁
部が紐体6の牽引力を受けてベース部1側に牽引される
ため、パソコン5がベース部1に定着されて収納空間S
内に固定される。
【0045】この場合、滑り止め材7に弾発力をもつ素
材を選定すると、紐体6の牽引力を受けて滑り止め材7
が圧縮されるときの反発力を利用して緩衝マット4によ
る荷物5の締付力を増加させることができる。
【0046】滑り止め材7を用いる場合には、緩衝マッ
ト4の紐体6を滑り止め材7の孔7d,7eに通してか
らベース部1の孔1d,1eに通し、紐体6をベース部
1から繰出す。
【0047】したがって本発明によれば、外形形状が異
なる荷物5を共通に梱包する場合でも、緩衝マット4が
荷物5の外形形状に倣い荷物5を上方から包んで装着さ
れ、紐体6の牽引力により荷物5がベース部1上で収納
空間S内に固定されるため、荷物5がベース部1上でず
れることを防止して梱包することができ、荷物5の外形
形状の相違に拘わらず、これらを共通に梱包することが
できる。
【0048】さらに外装部2及び蓋部3と荷物5との間
に隙間が生じたとしても、緩衝マット4が荷物5を上方
から包み込んで緊締するため、緩衝マット4で荷物5に
対する外部衝撃力から荷物5を保護することができる。
【0049】さらにベース部1に支えられた外形形状の
異なる荷物5を緩衝マット4で覆い、この緩衝マット4
をベース部1に装着することにより、単一(1種類)の
緩衝マット4を用いて、外形形状が異なる複数品種の荷
物5に対する外部衝撃力から荷物5を共通に保護するこ
とができる。
【0050】さらにベース部1に滑り止め材7を敷設し
て荷物5を支えると、滑り止め材7で荷物5が確実に固
定されるため、ベース部1上で荷物5が荷崩れを起すこ
とが回避できる。
【0051】さらにベース部1上からの荷物5の滑落が
ベース部1の鍔部1c或いは滑り止め材7のパッド7
a,7bで防止することができ、荷物5の荷崩れを防止
することができる。
【0052】一方、荷物5を搬送し終えた梱包体を開封
するには、紐体6を解いて外装部2から蓋部3を取り外
し、次に外装部2をベース部1から抜き取る。これによ
り、緩衝マット4に覆われた荷物5がベース部1上に表
れる。
【0053】次に紐体6を緩めて緩衝マット4を荷物5
から取り除き、荷物5をベース部1から取出す。
【0054】梱包された荷物5を取出した後は、図5に
示すように外装部2の中空体に設けた折り目2eで2つ
折りして内側に折り込み、中空体を角部2aで2つ折り
にして折り畳む。
【0055】次に図2に示すように折り畳まれた外装部
2をベース部1(又はベース部1に組込まれた滑り止め
材7)上に重ね、図6に示すように、蓋部3をベース部
1の鍔部1cに差込んでベース部1の上面側を蓋部3で
覆い、紐体6で、ベース部1と外装部2と蓋部3とを締
結し、次の梱包に備える。
【0056】したがって本発明によれば、外装部2を折
り畳み、これを蓋部3と重ねてベース部1に括り付ける
ことができ、しかも商品の外形寸法に見合った梱包体を
個別に調達して梱包する必要がないばかりでなく、組立
てて再使用することができ、経費を節約することができ
る。
【0057】なお、上述した実施形態では、本発明を宅
配用の梱包体に適用したが、これに限定されるものでは
なく、航空便,船便,宅配便等で運搬される貨物を梱包
する梱包体にも同様に適用することができるものであ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
形形状が異なる荷物を梱包体を用いて共通に梱包するこ
とができ、かつ、収納空間と荷物との間に空隙があって
も緩衝マットを使って荷物に対する外部衝撃力から保護
することができる。
【0059】さらに折り畳んで収納して置き、必要なと
きに組立てて再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包体を用いて不定形の荷物を梱
包する状態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る梱包体を用いて不定形の荷物を梱
包する状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る梱包体を用いて不定形の荷物を梱
包する状態を示す断面図である。
【図4】(a)は滑り止め材を示す斜視図、(b)は、
ベース部を示す斜視図、(c)はベース部を示す正面図
である。
【図5】本発明に係る梱包体の収納状態を示す分解斜視
図である。
【図6】本発明に係る梱包体の収納状態を示す斜視図で
ある。
【図7】外装部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース部 2 外装部 3 蓋部 4 緩衝マット 5 荷物 6 紐体 7 滑り止め材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部と外装部と蓋部と緩衝マットと
    を有し、不定形の荷物を梱包する梱包体であって、 前記ベース部と前記外装部と前記蓋部とは、組み合わさ
    れて前記不定形の荷物を収納する収納空間を確保するも
    のであり、 前記ベース部は、前記収納空間内の荷物を支えるもので
    あり、 前記外装部は、前記ベース部に装着されて前記べース部
    に支えられた荷物を外装するものであり、 前記蓋部は、前記外装部の開口を閉塞するものであり、 前記緩衝マットは柔軟性を有し、前記ベース部に支えら
    れた荷物を包み込んで該荷物を前記ベース部に定着する
    ものであることを特徴とする梱包体。
  2. 【請求項2】 前記外装部は、使用時に中空体として組
    立てられ、収納時に折り畳まれるものであることを特徴
    とする請求項1に記載の梱包体。
  3. 【請求項3】 前記外装部は、前記ベース部の内法面積
    の範囲内に折り畳まれ、前記ベース部上に前記蓋部とと
    もに重ねられて前記ベース部に一体に締結されるもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の梱包体。
  4. 【請求項4】 前記ベース部上に滑り止め材を敷設し、
    前記滑り止め材上に荷物を支えるものであることを特徴
    とする請求項1に記載の梱包体。
  5. 【請求項5】 前記緩衝マットは、前記ベース部に紐体
    で締結されるものであることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の梱包体。
  6. 【請求項6】 前記紐体は、収納時及び使用時の前記蓋
    部と前記外装部とを前記ベース部に締結するものである
    ことを特徴とする請求項5に記載の梱包体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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