JP2002077728A - 経時サブトラクション画像の処理方法および処理装置 - Google Patents

経時サブトラクション画像の処理方法および処理装置

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JP2002077728A JP2000255796A JP2000255796A JP2002077728A JP 2002077728 A JP2002077728 A JP 2002077728A JP 2000255796 A JP2000255796 A JP 2000255796A JP 2000255796 A JP2000255796 A JP 2000255796A JP 2002077728 A JP2002077728 A JP 2002077728A
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Hiroshi Tanaka
弘 田中
Kazuo Shimura
一男 志村
Takeshi Okubo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時サブトラクション画像の診断性能を向上
させる。 【解決手段】 同一被写体について異なる時期に得られ
た、比較読影の対象となる2つの原画像間でサブトラク
ション処理するサブトラクション処理装置20から入力さ
れた経時サブトラクション画像Ps1,Ps2の、経時変化が
少ないと想定される肩部PKを設定する基準部分設定手段
11と、基準部分設定手段11により設定された肩部PKの平
均濃度値が予め設定された所定値Tとなるように、各経
時サブトラクション画像Ps1,Ps2を処理するサブトラク
ション画像処理手段12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経時サブトラクショ
ン画像の処理方法および処理装置に関し、詳細には、経
時サブトラクション画像の読影診断性能の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、同一被写体について異なる時
期に得られた、比較読影の対象となる2つの原画像を比
較読影して、両画像間の差異を調べ、その差異に基づい
て被写体の検査などを行うことが、種々の分野において
行われている。
【0003】例えば工業製品の製造分野においては、あ
る製品について新品の状態の時に撮影された画像と、当
該製品の耐久試験後に撮影された画像とを比較して、両
者の差異の大きな部位に注目することにより、製品の耐
久性を向上させるべき部位を検討することが行われてお
り、また医療分野においては、ある患者の疾患部位につ
いて時系列的に撮影された複数枚の放射線画像を医師が
比較読影することにより、当該疾患の進行状況や治癒状
況を把握して治療方針を検討することが行われている。
【0004】このように2以上の画像を比較読影するこ
とが日常的に各種の分野で行われているが、比較読影を
行なう場合に読影者にとって最も関心があるのはこれら
の画像間の差異である。しかし、例えば2つの画像を単
に並べてこの差異を発見するのは、その差異が小さい程
困難であり、比較読影の性能向上が求められている。
【0005】そこで従来、比較読影の対象とされる2以
上の画像間で画素を対応させた減算処理(サブトラクシ
ョン処理)を行なって、上記差異を抽出・強調すること
が行われる(特開平7-37074号等)。このように画像間
の差異のみが抽出・強調されることにより、読影者に対
して画像間の差異を確実に視認させることができるた
め、進行または治癒する病変部の見落としを防止するこ
とができると考えられる。
【0006】ところでこの画像間演算の前提となるの
は、比較対象すなわち画像間演算の対象となる2つの画
像間で精度良く位置合わせがなされていることと、両画
像の濃度が略等しいことである。位置合わせは、種々の
公知の方法(例えば、特開平7-37074号による方法な
ど)により実現することができる。
【0007】一方、両画像の濃度は、常に略等しいとは
限らない。例えば胸部放射線画像においては、2つの画
像間で放射線の照射条件や画像の読取条件、画像再生の
ための規格化条件等がわずかに異なるだけで、再生され
る両画像の濃度やコントラストは互いに異なるものとな
っていた。そこで従来は、両画像の濃度やコントラスト
を予めある程度一致させたうえでサブトラクション処理
を行なっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て得られる経時サブトラクション画像は、サブトラクシ
ョン処理の対象である2つの画像の組合わせ如何によっ
て、経時変化を読影しようとする注目領域(例えば胸部
放射線画像では、肺野領域(胸郭内部領域))以外の、
経時変化が少ないと想定される部分(例えば肩骨近傍部
分などの背景部分)の濃度が、各経時サブトラクション
画像ごとに異なるものとなる場合があり、経時サブトラ
クション画像の、背景部分の濃度を参考にしつつ、注目
領域の濃度を観察して、注目領域の差異の状態を読影す
る医師等の読影者にとっては、各経時サブトラクション
画像ごとにその背景部分の濃度が異なるのは、注目領域
についての正確な診断の妨げとなることが指摘されてい
る。
【0009】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、経時サブトラクション画像の診断性能を従来より
も向上させることができる経時サブトラクション画像の
処理方法および処理装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の経時サブトラク
ション画像の処理方法および処理装置は、経時変化が少
ないと想定される部分(背景部分等)の信号値を一定値
とするように、経時サブトラクション画像を処理するこ
とにより、背景部分の濃度を参照しつつ、注目領域の濃
度を観察して、注目領域の差異の状態を読影する医師等
の読影者に対する読影性能を向上させたものである。
【0011】すなわち本発明の経時サブトラクション画
像の処理方法は、同一被写体について異なる時期に得ら
れた、比較読影の対象となる2つの原画像間でサブトラ
クション処理することによって得られた経時サブトラク
ション画像の、経時変化が少ないと想定される部分の信
号値(濃度値または輝度値など)が所定値となるよう
に、前記経時サブトラクション画像を処理することを特
徴とするものである。
【0012】ここで、経時変化が少ないと想定される部
分は、2つの原画像のうち少なくとも一方に基づいて設
定してもよいし、被写体の種類に応じて自動的に設定し
てもよい。2つの原画像のうち少なくとも一方に基づい
て設定するが好ましいのは、経時サブトラクション画像
においては、全く経時変化がなかった場合には、画像内
に被写体やその一部分である構造物が消えてしまうた
め、設定するのが困難だからである。
【0013】また、被写体の種類に応じて自動的に設定
するのが好ましいのは、被写体の種類ごとに、経時変化
が少ないと想定される部分が経験的に見いだされている
ため、読影者が逐一設定する手間をかけずに済むからで
ある。例えば原画像が胸部放射線画像であるとき、経時
変化が少ないと想定される部分として、肩部分(肩関節
骨頭部など)を適用するのが好ましく、四肢を被写体と
した原画像では、経時変化が少ないと想定される部分と
して、骨の近傍の軟部組織部分を適用するのが好まし
い。
【0014】人体を模したファントム(アクリル、ハイ
ドロキシアパタイト等)やアルミニウムなどの金属を基
準物質として、被写体と共に撮影し、その基準物質の像
を「経時変化が少ない部分」としてもよい。
【0015】原画像とは、サブトラクション処理の対象
となる画像を、経時サブトラクション画像と明確に区別
して説明するために便宜上付したものであり、必ずしも
所定の画像記録担体等から読み取って得られた、全く信
号処理を施していない状態のいわゆる生画像だけを指す
ものではなく、生画像に種々の信号処理を施した後の画
像であっても、直接、サブトラクション処理の対象とな
る画像であれば、「原画像」の概念に含まれる。
【0016】経時サブトラクション画像を処理する方法
としては、経時変化が少ないと想定される部分の信号値
が所定値となるように、経時サブトラクション画像の信
号値に一定値を加減算する処理や、経時サブトラクショ
ン画像の信号値に一定値を乗算し、または経時サブトラ
クション画像の信号値を一定値で除算する処理などを適
用するのが好ましい。
【0017】なお、「経時変化が少ないと想定される部
分の信号値が所定値となるように経時サブトラクション
画像を処理する」とは、経時サブトラクション画像に対
して直接処理することのみに限定されるものではなく、
経時サブトラクション画像の元になる原画像(サブトラ
クション処理の対象となる2つの画像)に対して、予め
処理することにより、結果的にサブトラクション処理し
て得られた経時サブトラクション画像における、経時変
化が少ないと想定される部分の信号値が、所定値になる
ようにしてもよい。以下の本発明の経時サブトラクショ
ン画像の処理装置においても同様である。
【0018】本発明の経時サブトラクション画像の処理
装置は、本発明の経時サブトラクション画像の処理方法
を実施するための装置であって、同一被写体について異
なる時期に得られた、比較読影の対象となる2つの原画
像間でサブトラクション処理することによって得られた
経時サブトラクション画像の、経時変化が少ないと想定
される部分を設定する基準部分設定手段と、前記基準部
分設定手段により設定された前記部分の信号値が所定値
となるように、前記経時サブトラクション画像を処理す
るサブトラクション画像処理手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0019】ここで、基準部分設定手段としては、経時
変化が少ないと想定される部分を、2つの原画像のうち
少なくとも一方に基づいて設定するものや、被写体の種
類に応じて自動的に設定するものとするのが好ましい。
【0020】また、原画像が例えば胸部放射線画像であ
るときは、基準部分設定手段を、経時変化が少ないと想
定される部分を肩部分(肩関節骨頭部等)とするものと
し、原画像が例えば四肢のうち1つの画像であるとき、
基準部分設定手段を、経時変化が少ないと想定される部
分を骨近傍の軟部とするものとするのが好ましい。
【0021】サブトラクション画像処理手段としては、
経時変化が少ないと想定される部分の信号値が所定値と
なるように、経時サブトラクション画像の信号値に一定
値を加減算する処理を施すものや、経時サブトラクショ
ン画像の信号値に一定値を乗算し、または経時サブトラ
クション画像の信号値を一定値で除算する処理を施すも
のとするのが好ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明の経時サブトラクション画像の処
理方法および処理装置によれば、経時変化が少ないと想
定される部分(背景部分)の信号値を一定値とするよう
に、経時サブトラクション画像を処理することにより、
その経時変化が少ないと想定される部分の濃度(または
輝度等)を参照しつつ、注目領域(経時変化の観察対象
となる領域)の濃度(または輝度等)を観察して注目領
域の差異の状態(濃度(または輝度等)の分布状態)を
読影する、という読影者(医師等)の読影方法に適切に
対応することができ、処理して得られた経時サブトラク
ション画像の読影性能が従来よりも向上することにな
り、診断性能が向上する。
【0023】特に、複数の経時サブトラクション画像間
での比較読影を行なう場合には、全ての経時サブトラク
ション画像の背景濃度(または背景輝度等)が同一にな
るため、経時サブトラクション画像間で違和感無く読影
を行なうことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の経時サブトラクシ
ョン画像の処理方法および処理装置の具体的な実施の形
態について図面を用いて説明する。図1は本発明の経時
サブトラクション画像の処理方法を実施する処理装置の
一実施態様を示す図、図2(1)〜(3)は、同一患者
の胸部について撮影時期を異にして撮影された放射線画
像であり、(1)は時期的に最も過去の画像P1、
(3)は時期的に最新の画像P3、(2)は(1)と
(3)の中間の時期の画像P2である。また、最古画像
P1には左肺(向かって右側の肺野)中央やや上部寄り
に小さな陰影A1が存在し、中間画像P2には少し範囲
が広がった陰影A1と新たな陰影A2が存在し、最新画
像P3にはさらに範囲が広がった陰影A1,A2と新た
な陰影A3が存在している。図3(1)は最古画像P1
と最新画像P3との間でサブトラクション処理して得ら
れた第1の経時サブトラクション画像Ps1、同図(2)
は中間画像P2と最新画像P3との間でサブトラクショ
ン処理して得られた第2の経時サブトラクション画像P
s2をそれぞれ示す図である。
【0025】図示の経時サブトラクション画像処理装置
10は、同一被写体について異なる時期に得られた、比
較読影の対象となる2つの原画像間でサブトラクション
処理するサブトラクション処理装置20から入力された
経時サブトラクション画像の、経時変化が少ないと想定
される部分を設定する基準部分設定手段11と、基準部
分設定手段11により設定された部分の濃度値が予め設
定された所定値Tとなるように、経時サブトラクション
画像を処理するサブトラクション画像処理手段12とを
備えた構成である。
【0026】ここで、サブトラクション処理装置20
は、図2(1)〜(3)に示す各胸部放射線画像P1,
P2およびP3が入力されて、最新画像P3と最古画像
P1との間および最新画像P3と中間画像P2との間で
それぞれサブトラクション処理を施し、図3(1)およ
び(2)に示す経時サブトラクションPs1(最新画像P
3と最古画像P1とのサブトラクション処理による)お
よびPs2(最新画像P3と中間画像P2とのサブトラク
ション処理による)を出力するものである。
【0027】基準部分設定手段11は、サブトラクショ
ン処理装置20から入力された各経時サブトラクション
画像Ps1,Ps2のうち、病理学的に経時変化が少ないと
想定される部分(経時サブトラクション画像が胸部放射
線画像である場合は、肺尖の両側である肩部(肩関節骨
頭部)PK(図2(3)参照)など)を、経時サブトラ
クション画像を得るための元の画像P1〜P3のうちの
1つ(本実施形態においては例えば最新画像P3)に基
づいて自動的に設定する作用をなすものである。
【0028】また、サブトラクション画像処理手段12
は、基準部分設定手段11により設定された部分(本実
施形態においては、肩部PK)の濃度値が予め設定され
た所定値Tとなるように、各経時サブトラクション画像
Ps1,Ps2をそれぞれ各別に、画像全体を一律に濃度シ
フトさせる画像処理を施す作用をなすものである。
【0029】次に本実施形態の経時サブトラクション画
像処理装置10の作用について説明する。
【0030】まず、サブトラクション処理装置20に、
最新画像P3、中間画像P2、および最古画像P1がそ
れぞれ入力され、サブトラクション処理装置20は、最
古画像P1および中間画像P2について、それぞれ最新
画像P3との間でサブトラクション処理を施し、第1の
経時サブトラクション画像Ps1および第2の経時サブト
ラクション画像Ps2を作成し、これら経時サブトラクシ
ョン画像Ps1およびPs2を経時サブトラクション画像処
理装置10に出力する。
【0031】ここで、最新画像P3と最古画像P1と
は、撮影条件および読取条件が同一であったため、その
濃度分布は略一致しているが、中間画像P2は、撮影条
件は最新画像P3等と同一であったものの、読取条件が
異なっていたため、他の画像P1,P3よりも全体的に
高濃度側にシフトした濃度分布の画像となっている。こ
のため、得られた第1の経時サブトラクション画像Ps1
は、その肩部PKの濃度が、後述する予め設定された所
定値Tに一致するものとなっているが、第2の経時サブ
トラクション画像Ps2は、その肩部PKの濃度が、予め
設定された所定値Tより高濃度側にシフトしたものとな
っている(図3(1)および(2))。また、最新画像
P3の肺野部分に存在している各陰影A1,A2,A3
に対応して、各経時サブトラクション画像Ps1,Ps2に
はそれぞれ陰影の差分As1,As2,As3が表われる。
【0032】経時サブトラクション画像処理装置10に
入力された各経時サブトラクション画像Ps1およびPs2
はそれぞれ、基準部分設定手段11に入力される。
【0033】一方、基準部分設定手段11には、元の画
像P1〜P3も入力されており、基準部分設定手段11
は、元の画像P1〜P3のうち最新画像P3に基づい
て、経時変化が少ないと想定されている肩部PKの位置
を、予め設定されたパターンマッチング等のアルゴリズ
ムを用いて検出し、この最新画像P3において検出され
た肩部PKと対応する、各経時サブトラクション画像P
s1,Ps2における部分PKを設定する(図3)。そして
このように肩部PKが設定された各経時サブトラクショ
ン画像Ps1,Ps2は、サブトラクション画像処理手段1
2に入力される。
【0034】サブトラクション画像処理手段12は、入
力された各経時サブトラクションPs1,Ps2の肩部PK
の平均濃度値をそれぞれ算出し、各肩部PKの平均濃度
値と、予め記憶されている所定値Tとを比較する。そし
てサブトラクション画像処理手段12は、肩部PKの平
均濃度値が所定値Tと一致するように、各経時サブトラ
クション画像Ps1,Ps2全体に対してそれぞれ各別に一
律に濃度シフトさせる画像処理を施し、この画像処理後
の経時サブトラクション画像Ps1′,Ps2′を画像表示
装置30にそれぞれ出力する。
【0035】ただし前述したように、第1の経時サブト
ラクション画像Ps1の肩部PKの平均濃度値は所定値T
と既に一致しているため、濃度シフト後の第1の経時サ
ブトラクション画像Ps1′は実質的に濃度シフト前の経
時サブトラクション画像Ps1と同一であり、サブトラク
ション画像処理手段12は、第1の経時サブトラクショ
ン画像Ps1に対しては濃度シフトの処理を施さなくても
よい。
【0036】一方、第2の経時サブトラクション画像P
s2の肩部PKの平均濃度値は所定値Tより大きいため、
濃度シフト処理により、処理後の第2の経時サブトラク
ション画像Ps2′は、図4に示すように、全体的に低濃
度側にシフトした画像となる。この結果、画像表示装置
30に表示される経時サブトラクション画像Ps1,Ps2
は、その肩部PKの濃度が揃ったものとなり、画像表示
装置30に表示されたこれら経時サブトラクション画像
Ps1′,Ps2′を観察読影する医師は、背景である肩部
PKの濃度が常に一定の状態で、陰影の差分As1,As
2,As3を読影することができるため、医師は、背景の
濃度変動に眩惑されることなく、陰影の変化を表す差分
As1,As2,As3を読影することができ、診断性能の向
上が図られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経時サブトラクション画像処理装置の
一実施形態を示す図
【図2】図1に示した画像処理装置による処理の対象と
なる経時サブトラクション画像の原画像を示す図
【図3】図1に示した実施形態の画像処理装置による処
理の対象となる経時サブトラクション画像Ps1,Ps2を
それぞれ示す図
【図4】本実施形態の経時サブトラクション画像処理装
置による処理作用を説明するための図
【符号の説明】
10 経時サブトラクション画像処理装置 11 基準部分設定手段 12 サブトラクション画像処理手段 20 サブトラクション処理装置 30 画像表示装置 P1,P2,P3 原画像 Ps1,Ps2,Ps1′,Ps2′経時サブトラクション画像 PK 経時変化が少ないと想定される部分(肩部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 猛 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 4C093 AA01 AA27 CA21 FD11 FF34 5B057 AA08 BA03 BA24 BA25 CB08 CC03 CE11 CH01 DA08 DA16 DC32 5L096 AA06 BA06 BA13 CA24 FA14 FA53 GA06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一被写体について異なる時期に得られ
    た、比較読影の対象となる2つの原画像間でサブトラク
    ション処理することによって得られた経時サブトラクシ
    ョン画像の、経時変化が少ないと想定される部分の信号
    値が所定値となるように、前記経時サブトラクション画
    像を処理することを特徴とする経時サブトラクション画
    像の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記経時変化が少ないと想定される部分
    を、前記2つの原画像のうち少なくとも一方に基づいて
    設定することを特徴とする請求項1記載の経時サブトラ
    クション画像の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記経時変化が少ないと想定される部分
    を、前記被写体の種類に応じて自動的に設定することを
    特徴とする請求項1または2記載の経時サブトラクショ
    ン画像の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記原画像が胸部放射線画像であると
    き、前記経時変化が少ないと想定される部分を、肩部分
    とすることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか
    1項に記載の経時サブトラクション画像の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記原画像が四肢のうち1つの画像であ
    るとき、前記経時変化が少ないと想定される部分を、骨
    近傍の軟部とすることを特徴とする請求項1から3のう
    ちいずれか1項に記載の経時サブトラクション画像の処
    理方法。
  6. 【請求項6】 前記経時変化が少ないと想定される部分
    の信号値が所定値となるように、前記経時サブトラクシ
    ョン画像の信号値に一定値を加減算する処理を施すこと
    を特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載
    の経時サブトラクション画像の処理方法。
  7. 【請求項7】 前記経時変化が少ないと想定される部分
    の信号値が所定値となるように、前記経時サブトラクシ
    ョン画像の信号値に一定値を乗算し、または前記経時サ
    ブトラクション画像の信号値を一定値で除算する処理を
    施すことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1
    項に記載の経時サブトラクション画像の処理方法。
  8. 【請求項8】 同一被写体について異なる時期に得られ
    た、比較読影の対象となる2つの原画像間でサブトラク
    ション処理することによって得られた経時サブトラクシ
    ョン画像の、経時変化が少ないと想定される部分を設定
    する基準部分設定手段と、 前記基準部分設定手段により設定された前記部分の信号
    値が所定値となるように、前記経時サブトラクション画
    像を処理するサブトラクション画像処理手段とを備えた
    ことを特徴とする経時サブトラクション画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記基準部分設定手段が、前記部分を、
    前記2つの原画像のうち少なくとも一方に基づいて設定
    するものであることを特徴とする請求項8記載の経時サ
    ブトラクション画像の処理装置。
  10. 【請求項10】 前記基準部分設定手段が、前記部分
    を、前記被写体の種類に応じて自動的に設定するもので
    あることを特徴とする請求項8または9記載の経時サブ
    トラクション画像の処理装置。
  11. 【請求項11】 前記原画像が胸部放射線画像であると
    き、前記基準部分設定手段が、前記部分を肩部分とする
    ものであることを特徴とする請求項8から10のうちい
    ずれか1項に記載の経時サブトラクション画像の処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記原画像が四肢のうち1つの画像で
    あるとき、前記基準部分設定手段が、前記部分を、骨近
    傍の軟部とするものであることを特徴とする請求項8か
    ら10のうちいずれか1項に記載の経時サブトラクショ
    ン画像の処理装置。
  13. 【請求項13】 前記サブトラクション画像処理手段
    が、前記部分の信号値が所定値となるように、前記経時
    サブトラクション画像の信号値に一定値を加減算する処
    理を施すものであることを特徴とする請求項8から12
    のうちいずれか1項に記載の経時サブトラクション画像
    の処理装置。
  14. 【請求項14】 前記サブトラクション画像処理手段
    が、前記部分の信号値が所定値となるように、前記経時
    サブトラクション画像の信号値に一定値を乗算し、また
    は前記経時サブトラクション画像の信号値を一定値で除
    算する処理を施すものであることを特徴とする請求項8
    から12のうちいずれか1項に記載の経時サブトラクシ
    ョン画像の処理装置。
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