JP2002073555A - アクセス制限機能を備えた情報提供システム - Google Patents

アクセス制限機能を備えた情報提供システム

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JP2002073555A
JP2002073555A JP2000256071A JP2000256071A JP2002073555A JP 2002073555 A JP2002073555 A JP 2002073555A JP 2000256071 A JP2000256071 A JP 2000256071A JP 2000256071 A JP2000256071 A JP 2000256071A JP 2002073555 A JP2002073555 A JP 2002073555A
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Takuya Matsumoto
卓也 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正ユーザのアクセスをより効果的に阻止し
得る機能を備えた情報提供システムを提供する。 【解決手段】 情報提供システム1は、インターネット
11を介してコンピュータ12に接続され得る情報提供
サーバ13及び認証サーバ14と、記憶媒体15とを備
える。記憶媒体に記憶されたプログラムが実行されるこ
とにより、コンピュータにインターネット接続情報が記
憶されているか否かが確認され、記憶されていないと
き、コンピュータから入力された認証情報が認証サーバ
に送信され、その認証情報に対応するユーザの登録の有
無が確認される。(1)前記ユーザが登録されていない
場合、正常登録すると共に、認証サーバから送信された
インターネット接続情報がコンピュータに記憶され、情
報提供サーバへのアクセスを可能とする。(2)前記ユ
ーザが既に正常登録されている場合、該ユーザを不正接
続ユーザとして登録し直すと共に、情報提供サーバへの
アクセスを拒否する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正ユーザのアク
セスを阻止し、正当なユーザのアクセスのみを可能とす
る機能を備えた情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDやFD等の記憶媒体に記
憶された自動接続プログラムをパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと言う)上で起動することによりアク
セスし得る、インターネット上の情報提供サイトが種々
存在することが知られている。
【0003】また、前記情報提供サイトへのアクセス
を、所定の料金を支払って会員登録等をした特定者のみ
に制限するべく、アクセスに際し、会員番号や暗証番号
等のID入力を求めることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、記憶媒体を紛失・盗難等した場合に、斯かる記憶媒
体に貼着されたラベル等によって、IDも同時に知られ
るケースも多く、斯かる場合、正規の会員ではないの
に、情報提供サイトにアクセスできてしまうという不都
合が生じる。特に、アクセス時間に応じて課金する様な
サイトでは、正規の会員が紛失等に気づくまでの間、課
金額が増大してしまう場合が生じ得るという問題があっ
た。
【0005】また、1人分しか会員登録していないため
配布される記憶媒体も1つしかないにもかかわらず、斯
かる記憶媒体を複数のパソコン間で共通に使用し、或い
は前記記憶媒体をコピーして使用し、各パソコンから正
規のIDを入力することにより、複数のパソコンから情
報提供サイトにアクセスし、あたかも複数人が会員登録
したのと同様の利益を得るという不正行為がなされる場
合もある。
【0006】斯かる場合、正規に所定の登録費を支払っ
て会員となったユーザに対しては、不公平感を想起させ
る一方、サイト運営者にとっても正当な登録費を得るこ
とができないという問題がある。
【0007】本発明は、斯かる従来技術の問題点を解消
するべくなされたもので、不正ユーザのアクセスをより
効果的に阻止し得る機能を備えた情報提供システムを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる課題を解決するべ
く、本発明は、インターネットを介してクライアントコ
ンピュータに接続され得る情報提供サーバ及び認証サー
バと、前記クライアントコンピュータ上で起動され得る
所定のプログラムが記憶された記憶媒体とを備えたシス
テムであって、前記クライアントコンピュータ上で前記
記憶媒体に記憶されたプログラムが実行されることによ
り、前記クライアントコンピュータにインターネット接
続情報が記憶されているか否かが確認され、インターネ
ット接続情報が記憶されていないとき、前記クライアン
トコンピュータから入力された認証情報が前記認証サー
バに送信され、該認証サーバは、該送信された認証情報
に対応するユーザが前記認証サーバに正常登録されてい
るか否かを確認し、前記ユーザが前記認証サーバに正常
登録されていない場合、前記ユーザを正常登録すると共
に、前記認証サーバから前記クライアントコンピュータ
に送信されたインターネット接続情報が該クライアント
コンピュータに記憶され、前記クライアントコンピュー
タから前記情報提供サーバへのアクセスを可能とし、前
記ユーザが前記認証サーバに既に正常登録されている場
合、該ユーザを不正接続ユーザとして登録し直すと共
に、前記クライアントコンピュータから前記情報提供サ
ーバへのアクセスを拒否することを特徴とするアクセス
制限機能を備えた情報提供システムを提供するものであ
る。
【0009】斯かる発明によれば、クライアントコンピ
ュータ上で記憶媒体に記憶されたプログラムを実行する
ことにより、まず最初に、インターネット接続情報(プ
ロバイダーが付与するID、パスワードや、アクセスポ
イント、認証サーバが付与する通信ID等)が前記クラ
イアントコンピュータに記憶されているか否かが確認さ
れる。ここで、初めて前記クライアントコンピュータか
ら前記プログラムを実行する場合を考えると、インター
ネット接続情報は当然記憶されておらず、前記クライア
ントコンピュータから認証情報(情報提供サーバへのア
クセスを認められた正当なユーザを特定し得るID等)
を入力することにより、該認証情報が認証サーバに送信
されるように構成されている。次に、前記認証サーバで
は、送信された認証情報に対応するユーザが正常登録さ
れているか否かを確認し、これにより不正ユーザか否か
を識別する。つまり、前記ユーザが前記認証サーバに未
だ正常登録されていない場合は、正当なユーザとみなし
て正常登録すると共に、前記情報提供サーバへのアクセ
スを可能とするように構成されている。一方、前記ユー
ザが前記認証サーバに既に正常登録されている場合は、
不正ユーザとみなし、該ユーザを不正接続ユーザとして
登録し直すと共に、前記情報提供サーバへのアクセスを
拒否する。
【0010】換言すれば、本発明は、記憶媒体に記憶さ
れたプログラムをクライアントコンピュータ上で実行す
るのが初めてにもかかわらず、既に認証サーバにユーザ
登録されている場合には、前記記憶媒体を窃盗したり、
使い回したり、コピーすることにより、新たなクライア
ントコンピュータからアクセスしようとしている不正ユ
ーザとみなし、斯かる不正ユーザの情報提供サーバへの
アクセスを効果的に阻止し得るものである。つまり、1
つの記憶媒体に対し、該記憶媒体に記憶されたプログラ
ムを実行して情報提供サーバへのアクセスを可能にする
クライアントコンピュータを1つに限定することとし、
これにより不正ユーザの締め出しを図るものである。
【0011】なお、前記確認の結果、未だ認証サーバに
ユーザ登録がなされていない場合、すなわち、正当なユ
ーザとみなされた場合には、認証サーバに正常登録がな
されると共に、インターネット接続情報がクライアント
コンピュータに記憶されるように構成されている。よっ
て、斯かる記憶の後は、前記クライアントコンピュータ
上でのプログラムの起動が初回で無いことを認識可能で
あるため、認証サーバに正常登録がなされていても、2
回目以降の起動には支障が無い。一方、不正ユーザとみ
なされた場合には、インターネット接続情報がクライア
ントコンピュータに記憶されないため、実際には当該ク
ライアントコンピュータ上での2回目以降の起動であっ
ても、あたかも初回の起動のように認識されるが、前述
の様に認証サーバに不正接続ユーザとして登録されるの
で、正当ユーザとの識別は可能である。
【0012】好ましくは、前記クライアントコンピュー
タ上で前記記憶媒体に記憶されたプログラムが実行され
ることにより、前記クライアントコンピュータにインタ
ーネット接続情報が記憶されているか否かが確認され、
インターネット接続情報が記憶されているとき、該記憶
されたインターネット接続情報及び前記クライアントコ
ンピュータから入力された認証情報が前記認証サーバに
送信され、該認証サーバは、該送信された認証情報に対
応するユーザが不正接続ユーザとして登録されているか
否かを確認し、前記ユーザが不正接続ユーザとして登録
されている場合、前記クライアントコンピュータから前
記情報提供サーバへのアクセスを拒否し、前記ユーザが
不正接続ユーザとして登録されていない場合、前記クラ
イアントコンピュータから前記情報提供サーバへのアク
セスを可能とするように構成される。
【0013】斯かる発明によれば、不正ユーザの情報提
供サーバへのアクセス阻止について、より万全を期する
ことができる。
【0014】クライアントコンピュータにインターネッ
ト接続情報が記憶されているときは、前述の様に、当該
クライアントコンピュータ上で少なくとも1回は正当ユ
ーザによって記憶媒体のプログラムが起動されたと考え
ることができる。さらに、前記クライアントコンピュー
タ(以下、「第1のクライアントコンピュータ」とい
う)上で前記記憶媒体を使用する限りにおいて、2回目
以降の使用時にも情報提供サーバへのアクセスを可能と
するのが原則である。しかしながら、例えいったん正当
ユーザとして認められた者であっても、例えば、他人に
前記記憶媒体を貸し出して、別のクライアントコンピュ
ータ(以下、「第2のクライアントコンピュータ」とい
う)上で起動させるような不正行為をさせた後、前記記
憶媒体を返却してもらい、再度第1のクライアントコン
ピュータ上で起動させ、情報提供サーバにアクセスする
ような場合も考えられる。斯かる場合、第2のクライア
ントコンピュータから認証サーバへのアクセスの際に
は、該第2のクライアントコンピュータにはインターネ
ット認証情報が記憶されておらず、且つ、既に認証サー
バに正常登録がなされている(第1のクライアントコン
ピュータでの起動を通じて)ため、前述の様に不正ユー
ザとみなされ、不正接続ユーザとして登録され直すと共
に、情報提供サーバへのアクセスが拒否されることにな
るため問題は生じない。一方、第1のクライアントコン
ピュータについては、上記例の様な場合、情報提供サー
バへのアクセスを拒否できるようなシステムを構築する
必要がある。
【0015】前記発明によれば、クライアントコンピュ
ータ(前記第1のクライアントコンピュータに相当)に
インターネット接続情報が記憶され、且つ認証サーバに
送信された認証情報に対応するユーザが不正接続ユーザ
として登録されている場合(前記第2のクライアントコ
ンピュータを通じた行為によって登録される場合に相
当)には、前記クライアントコンピュータ(前記第1の
クライアントコンピュータに相当)から情報提供サーバ
へのアクセスを拒否するように構成される。従って、上
記例のように、いったん正当ユーザと認められた者であ
っても、不正ユーザとして、情報提供サーバへのアクセ
スを阻止することができる。このようにして、不正ユー
ザの情報提供サーバへのアクセス阻止について、より万
全を期することができる。なお、認証サーバに送信され
た認証情報に対応するユーザが不正接続ユーザとして登
録されていない場合には、原則通り、情報提供サーバへ
のアクセスが可能である。
【0016】好ましくは、前記認証サーバから前記クラ
イアントコンピュータに送信され記憶されるインターネ
ット接続情報は、前記認証サーバが付与する通信IDを
含み、該通信IDは、互いに異なるクライアントコンピ
ュータについて、異なる形態で付与されると共に、前記
認証サーバにも記憶される。
【0017】ここで、例えば、ユーザが認証サーバに正
常登録された後、クライアントコンピュータを買い替え
た場合を考える。斯かる場合、新しいコンピュータで、
記憶媒体に記憶されたプログラムを実行すると、認証サ
ーバに既に正常登録されているため、不正ユーザとみな
され、該ユーザは不正接続ユーザとして登録し直される
ため、情報提供サーバへのその後のアクセスが拒否され
ることになる。しかしながら、この場合、本来なら正当
ユーザとみなされるべき行為であるため、ユーザからサ
ーバ管理者への通知等により、不正接続ユーザとしての
登録を抹消し、未登録の状態に戻して運用する場合があ
り得る。これにより、新しいコンピュータからのアクセ
スが可能になると共に、古いコンピュータにもインター
ネット接続情報が記憶されているため、不正接続ユーザ
としての登録が抹消されれば、当該古いコンピュータか
らのアクセスも同時に可能になる。換言すれば、新しい
コンピュータに買い換えたとの方便により、実際には1
つの記憶媒体を複数のコンピュータで併用するという不
正行為がなされる可能性が残ると言える。
【0018】前記発明によれば、互いに異なるクライア
ントコンピュータについて、異なる形態の通信ID(例
えば、各クライアントコンピュータに通信IDを送信す
る毎に番号が増加する連番形式)が記憶される。従っ
て、斯かる通信IDを比較すれば、古いコンピュータか
らのアクセスか、新しいコンピュータからのアクセスか
を識別可能であり、いずれか一方のアクセスのみ許可す
るようにすれば、前述のような不正行為を阻止すること
が可能である。
【0019】また、好ましくは、前記ユーザが不正接続
ユーザとして登録されている場合、前記クライアントコ
ンピュータから前記情報提供サーバへのアクセスを拒否
すると共に、前記クライアントコンピュータに記憶され
たインターネット接続情報を消去するように構成され
る。
【0020】斯かる発明によれば、前述したコンピュー
タの買い替えの場合、新しいコンピュータで、記憶媒体
に記憶されたプログラムを実行した後(斯かる行為によ
り不正接続ユーザとして登録される)、再度、古いコン
ピュータで実行すれば、当該古いコンピュータに記憶さ
れたインターネット接続情報が消去されることになる。
斯かる状態で、前述したのと同様に、ユーザからサーバ
管理者への通知等により、不正接続ユーザとしての登録
を抹消し、未登録の状態に戻して運用する場合、新しい
コンピュータで先にプログラムを実行すれば、正常登録
される一方、後に古いコンピュータで実行しても不正ユ
ーザとみなされるため、情報提供サーバへのアクセスを
新しいコンピュータのみに制限することが可能である。
従って、新しいコンピュータに買い換えたとの方便によ
る不正行為を防止することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明に
係る情報提供システムの一実施形態を示す概略構成図で
ある。図1に示すように、本実施形態に係る情報提供シ
ステム1は、インターネット11を介してクライアント
コンピュータ12に接続され得る情報提供サーバ13及
び認証サーバ14と、前記クライアントコンピュータ1
2上で起動され得る所定のプログラムが記憶された記憶
媒体15とを備えている。本実施形態では、記憶媒体1
5は、コンパクトディスク(以下、「CD」という)と
されている。
【0022】斯かる構成を有する情報提供システム1に
おいて、クライアントコンピュータ12にCD15を装
填し、該CD15に記憶された所定のプログラムを実行
させることにより、プロバイダ16を介してインターネ
ット11にダイヤルアップ接続され、認証サーバ13へ
自動的に接続されるように構成されている。また、認証
サーバ13において、正当ユーザ又は不正ユーザのいず
れであるかが確認され、正当ユーザのみが情報提供サー
バ14で提供される種々の情報を利用し得るように構成
されている。
【0023】以下、本実施形態に係る情報提供システム
1の動作について詳細に説明する。 (1)初期接続シーケンス まず、所定のクライアントコンピュータ12上でCD1
5を初めて起動する場合の初期接続シーケンスについて
説明する。
【0024】クライアントコンピュータ12にCD15
を装填すれば、該CD15に記憶された所定のプログラ
ムが自動的に実行され、前記クライアントコンピュータ
12にインターネット接続情報(プロバイダーが付与す
るID(例えば、所定の桁数を有する英数文字)、パス
ワードや、アクセスポイント、認証サーバが付与する通
信ID等)が記憶されているか否かが確認される。例え
ば、クライアントコンピュータ12が、ウィンドウズ
(米国マイクロソフト社製)対応マシンである場合(以
下では、クライアントコンピュータ12がウィンドウズ
マシンであるとして説明する)には、レジストリに前記
インターネット接続情報が記憶されているか否かを確認
する。
【0025】本シーケンスは、クライアントコンピュー
タ12上でCD15を初めて起動する場合であるので、
当然インターネット接続情報は記憶されておらず、クラ
イアントコンピュータ12のモニタに、図2に示すよう
な初期画面が表示される。次に、図2の「会員設定」ボ
タン121をクリックすれば、クライアントコンピュー
タ12のモニタに、認証IDの入力を促すメッセージが
表示される。図3は、斯かるメッセージの表示例を示
す。図3の例では、認証IDとして、予め所定の会員登
録手続きにより付与された、情報提供サーバ13が提供
するサイトの会員番号及び暗証番号の入力が促される。
【0026】図3に示す画面の所定箇所に認証IDを入
力後、「OK」ボタン122をクリックすれば、ダイヤ
ルアップ接続され、プロバイダ16及びインターネット
11を介して、前記認証IDが認証サーバ13に送信さ
れる。認証サーバ13は、送信された認証IDに対応す
る会員が認証サーバ13に登録されているか否かを確認
する。
【0027】ここで、まず最初に、前記認証IDに対応
する会員が認証サーバ13に登録されていない場合、す
なわち正当な会員と認められた場合について説明する。
この場合、まず認証サーバ13に前記会員が正常登録さ
れる。次に、認証サーバ13から、インターネット11
及びプロバイダ16を介して、クライアントコンピュー
タ12にインターネット接続情報が送信され、レジスト
リに記憶される。この後は、前記クライアントコンピュ
ータ12から、プロバイダ16及びインターネット11
を介して、情報提供サーバ13へのアクセスが可能とさ
れる。なお、前記インターネット接続情報に含まれる通
信IDは、互いに異なるクライアントコンピュータ12
について、異なる形態(連番形式等)で付与されると共
に、認証サーバ13にも記憶される。
【0028】次に、前記認証IDに対応する会員が認証
サーバ13に既に正常登録されている場合、すなわち、
認証サーバ13にアクセスした者が不正ユーザと認めら
れた場合について説明する。この場合は、まず認証サー
バ13に前記会員が不正接続ユーザであるとして登録さ
れる。次に、認証サーバ13から、インターネット11
及びプロバイダ16を介して、クライアントコンピュー
タ12に不正アクセスシーケンスが送信される。不正ア
クセスシーケンスを受信したクライアントコンピュータ
12は、モニタにエラーメッセージを表示すると共に、
ダイヤルアップ接続を切断する。このようにして、クラ
イアントコンピュータ12から情報提供サーバ13への
アクセスが拒否されることになる。
【0029】このように、本実施形態に係る情報提供シ
ステム1によれば、CD15に記憶されたプログラムを
クライアントコンピュータ12上で実行するのが初めて
にもかかわらず、既に認証サーバ14に正常登録されて
いる場合には、前記CD15を窃盗したり、使い回した
り、コピーすることにより、別のクライアントコンピュ
ータ12からアクセスしようとしている不正ユーザとみ
なし、斯かる不正ユーザの情報提供サーバ13へのアク
セスを効果的に阻止することができる。つまり、1つの
CD15に対し、該CD15に記憶されたプログラムを
実行して情報提供サーバ13へのアクセスを可能にする
クライアントコンピュータ12を1つに限定することと
し、これにより不正ユーザの締め出しを図るものであ
る。また、認証サーバ14及びクライアントコンピュー
タ12に記憶された通信IDを比較することにより、古
いコンピュータ12からのアクセスか、新しいコンピュ
ータ12からのアクセスかを識別可能であり、いずれか
一方のアクセスのみ許可することにより、コンピュータ
の買い替えを方便とする不正行為を阻止することが可能
である。
【0030】(2)通常接続シーケンス 次に、所定のクライアントコンピュータ12上でCD1
5を2回目以降に起動する場合の通常接続シーケンスに
ついて説明する。
【0031】前述した初期接続シーケンスの場合と同様
に、クライアントコンピュータ12にCD15を装填す
れば、該CD15に記憶された所定のプログラムが自動
的に実行され、前記クライアントコンピュータ12のレ
ジストリにインターネット接続情報が記憶されているか
否かが確認される。
【0032】本シーケンスは、クライアントコンピュー
タ12上でCD15を初めて起動する場合ではなく、2
回目以降の起動であるので、初期接続シーケンスの場合
とは異なり、インターネット接続情報及び認証IDはレ
ジストリに記憶されており、図4に示すような画面表示
がなされる。
【0033】図4に示す画面の「接続」ボタン123を
クリックすれば、ダイヤルアップ接続され、プロバイダ
16及びインターネット11を介して、記憶されていた
前記インターネット接続情報及び認証IDが認証サーバ
13に送信される。認証サーバ13は、送信された認証
IDに対応する会員が認証サーバ13に不正接続ユーザ
として登録されているか否かを確認する。
【0034】ここで、まず最初に、前記認証IDに対応
する会員が認証サーバ13に不正接続ユーザとして登録
されていない場合、すなわち正当な会員と認められた場
合について説明する。この場合、認証サーバ13から、
インターネット11及びプロバイダ16を介して、クラ
イアントコンピュータ12に肯定応答が送信される。こ
の後は、前記クライアントコンピュータ12から、プロ
バイダ16及びインターネット11を介して、情報提供
サーバ13へのアクセスが可能とされる。
【0035】次に、前記認証IDに対応する会員が認証
サーバ13に不正接続ユーザとして登録されている場
合、すなわち、認証サーバ13にアクセスした者が不正
ユーザと認められた場合について説明する。この場合
は、認証サーバ13から、インターネット11及びプロ
バイダ16を介して、クライアントコンピュータ12に
否定応答が送信される。前記否定応答を受信したクライ
アントコンピュータ12は、モニタにエラーメッセージ
を表示すると共に、ダイヤルアップ接続を切断する。こ
のようにして、クライアントコンピュータ12から情報
提供サーバ13へのアクセスが拒否されることになる。
また、クライアントコンピュータ12に記憶されたイン
ターネット接続情報は消去される。
【0036】このように、本実施形態に係る情報提供シ
ステム1によれば、認証サーバ14に送信された認証I
Dに対応する会員が不正接続ユーザとして登録されてい
る場合には、クライアントコンピュータ12から情報提
供サーバ13へのアクセスが拒否される。したがって、
例え初期接続の際に正当会員と認められた者であって
も、例えばその後、他人にCD15を貸し出して、別の
クライアントコンピュータ12上で起動させるような不
正行為をさせた後、前記CD15を返却してもらい、再
度初期接続の際のクライアントコンピュータ12で起動
させたような場合には、不正ユーザとして、情報提供サ
ーバ13へのアクセスを阻止することができる。このよ
うに、不正ユーザの情報提供サーバ13へのアクセス阻
止について、万全を期することができる。また、クライ
アントコンピュータ12に記憶されたインターネット接
続情報を消去することにより、新しいコンピュータ12
に買い換えたとの方便による不正行為を防止することが
可能である。
【0037】なお、本実施形態では、情報提供サーバ1
3と、認証サーバ14とが別個独立のものであるとして
説明したが、本発明はこれに限るものではなく、情報提
供サーバ13と認証サーバ14とが物理的に一体となっ
た1つのサーバとして構成することも可能である。すな
わち、1つのサーバを情報提供用及び認証用の領域に区
画し、前記認証用領域で正当な会員と認められた者のみ
が、前記情報用領域にアクセス可能とするように構成す
ることもできる。
【0038】また、本実施形態では、インターネット1
1にダイアルアップ接続する場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、クライアントコ
ンピュータ12とプロバイダ16とを専用線で接続し、
インターネット12に常時接続の形態とすることも可能
である。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る情
報提供システムによれば、記憶媒体に記憶されたプログ
ラムをクライアントコンピュータ上で実行するのが初め
てにもかかわらず、既に認証サーバに正常登録されてい
る場合には、前記記憶媒体を窃盗したり、使い回した
り、コピーすることにより、新たなクライアントコンピ
ュータからアクセスしようとしている不正ユーザとみな
し、斯かる不正ユーザの情報提供サーバへのアクセスを
効果的に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る情報提供システムの一
実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 図2は、図1に示すクライアントコンピュー
タにおける初期接続シーケンスの場合の初期画面表示例
である。
【図3】 図3は、図1に示すクライアントコンピュー
タにおける認証情報の入力を促すメッセージ表示例であ
る。
【図4】 図4は、図1に示すクライアントコンピュー
タにおける通常接続シーケンスの場合の初期画面表示例
である。
【符号の説明】
1 情報提供システム 11 インターネット 12 クライアントコンピュータ 13 情報提供サーバ 14 認証サーバ 15 記憶媒体(CD) 16 プロバイダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを介してクライアントコ
    ンピュータに接続され得る情報提供サーバ及び認証サー
    バと、前記クライアントコンピュータ上で起動され得る
    所定のプログラムが記憶された記憶媒体とを備えたシス
    テムであって、 前記クライアントコンピュータ上で前記記憶媒体に記憶
    されたプログラムが実行されることにより、 前記クライアントコンピュータにインターネット接続情
    報が記憶されているか否かが確認され、 インターネット接続情報が記憶されていないとき、前記
    クライアントコンピュータから入力された認証情報が前
    記認証サーバに送信され、該認証サーバは、該送信され
    た認証情報に対応するユーザが前記認証サーバに正常登
    録されているか否かを確認し、 前記ユーザが前記認証サーバに正常登録されていない場
    合、前記ユーザを正常登録すると共に、前記認証サーバ
    から前記クライアントコンピュータに送信されたインタ
    ーネット接続情報が該クライアントコンピュータに記憶
    され、前記クライアントコンピュータから前記情報提供
    サーバへのアクセスを可能とし、 前記ユーザが前記認証サーバに既に正常登録されている
    場合、該ユーザを不正接続ユーザとして登録し直すと共
    に、前記クライアントコンピュータから前記情報提供サ
    ーバへのアクセスを拒否することを特徴とするアクセス
    制限機能を備えた情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記クライアントコンピュータ上で前記
    記憶媒体に記憶されたプログラムが実行されることによ
    り、 前記クライアントコンピュータにインターネット接続情
    報が記憶されているか否かが確認され、 インターネット接続情報が記憶されているとき、該記憶
    されたインターネット接続情報及び前記クライアントコ
    ンピュータから入力された認証情報が前記認証サーバに
    送信され、該認証サーバは、該送信された認証情報に対
    応するユーザが不正接続ユーザとして登録されているか
    否かを確認し、 前記ユーザが不正接続ユーザとして登録されている場
    合、前記クライアントコンピュータから前記情報提供サ
    ーバへのアクセスを拒否し、 前記ユーザが不正接続ユーザとして登録されていない場
    合、前記クライアントコンピュータから前記情報提供サ
    ーバへのアクセスを可能とすることを特徴とする請求項
    1に記載のアクセス制限機能を備えた情報提供システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記認証サーバから前記クライアントコ
    ンピュータに送信され記憶されるインターネット接続情
    報は、前記認証サーバが付与する通信IDを含み、 該通信IDは、互いに異なるクライアントコンピュータ
    について、異なる形態で付与されると共に、前記認証サ
    ーバにも記憶されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のアクセス制限機能を備えた情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザが不正接続ユーザとして登録
    されている場合、前記クライアントコンピュータから前
    記情報提供サーバへのアクセスを拒否すると共に、前記
    クライアントコンピュータに記憶されたインターネット
    接続情報を消去することを特徴とする請求項2又は3に
    記載のアクセス制限機能を備えた情報提供システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116407A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Nomura Research Institute Ltd 情報処理装置及びクライアントサーバシステム

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JP2009116407A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Nomura Research Institute Ltd 情報処理装置及びクライアントサーバシステム

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