JP2002056412A - 3次元屋根付き建物モデルの生成方法、生成装置および記録媒体 - Google Patents
3次元屋根付き建物モデルの生成方法、生成装置および記録媒体Info
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- JP2002056412A JP2002056412A JP2000243160A JP2000243160A JP2002056412A JP 2002056412 A JP2002056412 A JP 2002056412A JP 2000243160 A JP2000243160 A JP 2000243160A JP 2000243160 A JP2000243160 A JP 2000243160A JP 2002056412 A JP2002056412 A JP 2002056412A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子地図上の建物ポリゴンと各々の建物ポリ
ゴンに付属する建物の階数や屋根の形状等の属性データ
に基づいて、3次元の屋根付き建物モデルを自動生成す
ることを目的とする。 【解決手段】 建物モデル(第1直方体M1と第2直方
体M2の組合せ)の上面を形成する6角形の最長辺L1
に平行な第1頂線T1を生成する。次に、第1頂線T1
に直角に第2頂線T2を生成する。第1頂線T1から最
長辺L1に向けて下向きに傾斜して最長辺L1まで伸び
る第1傾斜屋根面F1を生成する。次に、第1頂線T1
から最長辺L1に対向する第2辺L2に向けて下向きに
傾斜して第2辺L2まで伸びる第2傾斜屋根面F2を生
成する。次に、第2頂線T2から、第2辺L2の途中で
交差するとともに第2辺L2と高さが等しい第3辺L3
に向けて下向きに傾斜して第3辺L3まで伸びる第3傾
斜屋根面F3を生成する。次に、第2頂線T2から第3
辺L3に対向する第4辺L4に向けて下向きに傾斜して
第4辺L4まで伸びる第4傾斜屋根面F4を生成する。
ゴンに付属する建物の階数や屋根の形状等の属性データ
に基づいて、3次元の屋根付き建物モデルを自動生成す
ることを目的とする。 【解決手段】 建物モデル(第1直方体M1と第2直方
体M2の組合せ)の上面を形成する6角形の最長辺L1
に平行な第1頂線T1を生成する。次に、第1頂線T1
に直角に第2頂線T2を生成する。第1頂線T1から最
長辺L1に向けて下向きに傾斜して最長辺L1まで伸び
る第1傾斜屋根面F1を生成する。次に、第1頂線T1
から最長辺L1に対向する第2辺L2に向けて下向きに
傾斜して第2辺L2まで伸びる第2傾斜屋根面F2を生
成する。次に、第2頂線T2から、第2辺L2の途中で
交差するとともに第2辺L2と高さが等しい第3辺L3
に向けて下向きに傾斜して第3辺L3まで伸びる第3傾
斜屋根面F3を生成する。次に、第2頂線T2から第3
辺L3に対向する第4辺L4に向けて下向きに傾斜して
第4辺L4まで伸びる第4傾斜屋根面F4を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、3次元の屋根付
き建物モデルを生成する技術に関する。特に、電子地図
上の建物ポリゴン(多角形)と各々の建物ポリゴンに付
属する建物の階数や屋根の形状等の属性データに基づい
て、3次元の屋根付き建物モデルを自動的に生成する技
術に関する。
き建物モデルを生成する技術に関する。特に、電子地図
上の建物ポリゴン(多角形)と各々の建物ポリゴンに付
属する建物の階数や屋根の形状等の属性データに基づい
て、3次元の屋根付き建物モデルを自動的に生成する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】 3次元CGソフトを用いて生成する3
次元都市モデルは、景観評価のみならず、都市計画、交
通工学、教育、公共事業の情報公開、まちづくりへの市
民参加等、様々な分野での利用が期待されている。3次
元CGソフトを制御する従来のCGモジュール(プログ
ラム)によって生成された3次元都市モデルを図22と
図23を参照して説明する。図22と図23は、従来の
CGモジュールによって生成された3次元都市モデルを
例示した図である。図22と図23には、3次元都市モ
デルとして、柱状体で生成された建物モデルの集合が表
示されている。これら従来の3次元都市モデルは、ディ
ジタル化した2次元地図データから建物ポリゴンのデー
タを取得する手順と、その建物ポリゴンを押し出し(e
xtrude)して、建物を生成する手順とを有するC
Gモジュールをコンピュータで実行することによって、
自動的に生成されている。
次元都市モデルは、景観評価のみならず、都市計画、交
通工学、教育、公共事業の情報公開、まちづくりへの市
民参加等、様々な分野での利用が期待されている。3次
元CGソフトを制御する従来のCGモジュール(プログ
ラム)によって生成された3次元都市モデルを図22と
図23を参照して説明する。図22と図23は、従来の
CGモジュールによって生成された3次元都市モデルを
例示した図である。図22と図23には、3次元都市モ
デルとして、柱状体で生成された建物モデルの集合が表
示されている。これら従来の3次元都市モデルは、ディ
ジタル化した2次元地図データから建物ポリゴンのデー
タを取得する手順と、その建物ポリゴンを押し出し(e
xtrude)して、建物を生成する手順とを有するC
Gモジュールをコンピュータで実行することによって、
自動的に生成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 図22と図23に示
す柱状体で生成された建物モデルの集合によっても、都
市の大まかな3次元モデルを表すことができる。しかし
ながら、屋根付き建物(例えば、屋根付きの民家、屋根
付きのビル等)が存在する都市を表す場合には、その屋
根付き建物のモデルを単に柱状体で生成したのでは、現
実からはほど遠い3次元都市モデルとなってしまい、ま
ちづくりのたたき台や景観評価のツールとして、全く役
に立たない。屋根付き建物には、傾斜した屋根が設けら
れているのが通常である。この傾斜した屋根は、屋根付
き建物の主要な部分を構成しているため、この傾斜した
屋根を表すのと表さないのでは、建物の外観は大きく異
なる。このため、まちづくりのたたき台や景観評価のツ
ールとして、現実をシミュレートする3次元都市モデル
を作成するには、この傾斜した屋根の存在を考慮した3
次元の屋根付き建物モデルを生成する必要がある。柱状
体モデルでも平坦な屋根が形成されているといえる。し
かしながら、傾斜屋根を有する建物を柱状体で表したモ
デルは、建物ポリゴンの辺から垂直上方に伸びる壁で構
成される建物本体部分のみをモデル化しており、その上
に構成されている傾斜した屋根をモデル化していないと
いえる。本明細書では、建物ポリゴンの辺から垂直上方
に伸びる壁で構成される建物本体部分をモデル化した部
分を建物モデルといい、その上に存在する傾斜した屋根
を屋根という。図22と図23に示す従来のモデルは、
建物モデルのみで構成されており、屋根が存在しないの
である。
す柱状体で生成された建物モデルの集合によっても、都
市の大まかな3次元モデルを表すことができる。しかし
ながら、屋根付き建物(例えば、屋根付きの民家、屋根
付きのビル等)が存在する都市を表す場合には、その屋
根付き建物のモデルを単に柱状体で生成したのでは、現
実からはほど遠い3次元都市モデルとなってしまい、ま
ちづくりのたたき台や景観評価のツールとして、全く役
に立たない。屋根付き建物には、傾斜した屋根が設けら
れているのが通常である。この傾斜した屋根は、屋根付
き建物の主要な部分を構成しているため、この傾斜した
屋根を表すのと表さないのでは、建物の外観は大きく異
なる。このため、まちづくりのたたき台や景観評価のツ
ールとして、現実をシミュレートする3次元都市モデル
を作成するには、この傾斜した屋根の存在を考慮した3
次元の屋根付き建物モデルを生成する必要がある。柱状
体モデルでも平坦な屋根が形成されているといえる。し
かしながら、傾斜屋根を有する建物を柱状体で表したモ
デルは、建物ポリゴンの辺から垂直上方に伸びる壁で構
成される建物本体部分のみをモデル化しており、その上
に構成されている傾斜した屋根をモデル化していないと
いえる。本明細書では、建物ポリゴンの辺から垂直上方
に伸びる壁で構成される建物本体部分をモデル化した部
分を建物モデルといい、その上に存在する傾斜した屋根
を屋根という。図22と図23に示す従来のモデルは、
建物モデルのみで構成されており、屋根が存在しないの
である。
【0004】3次元の屋根付き建物モデルにおいて、一
つの傾斜した屋根が建物の全体を覆っていることはまれ
であり、通常は複数の傾斜屋根面が組み合わさってい
る。従って、建物モデル上部に複数の傾斜屋根面を組み
合せた屋根を配置しなければならない。1つ1つの屋根
付き建物の傾斜屋根面の組合せに関して調査し、3次元
CGソフトによって手作業で3次元の屋根付き建物モデ
ルを作成できることはもちろんである。しかしながら、
屋根付き建物の1軒1軒に関して調査し、手作業で3次
元の屋根付き建物モデルを作成すると、人手による膨大
な時間が必要となる。例えば、屋根付き建物1軒のモデ
ルに関して調査、手作業でモデルを作成するのに1時間
程度かかるとすると、この屋根付き建物が5000軒程
度集合した都市モデルに関して調査、手作業でモデルを
作成する場合、5000時間もの人手による時間を要す
ることになる。
つの傾斜した屋根が建物の全体を覆っていることはまれ
であり、通常は複数の傾斜屋根面が組み合わさってい
る。従って、建物モデル上部に複数の傾斜屋根面を組み
合せた屋根を配置しなければならない。1つ1つの屋根
付き建物の傾斜屋根面の組合せに関して調査し、3次元
CGソフトによって手作業で3次元の屋根付き建物モデ
ルを作成できることはもちろんである。しかしながら、
屋根付き建物の1軒1軒に関して調査し、手作業で3次
元の屋根付き建物モデルを作成すると、人手による膨大
な時間が必要となる。例えば、屋根付き建物1軒のモデ
ルに関して調査、手作業でモデルを作成するのに1時間
程度かかるとすると、この屋根付き建物が5000軒程
度集合した都市モデルに関して調査、手作業でモデルを
作成する場合、5000時間もの人手による時間を要す
ることになる。
【0005】 本発明は、電子地図上の建物ポリゴンと
各々の建物ポリゴンに付属する建物の階数や屋根の形状
等の属性データに基づいて、3次元の屋根付き建物モデ
ルを自動生成することを目的とする。
各々の建物ポリゴンに付属する建物の階数や屋根の形状
等の属性データに基づいて、3次元の屋根付き建物モデ
ルを自動生成することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用と効果】 上記
目的を達成するために、請求項1に記載の3次元屋根付
き建物モデルの生成方法は、ディジタル化した2次元地
図データから建物ポリゴンのデータを取得する工程と、
前記建物ポリゴン上に建物モデルを生成する工程と、前
記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割する工程と、前記
建物モデルの上面を形成する6角形の最長辺に平行な第
1頂線と、第1頂線に直角な第2頂線と、第1頂線から
最長辺に向けて下向きに傾斜して最長辺近傍まで伸びる
第1傾斜屋根面と、第1頂線から最長辺に対向する第2
辺に向けて下向きに傾斜して第2辺近傍まで伸びる第2
傾斜屋根面と、第2頂線から第2辺の途中で交差すると
ともに第2辺と高さが等しい第3辺に向けて下向きに傾
斜して第3辺近傍まで伸びる第3傾斜屋根面と、第2頂
線から第3辺に対向する第4辺に向けて下向きに傾斜し
て第4辺近傍まで伸びる第4傾斜屋根面とを生成する工
程と、前記第1傾斜屋根面から第4傾斜屋根面によって
全体屋根を生成する工程とを有する。この技術によれ
ば、電子地図上の建物ポリゴンと各々の建物ポリゴンに
付属する建物の階数や屋根の形状等の属性データに基づ
いて、上記した工程で手作業を少なくして、3次元の屋
根付き建物モデルを自動生成することができる。
目的を達成するために、請求項1に記載の3次元屋根付
き建物モデルの生成方法は、ディジタル化した2次元地
図データから建物ポリゴンのデータを取得する工程と、
前記建物ポリゴン上に建物モデルを生成する工程と、前
記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割する工程と、前記
建物モデルの上面を形成する6角形の最長辺に平行な第
1頂線と、第1頂線に直角な第2頂線と、第1頂線から
最長辺に向けて下向きに傾斜して最長辺近傍まで伸びる
第1傾斜屋根面と、第1頂線から最長辺に対向する第2
辺に向けて下向きに傾斜して第2辺近傍まで伸びる第2
傾斜屋根面と、第2頂線から第2辺の途中で交差すると
ともに第2辺と高さが等しい第3辺に向けて下向きに傾
斜して第3辺近傍まで伸びる第3傾斜屋根面と、第2頂
線から第3辺に対向する第4辺に向けて下向きに傾斜し
て第4辺近傍まで伸びる第4傾斜屋根面とを生成する工
程と、前記第1傾斜屋根面から第4傾斜屋根面によって
全体屋根を生成する工程とを有する。この技術によれ
ば、電子地図上の建物ポリゴンと各々の建物ポリゴンに
付属する建物の階数や屋根の形状等の属性データに基づ
いて、上記した工程で手作業を少なくして、3次元の屋
根付き建物モデルを自動生成することができる。
【0007】前記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割す
る工程は、前記建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で
記述する工程と、前記建物ポリゴンを前記辺の曲がる向
きの集合に基づいて6点ポリゴンに分割する工程とを有
することが好ましい(請求項2)。この技術によれば、
建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合に基づいて6点ポ
リゴンに分割するため、手作業を少なくして、3次元の
屋根付き建物モデルを自動生成することができる。
る工程は、前記建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で
記述する工程と、前記建物ポリゴンを前記辺の曲がる向
きの集合に基づいて6点ポリゴンに分割する工程とを有
することが好ましい(請求項2)。この技術によれば、
建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合に基づいて6点ポ
リゴンに分割するため、手作業を少なくして、3次元の
屋根付き建物モデルを自動生成することができる。
【0008】また、請求項3または4に記載の3次元屋
根付き建物モデルの生成装置によっても、それぞれ、請
求項1または2に記載の3次元屋根付き建物モデルの生
成方法と同様の作用効果を奏することができる。
根付き建物モデルの生成装置によっても、それぞれ、請
求項1または2に記載の3次元屋根付き建物モデルの生
成方法と同様の作用効果を奏することができる。
【0009】さらに、請求項5または6に記載の3次元
屋根付き建物モデルの生成プログラムを記憶した記録媒
体によっても、それぞれ、請求項1または2に記載の3
次元屋根付き建物モデルの生成方法と同様の作用効果を
奏することができる。ここで、「記録媒体」とは、何ら
かの物理的手段によって情報(主にプログラム、ディジ
タルデータ)が記憶されているものであって、コンピュ
ータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わ
せることができるものをいう。要するに、何らかの手段
によってコンピュータにプログラムをダウンロードし、
所定の機能を実行させるものであればよい。この「記録
媒体」としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディ
スク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、
CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリ
バックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッ
シュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ
等が挙げられる。
屋根付き建物モデルの生成プログラムを記憶した記録媒
体によっても、それぞれ、請求項1または2に記載の3
次元屋根付き建物モデルの生成方法と同様の作用効果を
奏することができる。ここで、「記録媒体」とは、何ら
かの物理的手段によって情報(主にプログラム、ディジ
タルデータ)が記憶されているものであって、コンピュ
ータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わ
せることができるものをいう。要するに、何らかの手段
によってコンピュータにプログラムをダウンロードし、
所定の機能を実行させるものであればよい。この「記録
媒体」としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディ
スク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、
CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリ
バックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッ
シュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ
等が挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】 本発明を具現化した1つの実施
の形態として、記録媒体に記憶された3次元屋根付き建
物モデルの生成プログラムの処理手順、およびその屋根
付き建物モデルの活用例を、図を参照して説明する。こ
の屋根付き建物モデルの生成プログラムは、記録媒体に
記憶されたこのプログラムをコンピュータ(パーソナル
コンピュータ、ワークステーション等)が読み取ること
によって実行される。
の形態として、記録媒体に記憶された3次元屋根付き建
物モデルの生成プログラムの処理手順、およびその屋根
付き建物モデルの活用例を、図を参照して説明する。こ
の屋根付き建物モデルの生成プログラムは、記録媒体に
記憶されたこのプログラムをコンピュータ(パーソナル
コンピュータ、ワークステーション等)が読み取ること
によって実行される。
【0011】まず、本発明の実施の形態の概要について
図1を参照して説明する。図1は、3次元屋根付き建物
モデルを生成・活用する処理手順を示したフローチャー
トである。図1に示すように、ディジタル化した2次元
地図データから建物ポリゴン(建物を平面視したときの
多角形)のデータを取得する(ステップS10)。その
建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で記述する(ステ
ップS20)。その建物ポリゴンを辺の曲がる向きに基
づいて6点ポリゴンに分割する(ステップS30)。そ
の6点ポリゴン上に建物モデルを生成する(ステップS
40)。その建物モデル上に屋根を生成する(ステップ
S50)。3次元屋根付き建物モデルを表示する(ステ
ップS60)。3次元屋根付き建物モデルを活用する
(ステップS70)。以上で示したように、本実施の形
態の説明は、3次元屋根付き建物モデルを生成する段階
(ステップS10〜S60)と、活用する段階(ステッ
プS70)に分かれる。以上で示した各ステップS10
〜S70の処理を、以下で詳細に説明する。
図1を参照して説明する。図1は、3次元屋根付き建物
モデルを生成・活用する処理手順を示したフローチャー
トである。図1に示すように、ディジタル化した2次元
地図データから建物ポリゴン(建物を平面視したときの
多角形)のデータを取得する(ステップS10)。その
建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で記述する(ステ
ップS20)。その建物ポリゴンを辺の曲がる向きに基
づいて6点ポリゴンに分割する(ステップS30)。そ
の6点ポリゴン上に建物モデルを生成する(ステップS
40)。その建物モデル上に屋根を生成する(ステップ
S50)。3次元屋根付き建物モデルを表示する(ステ
ップS60)。3次元屋根付き建物モデルを活用する
(ステップS70)。以上で示したように、本実施の形
態の説明は、3次元屋根付き建物モデルを生成する段階
(ステップS10〜S60)と、活用する段階(ステッ
プS70)に分かれる。以上で示した各ステップS10
〜S70の処理を、以下で詳細に説明する。
【0012】ディジタル化した2次元地図データから建
物ポリゴンのデータを取得する(ステップS10)。こ
のディジタル化した2次元地図データとしては、図2に
示す住宅地図会社の電子住宅地図や、国土地理院の空間
データ基盤となる数値地図等が挙げられる。この2次元
地図データに都市計画、土地利用、建築基準法の規制等
の行政情報を属性データとして付加して、2次元のGI
S(地理情報システム)を構築する。この2次元のGI
Sから、GISモジュール(プログラム)によって、建
物ポリゴンの頂点数、各頂点の座標、各辺の長さ等のデ
ータを、3次元CGソフトが取り込めるような形式でエ
クスポートする。
物ポリゴンのデータを取得する(ステップS10)。こ
のディジタル化した2次元地図データとしては、図2に
示す住宅地図会社の電子住宅地図や、国土地理院の空間
データ基盤となる数値地図等が挙げられる。この2次元
地図データに都市計画、土地利用、建築基準法の規制等
の行政情報を属性データとして付加して、2次元のGI
S(地理情報システム)を構築する。この2次元のGI
Sから、GISモジュール(プログラム)によって、建
物ポリゴンの頂点数、各頂点の座標、各辺の長さ等のデ
ータを、3次元CGソフトが取り込めるような形式でエ
クスポートする。
【0013】建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で記
述する(ステップS20)。本発明者らは、岐阜県大垣
市内の住宅地に立地する1500の建物ポリゴンについ
て各頂点の角度を調べた。その結果、図3に示すよう
に、建物ポリゴンの各頂点の角度の大半は、ほぼ90度
前後であることが判明した。また、これらの1500の
建物ポリゴンの頂点の数も調べた。その結果、図4に示
すように、10頂点まででほとんど(全体の建物ポリゴ
ンの94.9%)を占めていることが判明した。そこ
で、本発明者らは、辺の曲がる向きを右に90度曲がる
場合と左に90度曲がる場合の2通りに近似的に限定
し、この2通りの辺の曲がる向きの集合によって建物ポ
リゴンを記述するという着想を見出した。このように建
物ポリゴンを記述すれば、建物ポリゴンを表現するデー
タ量を低減しながらも、精度良く建物ポリゴンを表現で
きる。また、辺の曲がる向きを2通りに限定すれば、建
物ポリゴンの頂点数によって建物ポリゴンがとる形状パ
ターンが決まり、その数を計算できる。さらに、辺の曲
がる向きを90度に限定すれば、建物ポリゴンにマウン
トする建物の形状を、直方体という簡単な形状の集合で
表現できるため、3次元屋根付き建物モデルを効率的に
生成できる。
述する(ステップS20)。本発明者らは、岐阜県大垣
市内の住宅地に立地する1500の建物ポリゴンについ
て各頂点の角度を調べた。その結果、図3に示すよう
に、建物ポリゴンの各頂点の角度の大半は、ほぼ90度
前後であることが判明した。また、これらの1500の
建物ポリゴンの頂点の数も調べた。その結果、図4に示
すように、10頂点まででほとんど(全体の建物ポリゴ
ンの94.9%)を占めていることが判明した。そこ
で、本発明者らは、辺の曲がる向きを右に90度曲がる
場合と左に90度曲がる場合の2通りに近似的に限定
し、この2通りの辺の曲がる向きの集合によって建物ポ
リゴンを記述するという着想を見出した。このように建
物ポリゴンを記述すれば、建物ポリゴンを表現するデー
タ量を低減しながらも、精度良く建物ポリゴンを表現で
きる。また、辺の曲がる向きを2通りに限定すれば、建
物ポリゴンの頂点数によって建物ポリゴンがとる形状パ
ターンが決まり、その数を計算できる。さらに、辺の曲
がる向きを90度に限定すれば、建物ポリゴンにマウン
トする建物の形状を、直方体という簡単な形状の集合で
表現できるため、3次元屋根付き建物モデルを効率的に
生成できる。
【0014】上記したように、辺の曲がる向きの集合で
表現した建物ポリゴンについて図5を参照して説明す
る。図5は、辺の曲がる向きの集合で表現した建物ポリ
ゴンを示した図である。図5に示すように、ある頂点を
基準にしてその頂点から時計まわりに番号を付する。各
頂点で、進行してきた元の辺に対し右向きに曲がる場合
を「R」とし、左向きに曲がる場合を「L」とする。す
ると、図5に示す建物ポリゴンの辺の曲がる向きは、番
号1から順に、「LRRLRRRLRRLLRLRR」
となる。ここで、ポリゴンの頂点数と右曲がりの頂点の
数と左曲がりの頂点の数の間には、以下の関係が成り立
つ。 (1)頂点数=右曲がりの辺の数+左曲がりの辺の数 (2)右曲がりの頂点の数−左曲がりの頂点の数=4 先に述べたように、頂点角度を90度に限定すると、建
物ポリゴンの頂点数によって建物ポリゴンがとり得る形
状パターンが決まる。例えば、6点ポリゴンの場合、左
曲がりの頂点は1つしかないので、辺の長さや相対的な
辺の比を無視すると、形状パターン「LRRRRR」の
1種類である(図10参照)。また、8点ポリゴンの形
状パターンは、図6〜図9のそれぞれに示すように「L
RRLRRRR」(図6)、「LLRRRRRR」(図
7)、「LRLRRRRR」(図8)、「RRLRRR
LR」(図9)の4種類である。なお、頂点のうちの任
意のものを始点とすることができる。その他のポリゴン
についても、例えば、10点ポリゴン(12種類)、1
2点ポリゴン(43種類)のように、同じものを含む円
順列の式によって形状パターンを計算することができ
る。2次元のGISから、GISモジュール(プログラ
ム)によって、建物ポリゴンの辺の曲がる向きの情報
(RL情報)を、3次元CGソフトが取り込めるような
形式でエクスポートする。
表現した建物ポリゴンについて図5を参照して説明す
る。図5は、辺の曲がる向きの集合で表現した建物ポリ
ゴンを示した図である。図5に示すように、ある頂点を
基準にしてその頂点から時計まわりに番号を付する。各
頂点で、進行してきた元の辺に対し右向きに曲がる場合
を「R」とし、左向きに曲がる場合を「L」とする。す
ると、図5に示す建物ポリゴンの辺の曲がる向きは、番
号1から順に、「LRRLRRRLRRLLRLRR」
となる。ここで、ポリゴンの頂点数と右曲がりの頂点の
数と左曲がりの頂点の数の間には、以下の関係が成り立
つ。 (1)頂点数=右曲がりの辺の数+左曲がりの辺の数 (2)右曲がりの頂点の数−左曲がりの頂点の数=4 先に述べたように、頂点角度を90度に限定すると、建
物ポリゴンの頂点数によって建物ポリゴンがとり得る形
状パターンが決まる。例えば、6点ポリゴンの場合、左
曲がりの頂点は1つしかないので、辺の長さや相対的な
辺の比を無視すると、形状パターン「LRRRRR」の
1種類である(図10参照)。また、8点ポリゴンの形
状パターンは、図6〜図9のそれぞれに示すように「L
RRLRRRR」(図6)、「LLRRRRRR」(図
7)、「LRLRRRRR」(図8)、「RRLRRR
LR」(図9)の4種類である。なお、頂点のうちの任
意のものを始点とすることができる。その他のポリゴン
についても、例えば、10点ポリゴン(12種類)、1
2点ポリゴン(43種類)のように、同じものを含む円
順列の式によって形状パターンを計算することができ
る。2次元のGISから、GISモジュール(プログラ
ム)によって、建物ポリゴンの辺の曲がる向きの情報
(RL情報)を、3次元CGソフトが取り込めるような
形式でエクスポートする。
【0015】3次元CGソフトに建物ポリゴンの種々の
データが取り込まれると、CGモジュール(プログラ
ム)によって、以下のステップS30〜S60に示す処
理が行われる。
データが取り込まれると、CGモジュール(プログラ
ム)によって、以下のステップS30〜S60に示す処
理が行われる。
【0016】建物ポリゴンを辺の曲がる向きに基づいて
6点ポリゴンに分割する(ステップS30)。6点以上
の頂点からなる建物ポリゴンについては、中心となる幹
領域とこの幹領域に付随した枝領域に分割して、6点ポ
リゴンにブレイクダウンする。ブレイクダウンした6点
ポリゴンに3次元屋根付き建物を割り当てる。ここで
は、図6に示す「LRRLRRRR」型の8点ポリゴン
を、6点ポリゴンに分割(ブレイクダウン)する手順に
ついて説明する。辺が左に曲がる頂点に注目し、その頂
点から、頂点に番号付けした時計回りとは逆向きに分割
線を伸ばして枝領域を分割する。例えば、図6(a)で
は、頂点1で左曲がりである。よって、この頂点1から
頂点2に伸びる直線に対し逆向きに分割線aを伸ばす。
この分割線aによって8点ポリゴンから枝領域Aを分割
すると、この8点ポリゴンは、図6(b)に示す6点ポ
リゴンにブレイクダウンされる。また、図6(a)で
は、頂点4で左曲がりである。よって、この頂点4から
頂点3に伸びる直線に対し逆向きに分割線bを伸ばす。
この分割線bによって8点ポリゴンから枝領域Bを分割
すると、この8点ポリゴンは、図6(c)に示す6点ポ
リゴンにブレイクダウンされる。
6点ポリゴンに分割する(ステップS30)。6点以上
の頂点からなる建物ポリゴンについては、中心となる幹
領域とこの幹領域に付随した枝領域に分割して、6点ポ
リゴンにブレイクダウンする。ブレイクダウンした6点
ポリゴンに3次元屋根付き建物を割り当てる。ここで
は、図6に示す「LRRLRRRR」型の8点ポリゴン
を、6点ポリゴンに分割(ブレイクダウン)する手順に
ついて説明する。辺が左に曲がる頂点に注目し、その頂
点から、頂点に番号付けした時計回りとは逆向きに分割
線を伸ばして枝領域を分割する。例えば、図6(a)で
は、頂点1で左曲がりである。よって、この頂点1から
頂点2に伸びる直線に対し逆向きに分割線aを伸ばす。
この分割線aによって8点ポリゴンから枝領域Aを分割
すると、この8点ポリゴンは、図6(b)に示す6点ポ
リゴンにブレイクダウンされる。また、図6(a)で
は、頂点4で左曲がりである。よって、この頂点4から
頂点3に伸びる直線に対し逆向きに分割線bを伸ばす。
この分割線bによって8点ポリゴンから枝領域Bを分割
すると、この8点ポリゴンは、図6(c)に示す6点ポ
リゴンにブレイクダウンされる。
【0017】6点ポリゴン上に建物モデルを生成する
(ステップS40)。上記の手順によって分割した6点
ポリゴンに、建物モデルを生成する手順を図10と図1
1を参照して説明する。図10は、6点ポリゴンを例示
した図である。図11は、6点ポリゴンに割り当てた建
物を例示した斜視図である。図10と図11に示すよう
に、6点ポリゴンの6辺の中の最長の辺B1を、第1直
方体M1の長さとその方向とする。最長の辺L1に隣り
合う2つの辺B4とW1のうち、長い方の底辺B4を、
第2直方体M2の長さとその方向とする。短い方の辺W
1を第1直方体M1の幅とする。辺B4に隣り合う2つ
の辺B1とW2のうち、最長辺B1でない方の辺W2を
第2直方体M2の幅とする。なお、第2直方体M2と第
1直方体M1が重なりあっては、おかしいので第2直方
体M2の長さを、(B4−W1)とする。以上によって建
物ポリゴンの辺から垂直上方に伸びる壁で構成される建
物本体部分がモデル化される。なお、本実施の形態で
は、建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割した後に、その
6点ポリゴンに建物モデルを割り当てているが、6頂点
からなる6点ポリゴンに対しては、直接、本実施の形態
で建物モデルを割り当てる。
(ステップS40)。上記の手順によって分割した6点
ポリゴンに、建物モデルを生成する手順を図10と図1
1を参照して説明する。図10は、6点ポリゴンを例示
した図である。図11は、6点ポリゴンに割り当てた建
物を例示した斜視図である。図10と図11に示すよう
に、6点ポリゴンの6辺の中の最長の辺B1を、第1直
方体M1の長さとその方向とする。最長の辺L1に隣り
合う2つの辺B4とW1のうち、長い方の底辺B4を、
第2直方体M2の長さとその方向とする。短い方の辺W
1を第1直方体M1の幅とする。辺B4に隣り合う2つ
の辺B1とW2のうち、最長辺B1でない方の辺W2を
第2直方体M2の幅とする。なお、第2直方体M2と第
1直方体M1が重なりあっては、おかしいので第2直方
体M2の長さを、(B4−W1)とする。以上によって建
物ポリゴンの辺から垂直上方に伸びる壁で構成される建
物本体部分がモデル化される。なお、本実施の形態で
は、建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割した後に、その
6点ポリゴンに建物モデルを割り当てているが、6頂点
からなる6点ポリゴンに対しては、直接、本実施の形態
で建物モデルを割り当てる。
【0018】次に、建物モデル上に屋根を生成する(ス
テップS50)。建物モデル上に屋根を生成する手順に
ついて、図10と図12を参照して説明する。図12
は、6点ポリゴンに割り当てた3次元屋根付き建物を例
示した斜視図である。図10と図12に示すように、上
記のように生成した建物モデル(第1直方体M1と第2
直方体M2の組合せ)の上面を形成する6角形の最長辺
L1に平行な第1頂線T1を生成する。この第1頂線T
1は、第1直方体M1上に生成される第1屋根R1(第
1傾斜屋根面F1と第2傾斜屋根面F2を持つ)の頂線
となるものである。次に、第1頂線T1に直角に第2頂
線T2を生成する。この第2頂線T2は、第2直方体M
2上に生成される第2屋根R2(第3傾斜屋根面F3と
第4傾斜屋根面F4を持つ)の頂線となるものである。
以下の手順によって、第1傾斜屋根面F1から第4傾斜
屋根面F4を生成する。第1頂線T1から最長辺L1に
向けて下向きに傾斜して最長辺L1まで伸びる第1傾斜
屋根面F1を生成する。次に、第1頂線T1から最長辺
L1に対向する第2辺L2に向けて下向きに傾斜して第
2辺L2まで伸びる第2傾斜屋根面F2を生成する。次
に、第2頂線T2から、第2辺L2の途中で交差すると
ともに第2辺L2と高さが等しい第3辺L3に向けて下
向きに傾斜して第3辺L3まで伸びる第3傾斜屋根面F
3を生成する。次に、第2頂線T2から第3辺L3に対
向する第4辺L4に向けて下向きに傾斜して第4辺L4
まで伸びる第4傾斜屋根面F4を生成する。なお、図1
0と図12に示すように、建物モデル(第1直方体M1
と第2直方体M2の組合せ)の上面を形成する6角形の
最長辺L1、第2辺L2、第3辺L3、第4辺L4は、
それぞれ、建物モデルの底面を形成する6点ポリゴンの
最長の底辺B1、第2底辺B2、第3底辺B3、第4底
辺B4と上下方向の位置関係が対応する。また、屋根面
F1からF4は、それぞれ、辺L1からL4を超えて伸
ばしてもよい。
テップS50)。建物モデル上に屋根を生成する手順に
ついて、図10と図12を参照して説明する。図12
は、6点ポリゴンに割り当てた3次元屋根付き建物を例
示した斜視図である。図10と図12に示すように、上
記のように生成した建物モデル(第1直方体M1と第2
直方体M2の組合せ)の上面を形成する6角形の最長辺
L1に平行な第1頂線T1を生成する。この第1頂線T
1は、第1直方体M1上に生成される第1屋根R1(第
1傾斜屋根面F1と第2傾斜屋根面F2を持つ)の頂線
となるものである。次に、第1頂線T1に直角に第2頂
線T2を生成する。この第2頂線T2は、第2直方体M
2上に生成される第2屋根R2(第3傾斜屋根面F3と
第4傾斜屋根面F4を持つ)の頂線となるものである。
以下の手順によって、第1傾斜屋根面F1から第4傾斜
屋根面F4を生成する。第1頂線T1から最長辺L1に
向けて下向きに傾斜して最長辺L1まで伸びる第1傾斜
屋根面F1を生成する。次に、第1頂線T1から最長辺
L1に対向する第2辺L2に向けて下向きに傾斜して第
2辺L2まで伸びる第2傾斜屋根面F2を生成する。次
に、第2頂線T2から、第2辺L2の途中で交差すると
ともに第2辺L2と高さが等しい第3辺L3に向けて下
向きに傾斜して第3辺L3まで伸びる第3傾斜屋根面F
3を生成する。次に、第2頂線T2から第3辺L3に対
向する第4辺L4に向けて下向きに傾斜して第4辺L4
まで伸びる第4傾斜屋根面F4を生成する。なお、図1
0と図12に示すように、建物モデル(第1直方体M1
と第2直方体M2の組合せ)の上面を形成する6角形の
最長辺L1、第2辺L2、第3辺L3、第4辺L4は、
それぞれ、建物モデルの底面を形成する6点ポリゴンの
最長の底辺B1、第2底辺B2、第3底辺B3、第4底
辺B4と上下方向の位置関係が対応する。また、屋根面
F1からF4は、それぞれ、辺L1からL4を超えて伸
ばしてもよい。
【0019】3次元屋根付き建物モデルを表示する(ス
テップS60)。具体的には、第1傾斜屋根面F1から
第4傾斜屋根面F4までの全体屋根を生成すると、図1
2に示す3次元屋根付き建物モデルが表示される。ここ
で、第1屋根R1の第1頂線T1の方が第2屋根R2の
第2頂線T2よりも高い場合は、図12に示すように、
第1屋根R1の第2傾斜屋根面F2において、境界線K
1と境界線K2が交差する。これに対し、第1屋根R1
の第1頂線T1の方が第2屋根R2の第2頂線T2より
も低い場合は、図13に示すように、第1屋根R1の第
2傾斜屋根面F2において、境界線K1と境界線K2は
交差しないで、第1屋根R1の第1頂線T1の位置にお
いても、第2屋根R2の方が高いので、第2屋根R2が
表示される。
テップS60)。具体的には、第1傾斜屋根面F1から
第4傾斜屋根面F4までの全体屋根を生成すると、図1
2に示す3次元屋根付き建物モデルが表示される。ここ
で、第1屋根R1の第1頂線T1の方が第2屋根R2の
第2頂線T2よりも高い場合は、図12に示すように、
第1屋根R1の第2傾斜屋根面F2において、境界線K
1と境界線K2が交差する。これに対し、第1屋根R1
の第1頂線T1の方が第2屋根R2の第2頂線T2より
も低い場合は、図13に示すように、第1屋根R1の第
2傾斜屋根面F2において、境界線K1と境界線K2は
交差しないで、第1屋根R1の第1頂線T1の位置にお
いても、第2屋根R2の方が高いので、第2屋根R2が
表示される。
【0020】本実施の形態に示す手順によれば、6点以
上の頂点からなる建物ポリゴンについて、幹部分と枝部
分を分割することで、6点ポリゴンにブレイクダウンし
て、6点ポリゴンに割り当てられた3次元屋根付き建物
モデルを組み合わせることによって、種々の8点ポリゴ
ンに対し、3次元屋根付き建物モデルを割り当てること
ができる。この例を図14に示す。図14に示すよう
に、6点ポリゴンに3次元屋根付き建物を割り当て、そ
の3次元屋根付き建物を複数を組み合わせることによっ
て、6点以上のポリゴンに対しても、簡単な手順によっ
て3次元屋根付き建物モデルを割り当てることができ
る。
上の頂点からなる建物ポリゴンについて、幹部分と枝部
分を分割することで、6点ポリゴンにブレイクダウンし
て、6点ポリゴンに割り当てられた3次元屋根付き建物
モデルを組み合わせることによって、種々の8点ポリゴ
ンに対し、3次元屋根付き建物モデルを割り当てること
ができる。この例を図14に示す。図14に示すよう
に、6点ポリゴンに3次元屋根付き建物を割り当て、そ
の3次元屋根付き建物を複数を組み合わせることによっ
て、6点以上のポリゴンに対しても、簡単な手順によっ
て3次元屋根付き建物モデルを割り当てることができ
る。
【0021】また、本実施の形態に示す手順によれば、
図15に示すように、異なるパラメータを与えることに
よって、同一の6点ポリゴンに対し種々の形状の3次元
屋根付き建物を生成することができる。なお、パラメー
タとしては、建物のタイプ(ビルディング、切り妻屋根
の家屋、寄せ棟屋根の家屋等)、建物モデルの高さ、窓
の位置や割合、屋根の勾配、寄せ棟屋根の頂線の比率、
2階部の位置や割合等を変化させた。本実施の形態に示
す手順で3次元都市モデルを生成する場合、フィールド
ワークによって細かい建物データを収集しなくても、実
際の建物の景観や上空からの写真と照らし合わせて、上
記した種々の形状の3次元屋根付き建物群の中から最も
実際の建物に近いモデルを選択すればよい。即ち、現実
の建物のデータを逐一収集して最初から手作業で建物モ
デルを作成しなくても、本実施の形態に示す手順によっ
て、ひとまず種々の形状の3次元屋根付き建物群を自動
的に生成し、最後の調整段階で最も現実の建物に近いモ
デルを選択すればよい。このため、従来に比較して、3
次元都市モデルを作成する手間を大幅に減らすことがで
きる。
図15に示すように、異なるパラメータを与えることに
よって、同一の6点ポリゴンに対し種々の形状の3次元
屋根付き建物を生成することができる。なお、パラメー
タとしては、建物のタイプ(ビルディング、切り妻屋根
の家屋、寄せ棟屋根の家屋等)、建物モデルの高さ、窓
の位置や割合、屋根の勾配、寄せ棟屋根の頂線の比率、
2階部の位置や割合等を変化させた。本実施の形態に示
す手順で3次元都市モデルを生成する場合、フィールド
ワークによって細かい建物データを収集しなくても、実
際の建物の景観や上空からの写真と照らし合わせて、上
記した種々の形状の3次元屋根付き建物群の中から最も
実際の建物に近いモデルを選択すればよい。即ち、現実
の建物のデータを逐一収集して最初から手作業で建物モ
デルを作成しなくても、本実施の形態に示す手順によっ
て、ひとまず種々の形状の3次元屋根付き建物群を自動
的に生成し、最後の調整段階で最も現実の建物に近いモ
デルを選択すればよい。このため、従来に比較して、3
次元都市モデルを作成する手間を大幅に減らすことがで
きる。
【0022】3次元屋根付き建物モデルを活用する(ス
テップS70)。本実施の形態に示す手順によって生成
された3次元屋根付き建物モデルを含む3次元都市モデ
ルを図16〜図19に示す。図16〜図19に示すよう
に、本実施の形態に係る3次元都市モデルには、直方体
形状の建物(ビルディング)の他にも、傾斜した屋根を
設けた民家等も表示されている。即ち、本実施の形態に
係る3次元都市モデルには、図22と図23に示す直方
体の形状の建物の集合のみで表された3次元都市モデル
と比較して、実際の都市がより忠実に再現されている。
この結果、本実施の形態に係る3次元都市モデルは、景
観評価、都市計画、交通工学、教育、公共事業の情報公
開、まちづくりへの市民参加等、様々な分野での有効利
用が期待できる。
テップS70)。本実施の形態に示す手順によって生成
された3次元屋根付き建物モデルを含む3次元都市モデ
ルを図16〜図19に示す。図16〜図19に示すよう
に、本実施の形態に係る3次元都市モデルには、直方体
形状の建物(ビルディング)の他にも、傾斜した屋根を
設けた民家等も表示されている。即ち、本実施の形態に
係る3次元都市モデルには、図22と図23に示す直方
体の形状の建物の集合のみで表された3次元都市モデル
と比較して、実際の都市がより忠実に再現されている。
この結果、本実施の形態に係る3次元都市モデルは、景
観評価、都市計画、交通工学、教育、公共事業の情報公
開、まちづくりへの市民参加等、様々な分野での有効利
用が期待できる。
【0023】本実施の形態に示す手順によって生成され
た3次元屋根付き建物モデルを活用する一例について、
図20と図21を参照して説明する。図20は、建物と
斜線制限となるプリズムの関係を示した図である。図2
1は、斜線制限されたエンベロープを示した図である。
建築物の形態を決める制度や規制として、「用途地域
制」、「建築基準法」が存在する。これらの制度や規制
によって、建物を建ててもよい最大限の閉面(エンベロ
ープ)が決定される。例えば、道路や隣地から斜線制限
の形状そのままが建物の姿になった「斜線ビル」が都心
でよくみられる。最大限の容積率を目指して建物が建て
られるような地域では、各建物の「エンベロープ」が描
く閉曲面群は、ある程度、都市の姿、景観を仮想的に形
づくるものとなる。図20に示すように、前面道路の建
物と反対側の道路境界線から適用距離の範囲内で、当該
敷地側の上空に向かって一定の勾配の斜面を作るため
に、境界線を頂線とする下向きのプリズムを生成した。
そして、図21に示すように、規制が適用される建物と
差のブール演算を行って斜線制限されたエンベロープを
生成した。
た3次元屋根付き建物モデルを活用する一例について、
図20と図21を参照して説明する。図20は、建物と
斜線制限となるプリズムの関係を示した図である。図2
1は、斜線制限されたエンベロープを示した図である。
建築物の形態を決める制度や規制として、「用途地域
制」、「建築基準法」が存在する。これらの制度や規制
によって、建物を建ててもよい最大限の閉面(エンベロ
ープ)が決定される。例えば、道路や隣地から斜線制限
の形状そのままが建物の姿になった「斜線ビル」が都心
でよくみられる。最大限の容積率を目指して建物が建て
られるような地域では、各建物の「エンベロープ」が描
く閉曲面群は、ある程度、都市の姿、景観を仮想的に形
づくるものとなる。図20に示すように、前面道路の建
物と反対側の道路境界線から適用距離の範囲内で、当該
敷地側の上空に向かって一定の勾配の斜面を作るため
に、境界線を頂線とする下向きのプリズムを生成した。
そして、図21に示すように、規制が適用される建物と
差のブール演算を行って斜線制限されたエンベロープを
生成した。
【0024】図21に示すモデルを利用すれば、通常、
2次元の図面で描かれ、説明されている上記した制度や
規制を、3次元空間でシミュレーションすることができ
る。このように3次元空間でシミュレーションできれ
ば、制度や規制の具体的な内容を視覚的に認識しやすく
なる。また、3次元屋根付き建物モデルのパラメータを
種々変化させることによって、複数ある規制や制度を個
々の3次元屋根付き建物モデルに適用した結果、全体と
してどのような街並みになるかをシミュレーションする
ことができる。この結果、制度や規制の種々の代替案を
検討することができる。
2次元の図面で描かれ、説明されている上記した制度や
規制を、3次元空間でシミュレーションすることができ
る。このように3次元空間でシミュレーションできれ
ば、制度や規制の具体的な内容を視覚的に認識しやすく
なる。また、3次元屋根付き建物モデルのパラメータを
種々変化させることによって、複数ある規制や制度を個
々の3次元屋根付き建物モデルに適用した結果、全体と
してどのような街並みになるかをシミュレーションする
ことができる。この結果、制度や規制の種々の代替案を
検討することができる。
【0025】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態になんら限定されるも
のではなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
たが、本発明は上記の実施の形態になんら限定されるも
のではなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
【図1】3次元屋根付き建物モデルを生成・活用する処
理手順の概要を示したフローチャート。
理手順の概要を示したフローチャート。
【図2】ディジタル化した2次元地図データを例示した
図。
図。
【図3】建物ポリゴンの各頂点の角度の分布を示した
図。
図。
【図4】建物ポリゴンの頂点数の頻度を示した図。
【図5】辺の曲がる向きの集合で表現した建物ポリゴン
を示した図。
を示した図。
【図6】8点ポリゴンを例示した図(LRRLRRRR
型)。
型)。
【図7】8点ポリゴンを例示した図(LLRRRRRR
型)。
型)。
【図8】8点ポリゴンを例示した図(LRLRRRRR
型)。
型)。
【図9】8点ポリゴンを例示した図(RRLRRRLR
型)。
型)。
【図10】6点ポリゴンを例示した図。
【図11】6点ポリゴンに割り当てた建物を例示した斜
視図。
視図。
【図12】6点ポリゴンに割り当てた3次元屋根付き建
物を例示した斜視図。
物を例示した斜視図。
【図13】6点ポリゴンに割り当てた3次元屋根付き建
物の他の一例を示した斜視図。
物の他の一例を示した斜視図。
【図14】種々の8点ポリゴンに対し割り当てた3次元
屋根付き建物を例示した図。
屋根付き建物を例示した図。
【図15】同一の6点ポリゴンに対し異なるパラメータ
によって生成した3次元屋根付き建物を例示した図。
によって生成した3次元屋根付き建物を例示した図。
【図16】本実施の形態に係る3次元都市モデルを例示
した図(1)。
した図(1)。
【図17】本実施の形態に係る3次元都市モデルを例示
した図(2)。
した図(2)。
【図18】本実施の形態に係る3次元都市モデルを例示
した図(3)。
した図(3)。
【図19】本実施の形態に係る3次元都市モデルを例示
した図(4)。
した図(4)。
【図20】建物と斜線制限となるプリズムの関係を示し
た図。
た図。
【図21】斜線制限されたエンベロープを示した図。
【図22】従来の技術に係る3次元都市モデルを例示し
た図(1)。
た図(1)。
【図23】従来の技術に係る3次元都市モデルを例示し
た図(2)。
た図(2)。
T1:第1頂線 T2:第2頂線 L1:最長辺 L2:第2辺 L3:第3辺 L4:第4辺 F1:第1傾斜屋根面 F2:第2傾斜屋根面 F3:第3傾斜屋根面 F4:第4傾斜屋根面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉原 健一 岐阜県大垣市北方町5丁目50番地 岐阜経 済大学内 (72)発明者 林 良嗣 愛知県名古屋市千種区不老町 名古屋大学 内 Fターム(参考) 5B050 AA01 BA09 BA17 EA28 FA02
Claims (6)
- 【請求項1】 ディジタル化した2次元地図データから
建物ポリゴンのデータを取得する工程と、 前記建物ポリゴン上に建物モデルを生成する工程と、 前記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割する工程と、 前記建物モデルの上面を形成する6角形の最長辺に平行
な第1頂線と、第1頂線に直角な第2頂線と、第1頂線
から最長辺に向けて下向きに傾斜して最長辺近傍まで伸
びる第1傾斜屋根面と、第1頂線から最長辺に対向する
第2辺に向けて下向きに傾斜して第2辺近傍まで伸びる
第2傾斜屋根面と、第2頂線から第2辺の途中で交差す
るとともに第2辺と高さが等しい第3辺に向けて下向き
に傾斜して第3辺近傍まで伸びる第3傾斜屋根面と、第
2頂線から第3辺に対向する第4辺に向けて下向きに傾
斜して第4辺近傍まで伸びる第4傾斜屋根面とを生成す
る工程と、 前記第1傾斜屋根面から第4傾斜屋根面によって全体屋
根を生成する工程とを有する3次元屋根付き建物モデル
の生成方法。 - 【請求項2】 前記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割
する工程は、 前記建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で記述する工
程と、 前記建物ポリゴンを前記辺の曲がる向きの集合に基づい
て6点ポリゴンに分割する工程とを有する請求項1に記
載の3次元屋根付き建物モデルの生成方法。 - 【請求項3】 ディジタル化した2次元地図データから
建物ポリゴンのデータを取得する手段と、 前記建物ポリゴン上に建物モデルを生成する手段と、 前記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割する手段と、 前記建物モデルの上面を形成する6角形の最長辺に平行
な第1頂線と、第1頂線に直角な第2頂線と、第1頂線
から最長辺に向けて下向きに傾斜して最長辺近傍まで伸
びる第1傾斜屋根面と、第1頂線から最長辺に対向する
第2辺に向けて下向きに傾斜して第2辺近傍まで伸びる
第2傾斜屋根面と、第2頂線から第2辺の途中で交差す
るとともに第2辺と高さが等しい第3辺に向けて下向き
に傾斜して第3辺近傍まで伸びる第3傾斜屋根面と、第
2頂線から第3辺に対向する第4辺に向けて下向きに傾
斜して第4辺近傍まで伸びる第4傾斜屋根面とを生成す
る手段と、 前記第1傾斜屋根面から第4傾斜屋根面によって全体屋
根を生成する手段とを有する3次元屋根付き建物モデル
の生成装置。 - 【請求項4】 前記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割
する手段は、 前記建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で記述する手
段と、 前記建物ポリゴンを前記辺の曲がる向きの集合に基づい
て6点ポリゴンに分割する手段とを有する請求項3に記
載の3次元屋根付き建物モデルの生成装置。 - 【請求項5】 ディジタル化した2次元地図データから
建物ポリゴンのデータを取得する手順と、 前記建物ポリゴン上に建物モデルを生成する手順と、 前記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割する手順と、 前記建物モデルの上面を形成する6角形の最長辺に平行
な第1頂線と、第1頂線に直角な第2頂線と、第1頂線
から最長辺に向けて下向きに傾斜して最長辺近傍まで伸
びる第1傾斜屋根面と、第1頂線から最長辺に対向する
第2辺に向けて下向きに傾斜して第2辺近傍まで伸びる
第2傾斜屋根面と、第2頂線から第2辺の途中で交差す
るとともに第2辺と高さが等しい第3辺に向けて下向き
に傾斜して第3辺近傍まで伸びる第3傾斜屋根面と、第
2頂線から第3辺に対向する第4辺に向けて下向きに傾
斜して第4辺近傍まで伸びる第4傾斜屋根面とを生成す
る手順と、 前記第1傾斜屋根面から第4傾斜屋根面によって全体屋
根を生成する手順とを有する3次元屋根付き建物モデル
の生成プログラムを記憶した記録媒体。 - 【請求項6】 前記建物ポリゴンを6点ポリゴンに分割
する手順は、 前記建物ポリゴンを辺の曲がる向きの集合で記述する手
順と、 前記建物ポリゴンを前記辺の曲がる向きの集合に基づい
て6点ポリゴンに分割する手順とを有する請求項5に記
載の3次元屋根付き建物モデルの生成プログラムを記憶
した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000243160A JP2002056412A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 3次元屋根付き建物モデルの生成方法、生成装置および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000243160A JP2002056412A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 3次元屋根付き建物モデルの生成方法、生成装置および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002056412A true JP2002056412A (ja) | 2002-02-22 |
Family
ID=18734066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000243160A Pending JP2002056412A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 3次元屋根付き建物モデルの生成方法、生成装置および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002056412A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008083728A (ja) * | 2007-12-03 | 2008-04-10 | Geo Technical Laboratory Co Ltd | 仮想3次元地図生成システム |
JP2009512048A (ja) * | 2005-10-11 | 2009-03-19 | フランス テレコム | 屋根および建物の構造に基づいて建物の屋根の3次元表現の屋根および建物の構造を送信するための方法、装置およびプログラム |
CN108062793A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-22 | 百度在线网络技术(北京)有限公司 | 基于高程的物体顶部处理方法、装置、设备和存储介质 |
CN110889887A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-03-17 | 星际空间(天津)科技发展有限公司 | 一种三维空间规划放线系统 |
-
2000
- 2000-08-10 JP JP2000243160A patent/JP2002056412A/ja active Pending
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