JP2002055862A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JP2002055862A
JP2002055862A JP2000245520A JP2000245520A JP2002055862A JP 2002055862 A JP2002055862 A JP 2002055862A JP 2000245520 A JP2000245520 A JP 2000245520A JP 2000245520 A JP2000245520 A JP 2000245520A JP 2002055862 A JP2002055862 A JP 2002055862A
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JP
Japan
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volume
mainframe
data
open system
logical volume
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Application number
JP2000245520A
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English (en)
Inventor
Ai Satoyama
愛 里山
Yasutomo Yamamoto
康友 山本
Takahiko Shoyama
貴彦 庄山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メインフレームで認識できる容量を超えたオー
プンシステムのボリュームに格納されたデータを、メイ
ンフレーム上のバックアップソフトを使ってバックアッ
プ/リストアする 【解決手段】バックアップしようとするオープンシステ
ム系のボリューム502をメインフレーム認識できる大
きさの複数の領域に分割し、それぞれの領域をメインフ
レーム用論理ボリューム501に割り付ける。分割され
た各領域に対応して、メインフレームからアクセスする
ときに必要となる管理情報を作成し、メインフレーム管
理情報論利ボリューム503に設定する。メインフレー
ムに対しては、分割された領域と、それに対応する管理
情報とが一つのボリュームとして見えるようにマッピン
グ処理505が実施される。メインフレーム上のバック
アップソフトは、メインフレーム論理ボリューム501
ごとにバックアップ/リストアを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
係り、特に、オープンシステムで用いられている大容量
の記憶装置のデータを、メインフレームに接続された記
憶装置にバックアップするための方法、及び、バックア
ップされたデータをリストアするための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機システムに用いられる記憶
装置として、高性能化、高信頼化を実現するために、デ
ィスクアレイを用いることが一般化している。ディスク
アレイは、複数のディスク装置と各ディスク装置をコン
トロールするディスクアレイコンローラを有して構成さ
れる。
【0003】近年の計算機センタは、いわゆるメインフ
レームとオープンシステムが混在して構成されることが
多くなっている。このような構成において、ディスクア
レイの管理を容易にするため、メインフレームとオープ
ンシステムのそれぞれがアクセスするデータを共通に格
納することにより、ディスクアレイを一元化する要求が
高い。このような要求に応える技術として、例えば、
「メインフレーム‘98」、日経BP社、145頁、あ
るいは151頁には、メインフレームに接続するための
可変長アクセスインタフェースと、オープンシステムに
接続するための固定長アクセスインタフェースの双方を
備えたディスクアレイに格納されたメインフレームのデ
ータを、オープンシステムからアクセスする技術が開示
されている。
【0004】特願平8−7136号には、可変長記録形
式のインタフェースと、固定長記録形式のインタフェー
スの双方を備えたディスクアレイに関する技術が開示さ
れている。ここに開示される技術によれば、メインフレ
ームのデータがディスクアレイ内で、可変長記録形式か
ら固定長記録形式に変換され、固定長記録形式のディス
ク装置に格納される。このようにして格納されたデータ
は、ディスクアレイが有する固定長記録形式のインタフ
ェースを通じて、オープンシステムのサーバ上に、固定
長記録形式のディスク装置に格納したそのままの形で取
り出される。オープンシステムでは、可変長/固定長記
録形式変換が行われ、メインフレームのデータが取り出
される。
【0005】一方、メインフレームが有するバックアッ
プ/リストアユーティリティを使用することによって、
ディスクアレイ上のオープンシステム用のデータを、メ
インフレームからボリュームイメージで読み出し、メイ
ンフレーム側のストレージへバックアップし、また、バ
ックアップされたデータを、メインフレーム側からオー
プンシステム用のボリュームにリストアする技術があ
る。
【0006】この機能を使用するに際して、特別なソフ
トウェアをメインフレーム及びオープンシステムにイン
ストールする必要はない。オープンシステム用ボリュー
ムの固定長記録形式のデータは、ディスクアレイコント
ローラ内でメインフレームからアクセスできるように、
可変長記録形式のデータに変換される。バックアップス
トレージとしては、既存のテープライブラリ装置、MT
(Magnetic Tape)、光ディスク等を利用することがで
きる。
【0007】バックアップ/リストア時は、ディスクア
レイ内にあるオープンシステム用のボリュームに予め設
けられたメインフレーム情報格納用の領域に、メインフ
レームがボリュームを認識できるように、当該ボリュー
ムのボリュームシリアル番号と、ボリューム目録が格納
される。これらの情報は、メインフレームのユーティリ
ティにより作成される。オープンシステム用のボリュー
ムは、バックアップ/リストア時に、メインフレームか
ら認識できるように、メインフレーム情報格納用の領域
が予め設けられている。
【0008】メインフレームとは共有されていないディ
スク装置に格納されたオープンシステムのデータのバッ
クアップ/リストアは、オープンシステム側のバックア
ップユーティリティを使用し、バックアップ対象のデー
タをメインフレームと共有されるディスクアレイ内の初
期化されたボリュームにコピーして行われる。このと
き、あらかじめ、ボリュームシリアル番号とボリューム
目録が作成し、ボリューム内の領域に登録しておく。
【0009】ディスクアレイ筐体内に格納されている全
てのボリュームは、ハードウェアが内部的に管理する論
理的なボリュームによって管理される。オープンシステ
ム用のボリュームを管理する時は、通常、メインフレー
ム側の論理ボリューム(LDEV:logical device)の
1つが、オープンシステム側の論理ボリューム(LU:
logical unit)1つに割り当てられる。ディスクアレイ
をオープンシステムから使用する場合、各LDEVがそ
れぞれ1個のSCSIディスクとして認識される。ま
た、複数のLDEVを組合せ、オープンシステム側には
1個のLUとして見せるLUサイズ拡張機能を使用する
ことも可能である。この機能によれば、メインフレーム
が管理できる論理ボリュームの最大容量よりも大きいサ
イズのオープンシステムのボリュームを作成できる。こ
の機能は、ディスクアレイ筐体内に設けられたオープン
システムのボリュームに対する機能である。LU拡張機
能を使用した大容量のオープンシステムボリュームをメ
インフレームのバックアップストレージにバックアップ
する場合は、LUを構成する元のLDEV単位にバック
アップ処理が行われる。
【0010】一方、最近では、メインフレームの外部記
憶装置インタフェースとして、固定長アクセスインタフ
ェースであるSCSIインタフェースを持つものが出現
してきている。これに関する技術として、例えば、「メ
インフレーム‘98」、日経BP社、pp.53―54
には、内蔵ディスク装置が開示されている。内蔵ディス
ク装置では、オペレーティング・システムが生成した、
可変長記録形式のデータをリード/ライトするコマンド
群(CCW)を、SAP(System Assist Processor)
と呼ばれるプロセッサで解釈し、固定長記録形式のデー
タをリード/ライトするコマンド群(SCSIコマン
ド)に変換して、メインフレームの筐体に内蔵された固
定長記録形式のディスク装置に対する入出力処理が実行
される。内蔵ディスク装置では、可変長記録形式のデー
タが固定長記録形式に埋め込まれており、SAPでフォ
ーマット変換が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】オープンシステムで
は、ボリュームサイズが数GB〜100GB以上の大容
量のボリュームを使用する場合が少なくない。上述した
従来技術では、オープンシステム側のボリュームに保持
されているデータのメインフレーム側のバックアップ装
置へのバックアップは、メインフレーム側で認識できる
ボリューム単位で行われる。従って、オープンシステム
側のボリュームが、メインフレーム側で認識できるボリ
ュームサイズよりも大きい場合にはバックアップするこ
とはできなかった。
【0012】本発明の目的は、オープンシステム側の大
容量のボリュームをメインフレーム側に接続されたバッ
クアップストレージにバックアップ/リストアする方法
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定長記録形式に従うインタフェースを
有するディスクシステムと、可変長記録形式に従ったリ
ード/ライト要求を固定長記録形式のリード/ライト要
求に変換し、固定長記録形式に従うインタフェースを介
してディスクシステムに保持されたデータをアクセスす
る第1の計算機と、固定長記録形式に従うインタフェー
スでディスクシステムをアクセスする第2の計算機とを
有する計算機システムにおいて、第2の計算機により利
用されるデータを格納したディスクシステム内の第1の
論理ボリュームを第1の計算機から認識可能な大きさの
複数の領域に分割する。分割された複数の領域の各々
は、第2の論理ボリュームにマッピングされ、第2の論
理ボリュームの各々に第1の計算機からのアクセスで利
用されるボリューム番号が付与される。
【0014】また、第1の計算機が第2の論理ボリュー
ムの各々を管理するために必要とする管理情報を格納す
る領域が確保され、作成された管理情報は、この領域に
格納される。管理情報を格納する領域は、第2の論理ボ
リュームにマッピングされる。この結果、第1の計算機
からは、分割された第1の論理ボリュームの領域とそれ
に対応する管理情報が格納された領域が同じ論理ボリュ
ーム上に存在するように認識される。
【0015】好ましい態様において、管理情報を格納し
た領域は、第2の計算機からはアクセスされないように
制御される。
【0016】また、第1の計算機には、管理情報に基づ
いて第2の論理ボリュームに格納されたデータを読み出
し、第1の計算機に接続されたバックアップ装置に読み
出したデータを格納する手段が設けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にお
ける計算機システムの概念を示す簡略化されたブロック
図である。以下、汎用の大型計算機をメインフレーム、
ワークステーションやPC等の中小型計算機をオープン
システムと記述する。
【0018】メインフレーム101は、中央処理装置
(以下、CPU)104、主記憶装置102、他系の情
報処理装置との情報およびデータの授受を制御する通信
装置(以下、I/Oチャネル)105、106、及び、
記憶装置制御プロセッサ103を有する。
【0019】I/Oチャネル105は、可変長アクセス
インタフェースであり、メインフレーム1とバックアッ
プ装置150を接続する。I/Oチャネル106は、固
定長アクセスインタフェースをもつ。固定長アクセスイ
ンタフェースには、例えば、SCSI(small computer
system interface)がある。近年では、接続距離を伸
ばすために、光ケーブルをベースにしたファイバチャネ
ルにSCSIプロトコルを搭載させたインタフェースが
一般的になりつつある。メインフレーム101とディス
クシステム140は、I/Oチャネル106により接続
される。
【0020】主記憶装置102は、CPU104により
実行されるオペレーティングシステム110、バックア
ップソフト109などのアプリケーションプログラム
や、これらのプログラム実行時に利用されるデータが格
納される。主記憶装置102には、これらのプログラム
やデータの他、構成情報10が格納されると共に、ディ
スクシステム140へのデータの入出力時に用いられキ
ャッシュメモリ107として用いられる領域が設けられ
る。
【0021】キャッシュメモリ107には、ディスクシ
ステム140から読み上げられたデータや、CPU10
4がディスクシステム140に書き込むデータが一時的
に保持される。本実施形態では、後述する記憶装置制御
プロセッサが、キャッシュメモリ107を使用してデー
タの可変長記録形式/固定長記録形式の変換を行う。キ
ャッシュメモリ107へのデータの格納は、ディスクシ
ステム140にデータを格納するときと同じ固定長記録
形式で行われる。
【0022】構成情報108は、メインフレーム101
に接続されているディスクシステム140に関する情報
が保持される。ディスクシステム140に関する情報に
は、RAID構成、RAIDグループ、デバイスタイ
プ、各SCSIパスに接続されたデバイス番号、及びマ
ッピングテーブルが含まれる。構成情報108は、シス
テム出荷時にあらかじめ設定され、または、リモートコ
ンソール160を介してユーザにより設定される。
【0023】バックアップソフト109は、メインフレ
ーム101がユーティリティとしてもつ既存のソフトウ
ェアである。メインフレーム101側の論理ボリューム
にあるボリュームシリアル番号やボリューム目録も既存
のソフトウェアで作成される。
【0024】記憶装置制御プロセッサ103は、データ
の可変長記録形式と固定長記録形式の変換機能であるデ
ータ記録形式変換機構112を有する。論理ボリューム
共用化手段111は、マッピングテーブルの初期化や更
新といったテーブル管理、及び、マッピング処理を行
う。ここでいうマッピングとは、オープンシステムとメ
インフレームのボリュームマッピング113とボリュー
ムシリアル番号・目録とデータのマッピング114を示
す。
【0025】オープンシステム120は、サーバ装置で
あり、CPU122、主記憶装置121、I/Oチャネ
ル125を有する。主記憶装置121には、CPU12
2により実行されるオペレーティングシステム124や
アプリケーションプログラム123が格納される。I/
Oチャネル125は、固定長アクセスインタフェースを
持ち、メインフレーム101と同様に、ディスクシステ
ム140と接続される。
【0026】ディスクシステム140は、固定長記録形
式でデータを記憶し、固定長アクセスインタフェースの
I/Oチャネル141により、メインフレーム101と
オープンシステム120に接続される。ディスクシステ
ム140には、メインフレーム用ボリューム群142と
オープンシステム用ボリューム群143を混在させるこ
とが可能である。
【0027】メインフレーム用ボリューム群142は、
メインフレーム101のデータを格納するためのボリュ
ームで、メインフレーム101からのみアクセス可能な
ボリュームである。
【0028】図2は、メインフレーム用ボリューム群の
一例を示す概念図である。メインフレーム用ボリューム
群142は、複数のメインフレーム論理ボリューム20
1からなる。本実施形態において、メインフレーム論理
ボリューム201は、複数の物理ディスク装置202を
利用して形成される。各メインフレーム論理ボリューム
201には、ボリュームシリアル番号203、ボリュー
ム目録204、及びユーザデータ205が格納される。
これらのデータは、全て可変長記録形式で記憶される。
【0029】図3は、オープンシステム用ボリューム群
の一例を示す概念図である。オープンシステム用ボリュ
ーム群143は、オープンシステム120のデータを格
納するためのボリュームである。オープンシステム用の
ボリューム301は、メインフレームのバックアップス
トレージへバックアップされる。各オープンシステム用
ボリューム301は、メインフレーム101が認識でき
る大きさのボリューム302に分割されている。分割さ
れた各ボリュームに対して、ボリュームシリアル番号と
ボリューム目録を作成する必要がある。ボリュームシリ
アル番号とボリューム目録は、メインフレーム管理情報
格納論理ボリュームに保持される。
【0030】図4は、メインフレーム管理情報格納論理
ボリュームの設定例を示す概念図である。
【0031】オープンシステム用ボリュームを図2に示
すメインフレーム用ボリュームと同じ構成にして、ボリ
ュームシリアル番号、ボリューム目録を格納する領域を
設けることができる場合、ボリュームシリアル番号とボ
リューム目録は、オープンシステム用ボリューム301
に格納される。ボリュームシリアル番号とボリューム目
録の作成、登録は、オープンシステムのデータのバック
アップ要求が発生した時点で行われる。ボリュームシリ
アル番号とボリューム目録を格納した領域304は、オ
ープンシステム側からは見えないように、ディスクシス
テム側でアクセスが制御される。このようなアクセスの
制御は、データ記録形式変換機構を持つディスクシステ
ムにおける従来公知の技術が適用される。
【0032】一方、データ記録形式変換機構を持たな
い、オープンシステム専用のディスクシステムでは、上
述したようなアクセス制御をすることができないことが
ある。このような場合には、作成されたボリュームシリ
アル番号とボリューム目録は、ユーザデータとは別の論
理ボリューム305に格納される。なお、この場合、オ
ープンシステム用論理ボリューム301には、メインフ
レーム管理情報格納論理ボリューム304の領域は設け
られない。
【0033】1つのオープンシステム用論理ボリューム
301の大きさが、1つのメインフレーム用論理ボリュ
ームの最大値より大きい場合には、オープンシステム用
論理ボリュームが、メインフレーム101から認識でき
る大きさの論理ボリューム(メインフレーム論理ボリュ
ーム#0から#6)302に分割される。分割された各
論理ボリュームに対して、ボリュームシリアル番号とボ
リューム目録が作成され、メインフレーム管理情報格納
論理ボリューム304(または305)に登録される。
ディスクアレイがオープンシステム専用で、既にユーザ
が使用中である場合は、ボリューム自体を新たにシステ
ムに追加するか、主記憶内に仮想的に構築すればよい。
【0034】図5は、具体的なデータ格納位置と、メイ
ンフレーム/オープンシステムへのボリュームの見え方
を示す概念図である。
【0035】オープンシステム120は、ディスクシス
テム140内の論理ボリューム500のうち、データを
格納するために用いられる領域504を、オープンシス
テム論理ボリューム502として認識している。メイン
フレーム管理情報論理ボリューム503は、オープンシ
ステム120からは認識されない。
【0036】メインフレーム管理情報論理ボリューム5
03には、複数に分割されたメインフレーム論理ボリュ
ームごとのボリュームシリアル番号と目録が登録されて
いる。メインフレーム101からは、論理ボリューム5
00が、複数のメインフレーム論理ボリューム501と
して見えるようにマッピング処理505が施される。マ
ッピング処理505は、記憶装置制御プロセッサ103
の論理ボリューム共用化手段111により行われる。こ
のマッピング処理により、メインフレーム101は、離
れた領域に格納されたメインフレーム管理情報(ボリュ
ームシリアル番号と目録)とオープンシステムのデータ
が、同一ボリューム内にあるように認識する。
【0037】厳密には、メインフレーム論理ボリューム
501は、メインフレーム101から認識できるメイン
フレーム論理ボリュームサイズの最大値以内に納まらな
ければならない。従って、領域504内の分割された領
域の大きさは、メインフレーム論理ボリューム501の
最大の大きさから、それに対応するボリュームシリアル
番号と目録の格納領域の大きさを引いた大きさ以下とな
る。
【0038】図6は、上述したようなボリューム管理を
行うために設けられる論理ボリューム定義テーブルの一
例を示す図である。
【0039】論理ボリューム定義テーブル601には、
メインフレームから認識される論理ボリュームごとにメ
インフレーム論理ボリューム番号602、当該メインフ
レーム論理ボリュームのデータが属するオープンシステ
ム論理ボリュームのオープンシステム論理ボリューム番
号603、対応するメインフレーム管理情報の格納位置
を示すメインフレーム管理情報格納位置604、及び論
理ボリューム内でのデータの最終アドレス605が設定
される。
【0040】図に示す論理ボリューム定義テーブル60
1では、オープンシステムの論理ボリューム0番に対
し、メインフレームの論理番号が0〜6番までの論理ボ
リュームが割り当てられている。オープンシステムの論
理ボリュームサイズは任意であるため、メインフレーム
の論理ボリュームサイズの倍数にならない場合、最後の
論理ボリュームはオープンシステムのデータが一部しか
入っていない状態となる。メインフレームの論理番号6
番のボリュームは、データがボリュームの途中までしか
ないため、データの最終アドレス情報605として「1
263」が設定されている。「E」は、ボリューム全部
にデータが入っていることを示している。メインフレー
ムの論理番号が0〜6番までのボリュームシリアル番号
とボリューム目録は、メインフレーム管理情報論理ボリ
ューム7番に登録してある。
【0041】図7は、メインフレーム101にディスク
システム140がシステム導入時から接続されている場
合のマッピング処理のフローチャートである。この処理
では、システム立上げ前に、操作員がリモートコンソー
ル160から専用プログラムを使って以下の設定を行
う。
【0042】まず、メインフレームの論理ボリュームと
オープンシステムの論理ボリュームの範囲(容量、物理
ディスク番号)を決定する(ステップ70)。次に、操
作員は、ステップ701で決定された事項をメインフレ
ーム101の構成情報108に登録する(ステップ70
2)。続いて、オープンシステムの論理ボリュームに対
するメインフレーム管理情報論理ボリューム503を作
成する(ステップ703)。ステップ503で作成した
メインフレーム管理情報論理ボリューム503とユーザ
データの入ったオープンシステムの論理ボリュームとの
対応を論理ボリューム定義テーブル601へ登録する
(ステップ704)。次に、オープンシステム論理ボリ
ューム502のサイズを決定して、領域を確保する(ス
テップ705)。ステップ705で確保したオープンシ
ステム論理ボリュームの領域を、メインフレームの論理
ボリュームサイズ毎に分割する。分割した各領域に対
し、メインフレーム側の論理ボリューム番号をつけ、論
理ボリューム定義テーブル601に登録する。このと
き、メインフレーム論理ボリューム番号は、メインフレ
ーム用ボリュームの中で使用されていないものを指定す
る(ステップ706)。
【0043】メインフレーム101に既にオープンシス
テムで稼動中のディスク装置を後からメインフレームに
接続するような場合は、システムを一度停止させて、図
8に示す処理が行われる。
【0044】まず、オープンシステムのボリュームサイ
ズをリモートコンソール160から入力し、構成情報1
08に登録する(ステップ801)。次に、オープンシ
ステムの論理ボリュームに対するメインフレーム管理情
報論理ボリューム503を主記憶装置102内に作成す
る(ステップ802)。ステップ802で作成されたメ
インフレーム管理情報論理ボリューム503とユーザデ
ータの入ったオープンシステムの論理ボリュームとの対
応をテーブル601へ登録する(ステップ803)。こ
の後、オープンシステム論理ボリュームをメインフレー
ム論理ボリュームのサイズごとに分割し、メインフレー
ム側で使う論理ボリューム番号をつけ、論理ボリューム
定義テーブル601へ登録する(ステップ804)。
【0045】オープンシステムのボリュームをメインフ
レームストレージにバックアップするときは、操作員に
よりバックアップソフト(ユーティリティ)109を利
用したジョブが実行される。具体的には、分割されたオ
ープンシステム用論理ボリューム502の各領域に対し
て、メインフレーム論理ボリューム501としてのボリ
ュームシリアル番号とボリューム目録が作成される。
【0046】操作員は、バックアップしたいオープンシ
ステムのボリュームに対応するメインフレーム論理ボリ
ュームのボリュームシリアル番号を指定し、バックアッ
プジョブを実行する。バックアップソフト109は、指
定されたボリュームシリアル番号に基づき、記憶装置制
御プロセッサ103を介してデータを読み出し、バック
アップ装置150に転送する。
【0047】記憶装置制御プロセッサ103は、マッピ
ング114により、指定されたボリュームシリアル番号
に対応するオープンシステムのデータ箇所を認識してデ
ィスクシステム140からデータを読み出しバックアッ
プソフトに渡す。このとき、記憶装置制御プロセッサ1
03は、データ記録形式変換機構112を使ってディス
クシステム140から読み出したデータを固定長記録形
式から可変長記録形式に変換する。バックアップ処理を
開始する。このバックアップ処理は、バックアップ対象
のオープンシステム論理ボリュームに対応するメインフ
レーム論理ボリュームごとに行われる。
【0048】ディスクシステム140は、メインフレー
ム101とオープンシステム120とで共用されてい
る。メインフレーム用ボリューム群142とオープンシ
ステム用ボリューム群143のディスクシステム140
内での内部トラックフォーマットが同じものであれば、
メインフレーム101からオープンシステム用ボリュー
ム143のバックアップ時とメインフレーム用のボリュ
ーム142のバックアップ時とで同じデータ記録形式変
換機構112を利用できる。従って、内部トラックフォ
ーマットは、両者とも同じである方がよい。
【0049】オープンシステム用のデータ、例えば、S
CSIデータは可変長記録形式におけるカウント部(C
部)がもともとないため、本実施形態では、メインフレ
ーム用データの内部トラックフォーマットをオープンシ
ステム用データの内部トラックフォーマットにあわせて
おく。この場合、メインフレーム側からのリード要求時
は、記憶装置制御プロセッサ103内のデータ記録形式
変換機構112でC部が生成される。メインフレーム側
からのライト要求時は、C部が捨てられ、データ部のみ
がディスクシステム140に格納される。
【0050】以上説明した実施形態によれば、大容量の
オープンシステムのデータをメインフレームのバックア
ップストレージにバックアップ/リストア可能となる。
オープンシステムのボリュームサイズは、メンフレーム
側で管理できるボリューム単位の倍数という限定をする
ことなく、任意のサイズのボリュームに対応可能であ
り、既に導入されているオープンシステムのボリューム
にも対応できる。
【0051】また、メインフレーム側の強力なバックア
ップ機能を使うことにより、バックアップファイルの世
代管理、正副二重管理、自動バックアップ等を行うこと
が可能になる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、メインフレームで認識
できる容量を超えたオープンシステムのボリュームに格
納されたデータを、メインフレーム上のバックアップソ
フトを使ってバックアップ/リストアすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における計算機システムの
概念を示す簡略化されたブロック図である。
【図2】メインフレーム用ボリューム群のフォーマット
の一例を示す概念図である。
【図3】オープンシステム用ボリューム群のフォーマッ
トの一例を示す概念図である。
【図4】メインフレーム管理情報格納論理ボリュームの
設定例を示す概念図である。
【図5】具体的なデータ格納位置と、メインフレーム/
オープンシステムへのボリュームの見え方を示す概念図
である。
【図6】論理ボリューム定義テーブルの一例を示す図で
ある。
【図7】マッピング事前処理のフローチャート図であ
る。
【図8】マッピング事前処理のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
101…メインフレーム、102…主記憶装置、109
…バックアップソフト、104…中央処理装置(CP
U)、103…記憶装置制御プロセッサ、112…デー
タ記録形式変換機構、111…論理ボリューム共用化手
段、105…可変長アクセスインタフェース、106…
固定長アクセスインタフェース、140…ディスクシス
テム、142…メインフレーム用ボリューム、143…
オープンシステム用ボリューム、120…オープンシス
テム、121…主記憶装置、122…中央処理装置(C
PU)、125…固定長アクセスインタフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄山 貴彦 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 Fターム(参考) 5B065 BA01 EA33 ZA01 5B082 CA11 DE06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定長記録形式に従うインタフェースを有
    するディスクシステムと、可変長記録形式に従ったリー
    ド/ライト要求を固定長記録形式のリード/ライト要求
    に変換し、固定長記録形式に従うインタフェースを介し
    て前記ディスクシステムに保持されたデータをアクセス
    する第1の計算機と、固定長記録形式に従うインタフェ
    ースで前記ディスクシステムをアクセスする第2の計算
    機とを有する計算機システムにおいて、 前記第2の計算機により利用されるデータを格納した前
    記ディスクシステム内の第1の論理ボリュームを前記第
    1の計算機から認識可能な大きさの複数の領域に分割
    し、前記複数の領域の各々を第2の論理ボリュームにマ
    ッピングし、前記第2の論理ボリュームの各々に前記第
    1の計算機からのアクセスで利用されるボリューム番号
    を付与する手段と、 前記第2の論理ボリュームと前記第1の論理ボリューム
    との対応関係を管理する手段と、 前記第1の計算機が前記第2の論理ボリュームの各々を
    管理するために必要とする管理情報を格納する領域確保
    し、前記管理情報を作成する手段と、 前記管理情報を格納する領域を対応する前記第2の論理
    ボリュームの領域にマッピングする手段とを有すること
    を特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】前記第1の計算機は、前記管理情報に基づ
    いて前記第2の論理ボリュームに格納されたデータを読
    み出し、前記第1の計算機に接続されたバックアップ装
    置に前記データを格納する手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の計算機システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480850B2 (en) 2004-12-10 2009-01-20 Fujitsu Limited Method of writing data and channel adapter
JP2013525912A (ja) * 2010-08-11 2013-06-20 株式会社日立製作所 ストレージ装置及びその制御方法
JP2014167812A (ja) * 2014-04-25 2014-09-11 Hitachi Ltd ストレージ装置及びその制御方法

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