JP2002049590A - 電子公証システム - Google Patents

電子公証システム

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JP2002049590A
JP2002049590A JP2000242755A JP2000242755A JP2002049590A JP 2002049590 A JP2002049590 A JP 2002049590A JP 2000242755 A JP2000242755 A JP 2000242755A JP 2000242755 A JP2000242755 A JP 2000242755A JP 2002049590 A JP2002049590 A JP 2002049590A
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center
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JP2000242755A
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English (en)
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Shoichi Ishii
晶一 石井
Hiromi Nagano
裕美 長野
Hiroyasu Goshima
裕庸 五島
Hiroyuki Onozato
博幸 小野里
Shinsaku Oshida
晋作 押田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オープンなネットワークにおいて電子データの
内容を保証する電子公証サービスを実現する。 【解決手段】公証サービスのサービス享受者110が公
証センター100に対してデジタル署名を行なった公証
依頼電子データ140を送信、公証センター100、又
は承認者120が公証依頼電子データ140の内容を判
断した上で、許可するものに対し、公証センターでデジ
タル署名を行った後、サービス享受者110が公証セン
ター100で作成された公証済電子データ141を取得
することにより、サービス享受者が、電子データに対す
る公証サービスを公証センター100、承認者120よ
り享受する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子公証サービス
を提供する公証センターと電子公証サービスを享受する
享受者が使用する装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来、オープンなネットワークを用いた
通信には傍受、改竄、なりすまし等、第三者による不正
や、送受信の事実について否認するといった当事者間の
不正の問題があった。しかしながら、公開鍵暗号技術を
用いた電子認証サービスの立ち上げにより、これらの問
題がクリアされたことから、オープンなネットワーク環
境において電子商取引が普及しつつある。
【0003】これら電子商取引においては、企業間の商
取引のみならず、公的機関への申請等を含む情報インフ
ラの実現が構想されている。
【0004】ここでいう電子認証サービスとは、秘密
鍵、公開鍵のうち、公開鍵の正当性を保証するサービス
であり、利用者は、他者の秘密鍵で暗号化されたデータ
の復号化に用いた公開鍵を認証局に問い合わせることに
より、二者間の通信に対し相手の本人性、秘匿性、否認
の防止が可能である。
【0005】電子認証サービスにより保証される公開鍵
と対になる秘密鍵によるデジタル署名を二者間の通信時
に限らず、電子データに対してデジタル署名を行なうこ
とにより、従来から行われてきた書類に捺印することと
同様の効果が期待できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電子データに対してデ
ジタル署名を行なうことにより、電子データが他者に渡
った場合でも、デジタル署名者が作成、承認した電子デ
ータであることが分かる。しかしながら、デジタル署名
付き電子データの作成は各々の署名者に委ねられる為、
作成過程においてデジタル署名の時期、成立過程の真正
性が不明確である。例えば、デジタル署名を行なった時
期、デジタル署名の対象等が重要な意味を成す、公的に
認められる文書や契約書がこれにあたる。
【0007】このような電子データの証明方法として、
電子データを第三者機関に申請して、電子データに対し
て第三者機関のデジタル署名を行なうことにより、その
データの内容を保証する、いわゆる公証サービスが考え
られる。
【0008】しかしながら、現在提案されている公証サ
ービスの多くは、電子データへのデジタル署名形態モデ
ルの説明のみにとどまっており、実現化されていない。
【0009】本発明では、公証センターにおけるサービ
ス享受者の確認方法、サービス享受者の公証済電子デー
タの取得方法等、実際に公証サービスを行なう上で必要
な機能について網羅しており、公証サービスを具体的に
実現する機能を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
各種手法について説明する。はじめに公証サービスを利
用しようとする者は、認証局により発行した自身の電子
証明書を公証センターに登録する。公証センターは当該
電子証明書の有効性を認証局に確認し、問題なければ登
録を行なう。1つの登録に対し1つの享受者IDを発行す
る。今後、公証センターにおいてサービス享受者は、享
受者IDにて管理される。公証センターは、享受者ID
に対応する享受者の電子証明書記載事項を保存する。
【0011】サービス享受者と公証センターのやりとり
は、インターネットを介して行われる。サービス享受者
は、公証サービスを希望する電子データをインターネッ
ト等のネットワークを介して公証センターに登録する。
この電子データは、作成者のデジタル署名がされている
ものとする。公証センターに登録する電子データの作成
は、サービス享受者以外の者が行なう場合も考えられ
る。サービス享受者が代理人を通じて公証サービスを利
用する場合、サービス享受者は電子的な委任状を作成
し、これにサービス享受者のデジタル署名を行い、代理
人に渡す。代理人が電子データに代理人の署名を行い、
委任状データと共に登録を行なう。公証サービスの対象
となる電子データの作成を、サービス享受者本人が行な
う場合、代理人が行なう場合の他に、公証センター側で
予め電子データを登録しておく方法がある。
【0012】公証依頼された電子データの登録時に、公
証センターはサービス享受者の本人確認処理を行なう。
本人確認処理は、デジタル署名の検証、電子証明書の有
効性確認、電子データに付属する電子証明書と、享受者
ID発行時に登録した電子証明書の本人確認の対象とな
る記載項目の比較を行なう。公証センターは、享受者I
Dを登録した者からの公証サービスの依頼であることを
確認した後、電子データの登録日時、登録者、依頼者の
享受者ID、受付け番号を記録する。受付け番号は、公
証依頼された電子データの非改竄性、本人の確認に問題
が無い場合に、この電子データを一意に特定可能な番号
として公証センターで付番される。この受付け番号は公
証センターのデジタル署名を行い、サービス享受者に送
信される。
【0013】ここで、本公証システムにおける本人確認
方法について詳細に説明する。サービス享受者は電子公
証センターに予め電子証明書の登録を行ない享受者ID
を取得、その後の公証センターでの享受者の確認は、享
受者IDと電子証明書の記載項目の比較により行われて
いる。しかし、サービス享受者が複数の秘密鍵、電子証
明書を所有している場合や、電子証明書の記載項目が変
更されてサービス享受者登録時と異なる秘密鍵、電子証
明書を用いて公証依頼を行う場合がある。その為、公証
センターでは、公証依頼に付属する電子証明書記載項目
と登録済みの電子証明書記載項目について、当該公証セ
ンターが、電子証明書所有者を同一人と認めうる特定の
項目についてのみ比較し、その項目の一致をもって、デ
ジタル署名の署名者と登録者の確認を行なう。例えば、
電子証明書記載項目の中で、所有者を特定する番号の項
目があった場合、その項目のみ比較するようにすれば、
その他の記載項目、例えば電子証明書記載項目の住所の
み変更になった場合でも、公証センターでは、同一者で
あることを確認可能である。
【0014】公証センターに登録された電子データに対
しサービス享受者と連名で公証サービスを享受する連名
者が内容の確認、自身のデジタル署名を順次行なう。サ
ービス享受者、連名者は、公証センターに当該電子デー
タの内容確認要求を行い、公証センターの承認を得た場
合、当該電子データを取得可能とする。サービス享受
者、連名者は内容確認の後、内容に問題無ければ、承認
する旨の回答を行なう。連名者全員が承認した場合、電
子データは署名可能状態となる。この状態で、サービス
享受者、連名者が,電子データに順次デジタル署名を行
なう。このとき、1人が署名中は、他の享受者は署名出
来ないものとする。このとき、サービス享受者、連名者
が署名を行なった日時は、公証センターに記録される。
【0015】署名過程の記録が不要な場合、例えば、署
名過程の厳密な管理が不要な場合、公証センターに最初
に登録した電子データに対して公証センター側で公証す
る旨のデジタル署名を付す過程を行なう。この場合、最
初に公証センターに登録する電子データは享受者自身の
デジタル署名、あるいは、連名の享受者全員のデジタル
署名、あるいは代理人のデジタル署名がされていること
が必要である。
【0016】公証センターは公証依頼された電子データ
に対して、内容の審査方法、審査した承認者、日付、電
子データを一意に特定する番号等の情報を加えた後、公
証センターのデジタル署名を行い、1つのデータのまと
まりとする。公証センターでの当該電子データを公証し
た旨のデジタル署名は、公証センターにより電子データ
がある一定の基準を満たしているか否かを判定して、公
証センターが付与する場合がある。その他に、公証セン
ターが電子データの内容について確認を行った上で、承
認者がその権限によって内容を確認、保証することによ
ってデジタル署名操作を行なう方法がある。公証センタ
ーがデジタル署名を行なう場合、承認者の操作によりデ
ジタル署名を行なう場合、共に電子データに対して公証
を行なうか否かの基準は公証サービスと、公証をうけた
電子データに対して保証する効力に依っている。
【0017】公証センターでは、サービス享受者が当該
電子データを取得するまで電子データを一時保管する。
また、公証センターでは、当該電子データのハッシュ値
を保管する。公証センター署名済みの電子データそのも
のの継続的な保管は、享受者、承認者の希望により可能
とする。
【0018】サービス享受者は、電子データ登録時に付
番された受付番号や自身の享受者ID、期間等の条件の
下、依頼中の電子データが公証センターで処理中である
のか、既に公証センターの署名がされているのか等の進
捗状況を確認可能である。サービス享受者は、依頼中の
電子データに公証センターのデジタル署名が付され、公
証センターの処理が完了である場合、当該文書の取得処
理を行なう。サービス享受者は、当該電子データの受付
け番号に自身のデジタル署名を行い公証センターに公証
済電子データ取得を要求する。
【0019】公証センターはサービス享受者の享受者I
D、デジタル署名を検証し、本人確認を行なった後、電
子データを送信する。
【0020】サービス享受者は、受信した電子データに
ついて、公証センターのデジタル署名を検証し、公証セ
ンターのデジタル署名を行われた時点での有効性を公証
センターのCAに確認することが出来る。問題がなけれ
ば、受領した旨を公証センターへ送信する。
【0021】本公証システムで作成する電子データは、
電子データの区分毎に署名情報を記録したヘッダを持っ
ており、デジタル署名付き電子データへのデータの追
加、デジタル署名の追加、デジタル署名検証等の処理が
可能となっている。また、元の電子データの拡張子をヘ
ッダ情報に含ませることにより、デジタル署名された電
子データの分解後、元の電子データを表示可能となる。
これらデジタル署名付きの電子データの表示は、署名対
象データ、署名関係、署名者の電子証明書が表示可能な
ビューアを用いて行なう。このビューア機能を享受者装
置が有することにより、電子データ、公証時に付加する
追加情報、電子証明書の表示を行なう。このビューア機
能は、承認者がサービス享受者のデジタル署名付き電子
データの内容を確認する際にも用いられる。
【0022】電子データの真正性は以下のサービスを行
なうことにより確認できる。
【0023】公証センターにより署名されたデジタル署
名、電子証明書について公証センター電子証明書のCA
に有効性を確認する方法がある。この場合、公証センタ
ーでの署名時間についての有効性を確認する必要があ
る。
【0024】また、公証センターは公証サービスを行な
った電子データのハッシュ値を保管していることから、
公証センターの署名済みの電子データそのものを公証セ
ンターへ問い合わせて確認を行なう方法がある。はじめ
に享受者IDを所有しているサービス享受者が、公証セ
ンターにより公証された電子データそのものを公証セン
ターへ送信する。公証センターは送信されてきた電子デ
ータのハッシュ値を算出し、保管している当該電子デー
タのハッシュ値と比較し、その結果を要求者に返信す
る。このサービスは、インターネット経由の場合と、公
証センターの窓口機関により行なうことが可能である。
公証センターに登録していない者が当該公証センターで
認証した電子データの真正性を確認する場合は、この窓
口機関により可能である。
【0025】公証センターでは、公証センター署名付き
電子データそのものを、享受者、承認者の希望により保
管している。この場合、保管データの再交付を行なうサ
ービスが可能である。サービス享受者は再交付を希望す
る文書を特定可能な情報と自身の享受者IDに自身のデ
ジタル署名を付して公証センターへ送信する。公証セン
ターでは、公証センター署名付き電子データ作成を依頼
した享受者IDリストを検索し、今回、再交付の依頼が
あった享受者IDが、その享受者IDリストに含まれる
場合のみ、再交付を行なう。再交付する電子データは、
オリジナルの電子データに再交付である旨の付加情報を
追加、改めて公証センターのデジタル署名を付して作成
する。このサービスは、インターネット経由の場合と、
公証センターの窓口機関により行なうことが可能であ
る。公証センターに登録していない者が当該公証センタ
ーで認証した電子データの再交付を希望する場合は、こ
の窓口機関により可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。
【0027】図1は、本発明の実施形態である公証シス
テムの概念図である。同図において、100は電子デー
タに対して公証した証となるデジタル署名を行うことに
より、電子データの内容を証明する電子公証業務を行な
う公証センター、110は公証サービスを享受するサー
ビス享受者、120は電子データの内容を審査する承認
者である。享受者の依頼内容によっては、120承認者
による内容確認を行なわずに、公証センターが電子デー
タに対して公証を行うか否かを判断する場合がある。
【0028】公証サービスの基本的な流れを図1にて説
明する。サービス享受者110は公証サービスを希望す
る電子データ130にサービス享受者110のデジタル
署名131を行い、公証依頼電子データ140を作成
し、公証センター100に送信する。公証センター10
0への送信は、インターネットを介してオンラインで行
なう場合と、オフラインで行なう場合がある。公証セン
ター100はデジタル署名131の検証を行ない、問題
がなければ公証依頼を受付け、電子データを一意に特定
する受付け番号を付番し、電子データを保管する。公証
センター100はサービス享受者110に対して受付け
番号を送信する。公証センター100で保管している電
子データの内容を承認者120が確認し、当該電子デー
タの公証を行なう場合、承認者120がデジタル署名操
作を行い、公証依頼電子データ140に日付や承認者、
承認内容等の付加情報132を加え、電子データ13
0、享受者デジタル署名131、付加情報132に対し
て、公証センターのデジタル署名133を行なう。公証
サービスの方法として、公証センターのデジタル署名の
代わりに、承認者のデジタル署名を行なうことにより公
証サービスを行なう形態がある。公証センターの承認者
のデジタル署名を加え一体となった状態のデータを公証
済電子データ141とする。公証済電子データ作成時点
で、公証サービスに関する手数料を享受者に対して加算
する。この公証済電子データ141は公証センター10
0にて一時保管される。承認者が当該電子データ130
の内容に不備があるとして公証を行なわない場合は、公
証を行なえない旨の付加情報132を加え、公証センタ
ーのデジタル署名133を行い、公証済電子データ14
1を作成し、公証センターで保管する。この場合、公証
サービスに関する手数料の加算は行なわない。サービス
享受者110は受付け番号にサービス享受者のデジタル
署名を行い取得要求を作成して、公証センター100に
送信する。公証センター100はサービス享受者のデジ
タル署名を検証して、問題が無ければ、公証済電子デー
タ141を送信する。以上の手続きにより、サービス享
受者110は、電子データ130に対して、公証センタ
ー100からの公証サービスを享受することができる。
【0029】図2、図3を用いて、公証センターにおけ
るインターネットを介したサービス享受者確認方法につ
いて説明する。図1において、サービス享受者110と
公証センター100との通信は、公開鍵暗号方式による
デジタル署名、電子証明書により互いの身元確認を行な
う。しかし、1件の公証依頼について、公証依頼電子デ
ータ140送信時と公証済電子データ141受信時の少
なくとも2回の通信を行なう必要があり、この間、同じ
秘密鍵、電子証明書が用いられるとは限らない。その
為、公証センター100は、サービス享受者を享受者I
D、電子証明書情報を管理し、公証依頼電子データ14
0を送信してきたサービス享受者110からの取得要求
に対してのみ、公証済電子データ141を送信する。図
2において、予めサービス享受者110は公証センター
100に自らの情報と共に電子証明書111の登録申請
を行う。公証センター100は電子証明書111の有効
性を確認した後、サービス享受者にサービス享受者固有
の享受者IDを付番し、享受者ID、電子証明書111
を公証センター100のデータベース101に保管す
る。この登録処理の後、サービス享受者110は公証サ
ービスを享受可能となる。この電子証明書の登録処理
は、公証センターがオフラインで受付ける方法の他に、
インターネット経由で公証センターに登録する方法があ
る。
【0030】図3を用いて、図1のような公証サービス
において、図2の方法により公証センター100のデー
タベース101に登録したサービス享受者110の情報
を基に、公証依頼電子データ送信時や公証済電子データ
取得要求時に、公証センター100が送信者を確認する
方法について説明する。サービス享受者110から送ら
れる電子データには、サービス享受者110のデジタル
署名がされ、電子証明書112が付属している。公証セ
ンター100は電子証明書112に含まれるサービス享
受者の公開鍵を用いて、デジタル署名の検証を行なう。
問題が無ければ、この電子証明書112と図2で説明し
た方法で公証センターに登録したサービス享受者の電子
証明書111を、享受者IDを基準にして比較する。こ
の時に、電子証明書の全項目を比較するのではなく、公
証センター110、あるいは承認者120が,図2の登
録処理を行なったサービス享受者と認めうる特定の項
目、例えば、サービス享受者を一意に特定可能な識別番
号が付与されている場合、これの一致をもって、送信者
を特定する。図3の場合、項目2がBであることをもっ
て、サービス享受者の確認を行なっている。図2におい
て、公証センターによる本人確認条件を項目A、Bが一
致することとした場合は、図3において、電子データを
送信してきたサービス享受者は、図2において登録を行
なった者とは、別人とみなされる。また、本発明は、公
証システムのみならず、電子証明書を利用して本人確認
を行なうシステムにも適用できる。
【0031】図4にサービス享受者110が、公証セン
ター100への公証依頼を代理人に委ねる場合の電子デ
ータの流れを説明している。代理人が必要な場合とし
て、専門知識を有する代理人150にサービス享受者1
10が電子データの作成から、公証済電子データの取得
までを依頼する場合等が考えられる。はじめに、サービ
ス享受者110は代理人150に公証サービスを代行し
てもらう旨を表した電子データ、すなわち委任状134
を作成し、自身のデジタル署名131を行なう。代理人
150は、電子データ130を作成し、代理人のデジタ
ル署名135を行なう。代理人150は、公証依頼電子
データ140と委任状データ142を公証センター10
0に送信し、受付け番号を受信する。公証センタ−10
0は、公証依頼電子データ140、委任状データ142
の両方のデジタル署名検証を行い、図3で説明した本人
者確認を行なう。公証依頼電子データ140、委任状デ
ータ142の内容を承認者120が確認した後、委任関
係に問題がなければ承認者の署名を行い、公証済電子デ
ータ141を作成する。代理人150は、受付け番号に
代理人のデジタル署名を行い、公証センター100に公
証済電子データ141の取得要求を行い、図3で説明し
た本人確認の後、公証済電子データ141を取得する。
取得された電子データは代理人からサービス享受者11
0に渡されるものとする。
【0032】図1や図4は、サービス享受者110が公
証センター100へサービス享受者110や代理人15
0が作成した電子データの公証を行なう場合の手順を示
した。図5に、予め公証センター100に登録してある
電子データに対して、サービス享受者110が内容確認
の後、デジタル署名を行い、その電子データに対して公
証サービスを行なう方式について説明する。はじめに、
ステップ1000で、承認者は定型的な内容の電子デー
タ、又はサービス享受者の要求を満たす内容の電子デー
タを予め作成する。この電子データをステップ1001
で公証センターに登録する。
【0033】ステップ1002において、サービス享受
者110は、承認者120が予め作成してある電子デー
タを特定可能な番号に、サービス享受者のデジタル署名
を行うことにより取得要求を作成し、公証センター10
0へ送信する。ステップ1003で公証センター100
は、ステップ1002でサービス享受者110が作成し
た電子データ取得要求を受信し、サービス享受者の本人
確認を行なう。この時点で、最終的にこの電子データに
デジタル署名を行ない公証サービスを受ける全てのサー
ビス享受者IDを公証センター100に登録しているも
のとする。ステップ1003の処理で、電子データ取得
要求者の確認に問題がなければ、ステップ1004にて
当該電子データに公証センター100のデジタル署名を
付して、電子データの取得要求者であるサービス享受者
110に送信する。ステップ1005にてサービス享受
者110は電子データを受信し、公証センターのデジタ
ル署名検証の後、電子データの内容の確認をステップ1
006で行なう。ステップ1007において、サービス
享受者110は、電子データの内容を確認した結果、こ
の電子データ内容について、公証サービスを受けるか否
かの回答にサービス享受者110のデジタル署名を行い
公証センター100へ送信する。ステップ1008で
は、公証センター100は、サービス享受者の確認を行
なった後、サービス享受者の回答を保持する。ステップ
1003の時点で公証センター100に登録されてい
る、最終的にこの電子データにデジタル署名を行ない公
証サービスを受ける全てのサービス享受者からの回答が
完了するまで、サービス享受者毎にステップ1002か
らステップ1008が行われる。ステップ1009にお
いて、承認者120は、複数のサービス享受者の回答状
況を確認できる。ここで、サービス享受者が、電子デー
タの内容に満足していない場合は、改めて電子データを
作成しステップ1000からやり直す。
【0034】ステップ1008において、最終的にこの
電子データにデジタル署名を行ない公証サービスを受け
る全てのサービス享受者からの回答が完了した場合、サ
ービス享受者は、この電子データにデジタル署名を行な
う処理を行なう。はじめにステップ1010にて電子デ
ータを特定する番号にデジタル署名を行い、電子データ
の取得要求を行なう。ステップ1011にて公証センタ
ー100はサービス享受者110の本人確認を行う。本
人確認の結果に問題がなければ、ステップ1012にて
電子データを取得要求者であるサービス享受者110に
送信する。ステップ1013にてサービス享受者110
は電子データを受信し、電子データにデジタル署名を行
なう処理をステップ1014で行なう。ステップ101
5においてサービス享受者110がデジタル署名を行な
った電子データを公証センター100に送信する。ステ
ップ1016で公証センター100は、サービス享受者
110から送信された電子データを受信し、サービス享
受者110の確認を行なう。最終的にこの電子データに
デジタル署名を行ない、公証サービスを受ける全てのサ
ービス享受者がデジタル署名を完了するまで、サービス
享受者毎にステップ1010からステップ1016が行
われる。
【0035】ステップ1017において、承認者101
7は、最終的にこの電子データにデジタル署名を行な
い、公証サービスを受ける全サービス享受者のデジタル
署名のついた電子データの取得要求を公証センター10
0に対して行なう。ステップ1018にて、公証センタ
ー100は、承認者120の確認を行い、ステップ10
19にて、この電子データを承認者に送信する。ステッ
プ1020にて、承認者は電子データの内容、サービス
享受者のデジタル署名等を確認の上、承認者120のデ
ジタル署名をステップ1021で行なう。ステップ10
22において承認者120のデジタル署名のついた電子
データを公証センター100へ送信する。ステップ10
23にて、承認者のデジタル署名のついた、公証済電子
データが公証センターに登録されたことになる。以下、
図1や図4を用いて説明した方法と同様の手順で、サー
ビス享受者110は公証センター100から公証済電子
データを取得できる。以上の手順により、デジタル署名
の全経過を公証センターで管理した上で、公証済電子デ
ータを作成することが出来る。
【0036】図1、図4、図5のような公証済電子デー
タの作成過程において、公証センター100、承認者1
20が行なう処理について図6、図7を用いて説明す
る。
【0037】図6は、公証依頼電子データ140につい
て公証センター100が公証サービスを行なうか否かの
判定を行う方法について示している。公証センター10
0は、サービス享受者の確認を行ない、受け付け済みの
公証依頼電子データ140について、公証サービスを行
なうか否かの判定を判定アルゴリズム102により行
う。この場合の判定項目として、公証依頼電子データが
当該公証サービスの書式を満たしているか否か、である
とか、サービス享受者が当該公証サービス享受可能な者
であるか否か等の確認を行なっている。公証依頼電子デ
ータ140について公証サービスを行う場合、公証セン
ター100のデジタル署名を行なう。
【0038】図7は、公証依頼電子データ140につい
て承認者120が公証サービスを行なうか否かの判定を
判定処理103として行う方法について示している。公
証センター100は、サービス享受者110の確認を行
ない、受け付け済みの公証依頼電子データ140を一時
保管する。承認者120は、公証センター100が一時
保管している公証依頼電子データ140の内容確認を行
なう。承認者120が、その権限において公証依頼電子
データ140を公証するか否かの判断を行う。公証依頼
電子データ140について公証サービスを行う場合、承
認者120のデジタル署名を行なう。
【0039】サービス享受者110から公証依頼され
た、公証依頼電子データ140は公証センター100、
又は承認者120のデジタル署名がされ、公証済電子デ
ータ141となる。公証センター100は、公証を行っ
た事実の記録と、公証済電子データ141のハッシュ値
を算出し、同時に記録を行う。また、サービス享受者1
10が公証済電子データ141の公証センター100で
の保管を希望する場合、公証センター100は、これに
応じられる。
【0040】図1、図4のような公証済電子データの作
成過程において、サービス享受者110が公証センター
100から公証済電子データ141の取得する方法につ
いて図8を用いて説明する。ステップ1100におい
て、サービス享受者110は、公証依頼電子データ14
0の公証依頼時に取得した受付け番号や、サービス享受
者110の享受者ID、依頼した期間等の情報にデジタ
ル署名を行い、公証センター100に、該当する公証依
頼電子データの作成状況に関する進捗確認要求を行な
う。ステップ1101において、公証センター100は
サービス享受者110の本人確認を行い、該当する公証
依頼電子データ140の進捗状態を検索し、公証センタ
ー100の署名を行い、サービス享受者110に送信す
る。ここで、公証依頼電子データ140の進捗状態と
は、「公証センターの受付け済み」であり、公証センタ
ーによるデジタル署名待ち状態であるとか、公証センタ
ー100のデジタル署名がされ、サービス享受者110
が「取得可能」である等の状態情報を示している。
【0041】サービス享受者110は、この進捗確認機
能により、公証依頼電子データ140が、既に完成済み
で取得可能であることを確認した後、ステップ1105
以下の取得手続きを行なうものとする。ステップ110
5にて、サービス享受者110は公証依頼電子データ1
40の送信時に、公証センター100で採番され、サー
ビス享受者110に送信される受付け番号にサービス享
受者110のデジタル署名を行ない、公証センター10
0に公証依頼電子データ140の取得要求を行う。ステ
ップ1106で公証センター100は、ステップ110
5でサービス享受者110が送信した取得要求を受信す
る。ステップ1107にて公証センター100はサービ
ス享受者110の本人確認を行い、問題がない場合、電
子データ取得要求を行なったサービス享受者110が、
当該電子データの取得可能であるかを公証センター10
0が判定を行なう。公証センター100が取得要求をお
こなったサービス享受者110の当該電子データの取得
を認めた場合、ステップ1108にて公証済電子データ
の送信を行う。ステップ1109にてサービス享受者1
10は、取得要求を行なった公証済電子データの取得を
行う。サービス享受者110は、取得した公証済電子デ
ータ141に対して、公証センター100のデジタル署
名検証を行ない、問題がなければステップ1111の受
領確認送信を行なう。ここで、受領確認送信とは、サー
ビス享受者110が公証済電子データを確かに受領した
旨のメッセージにサービス享受者110のデジタル署名
を行い作成されるものとする。ステップ1112にて、
公証センター100はサービス享受者110からの受領
確認に対して本人確認を行い、問題がなければ、サービ
ス享受者110が公証済電子データを受領したことを確
認できたものとする。以上の手順により、サービス享受
者110は、確実に公証済電子データ141の取得が可
能であり、また、公証センター100はサービス享受者
110が公証済電子データ141を取得した旨を認知す
ることが出来る。
【0042】図9、図10を用いて、公証依頼電子デー
タ140や公証済電子データ141のデータ構造につい
て説明する。図9に2名のサービス享受者が連名で公証
依頼電子データ140を作成し、公証依頼を行い、公証
センター100が公証済電子データ141を作成する過
程を示している。図9で示す連名での公証依頼方法は、
図5で説明したデジタル署名過程を厳密に管理する方法
ではなく、連名サービス享受者160とサービス享受者
110の間で二者のデジタル署名付の公証依頼電子デー
タが作成済みで、この電子データを公証依頼している場
合である。連名サービス享受者160は、電子データ1
30に連名享受者署名135を行い、サービス享受者1
10にインターネット経由、または、オフラインで渡
す。サービス享受者110は、連名サービス享受者16
0のデジタル署名付き電子データの連名享受者署名が含
まれない電子データ130の部分に対してサービス享受
者110のデジタル署名を行なう。以上の手順で作成さ
れた連名サービス享受者160、サービス享受者110
のデジタル署名のついた電子データを二者署名付公証依
頼データ143とする。以下、図1での説明と同様の手
順で公証センターは公証サービスを行い、二者署名付公
証済データ144が作成される。この二者署名付公証済
データ144は、図8で詳細に説明した方法でサービス
享受者に取得される。
【0043】図10を用いて、図9の手順で作成した二
者署名付公証済電子データ144の構造について説明す
る。図9で示したように、公証センターで扱う電子デー
タは、元となる電子データに対し、連名サービス享受
者、サービス享受者のデジタル署名を行い、これらを一
体として二者署名付公証依頼電子データ143としてい
る。この時点でのデータ構造は、170で示す電子デー
タと連名サービス享受者のデジタル署名、サービス享受
者のデジタル署名がされているエリアにヘッダ情報とし
て、ファイルヘッダ171が付属している。このファイ
ルヘッダ171では、このファイルヘッダの以下に続く
データのデジタル署名の有無、バイト数、元になってい
る電子データの拡張子情報が記述されている。グループ
ヘッダ172は、以下に続くファイルヘッダ数と全体バ
イト数が記述されている。これら一体となっている二者
署名付公証依頼電子データ143は、グループヘッダ1
72、ファイルヘッダ171に記述されている情報を基
に、分解され、デジタル署名の検証処理や、元の電子デ
ータ130部分の表示が行われる。
【0044】二者署名付公証依頼電子データ143は、
公証センターで付加情報173を追加され、これら全体
に公証センターのデジタル署名を行なわれる。このと
き、グループヘッダ172以下の二者署名付公証依頼電
子データ143に対して、ファイルヘッダ175が付属
される。また、付加情報173にはファイルヘッダ17
4が付属される。そして、ファイルヘッダ173とファ
イルヘッダ174を管理するグループヘッダ176が付
属される。一体である二者署名付公証済電子データ14
4は、グループヘッダ、ファイルヘッダにより、データ
区分毎に管理され、この情報を元に、電子データを分解
することにより、デジタル署名の検証、元データの閲
覧、電子証明書の表示等の処理を行なうことができる。
【0045】図11に公証済電子データを入手した者
が、当該電子データが、公証センター100により公証
されたものであるかを確認する方法について説明する。
ステップ1200にて、サービス享受者110は存在証
明要求として、公証センターにて発行されたかどうか確
認を行ないたい公証済電子データ141を公証センター
100へ送信、ステップ1201で公証センター100
が受信する。ステップ1202にて、公証センター10
0は存在証明要求された公証済電子データ141のハッ
シュ値を算出する。ステップ1203にて、存在証明要
求された公証済電子データ141が、公証されたときに
付加された付加情報に記述されている、この公証済電子
データ141を一意に特定できる番号を元に、公証セン
ターで保管している該当電子データのハッシュ値を検索
する。ステップ1204にて、ステップ1202で算出
したハッシュ値と、ステップ1203で検索したハッシ
ュ値を比較し、比較結果を作成する。比較結果には、存
在証明要求された日付等の記録も含め、公証センターの
デジタル署名がされる。ステップ1105にて、公証セ
ンター100から存在証明結果が送信され、ステップ1
106にてサービス享受者110が受信する。
【0046】図12にてサービス享受者110が公証依
頼時の希望に基づき、公証センター100が公証済電子
データ141を保管している場合に、サービス享受者1
10からの再交付に答えるサービスについて説明する。
ステップ1300にてサービス享受者110は、公証済
電子データ141の付加情報132の部分に記述してい
る公証済電子データ141を一意に特定可能な番号に、
サービス享受者110のデジタル署名を行い、公証セン
ター100へ再交付要求を送信する。ステップ1301
にて、公証センター100は再交付要求を受信し、サー
ビス享受者110の確認を行なう。ステップ1302に
て、公証センター100は、公証済電子データ141を
一意に特定可能な番号を元に、公証済電子データ141
の作成を依頼したサ―ビス享受者全員のリストを検索
し、今回の再交付要求を行なったサービス享受者110
が含まれている場合に、再交付を認める。
【0047】ステップ1302にて再交付を認める場合
のみ、ステップ1303で当該公証済電子データ141
を一意に特定可能な番号を元に、公証センター100で
保管している公証済電子データ141を検索、再交付で
ある旨の情報を追加し、改めて公証センター100のデ
ジタル署名を行い、再交付電子データの作成を行なう。
この再交付電子データは、ステップ1304にて公証セ
ンター100から送信され、ステップ1305にてサー
ビス享受者に受信される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オープンなネットワークにおける電子公証サービスが実
現出来る。電子公証の基盤となっている電子認証サ−ビ
スを享受している他のシステムにおいても、本発明によ
り作成された公証センター署名付電子データを利用する
ことが可能となり、電子申請等、各種情報インフラが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1名のサービス享受者が公証センターにより公
証サービスを享受する流れを示した図である。
【図2】サービス享受者が公証サービスを享受する前提
処理について示した図である。
【図3】公証センターがインターネットを介して公証サ
ービスを依頼してきた者の確認を行なう方法について示
した図である。
【図4】公証サービスを享受するサービス享受者が、公
証センターに対する依頼を代理人に委ねる場合の流れを
示した図である。
【図5】公証センターに登録済みの電子データに対して
サービス享受者がデジタル署名を行い、その電子データ
に対して公証サービスを行なう方式を示した図である。
【図6】公証センターが公証サービスを行なうか否かの
判定を行う方法について示した図である。
【図7】承認者が公証サービスを行なうか否かの判定を
行う方法について示した図である。
【図8】サービス享受者が公証センターから公証済電子
データを取得する方法について示した図である。
【図9】2名のサービス享受者が連名で公証依頼電子デ
ータを作成し、公証センターにより公証サービスを享受
する流れを示した図である。
【図10】二者署名付公証済電子データの構造について
示した図である。
【図11】サービス享受者が、所有する電子データが公
証センターにより公証されたものであるかを確認するサ
ービスについて示した図である。
【図12】サービス享受者からの再交付希望に応えるサ
ービスについて示した図である。
【符号の説明】
100…公証センター 110…サービス享受者 12
0…承認者 101…データベース 111…登録時の電子証明書
112…電子データ送信時の電子証明書 130…電子
データ 131…享受者署名 132…付加情報
133…承認者署名 134…電子データ(委任状)
135…連名享受者署名 140…公証依頼電子データ 141…公証済電子デ
ータ 142…委任状データ 143…二者署名付公証
依頼電子データ 144…二者署名付公証済電子デー
タ 150…代理人 160…連名サービス享受者 171、175…ファイルヘッダ 172、176…グ
ループヘッダ 173…付加情報
フロントページの続き (72)発明者 五島 裕庸 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 小野里 博幸 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 押田 晋作 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 Fターム(参考) 5B049 CC00 EE00 GG00 GG10 5B085 AE23 BG07 CA04 5J104 AA09 AA16 EA01 JA21 LA01 LA03 LA06 MA01 NA01 NA12 PA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公証サービス業務処理を行なう公証センタ
    ーと、公証サービスを享受する複数のサービス享受者が
    それぞれ使用する複数の享受者装置とが、ネットワーク
    を介して相互に接続されるシステムに適用する電子公証
    方法において、前記享受者装置において公証サービスを
    依頼する電子データにサービス享受者のデジタル署名を
    付し、依頼情報を作成、公証センターに送信するステッ
    プと、享受者から送信された電子データを受信し内容確
    認の後に、審査記録情報を追加し、公証センターのデジ
    タル署名を付して、電子データの公証を行なうステップ
    と、享受者が公証センターより公証された電子データを
    取得するステップとを備えていることを特徴とする電子
    公証方法。
  2. 【請求項2】インターネットを介したサービスの提供機
    関の相手確認方法において、サービス享受者がサービス
    利用の際に、サービス享受者の電子証明書をサービス提
    供機関に登録するステップと、サービス提供機関が、ネ
    ットワークを介してサービス享受者から送られるデジタ
    ル署名付きの電子データに付属する電子証明書と、予め
    登録した電子証明書情報の項目を比較するステップとを
    備えることを特徴とするネットワークにおける相手確認
    方法。
  3. 【請求項3】請求項2のサービス提供機関がサービス享
    受者を確認する方法において、所有者を特定可能な電子
    証明書の一部分の項目のみ比較するステップを備えるこ
    とを特徴とするネットワークにおける相手確認方法。
  4. 【請求項4】公証サービスを享受するサービス享受者
    が、公証センターに対する依頼を代理人に委ねる旨の電
    子データを作成し、該電子データにサービス享受者のデ
    ジタル署名を行い、電子委任状を作成するステップと、
    代理人が公証サービスを希望する電子データと電子委任
    状を電子公証センターへ送信するステップを備えること
    を特徴とした電子公証方法。
  5. 【請求項5】公証センターが予め作成してある定型的な
    内容の電子データ、または、サービス享受者の依頼に基
    づき個別に作成した電子データを公証センターが準備す
    るステップと、該電子データに対して、複数のサービス
    享受者が電子データを取得し、内容を確認し、デジタル
    署名を行うステップと、サービス享受者のデジタル署名
    をおこなった電子データに対して公証センターのデジタ
    ル署名を行なうステップを備えることを特徴とする電子
    公証方法。
  6. 【請求項6】公証依頼された電子データに対して、公証
    センターのデジタル署名を行なうか否かの判断に一定の
    基準を設け、アルゴリズム、あるいは承認者の入力操作
    により公証センターのデジタル署名を行なうステップを
    備えることを特徴とする電子公証方法。
  7. 【請求項7】サービス享受者が、公証依頼時に公証セン
    ターから通知された、公証依頼した電子データを一意に
    特定可能な情報にサービス享受者のデジタル署名を行
    い、公証センターに取得要求を行なうステップと、サー
    ビス享受者が公証サービスを受けた電子データを取得
    し、該電子データのデジタル署名の検証を行うことによ
    り電子データの非改竄性を確認した後、受領確認を公証
    センターに送信するステップを備えることを特徴とした
    電子公証方法。
  8. 【請求項8】電子データ、電子証明書等の電子データの
    区分毎に署名情報を記録する手段により、デジタル署名
    付き電子データについて、公証の対象となる電子デー
    タ、デジタル署名者の電子証明書、公証センターによる
    追記部分等を分解するステップと、デジテル署名部分に
    ついて電子証明書に含まれる公開鍵を用いて復号化可能
    か否かにより非改竄性の確認を行なうデジタル署名検証
    を行なうステップと、署名対象となった電子データの表
    示を行なうステップを備えることを特徴とするデジタル
    署名付きデータの表示方法。
  9. 【請求項9】公証された電子データの真正性の確認方法
    として、サービス享受者が取得した公証された電子デー
    タを公証センターに送信するステップと、公証センター
    が送信された電子データのハッシュ値を算出し、公証セ
    ンターでのデジタル署名時に公証センターで保管してい
    る電子データのハッシュ値と比較するステップと、該比
    較の結果及び確認を行なった日付等の情報に対して公証
    センターのデジタル署名を行いサービス享受者に回答す
    るステップを備えることを特徴とする電子公証方法。
  10. 【請求項10】電子データを再交付する方法として、公
    証センターが、公証サービスを行なった電子データを、
    サービス享受者の希望により保管するステップと、サー
    ビス享受者が電子データの再交付を希望した場合に電子
    データを特定する番号を公証センターに送信するステッ
    プと、公証センターが電子データの再交付を希望するサ
    ービス享受者と、電子データの公証を依頼したサービス
    享受者の識別番号が同一の場合に電子データの再交付を
    行なうステップを備えることを特徴とする電子公証方
    法。
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