JP2002041375A - サーバシステム - Google Patents
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- JP2002041375A JP2002041375A JP2000232164A JP2000232164A JP2002041375A JP 2002041375 A JP2002041375 A JP 2002041375A JP 2000232164 A JP2000232164 A JP 2000232164A JP 2000232164 A JP2000232164 A JP 2000232164A JP 2002041375 A JP2002041375 A JP 2002041375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インターネット用のサーバとして共用サーバ
と専用サーバのメリットを生かし、利用者の自由度を高
め、セキュリティが脆弱にならないようにし、かつ、個
々のデータをバックアップするために装置のコストや人
的労力が掛からないようにする。 【解決手段】 複数の制御ボードとデータ保管装置とを
データ保管領域管理装置を介して接続し、各制御ボード
には、ウォッチドッグを設けて一定周期でCPU、或い
は、ソフトウェアの異常を監視し、異常を検出するとリ
セット信号をCPUに出力する。
と専用サーバのメリットを生かし、利用者の自由度を高
め、セキュリティが脆弱にならないようにし、かつ、個
々のデータをバックアップするために装置のコストや人
的労力が掛からないようにする。 【解決手段】 複数の制御ボードとデータ保管装置とを
データ保管領域管理装置を介して接続し、各制御ボード
には、ウォッチドッグを設けて一定周期でCPU、或い
は、ソフトウェアの異常を監視し、異常を検出するとリ
セット信号をCPUに出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
ど商用回線用のサーバシステム関する。
ど商用回線用のサーバシステム関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインターネットサーバは、基本的
にパソコンと同様の基本形態となっており、制御ボード
(CPU含む)とデータ保管領域(ハードディスク
等)、電源、メモリー等の基本部品にて構成されてい
る。
にパソコンと同様の基本形態となっており、制御ボード
(CPU含む)とデータ保管領域(ハードディスク
等)、電源、メモリー等の基本部品にて構成されてい
る。
【0003】この構成により運用されたインターネット
サーバでは、アクセス過多の時、不備なプロセスを実行
させた時、ハードウェアに起因する故障の時などにダウ
ンする。或いは、フリーズ状態に陥ったりする。
サーバでは、アクセス過多の時、不備なプロセスを実行
させた時、ハードウェアに起因する故障の時などにダウ
ンする。或いは、フリーズ状態に陥ったりする。
【0004】これらの状態に陥ったときは、コンピュー
タを再起動させ、外部からのアクセスを受け付けられる
状態に戻す必要がある。頻発する事は、事業者にとって
大きな問題につながりかねない。又、再起動により、デ
ータ保管領域(ハードディスク)等が損傷を受け、保管
されていたデータが壊れたり、抹消されたりする事があ
る。
タを再起動させ、外部からのアクセスを受け付けられる
状態に戻す必要がある。頻発する事は、事業者にとって
大きな問題につながりかねない。又、再起動により、デ
ータ保管領域(ハードディスク)等が損傷を受け、保管
されていたデータが壊れたり、抹消されたりする事があ
る。
【0005】また、インターネットサーバには、DNS
(DomainNameService)、WWW公開
や電子メール、データベース等を目的とした利用形態が
ある。さらに、インターネットサーバには共用サーバと
専用サーバに二分する事ができる。
(DomainNameService)、WWW公開
や電子メール、データベース等を目的とした利用形態が
ある。さらに、インターネットサーバには共用サーバと
専用サーバに二分する事ができる。
【0006】共用サーバは複数の利用者による。具体的
には一つのハードディスクを共有して、必要な容量をユ
ーザに割り振っているが、制御を受け持つCPUやメモ
リー等が実装された1枚のマザーボードが処理してい
る。従って、特定の利用者に対する外部からのアクセス
が集中した場合等は、他の利用者へのアクセスが遅延し
たり、タイムアウトによりアクセス自体が成立しない状
況が見受けられる。
には一つのハードディスクを共有して、必要な容量をユ
ーザに割り振っているが、制御を受け持つCPUやメモ
リー等が実装された1枚のマザーボードが処理してい
る。従って、特定の利用者に対する外部からのアクセス
が集中した場合等は、他の利用者へのアクセスが遅延し
たり、タイムアウトによりアクセス自体が成立しない状
況が見受けられる。
【0007】さらに、共用サーバの問題点には、利用者
の自由度を高めようとすると、セキュリティが脆弱にな
る為、極端な利用形態における制限が不可欠で、ハード
ウェアリソースを複数のユーザと共用するため負荷コン
トロールは困難である。同時に一利用者の行為が、他の
利用者に与える影響が大きい。これら不安材料のリカバ
リーは、サーバの提供事業者側に取って大きな負荷とな
っている。
の自由度を高めようとすると、セキュリティが脆弱にな
る為、極端な利用形態における制限が不可欠で、ハード
ウェアリソースを複数のユーザと共用するため負荷コン
トロールは困難である。同時に一利用者の行為が、他の
利用者に与える影響が大きい。これら不安材料のリカバ
リーは、サーバの提供事業者側に取って大きな負荷とな
っている。
【0008】専用サーバは、1つの目的を一台の専用サ
ーバにて受け持つ事であるが、多くの場合、利用者宅に
設置されたサーバを運用する技術が不可欠であり、同時
に通信回線は必須項目となる。事業者センターにて提供
されるサービスであっても、コスト的にはユーザ及び事
業者双方の負担が重くなり普及の足枷となっている。
ーバにて受け持つ事であるが、多くの場合、利用者宅に
設置されたサーバを運用する技術が不可欠であり、同時
に通信回線は必須項目となる。事業者センターにて提供
されるサービスであっても、コスト的にはユーザ及び事
業者双方の負担が重くなり普及の足枷となっている。
【0009】また、専用サーバはコスト高及び技術管理
者の存在が不可欠であるが、法人の利用者を中心とし
て、自社内に専用サーバを設置し、通信事業者との専用
線による接続環境が併設されたものである。さらに、最
近ではデータセンターとして、回線及び設置場所を提供
する事業者が多くなり、利用者層も広がりつつあるが、
いずれも高額であり、保守契約等も求められる環境であ
る為、利用者側の技術的な能力は要求される。
者の存在が不可欠であるが、法人の利用者を中心とし
て、自社内に専用サーバを設置し、通信事業者との専用
線による接続環境が併設されたものである。さらに、最
近ではデータセンターとして、回線及び設置場所を提供
する事業者が多くなり、利用者層も広がりつつあるが、
いずれも高額であり、保守契約等も求められる環境であ
る為、利用者側の技術的な能力は要求される。
【0010】一方で、専用サーバでは共用サーバの問題
点における、利用者の自由度への制約、セキュリティレ
ベルの確保、他の利用者への影響等は払拭できるので、
利用者にとってはメリットが増大する。しかしながら、
専用サーバである為に、個々のデータバックアップ用装
置や人的労力において甚大なコストが掛かる。
点における、利用者の自由度への制約、セキュリティレ
ベルの確保、他の利用者への影響等は払拭できるので、
利用者にとってはメリットが増大する。しかしながら、
専用サーバである為に、個々のデータバックアップ用装
置や人的労力において甚大なコストが掛かる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は共用
サーバと専用サーバのメリットを生かした、利用者の自
由度を高め、セキュリティが脆弱にならないようにし、
かつ、個々のデータバックアップ用装置や人的労力が掛
からないようにする。
サーバと専用サーバのメリットを生かした、利用者の自
由度を高め、セキュリティが脆弱にならないようにし、
かつ、個々のデータバックアップ用装置や人的労力が掛
からないようにする。
【0012】また、インターネットサーバがダウン、或
いは、フリーズ状態に陥った状態を、定期的に監視し、
コンピュータを再起動させる。又、再起動によるデータ
保管領域(ハードディスク等)の損傷を最小限にする。
いは、フリーズ状態に陥った状態を、定期的に監視し、
コンピュータを再起動させる。又、再起動によるデータ
保管領域(ハードディスク等)の損傷を最小限にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係るサーバシステムはデータ保管装置と複
数の制御ボードがデータ保管領域管理装置を介して接続
されたサーバシステムである。
め、本発明に係るサーバシステムはデータ保管装置と複
数の制御ボードがデータ保管領域管理装置を介して接続
されたサーバシステムである。
【0014】即ち、請求項1では、端末とサーバとが商
用回線を介して接続されるサーバシステムにおいて、稼
働状況を監視する稼働監視回路を備える制御ボードを複
数と、端末と送受信するデータを保管するデータ保管装
置とをサーバに設け、前記制御ボードに前記データ保管
装置のデータ保管領域を対応させデータ保管領域管理装
置で管理する。
用回線を介して接続されるサーバシステムにおいて、稼
働状況を監視する稼働監視回路を備える制御ボードを複
数と、端末と送受信するデータを保管するデータ保管装
置とをサーバに設け、前記制御ボードに前記データ保管
装置のデータ保管領域を対応させデータ保管領域管理装
置で管理する。
【0015】上記構成では、ハードディスクなどのデー
タ保管装置とウォッチドッグなどの監視回路を設けた制
御ボード(マザ−ボード)がパーティションの管理をす
るファイルサーバなどであるデータ保管領域管理装置介
して接続されている商用回線(インターネットなど)用
のサーバシステムを提供する。
タ保管装置とウォッチドッグなどの監視回路を設けた制
御ボード(マザ−ボード)がパーティションの管理をす
るファイルサーバなどであるデータ保管領域管理装置介
して接続されている商用回線(インターネットなど)用
のサーバシステムを提供する。
【0016】また、請求項2では、端末とサーバとが商
用回線を介して接続されるサーバシステムにおいて、端
末と送受信するデータを保管するデータ保管装置と稼働
状況を監視する稼働監視回路を備える制御ボードをサー
バに設け、前記データ保管装置のデータ保管領域をデー
タ保管領域管理装置で管理する。
用回線を介して接続されるサーバシステムにおいて、端
末と送受信するデータを保管するデータ保管装置と稼働
状況を監視する稼働監視回路を備える制御ボードをサー
バに設け、前記データ保管装置のデータ保管領域をデー
タ保管領域管理装置で管理する。
【0017】上記構成では、ウォッチドッグなどの監視
回路を設けた制御ボート複数に対して、ハードディスク
などのデータ保管装置をパーティションなどでデータ領
域を割り振り、ファイルサーバなどのデータ保管領域管
理装置で管理するサーバシステムを提供する。
回路を設けた制御ボート複数に対して、ハードディスク
などのデータ保管装置をパーティションなどでデータ領
域を割り振り、ファイルサーバなどのデータ保管領域管
理装置で管理するサーバシステムを提供する。
【0018】また、請求項3において、前記稼働監視回
路は必要に応じてリセット信号をCPUに出力する。
路は必要に応じてリセット信号をCPUに出力する。
【0019】上記構成では、稼働状況を監視する稼働監
視回路を備え必要に応じてCPUをリセットする。
視回路を備え必要に応じてCPUをリセットする。
【0020】また、請求項4では、稼働監視回路は、割
り込みを発生させCPU、或いは、ソフトウェアの監視
する。
り込みを発生させCPU、或いは、ソフトウェアの監視
する。
【0021】上記構成では、稼働監視回路では、割り込
みを発生させCPU、或いは、ソフトウェアの監視す
る。
みを発生させCPU、或いは、ソフトウェアの監視す
る。
【0022】また、請求項5では、前記稼働監視回路
は、ウォッチドッグタイマである。
は、ウォッチドッグタイマである。
【0023】上記構成では、稼働監視回路は、ウォッチ
ドッグタイマである。
ドッグタイマである。
【0024】また、請求項6では、制御ボードには、起
動プログラム内蔵ROMを備え、CPUリセット時、起
動プログラム(OSのカーネル)を読み出し起動する。
動プログラム内蔵ROMを備え、CPUリセット時、起
動プログラム(OSのカーネル)を読み出し起動する。
【0025】上記構成では、起動プログラムを起動プロ
グラム内蔵ROMよりを読み出し起動する。
グラム内蔵ROMよりを読み出し起動する。
【0026】また、請求項7では、制御ボードには、保
管データインターフェース部を備え、前記データ保管領
域監視装置を介して前記データ保管装置とデータの入出
力を行う。
管データインターフェース部を備え、前記データ保管領
域監視装置を介して前記データ保管装置とデータの入出
力を行う。
【0027】上記構成では、保管データインターフェー
ス部は、データ保管装置とデータの入出力を行う。
ス部は、データ保管装置とデータの入出力を行う。
【0028】また、請求項8では、前記データ保管装置
は二重化される。
は二重化される。
【0029】上記構成では、ハードディスクなどのデー
タ保管装置は、RAIDシステムなどを利用し同じデー
タが複数の記憶される
タ保管装置は、RAIDシステムなどを利用し同じデー
タが複数の記憶される
【0030】また、請求項9では、前記データ保管領域
監視装置は、さらに、バックアップ装置を備える。
監視装置は、さらに、バックアップ装置を備える。
【0031】上記構成では、ハードディスクなどのデー
タ保管装置を、さらに、バックアップすることができ
る。
タ保管装置を、さらに、バックアップすることができ
る。
【0032】また、請求項10では、前記外部インター
フェース部は商用回線に接続される。
フェース部は商用回線に接続される。
【0033】上記構成では、外部インターフェース部は
商用回線に接続される。
商用回線に接続される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
にかかるサーバシステム1をインターネットなどの商用
回線4に接続した構成図を示している。商用回線4から
ルータ3を介し、更に、スイッチング機器2を経由して
各サーバシステム1−1、1−2、1−3、・・・、1
−mに装備される制御ボードに接続される。また、サー
バシステム1−1、1−2、1−3、・・・、1−mに
は商用回線4を介して端末5−1、・・・、5−nから
接続される。
を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
にかかるサーバシステム1をインターネットなどの商用
回線4に接続した構成図を示している。商用回線4から
ルータ3を介し、更に、スイッチング機器2を経由して
各サーバシステム1−1、1−2、1−3、・・・、1
−mに装備される制御ボードに接続される。また、サー
バシステム1−1、1−2、1−3、・・・、1−mに
は商用回線4を介して端末5−1、・・・、5−nから
接続される。
【0035】図2は、サーバシステム1の構成を示すブ
ロック図である。このサーバシステム1は、複数の制御
ボード10と、各制御ボード10とデータ保管装置12
のデータ保管領域を管理するデータ保管領域管理装置1
1と、さらに、データ保管装置12のデータをバックア
ップするバックアップ装置13がある。
ロック図である。このサーバシステム1は、複数の制御
ボード10と、各制御ボード10とデータ保管装置12
のデータ保管領域を管理するデータ保管領域管理装置1
1と、さらに、データ保管装置12のデータをバックア
ップするバックアップ装置13がある。
【0036】データ保管装置12はハードディスクなど
で、各制御ボード10からデータを読み書きする装置で
ある。また、データ保管装置12は2重化されている。
例えば、RAIDシステムなどを利用し、2台以上のド
ライブを組み合わせて1つのボリュームを構成し、各ド
ライブには同じデータがコピーされている。
で、各制御ボード10からデータを読み書きする装置で
ある。また、データ保管装置12は2重化されている。
例えば、RAIDシステムなどを利用し、2台以上のド
ライブを組み合わせて1つのボリュームを構成し、各ド
ライブには同じデータがコピーされている。
【0037】また、データ保管領域管理装置11はハー
ドディスクのパーティションなどのデータ保管領域を各
制御ボード10にどのように割り当てるかを管理するフ
ァイルサーバなどである。また、データ保管領域管理装
置11は、各制御ボード10とハブ16を介してイーサ
ネット(登録商標)ケーブルなどのケーブル15で接続
される。
ドディスクのパーティションなどのデータ保管領域を各
制御ボード10にどのように割り当てるかを管理するフ
ァイルサーバなどである。また、データ保管領域管理装
置11は、各制御ボード10とハブ16を介してイーサ
ネット(登録商標)ケーブルなどのケーブル15で接続
される。
【0038】また、制御ボード10には、CPU101
と、稼働監視回路102と、起動プログラム内蔵ROM
103と、データ保管領域管理装置11に接続されハー
ドディスクなどのデータ保管装置12とデータの入出力
を行うデータ保管インターフェース部104と、インタ
ーネットなどの商用回線4に接続するための入出力を行
う外部インターフェース部105と、メモリ106から
構成される。
と、稼働監視回路102と、起動プログラム内蔵ROM
103と、データ保管領域管理装置11に接続されハー
ドディスクなどのデータ保管装置12とデータの入出力
を行うデータ保管インターフェース部104と、インタ
ーネットなどの商用回線4に接続するための入出力を行
う外部インターフェース部105と、メモリ106から
構成される。
【0039】稼働監視回路102は、ウォッチドッグタ
イマなどを指し、一定間隔で割り込みを発生させCPU
の異常の監視や、ソフトウェアの異常の監視を行う。異
常時には、CPU101に対しリセット信号を出力す
る。
イマなどを指し、一定間隔で割り込みを発生させCPU
の異常の監視や、ソフトウェアの異常の監視を行う。異
常時には、CPU101に対しリセット信号を出力す
る。
【0040】また、起動プログラム内蔵ROM103に
は、OSのカーネル部分がROM化されている。
は、OSのカーネル部分がROM化されている。
【0041】図3は、データ保管領域管理装置11が各
制御ボード10−1、10−2、10−3のデータ保管
領域12−1、12−2、12−3の割り当てを管理し
ている状態を表しているものである。制御ボード1(1
0−1)はデータ保管領域管理装置11を介してデータ
保管領域1(12−1)にデータの読み書きを行い、制
御ボード2(10−2)はデータ保管領域管理装置11
を介してデータ保管領域2(12−2)にデータの読み
書きを行い、制御ボード3(10−3)はデータ保管領
域管理装置11を介してデータ保管領域3(12−3)
にデータの読み書きを行う。
制御ボード10−1、10−2、10−3のデータ保管
領域12−1、12−2、12−3の割り当てを管理し
ている状態を表しているものである。制御ボード1(1
0−1)はデータ保管領域管理装置11を介してデータ
保管領域1(12−1)にデータの読み書きを行い、制
御ボード2(10−2)はデータ保管領域管理装置11
を介してデータ保管領域2(12−2)にデータの読み
書きを行い、制御ボード3(10−3)はデータ保管領
域管理装置11を介してデータ保管領域3(12−3)
にデータの読み書きを行う。
【0042】次に、図2を参照して、本発明のサーバシ
ステム1の動作を説明する。図3のデータ保管領域管理
装置11で、まず、各制御ボード10で利用するデータ
保管装置12のデータ保管領域12−1、12−2、1
2−3、・・・を割り当てる。
ステム1の動作を説明する。図3のデータ保管領域管理
装置11で、まず、各制御ボード10で利用するデータ
保管装置12のデータ保管領域12−1、12−2、1
2−3、・・・を割り当てる。
【0043】まず、各制御ボード10に電源が投入され
ると、各制御ボード10上で起動プログラム内蔵ROM
103上のOSのカーネルが、メモリ106にバス11
3を介してローディングされ各制御ボード10のCPU
101によって実行される。さらに、起動プログラム内
蔵ROM103に予め設定された一定周期(ウォッチド
ッグ周期)をCPU101より、バス111を介して稼
働監視回路102にセットされると、稼働監視回路10
2は周期的割り込み信号を発生して独自にカウントダウ
ンを始め、CPU101の異常がある場合や、ソフトウ
ェアに異常がある場合には、稼働監視回路102のカウ
ントダウンが終了した時点でフリーズ状態であることを
検出しCPU101にリセット信号を出力する。
ると、各制御ボード10上で起動プログラム内蔵ROM
103上のOSのカーネルが、メモリ106にバス11
3を介してローディングされ各制御ボード10のCPU
101によって実行される。さらに、起動プログラム内
蔵ROM103に予め設定された一定周期(ウォッチド
ッグ周期)をCPU101より、バス111を介して稼
働監視回路102にセットされると、稼働監視回路10
2は周期的割り込み信号を発生して独自にカウントダウ
ンを始め、CPU101の異常がある場合や、ソフトウ
ェアに異常がある場合には、稼働監視回路102のカウ
ントダウンが終了した時点でフリーズ状態であることを
検出しCPU101にリセット信号を出力する。
【0044】CPU101はリセット信号を受け取る
と、CPU101は起動プログラム内蔵ROM103上
のOSのカーネルを再度メモリ106にローディングし
起動する。
と、CPU101は起動プログラム内蔵ROM103上
のOSのカーネルを再度メモリ106にローディングし
起動する。
【0045】また、各制御ボード10ではデータ保管装
置12のデータが必要になるとバス110を介してデー
タ保管インターフェース部104よりイーサケーブルな
どのケーブル15を経由し、データ保管領域管理装置1
1より各制御ボード10に割り当てられたデータ保管領
域12−1、12−2、12−3・・・に対して読み書
きを行う。
置12のデータが必要になるとバス110を介してデー
タ保管インターフェース部104よりイーサケーブルな
どのケーブル15を経由し、データ保管領域管理装置1
1より各制御ボード10に割り当てられたデータ保管領
域12−1、12−2、12−3・・・に対して読み書
きを行う。
【0046】データ保管装置12に読み書きを行ってい
る途中に、稼働監視回路102で異常が検出されリセッ
ト信号がCPU101に出力された場合、読み書きの状
態に関係なく、起動プログラム内蔵ROM103上のO
Sのカーネルがローディングされ再起動される。この場
合、データ保管装置12に書き込まれるデータは、デー
タ保管領域管理装置11に送受信されたデータまでであ
る。
る途中に、稼働監視回路102で異常が検出されリセッ
ト信号がCPU101に出力された場合、読み書きの状
態に関係なく、起動プログラム内蔵ROM103上のO
Sのカーネルがローディングされ再起動される。この場
合、データ保管装置12に書き込まれるデータは、デー
タ保管領域管理装置11に送受信されたデータまでであ
る。
【0047】また、データ保管装置12は二重化されて
いるので、書き込みされるデータは2台以上のドライブ
に行われる。
いるので、書き込みされるデータは2台以上のドライブ
に行われる。
【0048】さらに、データ保管装置12のデータをバ
ックアップする場合は、データ保管領域管理装置11よ
りバックアップ装置13に全ボリュームをコピーするよ
うに指定することによりバックアップできる。
ックアップする場合は、データ保管領域管理装置11よ
りバックアップ装置13に全ボリュームをコピーするよ
うに指定することによりバックアップできる。
【0049】インターネットなどの商用回線を利用した
サーバとして動きについて、図4のフローチャートに基
づき説明する。
サーバとして動きについて、図4のフローチャートに基
づき説明する。
【0050】まず、各端末5−1、・・・、5−nから
アクセス要求があると、アクセス信号はルータ3で分配
処理後(S1)、スイッチング機器2を経由して制御ボ
ード10到着する(S2)。
アクセス要求があると、アクセス信号はルータ3で分配
処理後(S1)、スイッチング機器2を経由して制御ボ
ード10到着する(S2)。
【0051】アクセス信号を感知した制御ボード10
は、制御ボード10のCPU101や各データ保管イン
ターフェース部104、外部インターフェース部105
のBIOSの設定に従い、各プロセスを実行する(S
3)。
は、制御ボード10のCPU101や各データ保管イン
ターフェース部104、外部インターフェース部105
のBIOSの設定に従い、各プロセスを実行する(S
3)。
【0052】データ保管領域管理装置11より各制御ボ
ード10に割り当てられたデータ保管領域12−1、1
2−2、12−3・・・からケーブル15を経由して、
データが制御ボード10のメモリ106に転送される
(S4)。
ード10に割り当てられたデータ保管領域12−1、1
2−2、12−3・・・からケーブル15を経由して、
データが制御ボード10のメモリ106に転送される
(S4)。
【0053】転送されたデータは、アクセス要求された
各端末5−1、・・・、5−nから閲覧可能な状態とな
る。必要に応じて、さらに、各端末5−1、・・・、5
−nに外部インターフェース部105を介して転送され
る(S5)。
各端末5−1、・・・、5−nから閲覧可能な状態とな
る。必要に応じて、さらに、各端末5−1、・・・、5
−nに外部インターフェース部105を介して転送され
る(S5)。
【0054】以上、データ保管装置12は二重化されて
いるほうが良いが二重化されない場合もある。
いるほうが良いが二重化されない場合もある。
【0055】また、データ保管装置12のデータをバッ
クアップしたほうが良いが、バックアップをとらない場
合も考えられる。
クアップしたほうが良いが、バックアップをとらない場
合も考えられる。
【0056】また、スイッチング機器2とハブ16は共
用しても良い。
用しても良い。
【0057】さらに、ハードディスクなどのデータ保管
装置12とデータの入出力を行うデータ保管インターフ
ェース部104と、インターネットなどの商用回線4に
接続するための入出力を行う外部インターフェース部1
05は、共用しても良い。
装置12とデータの入出力を行うデータ保管インターフ
ェース部104と、インターネットなどの商用回線4に
接続するための入出力を行う外部インターフェース部1
05は、共用しても良い。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の構成で
は、制御ボードそれぞれに、ディスクを持たせる必要が
ないので、ウォッチドックのような稼働監視回路を用い
て、一定間隔でCPUの状態やソフトウェアの状態を監
視し、異常が発見されるとすぐに強制的にリブートする
ことが可能になり、サーバが稼働していない時間が短
い。
は、制御ボードそれぞれに、ディスクを持たせる必要が
ないので、ウォッチドックのような稼働監視回路を用い
て、一定間隔でCPUの状態やソフトウェアの状態を監
視し、異常が発見されるとすぐに強制的にリブートする
ことが可能になり、サーバが稼働していない時間が短
い。
【0059】リブート時には、起動プログラム内蔵RO
MからOSのカーネルが読み込まれるのでOSのカーネ
ルが壊されている心配がない。
MからOSのカーネルが読み込まれるのでOSのカーネ
ルが壊されている心配がない。
【0060】さらに、制御ボード(マザーボード)を複
数に対して、ファイルサーバのようなデータ保管領域管
理装置を介して、ハードディスクなどのデータ保管装置
のデータを読み書きすることにより、からような効
果が上げられる。
数に対して、ファイルサーバのようなデータ保管領域管
理装置を介して、ハードディスクなどのデータ保管装置
のデータを読み書きすることにより、からような効
果が上げられる。
【0061】 全体のハードディスクの台数を減らす
ことができ、これによりハードディスクの障害の発生す
る数も減少する。
ことができ、これによりハードディスクの障害の発生す
る数も減少する。
【0062】 各制御ボードに対して、強制的にリブ
ートしても、データに損傷を受けたり、保管されていた
データが壊れたり、抹消されたりする事が少ない。
ートしても、データに損傷を受けたり、保管されていた
データが壊れたり、抹消されたりする事が少ない。
【0063】 それぞれの制御ボードに対してハード
ディスクを設けRAIDシステムなどの二重化する場合
に比べ、数十台の制御ボードに対して1台の大型のハー
ドディスクをRAIDシステムなどで二重化することに
より大幅にコストを削減することができる。
ディスクを設けRAIDシステムなどの二重化する場合
に比べ、数十台の制御ボードに対して1台の大型のハー
ドディスクをRAIDシステムなどで二重化することに
より大幅にコストを削減することができる。
【0064】 事業者側から、データ保管装置である
ハードディスク上にあるデータ(或いは、ファイル)が
ファイルサーバのようなデータ保管領域管理装置を介し
て閲覧や変更することが可能であるため管理しやすい。
ハードディスク上にあるデータ(或いは、ファイル)が
ファイルサーバのようなデータ保管領域管理装置を介し
て閲覧や変更することが可能であるため管理しやすい。
【0065】 バックアップを取るときには、データ
の保管領域がファイルサーバのようなデータ保管領域管
理装置の管理下にあるので、ファイルサーバからバック
アップサーバなどへバックアップを取ることができ、レ
ンタルサーバそれぞれにバックアップの設定が必要な
い。またこの際、各制御ボードが稼働状況にかかわらず
バックアップを取ることができる。さらに、制御ボード
と外部のインターネットなどとの接続状態にもかかわら
ない。
の保管領域がファイルサーバのようなデータ保管領域管
理装置の管理下にあるので、ファイルサーバからバック
アップサーバなどへバックアップを取ることができ、レ
ンタルサーバそれぞれにバックアップの設定が必要な
い。またこの際、各制御ボードが稼働状況にかかわらず
バックアップを取ることができる。さらに、制御ボード
と外部のインターネットなどとの接続状態にもかかわら
ない。
【0066】また、制御ボードをそれぞれ利用者に割り
当てることにより、利用者の自由度への制約、セキュリ
ティレベルの確保、他の利用者への影響等は払拭でき
る。具体的には、(ア)から(ウ)のような効果が上げ
られる。
当てることにより、利用者の自由度への制約、セキュリ
ティレベルの確保、他の利用者への影響等は払拭でき
る。具体的には、(ア)から(ウ)のような効果が上げ
られる。
【0067】(ア)例えば、電子メールサーバとして利
用するときには、アカウント名の制限・アカウント数の
制限・メールボックスの容量・メールの転送容量・メー
リングリストの件数などの制限がない。
用するときには、アカウント名の制限・アカウント数の
制限・メールボックスの容量・メールの転送容量・メー
リングリストの件数などの制限がない。
【0068】(イ)或いは、各利用者が任意のデータベ
ースアプリケーションのインストールやセキュリティレ
ベルを設定することもできる。
ースアプリケーションのインストールやセキュリティレ
ベルを設定することもできる。
【0069】(ウ)さらに、制御ボードをそれぞれ利用
者に割り当てることにより、特定の利用者に対する外部
からのアクセスが集中した場合でも、他の利用者へのア
クセスは遅延しない。
者に割り当てることにより、特定の利用者に対する外部
からのアクセスが集中した場合でも、他の利用者へのア
クセスは遅延しない。
【図1】 サーバシステムを商用回線に接続した構成図
である。
である。
【図2】 データ保管領域管理装置が各制御ボードのデ
ータ保管装置の割り当てを管理している状態を表してい
るものである。
ータ保管装置の割り当てを管理している状態を表してい
るものである。
【図3】 サーバシステムの構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】 商用回線を利用したサーバとして動きを表し
ているフローチャートである。
ているフローチャートである。
1、1−1、1−2、1−3、・・・、1−m サーバ
システム 2 スイッチング機器 3 ルータ 4 インターネットなどの商用回線 5−1、・・・、5−n 端末 10、10−1、10−2、10−3 制御ボード 11 データ保管領域管理装置 12 データ保管装置 12−1、12−2、12−3 データ保管領域 13 バックアップ装置 15 ケーブル 16 ハブ 101 CPU 102 稼働監視回路 103 起動プログラム内蔵ROM 104 データ保管インターフェース部 105 外部インターフェース部 106 メモリ
システム 2 スイッチング機器 3 ルータ 4 インターネットなどの商用回線 5−1、・・・、5−n 端末 10、10−1、10−2、10−3 制御ボード 11 データ保管領域管理装置 12 データ保管装置 12−1、12−2、12−3 データ保管領域 13 バックアップ装置 15 ケーブル 16 ハブ 101 CPU 102 稼働監視回路 103 起動プログラム内蔵ROM 104 データ保管インターフェース部 105 外部インターフェース部 106 メモリ
Claims (10)
- 【請求項1】 端末とサーバとが商用回線を介して接続
されるサーバシステムにおいて、 稼働状況を監視する稼働監視回路を備える制御ボードを
複数と、端末と送受信するデータを保管するデータ保管
装置とをサーバに設け、前記制御ボードに前記データ保
管装置のデータ保管領域を対応させデータ保管領域管理
装置で管理することを特徴とするサーバシステム。 - 【請求項2】 端末とサーバとが商用回線を介して接続
されるサーバシステムにおいて、 端末と送受信するデータを保管するデータ保管装置と稼
働状況を監視する稼働監視回路を備える制御ボードをサ
ーバに設け、前記データ保管装置のデータ保管領域をデ
ータ保管領域管理装置で管理することを特徴とするサー
バシステム。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のサーバシステム
において、前記稼働監視回路は必要に応じてリセット信
号をCPUに出力することを特徴とするサーバシステ
ム。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載のサーバシス
テムにおいて、前記稼働監視回路は、割り込みを発生さ
せCPU、或いは、ソフトウェアの監視することを特徴
とするサーバシステム。 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載のサーバシス
テムにおいて、前記稼働監視回路は、ウォッチドッグタ
イマであることを特徴とするサーバシステム。 - 【請求項6】 請求項1または2記載のサーバシステム
において、前記制御ボードには、起動プログラム内蔵R
OMを備え、CPUリセット時、起動プログラムを読み
出し起動することを特徴とするサーバシステム。 - 【請求項7】 請求項1または2記載のサーバシステム
において、前記制御ボードには、保管データインターフ
ェース部を備え、前記データ保管領域監視装置を介して
前記データ保管装置とデータの入出力を行うことを特徴
とするサーバシステム。 - 【請求項8】 請求項1または2記載のサーバシステム
において、前記データ保管装置は二重化されることを特
徴とするサーバシステム。 - 【請求項9】 請求項8記載のサーバシステムにおい
て、前記データ保管領域監視装置は、さらに、バックア
ップ装置を備えることを特徴とするサーバシステム。 - 【請求項10】 請求項1または2記載のサーバシステ
ムにおいて、前記制御ボードには、外部インターフェー
ス部を備え、商用回線に接続されることを特徴とするサ
ーバシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000232164A JP2002041375A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | サーバシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000232164A JP2002041375A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | サーバシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002041375A true JP2002041375A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18724888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000232164A Pending JP2002041375A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | サーバシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002041375A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179052A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Lg Phillips Lcd Co Ltd | パターン形成方法及びそれを用いた液晶表示素子の製造方法 |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000232164A patent/JP2002041375A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179052A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Lg Phillips Lcd Co Ltd | パターン形成方法及びそれを用いた液晶表示素子の製造方法 |
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