JP2002041180A - データセンター用建築物、およびデータセンター用建築物内に配備されたコンピュータシステム - Google Patents

データセンター用建築物、およびデータセンター用建築物内に配備されたコンピュータシステム

Info

Publication number
JP2002041180A
JP2002041180A JP2000231555A JP2000231555A JP2002041180A JP 2002041180 A JP2002041180 A JP 2002041180A JP 2000231555 A JP2000231555 A JP 2000231555A JP 2000231555 A JP2000231555 A JP 2000231555A JP 2002041180 A JP2002041180 A JP 2002041180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information processing
data center
processing device
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000231555A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Uchida
研一 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KNOWLEDGE PARTNERS KK
Original Assignee
KNOWLEDGE PARTNERS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KNOWLEDGE PARTNERS KK filed Critical KNOWLEDGE PARTNERS KK
Priority to JP2000231555A priority Critical patent/JP2002041180A/ja
Publication of JP2002041180A publication Critical patent/JP2002041180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 耐震、耐水害、耐気候を有すると共に、金
属等を腐食しない気体の消化設備を持つ建築物内にデー
タセンターのコンピュータと経営コンサルタント会社の
コンピュータとがLANによって接続されている。 【解決手段】 建築物は、耐震、耐水害、耐気候を有す
ると共に、接点等の金属が腐食しない気体による消化設
備を備えている。データセンターあるいは経営コンサル
タント会社の所有するコンピュータにショートのような
障害により火災が発生しても、前記金属を腐食しない気
体からなる消化設備を備えていれば、コンピュータが水
没することなく、消化後に正常な動作を行うことができ
る。前記建築物の内部において、データセンターのコン
ピュータと経営コンサルタント会社のコンピュータは、
LANによって接続されており、異なる会社であって
も、情報のやり取りを一つ会社内のように行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データセンターと
経営コンサルタント会社との情報処理装置が耐震、耐水
害、耐気候、耐火性、予備電源設備等を有する同じ建築
物に収容されており、データセンターに集められたデー
タによって品質の高い経営分析を容易に行うことができ
るデータセンター用建築物、およびデータセンター用建
築物内に配備されたコンピュータシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、企業は、自分が集めた情報に基づ
いて経営分析、あるいはマーケティング等を行ってい
た。しかし、近年、企業は、情報や経営分析およびマー
ケティングを行う手段を持たずに、外部に外注するアウ
トソーシングに頼るようになってきた。企業自身が集め
るデータには、数に限度があるだけでなく、経営分析の
質を十分に高めることが困難な場合がある。また、これ
らのデータは、危機管理上、別の場所に保管する必要が
ある。たとえば、各企業は、集めた情報を自分の情報処
理装置より安全な建築物として構築されているデータセ
ンターに蓄積しておき、災害時等に備えている。
【0003】また、経営分析あるいはマーケティング
は、一つの企業で行うには、収集する情報に限度がある
ため、経営コンサルタント会社に任せた方が多くのデー
タを参考にするため、良い結果が得られる。しかし、原
状では、企業、データセンター、経営コンサルタント会
社がそれぞれ独自の情報処理装置によって、それぞれの
能力をできるだけ発揮できるようにしている。
【0004】図3は従来のデータセンター内のコンピュ
ータを説明するための図である。図3において、A社な
いしZ社は、図示されていない各社における情報処理装
置を有すると共に、危機管理上、データセンター31に
電話回線、専用回線、またはインターネット等の回線を
介して接続し、データセンター31内の情報処理装置に
データを蓄積している。そして、各社は、必要なデータ
を必要な時にデータセンター31の情報処理装置から得
るようにしている。データセンター31は、防火・災害
対策等が完備した建築物30内に情報処理装置を有し、
各社のデータ管理と共に、危機管理に対する管理も行っ
ている。
【0005】データセンター31におけるコンピュータ
32は、たとえば、A社の情報処理装置が、A社専用の
情報処理装置か、あるいは専用のメモリ領域Aにアクセ
スできるインタフェースAを介して接続できるようにす
る。前記インタフェースAは、他社あるいはハッカー等
がアクセスできないように工夫された公知または周知の
技術を使用しているものである。データセンター31に
おけるコンピュータ32は、各社AないしZのデータを
管理するアプリケーション(a)、(b)、・・・を所
有して、これらによってデータを管理している。
【0006】図4は従来の経営コンサルタント会社のコ
ンピュータを説明するための図で、(b)において、図
3の(a)と接続されている。図4において、A社ない
しZ社における情報処理装置は、専用回線またはインタ
ーネット等の回線、およびインタフェースA′ないし
Z′を介して経営コンサルタント会社41のコンピュー
タ42に接続されている。また、経営コンサルタント会
社41のコンピュータ42は、各社から集められたデー
タを各社のメモリ領域A′ないしZ′に一旦蓄積する。
【0007】また、前記コンピュータ42は、前記メモ
リ領域A′ないしZ′に蓄積されたデータを基にして、
アプリケーション(イ)、(ロ)、・・・によって、経
営分析、あるいはマーケティングを作業領域A″ないし
Z″において行っている。経営コンサルタント会社41
のコンピュータ42は、多くのクライアントからデータ
が集められているため、データセンター31と同様に、
防災・災害対策完備建築40内に設ける必要がある。
【0008】図5は従来の経営コンサルタント会社にお
ける経営分析を説明するための図である。図5におい
て、クライアントA社511は、図示されていない電話
回線、専用回線、またはインターネット等を介して経営
コンサルタント会社41にアクセスし、データを送付す
る(ステップ512)。経営コンサルタント会社41に
おけるインタフェースA′は、契約されているクライア
ントA社からの送付されたデータであるか否かをチェッ
クする(ステップ513)。
【0009】前記インタフェースA′は、正しいクライ
アントAからのデータであると判断した場合、データを
受領する(ステップ514)。そして、経営コンサルタ
ント会社41のコンピュータ42により、メモリ領域
A′に記憶する(ステップ515)。経営コンサルタン
ト会社41のコンピュータ42は、アプリケーション
(イ)等により、クライアントAのデータが所定の量に
達したか否かを調べる(ステップ516)。前記コンピ
ュータ42は、データが所定の量に達していない場合、
所定の量になるまで待つ。
【0010】次に、前記コンピュータ42は、データが
所定の量に達したと判断した場合、そのデータが経理情
報であるか否かを調べる(ステップ517)。前記コン
ピュータ42は、前記データが経理情報である場合、経
営分析ソフトを起動させる(ステップ518)。経営分
析が終了した場合、前記コンピュータ42は、その結果
を図示されていない表示装置に表示する(ステップ51
9)。
【0011】経営コンサルタント会社42のコンサルタ
ントは、経営分析結果を見て、満足する結果が出ていれ
ば、経営分析結果を出力する(ステップ521)。前記
コンサルタントは、経営分析結果を見た場合、経営分析
結果に修正を加える必要があると判断した場合、修正を
加える(ステップ522)。
【0012】ステップ517において、前記コンピュー
タ42は、データが経理情報でないと判断した場合、デ
ータがマーケティング情報であるか否かを調べる(ステ
ップ523)。以降ステップ524からステップ528
は、経理情報の分析と同様な処理を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、データセンタ
ー31および経営コンサルタント会社41は、クライア
ントの大切なデータを預かったり、あるいは情報処理を
行うため、危機管理上通常の建築物と違い、耐震、耐
火、耐気候、停電に対する備えを有する建築物が必要で
ある。また、データセンター31と経営コンサルタント
会社41とは、仕事上全く関係がないため、クライアン
トのデータは、データセンター31に蓄積され、そのデ
ータが一定量(たとえば、一月分)になるとクライアン
トを経由して、経営コンサルタント会社41に渡され、
分析された後、またクライアントに返信されていた。
【0014】すなわち、データセンター31と経営コン
サルタント会社41とは、仕事上関係がないため、これ
らを一緒にしょうとする考えが無かった。本出願人は、
データセンターと経営コンサルタント会社とを同じ危機
管理のできた建築物内に入れることにより、別々の建築
物に入るより建築費が安価であるだけでなく、クライア
ントとデータセンター、およびクライアントと経営コン
サルタント会社を結ぶ回線およびインタフェースが一つ
で済み、データセンターと経営コンサルタント会社の接
続は、同じ会社であるかのようにローカルエリアネット
ワーク(以下、単にLANと記載する)を設置すること
ができる。
【0015】さらに、経営コンサルタント会社によって
分析されたデータは、データセンター内に蓄積してお
き、クライアントがいつでも必要な際にデータセンター
から取り出して、見ることができる。すなわち、大切な
データは、データセンター内に一つあればよいことにな
る。
【0016】本発明は、従来の課題を解決するコンピュ
ータの新しい接続方法で、コストが安価で、データの処
理速度が早く、かつセキュリティを向上させることがで
きるデータセンター用建築物、およびデータセンター用
建築物内に配備されたコンピュータシステムを提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】(第1発明)本発明のデ
ータセンター用建築物は、風水害および激震によっても
情報処理装置の作業が継続できる耐候および耐震構造を
持つ建築物10において、停電に際し、自動的に前記情
報処理装置を作動させる予備電源設備と、火災の発生に
際し、前記情報処理装置を損傷させない消火設備と、デ
ータセンター11の情報処理装置111および経営コン
サルタント会社12の情報処理装置15と、前記両情報
処理装置を互いに接続するLAN13と、データセンタ
ー11の情報処理装置111にクライアントのみがアク
セスできるインタフェース(AないしZ)と、を備えて
いることを特徴とする。
【0018】(第2発明)本発明のデータセンター用建
築物内に配備されたコンピュータシステムは、耐震およ
び耐風水害構造、予備電源設備、気体による消火設備を
持つ建築物10内において、クライアント(Aないし
Z)の情報処理装置から配信されるデータが第3者から
の侵入を防止するインタフェース(AないしZ)を介し
て接続されているデータセンター11の情報処理装置1
11と、複数のクライアント(AないしZ)のデータを
蓄積できる前記データセンター11の情報処理装置11
1における記憶領域(AないしZ)と、前記データセン
ター11の情報処理装置111とLAN13を介して接
続されている経営コンサルタント会社12の情報処理装
置15と、前記経営コンサルタント会社12の情報処理
装置15に設けられている作業領域17と、前記経営コ
ンサルタント会社12の情報処理装置15を動かす経営
分析ソフトウエアが格納されている記憶媒体と、から構
成されていることを特徴とする。
【0019】(第3発明)本発明のデータセンター用建
築物内に配備されたコンピュータシステムは、経営コン
サルタント会社12の情報処理装置15において、前記
データセンター11から配信されるデータを経営コンサ
ルタント会社12のコンピュータ15におけるソフトウ
エアの環境に合ったデータ形式に変換するデータ変換手
段14を備えていることを特徴とする。
【0020】(第4発明)本発明のデータセンター用建
築物内に配備されたコンピュータシステムにおける経営
コンサルタント会社12の情報処理装置15において、
前記データ変換手段14は、データを変換する際に、元
のデータ形式とクライアント名を記憶しておき、前記情
報処理装置15によって経営分析を行った後のデータを
元のデータ形式に変換してデータセンター11における
クライアント(AないしZ)の記憶領域(AないしZ)
に返信することを特徴とする。
【0021】(第5発明)本発明のデータセンター用建
築物内に配備されたコンピュータシステムにおいて、前
記データセンター11とクライアント(AないしZ)と
の情報処理装置111は、電話回線、専用回線またはイ
ンターネットによって接続されていることを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1発明)データセンターと経
営コンサルタント会社は、風水害および激震によっても
情報処理装置の作業が継続できたり、あるいはデータが
破損しないような耐候および耐震構造を持つ建築物内に
入っている。また、前記建築物は、停電に際し自動的に
前記情報処理装置を作動させる予備電源設備を備えてい
る。さらに、前記建築物は、万が一火災が発生しても、
前記情報処理装置を損傷させずに消火できる、たとえ
ば、炭酸ガス等の金属等を腐食させない気体からなる消
火設備を備えている。
【0023】前記建築物内に設置された、データセンタ
ーの情報処理装置および経営コンサルタント会社の情報
処理装置は、LAN等によってあたかも同じ会社内であ
るかのように、互いに接続されている。また、クライア
ントの情報処理装置から配信されるデータは、第3者か
らの侵入を防止するためにデータセンターに設けられた
インタフェースを介してデータセンター内のメモリ領域
に記憶される。
【0024】データセンターには、多くのクライアント
からデータが集められ、それぞれ決められた情報処理装
置、あるいはメモリ領域に蓄積されている。経営コンサ
ルタント会社は、前記情報処理装置、あるいはメモリ領
域に蓄積されている多くのデータに着目し、データセン
ター内の経営コンサルタント部であるかのようにデータ
を利用することができる。データセンターは、コンピュ
ータの管理およびデータを蓄積しておく技術を持ってい
るが、経営コンサルタントという専門の分野に疎い。経
営コンサルタントは、コンピュータを使用して経営の分
析等を行うことができるが、データの管理等が必ずしも
専門ではない。
【0025】すなわち、データセンターと経営コンサル
タント会社とは、コンピュータを使用することで共通し
ても、専門分野が異なるため、全く異なる業界であっ
た。本出願人は、異なる業界であっても、同じ設備の建
築物内で、同じデータを扱うことにより、設備費の節
約、データの安全性、高い品質で且つ迅速な経営分析等
が得られることを発見した。
【0026】(第2発明)本発明の耐震および耐風水害
構造、予備電源設備、気体による消火設備を持つ建築物
内において、データセンターの情報処理装置は、第3者
がアクセスできないようなインタフェースが設けられて
いる。前記インタフェースは、決められたクライアント
のみがデータセンターの情報処理装置にアクセスできる
ようになっており、クライアントの情報処理装置から配
信されるデータが第3者に渡るのを防止している。デー
タセンターにおける情報処理装置の記憶領域は、複数の
クライアントのデータをそれぞれ別に蓄積できる。
【0027】前記データセンターの情報処理装置は、同
じ建築物内で、LAN等を介して経営コンサルタント会
社の情報処理装置に接続されている。経営コンサルタン
ト会社の情報処理装置は、経営分析等を行った後のデー
タを蓄積する必要がないため、経営分析等を行うのに必
要な作業領域があればよい。経営分析等の結果は、デー
タセンターに返し、そこで蓄積される。したがって、経
営コンサルタント会社は、データを蓄積する大きな記憶
領域を必要としない。経営コンサルタント会社の必要な
ものは、経営分析用のソフトウエアを格納する記憶領
域、あるいはこれらの作業を行う作業領域があればよ
い。すなわち、異業種であるデータセンターと経営コン
サルタント会社とが同じ建築物内にいるということは、
それぞれの専門分野に必要な設備に多くの費用をかける
ことができ、互いに無駄な設備を省略することができ
る。
【0028】(第3発明)クライアントは、それぞれの
データ形式によって、データを所有している。データセ
ンターは、単にデータを預かるという点で、前記データ
形式にそれほどこだわることなく、そのままデータを記
憶しておけばよい。しかし、経営コンサルタント会社
は、クライアントのデータを基にして、経営分析等を行
う必要がある。そこで、データセンターから配信される
データは、LANを介して経営コンサルタント会社の情
報処理装置に送付される際に、前記データを経営コンサ
ルタント会社のコンピュータにおけるソフトウエアの環
境に合ったデータ形式、たとえば、XML形式、に変換
する必要がある。したがって、経営コンサルタント会社
の情報処理装置は、データセンターから配信されるデー
タをデータ変換手段によって所望のデータ形式に変換す
る。
【0029】(第4発明)経営コンサルタント会社の情
報処理装置における前記データ変換手段は、データを変
換する際に、元のデータ形式とクライアント名を記憶し
ておく。前記データ変換手段は、経営コンサルタント会
社の情報処理によって経営分析等を行った後、前記記憶
されているクライアントのデータ形式に変換して、経営
分析等のデータをデータセンターに返信する。経営コン
サルタント会社は、データセンターに集められる多くの
データをあたかも自分が集めたデータであるかのように
経営分析等を行うことができるため、経営分析等の学習
効果を発揮することができる。経営コンサルタント会社
は、データセンターのデータに基づいて経営分析等を行
えるのは当然契約によって決められたクライアントだけ
である。しかし、経営コンサルタント会社は、データセ
ンターと同じ建物内にいるため、契約外のデータを勝手
に流用するようなことは会社の信用上あり得ない。
【0030】(第5発明)前記データセンターとクライ
アントとの情報処理装置は、電話回線、専用回線、また
はインターネット等を介して接続されている。また、前
記情報処理装置は、前記回線の複数を接続できるように
して、危機管理を行うことができる。さらに、インター
ネット等を介して、データを送る場合、データを暗合化
することにより送る。このようにして、暗合化されたデ
ータは、データセンターに蓄積される場合、そのままの
状態で蓄積し、経営コンサルタント会社に配信される場
合、前記変換手段によって所定のデータ形式に変換す
る。
【0031】
【実 施 例】図1は本発明の一実施例で、防災・災害
等の対策がなされた建築物内にデータセンターと経営コ
ンサルタント会社のコンピュータが設けられている例を
説明するための図である。図1において、A社ないしZ
社は、各社にコンピュータAないしZを有すると共に、
危機管理上、データセンター11に電話回線、専用回
線、またはインターネット等の回線を介して接続され、
データセンター11内のコンピュータ111、またはメ
モリ領域Aないしメモリ領域Zにデータを蓄積してい
る。
【0032】そして、各AないしZ社は、必要なデータ
を必要な時にデータセンター11のコンピュータ111
から配信してもらっている。データセンター11は、激
震に耐える設備、風水害に耐える構造、火災が起きて
も、たとえば、炭酸ガス等コンピュータの接点等を腐食
しないガスによる消火設備、停電時による予備電源とを
有する危機管理完備建築物10内に設けられている。
【0033】データセンター11におけるコンピュータ
111は、たとえば、A社専用の情報処理装置か、ある
いは専用のメモリ領域Aにアクセスできるインタフェー
スAを介して接続される。前記インタフェースAは、他
社あるいはハッカー等がアクセスできないように工夫さ
れたものである。データセンター11におけるコンピュ
ータ111は、各社AないしZのデータを管理するアプ
リケーション(a)、(b)、・・・を所有して、これ
らによってデータを管理している。
【0034】さらに、本実施例は、経営コンサルタント
会社12が前記危機管理完備建築物10内に入ってい
る。すなわち、データセンター11のコンピュータ11
1と経営コンサルタント会社12のコンピュータ15と
は、LAN13およびデータ変換手段14を介して接続
されている。また、前記コンピュータ15は、経営分析
やマーケティング等を行うアプリケーション(イ)、
(ロ)、・・・を備えており、経営分析、あるいはマー
ケティング等を作業領域17により行っている。また、
経営コンサルタント会社12のコンピュータ15は、デ
ータセンター11のようにクライアントのデータを蓄積
する必要がないため、記憶容量の大きなメモリ手段18
を必要としない。
【0035】クライアントA社ないしZ社のデータ形式
は、様々であるが、経営コンサルタント会社12におけ
る経営分析等のアプリケーション(イ)、(ロ)、・・
・のデータ形式が決められている。そのため、前記デー
タ変換手段14は、前記アプリケーション(イ)、
(ロ)、・・・に合ったデータ形式、たとえば、XML
形式に変換する。前記データ変換手段14は、前記デー
タを決められたデータ形式に変換する際に、クライアン
ト名および元のデータ形式を記憶しておく必要がある。
そして、記憶されたクライアント名とデータ形式は、経
営分析等を終了した際に、その分析結果等を元のデータ
形式に変換した後、データセンター11のクライアント
のメモリ領域に返信する。
【0036】図2は本発明の一実施例で、データセンタ
ーから経営コンサルタント会社において、経営分析を行
うまでを説明するための図である。図2において、クラ
イアントA社211は、図示されていない電話回線、専
用回線、またはインターネット等を介してデータセンタ
ー11にアクセスし、データを送付する(ステップ21
2)。データセンター11におけるインタフェースA
は、契約されているクライアントA社からの送付された
データであるか否かを調べる(ステップ213)。
【0037】前記インタフェースAは、正しいクライア
ントA社からのデータであると判断した場合、データを
受領する(ステップ214)。そして、データセンター
11のコンピュータ111により、メモリ領域Aに記憶
する(ステップ215)。データセンター11のコンピ
ュータ111は、アプリケーション(a)等により、ク
ライアントA社のデータが所定の量に達したか否かを調
べる(ステップ216)。前記コンピュータ111は、
データが所定の量に達していない場合、所定の量になる
まで待つ。前記所定の量に設定したのは、たとえば、一
月分の経理データに基づいて経営分析を行うような場合
である。したがって、前記所定の量は、分析するものに
よって変えることができる。
【0038】次に、前記コンピュータ111は、データ
が所定の量に達したと判断した場合、そのデータが経理
情報であるか否かを調べる(ステップ217)。前記コ
ンピュータ111は、前記データが経理情報である場
合、そのデータを経営コンサルタント会社12にLAN
13を介して送付する(ステップ218)。前記処理
は、経営コンサルタント会社12がLAN13を介し
て、データセンター11のコンピュータ111に問い合
わせるようにすることもできる。次に、LAN13を介
して送られてきたデータは、データ変換手段14に渡さ
れ、所定のデータ形式に変換される(ステップ21
9)。
【0039】前記データ変換手段14によって所定のデ
ータ形式に変換されたデータは、所定の領域、たとえ
ば、メモリ手段18に記憶される(ステップ220)。
前記データ変換手段14は、データを変換する際に元の
データ形式がどのような形式であるか否か、クライアン
トがA社であるか否かを調べる(ステップ221)。調
べた結果であるデータ形式およびクライアント名は、所
定の領域に記憶される(ステップ222)。
【0040】所定量のデータは、経営コンサルタント会
社12の経営分析等のアプリケーション(イ)、
(ロ)、・・・を起動させる(ステップ223)。前記
アプリケーション(イ)、(ロ)、・・・の起動は、前
記のように自動的に起動する場合、あるいはコンピュー
タ15のオペレータによる起動のいずれを選択すること
もできる。コンピュータ15による、経営分析が終了し
た場合、前記コンピュータ15は、その結果を図示され
ていない表示装置に表示する(ステップ224)。
【0041】経営コンサルタント会社12のコンサルタ
ントは、経営分析結果を見て、満足する結果が出ていれ
ば、経営分析結果を出力する(ステップ226)。前記
コンサルタントは、経営分析結果を見た場合、経営分析
結果に修正を加える必要があると判断した場合、修正を
加える(ステップ227)。経営分析の結果は、前記記
憶されている元のデータ形式およびクライアント名を基
にして、変換され、データセンター11のメモリ領域A
に送付される(ステップ229)。
【0042】次に、前記メモリ領域Aに記憶された経営
分析結果は、クライアントA社がデータセンター11に
アクセスした場合、コンピュータ111がインタフェー
スAを介してデータを送ることができるか否かを調べる
(ステップ230)。コンピュータ111が前記経営分
析結果を送れると判断した場合、クライアントA社に前
記データを送付する。
【0043】ステップ217において、前記コンピュー
タ15は、データが経理情報でないと判断した場合、デ
ータがマーケティング情報であるか否かを調べる(図示
されていない)。以降のステップは、経理情報の場合と
同様な処理を行う。分析と同様な処理を行う。
【0044】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、
本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱する
ことがなければ、種々の設計変更を行うことが可能であ
る。本発明の実施例は、情報処理手段、アプリケーショ
ン、あるいはブロック構成図そのものについて詳述して
いないが、周知あるいは公知のものを使用することがで
きる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、データセンターに集め
られたデータをLANを介して同じ会社であるかのよう
に経営コンサルタント会社が使用できるため、経営コン
サルタント会社にとって特別なインタフェースが不要で
ある。また、経営コンサルタント会社にデータを集めて
おく必要がないため、コンピュータの記憶領域が小さい
もので済むため、ハードウエアの費用が安価になる。
【0046】本発明によれば、経営コンサルタント会社
は、データセンターに集まる多くのデータを使用して経
営分析等を行うことができるため、多くのデータを基に
した結果を得ることができると共に、これらを基にして
学習効果を発揮することができ、品質の高い経営分析が
可能になる。
【0047】本発明によれば、経営分析等のコストを安
価にするだけでなく、データセンターに集められたデー
タを使用するため、経営分析等が早く品質の高いものを
得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、防災・災害等の対策がな
された建築物内にデータセンターと経営コンサルタント
会社のコンピュータが設けられている例を説明するため
の図である。
【図2】本発明の一実施例で、データセンターから経営
コンサルタント会社において、経営分析を行うまでを説
明するための図である。
【図3】従来のデータセンター内のコンピュータを説明
するための図である。
【図4】従来の経営コンサルタント会社のコンピュータ
を説明するための図で、(b)において、図3の(a)
と接続されている。
【図5】従来の経営コンサルタント会社における経営分
析を説明するための図である。
【符号の説明】
10・・・危機管理完備建築物 11・・・データセンター 111・・コンピュータ(データセンター) 12・・・経営コンサルタント会社 13・・・LAN 14・・・データ変換手段 15・・・コンピュータ(経営コンサルタント会社) 16・・・アプリケーション 17・・・作業領域 18・・・メモリ手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風水害および激震によっても情報処理装置
    の作業が継続できる耐候および耐震構造を持つ建築物に
    おいて、 停電に際し、自動的に前記情報処理装置を作動させる予
    備電源設備と、 火災の発生に際し、前記情報処理装置を損傷させない消
    火設備と、 データセンターの情報処理装置および経営コンサルタン
    ト会社の情報処理装置と、 前記両情報処理装置を互いに接続するLANと、 データセンターの情報処理装置にクライアントのみがア
    クセスできるインタフェースと、 を備えていることを特徴とするデータセンター用建築
    物。
  2. 【請求項2】耐震および耐風水害構造、予備電源設備、
    気体による消火設備を持つ建築物内において、 クライアントの情報処理装置から配信されるデータが第
    3者からの侵入を防止するインタフェースを介して接続
    されているデータセンターの情報処理装置と、 複数のクライアントのデータを蓄積できる前記データセ
    ンターの情報処理装置における記憶領域と、 前記データセンターの情報処理装置とLANを介して接
    続されている経営コンサルタント会社の情報処理装置
    と、 前記経営コンサルタント会社の情報処理装置に設けられ
    ている作業領域と、 前記経営コンサルタント会社の情報処理装置を動かす経
    営分析ソフトウエアが格納されている記憶媒体と、 から構成されていることを特徴とするデータセンター用
    建築物内に配備されたコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】経営コンサルタント会社の情報処理装置に
    おいて、 前記データセンターから配信されるデータを経営コンサ
    ルタント会社のコンピュータにおけるソフトウエアの環
    境に合ったデータ形式に変換するデータ変換手段を備え
    ていることを特徴とする請求項2記載のデータセンター
    用建築物内に配備されたコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】経営コンサルタント会社の情報処理装置に
    おいて、 前記データ変換手段は、データを変換する際に、元のデ
    ータ形式とクライアント名を記憶しておき、前記情報処
    理装置によって経営分析を行った後のデータを元のデー
    タ形式に変換してデータセンターにおけるクライアント
    の記憶領域に返信することを特徴とする請求項3記載の
    データセンター用建築物内に配備されたコンピュータシ
    ステム。
  5. 【請求項5】前記データセンターとクライアントとの情
    報処理装置は、電話回線、専用回線またはインターネッ
    トによって接続されていることを特徴とする請求項2記
    載のデータセンター用建築物内に配備されたコンピュー
    タシステム。
JP2000231555A 2000-07-31 2000-07-31 データセンター用建築物、およびデータセンター用建築物内に配備されたコンピュータシステム Pending JP2002041180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231555A JP2002041180A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 データセンター用建築物、およびデータセンター用建築物内に配備されたコンピュータシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231555A JP2002041180A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 データセンター用建築物、およびデータセンター用建築物内に配備されたコンピュータシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002041180A true JP2002041180A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18724379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000231555A Pending JP2002041180A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 データセンター用建築物、およびデータセンター用建築物内に配備されたコンピュータシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002041180A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012407A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Taisei Corp データセンター用建物
CN103487365A (zh) * 2013-09-23 2014-01-01 山东省计算中心 腐蚀性气体对数据中心设备影响的实时评估系统及方法
CN104458546A (zh) * 2013-09-22 2015-03-25 岳晓楠 一种腐蚀性气体对数据中心设备影响的实时评估系统及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012407A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Taisei Corp データセンター用建物
CN104458546A (zh) * 2013-09-22 2015-03-25 岳晓楠 一种腐蚀性气体对数据中心设备影响的实时评估系统及方法
CN103487365A (zh) * 2013-09-23 2014-01-01 山东省计算中心 腐蚀性气体对数据中心设备影响的实时评估系统及方法
CN103487365B (zh) * 2013-09-23 2015-07-29 山东省计算中心 腐蚀性气体对数据中心设备影响的实时评估系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110020934A (zh) 一种电子税务局系统
CN111949444A (zh) 一种基于分布式服务集群的数据备份与恢复系统及方法
CN102148841A (zh) 一种远程监控多操作系统的方法
Junglas et al. Recovering IT in a disaster: Lessons from Hurricane Katrina.
JP2002041180A (ja) データセンター用建築物、およびデータセンター用建築物内に配備されたコンピュータシステム
Hecht Business continuity management
JP2013178665A (ja) バックアップシステム
CN113507392B (zh) 网络运维方法、装置、电子设备、介质和程序产品
US7103034B1 (en) Approach for tracking internet protocol telephony devices in networks
Nikolovski et al. On the requirements for successful business continuity in the context of disaster recovery
CN102420856A (zh) 一种数据处理方法和设备
Stephens Protecting records
JP5128338B2 (ja) 地震時映像自動通報装置
CN108809995B (zh) 一种防止破译云主机密码的管理控制系统
Tian et al. Data Centers
JP2001184233A (ja) リモートメンテナンスシステム、リモートメンテナンス方法およびリモートメンテナンスプログラムを記録した記録媒体
Clark et al. Investigating resiliency of infrastructure against hurricane events: A review
JP4502847B2 (ja) 音声ネットワークの異常検知方法と音声ネットワーク用異常検出装置および異常検出システム
CN116366471A (zh) Nfv安全防护产品的共享方法及装置
JP2008227578A (ja) ネットワークシステム管理システム及びネットワーク管理運用方法
FATALIYEV et al. RESEARCH OF CYBER RESILIENCE OF CRITICAL INFRASTRUCTURES OF SCIENCE TRANSFORMED BASED ON INDUSTRY 4.0 APPLICATIONS
Veldenz et al. Creating the Complete Environment for the Survival of a Bank
US20080270156A1 (en) System and method for information technology service strategy
Radding Disaster!; IT managers who have hit nature's curveballs share what they learned when hurricanes, floods, tornadoes and other calamities tested their disaster recovery plans
Lee et al. Disaster recovery planning for information systems