JP2002032118A - Dcsエンジニアリング支援システム - Google Patents

Dcsエンジニアリング支援システム

Info

Publication number
JP2002032118A
JP2002032118A JP2000214410A JP2000214410A JP2002032118A JP 2002032118 A JP2002032118 A JP 2002032118A JP 2000214410 A JP2000214410 A JP 2000214410A JP 2000214410 A JP2000214410 A JP 2000214410A JP 2002032118 A JP2002032118 A JP 2002032118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
dcs
hierarchy
equipment
plant hierarchy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000214410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4196396B2 (ja
Inventor
Satoshi Okada
智 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2000214410A priority Critical patent/JP4196396B2/ja
Publication of JP2002032118A publication Critical patent/JP2002032118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4196396B2 publication Critical patent/JP4196396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出来るだけ少ない時間と労力のエンジニアリ
ングにより、対象プラントのプラント階層を効率的に構
築するDCSエンジニアリング支援システムを提供す
る。 【解決手段】 対象プラントのDCSを構築するDCS
エンジニアリング支援システムであって、DCSの制御
機能及び操作監視機能部門の設計に必要な対象プラント
のプラント階層を構築し、各階層を定義するサブシステ
ムとして、プラント階層を構成する設備のうち、DCS
が動作するために必要な設備を自動的に登録する手段
と、プラント特有の設備を登録する手段とを備えている
ことを特徴とするDCSエンジニアリング支援システム
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象プラントの分
散型総合計装制御システム(Distributed Control Syst
em、以下、DCSと言う)を構築するDCSエンジニア
リング支援システムに関し、更に詳細には、第1には、
DCSの制御機能及び操作監視機能部門の設計に必要
な、対象プラントのプラント階層を定義し、構築する
際、少ない時間と労力で効率的にプラント階層を定義
し、構築するDCSエンジニアリング支援システムに関
するものであり、第2には、DCSの制御機能及び操作
監視機能部門の設計に必要な対象プラントのプラント階
層を表示する表示装置を備えたDCSエンジニアリング
支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、化学工場、石油化学工場、石油精
製工場、半導体装置製造工場等では、プラントが、益
々、多様化し、大規模化し、複雑化している。その結
果、プラントを運転するオペレータにとって、プラント
の運転、即ちプラントを構成する多数の機器、操作弁、
制御器等の操作及びそれらに係わるプロセス条件設定
が、極めて難しくなっている。そこで、オペレータに代
わって、プラント全体を総合的にかつ横断的に監視し、
制御しつつ、多数の機器、操作弁、制御器等の動作を自
動的に監視し、制御し、操作するDCSが、多用されて
いる。
【0003】ところで、DCSは、極めて多数の制御
器、操作弁及び計器を制御システム内に備え、それらの
多数の制御器、操作弁及び計器の動作を、常時、監視
し、制御するシステムであるから、DCSを設計する
際、エンジニアが手作業でDCSを設計していたので
は、膨大な人手と時間を要し、場合によっては設計ミス
も生じる。そこで、DCSの設計に当たっては、エンジ
ニアのエンジニアリングを支援するために、コンピュー
タで構成されたDCSエンジニアリング支援システムが
使用されている。優れた機能を発揮するDCSを構築す
るためには、多数の制御器、操作弁及び計器の動作を、
常時、監視し、制御する、DCSの制御機能及び操作監
視機能部門の設計が最も重要であって、万一、DCSの
制御機能及び操作監視機能部門の設計が満足できるもの
でないと、DCSが、意図した通りには、良好に機能し
ないという結果になる。
【0004】プラントは、多数の機器、操作弁、制御器
等を備えた各種の装置、或いは設備の集合体である一
方、DCSは各種の装置、設備に属する機器、操作弁、
制御器の動作を横断的に監視し、制御するシステムであ
るから、DCSエンジニアリング支援システムを使っ
て、DCSの制御機能及び操作監視機能部門を設計する
際には、装置及び設備の集合体であるプラントを解析
し、機器、操作弁、制御器のレベルまで、プラントを分
解する必要がある。そこで、DCSエンジニアリング支
援システムを使って、DCSを構築する際には、通常、
集合体であるプラントを、装置又は設備に区分し、更に
は装置又は設備を更に下位のカテゴリに区分して、集合
体であるプラントを上位カテゴリから下位カテゴリに階
層化したプラント階層を定義し、構築している。
【0005】ここで、図5を参照して、プラント階層を
説明する。図5はプラント階層の一例を示すブロック図
である。プラント階層とは、ISA(Instrument Socie
ty of America )SP88で示される企業モデルの階層
構造に対応させて、プラントを構成する構成要素を階層
化した階層構造である。プラント階層は、標準的にいっ
て、図5に示すように、階層順に、上位から下位に向か
って、サイト(Site)、エリア(Area)、プロセス・セ
ル(Process Cell)、ユニット(Unit)、機器モジュー
ル(Equipment Module)、制御モジュール(Control Mo
dule)、及び要素(Element )の階層で構成される。
【0006】DCSの制御機能及び操作監視機能部門の
設計では、プラント階層は、プラントを階層化して、最
適な制御、監視機構を形成する上で必要である。例え
ば、操作監視のセキュリティをオペレータ毎に確立する
上では、プラントを上位カテゴリから順次下位カテゴリ
に区分して、或る順位以下のカテゴリにセキュリティを
掛けて特定のアクションを規制する。また、アラーム等
のメッセージのグルーピングを行う上では、或る順位以
下のカテゴリのアラームをグルーピングして、アラーム
の緊急度を区分する。また、バッチ運転のプラントで
は、バッチ運転時の設備の切り換えの際、切り換える設
備のグルーピングにも利用することがある。
【0007】つまり、DCSは、プラントで発生した種
々、様々なメッセージ、例えばプロセスの異常アラーム
をプラント階層の上位/下位関係によって分類(グルー
ピング)し、管理する。また、DCSは、プラント階層
を使って、プラントの操作・監視上でプラントの運転に
従事するオペレータの許容範囲を制限する、つまりセキ
ュリティを確立することができる。
【0008】プラント階層で言うサイトとは、プラント
を地域的に区分する際の最も上位のカテゴリであって、
工場全体を意味することもあり、また、プラントを地域
的に区画した際の大区分を意味することもある。例えば
プラントが石油精製工場の場合、プラントは、精製装置
群を集結させたオンサイトと、精製装置群に供給する原
油を貯蔵する原油タンク群、精製装置群で精製された製
品油を貯蔵する製品タンク群、精製装置群にスチーム、
水、電力等のユーティリテイを供給するユーティリテイ
設備等を配置したオフサイトとから構成されている。サ
イトは、一つ以上のエリアで構成される。エリアとは、
サイトの次の下位カテゴリ、つまりサイトを更に地域的
に区画した呼称であって、一つの制御ステーションで制
御できる区域を言う。例えばオンサイトは、′A′エリ
ア、′B′エリア等から構成され、一方、エリアは一つ
以上のプロセス・セルで構成される。プロセス・セルと
は、一つの生産ライン、一つのプロセス装置を意味し、
例えば石油精製工場では常圧蒸留装置を言い、ユニット
で構成される。ユニットとは、プロセス・セルを構成す
る単位であって、プロセス・セルが常圧蒸留装置のとき
には、例えば常圧蒸留塔、加熱炉、熱交換器、ポンプ等
を言う。反応装置であれば、反応釜を言う。ユニット
は、一つ以上の機器モジュールで構成される。機器モジ
ュールとは、例えば配管のバルブ、計器等の最も細分化
された構成要素を言う。
【0009】また、プラントを構成する一つの設備は、
制御的には、図6に示すように、デフォルト設備とカス
タム設備とに大別される。図6はプラントを構成する設
備を説明するブロック図である。デフォルト設備は、D
CSが動作するために必要な設備であって、DCSの仕
様に基づいて一意的に決まる設備である。カスタム設備
は、プラント特有の設備であり、プラントに特有する制
御・監視の手法に依存して、つまりユーザの所望に応じ
て必要になる設備であって、例えば制御ドローイングを
跨がった或る纏まった単位である。図6に示すステーシ
ョンとは、プラント階層がエリアである、制御ステーシ
ョン、即ちエリア毎に設けられる制御ステーションであ
って、DCSの仕様に基づいてタグの構成が決まると、
構成が一意的に決定されるデフォルト設備である。な
お、タグとは、機器に付する付票であって、実質的には
タグナンバーを意味する。ドローイングとは、制御ルー
プが纏まった制御ドローイングであって、そのプラント
階層はプラント・セルである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、DCSの制御機能及び操作監視機能部門を設計する
ためには、DCSの制御及び操作監視下に置く対象プラ
ントのプラント階層を構築し、各階層を定義することが
必要である。しかし、プラント階層を構築し、各階層を
定義する際、DCS設計を支援する従来のエンジニアリ
ング・システムには、以下の問題があった。第1には、
プラント階層を構築するに当たり、その都度、対象プラ
ントを構成する全ての設備と設備同士の上下関係を定義
し、全てのタグについて、そのタグが所属する設備を指
定する必要があった。タグは、通常、3000〜100
00個位ある。従って、従来のDCSエンジニアリング
支援システムを使って、プラントの制御機能及び操作監
視機能を構築しようとすると、膨大な時間と労力を要す
るという問題があった。
【0011】第2には、各設備を登録するビルダと、タ
グの上位設備名を指定するビルダとが相互に独立してお
り、プロジェクト全体、つまりDCSの構築プロジェク
ト全体で、プラント階層を視覚的に階層表示する機能が
なかった。つまり、表形式上で、上下関係が明示されて
おらず、一目で判らなかった。また、一つの設備やタグ
を指定して、そのプラント階層上での上下関係を知る機
能がなかった。ここで、各設備を登録するビルダの各設
備とは、制御ステーション、制御ドローイング、ユニッ
ト、プロジェクトデータベースを意味し、また、ビルダ
とは、プラント階層・データベースを作るツールを意味
し、登録するとは、プラント階層データベースに登録す
ることを意味する。
【0012】そこで、本発明の目的は、以上の問題を解
決して、第1には、出来るだけ少ない時間と労力のエン
ジニアリングにより、対象プラントのプラント階層を効
率的に構築するDCSエンジニアリング支援システムを
提供することであり、第2には、プロジェクト全体でタ
グを含めてプラント階層を表示するようにしたDCSエ
ンジニアリング支援システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るDCSエンジニアリング支援システム
(以下、第1の発明と言う)は、対象プラントのDCS
を構築するDCSエンジニアリング支援システムであっ
て、DCSの制御機能及び操作監視機能部門の設計に必
要な対象プラントのプラント階層を構築し、各階層を定
義するサブシステムとして、プラント階層を構成する設
備のうち、DCSが動作するために必要な設備を自動的
に登録する手段と、プラント特有の設備を登録する手段
とを備えていることを特徴としている。
【0014】本発明では、「プラント階層を構成する設
備」とは、プラントをISA SP88で規定している
階層モデルにマッピングしたときの構成要素であって、
具体的には、前述したサイト、エリア、セル、ユニッ
ト、及び機器モジュールの階層毎の設備、機器を言う。
「DCSが動作するために必要な設備」とは、デフォル
ト設備であって、制御ステーション、制御ドローイン
グ、ユニット計器等を言う。「プラント特有の設備」と
は、エンジニアリングに依存するカスタム設備であっ
て、プラント階層をどのように利用するのかによって決
まる設備、或いはユーザの所望によって設ける設備なの
で、必ずあるとは限らない。更に言えば、DCSエンジ
ニアリング支援システムのエンジニアリング機能がグル
ーピングしている以外のグルーピング、例えば複数の制
御ドローイングを一つの設備に捉えて、セキュリティを
かけたり、メッセージをフィルタリングすることもあ
る。
【0015】従来は、プラント階層を構築するために
は、エンジニアリング上で出現する全ての設備、タグを
登録し、その上下関係を入力することが必要であった
が、本発明では、プラント特有の設備、即ちユーザ特有
の定義のみを入力すればよいので、入力作業を著しく簡
略し、DCSのエンジニアリングの生産性を向上させる
ことができる。
【0016】実用的には、サブシステムが、入力装置
と、エンジニアリング・システムと、プラント階層デー
タベース・ファイルとを備え、エンジニアリング・シス
テムが、DCSが動作するために必要な設備を自動的に
登録する手段として、DCS基本要素を作成するDCS
基本要素作成手段と、デフォルト設備のプラント階層を
作成するデフォルト設備作成手段とを有し、プラント特
有の設備を登録する手段として、カスタム設備のプラン
ト階層を作成するカスタム設備作成手段を有し、作成し
たプラント階層のデータをプラント階層データベース・
ファイルに記憶させる。
【0017】上記目的を達成するために、本発明に係る
DCSエンジニアリング支援システム(以下、第2の発
明と言う)は、対象プラントのDCSを構築するDCS
エンジニアリング支援システムであって、DCSの制御
機能及び操作監視機能部門の設計に必要な対象プラント
のプラント階層を表示する装置として、プラント階層の
データベースとタグのデータベースからプラント階層を
表示するためのデータを作成する手段と、作成したデー
タをプラント階層の表示画面に階層表示する手段と、特
定の設備を検索する手段とを有するプラント階層表示装
置を備えていることを特徴としている。
【0018】本発明で、「プラント階層のデータベー
ス」とは、設備名、形式、コメント、上位設備名等のプ
ラント階層を表示するためのデータを記憶しているデー
タベースである。また、「タグのデータベース」とは、
タグに関する全てのデータを記憶しているデータベース
である。「作成したデータをプラント階層の表示画面に
階層表示する手段」とは、作成したデータを表示画面に
プラント階層に従って表示する手段を意味する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、実
施形態例に基づいて本発明をより詳細に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係るDCSエンジニアリ
ング支援システムの実施形態の一例であって、図1は本
実施形態例のDCSエンジニアリング支援システムの要
部の構成を示すブロック図、及び図2はプラント階層デ
ータベース・ファイルの構成を示すブロック図である。
本実施形態例のDCSエンジニアリング支援システム
は、システムの要部、即ちDCSの制御機能及び操作監
視機能部門の設計に必要な対象プラントのプラント階層
を定義するサブシステム10として、図1に示すよう
に、入力装置12と、エンジニアリング・システム14
と、プラント階層データベース・ファイル16とを備え
ている。
【0020】エンジニアリング・システム14は、入力
装置12から入力されたデータを監視して、プラントを
制御・監視するために必要なデータベースを作成するシ
ステムであって、DCS基本要素作成手段18、デフォ
ルト設備作成手段20、及びカスタム設備作成手段22
を備えており、コンピュータの既知の構成の中央演算装
置によって構成されている。入力装置12は、キーボー
ドやマウスなどの通常の入力手段を備え、DCSの構築
に従事するエンジニアよって入力された設計データをエ
ンジニアリング・システム14のDCS基本要素作成手
段18及びカスタム設備作成手段22に出力する。
【0021】プラント階層データベース・ファイル16
は、図2に示すようなプラント階層を登録したデータベ
ースである。尚、図2は、デフォルト設備と、ユーザ定
義設備とを論理的に分離して示している。DCS基本要
素作成手段18は、入力装置12から入力された設計デ
ータに基づいてDCSを構成するステーション、タグな
どの基本要素を作成する手段である。また、DCS基本
要素作成手段18は、プラント階層を構成するデフォル
ト設備に相当する基本要素を作成する際には、必要なデ
ータをデフォルト設備作成手段20に出力する。デフォ
ルト設備作成手段20は、指定されたDCS基本要素を
デフォルト設備としてプラント階層データベース・ファ
イル16に登録する。構築したDCSの操作監視システ
ムは、プラント階層データベース・ファイル16に基づ
いて動作する。カスタム設備作成手段22は、入力装置
12から入力されたプラントに特有の設備情報、つまり
ユーザ所望の設備情報を、カスタム設備として、プラン
ト階層データベース・ファイル16に登録する。
【0022】更に説明すると、エンジニアリング・シス
テムは、プラントを制御・監視するために必要なプラン
ト階層データベースを作成するツールであって、マウ
ス、キーボード等の入力装置から入力されたデータを監
視する。そして、作製されたDCSシステムは、データ
ベースに記憶されているデータに基づいて動作する。仮
に、プログラミングにより制御するようなシステムで
は、DCSシステムの構築に多大な労力と時間を要す
る。DCSを構成する基本要素には、制御ステーショ
ン、タグ以外に、例えば制御ドローイングがある。ま
た、バッチ式プラントでは、ユニット計器がある。ま
た、指定されたDCS基本要素とは、デフォルト設備に
相当する基本要素、例えば制御ステーション、制御ドロ
ーイング、ユニット計器等を言う。
【0023】以上の構成のDCSエンジニアリング支援
システムを使うことによって、プラント階層を構築する
際、従来のように1から、つまり白紙の状態から作らな
くて済むので、時間と手間を要することなく、プラント
階層を構築し、各階層を定義することができる。大抵の
場合、デフォルト設備のグルーピングを基に、更にグル
ーピングし、新たにユーザ定義設備であるカスタム設備
を追加し、その上下関係を定義するのみで、プラント階
層を構築することができる。
【0024】また、プラント階層の構築、各階層の定義
が用意になるので、プラントから発生したメッセージの
フィルタリングや、操作監視のセキュリティを木目細か
くエンジニアリングできるようになる。メッセージのフ
ィルタリングとは、メッセージ、例えばアラームをフィ
ルタリングして、或る特定の設備より上下関係の低い、
例えばプロセス・セルから出るアラームのみを抽出する
ことを言う。操作監視のセキュリティとは、オペレータ
にある特定の設備以下のタグのみしか操作できないよう
にすることを言う。DCSで決定した制御ステーション
や制御ドローイングのグルーピングが粗すぎる場合があ
っても、例えば、10000個のタグのうち、複数の制
御ステーションに点在する数10点のタグをある設備に
割り付けておき、それに対して操作、監視できるように
することができるので、プラントから発生したメッセー
ジのフィルタリングや、操作監視のセキュリティを木目
細かくエンジニアリングできる。
【0025】実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明に係るDCSエンジニアリ
ング支援システムの実施形態の一例であって、図3は本
実施形態例のDCSエンジニアリング支援システムの要
部の構成を示すブロック図、及び図4はプラント階層表
示装置に表示したプラント階層ビューワの表示例であ
る。本実施形態例のDCSエンジニアリング支援システ
ムは、システムの要部、即ちプラント階層表示装置30
として、図3に示すように、入力装置32と、プラント
階層表示装置本体34と、プラント階層ビューワとして
設けられたCRT表示装置36と、対象プラントを構成
する設備の階層情報を登録したプラント階層データベー
ス・ファイル38と、対象プラントの構成要素に付され
たタグとその上位設備を登録したタグデータベース・フ
ァイル40とを備えている。
【0026】入力装置32は、キーボードやマウスなど
の通常の入力手段を備え、DCSの構築に従事するエン
ジニアよって、CRT表示装置36に表示したい設備
名、検索条件データが入力される。プラント階層表示装
置本体34は、コンピュータの既知の構成の中央演算装
置によって構成され、階層表示手段42、設備検索手段
44、及びプラント階層表示データ作成手段46を備え
ている。プラント階層表示データ作成手段46は、プラ
ント階層データベース・ファイル38とタグデータベー
ス・ファイル40から設備名、コメント、形式、上位設
備名を読み出して、プラント階層表示データを作成し、
メモリ装置に記憶させる。階層表示手段42は、プラン
ト階層表示データのうち入力装置12から入力されたれ
た設備のプラント階層のデータをCRT表示装置36に
表示する。設備検索手段44は、入力装置12から入力
された設備のプラント階層のデータをプラント階層表示
データから検索し、階層表示手段42に設備のプラント
階層の表示指令を出力し、CRT表示装置36に表示さ
せる。設備のプラント階層のデータは、図4に示すよう
に、CRT表示装置36の表示画面上に表示される。
【0027】ここで、表示したい設備名とは、例えば制
御ステーション、ユニット計器を言う。検索条件データ
とは、設備名、形式を言う。設備のプラント階層とは、
設備に割り当てられたプラント階層の形式、つまりサイ
ト、エリア、プロセス・セル等を言う。また、プラント
階層表示データとは、CRT表示装置36に表示するデ
ータを言う。CRT表示装置36は、プラント階層ビュ
ーワであって、例えば図4に示すように、表示画面にプ
ラント階層を表示する。
【0028】プラント階層の応用例として、プラント階
層毎のセキュリティの確立がある。例えば、以下のよう
なプラント階層をユーザが作ったとする。この例では、
ユーザが作った設備はMYDRWである。 MYDRWの設備で、例えば、ある人にはReadを許
容するが、Writeを許容しない等のセキュリティを
掛けたいとする。その場合、以下のような定義をセキュ
リティ・ビルダで入力する。 ユーザ名 設備名 Read Write CHIEF STN001 OK OK USER1 DRW001 OK OK USER1 MYDRW OK NG
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば、プラント階層を構
築し、各階層を定義するサブシステムとして、プラント
階層を構成する設備のうち、DCSが動作するために必
要な設備を自動的に登録する手段と、プラント特有の設
備を登録する手段とを備えることにより、以下の効果が
ある。 (1)プラント階層のエンジニアリングが簡単になる。 (2)その結果、プラントから発生したメッセージのフ
ィルタリングや、操作監視のセキュリティを木目細かく
エンジニアリングできるようになる。第2の発明によれ
ば、プラント階層を表示する装置として、プラント階層
のデータベースとタグのデータベースからプラント階層
を表示するためのデータを作成する手段と、作成したデ
ータをプラント階層の表示画面に階層表示する手段と、
特定の設備を検索する手段とを有するプラント階層表示
装置を備えることにより、以下の効果がある。 (1)タグを含めたプラント階層を視覚的に階層表示で
きるため、エンジニアリング状況が簡単に把握でき、結
果的にエンジニアリング効率が向上する。 (2)セキュリティビルダやグラフィックビルダなどで
設備名の入力支援になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のDCSエンジニアリング支援シ
ステムの要部の構成を示すブロック図である。
【図2】プラント階層データベース・ファイルの構成を
示すブロック図である。
【図3】実施形態例2のDCSエンジニアリング支援シ
ステムの要部の構成を示すブロック図である。
【図4】プラント階層表示装置に表示したプラント階層
ビューワの表示例である。
【図5】プラント階層の一例を示すブロック図である。
【図6】プラントを構成する設備を説明するブロック図
である。
【符号の説明】
10 実施形態例1のDCSエンジニアリング支援シス
テムの要部 12 入力装置 14 エンジニアリング・システム 16 プラント階層データベース・ファイル 18 DCS基本要素作成手段 20 デフォルト設備作成手段 22 カスタム設備作成手段 30 実施形態例のDCSエンジニアリング支援システ
ムに設けたプラント階層表示装置 32 入力装置 34 プラント階層表示装置本体 36 CRT表示装置 38 プラント階層データベース・ファイル 40 タグデータベース・ファイル 42 階層表示手段 44 設備検索手段 46 プラント階層表示データ作成手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象プラントのDCSを構築するDCS
    エンジニアリング支援システムであって、DCSの制御
    機能及び操作監視機能部門の設計に必要な対象プラント
    のプラント階層を構築し、各階層を定義するサブシステ
    ムとして、 プラント階層を構成する設備のうち、DCSが動作する
    ために必要な設備を自動的に登録する手段と、 プラント特有の設備を登録する手段とを備えていること
    を特徴とするDCSエンジニアリング支援システム。
  2. 【請求項2】 サブシステムが、入力装置と、エンジニ
    アリング・システムと、プラント階層データベース・フ
    ァイルとを備え、 エンジニアリング・システムが、DCSが動作するため
    に必要な設備を自動的に登録する手段として、DCS基
    本要素を作成するDCS基本要素作成手段と、デフォル
    ト設備のプラント階層を作成するデフォルト設備作成手
    段とを有し、プラント特有の設備を登録する手段とし
    て、カスタム設備のプラント階層を作成するカスタム設
    備作成手段を有し、作成したプラント階層のデータをプ
    ラント階層データベース・ファイルに記憶させることを
    特徴とする請求項1に記載のDCSエンジニアリング支
    援システム。
  3. 【請求項3】 対象プラントのDCSを構築するDCS
    エンジニアリング支援システムであって、DCSの制御
    機能及び操作監視機能部門の設計に必要な対象プラント
    のプラント階層を表示する装置として、 プラント階層のデータベースとタグのデータベースから
    プラント階層を表示するためのデータを作成する手段
    と、 作成したデータをプラント階層の表示画面に階層表示す
    る手段と、 特定の設備を検索する手段とを有するプラント階層表示
    装置を備えていることを特徴とするDCSエンジニアリ
    ング支援システム。
JP2000214410A 2000-07-14 2000-07-14 Dcsエンジニアリング支援システム Expired - Fee Related JP4196396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000214410A JP4196396B2 (ja) 2000-07-14 2000-07-14 Dcsエンジニアリング支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000214410A JP4196396B2 (ja) 2000-07-14 2000-07-14 Dcsエンジニアリング支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002032118A true JP2002032118A (ja) 2002-01-31
JP4196396B2 JP4196396B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=18709989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000214410A Expired - Fee Related JP4196396B2 (ja) 2000-07-14 2000-07-14 Dcsエンジニアリング支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4196396B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004038930A (ja) * 2002-02-12 2004-02-05 Fisher Rosemount Syst Inc 汎用性の高いプロセス制御システム用コントローラ
JP2004234655A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Fisher Rosemount Syst Inc プロセス制御システムおよび安全システムを備えるプロセスプラントにおける統合型診断
JP2004272914A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Fisher Rosemount Syst Inc プロセスイベントのデータヒストリアンへの自動リンク
JP2005056876A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Fujitsu Ltd イオン注入の不純物濃度分布用パラメータにおける多階層構造のデータベース及びそれのデータ抽出プログラム
JP2013178717A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Mitsubishi Electric Corp 設計編集装置及び設計編集プログラム
US9792000B2 (en) 2014-03-18 2017-10-17 Mitsubishi Electric Corporation System construction assistance apparatus, method, and recording medium

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004038930A (ja) * 2002-02-12 2004-02-05 Fisher Rosemount Syst Inc 汎用性の高いプロセス制御システム用コントローラ
JP2004234655A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Fisher Rosemount Syst Inc プロセス制御システムおよび安全システムを備えるプロセスプラントにおける統合型診断
JP2004272914A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Fisher Rosemount Syst Inc プロセスイベントのデータヒストリアンへの自動リンク
JP2005056876A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Fujitsu Ltd イオン注入の不純物濃度分布用パラメータにおける多階層構造のデータベース及びそれのデータ抽出プログラム
JP4641144B2 (ja) * 2003-08-01 2011-03-02 富士通株式会社 イオン注入の不純物濃度分布用パラメータにおける多階層構造のデータベース及びそれのデータ抽出プログラム
JP2013178717A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Mitsubishi Electric Corp 設計編集装置及び設計編集プログラム
US9792000B2 (en) 2014-03-18 2017-10-17 Mitsubishi Electric Corporation System construction assistance apparatus, method, and recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP4196396B2 (ja) 2008-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101697031B1 (ko) 시스템 구축 지원 툴 및 시스템
JP2022081507A (ja) 遠隔デバイスにストリーム配信するための方法及び装置
US8356257B2 (en) Method and system for generating a control system user interface
US20070239291A1 (en) Runtime human-machine interface for process control having enhanced view hierarchy navigation controls
US20070260982A1 (en) Runtime human-machine interface for process control having enhanced graphical views of detailed control information
JPWO2002035302A1 (ja) プラント制御監視装置
WO2018087864A1 (ja) 情報表示装置及び情報表示システム並びに表示画面制御方法
JP4820265B2 (ja) エンジニアリング装置
JP2019003642A (ja) リモートデバイスへのバッチ及び連続プロセス制御データの分散のためのシステム及び装置
CN102176330A (zh) 一种核电站成组控制方法及其系统
WO2007121227A2 (en) Industrial automation human-machine interface
CN102707701B (zh) 储运监控管理系统及方法
JP2002032118A (ja) Dcsエンジニアリング支援システム
US20040093188A1 (en) Plant operation supporting device
JP2015087988A (ja) アラート表示装置および方法
JP2014092956A (ja) プラント監視制御システム及びプログラム
CN101763576A (zh) 带有QCode模块的发电厂EAM系统和该系统的Qcode访问方法
JPS62125402A (ja) バツチ制御装置
CN113728286B (zh) 画面数据生成系统、画面数据生成方法及记录介质
Žemla et al. Remote data acquisition using cloud database
Vach et al. Management of a company-wide module pool for modular plants
US20090089698A1 (en) Automation visualization schema with zooming capacity
JP4517342B2 (ja) プラント運転支援装置
JP5291531B2 (ja) 制御支援方法、制御支援プログラム、および、制御支援装置
Lane et al. 1.2 Computer Configurations of Supervisory Units

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080921

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees