JP2002028055A - 消臭機能付エアマット及びベット - Google Patents
消臭機能付エアマット及びベットInfo
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
ンテナンスの負担が少なく、長期間安定的に除去するこ
とが可能な機能を有するベット用のマット及びベットを
提供すること。 【解決手段】マットの支持面の少なくとも一部がエアセ
ルで構成されるエアマットであって、前記支持面にエア
を供給するエア放出手段、前記エアセル及びエア放出手
段にエアを供給するためのエア供給手段、前記支持面か
らエアを回収するためのエア回収手段、回収されたエア
から臭気を除去するための臭気除去手段を備えた消臭機
能付エアマット。このエアマットを備えたベッド。
Description
ット及びこのアエマットを用いたベットに関する。
社会への突入と介護保険制度のスタートにより、介護用
ベットの需要は増大し、かつ介護用ベットへの新たな性
能の付加が望まれている。その一つに臭気の除去機能が
ある。使用者から発せられる臭気を長期間安定的に除去
することができれば、使用者自身にとっても、介護者に
とっても、快適性は向上する。そこで、消臭機能付のベ
ットが、提案されている。
ットに活性炭を包含させ、活性炭の吸着力により消臭効
果を得る方法が記載されている。特開平11-89892号公報
には、抗菌処理したプラスチック製の繊維を立体的に集
合させ、熱湯消毒や蒸気消毒が可能なベットが開示され
ている。いずれも、消臭のために電気エネルギーを必要
としない点で有利である。しかし、前者は活性炭の吸着
寿命と取り替えの問題があり、後者は、プラスチックの
抗菌性の持続に疑問が残る。それに対して、特開平10-1
4989号公報には、ベッドの上方(使用者の頭の方)から
送風し、後方に風を受けるカバーを取り付けて、空気の
流れで消臭する方法が開示されている。しかし、この方
法は実用性の点で問題がある。例えば、消臭のための消
費電力が大きかったり、風により使用者の体温が奪われ
たりといった問題である。
は種々の空気清浄機が開発され、実用されている。しか
るに、ベットの消臭に適した物は知られていない。
ら発せられる臭気を、メインテナンスの負担が少なく、
長期間安定的に除去することが可能な機能を有するベッ
ト用のマット及びベットを提供することにある。
面の少なくとも一部がエアセルで構成されるエアマット
であって、前記支持面にエアを供給するエア放出手段、
前記エアセル及びエア放出手段にエアを供給するための
エア供給手段、前記支持面からエアを回収するためのエ
ア回収手段、回収されたエアから臭気を除去するための
臭気除去手段を備えたことを特徴とする消臭機能付エア
マットに関する。さらに本発明は、上記本発明のエアマ
ットを備えたベッドに関する。
図1に基づいて説明する。図中、1は、マットの支持面
の少なくとも一部がエアセル10で構成されるエアマッ
トである。マットの支持面は、マットに横たわるか、ま
たは座る使用者(人体)を支持する面である。エアマッ
ト1は、好ましくは、マットの支持面のほぼ全面が複数
のエアセル10で構成される。エアセル10の数やサイ
ズ、形状は、公知のエアマットと同様とすることができ
る。例えば、エアセル10は、マットの長手方向と直交
して設けられた筒状体であることができ、例えば、この
筒状体の一方または両方の端部に後述のエア供給手段2
からのエアを供給するためのパイプ21が接続される。
エアセル10は、支持面にエアを供給するエア放出手段
11を有する。エア放出手段11は、例えば、微細な孔
であることができ、エアセル10の支持面に設けるエア
放出手段11としての微細な孔のサイズや数は、エアセ
ル10の寸法やエア放出量等を考慮して適宜決定でき
る。尚、エア放出量は通常は2〜4リットル/分程度に
設定されるがこれに限定されるものではない。
段11にエアを供給するためのエア供給手段である。エ
ア供給手段2は、例えば、エアポンプであることができ
る。エア供給手段2から、パイプ21を介して各エアセ
ル10にエアが供給される。尚、図中の矢印はエアの流
れる方向を示す。また、各エアセル10へのエアの供給
は、全てのエアセル10に均等に行うことができるが、
必要により、複数のエアセル10を1つ置きに2つのグ
ループに分け、いずれかのグループに交互にエアの供給
を行うこともできる。これにより、床ずれを軽減するこ
とができる。あるいは、複数のエアセル10を2つ置き
に3つのグループに分け、いずれかのグループに順次エ
アの供給を行うことで、床ずれを軽減することもでき
る。
収するためのエア回収手段である。エア回収手段3は、
例えば、エア回収用の孔31(図示せず)を1つ又は2つ
以上有する筒状体であることができ、エアセル10と並
行するように、各エアセル10の間に、エアセル10と
交互に設けることができる。また、エア回収用の孔31
のサイズや数は、各エアセル10から供給されるエア量
とほぼバランスするようにエアを回収出来るように設定
することが好ましい。エア回収手段3は、その筒状体の
形状やサイズには特に制限はないが、エア回収手段3が
マット上の人体と接触することを防止する(エアセル1
0のみが人体と接触するようにする)という観点から
は、断面のサイズはエアセル10の断面のサイズより小
さいことが好ましい。例えば、エア回収手段3の断面の
サイズは、エアセル10の断面のサイズの5〜50%程
度であることが適当である。具体的には、エアセル10
の断面のサイズは、例えば、5.0〜20.0cmの範
囲であり、エア回収手段3の断面のサイズは、例えば、
0.4〜1.0cmの範囲であることができる。また、
エア回収手段3は、硬質材料で構成されていても良い
が、人体に接触した場合の負担を低減出来ると言う観点
から、軟質の材料で構成されていてもよい。
エアセル10と並行するように、各エアセル10の間
に、エアセル10と交互に設けることができるが、エア
回収用の孔31の位置や、エア回収用パイプ41との接
続様式には、図2〜7に示すように種々のバリエーショ
ンがありえる。図2に示す態様は、エア回収用の孔31
が等間隔で設けられたエア回収手段3が連続している様
式で、連続したエア回収手段3の一端がエア回収用パイ
プ41と接続している。図3に示す態様は、エア回収用
の孔31が等間隔で設けられたエア回収手段3が独立し
て、その一端でエア回収用パイプ41と接続している。
図4に示す態様は、エア回収用の孔31が等間隔で設け
られたエア回収手段3が独立して、交互に対向する一端
でエア回収用パイプ41と接続している。図5に示す態
様は、エア回収用の孔31が等間隔で設けられたエア回
収手段3が独立して、その両端でエア回収用パイプ41
と接続している。図6に示す態様は、エア回収用の孔3
1がエア回収手段3の末端(一方の端)に設けられ、他
方の端でエア回収用パイプ41と接続している。図7に
示す態様は、エア回収手段3を各エアセル10の間に、
エアセル10と交互に設けたものではなく、各エアセル
10の両端付近に各エアセル10と直交するように、エ
ア回収用の孔31が等間隔で設けられたエア回収手段3
を設けた態様である。
されたエアから臭気を除去するための臭気除去手段であ
る。臭気除去手段4には、エア回収手段3からパイプ4
1を介してエアが回収される。臭気除去手段4は、臭気
を除去あるいは低減できるものであれば、特に制限はな
く、例えば、公知の吸着剤を収納し、回収されたエアと
接触させることで臭気を除去あるいは低減するものであ
ることができる。但し、連続的にかつ保守の手間がかか
らないという観点からは、臭気除去手段4は、光触媒を
含むものであることが好ましい。光触媒としては、酸化
チタンを挙げることができる。また、光触媒は、酸化チ
タンを基体に担持し、さらに多孔質体との混合物とした
光触媒複合体であることもできる。酸化チタンを担持す
る基体は、例えば、粒状または繊維状等のガラス、セラ
ミックスまたはプラスチックであることができる。ま
た、多孔質体は活性炭、シリカゲル、ゼオライト及び添
着炭からなる群から選ばれる少なくとも1種の物質であ
ることができ、形状は例えば、粒状または繊維状である
ことができる。さらに、光触媒を含む臭気除去手段4
は、光供給手段を備える。光供給手段は、光触媒に活性
化のための光を供給するものであり、例えば、酸化チタ
ンの場合、ブラックライトであることができる。
には室内のエアを取り入れ、臭気除去手段4で臭気を除
去されたエアを室内に放出することもできるが、臭気除
去手段4で臭気を除去されたエアをエア供給手段2に循
環することもできる。このような構造とすることで、臭
気除去手段4によるエアの回収をエア供給手段2による
吸引力で行うことができるため、1つの動力源でマット
のエアの循環を行うことができるという利点がある。ま
た、エア回収手段3によるエアの回収は、エアセルの場
合と同様に複数のエア回収手段3を2つ以上のグループ
に分けて、順次行うこともできるが、全てのエア回収手
段3から常時均等にエアを回収することもできる。
たベッドも包含する。例えば、本発明のベットは、本発
明のエアマットのエアセル10及びエア回収手段3をベ
ットの床面に設け、ベットの床下に臭気除去手段4及び
エア回収手段3を設けたものであることができる。
せられる臭気を、メインテナンスの負担が少なく、長期
間安定的に除去することが可能な機能を有するエアマッ
ト及びベットを提供することが可能になる。
段3のバリエーション(連結吸引タイプ))の説明図。
段3のバリエーション(片側吸引タイプ))の説明図。
段3のバリエーション(交互片側吸引タイプ))の説明
図。
段3のバリエーション(両端吸引タイプ))の説明図。
段3のバリエーション(マット中央吸引タイプ))の説
明図。
段3のバリエーション(サイド吸引タイプ))の説明
図。
Claims (5)
- 【請求項1】マットの支持面の少なくとも一部がエアセ
ルで構成されるエアマットであって、前記支持面にエア
を供給するエア放出手段、前記エアセル及びエア放出手
段にエアを供給するためのエア供給手段、前記支持面か
らエアを回収するためのエア回収手段、回収されたエア
から臭気を除去するための臭気除去手段を備えたことを
特徴とする消臭機能付エアマット。 - 【請求項2】臭気除去手段が光触媒を含むものである請
求項1に記載のエアマット。 - 【請求項3】光供給手段を備える請求項2に記載のエア
マット。 - 【請求項4】臭気除去手段で臭気を除去されたエアが、
エア供給手段に循環される請求項1または2に記載のエ
アマット。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載のエア
マットを備えたベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000216200A JP2002028055A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 消臭機能付エアマット及びベット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000216200A JP2002028055A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 消臭機能付エアマット及びベット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002028055A true JP2002028055A (ja) | 2002-01-29 |
Family
ID=18711500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000216200A Pending JP2002028055A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 消臭機能付エアマット及びベット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002028055A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005000206A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Shimizu Corp | 医療・介護用脱臭装置 |
JP2009279307A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Sanyo Electric Co Ltd | ベッド装置 |
JP2010201037A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Aisin Seiki Co Ltd | 空気温度可変機能付き寝具の掛布団 |
JP7553309B2 (ja) | 2020-10-06 | 2024-09-18 | ミネベアミツミ株式会社 | カバー、カバー構造、気体情報取得装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000028163A (ja) * | 1998-07-07 | 2000-01-25 | Daikin Ind Ltd | 空気清浄装置 |
JP2000175973A (ja) * | 1998-12-16 | 2000-06-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 寝台及びそれを備えた建物ユニット |
-
2000
- 2000-07-17 JP JP2000216200A patent/JP2002028055A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000028163A (ja) * | 1998-07-07 | 2000-01-25 | Daikin Ind Ltd | 空気清浄装置 |
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